JPH036722Y2 - - Google Patents

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JPH036722Y2
JPH036722Y2 JP774082U JP774082U JPH036722Y2 JP H036722 Y2 JPH036722 Y2 JP H036722Y2 JP 774082 U JP774082 U JP 774082U JP 774082 U JP774082 U JP 774082U JP H036722 Y2 JPH036722 Y2 JP H036722Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエキスパンシヨン・ジヨイント、詳し
くは他方の屋根躯体又は壁躯体に対し近接状に相
対する一方の屋根躯体上に配置固定された笠木ホ
ルダーと該笠木上に係止された笠木とにより、エ
キスパンシヨン・ジヨイント・カバー用支持部材
をネジ止めによることなく装着するエキスパンシ
ヨン・ジヨイントに関する。
一般に、近接して相対する建造物のパラペツト
等の屋根躯体と屋根躯体又は屋根躯体と壁躯体と
をエキスパンシヨン・ジヨイント・カバーによつ
て連結するエキスパンシヨン・ジヨイントにおい
ては、上記の屋根躯体の他方の屋根躯体又は壁躯
体に近い側に支持部材が取付けられ、該支持部材
上にエキスパンシヨン・ジヨイント・カバーが支
持されるとともに、他方の屋根躯体又は壁躯体に
遠い側に一定の間隔で短尺の笠木ホルダーが固定
され、該ホルダー上に上記屋根躯体を覆う水切用
笠木が装着されている。この場合、笠木は笠木ホ
ルダー及び又は支持部材によつて係止固定される
場合が多いが、しかし、支持部材は屋根躯体上に
ネジ止めによつて固定されるのでネジ止め作業の
他にネジ止め部のコーキング作業を要することに
なり、施工が煩雑である。
本考案は上記欠点を解決し、特にエキスパンシ
ヨン・ジヨイント・カバー用支持部材をネジ止め
によることなく容易かつ確実に取付けることので
きるエキスパンシヨン・ジヨイントを提案するこ
とを目的とする。
すなわち、本考案は間隙をおいて近接する建造
物躯体のうち少なくとも一方を屋根躯体とし、該
屋根躯体上に上記間隙側に沿つて長尺の支持部材
を設けるとともに、該支持部材に対し間隔をおい
て短尺の笠木ホルダーを固定し、笠木ホルダー上
に上記の屋根躯体を覆う笠木を係止し、上記支持
部材と他方の建造物躯体に設けられた別の支持部
材とに上記間隙を覆うエキスパンシヨン・ジヨイ
ント・カバーを支持させるエキスパンシヨン・ジ
ヨイントにおいて、上記笠木及び上記笠木ホルダ
ーにそれぞれ支持部材用係止部を設ける一方、上
記支持部材の上部に係止凹溝を、下部に係止部を
設け、上記係止凹溝を上記笠木の一方の支持部材
用係止部に係止させるとともに、上記支持部材の
係止部を上記笠木ホルダーの他方の支持部材用係
止部に係止させて固定したことを特徴とする。
以下、図面によつて本考案の実施態様について
説明する。
まず、第1図において符号a,aはパラペツト
等の屋根躯体で、これら屋根躯体a,aはともに
建築物の屋根に設けられており、互いに近接状に
相対し、その間には間隙αが形成されている。間
隙α上にはエキスパンシヨン・ジヨイントAが配
置され、上記屋根躯体a,aを連結している。こ
のエキスパンシヨン・ジヨイントAは屋根躯体
a,a上に固定した笠木ホルダー1,1に笠木
2,2を係止固定するとともに該笠木2,2と笠
木ホルダー1,1に支持部材3,3を装着し、さ
らにこの支持部材3,3上にジヨイント・ホルダ
ー4を介してエキスパンシヨン・ジヨイント・カ
バー5を保持させて成るもので、上記笠木ホルダ
ー1,1は屋根躯体a,aにネジ止めされ、笠木
2,2は笠木ホルダー1,1に係止されている
が、これに対し、支持部材3,3は一方において
笠木2,2に係止し、他方において笠木ホルダー
1,1に係止している。
そこで、上記の構成部材についてさらに詳しく
説明すると、まず笠木ホルダー1は短尺の部材
で、中央の固定片1aの一方の端部には、段部1
bを介して起立片1cが形成され、他方の端部に
は係止片1dが斜下方に突出している。さらに、
上記起立片1cの上端は膨突部11が設けられ、
また起立片1cの基部外方には凸状係止部1e
(支持部材用係止部)が突出形成されている。こ
の笠木ホルダー1は、固定片1aを屋根躯体a上
に一定の間隔をおいてネジ止めすることによつて
固定され、このとき起立片1cは屋根躯体aの他
方の屋根躯体aに対して近い側に配置され、係止
片1dは他方の屋根躯体aに対して遠い側の側方
に突出する。次に、笠木2は長尺の部材で、中央
の覆い部2aの一方の端部に立上げ部2b(支持
部材用係止部)を備え、他方の端部に立下げ部2
cを備えるとともに、上記立上げ部2bの上端部
には係止溝13aを備える折曲状係止部13が形
成され、これに対して立下げ部2cの下端部には
屈曲部14が形成され、該下端部の内側には係止
凹凸条15が刻設されている。そして笠木2はそ
の立上げ部2b上端の係止溝13aを笠木ホルダ
ー1の起立片1cの上端部膨突部11に係止させ
る一方、立下げ部2cの下端屈曲部14を笠木ホ
ルダー1の係止片1d下端に係止させることによ
つて、笠木ホルダー1に係止固定されている。こ
のとき、屈曲部14と係止片1dとの間に寸法誤
差等のために隙間が生ずる場合であつても、立下
げ部2cの下端内側の係止凹凸条15の適合部分
と係止片1dとが係止して、両者の適正な係止状
態を保持することができる。
これに対し、支持部材3は長尺の部材で、縦部
材17aと横部材17bとをL字形に屈曲した支
持片3a上部の横部材17b側に係止凹溝13b
が下向きに開口形成され、該係止凹溝3bの上底
部及び開口部にはそれぞれ突条16a,16bが
突出している。さらに、上記支持片3aの上端部
の係止凹溝3b側には気密材嵌合溝19が形成さ
れ、その反対側には係止屈曲部20が設けられて
いる。また、縦部材17aの下部の上記係止凹溝
3b側には凸状係止部3cが突出し、その反対側
には止水板嵌合溝21が形成されている。また、
上部凹条係止部3cの上部には係止凹凸条18が
刻設されている。そして、上記支持部材3は、笠
木2の立上げ部2b上端の折曲状係止部13がそ
の支持片3a上部の係止凹溝3b内に係止し、支
持片3の凸状係止部3cが笠木ホルダー1の起立
片1cの凸状係止部1eに係止して屋根躯体a上
に固定されている。
このように、支持部材3は一方において笠木2
に係止し、他方において笠木ホルダー1上に係止
することによつて屋根躯体a上に固定されている
ので、ネジ止め等の作業を必要としない。取付け
の際には、支持部材3の係止凹溝3bを笠木2の
立上げ部2b上端の折曲状係止部13に係止させ
ながら、L字形支持片3aを外側から回動してそ
の横部材17bを笠木ホルダー1の段部1bの下
方に装入し、支持部材3の凸状係止部3cと笠木
ホルダー1の凸状係止部1eとを係止させればよ
いので、取付けが非常に容易となり、作業能率が
向上する。この場合、施工誤差等のために、笠木
ホルダー1の凸状係止部1eと支持部材3の凸状
係止部3cとの間に隙間が生じても、凸状係止部
1eは上記凸状係止部3cの上部に刻設された微
調整用の係止凹凸条18の適合部分に係止するの
で、笠木ホルダー1と支持部材3とは常に適正な
係止状態を得ることができる。また、支持部材3
と笠木2とが係止する際に係止凹溝3bの開口部
突条16bは、笠木2の立上げ部2bの背面に食
込み状に接触し、また係止凹溝3b上底部突条1
6aと笠木2上端部とが密着状に接触するので上
記突条16aと笠木2との接触部から吹込みや毛
細管現象によつて風雨が侵入することはほとんど
なく、たとえ吹込んでもこの吹込圧は上記突条1
6aと笠木2との接触部の手前でエキスパンシヨ
ン・ジヨイントA内の内圧と等圧となるため、そ
れ以上侵入することはできなくなる。したがつて
雨仕舞は良好である。さらに、上記突条16bは
支持部材3と笠木2とを弾性的に係止せしめ、ま
た、上記突条16aは笠木2の上端部を上方から
弾性的に押えることにより、凸状係止部3cと笠
木ホルダー1の凸状係止部1eとの係止を確実に
することができる。したがつて、支持部材3は安
定に屋根躯体a上に固定される。なお、支持部材
3と笠木ホルダー1の係止は、必ずしも1個所に
限定されるものではなく、例えばさらに笠木ホル
ダー1の段部1bの下部に係止突片22を設け、
該突片22に支持部材3の横部材17bの先端を
係止させる構成としてもよい。
さらに、上記構成の支持部材3の係止屈曲部2
0には短尺のジヨイント・ホルダー4のW形のク
リツプ4aが係止され、該ジヨイント・ホルダー
4の両端係止部4b,4bにエキスパンシヨン・
ジヨイント・カバー5が覆嵌係止されてエキスパ
ンシヨン・ジヨイントAが構成されている。な
お、25は気密材であり、また支持部材3の止水
板嵌合溝21には止水板26の両端部が嵌合保持
されている。このとき止水板両端部26aが屋根
躯体a上に密圧着されるようにすると、支持部材
3と屋根躯体aとの間は完全にシールされるの
で、雨仕舞がさらに向上する。上記エキスパンシ
ヨン・ジヨイントAは、相対する屋根躯体a,a
が震動、不同沈下等により異方向に変位しても、
ジヨイント・ホルダー4のクリツプ4aが上記変
位に応動できるため、エキスパンシヨン・ジヨイ
ント・カバー5を常に安定に支持部材3上に架設
保持することができる。
上述のように、支持部材3を一方において笠木
2に係止させ、他方において笠木ホルダーに係止
させることによつて容易、迅速かつ確実に建築構
造物a上に固定できるので、取付け作業が能率化
する。また、このような装置構成によつてエキス
パンシヨン・ジヨイント・カバー5、ジヨイン
ト・ホルダー4、止水板26等の周辺部材の取付
けや機能をなんら損なうことがない。
次に、第2図は本考案の固定装置の他の例を示
し、同図においてBはエキスパンシヨン・ジヨイ
ント装置を示す。このエキスパンシヨン・ジヨイ
ントBは、近接状に相対する屋根躯体aと壁躯体
bとを連結するもので、一方の屋根躯体aに固定
した笠木ホルダー31に笠木32を係止し、さら
にこれら笠木ホルダー31及び笠木32に支持部
材33を装着するとともに、該支持部材33と他
方の壁躯体b上に固定した支持部材34とにジヨ
イント・ホルダー35を取付け、このジヨイン
ト・ホルダー35にエキスパンシヨン・ジヨイン
ト・カバー36を係止固定して成るもので、笠木
ホルダー31は屋根躯体a上にネジ止め固定さ
れ、笠木32は上記笠木ホルダー31に係止され
ているが、これに対して支持部材33は一方にお
いて笠木32に係止し、他方において笠木ホルダ
ー31に係止している。
すなわち、笠木ホルダー31は第1図に示した
ものとほぼ同じく、固定片31aの端部に段部3
1bを介して起立片31cが形成され、他方の端
部には係止片31dが斜下方に突出している。し
かし、上記笠木ホルダー31の起立片31cの上
端部は折曲がり、折曲端係止部31e(支持部材
用係止部)は斜下向きに突出し、また段部31b
の下部には止水板嵌合溝39が形成されている。
該笠木ホルダー31は、固定片31aを屋根躯体
a上に一定の間隔をおいてネジ止めすることによ
つて固定され、このとき起立片31cは壁躯体b
に近い側に配置され、これに対して係止片31d
は遠い側の側方に突出する。なお、上記嵌合溝3
9には止水板26が嵌着されている。次に、笠木
32も第1図に示したものと同じく、中央の覆い
部32aの一方の端部に立上げ部32bb(支持部
材用係止部)を備え、他方の端部に立下げ部32
cを備えるとともに、上記立上げ部32bbの上
端部には係止溝43aを備る折曲状係止部43が
形成され、立下げ部32cの下端部には屈曲部4
1とともに係止凹凸条42が設けられる。そして
該笠木32はその立上げ部32b上端の係止溝4
3aを笠木ホルダー31の起立片31cの上端部
に係止させる一方、立下げ部32cの下端屈曲部
41を笠木ホルダー31の係止片31d下端に係
止させることによつて、笠木ホルダー31に係止
固定されている。なお、係止凹凸条42による係
止微調整も可能である。
これに対し、支持部材33は縦部材40aと横
部材40bとをL字形に屈曲して成る支持片33
aの上部に係止凹溝33bが下向きに開口形成さ
れ、該開口溝33bの上底部及び開口部付近には
突条44a,44b及び44cが形成されてい
る。なお、上記係止凹溝33bの上方に気密材嵌
合溝45が設けられ、その反対側には係止屈曲部
46が設けられている。また、縦部材40aの基
部には係止凹凸条47とともに凸状係止部33c
が突出している。そして、上記構成の支持部材3
3は笠木32の立上げ部32bの上端を折曲係止
部43を係止凹溝33b内に係止するとともに、
支持片33aの凸状係止部33cを笠木ホルダー
31の起立片折曲端係止部31eに係止して屋根
躯体aに配置された止水板26上に固定されてい
る。
このように、支持部材33は一方において笠木
32に係止し、他方において笠木ホルダー31に
係止することによつて屋根躯体aに固定されてお
り、上記の支持部材装置構成によれば、第1図の
場合と同じ要領で取付けることができるので、ネ
ジ止め作業が不必要となり、迅速に作業を行なう
ことができる。とくに、この例において笠木ホル
ダー31の起立片31cは上端において折曲つて
いるので、その折曲端係止部31eは上記折曲部
から外方に拡開可能となり、したがつて支持部材
33がその凸状係止部33cと折曲端係止部31
eとの係止が脱れる方向に動いても上記折曲端係
止部31eはこの移動に追従して係止状態の脱れ
を防止することができるので、両者の係止は常に
安定に保持される。また、支持部材33の係止凹
溝33bは、笠木ホルダー31上に固定された笠
木32の折曲状係止部43に嵌合係止しているの
で、支持部材33の上部が左右のいずれか一側方
に動くことはない。このように、支持部材33
は、笠木ホルダー31の折曲端係止部31との係
止によつて上下方向への移動を規制されるととも
に、笠木32の上端部との嵌合によつて左右側方
への移動を規制され、しかもこのとき支持部材3
3の下部には弾性止水板26が配置されて笠木ホ
ルダー31と支持部材33とは常に密着状に係止
することになるので、支持部材33の取付け状態
は非常に安定する。また、笠木32は支持部材3
3の係止凹溝33b内において突条44a,44
b,44cと接触しているので、毛細管現象や吹
込みによる侵入は第1図の場合よりも一層有効に
防止される。さらに、これら突条44a,44b
及び44cは支持部材33と笠木32とを弾性的
に係止させるので、該係止状態が確実となる。な
お、笠木ホルダー31の起立片折曲端係止部31
eと支持部材33の係止凹凸条47との微調整係
止によつて両者の係止を常に確保できる点や上記
装置構成が支持部材33の周辺部材の取付けや機
能をなんら損なわない点等は第1図の例と同じで
ある。
なお、他方の壁躯体b上に固定された長尺又は
短尺の支持部材34の上端には係合突片34aが
設けられ、また下端はU字形に折曲されてその先
端外方部には係止屈曲部47が形成され、折曲下
端部には止水板嵌合溝48が形成されている。上
記係止屈曲部47と前記屋根躯体a上の支持部材
33の係止屈曲部46とは相対向し、これら両屈
曲部46,47にはジヨイント・ホルダー35の
W字形クリツプ35aが係止している。該ホルダ
ー35の両端からは斜下方に係止部35b,35
bが突出している。さらに、エキスパンシヨン・
ジヨイント・カバー36の一部は中間部で屈曲し
て躯体a,b間間隙覆い部36aと壁躯体b面に
沿つて延出する壁躯体b面覆い部36bとから成
り、上記カバー36は間隙覆い部36aの両端か
ら突出する係止部36c,36cを上記ジヨイン
ト・ホルダー35の係止部35b,35bと弾発
状に係止することによつて該ホルダー35上に固
定されている。なお、48a,48bは間隙保持
片で、ジヨイント・ホルダー35と覆い部36a
との間に適当な間隔を保つて両係止部35bと3
6cとを有効に係止させている。間隔保持片48
bは間隔保持だけでなく、下底面が幅広の水平状
であるので、支持部材33の気密材25に安定に
密着して水密性、気密性を保持することができ
る。エキスパンシヨン・ジヨイント・カバー36
の他の覆い部36bの上端部にはウエザーストリ
ツプ49が嵌着され、壁躯体b面に密着して水
密、気密を確保している。また、上記覆い部の裏
側には係合突片36dが形成され、支持部材34
の係合突片34aと係合して上記カバー36が支
持部材34から離間するのを防止している。エキ
スパンシヨン・ジヨイントBは、上記のように構
成されている。
なお、上記支持部材33の固定装置は必ずしも
上記のような一方の建物構造物aの取付け面他方
の建物構造物bの取付け面とが略直角を成すよう
な場合だけでなく、例ば第1図の図示例のように
両取付け面が略面一であるような場合にも適用で
きることはもちろんである。
次に、第3図は本考案の固定装置の他の例を示
すもので、同図においてCはエキスパンシヨン・
ジヨイント装置である。このエキスパンシヨン・
ジヨイント装置Cも近接状に相対する屋根躯体a
と壁躯体bとを連結するもので、一方の屋根躯体
aに固定した笠木ホルダー51に笠木52を係止
し、さらにこれら笠木ホルダー51及び笠木52
に支持部材53を装着する一方、該支持部材53
と他方の壁躯体b上に固定した支持部材54にエ
キスパンシヨン・ジヨイント・カバー55を係止
固定して成るもので、笠木ホルダー51は屋根躯
体a上にネジ止め固定され、笠木52は上記笠木
ホルダー51に係止されているが、これに対し支
持部材53は一方において笠木52に係止し、他
方において笠木ホルダー51に係止している。
すなわち、笠木ホルダー31は第1図に示した
ものと略同じく、固定片51aの端部に段部51
bを介して起立片51cが形成され、他方のホル
ダー51の起立片51cの上端部は折曲がり、該
折曲端係止部51e(支持部材用係止部)は斜下
向きに突出している。該笠木ホルダー51は固定
片51aを屋根躯体a上に一定の間隔をおいてネ
ジ止めすることによつて固定され、このとき起立
片51cは他方の壁躯体bに近い側に配置され、
これに対して係止片51dは遠い側の側方に突出
する。次に、笠木52は中央の覆い部52aの一
方の端部に立上げ部52b(支持部材用係止部)
を備え、他方の端部に立下げ部52cを備えると
ともに、該立下げ部52cの下端部に屈曲部61
とともに係止凹凸条62が設けられている。
これに対し、支持部材53は、縦部材60aと
横部材60bとをL字形に屈曲して成る支持片5
3aを備える。この支持片53aの上部には係止
凹溝53bが下向きに開口形成され、該係止凹溝
53bの上底部及び開口部付近には突条64a,
64b,64c及び64dが形成されている。な
お、上記係止凹溝53bの上方に気密材嵌合溝6
5が設けられている。また、縦部材60aの基部
には係止凹凸条67が刻設されるとともに凸状係
止部53cが突出し、さらに上記凸状係止部53
cの反対側には止水板嵌合溝53dが形成されて
いる。そして上記構成の支持部材53は笠木52
の立上げ部52bの上端係止部63を笠木ホルダ
ー51の起立片51cとともに係止凹溝53b内
に係止する一方、支持片53aの凸条係止部53
cを笠木ホルダー51の起立片折曲端係止部51
eに係止して屋根躯体aに固定されている。
このように、笠木52の立上げ部52bは必ず
しも第1図及び第2図のように折曲げて笠木ホル
ダー51の起立片51c上に係止する構成でなく
とも、該起立片51cとともに支持部材53の係
止凹溝53b内に嵌合係止されて上記ホルダー5
1上に覆設することができる。しかし、前記のほ
かにも例えば、第4図に示すように、笠木ホルダ
ー51の起立片51cの上端部外方に係止溝51
fを設け、該溝51fに笠木52の立上げ部52
bの上端係止部63を係止することによつて、笠
木ホルダー51に係止する構成であつてもよい。
上述の通り、支持部材53は一方において笠木
32に係止し、他方において笠木ホルダー51に
係止することによつて屋根躯体aに固定されてお
り、第1図及び第2図の場合と同じ要領で取付け
ることができるので、ネジ止め作業が不必要とな
り、迅速に作業を行なうことができる。また、笠
木ホルダー51の起立片51cは第2図の例と同
様に上端において折曲つているので支持部材53
がその凸状係止部53cと折曲端係止部51eと
の係止が脱れる方向に動いても上記折曲端部51
eはこの移動に追従して係止状態の脱れを防止す
ることができるので、両者の係止を常に安定に保
持することができる。これに関し、支持部材53
の止水板嵌合溝53dには止水板26が嵌着され
るが、このとき止水板26の嵌合部26aの下端
部26bを屋根躯体a上に押圧状に密着させる構
成にすると、第1に止水板下端部26bの弾性に
よつて支持部材53と笠木ホルダー51の係止が
より効果となり、たとえ両者が風圧等により異方
向に変位しても止水板26の弾性によつて両者の
係止状態は常に保持され、第2に支持部材53の
下端面と屋根躯体aの上端面との間に空隙が生じ
ないので、笠木52の裏側からまわりこんだ風雨
が屋根躯体a,壁躯体b間間隙内に侵入すること
を防止できる。また、笠木ホルダー51上に固定
された笠木52の立上げ係止部63は、笠木ホル
ダー51上の起立片51cとともに支持部材53
の係止凹溝53b内に嵌合係止され、しかもこの
とき起立片51cの折曲弾性により弾発状に嵌合
係止することになるので、支持部材53の上部が
左右のいずれか一側方に動いていても直ちに復元
する。このように、支持部材53は笠木ホルダー
51の折曲端係止部51eとの係止によつて上下
方向への移動を規制されるとともに、笠木52の
上端部との嵌合によつて左右側方への移動を規制
されるので、支持部材53の取付け状態は非常に
安定する。また、笠木52は支持部材53の係止
凹溝53b内に弾発状に係止しているため、突条
64a,64b,64c及び64dと密着状に接
触することになり、毛細管現象や吹込みによる風
雨の侵入は第2図の例と同じく、有効に防止され
る。なお、笠木ホルダー51の起立片折曲端係止
部51eと支持部材53の係止凹凸条67の微調
整係止によつて両者の係止を常に確保できる点や
上記装置構成が支持部材53の周辺部材の取付け
や機能をなんら損なわない点等は第1図及び第2
図の例と同じである。
なお、他方の壁躯体b上に固定された長尺又は
短尺の支持部材54の下部はU字形に折曲されて
係止溝54aが形成され、該溝54aの上方内壁
には係止凹凸条54bが設けられ、さらに上記係
止溝54aの裏側には止水板嵌合溝54cが形成
されている。エキスパンシヨン・ジヨイント・カ
バー55は躯体a,b間間隙覆い部55aの一端
から壁躯体b面に沿う壁躯体b面覆い部55bを
延出するとともに上記端部から係止部55cを形
成して成り、該係止部55cは支持部材54の係
止溝54bに係止されている。また、上記覆い部
55aは支持部材53上に設けられた気密材25
上に載置され、その先端は笠木52上に張出して
いる。他方の覆い部55bの上端部にはウエザー
ストリツプ49が嵌着され、壁躯体b面に密着し
て水密、気密を確保している。さらに、止水板嵌
合溝54cには止水板26が嵌着されて屋根躯体
a、壁躯体b間間隙内への風雨の侵入を防止して
いる。エキスパンシヨン・ジヨイントCは上記の
ように構成されている。
なお、上記支持部材53の固定装置が例えば第
1図の図示例のように両取付け面が略面一である
ように場合にも適用できることはもちろんであ
る。
第5図は支持部材固定装置のさらに他に例を示
すもので、同図において、Dはエキスパンシヨ
ン・ジヨイントである。該エキスパンシヨン・ジ
ヨイントDは近接状に相対する屋根躯体a′と他の
屋根躯体(図示せず)とを連結するもので、上記
屋根躯体a′に間隔をおいて固定した短尺の笠木ホ
ルダー71に笠木72と支持部材73とを係止
し、該支持部材73上にジヨイント・ホルダー7
4を介してエキスパンシヨン・ジヨイント・カバ
ー75を保持している。なお、図示しない他の建
築構造物が屋根躯体状であるとき、第2図及び第
3図に示したものに準じてジヨイント・ホルダ
ー、エキスパンシヨン・ジヨイント・カバー等を
構成すればよい。上記笠木ホルダー71は、建築
築構造物a′上に固定される固定片71aと中空の
中空連結部材71b及び係止片71cとから成
り、連結部材71bの両端に固定片71a及び係
止片71cが差込状に連結されている。このた
め、連結部材71bの長さを適宜調整するこによ
つて幅の異なる屋根躯体に随時適用することがで
きる。固定片71aには笠木支え部79と支持部
材用係止部83が形成されている。次に笠木72
は、屋根躯体a′上を覆う覆い部72aの一端に立
上げ部72b(支持部材用係止部)、他端に立下げ
部72cを設け、立上げ部72bの上端は折曲さ
れて折曲係止部72dを構成し、これに対し立下
げ部72cの下端部は内方に屈曲して係止部72
fを構成している。また、支持部材73は縦部材
80aと横部材80bをL字形に屈曲して成る支
持片73aの上部に係止凹溝73bが下向きに開
口形成され、該係止凹溝73bの内側壁には突条
84a,84bが形成され、また縦部材80aの
係止凹溝73b付近には係止凹凸条85a及び凸
状係止部85bが設けられている。さらに、上記
係止凹溝73bの上方には気密材25を嵌着する
嵌合溝86が設けられ、その反対側にジヨイン
ト・ホルダー74用の係止屈曲部87が設けられ
るとともに、縦部材80aの基部外方には止水板
26を嵌着する嵌合溝88が形成されている。
上記笠木72はその係止部72fを笠木ホルダ
ー71の係止片71cに係止するとともに、立上
げ部72bの上端折曲係止部72dを支持部材7
3の係止凹溝73bに嵌合係止している。これに
対して支持部材73は、一方において横部材80
bの先端の係止部105を笠木ホルダー71の係
止部73に係止するとともに、他方において係止
凹溝73b内に上記笠木72の折曲係止部72d
を嵌合係止することによつて屋根躯体a′上に固定
されている。支持部材73の取付けにあたつて
は、まず笠木72の折曲係止部72dを支持部材
73の係止凹溝73b内に嵌合係止する一方、笠
木72の係止部72cを笠木ホルダー71の係止
片71cに係止した後、支持部材73を下方に圧
下しながら横部材80bの先端の係止部105を
笠木ホルダー71の係止部83に係止すればよ
い。この場合、支持部材73と笠木72とを同時
に取付けることができるので、作業能率はさらに
向上する。笠木72と支持部材73とは、立上げ
部72bの外側面(好ましくは凹凸部89)と係
止凹溝73bの突条84a,84bとが係合して
接触するとともに、折曲端部72eと大小の係止
凹凸条85a,85bとが係止し、しかも上記係
合及び係止は折曲部72dの折曲弾性により強化
されるため、両部材72と73との係止が外れる
ことがない。また、上記折曲部72dの折曲弾性
により上記突条84a,84bと立上げ部72b
とはより密着状に接触するので、雨仕舞が良好で
ある。吹込圧や毛細管現象による風雨の侵入も有
効に防止できることは前述の例と同じである。
ジヨイント・ホルダー74の支持部材73への
取付け、及びこのジヨイント・ホルダー74への
エキスパンシヨン・ジヨイント・カバー75の取
付け、さらに止水板26の嵌着時は上記第1図の
例と同様である。なお、図示しない他方の建築構
造物は第1図と同様のパラペツト等の屋根構造物
であつてもよいが、壁躯体等であつてもよいこと
はもちろんである。壁躯体であるときは、支持部
材やエキスパンシヨン・ジヨイント・カバー等を
第2図及び第3図に例示したような構成とすれば
よい。
第6図は支持部材と笠木とを直接に係止した場
合のさらに他の例である。同図においてEはエキ
スパンシヨン・ジヨイントを示す。このエキスパ
ンシヨン・ジヨイントEにおいては、建物構造物
a上に固定された笠木ホルダー91上に笠木92
を係止するとともに、支持部材93を一方におい
て笠木ホルダー91に係止し、他方において笠木
92に係止するもので、笠木ホルダー91は、固
定片91aの一端に起立片91bを設けるととも
に他端に係止片91cを備え、また上記係止片9
1bの上端及び下端にそれぞれ係止突片91e及
び凸状係止部91f(支持部材用係止部)を形成
して成るもので、固定片91aのネジ止めにより
屋根躯体a上に固定されている。笠木92は覆い
部92aの一端に立上げ部92b、他端に立下げ
部92cを備えており、立上げ部92bの基部に
は係止溝92dが形成されている。立上げ部92
b及び立下げ部92cの構成は第5図の例と同じ
である。上記笠木92は笠木ホルダー91に対
し、立下げ部92cを係止片91cに係止すると
ともに、立上げ部基部の係止溝92dを係止突片
91eに係止することによつて固定されている。
これに対し、支持部材93は第5図に示したも
のと同じ構成で、一方において係止凹溝93aに
笠木92の立上げ部92b上端の折曲係止部10
3(支持部材用係止部)を係止し、他方において
横部材93bの先端の係止部106を笠木ホルダ
ー91の係止部91fに係止することによつて屋
根躯体a上に固定されている。但し、この場合係
止凹溝93aは予め笠木ホルダー91上に係止固
定された笠木92の立上げ部92b係止するもの
である。笠木92は笠木ホルダー91とともに屋
根躯体a上に固定されているので、これら笠木ホ
ルダー91及び笠木92に係止固定される支持部
材93の取付けは安定する。笠木92と支持部材
93との係止による効果は第4図の例に示したと
ころと同様である。
以上詳しく説明したように、本考案はエキスパ
ンシヨン・ジヨイントの支持部材を一方において
笠木ホルダーに係止するとともに、他方において
笠木に係止して固定する装置構成としたので、上
記支持部材をネジ止め、コーキング等の必要なく
屋根躯体上に容易に固定することができ、作業能
率が大幅に向上する。また、支持部材と笠木とは
充分にきつ目にしかも弾性的に嵌合係止するの
で、支持部材は安定に固定され、確実な施工が達
成できる。また、笠木は長尺で、同じく長尺の支
持部材に対して上記のように弾性的に嵌合するの
で、これら笠木と支持部材とは互いによく密着
し、このため雨仕舞が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る支持部材固定装置を含む
むエキスパンシヨン・ジヨイント装置の断面図で
あり、第2図〜第6図はそれぞれ上記支持部材固
定装置の他の例の断面図である。 符号、a′,a……屋根躯体、b……壁躯体、
A,B,C,D……エキスパンシヨン・ジヨイン
ト、1,31,51,71,91……笠木ホルダ
ー、2,32,52,72,92……笠木、3,
33,53,73,93……支持部材、1e,2
b,31e,32b,51e,52b,72b,
83,91f,103……支持部材用係止部、3
b,33b,53b,73b,93a……係止凹
溝、3c,33c,53c……凸状係止部、10
5,106……係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 間隙をおいて近接する建造物躯体のうち少なく
    とも一方を屋根躯体とし、該屋根躯体上に上記間
    隙側に沿つて長尺の支持部材を設けるとともに、
    該支持部材に対し間隔をおいて短尺の笠木ホルダ
    ーを固定し、 笠木ホルダー上に上記の屋根躯体を覆う笠木を
    係止し、 上記支持部材と他方の建造物躯体に設けられた
    別の支持部材とに上記間隙を覆うエキスパンシヨ
    ン・ジヨイント・カバーを支持させるエキスパン
    シヨン・ジヨイントにおいて、 上記笠木及び上記笠木ホルダーにそれぞれ支持
    部材用係止部を設ける一方、上記支持部材の上部
    に係止凹溝を、下部に係止部を設け、上記係止凹
    溝を上記笠木の一方の支持部材用係止部に係止さ
    せるとともに、上記支持部材の係止部を上記笠木
    ホルダーの他方の支持部材用係止部に係止させて
    固定したことを特徴とするエキスパンシヨン・ジ
    ヨイント。
JP774082U 1982-01-23 1982-01-23 エキスパンシヨン・ジヨイント Granted JPS58110108U (ja)

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