JPH0369950B2 - - Google Patents
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- JPH0369950B2 JPH0369950B2 JP61310938A JP31093886A JPH0369950B2 JP H0369950 B2 JPH0369950 B2 JP H0369950B2 JP 61310938 A JP61310938 A JP 61310938A JP 31093886 A JP31093886 A JP 31093886A JP H0369950 B2 JPH0369950 B2 JP H0369950B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F230/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal
- C08F230/04—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal
- C08F230/08—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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- C08F230/085—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon the monomer being a polymerisable silane, e.g. (meth)acryloyloxy trialkoxy silanes or vinyl trialkoxysilanes
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は室温硬化性塗料組成物、特には耐候性
にすぐれており、低表面エネルギーであるために
防汚性、着雪防止性にすぐれている、室温硬化性
の塗料組成物に関するものである。 (従来の技術) 塗料組成物については省エネルギー、塗装工程
の合理化などから室温硬化性で高耐候性である塗
料が求められており、これには樹脂製造の容易
さ、耐候性の良さ、皮膜の強度などからアクリル
樹脂系のものが一般に用いられているが、これら
はヒドロキシアルキル基含有アクリル樹脂をイソ
シアナート架橋するか、加水分解性のシリル基含
有アクリル樹脂を加水分解架橋させたものとされ
ている。 しかし、この前者のものはイソシアナートの取
扱いに難点があり、皮膚などへの刺激性、さらに
はイソシアナートの製造がホスゲンガスを使用す
るものであるために危険が大きいという問題点が
あるために後者の方向に推移しつつあり、これに
は例えばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランとラジカル重合性のモノマーとの共重合
物を使用するものが提案されている(特開昭57−
36109号、特開昭58−155666号公報参照)が、こ
れはシロキサン結合が少ないためにイソシアナー
ト架橋のアクリル樹脂にくらべて耐候性はよいけ
れども長時間の屋外曝露では光沢が失われるとい
う不利がある。 そのため、環状ジメチルトリシロキサンをアニ
オン重合してアクリル樹脂にシロキサンを導入す
るという方法も提案されている(特開昭61−
151272号公報参照)が、これには反応系の脱水が
難しく、シロキサンの重合調節が困難であるため
に大量生産に適さないという不利があり、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジクロロシランと
α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサを脱
塩酸反応させてシロキサンを導入し、ついで、他
のラジカル重合性モノマーと共重合させるという
方法(特開昭59−20360号公報参照)には脱塩酸
反応が難しく、副生塩酸塩を除去する必要があ
り、重合度の高いハイノンボラ型の塗料の調製に
は不適とされるという問題点がある。 また、この種の塗料についてはアリルメタクリ
レートとラジカル重合性のモノマーとの共重合体
に加水分解性官能基含有ヒドロシランを白金系触
媒の存在下に付加反応させてから加水分解してシ
ロキサンを導入し耐候性を向上させる方法も提案
されている(特開昭55−129405号公報参照)が、
これには反応系が複雑で加水分解条件のコントロ
ールが難しいという不利があり、さらにこれにつ
いてはフツ素含有共重合体を使用するもの(特開
昭57−34107号公報参照)も提案されているが、
これには耐候性は改善されるが高価であり、汎用
塗料となり得ないという欠点がある。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した室温硬化性
塗料組成物に関するものであり、これはアルキル
アクリレートおよび/またはメタクリレートと式 (ここにAは水素原子またはメチル基、Bは低分
子のシロキサニル基)で示される低分子シロキサ
ン含有アクリレートおよび/またはメタクリレー
ト、および式 R1R2 qSi(OR2)3-q (ここにR1はビニル基、γ−アクリロキシプロ
ピル基またはγ−メタクリロキシプロピル基、
R2は非置換または置換の1価炭化水素基、qは
0または1)で示される加水分解性官能基とラジ
カル重合性不飽和基を有するシラン化合物を共重
合してなるシロキサン含有アクリル系共重合体を
主成分としてなることを特徴とするものである。 すなわち、本発明者らは耐候性にすぐれた室温
で硬化する塗料組成物の取得について種々検討し
た結果、塗料成分に添加されるアクリル樹脂を低
分子シロキサン含有アクリレートまたはメタクリ
レートと加水分解性基と重合性不飽和基をもつシ
ラン化合物との共重合体とすると、このものは室
温硬化性で、この硬化塗膜はすぐれた耐候性を示
すし、シロキサンを含有しているので、耐紫外線
性で光沢保持性も高く、耐汚染性、着雪防止性、
撥水性、低摩擦性も与えられるということを見出
すと共に、このものはイソシアナートを使用せず
に常温で硬化するのでイソシアナートによる毒性
の危険はなく、特に高い耐候性を有し、屋外用塗
料としても最適とされるので建築用、自動車用、
鉄道車両用、航空機、船舶用として、さらには電
気製品用として有用とされることを確認し、この
シロキサン含有アクリル系共重合体を構成する各
成分の種類、配合比、反応条件などについての研
究を進めて本発明を完成させた。 本発明の室温硬化性塗料組成物を構成するシロ
キサン含有アクリル系共重合体は前記したように
アルキルアクリレートおよび/またはメタクリレ
ートと低分子シロキサン含有アクリレートおよ
び/またはメタクリレートと加水分解性基とラジ
カル重合性不飽和結合を有するシラン化合物との
シロキサン含有アクリル系共重合体とされる。 このアルキルアクリレートおよび/またはメタ
クリレート(以下これを化合物Aと略記する)と
してはメチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、などが例示されるが、これはエチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、ブチルアクリレ
ートとすることがよい。 また、このシロキサン含有アクリレートおよ
び/またはメタクリレート(以下これを化合物B
と略記する)は一般式 または などで示され、このRはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘ
キシル基などのシクロアルキル基、ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基、フエニル基、トリル
基などのアリール基、またはこれらの基の炭素原
子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲ
ン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル
基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基な
どから選択される非置換または置換一価炭化水素
であり、mは0〜4の整数、nは0〜3の整数、
pは2〜5の整数とされる低分子シロキサン、例
えば式 などで示されるオルガノハイドリジエンシロキサ
ンを、白金系触媒の存在下にアリルアクリレート
またはアリルメタクリレートと反応させることに
より得られるものとされる。この反応は例えば塩
化白金酸のアルコール溶液を触媒として70〜120
℃で反応させればよく、これによれば低級シロキ
サンが付加反応されたアクリレートまたはメタク
リレートを定量的にかつアクリル酸エステル類と
同程度の粘度のものとして容易に得ることができ
る。 つぎにこゝに使用される加水分解性基とラジカ
ル重合性不飽和基を有するシラン化合物(以下こ
れを化合物Cと略記する)としては例えば式 R1R2 qSi(OR2)3-q (ここにR1はビニル基、γ−アクリロキシプロ
ピル基またはγ−メタクリロキシプロピル基、
R2は前記したRと同様の非置換または置換一価
炭化水素基と同じ基、qは0または1)で示され
る加水分解性シリル基含有モノマーが示される
が、これには次式の CH2=CHSi(OCH3)3、 CH2=CHSi(OC2H5)3、 CH2=C(CH3COOCH2CH2CH2Si(OCH3)3、 CH2=C(CH3)COOCH2CH2CH2Si(OC2H5)3、 CH2=CHCOOCH2CH2CH2Si(OCH3)3、 などが例示されるが、これは特には CH2=CHSi(OC2H5)3、 CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 とすることが好ましく、さらにはコスト、ラジア
ル重合の容易性からこの後者のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランとすることがよ
い。 この化合物A、B、Cのラジカル重合は公知の
方法で行なえばよく、したがつてこれらの化合物
A、B、Cをラジカル開始剤の存在下で重合させ
るか、放射線照射によつて重合させればよいが、
重合操作の容易性からはラジカル重合開始剤を用
いる方法とすることがよい。この重合は具体的に
はアゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略
記する)のようなアゾ化合物や各種有機過酸化物
の存在下に溶液重合またはバルク重合させればよ
く、この溶剤としてはベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、リグロイン、ミネラルスピリツト
などの脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルやテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのケトン、エーテル類を使用
すればよいが、塗料の作業性、取扱い性、樹脂の
相溶性からはトルエン、キシレンとすることがよ
い。この溶液重合法で得られたシロキサン含有ア
クリル系共重合体の分子量調節は比較的容易に行
なうことができるが、これをハイノンボラ型塗料
用とするためにはこの重合を連鎖移動剤の存在下
で行なうことがよく、この連鎖移動剤としてはn
−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプ
タン、ブチルメルカプタン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシランなどのメルカプタン化合
物や四塩化炭素、四臭化炭素を用いればよい。 このようにして得られたシロキサン含有アクリ
ル系共重合体は上記した化合物Aを20〜80重量
%、特に好ましくは30〜80重量%を含有するもの
とされるが、化合物Bについてはこの含有量がこ
の塗料組成物から得られる塗膜の耐候性と皮膜硬
度を強いものにするということから10〜80重量
%、特に好ましくは10〜60重量%を含有するもの
とされる。また化合物Cについてはこれが2重量
%以下では得られる塗膜が架橋密度の小さいもの
となつて、皮膜の耐溶剤性が著しく低下し、30重
量%以上とすると樹脂の安定性がわるくなり硬化
性安定性のバランスがわるくなるので2〜30重量
%の範囲とする必要があるが、この好ましい範囲
は5〜15重量%とされる。なお、このシロキサン
含有アクリル系共重合体に各種シリカ、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化
鉄、ガラス繊維などの充填剤、顔料などを添加す
ることは任意とされ、例えば吸着水や結晶水の形
で水分を多く含む顔料を添加するときにはテトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
などのアルコキシシラン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール
などの低級アルコールを添加することがよいが、
含水量の殆どない顔料についてはこのような保存
安定化剤を加えなくても充分塗料としての性能を
維持させることができる。 このシロキサン含有アクリル系共重合体は加水
分解性基を含有しているので常温下に無触媒でも
ゆつくり脱アルコール反応して架橋し、硬化皮膜
を与えるが、硬化促進剤を使用すれば硬化速度が
向上するし、架橋密度も高くなり、被塗布物との
密着性、耐候性が向上されるので、実用上は硬化
促進剤を用いることがよい。この硬化促進剤とし
ては一般にアルコキシシリル基の縮合用に用いら
れているジブチルすずジオクテート、ジブチルす
ずジラウレート、オクチル酸すず、ジブチルすず
マレエートなどの有機すず化合物、プロピルチタ
ネート、ブチルチタネートなどの有機チタネート
のモノマーまたはオリゴマー、エチレンジアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ジメチルヘキシル
アミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルドデ
シルアミン、ジメチルラウリルアミン、γ−(β
−アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランな
どのアミン類、p−トルエンスルホン酸、フター
ル酸などの酸などを0.001〜10重量%、好ましく
は0.01〜5重量%添加すればよい。 本発明の室温硬化性塗料は金属、プラスチツ
ク、セラミツクス、木材などに対する塗布剤とし
て有用とされ、これに対してすぐれた密着性を示
すが、この塗膜は室温硬化してこれらの被塗物の
表面に耐候性のすぐれた硬化膜を形成する。ま
た、この塗膜はシリコーンオリゴマーと化合物C
の加水分解によつて形成されるポリシロキサンを
含んでいるので紫外線に対して高い耐性を示す
し、光沢保持率が高く、これはまた易加水分解性
のSi−O−C結合を含んでいないので耐水性、耐
湿性にすぐれており、架橋硬化されているので耐
寒性、耐溶剤性、耐薬品性、耐熱性にもすぐれて
おり、従来公知の常乾性アクリル樹脂塗膜にくら
べて著しくすぐれた性能をもつ実用性の高いもの
になるという工業的な有用性を示す。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度は25℃での測定値を示したもので
あり、例中における物性値は以下の方法による測
定値を示したものである。 (鉛筆硬度) JIS K5400第6、14項による鉛筆ひつかき試験
に準じた方法で測定。 (基盤目密着性) JIS K5400第6、15項の基盤目試験に準じて、
2mm間隔で縦横それぞれ6本ずつカツターナイフ
で切傷を入れ、セロテープで塗膜に密着させてか
ら力いつぱい引き剥がしたときの残存塗膜の基盤
目の数を読んだ。 (耐屈曲性) JIS K5400第6、16項の耐屈曲性に準じて、直
径2mmの心棒を用いて180°回転させたときの塗膜
の状態を見た。 (耐溶剤性) キシレンを含浸させた脱脂綿に50gの荷重をか
けて塗膜をこすり、往復ラビングを1回とし、塗
膜がキシレンで侵されるまでの回数を数えた。 (耐水性) テストピースを水に1週間浸漬したのちの塗膜
の外観を目視して判断した。 〔促進耐候性(QUVテスト)〕 アトラス・ユブコン(東洋精機製作所製商品
名)を用いて紫外線を照射し、70℃×8時間、湿
潤50℃×4時間のサイクルで1000時間曝露して、
そのときの光沢保持率と変色ΔEを測定した。 (耐熱性) 200℃×200時間後の光沢保持率を測定した。 (塩水噴霧) JIS Z2371の方法に準じて100時間曝露後の塗
膜の外観を目視で測定した。 実施例 1 アリルメタクリレート63部に塩化白金酸0.04部
のイソプロピルアルコール溶液を加え、60〜70℃
に加熱しながらこれに1,1,1,3,5,5,
5−ヘプタメチルトリシロキサン 111部をゆつくりと滴下し、滴下終了後も90℃で
2時間熟成してから減圧で未反応原料を留去し、
過したところ、式 で示される化合物B−1165部(収率95%)が得ら
れた。 ついで、キシレン100部にメチルメタクリレー
ト67部、上記で得た化合物B−125部、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン8部およ
びAIBN2部で混合物を90℃で滴下し、滴下終了
後90℃で8時間熟成してからイソプロピルアルコ
ール5部を加え、冷却したところ、ポリスチレン
換算分子量が9000で粘度が450cSであり、不揮発
分が49%である共重合体溶液が得られた。 つぎにこの共重合体100部に酸化チタン19.6部、
ジブチルすずジオクテート2部を加えボールミル
で混合して白エナメルを作り、これをアルミニウ
ム板に乾燥塗膜が厚さ約30μmになるようにスプ
レー塗布し、室温で1週間乾燥させたのちにその
塗膜物性を測定したところ、後記する第1表に示
したとおりの結果が得られた。 実施例 2 アリルメタクリレート126部に塩化白金酸0.01
部のイソプロピルアルコール溶液を加え、60〜70
℃に加熱しながらこれに1、3、5、7−テトラ
メチル−1,3,5−トリプロピルシクロテトラ
シロキサン 366部をゆつくりと滴下し、滴下終了後90℃で4
時間熟成してから減圧で未反応原料を留去し、
過したところ、式 で示される化合物B−2477部(収率97%)が得ら
れた。 ついで、キシレン100部にメチルメタクリレー
ト67部、上記で得た化合物B−225部、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン8部およ
びAIBN2部の混合物を90℃で滴下し、滴下終了
後90℃で8時間熟成させてからイソプロピルアル
コール5部を加えて冷却したところ、ポリスチレ
ン換算分子量が10000で粘度が550cSであり、不
揮発分が50%である共重合体溶液が得られた。 つぎにこの共重合体溶液100部に酸化チタンと
ジブチルすずジオクテートを添加して実施例1と
同様にして白エナメルを作り、塗膜を作つてその
物性をしらべたところ、後記する第1表に示した
とおりの結果が得られた。 実施例 3 キシレン100部にメチルメタクリレート60部、
実施例2で得た化合物B−2を32部、γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン8部および
AIBN2部の混合物を90℃で滴下し、滴下終了後
90℃で8時間熟成してからイソプロピルアルコー
ル5部を加えて冷却したところ、ポリスチレン換
算分子量が12000で粘度が600cSであり、不揮発
分が49%である共重合体溶液が得られたので、こ
れを実施例1と同様に処理して白エナメルを作
り、これをアルミニウム板に塗布した塗膜につい
ての物性をしらべたところ、後記する第1表に示
したとおりの結果が得られた。 比較例 1 キシレン80部にメチルメタクリレート50部、エ
チルアクリレート20部、ブチルアクリレート30
部、およびAIBN2部の混合物を90℃で滴下し、
滴下終了後90℃で8時間熟成したところ、ポリス
チレン換算分子量が20000で粘度が1500cSであ
り、不揮発分が51%である共重合体溶液が得られ
たので、この共重合体溶液100部に酸化チタン
22.8部とトルエン30部を加えボールミルで混合し
て白エナメルを作り、これをアルミニウム板上に
塗膜厚さが約30μmになれるようにスプレー塗布
して塗膜を形成させ、この塗膜の物性をしらべた
ところ、後記する第1表に示したとおりの結果が
得られた。 比較例 2 キシレン100部にメチルメタクリレート82部、
ブチルアクリレート11部、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン7部およびAIBN2部
の混合物を90℃で滴下し、滴下終了後90℃で8時
間熟成したところ、ポリスチレン換算分子量が
7000で粘度が300cSであり、不揮発分が51%であ
る共重合体溶液が得られたので、これに実施例1
と同様にして酸化チタンとジブチルすずジラウレ
ートを添加して白エナメルを作り、この塗膜特性
をしらべたところ、後記する第1表に示したとお
りの結果が得られた。 比較例 3 キシレン100部にメチルメタクリレート65部、
ブチルアクリレート20部、実施例2の化合物B−
2を5部、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン10部およびAIBN2部の混合物を滴下
した以外は実施例1と同様にしたところ、ポリス
チレン換算分子量が12000で粘度が700cSであり、
不揮発分が49%である共重合体溶液が得られたの
で、これを実施例1と同様に処理して白エナメル
を作り、塗膜特性をしらべたところ、後記する第
1表に示したとおりの結果がえられた。
にすぐれており、低表面エネルギーであるために
防汚性、着雪防止性にすぐれている、室温硬化性
の塗料組成物に関するものである。 (従来の技術) 塗料組成物については省エネルギー、塗装工程
の合理化などから室温硬化性で高耐候性である塗
料が求められており、これには樹脂製造の容易
さ、耐候性の良さ、皮膜の強度などからアクリル
樹脂系のものが一般に用いられているが、これら
はヒドロキシアルキル基含有アクリル樹脂をイソ
シアナート架橋するか、加水分解性のシリル基含
有アクリル樹脂を加水分解架橋させたものとされ
ている。 しかし、この前者のものはイソシアナートの取
扱いに難点があり、皮膚などへの刺激性、さらに
はイソシアナートの製造がホスゲンガスを使用す
るものであるために危険が大きいという問題点が
あるために後者の方向に推移しつつあり、これに
は例えばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランとラジカル重合性のモノマーとの共重合
物を使用するものが提案されている(特開昭57−
36109号、特開昭58−155666号公報参照)が、こ
れはシロキサン結合が少ないためにイソシアナー
ト架橋のアクリル樹脂にくらべて耐候性はよいけ
れども長時間の屋外曝露では光沢が失われるとい
う不利がある。 そのため、環状ジメチルトリシロキサンをアニ
オン重合してアクリル樹脂にシロキサンを導入す
るという方法も提案されている(特開昭61−
151272号公報参照)が、これには反応系の脱水が
難しく、シロキサンの重合調節が困難であるため
に大量生産に適さないという不利があり、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジクロロシランと
α,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサを脱
塩酸反応させてシロキサンを導入し、ついで、他
のラジカル重合性モノマーと共重合させるという
方法(特開昭59−20360号公報参照)には脱塩酸
反応が難しく、副生塩酸塩を除去する必要があ
り、重合度の高いハイノンボラ型の塗料の調製に
は不適とされるという問題点がある。 また、この種の塗料についてはアリルメタクリ
レートとラジカル重合性のモノマーとの共重合体
に加水分解性官能基含有ヒドロシランを白金系触
媒の存在下に付加反応させてから加水分解してシ
ロキサンを導入し耐候性を向上させる方法も提案
されている(特開昭55−129405号公報参照)が、
これには反応系が複雑で加水分解条件のコントロ
ールが難しいという不利があり、さらにこれにつ
いてはフツ素含有共重合体を使用するもの(特開
昭57−34107号公報参照)も提案されているが、
これには耐候性は改善されるが高価であり、汎用
塗料となり得ないという欠点がある。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した室温硬化性
塗料組成物に関するものであり、これはアルキル
アクリレートおよび/またはメタクリレートと式 (ここにAは水素原子またはメチル基、Bは低分
子のシロキサニル基)で示される低分子シロキサ
ン含有アクリレートおよび/またはメタクリレー
ト、および式 R1R2 qSi(OR2)3-q (ここにR1はビニル基、γ−アクリロキシプロ
ピル基またはγ−メタクリロキシプロピル基、
R2は非置換または置換の1価炭化水素基、qは
0または1)で示される加水分解性官能基とラジ
カル重合性不飽和基を有するシラン化合物を共重
合してなるシロキサン含有アクリル系共重合体を
主成分としてなることを特徴とするものである。 すなわち、本発明者らは耐候性にすぐれた室温
で硬化する塗料組成物の取得について種々検討し
た結果、塗料成分に添加されるアクリル樹脂を低
分子シロキサン含有アクリレートまたはメタクリ
レートと加水分解性基と重合性不飽和基をもつシ
ラン化合物との共重合体とすると、このものは室
温硬化性で、この硬化塗膜はすぐれた耐候性を示
すし、シロキサンを含有しているので、耐紫外線
性で光沢保持性も高く、耐汚染性、着雪防止性、
撥水性、低摩擦性も与えられるということを見出
すと共に、このものはイソシアナートを使用せず
に常温で硬化するのでイソシアナートによる毒性
の危険はなく、特に高い耐候性を有し、屋外用塗
料としても最適とされるので建築用、自動車用、
鉄道車両用、航空機、船舶用として、さらには電
気製品用として有用とされることを確認し、この
シロキサン含有アクリル系共重合体を構成する各
成分の種類、配合比、反応条件などについての研
究を進めて本発明を完成させた。 本発明の室温硬化性塗料組成物を構成するシロ
キサン含有アクリル系共重合体は前記したように
アルキルアクリレートおよび/またはメタクリレ
ートと低分子シロキサン含有アクリレートおよ
び/またはメタクリレートと加水分解性基とラジ
カル重合性不飽和結合を有するシラン化合物との
シロキサン含有アクリル系共重合体とされる。 このアルキルアクリレートおよび/またはメタ
クリレート(以下これを化合物Aと略記する)と
してはメチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、などが例示されるが、これはエチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、ブチルアクリレ
ートとすることがよい。 また、このシロキサン含有アクリレートおよ
び/またはメタクリレート(以下これを化合物B
と略記する)は一般式 または などで示され、このRはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘ
キシル基などのシクロアルキル基、ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基、フエニル基、トリル
基などのアリール基、またはこれらの基の炭素原
子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲ
ン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル
基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基な
どから選択される非置換または置換一価炭化水素
であり、mは0〜4の整数、nは0〜3の整数、
pは2〜5の整数とされる低分子シロキサン、例
えば式 などで示されるオルガノハイドリジエンシロキサ
ンを、白金系触媒の存在下にアリルアクリレート
またはアリルメタクリレートと反応させることに
より得られるものとされる。この反応は例えば塩
化白金酸のアルコール溶液を触媒として70〜120
℃で反応させればよく、これによれば低級シロキ
サンが付加反応されたアクリレートまたはメタク
リレートを定量的にかつアクリル酸エステル類と
同程度の粘度のものとして容易に得ることができ
る。 つぎにこゝに使用される加水分解性基とラジカ
ル重合性不飽和基を有するシラン化合物(以下こ
れを化合物Cと略記する)としては例えば式 R1R2 qSi(OR2)3-q (ここにR1はビニル基、γ−アクリロキシプロ
ピル基またはγ−メタクリロキシプロピル基、
R2は前記したRと同様の非置換または置換一価
炭化水素基と同じ基、qは0または1)で示され
る加水分解性シリル基含有モノマーが示される
が、これには次式の CH2=CHSi(OCH3)3、 CH2=CHSi(OC2H5)3、 CH2=C(CH3COOCH2CH2CH2Si(OCH3)3、 CH2=C(CH3)COOCH2CH2CH2Si(OC2H5)3、 CH2=CHCOOCH2CH2CH2Si(OCH3)3、 などが例示されるが、これは特には CH2=CHSi(OC2H5)3、 CH2=C(CH3)COO(CH2)3Si(OCH3)3 とすることが好ましく、さらにはコスト、ラジア
ル重合の容易性からこの後者のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランとすることがよ
い。 この化合物A、B、Cのラジカル重合は公知の
方法で行なえばよく、したがつてこれらの化合物
A、B、Cをラジカル開始剤の存在下で重合させ
るか、放射線照射によつて重合させればよいが、
重合操作の容易性からはラジカル重合開始剤を用
いる方法とすることがよい。この重合は具体的に
はアゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略
記する)のようなアゾ化合物や各種有機過酸化物
の存在下に溶液重合またはバルク重合させればよ
く、この溶剤としてはベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、リグロイン、ミネラルスピリツト
などの脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルやテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのケトン、エーテル類を使用
すればよいが、塗料の作業性、取扱い性、樹脂の
相溶性からはトルエン、キシレンとすることがよ
い。この溶液重合法で得られたシロキサン含有ア
クリル系共重合体の分子量調節は比較的容易に行
なうことができるが、これをハイノンボラ型塗料
用とするためにはこの重合を連鎖移動剤の存在下
で行なうことがよく、この連鎖移動剤としてはn
−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプ
タン、ブチルメルカプタン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシランなどのメルカプタン化合
物や四塩化炭素、四臭化炭素を用いればよい。 このようにして得られたシロキサン含有アクリ
ル系共重合体は上記した化合物Aを20〜80重量
%、特に好ましくは30〜80重量%を含有するもの
とされるが、化合物Bについてはこの含有量がこ
の塗料組成物から得られる塗膜の耐候性と皮膜硬
度を強いものにするということから10〜80重量
%、特に好ましくは10〜60重量%を含有するもの
とされる。また化合物Cについてはこれが2重量
%以下では得られる塗膜が架橋密度の小さいもの
となつて、皮膜の耐溶剤性が著しく低下し、30重
量%以上とすると樹脂の安定性がわるくなり硬化
性安定性のバランスがわるくなるので2〜30重量
%の範囲とする必要があるが、この好ましい範囲
は5〜15重量%とされる。なお、このシロキサン
含有アクリル系共重合体に各種シリカ、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化
鉄、ガラス繊維などの充填剤、顔料などを添加す
ることは任意とされ、例えば吸着水や結晶水の形
で水分を多く含む顔料を添加するときにはテトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
などのアルコキシシラン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール
などの低級アルコールを添加することがよいが、
含水量の殆どない顔料についてはこのような保存
安定化剤を加えなくても充分塗料としての性能を
維持させることができる。 このシロキサン含有アクリル系共重合体は加水
分解性基を含有しているので常温下に無触媒でも
ゆつくり脱アルコール反応して架橋し、硬化皮膜
を与えるが、硬化促進剤を使用すれば硬化速度が
向上するし、架橋密度も高くなり、被塗布物との
密着性、耐候性が向上されるので、実用上は硬化
促進剤を用いることがよい。この硬化促進剤とし
ては一般にアルコキシシリル基の縮合用に用いら
れているジブチルすずジオクテート、ジブチルす
ずジラウレート、オクチル酸すず、ジブチルすず
マレエートなどの有機すず化合物、プロピルチタ
ネート、ブチルチタネートなどの有機チタネート
のモノマーまたはオリゴマー、エチレンジアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ジメチルヘキシル
アミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルドデ
シルアミン、ジメチルラウリルアミン、γ−(β
−アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランな
どのアミン類、p−トルエンスルホン酸、フター
ル酸などの酸などを0.001〜10重量%、好ましく
は0.01〜5重量%添加すればよい。 本発明の室温硬化性塗料は金属、プラスチツ
ク、セラミツクス、木材などに対する塗布剤とし
て有用とされ、これに対してすぐれた密着性を示
すが、この塗膜は室温硬化してこれらの被塗物の
表面に耐候性のすぐれた硬化膜を形成する。ま
た、この塗膜はシリコーンオリゴマーと化合物C
の加水分解によつて形成されるポリシロキサンを
含んでいるので紫外線に対して高い耐性を示す
し、光沢保持率が高く、これはまた易加水分解性
のSi−O−C結合を含んでいないので耐水性、耐
湿性にすぐれており、架橋硬化されているので耐
寒性、耐溶剤性、耐薬品性、耐熱性にもすぐれて
おり、従来公知の常乾性アクリル樹脂塗膜にくら
べて著しくすぐれた性能をもつ実用性の高いもの
になるという工業的な有用性を示す。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度は25℃での測定値を示したもので
あり、例中における物性値は以下の方法による測
定値を示したものである。 (鉛筆硬度) JIS K5400第6、14項による鉛筆ひつかき試験
に準じた方法で測定。 (基盤目密着性) JIS K5400第6、15項の基盤目試験に準じて、
2mm間隔で縦横それぞれ6本ずつカツターナイフ
で切傷を入れ、セロテープで塗膜に密着させてか
ら力いつぱい引き剥がしたときの残存塗膜の基盤
目の数を読んだ。 (耐屈曲性) JIS K5400第6、16項の耐屈曲性に準じて、直
径2mmの心棒を用いて180°回転させたときの塗膜
の状態を見た。 (耐溶剤性) キシレンを含浸させた脱脂綿に50gの荷重をか
けて塗膜をこすり、往復ラビングを1回とし、塗
膜がキシレンで侵されるまでの回数を数えた。 (耐水性) テストピースを水に1週間浸漬したのちの塗膜
の外観を目視して判断した。 〔促進耐候性(QUVテスト)〕 アトラス・ユブコン(東洋精機製作所製商品
名)を用いて紫外線を照射し、70℃×8時間、湿
潤50℃×4時間のサイクルで1000時間曝露して、
そのときの光沢保持率と変色ΔEを測定した。 (耐熱性) 200℃×200時間後の光沢保持率を測定した。 (塩水噴霧) JIS Z2371の方法に準じて100時間曝露後の塗
膜の外観を目視で測定した。 実施例 1 アリルメタクリレート63部に塩化白金酸0.04部
のイソプロピルアルコール溶液を加え、60〜70℃
に加熱しながらこれに1,1,1,3,5,5,
5−ヘプタメチルトリシロキサン 111部をゆつくりと滴下し、滴下終了後も90℃で
2時間熟成してから減圧で未反応原料を留去し、
過したところ、式 で示される化合物B−1165部(収率95%)が得ら
れた。 ついで、キシレン100部にメチルメタクリレー
ト67部、上記で得た化合物B−125部、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン8部およ
びAIBN2部で混合物を90℃で滴下し、滴下終了
後90℃で8時間熟成してからイソプロピルアルコ
ール5部を加え、冷却したところ、ポリスチレン
換算分子量が9000で粘度が450cSであり、不揮発
分が49%である共重合体溶液が得られた。 つぎにこの共重合体100部に酸化チタン19.6部、
ジブチルすずジオクテート2部を加えボールミル
で混合して白エナメルを作り、これをアルミニウ
ム板に乾燥塗膜が厚さ約30μmになるようにスプ
レー塗布し、室温で1週間乾燥させたのちにその
塗膜物性を測定したところ、後記する第1表に示
したとおりの結果が得られた。 実施例 2 アリルメタクリレート126部に塩化白金酸0.01
部のイソプロピルアルコール溶液を加え、60〜70
℃に加熱しながらこれに1、3、5、7−テトラ
メチル−1,3,5−トリプロピルシクロテトラ
シロキサン 366部をゆつくりと滴下し、滴下終了後90℃で4
時間熟成してから減圧で未反応原料を留去し、
過したところ、式 で示される化合物B−2477部(収率97%)が得ら
れた。 ついで、キシレン100部にメチルメタクリレー
ト67部、上記で得た化合物B−225部、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン8部およ
びAIBN2部の混合物を90℃で滴下し、滴下終了
後90℃で8時間熟成させてからイソプロピルアル
コール5部を加えて冷却したところ、ポリスチレ
ン換算分子量が10000で粘度が550cSであり、不
揮発分が50%である共重合体溶液が得られた。 つぎにこの共重合体溶液100部に酸化チタンと
ジブチルすずジオクテートを添加して実施例1と
同様にして白エナメルを作り、塗膜を作つてその
物性をしらべたところ、後記する第1表に示した
とおりの結果が得られた。 実施例 3 キシレン100部にメチルメタクリレート60部、
実施例2で得た化合物B−2を32部、γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン8部および
AIBN2部の混合物を90℃で滴下し、滴下終了後
90℃で8時間熟成してからイソプロピルアルコー
ル5部を加えて冷却したところ、ポリスチレン換
算分子量が12000で粘度が600cSであり、不揮発
分が49%である共重合体溶液が得られたので、こ
れを実施例1と同様に処理して白エナメルを作
り、これをアルミニウム板に塗布した塗膜につい
ての物性をしらべたところ、後記する第1表に示
したとおりの結果が得られた。 比較例 1 キシレン80部にメチルメタクリレート50部、エ
チルアクリレート20部、ブチルアクリレート30
部、およびAIBN2部の混合物を90℃で滴下し、
滴下終了後90℃で8時間熟成したところ、ポリス
チレン換算分子量が20000で粘度が1500cSであ
り、不揮発分が51%である共重合体溶液が得られ
たので、この共重合体溶液100部に酸化チタン
22.8部とトルエン30部を加えボールミルで混合し
て白エナメルを作り、これをアルミニウム板上に
塗膜厚さが約30μmになれるようにスプレー塗布
して塗膜を形成させ、この塗膜の物性をしらべた
ところ、後記する第1表に示したとおりの結果が
得られた。 比較例 2 キシレン100部にメチルメタクリレート82部、
ブチルアクリレート11部、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン7部およびAIBN2部
の混合物を90℃で滴下し、滴下終了後90℃で8時
間熟成したところ、ポリスチレン換算分子量が
7000で粘度が300cSであり、不揮発分が51%であ
る共重合体溶液が得られたので、これに実施例1
と同様にして酸化チタンとジブチルすずジラウレ
ートを添加して白エナメルを作り、この塗膜特性
をしらべたところ、後記する第1表に示したとお
りの結果が得られた。 比較例 3 キシレン100部にメチルメタクリレート65部、
ブチルアクリレート20部、実施例2の化合物B−
2を5部、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン10部およびAIBN2部の混合物を滴下
した以外は実施例1と同様にしたところ、ポリス
チレン換算分子量が12000で粘度が700cSであり、
不揮発分が49%である共重合体溶液が得られたの
で、これを実施例1と同様に処理して白エナメル
を作り、塗膜特性をしらべたところ、後記する第
1表に示したとおりの結果がえられた。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アルキルアクリレートおよび/またはメタク
リレートと式 (ここにAは水素原子またはメチル基、Bは低分
子のシロキサニル基)で示される低分子シロキサ
ン含有アクリレートおよび/またはメタクリレー
ト、および式 R1R2 qSi(OR2)3-q (ここにR1はビニル基、γ−アクリロキシプロ
ピル基またはγ−メタクリロキシプロピル基、
R2は非置換または置換の1価炭化水素基、qは
0または1)で示される加水分解性官能基とラジ
カル重合性不飽和基を有するシラン化合物を共重
合してなるシロキサン含有アクリル系共重合体を
主成分としてなることを特徴とする室温硬化性塗
料組成物。 2 アルキルアクリレートおよび/またはメタク
リレートのアルキル基が、メチル基、エチル基、
プロピル基またはブチル基である特許請求の範囲
第1項記載の室温硬化性塗料組成物。 3 低分子シロキサン含有アクリレートおよび/
またはメタクリレートが式 [ここにAは水素原子またはメチル基、Bは または (Rは非置換または置換一価炭化水素基、mは0
〜4、nは0〜3、pは2〜5の整数)である]
で示されるものである特許請求の範囲第1項記載
の室温硬化性塗料組成物。 4 加水分解性基とラジカル重合性不飽和基を有
するシラン化合物がγ−アクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルト
リエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロ
キシプロピルメチルジメトキシシランあるいはγ
−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラ
ンの1種または2種以上である特許請求の範囲第
1項記載の室温硬化性塗料組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61310938A JPS63168469A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 室温硬化性塗料組成物 |
| US07/216,838 US4988788A (en) | 1986-12-29 | 1988-07-08 | Room temperature-curable coating composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61310938A JPS63168469A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 室温硬化性塗料組成物 |
Publications (2)
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| JPS63168469A JPS63168469A (ja) | 1988-07-12 |
| JPH0369950B2 true JPH0369950B2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=18011193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61310938A Granted JPS63168469A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | 室温硬化性塗料組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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