JPH0360011B2 - - Google Patents

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JPH0360011B2
JPH0360011B2 JP4617586A JP4617586A JPH0360011B2 JP H0360011 B2 JPH0360011 B2 JP H0360011B2 JP 4617586 A JP4617586 A JP 4617586A JP 4617586 A JP4617586 A JP 4617586A JP H0360011 B2 JPH0360011 B2 JP H0360011B2
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JP
Japan
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temperature
combustion
combustion stage
incinerator
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Yoshimasa Asada
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は下水処理の過程において排出される有
機汚泥などの被燃焼物を焼却処理する多段焼却炉
装置に関する。
〔従来の技術〕
下水処理場においては下水処理の過程で排出さ
れる有機性汚泥を焼却するのに多段焼却炉が用い
られている。多段焼却炉は上下方向に複数段(5
〜12段)の棚を形成し、最上段に投入された汚泥
を順次下段に落下させることにより汚泥を乾燥、
焼却、冷却の手順で処理するものである。焼却炉
の加熱は通常バーナによつて行われる。また、汚
泥の落下は中心部に配置される回転軸に設けられ
た撹拌アームによつて行われ、燃焼によつて生じ
た灰は最下段より排出される。
ところで、多段焼却炉においては未燃物が残留
しないように温度制御を良好に行うことが要求さ
れる。従来、多段焼却炉の温度制御はバーナで加
熱する段より上段の段を燃焼段と固定し、この燃
焼段の温度が設定値となるようにバーナに供給す
る燃料量を制御している。そして、例えば特公昭
60−26931号公報に記載されているように、最下
段とその上の段の温度差によつて未燃物の有無を
確認し、燃焼段の温度設定値を調節している。温
度差がある場合には未燃物有りと判断し温度設定
値を高くする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、燃焼段は汚泥の性状(含水率、有機
物濃度など)によつて変動する。燃焼段が設定燃
焼段より上段に移動した場合、燃焼が終了しつつ
ある温度の低下した設定燃焼段を温度設定値に制
御するため実燃焼段の温度が温度設定値(最適燃
焼温度)よりはるかに高くなり燃料を無駄に消費
することになる。実燃焼段が設定燃焼段より下段
に移動した場合にも、実燃焼段が最適燃焼温度よ
りはるかに高くなる。以上のように、実燃焼段が
設定燃焼段以外に移行した際に実燃焼段を必要以
上に高温にするため燃料を無駄に消費することに
なり経済的に得策でない。
本発明は上記点に対処して成されたもので、そ
の目的とするところは燃料使用量を低減し効率的
に焼却処理を行える多段焼却炉装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、設定燃焼段より上方の1個あるいは
数個の段に排気弁を設けると共に実燃焼段を検出
し、実燃焼段が設定燃焼段より上段にあるときに
は排気弁を作動させる。
〔作用〕
実燃焼段が設定燃焼段より上段に移行した際に
は排気弁を開状態にして熱を放出して実燃焼段を
下段方向に移行させ、設定燃焼段が常に実燃焼段
にする。設定燃焼段の温度を最適燃焼温度に制御
しているので、実燃焼段の温度を必要以上に高く
することなく、燃料使用量を低減し汚泥焼却処理
を効率的に行える。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す。第1図は多
段焼却炉が10段の場合を示す。
第1図において、多段焼却炉1は上下方向に複
数段の棚5を有し、その中央部に回転軸9が配置
されている。回転軸9は電動機10により駆動さ
れる。多段焼却炉1内の上から1〜3段は乾燥
帯、4〜7段は燃焼帯および7〜10段は冷却帯と
称されている。本実施例においては6段目を設定
燃焼段として説明する。多段焼却炉1の頂部には
汚泥(被燃焼物)を投入される投入口2が設けら
れている。汚泥はベルトコンベア(図示せず)な
どによつて搬入され、投入口2から投入される。
また、焼却炉1の頂部には排ガスを排出すガス排
出口4も設けられている。さらに、焼却炉1の底
部には灰分排出口3が設けられている。焼却炉1
の5段目と6段目の側壁に排気孔22a,22b
が穿設されており、この排気孔22a,22bに
配管を介して排気弁(電動弁)23A,23Bが
接続されている。排気弁23A,23Bの出側は
ガス排出口4に接続されている配管に連結され
る。配管には通常誘引送風機が設けられている
が、図示を省略している。排気弁23A,23B
は後述する弁駆動回路24によりオンオフ制御さ
れる。焼却炉1の内部はバーナ12の発生する熱
風によつて加熱される。バーナ12は7段目に設
置されている。焼却炉1の内部には押込送風機2
1によつて空気も供給される。バーナ12には図
示しない燃料貯留槽から燃料ポンプ12、燃料制
御弁13および流量計14を介して供給される。
また、バーナ12には押込送風機15から空気も
供給される。バーナ12に供給する空気量は調節
するのが望ましいが、本実施例では一定量を供給
するものとして示している。燃料制御弁13は調
節計17によつて設定燃焼段の温度が設定値(最
適燃焼温度)となるような開度に制御される。焼
却炉1の中心部に配置される回転軸9には各段毎
に撹拌アーム6が取付けられている。乾燥帯であ
る3段と燃焼帯の4〜6段の温度はそれぞれ温度
検出器7A〜7Dで検出される。燃焼段判定回路
18は温度検出器7A〜7Dで検出した温度T3
〜T6を入力し、後述のようにして実燃焼段を検
出すると共に設定燃焼段(6段目)の温度検出値
T6を調節計17に与える。また、燃焼段判定回
路18は検出した実燃焼段がどの段であるかを弁
駆動回路24に与えると共に、焼却炉1の燃焼準
備中(加温中)か否かを判断し接点8A,8Bの
開閉を行う。なお、燃焼段判定回路18は、燃焼
準備中(加温中)は5段目の温度検出値T5を調
節計17に加える。加温温度設定器19は加温す
る炉内温度設定値を接点8Aを介して加える。
次に動作を説明する。
多段焼却炉1の投入口2から投入された被燃焼
物は回転軸9に取付けられた撹拌アーム6により
各段の棚5上で円周部から中心部へ、中心部か円
周部に交互に送られ、回転軸9と棚5の隙間1a
および棚5と外周側壁の間の隙間1bか下段に落
下する。被燃焼物は順次落下する過程で乾燥、燃
焼が行われる。被燃焼物は燃焼によつて無機物の
灰になり、下方の段に移行するに伴い冷却され排
出口3から排出される。また、被燃焼物の処理に
よつて発生したガス排出口4から排出される。通
常、排ガは水洗い、酸(硫酸)洗い、アルカリ
(苛性ソーダ)洗いなどによつて洗浄処理された
後に大気中に放散される。
さて、燃焼段判定回路18は温度検出器7A〜
7Dで検出した温度検出値T3〜T6を入力して
次のように動作する。その動作を第2図に示すフ
ロー図を参照して説明する。
まず、ステツプS1では焼却炉1が燃焼準備中
(加温中)であるか判断する。ステツプS1の判断
は別途設けられている起動制御回路(図示せず)
から与えられる信号によつて判断する。加温中の
場合にはステツプS2に移行し接点8Aを閉じ、
加温温度設定器19から調節計17に加温温度設
定値を加える。なお、加温温度設定値は多段炉1
の熱的なストレスを小さくするため漸次増加させ
る。加温中の場合にはステツプS3に示すように
5段目の温度検出値T5を調節計17に与える。
調節計17は5段目の温度T5が加温温度設定値
となるように燃料制御弁13の開度を制御する。
燃焼準備が終了し、ステツプS4で燃焼開始の
初期間であると判断すると、被燃焼物を投入して
からの時間が短いために温度変動が大きくなる。
この際にはステツプS5において最適燃焼温度
(例えば700℃)を調節計17の温度設定値とす
る。この際にも5段目の温度T5を調節計17に
温度検出値として与える。
次に通常運転期間中はまず、接点8Bを閉じ最
適燃焼温度を調節計17に加える。そしてステツ
プS6の処理に移動する。ステツプS6では、3段
から6段までの各々の温度検出値T3〜T6を用
い、上下方向の各段毎の温度差ΔT4,ΔT5,
ΔT6を、下式より求める。
ΔT4=T4−T3 ……(1) ΔT5=T5−T4 ……(2) ΔT6=T6−T5 ……(3) 次に、ステツプS7において、温度差ΔT4,
ΔT5,ΔT6の内で温度差ΔT4が最大であるか
判断する。温度差ΔT4が最大の場合には4段目
を実燃焼段と判断し、ステツプS8において温度
T4を実燃焼段温度として調節計17に温度検出
値として加える。調節計17は燃焼段温度T4が
設定値より小さければ燃料制御弁13の開度を大
きくし供給燃料量を増加させ、逆に燃焼段温度T
4が設定値より大きいと燃料制御弁13の開度を
小さくし供給燃料量を減少させる。通常は燃焼段
温度T4が設定値より大きくなるので供給燃料量
を減少させる。ステツプS8からステツプS9に移
るとステツプS9では排気弁23Aの開指令を弁
駆動回路24に与える。弁駆動回路24は排気弁
23Aを全開にする。排気弁23Aを全開にする
と、4段目の燃焼段の熱が大気に放熱される。4
段目の熱が放熱すると1〜3段目の乾燥帯におけ
る乾燥が妨げられるため、次第に燃焼段が低下し
5段目に移行する。燃焼段が5段目に移行する
と、ステツプS10で温度差ΔT5が最大と判断す
る。ステツプS11で温度T5を燃焼段温度と判定
し、温度T6を調節計17に温度検出値として加
える。調節計17は5段目の温度T5が設定値と
なるように燃料制御弁13を制御する。ステツプ
S12に移行すると、排気弁23Aの閉指令と排気
弁23Bの開指令を弁駆動回路24に与える。弁
駆動回路24は排気弁23Aを全閉にすると同時
に排気弁23Bを全開にする。排気弁23Bを全
開にすると5段目の熱が大気に放散されるので、
乾燥段となつている1〜4段目の乾燥が妨げられ
る。このため、燃焼段は次第に低下し6段目が実
燃焼段になる。温度差ΔT4,ΔT5が共に最大
値にならない場合には設定燃焼段である6段目が
実燃焼段と判定し、ステツプS13で温度T6を実
燃焼段温度として調節計17に入力する。調節計
17は設定燃焼段である6段目の温度T6が設定
値になるように燃料制御弁13を制御する。ステ
ツプS14では排気弁23A,23Bの閉指令を弁
駆動回路24に与える。弁駆動回路24は排気弁
23A,23Bを全閉にする。排気弁23Aは既
に全閉になつているが再確認操作を行う。通常は
排気弁23A,23B共に全閉状態で、設定燃焼
段である6段目を実燃焼段にして焼却処理が行な
われる。多段焼却炉1の6段目を設定燃焼段とし
たのはバーナ11が7段目に設けてあり、バーナ
11と実燃焼段との距離を短くしてバーナの加熱
効果を十分に発揮させ、かつ、未燃物を排出しな
いようにするためである。ステツプS15では4〜
6段目のいずれが実燃焼段である場合も最適燃焼
温度(700℃)を調節計17に温度設定値として
与える。以上の実燃焼段の判定は多段焼却炉1内
での燃焼段の変化が緩やかである事を考慮し、ス
テツプS16でタイマ(図示せず)により計時し、
10分〜15分毎に実燃焼段の検出を実行する(ステ
ツプS17)。
さて、第1図の実施例は温度差によつて実燃焼
段を検出している。このことについて具体的に説
明する。
第3図に温度検出器7A〜7Dの検出値T3〜
T6の一例を示す。
第3図の例ではT3=400℃、T4=500℃、T
5=650℃、T6=700℃を用い、各段の温度勾配
を計算する。
ΔT4=T4−T3=500−400=100(℃) ΔT5=T5−T4=650−540=110(℃) ΔT6=T6−T5=700−650=50(℃) 次に、ΔT4,ΔT5,ΔT6の内、最大の温度
差を求める。この場合、ΔT5が最大であり、5
段目を燃焼段と判定し、5段目の温度検出器7C
の計測値T5(650℃)を調節計17に加える。
このように温度差によつて燃焼段を検出するの
であるが、その理由は次のようである。
焼却炉の乾燥帯では、被燃焼物中の水分の気化
により、熱の吸収が行われ、上段に行く程に温度
が低下する。燃焼段の一段上では被燃焼物の乾燥
が行われており、被燃焼物中の水分が、気化さ
れ、気化熱の吸収により、熱の吸収が行われてい
る。これに対し、燃焼段では被燃焼物の燃焼によ
り発熱が起こり、従つて、燃焼段と燃焼段の一段
上の段との温度差が一番大きくなる。
なお、多段焼却炉1の加温中期間や多段焼却炉
1の燃焼開始期間は通常燃焼段になると思われる
5段目の温度検出値を調節計17に、温度検出値
T5として出力する。これは、灰分中に未燃分が
残る危険性があるのでバーナ11の最も効果のあ
る6段目より上の5段目を燃焼段とする事により
燃焼帯を広げている。調節計17は燃焼段判定回
路18より入力された温度検出値に基づき燃料制
御弁13を制御する事により、多段焼却炉1の温
度制御を実施する。調節計17の温度設定値は最
適燃焼温度(700℃)に設定されており、燃焼段
が変動した場合でも最適温度制御が可能となる。
以上のようにして温度制御を行うのであるが、
バーナの最も効果のある設定燃焼段が実燃焼段に
なるようにしている。このため、従来のように可
燃物性状の変動等に対処するため、安全率を高く
とつて、調節計17の設定温度をかなり高めに設
定して置く必要がないから、過剰の燃料を供給し
て焼却処理する必要はなくなり、省エネルギー、
省資源の面より極めて好ましいものである。省エ
ネルギー効果は、可燃物性状、投入量により異な
るが、実測したところ約10〜15%の燃料節減がで
きた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、多段焼
却炉の実燃焼段の検出を行い設定燃焼段が実燃焼
段になるようにしている。したがつて、加温用バ
ーナを効率良く動作させる事ができるので、少な
い燃料使用量が効果的に焼却処理できる効果があ
る。
なお、上述の実施例は実燃焼段を温度差によつ
て検出しているが、最高温度の段を実燃焼段と判
定しても同様に行える。また、設定燃焼段以外が
実燃焼段になつた際にも実燃焼段を最適燃焼温度
となるようにしているが、実燃焼段の移行が速や
かに行われる場合には常に設定燃焼段を最適燃焼
温度に制御するようにしてもよいのは勿論であ
る。さらに、排気弁はオンオフ制御でなく開度調
節するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は燃焼段判定回路の動作フロー図、第3図は多
段焼却炉の温度分布特性図である。 1……多段焼却炉、2……可燃物投入口、3…
…灰分排出口、4……排ガス排出口、7A〜7D
……温度検出器、11……バーナ、13……燃料
制御弁、17……調節計、18……燃焼段判定回
路、23A,23B……排気弁、24……弁駆動
回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下方向に複数段の棚を有し、最上段に投入
    される被燃焼物を順次下段に落下させて焼却処理
    する多段焼却炉と、該多段焼却炉を加熱するバー
    ナと、該バーナに燃料を供給する燃料供給手段
    と、前記多段焼却炉の複数段のうち燃焼段と定め
    た設定燃焼段が設定燃焼温度になるように前記バ
    ーナへ供給する燃料量を制御する燃料制御手段
    と、前記多段焼却炉の燃焼帯と定めた複数段の温
    度をそれぞれ検出する温度検出手段と、前記多段
    焼却炉の設定燃焼段より上方の段に設けられる排
    気手段と、前記温度検出手段で検出した各段温度
    により実燃焼段を判定する燃焼段判定手段と、前
    記実燃焼段が前記設定燃焼段より上段の際に前記
    排気手段を作動させる排気制御手段とを具備した
    多段焼却炉装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記燃焼段
    判定手段は前記温度検出手段で検出した複数段の
    上下方向の各段毎の温度差をそれぞれ求め、温度
    差の最も大きい2段のうちの下段を実燃焼段と判
    定することを特徴とする多段焼却炉装置。
JP4617586A 1986-03-05 1986-03-05 多段焼却炉装置 Granted JPS62206314A (ja)

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JPS62206314A JPS62206314A (ja) 1987-09-10
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JPS62206314A (ja) 1987-09-10

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