JPH0372500A - 免疫グロブリンイソタイプに特異的なモノクローナル抗体 - Google Patents

免疫グロブリンイソタイプに特異的なモノクローナル抗体

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JPH0372500A
JPH0372500A JP2115303A JP11530390A JPH0372500A JP H0372500 A JPH0372500 A JP H0372500A JP 2115303 A JP2115303 A JP 2115303A JP 11530390 A JP11530390 A JP 11530390A JP H0372500 A JPH0372500 A JP H0372500A
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ige
antibody
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Christoph Heusser
クリストフ ホイザー
Kathrin Wagner
カトリン バグナー
John Patrick Anthony Bews
ジョン パトリック アンソニー ビュウス
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    • C07K16/46Hybrid immunoglobulins
    • C07K16/468Immunoglobulins having two or more different antigen binding sites, e.g. multifunctional antibodies
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、免疫グロブリンE(IgE)、特にマウスま
たはヒトIgEのイソタイプ決定基に対して向けられた
モノクローナル抗体およびその誘導体に関する。該モノ
クローナル抗体はキメラ抗体または二特異性抗体である
ことができる。それらは、遊離のIgEおよびIgE陽
性B細胞の表面上に発現されたIgEを認識するが、F
cεレセプター■またはIIを有する細胞に結合したI
gEを認識せず、そしてメディエータ−放出を触発しな
い、そのような抗体および誘導体の調製方法、該抗体を
分泌する連続細胞系並びに該細胞系の調製方法もまた、
本発明の主題である。該モノクローナル抗体および/ま
たはそれらの誘導体は、IgEおよびIgE産生細胞の
測定並びにアレルギーの治療および予防において有用で
ある。本発明は、該抗体および/またはそれらの誘導体
を含んで成るテストキットおよび医薬組成物にも関する
〔従来の技術〕
アレルギーは、外来物質(アレルゲン)に対する過大な
免疫応答により引き起こされる過敏状態である。アレル
ゲンとの接触直後のアレルギー反応により特徴づけられ
る即時型(f型)it!l敏症はB細胞により媒介され
そして抗原−抗体反応に基づいており、一方遅延型過敏
症はT細胞により媒介されそして細胞性免疫機構に基づ
いている。近年、「アレルギー」という用語は次第にI
型過敏症と同義に用いられることが多くなってきている
即時型過敏症は、アレルゲンと対面すると抗体を分泌す
る形質細胞に分化するB細胞による免疫グロブリンクラ
スEの抗体(I gE抗体)の産生に基づく。IgEに
より引き起こされる反応は、体内へのアレルゲンの侵入
部位、即ち粘膜表面および/または局所リンパ節で起こ
る局所反応である。局所的に産生されたIgEは、まず
局所マスト細胞を感作するだろう。即ち、IgE抗体が
マスト細胞の表面上のFcεレセプターに定常領域で結
合し、次いで「過剰の(spill−over) J 
I g Eが循環系に入り、そして体中の循環している
好塩基球上および&Il織に固定されたマスト細胞上の
レセプターに結合する。結合したIgEがその後アレル
ゲンと接触すると、アレルゲンの結合によりFcεレセ
プターが架橋し、細胞の脱顆粒を引き起こし、そして多
数のアナフィラキシ−メディエータ−1例えばヒスタミ
ン、プロスタグランジン、ロイコトリエン等の放出を引
き起こす。それらの物質の放出は、即時型過敏症に典型
的な臨床的症状、即ち気道または腸の平滑筋の収縮、毛
細血管の拡張、水および血漿タンパク質に対するそれら
の透過性の増加、例えば鼻炎、アトピー性湿疹およびぜ
ん息を生じる粘液の分泌、並びにかゆみおよび痛みを生
じる皮膚中の神経末端の刺激を招く。
加えて、アレルゲンとの一次接触後、幾つかのB!ll
胞は細胞表面上にIgEを発現することにより表面1g
E陽性B細胞(s1gE″B細胞)の「記憶ブール」を
形成するので、アレルゲンとの二次接触時の反応は強化
される。
現在のアレルギーの治療法は2つのアプローチに集中し
ている。1つは、例えば抗ヒスタミン薬のようにメディ
エータ−を阻害する薬剤または細胞増殖抑制薬もしくは
コルチコステロイドのように免疫抑制性である薬剤を使
用することにより、アレルギー症状のみを治療するもの
である。このアプローチは繰り返し投薬を必要とし、そ
して望ましくない副作用を伴うことがある。脱感作と名
づけられたもう1つの治療アプローチは、アレルギーの
根本的状態を治療するように意図されている。脱感作の
目標は、原因となるアレルゲンを最初は少量、その後増
量しながら一定期間に渡り投与することにより、特定の
アレルゲンに対する患者の寛容の改善を達成することで
ある。このアプローチは、相当な不快を伴う恐れがあり
、アレルゲンの同定および入手可能性を前提としており
、そして患者の段間もの通院を必要とする。また、患者
が過敏性であるアレルゲンをいつも同定できるとは限ら
ず、脱感作治療が不可能になることがある。更に、この
治療法は危険がないわけではない。上記のアプローチの
どちらも、過敏性状態の発生に対して予防することはで
きない。
アレルギーの誘発における最も初期の反応でありそして
アレルギー状態の維持に備えるIgE免疫応答をダウン
レギュレートすることによりアレルギー反応を抑制する
治療方法が有望であろう。
この方法は、他の抗体クラスの応答に影響を与えること
なく、そのためアレルギー症状における即時効果と長期
持続効果の両方をもたらす。そのような治療は、IgE
イソタイプ特異的であり、従ってrgEを結合すること
ができる抗体、例えばモノクローナル抗体の適用に基づ
いてもよい。加えてそのような抗体は、表面1gE陽性
B細胞を機能的に除去するのに用いることができるよう
に、IgE産生形質細胞になる表面IgE陽性B細胞と
反応すべきである。しかし、IgEに対する抗体は、理
論上はFcεレセプターを架橋し、よって血清IgEお
よびs1gE″B細胞レベルに及ぼす有益な効果を拮抗
することにより、IgEで感作されたマスト細胞からの
メディエータ−の放出を誘導し得る。結果として、アレ
ルギー療法に適用できる抗体は、感作されたマスト細胞
または好塩基球上に結合したIgEと反応してはならな
いが、s1gE″B細胞を認識する能力を保持していな
ければならない。
IgEイソタイプ特異的抗体は、幾つかの研究グループ
により記載されている。例えばConradら(Int
、Archs、Allergy Appl、Immun
、70,352.1983)は、マウス−抗うットIg
Eモノクローナル抗体を記載しているが、この抗体はマ
スト細胞へのIgEの結合を妨害しない、 Chr6t
ienら(J、■lla+unol。
匪、 3128.1988)は、マウス−抗ヒトrgE
モノクローナル抗体を開示しており、そのうちの2つが
FcεレセプターへのIgEの結合を阻害することがで
きる。しかしながら、記載された抗体はいずれもメディ
エータ−放出を誘導しない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、IgEのイソタイプ決定基に対して向
けられたモノクローナル抗体を提供することであって、
該抗体は次の特徴を有する。
・FcεレセプターIまたはIIを有する細胞へのIg
Eの結合を阻害し、 ・表面1gE陽性B細胞(s1gE″B細胞)の表面上
に発現されたIgEを認識および結合し、・Fcεレセ
プターIまたはIIを有する細胞、例えば感作されたマ
スト細胞および好塩基球の表面上に結合しているTgE
を認識および結合せず、そして ・感作された細胞からのメディエータ−放出を触発しな
い。
本発明のモノクローナル抗体はそれらの特徴を有し、従
って当業界で知られるIgEイソタイプ特異的抗体の欠
点を克服する。それらは形成されたIgE抗体を中和し
、そして既に感作された細胞からのメディエータ−放出
を触発することなくslgE” B細胞集団を涸渇させ
ることができる。従って、それらはアレルギーの治療並
びに予防のために非常に有用である。
驚くべきことに、本発明のモノクローナル抗体は、他の
抗体クラスの免疫応答に影響を及ぼすことなく、免疫応
答でのIgEの形成において阻害効果を有する。結果と
して、それらはIgEの形成を阻害することにより始め
から直接1gE応答を抑制するので、治療薬および予防
薬として非常に優れている。
従って、本発明の目的は、アレルギーを治療および予防
する方法を提供することであって、該方法は、 ・症状の代わりにアレルギーの根本的原因を治療し、 ・特定のアレルゲンの同定を必要とせず、・特定のアレ
ルゲンに対する過敏性応答を治療することに限定されず
、 ・段目もの繰返し投薬を必要とせず、そして・長%JI
持続効果を誘導する。
二特異性であり、従って適当な第二の抗体特異性を選択
することにより治療効果を増強することができるか、ま
たはキメラであり、即ちヒト定常領域を有し、従って免
疫原性が殆どなくそして適用時にアナフィラキシ−反応
を誘導しないような所望の特異性を有するモノクローナ
ル抗体を作製することも望ましい。定常領域は、所望に
より内因性エフェクター機能を仲介するように選択する
ことができる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、Fcεレセプター1またはIIを有する細胞
への遊離IgEの結合を阻害し、そして表面1gE陽性
B細胞上に発現されたIgEを認識するが、Fcεレセ
プターIまたはIIを有する細胞の表面上に結合したI
gEを認識せず、従ってそのような細胞からのメディエ
ータ−放出を触発しない、免疫グロブリンE(IgE)
のイソタイプ決定基に対して向けられたモノクローナル
抗体;および該抗体の特異性を保持しているその誘導体
に関する。FcεレセプターIを有するマスト細胞およ
び好塩基球の表面に結合したIgEを認識せず、そして
そのような細胞からのアナフィラキシ−メディエータ−
放出を触発しない本発明のモノクローナル抗体およびそ
の誘導体が好ましい。
更に免疫応答におけるIgE形成を特異的に阻害し所望
の特異性を有する本発明のモノクローナル抗体およびそ
の誘導体も好ましい。
本発明のモノクローナル抗体およびそれらの誘導体は、
クラスEの免疫グロブリンに共通なε重鎖上の抗原決定
基を認識する。即ち、それらは異なる特異性のIgE分
子と反応するが、他のイソタイプの免疫グロブリンまた
は軽鎖とは反応しない。本発明のモノクローナル抗体お
よびその誘導体は、遊離IgE抗体を中和する。即ち、
それらはFcεレセプターfまたは■を有する細胞への
IgEの結合が阻害されるような方法で遊離IgE抗体
と結合する。FcεレセプターIは高親和性Fcεレセ
プター(解離定数Kn=約10”)であり、そしてマス
ト細胞および好塩基球上に見つかる。Fcεレセプター
Hは低親和性Fcεレセプター(K、=約106)であ
り、単球、肺胞マクロファージ、好酸球、並びに成る種
のTおよびB細胞(表面μδ゛活性化B細胞)上に見つ
かる。加えて、本発明のモノクローナル抗体およびそれ
らの誘導体は、表面1gE陽性(slgE” ) B細
胞の表面上に発現されたIgEを認識するので、そのよ
うなり細胞を機能的に除去することができ、従って「ア
レルギーの記憶」に影響を与えることができる。しかし
ながら、それらはFcεレセプター■またはIIを有す
る細胞、特に感作されたマスト細胞または好塩基球、の
表面上に結合したIgEを認識しない。即ち、それらは
IgEがそのような細胞上に結合する時に隠蔽されるI
gEのエピトープと反応する。この特異性の結果として
、本発明のモノクローナル抗体およびその誘導体はFc
εレセプターの架橋を行わず、従ってFcεレセプター
を有する細胞からのメゾ−イエ−ター放出を誘導せず、
例えばマスト細胞や好塩基球の脱顆粒並びにアナフィラ
キシ−メディエータ−の放出を引き起こさない。好まし
いのは、上述の特異性を有し、免疫応答におけるIgE
形成を特異的に阻害し、即ちIgE産生細胞へのB細胞
の分化を防ぐモノクローナル抗体およびその誘導体であ
る。
Fcεレセプター所有細胞へのIgEの結合を阻害する
本発明のモノクローナル抗体の能力は、例えば競合ラジ
オイムノアッセイにおいて測定することができる。この
場合、例えば懸濁液中のまたは適当な担体に結合したマ
スト細胞を、放射能ラベル化されたIgE、例えば1f
fis [(、Jlおよびテストしようとする本発明の
モノクローナル抗体と共にインキュベートし、そして放
射能を測定することにより該細胞に結合したIgEの量
を決定する。Fcεレセプター■所有細胞へのIgEの
結合を阻害する本発明のモノクローナル抗体の能力は、
例えば、Fcεレセプター■所有RPMI B866細
胞を用いて、IgEでコーティングされたラテックスビ
ーズの凝集の阻害を測定することにより検出することが
できる。
染色実験は、本発明のモノクローナル抗体がs1gE″
B細胞を認識するが例えばマスト細胞および好塩基球の
表面上に結合したIgEを認識しないことを証明する。
本発明のモノクローナル抗体により誘発される、メディ
エータ−放出は、例えば、マスト細胞をIgEとインキ
ュベートし、本発明のモノクローナル抗体を加え、そし
て該細胞から放出されるビスタ旦ンの量を例えばラジオ
イムノアッセイにおいて測定することにより、測定する
ことができる。
免疫応答のIgE形成における本発明のモノクローナル
抗体の阻害効果は、例えば、試験管内または生体内免疫
応答アッセイにおいて測定することができる。この場合
、培養液中のB細胞または動物全体をアレルゲンで誘発
し、そして形成されたIgE抗体を例えばエンザイムイ
ムノアッセイもしくはラジオイムノアッセイにより測定
するか、またはIgE産生細胞を例えば後述の細胞プラ
ーク形成アッセイにより測定する。
本発明のモノクローナル抗体は免疫グロブリンクラスI
gG、 IgM、 IgAまたはIgDであることがで
きるが、好ましくはクラスIgG、最も好ましくはクラ
スIgG  1である。主としてH鎖のカルボキシ末端
の定常領域セグメントにより決定される免疫グロブリン
の種々のクラスおよびサブクラスは、種々のエフヱクタ
ー機能(補体結合、食細胞の刺激、好中球活性化等)に
関係がある。結果として、特定のIgEクラスの本発明
のモノクローナル抗体を使うことにより、所望の作用に
応じて免疫応答における該抗体の役割を選ぶことができ
る。例えば、IgG 1抗体は抗体依存性細胞障害作用
(ADCC) 、即ち細胞毒性の潜在力を有する特定の
エフヱクター細胞が抗体Fc7レセプターに結合しそし
て該抗体が向けられる標的細胞を溶解する反応、におい
て主要な役割を果たす。従って、IgGサブクラスIg
G 1である本発明のモノクローナル抗体は、sIgE
” B細胞に結合し、そしてs1gE″B細胞を殺す細
胞毒性細胞を誘引することにより、IgE″B細胞集団
を特異的に除去するために使用することができる。
マウスIgEのインタイブ決定基に対して向けられた本
発明のモノクローナル抗体、好ましくはラットモノクロ
ーナル抗体、およびその誘導体が好ましい。最も好まし
いのは、マウスIgEに特異的であり称号MAb 1−
5を有するラットモノクローナル抗体、およびその誘導
体である。
更に好ましいのは、ヒトIgEのイソタイプ決定基に対
して向けられた本発明のモノクローナル抗体、優先的に
はマウスまたはラットモノクローナル抗体、およびその
誘導体である。最も好ましいのは、ヒトIgEに特異的
であり呼称MAb F143−17を有するマウスモノ
クローナル抗体である。
ヒトIgEのイソタイプ決定基に対して向けられた本発
明の動物/ヒトキメラモノクローナル抗体およびその誘
導体が好ましい。本発明のキメラモノクローナル抗体は
、キメラ免疫グロブリン重鎖および軽鎖から成る。各キ
メラ鎖は所望の特異性を有するヒト以外の可変領域とヒ
ト定常領域とを有する連続ポリペプチドである。キメラ
重鎖および軽鎖が会合すると、機能性抗原結合領域を有
する分子を形成する。最も好ましいのは、マウス可変領
域とヒト定常領域とから成り、ヒ)IgEのイソタイプ
決定基に対して向けられた本発明のキメラモノクローナ
ル抗体、およびその誘導体である。
キメラ免疫グロブリンの重鎖定常領域は、アルファ(α
)、〜デルタ(δ)、ガンマ(γ)またはミュー(μ)
のインタイブのいずれからも選択することができる。様
々なサブクラス、例えば1gGサブクラス1−4の@鎖
を使用することができる。異なるクラスおよびサブクラ
スの重鎖は異なるエフェクター機能に関係があり、従っ
て重鎖定常領域のタイプを選択することにより所望のエ
フェクター機能を有するキメラ抗体を作製することがで
きる。軽鎖はカッパ(に)またはうムダ(λ)定常項の
いずれかを有することができる。
1つはヒトIgEのイソタイプ決定基に対して向けられ
た本発明のモノクローナル抗体から誘導されそして2つ
目は異なる特異性を有する抗体から誘導された、2つの
異なる抗原結合性部分を含んで成る二特異性モノクロー
ナル抗体もまた好ましい。例えば、第二の特異性が細胞
増殖抑制薬または細胞毒性薬のような薬剤に対するもの
であり、表面IgEを発現しているB細胞(slgE”
 B細胞)への薬剤輸送を達成することができる。適当
な細胞増殖抑制または細胞毒性物質は、下記にモノクロ
ーナル抗体誘導体について記載されるものである。第二
の特異性は、第一抗体とは異なるヒトIgE上のエピト
ープを認識し、従って免疫複合体の形成および補体結合
を促進するような本発明の別のモノクローナル抗体から
誘導することもできる。
本発明のモノクローナル抗体の誘導体は、それらが誘導
される抗体の特異性を保持している。即ち、それらはI
gEへの親の抗体の特徴的結合パターンを保持している
。そのような誘導体の例は、モノクローナル抗体の断片
、モノクローナル抗体と酵素、蛍光マーカー、化学発光
マーカー、金属キレート、細胞増殖抑制物質もしくは細
胞毒性物質、アビジン、ビオチン等との接合体、または
放射能ラベル化されたモノクローナル抗体である。
本発明の抗体断片は、例えば−価の断片Fab(Fab
:抗原結合性断片)またはFab’および二価の断片F
(ab’ )tである。
本発明の抗体接合体に使用される酵素は、例えば、西洋
ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β
−D−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、グ
ルコアミラーゼ、カルボアンヒドラーゼ、アセチルコリ
ンエステラーゼ、リゾチーム、リンゴ酸デヒドロゲナー
ゼ、グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼである。
本発明のモノクローナル抗体と接合される蛍光マーカー
は、フルオレセイン、フルオロクロム、ローダミン等で
ある。
化学発光マーカーは、例えばルミノールのアクリジニウ
ムエステルである。
そのような接合体においては、抗体は直接またはスペー
サーもしくはリンカ−基を介して接合パートナ−と結合
している。金属キレート化剤についての例は、エチレン
ジアミン四酢酸(EDT^)、ジエチレントリアミンペ
ンタ酢酸(DPTA) 、1 。
4.8.11−テトラアザテトラデカン、I、4゜8.
11−テトラアザテトラデカン−1,4,8゜11−テ
トラ酢酸、l−オキサ−4、7,12,15−テトラア
ザヘプタデカン−4,7,12,15−テトラ酢酸等で
ある。
本発明のモノクローナル抗体に連結して適用できる細胞
増殖抑制薬は、特に、アルキル化剤、例えばメクロルエ
タミン、トリエチレンホスホルアミド、シクロホスファ
くド、イホスファミド、クロラムブシル、ブスルファン
、メルフアランまたはトリアジクオン、更にはニトロソ
ウレア化合物、例えばカルムスチン、ロムスチンまたは
セムスチンである。代謝拮抗物質、例えばメトトレキセ
ート、メルカプトプリン、シタラビン、フルオロウラシ
ル、フロクスウリジンまたはフトラフルもまた使用され
る。細胞増殖抑制薬の更なるグループは、ビンブラスチ
ンおよびビンクリスチン、並びに成る種の抗生物質、例
えばアクチノマイシンD1ダウノルビシン(ダウノマイ
シン)、ドクソルビシン、ミトラマイシン、ストレプト
ニグリン、ξトマイシンおよびプレオマイシンを含む。
更に適当な細胞増殖抑制薬は、特に、プロカルバジン、
ヒドロキシウレア、L−アスパラギナーゼ、ダカルバジ
ン、ミドクン、エストラムスチンまたはポドフィロトキ
シンである。更なる細胞増殖抑制薬は、ホルモンおよび
ホルモン拮抗物質、例えばコルチコステロイド類、例え
ばプレドニゾン、プロゲスチン類、例えばヒドロキシプ
ロゲステロンまたはメトロプロゲステロン、エストロゲ
ン類、例えばジエヂルスチルベストロール、抗エストロ
ゲン類、例えばタモキシフェン、アンドロゲン類、例え
ばテストステロン、およびアロマターゼ阻害剤、例えば
アミノグルテチξドである。
細胞毒性物質と本発明のモノクローナル抗体との接合体
は、完全な毒素またはそれから誘導されたAtiのいず
れかを含むことができる。抗体結合に適する毒素は、特
に、幾つかのレクチン、例えばりシンもしくはアブリン
、またはジフテリア毒素A等である。
放射能ラベル化された本発明のモノクローナル抗体は、
例えば放射性ヨウ素(1!J、151%311)、イツ
トリウム(9oY) 、テクネチウム(99″’T c
 )等を含む。
本発明のモノクローナル抗体およびその誘導体は、所望
のモノクローナル抗体を分泌する下記に定義される連続
細胞系の細胞を試験管内または生体内で既知の方法に従
って増殖し、そして必要な時、得られたモノクローナル
抗体を単離しモして/またはその誘導体に変換すること
を含んで成る、それ自体既知の方法により調製される。
試験管内での増殖は、常用の標準培地である適当な培地
、例えばダルベツコ改良イーグル培地(DMEM)また
はRPMI 1640培地中で行われ、該培地は所望に
より哺乳動物血清、例えばウシ胎児血清、または微量元
素および増殖維持補足物、例えば支持細胞、例えば正常
マウス腹腔浸出細胞、肺細胞または骨髄マクロファージ
、2−アミノエタノール、インスリン、トランスフェリ
ン、低密度リポタンパク質、オレイン酸等により補足さ
れる。
試験管内生産は比較的純粋な抗体調製物を提供し、そし
て大量の所望の抗体を得るためにスケールアップするこ
とができる。組織培養条件下での哺乳動物細胞の培養の
ための技術は当業界において既知であり、そして例えば
エアーリフト反応器もしくは連続撹拌反応器中での均一
懸濁培養、または中空繊維中、マイクロカプセル中、ア
ガロースミクロビーズ上もしくはセラミックカートリ・
フジ上での固定化もしくは封入細胞培養を含む。
モノクローナル抗体の単離については、まず、例えば硫
酸アンモニウムでの沈澱、ポリエチレングリコール(P
EG)のような吸湿性物質に対する透析、選択膜を通し
た濾過等により、培地上清中の免疫グロブリンを濃縮す
る。必要および/または所望により、常用のクロマトグ
ラフィー法、例えばゲル濾過、イオン交換クロマトグラ
フィーDEAE−セルロースもしくはプロティンA上で
のクロマトグラフィー、または免疫アフィニティークロ
マトグラフィーにより、濃縮された該抗体を精製する。
大量の所望のモノクローナル抗体は、細胞を生体内で増
殖させることによって得ることもできる。
このためには、組織適合性および/または寛容性の【g
産生細胞系からの細胞クローンを同系の哺乳動物中に注
入して抗体産生腫瘍の成長を引き起こす。所望により、
動物は注入前に炭化水素、特に鉱油、例えばブリスタン
(テトラメチルペンタデカン)で感作される。l〜3週
間後、それらの動物の体液から抗体が単離される。例え
ば、所望のモノクローナル抗体を産生ずるBaj!b/
cマウスから誘導されたハイブリドーマ細胞を、所望に
よりブリスタンで前処理されたBafb/Cマウスの腹
腔内に注入し、そして1〜2週間後、その動物から腹水
を取り出す。前に示したような常法により、そこから所
望のモノクローナル抗体が単離される。
モノクローナル抗体の断片、例えばFab、 Fab’
またはF(ab’ )z断片は、それ自体既知の方法に
より、例えばペプシンもしくはパパインのような酵素で
の消化および/または化学的還元によるジスルフィド結
合の開裂により、上述のようにして調製された抗体から
得ることができる。
本発明の抗体の接合体は、当業界で既知の方法により、
例えば、上述のようにして調製されたモノクローナル抗
体を、縮合剤、例えばグルタルアルデヒド、過ヨウ素酸
塩、N、N’ −o−フェニレンジマレイミド、N −
(m−マレイミドベンゾイルオキシ)スクシンイミド、
N−(3−(2’ピリジルジチオ〉プロピオンオキシ〕
スクシンイ≧ド、N−エチル−N’ −(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド等の存在下で酵素と反
応させることにより調製される。アビジンとの接合体も
同様にして調製される。ビオチンとの接合体は、例えば
、モノクローナル抗体をビオチンの活性化エステル、例
えばビオチンN−ヒドロキシスクシンイ稟ドエステルと
反応させることにより調製される。蛍光または化学発光
マーカーとの接合体は、縮合剤、例えば上に挙げたもの
の存在下で調製されるか、またはイソチオシアネート、
好ましくはフルオレセインイソチオシアネートとの反応
により調製される。細胞増殖抑制/細胞毒性物質および
金属キレートとの抗体接合体も同様にして調製される。
ヨウ素(123■、It′I、目’I)で放射能ラベル
化されたモノクローナル抗体は、例えば、放射性ヨウ化
ナトリウムもしくはカリウム、および化学的酸化剤、例
えば次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT等、または酵
素的酸化剤、例えばラクトペルオキシダーゼ、グルコー
スオキシダーゼおよびグルコースを用いたそれ自体既知
のヨウ素化により、本発明のモノクローナル抗体から得
られる。本発明のキメラモノクローナル抗体は、例えば
ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DPTA)キレート
化によりイツトリウム(”Y)と結合される。テクネチ
ウム−99mラベル化キメラ抗体は、リガンド交換反応
により、例えば過テクネチウム酸塩(TeO2−)を第
一スズイオン溶液で還元し、還元されたテクネチウムを
セファデックスカラム上にキレート化しそしてこのカラ
ムに抗体を適用することにより;または直接ラベル化技
術により、例えば過テクネチウム酸塩をSnC1zのよ
うな還元剤、フタル酸カリウムナトリウム溶液のような
緩衝液および抗体と共にインキュベートすることにより
、調製される。
本発明は更に連続細胞系に関する。本発明の一態様にお
いて、そのような細胞系は所望の特異性を有する本発明
の抗−1gEモノクローナル抗体を分泌するハイブリド
ーマ細胞系である。
特に、本発明は、ミエローマ細胞とIgEで免疫処置さ
れた哺乳類のBリンパ球とのハイブリッドであるハイブ
リドーマ細胞に関する。好ましくはそれらの細胞系は、
マウスのミエローマ細胞とマウスIgEで免疫処置され
たラットのBリンパ球とのハイブリッドである。特に好
ましいのは、■989年4月19日にECACC890
41902号のもとにECACC(European 
Co11ection of Animal Ce1l
 Cu1tures。
PIILS Centre  for Applied
 Microbiology &Re5earch、P
orton Down、5alisbury、Wilt
s、SF30JG。
11、に、)に寄託された呼称654−1−5を有する
ハイブリドーマ細胞系である。マウスミエローマ細胞と
ヒトIgEで免疫処置された同系マウスのBリンパ球と
のハイブリッドであるハイブリドーマ細胞もまた好まし
い。最も好ましいのは、1990年3月22日にECA
CC90032210号のもとにECACCに寄託され
た呼称Fl−43−17を有するハイブリドーマ細胞系
である。
本発明のハイブリドーマ細胞系は遺伝的に安定であり、
一定の特異性を有する本発明のモノクローナル抗体を分
泌し、そして深層凍結培養において保存でき、解凍およ
び任意の再クローニングにより再活性化することができ
る。
本発明は、本発明のモノクローナル抗体を分泌するハイ
ブリドーマ細胞系の調製方法にも関し、該方法は、適当
な哺乳動物をIgEで免疫処置し、この動物の抗体産生
細胞を連続細胞系の細胞と融合し、融合で得られたハイ
ブリッド細胞をクローニングし、そして所望の抗体を分
泌する細胞クローンを選択することを含んで成る。
免疫処置のための抗原として使用される免疫グロブリン
上は、それぞれマウスまたはヒトIgEであることがで
きる。ε重鎖に対して向けられたIgEイソタイプ特異
的抗体が惹起されることを確実にするために、異なる特
異性を有するクラスIgEの異なる抗体、特にモノクロ
ーナル抗体、の混合物を使用することが好ましい。その
ようなIgE抗体は、例えば商業的に入手可能であるか
、または微生物寄託機関から得ることができる。ヒトI
gEは[gEミエローマを有する患者から得ることもで
きる。
抗原、即ちマウスまたはヒトIgEは、アジュバント、
即ち免疫応答を更に増大させるであろう剤と混合され得
る。可能なアジュバントは、完全フロインドアジュバン
ト(鉱油、水および微生物油出物の乳EXJ液)、不完
全フロインドアジュバント(水と油のみの乳濁液)、水
酸化アルミニウムゲル等である。
該抗原は、外来分子としてそれを認識する適当な哺乳動
物、特に抗原がマウスIgEである時はラット、抗原が
ヒトIgEである時にはマウスもしくはラット、好まし
くはマウス、を免疫処置するために使われる。
免疫処置の経路は、特に、皮肉、皮下、筋肉内1@欣内
、静脈内および頭蓋内注射である。高い抗体価が所望さ
れるので、通常一連の注射が与えられる。免疫処置は、
例えば、所望により不完全または完全フロインドアジュ
バントと混合された抗原を、3〜8回非経口的に、例え
ば腹腔内および/または皮下的に、約10〜150μg
の量で、RA25ラット、Baff1b/cマウスまた
はBiozziマウスに1〜3週問おきに注射し、次い
で動物を犠牲にする1〜5日前に約5〜50JIgのブ
ースター注射を行うことにより達成される。
免疫処置された動物の抗体産生細胞、好ましくはリンパ
系細胞、例えば肺臓リンパ球をブースター注射の例えば
1〜5日後に取り出し、融合の結果生ずるハイブリッド
細胞に複製能力を付与する連続細胞系の細胞、即ち連続
的に複製する細胞クローンと前記抗体産生細胞とを融合
する。そのような細胞系の例は、それ自体は免疫グロブ
リンまたはその断片を産生しないが大量の抗体を産生お
よび分泌する潜在能力を有し、そしてハイブリッド細胞
を未融合の親細胞に対して選択できるように遺伝子マー
カーを担持している、腫瘍細胞系(旦エローマ)である
。幾つかの適当なミエローマ細胞系が当該技術で知られ
ている。好ましいのは、ヒポキサンチン−グアニンホス
ホリボシルトランスフェラーゼ(HGPRT)酵素また
はチミジンキナーゼ(TK)酵素を欠き、従ってヒポキ
サンチン、アミノプテリンおよびチミジンを含有する選
択培地(HAT培地)中で生存できないミエローマ細胞
系である。特に好ましいのは、HAT培地中で生存でき
ず、そして免疫グロブリンまたはその断片を分泌しない
ミエローマ細胞系および誘導細胞系、例えばPAI  
、X63−Ag3.653またはSp210−Ag14
である。
融合は、融合促進物質、例えば、所望により紫外線(U
V)で不活性化された形のセンダイウィルスもしくは他
のパラミクソウィルス、化学融合剤(fusogen)
 、例えばカルシウムイオン、界面活性脂質、例えばり
ゾレシチン、もしくはポリエチレングリコール(PEG
)の存在下で行われる。
好ましくは、ミエローマ細胞は、1000〜4000の
分子量のポリエチレングリコールを約30%〜約60%
含有する溶液中で、免疫処置動物からの3〜20倍過剰
量の牌細胞と融合され・る。
融合後、細胞は選択培地、例えばHAT培地中に再懸濁
され、培養される。この培地中では、ハイブリドーマ細
胞のみが生き残るだろう。というのは、それらは親のミ
エローマ細胞と同じように試験管内で増殖および複製す
る能力と、免疫処置動物の抗体産生細胞から受は継いだ
HAT培地中での生存に不可欠な欠損HGPRTまたは
TK遺伝子とを合わせ持つからである。
ハイブリドーマ細胞の増殖のための適当な培地は、標準
培地、例えばダルベツコ改良イーグル培地(D?lEM
) 、最少必須培地、RPMI 1640培地等であり
、所望により哺乳動物血清、例えば10〜15%ウシ胎
児血清により補足される。好ましくは、支持細胞、例え
ば正常マウス腹腔浸出細胞、牌細胞、骨髄マクロファー
ジ等が、融合段階の直後の細胞増殖の開始時に添加され
、特に細胞密度が低い場合には、増殖因子等を供給する
ことによりハイブリドーマ細胞に栄養を与えそしてそれ
らの増殖を維持する。マクロファージや単核細胞のよう
な食細胞を使用するならば、アミノプテリン処理後に常
に見られる死んだミエローマ細胞の破片を掃除する際に
役に立つことができる。ハイブリドーマが過剰増殖しな
いようにミエローマ細胞を保護するために、培地に選択
培地が補足される。
ハイブリドーマ細胞培養上清は、好ましくはエンザイム
イムノアッセイまたはラジオイムノアッセイにより、所
望のモノクローナル抗体についてスクリーニングされる
。そのようなイムノアッセイは、例えばエンザイムリン
クドイムノソルヘントアッセイ(ELISA)である。
この場合、プラスチック製ミクロタイタープレートを全
ての免疫グロブリンクラスおよびサブクラスの免疫グロ
ブリンおよび/またはミエローマタンパク質でコーティ
ングし、そしてテストしようとするハイブリドーマ細胞
培養上清と共にインキュベートする。結合したモノクロ
ーナル抗体は、細胞上清中の抗IgE抗体を認識する酵
素ラベル化抗体、例えば免疫処置に使った動物種の免疫
グロブリンに対するアルカリホスファターゼラベル化抗
体とのインキュベーション、および適当な酵素基質溶液
、例えばp〜ニトロフェニルホスフェートの添加により
検出される。酵素基質反応は、例えば、肉眼または光学
測定装置により観察できる色の変化を生じる。IgEと
反応するが他のクラスの免疫グロブリンとは反応しない
高力価の抗体を産生ずるハイブリドーマが更なる研究の
ために選択される。
陽性のハイブリドーマ細胞は、例えば限定希釈によりま
たは軟寒天中で、好ましくは2回以上クローニングされ
る。所望により、ハイブリドーマ細胞は腹腔的注射およ
び腹水の回収により、動物、例えばマウスで継代される
。これはハイブリドーマを安定化し、そして増殖特性を
改善する。クロニングされた細胞系は常法により凍結さ
れ得る。
本発明は、動物/ヒトキメラモノクローナル抗体、好ま
しくはマウス可変領域とヒト定常領域から成る本発明の
キメラモノクローナル抗体を分泌するトランスフェクト
ーマ細胞系にも関する。定義によれば、トランスフェク
トーマ細胞系とは、本発明の動物/ヒトキメラモノクロ
ーナル抗体のキメラ軽鎖および/または重鎖をコードす
る核酸構成物でトランスフェクトされた連続細胞系、例
えば不死化された哺乳動物細胞系、例えばリンパ腫、ミ
エローマ、ハイブリドーマ、トリオーマまたはクアドロ
ーマ細胞系である。
更に本発明は、本発明の動物/ヒトキメラモノクローナ
ル抗体を分泌するトランスフェクトーマ細胞系の調製方
法に関する。該方法は、連続細胞系の細胞を、所望のキ
メラモノクローナル抗体の動物/ヒトキメラ軽鎖および
/または重鎖をコードしている核酸構成物、好ましくは
DNA構成物でトランスフェクトし、そして所望のキメ
ラモノクローナル抗体を分泌する細胞クローンを選択す
ることを含んで成る。
本発明のキメラモノクローナル抗体の軽鎖および重鎖そ
れぞれについてのキメラDNA構威物は、所望の特異性
を有するヒト以外好ましくはマウスの抗体の可変領域の
少なくとも機能性部分をコードする第一のDNAセグメ
ント、例えば機能的に再配列された遺伝子、およびそれ
に連結されたヒト抗体の定常領域の少なくとも部分をコ
ードする第二のDNAセグメントを含んで成る。
ヒト以外の可変領域をコードするDNAセグメントは、
例えば、ゲノムDNAの単離または単離したmRNAか
らのcDNAの調製のいずれかにより、所望の特異性を
有するヒト以外の抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞か
ら得ることができる。機能的に再配列された可変領域の
ゲノムDNAまたはcDNAのスクリーニングは、既知
のヌクレオチド配列を有する適当なりNAプローブ、例
えば合成DNA構成物の免疫グロブリンをコードする0
IRNAから誘導されたcDNA、または例えば隣接保
存可変もしくは定常領域を含んで成るゲノムDNA断片
、を用いて達成され得る。正しいクローンの同定および
確認は、クローニングされた遺伝子のDNA塩基配列決
定および正確にスプライシングされた全長mRNAの対
応する配列と該DNA配列との比較により行うことがで
きる。
ヒト定常領域をコードするDNAセグメントは、適当な
ヒト&II織から誘導されたゲノムライブラリーから得
ることができる。上述したようにしてゲノムDNAライ
ブラリーがDNAプローブによりスクリーニングされ、
そして所望のクローンが同定される。
キメラDNA構成物を作製するための前記DNAセグメ
ントの結合は、常法に従って、例えば平滑もしくは付着
末端連結、適当な粘着末端のための制限酵素消化、適当
ならば粘着末端のフィルイン、望ましくない結合を回避
するためのアルカリホスファターゼ処理、並びに適当な
りガーゼを用いた連結により行われる。
該キメラDNA構成物は複製可能なハイブリッドベクタ
ー中に挿入されるかまたは会合される。
ベクターは典型的には適合性宿主細胞と共同して2つの
機能を行う。1つの機能は、キメラ免疫グロブリン類を
コードする核酸のクローニングを促進すること、即ち使
用可能な量の該核酸を生産することである(クローニン
グベクター)。もう1つの機能は、染色体外要素として
の維持または宿主染色体中への組込みのいずれかによる
、適当な宿主中でのキメラ遺伝子構成物の複製および発
現に備えることである(発現ベクター)。クローニング
ベクターは、上述のキメラ遺伝子構成物、複製開始点ま
たは自己複製配列、優性マーカー配列、並びに所望によ
り、シグナル配列および追加の制限部位を含んで成る。
発現ベクターは、キメラ遺伝子の転写および翻訳に不可
欠な発現調節配列を更に含んで成る。
複製開始点または自己複製配列は、外来起源、例えばシ
ミアンウィルス40 (SV 40)もしくは他のウィ
ルス起源から誘導されたものを含むベクターの作製によ
るか、または宿主細胞の染色体機構により用意される。
マーカーは、ベクターを含む宿主細胞の選択を考慮した
ものである。選択マーカーは、銅のような重金属または
ゲンタマイシン(G−418)のような抗生物質に対す
る耐性を付与する遺伝子、または宿主細胞の遺伝的障害
、例えばチミジンキナーゼ、ヒボキサンチンホスホリル
トランスフェラーゼ、ジヒドロ葉酸レダクターゼ等の欠
損を補完する遺伝子を含む。
シグナル配列は、例えば、抗体の分泌を指示するプレ配
列または分泌リーダー、スプライシングシグナル等であ
ることができる。
発現調節配列として、ベクターDNAは、プロモーター
、翻訳の開始と終結およびmRNAの安定化に必要な配
列、並びに所望により、エンハンサ−および更なる調節
配列を含んで成る。宿主細胞の性質に応じて、種々様々
なプロモーター配列を使用することができる。
哺乳動物宿主に適するプロモーターは、ウィルス、例え
ばシミアンウィルス40 (SV 40)、ラウス肉腫
ウィルス(R3V)、アデノウィルス2、ウシ乳頭腫ウ
ィルス(BPV)、バポバウイルスBK変異体(BPV
)、またはマウスおよびヒトシトメガロウイルス(CM
V)から得られる。あるいは、該ベクターは、哺乳動物
の発現生成物、例えばアクチン、コラーゲン、ミオシン
等からのプロモーター、または通常免疫グロブリン遺伝
子配列と組み合わされる生来のプロモーターおよび調節
配列を含んでいてもよい。転写の開始および終結並びに
mRNAの安定化に必要な配列は、暫通ウィルスおよび
真核生物のcDNAの非コード5′領域および3′領域
それぞれから、例えば発現宿主から得られる。エンハン
サ−は、ウィルス起源、例えばシミアンウィルス、ポリ
オーマウィルス、ウシ乳頭腫ウィルスもしくはモロニー
肉腫ウィルス由来、またはゲノム、特にマウス起源の転
写促進性DNA配列である。
ベクターDNAの種々のDNAセグメントは作用可能に
連結される。即ち、それらは隣接しておりそして互いと
機能的関係に配置される。
キメラL鎖遺伝子構威物もしくはキメラH鎖遺伝子構成
物のいずれか一方を含んで成る別個のベクターを作製す
ることもできるし、または、LおよびH鎖遺伝子構戒物
の両方を同一のベクター中にクローニングすることもで
きる。
好ましいベクターの例は、SV 40初期プロモーター
により転写が調節されるプラスミドpSV、特にキサン
チン−グアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ遺伝
子を担持しているpSV2gpt 、またはホスホトラ
ンスフェラーゼ遺伝子を担持しているpSI7neoか
ら誘導されたものである。
ベクターを発現するのに適当な宿主は、試験管内培養で
きなければならず、そして活性な抗体の産生に適する環
境を提供するために高等真核生物起源でなければならな
い。というのは、機能的な四量体抗体分子の生合成は正
確な新生ポリペプチド鎖の折りたたみ、グリコジル化お
よび会合を必要とするからである。適当な宿主細胞の例
は、不死化された哺乳動物細胞系、例えばリンパ腫、ご
エローマ、ハイブリドーマ、トリオーマまたはクアドロ
ーマ細胞系、例えばミエローマ細胞系PAI 。
Sp210−Ag14またはX63−Ag3.653 
テある。
それらの宿主細胞は、キメラL鎖遺伝子構成物のみで、
キメラH鎖遺伝子構戊物のみで、あるいは2つの別個の
ベクターの助けにより連続的にもしくは同時に導入され
たかまたは上述の二重構成物(Ltff/H鎖)ベクタ
ーを使うことにより一段階法で導入された両方の遺伝子
構成物でトランスフェクトされる。
トランスフェクシヨンは、常法により、例えばリン酸カ
ルシウム沈澱、マイクロインジェクション、プロトプラ
スト融合、エレクトロポレーション、即ち細胞膜の透過
性を一時的に増加させる短い電気パルスによるDNAの
導入等により行われる。
トランスフェクション操作の後、トランスフェクトされ
た細胞は、選択マーカーの性質に応じて選ばれた選択培
地、例えばハイブリドーマ細胞の選択について上記に記
載された培地中での培養により同定および選択される。
該培地中ではトランスフェクトされた細胞のみが生き残
る。
本発明は、本発明の二特異性モノクローナル抗体を分泌
する連続細胞系、例えば不死化された哺乳動物細胞系、
例えばハイブリドーマ、トリオーマまたはクアドローマ
細胞系にも関する。
更に本発明は、本発明の二特異性モノクローナル抗体を
分泌する連続細胞系の調製方法に関し、該方法は、所望
の特異性を有する本発明の抗−IgEモノクローナル抗
体の重鎖および/または軽鎖を産生ずる細胞と、異なる
特異性を有するモノクローナル抗体の重鎖および/また
は軽鎖を産生ずる細胞とを融合し、融合において得られ
たハイブリッド細胞をクローニングし、そして所望の二
特異性モノクローナル抗体を分泌する細胞クローンを選
択することを含んで成る。
融合は、例えば、本発明のモノクローナル抗体を産生ず
るハイブリドーマを、二特異性モノクローナル抗体の第
二の特異性を決定する抗原で免疫処置された哺乳動物の
リンパ系細胞と、二特異性モノクローナル抗体の所望の
第二の特異性を有するミエローマタンパク質を分泌する
ミエローマと、または所望の第二の特異性を提供するモ
ノクローナル抗体を産生ずる細胞系と融合することによ
り行うことができる。二特異性モノクローナル抗体を分
泌する細胞系の一般的な調製方法は、当業界において既
知でありそして、例えば、ヨーロッパ特許出願第687
63号明細書中に記載されている。
融合後、上述したような選択培地中で培養しそして2つ
の所望の抗原と反応する単一クローンの能力についてク
ローンをスクリーニングすることにより、所望の二特異
性抗体を分泌する細胞が同定および選択される。
本発明のモノクローナル抗体および/またはその誘導体
は、特に体液、例えば血清中のIgEの定性および定量
に有用である。
例えば、該モノクローナル抗体および/またはその誘導
体は、IgEの抗原決定基と該モノクローナル抗体のバ
ラトープとの間の結合相互作用に頼る既知のイムノアッ
セイのいずれにおいても使用することができる。そのよ
うなアッセイの例は、ラジオイムノアッセイ(RIA)
、エンザイムイムノアッセイ、免疫蛍光イムノアッセイ
、化学発光イムノアッセイ、免疫沈澱イムノアッセイ、
うテックス凝集イムノアッセイまたは血球凝集イムノア
ッセイである。
本発明のモノクローナル抗体は、それ自体でまたは放射
能ラベル化誘導体の形でラジオイムノアッセイ(RIA
)において使用することができる。
RIAの既知の変形、例えば、IgEの直接もしくは間
接(競合)測定を伴う、可溶他相(均一)RIA、固相
(不均一)RIA、単一RIAまたは二重(サンドイッ
チ)RIAのいずれにおいても使用できる。
そのようなラジオイムノアッセイの例はサンドイッチR
IAであり、この場合、適当な担体、例えば、ポリスチ
レン、ポリプロピレンまたはポリ塩化ビニルのごクロタ
イタープレートもしくは試験管のプラスチック表面、ガ
ラスもしくはプラスチックビーズ、濾紙、デキストラン
等、セルロースアセテートもしくはニトロセルロース紙
、常磁性粒子等が、単純な吸着によりまたは所望により
担体の活性化後に本発明のモノクローナル抗体でコーテ
ィングされる。次いでIgEを含むテスト溶液、そして
最後に、抗原と−も反応しそして例えば12% lで放
射能ラベル化されているポリクローナル抗体が添加され
る。テスト溶液中のIgEO量は、結合したポリクロー
ナル抗体の量に正比例し、そして担体に結合した放射能
を測定することにより決定される。該ポリクローナル抗
体は、第一の担体結合モノクローナル抗体とは異なる抗
原エピトープを認識する本発明の第二の放射能ラベル化
モノクローナル抗体により置き換えることができる。
本発明のモノクローナル抗体は、それ自体でまたは酵素
接合誘導体の形でエンザイムイムノアッセイにおいて使
用することができる。ラジオイムノアッセイについて上
述したように、エンザイムイムノアッセイの既知の変形
のいずれも使用することができる。
該テストは、放射能ラベルの代わりに酵素ラベルを使っ
て、前述のラジオイムノアッセイと同様にして行われる
。テスト溶液中に存在するIgEの量に相当する形成さ
れた免疫複合体の量は、酵素基質溶液を添加することに
より測定される。酵素基質溶液は、例えば、肉眼または
光学測定装置により観察できる色の変化を生じる。
本発明のモノクローナル抗体は、それ自体でまたは化学
発光マーカーと接合された誘導体の形で化学発光アッセ
イにおいて使用することができる。
ラジオイムノアッセイについて上述したように、化学発
光アッセイの既知の変形のいずれも使用することができ
る。
該テストは、放射能ラベルの代わりに化学発光ラベルを
使って、上述のラジオイムノアッセイと同様にして行わ
れる。テスト溶液中に存在するIgEの量に相当する形
成された免疫複合体の量は、発光を開始させる化合物、
例えばH,0,およびNaOHを添加し、そして光学測
定装置により発光を測定することにより決定される。
IgEの測定について上述したような本発明のモノクロ
ーナル抗体およびその誘導体の利用は、それ自体既知の
他のイムノアッセイ、例えば免疫蛍光アッセイ、抗体コ
ートまたは抗原コートされたラテックス粒子を用いるラ
テックス凝集アッセイ、抗体コートまたは抗原コートさ
れた赤血球を用いる血球凝集アッセイ、抗体コートされ
た光ファイバーを使った消失光波(evanescen
t lighttvaνe)アッセイおよび結合反応を
電気または光のシグナルに変換する他の直接作用イムノ
センサー等を更に包含する。
本発明のモノクローナル抗体および/またはその誘導体
は、rgE産生細胞の測定のために、好ましくはプラー
ク形成細胞(PFC)アッセイにおいても有用である。
本発明に係るプラーク形成細胞アッセイは、固相イムノ
アッセイの理論に基づいている。固相イムノアッセイの
既知の変形、例えばラジオイムノアッセイ、エンザイム
イムノアッセイ、免疫蛍光アッセイまたは化学発光イム
ノアッセイ等のいずれも使用することができる。
そのようなプラーク形成細胞アッセイの例は、エンザイ
ムリンクドイムノソルベントアッセイ(1171,l5
A)を基にしたPFCアッセイである。IgE産生細胞
の総量の決定には、サンドイッチRIAについて上述し
たような適当な担体を本発明のモノクローナル抗体でコ
ーティングする。遠心、濾過等によりIgE産生細胞を
含む体液からそのような細胞の懸濁液を得、そしてIg
Eに特異的な第二のポリクローナルまたはモノクローナ
ル抗体、例えば第一抗体とは異なるIgEのエピトープ
を認識し、酵素、例えばアルカリホスファターゼと接合
されている本発明のモノクローナル抗体を加える。テス
ト懸濁液中のIgE産生細胞の量は、結合した第二抗体
の量に正比例するので、例えば着色反応生成物の形成を
もたらすような適当な基質溶液を添加し、そして着色ス
ポット(プラーク)をカウントすることにより決定され
る。特定のアレルゲンに対して向けられたIgEを産生
ずるIgE産生細胞の画分の決定のためには、上述の細
胞懸濁液を添加する前に担体をまずアレルゲンまたはア
レルゲンの吸着性接合体でコーティングする。アレルゲ
ンに対して向けられるテスト懸濁液中のIgEの両分は
、表面結合したアレルゲンに結合するので、例えば着色
反応生成物の形成をもたらす適当な基質および酵素と接
合した本発明のモノクローナル抗体を添加し、そして着
色スポット(プラーク)をカウントすることにより決定
される。
更に本発明は、本発明のモノクローナル抗体および/ま
たはその誘導体、並びに所望により、他のモノクローナ
ルもしくはポリクローナル抗体および/または添加剤を
含んで成る、IgEおよび/またはIgE産生細胞の定
性および定量用のテストキットに関する。
ラジオイムノアッセイ用の本発明のテストキットは、例
えば、適当な担体、所望により凍結乾燥形かまたはf4
縮溶液の1もしくは複数のモノクローナル抗体、放射能
ラベル化モノクローナル抗体または放射能ラベル化1g
Eの溶液、IgEの標準溶液、緩衝液、並びに所望によ
り、非特異的吸着および凝集物形成を防ぐための洗浄剤
、ピペット、反応容器、検量線等を含む。該テストキッ
トのモノクローナル抗体のうちの1つまたは複数が本発
明のモノクローナル抗体である。特定のアレルゲンに対
して向けられたIgEを産生ずるIgE産生細胞の測定
用テストキットは、アレルゲンまたはアレルゲンの吸着
性接合体を更に含んで成る。
エンザイムイムノアッセイ用の本発明のテストキットは
、例えば、適当な担体、所望により凍結乾燥形かまたは
i4縮溶液の酵素ラベル化モノクローナル抗体、酵素ラ
ベル化1gE、ポリクローナル抗−1gE血清および/
または抗−rgE抗体を認識しそして結合する酵素ラベ
ル化モノクローナルもしくはポリクローナル抗体、固体
または溶解された形の酵素基質、IgEの標準溶液、緩
衝液、洗浄剤、ピペット、反応容器、検量線、比色表等
を含む。該テストキットのモノクローナル抗体のうちの
1つまたは複数が本発明のモノクローナル抗体である。
特定のアレルゲンに対して向けられたIgEを産生する
IgE産生細胞の測定用テストキットは、アレルゲンま
たはアレルゲンの吸着性接合体を更に含んで成る。
また、本発明のモノクローナル抗体およびそれらの誘導
体は、既知の常用染色技術のいずれか、例えばフローサ
イトメトリー分析により、表面IgE陽性(slgE”
 ) B細胞の定性および定量に使用することができる
。今までは、当該技術において既知の抗−1gEモノク
ローナル抗体と感作されたマスト細胞および好塩基球上
に結合したIgEとの反応が染色反応を妨害するので、
slgE”B細胞の選択的決定のためにそのような技術
を使うことは実際には不可能であった。本発明のモノク
ローナル抗体およびそれらの誘導体はマスト細胞および
好塩基球上のIgEを認識しないので、この大きな欠点
を克服する。
加えて、本発明のモノクローナル抗体および/またはそ
れらの誘導体は、特にアレルギーの治療および/または
予防のための療法において有用である。
治療効果は、本発明のモノクローナル抗体およびその誘
導体の下記の特異的性質のためIgE免疫応答をダウン
レギュレートすることにより達成される。
・それらは、遊離IgEを結合することにより生成Ig
Eを中和し、そしてFcεレセプター■またはIIを有
する細胞、特にマスト細胞および好塩基球へのIgEの
結合を阻害することができる。
・それらは、表面1gE陽性B細胞(Igf!″B細胞
)の表面上に発現されたIgEを認識および結合し、従
ってアレルゲンへの二度目の暴露後にIgE産生を引き
起こす「記憶プール」を形成するそのような細胞の集団
を涸渇させるのに有用である。選ばれた免疫グロブリン
(サブ)クラスのモノクローナル抗体、特にキメラ抗体
を産生ずる能力は、sIgE″B細胞の特異的死滅をも
たらす宿主免疫系の活性化を可能にする。これは、細胞
毒性薬を標的細胞に輸送するであろう二特異性抗体によ
りまたは細胞毒性薬と本発明のモノクローナル抗体との
接合体により達成される。
・本発明のモノクローナル抗体およびその誘導体は、免
疫応答でのIgE形成において有意な阻害効果を有する
ので、長期に渡り持続する治療効果を有する。
結果として、本発明のモノクローナル抗体およびそれら
の誘導体は、例えばIgE抗体および表面1gE陽性B
細胞の除去、よってアレルギ一応答の可能性の排除、お
よびIgE形威形成害により、症状の治療よりもむしろ
アレルギーの根本的原因に作用する治療を提供する。こ
の治療法は繰返し投薬を行う必要がないこと、そして本
発明のモノクローナル抗体およびそれらの誘導体をアレ
ルギーのいずれかの症状の発見前の投与による予防処置
に使用できることが特に有利である。それらの減少され
た免疫原性のために、本発明のキメラモノクローナル抗
体およびその誘導体は治療用途および予防に特に有用で
ある。哺乳類についての治療−日量は、患者の状態およ
び投与の形式に依存して約O81■〜lO■/kg体重
である。
本発明は、本発明のモノクローナル抗体および/または
その誘導体を含んで成る医薬製剤にも関する。該医薬製
剤は、例えば、無機または有機の固体または液体の医薬
担体と一緒にまたは混合して、治療上有効な量の本発明
のモノクローナル抗体および/またはその誘導体を含ん
で成る。
好ましいのは、非経口投与および吸入用の医薬製剤であ
る。筋肉内、皮下もしくは静的投与または吸入用の医薬
製剤は、例えば、所望により凍結乾燥製剤または濃縮製
剤から使用直前に調製された、等張の水性溶液または懸
濁液である。該医薬製剤は滅菌されてもよく、そして例
えば、成分を保存、安定化、湿潤化、乳化または可溶化
するための補助薬、浸透圧の調節のための塩、緩衝剤お
よび/または粘度を調節する化合物、例えばカルボキシ
セルロースナトリウム、デキストラン、ポリビニルピロ
リドンもしくはゼラチンを含んでもよい。それらは当業
界において既知の方法、例えば常用の混合法、溶解法ま
たは凍結乾燥法により調製され、そして約0.01%〜
約50%の活性成分を含む。注射用製剤は、当業界にお
いて既知の方法に従って、処理され、アンプルまたはバ
イアル中に充填され、そして龍条件下で密封される。
〔実施例] 次の例は本発明を説明するためであり、決して限定する
ためではない。
曵羅 BPO−ベンジルペニシリン(ベンジルベニシロイル) BSA=ウシ血清アルブξン B55=平衡塩類溶液 CFA=完全フロインドアジュバント FC3=ウシ胎児血清 HAT=ヒポキサンチン/アミノプテリン/チミジン Ht!PES =N −(2−ヒドロキシエチル)ピペ
ラジン−N’ −(2’ −エタンスルホン酸) 1g  =免疫グロブリン i、p、  −腹腔内 i、v、  =静脈内 MAb=モノクローナル抗体 PBS=リン酸塩緩衝化塩溶液 PC=ホスホリルコリン rpm−回毎分 第一」−一に 第1表に示される多数の免疫グロブリンクラスIgEの
精製マウスモノクローナル抗体(IgE MAb)を用
いてRA 25ラツトを免疫処置する。それらのIgE
 MAbは、抗−イソタイプであり且つ抗−イデオタイ
プでない抗体、即ち他の全てのクラスの免疫グロブリン
上には存在しないIgEクラスの免疫グロブリンが分け
もつ抗原部位を認識する抗体、の誘起に有利である異な
る特異性を有する。
完全フロインドアジュバント中の第1表のIgEMAb
の混合物(各1on)をラットに腹腔内(i、p、)注
射する。その14日後に、不完全フロインドアジュバン
ト中間−濃度の同一混合物を更にi、p、注射する0例
1.3に記載されるようにして血清抗体価を測定し、そ
してマウスIgEに対して最も高い血清抗体価を有する
ラットに、融合の4日前にPBS中の第1表のIgf!
 MAbの混合物を静脈内にブースター注射する。
1.2  豊豊轟金 細胞融合は、免疫処置されたラットの牌細胞103個お
よびマウスミエローマ細胞系Sp210−Ag14(S
chulmanら、Nature  176.269.
1978)からの細胞3XlO’個を使って、l−の5
0%ポリエチレングリコール(PEG 4000.Me
rck)の存在下で従来の方法(Kろhler & M
ilstein、Nature  256 t495+
1975)に従って行う、洗浄後、細胞を300dの標
準ダルベツコ最少必須培地(Seromed)中に再懸
濁する。
支持細胞として融合あたり3XlO’個のマウス腹腔浸
出細胞および10%ウシ胎児血清を添加する。
得られた細胞を6枚の48穴X 1 d Co5tar
プレ一ト間に分配する。培養物に標準HAT選沢培地、
後にHT培地を3〜6週間の間−週間に2回補給する。
ハイブリドーマ細胞の増殖が目に見えるようになった時
、例1.3のELIS^テストによりマウスIgEへの
結合について培養上清をスクリーニングし、そしてその
後ヒスタミン放出およびマウス表面1gEへの結合につ
いてテストする(例5および7参照)。
選択されたハイブリドーマ細胞を培養において増殖させ
、−80°Cまたは液体窒素中で凍結せしめ、次いで再
活性化することができる。該細胞を限定希釈(Godi
ng、J、Immunol、Methods 39,2
85.1980)によりクローニングし、そしてブリス
タンで感作されたBa1b/cマウス中で腹水を形成せ
しめることにより増やす。
増殖しているハイブリドーマをサンドインチ型エンザイ
ムリンクドイムノソルベントアッセイ(ELISA)に
よりマウスIgEイソタイプに対して向けられた抗体(
抗−マウスIgE抗体)の存在についてテストする。
500にの第1表の4種のIgE MAb(例1.1参
照)または対照として他の全ての免疫グロブリンクラス
のマウスMAbおよびξエローマタンパク質(Bion
etics) (下記第2表参照)を0.05M炭酸水
素ナトリウム緩衝液puq、6中で37°Cにて2時間
および4°Cにて15時間インキュベートすることによ
り、プラスチックミクロタイタープレートを免疫グロブ
リンでコーティングする。
第ユ5L−表 PBSで洗浄した後、プラスチック表面上にまだ残って
いるタンパク質反応性部位を、PBSTween9緩衝
液(0,2%NaN、および1%BSAを含むPBS中
0.05%TweenO20,pH7,4)150mと
37°Cで2時間インキュベートすることにより飽和し
、そしてプレートをPBSで洗浄する。100mの細胞
培養上清および対応するその希釈液を37’Cで2時間
インキュベートしそしてプレートを洗浄した後、結合し
たラットモノクローナル抗体を、アルカリホスファター
ゼ−ラベル化ヤギIgG抗ラット免疫グロブリン調製物
(Sigma)の対応して予め決められた希釈液100
μlとのインキュベーションにより検出する。取り込ま
れた酵素の量を、酵素基質p−ニトロフェニルホスフェ
ート溶液(0,5ミリモルのMgC1,を含む10%ジ
ェタノールアミン緩衝液pH9,8中1■/Ml)10
0J11とのインキュベーションおよびマルチスキャン
フォトメーター(Flow Irvine)を使った4
05n−での反応生成物の光学濃度(OD4゜5)の測
定により決定する。
下の第3表に与えられたスクリーニング結果に基づいて
、18−20.46−48.4A1−28.483−3
9.1−5および3−11と命名された6つのハイブリ
ドーマを更なる研究のために選択する。それらは4つの
異なる融合から誘導され、そしてマウスIgEに対する
高い結合反応性(100%)を示すモノクローナル抗体
を分泌するが、他の1gイソタイプのMAbおよびミエ
ローマタンパク質とはバックグラウンドの交差反応性し
か示さない。ハイブリドーマ1−5の正式名称は654
−1−5であるが、便宜上最初の3文字が省略される。
MAbは、それらが分泌されるハイブリドーマ細胞系を
引用して、MAb18−20. MAb 46−48.
 MAb 4A1−28. MAb 4B3−39゜旧
b 1−5およびMAb 3−11と命名される。
第−」L−表 腹水の生成のために、雌のBa1b/cマウス(20−
25g)(Tierfarm 5isseln、スイス
)を0.3−のブリスタン油(Aldrich)で腹腔
内的に前処理する。1〜3週間後、このマウスに二回目
のブリスタン注射(0,2all、 i、p、)を行い
、同時に0.2−のPBS中の2X10b個のハイブリ
ドーマ細胞をi、p、接種する。8〜10日後、生じた
腹水を回収し、8OOXgで遠心し、そして−20゛C
または一80°Cで保存する。
解凍した腹水を30,0OOX gでの1時間の遠心に
より清澄化する。脂質を含む最上層を除去した後、タン
パク質濃度を測定し、PBSで10〜12■/dに調整
する。0°Cでの0.9容の飽和硫酸アンモニウムの滴
下添加により免疫グロブリンG画分(IgG)を沈澱さ
せる。1時間後、22,0OOX gでの1時間の遠心
により160画分をペレット化する。このペレットを5
0mFI NaC1を含む20n+MTris−HCl
緩衝液pH7,9中に溶解し、そして同一緩衝液に対し
て4℃で一晩透析する。DE52ジエチルアミノエチル
セルロース(Whatman)カラム上でのアニオン交
換クロマトグラフィーにより160画分を更に精製する
。精製試料を20mM Tris−11C1pH7,9
中に1 : 2 (v/v)希釈して25n+Mの最終
濃度にし、そしてカラム上に10■タンパク質/dゲル
の割合で負荷する。塩化ナトリウム濃度を25m1’l
から2005Mに増加させる(直線勾配)ことにより溶
出液を得る。一般に、MAbは80IIMNa(f!付
近で溶出する。その画分をPBSに対して4℃で一晩透
析する。5O5−PAGEおよび等電点電気泳動により
純度を評価する。純度は95%よりも大きい。
2.2  バイブリドーマの 10%ウシ胎児血清(Fe2)を含むRPMI 164
0培地(Seromed)中生理的温度(37°C付近
)でハイブリドーマ細胞を5X10’〜106細胞数/
dの最終細胞密度まで培養することにより、ハイブリド
ーマ細胞系のプレ培養物を得る。全てのプレ培養物をB
et lco培養容器に入れ、そして新鮮なRPMI1
640培地/10%FCSで1500mの全容量に調製
する。
培養物を37°C付近で5%CO1下30rpm+で2
〜3日間撹拌し、次いでRPMI 1640 /10%
FC3で30001dの全容量に希釈し、更に7〜lO
日間撹拌する。この後、95%の細胞は死んでいる。培
養ブロスを4℃で20分間11000Xで遠心する。上
清を無菌条件下で孔径0.2 nのフィルターを通して
濾過する。
OoCで0.9容量当量の飽和硫酸アンモニウムをゆっ
くりと滴下添加することにより、粗製免疫グロブリンを
沈澱させる。この沈澱物を例2.1に記載のようにして
精製する。
例1.3のラット抗−マウスrgE MAbの免疫グロ
ブリンクラスおよびサブクラスを、0uchterlo
nyにより記載のようにして決定する。MAb 4B3
〜39゜MAb 1−5およびMAb 3−11はIg
G  1クラスであり、MAb 46−48はIgG 
2aクラスであり、モしてMAb 18−20およびM
Ab 4A1−28はIgG 2bクラスである。
近 約150ngのラット抗−マウスIgEモノクローナル
抗体が1ウエル当たりに結合するように、例1、3のモ
ノクローナル抗体でミクロタイタープレートをコーティ
ングする。3q(20倍過剰)の同−モノクローナル抗
体または異なるモノクローナル抗体をRIA緩衝液(1
%BSAおよび0.2%NaN 2を含むP B S 
) 10m中の5ngの1251−ラベル化マウスIg
E MAb aPc12−13と共に37゛cにて4時
間ブレインキュベートし、そしてコーティングされたミ
クロタイタープレートのウェル中で37°Cにて2時間
および4°Cで15時間インキュベートする。
次いで該プレートを洗浄し、そして放射能を測定するこ
とにより結合したIgEを決定する。この交差−阻害実
験の結果を第4表に示す。
易−二り一表 0−30% 阻害 + 31−60% 阻害 ++ 61−95% 阻害 +++ 96−100% 阻害 表面結合モノクローナル抗体へのIgEの結合は、溶液
中の同一モノクローナル抗体(第4表、対角il#)と
のブレインキュベーションにより完全に(95%より大
きく)阻害される。MAb 4B3−39と交差反応す
るモノクローナル抗体MAb 46−48は、モノクロ
ーナル抗体MAb 3−11により同様に交差阻害され
るが、MAb 4B3−39およびMAb 3−11は
互いには全く影響を与えない。従ってそれら3つのモノ
クローナル抗体は、IgE分子上の部分的に重なってい
る連続のエピトープを認識する。モノクローナル抗体の
唯一の別のペア、即ちMAb 4A1−28と門^b 
1−5は幾らか交差反応性を示す、しかしながら、この
阻害は一方向のみである。モノクローナル抗体MAb 
L5はIgE分子へのMAb 4A1−28の結合を阻
害するが、MAb 4A1−28はIgEへのMAb 
1−5の結合を阻害することができない。従ってこれら
2つのモノクローナル抗体は近隣のエピトープを認識し
、ただしMAb L5はIgE分子へのMAb4A1−
28の結合を立体的に妨害する。他の全てのモノクロー
ナル抗体のペアは相互作用を全く示さず、従ってIgE
分子上の空間的に離れたエピトープに結合する。
輿工:ラット −マウスI E MAbによ 沫 され
ラット好塩基性白血病りローンRBL−2113(Eu
rop。
num、11,317.1981)を75c4のFal
conフラスコ中の15%FCS含有最少必須培地中で
37°Cおよび7.5%CO□の湿潤培養器内で増殖さ
せる。アッセイのために細胞をトリプシン処理し、平衡
塩類溶液で洗浄し、そしてカウントする。10’個のR
BL−283細胞あたりIgのマウス■gE MAb 
aPc12−3(ホスホリルコリン特異的、第1表参照
、例1.1 )を加え、回転しながら37℃で30分間
インキュベートする。
次いで細胞を培地中で1回洗浄し、10’細胞150d
に調整し、そして (1)種々の抗−IgE MAbの希釈液(50111
中0.5.q); (2)正の対照としてのPC−BSA (50Il!中
lItg);もしくは (3)自然ヒスタミン放出の測定のため50mのBSS
 。
と共に37°Cの振盪機水浴中で15分間インキュベー
トするか、または (4)全ヒスタミン放出の測定のため50Il!のBS
S 。
と共に90°Cで15分間インキュベートする。
各試験管を3000Xgで5分間遠心し、そして例5.
2に記載されるヒスタミン放出測定のために別の試験管
に移す。
5.2  ヒスタミン  の溌 60μのSAM反応混液(ldのPBS中10 p C
iの3H−アデノシルメチオニン(Du Pont N
EL15511)+ヒスタミンーL−メチル−トランス
フェラーゼ)を50μlの上清に添加し、振盪機水浴中
で37°Cにて90分間インキュベートする。その試験
管に40dの1.5N  HCffi04、次いで40
plのION Na0flおよび500 Il!のイソ
アミルアルコール/ドルオール(比2:8)を添加し、
1分間渦動撹拌し、モして190Xgで5分間遠心する
。放射能ラベル化されたメチルヒスタミンは、アルカリ
性条件下では有機相中に存在する。300mの有機相を
、lll11のエタノールおよび10 mlのシンチレ
ーション反応混液(Ifのドルオール+42−のLiq
uif Ior”Du Pon t)を含むバイアルに
移し、そしてTri−Carb”液体シンチレーション
分析機でカウントする。測定された放射能はヒスタミン
放出に比例する。
その結果を第5表に示す。
12.14ngヒスタミン/105細胞上記結果は、種
々の抗−IgE MAbがIgEで感作されたRBL−
マスト細胞からヒスタミン放出を誘導することを明らか
に指摘している。しかしながら、MAb 1−5はIg
Eを結合した非マスト細胞と高度に反応するけれどもヒ
スタミン放出を誘導しない。
PB3マスト細胞(Ballら、Differenti
ation24.74.1983)への151−ラヘル
化マウスIgEの結合を阻害する例1.3のラット抗−
マウスIgEモノクローナル抗体の能力を、次に記載さ
れるような阻害イムノアッセイにおいて測定する。
平底のポリ塩化ビニル製ミクロタイタープレートを20
n/ydl PBSの濃度のポリーL−リジン50II
Iでコーティングする。PBSで洗浄した後、各ウェル
に3X10’個のPB3マスト細胞(6X10’個/−
で50/Jりを添加し、次いで4°Cにて調製したばか
りのPBS中0.25%グルタルアルデヒド中に静かに
浸漬し、5分間維持する。軽く払い落とす動作によりグ
ルタルアルデヒドをウェルから除去し、プレートを14
2のPBS浴中で3回連続して洗浄する。1%BSAお
よび0.2%NaN、を含むPBS 22511!でプ
レートを37°Cにて1時間インキュベートすることに
より、プラスチック表面上にまだ存在している残りのタ
ンパク質反応性部位を飽和する。PBS中で洗浄した後
、緩衝液25ulまたは緩衝液中の抗−rgEモノクロ
ーナル抗体の希釈液25dを適当なウェルに添加する。
各ウェルに15I−ラベル化マウスIgE MAb a
Pc12−13(40,000cp111、約3ng)
 25Illを添加する。プレートを穏やかに振盪し、
モして37°Cで15分間および室温で1時間インキュ
ベートする。次いで各ウェルに175μlのPBSを添
加し、モしてウェルが空になるまでプレートをプラスチ
ックで裏付されたティッシュ上に逆さにしておく。次い
でプレートを11のPBS浴中で4回洗浄し、そして乾
燥する。ウェル中の放射能をカウントし、そして阻害率
を算出する。抗体MAb 1−5についての結果を第6
表に示す。
050% 阻害 =  9.5μg MAb L5Ig
E担持B細担持上びIgEコートされたマスト細胞への
ラット抗−マウスIgE MAbの結合をフローサイト
メトリー分析により測定する。
TgE MAb aPc12−3(第1表参照)を産生
ずるハイブリドーマ細胞は、表面1gEiB持B細胞(
slgE”B細胞)として働く。例5.1において記載
されたようにIgE MAb aPc12−3で感作さ
れたラット好塩基性白血病細胞系PBL−283の細胞
を、IgEコートされたマスト細胞として使用する。
染色は次のようにして行われる:1−5qのビオチニル
化うット抗−マウスIgE MAbを、5%FCSを含
むRIA緩衝液200.u/中で10”個の細胞と共に
4°Cで30分間インキュベートする。洗浄した後、3
μのアビジン−FITC(Becton−Dickin
son。
漱9011)を含む200 IllのRIA緩衝液中に
4℃で30分間細胞を再懸濁し、そして再び洗浄する。
それらを200 IllのRIA緩衝液中に再懸濁し、
フローサイトメトリー(2150コンピユーターに接続
された0rtho Diagnostic Syste
m 50HH)により分析する。
一第一ヨーー表 財ニラ ト −マウスI E MAbの第一のテストシ
リーズでは、特定の抗原により誘導される試験管内(i
n  vitro )免疫応答を研究する。
上記結果は、種々の抗−マウスIgE MAbが両方の
細胞のタイプと反応することを明らかに証明している。
しかしながら、MAb 1−5は、B細胞上の表面Ig
Eとは高度に反応するけれども、IgEコートされたマ
スト細胞には結合しない。
Baff1b/cマウス(Sisseln anima
l faro+)を、200 ulのA7!u−3−ゲ
ル” (Serva)中のアオガイヘモシアニン(にL
H,Calbiochem)とカップリングされたベン
ジルペニシリン(BPO,5erva) 10nで2i
!1間間隔で2回i、p、感作せしめる。カップリング
はNakagawaら (Int、Arch、^lle
rgy Appl、Ims+unol。
63.212.1980)に従って行われる。二回目の
感作注射の3ケ月後以降に、3匹のマウスから膵臓を取
り出し、ホモジナイズし、そして冷BSS中で3回洗浄
する。異なる濃度の種々のラット抗−マウスIgE M
Abと共に0.5HのBPO−i)1の存在下において
、5%FCSを含むl5cove培地(Seromed
 FO465)中10”個/dの濃度で細胞を24ウエ
ルのプレートに加える。該プレートを37°Cおよび7
.5%CO□において湿潤インキュベーター中で6日間
インキュベートする。次いで例8.1.3および8.1
.4に記載のELISAにおけるIgG  lおよびI
gEの測定のために、上清を別のプレートに移す。例8
.1.2のプラーク形成細胞アッセイにおいて細胞を抗
体産生活性についてテストする。
抗体産生細胞の発生における抗−1gEモノクローナル
抗体の効果を分析するために、抗体産生細胞の検出用の
新規ELISAプラークアッセイを開発した。
例8.1.1のミクロタイタープレートのウェルに1 
mftの冷BSSを添加し、そして細胞を注意深く再懸
濁し、5成のFalcon試験管に移す。冷BSSの更
なる添加により量を3dに調整し、試験管を氷上に維持
する。
48ウエルのプレートを、PBS中のBSA−結合BP
O(KLHについて例8.1.1に記載された方法に従
ったカップリング;  500g/−で200μ)を用
いて4°Cにて15時間コーティングする。洗浄(表、
1%BSA、0.2%NaN:+およびTweenO2
0を含むPBSldでプレートを37°Cで1時間イン
キュベートし、まだ遊離になっているタンパク質反応性
部位をブロックする。次いでプレートを再度PBS中で
洗浄する。収得した細胞を190Xgで7分間遠心し、
そして1 mlの培地中に再懸濁する。
測定しようとするイソタイプに依存して、異なる細胞+
状d111I11(IgEについては1/1、IgG 
2については1/10、およびIgG Iについては1
/30)をプレートに添加し、これを7.5%CO□を
有する湿潤インキュベーター中37℃にて18時間イン
キュベートする。洗浄後、適当なイソタイプ特異性を有
するアルカリホスファターゼラベル化抗体100IJ1
をプレートに添加し、37°Cで2時間インキュベート
する。PBSで洗浄した後、2−アミノ−2−メチル−
1−プロパノール(AMP、 Fluka)中の基質5
−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルホスフェート(
BCIP、 51g5+a) 100.Jをウェルに加
え、明瞭な青色スポット (プラーク)が見えるように
なるまで(約60分間)室温でインキュベートする。
結果を第8表に示す(例8.2.3参照)。
例8.1.1の細胞上清中のBPO−特異的IgE抗体
を下記に記載のELISAにより定量する。
50jlIの0.05M炭酸水素ナトリウム緩衝液(p
H9,6)中1nのBPO−BSAをプラスチック製ミ
クロタイタープレート中で37°Cにて2時間および4
°Cにて15時間インキュベートする。PBSで洗浄し
た後、プラスチック表面上にまだ残存しているタンパク
質反応性部位を、2001のPBS−Tween@緩街
液(0,2%NaNxを含むPBS中0.05%Twe
en @20、 pH7,4)と共に37°Cで2時間
インキュベートすることにより飽和し、次いでプレート
をPBSで洗浄する。50mの細胞上清およびその希釈
液を37°Cで2時間および4°Cで15時間インキュ
ベートする。既知濃度のBPO−特異的マウスIgE 
MAb13−10 (Ciba−Geigy)の希釈液
50uも同様に37°Cで2時間および4℃で15時間
インキュベートする。
プレートを洗浄した後、ビオチン接合モノクローナルラ
ット抗−マウスrgEli製物の対応して予め決められ
た希釈液50111とのインキュベーション、プレート
の再洗浄、および1 /1000でのアルカリホスファ
ターゼ−ラベル化アビジン(Calbiochem)5
0IJ1との37°Cでの1時間のインキュベーション
により、結合したIgE−特異的抗体を検出する。
取り込まれた酵素の量は、酵素基質p−ニトロフェニル
ホスフェート(0,5ミリモルのMgC1,を含む10
%ジェタノールアミン緩衝液PH9,8中l■/d)と
のインキュベーションおよびマルチスキャン光度計(F
low Irvine 、スコツトランド)を使った4
05ni+での反応生成物の光学濃度(004(15)
の測定により決定される。細胞上清中のBPO−特異的
IgE抗体の濃度は、BPO−特異的IgEモノクロー
ナル抗体希釈液から得られた標準曲線を使って算出され
る。
8、1.4     上   のBPCI−IGI例8
.1.1の細胞上清中のBPO−特異的IgG  l抗
体を、例8.1.3のELISAに類似したEL4S八
において定量する。
既知濃度のBPO−特異的マウスIgG  I  MA
bkl 16 (Swiss 1nst、for Al
lergy and AsthmaResearch 
、 DavosのOr、に、Blaserから人手)の
希釈液50mのインキュベーションにより標準曲線を得
る。アルカリホスファターゼ−ラベル化つサギIgG抗
−マウスIgG  1調製物の対応して予め決められた
希釈i50#とのインキュベーションにより、結合した
BPO−特異的IgG 1抗体を検出する。取り込まれ
た酵素の量は、IgEと同し方法で決定され、そしてB
PO−特異的IgG  1抗体の濃度は、BPO−特異
的モノクローナル抗体希釈液から得られた標準曲線を使
って算出される。
第2のテストシリーズにおいて、ポリクローナル的に誘
導される試験管内免疫応答を研究する。
8、2.1   な た   の  のポリクローナル
透見 フィコール(Pharmacia)で単離された小静止
B細胞培養物(Juliusら、Eur、J、Immu
nol、14+7531984)を、L−グルタミン(
2mM)、ペニシリン/ストレプトマイシン(100I
U/d) 、2−メルカプトエタノール(2X10’M
)、ピルビン酸ナトリウム(1a+M)およびl0%の
選択されたウシ胎児血清(Seromed)が補足され
たRP?II 1640培地(Gibco)中に5%C
OX中37°Cに設定する。5X10’細胞/威を、マ
イトジェン(E、コリB 026:B6(Dirco 
3920−103からのリボ多糖(LPS)。
25μg / In1)およびマウスインターロイキン
4、並びに種々の濃度のラット抗−マウスIgE MA
bの存在下または非存在下で全量0.2−において96
ウエルの平底ミクロタイタープレート(Cos tar
)中で培養する。細胞培養上清を収集し、そして例8、
2.2および例8.2.3に記載のサンドイッチELI
SAにおいて全1gEおよびIgG 3について分析す
る。
8、2.2    上 のIEの  の  のためのE
LISA 例8.2.1の細胞上清中のIgE抗体の総量は、下記
に記載のELISAにより測定される。
0.05M炭酸水素ナトリウム緩衝’l& (pH9,
6) 50〃中のII!gのラット抗−マウスIgE 
MAb 483−39をプラスチックミクロタイタープ
レート中で37°Cで2時間および4 ”Cで15時間
インキュベートする。
PBSで洗浄した後、プラスチック表面上にまだ残って
いるタンパク質反応性部位を、200 IIIのPBS
−Tween@緩衝液(0,2%NaNzを含むPBS
中0.05%Tween920. pl! 7.4 )
と共に37°Cで2時間インキエベートすることにより
飽和する。プレートをPBSで洗浄し、そして細胞上清
およびその希釈液50mを37°Cで2時間または4°
Cで15時間インキュベートする。既知濃度のモノクロ
ーナルマウスIgE抗体の希釈液50mも同様に37°
Cで2時間または4°Cで15時間インキュベートする
プレートを洗浄した後、ラット抗−マウスIgEMAb
 3−11を使って、例8.1.3においてBPO特異
特異的1抗E抗ついて記載したようにして、結合したI
gE抗体を検出する。IgEモノクローナル抗体希釈液
から得られた標準曲線を使って、細胞上清中のIgE抗
体の総量を算出する。
その結果を第8表(例8.2.3参照)に示す。
8、2.3    上 のIG3の  の  めための
ELISA 例8.2.1の細胞上清中のIgG 3抗体の総量は、
例8.2.2のELISAに類似したELISAにおい
て測定される。
コーティング抗体としてウサギIgG抗−マウスIgG
 3 (Ciba−Geigy)を使う。既知濃度のモ
ノクローナル抗−マウスIgG 3抗体aPc61−1
(第2表参照)の希釈液のインキュベーションにより標
準曲線を得る。ビオチン接合ラットモノクローナル抗−
マウスに抗体Ra33−18−12(G、)1Ma+m
inga授、Freiburg、 Germanyから
人手)を検出抗体として用いる。
その結果を下の第8表に示す。
」−」L−表 ±200μg/InIlIgG 3または51B±64
ttg/rail IgE。
(1) 0.5 pg/mllのBPO4L11および
1n/rrriの抗Ig已抗体の存在下でのマウス牌細
胞(to”/d)の6日間の培養:プラーク形成細胞ア
ッセイ(例8.1.3 、8.1.4 )による分析;
  100%−6640±1527 IgG lプラー
ク形成細胞(PFC)または53±11 IgE PF
C。
(2) L P S (25g/m1)および1 tr
g / dの抗−IgE MAbの存在下でのPetc
ollQ単離された小静止B細胞(5x105/d)の
7日間の培養: ELISA(例8.2.2 、8.2
.3 )による分析;100%=479生後6−8週の
Ba1b/cマウス(Sisseln飼養場)を、lO
!1gのBPO−にLH(例8.1.1参照)を含む0
、2 allの2%水性水酸化アルミニウム(Serv
a)で2回(2週間間隔で) i、p、免疫処置する。
1年後、予め免疫処置されたそれらのマウスを次のよう
にして処理する。
グループ1 (6匹のマウス)は、第0日に50μgの
BPO−KLHを含む0.21nlのA l (Oll
) :lをi、p、に与えられニゲループ2(6匹のマ
ウス)は、第一1日(i、p、) 、第0日(i、v、
) 、2日目(i、p、)および5日目(i、v、)に
200.−gの精製ラット抗−マウスrgEMAb l
−5を与えられ;そしてグループ3および4(共に6匹
ずつのマウス)は、それぞれラット抗−マウスIgE 
MAb 483−39および正常ラッ) 1 g G 
(Calbiochea+)を用いる以外はグループ2
と同様に処理される。更に、グループ2,3および4は
、第0日に50//gのBPO−KLllを含む0.2
 dのAf(OH)zをi、p、に与えられる。
144日目、全てのマウスから採血し、そして例8、1
.3および8.1.4において細胞上清について記載し
たELISAテストにより、BPO−特異的IgEおよ
びIgG  1について血清を分析する。その結果を第
9表(例9.2参照・)に示す。
第一ヨし一表 マウスを例9.1に記載のようにして予め免疫処置する
。1年後、−1,0,1および3日目にグループ2.3
および4に抗体を与えること以外は、例9.1と同様に
してマウスを処理する。
6日目に、マウスから肺臓を取り出し、そして例8.1
.2に記載のプラーク形成細胞アッセイにより分析する
。その結果を下の第9表に示す。
(1)6動物の平均値±I SUM (平均値の標準誤
差)(2)5動物の平均値±I SEM (平均値の標
準誤差)Biozziマウス(Inst、Curie、
Paris)を、第10表に挙げた免疫グロブリンクラ
スIgEの精製ヒト抗体で免疫処置する。それらのIg
E抗体は、抗インタイブ抗体の誘導に有利である異なる
特異性を有する。
完全フロインドアジュバント中の第10表のIgE抗体
(各25μg)の混合物をマウスに腹腔内(i、p、)
注射する。それから14日目に、不完全フロインドアジ
ュバント中の同濃度の同一混合物を更にi、p。
注射する。例1.3に記載のようにして血清抗体価を測
定し、そしてヒトIgEに対する高い血清抗体価を有す
るマウスに、融合の3日前にPBS中の第10表のIg
E抗体の混合物(各7.5x)を半分静内に、半分腹腔
内にブースター注射する。
10.2  狙胆敗金 例1.2に記載したようにして、ldの50%ポリエチ
レングリコールの存在下で、免疫処置マウスの牌細胞1
08個およびマウス旦エローマ細胞系F A I  (
J、W、5Locker、H,に、Forster、V
、Miggiano、C05Lihli、G、SLai
ger、B、TakacsおよびTh、5taehel
 in+「ハイプリドーマ作製のための2つの新規マウ
スミエローマ細胞系“FAI”およびFAI−0”の生
成」、Re5earch Disclos−ure 2
1713+1982年朗、p、 155)からの細胞3
X10’個を使って、細胞融合を行う。
例10.3のELrSAテストおよびRIAにより、ヒ
]・IgEへの結合について細胞上清をスクリーニング
する。その後、例11に従ってヒスタミン放出について
テストする。
選択したハイブリドーマ細胞を培養において増殖させ、
−80℃または液体窒素中で凍結し、次いで再活性化す
ることができる。それらの細胞を限定希釈(Godi、
ng+J、In+muno1.Methods 39+
285+1980)によりクローニングし、そしてプリ
スタンで感作されたnu/nuまたはBaj2b/cマ
ウス中で腹水を形成させることにより増殖させる(例1
0.4参照)。
増殖しているハイブリドーマを、例1.3のELISA
と同様なサンドインチ型エンザイムリンクドイムノソル
ベントアッセイにより、ヒトIgEイソタイプに対して
向けられた抗体(抗−ヒトIgE抗体)の存在について
テストする。
50mの0.05M炭酸水素ナトリウム緩衝液9H9,
6中の第10表のIgE抗体(例10.1参照)または
対照として他の全ての免疫グロブリンクラスのヒトミニ
ローマタンパク質(WIIO5tandards) (
下の第11表参照)  lItgをインキュベートする
ことにより、プラスチック製ミクロタイタープレートを
免疫グロブリンでコーティングする。例1.3に記載の
ようにしてインキュベーションおよび洗浄を行う。
結合したマウスモノクローナル抗体をアルカリホスファ
ターゼラベル化モノクローナルラットIgG抗−マウス
に軽t*Ra33−18−12を用いて検出する。
10.3.2   −ジオイムノアッセイ RIA)第
二のスクリーニングにおいて、例10.2のハイブリド
ーマを固相ラジオイムノアッセイ(RIA)によりヒト
IgEイソタイプに対して向けられた抗体(抗−ヒトI
gE抗体)についてテストする。
504の0.05M炭酸水素ナトリウム緩衝液pH9,
6中で1gのヒツジ抗−マウスIg抗体を37°Cで2
時間および4°Cで15時間インキュベートすることに
より、ポリ塩化ビニル製ミクロタイタープレートをコー
ティングする。PBSで洗浄した後、プラスチック表面
上にまだ残存しているタンパク質反応性部位を、200
 JIIのPBS−Tween@ 緩衝液(0,2%N
aN1および1%BSAを含むPBS中0.05%Tw
een020、pn7.4)と共に37°Cで2時間イ
ンキュベートすることにより飽和し、そしてプレートを
PBSで洗浄する。全ての細胞上清50Jを37°Cで
4時間プレート中でインキユヘートし、そしてPBSで
プレートを洗浄した後、l!+l−ヨウ素化ヒトrgE
50jlIを加え、37°Cで1時間インキユヘートす
る。プレートを洗浄した後、PackardCobra
” 5005ガンマカウンター中でウェルをカウントす
ることにより、結合したIgEの量を測定する。
スクリーニング操作の結果に基づき、Fl−18−22
゜Fl−30−3,Fl−43−17,Fl−62−4
8,Fl−73−63,Fl−74−20およびFl−
75−14と命名した7つのハイブリドーマを更なる研
究のために選択する。それらは、ヒトIgEとの結合反
応性を示すモノクローナル抗体を分泌するが、他の1g
イソタイプのミエローマタンパク質とはバックグラウン
ドの交差反応性しか示さない。抗−IgEMAbは、そ
れらが分泌されるハイブリドーマ細胞系に従って命名さ
れる。
例2.1に記載のようにして107個のハイブリドーマ
細胞が接種されたnu/nuマウスまたはBaff1b
/Cマウスの生体内でハイブリドーマを増殖させる。試
験管内での増殖については、例2.2の方法に従う。た
だし、細胞培養培地はRPMI 1640の代わりにD
MEM (Gibco)を使う。例2.1に記載のよう
にして免疫グロブリンG画分を沈澱せしめそしてクロマ
トグラフィーを行う。
10.5  マウス −ヒ IEモノクローナル例10
.3のマウス抗−ヒトrgs MAbの免疫グロブリン
クラスおよびサブクラスを、0uchterlonyに
より記載されたようにして決定する。テストした全ての
モノクローナル抗体はクラスTgG  1である。
下記に記載の5ubras+anian & Bray
 (J、Inn+unol。
138.271,1987)に従った方法により、ヒス
タミン放出を誘導する能力についてマウス抗−ヒl−I
gE!MAbをテストする。
11.1  二五上星ロ坐貝製 健康な提供者からのヒト末梢血液を、シリコン処理した
試験管中に収集し、そしてEDTAでコーティングした
プラスチック試験管中で6%デキストラン(8dの血清
に対して2d)と混合する。反転により混合した後、細
胞を室温で沈澱させ、そして白血球に冨む血漿層を流し
出し、1.OOOXgで10分間遠心する。上清を吸引
により除去し、細胞ペレットをHEPES緩衝液(25
mM IIEPEs、0,9%NaCl、0.5mMグ
ルコース、pH’7.4 )中に!A濁し、そして1,
000Xgで10分間再遠心する。この洗浄段階を2回
繰り返す。最後の細胞ペレットを、0.6sMCaCj
2zおよび0゜6mMMgCl!、zを含む同緩衝液中
に再懸濁する。
11.2  ヒス 藁ン  の演 約1000個の細胞のアリコートを、適当な量の例10
.3の抗−ヒト1g[!MAb(1/ 3希釈液)によ
り37°Cで15分間誘発せしめる。溶解された細胞(
95°C11O分)の上清から、細胞の全ヒスタミン含
量を評価する。全てのテストは3回ずつ行い、そして各
試料については2回ずつヒスタミン評価を行う。
インキュベーション後、テスト上清のアリコートを酵素
−アイソトープアッセイによりヒスタミン含量について
アッセイする。50IJIの上清(またはリン酸緩衝液
pH7,9で50Jに希釈したアリコート)を、ラット
腎臓ヒスタくンメチルトランスフエラーゼ(25〜30
趨タンパク質)および0.6μCi(’H) −3−ア
デノシルメチオニン(Amersham。
60−80μCi/ξリモル)を含む反応混液60I1
1と共に37°Cで90分間インキュベートする。40
jllの1.5N  )ICj204を添加しそして小
遠心管立パイブレークー(Eρpendorf)上で混
合することにより反応を止める。次いで、40μlの1
0 N NaOHを添加し、混合した後、500 jl
lのトルエン:イソアミルアルコール混合物(80: 
20、v / v )を添加する。アリコートを徹底的
に混合し、酵素反応により形成されたラベル化メチルヒ
スタミンを抽出する。次いで、4.000rpmで5分
間試験管を遠心し、そして有I相300μlをポリプロ
ピレン製シンチレーションバイアルに移す。1rIdl
のエタノールおよび10Fn1のシンチレーション反応
混液(Liquiforτ舛;シンチレーション用トル
エンで希釈し、4g//!PPOおよび50mg/f 
POPOPの最終濃度にしたもの)を添加した後、液体
シンチレーションカウンター(TricarbT′4;
 Packard)中で放射能をカウントする。
7つのテストした抗−ヒトIgE MAbのうち、MA
b Fl−43−17は例10.3.1のELISAで
測定するとヒトIgEに対する高い反応性を示すが、生
体内で1、、−gEによりコーティングされたマスト細
胞から10pg/ml MAbまでのヒスタミン放出(
少なくとも5%)を誘導しない。
(1)例10.3.1に従ったサンドイッチELISA
アッセイにより測定;0.5の光学濃度の読みを生じる
濃度。
(2)例比2に従って測定;5%の最大放出を生しる濃
度。
(3)標準偏差。
次のようにして、FcεレセプターIIを有する細胞へ
のIgEコートされたラテックス粒子の結合を阻害する
能力についてモノクローナル抗−ヒト1gE抗体をテス
トする。
製造業者の指示に従って、ラテックスビーズ(Sigm
a)を4−ヒドロキシ−3−ヨード−5−ニトロフェニ
ル酢酸(NIP)とBSAとの接合体(Brownst
oneら、Ima+uno1.10.465.1966
)でコーティングする。ビーズを洗浄し、0.1%BS
A、0.2%NaN:+を含むPBS(pH7,4)中
に再懸濁し、モして500III中で1001!gのヒ
トIgEキメラ抗−11rP抗体J W 8 (Neu
bergerら、Nature  314 +268、
1985) と共に室温で45分間インキュベートし、
次いで洗浄する。0.1mg/dの濃度での100gの
抗−ヒトIgEモノクローナル抗体(または対照として
緩衝液)を、適当に希釈されたIgEコートラテックス
ビーズ懸濁液20111と室温で45分間インキュベー
トし、次いで100μlの緩衝液中の2×10’個のリ
ンパ芽球様細胞RPMI 8866細胞(Jensen
ら、I+u+uno1.53. L1984)を添加し
、そして室温で更に60分間インキュベートする。RP
MI 8866細胞へのラテックス凝集の阻害を顕微鏡
検査により調べる。
実際に、抗−ヒトIgEモノクローナル抗体は、IgE
でコーティングされた粒子とRPMI 8866細胞と
の間の相互作用を阻害することがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、免疫グロブリンEのイソタイプ決定基に対して向け
    られたモノクローナル抗体であって、Fcεレセプター
    I またはIIを有する細胞への遊離IgEの結合を阻害
    しそしてIgE表面陽性B細胞の表面上に発現されるI
    gEを認識するが、Fcεレセプター I またはIIを有
    する細胞の表面上に結合したIgEを認識せずそしてそ
    のような細胞からのメディエーター放出を触発しないモ
    ノクローナル抗体;および該抗体の特異性を保持してい
    るその誘導体。 2、Fcεレセプター I またはIIを有するマスト細胞
    および好塩基球の表面上に結合したIgEを認識せずそ
    してそのような細胞からのアナフィラキシーメディエー
    ター放出を触発しない請求項1に記載のモノクローナル
    抗体、およびその誘導体。 3、免疫応答におけるIgE形成を特異的に阻害する請
    求項1に記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体
    。 4、免疫グロブリンクラスIgEである請求項1に記載
    のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 5、マウスIgEのイソタイプ決定基に対して向けられ
    た請求項1に記載のモノクローナル抗体、およびその誘
    導体。 6、ラット抗体である請求項5に記載のモノクローナル
    抗体、およびその誘導体。 7、称号MAb1−5を有する請求項6に記載のモノク
    ローナル抗体、およびその誘導体。 8、ヒトIgEのイソタイプ決定基に対して向けられた
    請求項1に記載のモノクローナル抗体、およびその誘導
    体。 9、マウスまたはラット抗体である請求項8に記載のモ
    ノクローナル抗体、およびその誘導体。 10、マウス抗体である請求項8に記載のモノクローナ
    ル抗体、およびその誘導体。 11、称号MAbF1−43−17を有する請求項10
    に記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 12、動物/ヒトキメラ抗体である請求項8に記載のモ
    ノクローナル抗体、およびその誘導体。 13、マウス可変領域およびヒト定常領域から成る請求
    項12に記載のキメラモノクローナル抗体、およびその
    誘導体。 14、第一が請求項8に記載のモノクローナル抗体から
    誘導されそして第二が異なる特異性を有する抗体から誘
    導された2つの異なる抗原結合性部分を含んでなる二特
    異性モノクローナル抗体、およびその誘導体。 15、第二の抗原結合性部分が、細胞増殖抑制性または
    細胞毒性物質に対して向けられた抗体から誘導される請
    求項14に記載の二特異性モノクローナル抗体、および
    その誘導体。 16、抗体断片である請求項1に記載のモノクローナル
    抗体の誘導体。 17、酵素、蛍光マーカー、化学発光マーカー、金属キ
    レート、アビジンまたはビオチンとの抗体接合体である
    請求項1に記載のモノクローナル抗体の誘導体。 18、放射能ラベル化された抗体である請求項1に記載
    のモノクローナル抗体の誘導体。19、請求項1に記載
    のモノクローナル抗体およびその誘導体の調製方法であ
    って、前記モノクローナル抗体を分泌する連続細胞系の
    細胞を試験管内または生体内で増殖させ、そして必要な
    時、得られた前記モノクローナル抗体を単離しそして/
    またはその誘導体に変換することを含んで成る方法。 20、請求項1に記載のモノクローナル抗体を分泌する
    連続細胞系であるハイブリドーマ細胞系。 21、ミエローマ細胞とIgEで免疫処置された哺乳動
    物のBリンパ球とのハイブリッドである、請求項20に
    記載のハイブリドーマ細胞系。 22、マウスミエローマ細胞とIgEで免疫処置された
    ラットのBリンパ球とのハイブリッドである、請求項2
    0に記載のハイブリドーマ細胞系。 23、1989年4月19日にECACC(Europ
    eanCollec−tionofAnimalCel
    lCultures)にECACC89041902号
    のもとに寄託された呼称654−1−5を有する、請求
    項20に記載のハイブリドーマ細胞系。 24、マウスミエローマ細胞とIgEで免疫処置された
    同系マウスのBリンパ球とのハイブリッドである、請求
    項20に記載のハイブリドーマ細胞系。 25、1990年3月22日にECACCにECACC
    90032210号のもとに寄託された呼称F1−43
    −17を有する、請求項24に記載のハイブリドーマ細
    胞系。 26、請求項20に記載のハイブリドーマ細胞系の調製
    方法であって、適当な哺乳動物をIgEで免疫処置し、
    この動物の抗体産生細胞を連続細胞系の細胞と融合し、
    融合で得られたハイブリッド細胞をクローニングし、そ
    して所望のモノクローナル抗体を分泌する細胞クローン
    を選択することを含んで成る方法。 27、請求項12に記載の動物/ヒトキメラモノクロー
    ナル抗体を分泌するトランスフェクトーマ細胞系である
    連続細胞系。 28、請求項27に記載のトランスフェクトーマ細胞系
    の調製方法であって、連続細胞系の細胞を、所望のキメ
    ラモノクローナル抗体の動物/ヒトキメラ軽鎖および/
    または重鎖をコードしている核酸構成物でトランスフェ
    クトし、トランスフェクトされた細胞をクローニングし
    、そして所望のキメラモノクローナル抗体を分泌する細
    胞クローンを選択することを含んでなる方法。 29、請求項14に記載の二特異性モノクローナル抗体
    を分泌する連続細胞系。 30、請求項29に記載の連続細胞系の調製方法であっ
    て、ヒトIgEのイソタイプ決定基に対して向けられた
    モノクローナル抗体の重鎖および/または軽鎖を産生す
    る細胞と、異なる特異性を有するモノクローナル抗体の
    重鎖および/または軽鎖を産生する細胞とを融合し、融
    合で得られたハイブリッド細胞をクローニングし、そし
    て所望の二特異性モノクローナル抗体を分泌する細胞ク
    ローンを選択することを含んで成る方法。 31、請求項1に記載のモノクローナル抗体および/ま
    たはその誘導体を使用することを含んで成るIgEの定
    性および定量方法。 32、ラジオイムノアッセイ、エンザイムイムノアッセ
    イまたは化学発光イムノアッセイを使用することを含ん
    で成る、請求項31に記載の方法。 33、請求項1に記載のモノクローナル抗体および/ま
    たはその誘導体を使用することを含んで成るIgE産生
    細胞の定性および定量方法。 34、プラーク形成アッセイを使用することを含んで成
    る、請求項33に記載の方法。 35、IgEおよび/またはIgE産生細胞の定性およ
    び定量方法のためのテストキットであって、請求項1に
    記載のモノクローナル抗体および/またはその誘導体、
    並びに所望により他のモノクローナル抗体もしくはポリ
    クローナル抗体および/または添加剤を含んで成るテス
    トキット。 36、請求項1に記載のモノクローナル抗体および/ま
    たはその誘導体を使用することを含んで成る表面IgE
    陽性(sIgE^+)B細胞の定性および定量方法。 37、請求項1に記載のモノクローナル抗体および/ま
    たはその誘導体を使用することを含んで成るアレルギー
    の治療および/または予防方法。 38、請求項1に記載のモノクローナル抗体および/ま
    たはその誘導体を含んで成る医薬製剤。
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