JPH0364550B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0364550B2 JPH0364550B2 JP22406887A JP22406887A JPH0364550B2 JP H0364550 B2 JPH0364550 B2 JP H0364550B2 JP 22406887 A JP22406887 A JP 22406887A JP 22406887 A JP22406887 A JP 22406887A JP H0364550 B2 JPH0364550 B2 JP H0364550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- polyetheretherketone
- properties
- resistance
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、耐熱性に優れたポリエーテルエーテ
ルケトンにフエノール樹脂を焼成してなるガラス
状カーボン(以下特殊フエノール樹脂という)を
含有して成る自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、
かつ添加による機械的強度の低下が少ないポリエ
ーテルエーテルケトン樹脂組成物に関するもので
ある。 〔従来技術〕 ポリエーテルエーテルケトン樹脂は、結晶性の
熱可塑性樹脂であり、熱可塑性樹脂中、最高の耐
熱性を有し耐疲労性、耐薬品性、耐熱水性、耐放
射線性、難燃性、耐摩耗性に大変優れたエンジニ
アリングプラスチツクである。そのため、ギア、
複写機爪、熱水ポンプハウジング、半導体製造治
具、圧着端子スリープ、原子力関係部品に展開さ
れ、今後さらなる用途展開が期待される。 しかしながら、摺動部材としては、これらガラ
ス繊維、炭素繊維等で補強すれば摩擦係数が大き
くなり相手材を傷つけるというような問題が生じ
る。このため、これら繊維状のものに加えてさら
に固体潤滑成分(四フツ化エチレン、グラフアイ
ト)等を添加する方法はポリフエニレンサルフア
イドなどの他のエンジニアリングプラスチツクな
どに見られるが、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂は混練温度が大変高温であるため、添加できる
潤滑成分はおのずと限定されてくる。例えば、四
フツ化エチレンなどは300℃に過ぎると徐々に分
解がはじまるのでポリエーテルエーテルケトン樹
脂の添加には熱的な原因で向かない。そのため、
固体潤滑剤として添加できるものとしては二硫化
モリリブデン、グラフアイトなどのようなものに
限定されてくる。 しかしながら、グラフアイトなどの潤滑性を有
する樹脂を配合したものでは自己潤滑性の向上に
は相当の効果があるが耐摩耗性は充分ではなく、
成形物の機械的強度は相当低下する。これは二硫
化モリブデンにおいても同様である。 〔発明の目的〕 本発明はポリエーテルエーテルケトン樹脂の摺
動性改良について鋭意検討した結果、ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂に特殊フエノール樹脂を配
合することにより、摺動特性の改良、特に耐摩耗
性および添加による機械的強度の維持において、
顕著に改良しうることを見出し、本発明を完成し
た。 〔発明の構成〕 本発明はポリエーテルエーテルケトン100重量
部に対し、特殊フエノール樹脂50〜250重量部よ
りなることを特徴とする、摺動特性(特に耐摩耗
性)機械的強度維持に優れた、ポリエーテルエー
テルケトン樹脂組成物を提供するものである。 本発明において用いられるポリエーテルエーテ
ルケトンは、 の構造を有する結晶性の熱可塑性高分子であり、
英国、インペリアルケミカルインダストリー社か
ら「ビクトレツクス」商標で市販されている。ま
た、本発明に使用した特殊フエノール樹脂とは粒
状のフエノールホルムアルデビド樹脂を高温焼成
によつて炭素化させたもので不融、不溶性の等方
性のガラス状カーボンであり形状は粒状又は球状
のものをいう。焼成温度が高いなど炭素含有率が
高く、比重が小さく、純度、硬度、強度、耐摩耗
性、耐薬品性および電気特性に優れているフエノ
ール樹脂である。 本発明における特殊フエノール樹脂の添加量は
ポリエーテルエーテルケトン100重量部に対し50
〜250重量部の範囲である。特殊フエノール樹脂
の添加量が50より少ない場合は得られる樹脂組成
物の自己潤滑性、耐摩耗性の改良効果が小さくな
り好ましくない。 また、特殊フエノール樹脂の添加量が250重量
部より多い場合には得られる樹脂組成物の機械的
特性、成形性が悪くなり好ましくない。特に好ま
しい添加量は80〜150重量部である。 本発明のポリエーテルエーテルケトン樹脂組成
物の製造方法としては通常の押出混練機を用いる
ことができるが特に分散混練性の高い2軸押出機
が望ましい。 〔発明の効果〕 本発明の樹脂組成物は、特殊フエノール樹脂を
含有する組成物であり、低い摩擦係数、非常に優
れた耐摩耗、導電性を有し、かつ高温環境下にお
いても、摺動を充分発揮できるというユニークな
特質を維持した射出成形可能な摺動材料である。 〔実施例〕 実施例1〜3、比較例1〜3 ポリエーテルエーテルケトンとして、インペリ
アルケミカルインダストリー社製、商品名ビクト
レツクス.PEEK380P、特殊フエノール樹脂と
して鍾紡(株)製.ベルパールC−600、ベルパール
C−800、ベルパールC−2000を第1表の組成で
ブレンドしたのち、2軸タイプの押出機(ナカタ
ニ機械AS−30)でシリンダー中央部温度390〜
410℃に設定し、押出し造粒を行ない、ペレツト
を得た。これらを1oz射出成形機(東芝機械製1S
−22P)を用いてシリンダー中央部温度を390〜
430℃に設定し、物性測定用試験片および摩擦、
摩耗測定試験片を成形し、一般物性および摺動特
性を測定した。 一般物性の測定はASTM法に従い、摺動特性
の測定は、鈴木式摩擦摩耗試験機(東洋ボールド
ウイン社製)を用い、圧力P=5Kg/cm2、速度V
=100m/minの条件下、相手材をS55Cとして室
温で測定を実施した。 それぞれの組成物についての摺動特性を第1表
にまとめて示す。 【表】
ルケトンにフエノール樹脂を焼成してなるガラス
状カーボン(以下特殊フエノール樹脂という)を
含有して成る自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、
かつ添加による機械的強度の低下が少ないポリエ
ーテルエーテルケトン樹脂組成物に関するもので
ある。 〔従来技術〕 ポリエーテルエーテルケトン樹脂は、結晶性の
熱可塑性樹脂であり、熱可塑性樹脂中、最高の耐
熱性を有し耐疲労性、耐薬品性、耐熱水性、耐放
射線性、難燃性、耐摩耗性に大変優れたエンジニ
アリングプラスチツクである。そのため、ギア、
複写機爪、熱水ポンプハウジング、半導体製造治
具、圧着端子スリープ、原子力関係部品に展開さ
れ、今後さらなる用途展開が期待される。 しかしながら、摺動部材としては、これらガラ
ス繊維、炭素繊維等で補強すれば摩擦係数が大き
くなり相手材を傷つけるというような問題が生じ
る。このため、これら繊維状のものに加えてさら
に固体潤滑成分(四フツ化エチレン、グラフアイ
ト)等を添加する方法はポリフエニレンサルフア
イドなどの他のエンジニアリングプラスチツクな
どに見られるが、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂は混練温度が大変高温であるため、添加できる
潤滑成分はおのずと限定されてくる。例えば、四
フツ化エチレンなどは300℃に過ぎると徐々に分
解がはじまるのでポリエーテルエーテルケトン樹
脂の添加には熱的な原因で向かない。そのため、
固体潤滑剤として添加できるものとしては二硫化
モリリブデン、グラフアイトなどのようなものに
限定されてくる。 しかしながら、グラフアイトなどの潤滑性を有
する樹脂を配合したものでは自己潤滑性の向上に
は相当の効果があるが耐摩耗性は充分ではなく、
成形物の機械的強度は相当低下する。これは二硫
化モリブデンにおいても同様である。 〔発明の目的〕 本発明はポリエーテルエーテルケトン樹脂の摺
動性改良について鋭意検討した結果、ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂に特殊フエノール樹脂を配
合することにより、摺動特性の改良、特に耐摩耗
性および添加による機械的強度の維持において、
顕著に改良しうることを見出し、本発明を完成し
た。 〔発明の構成〕 本発明はポリエーテルエーテルケトン100重量
部に対し、特殊フエノール樹脂50〜250重量部よ
りなることを特徴とする、摺動特性(特に耐摩耗
性)機械的強度維持に優れた、ポリエーテルエー
テルケトン樹脂組成物を提供するものである。 本発明において用いられるポリエーテルエーテ
ルケトンは、 の構造を有する結晶性の熱可塑性高分子であり、
英国、インペリアルケミカルインダストリー社か
ら「ビクトレツクス」商標で市販されている。ま
た、本発明に使用した特殊フエノール樹脂とは粒
状のフエノールホルムアルデビド樹脂を高温焼成
によつて炭素化させたもので不融、不溶性の等方
性のガラス状カーボンであり形状は粒状又は球状
のものをいう。焼成温度が高いなど炭素含有率が
高く、比重が小さく、純度、硬度、強度、耐摩耗
性、耐薬品性および電気特性に優れているフエノ
ール樹脂である。 本発明における特殊フエノール樹脂の添加量は
ポリエーテルエーテルケトン100重量部に対し50
〜250重量部の範囲である。特殊フエノール樹脂
の添加量が50より少ない場合は得られる樹脂組成
物の自己潤滑性、耐摩耗性の改良効果が小さくな
り好ましくない。 また、特殊フエノール樹脂の添加量が250重量
部より多い場合には得られる樹脂組成物の機械的
特性、成形性が悪くなり好ましくない。特に好ま
しい添加量は80〜150重量部である。 本発明のポリエーテルエーテルケトン樹脂組成
物の製造方法としては通常の押出混練機を用いる
ことができるが特に分散混練性の高い2軸押出機
が望ましい。 〔発明の効果〕 本発明の樹脂組成物は、特殊フエノール樹脂を
含有する組成物であり、低い摩擦係数、非常に優
れた耐摩耗、導電性を有し、かつ高温環境下にお
いても、摺動を充分発揮できるというユニークな
特質を維持した射出成形可能な摺動材料である。 〔実施例〕 実施例1〜3、比較例1〜3 ポリエーテルエーテルケトンとして、インペリ
アルケミカルインダストリー社製、商品名ビクト
レツクス.PEEK380P、特殊フエノール樹脂と
して鍾紡(株)製.ベルパールC−600、ベルパール
C−800、ベルパールC−2000を第1表の組成で
ブレンドしたのち、2軸タイプの押出機(ナカタ
ニ機械AS−30)でシリンダー中央部温度390〜
410℃に設定し、押出し造粒を行ない、ペレツト
を得た。これらを1oz射出成形機(東芝機械製1S
−22P)を用いてシリンダー中央部温度を390〜
430℃に設定し、物性測定用試験片および摩擦、
摩耗測定試験片を成形し、一般物性および摺動特
性を測定した。 一般物性の測定はASTM法に従い、摺動特性
の測定は、鈴木式摩擦摩耗試験機(東洋ボールド
ウイン社製)を用い、圧力P=5Kg/cm2、速度V
=100m/minの条件下、相手材をS55Cとして室
温で測定を実施した。 それぞれの組成物についての摺動特性を第1表
にまとめて示す。 【表】
Claims (1)
- 1 ポリエーテルエーテルケトン100重量部に対
し、フエノール樹脂を焼成してなるガラス状カー
ボン50〜250樹脂より成ることを特徴とするポリ
エーテルエーテルケトン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22406887A JPS6469655A (en) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | Polyether ether ketone resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22406887A JPS6469655A (en) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | Polyether ether ketone resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6469655A JPS6469655A (en) | 1989-03-15 |
| JPH0364550B2 true JPH0364550B2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=16808064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22406887A Granted JPS6469655A (en) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | Polyether ether ketone resin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6469655A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0391559A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 樹脂組成物 |
| JP2002105306A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポリエーテル芳香族ケトン樹脂組成物並びにフィルム及びシート |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP22406887A patent/JPS6469655A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6469655A (en) | 1989-03-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |