JPH0367364B2 - - Google Patents
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- JPH0367364B2 JPH0367364B2 JP57037479A JP3747982A JPH0367364B2 JP H0367364 B2 JPH0367364 B2 JP H0367364B2 JP 57037479 A JP57037479 A JP 57037479A JP 3747982 A JP3747982 A JP 3747982A JP H0367364 B2 JPH0367364 B2 JP H0367364B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はフイルタ特性を有する信号経路で発
生する歪を検出して同信号経路の入力側に帰還す
ることにより、信号経路の特性を何ら変化させる
ことなく、同信号経路のフイルタ信号通過周波数
領域での歪を除去するようにした歪除去回路に関
する。
生する歪を検出して同信号経路の入力側に帰還す
ることにより、信号経路の特性を何ら変化させる
ことなく、同信号経路のフイルタ信号通過周波数
領域での歪を除去するようにした歪除去回路に関
する。
増幅回路等で発生する歪を減少させる歪低減化
技術の1つとして、増幅回路の信号経路の各点に
得られる信号を入力側に帰還するようにした多種
帰還技術が知られている。第1図はこのような多
重帰還技術を用いた増幅回路の一例を示すブロツ
ク図である。この図において、1は増幅器であ
り、この増幅器1は歪を発生しない理想的な増幅
器を示す増幅器2と、この増幅器2の出力に増幅
器1で発生する歪を外乱として仮想的に加算する
加算器3とにより同増幅器1の機能が等価的に表
わされている。また、4は増幅器1の入力信号を
加算器5に帰還する利得+1の帰還路であり、6
は増幅器1の出力信号を前記加算器5に帰還する
利得βの帰還路である。そして加算器5は信号入
力端子7を介して供給された入力信号と、帰還路
4,6を各々介して供給された第1、第2の帰還
信号とを加算して増幅器1に供給し、ここで増幅
された信号が信号出力端子8に供給される。この
場合、入力信号の電圧Vi、増幅器1の出力信号
の電圧をVoとし、また加算器3で加算される歪
成分の電圧をVdとすると、帰還路4から出力さ
れる第1の帰還信号の電圧はVo−Vd/Aとなり、 また帰還路6から出力される第2の帰還信号の電
圧はβVoとなる。したがつてここで、入力側の加
算器5において入出力条件を求めると、 Vi+Vo−Vd/A+βVo=Vo−Vd/A ……(1) となる。そしてこの(1)式を整理すると、 Vi=−βVo ……(2) となる。したがつて、この(2)式から明らかなよう
に、帰還路6が歪まなければ、信号出力端子8に
得られる出力信号は歪まないものとなる。
技術の1つとして、増幅回路の信号経路の各点に
得られる信号を入力側に帰還するようにした多種
帰還技術が知られている。第1図はこのような多
重帰還技術を用いた増幅回路の一例を示すブロツ
ク図である。この図において、1は増幅器であ
り、この増幅器1は歪を発生しない理想的な増幅
器を示す増幅器2と、この増幅器2の出力に増幅
器1で発生する歪を外乱として仮想的に加算する
加算器3とにより同増幅器1の機能が等価的に表
わされている。また、4は増幅器1の入力信号を
加算器5に帰還する利得+1の帰還路であり、6
は増幅器1の出力信号を前記加算器5に帰還する
利得βの帰還路である。そして加算器5は信号入
力端子7を介して供給された入力信号と、帰還路
4,6を各々介して供給された第1、第2の帰還
信号とを加算して増幅器1に供給し、ここで増幅
された信号が信号出力端子8に供給される。この
場合、入力信号の電圧Vi、増幅器1の出力信号
の電圧をVoとし、また加算器3で加算される歪
成分の電圧をVdとすると、帰還路4から出力さ
れる第1の帰還信号の電圧はVo−Vd/Aとなり、 また帰還路6から出力される第2の帰還信号の電
圧はβVoとなる。したがつてここで、入力側の加
算器5において入出力条件を求めると、 Vi+Vo−Vd/A+βVo=Vo−Vd/A ……(1) となる。そしてこの(1)式を整理すると、 Vi=−βVo ……(2) となる。したがつて、この(2)式から明らかなよう
に、帰還路6が歪まなければ、信号出力端子8に
得られる出力信号は歪まないものとなる。
ところで、上述したような一般の増幅回路等に
おいては多重帰還技術を用いた歪除去回路が考案
され、実施化されているが、例えばフイルタ特性
を有するD級増幅器等の信号系においては、いま
だこのような多重帰還技術を適用した歪除去回路
はなく、このような回路の開発が強く望まれてい
た。
おいては多重帰還技術を用いた歪除去回路が考案
され、実施化されているが、例えばフイルタ特性
を有するD級増幅器等の信号系においては、いま
だこのような多重帰還技術を適用した歪除去回路
はなく、このような回路の開発が強く望まれてい
た。
この発明は上記の点に鑑み、フイルタ特性を有
する信号系の特性を何ら変化させることなく、同
信号系の歪を除去することができる歪除去回路を
提供するもので、信号経路に設定された周波数特
性と等価なフイルタ特性を有し、当該信号経路の
入力端の信号電圧を入力とする入力帰還路と、前
記信号経路の出力電圧を入力とする出力負帰還路
と、前記入力帰還路の出力電圧と前記出力負帰還
路の出力電圧とを増幅すべき前記入力信号電圧に
酸化し、前記信号経路の前記入力端へ印加する帰
還演算回路とを設けたことを特徴としている。
する信号系の特性を何ら変化させることなく、同
信号系の歪を除去することができる歪除去回路を
提供するもので、信号経路に設定された周波数特
性と等価なフイルタ特性を有し、当該信号経路の
入力端の信号電圧を入力とする入力帰還路と、前
記信号経路の出力電圧を入力とする出力負帰還路
と、前記入力帰還路の出力電圧と前記出力負帰還
路の出力電圧とを増幅すべき前記入力信号電圧に
酸化し、前記信号経路の前記入力端へ印加する帰
還演算回路とを設けたことを特徴としている。
以下この発明の実施例を図面にしたがつて説明
する。まずここで、この発明による歪除去回路の
動作原理を第2図に示すブロツク図を参照して説
明する。なおこの第2図において第1図の各部と
対応する部分には同一の符号が付してある。この
図において、2aは増幅器1aの歪を含まない信
号伝達特性を等価的に表わす増幅器であり、この
増幅器2aは所定のフイルタ特性を有している。
また、9は増幅部2aの有するフイルタ特性と等
価なフイルタ特性を有するフイルタ回路である。
そしてこの図に示す歪除去回路においては、フイ
ルタ回路9により増幅器1aの入力信号が加算器
5(帰還演算回路)に帰還され、また同様に、帰
還路6(出力負帰還路)により増幅器1aの出力
信号が同増幅器1aの入力側に帰還されるように
なつている。ここで、増幅部2aの伝達関数を
AT(s)、フsルタ回路9(入力帰還路)の伝達
関数をT(s)とし、また信号入力端子7を介し
て入力される信号の電圧をVi、信号出力端子8
に得られる出力信号の電圧をVo、加算器3で加
算される歪成分の電圧をVdとすると、フイルタ
回路9に入力される信号の電圧はVo−Vd/AT(s)とな る。したがつて同フイルタ回路9から出力される
第1の帰還信号の電圧はVo−Vd/Aとなる。また この場合、帰還路6から出力される第2の帰還信
号の電圧はβVoとなる。ここで、加算器5におけ
る入力条件を求めると、 Vi+βVo+Vo−Vd/A9Vo−Vd/AT(s) ……(3) となる。そしてこの(3)式をViについて整理すれ
ば、 Vi=(1/AT(s)−1/A−β)Vo+(
1/A−1/AT(s))Vd =1−T(s)−AT(s)β/AT(s)
Vo+T(s)−1/AT(s)Vd……(4) となる。したがつてVoは、 Vo=AT(s)/1−T(s)−AT(s)β
Vi+1−T(s)/1−T(s)−AT(s)βVd……(5
) となる。ここで、帰還路6の利得βと増幅部2a
の利得A伝達関数AT(s)の定数部)とが、 β=−1/A ……(6) なる関数を満たすように、帰還路6の利得βが設
定されていると、(5)式に示すVoは、 Vo=AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(7) となる。そしてこの場合、(7)式の右辺第2項にあ
るVdは同Vdと、通常1より少である値〔1−T
(s)〕との積になつていることから、信号出力端
子8に得られる出力信号の歪は、増幅部2aが発
生する歪より低減されたものとなり、特にT(s)
=1の領域では歪零となる。なおこの場合、(7)式
の左辺第1項にあるAT(s)Viは、信号入力端
子7を介して入力された信号を増幅部2aのみで
増幅した場合の信号成分を示している。すなわ
ち、増幅部2aの有するフイルタ特性はそのまま
保存される。
する。まずここで、この発明による歪除去回路の
動作原理を第2図に示すブロツク図を参照して説
明する。なおこの第2図において第1図の各部と
対応する部分には同一の符号が付してある。この
図において、2aは増幅器1aの歪を含まない信
号伝達特性を等価的に表わす増幅器であり、この
増幅器2aは所定のフイルタ特性を有している。
また、9は増幅部2aの有するフイルタ特性と等
価なフイルタ特性を有するフイルタ回路である。
そしてこの図に示す歪除去回路においては、フイ
ルタ回路9により増幅器1aの入力信号が加算器
5(帰還演算回路)に帰還され、また同様に、帰
還路6(出力負帰還路)により増幅器1aの出力
信号が同増幅器1aの入力側に帰還されるように
なつている。ここで、増幅部2aの伝達関数を
AT(s)、フsルタ回路9(入力帰還路)の伝達
関数をT(s)とし、また信号入力端子7を介し
て入力される信号の電圧をVi、信号出力端子8
に得られる出力信号の電圧をVo、加算器3で加
算される歪成分の電圧をVdとすると、フイルタ
回路9に入力される信号の電圧はVo−Vd/AT(s)とな る。したがつて同フイルタ回路9から出力される
第1の帰還信号の電圧はVo−Vd/Aとなる。また この場合、帰還路6から出力される第2の帰還信
号の電圧はβVoとなる。ここで、加算器5におけ
る入力条件を求めると、 Vi+βVo+Vo−Vd/A9Vo−Vd/AT(s) ……(3) となる。そしてこの(3)式をViについて整理すれ
ば、 Vi=(1/AT(s)−1/A−β)Vo+(
1/A−1/AT(s))Vd =1−T(s)−AT(s)β/AT(s)
Vo+T(s)−1/AT(s)Vd……(4) となる。したがつてVoは、 Vo=AT(s)/1−T(s)−AT(s)β
Vi+1−T(s)/1−T(s)−AT(s)βVd……(5
) となる。ここで、帰還路6の利得βと増幅部2a
の利得A伝達関数AT(s)の定数部)とが、 β=−1/A ……(6) なる関数を満たすように、帰還路6の利得βが設
定されていると、(5)式に示すVoは、 Vo=AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(7) となる。そしてこの場合、(7)式の右辺第2項にあ
るVdは同Vdと、通常1より少である値〔1−T
(s)〕との積になつていることから、信号出力端
子8に得られる出力信号の歪は、増幅部2aが発
生する歪より低減されたものとなり、特にT(s)
=1の領域では歪零となる。なおこの場合、(7)式
の左辺第1項にあるAT(s)Viは、信号入力端
子7を介して入力された信号を増幅部2aのみで
増幅した場合の信号成分を示している。すなわ
ち、増幅部2aの有するフイルタ特性はそのまま
保存される。
以下、上述した原理に基づくこの発明による歪
除去回路の第1の実施例を第3図に示す回路図に
したがつて説明する。第3図において、信号入力
端子3は抵抗10(値R)を介して演算増幅器1
1の反転入力端子に接続されている。塩酸増幅器
11は加算器5(帰還演算回路)を構成するもの
であり、同演算増幅器11の非反転入力端子は接
地され、かつ出力端子は抵抗12(値R)を介し
て同演算増幅器11の反転入力端子に接続される
共に、フイルタ回路9a入力帰還路)の入力端子
および増幅器2a−1の入力端子に接続されてい
る。増幅器2a−1は利得−Aを有するもので、
同増幅器2a−1の出力端子はフイルタ回路2a
−2の入力端子に接続されている。フイルタ回路
2a−2は伝達関数がT(s)であるフイルタ特性
をもつ回路であり、同フイルタ回路2a−2の出
力端子は加算器3に接続されている。加算器3
は、増幅器2a−1、フイルタ回路2a−2により
構成される増幅器1a(信号経路)で発生する歪
(Vd)が同増幅器1aの出力に含まれていること
を示すために仮想的に設けられたものであり、同
加算器3の出力端子は信号出力端子8に接続され
ている。
除去回路の第1の実施例を第3図に示す回路図に
したがつて説明する。第3図において、信号入力
端子3は抵抗10(値R)を介して演算増幅器1
1の反転入力端子に接続されている。塩酸増幅器
11は加算器5(帰還演算回路)を構成するもの
であり、同演算増幅器11の非反転入力端子は接
地され、かつ出力端子は抵抗12(値R)を介し
て同演算増幅器11の反転入力端子に接続される
共に、フイルタ回路9a入力帰還路)の入力端子
および増幅器2a−1の入力端子に接続されてい
る。増幅器2a−1は利得−Aを有するもので、
同増幅器2a−1の出力端子はフイルタ回路2a
−2の入力端子に接続されている。フイルタ回路
2a−2は伝達関数がT(s)であるフイルタ特性
をもつ回路であり、同フイルタ回路2a−2の出
力端子は加算器3に接続されている。加算器3
は、増幅器2a−1、フイルタ回路2a−2により
構成される増幅器1a(信号経路)で発生する歪
(Vd)が同増幅器1aの出力に含まれていること
を示すために仮想的に設けられたものであり、同
加算器3の出力端子は信号出力端子8に接続され
ている。
また前記フイルタ回路9aはフイルタ回路2a
−2の伝達関数T(s)と等価な伝達関数Tf(s)
を有する回路であり、同フイルタ回路9aの出力
端子は抵抗13(値R)を介して演算増幅器14
の反転入力端子に接続されている。また前記信号
出力端子8は抵抗15出力負帰還路;値AR)を
介して前記演算増幅器14の反転入力端子に接続
されている。演算増幅器14はフイルタ回路9a
を介して供給される増幅器1aの入力信号の帰還
成分信号と抵抗15を介して供給される増幅器1
aの出力信号とを加算(演算)するものであり、
同演算増幅器14の非反転入力端子は接地され、
かつ出力端子は抵抗16(値R)を介して同演算
増幅器14の反転入力端子に接続されると共に、
抵抗17(値R)を介して前記演算増幅器11の
反転入力端子に接続されている。
−2の伝達関数T(s)と等価な伝達関数Tf(s)
を有する回路であり、同フイルタ回路9aの出力
端子は抵抗13(値R)を介して演算増幅器14
の反転入力端子に接続されている。また前記信号
出力端子8は抵抗15出力負帰還路;値AR)を
介して前記演算増幅器14の反転入力端子に接続
されている。演算増幅器14はフイルタ回路9a
を介して供給される増幅器1aの入力信号の帰還
成分信号と抵抗15を介して供給される増幅器1
aの出力信号とを加算(演算)するものであり、
同演算増幅器14の非反転入力端子は接地され、
かつ出力端子は抵抗16(値R)を介して同演算
増幅器14の反転入力端子に接続されると共に、
抵抗17(値R)を介して前記演算増幅器11の
反転入力端子に接続されている。
次に以上の構成になる回路の動作を数式を用い
て説明する。まず、信号出力端子8に得られる出
力信号の電圧をVoとすると、増幅器1aに入力
される信号の電圧は−Vo−Vd/AT(s)となり、またフ イルタ回路9aから出力される信号の電圧は−
Tf(s)/AT(s)(Vo−Vd)となる。そして、抵抗1
6 の値がR、抵抗13の値がR、抵抗15の値が
ARとなつていることから演算増幅器14から出
力される信号の電圧はTf(s)/AT(s)(Vo−Vd)− Vo/Aとなる。したがつて、加算器5における出力 条件を求めると、 −Vi−Tf(s)/AT(s)(Vo−Vd) +Vo/A=−Vo−Vd/AT(s) ……(8) となる。そしてこの(8)式をViについて整理すれ
ば、 Vi=+Vo+Vd/AT(s)〔−Tf(s)+1〕+Vo/A =Vo/A〔−Tf(s)/T(s)+1/T(s)+
1〕 −Vd/AT(s)〔1−Tf(s)〕 ……(9) となるから、Voは、 Vo=AT(s)/1+T(s)−Tf(s)Vi+
1−Tf(s)/1+T(s)−Tf(s)Vd……(10) となる。ここで、フイルタ回路2a−2の伝達関
数T(s)とフイルタ回路9aの伝達関数Tf(s)
とは等しいことから(10)式に示すVoは、 Vo=AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(11) となる。したがつて、この(11)式から明らかな
ようにフイルタ回路14の伝達関数T(s)がT
(s)=1の領域において、出力信号の電圧Voは、 Vo=AT(s)Vi ……(12) と、歪みをを含まないものとなる。またこの場
合、T(s)=1の領域においては演算増幅器14
から出力される信号の電圧は−Vd/Aと極めて小さ な電圧となることから、演算増幅器14を含む帰
還回路のダイナミツクレンジを小さくすることが
できる。
て説明する。まず、信号出力端子8に得られる出
力信号の電圧をVoとすると、増幅器1aに入力
される信号の電圧は−Vo−Vd/AT(s)となり、またフ イルタ回路9aから出力される信号の電圧は−
Tf(s)/AT(s)(Vo−Vd)となる。そして、抵抗1
6 の値がR、抵抗13の値がR、抵抗15の値が
ARとなつていることから演算増幅器14から出
力される信号の電圧はTf(s)/AT(s)(Vo−Vd)− Vo/Aとなる。したがつて、加算器5における出力 条件を求めると、 −Vi−Tf(s)/AT(s)(Vo−Vd) +Vo/A=−Vo−Vd/AT(s) ……(8) となる。そしてこの(8)式をViについて整理すれ
ば、 Vi=+Vo+Vd/AT(s)〔−Tf(s)+1〕+Vo/A =Vo/A〔−Tf(s)/T(s)+1/T(s)+
1〕 −Vd/AT(s)〔1−Tf(s)〕 ……(9) となるから、Voは、 Vo=AT(s)/1+T(s)−Tf(s)Vi+
1−Tf(s)/1+T(s)−Tf(s)Vd……(10) となる。ここで、フイルタ回路2a−2の伝達関
数T(s)とフイルタ回路9aの伝達関数Tf(s)
とは等しいことから(10)式に示すVoは、 Vo=AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(11) となる。したがつて、この(11)式から明らかな
ようにフイルタ回路14の伝達関数T(s)がT
(s)=1の領域において、出力信号の電圧Voは、 Vo=AT(s)Vi ……(12) と、歪みをを含まないものとなる。またこの場
合、T(s)=1の領域においては演算増幅器14
から出力される信号の電圧は−Vd/Aと極めて小さ な電圧となることから、演算増幅器14を含む帰
還回路のダイナミツクレンジを小さくすることが
できる。
なお(10)式から解るように、フイルタ回路2a−
2の伝達関数T(s)とフイルタ回路9aの伝達関
数Tf(s)とが完全に一致していない場合におい
ても、T(s)−Tf(s)=−1にならない限り回
路系は安定である。すなわち両フイルタ回路9
a,2a−2が高次フイルタであり、かつこれら
両フイルタ回路9a,2a−2の次数が大きく異
なつていない限り(一方のフイルタ回路の位相回
転が遅く、他方のフイルタの位相回転が早くない
限り)、前述したT(s)−Tf(s)=−1の状態は
ほとんど生じ得ず、従つて通常は全く問題なく増
幅器1aで発生する歪を減少させることができ
る。
2の伝達関数T(s)とフイルタ回路9aの伝達関
数Tf(s)とが完全に一致していない場合におい
ても、T(s)−Tf(s)=−1にならない限り回
路系は安定である。すなわち両フイルタ回路9
a,2a−2が高次フイルタであり、かつこれら
両フイルタ回路9a,2a−2の次数が大きく異
なつていない限り(一方のフイルタ回路の位相回
転が遅く、他方のフイルタの位相回転が早くない
限り)、前述したT(s)−Tf(s)=−1の状態は
ほとんど生じ得ず、従つて通常は全く問題なく増
幅器1aで発生する歪を減少させることができ
る。
また(11)式から明らかなように、両フイルタ
回路9a,2a−2が、例えばローパスフイルタ
特性1/1+STを持つフイルタである場合には、出 力信号の電圧Voは、 Vo=A/1+STVi+(1−A/1+ST)Vd ……(13) となることから、この場合、ST=−1とならな
い限り、すなわちフイルタ回路9a,2a−2が
フイルタ特性を失なわない限り、出力信号に含ま
れる歪を減少させることができる。
回路9a,2a−2が、例えばローパスフイルタ
特性1/1+STを持つフイルタである場合には、出 力信号の電圧Voは、 Vo=A/1+STVi+(1−A/1+ST)Vd ……(13) となることから、この場合、ST=−1とならな
い限り、すなわちフイルタ回路9a,2a−2が
フイルタ特性を失なわない限り、出力信号に含ま
れる歪を減少させることができる。
次に、第4図はこの発明による歪除去回路の第
2の実施例を示す回路図である。この図におい
て、加算器5bにおける演算増幅器11は非反転
入力端子が信号入力端子7に接続されると共に、
反転入力端子が抵抗17を介して演算増幅器14
の出力端子に接続され、かつこの演算増幅器11
の出力端子と反転入力端子との間には抵抗12が
介挿されている。また、信号出力端子8と接地点
との間には抵抗18(値(2A−1)r)、抵抗1
9(値r)が順次直列に介挿され、これらの抵抗
18,19の接続点は演算増幅器14の非反転入
力端子に接続されている。そして演算増幅器14
の反転入力端子は抵抗13を介してフイルタ回路
9aの出力端子に接続され、同演算増幅器14の
出力端子は抵抗16を介して前記反転入力端子に
接続されている。またここでは、増幅器2a−1
の利得はA、フイルタ回路9aの伝達関数はT
(s)となつている。
2の実施例を示す回路図である。この図におい
て、加算器5bにおける演算増幅器11は非反転
入力端子が信号入力端子7に接続されると共に、
反転入力端子が抵抗17を介して演算増幅器14
の出力端子に接続され、かつこの演算増幅器11
の出力端子と反転入力端子との間には抵抗12が
介挿されている。また、信号出力端子8と接地点
との間には抵抗18(値(2A−1)r)、抵抗1
9(値r)が順次直列に介挿され、これらの抵抗
18,19の接続点は演算増幅器14の非反転入
力端子に接続されている。そして演算増幅器14
の反転入力端子は抵抗13を介してフイルタ回路
9aの出力端子に接続され、同演算増幅器14の
出力端子は抵抗16を介して前記反転入力端子に
接続されている。またここでは、増幅器2a−1
の利得はA、フイルタ回路9aの伝達関数はT
(s)となつている。
以上の構成において、信号出力端子8に得られ
る出力信号の電圧をVoとすれば、増幅器1aに
入力される信号の電圧はVo−Vd/AT(s)となり、フイ ルタ回路9aから出力される信号の電圧は
Vo−Vd/Aとなり、この信号が抵抗13を介して 演算増幅器の非反転入力端子へ供給される。また
抵抗18,19の各値の比が(2A−1):1とな
つていることから演算増幅器14の非反転入力端
子に供給される電圧はVo/2Aとなる。したがつて演 算増幅器14から出力される信号の電圧は−
Vo−Vd/A+Vo/Aとなる。ここで、加算器1にお ける入出力条件を求めると、 Vi+〔Vi−(−Vo−Vd/A+Vo/A)〕 =Vo−Vd/AT ……(14) となる。この(14)式をViについて整理すれば、 2Vi=1/AT(s)Vo+Vd/A−Vd/AT(s)=
1/AT(s)Vo+T(s)G−1/AT(s)Vd……(15
) となる。したがつてVoは、 Vo=2AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(16) となる。これにより、例えば入力信号に対して両
フイルタ9a,2a-2がフラツトな通過帯域を持
つ時のようにT(s)=1となる場合には歪電圧
Vdが完全に打消され、 Vo=2AT(s)Vi ……(17) となる。したがつてこの場合も出力信号は歪を含
まないものとなる。
る出力信号の電圧をVoとすれば、増幅器1aに
入力される信号の電圧はVo−Vd/AT(s)となり、フイ ルタ回路9aから出力される信号の電圧は
Vo−Vd/Aとなり、この信号が抵抗13を介して 演算増幅器の非反転入力端子へ供給される。また
抵抗18,19の各値の比が(2A−1):1とな
つていることから演算増幅器14の非反転入力端
子に供給される電圧はVo/2Aとなる。したがつて演 算増幅器14から出力される信号の電圧は−
Vo−Vd/A+Vo/Aとなる。ここで、加算器1にお ける入出力条件を求めると、 Vi+〔Vi−(−Vo−Vd/A+Vo/A)〕 =Vo−Vd/AT ……(14) となる。この(14)式をViについて整理すれば、 2Vi=1/AT(s)Vo+Vd/A−Vd/AT(s)=
1/AT(s)Vo+T(s)G−1/AT(s)Vd……(15
) となる。したがつてVoは、 Vo=2AT(s)Vi+〔1−T(s)〕Vd ……(16) となる。これにより、例えば入力信号に対して両
フイルタ9a,2a-2がフラツトな通過帯域を持
つ時のようにT(s)=1となる場合には歪電圧
Vdが完全に打消され、 Vo=2AT(s)Vi ……(17) となる。したがつてこの場合も出力信号は歪を含
まないものとなる。
以上説明したようにこの発明による歪除去回路
は信号経路に設定された周波数特性と等価なフイ
ルタ特性を有し、当該信号経路の入力端の信号電
圧を入力とする入力帰還路と、前記信号経路の出
力電圧を入力とする出力負帰還路と、前記入力帰
還路の出力電圧と前記出力負帰還路の出力電圧と
を増幅すべき前記入力信号電圧に加算し、前記信
号経路の前記入力端へ印加する帰還演算回路とを
設けたので、信号経路のフイルタ特性を何ら変化
させることなく、同信号経路の歪を低減すること
ができ、特定の条件下ではほぼ零にすることがで
きる。従つて、この発明による歪除去回路をフイ
ルタ特性を有するD級アンプ等に適用した場合に
おいては、このアンプの特性を何ら変化させるこ
となく、同アンプの歪をなくすことができる。
は信号経路に設定された周波数特性と等価なフイ
ルタ特性を有し、当該信号経路の入力端の信号電
圧を入力とする入力帰還路と、前記信号経路の出
力電圧を入力とする出力負帰還路と、前記入力帰
還路の出力電圧と前記出力負帰還路の出力電圧と
を増幅すべき前記入力信号電圧に加算し、前記信
号経路の前記入力端へ印加する帰還演算回路とを
設けたので、信号経路のフイルタ特性を何ら変化
させることなく、同信号経路の歪を低減すること
ができ、特定の条件下ではほぼ零にすることがで
きる。従つて、この発明による歪除去回路をフイ
ルタ特性を有するD級アンプ等に適用した場合に
おいては、このアンプの特性を何ら変化させるこ
となく、同アンプの歪をなくすことができる。
第1図は多重帰還技術を用いた増幅回路の一例
を示すブロツク図、第2図はこの発明による歪除
去回路の作動原理を示すブロツク図、第3図はこ
の発明による歪除去回路の第1の実施例を示す回
路図、第4図はこの発明による歪除去回路の第2
の実施例を示す回路図である。 1a……信号経路(増幅器)、5……帰還演算
回路(加算器)、9a……入力帰還路(フイル
タ)、15……出力負帰還路(抵抗)。
を示すブロツク図、第2図はこの発明による歪除
去回路の作動原理を示すブロツク図、第3図はこ
の発明による歪除去回路の第1の実施例を示す回
路図、第4図はこの発明による歪除去回路の第2
の実施例を示す回路図である。 1a……信号経路(増幅器)、5……帰還演算
回路(加算器)、9a……入力帰還路(フイル
タ)、15……出力負帰還路(抵抗)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 増幅すべき入力信号を負荷の特性に依存され
ずに、設定された周波数特性を付与しつつ電圧増
幅し、この増幅出力で前記負荷を駆動すべく構成
された信号経路の歪を除去する歪除去回路におい
て、 前記信号経路に設定された周波数特性と等価な
フイルタ特性を有し、当該信号経路の入力端の信
号電圧を入力とする入力帰還路と、 前記信号経路の出力電圧を入力とする出力負帰
還路と、 前記入力帰還路の出力電圧と前記出力負帰還路
の出力電圧とを前記増幅すべき入力信号の電圧に
加算し、前記信号経路の前記入力端へ印加する帰
還演算回路と を具備することを特徴とする歪除去回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57037479A JPS58154904A (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | 歪除去回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57037479A JPS58154904A (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | 歪除去回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58154904A JPS58154904A (ja) | 1983-09-14 |
| JPH0367364B2 true JPH0367364B2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=12498648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57037479A Granted JPS58154904A (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | 歪除去回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58154904A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1571794B1 (en) * | 2004-03-01 | 2008-04-30 | Sony Deutschland GmbH | Method for inversely transforming a signal with respect to a given transfer function |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4871551A (ja) * | 1971-12-25 | 1973-09-27 | ||
| JPS5068452A (ja) * | 1973-10-18 | 1975-06-07 |
-
1982
- 1982-03-10 JP JP57037479A patent/JPS58154904A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58154904A (ja) | 1983-09-14 |
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