JPH0368010B2 - - Google Patents
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- JPH0368010B2 JPH0368010B2 JP59184931A JP18493184A JPH0368010B2 JP H0368010 B2 JPH0368010 B2 JP H0368010B2 JP 59184931 A JP59184931 A JP 59184931A JP 18493184 A JP18493184 A JP 18493184A JP H0368010 B2 JPH0368010 B2 JP H0368010B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactose
- laxative
- lactic acid
- particle size
- acid bacteria
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は乳糖を主剤として、乳酸菌類、ヴイフ
イズス菌類、酵母類等乳糖を栄養源として増殖す
る菌類とを共存させてなる下剤に係り、更に詳し
くは、150〜250メツシユを通過可能な粒径からな
る乳糖を主剤とし、これと乳酸菌を共存させてな
り、前記乳糖の一回服用量として約20〜50gを用
いるとともに水又は湯温に溶解した際の粘度が
1.5〜10.7CS(センチストークス、以下同じ)にな
るように調整してなる下剤を適宜服用することに
よつて、腸内で該乳糖成分を分解させるととも
に、この乳糖分解物である乳酸、酢酸或は炭酸ガ
ス等の腸壁刺激作用を利用して排便等を促進させ
るようにした下剤に関するものである。 一般に下剤は、その薬効成分が腸壁に接して、
もしくは、腸壁に吸収されて生化学的反応によつ
て腸の神経を刺激することで腸のダ動を促進して
排便を促すものであることから、下剤服用によつ
て腹痛を起したり、又、長期の服用によつては習
慣性となつて腸の神経が麻痺して次第に下剤服用
量を増量しなければ効果がでなくなり、ひいては
更に神経刺激性の強い下剤を必要として便秘の慢
性化を一層助長して重度の便秘症となつたり、薬
効の副作用による服用者への悪影響が懸念される
状況にあつた。 又、近来肉食が普及し、植物性繊維の不足のた
め、慢性の便秘患者が増え、腸に内蔵する宿便が
種々の疾病、癌でさえもその原因と目されるに至
り、このため長期服用としても副作用の発生しな
い下剤又は排便促進剤が求められていた。 そこで、本発明者は、先に特開昭58−8018号公
報(特願昭56−106684号)に記載されているよう
に、乳糖を主体とし、これに乳酸菌、その他の菌
類又は薬品及び補助的添加物を加えた粉末の一定
量を水分とともに、空腹時に服用することにより
便秘を治療し、併わして宿便を取つて病状を回復
させる下剤を提案した。 しかし、多数の患者の一部には、前記下剤服用
後に胃の膨満感やむかつきや嘔吐感をもよおした
りする者が出現することが判つた。 このため、前記事例を精密に調査してみると、
対象患者の多くは、胃下垂又は胃弱等の持病があ
り、且つ、前記下剤を服用後の胃内部を検査する
と、乳糖が未溶解の状態で胃の底部に沈積してお
り、この乳糖が経過時間とともに発酵を始め、こ
の作用に伴いむかつきや嘔吐感を覚えさせるもの
と察知されるに至つた。 特に、重症の胃下垂や胃弱患者の場合にはこの
症状が顕著に現われ、更に該患者の体質はいわゆ
る無力体質であるので、胃腸のダ動作用も弱く、
従つて腸内に貯まるガスの排出作用も弱いので、
長時間むかつきや嘔吐感に悩まされることになる
のである。 本発明は、このような現況に鑑み鋭意研究の結
果上記従来の難点を解決したものであつて、その
要旨とするところは、少なくとも150〜250メツシ
ユを通過可能な粒径からなる乳糖を主剤とし、こ
れと乳酸菌、ヴイフイズス菌類、酵母類等、乳糖
を栄養源として増殖する菌類とを共存させてな
り、前記乳糖の一回服用量として約20〜50gを用
いるとともに、200c.c.前後の水又は温湯に溶解し
た際、該溶液の粘度が少なくとも1.5〜10.7CSに
なるように調整したことにある。 即ち、下剤を構成する乳糖を150〜250メツシユ
を通過できる粒径とするとともに、水の存在下で
は該粒径の乳糖を未溶解物を含む懸濁状態の液体
として調合し、且つ、適量の乳酸菌類、ヴイフイ
ズス菌類、酵母類等、乳糖を栄養源として増殖す
る菌類と共存させ、この溶液を服用した患者の腸
内において、前記乳糖残留微粒子を除々に溶解さ
せるとともに、該溶解後の発酵による炭酸ガス等
の発生を効率的に行なわせるようにしたものであ
り、且つこの溶液を使用に際し、少なくとも一定
の粘度をもたせ、この粘性により該溶液中の薬効
成分を腸内で一定時間作用させるように調整して
なるものである。 以下、本発明を具体的に説明すると、本発明に
係る下剤は、基本的には、乳糖を主体とし、この
乳糖に乳酸菌類、ヴイフイズス菌類、酵母類等、
乳糖を栄養源として増殖する菌類とを共存させて
服用後の発酵の際に発生する炭酸ガスを主として
利用し、且つ、この炭酸ガスのもつ物理的圧力
と、該炭酸ガス発生期の腸壁刺激用を活用する下
剤を作成するものであり、従つて、その主成分で
ある乳糖及び乳酸菌の1回服用時の配合量が治療
効果を左右する重要な要件となる。 この観点から、先ず本発明に係る下剤成分の主
体となる乳糖について説明すると、実際の服用に
際しては乳糖溶解用の水又は温湯が必要であり、
又、服用者の味覚、嗜好、もしくは栄養バランス
上の要望等に応じてケール末、グルコマンナン、
クロレラ乾燥末、黒糖、各種ビタミン類等を選択
的に配合して服用されるものであることから、そ
の使用量は必ずしも特定し難い面があるが、少な
くとも下剤として治療効果をあげるためには、一
定量以上の乳糖を摂取する必要があり、これは通
常成人の場合約20〜50gの範囲内で選択的に用い
るのが望ましいものとなる。 ところが、乳糖は、その性質から水への溶解度
が低く、例えば、150〜250c.c.の水(コツプ1杯程
度の水)中に下剤として必要とされる乳糖20〜50
gを添加して溶解させようとしても、完全に溶解
させることが困難である。 このため、熱湯を用いて乳糖を溶解することも
考えられるが、一方、本発明においては、その構
成要件の一つである乳酸菌の生菌等の配合物等を
有効に作用させることも治療上大切なことである
ので、前記高温処理によつて該生菌等を死滅させ
ることは好ましくなく、更に、完全に溶解させた
乳糖の水溶液は、強い甘味を呈し、長期の服用に
は不適となるものである。 そこで本発明者は、乳糖成分を主剤とした下剤
を多様な病態からなる多くの患者に適応可能とさ
せるために、服用後の乳糖成分の腸内における作
用態様等を考慮して、先ず乳糖の粒径と水に対す
る溶解度との関係等を調べて、次の通り最適粒径
範囲を決定した。 即ち、100,150,200,250,300メツシユを
各々通過可能な粒径とした乳糖の粉末を各50g採
取し、これを水温25℃及び40℃の水200c.c.中にそ
れぞれ投入して充分撹拌後1分間静置し、その上
澄液を移し取り、残留した乳糖分を乾燥後秤量し
た。この結果を表1に示す。
イズス菌類、酵母類等乳糖を栄養源として増殖す
る菌類とを共存させてなる下剤に係り、更に詳し
くは、150〜250メツシユを通過可能な粒径からな
る乳糖を主剤とし、これと乳酸菌を共存させてな
り、前記乳糖の一回服用量として約20〜50gを用
いるとともに水又は湯温に溶解した際の粘度が
1.5〜10.7CS(センチストークス、以下同じ)にな
るように調整してなる下剤を適宜服用することに
よつて、腸内で該乳糖成分を分解させるととも
に、この乳糖分解物である乳酸、酢酸或は炭酸ガ
ス等の腸壁刺激作用を利用して排便等を促進させ
るようにした下剤に関するものである。 一般に下剤は、その薬効成分が腸壁に接して、
もしくは、腸壁に吸収されて生化学的反応によつ
て腸の神経を刺激することで腸のダ動を促進して
排便を促すものであることから、下剤服用によつ
て腹痛を起したり、又、長期の服用によつては習
慣性となつて腸の神経が麻痺して次第に下剤服用
量を増量しなければ効果がでなくなり、ひいては
更に神経刺激性の強い下剤を必要として便秘の慢
性化を一層助長して重度の便秘症となつたり、薬
効の副作用による服用者への悪影響が懸念される
状況にあつた。 又、近来肉食が普及し、植物性繊維の不足のた
め、慢性の便秘患者が増え、腸に内蔵する宿便が
種々の疾病、癌でさえもその原因と目されるに至
り、このため長期服用としても副作用の発生しな
い下剤又は排便促進剤が求められていた。 そこで、本発明者は、先に特開昭58−8018号公
報(特願昭56−106684号)に記載されているよう
に、乳糖を主体とし、これに乳酸菌、その他の菌
類又は薬品及び補助的添加物を加えた粉末の一定
量を水分とともに、空腹時に服用することにより
便秘を治療し、併わして宿便を取つて病状を回復
させる下剤を提案した。 しかし、多数の患者の一部には、前記下剤服用
後に胃の膨満感やむかつきや嘔吐感をもよおした
りする者が出現することが判つた。 このため、前記事例を精密に調査してみると、
対象患者の多くは、胃下垂又は胃弱等の持病があ
り、且つ、前記下剤を服用後の胃内部を検査する
と、乳糖が未溶解の状態で胃の底部に沈積してお
り、この乳糖が経過時間とともに発酵を始め、こ
の作用に伴いむかつきや嘔吐感を覚えさせるもの
と察知されるに至つた。 特に、重症の胃下垂や胃弱患者の場合にはこの
症状が顕著に現われ、更に該患者の体質はいわゆ
る無力体質であるので、胃腸のダ動作用も弱く、
従つて腸内に貯まるガスの排出作用も弱いので、
長時間むかつきや嘔吐感に悩まされることになる
のである。 本発明は、このような現況に鑑み鋭意研究の結
果上記従来の難点を解決したものであつて、その
要旨とするところは、少なくとも150〜250メツシ
ユを通過可能な粒径からなる乳糖を主剤とし、こ
れと乳酸菌、ヴイフイズス菌類、酵母類等、乳糖
を栄養源として増殖する菌類とを共存させてな
り、前記乳糖の一回服用量として約20〜50gを用
いるとともに、200c.c.前後の水又は温湯に溶解し
た際、該溶液の粘度が少なくとも1.5〜10.7CSに
なるように調整したことにある。 即ち、下剤を構成する乳糖を150〜250メツシユ
を通過できる粒径とするとともに、水の存在下で
は該粒径の乳糖を未溶解物を含む懸濁状態の液体
として調合し、且つ、適量の乳酸菌類、ヴイフイ
ズス菌類、酵母類等、乳糖を栄養源として増殖す
る菌類と共存させ、この溶液を服用した患者の腸
内において、前記乳糖残留微粒子を除々に溶解さ
せるとともに、該溶解後の発酵による炭酸ガス等
の発生を効率的に行なわせるようにしたものであ
り、且つこの溶液を使用に際し、少なくとも一定
の粘度をもたせ、この粘性により該溶液中の薬効
成分を腸内で一定時間作用させるように調整して
なるものである。 以下、本発明を具体的に説明すると、本発明に
係る下剤は、基本的には、乳糖を主体とし、この
乳糖に乳酸菌類、ヴイフイズス菌類、酵母類等、
乳糖を栄養源として増殖する菌類とを共存させて
服用後の発酵の際に発生する炭酸ガスを主として
利用し、且つ、この炭酸ガスのもつ物理的圧力
と、該炭酸ガス発生期の腸壁刺激用を活用する下
剤を作成するものであり、従つて、その主成分で
ある乳糖及び乳酸菌の1回服用時の配合量が治療
効果を左右する重要な要件となる。 この観点から、先ず本発明に係る下剤成分の主
体となる乳糖について説明すると、実際の服用に
際しては乳糖溶解用の水又は温湯が必要であり、
又、服用者の味覚、嗜好、もしくは栄養バランス
上の要望等に応じてケール末、グルコマンナン、
クロレラ乾燥末、黒糖、各種ビタミン類等を選択
的に配合して服用されるものであることから、そ
の使用量は必ずしも特定し難い面があるが、少な
くとも下剤として治療効果をあげるためには、一
定量以上の乳糖を摂取する必要があり、これは通
常成人の場合約20〜50gの範囲内で選択的に用い
るのが望ましいものとなる。 ところが、乳糖は、その性質から水への溶解度
が低く、例えば、150〜250c.c.の水(コツプ1杯程
度の水)中に下剤として必要とされる乳糖20〜50
gを添加して溶解させようとしても、完全に溶解
させることが困難である。 このため、熱湯を用いて乳糖を溶解することも
考えられるが、一方、本発明においては、その構
成要件の一つである乳酸菌の生菌等の配合物等を
有効に作用させることも治療上大切なことである
ので、前記高温処理によつて該生菌等を死滅させ
ることは好ましくなく、更に、完全に溶解させた
乳糖の水溶液は、強い甘味を呈し、長期の服用に
は不適となるものである。 そこで本発明者は、乳糖成分を主剤とした下剤
を多様な病態からなる多くの患者に適応可能とさ
せるために、服用後の乳糖成分の腸内における作
用態様等を考慮して、先ず乳糖の粒径と水に対す
る溶解度との関係等を調べて、次の通り最適粒径
範囲を決定した。 即ち、100,150,200,250,300メツシユを
各々通過可能な粒径とした乳糖の粉末を各50g採
取し、これを水温25℃及び40℃の水200c.c.中にそ
れぞれ投入して充分撹拌後1分間静置し、その上
澄液を移し取り、残留した乳糖分を乾燥後秤量し
た。この結果を表1に示す。
【表】
【表】
この結果からみると、乳糖粉末の粒径は大きい
程水に対する溶解が少なく、残留乳糖量は多くな
り、又、微細な程水に対する溶解がよく、従つて
残留乳糖量は微細な程少なくなるが、本発明の主
旨である懸濁状態の溶液をもつて治療を行なう下
剤においては、残留乳糖量が前記実験の際約50%
以上、或は約5%以下の状態では、本発明に係る
下剤として適した懸濁状態とはなり難いので、こ
れから本発明においては、少なくとも乳糖粉末粒
径は、150〜250メツシユ通過分を対象とするもの
である。 なお、この粒径範囲は厳密には130〜270メツシ
ユ通過分をも使用可能とするものであるが、患者
の病態や、服用後の作用等によつても各々異な
り、極めて複雑な人体内部のからみ合いもあるの
で、その粒径範囲は必ずしも限定し難いことか
ら、本発明においては、一般的に考えられる下剤
服用患者を基準として、その最適な作用、効果を
挙げられる範囲、即ち150〜250メツシユ通過分を
提示するものである。 一方、前記乳糖と共存させる乳酸菌としては、
例えば、ヴイフイズス菌等の乳酸菌或は乳酸菌を
含有している納豆菌類、酵母類等の発酵後の培養
基をそのまま乾燥して生菌、芽胞、酵母の全てを
含む半乾燥物又は乾燥粉末をつくり、これを乳酸
菌発酵素として用いたり、或は、納豆菌類や酵母
類を含まない乳酸菌類の生菌、芽胞、培養基の1
種又は2種以上を選択的に乳酸菌発酵素として使
用するものである。 前記成分からなる発酵素は、組成的には生菌、
芽胞、酵素、培養基に分けることができるが、生
菌は商品として流通中に仮死状態となるが、芽
胞、酵素は乾燥状態に耐えることができるもので
あり、又、下剤として服用に際しては、服用者の
胃から小腸に入つて発酵素が溶解されるにつれ、
先ず酵素が作用を開始し、続いて生菌がよみがえ
り、やがて芽胞が吸水して芽生え、増殖を始める
ことになるものと考えられる。 なお、培養基は、商品流通中には外気との保護
作用を行ない、服用後は細菌類のなじみのある栄
養素としても働くものと思われる。 このような、下剤の構成成分として速効のある
発酵素は多い程よいが、これは定量的に働くので
で、下痢作用をもたらす程度に服用することは先
ず困難であり、生菌、芽胞が大半の働きをするも
のと考えられることから、1回の服用量中の発酵
素は数g、例えば1〜5g位で充分である。 ちなみに、微生物、例えば乳酸菌1個は、1夜
で約1億個にも増えるのではあるが、胃液中を通
過して腸内に到着して増殖しはじめるまでに相当
な消耗を考えねばならず、効果の信頼性のために
発酵素1g中に生菌又は芽胞を105〜108個を含有
したものを使用することが望ましく、又、乳酸菌
の種類としては、Lactobacillus、Acidophilus、
L.Bulgaricus等を選択的に用いればよい。 しかして、前記のように、本発明に係る下剤
は、少なくとも150〜25メツシユを通過可能な粒
径からなる乳糖を主剤として、これを懸濁状態態
の溶液とし、且つ、この溶液中に乳酸菌類、ヴイ
フイズス菌類、酵母類等、乳糖を栄養源として増
殖する菌類とを共存させて構成させるものである
から、この成分を服用者の胃から腸内に送り込め
ば、該乳糖分解物が腸内壁に対して刺激作用を起
し、排便を促すとともに、腸内に粘着した宿便等
をも取除き、腸内を清浄になし得るものとなる
が、前記のように、多様な病態からなる患者を対
象とする場合、この内の特定患者に対しては更に
その効力が発現できるように工夫する必要があ
り、このため、該配合成分服用後の患者に対する
作用態様等を考慮した特有な性状付加を行うもの
である。 即ち、前記本発明に係る下剤を服用後、該薬効
成分が服用者の腸内において、前記治療効果を発
揮するには、少なくとも懸濁状の該成分が、腸内
で一定時間滞留し、発酵等の反応を持続すること
が望ましく、このため本発明においては、該薬効
成分に一定の粘度を与えることにより、この目的
を達成させるものである。 詳述するならば、前記薬効成分に、一定の粘度
を付与させると、服用後、該成分が懸濁状態のま
ま胃の底部に沈積することなく急速に胃から腸へ
送られて腸内で溶解する間の持続時間が、該設定
粘度に応じて延長、或は短縮されるので、この粘
度設定操作により薬効成分の腸内での滞留時間や
溶出速度をコントロールし、多様な病態の患者に
各々適応できる治療を行なうことを可能とするも
のである。 このため、前記乳糖を主剤とした本発明に係る
下剤成分を対象に、種々な条件設定を行ない、こ
れに対する付加粘度について検討を行つた。 先ず、一定条件で本発明の下剤となる乳糖懸濁
溶液を調整するとともに数種に分割し、この各溶
液に粘度付加剤としてアルギン酸ソーダを使用
し、且つ、このアルギン酸ソーダ量を変化させる
ことにり供試溶液を作成した。 即ち、水温40℃に保持した200c.c.の温湯を収容
したビーカー内に、乳糖(200メツシユを通過可
能な粒径のもの)を50gと、この乳糖量に対し、
下表(表2)の通り各々添加量を変化させたアル
ギン酸ソーダを添加して充分撹拌した後、1分間
放置して、ビーカー上部の懸濁液を別の容器に移
し取り、この一部を分取して該溶液の粘度を測定
し、且つ、前記ビーカー内の残留液を乾燥してそ
の残渣を秤量し、残留乳糖量を調べた。 この結果を表2に示す。
程水に対する溶解が少なく、残留乳糖量は多くな
り、又、微細な程水に対する溶解がよく、従つて
残留乳糖量は微細な程少なくなるが、本発明の主
旨である懸濁状態の溶液をもつて治療を行なう下
剤においては、残留乳糖量が前記実験の際約50%
以上、或は約5%以下の状態では、本発明に係る
下剤として適した懸濁状態とはなり難いので、こ
れから本発明においては、少なくとも乳糖粉末粒
径は、150〜250メツシユ通過分を対象とするもの
である。 なお、この粒径範囲は厳密には130〜270メツシ
ユ通過分をも使用可能とするものであるが、患者
の病態や、服用後の作用等によつても各々異な
り、極めて複雑な人体内部のからみ合いもあるの
で、その粒径範囲は必ずしも限定し難いことか
ら、本発明においては、一般的に考えられる下剤
服用患者を基準として、その最適な作用、効果を
挙げられる範囲、即ち150〜250メツシユ通過分を
提示するものである。 一方、前記乳糖と共存させる乳酸菌としては、
例えば、ヴイフイズス菌等の乳酸菌或は乳酸菌を
含有している納豆菌類、酵母類等の発酵後の培養
基をそのまま乾燥して生菌、芽胞、酵母の全てを
含む半乾燥物又は乾燥粉末をつくり、これを乳酸
菌発酵素として用いたり、或は、納豆菌類や酵母
類を含まない乳酸菌類の生菌、芽胞、培養基の1
種又は2種以上を選択的に乳酸菌発酵素として使
用するものである。 前記成分からなる発酵素は、組成的には生菌、
芽胞、酵素、培養基に分けることができるが、生
菌は商品として流通中に仮死状態となるが、芽
胞、酵素は乾燥状態に耐えることができるもので
あり、又、下剤として服用に際しては、服用者の
胃から小腸に入つて発酵素が溶解されるにつれ、
先ず酵素が作用を開始し、続いて生菌がよみがえ
り、やがて芽胞が吸水して芽生え、増殖を始める
ことになるものと考えられる。 なお、培養基は、商品流通中には外気との保護
作用を行ない、服用後は細菌類のなじみのある栄
養素としても働くものと思われる。 このような、下剤の構成成分として速効のある
発酵素は多い程よいが、これは定量的に働くので
で、下痢作用をもたらす程度に服用することは先
ず困難であり、生菌、芽胞が大半の働きをするも
のと考えられることから、1回の服用量中の発酵
素は数g、例えば1〜5g位で充分である。 ちなみに、微生物、例えば乳酸菌1個は、1夜
で約1億個にも増えるのではあるが、胃液中を通
過して腸内に到着して増殖しはじめるまでに相当
な消耗を考えねばならず、効果の信頼性のために
発酵素1g中に生菌又は芽胞を105〜108個を含有
したものを使用することが望ましく、又、乳酸菌
の種類としては、Lactobacillus、Acidophilus、
L.Bulgaricus等を選択的に用いればよい。 しかして、前記のように、本発明に係る下剤
は、少なくとも150〜25メツシユを通過可能な粒
径からなる乳糖を主剤として、これを懸濁状態態
の溶液とし、且つ、この溶液中に乳酸菌類、ヴイ
フイズス菌類、酵母類等、乳糖を栄養源として増
殖する菌類とを共存させて構成させるものである
から、この成分を服用者の胃から腸内に送り込め
ば、該乳糖分解物が腸内壁に対して刺激作用を起
し、排便を促すとともに、腸内に粘着した宿便等
をも取除き、腸内を清浄になし得るものとなる
が、前記のように、多様な病態からなる患者を対
象とする場合、この内の特定患者に対しては更に
その効力が発現できるように工夫する必要があ
り、このため、該配合成分服用後の患者に対する
作用態様等を考慮した特有な性状付加を行うもの
である。 即ち、前記本発明に係る下剤を服用後、該薬効
成分が服用者の腸内において、前記治療効果を発
揮するには、少なくとも懸濁状の該成分が、腸内
で一定時間滞留し、発酵等の反応を持続すること
が望ましく、このため本発明においては、該薬効
成分に一定の粘度を与えることにより、この目的
を達成させるものである。 詳述するならば、前記薬効成分に、一定の粘度
を付与させると、服用後、該成分が懸濁状態のま
ま胃の底部に沈積することなく急速に胃から腸へ
送られて腸内で溶解する間の持続時間が、該設定
粘度に応じて延長、或は短縮されるので、この粘
度設定操作により薬効成分の腸内での滞留時間や
溶出速度をコントロールし、多様な病態の患者に
各々適応できる治療を行なうことを可能とするも
のである。 このため、前記乳糖を主剤とした本発明に係る
下剤成分を対象に、種々な条件設定を行ない、こ
れに対する付加粘度について検討を行つた。 先ず、一定条件で本発明の下剤となる乳糖懸濁
溶液を調整するとともに数種に分割し、この各溶
液に粘度付加剤としてアルギン酸ソーダを使用
し、且つ、このアルギン酸ソーダ量を変化させる
ことにり供試溶液を作成した。 即ち、水温40℃に保持した200c.c.の温湯を収容
したビーカー内に、乳糖(200メツシユを通過可
能な粒径のもの)を50gと、この乳糖量に対し、
下表(表2)の通り各々添加量を変化させたアル
ギン酸ソーダを添加して充分撹拌した後、1分間
放置して、ビーカー上部の懸濁液を別の容器に移
し取り、この一部を分取して該溶液の粘度を測定
し、且つ、前記ビーカー内の残留液を乾燥してそ
の残渣を秤量し、残留乳糖量を調べた。 この結果を表2に示す。
【表】
表2の結果からも判るように、粘度付加剤とな
るアルギン酸ソーダの添加量が増えるに従い、そ
の溶液の粘度は高くなるが、反面、乳糖残留量は
減少していく傾向がある。 これは、アルギン酸ソーダの添加に伴つて、乳
糖の溶解度積が変化するものと考えられ、この作
用から、前記乳糖成分とアルギン酸ソーダ量とを
相互に適宜コントロールすることにより、前記多
様な患者に適合させることのできる下剤の調合が
可能であることがわかる。 そして、懸濁状の溶液として、未溶解の乳糖分
を残留させる該溶液に対する付加粘度は、残留乳
糖量を参酌し、表2のように1.5〜10.7CSの範囲
に設定すればよいことが判明した。 更に、これらの実験結果を基に、実使用時の効
果を確認するため、従来から治療を受けている患
者のうち、特に下剤飲用後、胃の膨満感、嘔吐
感、胃痛等の不快感を訴える32名をモニターとし
て下記組成の下剤を投与し、その服用後4時間絶
食させた後の治療状況を調べてみた。 ●下剤組成(処方) 乳糖(100メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(150メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(200メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(200メツシユ) 47g アルギン酸ソーダ 0.025g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(250メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(300メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. この結果を表3にて示す。
るアルギン酸ソーダの添加量が増えるに従い、そ
の溶液の粘度は高くなるが、反面、乳糖残留量は
減少していく傾向がある。 これは、アルギン酸ソーダの添加に伴つて、乳
糖の溶解度積が変化するものと考えられ、この作
用から、前記乳糖成分とアルギン酸ソーダ量とを
相互に適宜コントロールすることにより、前記多
様な患者に適合させることのできる下剤の調合が
可能であることがわかる。 そして、懸濁状の溶液として、未溶解の乳糖分
を残留させる該溶液に対する付加粘度は、残留乳
糖量を参酌し、表2のように1.5〜10.7CSの範囲
に設定すればよいことが判明した。 更に、これらの実験結果を基に、実使用時の効
果を確認するため、従来から治療を受けている患
者のうち、特に下剤飲用後、胃の膨満感、嘔吐
感、胃痛等の不快感を訴える32名をモニターとし
て下記組成の下剤を投与し、その服用後4時間絶
食させた後の治療状況を調べてみた。 ●下剤組成(処方) 乳糖(100メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(150メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(200メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(200メツシユ) 47g アルギン酸ソーダ 0.025g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(250メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. 乳糖(300メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g 水 200c.c. この結果を表3にて示す。
【表】
即ち、表3における不適合作用の有無の項は、
下剤服用後、胃の膨満感、嘔吐感、むかつき、胃
痛等の不快感を覚えたモニター自身の報告をもと
に作成し、又、効果の強弱の項は、服用後2時間
以内に排便があつた人を強とし、同様に4時間以
後の人を中心とし、全く無かつた人を弱として作
成したものである。 なお、表3の結果からは、乳糖100メツシユ程
度のものは、粒度が荒すぎ、又300メツシユのも
のは、粒度が細か過ぎることにより不適合作用が
大きく、乳糖150〜250メツシユのものが不適合作
用が小さく、且つ、効果も大きくなつている。 特に乳糖200メツシユのものは最も効果が大き
く、更にこれに粘度付加剤を適量加えたときは、
その効果は一段と増強されることが判る。 この作用は、服用時の乳糖の粒径、即ち、200
メツシユ通過可能な粒径程度の乳糖懸濁液、或は
それに適量の粘度付加剤を加えたものは、胃から
腸へと送られる際の流通性が非常に良く、従つ
て、胃の中を不溶解の乳糖微粉末を懸濁させたま
ま急速に通過し、胃中での不都合な作用をなく
し、且つ、その粒径により腸内での溶解等に伴う
発酵作用を効果的になさしめることによるものと
考えられる。 又、前記モニターが、服用の際、乳糖の粒径が
150メツシユ以下のものでは、舌の上に粒状物が
残る傾向があり好ましくなく、この点150メツシ
ユ以上、特に200メツシユ、或は250メツシユ前後
の粒径のものは、その感覚が全く起らなかつたと
述べていることからも、乳糖の粒径は、150〜250
メツシユを通過可能な範囲が最良と思われる。 なお、前述の実験において、各処方品の粘度
は、乳糖、乳酸菌系では各々1.5CSに設定し、ア
ルギン酸ソーダを添加したものは2.0CSに設定し
たが、この粘度の設定については、前記乳糖、乳
酸菌系の成分だけではその性状から制限があり、
一定値以上の高粘度とするには粘度付加剤、例え
ば、アルギン酸ソーダを添加する必要がある。 このため、乳糖を主剤とする下剤において、最
も効果的な粘度付加剤添加範囲を調べてみた。 下剤組成(処方)としては、前記表3に示た処
方を基本とし、粘度付加剤であるアルギン酸ソー
ダ量を表4に記載のように各々変化させて添加し
試料とした。 ●基本処方 乳糖(200メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g ●アルギン酸ソーダ量 アルギン酸ソーダ 0.010〜0.500g 水 200c.c. この結果を表4に示す。
下剤服用後、胃の膨満感、嘔吐感、むかつき、胃
痛等の不快感を覚えたモニター自身の報告をもと
に作成し、又、効果の強弱の項は、服用後2時間
以内に排便があつた人を強とし、同様に4時間以
後の人を中心とし、全く無かつた人を弱として作
成したものである。 なお、表3の結果からは、乳糖100メツシユ程
度のものは、粒度が荒すぎ、又300メツシユのも
のは、粒度が細か過ぎることにより不適合作用が
大きく、乳糖150〜250メツシユのものが不適合作
用が小さく、且つ、効果も大きくなつている。 特に乳糖200メツシユのものは最も効果が大き
く、更にこれに粘度付加剤を適量加えたときは、
その効果は一段と増強されることが判る。 この作用は、服用時の乳糖の粒径、即ち、200
メツシユ通過可能な粒径程度の乳糖懸濁液、或は
それに適量の粘度付加剤を加えたものは、胃から
腸へと送られる際の流通性が非常に良く、従つ
て、胃の中を不溶解の乳糖微粉末を懸濁させたま
ま急速に通過し、胃中での不都合な作用をなく
し、且つ、その粒径により腸内での溶解等に伴う
発酵作用を効果的になさしめることによるものと
考えられる。 又、前記モニターが、服用の際、乳糖の粒径が
150メツシユ以下のものでは、舌の上に粒状物が
残る傾向があり好ましくなく、この点150メツシ
ユ以上、特に200メツシユ、或は250メツシユ前後
の粒径のものは、その感覚が全く起らなかつたと
述べていることからも、乳糖の粒径は、150〜250
メツシユを通過可能な範囲が最良と思われる。 なお、前述の実験において、各処方品の粘度
は、乳糖、乳酸菌系では各々1.5CSに設定し、ア
ルギン酸ソーダを添加したものは2.0CSに設定し
たが、この粘度の設定については、前記乳糖、乳
酸菌系の成分だけではその性状から制限があり、
一定値以上の高粘度とするには粘度付加剤、例え
ば、アルギン酸ソーダを添加する必要がある。 このため、乳糖を主剤とする下剤において、最
も効果的な粘度付加剤添加範囲を調べてみた。 下剤組成(処方)としては、前記表3に示た処
方を基本とし、粘度付加剤であるアルギン酸ソー
ダ量を表4に記載のように各々変化させて添加し
試料とした。 ●基本処方 乳糖(200メツシユ) 47g 乳酸菌、その他を含む発酵素 3g 玄米胚芽末 2g ●アルギン酸ソーダ量 アルギン酸ソーダ 0.010〜0.500g 水 200c.c. この結果を表4に示す。
【表】
即ち、本実験は、従来から治療を受けている患
者35名をモニターとして採用し、前記基本処方
に、アルギン酸ソーダを各々変化させて添加した
試料を朝食前の空腹時に服用させ、服用後4時間
絶食させた後の効果を調べたものである。 なお、表4における効果の強弱の判定は、服用
後2時間以内に排便があつた人を強とし、同様に
4時間以後を中とし、全くなかつた人を弱として
いる。 この結果からみると、懸濁状態からなる乳糖を
主剤としてなる溶液下では、アルギン酸ソーダ量
を0.010〜0.250gの範囲で添加すると、顕著な効
果を発揮するが、一定量以上、例えば0.400g以
上とした場合は次第に効果が弱くなつている。 この理由としては、該溶液中の粘度が高い程、
服用後、人体内の消化液等の粘性体と混合して更
に薬効成分の溶解が遅くなり、これに伴い主剤の
乳糖に共存させた乳酸菌類、ヴイフイズス菌類、
酵母類等、乳糖を栄養源として増殖する菌類等が
作用されにくくなるとともに、乳糖の分解物であ
る乳酸、酢酸、炭酸ガス等の発生が遅くなること
によるものと推察できる。 従つて、前記本発明に係る下剤において、その
粒径を、少くとも150〜250メツシユ通過可能とし
てなる乳糖の一回服用量を約20〜50gとし、これ
に乳酸菌その他玄米胚芽米等を約1〜5gを共存
させるとともに、200c.c.前後の水又は温湯に溶解
させた場合の該溶液の粘度範囲は、少なくとも
1.5〜10.7CS程度が最適となるといえるものであ
る。 以上のように、本発明の下剤は少なくとも150
〜250メツシユを通過可能な粒径からなる乳糖を
主剤とし、これと乳酸菌、ヴイフイズス菌類、酵
母類等、乳糖を栄養源として増殖する菌類とを共
存させてなり、前記乳糖の一回服用量として約20
〜50gを用いるとともに、200c.c.前後の水又は温
湯に溶解した際、該溶液の粘度が少なくとも1.5
〜10.7CSになるように調整してなるものである
から、治療患者が一定量の該下剤を水分とともに
服用すると、患者の腸内において、乳糖等の微粒
子が溶解するとともに分解し、この分解反応によ
つて発生する炭酸ガス等によつて効果的に治療を
行なうものとなり、従つて、腹痛や慢性化等の副
作用を何ら伴うことなく多様な病態の患者の便秘
や宿便を取除く治療用として適用できるものとな
るのである。 なお、上述した本発明の説明において、下剤成
分を主に粉末として説明したが、これを顆粒状或
は錠剤等に加工して溶媒に溶解させ、懸濁状態の
溶液として服用すれば、前記粉末状のものと同様
な効果を奏することができるものである。 又、本発明の主旨の範囲内において、前記本発
明の下剤にかかる薬効成分を従来公知の下剤組成
中に配合させたり、さらに本発明の下剤における
薬効成分をベースとした組成中に従来公知の下剤
成分を添加することによつて下剤を作成し、これ
を適宜服用することにより治療効果を高めること
も可能である。
者35名をモニターとして採用し、前記基本処方
に、アルギン酸ソーダを各々変化させて添加した
試料を朝食前の空腹時に服用させ、服用後4時間
絶食させた後の効果を調べたものである。 なお、表4における効果の強弱の判定は、服用
後2時間以内に排便があつた人を強とし、同様に
4時間以後を中とし、全くなかつた人を弱として
いる。 この結果からみると、懸濁状態からなる乳糖を
主剤としてなる溶液下では、アルギン酸ソーダ量
を0.010〜0.250gの範囲で添加すると、顕著な効
果を発揮するが、一定量以上、例えば0.400g以
上とした場合は次第に効果が弱くなつている。 この理由としては、該溶液中の粘度が高い程、
服用後、人体内の消化液等の粘性体と混合して更
に薬効成分の溶解が遅くなり、これに伴い主剤の
乳糖に共存させた乳酸菌類、ヴイフイズス菌類、
酵母類等、乳糖を栄養源として増殖する菌類等が
作用されにくくなるとともに、乳糖の分解物であ
る乳酸、酢酸、炭酸ガス等の発生が遅くなること
によるものと推察できる。 従つて、前記本発明に係る下剤において、その
粒径を、少くとも150〜250メツシユ通過可能とし
てなる乳糖の一回服用量を約20〜50gとし、これ
に乳酸菌その他玄米胚芽米等を約1〜5gを共存
させるとともに、200c.c.前後の水又は温湯に溶解
させた場合の該溶液の粘度範囲は、少なくとも
1.5〜10.7CS程度が最適となるといえるものであ
る。 以上のように、本発明の下剤は少なくとも150
〜250メツシユを通過可能な粒径からなる乳糖を
主剤とし、これと乳酸菌、ヴイフイズス菌類、酵
母類等、乳糖を栄養源として増殖する菌類とを共
存させてなり、前記乳糖の一回服用量として約20
〜50gを用いるとともに、200c.c.前後の水又は温
湯に溶解した際、該溶液の粘度が少なくとも1.5
〜10.7CSになるように調整してなるものである
から、治療患者が一定量の該下剤を水分とともに
服用すると、患者の腸内において、乳糖等の微粒
子が溶解するとともに分解し、この分解反応によ
つて発生する炭酸ガス等によつて効果的に治療を
行なうものとなり、従つて、腹痛や慢性化等の副
作用を何ら伴うことなく多様な病態の患者の便秘
や宿便を取除く治療用として適用できるものとな
るのである。 なお、上述した本発明の説明において、下剤成
分を主に粉末として説明したが、これを顆粒状或
は錠剤等に加工して溶媒に溶解させ、懸濁状態の
溶液として服用すれば、前記粉末状のものと同様
な効果を奏することができるものである。 又、本発明の主旨の範囲内において、前記本発
明の下剤にかかる薬効成分を従来公知の下剤組成
中に配合させたり、さらに本発明の下剤における
薬効成分をベースとした組成中に従来公知の下剤
成分を添加することによつて下剤を作成し、これ
を適宜服用することにより治療効果を高めること
も可能である。
Claims (1)
- 1 150〜250メツシユを通過可能な粒径からなる
乳糖を主剤とし、これと乳酸菌、ヴイフイズス菌
類、酵母類等、乳糖を栄養源として増殖する菌類
とを共存させてなり、前記乳糖の一回服用量とし
て約20〜50gを用いるとともに、200c.c.前後の水
又は温湯に溶解した際、該溶液の粘度が1.5〜
10.7CSになるよう調整してなることを特徴とす
る下剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59184931A JPS6163618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59184931A JPS6163618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 下剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6163618A JPS6163618A (ja) | 1986-04-01 |
| JPH0368010B2 true JPH0368010B2 (ja) | 1991-10-25 |
Family
ID=16161848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59184931A Granted JPS6163618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 下剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6163618A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0774158B2 (ja) * | 1986-09-03 | 1995-08-09 | 東亜薬品工業株式会社 | 3種菌共生混合物 |
| US7029702B2 (en) * | 1998-07-07 | 2006-04-18 | Ritter Natural Sciences Llc | Method for increasing lactose tolerance in mammals exhibiting lactose intolerance |
| WO2006012536A2 (en) | 2004-07-22 | 2006-02-02 | Ritter Andrew J | Methods and compositions for treating lactose intolerance |
| EP2400839B1 (en) | 2009-02-24 | 2016-09-07 | Ritter Pharmaceuticals, Inc. | Prebiotic formulations and methods of use |
| EP3202406A1 (en) | 2010-04-28 | 2017-08-09 | Ritter Pharmaceuticals, Inc. | Prebiotic formulations and methods of use |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4212587A (en) * | 1978-05-30 | 1980-07-15 | General Electric Company | Cooling system for a gas turbine using V-shaped notch weirs |
| JPS588018A (ja) * | 1981-07-07 | 1983-01-18 | Akira Yamauchi | 下剤 |
-
1984
- 1984-09-03 JP JP59184931A patent/JPS6163618A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6163618A (ja) | 1986-04-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |