JPH036236B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH036236B2 JPH036236B2 JP59049000A JP4900084A JPH036236B2 JP H036236 B2 JPH036236 B2 JP H036236B2 JP 59049000 A JP59049000 A JP 59049000A JP 4900084 A JP4900084 A JP 4900084A JP H036236 B2 JPH036236 B2 JP H036236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- resistance
- layer
- amount
- surface layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
(従来技術と問題点)
電気Znメツキ鋼板は、素地との密着性、塑性
変形に対する耐脱離性、耐食性等々の面で優れた
特性を有しており、自動車用、家電用、弱電用、
建材用等の分野で広く利用されている。 このような電気Znメツキ鋼板は、普通、コイ
ル状に巻取られた形態で出荷され、需要家におい
て、適当な寸法にスリツト加工される。この際、
フエルト、ナイロン等を素材したパツドを油圧等
でストリツプの表裏両面より押し付け、ストリツ
プにテンシヨンを付与する装置が、しばしば使用
される。 ところが、電気Znメツキ層には、このような
摺動変形に対して凝着磨耗し易い欠点があり、メ
ツキ層よりZn微粉が脱離し、テンシヨンパツド
材中に貯つて凝集し、更には、メツキ層にスリ傷
を発生させるため、表面外観の悪化、白錆発生の
促進等品質を劣化させる問題があつた。 そこで、電気Znメツキ層の凝着摩耗を軽減さ
せる手段として、次の(イ)、または(ロ)の方法が用い
られてきたが、これらの方法にもそれぞれ問題点
があり、その解決が、技術的課題とされていた。 (イ) 高電流密度(高過電圧)メツキ 高電流密度メツキによつて、Zn結晶を微細
化すれば、表面硬度が増し、耐摺動性が向上す
る。しかし、メツキ液流動の強化(巨大なメツ
キ液循環ポンプ)必要であり、また、メツキ液
抵抗による電力損が増大するので、メツキ電力
原単位(KWH/T)が悪化して不経済であ
る。 (ロ) 有機添加剤の利用 ペントース等の澱粉類、サツカリンや糖類、
ニカワ類の蛋白質等々を微量メツキ浴に添加し
て、メツキ皮膜を硬化させる。しかし、有機物
の浴濃度を微量なレベルで且つ狭い範囲で管理
することは困難であつた。(添加剤は、電解の
進行と共に分解消耗し、濃すぎると、電流効率
の減少、化成処理性の悪化を生ずる) (発明の目的) 本発明は、上述のような従来技術の問題点を改
善したもので、品質が安定し、しかも安価で、特
に耐摺動離脱性に優れた電気Znメツキ鋼板を提
供するものである。 (発明の構成) 本発明の骨子は、鋼板に施した電気Znメツキ
層の上に、表層としてZn−Ni系合金の薄層を付
着させた点にある。 電気Znメツキ層は、片面メツキ、両面等厚メ
ツキ、両面差圧メツキのいずれでも良い。メツキ
層の厚みは、耐食性に必要な量が必要で、下限を
10g/m2とする。なお、上限は特に限定しない
が、メツキ鋼板の使用環境が悪い場合は厚くする
とよい。普通、片面当り、10〜100g/m2である。
表層として施すZn系金属間化合物としては、Zn
−Ni合金メツキ(Ni5〜20wt%)被覆が、耐食
性の点で優れており最適である。これらの金属間
化合物は、硬度があり耐凝着性に優れている反
面、脆い性質を有しており高度の塑性変形に対し
ては弱いので、極力そのメツキ厚を薄くすること
が望ましい。これらのZn系合金メツキに、少量
のNi、Fe、Cr、Mn、Mo、pb、Cu、Sn、Ti、
Co、P、S、B、等の1種又は2種以上を加え
ることができる。 更に、本発明の表層の上に、公知のクロメート
処理を施して耐白錆性を向上させたり、或は、厚
さ数μ程度の有機樹脂被覆を施して耐指紋付着性
を向上させることもできる。 Zn−Ni系合金中のNi含有量を5〜20wt%に限
定したのは、この範囲の合金が表層として適当な
耐食性能を有するからである。より好ましい範囲
は、Ni10〜16wt%である。表層のメツキ付着量
を0.1g/m2以上で5g/m2未満に限定したのは、
0.1g/m2未満では耐摺動性の改善効果が不十分
であり、5g/m2以上では、塑性変形加工に対し
て弱くて亀裂が表層に入り、内層にクラツク伝播
する起点になり易く、また、それ以上厚くしても
効果がなく不経済であるからである。より好まし
い付着量は0.5〜4g/m2、最も好ましい範囲は、
1〜3g/m2である。 次に、本発明を実施例によつて更に説明する。 実施例 1 冷延鋼板素地(厚さ0.8mm、キルド鋼)に、内
層として、メツキ付着量100g/m2のZnメツキ層
を公知の電気メツキ法(ZnCl2200g/、
NH4Cl100g/、PH2、60℃のメツキ浴中で定
電流密度電解60A/dm2)により被覆し、更にそ
の上に、表層としてNi12wt%のZn−Ni合金メツ
キ層の厚さを種々変更させて施し、サンプルを製
造した。 (公知のメツキ浴、Ni/Znモル比1.5〜3.0、温
度40〜70℃、PH1.5〜2.5、電流密度20〜40A〜d
m2、通電時間を種々変化させてメツキ付着量を変
化させた。)このサンプルについて次の耐摺動性
評価試験を行なつた。試験結果を第1図に示す。 (耐摺動性評価試験) 各サンプルから採取した幅50mm、長さ600mmの
試験片を、上下2個のチヤツク間に支え、試験片
の表裏両面にナイロンパツド(押付面積50mm×50
mm)を油圧によつて押付力25Kg/cm2で押付けた。
次いで、チヤツクで支えた試験片を10mm/秒の上
昇速度でこすり上げる試験を10回行つた。試験片
のメツキ面の外観、スリ傷発生状況により、耐摺
動性を5点法で評価した。(5良、3可、1不可) 実施例 2 内層の電気Znメツキ層の付着量と、表層の組
成及びメツキ付着量を種々変化させた本発明のサ
ンプル(No.4〜No.6)と比較例サンプル(No.1〜
No.3)について、耐摺動性試験と耐加工性試験を
行なつた。尚、耐加工性試験は、円筒深絞り加工
を行ない、その外壁部にセロテープを貼り、取外
した時にテープに付着した脱離粉の量の多少によ
り評価した。 (○良、△可、×不可)試験結果を表に示す。
変形に対する耐脱離性、耐食性等々の面で優れた
特性を有しており、自動車用、家電用、弱電用、
建材用等の分野で広く利用されている。 このような電気Znメツキ鋼板は、普通、コイ
ル状に巻取られた形態で出荷され、需要家におい
て、適当な寸法にスリツト加工される。この際、
フエルト、ナイロン等を素材したパツドを油圧等
でストリツプの表裏両面より押し付け、ストリツ
プにテンシヨンを付与する装置が、しばしば使用
される。 ところが、電気Znメツキ層には、このような
摺動変形に対して凝着磨耗し易い欠点があり、メ
ツキ層よりZn微粉が脱離し、テンシヨンパツド
材中に貯つて凝集し、更には、メツキ層にスリ傷
を発生させるため、表面外観の悪化、白錆発生の
促進等品質を劣化させる問題があつた。 そこで、電気Znメツキ層の凝着摩耗を軽減さ
せる手段として、次の(イ)、または(ロ)の方法が用い
られてきたが、これらの方法にもそれぞれ問題点
があり、その解決が、技術的課題とされていた。 (イ) 高電流密度(高過電圧)メツキ 高電流密度メツキによつて、Zn結晶を微細
化すれば、表面硬度が増し、耐摺動性が向上す
る。しかし、メツキ液流動の強化(巨大なメツ
キ液循環ポンプ)必要であり、また、メツキ液
抵抗による電力損が増大するので、メツキ電力
原単位(KWH/T)が悪化して不経済であ
る。 (ロ) 有機添加剤の利用 ペントース等の澱粉類、サツカリンや糖類、
ニカワ類の蛋白質等々を微量メツキ浴に添加し
て、メツキ皮膜を硬化させる。しかし、有機物
の浴濃度を微量なレベルで且つ狭い範囲で管理
することは困難であつた。(添加剤は、電解の
進行と共に分解消耗し、濃すぎると、電流効率
の減少、化成処理性の悪化を生ずる) (発明の目的) 本発明は、上述のような従来技術の問題点を改
善したもので、品質が安定し、しかも安価で、特
に耐摺動離脱性に優れた電気Znメツキ鋼板を提
供するものである。 (発明の構成) 本発明の骨子は、鋼板に施した電気Znメツキ
層の上に、表層としてZn−Ni系合金の薄層を付
着させた点にある。 電気Znメツキ層は、片面メツキ、両面等厚メ
ツキ、両面差圧メツキのいずれでも良い。メツキ
層の厚みは、耐食性に必要な量が必要で、下限を
10g/m2とする。なお、上限は特に限定しない
が、メツキ鋼板の使用環境が悪い場合は厚くする
とよい。普通、片面当り、10〜100g/m2である。
表層として施すZn系金属間化合物としては、Zn
−Ni合金メツキ(Ni5〜20wt%)被覆が、耐食
性の点で優れており最適である。これらの金属間
化合物は、硬度があり耐凝着性に優れている反
面、脆い性質を有しており高度の塑性変形に対し
ては弱いので、極力そのメツキ厚を薄くすること
が望ましい。これらのZn系合金メツキに、少量
のNi、Fe、Cr、Mn、Mo、pb、Cu、Sn、Ti、
Co、P、S、B、等の1種又は2種以上を加え
ることができる。 更に、本発明の表層の上に、公知のクロメート
処理を施して耐白錆性を向上させたり、或は、厚
さ数μ程度の有機樹脂被覆を施して耐指紋付着性
を向上させることもできる。 Zn−Ni系合金中のNi含有量を5〜20wt%に限
定したのは、この範囲の合金が表層として適当な
耐食性能を有するからである。より好ましい範囲
は、Ni10〜16wt%である。表層のメツキ付着量
を0.1g/m2以上で5g/m2未満に限定したのは、
0.1g/m2未満では耐摺動性の改善効果が不十分
であり、5g/m2以上では、塑性変形加工に対し
て弱くて亀裂が表層に入り、内層にクラツク伝播
する起点になり易く、また、それ以上厚くしても
効果がなく不経済であるからである。より好まし
い付着量は0.5〜4g/m2、最も好ましい範囲は、
1〜3g/m2である。 次に、本発明を実施例によつて更に説明する。 実施例 1 冷延鋼板素地(厚さ0.8mm、キルド鋼)に、内
層として、メツキ付着量100g/m2のZnメツキ層
を公知の電気メツキ法(ZnCl2200g/、
NH4Cl100g/、PH2、60℃のメツキ浴中で定
電流密度電解60A/dm2)により被覆し、更にそ
の上に、表層としてNi12wt%のZn−Ni合金メツ
キ層の厚さを種々変更させて施し、サンプルを製
造した。 (公知のメツキ浴、Ni/Znモル比1.5〜3.0、温
度40〜70℃、PH1.5〜2.5、電流密度20〜40A〜d
m2、通電時間を種々変化させてメツキ付着量を変
化させた。)このサンプルについて次の耐摺動性
評価試験を行なつた。試験結果を第1図に示す。 (耐摺動性評価試験) 各サンプルから採取した幅50mm、長さ600mmの
試験片を、上下2個のチヤツク間に支え、試験片
の表裏両面にナイロンパツド(押付面積50mm×50
mm)を油圧によつて押付力25Kg/cm2で押付けた。
次いで、チヤツクで支えた試験片を10mm/秒の上
昇速度でこすり上げる試験を10回行つた。試験片
のメツキ面の外観、スリ傷発生状況により、耐摺
動性を5点法で評価した。(5良、3可、1不可) 実施例 2 内層の電気Znメツキ層の付着量と、表層の組
成及びメツキ付着量を種々変化させた本発明のサ
ンプル(No.4〜No.6)と比較例サンプル(No.1〜
No.3)について、耐摺動性試験と耐加工性試験を
行なつた。尚、耐加工性試験は、円筒深絞り加工
を行ない、その外壁部にセロテープを貼り、取外
した時にテープに付着した脱離粉の量の多少によ
り評価した。 (○良、△可、×不可)試験結果を表に示す。
【表】
各実施例から明らかなように、本発明の鋼板
は、耐摺動性、耐加工性において、優れた性能を
有している。
は、耐摺動性、耐加工性において、優れた性能を
有している。
第1図は、実施例1の試験結果を示すグラフで
ある。
ある。
Claims (1)
- 1 鋼板の少くとも片面に、表層として、メツキ
付着量0.1g/m2以上で5g/m2未満のZn−Ni系
合金(Ni5〜20wt%)を有し、内層として、メツ
キ付着量10g/m2以上の電気Znメツキを有する
ことを特徴とする耐摺動脱離性に優れた複層電気
メツキ鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4900084A JPS60194091A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 耐摺動脱離性に優れた複層電気メツキ鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4900084A JPS60194091A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 耐摺動脱離性に優れた複層電気メツキ鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60194091A JPS60194091A (ja) | 1985-10-02 |
| JPH036236B2 true JPH036236B2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=12818915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4900084A Granted JPS60194091A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 耐摺動脱離性に優れた複層電気メツキ鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60194091A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6134194A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-18 | Hitachi Ltd | 複層電気亜鉛合金めつき鋼板およびその製造方法 |
| JPS62250196A (ja) * | 1986-04-22 | 1987-10-31 | Mazda Motor Corp | 自動車の車体外板用表面処理鋼板 |
| DE69031174T2 (de) * | 1989-05-08 | 1998-02-05 | Sumitomo Metal Ind | Elektroplattierung von feuerverzinkten Stahlbändern und kontinuierliche Vorrichtung dafür |
| JPH03153883A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-01 | Nkk Corp | 潤滑性、耐食性および塗装適合性に優れた複層めつき鋼板 |
| JP6468059B2 (ja) * | 2015-05-01 | 2019-02-13 | 新日鐵住金株式会社 | Snめっき鋼板及びSnめっき鋼板の製造方法 |
| JP6565308B2 (ja) * | 2015-05-01 | 2019-08-28 | 日本製鉄株式会社 | 容器用鋼板及び容器用鋼板の製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5573888A (en) * | 1978-11-22 | 1980-06-03 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | High corrosion resistant zinc-electroplated steel sheet with coating and non-coating |
| JPS58117890A (ja) * | 1982-01-06 | 1983-07-13 | Kawasaki Steel Corp | 高耐食性表面処理鋼板 |
| JPS59116392A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 複層電気メツキ鋼板 |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP4900084A patent/JPS60194091A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60194091A (ja) | 1985-10-02 |
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