JPH0368954B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0368954B2 JPH0368954B2 JP25624284A JP25624284A JPH0368954B2 JP H0368954 B2 JPH0368954 B2 JP H0368954B2 JP 25624284 A JP25624284 A JP 25624284A JP 25624284 A JP25624284 A JP 25624284A JP H0368954 B2 JPH0368954 B2 JP H0368954B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbonate
- rust preventive
- rust
- ammonium
- vaporization rate
- Prior art date
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- Expired
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
〔産業上に利用分野〕
本発明は鉄及び亜鉛の気化防錆剤の改良に関す
る。 〔従来の技術〕 防錆油等の油性剤を嫌うブレーキデイスクドラ
ム等の防錆には非油性の防錆剤が用いられる。ま
た、CKD等で塗装せずに梱包輸送する場合、防
錆油を使用すると現地において充分に防錆油を脱
脂することが必要となるため、非油性の防錆剤が
望ましい。従来、これら鉄又はその合金及び亜鉛
又はその合金の組合わされた部品の輸送にあたつ
ては、これらの部分をほぼ密閉梱包した箱の中に
気化防錆剤として炭酸アンモニウムを入れた通気
性の袋を適当に配置して防錆を行なつている。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかし、炭酸アンモニウムは極めてアンモニア
臭が強く、またその気化速度が高い。例えば、紙
袋に入れた10gの炭酸アンモニウムは気温30℃で
はわずか10日間前後で気化消失してしまう。とこ
ろが、一般には消失所用期間として3箇月以上必
要とするため、防錆効果の持続期間が短いという
問題があつた。 特に、鉄、亜鉛及びこれらの合金は、相対湿度
(以下RHと記す)が60%以下では発錆せず、RH
がそれ以上になると発錆する。このため、RHが
低いときは防錆剤は必要なく、RHが高いときの
み必要となる。したがつて、限られた量の防錆剤
を効果的に使用するためには、RHの低いときに
は気化せず、RHが高いときに速やかに気化する
性質を有することが望ましい。 本発明は上記のような問題点を解決するために
なされたものである、長期間にわたつて防錆効果
を持続することができる気化防錆剤を提供するこ
とを目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の気化無水炭酸ナトリウムは、炭酸水素
アンモニウムに無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸
カリウムを1〜50モル%の割合で混合したことを
特徴とするものである。 〔作用〕 炭酸水素アンモニウム単独では、炭酸アンモニ
ウムに比べて気化速度が遅く防錆力自体に難点が
あるが、上記のように無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムを混合した気化防錆剤では、RH
が低い時には炭酸水素アンモニウムの気化率が低
く、RHが高い時には炭酸水素アンモニウムの気
化率が高くなり、長期間にわたつて防錆効果を維
持することができる。 なお、本発明において、炭酸水素アンモニウム
への無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムの
混合割合を1〜50モル%としたのは、これらの混
合割合が1%未満では上記効果が乏しく、50%を
超えても効果増大がないためである。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 まず、本発明に係る気化防錆剤の低RH及び高
RHの場合の炭酸水素アンモニウムの気化速度を
調べるために、以下のような実験を行なつた。 実験1(低RHの場合の気化率) まず、デシケータ中に、濃硫酸と粒状水酸化ナ
トリウムとを装填したビーカーを入れ、吸湿、吸
アンモニウム及び吸炭酸ガスの状態とした。次
に、このデシケータ中に炭酸水素アンモニウム及
び各種割合で無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カ
リウムを混合した試料を入れ、15℃で120時間後
の炭酸水素アンモニウムの気化率を測定した。こ
の結果を図中Iの曲線で示す。 この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムの混合割合が多くなるほど気化率
が低くなり、炭酸水素アンモニウムのみの場合と
比較して、無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリ
ウムを40モル%の割合で混合したものの気化率は
約1/2 に低下していることがわかる。 実験2(高RHの場合の気化率) RH95%以上の恒温槽中に炭酸水素アンモニウ
ム及び各種割合で無水炭素ナトリウム又は無水炭
酸カリウムを混合した試料を入れ、150℃で120時
間後の炭酸水素アンモニウムの気化率を測定し
た。この結果をの曲線で示す。 この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムの混合割合が多くなるほど気化率
が高くなり、炭酸水素アンモニウムのみの場合と
比較して無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウ
ムを40モル%混合したものの気化率は2倍以上と
なつている。 なお、無水炭酸ナトリウムと無水炭酸カリウム
とでは、無水炭酸カリウムの方が気化率がやや高
い傾向にある。 実施例1〜5及び比較例1,2 まず、80mm×150mm×200mmの杉板の箱の150mm
×200mmの両側面の中央部にそれぞれ水平方向に
1mmの間隙を設けたものを用意した。この箱内に
試験片として80mm×100mm×0.8mmの片面亜鉛鋼板
(亜鉛層10μm)を吊り下げ、下記表に示す防錆
剤和紙No.802で作製した50mm×50mmの袋に充填し
たものを入れて夏期3箇月間放置した後、発錆状
況を調べた。この結果を下記表に示す。なお、下
記表中炭酸アンモニウムのNH3含有量は30%、
炭酸水素アンモニウムのNH3含有量は19%であ
る。
る。 〔従来の技術〕 防錆油等の油性剤を嫌うブレーキデイスクドラ
ム等の防錆には非油性の防錆剤が用いられる。ま
た、CKD等で塗装せずに梱包輸送する場合、防
錆油を使用すると現地において充分に防錆油を脱
脂することが必要となるため、非油性の防錆剤が
望ましい。従来、これら鉄又はその合金及び亜鉛
又はその合金の組合わされた部品の輸送にあたつ
ては、これらの部分をほぼ密閉梱包した箱の中に
気化防錆剤として炭酸アンモニウムを入れた通気
性の袋を適当に配置して防錆を行なつている。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかし、炭酸アンモニウムは極めてアンモニア
臭が強く、またその気化速度が高い。例えば、紙
袋に入れた10gの炭酸アンモニウムは気温30℃で
はわずか10日間前後で気化消失してしまう。とこ
ろが、一般には消失所用期間として3箇月以上必
要とするため、防錆効果の持続期間が短いという
問題があつた。 特に、鉄、亜鉛及びこれらの合金は、相対湿度
(以下RHと記す)が60%以下では発錆せず、RH
がそれ以上になると発錆する。このため、RHが
低いときは防錆剤は必要なく、RHが高いときの
み必要となる。したがつて、限られた量の防錆剤
を効果的に使用するためには、RHの低いときに
は気化せず、RHが高いときに速やかに気化する
性質を有することが望ましい。 本発明は上記のような問題点を解決するために
なされたものである、長期間にわたつて防錆効果
を持続することができる気化防錆剤を提供するこ
とを目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の気化無水炭酸ナトリウムは、炭酸水素
アンモニウムに無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸
カリウムを1〜50モル%の割合で混合したことを
特徴とするものである。 〔作用〕 炭酸水素アンモニウム単独では、炭酸アンモニ
ウムに比べて気化速度が遅く防錆力自体に難点が
あるが、上記のように無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムを混合した気化防錆剤では、RH
が低い時には炭酸水素アンモニウムの気化率が低
く、RHが高い時には炭酸水素アンモニウムの気
化率が高くなり、長期間にわたつて防錆効果を維
持することができる。 なお、本発明において、炭酸水素アンモニウム
への無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウムの
混合割合を1〜50モル%としたのは、これらの混
合割合が1%未満では上記効果が乏しく、50%を
超えても効果増大がないためである。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。 まず、本発明に係る気化防錆剤の低RH及び高
RHの場合の炭酸水素アンモニウムの気化速度を
調べるために、以下のような実験を行なつた。 実験1(低RHの場合の気化率) まず、デシケータ中に、濃硫酸と粒状水酸化ナ
トリウムとを装填したビーカーを入れ、吸湿、吸
アンモニウム及び吸炭酸ガスの状態とした。次
に、このデシケータ中に炭酸水素アンモニウム及
び各種割合で無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カ
リウムを混合した試料を入れ、15℃で120時間後
の炭酸水素アンモニウムの気化率を測定した。こ
の結果を図中Iの曲線で示す。 この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムの混合割合が多くなるほど気化率
が低くなり、炭酸水素アンモニウムのみの場合と
比較して、無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリ
ウムを40モル%の割合で混合したものの気化率は
約1/2 に低下していることがわかる。 実験2(高RHの場合の気化率) RH95%以上の恒温槽中に炭酸水素アンモニウ
ム及び各種割合で無水炭素ナトリウム又は無水炭
酸カリウムを混合した試料を入れ、150℃で120時
間後の炭酸水素アンモニウムの気化率を測定し
た。この結果をの曲線で示す。 この実験によれば、無水炭酸ナトリウム又は無
水炭酸カリウムの混合割合が多くなるほど気化率
が高くなり、炭酸水素アンモニウムのみの場合と
比較して無水炭酸ナトリウム又は無水炭酸カリウ
ムを40モル%混合したものの気化率は2倍以上と
なつている。 なお、無水炭酸ナトリウムと無水炭酸カリウム
とでは、無水炭酸カリウムの方が気化率がやや高
い傾向にある。 実施例1〜5及び比較例1,2 まず、80mm×150mm×200mmの杉板の箱の150mm
×200mmの両側面の中央部にそれぞれ水平方向に
1mmの間隙を設けたものを用意した。この箱内に
試験片として80mm×100mm×0.8mmの片面亜鉛鋼板
(亜鉛層10μm)を吊り下げ、下記表に示す防錆
剤和紙No.802で作製した50mm×50mmの袋に充填し
たものを入れて夏期3箇月間放置した後、発錆状
況を調べた。この結果を下記表に示す。なお、下
記表中炭酸アンモニウムのNH3含有量は30%、
炭酸水素アンモニウムのNH3含有量は19%であ
る。
【表】
以上詳述した如く本発明の気化防錆剤によれ
ば、長期間にわたつて鉄及び亜鉛の発錆を防止す
ることができるものである。
ば、長期間にわたつて鉄及び亜鉛の発錆を防止す
ることができるものである。
図は本発明の実施例における気化防錆剤を用い
た場合の相対湿度が異なる環境下での、炭酸水素
アンモニウムに混合した無水炭酸ナトリウム又は
無水炭酸カリウムのモル%と炭酸水素アンモニウ
ムの気化率との関係を示す線図である。
た場合の相対湿度が異なる環境下での、炭酸水素
アンモニウムに混合した無水炭酸ナトリウム又は
無水炭酸カリウムのモル%と炭酸水素アンモニウ
ムの気化率との関係を示す線図である。
Claims (1)
- 1 炭酸水素アンモニウムに無水炭酸ナトリウム
又は無水炭酸カリウムを1〜50モル%の割合で混
合したことを特徴とする気化防錆剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25624284A JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25624284A JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61136688A JPS61136688A (ja) | 1986-06-24 |
| JPH0368954B2 true JPH0368954B2 (ja) | 1991-10-30 |
Family
ID=17289909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25624284A Granted JPS61136688A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 気化防錆剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61136688A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4950948B2 (ja) * | 2008-06-17 | 2012-06-13 | 三菱自動車工業株式会社 | スピーカ取り付け構造 |
| JP5277895B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2013-08-28 | 旭硝子株式会社 | 酸性付着物除去剤および酸性付着物の除去方法 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP25624284A patent/JPS61136688A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61136688A (ja) | 1986-06-24 |
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