JPH0357883B2 - - Google Patents
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- JPH0357883B2 JPH0357883B2 JP57089807A JP8980782A JPH0357883B2 JP H0357883 B2 JPH0357883 B2 JP H0357883B2 JP 57089807 A JP57089807 A JP 57089807A JP 8980782 A JP8980782 A JP 8980782A JP H0357883 B2 JPH0357883 B2 JP H0357883B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセクレチン吸着防止組成物およびセク
レチン吸着防止方法に関する。
レチン吸着防止方法に関する。
セクレチンは消化管ホルモンの一種、すなわち
膵液分泌ホルモンであり、各種の膵臓および胆嚢
疾患の治療あるいは診断に使用される有用な物質
である。この物質はホルモンの一種であるから、
一回の投与量が数マイクログラム程度の微量であ
り、この投与量は厳重に守られなければならな
い。つまり、製剤的に配合された微量の当該物質
はそのまま正確に投与されなければならないとい
う特別の事情があるのである。
膵液分泌ホルモンであり、各種の膵臓および胆嚢
疾患の治療あるいは診断に使用される有用な物質
である。この物質はホルモンの一種であるから、
一回の投与量が数マイクログラム程度の微量であ
り、この投与量は厳重に守られなければならな
い。つまり、製剤的に配合された微量の当該物質
はそのまま正確に投与されなければならないとい
う特別の事情があるのである。
しかしながら、他方、一般に水溶液中に存在す
る蛋白質類、ペプタイド類がガラス質に付着し、
その結果、当初の製剤的配合量からなり減少した
ものとなることはよく知られるところである。例
えば、インシユリンを輸液容器中に注入した場
合、相当量のインシユリンが容器のガラス表面に
瞬時に吸着され、しかもこの吸着はインシユリン
の濃度が低いときに起こりやすいことが知られて
いる(薬剤学Vol.39107−111(1979))。すなわち、
インシユリンのごときペプタイドホルモンは、元
来、投与量が微量に限定されているから、ガラス
容器への吸着が起こりやすい状態にあり、しかも
吸着による損失率は当初の配合量が少ないだけに
大きなものとなり、投与量は大幅に減少する結果
となる。このガラス容器への吸着による減量化は
本発明に係るセクレチンにおいても同様に観察さ
れる現象である。(Chem.Pharm.Bull.27(12)
3160−3163(1979))。すなわち、セクレチンはイ
ンシユリンと同様にその投与量が微量であるペプ
タイドホルモンであるから、水溶液中に存在する
場合には容易にガラス容器に吸着され、しかも吸
着による損失率はかなり大きなものとなる。例え
ば、仮りに製造時において容器その他の物に対し
厳重な注意を払い吸着が起こらないようにして必
要量を正確に仕込んだとしても、実際の投与時に
注射筒に移しとつた場合あるいは輸液との混注の
ために、輸液容器へ注入した場合においては、そ
れぞれ注射筒のガラス壁あるいは輸液容器のガラ
ス壁に相当量のものが吸着され、重大な影響をこ
うむる結果となる。かかる観点から、本発明者は
水溶液中のセクレチンの器物への吸着を防止する
技術手段については種々検討をおこない、その結
果、塩基性アミノ酸をセクレチン水溶液に添加す
ることによつて所期の目的が達成されること見出
し、特願昭56−53221によつて特定される特許出
願をおこなつた。
る蛋白質類、ペプタイド類がガラス質に付着し、
その結果、当初の製剤的配合量からなり減少した
ものとなることはよく知られるところである。例
えば、インシユリンを輸液容器中に注入した場
合、相当量のインシユリンが容器のガラス表面に
瞬時に吸着され、しかもこの吸着はインシユリン
の濃度が低いときに起こりやすいことが知られて
いる(薬剤学Vol.39107−111(1979))。すなわち、
インシユリンのごときペプタイドホルモンは、元
来、投与量が微量に限定されているから、ガラス
容器への吸着が起こりやすい状態にあり、しかも
吸着による損失率は当初の配合量が少ないだけに
大きなものとなり、投与量は大幅に減少する結果
となる。このガラス容器への吸着による減量化は
本発明に係るセクレチンにおいても同様に観察さ
れる現象である。(Chem.Pharm.Bull.27(12)
3160−3163(1979))。すなわち、セクレチンはイ
ンシユリンと同様にその投与量が微量であるペプ
タイドホルモンであるから、水溶液中に存在する
場合には容易にガラス容器に吸着され、しかも吸
着による損失率はかなり大きなものとなる。例え
ば、仮りに製造時において容器その他の物に対し
厳重な注意を払い吸着が起こらないようにして必
要量を正確に仕込んだとしても、実際の投与時に
注射筒に移しとつた場合あるいは輸液との混注の
ために、輸液容器へ注入した場合においては、そ
れぞれ注射筒のガラス壁あるいは輸液容器のガラ
ス壁に相当量のものが吸着され、重大な影響をこ
うむる結果となる。かかる観点から、本発明者は
水溶液中のセクレチンの器物への吸着を防止する
技術手段については種々検討をおこない、その結
果、塩基性アミノ酸をセクレチン水溶液に添加す
ることによつて所期の目的が達成されること見出
し、特願昭56−53221によつて特定される特許出
願をおこなつた。
ところで、最近はガラス製品と共に、プラスチ
ツク製の注射筒(ポリプロ製)、輸液ボトル(ポ
リプロ製、ポリエチ製)、点滴用導出管(塩化ビ
ニル)等が汎用されるようになり、セクレチンが
吸着される機会はいつそう増大した状況になつて
いるのである。かかる実情をふまえ、本発明者は
各種器物のプラスチツク壁に接触した場合におい
てもセクレチンの吸着が防止される技術手段につ
いて検討をおこない、その結果、レシチン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレン
グリコールソルビタンオレエート、メチルシクロ
デキストリンからなる群より選ばれた一または二
以上をセクレチン水溶液に添加することによつて
所期の目的が達成されることを知り、本発明を完
成するに至つた。
ツク製の注射筒(ポリプロ製)、輸液ボトル(ポ
リプロ製、ポリエチ製)、点滴用導出管(塩化ビ
ニル)等が汎用されるようになり、セクレチンが
吸着される機会はいつそう増大した状況になつて
いるのである。かかる実情をふまえ、本発明者は
各種器物のプラスチツク壁に接触した場合におい
てもセクレチンの吸着が防止される技術手段につ
いて検討をおこない、その結果、レシチン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレン
グリコールソルビタンオレエート、メチルシクロ
デキストリンからなる群より選ばれた一または二
以上をセクレチン水溶液に添加することによつて
所期の目的が達成されることを知り、本発明を完
成するに至つた。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明においてセクレチンはいかなる方法で製
造されたものでもよく、一般には哺乳動物、特に
ウシ、ブタなどの小腸粘膜より種々の方法で抽出
し、分離精製したものが用いられる。セクレチン
の投与量は診断または治療の目的に応じて異なる
が、例えば1ml当り2000〜5000クリツクハーパー
ラバー単位のセクレチンを含有する製剤が汎用さ
れる。しかし本発明はセクレチンの含有量によつ
て限定されるものではない。
造されたものでもよく、一般には哺乳動物、特に
ウシ、ブタなどの小腸粘膜より種々の方法で抽出
し、分離精製したものが用いられる。セクレチン
の投与量は診断または治療の目的に応じて異なる
が、例えば1ml当り2000〜5000クリツクハーパー
ラバー単位のセクレチンを含有する製剤が汎用さ
れる。しかし本発明はセクレチンの含有量によつ
て限定されるものではない。
次に本発明に係る吸着防止のための添加剤は後
記実験例に示されるごとく、レシチン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、メチルセルロース、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリ
コールソルビタンオレエート、メチルシクロデキ
ストリンからなる群より選ばれた一または二以上
である。これらの物質はセクレチンの吸着防止効
果についておこなつた実験の結果、多数の物質の
中から偶然にその効果が見出されたものであり、
従つてこれらの物質のみを特徴的に統括する上位
概念もないし、また吸着防止に至る機構も定かで
はない。しかしながら、セクレチンの吸着防止の
目的のためにこれらの物質が特別に選択されるこ
と並びにこれらの物質は著しい低濃度においてほ
ぼ完全なる吸着防止の効果を発揮することを見出
したのであつて、これらの点において本発明の新
規性並びに進歩性を認めることができる。これら
の物質群から選ばれた添加剤の配合量はセクレチ
ン含有組成物を水溶液とした場合に当該水溶液中
において0.001%以上となる量であることが望ま
しい。またこれらの物質が生体内に投与された場
合には、それ自体が薬理作用を呈しない程度の低
い量であることが望ましく、かかる意味において
セクレチン水溶液中で1%以下の濃度となること
が好ましい。しかし本発明は当該濃度範囲に特に
限定されるものではない。そもそも本発明に係る
添加物が吸着防止効果を発揮するに至る機構は前
述のごとく明瞭ではないが、容器接触面に対する
何らかの作用の結果であることはセクレチン水溶
液に本発明に係る添加物を後に加えても同様の効
果が得られることから明らかである。してみる
と、本発明に係る添加物の最少必要量はセクレチ
ン含有量に対してではなく、容器内面の表面積に
応じて定まる量であるということになる。従つて
使用時における接触器物の最大表面積が明らかで
あれば、それに応じて本発明セクレチン含有組成
物中に添加すべき本発明に係る添加物の量を定め
ることができる。しかしながら実際には、当該表
面積を当初から明らかにすることはできないの
で、組成物中におけるこれら配合量も正確に定め
ることはできない。しかし後記実験例より示され
るごとく、セクレチン含有組成物を水溶液とした
場合に、当該水溶液中において上記濃度範囲、す
なわち0.001%〜1%となる量であれば、本発明
の目的を達成する上で適当である。
記実験例に示されるごとく、レシチン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、メチルセルロース、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリ
コールソルビタンオレエート、メチルシクロデキ
ストリンからなる群より選ばれた一または二以上
である。これらの物質はセクレチンの吸着防止効
果についておこなつた実験の結果、多数の物質の
中から偶然にその効果が見出されたものであり、
従つてこれらの物質のみを特徴的に統括する上位
概念もないし、また吸着防止に至る機構も定かで
はない。しかしながら、セクレチンの吸着防止の
目的のためにこれらの物質が特別に選択されるこ
と並びにこれらの物質は著しい低濃度においてほ
ぼ完全なる吸着防止の効果を発揮することを見出
したのであつて、これらの点において本発明の新
規性並びに進歩性を認めることができる。これら
の物質群から選ばれた添加剤の配合量はセクレチ
ン含有組成物を水溶液とした場合に当該水溶液中
において0.001%以上となる量であることが望ま
しい。またこれらの物質が生体内に投与された場
合には、それ自体が薬理作用を呈しない程度の低
い量であることが望ましく、かかる意味において
セクレチン水溶液中で1%以下の濃度となること
が好ましい。しかし本発明は当該濃度範囲に特に
限定されるものではない。そもそも本発明に係る
添加物が吸着防止効果を発揮するに至る機構は前
述のごとく明瞭ではないが、容器接触面に対する
何らかの作用の結果であることはセクレチン水溶
液に本発明に係る添加物を後に加えても同様の効
果が得られることから明らかである。してみる
と、本発明に係る添加物の最少必要量はセクレチ
ン含有量に対してではなく、容器内面の表面積に
応じて定まる量であるということになる。従つて
使用時における接触器物の最大表面積が明らかで
あれば、それに応じて本発明セクレチン含有組成
物中に添加すべき本発明に係る添加物の量を定め
ることができる。しかしながら実際には、当該表
面積を当初から明らかにすることはできないの
で、組成物中におけるこれら配合量も正確に定め
ることはできない。しかし後記実験例より示され
るごとく、セクレチン含有組成物を水溶液とした
場合に、当該水溶液中において上記濃度範囲、す
なわち0.001%〜1%となる量であれば、本発明
の目的を達成する上で適当である。
次に本発明組成物の製剤的形態は数種類のもの
が存在する。すなわちセクレチンと本発明に係る
添加物とが必ずしも当初から同一の組成物中に共
存した状態で与えられる必要がなく、それぞれを
別々に用意し、用時両者を混合すればよいような
組成物形態も可能である。従つて、組成物の具体
例を示せば、以下のごとき製剤的形態がある。
が存在する。すなわちセクレチンと本発明に係る
添加物とが必ずしも当初から同一の組成物中に共
存した状態で与えられる必要がなく、それぞれを
別々に用意し、用時両者を混合すればよいような
組成物形態も可能である。従つて、組成物の具体
例を示せば、以下のごとき製剤的形態がある。
() セクレチンと本発明に係る添加物とが同一
の水溶液中に直接共存するように配合された組
成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とがそれ
ぞれ別の水溶液となつており両者が用時に混合
されるべく組合わされてなる組成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とが同一
の凍結乾燥粉末中に直接共存するように配合さ
れた組成物であり、用時これに別に用意された
溶解用溶液が加えられる組成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とがそれ
ぞれ別の凍結乾燥粉末として存在しており、用
時それぞれを水溶液にして混合されるべく組合
わされてなる組成物 () セクレチンは凍結乾燥粉末として与えら
れ、また本発明に係る添加物はその水溶液とし
て与えられ、両者が用時に混合されるべく組合
わされてなる組成物 ここにあげられた各種の水溶液および凍結乾燥
粉末の製造はそれぞれにおける常法に従つて容易
に実施することができる。また水溶液中に適当な
る安定化剤、緩衝剤等を加えることおよび凍結乾
燥粉末中に緩衝剤あるいは凍結乾燥のための適当
な賦形剤等を加えることは本発明において自由に
なし得る。
の水溶液中に直接共存するように配合された組
成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とがそれ
ぞれ別の水溶液となつており両者が用時に混合
されるべく組合わされてなる組成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とが同一
の凍結乾燥粉末中に直接共存するように配合さ
れた組成物であり、用時これに別に用意された
溶解用溶液が加えられる組成物 () セクレチンと本発明に係る添加物とがそれ
ぞれ別の凍結乾燥粉末として存在しており、用
時それぞれを水溶液にして混合されるべく組合
わされてなる組成物 () セクレチンは凍結乾燥粉末として与えら
れ、また本発明に係る添加物はその水溶液とし
て与えられ、両者が用時に混合されるべく組合
わされてなる組成物 ここにあげられた各種の水溶液および凍結乾燥
粉末の製造はそれぞれにおける常法に従つて容易
に実施することができる。また水溶液中に適当な
る安定化剤、緩衝剤等を加えることおよび凍結乾
燥粉末中に緩衝剤あるいは凍結乾燥のための適当
な賦形剤等を加えることは本発明において自由に
なし得る。
本発明はまたセクレチン含有水溶液において、
セクレチンの器物接触壁への吸着を防止する方法
でもある。すなわち、セクレチンの器物接触壁へ
の吸着を防止する目的でセクレチン含有輸液また
はセクレチン含有アンプル液に別に用意されてい
る本発明に係る添加物の水溶液を加える方法ある
いはすでに用意されている本発明に係る添加物の
含有輸液または本発明に係る添加物の含有アンプ
ル液にセクレチンを加える方法は、これまで詳述
した吸着防止組成物の発明におけると同一の技術
的思想に属する。
セクレチンの器物接触壁への吸着を防止する方法
でもある。すなわち、セクレチンの器物接触壁へ
の吸着を防止する目的でセクレチン含有輸液また
はセクレチン含有アンプル液に別に用意されてい
る本発明に係る添加物の水溶液を加える方法ある
いはすでに用意されている本発明に係る添加物の
含有輸液または本発明に係る添加物の含有アンプ
ル液にセクレチンを加える方法は、これまで詳述
した吸着防止組成物の発明におけると同一の技術
的思想に属する。
本発明の効果を以下の実験例をもつて説明す
る。
る。
実験例 1
試 料
0.9%NaCl水溶液にメチルセルロース、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、レシチン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ポリエチレングリコール
ソルビタンオレート、メチルシクロデキストリン
の各添加剤を0.1%、0.01%、0.001%、0.0001%、
0.00001%となるように含有せしめたものを用意
し、検体試料とした。
キシエチレン硬化ヒマシ油、レシチン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ポリエチレングリコール
ソルビタンオレート、メチルシクロデキストリン
の各添加剤を0.1%、0.01%、0.001%、0.0001%、
0.00001%となるように含有せしめたものを用意
し、検体試料とした。
他に対照試料として上記濃度のウシ血清アルブ
ミンと0.9%NaCl水溶液のみを用意した。
ミンと0.9%NaCl水溶液のみを用意した。
方 法
凍結乾燥状態のセクレチン50クリツクハーパー
ラバー単位を含有するポリエチレン製の試験管に
各試料2mlを加え、10分間経過後マイクロシリン
ジに100μlをとり高速液体クロマトカラムに注入
し非吸着のセクレチン量を高速液体クロマトグラ
フイーによつて測定し回収率を求めた。
ラバー単位を含有するポリエチレン製の試験管に
各試料2mlを加え、10分間経過後マイクロシリン
ジに100μlをとり高速液体クロマトカラムに注入
し非吸着のセクレチン量を高速液体クロマトグラ
フイーによつて測定し回収率を求めた。
なお、高速液体クロマトグラフイーにおいて測
定波長は210nm、移動相はCH3CN−H2O−70%
HClO4(40:60:0.5)とした。以後の実験例にお
ける高速液体クロマトグラフイーも同様の条件で
おこなつた。
定波長は210nm、移動相はCH3CN−H2O−70%
HClO4(40:60:0.5)とした。以後の実験例にお
ける高速液体クロマトグラフイーも同様の条件で
おこなつた。
結 果
結果を図1に示す。図中Cont.は0.9%NaCl水
溶液のみの場合、BSAはウシ血清アルブミン、
MCはメチルセルロース、HCOはポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、Lecithinはレシチン、HPC
はヒドロキシプロピルセルロース、Tweenはポ
リエチレングリコールソルビタンオレート、Me
−CyDはメチルシクロデキストリンの各添加剤が
0.9%NaCl水溶液に添加された場合における回収
率を示す。
溶液のみの場合、BSAはウシ血清アルブミン、
MCはメチルセルロース、HCOはポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、Lecithinはレシチン、HPC
はヒドロキシプロピルセルロース、Tweenはポ
リエチレングリコールソルビタンオレート、Me
−CyDはメチルシクロデキストリンの各添加剤が
0.9%NaCl水溶液に添加された場合における回収
率を示す。
なお、10-1、10-2、10-3、10-4、10-5は添加剤
が当該含有濃度すなわち0.1%、0.01%、0.001%、
0.0001%、0.00001%のときのセクレチン回収率
を示す。
が当該含有濃度すなわち0.1%、0.01%、0.001%、
0.0001%、0.00001%のときのセクレチン回収率
を示す。
ウシ血清アルブミンは、従来公知の吸着防止剤
でありこれが0.1%含有されるときは回収率が100
%となることが知られている。しかし、ウシ血清
アルブミンを吸着防止の目的で添加することは実
用上問題がある。
でありこれが0.1%含有されるときは回収率が100
%となることが知られている。しかし、ウシ血清
アルブミンを吸着防止の目的で添加することは実
用上問題がある。
図1より本発明に係る添加剤がウシ血清アルブ
ミンに匹敵する吸着防止剤となることが判明す
る。しかも本発明に係る添加剤は10-3%すなわち
0.001%以上添加されたときにセクレチンの器物
への吸着を防止する効果を示すことが判明する。
ミンに匹敵する吸着防止剤となることが判明す
る。しかも本発明に係る添加剤は10-3%すなわち
0.001%以上添加されたときにセクレチンの器物
への吸着を防止する効果を示すことが判明する。
実験例 2
試 料
0.9%NaCl水溶液にポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油の各添加剤を0.001%、0.01%、0.1%とな
るように含有せしめたものを用意し検体試料とし
た。他に対照試料として0.9%NaCl水溶液を用意
した。
マシ油の各添加剤を0.001%、0.01%、0.1%とな
るように含有せしめたものを用意し検体試料とし
た。他に対照試料として0.9%NaCl水溶液を用意
した。
方 法
凍結乾燥状態のセクレチン50クリツクハーパー
ラバー単位を含有するポリエチレン製の試験管2
本に各試料をそれぞれ2mlずつ加えて溶解し直ち
に5mlのガラス製注射筒および5mlのポリプロ製
注射筒にとり1分、5分および10分各経過後にス
ピツツロールに移し70%HClO4−CH3CN(1:
9)混合溶媒を加え、非吸着のセクレチン量を高
速液体クロマトグラフイーによつて測定し、回収
率を求めた。
ラバー単位を含有するポリエチレン製の試験管2
本に各試料をそれぞれ2mlずつ加えて溶解し直ち
に5mlのガラス製注射筒および5mlのポリプロ製
注射筒にとり1分、5分および10分各経過後にス
ピツツロールに移し70%HClO4−CH3CN(1:
9)混合溶媒を加え、非吸着のセクレチン量を高
速液体クロマトグラフイーによつて測定し、回収
率を求めた。
結 果
結果を図2および図3に示す。図中Contは0.9
%NaCl水溶液のみの場合、HCOはポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油の各添加剤が0.9%NaCl水溶
液に添加された場合における回収率を示す。な
お、10-1、10-2、10-3は添加剤が当該含有濃度す
なわち0.1%、0.01%、0.001%のときの回収率を
示しA、B、Cは1分、5分、10分の各接触時間
経過後におけるものを示す。また図2はポリプロ
製注射筒にとつた場合、図3はガラス注射筒にと
つた場合の図面である。
%NaCl水溶液のみの場合、HCOはポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油の各添加剤が0.9%NaCl水溶
液に添加された場合における回収率を示す。な
お、10-1、10-2、10-3は添加剤が当該含有濃度す
なわち0.1%、0.01%、0.001%のときの回収率を
示しA、B、Cは1分、5分、10分の各接触時間
経過後におけるものを示す。また図2はポリプロ
製注射筒にとつた場合、図3はガラス注射筒にと
つた場合の図面である。
図2および図3よりポリエチレン製試験管およ
びポリプロ製またはガラス製の注射筒の各壁に接
触したときにみられるセクレチンの吸着を本発明
に係る添加剤が防止する効果を持つことが判明す
る。
びポリプロ製またはガラス製の注射筒の各壁に接
触したときにみられるセクレチンの吸着を本発明
に係る添加剤が防止する効果を持つことが判明す
る。
以下に記載する実施例をもつて本発明を具体的
に説明する。
に説明する。
実施例 1
PH4.0の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液100ml中に
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.05g、塩化ナ
トリウム0.8g、セクレチン5000クリツクハーパ
ーラバー単位を含む水溶液を無菌的に調製し1ml
ずつアンプルに分注し熔閉する。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.05g、塩化ナ
トリウム0.8g、セクレチン5000クリツクハーパ
ーラバー単位を含む水溶液を無菌的に調製し1ml
ずつアンプルに分注し熔閉する。
実施例 2
PH4.0の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液100ml中に
ポリエチレングリコールソルビタンオレート0.02
g、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共
重合体0.03g、塩化ナトリウム0.8g、セクレチ
ン5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液
を無菌的に調製し、1mlずつアンプルに分注し熔
閉する。
ポリエチレングリコールソルビタンオレート0.02
g、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共
重合体0.03g、塩化ナトリウム0.8g、セクレチ
ン5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液
を無菌的に調製し、1mlずつアンプルに分注し熔
閉する。
実施例 3
PH4.5の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液50ml中に
L−アラニン2g、レシチン0.05g、セクレチン
5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液を
無菌的に調製し0.5mlずつアンプルに分注し凍結
乾燥し熔閉する。別に注射用蒸留水1mlを含むア
ンプルを用意し溶解用溶液アンプルとする。
L−アラニン2g、レシチン0.05g、セクレチン
5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液を
無菌的に調製し0.5mlずつアンプルに分注し凍結
乾燥し熔閉する。別に注射用蒸留水1mlを含むア
ンプルを用意し溶解用溶液アンプルとする。
実験例 4
PH4.5の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液50ml中に
L−アラニン2g、L−システイン0.2g、セク
レチン10000クリツクハーパーラバー単位を含む
水溶液を無菌的に調製し0.5mlずつバイアルに分
注し凍結乾燥し密封する。別に0.1%メチルセル
ロース水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分注して
熔閉し、溶解用溶液アンプルとする。
L−アラニン2g、L−システイン0.2g、セク
レチン10000クリツクハーパーラバー単位を含む
水溶液を無菌的に調製し0.5mlずつバイアルに分
注し凍結乾燥し密封する。別に0.1%メチルセル
ロース水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分注して
熔閉し、溶解用溶液アンプルとする。
実施例 5
実験例4と同様にセクレチンの凍結乾燥バイア
ルを調製する。別に0.1%ヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分注し
て熔閉し溶解用アンプルとする。
ルを調製する。別に0.1%ヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分注し
て熔閉し溶解用アンプルとする。
実施例 6
PH4.5の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液50ml中に
L−アラニン2g、メチルシクロデキストリン
0.05g、セクレチン5000クリツクハーパーラバー
単位を含む水溶液を無菌的に調製し0.5mlずつア
ンプルに分注し凍結乾燥し熔閉する。別に注射用
蒸留水1mlを含むアンプルを用意し溶解用溶液ア
ンプルとする。
L−アラニン2g、メチルシクロデキストリン
0.05g、セクレチン5000クリツクハーパーラバー
単位を含む水溶液を無菌的に調製し0.5mlずつア
ンプルに分注し凍結乾燥し熔閉する。別に注射用
蒸留水1mlを含むアンプルを用意し溶解用溶液ア
ンプルとする。
実施例 7
PH4.5の0.03Mクエン酸リン酸緩衝液50ml中に
L−アラニン2g、レシチン0.05g、セクレチン
5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液を
無菌的に調製し0.5mlずつバイアルに分注し凍結
乾燥し密封する。別に0.1%ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分
注して熔閉し溶解用溶液アンプルとする。
L−アラニン2g、レシチン0.05g、セクレチン
5000クリツクハーパーラバー単位を含む水溶液を
無菌的に調製し0.5mlずつバイアルに分注し凍結
乾燥し密封する。別に0.1%ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油水溶液を無菌的に調製し1mlずつ分
注して熔閉し溶解用溶液アンプルとする。
実施例 8
1%ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油水溶液を
無菌的に調製し2mlずつ分注して熔閉しセクレチ
ンの吸着防止用溶液アンプルとする。
無菌的に調製し2mlずつ分注して熔閉しセクレチ
ンの吸着防止用溶液アンプルとする。
図1は実験例1結果の項に記載の図1に相当し
セクレチンをポリエチレン製試験管に接触せしめ
たときの回収率と本発明に係る添加剤の種類なら
びに添加濃度との関係を示す棒グラフである。 図2および図3は実験例2結果の項記載の図2
および図3に相当し、セクレチンをポリエチレン
製試験管および注射筒に接触せしめたときの回収
率と本発明に係る添加剤の種類、添加濃度および
接触の経過時間との関係を示す棒グラフである。
なお、図2はポリプロ製注射筒の場合、図3はガ
ラス製注射筒の場合を示す。
セクレチンをポリエチレン製試験管に接触せしめ
たときの回収率と本発明に係る添加剤の種類なら
びに添加濃度との関係を示す棒グラフである。 図2および図3は実験例2結果の項記載の図2
および図3に相当し、セクレチンをポリエチレン
製試験管および注射筒に接触せしめたときの回収
率と本発明に係る添加剤の種類、添加濃度および
接触の経過時間との関係を示す棒グラフである。
なお、図2はポリプロ製注射筒の場合、図3はガ
ラス製注射筒の場合を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 レシチン、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリエチレングリコールソルビタンオレエ
ート、メチルシクロデキストリンからなる群より
選ばれた一または二以上の添加剤とセクレチンと
が直接共存するかまたは組合わせてなるセクレチ
ン含有組成物。 2 添加剤の配合量が、セクレチン含有組成物を
水溶液とした場合に、当該水溶液中において
0.001〜1%である特許請求の範囲第1項記載の
セクレチン含有組成物。 3 セクレチン含有組成物が水溶液である特許請
求の範囲第1項または第2項記載のセクレチン含
有組成物。 4 セクレチン含有組成物が凍結乾燥粉末である
特許請求の範囲第1項または第2項記載のセクレ
チン含有組成物。 5 セクレチン含有組成物が凍結乾燥粉末と水溶
液との組み合わせである特許請求の範囲第1項ま
たは第2項記載のセクレチン含有組成物。 6 セクレチン含有水溶液においてレシチン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチ
レングリコールソルビタンオレエート、メチルシ
クロデキストリンからなる群より選ばれた一また
は二以上の添加剤が添加されることを特徴とする
セクレチン吸着防止方法。 7 添加剤の配合量がセクレチン含有水溶液にお
いて0.001〜1%である特許請求の範囲第6項記
載のセクレチン吸着防止方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57089807A JPS58206513A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | セクレチン吸着防止組成物および方法 |
| EP83105277A EP0095751B1 (en) | 1982-05-28 | 1983-05-27 | Secretin composition and method for preventing the adsorption of secretin |
| ES522777A ES8503514A1 (es) | 1982-05-28 | 1983-05-27 | Un procedimiento para impedir la absorcion de secretina en las paredes de un recipiente de vidrio o plastico. |
| DE8383105277T DE3362404D1 (en) | 1982-05-28 | 1983-05-27 | Secretin composition and method for preventing the adsorption of secretin |
| AT83105277T ATE18465T1 (de) | 1982-05-28 | 1983-05-27 | Secretin enthaltende zusammensetzung und verfahren zur verhinderung der adsorption von secretin. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57089807A JPS58206513A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | セクレチン吸着防止組成物および方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58206513A JPS58206513A (ja) | 1983-12-01 |
| JPH0357883B2 true JPH0357883B2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=13980987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57089807A Granted JPS58206513A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | セクレチン吸着防止組成物および方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0095751B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58206513A (ja) |
| AT (1) | ATE18465T1 (ja) |
| DE (1) | DE3362404D1 (ja) |
| ES (1) | ES8503514A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5002940A (en) * | 1984-11-06 | 1991-03-26 | Ciba-Geigy Corporation | Solid drug formulations and stable suspensions |
| DE3500268A1 (de) * | 1985-01-05 | 1986-07-10 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Praeparate mit verzoegerter wirkung, verfahren zu deren herstellung sowie entsprechende mittel zur human- bzw. veterinaermedizinischen anwendung |
| JPH0651637B2 (ja) * | 1985-03-28 | 1994-07-06 | エーザイ株式会社 | ペプタイドの吸着防止組成物 |
| JPH0819004B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1996-02-28 | 日清製粉株式会社 | 徐放性医薬製剤 |
| DE3863908D1 (de) * | 1987-11-27 | 1991-08-29 | Akzo Nv | Stabilisierung von antikoerpern. |
| WO1990006127A1 (fr) * | 1988-12-06 | 1990-06-14 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | COMPOSITION D'INTERLEUKINE-1β STABILISEE |
| TW434021B (en) * | 1995-03-15 | 2001-05-16 | Kirin Brewery | Methods for preventing adsorption of thrombopoietin (TPO), and stable TPO-containing compositions |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5029005B2 (ja) * | 1972-05-08 | 1975-09-19 | ||
| DE2917535C2 (de) * | 1979-04-30 | 1986-10-30 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Gegen Denaturierung beständige Insulinlösungen |
| US4357310A (en) * | 1980-08-08 | 1982-11-02 | Baxter Travenol Laboratories, Inc. | Method and composition for reducing the nonspecific binding of radioiodinated protein hormones |
| JPS57169425A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-19 | Eisai Co Ltd | Composition and method for preventing adsorption of secretin |
-
1982
- 1982-05-28 JP JP57089807A patent/JPS58206513A/ja active Granted
-
1983
- 1983-05-27 DE DE8383105277T patent/DE3362404D1/de not_active Expired
- 1983-05-27 EP EP83105277A patent/EP0095751B1/en not_active Expired
- 1983-05-27 AT AT83105277T patent/ATE18465T1/de not_active IP Right Cessation
- 1983-05-27 ES ES522777A patent/ES8503514A1/es not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58206513A (ja) | 1983-12-01 |
| ES522777A0 (es) | 1985-03-16 |
| ATE18465T1 (de) | 1986-03-15 |
| DE3362404D1 (en) | 1986-04-10 |
| ES8503514A1 (es) | 1985-03-16 |
| EP0095751A1 (en) | 1983-12-07 |
| EP0095751B1 (en) | 1986-03-05 |
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