JPH0366699A - タンパク質の分離精製法 - Google Patents

タンパク質の分離精製法

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JPH0366699A
JPH0366699A JP20288189A JP20288189A JPH0366699A JP H0366699 A JPH0366699 A JP H0366699A JP 20288189 A JP20288189 A JP 20288189A JP 20288189 A JP20288189 A JP 20288189A JP H0366699 A JPH0366699 A JP H0366699A
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surfactant
protein
proteins
gel
separation
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Yasuhiro Akaha
康宏 赤羽
Masahiro Fukuda
正博 福田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、所要のタンパク質を変性させることなく可溶
化し、生体機能をそこなわずに純度よく分離精製する方
法に関するものである。
従来の技術 高純度タンパク質は単にタンパク質の機能と構造を研究
する上で重要であるばかりでなく、薬学、工学の分野に
おいても広く用いられている。特に生体膜タンパク質は
生体機能を維持するのに不可欠のもので、極性脂質、中
でもその大部分を占めるリン脂質の二重膜中に挿入され
た状態で生体膜を主に構成している。
生体膜タンパク質、例えば赤血球膜グリコホリン、大腸
菌外膜ポリン、チトクロムb s (Na”、K“)A
TPase、 (Ca”)ATPase、 (H”)A
TPaseなどの多くはそれ自体難水溶性であり、水溶
性球状生体膜タンパク質とは異なり分離精製の第一段階
として生体膜タンパク質を可溶化する必要があり、その
ため脂質二重層と類似の環境性を有する媒質、例えばア
セトン、ブタノール、エタノール、ピリジン等の各種有
機溶媒や、ドデシル硫酸ナトリウムのようなアニオン性
界面活性剤、トリメチルドデシルアンモニウムクロリド
のようなカチオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンド
デシルエーテルのような非イオン性界面活性剤等の界面
活性剤の水溶液が用いられている。
しかしながら、有機溶媒の多くは生体膜タンパク質に対
し強力な変性剤として働くため、生体機能をそこなうこ
となく生体膜タンパク質を分離精製することが困難な場
合が多い。
また、従来生化学分野で用いられる非イオン性界面活性
剤は臨界ミセル濃度が低く、分離生成後生体膜タンパク
質に結合した界面活性剤を透析によって除去することが
困難である。
また、アニオン性界面活性剤としてアルキル硫酸塩を用
いたものが知られているが(特開昭6136296号公
報、特開昭62−22796号公報)、このものは加水
分解の影響を受けやすく、条件が制約されるのを免れな
いし、また、アルキルベンゼンスルホン酸塩、σ−オレ
フィンスルホン酸塩などのスルホン酸塩を用いたものも
知られているが(特開昭61−76500号公報)、こ
れは加水分解の影響は受けにくいものの、鋭敏な生体膜
タンパク質によっては、生体膜タンパク質変性を起こし
てしまうなどの欠点がある。タンパク変性能の低いアニ
オン性界面活性剤として胆汁酸塩を用いることは可能で
あるが、これは生体界面活性剤に属し、工業的に量産で
きないという欠点がある。
また、カチオン性界面活性剤は、むしろ生体膜を構成す
る脂質との結合が他の界面活性剤より強く生体膜タンパ
ク質に対する変性作用も弱くはないので、殺菌剤として
用いられることは多いが、生体膜タンパク質の分離精製
に用いた例は少なく適用範囲が制限されるのを免れない
他方、生体膜タンパク質自身の物理化学的特性に着目し
た分離精製法としては、熱あるいはpH処理法、分画沈
でん法、吸脱着法、イオン交換体によるクロマトグラフ
ィー法、等電点分画法、密度勾配遠心法、電気泳動法、
アフィニティークロマトグラフィー法、分子ふるい法、
二相分配法、結晶化法などがあるが、これらはいずれも
一長一短があって必ずしも十分満足しうるものとはいえ
ない。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来のタンパク質分離精製法のも
つ欠点を克服し、所要の生体膜タンパク質及び水溶性タ
ンパク質などのタンパク質を変性させることなく可溶化
し、生体機能をそこなわずに再現性よく高純度に分離精
製しうる方法を提供することを目的としてなされIこも
のである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい特徴を有するタン、<り
質の分離精製法を開発するために種々研究を重ねた結果
、特定のアニオン性界面活性剤の単独か、あるいはこれ
と、イオン種の異なるカチオン性界面活性剤及び両性界
面活性剤の中から選ばれた少なくとも1種又は2種の界
面活性剤との混合物を用いることにより、その目的を達
威しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は、−数式 %式%(1) (式中、Rは炭素数6〜22のアルキル基又はア(1)
(式中、Rは炭素数1〜4の炭化水素基、Q及びmはそ
れぞれ0〜20.12+mは1〜40.nは2〜4であ
り、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム又は第4級アンモニウムである) で表わされるスルホン酸系界面活性剤の単独系、で表わ
されるスルホン酸系界面活性剤と、カチオン性界面活性
剤及び両性界面活性剤の中から選ばれた界面活性剤の少
なくとも1種との混合系の存在下に、タンパク質をゲル
電気泳動処理することを特徴とするタンパク質の分離精
製法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明方法により分離精製されるタンパク質は、動物臓
器、培養細胞、微生物細胞、植物細胞等から抽出、可溶
化されるタンパク質であれば特に制限されず、例えばA
TPage、ラクトグロブリンなどが挙げられる。
本発明に用いるアニオン性界面活性剤を表わす式(1)
中のRは炭素数10〜14、Q及びmは0〜1O1Q+
mは3〜15、nは2〜3が好ましく、Mはアルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウムなどが好ましく、
特にナトリウム、アンモニウムが好ましい。
本発明に用いるカチオン性界面活性剤としては、例えば
それぞれ炭素数が8〜22の長鎖アルキル基を有する長
鎖アルキルトリ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩、長
鎖アルキルジ短鎖アルキルベンジル第4級アンモニウム
塩などの第4級アンモニウム塩類、長鎖アルキルアミン
塩、長鎖アミンオキシドなどを挙げることができ、中で
も、短鎖アルキル基の炭素数が1〜3のモノ長鎖アルキ
ルトリ短鎖アルキル第4級アンモニウム塩、長鎖アルキ
ル基の炭素数がto−18のアミンオキシドが好ましい
これらの第4級アンモニウム基の対イオンとしては、ハ
ロゲンイオン、モノアルキル硫酸根が好ましく、特に塩
素イオン、臭素イオンが好ましい。
これらの界面活性剤として、具体的には、ドデシルトリ
メチルアンモニウム塩(クロリド塩、モノメチル硫酸塩
)、ドデシルジメチルアミンオキシド、ヘキサデシルジ
ェタノールアミンオキシドなどが例示される。
本発明に用いる両性界面活性剤としては、例えば長鎖ア
ルキルジアルキルベタイン、2−長鎖アルキルイミダゾ
リン誘導体、長鎖アルキルジアルキルスルホベタインな
どを挙げることができ、中でも長鎖アルキル基の炭素数
が10〜14の長鎖アルキルジアルキルベタインが好ま
しく、具体的には、ドデシルジメチルベタイン、テトラ
デシルジメチルスルホベタインが挙げられる。
本発明においては、前記式(I)の特定のアニオン性界
面活性剤単独でも差し支えないが、好ましくは該アニオ
ン性界面活性剤と、カチオン性界面活性剤及び両性界面
活性剤の中から選ばれた少なくとも1種の界面活性剤と
を併用し、混合系とするのが望ましい。
本発明のこのような界面活性剤を用いることにより、初
めてドデシル硫酸ナトリウム(以下、SDSと略称する
)などのアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤
や両性界面活性剤の単独使用によって生じるタンパク質
の変性等の不利益が解消されるのである。その作用機構
の詳細は不明であるが、前記特定のアニオン性界面活性
剤の蝉性又は前記混合系界面活性剤のイオンコンプレッ
クスが何らかの形で関与しているものと推定される。
本発明において、前記アニオン性界面活性剤とカチオン
性界面活性剤との混合系を用いる場合は、それらの混合
比は、好ましくはモル比で9515〜50150、特に
90/lo〜70/ 30の範囲で選ばれる。
特に、ポリオキシエチレン(平均付加モル数8)ラウリ
ルエーテルプロピオスルホン酸ナトリウムに対してドデ
シルトリメチルアンモニウム塩を混合して用いる場合は
、それらの混合比はモル比で90/10が極めて好まし
い。
本発明において、前記アニオン性界面活性剤と両性界面
活性剤との混合系を用いる場合は、それらの混合比は、
好ましくはモル比で9515〜50150、特に90/
10〜60/4Qの範囲で選ばれる。特に、ポリオキシ
エチレン(平均付加モル数8)ラウリルエーテルプロピ
オスルホン酸ナトリウムに対して長鎖アルキルジメチル
アミンオキシドを混合して用いる場合は、それらの混合
比はモル比で70/30が極めて好ましい。
本発明においては、上記の界面活性剤の存在下にタンパ
ク質をゲル電気泳動処理に付すことIこより、タンパク
質が分離精製される。
このゲル電気泳動処理に代えて液体クロマトグラフィー
処理を適用することもできる。
このゲル電気泳動法としては、タンパク質の分離精製に
通常用いられている方法であれば特に制限されない。ゲ
ル電気泳動法の支持体としては、例えばポリアクリルア
ミドゲル、セルロースアセテート、セファデックス、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、デン
プン粒、デンブンゲル、アガロースゲルなどが用いられ
るが、中でもポリアクリルアミドゲルが化学的に安定で
あり、ゲル濃度、架橋度を自由にコントロールすること
ができるので孔径等を自由に変えられ、電気浸透性がな
く、pH及び温度変化による変化も少なく、自由な型に
成形でき、しかも再現性が非常によいなど多くの利点を
有しているので特に好ましい。
このポリアクリルアミドゲルを調製するには、好ましく
はアクリルアミドを1〜30重量%、N、N”メチレン
ビスアクリルアミドをアクリルアミドに対し0.05〜
10重量%及び本発明の界面活性剤を0.01〜1%重
量%含有する水溶液を調製したのち、重合反応により上
記水溶液をゲル化させるなどの方法が用いられる。この
好ましいゲルにおいては、アクリルアミドとN、N’−
メチレンビスアクリルアミドがアクリルアミドの総量が
3〜15重量%(以下、%と略称する)で、しかもN、
N’−メチレンビスアクリルアミドがアクリルアミドに
対して1〜5%の範囲の割合で選ばれる。また、前記界
面活性剤濃度は0.05〜0.2%が特に好ましい。な
お、上記水溶液に重合用触媒、重合促進剤、pH緩衝剤
、防腐剤等を混合してゲル化することも可能である。
重合用触媒としては、例えば蛍光灯などの光によって重
合を開始させる場合には、リボフラビンなどが、また室
温で重合を開始させる場合には、過硫酸アンモニウムな
どが任意の量で、好ましくは0.04〜0.12%の範
囲で用いられる。重合促進剤としては、例えばN、N、
N’ 、N’−テトラメチルエチレンジアミンが任意の
量で、好ましくは0.1−0.5%の範囲で用いられる
。溶存酸素がゲル化を阻害する場合があるので、脱気あ
るいはゲル化時に水溶液の上層部をさらに水で覆い、空
気と水溶液が接触しないようにするのが望ましい。pH
緩衝剤としては、例えばリン酸二水素ナトリウム−リン
酸水素二ナトリウム系、炭酸ナトリウム−炭酸水素ナト
リウム系などが用いられ、その濃度は10〜500mM
好ましくは50〜200mMに調整される。
電気泳動処理は、通常1〜40℃、好ましくは4〜20
℃の温度で、4〜9、好ましくは6〜8のpt+下に行
われる。この温度が0℃以下になるとゲル中の水分が凍
る場合があり、また40℃を超えるとタンパク質が熱変
性し機能をそこなう場合があるので好ましくない。また
、pHが4未満や9を超えると、酸・アルカリ変性が起
きる場合があり、やはり好ましくない。
また、前記ポリアクリルアミドゲルなどの支持体の両端
を緩衝液で満たすのがよい。この緩衝液は、通常ポリア
クリルアミドゲル製造用の水溶液に含まれる緩衝剤、界
面活性剤及び水から構成される。緩衝剤及び界面活性剤
の濃度は、ポリアクリルアミドゲル製造用水溶液におけ
るものと同様であるのが望ましい。
次に、処理されるタンパク質は、通常水溶液の形態で用
いられる。この水溶液中には、本発明の界面活性剤が通
常0.1〜10%、好ましくは0.2〜3%、より好ま
しくは0.5〜2%の範囲で含有されている。また、こ
の水溶液には、ゲル及び緩衝液中の緩衝剤を含有させる
こともでき、その濃度は通常500mM以下で、しかも
緩衝液中の緩衝剤濃度以下であるのが好ましく、特に緩
衝液中の緩衝剤濃度の1/2〜1/20の割合であるの
が好ましい。
発明の作用、効果 本発明方法によれば、タンパク質変性能の極めて低い特
定の界面活性剤を用いているので、変性しやすいタンパ
ク質にも適用でき、従来の非イオン性界面活性剤を用い
るゲルろ適法の場合のように大量の溶媒を必要とするこ
とがない上に、本発明の界面活性剤は、非イオン性界面
活性剤に比べ臨界ミセル濃度が高いので透析や電気透析
により界面活性剤を容易に除去できるとともに、アニオ
ン部がスルホネート構造であるので水溶液状態でのpH
が中性域からはずれてもサルフェート構造などを有する
界面活性剤と比べて加水分解されにくいなどの顕著な効
果を奏する。
特に、本発明において、混合系の界面活性剤を用いた場
合は、該界面活性剤のタンパク質変性能は非イオン性界
面活性剤と同等で極めて低い上に、可溶化されたタンパ
ク質にはそれぞれ固有量の界面活性剤が結合しており、
それぞれ異なる陰電荷数を有するタンパク質−界面活性
剤複合体となっているので、これらが電気泳動支持体中
を陽極に向ってそれぞれ固有の速度で移動し、その際該
支持体による分子ふるい効果が加わるので、従来の非イ
オン性界面活性剤によって可溶化されたタンパク質のゲ
ルろ適法に比べてはるかに分離精製能が向上するという
利点がある。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
以下にポリアクリルアミドゲルを用いてゲル電気泳動に
よりイヌ腎(Na”、K”)ATPaseあるいはβ−
ラクトグロプリンの分離精製を行った。
なお、分離精製後のATPase活性及び分離精製の度
合は以下のようにして求めた。
ATPage活性の判定 4mMATP、 100mMNaCl2.25mMKC
l213.9raMMgCQs及び0.2+++MED
TAを含む30mMイミダゾール/30mMグリシルグ
リシン緩衝液(pH7,2,20℃)中に、適量の大豆
由来リン脂質を加え、37℃、2.5〜4分間処理し、
次いで高濃度のSDS水溶液を加えることによって反応
を終了させた。しかる後、無機リン酸の生成の有無をH
egyvaryらの方法[Anal 、Biochem
、 。
94、 p、397〜401(1979)]に準じて判
定した。
分離精製の度合 ゲル電気泳動終了後、ゲルを取り出し、スラブ式二次元
電気泳動装置を用いて、従来行われている5DS−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動を行うことにより判定した
。すなわち、(Na”、K”)ATPaseはaとβの
分子量の異なるサブユニットからなり、これらが数個集
合してオリゴマーを形成しているとか知られており [
Y、Hayashi etal、、 Biochim。
Biophys、Acta、、 748. p、153
〜167(1983)] 、純粋な(Na”、につAT
Paseに対して5DS−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動を行うとσとβに対応する2本のバンドが得られ、
それ以外のバンドは得られない。したがって、第3のバ
ンドの有無を測定することにより、分離精製の度合を判
定した。
なお、次の略号を用いた。
POE :ポリオキシエチレン P:平均付加モル数 pop :ポリオキシプロピレン 実施例1 ヨルゲンセン(JIrgensen)の方法[Bioc
him。
Biophys、Acta、、 356. p36〜5
2(1974)]で精製した(Na”、K”)ATPa
seを用い、POE(P8)ラウリルエーテルプロピオ
スルホン酸ナトリウム/ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(モル比90/ 10)の存在下で一次元目
の、従来行われているSOS存在下で二次見目のポリア
クリルアミドゲル電気泳動を行った。−次元及び二次元
のポリアクリルアミドゲル電気泳動に供したゲル組成、
緩衝液組成をそれぞれ下記の第1表及び第2表に示す。
第   1   表 アクリルアミド N、N’−メチレンビスアクリルアミド過硫酸アンモニ
ウム N、N、N’ 、N’−テトラメチレンジアミンリン酸
緩衝液(pH7) 界面活性剤 水 第   2   表 リン酸緩衝液(pH7) 界面活性剤 水 5% 2.7% 0.07% 0.15% 00mM 0.1% バランス 00mM 0.1% バランス ゲル電気泳動は、以下のとおり行った。
前記ATPaseを次の諸条件を満たす水溶液に調整し
て試料溶液とした。
前記条件は、ATPase濃度0.1me以上、緩衝液
濃度0.1M以下で、かつ前記界面活性剤重量濃度がタ
ンパク質の数倍であるものとする。
この試料溶液を前記ゲルの上端に重層したのち、7mA
の電流を90分間流した。〔例えば、J、V、Maiz
el。
Jr、、 ”Methods in Virology
 、 Academic Press。
(1971)、 P、109 、  日本化学会編、高
木俊夫、三宅淳、′新実験化学講座20巻生物科学I”
、丸善(1978)、 p、109など参照、ただし、
本発明による混合系界面活性剤を用いる場合には、S−
S結合解裂剤は加えず、SDSを本発明における界面活
性剤に読み替える必要がある。] その結果、明瞭な2本のバンドが得られた。同時にゲル
電気泳動を行い、明瞭な2本のバンドに相当する部位に
含まれるタンパク質(染色処理施さず)をゲル外に泳動
させたのち、ATPase活性の有無を判定したところ
、陽性であった。また、同様の操作を行ったゲルを取り
出し、スラブ式二次元電気泳動装置を用いて、従来前わ
れているSDS −ポリアクリルアミドゲル電気泳動を
行ったところ、2本のバンドからそれぞれにσとβに対
応する2つのスポットが得られ、それ以外のスポットは
認められなかった。この場合、−次元と二次元ゲル電気
泳動においてバンドの移動度に差が認められた。また、
このものについて、ATPase活性の有無を判定した
ところ活性は陰性であった。これは本発明による混合系
界面活性剤とSDSとではa1βのサブユニットの流体
力学的性質に及ぼす効果に差があることを示すものであ
る。すなわち、本発明によるポリアクリルアミドゲル電
気泳動で得られた2本のバンドは、σとβであり、再構
成することにより生体機能を回復することが分る。
実施例2 実施例1における界面活性剤に代えてPOE(P 7 
)ラウリルエーテルプロピオスルホン酸ナトリウム/ド
デシルジメチルアミンオキシド(モル比70/30)を
用いたこと以外は実施例と同様の操作を行った。
ただし、本発明によるポリアクリルアミドゲル電気泳動
において(Na” 、 K” )ATPaseの泳動速
度は用いる界面活性剤によって異なるため、あらかじめ
予備試験を行い、目的とする膜タンパク質の泳動位置を
求めておいた。その結果、(Na“、K”)ATPas
e活性は陽性であり、純度も極めて良好であった。
実施例3 実施例1における界面活性剤に代えてPOE(P3)P
OP(P 3 )ラウリルエーテルプロピオスルホン酸
ナトリウム/ドデシルジメチルアミンオキシド(モル比
65/35)を用いたこと以外は実施例1及び2と同様
の操作を行った結果、(Na”、K”)ATPase活
性は陽性であり、純度も極めて良好であった。
実施例4 実施例1における界面活性剤に代えてpoE(P 3 
)ラウリルエーテルプロピオスルホン酸ナトリウム/ド
デシルジメチルベタイン(モル比65/35)を用いた
こと以外は実施例1及び2と同様の操作を行った結果、
(Na”、につATPase活性は陽性であり、純度も
極めて良好であった。
実施例5 実施例1における(Na”、K”)ATPase及び界
面活性剤に代えて精製したβ−ラクトグロブリン及びP
OE(P7)ラウリルエーテルプロピオスルホン酸ナト
リウム/ドデシルジメチルアミンオキシド(モル比70
/30)をそれぞれ用いたこと以外は実施例1と同様の
操作を行った結果、泳動後のタンパク質のバンドは1本
のみであった。この泳動条件下におけるβ−ラクトグロ
ブリンの分子量を光散乱法[高木俊夫、「生化学J、 
57. p、202(1985)]により求めたところ
、約37 、200となり、サブユニットに解離するこ
となく良好に泳動されることを確認した。
実施例6 実施例5における界面活性剤に代えてPOE(P 3 
)pop(P 3 )ラウリルエーテルプロピオスルホ
ン酸ナトリウム/ドデシルジメチルアミンオキシド(モ
ル比65/35)を用いたこと以外は実施例5と同様の
操作を行った結果、実施例5の結果と同様、サブユニッ
トに解離することなく良好に泳動されることを確認した
実施例7 実施例5における界面活性剤に代えてPOE(P 8 
’)ラウリルエーテルプロピオスルホン酸ナトリウム/
ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド(モル比90
/10)を用l;)たこと以外は実施例5と同様の操作
を行った結果、実施例5の結果と同様、サブユニットに
解離することなく良好に泳動されることを確認した。
実施例8 実施例5における界面活性剤に代えてPOE(P8)ラ
ウリルエーテルグロビオスルホン酸ナトリウム/ドデシ
ルジメチルベタイン(モル比65/35)を用いたこと
以外は実施例5と同様の操作を行った結果、実施例5の
結果と同様、サブユニットに解離することなく良好に泳
動されることを確認した。
比較例1 ドデシル硫酸ナトリウム(SO5)を用いて実施例と同
様の操作を行ったところ、2本のバンドが得られた。こ
れらを切り出したのち、再構成してATPase活性の
有無を判定したところ活性は陰性であった。また、スラ
ブ式二次元ゲル電気泳動により純度を確認した結果、明
瞭な2本のバンドのうち移動度の大きなものは二次元電
気泳動においても移動度が大きな単一のスポットになり
、もう−方の移動度の比較的小さな明瞭なバンドは二次
元電気泳動においても比較的小さな単一のスポットにな
り、いずれも−次元ゲル電気泳動で得られた移動度とは
ほとんど差がなかった。すなわち、sDsを用いると、
(Na”、K”)ATPaseのαとβのサブユニット
の流体力学的体積を変化させ、結果として生体機能の回
復が不可能になるまで変化しているということができる
比較例2 POE(P3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液
(10重量%)を10〜20時間煮沸し、これをドデシ
ルトリメチルアンモニウムクロリドとモル比90/10
になるように調製しt;ものを用い、実施例1と同様に
操作した結果、(Na”、K”)ATPaseはゲル中
に泳動しなかった。これはアニオン性活性剤が加水分解
したためである。
比較例3 C1,〜、α−才しフィンスルホン酸ナトリウムを用い
、実施例5と同様の操作を行った結果、β−ラクトグロ
ブリンはサブユニットに解離し、変性し tこ。
比較例4 CI!リニアアルキルベンゼンスルホン酸ナトナトリウ
ム/ドデシルジメチルアミンオキシドル比90/10)
を用い、比較例3と同様の操作を行った結果、β−ラク
トグロブリンはサブユニットに解離し、変性した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 RO−(XO)_l−(YO)_m−(CH_2)_n
    −SO_3M(1)(式中、Rは炭素数6〜22のアル
    キル基又はアルキルフェニル基、X及びYは炭素数1〜
    4の炭化水素基、l及びmはそれぞれ0〜20、l+m
    は1〜40、nは2〜4であり、Mはアルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属、アンモニウム又は第4級アンモニウム
    である) で表わされるスルホン酸系界面活性剤の単独系、あるい
    は該スルホン酸系界面活性剤と、カチオン性界面活性剤
    及び両性界面活性剤の中から選ばれた界面活性剤の少な
    くとも1種との混合系の存在下に、タンパク質をゲル電
    気泳動処理することを特徴とするタンパク質の分離精製
    法。
JP20288189A 1989-08-07 1989-08-07 タンパク質の分離精製法 Pending JPH0366699A (ja)

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JP20288189A JPH0366699A (ja) 1989-08-07 1989-08-07 タンパク質の分離精製法

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