JPH0371408B2 - - Google Patents
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- JPH0371408B2 JPH0371408B2 JP3266287A JP3266287A JPH0371408B2 JP H0371408 B2 JPH0371408 B2 JP H0371408B2 JP 3266287 A JP3266287 A JP 3266287A JP 3266287 A JP3266287 A JP 3266287A JP H0371408 B2 JPH0371408 B2 JP H0371408B2
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は遠赤外線湿布材に関し、さらに詳し
く言うと、アレルギーや刺激反応による皮膚炎な
どの副作用がなく、しかも、長時間にわたつて使
用可能な遠赤外線湿布材に関する。 [従来の技術およびその問題点] たとえば、肩こり、腰痛、筋肉痛、点滴時の皮
下出血などの症状の改善には、湿布材を用いた湿
布療法が有効であることが知られている。 この湿布材としては、たとえばロジンおよびそ
の誘導体などの粘着付与樹脂および天然または合
成ポリイソプレンなどの弾性体を主要成分とする
粘着剤に、サリチル酸メチル、トウガラシチンキ
などの消炎・鎮痛を目的とした浸透性の大きい薬
物を混合したものを布などの支持体上に展延して
なるものが一般的であつた。 しかしながら、この従来の湿布材は薬物を皮膚
から患部へ浸透させるものであることから、場合
によつてはこの薬物による刺激反応やアレルギー
による過敏反応を招いて皮膚炎を起こすことがあ
るという問題があつた。また、湿布材に用いられ
ている薬物の特有の臭気は、必ずしも心地よいも
のではないという欠点があつた。 [発明の目的] この発明の目的は、薬物を用いた従来の湿布材
が有していた前記問題点を解消し、使用に際して
刺激反応やアレルギーによる過敏反応に基づく皮
膚炎を起こすことがなく、しかも、無臭で長期間
にわたつて使用可能な湿布材を提供することにあ
る。 [前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この発明者が鋭意
研究を重ねた結果、遠赤外線放射物質を用いた場
合には、皮膚炎を起こす心配がなく、無臭で、か
つ、肩こり、腰痛、筋肉痛、点滴時の皮下出血な
どの症状の改善に有効な湿布材を提供することが
できることを見出してこの発明に到達した。 すなわち、前記目的を達成するためのこの発明
の概要は、単層構造または積層構造からなる湿布
材であつて、少なくとも一層が遠赤外線放射物質
を含有することを特徴とする遠赤外線湿布材であ
る。 前記遠赤外線放射物質としては、たとえば緑泥
石[(Mg・Fe)6(Al・Fe3)2Si4O10(OH)8]、角
閃石[Co2Na(Mg・Fe2)4(Al・Fe3・Ti)3Si6
O22(O・OH)2]、リン灰石[Ca5(F・Cl)(PO4)
3]、透輝石[CaMg(SiO3)2、ヘデン輝石[CaFe
(SiO3)2]、エジリン[NaFe(SiO3)2]、リチア輝
石[LiAl(SiO3)2]、緑シン石[Ca2(Al・Fe)3
(SiO4)3(OH)]、焼成白磁[SiO2・Al2O3・Na2
O]、炭素(C),炭化ケイ素(SiC)、酸化第一
鉄(FeO)、マグネシア(MgO),シリカ(SiO2)
等の粉末を単独または混合してなる無機粉体を好
適に用いることができる。この混合物は主成分と
してSiO2,Al2O3,Fe2O3,MgO,CaO,MgO,
P2O3,K2O,TiO2,Na2O,SiO2等を含有する
ものである。これらの中でも、SiO2を35〜100重
量%、Fe2O3,CaO,MgO,NiOおよびH2Oの
各成分を0〜5重量%含有するシリカ−アルミナ
系セラミツクスが特に好ましい。 前記セラミツクス粉体の粒径は、通常、40μm
以下、好ましくは10〜0.05μmである。この粒径
が40μmを越える場合には、この発明の湿布材の
成形性を悪化することがある。 この発明の遠赤外線湿布材においては、単層構
造および多層構造のいずれをも採用することがで
きる。 すなわち、前記単層構造とする場合には、たと
えば第1図に示したように、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフイン、ナイロン、ア
クリル、ビニロン、ポリエステルあるいはこれら
の混合物などの遠赤外線の吸収が小さい熱可塑性
樹脂1に前記遠赤外線放射物質2の粉体を配合し
て混合物とし、この混合物を成形体にすればよ
い。 前記混合物は、前記遠赤外線放射物質の粉体お
よび熱可塑性樹脂を、たとえばバンバリーミキサ
ーなどを用いてドライブレンドすることにより得
ることができる。 前記混合物中の前記遠赤外線放射物質の配合割
合は、通常、10重量%以上、好ましくは20〜40重
量%である。 前記熱可塑性樹脂の配合割合は、通常、90重量
%以下、好ましくは60〜80重量%である。 前記遠赤外線放射物質の配合割合が10重量%よ
りも少ない場合には、遠赤外線の放射量が充分で
ないことがある。一方、40重量%を越える場合に
は前記混合物の成形性が悪化することがある。 前記成形体は、前記混合物を押出成形して得た
シートあるいはフイルムとして、もしくはスプレ
ーフアイバ法等によつて成形された不織布として
使用される。 前記成形体の形状については、特に制限がな
く、たとえば長方形、正方形、円形などの所望形
状のシート状に成形することができる。 前記成形体の厚みについては、患部に貼付可能
であれば特に制限はないが、具体的には20μm以
上(特に好ましくは100μm以上)であることが
好ましい。この厚みが20μm未満の場合には遠赤
外線の放射量が十分でないことがある。 前記多層構造とする場合には、たとえば第2図
および第3図に示したように、綿、化学繊維など
の布、不織布、あるいは前記熱可塑性樹脂のフイ
ルム等を支持体3とし、この支持体3上に、さら
に支持体3′および/または粘着剤層4を設ける
ことができる。 第2図に示したように前記支持体3を積層して
多層構造とする場合には、一方の支持体3の表面
に前記遠赤外線放射物質2を担持させ、この上に
他方の支持体3′を形成すればよい。 第3図に示したように前記支持体3上に粘着剤
層4を設けて多層構造とする場合には、前記遠赤
外線放射物質2は、通常、粘着剤層4に含有させ
ればよいが、前記支持体3を熱可塑性樹脂で形成
する場合には、前記遠赤外線放射物質2を支持体
3および粘着剤層4のいずれに含有させてもよ
く、またその双方に含有させることもできる。 前記多層構造をとる場合には、前記支持体およ
び粘着剤層のほかに、必要に応じて表布、クツシ
ヨン層などを設けてもよい。 前記粘着剤層は、たとえば弾性体、粘着付与樹
脂、軟化剤、充填剤および酸化防止剤からなり、
適度の粘着性を有するとともに、剥離時に粘着剤
の一部があと残りしないように高い凝集力を有す
るものであるのが好ましい。 前記弾性体としては、常温でゴム弾性を有する
とともに凝集力の高い高分子材料が好ましく、具
体例として、天然または合成ポリイソプレン、ス
チレンブタジエンゴム、ポリイソブチレン、シリ
コーンゴム、アクリルゴム、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロツクコポリマ−などが挙げられ
る。 前記粘着付与樹脂としては、粘着性および前記
弾性体との相溶性に優れた樹脂が好ましく、具体
例として、ロジンおよびその誘導体、テルペン樹
脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂な
どが挙げられる。 前記軟化剤は、前記弾性体の加工性の向上およ
び粘着剤の粘着性の調整等を目的として配合する
ものであり、具体例としては、ポリブテン、液状
ポリイソブチレン、動植物油、流動パラフインな
どが挙げられる。 前記充填剤は、粘着剤の硬さの調整、凝集性の
改善、着色等を目的として配合するものであり、
具体例としては酸化亜鉛、二酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、シリカなどが挙げられる。 前記酸化防止剤としては、たとえばアルキルフ
エノール類、アミン類、キノン類などが挙げられ
る。 前記粘着剤層中の前記各成分の配合割合は、通
常、弾性体20〜70重量%、粘着付与樹脂10〜40重
量%、軟化剤5〜35重量%、充填剤10〜70重量
%、酸化防止剤0.5〜8重量%である。 前記粘着剤層に前記遠赤外線放射物質を展延す
るには、たとえば溶剤法や熱圧法などの従来法に
よることができる。 この場合における前記粘着剤層中の前記遠赤外
線放射物質の配合割合は、通常10〜50重量%、好
ましくは20〜40重量%である。 前記遠赤外線放射物質の配合割合が10重量%未
満の場合には遠赤外線の放射量が十分でないこと
がある。一方、50重量%を超える場合には粘着剤
層の粘着性が低下することがある。 前記支持体に前記粘着剤層を展延するには、た
とえば溶剤法や熱圧法などの従来法によることが
できる。 前記支持体の形状については、特に制限がな
く、たとえば長方形、正方形、円形などの形状を
有するシート状に成形することができる。 前記多層構造とした場合の前記遠赤外線放射物
質を含有する層の厚みは20μm以上(特に好まし
くは100μm以上)であることが好ましい。この
厚みが20μm未満の場合には遠赤外線の放射量が
十分でないことがある。この発明の遠赤外線湿布
材を使用するにあたつては、たとえば次のように
する。 すなわち、前記単層構造のものおよび前記粘着
剤層を有さない多層構造のものについては、前記
遠赤外線放射物質を含有する前記成形体または前
記支持体を患部に当てた状態で、この成形体また
は支持体をたとえば創膏などの医療用粘着テープ
で止めればよい。 前記多層構造をとるものであつて、前記粘着剤
層を有するものについては、この粘着剤層を患部
に当てた状態で直接に貼付すればよい。 この発明の遠赤外線放射湿布材は、人体を熱源
として波長が1〜20μmの遠赤外線を放射するも
のである。この遠赤外線は、身体に放射すれば40
〜50mm程度の深さで皮膚内部にまで浸透し、血液
循環および新陳代謝を良好にするという特徴を有
し、患部に貼付することによつて肩こり、腰痛、
筋肉痛、打撲、点滴時の皮下出血などの症状の改
善を図ることができる。 [発明の効果] この発明によると、 (1) 人体を熱源として、肩こり、腰痛、筋肉痛、
打撲、点滴時の皮下出血などの症状の改善に有
効な遠赤外線を放射する遠赤外線放射物質を含
有するので、従来の湿布材のように薬物を用い
る必要がなく、 (2) したがつて、刺激反応やアレルギーによる過
敏反応を招いて皮膚炎を起こす心配が皆無であ
るとともに無臭であり、 (3) しかも、体温による加温が続くかぎり、遠赤
外線の放射が持続するので長期間にわたつて安
定した使用が可能である、 等の種々の効果を有する遠赤外線湿布材を提供す
ることができる。 [実施例] 次に、この発明の実施例および比較例を示し、
この発明についてさらに詳しく説明する。 (実施例 1) 平均粒径1.21μm、NiO/SiO2=1/30、Al2
O3/SiO2=/90のセラミツクス粉体を30重量%
含有するポリエチレン混合物を、スプレフアイバ
法により不織布に成形してこの発明の湿布材を得
た。得られた湿布材を70℃に加温して、湿布材の
赤外線放射率および波数測定した。 結果を第4図に示す。 第4図から明らかなように、この発明の湿布材
からは、肩こり、腰痛、筋肉痛、打撲、点滴時の
皮下出血などの症状の改善に有効とされる波長
10μm程度の遠赤外線が高率 で放射されること
が確認された。 (実施例 2) 平均粒径1.21μm、NiO/SiO2=1/30のセラ
ミツクス粉体を30重量%含有するポリプロピレン
混合物を、スプレフアイバ法により不織布に成形
して支持体とし、この支持体上にセラミツクス粉
体を含有しない接着剤層を展延してこの発明の湿
布材を得た。 得られた湿布材について、肩こり、腰痛、打
撲、筋肉痛、点滴時の皮下出血の各症状を呈する
被験者による臨床試験を行なつた。 結果を第1表に示す。 なお、使用により皮膚炎の症状を呈したものは
いなかつた。 (実施例 3) 前記実施例2において、平均粒径1.2μm、
NiO/SiO2=1/30のセラミツクス粉体を30重
量%含有するポリプロピレン混合物に代えて、平
均粒径0.88μm、Al2O3/SiO2=1/1のセラミ
ツクス粉体を35重量%含有するポリプロピレン混
合物を用いたほかは、前記実施例2と同様にして
実施した。 結果を第1表に示す。 この実施例においても、前記実施例2と同様に
使用により皮膚炎の症状を呈したものはいなかつ
た。 (比較例 1) 消炎・鎮痛の目的でサリチル酸メチルを主成分
として含有する従来の湿布材について、肩こり、
腰痛、打撲、筋肉痛の各症状を呈する被験者によ
る臨床試験を行なつた。 結果を第1表に示す。 この比較例においては、被験者数645人中、419
人に、使用による皮膚炎のなんらかの症状が見ら
れた。 また、第1表から明らかなように、いずれの症
状についてもその治癒率は、この発明の遠赤外線
湿布材に比して低かつた。 【表】
く言うと、アレルギーや刺激反応による皮膚炎な
どの副作用がなく、しかも、長時間にわたつて使
用可能な遠赤外線湿布材に関する。 [従来の技術およびその問題点] たとえば、肩こり、腰痛、筋肉痛、点滴時の皮
下出血などの症状の改善には、湿布材を用いた湿
布療法が有効であることが知られている。 この湿布材としては、たとえばロジンおよびそ
の誘導体などの粘着付与樹脂および天然または合
成ポリイソプレンなどの弾性体を主要成分とする
粘着剤に、サリチル酸メチル、トウガラシチンキ
などの消炎・鎮痛を目的とした浸透性の大きい薬
物を混合したものを布などの支持体上に展延して
なるものが一般的であつた。 しかしながら、この従来の湿布材は薬物を皮膚
から患部へ浸透させるものであることから、場合
によつてはこの薬物による刺激反応やアレルギー
による過敏反応を招いて皮膚炎を起こすことがあ
るという問題があつた。また、湿布材に用いられ
ている薬物の特有の臭気は、必ずしも心地よいも
のではないという欠点があつた。 [発明の目的] この発明の目的は、薬物を用いた従来の湿布材
が有していた前記問題点を解消し、使用に際して
刺激反応やアレルギーによる過敏反応に基づく皮
膚炎を起こすことがなく、しかも、無臭で長期間
にわたつて使用可能な湿布材を提供することにあ
る。 [前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この発明者が鋭意
研究を重ねた結果、遠赤外線放射物質を用いた場
合には、皮膚炎を起こす心配がなく、無臭で、か
つ、肩こり、腰痛、筋肉痛、点滴時の皮下出血な
どの症状の改善に有効な湿布材を提供することが
できることを見出してこの発明に到達した。 すなわち、前記目的を達成するためのこの発明
の概要は、単層構造または積層構造からなる湿布
材であつて、少なくとも一層が遠赤外線放射物質
を含有することを特徴とする遠赤外線湿布材であ
る。 前記遠赤外線放射物質としては、たとえば緑泥
石[(Mg・Fe)6(Al・Fe3)2Si4O10(OH)8]、角
閃石[Co2Na(Mg・Fe2)4(Al・Fe3・Ti)3Si6
O22(O・OH)2]、リン灰石[Ca5(F・Cl)(PO4)
3]、透輝石[CaMg(SiO3)2、ヘデン輝石[CaFe
(SiO3)2]、エジリン[NaFe(SiO3)2]、リチア輝
石[LiAl(SiO3)2]、緑シン石[Ca2(Al・Fe)3
(SiO4)3(OH)]、焼成白磁[SiO2・Al2O3・Na2
O]、炭素(C),炭化ケイ素(SiC)、酸化第一
鉄(FeO)、マグネシア(MgO),シリカ(SiO2)
等の粉末を単独または混合してなる無機粉体を好
適に用いることができる。この混合物は主成分と
してSiO2,Al2O3,Fe2O3,MgO,CaO,MgO,
P2O3,K2O,TiO2,Na2O,SiO2等を含有する
ものである。これらの中でも、SiO2を35〜100重
量%、Fe2O3,CaO,MgO,NiOおよびH2Oの
各成分を0〜5重量%含有するシリカ−アルミナ
系セラミツクスが特に好ましい。 前記セラミツクス粉体の粒径は、通常、40μm
以下、好ましくは10〜0.05μmである。この粒径
が40μmを越える場合には、この発明の湿布材の
成形性を悪化することがある。 この発明の遠赤外線湿布材においては、単層構
造および多層構造のいずれをも採用することがで
きる。 すなわち、前記単層構造とする場合には、たと
えば第1図に示したように、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフイン、ナイロン、ア
クリル、ビニロン、ポリエステルあるいはこれら
の混合物などの遠赤外線の吸収が小さい熱可塑性
樹脂1に前記遠赤外線放射物質2の粉体を配合し
て混合物とし、この混合物を成形体にすればよ
い。 前記混合物は、前記遠赤外線放射物質の粉体お
よび熱可塑性樹脂を、たとえばバンバリーミキサ
ーなどを用いてドライブレンドすることにより得
ることができる。 前記混合物中の前記遠赤外線放射物質の配合割
合は、通常、10重量%以上、好ましくは20〜40重
量%である。 前記熱可塑性樹脂の配合割合は、通常、90重量
%以下、好ましくは60〜80重量%である。 前記遠赤外線放射物質の配合割合が10重量%よ
りも少ない場合には、遠赤外線の放射量が充分で
ないことがある。一方、40重量%を越える場合に
は前記混合物の成形性が悪化することがある。 前記成形体は、前記混合物を押出成形して得た
シートあるいはフイルムとして、もしくはスプレ
ーフアイバ法等によつて成形された不織布として
使用される。 前記成形体の形状については、特に制限がな
く、たとえば長方形、正方形、円形などの所望形
状のシート状に成形することができる。 前記成形体の厚みについては、患部に貼付可能
であれば特に制限はないが、具体的には20μm以
上(特に好ましくは100μm以上)であることが
好ましい。この厚みが20μm未満の場合には遠赤
外線の放射量が十分でないことがある。 前記多層構造とする場合には、たとえば第2図
および第3図に示したように、綿、化学繊維など
の布、不織布、あるいは前記熱可塑性樹脂のフイ
ルム等を支持体3とし、この支持体3上に、さら
に支持体3′および/または粘着剤層4を設ける
ことができる。 第2図に示したように前記支持体3を積層して
多層構造とする場合には、一方の支持体3の表面
に前記遠赤外線放射物質2を担持させ、この上に
他方の支持体3′を形成すればよい。 第3図に示したように前記支持体3上に粘着剤
層4を設けて多層構造とする場合には、前記遠赤
外線放射物質2は、通常、粘着剤層4に含有させ
ればよいが、前記支持体3を熱可塑性樹脂で形成
する場合には、前記遠赤外線放射物質2を支持体
3および粘着剤層4のいずれに含有させてもよ
く、またその双方に含有させることもできる。 前記多層構造をとる場合には、前記支持体およ
び粘着剤層のほかに、必要に応じて表布、クツシ
ヨン層などを設けてもよい。 前記粘着剤層は、たとえば弾性体、粘着付与樹
脂、軟化剤、充填剤および酸化防止剤からなり、
適度の粘着性を有するとともに、剥離時に粘着剤
の一部があと残りしないように高い凝集力を有す
るものであるのが好ましい。 前記弾性体としては、常温でゴム弾性を有する
とともに凝集力の高い高分子材料が好ましく、具
体例として、天然または合成ポリイソプレン、ス
チレンブタジエンゴム、ポリイソブチレン、シリ
コーンゴム、アクリルゴム、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロツクコポリマ−などが挙げられ
る。 前記粘着付与樹脂としては、粘着性および前記
弾性体との相溶性に優れた樹脂が好ましく、具体
例として、ロジンおよびその誘導体、テルペン樹
脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂な
どが挙げられる。 前記軟化剤は、前記弾性体の加工性の向上およ
び粘着剤の粘着性の調整等を目的として配合する
ものであり、具体例としては、ポリブテン、液状
ポリイソブチレン、動植物油、流動パラフインな
どが挙げられる。 前記充填剤は、粘着剤の硬さの調整、凝集性の
改善、着色等を目的として配合するものであり、
具体例としては酸化亜鉛、二酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、シリカなどが挙げられる。 前記酸化防止剤としては、たとえばアルキルフ
エノール類、アミン類、キノン類などが挙げられ
る。 前記粘着剤層中の前記各成分の配合割合は、通
常、弾性体20〜70重量%、粘着付与樹脂10〜40重
量%、軟化剤5〜35重量%、充填剤10〜70重量
%、酸化防止剤0.5〜8重量%である。 前記粘着剤層に前記遠赤外線放射物質を展延す
るには、たとえば溶剤法や熱圧法などの従来法に
よることができる。 この場合における前記粘着剤層中の前記遠赤外
線放射物質の配合割合は、通常10〜50重量%、好
ましくは20〜40重量%である。 前記遠赤外線放射物質の配合割合が10重量%未
満の場合には遠赤外線の放射量が十分でないこと
がある。一方、50重量%を超える場合には粘着剤
層の粘着性が低下することがある。 前記支持体に前記粘着剤層を展延するには、た
とえば溶剤法や熱圧法などの従来法によることが
できる。 前記支持体の形状については、特に制限がな
く、たとえば長方形、正方形、円形などの形状を
有するシート状に成形することができる。 前記多層構造とした場合の前記遠赤外線放射物
質を含有する層の厚みは20μm以上(特に好まし
くは100μm以上)であることが好ましい。この
厚みが20μm未満の場合には遠赤外線の放射量が
十分でないことがある。この発明の遠赤外線湿布
材を使用するにあたつては、たとえば次のように
する。 すなわち、前記単層構造のものおよび前記粘着
剤層を有さない多層構造のものについては、前記
遠赤外線放射物質を含有する前記成形体または前
記支持体を患部に当てた状態で、この成形体また
は支持体をたとえば創膏などの医療用粘着テープ
で止めればよい。 前記多層構造をとるものであつて、前記粘着剤
層を有するものについては、この粘着剤層を患部
に当てた状態で直接に貼付すればよい。 この発明の遠赤外線放射湿布材は、人体を熱源
として波長が1〜20μmの遠赤外線を放射するも
のである。この遠赤外線は、身体に放射すれば40
〜50mm程度の深さで皮膚内部にまで浸透し、血液
循環および新陳代謝を良好にするという特徴を有
し、患部に貼付することによつて肩こり、腰痛、
筋肉痛、打撲、点滴時の皮下出血などの症状の改
善を図ることができる。 [発明の効果] この発明によると、 (1) 人体を熱源として、肩こり、腰痛、筋肉痛、
打撲、点滴時の皮下出血などの症状の改善に有
効な遠赤外線を放射する遠赤外線放射物質を含
有するので、従来の湿布材のように薬物を用い
る必要がなく、 (2) したがつて、刺激反応やアレルギーによる過
敏反応を招いて皮膚炎を起こす心配が皆無であ
るとともに無臭であり、 (3) しかも、体温による加温が続くかぎり、遠赤
外線の放射が持続するので長期間にわたつて安
定した使用が可能である、 等の種々の効果を有する遠赤外線湿布材を提供す
ることができる。 [実施例] 次に、この発明の実施例および比較例を示し、
この発明についてさらに詳しく説明する。 (実施例 1) 平均粒径1.21μm、NiO/SiO2=1/30、Al2
O3/SiO2=/90のセラミツクス粉体を30重量%
含有するポリエチレン混合物を、スプレフアイバ
法により不織布に成形してこの発明の湿布材を得
た。得られた湿布材を70℃に加温して、湿布材の
赤外線放射率および波数測定した。 結果を第4図に示す。 第4図から明らかなように、この発明の湿布材
からは、肩こり、腰痛、筋肉痛、打撲、点滴時の
皮下出血などの症状の改善に有効とされる波長
10μm程度の遠赤外線が高率 で放射されること
が確認された。 (実施例 2) 平均粒径1.21μm、NiO/SiO2=1/30のセラ
ミツクス粉体を30重量%含有するポリプロピレン
混合物を、スプレフアイバ法により不織布に成形
して支持体とし、この支持体上にセラミツクス粉
体を含有しない接着剤層を展延してこの発明の湿
布材を得た。 得られた湿布材について、肩こり、腰痛、打
撲、筋肉痛、点滴時の皮下出血の各症状を呈する
被験者による臨床試験を行なつた。 結果を第1表に示す。 なお、使用により皮膚炎の症状を呈したものは
いなかつた。 (実施例 3) 前記実施例2において、平均粒径1.2μm、
NiO/SiO2=1/30のセラミツクス粉体を30重
量%含有するポリプロピレン混合物に代えて、平
均粒径0.88μm、Al2O3/SiO2=1/1のセラミ
ツクス粉体を35重量%含有するポリプロピレン混
合物を用いたほかは、前記実施例2と同様にして
実施した。 結果を第1表に示す。 この実施例においても、前記実施例2と同様に
使用により皮膚炎の症状を呈したものはいなかつ
た。 (比較例 1) 消炎・鎮痛の目的でサリチル酸メチルを主成分
として含有する従来の湿布材について、肩こり、
腰痛、打撲、筋肉痛の各症状を呈する被験者によ
る臨床試験を行なつた。 結果を第1表に示す。 この比較例においては、被験者数645人中、419
人に、使用による皮膚炎のなんらかの症状が見ら
れた。 また、第1表から明らかなように、いずれの症
状についてもその治癒率は、この発明の遠赤外線
湿布材に比して低かつた。 【表】
第1図はこの発明の遠赤外線湿布材の一例を示
す説明図であり、第2図は同じく他の一例を示す
説明図であり、第3図は同じくさらに他の一例を
示す説明図であり、第4図はこの発明の遠赤外線
湿布材における遠赤外線放射率と波数との関係を
示すスペクトル図である。 1……熱可塑性樹脂、2……遠赤外線放射物
質、3,3′……支持体、4……粘着剤層。
す説明図であり、第2図は同じく他の一例を示す
説明図であり、第3図は同じくさらに他の一例を
示す説明図であり、第4図はこの発明の遠赤外線
湿布材における遠赤外線放射率と波数との関係を
示すスペクトル図である。 1……熱可塑性樹脂、2……遠赤外線放射物
質、3,3′……支持体、4……粘着剤層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 単層構造または積層構造からなる湿布材であ
つて、少なくとも一層が遠赤外線放射物質を含有
することを特徴とする遠赤外線湿布材。 2 遠赤外線放射物質がセラミツクス粉体である
前記特許請求の範囲第1項に記載の遠赤外線湿布
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3266287A JPS63201121A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 遠赤外線湿布材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3266287A JPS63201121A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 遠赤外線湿布材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63201121A JPS63201121A (ja) | 1988-08-19 |
| JPH0371408B2 true JPH0371408B2 (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=12365073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3266287A Granted JPS63201121A (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 | 遠赤外線湿布材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63201121A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01165019U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | ||
| JPH0321266A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-01-30 | Takemasa Kouchi | 遠赤外線の効力増強方法およびこの方法を利用した遠赤外線放射体構造物 |
-
1987
- 1987-02-16 JP JP3266287A patent/JPS63201121A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63201121A (ja) | 1988-08-19 |
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