JPH0367158B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0367158B2 JPH0367158B2 JP59257144A JP25714484A JPH0367158B2 JP H0367158 B2 JPH0367158 B2 JP H0367158B2 JP 59257144 A JP59257144 A JP 59257144A JP 25714484 A JP25714484 A JP 25714484A JP H0367158 B2 JPH0367158 B2 JP H0367158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- base paper
- decorative
- elongation
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、貴金属製器具や各種の贈答品など
を入れる化粧箱の外装及び内張り、紙細工用の手
芸紙、書籍類の表装など種々の用途に適応する構
成と性質を備えた新規な産業用化粧紙の製造方法
に関するものである。
を入れる化粧箱の外装及び内張り、紙細工用の手
芸紙、書籍類の表装など種々の用途に適応する構
成と性質を備えた新規な産業用化粧紙の製造方法
に関するものである。
従来一般に、この種の用途に使用される化粧紙
としては、パルプを原料にして抄紙した原紙の表
面に、染料や顔料、印刷インク、着色糊料、発泡
合成樹脂等で様々な色彩及び模様をプリントした
り、各種の織物地やニツト地を原紙の表面に貼着
したものが多く使用されているが、これらの化粧
紙は、いずれも平らな紙面にプリント加工又は生
地貼着加工を施しただけものであるため立体感に
乏しく、紙面に表現された色彩や模様が単調で平
板化したものになることは勿論、その風合や手触
りがハードで紙製品に特有の軽薄感を免れ得ず、
また耐久性の面でも、紙パルプがベースになつて
いる関係上、伸びや耐引裂き性などの機械的強度
に弱点があつた。
としては、パルプを原料にして抄紙した原紙の表
面に、染料や顔料、印刷インク、着色糊料、発泡
合成樹脂等で様々な色彩及び模様をプリントした
り、各種の織物地やニツト地を原紙の表面に貼着
したものが多く使用されているが、これらの化粧
紙は、いずれも平らな紙面にプリント加工又は生
地貼着加工を施しただけものであるため立体感に
乏しく、紙面に表現された色彩や模様が単調で平
板化したものになることは勿論、その風合や手触
りがハードで紙製品に特有の軽薄感を免れ得ず、
また耐久性の面でも、紙パルプがベースになつて
いる関係上、伸びや耐引裂き性などの機械的強度
に弱点があつた。
この発明の主たる目的は、前記の場合とは全く
逆に、非常にソフトで繊細な感触を持ち且つ優雅
で調和のとれた格調の高い凹凸模様を立体的に表
現できる構造を備え、機械的な強度にも優れた新
しに産業用化粧紙を比較的簡単な加工方法で安価
に製造することにある。
逆に、非常にソフトで繊細な感触を持ち且つ優雅
で調和のとれた格調の高い凹凸模様を立体的に表
現できる構造を備え、機械的な強度にも優れた新
しに産業用化粧紙を比較的簡単な加工方法で安価
に製造することにある。
本発明は、前記の目的を達成するために開発さ
れたものであつて、その方法は、針葉樹パルプを
主原料にして抄紙し且つ細かい圧縮皺を抄紙工程
における紙の進行方向に形成して縦方向への伸び
が全面的に横方向よりも大きな特性を付与した原
紙を使用し、これに合成樹脂を含浸、乾燥させて
エンボス加工を行なつた後、熱セツト加工を施し
て紙面の凹凸形状を安定せしめ、次いで、前記原
紙の表面に接着剤を介在させてパイルを電着植毛
するフロツク加工を施し、その後、キユアリング
及び急冷処理を行なうことを特徴とするものであ
る。
れたものであつて、その方法は、針葉樹パルプを
主原料にして抄紙し且つ細かい圧縮皺を抄紙工程
における紙の進行方向に形成して縦方向への伸び
が全面的に横方向よりも大きな特性を付与した原
紙を使用し、これに合成樹脂を含浸、乾燥させて
エンボス加工を行なつた後、熱セツト加工を施し
て紙面の凹凸形状を安定せしめ、次いで、前記原
紙の表面に接着剤を介在させてパイルを電着植毛
するフロツク加工を施し、その後、キユアリング
及び急冷処理を行なうことを特徴とするものであ
る。
〔発明の実施例)
以下、この発明を実施例の図面について具体的
に説明すると、第1図は本発明方法による化粧紙
の製造工程を示し、第2図はこの発明の方法で製
造された化粧紙Pの一例を示したものである。
に説明すると、第1図は本発明方法による化粧紙
の製造工程を示し、第2図はこの発明の方法で製
造された化粧紙Pの一例を示したものである。
本発明の場合、化粧紙Pの主体になる原紙1に
は、伸びや引裂きに対する機械的強度を向上する
ために通常の和紙や洋紙を用いずに、晒圧縮加工
されたクラフト紙を使用した。晒圧縮加工された
クラフト紙として本実施例では東海パルプ株式会
社製造に係る白セメント用袋紙を使用した。晒圧
縮加工されたクラフト紙は、針葉樹パルプ(単繊
維長2.0〜3.1mm)を化学パルプ法であるKP法
(クラフトパルプ法)で抄き、最後に伸縮強度ア
ツプのためのクルパツク(登録商標名である。)
加工を施し、乾燥して製造したものである。ここ
でクルパツク加工とは、第4図に示すように、ニ
ツプロール4の上を通るゴムブランケツト5は、
湿紙6と接触する所でニツプロール4の圧力によ
つてゴムブランケツト5の外側が圧し伸ばされる
と同時に、湿紙6をドライヤードラム7面に強く
押しつける。この際、湿紙6は一方のゴムブラン
ケツト5に密着しているが、他方のドライヤード
ラム7面ではスリツプし、ゴムブランケツト5が
元の寸法に戻ると同時に湿紙も伸縮し、その抄紙
工程において紙の進行方向に細かい圧縮皺を形成
するものである。
は、伸びや引裂きに対する機械的強度を向上する
ために通常の和紙や洋紙を用いずに、晒圧縮加工
されたクラフト紙を使用した。晒圧縮加工された
クラフト紙として本実施例では東海パルプ株式会
社製造に係る白セメント用袋紙を使用した。晒圧
縮加工されたクラフト紙は、針葉樹パルプ(単繊
維長2.0〜3.1mm)を化学パルプ法であるKP法
(クラフトパルプ法)で抄き、最後に伸縮強度ア
ツプのためのクルパツク(登録商標名である。)
加工を施し、乾燥して製造したものである。ここ
でクルパツク加工とは、第4図に示すように、ニ
ツプロール4の上を通るゴムブランケツト5は、
湿紙6と接触する所でニツプロール4の圧力によ
つてゴムブランケツト5の外側が圧し伸ばされる
と同時に、湿紙6をドライヤードラム7面に強く
押しつける。この際、湿紙6は一方のゴムブラン
ケツト5に密着しているが、他方のドライヤード
ラム7面ではスリツプし、ゴムブランケツト5が
元の寸法に戻ると同時に湿紙も伸縮し、その抄紙
工程において紙の進行方向に細かい圧縮皺を形成
するものである。
従つてこのようにして製造される原紙1は、紙
の進行方向に圧縮皺を形成してあるので、縦方向
への伸びが全面的に横方向よりも大きな特性が付
与されている。
の進行方向に圧縮皺を形成してあるので、縦方向
への伸びが全面的に横方向よりも大きな特性が付
与されている。
この原紙1の表面には、予め所定の着色及び印
刷模様をグラビア印刷等の手段でプリントしてお
き、先ず原紙1に熱可塑性の合成樹脂、例えばメ
ラミン系の合成樹脂を水性エマルジヨンの状態で
含浸し、帯熱シリンダー等を用いて80〜100℃の
温度で乾燥させる。前記の処理を施した原紙1
は、次に上下に対向する模様圧刻用の凹凸部を有
する帯熱ローラーの間〓を通過させるなどの手段
によつて、図示の如く紙面に種々のエンボス模様
2を形成させた後、ガスバーナーにて300〜350℃
の温度で約5秒間ベーキング処理を施し、その
後、水冷シリンダーにより100〜110℃の温度に急
冷し、紙面のエンボス模様2を硬く安定したもの
に改質すると共に、原紙1の表面から裏面へ水分
や溶剤が浸透しないようにする。
刷模様をグラビア印刷等の手段でプリントしてお
き、先ず原紙1に熱可塑性の合成樹脂、例えばメ
ラミン系の合成樹脂を水性エマルジヨンの状態で
含浸し、帯熱シリンダー等を用いて80〜100℃の
温度で乾燥させる。前記の処理を施した原紙1
は、次に上下に対向する模様圧刻用の凹凸部を有
する帯熱ローラーの間〓を通過させるなどの手段
によつて、図示の如く紙面に種々のエンボス模様
2を形成させた後、ガスバーナーにて300〜350℃
の温度で約5秒間ベーキング処理を施し、その
後、水冷シリンダーにより100〜110℃の温度に急
冷し、紙面のエンボス模様2を硬く安定したもの
に改質すると共に、原紙1の表面から裏面へ水分
や溶剤が浸透しないようにする。
このようにして原紙1の加工が完了したなら
ば、次に、原紙1表面の凹凸部全体にアクリル系
又は酢酸ビニール系の合成樹脂接着剤をロールコ
ーター等の方法で塗布し、これを静電塗装装置
(図示せず)に送り込み、天然繊維、合成繊維又
は金属のカツトパイル3(金属以外は染色などの
手段で着色したもの)を静電気により電着植毛す
るフロツク加工を行ない、原紙1表面にパイル3
を付着させた後、キユアリング炉に導入して120
±5℃の温度で約3分間加熱する熱セツト加工を
施し、水冷シリンダーを通過させて常温に冷却し
たものを製品としてローラーに巻取る。
ば、次に、原紙1表面の凹凸部全体にアクリル系
又は酢酸ビニール系の合成樹脂接着剤をロールコ
ーター等の方法で塗布し、これを静電塗装装置
(図示せず)に送り込み、天然繊維、合成繊維又
は金属のカツトパイル3(金属以外は染色などの
手段で着色したもの)を静電気により電着植毛す
るフロツク加工を行ない、原紙1表面にパイル3
を付着させた後、キユアリング炉に導入して120
±5℃の温度で約3分間加熱する熱セツト加工を
施し、水冷シリンダーを通過させて常温に冷却し
たものを製品としてローラーに巻取る。
以上のように、本発明の方法を産業用化粧紙の
製造に適用すれば、主体になる原紙には針葉パル
プを主原料にして製造工程における紙の進行方向
である紙の縦方向への伸びが全面的に横方向より
も大きな特性を付与する圧縮皺を形成してあるの
で、進行方向にテンシヨンを掛ける製造工程中に
おいて深いエンボス加工を施しても紙繊維素の破
壊を起こすことなく、エンボス加工前に原紙に合
成樹液を含浸させる熱セツト加工を行なうことと
相俟つて、化粧紙の伸びや引裂きに対する機械的
強度が優れていることは勿論、紙面にクツキリと
した凹凸を有するシヤープなエンボス模様を形成
させることができる。また原紙表面の凹凸面に
は、静電塗装により種々のカツトパイルを電着植
毛するフロツク加工が施されているため、在来の
エンボス加工紙やフロツク加工紙のように単調な
凹凸面や植毛面とは違つて、紙面に著しく変化の
ある立体的な凹凸面と非常にソフトな感触及び陰
影を持つ全く独自の化粧紙を製造することが可能
となり、然かもその凹凸模様と植毛面は、エンボ
ス加工時及びフロツク加工時の前後に施される合
成樹油脂加工及び熱セツト加工により秀れた耐水
性と形状安定性が付与されているため、容易に変
質及び形崩れするようなことがなく、その美しい
形状と資質を半永久的に保持し得るので、これを
貴金属製器具や各種の贈答品等を入れる化粧箱の
外装及び内張り、紙細工用の手芸紙、書籍類の表
装などに使用すれば、製造工費が比較的安価な事
とも相俟つて、まさに最適の実用効果を発揮する
ものである。
製造に適用すれば、主体になる原紙には針葉パル
プを主原料にして製造工程における紙の進行方向
である紙の縦方向への伸びが全面的に横方向より
も大きな特性を付与する圧縮皺を形成してあるの
で、進行方向にテンシヨンを掛ける製造工程中に
おいて深いエンボス加工を施しても紙繊維素の破
壊を起こすことなく、エンボス加工前に原紙に合
成樹液を含浸させる熱セツト加工を行なうことと
相俟つて、化粧紙の伸びや引裂きに対する機械的
強度が優れていることは勿論、紙面にクツキリと
した凹凸を有するシヤープなエンボス模様を形成
させることができる。また原紙表面の凹凸面に
は、静電塗装により種々のカツトパイルを電着植
毛するフロツク加工が施されているため、在来の
エンボス加工紙やフロツク加工紙のように単調な
凹凸面や植毛面とは違つて、紙面に著しく変化の
ある立体的な凹凸面と非常にソフトな感触及び陰
影を持つ全く独自の化粧紙を製造することが可能
となり、然かもその凹凸模様と植毛面は、エンボ
ス加工時及びフロツク加工時の前後に施される合
成樹油脂加工及び熱セツト加工により秀れた耐水
性と形状安定性が付与されているため、容易に変
質及び形崩れするようなことがなく、その美しい
形状と資質を半永久的に保持し得るので、これを
貴金属製器具や各種の贈答品等を入れる化粧箱の
外装及び内張り、紙細工用の手芸紙、書籍類の表
装などに使用すれば、製造工費が比較的安価な事
とも相俟つて、まさに最適の実用効果を発揮する
ものである。
第1図は本発明方法による産業用化粧紙の製造
工程を示す工程図、第2図はこの発明の方法で製
造された化粧紙の具体的な実施構造の一例を示す
正面図、第3図は同じく断面図、第4図はクルパ
ツク加工を示す説明図である。 P……化粧紙、1……原紙、2……エンボス模
様、3……パイル。
工程を示す工程図、第2図はこの発明の方法で製
造された化粧紙の具体的な実施構造の一例を示す
正面図、第3図は同じく断面図、第4図はクルパ
ツク加工を示す説明図である。 P……化粧紙、1……原紙、2……エンボス模
様、3……パイル。
Claims (1)
- 1 針葉樹パルプを主原料にして抄紙し且つ細か
い圧縮皺を抄紙工程における紙の進行方向に形成
して縦方向への伸びが全面的に横方向よりも大き
な特性を付与した原紙を使用し、これに合成樹脂
を含浸、乾燥させてエンボス加工を行なつた後、
熱セツト加工を施して紙面の凹凸形状を安定せし
め、次いで、前記原紙の表面に接着剤を介在させ
てパイルを電着植毛するフロツク加工を施し、そ
の後、キユアリング及び急冷処理を行なうことを
特徴とする新規な産業用化粧紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25714484A JPS61138796A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 新規な産業用化粧紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25714484A JPS61138796A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 新規な産業用化粧紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61138796A JPS61138796A (ja) | 1986-06-26 |
| JPH0367158B2 true JPH0367158B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=17302323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25714484A Granted JPS61138796A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 新規な産業用化粧紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61138796A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102828445A (zh) * | 2012-09-19 | 2012-12-19 | 天津市中源装饰材料有限公司 | 三聚氰胺浸渍纸的生产方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS575919B2 (ja) * | 1973-04-20 | 1982-02-02 | ||
| JPS5637066B2 (ja) * | 1974-05-22 | 1981-08-28 | ||
| JPS5744479B2 (ja) * | 1974-06-21 | 1982-09-21 | ||
| JPS5117310A (en) * | 1974-07-31 | 1976-02-12 | Osaka Maika Kogyo Kk | Kabegamino seizohoho |
| JPS55137299A (en) * | 1979-04-09 | 1980-10-25 | Kuniharu Nagahashi | Processed paper having embossed surface |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP25714484A patent/JPS61138796A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61138796A (ja) | 1986-06-26 |
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