JPH0357171B2 - - Google Patents
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- JPH0357171B2 JPH0357171B2 JP55093152A JP9315280A JPH0357171B2 JP H0357171 B2 JPH0357171 B2 JP H0357171B2 JP 55093152 A JP55093152 A JP 55093152A JP 9315280 A JP9315280 A JP 9315280A JP H0357171 B2 JPH0357171 B2 JP H0357171B2
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Description
立方晶型窒化硼素(Cubic BN、以下CBNと
略す)はダイヤモンドに次ぐ高硬度の物質であ
り、超高圧高温下で合成される。現在既に研削用
砥粒として使用されており、また切削用途には
CBNを金属Coなどで結合した焼結体が一部に使
用されている。このCBNを金属で結合した焼結
体は切削工具として使用した場合、結合金属相の
高温での軟化による耐摩耗性の低下や、被削材金
属が溶着し易い為に工具が損傷するといつた欠点
がある。本発明は、このような金属で結合した焼
結体でなく、高強度で耐熱性に優れた硬質金属化
合物を結合相とした切削工具等の工具用途に適し
た新しいCBN焼結体の製造方法に関するもので
ある。 発明者等は先に高硬度で且つ熱伝導率が極めて
高いというCBNの特徴を生かした工具用焼結体
として、CBNを周期律表第4a,5a,6a族金属の
炭化物、窒化物、硼化物、硅化物からなる化合物
で結合した高硬度の工具用焼結体を開発し特許出
願している(特開昭53−77811号、同53−139609
号)。 発明者等は更に工具用焼結体に要求される耐摩
耗性、強靭性の面から広範囲な検討を行い、特に
切削工具材料に適した焼結体の製造方法に到達し
たのである。 CBNは前記した如く高硬度であり耐熱性、耐
摩耗性に優れた物質である。このCBNのみを焼
結する試みは種々なされているが、これには例え
ば特公昭39−8948号に記されている如く、約
70kb以上、1900℃以上の超高圧、高温下で焼結
する必要がある。現状の超高圧・高温装置でもこ
のような高圧・高温条件を発生させることはでき
るが、工業的規模に装置を大型化した場合、高
圧・高温発生部の耐用回数が制約され実用的でな
い。また、CBNのみの焼結体は硬度は高いが、
工具として使用した場合の靭性が劣る。 発明者等はCBNの結合材として周期率表第4a
族の遷移金属であるTi、Zr、Hfの炭化物、窒化
物、炭窒化物と、Wおよび/またはWCと、Al又
はAlとTi、Zr、Hfの金属間化合物、AlN、
AlB2、Al2O3、Ti2AlN、Zr2AlNのいずれか一種
以上と、Cu又はCuとTi、Zr、Hfとの金属間化合
物のいずれか一種以上を用い更に適切な製造条件
を見出すことによつて、従来にない耐摩耗性と靭
性を有するCBN焼結体を得ることができた。ま
た高圧相型窒化硼素の別の形態であるウルツ鉱型
窒化硼素についても同様の検討を行い、CBNを
用いた場合と類似した結果を得た。 以下CBNを硬質耐摩耗成分として使用した焼
結体について詳細に述べるが、ウルツ鉱型もしく
はCBNとウルツ鉱型窒化硼素の混合物を用いた
場合も同様のことが言える。 CBN焼結体の切削工具としての用途は鋼や鋳
鉄の高硬度材(例えば焼入れ鋼や高硬度のロール
等)の切削加工やスーパーアロイ等の難削材の加
工等が考えられる。一般の鋼や鋳鉄等を切削する
場合も同様であるが、特にこのような用途に対し
ては工具材料が高硬度で耐摩耗性に優れているの
みでなく強靭性にも優れていることが要求され
る。 前述したCBNを金属Coで結合した焼結体では
耐摩耗性や耐熱性の点でも実用的に充分な性能を
有しているとは言えないが、特に断続的に衝撃が
加わるような切削加工用途に対しては靭性が不足
しており、殆んど使用できなかつた。発明者等の
先願(特願昭52−113987号)に述べたように、結
合材として周期律表第4a,5a,6a金属の炭化物、
窒化物、炭窒化物を用い、CBNの粒度及び組成
と結合相の分布状態等を適切に制御すれば、この
ような断続切削等の用途にも適用できる高性能の
焼結体が得られる。 しかしながら、例えば、複雑な形状の高硬度の
焼入鋼をフライス切削や旋削する場合には、やは
り工具刃先の欠損が生じ問題であつた。 本発明者等は、焼結体の靭性を向上させるため
にはCBN−CBN及びCBN−結合相の接合強度を
高めるとともに、結合相自体の靭性を向上させる
必要があると考え鋭意研究を重ねた。その結果、
CBNの結合材として、周期率表の第4a族の遷移
金属であるTi、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒
化物と、Wおよび/またはWCと、Al又はAlと
Ti、Zr、Hfの金属間化合物、AlN、AlB2、
Al2O3、Ti3AlN、Zr2AlNのいずれか一種以上
と、Cu又はCuとTi、Zr、Hf、との金属間化合物
のいずれか一種以上を用いればCBNの低含有領
域(30容積%)のみならず、高CBN含有領域
(80容積%)の焼結体の靭性をも向上させること
が可能であることを発見した。 さらに発明者等は上記結合材を主成分とする
CBN焼結体について、性能を改良する方法を
種々検討した。その結果、焼結体製造時に使用す
るTi、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物をそ
れぞれMCx、MNx、M(C.N)xと表わしたと
き、0.5≦x≦0.95のものを用いると焼結性が改
善されることがわかつた。 本発明においては、CuとWやWの化合物を焼
結体中に含有させることにより、優れた工具性能
を持つた焼結体を得ることが可能になつたが、ま
ずCu含有の効果についての理由を調べるために
Cuを含有していない焼結体のX線回折像を調べ
たところ、結合相中のMC、MN、M(C.N)と
CBNの界面にMB、MB2等のボライドが多量に
形成されていた。さらにこの焼結体の破面を観察
したところ、特にCBNの含有量が多い場合など
CBN粒子が脱落したりしている箇所が認められ
た。一方、このCBN焼結体の組成にCuを添加し
た焼結体を作成し生成物と破面を調べた結果、
MB、MB2等のボライドの生成は抑制されてお
り、破面では、CBN粒子の大部分が粒内破壊し、
CBN粒子の脱落は認められなかつた。通常MB、
MB2等のボライドは硬度は高いが、脆い材料で
あるため、多量にCBN粒子や結合相界面に存在
すると破壊の起源になり易いものと考えられる。
したがつて本発明焼結体はCuを含有させて、ボ
ライドの発生を抑制することによりCBNや結合
相の界面での接合強度を向上させることができた
のであろう。さらにCuは、焼結体中のMCx、
MNx、M(C.N)xの余剰の第4a族遷移金属のM
と反応し低融点の液相が生じCBNとMC、MN、
M(C.N)等の結合相との界面に均一に侵入し、
この界面に侵入したM−CuはCBNや結合相であ
るMC、MN、M(C.N)との親和性が良好なため
CBN−CBNあるいはCBN−MC、MN、M(C.
N)との接合強度を高めるためと考えられる。ま
た本発明焼結体は前述した如く焼結時に低融点の
液相が出現するため低温焼結が可能である。 本発明焼結体においてはこれらのCuは純金属
として存在するものでなく、MC、MN、M(C.
N)等の結合相中に固溶したりあるいはMCx、
MNx、M(C.N)xの余剰のMやAlと反応し金属
間化合物の形で存在するため高温での強度低下は
生じない。しかしCuの含有量が結合相中の重量
で50%を越えると、CuがMC、MN、M(C.N)
の結合相中に固溶したり余剰のMやAlと反応し
て金属間化合物を形成したりしきれず純金属の状
態で焼結体中に存在するため焼結体の硬度は低下
し工具性能は悪くなる。一方Cuの含有量が1%
未満であると前述のようなボライド抑制等の効果
があがらない。 また、本発明においては、MCx、MNx、M
(C.N)xのxの値が0.95を越えると、余剰のM
とAlやCuとの反応が抑制され、結合相の靱性が
低下し、0.5未満であると、余剰のMが結合相中
に残存し、硬度を低下させる。 次にWやWの化合物含有の効果について考えて
みる。 本発明焼結体にビツカース硬度計により圧痕を
与え圧痕部からの亀裂の伝播状態を観察した。比
較のため同時に上記本発明焼結体の組成でWを含
有しない焼結体についても同様に調べた。本発明
焼結体の亀裂の長さはWを含有しない焼結体の亀
裂の長さの約1/2であり亀裂の伝播はWの存在す
るところで阻止されているのが観察された。 本発明焼結体においては、このように亀裂が伝
播しにくいため靱性が向上したものと推測され
る。さらにCBNの結合材であるTi、Zr、Hfの炭
化物、窒化物や炭窒化物にWの一部が固溶するこ
とにより結合相の強度や耐摩耗性が向上し、焼結
体の靱性や耐摩耗性が改良できたものと考えられ
る。 本発明の焼結体における結合相中のTi、Zr、
Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種もしくは
これらの混合物または相互固溶体化合物の含有量
は、30〜91重量%が好ましい。含有量が30重量%
未満であると、結合相の強度と硬度が低下して耐
摩耗性、靱性とも低下する。一方この含有量が91
重量%を越えると、前述のようなAl化合物、W
やWの化合物、Cu化合物の含有量が減少するた
め、目標とする性能の焼結体が得られない。 本発明焼結体におけるW、WC、WB2の含有量
は結合相中に3重量%以上含有する必要がある。
このようなWやWの化合物の含有量が3重量%未
満であるとその効果は現われない。またWやWの
化合物の含有量が30重量%を越えると、Ti、Zr、
Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の性能を発揮す
ることができない。 さらに、本発明焼結体の性能を向上させている
他の要因としては結合材として、前記Al又はAl
化合物を用いていることが考えられる。例えば
WC−Co超硬合金の液相焼結の如く硬質粒子の結
合相への溶解と再析出現象があれば結合相と硬質
粒子、又は硬質粒子相互の結合強度の高いものが
得られよう。本発明焼結体では結合相中に、Al
とTi、Zr、Hfとの金属間化合物、AlN、AlB2、
Al2O3、Ti3AlN、Zr2AlNの一種以上を存在させ
ることによつて、これと類似した現象が生じるこ
とを見出したものである。結合材としてMCx、
MNx、M(C.N)xにAl又はAl化合物を添加し
ていくと、その量が増すに従つて焼結性が改善さ
れ、低温で焼結しても高硬度の焼結体が得られ
る。 Al含有の効果が充分表れるのは、添加Al量が
結合相中の重量で5%以上の場合である。また
Alの含有量が結合相中の重量で50%を越えると
結合相の強度が低下するため好ましくなく最適合
含有量は5%〜50%である。 また本発明焼結体のCBNの含有量は体積で30
〜80%である。CBNの含有量が体積で30%未満
であると、焼結体の硬度は低くCBN含有の効果
があまりない。さらにCBNの含有量が体積で80
%以下特に70%以下の場合、靱性のある結合相が
連続した相をなしているため焼結体の靱性は非常
に優れている。特にこの焼結体はダイス鋼、一般
焼入鋼などの高硬度の被削材の断続切削加工に適
している。 AlあるいはCuを添加する方法は種々考えられ
る。焼結前のCBNとの混合粉末中にAlあるいは
Cuを添加する方法は最も簡単であるが、これら
の金属の1μ以下の微粉末は得難く、粗い粒子で
は焼結体の組織が不均一になり易い。最も好まし
い方法は、Alの場合、結合材のMCx、MNx、M
(C.N)xの過剰なMと予め金属Alを反応せしめ
ておき、M−Alの金属間化合物を形成させて、
これを粉砕使用する方法である。この場合は結合
材MCx、MNx、M(C.N)xとAlの金属間化合
物からなる極めて微細な1μ以下の結合材粉末が
容易に得られる。この他予め金属Mと金属Alを
反応せしめて合成したM−Al金属間化合物の粉
砕し易い粉末を用いても良い。また別の形のAl
化合物であるAlN、Ti3AlN、Zr2AlN等の窒素
を含む化合物の形で加えても良い。 またCuの場合、最も好ましい方法は、焼結時
に、焼結体外部から拡散により浸入させたりある
いは、上記Alを添加する場合と同様にTi、Zr、
Hfと反応させて金属間化合物の形で添加するこ
とである。 本発明で用いるCBN結晶の粒度は焼結体の工
具としての性能からみて10μ以下とする必要があ
る。結晶粒子が粗いと焼結体の強度が低下し、ま
た特に切削工具として使用する場合は結晶粒子の
細いものが良い加工面が得られる。 本発明のもう一つの特徴は、結合材の粒度が、
大部分1μ以下の極めて微細な結晶粒子からなる
ことである。このことにより焼結体は、結合相が
均一にCBN粒子間に分散した組織となり高強度
の焼結体が得られる。 焼結体の製造に当つてはダイヤモンド合成に用
いられる超高圧高温装置を使用して圧力20kb以
上、温度900℃以上で行なう。特に好ましい焼結
圧力、温度条件は圧力30kb〜70kb、温度1100℃
〜1500℃である。この圧力、温度条件の上限はい
ずれも工業的規模の超高圧、高温装置の実用的な
運転条件の範囲内である。更に圧力、温度条件は
第1図に示した高圧相型窒化硼素の安定域内で行
なう必要がある。このような優れた焼結体を切削
工具として使用する場合、高硬度焼結体は切れ刃
となる部分にのみあれば良く、この高硬度焼結体
を強度、靱性、熱伝導に優れた超硬合金に接合し
て使用すればその性能を十分発揮することができ
る。しかし超硬合金に直接接合すればCBN含有
量が多い場合などは接合強度が弱く断続切削など
には使用できないこともある。十分な接合強度を
得るにはCBNを容積で70%未満含有し、残部が
Ti、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種
もしくはこれらの混合物や相互固体化合物からな
る中間層を用いて接合すればよい。 以下、実施例により更に具体的に説明する。 実施例 1 平均粒度3μのCBN粒子を体積%で60%と結合
材粉末からなる混合粉末を作成した。結合材粉末
はTiN0.55粉末と、WC粉末とAlを重量%で各々
60%、10%、30%の割合に混合したものを真空炉
中で1000℃、30分間加熱後粉砕して平均粒度0.3μ
の微粉末としたものである。このCBNと結合材
の混合粉末を外径14mm内径10mmのMo製の容器
に、WC−6%Co組成の超硬合金(外径10mm、高
さ2mm)を置いた後0.3g充填した。その上に厚さ
3μのCuを蒸着した超硬合金(外径10mm、高さ2
mm)を置き、Mo製の栓をして、この容器全体を
ダイヤモンド合成に用いる超高圧装置に入れた。
圧力50kbに加圧し、次いで温度1250度まで加熱
し20分間保持した。取り出した焼結体をダイヤモ
ンド砥石を用いて高硬度焼結体が現われるまで研
削加工し、更にダイヤモンドペーストを用いて研
磨した。この焼結体中に含有される元素をX線マ
イクロアナライザにより調べた結果、W、Al、
Cu、Tiが均一に含まれており、Cuの含有量は結
合相中の重量に換算すると約5%であつた。この
Cuは前記超硬合金に蒸着したものが浸入したの
である。さらに、この焼結体の生成物をX線回折
により調査した結果、主としてCBN、TiN、
AlN等が検出されたが、TiB2等はごくわずかし
か検出されなかつた。なお、上記組成のもので
Cuを含有しない組成の焼結体を同様にして製造
し、生成物をX線回折により調査したが、CBN、
TiN、AlNの他に多量のTiB2が存在していた。
これら2種類の焼結体を用いて、切削加工のチツ
プを作成した。被削材としては円周方向に4箇所
V溝を有したSKD11ダイス鋼(HRc60)を用い
た。切削条件は速度100m/min、切込み0.2mm、
送り0.35mmで刃先が欠損に到るまで切削した。本
発明焼結体は25分切削可能であつたのに対し、
Cuを含有しない焼結体は10分であつた。また、
比較の為市販の体積%で約90%のCBNをCoを主
成分とする金属で結合した焼結体で作成したチツ
プを用いて同一条件でテストした。その結果切削
可能時間は、2分であつた。 実施例 2 第1表に示した結合材粉末を作成した。これら
の組成は結合材粉末を実施例1と同様にして加熱
処理を施し、粉砕した。
略す)はダイヤモンドに次ぐ高硬度の物質であ
り、超高圧高温下で合成される。現在既に研削用
砥粒として使用されており、また切削用途には
CBNを金属Coなどで結合した焼結体が一部に使
用されている。このCBNを金属で結合した焼結
体は切削工具として使用した場合、結合金属相の
高温での軟化による耐摩耗性の低下や、被削材金
属が溶着し易い為に工具が損傷するといつた欠点
がある。本発明は、このような金属で結合した焼
結体でなく、高強度で耐熱性に優れた硬質金属化
合物を結合相とした切削工具等の工具用途に適し
た新しいCBN焼結体の製造方法に関するもので
ある。 発明者等は先に高硬度で且つ熱伝導率が極めて
高いというCBNの特徴を生かした工具用焼結体
として、CBNを周期律表第4a,5a,6a族金属の
炭化物、窒化物、硼化物、硅化物からなる化合物
で結合した高硬度の工具用焼結体を開発し特許出
願している(特開昭53−77811号、同53−139609
号)。 発明者等は更に工具用焼結体に要求される耐摩
耗性、強靭性の面から広範囲な検討を行い、特に
切削工具材料に適した焼結体の製造方法に到達し
たのである。 CBNは前記した如く高硬度であり耐熱性、耐
摩耗性に優れた物質である。このCBNのみを焼
結する試みは種々なされているが、これには例え
ば特公昭39−8948号に記されている如く、約
70kb以上、1900℃以上の超高圧、高温下で焼結
する必要がある。現状の超高圧・高温装置でもこ
のような高圧・高温条件を発生させることはでき
るが、工業的規模に装置を大型化した場合、高
圧・高温発生部の耐用回数が制約され実用的でな
い。また、CBNのみの焼結体は硬度は高いが、
工具として使用した場合の靭性が劣る。 発明者等はCBNの結合材として周期率表第4a
族の遷移金属であるTi、Zr、Hfの炭化物、窒化
物、炭窒化物と、Wおよび/またはWCと、Al又
はAlとTi、Zr、Hfの金属間化合物、AlN、
AlB2、Al2O3、Ti2AlN、Zr2AlNのいずれか一種
以上と、Cu又はCuとTi、Zr、Hfとの金属間化合
物のいずれか一種以上を用い更に適切な製造条件
を見出すことによつて、従来にない耐摩耗性と靭
性を有するCBN焼結体を得ることができた。ま
た高圧相型窒化硼素の別の形態であるウルツ鉱型
窒化硼素についても同様の検討を行い、CBNを
用いた場合と類似した結果を得た。 以下CBNを硬質耐摩耗成分として使用した焼
結体について詳細に述べるが、ウルツ鉱型もしく
はCBNとウルツ鉱型窒化硼素の混合物を用いた
場合も同様のことが言える。 CBN焼結体の切削工具としての用途は鋼や鋳
鉄の高硬度材(例えば焼入れ鋼や高硬度のロール
等)の切削加工やスーパーアロイ等の難削材の加
工等が考えられる。一般の鋼や鋳鉄等を切削する
場合も同様であるが、特にこのような用途に対し
ては工具材料が高硬度で耐摩耗性に優れているの
みでなく強靭性にも優れていることが要求され
る。 前述したCBNを金属Coで結合した焼結体では
耐摩耗性や耐熱性の点でも実用的に充分な性能を
有しているとは言えないが、特に断続的に衝撃が
加わるような切削加工用途に対しては靭性が不足
しており、殆んど使用できなかつた。発明者等の
先願(特願昭52−113987号)に述べたように、結
合材として周期律表第4a,5a,6a金属の炭化物、
窒化物、炭窒化物を用い、CBNの粒度及び組成
と結合相の分布状態等を適切に制御すれば、この
ような断続切削等の用途にも適用できる高性能の
焼結体が得られる。 しかしながら、例えば、複雑な形状の高硬度の
焼入鋼をフライス切削や旋削する場合には、やは
り工具刃先の欠損が生じ問題であつた。 本発明者等は、焼結体の靭性を向上させるため
にはCBN−CBN及びCBN−結合相の接合強度を
高めるとともに、結合相自体の靭性を向上させる
必要があると考え鋭意研究を重ねた。その結果、
CBNの結合材として、周期率表の第4a族の遷移
金属であるTi、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒
化物と、Wおよび/またはWCと、Al又はAlと
Ti、Zr、Hfの金属間化合物、AlN、AlB2、
Al2O3、Ti3AlN、Zr2AlNのいずれか一種以上
と、Cu又はCuとTi、Zr、Hf、との金属間化合物
のいずれか一種以上を用いればCBNの低含有領
域(30容積%)のみならず、高CBN含有領域
(80容積%)の焼結体の靭性をも向上させること
が可能であることを発見した。 さらに発明者等は上記結合材を主成分とする
CBN焼結体について、性能を改良する方法を
種々検討した。その結果、焼結体製造時に使用す
るTi、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物をそ
れぞれMCx、MNx、M(C.N)xと表わしたと
き、0.5≦x≦0.95のものを用いると焼結性が改
善されることがわかつた。 本発明においては、CuとWやWの化合物を焼
結体中に含有させることにより、優れた工具性能
を持つた焼結体を得ることが可能になつたが、ま
ずCu含有の効果についての理由を調べるために
Cuを含有していない焼結体のX線回折像を調べ
たところ、結合相中のMC、MN、M(C.N)と
CBNの界面にMB、MB2等のボライドが多量に
形成されていた。さらにこの焼結体の破面を観察
したところ、特にCBNの含有量が多い場合など
CBN粒子が脱落したりしている箇所が認められ
た。一方、このCBN焼結体の組成にCuを添加し
た焼結体を作成し生成物と破面を調べた結果、
MB、MB2等のボライドの生成は抑制されてお
り、破面では、CBN粒子の大部分が粒内破壊し、
CBN粒子の脱落は認められなかつた。通常MB、
MB2等のボライドは硬度は高いが、脆い材料で
あるため、多量にCBN粒子や結合相界面に存在
すると破壊の起源になり易いものと考えられる。
したがつて本発明焼結体はCuを含有させて、ボ
ライドの発生を抑制することによりCBNや結合
相の界面での接合強度を向上させることができた
のであろう。さらにCuは、焼結体中のMCx、
MNx、M(C.N)xの余剰の第4a族遷移金属のM
と反応し低融点の液相が生じCBNとMC、MN、
M(C.N)等の結合相との界面に均一に侵入し、
この界面に侵入したM−CuはCBNや結合相であ
るMC、MN、M(C.N)との親和性が良好なため
CBN−CBNあるいはCBN−MC、MN、M(C.
N)との接合強度を高めるためと考えられる。ま
た本発明焼結体は前述した如く焼結時に低融点の
液相が出現するため低温焼結が可能である。 本発明焼結体においてはこれらのCuは純金属
として存在するものでなく、MC、MN、M(C.
N)等の結合相中に固溶したりあるいはMCx、
MNx、M(C.N)xの余剰のMやAlと反応し金属
間化合物の形で存在するため高温での強度低下は
生じない。しかしCuの含有量が結合相中の重量
で50%を越えると、CuがMC、MN、M(C.N)
の結合相中に固溶したり余剰のMやAlと反応し
て金属間化合物を形成したりしきれず純金属の状
態で焼結体中に存在するため焼結体の硬度は低下
し工具性能は悪くなる。一方Cuの含有量が1%
未満であると前述のようなボライド抑制等の効果
があがらない。 また、本発明においては、MCx、MNx、M
(C.N)xのxの値が0.95を越えると、余剰のM
とAlやCuとの反応が抑制され、結合相の靱性が
低下し、0.5未満であると、余剰のMが結合相中
に残存し、硬度を低下させる。 次にWやWの化合物含有の効果について考えて
みる。 本発明焼結体にビツカース硬度計により圧痕を
与え圧痕部からの亀裂の伝播状態を観察した。比
較のため同時に上記本発明焼結体の組成でWを含
有しない焼結体についても同様に調べた。本発明
焼結体の亀裂の長さはWを含有しない焼結体の亀
裂の長さの約1/2であり亀裂の伝播はWの存在す
るところで阻止されているのが観察された。 本発明焼結体においては、このように亀裂が伝
播しにくいため靱性が向上したものと推測され
る。さらにCBNの結合材であるTi、Zr、Hfの炭
化物、窒化物や炭窒化物にWの一部が固溶するこ
とにより結合相の強度や耐摩耗性が向上し、焼結
体の靱性や耐摩耗性が改良できたものと考えられ
る。 本発明の焼結体における結合相中のTi、Zr、
Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種もしくは
これらの混合物または相互固溶体化合物の含有量
は、30〜91重量%が好ましい。含有量が30重量%
未満であると、結合相の強度と硬度が低下して耐
摩耗性、靱性とも低下する。一方この含有量が91
重量%を越えると、前述のようなAl化合物、W
やWの化合物、Cu化合物の含有量が減少するた
め、目標とする性能の焼結体が得られない。 本発明焼結体におけるW、WC、WB2の含有量
は結合相中に3重量%以上含有する必要がある。
このようなWやWの化合物の含有量が3重量%未
満であるとその効果は現われない。またWやWの
化合物の含有量が30重量%を越えると、Ti、Zr、
Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の性能を発揮す
ることができない。 さらに、本発明焼結体の性能を向上させている
他の要因としては結合材として、前記Al又はAl
化合物を用いていることが考えられる。例えば
WC−Co超硬合金の液相焼結の如く硬質粒子の結
合相への溶解と再析出現象があれば結合相と硬質
粒子、又は硬質粒子相互の結合強度の高いものが
得られよう。本発明焼結体では結合相中に、Al
とTi、Zr、Hfとの金属間化合物、AlN、AlB2、
Al2O3、Ti3AlN、Zr2AlNの一種以上を存在させ
ることによつて、これと類似した現象が生じるこ
とを見出したものである。結合材としてMCx、
MNx、M(C.N)xにAl又はAl化合物を添加し
ていくと、その量が増すに従つて焼結性が改善さ
れ、低温で焼結しても高硬度の焼結体が得られ
る。 Al含有の効果が充分表れるのは、添加Al量が
結合相中の重量で5%以上の場合である。また
Alの含有量が結合相中の重量で50%を越えると
結合相の強度が低下するため好ましくなく最適合
含有量は5%〜50%である。 また本発明焼結体のCBNの含有量は体積で30
〜80%である。CBNの含有量が体積で30%未満
であると、焼結体の硬度は低くCBN含有の効果
があまりない。さらにCBNの含有量が体積で80
%以下特に70%以下の場合、靱性のある結合相が
連続した相をなしているため焼結体の靱性は非常
に優れている。特にこの焼結体はダイス鋼、一般
焼入鋼などの高硬度の被削材の断続切削加工に適
している。 AlあるいはCuを添加する方法は種々考えられ
る。焼結前のCBNとの混合粉末中にAlあるいは
Cuを添加する方法は最も簡単であるが、これら
の金属の1μ以下の微粉末は得難く、粗い粒子で
は焼結体の組織が不均一になり易い。最も好まし
い方法は、Alの場合、結合材のMCx、MNx、M
(C.N)xの過剰なMと予め金属Alを反応せしめ
ておき、M−Alの金属間化合物を形成させて、
これを粉砕使用する方法である。この場合は結合
材MCx、MNx、M(C.N)xとAlの金属間化合
物からなる極めて微細な1μ以下の結合材粉末が
容易に得られる。この他予め金属Mと金属Alを
反応せしめて合成したM−Al金属間化合物の粉
砕し易い粉末を用いても良い。また別の形のAl
化合物であるAlN、Ti3AlN、Zr2AlN等の窒素
を含む化合物の形で加えても良い。 またCuの場合、最も好ましい方法は、焼結時
に、焼結体外部から拡散により浸入させたりある
いは、上記Alを添加する場合と同様にTi、Zr、
Hfと反応させて金属間化合物の形で添加するこ
とである。 本発明で用いるCBN結晶の粒度は焼結体の工
具としての性能からみて10μ以下とする必要があ
る。結晶粒子が粗いと焼結体の強度が低下し、ま
た特に切削工具として使用する場合は結晶粒子の
細いものが良い加工面が得られる。 本発明のもう一つの特徴は、結合材の粒度が、
大部分1μ以下の極めて微細な結晶粒子からなる
ことである。このことにより焼結体は、結合相が
均一にCBN粒子間に分散した組織となり高強度
の焼結体が得られる。 焼結体の製造に当つてはダイヤモンド合成に用
いられる超高圧高温装置を使用して圧力20kb以
上、温度900℃以上で行なう。特に好ましい焼結
圧力、温度条件は圧力30kb〜70kb、温度1100℃
〜1500℃である。この圧力、温度条件の上限はい
ずれも工業的規模の超高圧、高温装置の実用的な
運転条件の範囲内である。更に圧力、温度条件は
第1図に示した高圧相型窒化硼素の安定域内で行
なう必要がある。このような優れた焼結体を切削
工具として使用する場合、高硬度焼結体は切れ刃
となる部分にのみあれば良く、この高硬度焼結体
を強度、靱性、熱伝導に優れた超硬合金に接合し
て使用すればその性能を十分発揮することができ
る。しかし超硬合金に直接接合すればCBN含有
量が多い場合などは接合強度が弱く断続切削など
には使用できないこともある。十分な接合強度を
得るにはCBNを容積で70%未満含有し、残部が
Ti、Zr、Hfの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種
もしくはこれらの混合物や相互固体化合物からな
る中間層を用いて接合すればよい。 以下、実施例により更に具体的に説明する。 実施例 1 平均粒度3μのCBN粒子を体積%で60%と結合
材粉末からなる混合粉末を作成した。結合材粉末
はTiN0.55粉末と、WC粉末とAlを重量%で各々
60%、10%、30%の割合に混合したものを真空炉
中で1000℃、30分間加熱後粉砕して平均粒度0.3μ
の微粉末としたものである。このCBNと結合材
の混合粉末を外径14mm内径10mmのMo製の容器
に、WC−6%Co組成の超硬合金(外径10mm、高
さ2mm)を置いた後0.3g充填した。その上に厚さ
3μのCuを蒸着した超硬合金(外径10mm、高さ2
mm)を置き、Mo製の栓をして、この容器全体を
ダイヤモンド合成に用いる超高圧装置に入れた。
圧力50kbに加圧し、次いで温度1250度まで加熱
し20分間保持した。取り出した焼結体をダイヤモ
ンド砥石を用いて高硬度焼結体が現われるまで研
削加工し、更にダイヤモンドペーストを用いて研
磨した。この焼結体中に含有される元素をX線マ
イクロアナライザにより調べた結果、W、Al、
Cu、Tiが均一に含まれており、Cuの含有量は結
合相中の重量に換算すると約5%であつた。この
Cuは前記超硬合金に蒸着したものが浸入したの
である。さらに、この焼結体の生成物をX線回折
により調査した結果、主としてCBN、TiN、
AlN等が検出されたが、TiB2等はごくわずかし
か検出されなかつた。なお、上記組成のもので
Cuを含有しない組成の焼結体を同様にして製造
し、生成物をX線回折により調査したが、CBN、
TiN、AlNの他に多量のTiB2が存在していた。
これら2種類の焼結体を用いて、切削加工のチツ
プを作成した。被削材としては円周方向に4箇所
V溝を有したSKD11ダイス鋼(HRc60)を用い
た。切削条件は速度100m/min、切込み0.2mm、
送り0.35mmで刃先が欠損に到るまで切削した。本
発明焼結体は25分切削可能であつたのに対し、
Cuを含有しない焼結体は10分であつた。また、
比較の為市販の体積%で約90%のCBNをCoを主
成分とする金属で結合した焼結体で作成したチツ
プを用いて同一条件でテストした。その結果切削
可能時間は、2分であつた。 実施例 2 第1表に示した結合材粉末を作成した。これら
の組成は結合材粉末を実施例1と同様にして加熱
処理を施し、粉砕した。
【表】
この結合材粉末と平均粒度5μのCBN粉末とを
混合して第2表の組成の混合粉末を作成した。
混合して第2表の組成の混合粉末を作成した。
【表】
【表】
実施例1と同様にしてMo製容器にWC−10%
Co組成の超硬合金を置き、その上に完粉を充填
した後、Mo栓をし超高圧高温装置を用いて
50kb、1280℃で20分間保持した。各々の硬度測
定結果を第2表に示す。本発明焼結体であるA〜
Kの破面を走査型電子顕微鏡により観察したとこ
ろ、これらの焼結体は全てCBNが粒内破壊をし
ていた。次にこれらの焼結体を切削し、超硬合金
のスローアウエイチツプの一角にロウ付け後、加
工して切削チツプを作成し、切削性能を評価する
ため、まず正面フライス盤を用いて1枚刃で断続
切削を行つた。被削材は熱処理された外径100mm
のHRc62のSKD11ダイス鋼である。切削速度は
200m/min、切込み0.5mmとし、送り速度は0.07
mm/刃で3回切削し、次に、0.12mm/刃で3回、
その後0.19mm/刃で3回と、順次厳しい条件に上
げていき、焼結体の欠損状態を調べた。なお比較
のため市販の体積%で約90%のCBNを含有し、
Coを主成分とした金属で結合した焼結体のチツ
プも作成しテストした。 その結果を第2表に示す。 またこれらの切削用のチツプを用いて熱処理後
のSNCM9種の鋼(HRc54)を切削した。切削条
件は速度120m/min、切込み0.2mm、送り0.5mm/
revである。工具逃げ面摩耗巾が0.2mmに達するま
で切削した。その結果も第2表に示す。 さらに、第2表の焼結体A〜Pのうち次のもの
についてX線回折を行ない生成物を調べた結果、 AはCBN、(Ti、W)N、Wの他に微量の
AlN、AlB2、Al2O3、TiB2、WB2、TiCuと思わ
れるピーク、 Eは、CBN、ZrNの他に微量のAlN、AlB2、
ZrB2、WB2、ZrTiと思われるピーク、 Fは、CBN、(Hf、W)N、Wの他に微量の
AlN、AlB2、WB2、HfCuと思われるピーク、 GはCBN、Ti(C、N)の他に微量のAlN、
AlB2、WB2、TiB2、TiCuと思われるピーク、 HはCBN、(Ti、W)N、(Zr、W)N、Wの
他に微量のAlN、AlB2、AlB2、Al2O3、WB2、
TiB2、TiCu、ZrCuと思われるピーク、 IはCBN、TiNの他に微量のAlN、AlB2、
WB2、W、TiB2、TiCuと思われるピークがそれ
ぞれ観察された 実施例 3 粒度1μ以下の衝撃波法によつて合成されたウ
ルツ鉱型窒化硼素粉末を用い、実施例2で使用し
た結合材粉末(へ)とウルツ鉱型窒化硼素粉末75
体積%、結合材粉末25体積%の割合に混合した。
Mo製の容器に、この粉末を実施例1と同じ構成
で充填した後、超高圧、高温装置を用いて焼結し
た。焼結体の硬度はビツカース硬度で3600であつ
た。 実施例 4 第3表に示した結合材粉末を作成した。これら
の組成の結合材粉末を実施例1と同様にして加熱
処理を施し粉砕した。
Co組成の超硬合金を置き、その上に完粉を充填
した後、Mo栓をし超高圧高温装置を用いて
50kb、1280℃で20分間保持した。各々の硬度測
定結果を第2表に示す。本発明焼結体であるA〜
Kの破面を走査型電子顕微鏡により観察したとこ
ろ、これらの焼結体は全てCBNが粒内破壊をし
ていた。次にこれらの焼結体を切削し、超硬合金
のスローアウエイチツプの一角にロウ付け後、加
工して切削チツプを作成し、切削性能を評価する
ため、まず正面フライス盤を用いて1枚刃で断続
切削を行つた。被削材は熱処理された外径100mm
のHRc62のSKD11ダイス鋼である。切削速度は
200m/min、切込み0.5mmとし、送り速度は0.07
mm/刃で3回切削し、次に、0.12mm/刃で3回、
その後0.19mm/刃で3回と、順次厳しい条件に上
げていき、焼結体の欠損状態を調べた。なお比較
のため市販の体積%で約90%のCBNを含有し、
Coを主成分とした金属で結合した焼結体のチツ
プも作成しテストした。 その結果を第2表に示す。 またこれらの切削用のチツプを用いて熱処理後
のSNCM9種の鋼(HRc54)を切削した。切削条
件は速度120m/min、切込み0.2mm、送り0.5mm/
revである。工具逃げ面摩耗巾が0.2mmに達するま
で切削した。その結果も第2表に示す。 さらに、第2表の焼結体A〜Pのうち次のもの
についてX線回折を行ない生成物を調べた結果、 AはCBN、(Ti、W)N、Wの他に微量の
AlN、AlB2、Al2O3、TiB2、WB2、TiCuと思わ
れるピーク、 Eは、CBN、ZrNの他に微量のAlN、AlB2、
ZrB2、WB2、ZrTiと思われるピーク、 Fは、CBN、(Hf、W)N、Wの他に微量の
AlN、AlB2、WB2、HfCuと思われるピーク、 GはCBN、Ti(C、N)の他に微量のAlN、
AlB2、WB2、TiB2、TiCuと思われるピーク、 HはCBN、(Ti、W)N、(Zr、W)N、Wの
他に微量のAlN、AlB2、AlB2、Al2O3、WB2、
TiB2、TiCu、ZrCuと思われるピーク、 IはCBN、TiNの他に微量のAlN、AlB2、
WB2、W、TiB2、TiCuと思われるピークがそれ
ぞれ観察された 実施例 3 粒度1μ以下の衝撃波法によつて合成されたウ
ルツ鉱型窒化硼素粉末を用い、実施例2で使用し
た結合材粉末(へ)とウルツ鉱型窒化硼素粉末75
体積%、結合材粉末25体積%の割合に混合した。
Mo製の容器に、この粉末を実施例1と同じ構成
で充填した後、超高圧、高温装置を用いて焼結し
た。焼結体の硬度はビツカース硬度で3600であつ
た。 実施例 4 第3表に示した結合材粉末を作成した。これら
の組成の結合材粉末を実施例1と同様にして加熱
処理を施し粉砕した。
【表】
この結合材粉末と平均粒度8μのCBN粉末とを
混合して第4表の組成の混合粉末を作成した。
Mo製の容器に、CBNを容器で30%含有し、残部
がTiNとAlを重量で5:1混合粉末を塗布、
WC10%Co組成の超硬合金を置きその上に完粉を
充填した後Mo栓をし、超高圧装置を用いて
50kb、1200℃で20分間保持した。各々の硬度を
第4表に示す。またこれらの焼結体の切削用チツ
プを作成しチルド鋳鉄を切削した。切削条件は切
削速度70m/min、切込み0.5mm、送り0.15mm/
rev、で30分間切削した。比較のため、市販の
CBNの含有量が容積90%でCoを結合材とした焼
結体についてもテストした。これらの工具の逃げ
面摩耗巾を第4表に示す。
混合して第4表の組成の混合粉末を作成した。
Mo製の容器に、CBNを容器で30%含有し、残部
がTiNとAlを重量で5:1混合粉末を塗布、
WC10%Co組成の超硬合金を置きその上に完粉を
充填した後Mo栓をし、超高圧装置を用いて
50kb、1200℃で20分間保持した。各々の硬度を
第4表に示す。またこれらの焼結体の切削用チツ
プを作成しチルド鋳鉄を切削した。切削条件は切
削速度70m/min、切込み0.5mm、送り0.15mm/
rev、で30分間切削した。比較のため、市販の
CBNの含有量が容積90%でCoを結合材とした焼
結体についてもテストした。これらの工具の逃げ
面摩耗巾を第4表に示す。
【表】
図は本発明焼結体の製造条件を説明する為のも
ので高圧相型窒化硼素の圧力−温度相図上におけ
る熱力学的な安定領域を示したものである。
ので高圧相型窒化硼素の圧力−温度相図上におけ
る熱力学的な安定領域を示したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平均粒度10μ以下の高圧相型窒化硼素粉末を
体積で30%以上80%以下と、残部の結合材として
大部分が1μ以下の粒子径から成るTi、Zr、Hfの
炭化物、窒化物、炭窒化物をそれぞれMCx、
MNx、M(C.N)xで表わしたとき、xの値が
0.5以上0.95以下の化合物粉末を結合材中の重量
で30〜91%と、Wおよび/またはWCの粉末を重
量で3〜30%と、Al又はAlとTi、Zr、Hfとの金
属間化合物又はAlN、Ti3AlN、Zr2AlNの1種
以上の粉末と、Cu又はCuとTi、Zr、Hfとの金属
間化合物の一種以上の粉末をそれぞれAlの重量
で5〜50%、Cuの重量で1〜50%混合し、これ
を粉末状もしくは型押成型後、超高圧装置を用い
て圧力20kb以上、70kb以下、温度900℃以上1500
℃以下で焼結することから成る工具用高硬度焼結
体の製造方法。 2 平均粒度10μ以下の高圧相型窒化硼素粉末を
体積で30%以上80%以下と、残部の結合材として
大部分が1μ以下の粒子径から成るTi、Zr、Hfの
炭化物、窒化物、炭窒化物をそれぞれMCx、
MNx、M(C.N)xで表わしたとき、xの値が
0.5以上0.95以下の化合物粉末を結合材中の重量
で30〜91%と、Wおよび/またはWCの粉末を重
量で3〜30%と、Al又はAlとTi、Zr、Hfとの金
属間化合物又はAlN、Ti3AlN、Zr2AlNの1種
以上の粉末をAlの重量で5〜50%混合し、これ
を粉末状もしくは型押成型後、超高圧装置を用い
て圧力20kb以上70kb以下、温度900℃以上1500℃
以下で焼結させるとともに焼結体外部よりCuを
結合材中のCuの重量で1〜50%焼結体内に侵入
させることから成る工具用高硬度焼結体の製造方
法。 3 高圧相型窒化硼素が立方晶型窒化硼素である
特許請求の範囲第1項記載の工具用高硬度焼結体
の製造方法。 4 高圧相型窒化硼素が立方晶型窒化硼素である
特許請求の範囲第2項記載の工具用高硬度焼結体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9315280A JPS5719355A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | High-hardness sintered body for tool and its manufacture |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9315280A JPS5719355A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | High-hardness sintered body for tool and its manufacture |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5719355A JPS5719355A (en) | 1982-02-01 |
| JPH0357171B2 true JPH0357171B2 (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=14074559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9315280A Granted JPS5719355A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | High-hardness sintered body for tool and its manufacture |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5719355A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605666B2 (ja) * | 1982-03-23 | 1985-02-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 切削工具用超高圧焼結材料 |
-
1980
- 1980-07-04 JP JP9315280A patent/JPS5719355A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5719355A (en) | 1982-02-01 |
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