JPH0369958B2 - - Google Patents
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- JPH0369958B2 JPH0369958B2 JP62040090A JP4009087A JPH0369958B2 JP H0369958 B2 JPH0369958 B2 JP H0369958B2 JP 62040090 A JP62040090 A JP 62040090A JP 4009087 A JP4009087 A JP 4009087A JP H0369958 B2 JPH0369958 B2 JP H0369958B2
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- coal
- monomer
- hydrogen
- coox
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は石炭−水スラリー用分散剤に関する。
より詳しくは、石炭粉末を水中に分散させ、高濃
度石炭でも流動性のある石炭−水スラリーを与え
る分散剤に関する。 (従来の技術および発明が解決しようとする問題
点) 従来、エネルギー源として広く使用されている
石油は、その価格上昇が著しくまたその枯渇が心
配されている。そこで安定供給できる他のエネル
ギー源の開発が課題となつており、石炭も再び広
く利用に供されようとしている。しかし、石炭利
用における最大の問題点は、石炭が固体であるこ
とに起因する輸送上の問題である。 従来、採掘された石炭を粉砕して粉状とし、こ
れを石炭−水スラリーとすることにより、流動化
しパイプライン輸送することが行われている。 一方、パイプライン輸送可能なCOM(Coal−
Oil−Mixture)が実用段階にはいつているが、
油を使用していることから安定供給及び価格の点
に問題があり将来的には石炭利用技術の一つとし
て高濃度石炭−水スラリーが有望視されている。 この石炭の水へのスラリー化技術は、前述した
石炭のパイプライン輸送のほかに石炭の直接燃
焼、ガス化等、石炭利用時にきわめて広範囲に利
用されようとしており、石炭の利用における重要
課題となつている。この石炭−水スラリーは、い
ずれも水分の少ない高濃度スラリーであることが
経済上また公害防止上好ましい。特に、排水処理
や公害上の問題を除くことができる石炭−水スラ
リーの直接燃焼の場合、石炭−水スラリーの脱
水、乾燥等の処理を施さずに石炭−水スラリーを
サイクロンまたは乱流バーナーに仕込んで炉内で
直接燃焼するために含有水分をできるだけ少なく
する必要がある。 しかし、公知技術で石炭粉末の濃度を高めよう
とするとスラリーは著しく増粘し流動性を失つて
しまう。逆にスラリー中の石炭粉末の濃度を下げ
ると、輸送効率、燃焼効率が低下し、さらに石炭
−水スラリーを脱水して使用する場合は、脱水、
乾燥工程にも、よけいな費用がかかつたり公害問
題をひきおこす等の問題点がある。 従来、このような課題を解決するために種々の
石炭−水スラリー用分散剤が提案されている。例
えばオレイン酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、アルキルアリールスルホネート、ポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ス
テアリルアミンヒドロクロライドなどの界面活性
剤や、ポリエチレングリコール、ポリアクリルア
ミド、セルロース類、ポリアクリル酸ソーダ、リ
グニンスルホン酸ソーダ、ナフタリンスルホン酸
ソーダ・ホルマリン縮合物などの水溶性ポリマー
等がある。しかし、いずれも流動性が不十分であ
り実用性に欠ける。 本発明者らは、石炭−水スラリー用分散剤にお
ける上記の如き問題点を解決すべく鋭意研究を続
けた結果、ある特定の水溶性共重合体が石炭−水
スラリー用分散剤として優れた効果を有すること
を見出して本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は高濃度でも流動性のある石
炭−水スラリーを容易に製造するための分散剤を
提供するものである。 (問題点を解決するために手段および作用) 本発明は、 一般式 (但し、式中A1およびA2はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOXを表わし、且つA1およ
びA2は同時に−COOXとなることはなく、A3は
水素、メチル基、−COOXまたは−CH2COOXを
表わし、且つA3が−COOXまたは−CH2COOX
の場合にはA1およびA2はそれぞれ独立に水素ま
たはメチル基であり、R1は−CO−または−
CH2CO−であり、R2は炭素数2〜4のアルキレ
ン基であり、nは平均で1〜100の数であり、R3
は炭素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アルアルキル基、環状アルキル基、環
状アルケニル基または複素環式化合物より誘導さ
れた1価の有機基であり、Xは水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または有
機アミン基を示す。)で表わされるビニル単量体
()から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R4およびR5はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOMを表わし、且つR4およ
びR5は同時に−COOMとなることはなく、R6は
水素、メチル基、−COOMまたは−CH2COOMを
表わし、且つR6が−COOMまたは−CH2COOM
の場合にはR4およびR5はそれぞれ水素またはメ
チル基であり、Mは水素、アリカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム基または有機アミン基
を示す。)で表わされる不飽和カルボン酸系単量
体()から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R7は水素またはメチル基、Zは炭
素数1〜4のアルキレン基、Yは水素、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または
有機アミン基を示す。)で表わされるスルホアル
キル(メタ)アクリレート系単量体()から選
ばれる1種または2種以上と、これらの単量体と
共重合可能な他の単量体()とを、該単量体
()が0.2〜5モル%、該単量体()が50をこ
えて94.8モル%以下、該単量体()が5〜45モ
ル%、該単量体()が0〜20モル%(ただし、
単量体()、()、()および()の合計は
100モル%である。)の比率で用いて導かれる水溶
性共重合体および/または該共重合体をさらに塩
基性物質で中和して導かれる水溶性共重合体から
なる石炭−水スラリー用分散剤に関するものであ
る。 石炭−水スラリーに用いる石炭は、たとえば、
無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭等の各種石炭で
種類や産地にかかわりなく、また水分含有量や化
学組成にもかかわりなく、いかなるものも利用で
きるが、本発明の分散剤は灰分4重量%以下(無
水ベース)の低灰分炭または脱灰分に特に優れた
分散能を発揮する。かかる石炭は、通常の方法に
より湿式または乾式粉砕することにより、200メ
ツシユパス50重量%以上、好ましくは70〜90重量
%が使用上の目安である。また、スラリー濃度
は、微粉炭のドライベースで60〜90重量%であ
り、60重量%未満の場合には、経済性、輸送効率
及び燃焼効率などの面から実用的でない。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤として有効
な水溶性共重合体は、前記単量体()、()、
()および()を、該単量体()が0.2〜5
モル%、該単量体()が50をこえて94.8モル%
以下、該単量体()が5〜45モル%、該単量体
()が0〜20モル%(ただし、単量体()、
()、()および()の合計は100モル%であ
る。)となる比率で用いて重合することにより導
かれる水溶性共重合体および/または該共重合体
をさらに塩基性物質で中和して導かれる水溶性共
重合体である。 単量体()は、前記一般式で表わされるもの
であり、公知の方法で得ることができる。単量体
()の例としては、メトキシポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シポリブチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、エトキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、エトキシポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、エトキシポリブチレング
リコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート等の他、炭素数30までの有
機基でアルコキシ化されたアルコキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート類;炭素数30
までのアルケニル基でアルケノキシ化されたアル
ケノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート類;フエノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ノニルフエノキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ナフト
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、フエノキシポリピレングリコール(メタ)ア
クリレート、ナフトキシポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、p−メチルフエノキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等のアリーロキシポリ
アルキレングリコール(メタ)アクリレート類;
ベンジロキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート等のアルアルキロキシポリアルキレン
グリコール(メタ)アクリレート類;シクロヘキ
ソキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート等の環状アルコキシポリアルキレングリコー
ル(メタ)アクリレート類;シクロペンテノキシ
ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等
の環状アルケノキシポリアルキレングリコール
(メタ)アクリレート類;ピリジロキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、チエニロ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト等のポリアルキレングリコールモノ(メタ)ア
クリレートの複素環式エーテル類;メトキシポリ
プロピレングリコールモノマレエート、フエノキ
シポリエチレングリコールモノマレエート、ナフ
トキシポリプロピレングリコールモノイタコネー
ト、フエノキシポリエチレングリコールモノイタ
コネート等のモノエーテル化ポリアルキレングリ
コールの不飽和ポリカルボン酸モノエステル類な
どを挙げることができ、これらの1種又は2種以
上を用いることができる。 単量体()は、同じく前記一般式で表わされ
るものであり、これも公知の方法で得ることがで
きる。単量体()の例としては、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイ
酸、フマル酸、シトラコン酸並びにこれらの酸の
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、有機アミン塩を挙げることができ、これ
らの1種又は2種以上を用いることができる。 単量体()は、同じく前記一般式で表わされ
るものであり、これも公知の方法で得ることがで
きる。単量体()の例としては、2−スルホエ
チル(メタ)アクリレート、3−スルホプロピル
(メタ)アクリレート、2−スルホプロピル(メ
タ)アクリレート、1−スルホプロパン−2−イ
ル(メタ)アクリレート、4−スルホブチル(メ
タ)アクリレートやそれらのナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属塩、マグネシウム、カルシ
ウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または有機アミン塩を挙げることができ、これら
の1種または2種以上を用いることができる。 また、単量体()は単量体()、()およ
び()と共重合可能な他の単量体であり、本発
明の効果を損なわない範囲で必要により用いるこ
とができる。該単量体()の例としては、(メ
タ)アクリル酸メチルなどのエステル;ビニルス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、2−アクリルアミド2
−メチルプロパンスルホン酸などの単量体()
以外の各種スルホン酸並びにそれらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩及び有機アミン
塩;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
などの水酸含有単量体;(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの各
種(メタ)アクリルアミド;スチレン、p−メチ
ルスチレンなどの芳香族ビニル化合物;酢酸ビニ
ル、酢酸プロペニル、塩化ビニル等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 これらの単量体()、()、()および
()を、前記配合比率の範囲をはずれて使用す
ると、導かれる共重合体の分散性能が低下する。 本発明において、水溶性共重合体を製造するに
は、重合開始剤を用いて前記単量体成分を共重合
させればよい。共重合は溶媒中での重合や塊状重
合等の方法により行うことができる。 溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行うこ
とができ、その際使用される溶媒としては、水;
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の低級アルコール;ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキ
サン、ジオキサン等の芳香族あるいは脂肪族ある
いは複素環式脂肪族炭化水素;酢酸エチル;アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン化合物等が
挙げられる。原料単量体および得られる共重合体
の溶解性並びに該共重合体の使用時の便利さから
は、水及び炭素数1〜4の低級アルコールよりな
る群から選ばれた少なくとも1種を用いることが
好ましい。炭素数1〜4の低級アルコールの中で
もメチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコールが特に有効である。 水媒体中で重合を行う時は、重合開始剤として
アンモニウムまたはアルカリ金属の過硫酸塩ある
いは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使用さ
れる。この際亜硫酸水素ナトリウム等の促進剤を
併用することもできる。また、低級アルコール、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、酢酸エチルあ
るいはケトン化合物を溶媒とする重合には、ベン
ゾイルパーオキシドやラウロイルパーオキシド等
のパーオキシド;クメンハイドロパーオキシド等
のハイドロパーオキシド;アゾビスイソブチロニ
トリル等の脂肪族アゾ化合物等が重合開始剤とし
て用いられる。この際アミン化合物等の促進剤を
併用することもできる。更に、水−低級アルコー
ル混合溶媒を用いる場合には、上記の種々の重合
開始剤あるいは重合開始剤と促進剤の組合せの中
から適宜選択して用いることができる。重合温度
は、用いられる溶媒や重合開始剤により適宜定め
られるが、通常0〜120℃の範囲内で行われる。 塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパー
オキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキ
シド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロ
パーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の
脂肪族アゾ化合物等を用い、50〜150℃の温度範
囲内で行われる。 水溶性共重合体の分子量は広い範囲のものが使
用できるが、石炭−水スラリー用分散剤としての
性能を考慮すれば、1000〜50万の範囲、特に5000
〜30万の範囲が好ましい。 また、このように共重合して得られた水溶性共
重合体は、そのままでも石炭−水スラリー用分散
剤として使用できるが、必要に応じて更に塩基性
物質で中和してから分散剤として使用してもよ
い。この際使用する塩基性物質としては、例えば
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化
物、酸化物および炭酸塩、アンモニア、有機アミ
ンが挙げられる。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤は、微粉炭
−水系スラリーに用いられるが、その添加量は特
に限定されるものではなく、広い添加量範囲で有
効であるが、経済的見地から微粉炭重量(ドライ
ベース)の0.05〜2重量%、好ましくは0.1〜1
重量%の比率で用いられる。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤を使用する
には、予め石炭に分散剤を混合しておいてからス
ラリー化してもよく、また水の中に予め分散剤を
溶解させておいたものを用いても良い。もちろん
分散剤の所定量を全量一度に混合しても、また回
分式に用いても良い。 更に、分散剤の性格上、スラリー化装置として
は石炭を水にスラリー化するためのものならいか
なるものでもよい。 これらの添加方法及びスラリー化方法により、
本発明の範囲が限定を受けるものではない。 また、本発明の石炭−水スラリー用分散剤には
必要に応じて分散能を有する各種重合体や界面活
性剤、防錆剤、PH調整剤、防食剤、酸化防止
剤、消泡剤、静電気帯電防止剤、可溶化剤などを
添加することができる。 (発明の効果) 本発明の石炭−水スラリー用分散剤は、石炭の
水中への分散能にすぐれており、分散剤の少量の
添加で、高流動性かつ高濃度の石炭−水スラリー
を提供できるものである。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤を用いて得
られる高濃度石炭−水スラリーを応用すれば、石
炭のパイプライン輸送を経済性良く行うことが可
能となり、固体である石炭の輸送上、燃焼上の問
題点が解消できる。 したがつて、本発明の石炭−水スラリー用分散
剤は、石炭の直接燃焼や石炭ガス化等の石炭利用
技術の普及に大きく貢献できるものである。 (実施例) 次に本発明の石炭−水スラリー用分散剤につい
て比較例および実施例を挙げて更に詳細に説明す
るが、もちろん本発明はこれだけに限定されるも
のではない。 なお、例中特にことわりのない限り部は重量部
を表わすものとする。 実施例 1 温度計、撹拌機、2本の滴下ロート、ガス導入
管及び還流冷却器を備えた重合容器に水100部を
仕込み、撹拌下に重合容器内を窒素置換し、窒素
雰囲気中で95℃に加熱した。その後、同温度に維
持し、単量体()としてメトキシポリエチレン
グリコールメタクリレート(1分子あたり平均で
15個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分
子量760)7.6部、単量体()としてメタクリル
酸ナトリウム(分子量108)39.4部、単量体()
として2−スルホエチルメタクリレートのナトリ
ウム塩(分子量216)27.0部および水100部からな
る単量体混合溶液を120分かけて滴下し、同時に
もう一方の滴下ロートから過硫酸アンモニウム
1.2部および水20部からなる水溶液を140分かけて
滴下した。滴下終了後、さらに同温度で60分間重
合を続けた後冷却し、平均分子量4万の共重合体
(1)の水溶液を得た。 実施例2〜9および比較例1〜5 第1表に示された単量体()、単量体()、
単量体()および必要により単量体()を第
1表に示された単量体組成(モル%)で用い、実
施例1の方法に準じて重合を行い、共重合体(2)〜
(9)および比較共重合体(1)〜(5)の水溶液を得た。
より詳しくは、石炭粉末を水中に分散させ、高濃
度石炭でも流動性のある石炭−水スラリーを与え
る分散剤に関する。 (従来の技術および発明が解決しようとする問題
点) 従来、エネルギー源として広く使用されている
石油は、その価格上昇が著しくまたその枯渇が心
配されている。そこで安定供給できる他のエネル
ギー源の開発が課題となつており、石炭も再び広
く利用に供されようとしている。しかし、石炭利
用における最大の問題点は、石炭が固体であるこ
とに起因する輸送上の問題である。 従来、採掘された石炭を粉砕して粉状とし、こ
れを石炭−水スラリーとすることにより、流動化
しパイプライン輸送することが行われている。 一方、パイプライン輸送可能なCOM(Coal−
Oil−Mixture)が実用段階にはいつているが、
油を使用していることから安定供給及び価格の点
に問題があり将来的には石炭利用技術の一つとし
て高濃度石炭−水スラリーが有望視されている。 この石炭の水へのスラリー化技術は、前述した
石炭のパイプライン輸送のほかに石炭の直接燃
焼、ガス化等、石炭利用時にきわめて広範囲に利
用されようとしており、石炭の利用における重要
課題となつている。この石炭−水スラリーは、い
ずれも水分の少ない高濃度スラリーであることが
経済上また公害防止上好ましい。特に、排水処理
や公害上の問題を除くことができる石炭−水スラ
リーの直接燃焼の場合、石炭−水スラリーの脱
水、乾燥等の処理を施さずに石炭−水スラリーを
サイクロンまたは乱流バーナーに仕込んで炉内で
直接燃焼するために含有水分をできるだけ少なく
する必要がある。 しかし、公知技術で石炭粉末の濃度を高めよう
とするとスラリーは著しく増粘し流動性を失つて
しまう。逆にスラリー中の石炭粉末の濃度を下げ
ると、輸送効率、燃焼効率が低下し、さらに石炭
−水スラリーを脱水して使用する場合は、脱水、
乾燥工程にも、よけいな費用がかかつたり公害問
題をひきおこす等の問題点がある。 従来、このような課題を解決するために種々の
石炭−水スラリー用分散剤が提案されている。例
えばオレイン酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、アルキルアリールスルホネート、ポ
リオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ス
テアリルアミンヒドロクロライドなどの界面活性
剤や、ポリエチレングリコール、ポリアクリルア
ミド、セルロース類、ポリアクリル酸ソーダ、リ
グニンスルホン酸ソーダ、ナフタリンスルホン酸
ソーダ・ホルマリン縮合物などの水溶性ポリマー
等がある。しかし、いずれも流動性が不十分であ
り実用性に欠ける。 本発明者らは、石炭−水スラリー用分散剤にお
ける上記の如き問題点を解決すべく鋭意研究を続
けた結果、ある特定の水溶性共重合体が石炭−水
スラリー用分散剤として優れた効果を有すること
を見出して本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は高濃度でも流動性のある石
炭−水スラリーを容易に製造するための分散剤を
提供するものである。 (問題点を解決するために手段および作用) 本発明は、 一般式 (但し、式中A1およびA2はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOXを表わし、且つA1およ
びA2は同時に−COOXとなることはなく、A3は
水素、メチル基、−COOXまたは−CH2COOXを
表わし、且つA3が−COOXまたは−CH2COOX
の場合にはA1およびA2はそれぞれ独立に水素ま
たはメチル基であり、R1は−CO−または−
CH2CO−であり、R2は炭素数2〜4のアルキレ
ン基であり、nは平均で1〜100の数であり、R3
は炭素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アルアルキル基、環状アルキル基、環
状アルケニル基または複素環式化合物より誘導さ
れた1価の有機基であり、Xは水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または有
機アミン基を示す。)で表わされるビニル単量体
()から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R4およびR5はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOMを表わし、且つR4およ
びR5は同時に−COOMとなることはなく、R6は
水素、メチル基、−COOMまたは−CH2COOMを
表わし、且つR6が−COOMまたは−CH2COOM
の場合にはR4およびR5はそれぞれ水素またはメ
チル基であり、Mは水素、アリカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム基または有機アミン基
を示す。)で表わされる不飽和カルボン酸系単量
体()から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R7は水素またはメチル基、Zは炭
素数1〜4のアルキレン基、Yは水素、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または
有機アミン基を示す。)で表わされるスルホアル
キル(メタ)アクリレート系単量体()から選
ばれる1種または2種以上と、これらの単量体と
共重合可能な他の単量体()とを、該単量体
()が0.2〜5モル%、該単量体()が50をこ
えて94.8モル%以下、該単量体()が5〜45モ
ル%、該単量体()が0〜20モル%(ただし、
単量体()、()、()および()の合計は
100モル%である。)の比率で用いて導かれる水溶
性共重合体および/または該共重合体をさらに塩
基性物質で中和して導かれる水溶性共重合体から
なる石炭−水スラリー用分散剤に関するものであ
る。 石炭−水スラリーに用いる石炭は、たとえば、
無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭等の各種石炭で
種類や産地にかかわりなく、また水分含有量や化
学組成にもかかわりなく、いかなるものも利用で
きるが、本発明の分散剤は灰分4重量%以下(無
水ベース)の低灰分炭または脱灰分に特に優れた
分散能を発揮する。かかる石炭は、通常の方法に
より湿式または乾式粉砕することにより、200メ
ツシユパス50重量%以上、好ましくは70〜90重量
%が使用上の目安である。また、スラリー濃度
は、微粉炭のドライベースで60〜90重量%であ
り、60重量%未満の場合には、経済性、輸送効率
及び燃焼効率などの面から実用的でない。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤として有効
な水溶性共重合体は、前記単量体()、()、
()および()を、該単量体()が0.2〜5
モル%、該単量体()が50をこえて94.8モル%
以下、該単量体()が5〜45モル%、該単量体
()が0〜20モル%(ただし、単量体()、
()、()および()の合計は100モル%であ
る。)となる比率で用いて重合することにより導
かれる水溶性共重合体および/または該共重合体
をさらに塩基性物質で中和して導かれる水溶性共
重合体である。 単量体()は、前記一般式で表わされるもの
であり、公知の方法で得ることができる。単量体
()の例としては、メトキシポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シポリブチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、エトキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、エトキシポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、エトキシポリブチレング
リコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート等の他、炭素数30までの有
機基でアルコキシ化されたアルコキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート類;炭素数30
までのアルケニル基でアルケノキシ化されたアル
ケノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート類;フエノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ノニルフエノキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ナフト
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、フエノキシポリピレングリコール(メタ)ア
クリレート、ナフトキシポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、p−メチルフエノキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等のアリーロキシポリ
アルキレングリコール(メタ)アクリレート類;
ベンジロキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート等のアルアルキロキシポリアルキレン
グリコール(メタ)アクリレート類;シクロヘキ
ソキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート等の環状アルコキシポリアルキレングリコー
ル(メタ)アクリレート類;シクロペンテノキシ
ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等
の環状アルケノキシポリアルキレングリコール
(メタ)アクリレート類;ピリジロキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、チエニロ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト等のポリアルキレングリコールモノ(メタ)ア
クリレートの複素環式エーテル類;メトキシポリ
プロピレングリコールモノマレエート、フエノキ
シポリエチレングリコールモノマレエート、ナフ
トキシポリプロピレングリコールモノイタコネー
ト、フエノキシポリエチレングリコールモノイタ
コネート等のモノエーテル化ポリアルキレングリ
コールの不飽和ポリカルボン酸モノエステル類な
どを挙げることができ、これらの1種又は2種以
上を用いることができる。 単量体()は、同じく前記一般式で表わされ
るものであり、これも公知の方法で得ることがで
きる。単量体()の例としては、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイ
酸、フマル酸、シトラコン酸並びにこれらの酸の
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、有機アミン塩を挙げることができ、これ
らの1種又は2種以上を用いることができる。 単量体()は、同じく前記一般式で表わされ
るものであり、これも公知の方法で得ることがで
きる。単量体()の例としては、2−スルホエ
チル(メタ)アクリレート、3−スルホプロピル
(メタ)アクリレート、2−スルホプロピル(メ
タ)アクリレート、1−スルホプロパン−2−イ
ル(メタ)アクリレート、4−スルホブチル(メ
タ)アクリレートやそれらのナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属塩、マグネシウム、カルシ
ウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
または有機アミン塩を挙げることができ、これら
の1種または2種以上を用いることができる。 また、単量体()は単量体()、()およ
び()と共重合可能な他の単量体であり、本発
明の効果を損なわない範囲で必要により用いるこ
とができる。該単量体()の例としては、(メ
タ)アクリル酸メチルなどのエステル;ビニルス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、2−アクリルアミド2
−メチルプロパンスルホン酸などの単量体()
以外の各種スルホン酸並びにそれらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩及び有機アミン
塩;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
などの水酸含有単量体;(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの各
種(メタ)アクリルアミド;スチレン、p−メチ
ルスチレンなどの芳香族ビニル化合物;酢酸ビニ
ル、酢酸プロペニル、塩化ビニル等を挙げること
ができ、これらの1種又は2種以上を用いること
ができる。 これらの単量体()、()、()および
()を、前記配合比率の範囲をはずれて使用す
ると、導かれる共重合体の分散性能が低下する。 本発明において、水溶性共重合体を製造するに
は、重合開始剤を用いて前記単量体成分を共重合
させればよい。共重合は溶媒中での重合や塊状重
合等の方法により行うことができる。 溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行うこ
とができ、その際使用される溶媒としては、水;
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の低級アルコール;ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキ
サン、ジオキサン等の芳香族あるいは脂肪族ある
いは複素環式脂肪族炭化水素;酢酸エチル;アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン化合物等が
挙げられる。原料単量体および得られる共重合体
の溶解性並びに該共重合体の使用時の便利さから
は、水及び炭素数1〜4の低級アルコールよりな
る群から選ばれた少なくとも1種を用いることが
好ましい。炭素数1〜4の低級アルコールの中で
もメチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコールが特に有効である。 水媒体中で重合を行う時は、重合開始剤として
アンモニウムまたはアルカリ金属の過硫酸塩ある
いは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使用さ
れる。この際亜硫酸水素ナトリウム等の促進剤を
併用することもできる。また、低級アルコール、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、酢酸エチルあ
るいはケトン化合物を溶媒とする重合には、ベン
ゾイルパーオキシドやラウロイルパーオキシド等
のパーオキシド;クメンハイドロパーオキシド等
のハイドロパーオキシド;アゾビスイソブチロニ
トリル等の脂肪族アゾ化合物等が重合開始剤とし
て用いられる。この際アミン化合物等の促進剤を
併用することもできる。更に、水−低級アルコー
ル混合溶媒を用いる場合には、上記の種々の重合
開始剤あるいは重合開始剤と促進剤の組合せの中
から適宜選択して用いることができる。重合温度
は、用いられる溶媒や重合開始剤により適宜定め
られるが、通常0〜120℃の範囲内で行われる。 塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパー
オキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキ
シド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロ
パーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の
脂肪族アゾ化合物等を用い、50〜150℃の温度範
囲内で行われる。 水溶性共重合体の分子量は広い範囲のものが使
用できるが、石炭−水スラリー用分散剤としての
性能を考慮すれば、1000〜50万の範囲、特に5000
〜30万の範囲が好ましい。 また、このように共重合して得られた水溶性共
重合体は、そのままでも石炭−水スラリー用分散
剤として使用できるが、必要に応じて更に塩基性
物質で中和してから分散剤として使用してもよ
い。この際使用する塩基性物質としては、例えば
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化
物、酸化物および炭酸塩、アンモニア、有機アミ
ンが挙げられる。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤は、微粉炭
−水系スラリーに用いられるが、その添加量は特
に限定されるものではなく、広い添加量範囲で有
効であるが、経済的見地から微粉炭重量(ドライ
ベース)の0.05〜2重量%、好ましくは0.1〜1
重量%の比率で用いられる。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤を使用する
には、予め石炭に分散剤を混合しておいてからス
ラリー化してもよく、また水の中に予め分散剤を
溶解させておいたものを用いても良い。もちろん
分散剤の所定量を全量一度に混合しても、また回
分式に用いても良い。 更に、分散剤の性格上、スラリー化装置として
は石炭を水にスラリー化するためのものならいか
なるものでもよい。 これらの添加方法及びスラリー化方法により、
本発明の範囲が限定を受けるものではない。 また、本発明の石炭−水スラリー用分散剤には
必要に応じて分散能を有する各種重合体や界面活
性剤、防錆剤、PH調整剤、防食剤、酸化防止
剤、消泡剤、静電気帯電防止剤、可溶化剤などを
添加することができる。 (発明の効果) 本発明の石炭−水スラリー用分散剤は、石炭の
水中への分散能にすぐれており、分散剤の少量の
添加で、高流動性かつ高濃度の石炭−水スラリー
を提供できるものである。 本発明の石炭−水スラリー用分散剤を用いて得
られる高濃度石炭−水スラリーを応用すれば、石
炭のパイプライン輸送を経済性良く行うことが可
能となり、固体である石炭の輸送上、燃焼上の問
題点が解消できる。 したがつて、本発明の石炭−水スラリー用分散
剤は、石炭の直接燃焼や石炭ガス化等の石炭利用
技術の普及に大きく貢献できるものである。 (実施例) 次に本発明の石炭−水スラリー用分散剤につい
て比較例および実施例を挙げて更に詳細に説明す
るが、もちろん本発明はこれだけに限定されるも
のではない。 なお、例中特にことわりのない限り部は重量部
を表わすものとする。 実施例 1 温度計、撹拌機、2本の滴下ロート、ガス導入
管及び還流冷却器を備えた重合容器に水100部を
仕込み、撹拌下に重合容器内を窒素置換し、窒素
雰囲気中で95℃に加熱した。その後、同温度に維
持し、単量体()としてメトキシポリエチレン
グリコールメタクリレート(1分子あたり平均で
15個のエチレンオキシド単位を含むもの、平均分
子量760)7.6部、単量体()としてメタクリル
酸ナトリウム(分子量108)39.4部、単量体()
として2−スルホエチルメタクリレートのナトリ
ウム塩(分子量216)27.0部および水100部からな
る単量体混合溶液を120分かけて滴下し、同時に
もう一方の滴下ロートから過硫酸アンモニウム
1.2部および水20部からなる水溶液を140分かけて
滴下した。滴下終了後、さらに同温度で60分間重
合を続けた後冷却し、平均分子量4万の共重合体
(1)の水溶液を得た。 実施例2〜9および比較例1〜5 第1表に示された単量体()、単量体()、
単量体()および必要により単量体()を第
1表に示された単量体組成(モル%)で用い、実
施例1の方法に準じて重合を行い、共重合体(2)〜
(9)および比較共重合体(1)〜(5)の水溶液を得た。
【表】
【表】
実施例 10
実施例1〜9で得られた共重合体(1)〜(9)を、第
2表に示された添加量で含むように調製した水溶
液中に、200メツシユの篩を78%パスするように
粉砕した瀝青炭(灰分1.5%、無水ベース)を室
温にて撹拌しながら少量ずつ加えた。第2表に示
された石炭濃度となる全量を加え終わつた後、ホ
モミキサー(特殊機加工製)にて5000RPM、3
分間撹拌して石炭−水スラリーを調製した。 得られた石炭−水スラリーの粘度を25℃にて測
定し、流動性を評価した。その結果を第2表に示
す。粘度の低いものが流動性のよいことを示して
いる。 また、比較のために、比較例1〜5で得られた
比較共重合体(1)〜(5)、ポリアクリル酸ソーダ(平
均分子量6万)あるいはポリエチレングリコール
(平均分子量21500)を分散剤として使用した場合
および分散剤を全く使用しなかつた場合の結果を
比較例として第2表に併記した。
2表に示された添加量で含むように調製した水溶
液中に、200メツシユの篩を78%パスするように
粉砕した瀝青炭(灰分1.5%、無水ベース)を室
温にて撹拌しながら少量ずつ加えた。第2表に示
された石炭濃度となる全量を加え終わつた後、ホ
モミキサー(特殊機加工製)にて5000RPM、3
分間撹拌して石炭−水スラリーを調製した。 得られた石炭−水スラリーの粘度を25℃にて測
定し、流動性を評価した。その結果を第2表に示
す。粘度の低いものが流動性のよいことを示して
いる。 また、比較のために、比較例1〜5で得られた
比較共重合体(1)〜(5)、ポリアクリル酸ソーダ(平
均分子量6万)あるいはポリエチレングリコール
(平均分子量21500)を分散剤として使用した場合
および分散剤を全く使用しなかつた場合の結果を
比較例として第2表に併記した。
【表】
×:不良
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、式中A1およびA2はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOXを表わし、且つA1およ
びA2は同時に−COOXとなることはなく、A3は
水素、メチル基、−COOXまたは−CH2COOXを
表わし、且つA3が−COOXまたは−CH2COOX
の場合にはA1およびA2はそれぞれ独立に水素ま
たはメチル基であり、R1は−CO−または−
CH2CO−であり、R2は炭素数2〜4のアルキレ
ン基であり、nは平均で1〜100の数であり、R3
は炭素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アルアルキル基、環状アルキル基、環
状アルケニル基または複素環式化合物より誘導さ
れた1価の有機基であり、Xは水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または有
機アミン基を示す。)で表わされるビニル単量体
(I)から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R4およびR5はそれぞれ独立に水素、
メチル基または−COOMを表わし、且つR4およ
びR5は同時に−COOMとなることはなく、R6は
水素、メチル基、−COOMまたは−CH2COOMを
表わし、且つR6が−COOMまたは−CH2COOM
の場合にはR4およびR5はそれぞれ水素またはメ
チル基であり、Mは水素、アルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム基または有機アミン基
を示す。)で表わされる不飽和カルボン酸系単量
体()から選ばれる1種または2種以上と、 一般式 (但し、式中R7は水素またはメチル基、Zは炭
素数1〜4のアルキレン基、Yは水素、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基または
有機アミン基を示す。)で表わされるスルホアル
キル(メタ)アクリレート系単量体()から選
ばれる1種または2種以上と、 これらの単量体と共重合可能な他の単量体
()とを、該単量体()が0.2〜5モル%、該
単量体()が50をこえて94.8モル%以下、該単
量体()が5〜45モル%、該単量体()が0
〜20モル%(ただし、単量体()、()、()
および()の合計は100モル%である。)の比率
で用いて導かれる水溶性共重合体および/または
該共重合体をさらに塩基性物質で中和して導かれ
る水溶性共重合体からなる石炭−水スラリー用分
散剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62040090A JPS63207897A (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | 石炭−水スラリ−用分散剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62040090A JPS63207897A (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | 石炭−水スラリ−用分散剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63207897A JPS63207897A (ja) | 1988-08-29 |
| JPH0369958B2 true JPH0369958B2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12571188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62040090A Granted JPS63207897A (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | 石炭−水スラリ−用分散剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63207897A (ja) |
-
1987
- 1987-02-25 JP JP62040090A patent/JPS63207897A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63207897A (ja) | 1988-08-29 |
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