JPH0357199B2 - - Google Patents

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JPH0357199B2
JPH0357199B2 JP59100220A JP10022084A JPH0357199B2 JP H0357199 B2 JPH0357199 B2 JP H0357199B2 JP 59100220 A JP59100220 A JP 59100220A JP 10022084 A JP10022084 A JP 10022084A JP H0357199 B2 JPH0357199 B2 JP H0357199B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、上下2つの金属導電体間に金属酸化
膜による絶縁層を介挿して、電圧―電流に非線形
特性を得るようにした金属―絶縁物―金属構造を
有する薄膜素子の製造方法に関するものである。
背景技術 必要とされる全面積において均一な膜厚を有す
る薄膜の製造方法は、たとえば電気絶縁性薄膜を
介して駆動電圧を表示電極に与えられる構造を有
する液晶表示素子の製造時に必要となる。
第1図は従来技術の一製造方式による液晶表示
素子の基板1の一部分の斜視図であり、第2図は
第1図の切断面線―から見た断面図である。
第1図、第2図の先行式術は、基板1上に導電体
2が形成され、導電体2の第2図の上方の表面に
陽極酸化法によつて金属酸化膜3が形成される。
次に第1導電体2と金属酸化膜3とを被覆し、か
つ金属酸化膜3の表面を被覆する部分の一部を非
形成として絶縁膜4が形成される。この非形成部
分を被覆し、かつこの非形成部分を介して金属酸
化膜3と導通できるように接続用導電体5が形成
される。この接続用導電体5と導通できるように
表示電極6が形成される。
第3図は従来技術の他の製造方式による液晶表
示素子の基板10の一部分の斜視図であり、第4
図は第3図の切断面線―から見た断面図であ
る。この従来技術では基板10上に導電体11が
形成され、この外周面に金属酸化膜12を陽極酸
化法で形成し、導電体11の側部に亘つて接続導
体13を形成し、この接続導体13に表示電極1
4が接続される。
上述の2つの製造方式に共通する、金属酸化膜
による薄膜を有する構造によつて電圧―電流の非
線型特性が得られる。
この金属酸化膜による絶縁膜はタンタルTaや
アルミニウムAlなどの金属酸化物であつて、そ
の厚みは300Å〜2000Åである。この絶縁膜を形
成するにあたつては、従来ではスパツタリング法
やCVD法などが採られていたが、このような方
法ではピンホールを生じる恐れがあつた。また
TaやAlの酸化の程度が不充分となり、非酸化の
程度をxで表わすとすればTa2O5―xおよび
Al2O3―xとなつている領域が残存する結果にな
つた。したがつて、もれ電流を生じたり、また希
望するプール・フレンケル効果が得られないこと
になつた。
この問題を解決する他の従来技術は、前述した
絶縁膜を形成するための陽極酸化法である。陽極
酸化法によれば、電流を流した領域のうちでメツ
キ液に接触した部分が確実に酸化され、しかもピ
ンホールの形成が防がれるという秀れた利点があ
る。この反面、導電体の電気抵抗の分布が不均一
であることに起因して、その導電体の表面に形成
される絶縁膜の膜厚が不均一になるという新たな
問題に遭遇した。そのため絶縁膜の局部的に薄す
ぎる領域に電流が集中して流れて、電流密度が過
度に大きくなり、その結果、絶縁膜が破壊してし
まうという現象が多く発生することとなつた。
他の従来技術として特開昭58−154237「パツシ
ベーシヨン膜の製造方法」が挙げられる。本従来
例は、その特許請求の範囲に記載されたように
「半導体装置のパツシベーシヨン膜としてSiO2
にAl膜を形成した後、定電流電源を用いてその
Al膜を陽極酸化することにより、Al2O3膜を形成
し、その時の電源電圧の上昇により膜形成の終了
を検知する」技術である。
即ち導電体であるAl膜が電気絶縁物である
Al2O3に酸化されるに従い、Al膜3と陰極4との
間の電圧降下は大きくなり、酸化が完了した時点
では不導通となるので急激に電圧が上昇するの
で、前記酸化完了のタイミングが検出可能とな
る。従つて本従来技術では、印加電圧を制御する
ことによつて前記酸化処理の進行度の制御と、酸
化処理の終了のタイミングの検知を実現してい
る。
しかしながらこの従来技術では、その目的を実
現するために、「この閉回路中に直列に一定の電
圧傾斜になれば、回路を切断するような装置」が
必要となり、構成が大型化、複雑化してしまうと
いう問題点がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、酸化度が充分であつて、もれ
電流が少なく、しかも均一な厚みを有する改良さ
れた薄膜製造方法を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、少なくとも表面が酸化現象に対して
耐性を有する導電性材料から形成された基材表面
に、ドライ薄膜形成法で導電性を有する薄膜を形
成し、前記薄膜を陽極酸化法で酸化して、電気絶
縁性薄膜を形成し、該電気絶縁性薄膜表面に導電
性薄膜を形成するようにしたことを特徴とする金
属―絶縁物―金属構造を有する薄膜素子の製造方
法である。
作 用 少なくとも表面が酸化現象に対して耐性を有す
る導電性材料から形成された基材表面に、ドライ
薄膜形成法で導電性を有する薄膜を形成し、前記
薄膜を陽極酸化法で酸化して、電気絶縁性薄膜を
形成し、該電気絶縁性薄膜表面に導電性薄膜を形
成する。
実施例 第5図は本発明に従う液晶表示素子の一部断面
を示す斜視図であり、第6図は第5図の基板20
の一部分の平面図であり、第7図は第6図の一部
分の斜視図であり、第8図は第7図の切断面線
―から見た断面図である。基板20上には基材
としての第1導電体21と酸化停止層22と第1
絶縁膜23とが積層されている。これらを覆つて
第2絶縁膜24が形成され、第2絶縁膜24に設
けられた透孔25を被覆して接続導電体26が形
成される。接続導電体26に接続して表示電極2
7が形成せれている。これらの上に配向膜28が
形成されている。
対向基板20aの表面には、第1導電体21の
延在方向(第6図の上下方向)と垂直な方向に延
びる帯状電極29が形成されており、これらの上
に配向膜28aが形成されている。配向膜28,
28aの間には液晶30が封入されている。
第9図1〜第9図7は、第7図の構成を実現す
る工程を説明するための基板20の一部分の平面
図であり、第10図1〜第10図7は第9図1〜
第9図7に対応し、第9図1〜第9図7の後述す
る各切断面線からそれぞれ見た断面図である。ま
ず第9図1、および第9図1の切断面線A―Aか
ら見た断面図の第10図1を参照する。基板20
上に、基材としての第1導電体21と酸化停止層
22と、また酸化用導電体31とをこの順序でス
パツタリング法などで形成する。このとき基板2
0はたとえばホウケイ酸ガラスから形成され、第
1導電体21は、たとえばニツケルNiから1000
Å〜2000Åの膜厚で形成される。酸化停止層22
は、たとえば金Auから300Å〜700Åの膜厚で形
成される。酸化用導電体31には、たとえばタン
タルTaなどのその酸化物が電気絶縁性を有する
ような金属材料から500Å〜800Åの膜厚で形成さ
れる。
次に第9図2、および第9図2の切断面線B―
Bから見た断面図の第10図2図示のように、基
板20上に形成された第1導電体21と酸化停止
層22と酸化用導電体31とをフオトリソグラフ
イツク技術でパターン形成する。
次に第9図3、および第9図3の切断面線C―
Cから見た断面図の第1図3を参照する。陽極酸
化法を用いて、酸化用導電体31を酸化して、
Ta2O5に変化させる。このとき酸化用導電体31
はAuなどの酸化し難い酸化停止層22の上に形
成されており、また陽極酸化液を好適に選択する
ことなどによつて、Niより成る第1導電体21
やAuから成る酸化停止層22を酸化させること
なく酸化用導電体31のみを酸化させるようにで
きる。このようにして酸化用導電体31が酸化さ
れて第1絶縁膜23が形成される。
このとき第1絶縁膜23の膜厚は酸化用導電体
31の膜厚によつて決定される。酸化用導電体3
1は、インライン方式のスパツタリング技術を用
いれば均一な膜厚を有するようにできる。こうし
て均一な膜厚を有する第1絶縁膜23を形成する
ようにできる。
次に第9図4、および第9図4の切断面線D―
Dから見た断面図の第10図4を参照する。第1
導電体21と酸化停止層22と第1絶縁膜23と
から成る積層体の外周面を被覆して第2絶縁膜2
4を形成る。このとき第2絶縁膜24は、たとえ
ばポリイミドなどの材料から2000Å〜4000Åの膜
厚で形成される。また第2絶縁膜24は、第1絶
縁膜23の上方(第10図4の上方)表面を被覆
する部分の一部に非形成の領域を有するように形
成され、透孔25とされる。
次に第9図5、および第9図5の切断面線E―
Eから見た断面図の第10図5を参照する。前述
の透孔25および基板20の表面の一部を被覆し
て接続導電体26がたとえばTaから形成される。
このとき接続導電体26は透孔25を介して第11
絶縁膜23と接触している。したがつて第1導電
体21と酸化停止層22とから成る導電体と第1
絶縁膜23と接続導電体26とがMIM素子32
を形成することになる。
次に第9図6、および第9図6の切断面線F―
Fから見た断面図の第10図6を参照する。接続
導電体26に接続されるように表示電極27が、
たとえば酸化インジウムIn2O3から形成される。
次に第9図7、および第9図7の切断面線G―
Gから見た断面図の第10図7を参照する。上述
した工程によつて得られた、表示電極27などを
含む基板20上に配向膜28を、たとえばポリイ
ミドなどから形成する。
以上のようにして第7図示の構成が実現され
る。
第11図は、本発明の他の実施例であり、横方
向方式の製造方法による液晶表示素子の基板40
の一部分の斜視図であり、第12図は第11図の
切断面線XII―XIIから見た断面図でる。基板40上
に第1導電体41と酸化停止層42が形成されて
おり、酸化停止層42の外周面を被覆して第2絶
縁膜43が2000Å〜4000Åの膜厚で形成されてい
る。接続導電体44は表示電極45と接続されて
いる。このとき接続導電体44と酸化停止層42
との間には第1絶縁膜46が300Å〜700Åの膜厚
で形成されている。したがつて第1導電体41と
酸化停止層42とから成る導電体と、第2絶縁膜
43と接続導電体44とがMIM素子47を形成
することになる。このとき第1絶縁膜43と第2
絶縁膜46とを形成するときに本発明が用いられ
ることができ、これらをそれぞれ均一な膜厚で形
成することができる。
上述の他の実施例は、第5図〜第10図で説明
した実施例の場合と同様の材料を用いて実現する
ことができる。
以上のようにしてMIM型液晶表示素子を製造
するにあたつて、均一な厚みを有する絶縁性薄膜
を陽極酸化法で形成するようにすることができ
た。
さらに、第1導電体21,41と酸化停止層2
2,42との組合せからなる導電体層が下部電極
を構成することになり、充分な導電性を有し、製
造にあたつては膜厚の制御を容易に下部電極を形
成できるという利点もある。
上述の実施例では基板20,40はホウケイ酸
ガラスから形成されたが、他にセラミツクスなど
の材料を用いてもよい。
第1導電体21,41はNiであつたが、予め
定められる酸化用導電体31の金属材料が酸化さ
れる陽極酸化液では酸化されないような他の導電
性材料を広く用いることができる。
酸化停止層22,42はAuから形成されたが、
他にPtなど酸化され難い導電性材料を広く用い
ることができる。
酸化用導電体31はTaから形成されたが、そ
の酸化物が電気絶縁性を有する導電材料を広く用
いることができる。
前述の実施例ではMIM型液晶表示素子の製造
工程について述べたが、本発明は電気絶縁性薄膜
を均一な膜厚で、陽極酸化法を用いて形成する工
程を含むような技術分野において広く実施するこ
とができる。
効 果 以上のように本発明に従えば、ドライ薄膜形成
法を用いて形成した導電性薄膜を陽極酸化法で酸
化するようにして、かつ少なくとも表面が酸化現
象に対して耐性を有し、導電性薄膜が形成される
基材で、その酸化の進行を停止させるようにし
た。その結果、充分に酸化され、均一な膜厚であ
つて、かつピンホールなどによる漏れ電流の少な
い薄膜を製造するようにでき、したがつて格段に
高品質の金属―絶縁物―金属構造の薄膜素子が構
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の縦方向方式による液晶表示
素子の基板1の一部分の斜視図、第2図は第1図
の切断面線―から見た断面図、第3図は従来
技術の横方向方式により液晶表示素子の基板10
の一部分の斜視図、第4図は第3図の切断面線
―から見た断面図、第5図は本発明の一実施例
の液晶表示素子の一断面を示す斜視図、第6図は
第5図の基板20の一部分の平面図、第7図は第
6図の一部分の斜視図、第8図は第7図の切断面
線―から見た断面図、第9図および第10図
は第7図の構成を実現する製造工程を説明するた
めの図、第11図は本発明の他の実施例の液晶表
示素子の基板40の一部分の斜視図、第12図は
第11図の切断面線XII―XIIから見た断面図であ
る。 20,40…基板、21,41…第1導電体、
22,42…酸化停止層、23,46…第1絶縁
膜、24,43…第2絶縁膜、25…透孔、2
6,44…接続導電体、27,45…表示電極、
31…酸化用導電体、32…MIM素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下2つの金属導電体間に金属酸化膜による
    絶縁層を介挿して、電圧―電流に非線形特性を得
    るようにした金属―絶縁物―金属構造を有する薄
    膜素子の製造方法において、 前記下側の金属導電体表面に、酸化現象に対し
    て耐性を有する導電材料からなる酸化停止層、及
    びドライ薄膜形成法による酸化用金属導電体を順
    次積層し、前記酸化停止層上の前記酸化用金属導
    電体を陽極酸化により酸化することにより、前記
    2つの金属導体間の金属酸化膜による絶縁層とし
    たことを特徴とする金属―絶縁物―金属構造を有
    する薄膜素子の製造方法。
JP10022084A 1984-05-17 1984-05-17 薄膜製造方法 Granted JPS60243299A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5569292A (en) * 1978-11-18 1980-05-24 Akio Nakano Metal molding
JPS58154237A (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 Tdk Corp パツシペ−シヨン膜の製造方法
JPS5960589U (ja) * 1982-10-15 1984-04-20 セイコーインスツルメンツ株式会社 腕時計側

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