JPH0371699A - 電磁波シールド性成形材料およびその製造方法 - Google Patents

電磁波シールド性成形材料およびその製造方法

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JPH0371699A
JPH0371699A JP20699289A JP20699289A JPH0371699A JP H0371699 A JPH0371699 A JP H0371699A JP 20699289 A JP20699289 A JP 20699289A JP 20699289 A JP20699289 A JP 20699289A JP H0371699 A JPH0371699 A JP H0371699A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁波シールド性成形材料、およびその製造方
法に関するものである。更に詳しく述べるならば、本発
明は、すぐれた電磁波シールド性と耐屈曲性とを有する
成形材料、特にシート材料、および、このような成形材
料を、再現性よく、また、それに使用される導電性材料
の折損や微細化なしに、かつ脱落なしに製造する方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来既知の導電性材料としては、重合体材料からなるマ
トリックス中に、金属質フィラー、例えば金属粉末、お
よび金属フレークなど、非金属無機フィラー、例えばカ
ーボンブラックおよびグラファイトなどの粉末、又はフ
レーク、或は、金属化ガラス繊維(例えば化学蒸着法、
電気めっき法、又は無電解めっき法などにより金属化さ
れたガラス繊維)などを分散含有させ、これを混練成形
、例えばシート状に形成したものもある。
また、上記の導電性材料を繊維材料からなる基布とを組
み合わせた複合シートも知られている。
このような導電性シート又はフィルムは、その重合体材
料からなるマトリックスが伸長しやすいものであるため
、全体として、繰り返し伸長荷重が負荷されたり、或は
瞬間的荷重がかけられると容易に伸長する傾向がある。
このように、導電性シート又はフィルムが伸長、又は変
形すると、その中に分散している導電性フィラーの分布
に変化を生じ、その結果、その抵抗値、および電磁波シ
ールド性に変化を生じて、その性能を低下させ、やがて
、有用性を失うに至ることがある。
上記の欠点を解消するために、導電性シート、又はフィ
ルムを繊維材料からなる基布の片面、又は両面上に形成
、又は貼着することが試みられた。
このような、導電性複合シートは、従来の導電性シート
、又はフィルムの上記欠点をほぼ解消し、屈曲作用を受
けない静的な用途には有効に使用し得るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の導電性複合材料を、簡易倉庫、天
幕などに使用すると、風によるはためきなどのような、
繰り返し屈曲作用を受けるので、従来の導電性フィラー
を含むシート又はフィルムは上記繰り返し屈曲作用によ
り損傷を受けやすく、その抵抗値や電磁波シールド性が
大巾に変化するという問題点がある。
この問題点を解決する方法として、耐屈曲強度の高い有
機繊維を基材として、その表面部分に導電性金属をめっ
きした有機繊維を重合体材料に混合して使用することも
試みられた。この方法において、金属め°っきされた有
機繊維の表面に比較的ストレスを生じないコーティング
法又はキャスティング法を用いれば、その製造に格別の
問題はなく、また得られる製品の性能も良好である。し
かし、カレンダー法、又は射出成形法その他のように、
金属めっき有機繊維にかなり大きなストレスが付加され
る場合、そのめっき層が容易に剥離除去されてしまうと
いう問題を生じていた。
従って、導電性・電磁波シールド性成形材料を製造する
に際し、混練工程などのように分散すべき無機導電性繊
維や粒子に大きな剪断力が作用する方法、例えば、カレ
ンダー法、押出成形法および射出成形法などを用いる場
合、この工程間に無機導電性繊維や粒子を折損破壊した
り、或は金属めっきされた有機繊維の表面の導電性被覆
層を剥離したりすることのない方法の開発が望まれてい
た。
また、シート材料は、すぐれた導電性や電磁波シールド
性を有するとともに、すぐれた耐屈曲性を有し、使用中
に繰り返し屈曲作用により損傷を受けないものであるこ
とが望まれていた。
本発明は、すぐれた導電性・電磁波シールド性を有し、
かつ、高い耐屈曲強度を有する電磁波シールド性成形材
料、特にシート状材料、および導電性材料を、これに損
傷を与えることなく、マトリックス材料中に均一に分散
することができ、再現性のすぐれた上記電磁波シールド
性成形材料、特にシート状材料、の製造方法を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段・作用〕
本発明の電磁波シールド性成形材料は、成形性重合体材
料よりなるマトリックスと、 前記マトリックス中に混練分散されている多数の導電性
材料含有分散体と、 を含む組成物から成形された成形体であって、前記導電
性材料含有分散体が (a)前記成形体の成形温度よりも高い融点を有する重
合体材料からなる基体と、 (b)前記基体中に含有保持されている導電性材料と を含んでなる、ことを特徴とするものである。
上記電磁波シールド性成形材料を製造するための本発明
方法は、成形性重合体材料よりなるマトリックス中に多
数の導電性材料含有分散体を混練分散して組成物を調製
し、この組成物を成形する方法において、 前記導電性材料含有分散体を、前記成形体の成形温度よ
りも高い融点を有する重合体材料に、導電性材料を混合
分散して組成物を調製し、この組成物を分散体に成形す
ることによって調製する、ことを特徴とするものである
本発明の他の電磁波シールド性成形材料は、繊維材料に
より形成された基体と、 この基体の少なくとも1面上に形成された導電性材料含
有被覆層と を有し、 前記導電性材料含有被覆層が 可撓性重合体材料よりなるマトリックスと、前記マ) 
IJソックス中混練分散されている多数の導電性材料含
有分散体と を含む組成物から成形されたものであり、前記導電性材
料含有分散体が (a)前記被覆層成形の温度よりも高い融点を有する重
合体からなる基体と、 (b)前記基体中に保持されている導電性材料と、を含
んでなることを特徴とするものである。
上記成形材料を製造するための本発明方法は、可撓性重
合体材料よりなるマトリックス中に、多数の導電性材料
含有分散体を混練分散して組成物を調製し、この組成物
を成形して、この成形体を繊維材料からなる基体の少な
(とも1面上に被覆貼着する方法において、 前記導電性材料含有分散体を、前記成形体の成形温度よ
りも高い融点を有する重合体材料に、導電性材料を混合
分散して組成物を調製し、この組成物を分散体に成形す
ることによって調製する、ことを特徴とするものである
本発明の電磁波シールド性成形材料において成形体また
は成形体被覆層が、特定融点を有する重合体材料からな
る基体中に含有保持されている導電性材料を含み、かつ
、マトリックス重合体材料に混練分散されている導電性
材料含有分散体を含むことに特徴がある。この基体を構
成する重合体材料は、成形体又は成形体被覆層の成形温
度よりも高い融点を有し、従って、成形体、又は成形体
被覆層の成形の際に溶融することがなく、分散体として
マトリックス重合体材料中にはゾ均一に分散することが
できる。
一般に、マトリックス形成重合体材料としては、押出法
、或は圧延法などによる成形温度が100〜300℃程
度であるものから選択することが好ましい。
上記のようなマ) IJフックス構成する成形性重合体
材料は、成形性合成ゴム、および合成樹脂の少なくとも
1種からなるものである。
成形性合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、
ポリブテン、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチ
ラール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、
ABS樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル樹脂、アイオノマー樹脂、弗素化ポリエ
チレン、アセタール樹脂、塩化ポリエーテル樹脂、弗素
含有重合体樹脂およびシリコーン樹脂などの熱可塑性樹
脂を例示することができる。
また、合成ゴムとしてはスチレン−ブタジェン共重合体
などのジエン系ゴム、ブチルゴムなどのオレフィン系ゴ
ム、弗化アクリレートゴムなどの含弗素ゴム、エーテル
・チオエーテルゴム、ウレタンゴム、シリコンゴムおよ
びクロルスルホン化ポリエチレンなどのゴム類をあげる
ことができる。
これらの材料の中で、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸
ビニル共重合体およびポリウレタンが好ましく、これは
150〜250℃の温度で所望の形状に成形可能である
導電性材料含有分散体の基体を構成する重合体材料は、
上記成形体又は成形体被覆層成形温度よりも高い、好ま
しくは10℃以上高い融点を有する重合体材料より選ば
れる。このような基体用重合体材料としては、ポリエス
テル樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、ポリア
ミド樹脂(ナイロン6、ナイロン66など)などを用い
ることができる。
導電性材料含有分散体に含まれる導電性材料は、カーボ
ン、グラファイト、導電性金属(例えば、ニッケノペ銀
、銅、亜鉛、アルミニウムなど)導電性金属化合物(例
えば上記金属の導電性化合物など)の粉末状体から選ぶ
ことができる。このような導電性材料は、その形状に格
別の制限はなく、粒状、フレーク状、箔状、繊維状など
のいづれの形状を有していてもよいが、0.1〜100
−のサイズを有しているものが好ましい。
本発明に用いられる導電性材料含有分散体において、導
電性材料が基体内に保持されているが、この基体内に均
一に分布していてもよく、或は局部的に分布していても
よいが、導電性材料が基体内で互に接触しており、かつ
その一部が分散体外表面に露出していて、他の分散体に
保持されている導電性材料と接触し、成形体、又は成形
体被覆層内に導電性ネットワークを形威し得るようにな
っていることが好ましい。このように導電性材料の一部
分を分散体外に露出させるために分散体外表面部分を構
成する重合体材料の一部分を、溶解、擦過、焼去などの
処理により除去してもよい。導電性材料分散体は、1〜
50重量%の導電性材料を含み、その固有抵抗値が10
°Ω−Cm以下であることが好ましく、10−’Ω−c
m以下であることがより好ましい。分散体は、上記の要
件を満足する限り、その形状寸法に格別の制限はなく、
繊維状、フレーク状、箔状、粒状などのいづれの形状を
有していてもよい。繊維状分散体の長さは0.1〜5+
n+nであることが好ましく、0.3〜3mmであるこ
とがより好ましく、0.5〜2mmであることがより一
層好ましい。また、粒状、フレーク状又は箔状分散体は
、0.1mm以上のサイズを有するものであることが好
ましい。
本発明の導電性材料含有分散体は、成形体又は成形体被
覆層中に1〜70重量%の割合で含まれていることが好
ましく、この含有率は5〜30%であることがより好ま
しい。この含有率は成形体に要求される導電性、電磁波
シールド性および強度特性、導電性材料、基体形成材料
およびマ) IJフックス成材料の種類、並びに成形体
又は成形体被覆層形成方法およびその条件などを勘案し
て適宜に定めることができる。
上述のような、本発明の成形体又は成形体被覆層中に含
まれる導電性材料含有分散体において、導電性材料は、
基体中に保持されており、基体は成形工程中に溶融する
ことがないので、混練又は押出、圧延などの剪断力を受
ける工程においても導電性材料が折損破壊されたり、脱
落したり離間することがなく、また分散体は容易にマト
リックス中に分散分布して所望の導電性材料ネットワー
クを形成することができる。
本発明の、重合体マ) IJフックス、その中に分散し
ている導電性材料含有分散体とからなる電磁波シールド
用成形材料は、その形状に格別の限定はないが、一般に
シート状体として使用することが多く、シート状体の場
合その厚さ、幅などに格別の制限はないが、一般に10
〜1000g/m”の重量と0.Ol〜1、Qmmの厚
さを有するものが実用上便利である。このような成形材
料は、一般的圧延法又は押出法などによって成形するこ
とができる。
本発明の電磁波シールド性成形材料は、前述のような導
電性材料含有分散体を含有する被覆層を繊維基体の少な
くとも1面上に形成した複合成形材料であってもよい。
複合成形材料の基体を構成する繊維としては、天然繊維
、例えば、木綿および麻など;無機@維、例えば、ガラ
ス繊維、炭素繊維および金属繊維など、再生繊維、例え
ばビスコースレーヨン、およびキュプラなど、半合成繊
維、例えば、セルロースジーおよびトリアセテート繊維
など、並びに合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン
66、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、
芳香族ポリアミド、芳香族ポリエステル、アクリル重合
体、ポリ塩化ビニル、ビニロン、およびポリオレフィン
の繊維などから選ぶことができ、特に高強度繊維(15
〜50g/d)および/又は、高耐熱性繊維なども使用
することができる。
本発明に好ましい繊維は、ポリエステル繊維、ポリアミ
ド繊維、水不溶化ポリビニルアルコール繊維、芳香族ポ
リアミド繊維、および芳香族ポリエステル繊維などであ
る。
基体中の繊維は短繊維紡績糸、長繊維糸、ズブリットヤ
ーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものであって
もよく、また基布は、織物、編物、不織布、紙状物、お
よび、これらの2種以上の複合シートのいずれであって
もよい。一般には、本発明のシートに用いられる繊維は
ポリエステル繊維が好ましく、この繊維は長繊a(フィ
ラメント)の形状のものが好ましい。繊維性基体は、得
られる成形材料の機械的強度を高いレベルに維持するた
めに有用である。
繊維基体は一般にシート状基布が用いられることが多く
、有用なシート状基体としては、綾織、平織、からみ織
、もじり織、特殊編織物その他の一般的な組織からなる
織物を挙げることができる。
基布の重量や、厚さなどに格別の限定はないが、一般に
30〜1.000 g / m″の重量および/又は、
0.05〜1. Ouの厚さを有するものが好ましい。
本発明の複合成形材料において、繊維材料からなる基体
は、導電性被覆層の伸長や変形を抑制して、複合成形材
料の電磁波シールド性を安定させることができ、また、
はためきや繰り返し屈曲に対する耐久性を向上させるの
に有効である。
本発明の成形体又は成形体被覆層のマトリックス中には
、導電性材料含有分散体に加えて、既知の導電材料、例
えば金属繊維、金属被覆ガラス繊維、金属フレーク、金
属粉末、カーボン繊維、カーボンブラック、塩化アンチ
モン粉末、ヨウ化銅粉末など、並びに着色剤、可塑剤、
安定剤、充填材などのようなマトリックス改質材料を必
要に応じて適宜の量で含んでいてもよい。
本発明の複合成形材料において、導電性材料含有被覆層
の重量、厚さなどに格別の限定はないが、一般に、50
〜1.500 g / m″の重量および/又は、0.
05〜1. On+mの厚さを有することが好ましい。
本発明の複合成形材料を製造するには、繊維基体の所定
表面上に、可撓性重合体材料マトリックスと、その中に
分散している導電性材料含有分散体とからなる導電性成
形体、例えばフィルムを貼着してもよいし、或いは、上
記組成を有する加工液を、基布の所定表面上に塗布しこ
れを固化してもよい。このような導電性被覆層形成のた
めに、カレンダー法、ラミネート法、トッピング法、コ
ーティング法、含浸法など既知の被覆方法を用いること
ができる。
〔実施例〕
実施例1 実施例1において、65重量部のポリエチレンテレフタ
レート樹脂に、55重量部の、粒子サイズ2.5μを有
するニッケル粉末(7,24X10−6Ω−cm)を混
合し、この混合物を溶融押出して、直径0.05mm、
長さ1.2 mmの繊維状導電性材料含有分散体を製造
した。その固有抵抗値は3. OXl0−’Ω−amで
あった。
上記導電性材料含有分散体を、第1表記載の配合量で、
第1表記載の組成を有するマトリックス重合体材料中に
混合した。導電性材料含有分散体の容積含有率は約5%
であった。この混合物をカレンダー機を用いて165℃
の温度で混練し、厚さ0、3 mmのシートに戊ルした
。このシートの固有抵抗値を、5RIS、230H19
69)、 3.1項記載の電圧・電流法により測定した
ところ、第i表記載の測定値3、8 Xl0−”Ω−c
mを得た。
第1表 得られたシートを観察したところ、混練圧延成形により
ニッケル粉末含有繊維状分散体は、マトリックス中に均
一に分散し、導電性ネットワークを形成しており、また
、実用上十分な機械的強度を有していた。
比較のために、第i表記載の組成物をカレンダー加工す
ることなく30部のトリクレン中に繊維状分散体を切断
しない程度に撹拌分散して粘稠液を調製し、この液をガ
ラス板上に流延し、乾燥し、180℃でゲル化して厚さ
0.3 m+nのシートを作成した。
このシートの固有抵抗値は4 xio−” o−Cm程
度であった。
すなわち、本発明において導電性材料含有分散体を用い
るごとにより、カレンダー処理を施してもシート中に実
用上十分な導電性ネットワークを形成し得ることがわか
る。
比較例1 実施例1と同じ操作を行った。但し、導電性材料含有分
散体の代りに、下記方法により製造した金属化繊維20
重量部を用いた。
すなわち、金属化繊維を製造するために、長さ0.8m
m、直径15J−のポリエチレンテレフタレート短繊維
(アスペクト比53) 100 gを、5g/lのT−
アミノプロピルトリエトキシシランで処理し、乾燥し、
次にこれを、OAg/lの塩化パラジウム塩酸溶液10
m!と、10m1/zの塩酸990−とを含む水溶液に
投入し、よく撹拌分散しながら、常温で30分間これに
触媒化処理を施した。これを濾別して、110℃の乾燥
機中で乾燥した。
この触媒化ポリエステル短繊維を、下記組成のニッケル
めっき浴: 戊  分      量 (g/l 硫酸ニッケル       25 次亜リン酸ソーダ     30 リンゴ酸          30 コハク酸          16 pt(4,5〜5.0 中に投入して、60〜95℃の液温においてニッケルめ
っき処理した。
得られた導電性材料としての導電性ポリエステル短繊維
の金属化率は36%であった。
このシートの固有抵抗値は、上記方法では電流が流れず
測定不能であった。また、得られたシート中の金属化繊
維を観察したところ、金属めっき層が剥落し分離してい
ることが認められた。導電性ネットワークの形成は認め
られなかった。
しかし、実施例1と同じ流延法で作成したシートは、7
.8 Xl0−2Ω−CIllの良好な固有抵抗を示し
た。このことは、金属化繊維は、剪断力がはげしく作用
する成形法には不適当なことを示している。
比較例2 実施例1と同じ操作を行った。但し、導電性材料含有分
散体の代りに、SO33161ステンレススチ一ルwi
維(直径12廁、長さ0.8 mm) 50重量部を用
いた。
得られたシートの固有抵抗値は、上記方法では電流が流
れず、測定不能であった。
このシート中のステンレススチール繊維を観察したとこ
ろ微細に折損分離しており、50重量部という大量に添
加したにも拘らず、導電性ネットワークの形成は認めら
れなかった。
しかし、実施例1と同様の流延法で作成したシートは、
6.2 Xl0−”Ω−0mの固有抵抗値を示した。
このことは、ステンレススチール繊維をそのま5使用す
ることは、はげしい剪断力の作用を受ける成形法には不
適当であることを示している。
比較例3 実施例1と同じ操作を行った。但し、導電性材料含有分
散体の代りに、導電性材料としてニッケルフレーク(長
径:約404)55重量部を用いた。
得られたシートの固有抵抗率は、上記の方法では電流が
流れず測定不能であった。
またシフト中のフレークを観察したことろ、55重量部
という大量に添加したにも拘らず、導電性ネットワーク
の形成は認められなかった。
しかし、実施例1と同様の流延法で作成したシートは、
2.8 Xl0−’Ω−cmの固有抵抗値を示した。
このことは、導電性フレークをそのま5、はげしい剪断
力の作用を受ける成形法に用いることは不適当であるこ
とを示している。
実施例2 (A)基布の調製 ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントヤーン
からなる下記組織: 750d/250f x750d/25Of26本/ 
25.4mtn X 27本/25.4mmを有し、か
つ、180g/m’の重量を有する平織布帛を製造し、
これを常法により洗浄・乾燥して基布とした。
(B)導電性材料含有分散体の調製 実施例1記載の通り (C)複合シートの製造 実施例1記載の方法により導電性材料含有分散体を分散
含有しているポリ塩化ビニルシートを製造し、それが熱
い間に、上記基布の両面に貼布圧着して複合シートを作
成した。
得られた導電性被覆層の厚さは約0.3 tnmであり
、得られた複合シートの合計厚さは約0.8 mmであ
った。
これらの複合シートは、いづれも1500mm水柱以上
の耐水性を示した。
複合シートの抗張力、伸度、および抵抗率(加工直後の
もの、5.000回の屈曲作用を受けたもの、および、
10.000回の屈曲作用を受けたもの)を測定し、そ
の結果を第2表に示す。
第2表 〔註〕 11:抗張力、伸度測定は、JIS L 1096(1
979)、6、■2項、A法による。
92:屈曲付与は、JIS P 8115(1976)
に準じ、荷重1 kgで行った。
*3:抵抗率の測定は、5RIS 2301(1969
)、3.1項、電圧、電流法による。
実施例2の複合シートは、第1図に示されている電磁波
シールド性を示した(測定法: A37M法、ES 7
−83電界シールド試験法による)。
第2表から明らかなように本発明に係る実施例2の複合
シートは極めて良好な抗張力および伸度を有し、高荷重
を受は防水性を要する簡易倉庫や天幕などの用途に使用
し得るものであり、しかも、繰り返し屈曲に対する機械
的耐久性のみならず、抵抗率および電磁波シールド性の
変化に対する耐久性のすぐれたものであった。すなわち
、本発明の複合シートは、10.000回の屈曲後も、
屈曲前と同様の10−2Ω−cmのオーダーの抵抗率を
示した。
しかしながら、比較例1〜3のシートはいづれも電磁波
シールド性の低いものであって実用し得ないものであっ
た。
実施例3 実施例2と同じ操作を行った。但し、繊維状導電性材料
含有分散体に対し、3%苛性ソーダ水溶液による70℃
、30分間の加熱・撹拌処理を施し、分散体外表面部の
重合体材料の一部分を溶解除去し、導電性材料粒子≠の
露出部分を増加させた。
得られた複合シートの外観は、実施例2のそれとは\゛
同一あり、1500+nm水柱以上の耐水性を示した。
また、この複合シートの屈曲前および屈曲io、 00
0回後の抵抗率は、それぞれ7.5 Xl0−3Ω−a
mおよび4.5 Xl0−’Ω−cmであって優秀なも
のであった。
〔発明の効果〕
本発明の電磁波シールド性成形材料は、すぐれた電磁波
シールド性を有するとともに、良好な機械的強度を有し
、特に繊維布帛からなる基布を複合することによって得
られた本発明の電磁波シールド性複合成形材料はすぐれ
た抗張力に加えて、すぐれた繰り返し屈曲に対する抵抗
性を示すものである。上記のような電磁波シールド性成
形材料は、本発明方法により、はげしい剪断力の作用を
受ける成形工程を経ても、上記のすぐれた性能を示すこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の複合成形材料の一実施態様の電磁波
の周波数(Mflz) と、電磁波シールド性(dB)
の関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 成形性重合体材料よりなるマトリックスと、前記
    マトリックス中に混練分散されている多数の導電性材料
    含有分散体と、 を含む組成物から成形された成形体であって、前記導電
    性材料含有分散体が (a) 前記成形体の成形温度よりも高い融点を有する
    重合体材料からなる基体と、 (b) 前記基体中に含有保持されている導電性材料と を含んでなる、ことを特徴とする電磁波シールド性成形
    材料。
  2. 2. 成形性重合体材料よりなるマトリックス中に多数
    の導電性材料含有分散体を混練分散して組成物を調製し
    、この組成物を成形する方法において、 前記導電性材料含有分散体を、前記成形体の成形温度よ
    りも高い融点を有する重合体材料に、導電性材料を混合
    分散して組成物を調製し、この組成物を分散体に成形す
    ることによって調製する、ことを特徴とする、電磁波シ
    ールド性成形材料の製造方法。
  3. 3. 繊維材料により形成された基体と、 この基体の少なくとも1面上に形成された導電性材料含
    有被覆層と を有し、 前記導電性材料含有被覆層が 可撓性重合体材料よりなるマトリックスと、前記マトリ
    ックス中に混練分散されている多数の導電性材料含有分
    散体と を含む組成物から成形されたものであり、 前記導電性材料含有分散体が (a) 前記被覆層成形の温度よりも高い融点を有する
    重合体からなる基体と、 (b) 前記基体中に保持されている導電性材料と、を
    含んでなることを特徴とする電磁波シールド性成形材料
  4. 4. 可撓性重合体材料よりなるマトリックス中に、多
    数の導電性材料含有分散体を混練分散して組成物を調製
    し、この組成物を成形して、この成形体を繊維材料から
    なる基体の少なくとも1面上に被覆貼着する方法におい
    て、 前記導電性材料含有分散体を、前記成形体の成形温度よ
    りも高い融点を有する重合体材料に、導電性材料を混合
    分散して組成物を調製し、この組成物を分散体に成形す
    ることによって調製する、ことを特徴とする、電磁波シ
    ールド性成形材料の製造方法。
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JP2009030221A (ja) * 2007-06-28 2009-02-12 Toray Ind Inc 非接触電波認識用電磁波吸収布帛
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