JPH0367322B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0367322B2 JPH0367322B2 JP58140369A JP14036983A JPH0367322B2 JP H0367322 B2 JPH0367322 B2 JP H0367322B2 JP 58140369 A JP58140369 A JP 58140369A JP 14036983 A JP14036983 A JP 14036983A JP H0367322 B2 JPH0367322 B2 JP H0367322B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ptc
- organic conductive
- conductive composition
- present
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、その抵抗率がある特定の温度領域に
達すると急激に増加し、正の温度係数(以下
PTCと称する)も増大する性質を示すPTC特性
を有する有機導電性組成物を金属平板電極の間に
挟み込んだ構造の電気装置の改良に関する。 [発明の技術的背景および問題点] 従来、ポリエチレンあるいはポリプロピレンな
どの結晶性重合体に、例えば金属微粉末、カーボ
ンブラックあるいは金属繊維を分散させたPTC
特性を有する有機導電性組成物(以下PTC組成
物と称する)が知られている。 このPTC組成物と金属平板電極とより成る電
気装置においては、初期抵抗が低く、PTC特性
の抵抗変化が大きいというPTC特性が良好であ
るという特性の他に、さらに金属平板電極との接
着性の向上が望まれている。 そこで金属平板電極との接着性を改善するため
に、PTC組成物のベースポリマーとして結晶性
ポリオレフィンにエチレン・酢酸ビニル共重合体
(EVAと称する)あるいはエチレン・アクリル酸
エチル(EEAと称する)などの共重合体を配合
することも試みられたが、EVAあるいはEEAの
VAあるいはEAの含有率が30%以上の場合には
第1図のように、またVAあるいはEAの含有率
が30%より小さい場合には第2図のようになり、
満足すべきPTC組成物が得られず、充分な特性
を有する電気装置が得られないという問題があっ
た。 ただし、図でAは初期抵抗が高い領域、B、C
はPTC特性の抵抗変化率が極めて小さい領域、
DはPTC組成物と金属平板電極との接着が不良
である領域を示す。 [発明の目的] 本発明はかかる従来の欠点に対処して成された
もので、2枚の金属平板電極の間に正温度係数特
性を有するシート状有機導電性組成物を設けてな
る電気装置において、その有機導電性組成物を結
晶化度20%以上のポリエチレンまたはポリプロピ
レンとエチレン・アクリル酸共重合体とカーボン
ブラックとをある一定の配合範囲に規定し、さら
に特定の範囲のアクリル酸含有量のエチレン・ア
クリル酸共重合体を使用して構成することによ
り、PTC特性を低下させること無く、PTC重合
体と金属平板電極との接着不良を防止した電気装
置を提供しようとするものである。 [発明の概要] すなわち本発明は、2枚の金属平板電極の間に
PTC特性を有するシート状有機導電性組成物を
設けてなる電気装置において、前記有機導電性組
成物は、結晶化度20%以上のポリエチレンまたは
ポリプロピレン15〜55重量%、アクリル酸単位が
5〜15重量%であるエチレン・アクリル酸共重合
体15〜40重量%、およびカーボンブラック30〜50
重量%とから成ることを特徴とする電気装置に関
する。 本発明における有機導電性組成物の結晶化度20
%以上のポリエチレンとしては、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
のいずれも使用でき、例えばショウレックス(昭
和電工社製 商品名、結晶化度90%の高密度ポリ
エチレン)やNUC−8001(日本ユニカー社製 商
品名、結晶化度60%の低密度ポリエチレン)など
がある。 また本発明においてポリエチレンまたはポリプ
ロピレンの結晶化度を20%以上としたのは、これ
より結晶化度が小さいと、良好なPTC特性が得
られないためである。 本発明において使用するエチレン・アクリル酸
共重合体(EAAと称する)のアクリル酸単位を
5〜15重量%としたのは、アクリル酸単位が5重
量%未満の場合は第3図に示すように、また15重
量%を越える場合は第4図に示すように、良好な
PTC特性が得られないためである。 本発明における有機導電性組成物において、結
晶性ポリエチレンまたはポリプロピレンと、
EAAとカーボンブラックの配合割合を15〜55重
量%:15〜40重量%:30〜50重量%とした理由
は、第5図に示すとおりこの範囲で良好なPTC
特性が得られるためである。 第5図において斜線を引いた部分は、初期抵抗
が低くかつPTC特性の抵抗率が極めて大きく、
かつ金属平板電極との接着が良好な領域を示して
いる。 本発明における有機導電性組成物は、例えば次
のようにして製造される。すなわち、結晶性ポリ
エチレンまたはポリプロピレン15〜55重量%と
EAA15〜40重量%およびカーボンブラック30〜
50重量%を140〜180℃のオープンロールあるいは
バンバリミキサーなどにより混練し、シート出し
した後、厚さ0.15〜2mmのシートにプレス成型す
る。 そして本発明の電子装置は、このようにして得
られた有機導電性組成物を例えば20〜50μm程度
のニッケル平板電極に挟んでプレス熱圧着した
後、1〜7メガラッドの線量で照射架橋させて製
造される。 [発明の実施例] 次に本発明の実施例および従来例について説明
する。 実施例1〜4、従来例1〜4 150℃のバンバリミキサーにより表に示す組成
物を混練し、シート出しした後、厚さ50μmのニ
ッケル平板電極に挟んで0.6mm厚のシートにプレ
ス成型した後、5メガラッドずつ両面に照射し架
橋を行って試験片とした。 これらの試験片の初期固有抵抗、常温およびヒ
ートサイクル後の接着強度、20℃および140℃の
固有抵抗とそのスイッチング比率(20℃と140℃
の固有抵抗の比)を測定した。結果を表に示す。 なお、ヒートサイクル試験は、常温から40℃ま
で20℃/15分の昇温速度で昇温し、40℃で15分保
持した後、以後同様の昇温速度で20℃毎に15分保
持して最終的に140℃まで昇温して、この温度で
1時間保持した。次いでこの温度から3時間で常
温に戻す操作を1回とし、この操作を10回繰り返
して行った。 さらに第6図にPTC特性を示した。
達すると急激に増加し、正の温度係数(以下
PTCと称する)も増大する性質を示すPTC特性
を有する有機導電性組成物を金属平板電極の間に
挟み込んだ構造の電気装置の改良に関する。 [発明の技術的背景および問題点] 従来、ポリエチレンあるいはポリプロピレンな
どの結晶性重合体に、例えば金属微粉末、カーボ
ンブラックあるいは金属繊維を分散させたPTC
特性を有する有機導電性組成物(以下PTC組成
物と称する)が知られている。 このPTC組成物と金属平板電極とより成る電
気装置においては、初期抵抗が低く、PTC特性
の抵抗変化が大きいというPTC特性が良好であ
るという特性の他に、さらに金属平板電極との接
着性の向上が望まれている。 そこで金属平板電極との接着性を改善するため
に、PTC組成物のベースポリマーとして結晶性
ポリオレフィンにエチレン・酢酸ビニル共重合体
(EVAと称する)あるいはエチレン・アクリル酸
エチル(EEAと称する)などの共重合体を配合
することも試みられたが、EVAあるいはEEAの
VAあるいはEAの含有率が30%以上の場合には
第1図のように、またVAあるいはEAの含有率
が30%より小さい場合には第2図のようになり、
満足すべきPTC組成物が得られず、充分な特性
を有する電気装置が得られないという問題があっ
た。 ただし、図でAは初期抵抗が高い領域、B、C
はPTC特性の抵抗変化率が極めて小さい領域、
DはPTC組成物と金属平板電極との接着が不良
である領域を示す。 [発明の目的] 本発明はかかる従来の欠点に対処して成された
もので、2枚の金属平板電極の間に正温度係数特
性を有するシート状有機導電性組成物を設けてな
る電気装置において、その有機導電性組成物を結
晶化度20%以上のポリエチレンまたはポリプロピ
レンとエチレン・アクリル酸共重合体とカーボン
ブラックとをある一定の配合範囲に規定し、さら
に特定の範囲のアクリル酸含有量のエチレン・ア
クリル酸共重合体を使用して構成することによ
り、PTC特性を低下させること無く、PTC重合
体と金属平板電極との接着不良を防止した電気装
置を提供しようとするものである。 [発明の概要] すなわち本発明は、2枚の金属平板電極の間に
PTC特性を有するシート状有機導電性組成物を
設けてなる電気装置において、前記有機導電性組
成物は、結晶化度20%以上のポリエチレンまたは
ポリプロピレン15〜55重量%、アクリル酸単位が
5〜15重量%であるエチレン・アクリル酸共重合
体15〜40重量%、およびカーボンブラック30〜50
重量%とから成ることを特徴とする電気装置に関
する。 本発明における有機導電性組成物の結晶化度20
%以上のポリエチレンとしては、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
のいずれも使用でき、例えばショウレックス(昭
和電工社製 商品名、結晶化度90%の高密度ポリ
エチレン)やNUC−8001(日本ユニカー社製 商
品名、結晶化度60%の低密度ポリエチレン)など
がある。 また本発明においてポリエチレンまたはポリプ
ロピレンの結晶化度を20%以上としたのは、これ
より結晶化度が小さいと、良好なPTC特性が得
られないためである。 本発明において使用するエチレン・アクリル酸
共重合体(EAAと称する)のアクリル酸単位を
5〜15重量%としたのは、アクリル酸単位が5重
量%未満の場合は第3図に示すように、また15重
量%を越える場合は第4図に示すように、良好な
PTC特性が得られないためである。 本発明における有機導電性組成物において、結
晶性ポリエチレンまたはポリプロピレンと、
EAAとカーボンブラックの配合割合を15〜55重
量%:15〜40重量%:30〜50重量%とした理由
は、第5図に示すとおりこの範囲で良好なPTC
特性が得られるためである。 第5図において斜線を引いた部分は、初期抵抗
が低くかつPTC特性の抵抗率が極めて大きく、
かつ金属平板電極との接着が良好な領域を示して
いる。 本発明における有機導電性組成物は、例えば次
のようにして製造される。すなわち、結晶性ポリ
エチレンまたはポリプロピレン15〜55重量%と
EAA15〜40重量%およびカーボンブラック30〜
50重量%を140〜180℃のオープンロールあるいは
バンバリミキサーなどにより混練し、シート出し
した後、厚さ0.15〜2mmのシートにプレス成型す
る。 そして本発明の電子装置は、このようにして得
られた有機導電性組成物を例えば20〜50μm程度
のニッケル平板電極に挟んでプレス熱圧着した
後、1〜7メガラッドの線量で照射架橋させて製
造される。 [発明の実施例] 次に本発明の実施例および従来例について説明
する。 実施例1〜4、従来例1〜4 150℃のバンバリミキサーにより表に示す組成
物を混練し、シート出しした後、厚さ50μmのニ
ッケル平板電極に挟んで0.6mm厚のシートにプレ
ス成型した後、5メガラッドずつ両面に照射し架
橋を行って試験片とした。 これらの試験片の初期固有抵抗、常温およびヒ
ートサイクル後の接着強度、20℃および140℃の
固有抵抗とそのスイッチング比率(20℃と140℃
の固有抵抗の比)を測定した。結果を表に示す。 なお、ヒートサイクル試験は、常温から40℃ま
で20℃/15分の昇温速度で昇温し、40℃で15分保
持した後、以後同様の昇温速度で20℃毎に15分保
持して最終的に140℃まで昇温して、この温度で
1時間保持した。次いでこの温度から3時間で常
温に戻す操作を1回とし、この操作を10回繰り返
して行った。 さらに第6図にPTC特性を示した。
【表】
[発明の効果]
以上詳述したごとく、本発明のPTC特性を有
する電気装置は、ヒートサイクル後においても金
属平板電極と有機導電性組成物との接着性に優
れ、かつ初期抵抗が低くまた抵抗率の変化は大き
いという充分なPTC特性を有するものである。
する電気装置は、ヒートサイクル後においても金
属平板電極と有機導電性組成物との接着性に優
れ、かつ初期抵抗が低くまた抵抗率の変化は大き
いという充分なPTC特性を有するものである。
第1〜4図は従来の電気装置における有機導電
性組成物の組成と諸特性の関係を示す説明図、第
5図は本発明の電気装置における有機導電性組成
物の組成と諸特性の関係を示す説明図、第6図は
本発明の電気装置および従来の電気装置の温度と
固有抵抗の関係の一実施例を示すグラフである。
性組成物の組成と諸特性の関係を示す説明図、第
5図は本発明の電気装置における有機導電性組成
物の組成と諸特性の関係を示す説明図、第6図は
本発明の電気装置および従来の電気装置の温度と
固有抵抗の関係の一実施例を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 2枚の金属平板電極の間に正温度係数特性を
有するシート状有機導電性組成物を設けてなる電
気装置において、前記有機導電性組成物は、結晶
化度20%以上のポリエチレンまたはポリプロピレ
ン15〜55重量%、アクリル酸単位が5〜15重量%
であるエチレン・アクリル酸共重合体15〜40重量
%、およびカーボンブラック30〜50重量%とから
成ることを特徴とする電気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58140369A JPS6031548A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 電気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58140369A JPS6031548A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 電気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6031548A JPS6031548A (ja) | 1985-02-18 |
| JPH0367322B2 true JPH0367322B2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=15267219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58140369A Granted JPS6031548A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 電気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6031548A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE57276T1 (de) * | 1985-04-02 | 1990-10-15 | Raychem Corp | Leitfaehige polymerzusammensetzungen. |
| JPS61296065A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発熱体樹脂組成物及びその製造方法 |
| US4689475A (en) * | 1985-10-15 | 1987-08-25 | Raychem Corporation | Electrical devices containing conductive polymers |
| JP2627894B2 (ja) * | 1987-05-22 | 1997-07-09 | 大日精化工業株式会社 | 自己温度制御性の向上された導電性樹脂組成物 |
| KR100341115B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2002-06-20 | 권문구 | 수가교 방식을 이용하여 피티씨 조성물의 피티씨 특성을제어하는 방법 |
| KR100454732B1 (ko) * | 2001-08-25 | 2004-11-05 | 엘지전선 주식회사 | 전도성 중합체 조성물. 이 조성물의 특성을 조절하는 방법및 이 조성물을 이용한 전기장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5645933A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-25 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Electrically conductive resin composition |
| JPS59168051A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-21 | Tokyo Ink Kk | 導電性樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP58140369A patent/JPS6031548A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6031548A (ja) | 1985-02-18 |
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