JPH0371436B2 - - Google Patents
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- JPH0371436B2 JPH0371436B2 JP59199855A JP19985584A JPH0371436B2 JP H0371436 B2 JPH0371436 B2 JP H0371436B2 JP 59199855 A JP59199855 A JP 59199855A JP 19985584 A JP19985584 A JP 19985584A JP H0371436 B2 JPH0371436 B2 JP H0371436B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/54—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/12—Organo silicon halides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/18—Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
- C07F7/1804—Compounds having Si-O-C linkages
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は下記構造式〔〕
で表わされる4−〔トリメトキシ〕シリル−1,
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸及びその
製造法に関する。 従来の技術及び発明が解決しようとする課題 従来より、ブタジエニル基を有する有機けい素
化合物の誘導体としては、テトラヘドロンレター
中に、2−〔トリエチル〕シリル−1,3−ブタ
ジエンが記載され、またこれと無水マレイン酸と
の反応により4−〔トリエチル〕シリル−1,2,
3,6−テトラヒドロ無水フタル酸が得られるこ
とが記載されている(Tetrahedron Letters,
36,3323頁,1978年)。 本発明者も先にかかる有機けい素化合物とし
て、ブタジエニル基を有する新規なけい素化合
物、即ち2−〔トリクロロ〕シリル−1,3−ブ
タジエン、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3
−ブタジエン、2−〔メトキシジメチル〕シリル
−1,3−ブタジエン、2−〔ジメトキシメチル〕
シリル−1,3−ブタジエン等の2−置換−1,
3−ブタジエン化合物が塩化ビニル樹脂等の可塑
剤、シランカツプリング剤などとして有効である
ことを知見し、これらの新規化合物及びその製造
法につき提案した(特開昭60−197694号)が、更
にこれらの用途に有効に使用される化合物が望ま
れる。 課題を解決するための手段及び作用 本発明者は前記2−置換−1,3−ブタジエン
化合物から誘導される有機けい素化合物につい
て、更に鋭意研究を行つた結果、これらの2−置
換−1,3−ブタジエンのうち2−〔トリメトキ
シ〕シリル−1,3−ブタジエンと無水マレイン
酸とを反応させることにより、下記構造式〔〕 で表わされる分子中にトリメトキシシリル基と酸
無水物基との両官能基を有し、かつ環に反応性の
2重結合を有する新規な4−〔トリメトキシ〕シ
リル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル
酸が得られると共に、この化合物がシランカツプ
リング剤、特にポリイミド樹脂カツプリング剤、
塩化ビニル樹脂等に対する可塑剤、エポキシ樹脂
硬化剤など、種々の用途に有効に使用されること
を知見し、本発明をなすに至つたものである。 この場合、上記テトラヘドロン・レターズに開
示された4−〔トリエチル〕シリル−1,2,3,
6−テトラヒドロ無水フタル酸が固体であるのに
対し、この4−〔トリメトキシ〕シリル−1,2,
3,6−テトラヒドロ無水フタル酸は、後述する
実施例からも明らかなように液体であるため、取
り扱い性に優れ、上述した用途に使用し易いもの
である。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る新規な4−〔トリメトキシ〕シリ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸
は、前記構造式〔〕で表わされるものである。 この新規化合物〔〕は、下記A式で示すよう
に、構造式〔〕で表わされる2−〔トリメトキ
シシリル〕−1,3−ブタジエンと無水マレイン
酸〔〕とのデイールス・アルダー反応により合
成することができる。 このA式のデイールス・アルダー反応は無溶媒
で十分進行するが、必要ならばクロロホルム、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、シクメヘキサン、
エチルエーテル、ジオキサン、テトラリン等の溶
媒を使用することができる。また、反応は通常常
温で行なわれるが、溶媒の還流感度で反応させて
も差支えない。更にまた、反応時間は約30分乃至
10時間を採用できると共に、反応に際して塩化
錫、3弗化硼素等の触媒を使用しても差支えな
い。 なお、前記A式の反応において、原料の2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔〕はB式に示す方法、即ち1,4−ジクロロ
−2−ブチンとシラン化合物とを反応させ、1,
4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−2−
ブテンを得、この化合物を用いて製造することが
できる。即ち、1,4−ジクロロ−2−ブタン
〔〕とトリクロルシラン〔〕とを白金系触媒
の存在下に反応させて1,4−ジクロロ−2−
〔トリクロロ〕シリル−2−ブテン〔〕を得た
後、この1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕
シリル−2−ブタン〔〕をTHF溶剤中でZnと
反応させて2−〔トリクロロ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−b〕を得、更にこの2−〔トリ
クロロ〕シリル−1,3−ブタジエン〔−b〕
とメチルアルコールとを塩基、例えばトリエチル
アミンの存在下に反応させることにより合成する
ことができる。 また、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−a〕は下記C式に示すように
THF溶媒を使用し、トリエチルアミンの存在下、
1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−
2−ブタジエン〔〕とメチルアルコールとを反
応させて1,4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕
シリル−2−ブテン〔〕を生成させ、この1,
4−ジクロロメタン−2−〔トリメトキシ〕シリ
ル−2−ブテン〔〕をTHF溶媒中でZnで処理
することによつても得ることができる。 更に、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−a〕は、下記D式に示すよう
に、1,4−ジクロロ−2−ブチン〔〕とトリ
メトキシシランを白金触媒の存在下に反応させて
1,4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル
−2−ブテン〔〕を直接生成させ、これを低級
アルコール溶媒中でZn処理することによつても
得ることができる。 発明の効果 本発明に係る新規物質、即ち下記構造式〔〕 で表わされる4−(トリメトキシ)シリル−1,
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸は、液状
であり、かつ上述したように分子中にトリメトキ
シシリル基と酸無水物基の両官能基を有すると共
に、環に反応性の2重結合を有し、2−置換−
1,3−ブタジエンと無水マレイン酸との反応に
よつて高収率で合成されるものであり、含けい素
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂及び付加型ポ
リイミド樹脂の原料、シランカツプリング剤、特
にポリイミド樹脂カツプリング剤、塩化ビニル樹
脂等に対する可塑剤、エポキシ樹脂硬化剤など、
種々の用途に使用される。 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。 実施例 1 2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジ
エン〔〕0.36g(2.1ミリモル)に無水マレイ
ン酸〔〕0.19g(1.9ミリモル)を室温で加え、
1時間攪拌した。反応後、反応生成物をシリカゲ
ルを使用してn−ヘキサン−ジエチルエーテル混
合溶媒で展開し、クロマト分離を行ない、4−
〔トリメトキシ〕シリル−1,2,3,6−テト
ラヒドロ無水フタル酸〔〕0.44gを得た(収
率:80%,液体)。 HNMR(CCl4):内標テトラメチルシラン δ2.05〜2.80(m,4H,2CH2),3.28〜3.43(m,
2H,2CH),3.46(s,9H,3CH3OSi),6.43〜
6.53(m,1H,CH=C) 実施例 2 無水マレイン酸64.2g(0.65モル)をベンゼン
65gに45℃で溶解し、これに攪拌しながら2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔〕120g(0.69モル)を反応温度を40〜45℃に
保ちながらゆつくり滴下した。滴下終了後、更に
1時間攪拌を続けた。 次に、ベンゼンと未反応の2−〔トリメトキシ〕
シリル−1,3−ブタジエンを減圧下に留去し、
わずかに生成した不溶分を濾過により除去した
後、濾液を分留し、無色透明な4−〔トリメトキ
シ〕シリル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水
フタル酸〔〕167gを得た(収率94%)。 実施例 3 無水マレイン酸64.2g(0.65モル)をテトラヒ
ドロフラン65gに45℃で溶解し、これに攪拌しな
がら2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタ
ジエン〔〕120g(0.69モル)を反応温度を40
〜45℃に保ちながらゆつくり滴下した。滴下終了
後、更に1時間攪拌を続けた。 次に、テトラヒドロフランと未反応の2−〔ト
リメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエンを減圧
下に留去し、わずかに生成した不溶分を濾過によ
り除去した後、濾液を分留し、無色透明な4−
〔トリメトキシ〕シリル−1,2,3,6−テト
ラヒドロ無水フタル酸〔〕160gを得た(収率
90%)。 なお、参考例として2−〔トリメトキシ〕シリ
ル−1,3−ブタジエン〔−a〕の合成法を示
す。 参考例 1 15ml(0.153mol)の1,4−ジクロロ−2−
ブチン〔〕と13.6ml(0.16mol)のトリクロル
シラン(bp:31〜32℃)〔〕との混合溶液にH2
PtCl6・6H2Oイソプロピルアルコール溶液(0.05
g/ml)を0.15ml(10mmol)加えて8時間加熱
した。その後、直接蒸留することにより1,4−
ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−2−ブテ
ン〔〕を37g得た(収率:94%,bp:70℃/
1mmHg)。 次に、Zn粉末6.9g(82×1.3mmol)とTHF20
mlの混合物を−15℃に冷やし、よくかきまぜなが
ら1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル
−2−ブテン〔〕21.3g(82mmol)とTHF10
mlの混合溶液をゆつくり滴下した。その後−15℃
で1時間かきまぜ、乾燥ペンタン60mlを加えた。
析出するZNCl2を濾別し、溶媒を減圧下低温(−
20℃)で留去することにより2−〔トリクロロ〕
シリル−1,3−ブタジエン〔−b〕を13g得
た(収率:85%)。 更に、この2−〔トリクロロ〕シリル−1,3
−ブタジエン〔−b〕8.7g(粗生成物
46mmol)とTHF10mlの混合溶液を−10℃に冷
却しよくかきまぜながらCH3OH8.3ml(46×3×
1.5mmol)、(C2H5)3N28.9ml(46×3×
1.5mmol)の混合溶液をゆつくり滴下した。その
後室温で30分間かきまぜ、(C2H5)2Oを30ml加え
た。析出する(C2H5)3N・HClを濾別し、溶媒
を減圧下留去し、減圧蒸留により2−〔トリメト
キシ〕シリル−1,3−ブタジエン〔−a〕
6.1gを得た(収率:75%)。 参考例 2 1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル
−2−ブテン〔〕14.2g(55mmol)のTHF
(7ml)溶液を−10℃に冷やし、CH3OH10ml
(55×3×1.5mmol)と(C2H5)3N34.5ml(55×
3×1.5mmol)の混合溶液をゆつくり滴下した。
その後室温で1時間かきまぜ、乾燥エーテルを30
ml加えた。析出する(C2H5)3N・HClを濾別し、
溶媒を減圧下に留去し、減圧蒸留により、1,4
−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル−2−
ブテン〔〕を10.8g得た(収率:80%,bp:88
〜90℃/1〜2mmHg)。 次に、Zn粉末4.0g(41×1.5mmol)とTHF15
mmをよくかきまぜながら上記方法により得た1,
4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル−2
−ブテン〔〕10g(41mmol)を加えた。混合
溶液を1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、
乾燥ペンタン30mlを加えて析出するZnCl2を濾別
し、溶媒を減圧下留去し、減圧蒸留により2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔−a〕を5.0g得た(収率:70%,bp:24℃/
1mmHg)。
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸及びその
製造法に関する。 従来の技術及び発明が解決しようとする課題 従来より、ブタジエニル基を有する有機けい素
化合物の誘導体としては、テトラヘドロンレター
中に、2−〔トリエチル〕シリル−1,3−ブタ
ジエンが記載され、またこれと無水マレイン酸と
の反応により4−〔トリエチル〕シリル−1,2,
3,6−テトラヒドロ無水フタル酸が得られるこ
とが記載されている(Tetrahedron Letters,
36,3323頁,1978年)。 本発明者も先にかかる有機けい素化合物とし
て、ブタジエニル基を有する新規なけい素化合
物、即ち2−〔トリクロロ〕シリル−1,3−ブ
タジエン、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3
−ブタジエン、2−〔メトキシジメチル〕シリル
−1,3−ブタジエン、2−〔ジメトキシメチル〕
シリル−1,3−ブタジエン等の2−置換−1,
3−ブタジエン化合物が塩化ビニル樹脂等の可塑
剤、シランカツプリング剤などとして有効である
ことを知見し、これらの新規化合物及びその製造
法につき提案した(特開昭60−197694号)が、更
にこれらの用途に有効に使用される化合物が望ま
れる。 課題を解決するための手段及び作用 本発明者は前記2−置換−1,3−ブタジエン
化合物から誘導される有機けい素化合物につい
て、更に鋭意研究を行つた結果、これらの2−置
換−1,3−ブタジエンのうち2−〔トリメトキ
シ〕シリル−1,3−ブタジエンと無水マレイン
酸とを反応させることにより、下記構造式〔〕 で表わされる分子中にトリメトキシシリル基と酸
無水物基との両官能基を有し、かつ環に反応性の
2重結合を有する新規な4−〔トリメトキシ〕シ
リル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル
酸が得られると共に、この化合物がシランカツプ
リング剤、特にポリイミド樹脂カツプリング剤、
塩化ビニル樹脂等に対する可塑剤、エポキシ樹脂
硬化剤など、種々の用途に有効に使用されること
を知見し、本発明をなすに至つたものである。 この場合、上記テトラヘドロン・レターズに開
示された4−〔トリエチル〕シリル−1,2,3,
6−テトラヒドロ無水フタル酸が固体であるのに
対し、この4−〔トリメトキシ〕シリル−1,2,
3,6−テトラヒドロ無水フタル酸は、後述する
実施例からも明らかなように液体であるため、取
り扱い性に優れ、上述した用途に使用し易いもの
である。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る新規な4−〔トリメトキシ〕シリ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸
は、前記構造式〔〕で表わされるものである。 この新規化合物〔〕は、下記A式で示すよう
に、構造式〔〕で表わされる2−〔トリメトキ
シシリル〕−1,3−ブタジエンと無水マレイン
酸〔〕とのデイールス・アルダー反応により合
成することができる。 このA式のデイールス・アルダー反応は無溶媒
で十分進行するが、必要ならばクロロホルム、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、シクメヘキサン、
エチルエーテル、ジオキサン、テトラリン等の溶
媒を使用することができる。また、反応は通常常
温で行なわれるが、溶媒の還流感度で反応させて
も差支えない。更にまた、反応時間は約30分乃至
10時間を採用できると共に、反応に際して塩化
錫、3弗化硼素等の触媒を使用しても差支えな
い。 なお、前記A式の反応において、原料の2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔〕はB式に示す方法、即ち1,4−ジクロロ
−2−ブチンとシラン化合物とを反応させ、1,
4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−2−
ブテンを得、この化合物を用いて製造することが
できる。即ち、1,4−ジクロロ−2−ブタン
〔〕とトリクロルシラン〔〕とを白金系触媒
の存在下に反応させて1,4−ジクロロ−2−
〔トリクロロ〕シリル−2−ブテン〔〕を得た
後、この1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕
シリル−2−ブタン〔〕をTHF溶剤中でZnと
反応させて2−〔トリクロロ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−b〕を得、更にこの2−〔トリ
クロロ〕シリル−1,3−ブタジエン〔−b〕
とメチルアルコールとを塩基、例えばトリエチル
アミンの存在下に反応させることにより合成する
ことができる。 また、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−a〕は下記C式に示すように
THF溶媒を使用し、トリエチルアミンの存在下、
1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−
2−ブタジエン〔〕とメチルアルコールとを反
応させて1,4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕
シリル−2−ブテン〔〕を生成させ、この1,
4−ジクロロメタン−2−〔トリメトキシ〕シリ
ル−2−ブテン〔〕をTHF溶媒中でZnで処理
することによつても得ることができる。 更に、2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−
ブタジエン〔−a〕は、下記D式に示すよう
に、1,4−ジクロロ−2−ブチン〔〕とトリ
メトキシシランを白金触媒の存在下に反応させて
1,4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル
−2−ブテン〔〕を直接生成させ、これを低級
アルコール溶媒中でZn処理することによつても
得ることができる。 発明の効果 本発明に係る新規物質、即ち下記構造式〔〕 で表わされる4−(トリメトキシ)シリル−1,
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸は、液状
であり、かつ上述したように分子中にトリメトキ
シシリル基と酸無水物基の両官能基を有すると共
に、環に反応性の2重結合を有し、2−置換−
1,3−ブタジエンと無水マレイン酸との反応に
よつて高収率で合成されるものであり、含けい素
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂及び付加型ポ
リイミド樹脂の原料、シランカツプリング剤、特
にポリイミド樹脂カツプリング剤、塩化ビニル樹
脂等に対する可塑剤、エポキシ樹脂硬化剤など、
種々の用途に使用される。 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。 実施例 1 2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジ
エン〔〕0.36g(2.1ミリモル)に無水マレイ
ン酸〔〕0.19g(1.9ミリモル)を室温で加え、
1時間攪拌した。反応後、反応生成物をシリカゲ
ルを使用してn−ヘキサン−ジエチルエーテル混
合溶媒で展開し、クロマト分離を行ない、4−
〔トリメトキシ〕シリル−1,2,3,6−テト
ラヒドロ無水フタル酸〔〕0.44gを得た(収
率:80%,液体)。 HNMR(CCl4):内標テトラメチルシラン δ2.05〜2.80(m,4H,2CH2),3.28〜3.43(m,
2H,2CH),3.46(s,9H,3CH3OSi),6.43〜
6.53(m,1H,CH=C) 実施例 2 無水マレイン酸64.2g(0.65モル)をベンゼン
65gに45℃で溶解し、これに攪拌しながら2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔〕120g(0.69モル)を反応温度を40〜45℃に
保ちながらゆつくり滴下した。滴下終了後、更に
1時間攪拌を続けた。 次に、ベンゼンと未反応の2−〔トリメトキシ〕
シリル−1,3−ブタジエンを減圧下に留去し、
わずかに生成した不溶分を濾過により除去した
後、濾液を分留し、無色透明な4−〔トリメトキ
シ〕シリル−1,2,3,6−テトラヒドロ無水
フタル酸〔〕167gを得た(収率94%)。 実施例 3 無水マレイン酸64.2g(0.65モル)をテトラヒ
ドロフラン65gに45℃で溶解し、これに攪拌しな
がら2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタ
ジエン〔〕120g(0.69モル)を反応温度を40
〜45℃に保ちながらゆつくり滴下した。滴下終了
後、更に1時間攪拌を続けた。 次に、テトラヒドロフランと未反応の2−〔ト
リメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエンを減圧
下に留去し、わずかに生成した不溶分を濾過によ
り除去した後、濾液を分留し、無色透明な4−
〔トリメトキシ〕シリル−1,2,3,6−テト
ラヒドロ無水フタル酸〔〕160gを得た(収率
90%)。 なお、参考例として2−〔トリメトキシ〕シリ
ル−1,3−ブタジエン〔−a〕の合成法を示
す。 参考例 1 15ml(0.153mol)の1,4−ジクロロ−2−
ブチン〔〕と13.6ml(0.16mol)のトリクロル
シラン(bp:31〜32℃)〔〕との混合溶液にH2
PtCl6・6H2Oイソプロピルアルコール溶液(0.05
g/ml)を0.15ml(10mmol)加えて8時間加熱
した。その後、直接蒸留することにより1,4−
ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル−2−ブテ
ン〔〕を37g得た(収率:94%,bp:70℃/
1mmHg)。 次に、Zn粉末6.9g(82×1.3mmol)とTHF20
mlの混合物を−15℃に冷やし、よくかきまぜなが
ら1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル
−2−ブテン〔〕21.3g(82mmol)とTHF10
mlの混合溶液をゆつくり滴下した。その後−15℃
で1時間かきまぜ、乾燥ペンタン60mlを加えた。
析出するZNCl2を濾別し、溶媒を減圧下低温(−
20℃)で留去することにより2−〔トリクロロ〕
シリル−1,3−ブタジエン〔−b〕を13g得
た(収率:85%)。 更に、この2−〔トリクロロ〕シリル−1,3
−ブタジエン〔−b〕8.7g(粗生成物
46mmol)とTHF10mlの混合溶液を−10℃に冷
却しよくかきまぜながらCH3OH8.3ml(46×3×
1.5mmol)、(C2H5)3N28.9ml(46×3×
1.5mmol)の混合溶液をゆつくり滴下した。その
後室温で30分間かきまぜ、(C2H5)2Oを30ml加え
た。析出する(C2H5)3N・HClを濾別し、溶媒
を減圧下留去し、減圧蒸留により2−〔トリメト
キシ〕シリル−1,3−ブタジエン〔−a〕
6.1gを得た(収率:75%)。 参考例 2 1,4−ジクロロ−2−〔トリクロロ〕シリル
−2−ブテン〔〕14.2g(55mmol)のTHF
(7ml)溶液を−10℃に冷やし、CH3OH10ml
(55×3×1.5mmol)と(C2H5)3N34.5ml(55×
3×1.5mmol)の混合溶液をゆつくり滴下した。
その後室温で1時間かきまぜ、乾燥エーテルを30
ml加えた。析出する(C2H5)3N・HClを濾別し、
溶媒を減圧下に留去し、減圧蒸留により、1,4
−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル−2−
ブテン〔〕を10.8g得た(収率:80%,bp:88
〜90℃/1〜2mmHg)。 次に、Zn粉末4.0g(41×1.5mmol)とTHF15
mmをよくかきまぜながら上記方法により得た1,
4−ジクロロ−2−〔トリメトキシ〕シリル−2
−ブテン〔〕10g(41mmol)を加えた。混合
溶液を1時間加熱還流した後、室温まで冷却し、
乾燥ペンタン30mlを加えて析出するZnCl2を濾別
し、溶媒を減圧下留去し、減圧蒸留により2−
〔トリメトキシ〕シリル−1,3−ブタジエン
〔−a〕を5.0g得た(収率:70%,bp:24℃/
1mmHg)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記構造式 で表わされる4−〔トリメトキシ〕シリル−1,
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸。 2 下記構造式 で示される2−〔トリメトキシ〕シリル−1,3
−ブタジエンと無水マレイン酸とを反応させるこ
とを特徴とする下記構造式 で表わされる4−〔トリメトキシ〕シリル−1,
2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸の製造
法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59199855A JPS6178793A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 4−置換−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸及びその製造法 |
| DE85112129T DE3587260T2 (de) | 1984-09-25 | 1985-09-24 | 4-substituiertes-1,2,3,6-tetrahydrophthalsaeure-anhydrid und verfahren zu dessen produktion. |
| EP85112129A EP0176085B1 (en) | 1984-09-25 | 1985-09-24 | 4-substituted-1,2,3,6-tetrahydrophthalic acid anhydride and production process thereof |
| US07/039,726 US4837339A (en) | 1984-09-25 | 1987-04-20 | 4-Substituted-1,2,3,6-tetrahydrophthalic acid anhydride |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59199855A JPS6178793A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 4−置換−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6178793A JPS6178793A (ja) | 1986-04-22 |
| JPH0371436B2 true JPH0371436B2 (ja) | 1991-11-13 |
Family
ID=16414768
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP59199855A Granted JPS6178793A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 4−置換−1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸及びその製造法 |
Country Status (4)
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|---|---|
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| EP (1) | EP0176085B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6178793A (ja) |
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