JPH0372631B2 - - Google Patents

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JPH0372631B2
JPH0372631B2 JP2169650A JP16965090A JPH0372631B2 JP H0372631 B2 JPH0372631 B2 JP H0372631B2 JP 2169650 A JP2169650 A JP 2169650A JP 16965090 A JP16965090 A JP 16965090A JP H0372631 B2 JPH0372631 B2 JP H0372631B2
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alkyl
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Deii Hatsutofuiirudo Roeru
Shii Burasutsuaaku Rarii
Daburyu Fuitsushaa Jatsuku
Ei Baneru Chaaruzu
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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Publication of JPH0372631B2 publication Critical patent/JPH0372631B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D499/00Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/02Preparation
    • C07D501/04Preparation from compounds already containing the ring or condensed ring systems, e.g. by dehydrogenation of the ring, by introduction, elimination or modification of substituents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D505/00Heterocyclic compounds containing 5-oxa-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. oxacephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring

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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 セフアロスポリン抗生物質分野における密度の
高い研究の結果、臨床的に重要なセフアロスポリ
ン化合物が数多く得られた。この分野で極く最近
開発されたものの一つに、3位にハロゲンが直接
結合しているセフエム化合物がある。数種の3−
ハロゲン−3−セフエム類が米国特許第3925372
号、同第4064343号および同第3962227号に記載さ
れている(Chauvette)。これらの強力な抗菌化
合物は、対応する3−ヒドロキシ−3−セフエム
類をハロゲン化して製造される。3−ヒドロキシ
−3−セフエムを3−クロロもしくは3−ブロモ
−3−セフエムにハロゲン化する方法は、具体的
には、3−ヒドロキシ−3−セフエム化合物を、
通常はジメチルホルムアミドの存在下に、ホスゲ
ン、オキサリルクロリド、チオニルクロリド、チ
オニルブロミドを含むブロム化剤もしくはクロル
化剤、あるいは三塩化リンと三臭化リンのような
ハロゲン化リンと反応させて実施する。 半合成ペニシリンおよびセフアロスポリン抗生
物質の製造における化学的修飾も、6位または7
位にアシルアミノ基を有するβ−ラクタム基質で
行われている。これらは反応条件下において安定
ではあるが、最高の抗菌活性を得るには好ましく
ない。従つて、すべてではないが、殆んどの既知
の臨床的に重要なペニシリンおよびセフアロスポ
リンの製造に共通する工程は、6−もしくは7−
アシルアミノ基を開裂して、所望のかたちに再ア
シル化することができるような6−もしくは7−
アミノ化合物を得る工程である。ペニシリンおよ
びセフアロスポリンのアシルアミノ側鎖の開裂に
最も広く用いられている方法は、6−もしくは7
−アシルアミノ化合物を、まず対応するイミノハ
ライドに変換し、さらにイミノエーテルに変換し
た後に酸加水分解またはアルコーリシスによつて
核(6−もしくは7−アミノ)化合物を得る方法
である。この一般法およびその改良法について
は、下記米国特許に記載されている。第3549628
号、第3575970号、第3697515号、第3845043号お
よび第3868368号。 数多くの酸ハライド類、特にリン、炭素および
硫黄またはその酸素酸から誘導した酸クロリド
は、上記3工程のアミド開裂工程におけるイミノ
ハライド中間体の製造に有用であると開示されて
いる。特に好ましいイミノハライド形成剤として
は、塩化ホスホリル、五塩化リン、三塩化リン、
塩化チオニル、ホスゲン、オキサリルクロリドお
よび三塩化カテキルリンがある。実験経験から、
五塩化リンがイミノハライド中間体の製造におけ
る好ましい酸ハライド試薬である。 セフアロスポリンスルホキシドも、セフアロス
ポリン抗生物質の合成において広く用いられてい
る中間体である。セフアロスポリンのスルホキシ
ド型を用いて実施した反応または合成が完了した
後にスルホキシド基を還元すると、還元された、
あるいはスルフイド状態のセフアロスポリン化合
物が得られる。 セフアロスポリンスルホキシドの還元に関する
好ましい先行技術は、マーフイー等の方法である
〔Murphy et al.,米国特許第3641014号〕。この
方法においては、セフアロスポリンスルホキシド
は、 1 水素および水素化触媒 2 第一スズ、第一鉄、第一銅または第一マンガ
ンカチオン 3 ジチオナイト、ヨージドまたはフエロシアニ
ド、 4 三価のリン化合物、 5 ハロシラン類、または 6 クロロメチレンイミニウムクロリド で還元されている。これらの還元剤のあるもの
は、アセチルクロリドあるいは三塩化リンのよう
な活性剤を必要とする。例えば、ナトリウムジチ
オネートは、還元に際してアセチルクロリドで活
性化される。セフアロスポリンスルホキシドの別
な還元方法は、米国特許第4044002号に開示され
(Hatfield)、同特許には臭素捕集剤の存在下にア
シルブロミドを用いてセフアロスポリンスルホキ
シドを還元する方法が詳述されている。さらに、
最近、ジメチルホルムアミドの存在下に三塩化リ
ン、五塩化リン、またはホスゲンを用いて3−ヒ
ドロキシセフエムスルホキシド類を還元/クロロ
化する方法が報告されている(Kukolja and
Spry)。 我々は、最近、リン酸素酸からではなくて、そ
のアリールエステルから誘導した新しい化合物群
を見い出した。さらに詳述すると、特定の亜リン
酸トリアリールを当量の塩素もしくは臭素と反応
させると、反応初期に、熱力学的には不安定では
あるが、動力学的にコントロールされた生成物が
得られ、β−ラクタム化合物の製造に好都合に用
いられることを見出した。これらの新規亜リン酸
トリアリール−ハロゲン化合物については、本件
と同じ日に出願した係属中の米国出願第8469号に
開示されている。 本発明は、最近見い出された亜リン酸トリアリ
ールーハロゲン化合物を用いて、セフアロスポリ
ンスルホキシドの還元を実施する手法に関する。 本発明は、特に以下に記載する具体化された製
法を提供するものである。 セフアロスポリンスルホキシドを、実質的に無
水の不活性有機溶媒中、約30℃以下において、少
なくとも1当量のハロゲン捕集剤の存在下に、約
1.0〜約1.3当量の亜リン酸トリアリール−ハロゲ
ンコンプレツクスと反応させて、対応するセフア
ロスポリンに還元する方法。但し、セフアロスポ
リンスルホキシドの7位の置換基上に遊離アミ
ノ、ヒドロキシもしくはカルボキシが置換されて
いる場合には、まずこれらの置換基を通常のアミ
ノ、ヒドロキシもしくはカルボキシ保護基で保護
しておくものとする。また、セフアロスポリンス
ルホキシドは下記式(X)で表わされる化合物
であるか、あるいは下記式においてR2が式R7CO
−で表わされるアシル基である化合物である。 〔式中、R′は水素もしくはカルボン酸保護
基; R1は水素もしくはメトキシ;【式】は通常 のアミノ保護基、または、R2は水素もしくはカ
ルボン酸から誘導されたアシル基、かつR3はカ
ルボン酸から誘導されたアシル基、またはR2
R3は、それらが結合する窒素原子と共同して、 式 で表わされる基を形成する。ここで、R4はジカ
ルボン酸から誘導されたアシル残基を表わす。さ
らに、Yは 【式】【式】および【式】 から選んだ二価のラジカルを表わし、Aは水素、
塩素、臭素、ヒドロキシ、保護ヒドロキシ、C1
〜C4アルコキシ、メチル、C1〜C4アルカンスル
ホニルオキシ、C1〜C4アルキルフエニルスルホ
ニルオキシもしくは式−CH2Bで表わされる基、
Bは 1 C2〜C4アルカノイル、カルバモイルオキシ
もしくはC1〜C4アルキルカルバモイルオキシ、 2 C1〜C4アルコキシ、 3 塩素もしくは臭素、 4 C1〜C4アルコキシカルボニルもしくは(C2
〜C6ハロアルコキシ)カルボニル、または 5 式−SR9で表わされる基(但し、R9は、 (a) C1〜C4アルカノイル、 (b) C1〜C4アルキル、フエニルまたはC1〜C4
アルキル、C1〜C4アルコキシ、保護ヒドロ
キシ、塩素、臭素、フツ素、ニトロ、シア
ノ、メタンスルホンアミドおよびトリフルオ
ロメチルから選んだ1または2個の置換基で
置換されたフエニル、または (c) 酸素、硫黄および窒素から選んだ1〜4個
のヘテロ原子を含む、非置換またはC1〜C4
アルキル、C1〜C4アルコキシ、塩素、臭素、
オキソ、ハロ(C1〜C4アルキル)、保護アミ
ノ、保護アミノ(C1〜C4アルキル)、保護ヒ
ドロキシ、保護ヒドロキシ(C1〜C4アルキ
ル)、保護カルボキシもしくは保護カルボキ
シ(C1〜C4アルキル)で置換された5また
は6員環のヘテロ環である。); をそれぞれ表わす。また、R7は (1) 水素C1〜C6のアルキル、ハロ(C1〜C4アル
キル)、シアノメチル、トリフルオロメチルチ
オメチルもしくは4−保護アミノ−4−保護カ
ルボキシブチル; (2) 基Ra(但し、RaはフエニルまたはC1〜C4
ルキル、C1〜C4アルコキシ、保護ヒドロキシ、
塩素、臭素、フツ素、ヨウ素、ニトロ、シア
ノ、カルバミル、メタンスルホンアミドおよび
トリフルオロメチルから選んだ1または2個の
置換基で置換されたフエニルである。); (3) 式R0(Q)m−CQ1Q2−で表わされるアリー
ルアルキル基(但し、R0は前記Ra、1,4−
シクロヘキサジエニルまたは酸素、窒素および
硫黄から選んだ1〜4個のヘテロ原子を含む5
員ヘテロ環である。但し、このヘテロ環は非置
換、もしくはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコ
キシ、塩素、臭素、オキソ、保護アミノ、保護
アミノ(C1〜C4アルキル)、保護ヒドロキシも
しくは保護カルボキシで置換されている。mは
0もしくは1;Qは酸素もしくは硫黄原子;
Q1およびQ2は独立して水素もしくはメチルを
それぞれ表わす。但し、mが1のとき、R0
Raに限定される。); (4) 式【式】で表わされる置換アリール アルキル基(但し、R0は前記と同意義であり、
Wはウレイド、保護アミノ、保護ヒドロキシもし
くは保護カルボキシである。);または (5) 式【式】で表わされる置換オキシイミ ノ基(但し、R0は前記と同意義であり、Rbは
C1〜C4アルコキシである); を表わす。〕 6−および7−アシルアミノ基の具体例として
は、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオンア
ミド、ブチルアミド、クロロアセトアミド、2−
ブロモプロピオンアミド、シアノアセトアミド、
トリフルオロメチルチオアセトアミド、4−t−
ブトキシカルボニルアミノ−4−t−ブトキシカ
ルボニルブチルアミド、ベンズアミド、4−メチ
ルベンズアミド、3−ニトロベンズアミド、2−
ヨードベンズアミド、4−ベンジルオキシベンズ
アミド、3−シアノベンズアミド、2,6−ジク
ロロベンズアミド、4−トリフルオロメチルベン
ズアミド、3,4−ジエトキシベンズアミドおよ
び3−メタンスルホンアミドベンズアミドがあげ
られる。 R7が式R0−(Q)m−CQ1Q2で示される基を表
わす場合、アシルアミノ基の具体例にはフエニル
アセトアミド、4−ブロモフエニルアセトアミ
ド、3,5−ジニトロフエニルアセトアミド、4
−ベンジルオキシフエニルアセトアミド、フエノ
キシアセトアミド、4−クロロフエノキシアセト
アミド、2−プロポキシフエノキシアセトアミ
ド、4−カルバミルフエノキシアセトアミド、シ
クロヘキサジエニルアセトアミド、フエニルチオ
アセトアミド、2,5−ジクロロフエニルチオア
セトアミド、3−ニトロフエニルチオアセトアミ
ド、2−トリフルオロメチルフエニルチオアセト
アミド、2−フエニルプロピオンアミド、2−フ
エノキシプロピオンアミド、2−フエニル−2−
メチルプロピオンアミド、2−(4−クロロフエ
ニル)プロピオンアミド、2−フリルアセトアミ
ド、2−チエニルアセトアミド、5−イソオキサ
ゾリルアセトアミド、2−チアゾリルアセトアミ
ド、2−チエニルプロピオンアミド、5−チアゾ
リルアセトアミド、2−クロロアセトアミドチア
ゾール−5−イルアセトアミド、5−ブロモチエ
ン−2−イルアセトアミド、1−テトラゾリルア
セトアミド、5−テトラゾリルアセトアミドなど
が含まれる。 R7が式R0−CH(W)−(但し、Wは保護された
ヒドロキシである。)で表わされる置換アリール
アルキル基であるとき、アシルアミノ基の具体例
には、2−ホルミルオキシ−2−フエニルアセト
アミド、2−ベンジルオキシ−2−(4−メトキ
シフエニル)アセトアミド、2−(4−ニトロベ
ンジルオキシ)−2−(3−クロロフエニル)アセ
トアミド、2−クロロアセトキシ−2−(4−メ
トキシフエニル)アセトアミド、2−ベンジルオ
キシ−2−フエニルアセトアミド、2−トリメチ
ルシリルオキシ−2−(4−クロロフエニル)ア
セトアミド、2−ベンズヒドリルオキシ−2−フ
エニルアセトアミドなどがあげられる。Wが保護
されたアミノ基である場合の具体例には、2−
(4−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−
2−フエニルアセトアミド、2−(2,2,2−
トリクロロエトキシカルボニルアミノ)−2−フ
エニルアセトアミド、2−クロロアセトアミド−
2−(1,4−シクロヘキサジエン−1−イル)
アセトアミド、2−(4−メトキシベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−2−(4−メトキシフエニ
ル)アセトアミド、2−ベンズヒドリルオキシカ
ルボニルアミノ−2−フエニルアセトアミド、2
−(1−カルボメトキシ−2−プロペニル)アミ
ノ−2−フエニルアセトアミド、2−(4−ニト
ロベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−(2−
チエニル)アセトアミドなどがある。 Wが保護されたカルボキシ基である場合、式
R7CONH−で表わされる基の具体例には2−(4
−ニトロベンジルオキシカルボニル)−2−(2−
チエニル)アセトアミド、2−ベンズヒドリルオ
キシカルボニル−2−フエニルアセトアミド、2
−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)
−2−(4−クロロフエニル)アセトアミド、2
−t−ブトキシカルボニル−2−(4−ベンジル
オキシフエニル)アセトアミドなどがある。 式 で表わされるイミド基はマレインイミド、3−エ
チルマレインイミド、3,4−ジメチルマレイン
イミド、スクシンイミド、フタルイミドおよび
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドであ
る。 式(X)におけるR9は非置換のヘテロ環で
あつて、その具体例としては、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリダジニル、ピリミジル、1,2,4−
トリアジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チア
ゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3
−トリアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、
1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チア
ジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、
1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4,−
オキサジアゾリル、1H−テトラゾリル、2H−テ
トラゾリルなどがあげられる。 R9で表わされる好ましいヘテロ環は下記のと
おりである。 【式】【式】 【式】【式】【式】 【式】【式】【式】 【式】【式】【式】 【式】【式】 〔式中、aは水素またはC1〜C4アルキルであ
る。〕 これらの製法に用いられている亜リン酸トリア
リール−ハロゲンコンプレツクスは、最近、特定
の亜リン酸トリアリールと塩素もしくは臭素との
反応から得られた化合物である。 式() で表わされる亜リン酸トリアリールを、実質的に
無水の不活性有機溶媒中、当量の塩素もしくは臭
素と反応させると 式() で表わされる動力学的にコントロールされた生成
物が得られる。但し、上記式中、Zは水素、ハロ
ゲン、C1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキ
シ、Xは塩素もしくは臭素をそれぞれ表わす。 Zの定義におけるハロゲンには、塩素、臭素ま
たはヨウ素が含まれる。また、C1〜C4のアルキ
ルにはメチル、エチル、イソプロピル、プロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチルおよびイ
ソブチルがC1〜C4アルコキシにはメトキシ、エ
トキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシおよびブ
トキシが包含される。 動力学的にコントロールされた生成物の一般式
に記載された点(・)は、ただ単に当量のハロゲ
ンと亜リン酸トリアリールが化学的に結合
(combine)されたものであつて、その結合様式
が、通常点なし〔例えば、(PhO)3PC2〕で表
わされる熱力学的に安定な既知誘導体の結合様式
と異なることを示す。この亜リン酸トリアリー
ル・ハロゲン動力学的コンプレツクスの分子構造
は正確には決定されていないが、物理化学的デー
タによれば、この動力学的生成物のリン中心はカ
チオンの性質を持つている。本明細書中の“動力
学的化合物”、“動力学的コンプレツクス”、“亜リ
ン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツクス(化
合物)”、“動力学的にコントロールされたハロゲ
ン化(還元)剤化合物”および“動力学的にコン
トロールされた生成物”という用語はすべて同義
語として用いられている。 動力学的にコントロールされたハロゲン化剤化
合物の製造に適する亜リン酸トリアリールには、
亜リン酸トリフエニル、亜リン酸トリ(p−メト
キシフエニル)、亜リン酸トリ(o−クロロフエ
ニル)、亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)、亜
リン酸トリ(p−トリル)、亜リン酸トリ(o−
トリル)、亜リン酸トリ(m−ブロモフエニル)、
亜リン酸トリ(p−ブロモフエニル)、亜リン酸
トリ(p−ヨードフエニル)、亜リン酸トリ(p
−プロピルフエニル)、亜リン酸トリ(p−t−
ブチルフエニル)、亜リン酸トリ(m−トリル)、
亜リン酸トリ(p−イソプロポキシフエニル)な
どが含まれる。入手しやすいことから、亜リン酸
トリフエニルが好ましい。 動力学的にコントロールされたハロゲン化剤化
合物の製造および以下に記載する還元法と還元−
ハロゲン化における媒質としては広範囲の不活性
有機溶媒が用いられる。ここで言う不活性有機溶
媒とは、本発明の反応条件下において、反応体と
も生成物とも事実上反応しない有機溶媒を意味す
る。ハロゲン化剤化合物はプロトン性化合物と反
応しやすいので、水、アルコール類、アミン類
(第三アミン以外)、チオール類、有機酸およびそ
の他のプロトン性化合物は、この場合の反応媒質
から除かれる。 実質的に無水の非プロトン性の有機溶媒が好ま
しい。本明細書で言う“実質的に無水”の溶媒と
しては、一般には無水有機溶媒が好ましいが、市
販の溶媒に含まれている微量の水分は無視しても
よい。本明細書に記載の動力学的生成物は溶媒中
の水分と反応するが、過剰の試薬を用いることに
よつて容易に加水分解による損失分を補うことが
出来る。通常の実験室的手法を用いて溶媒を乾燥
し、反応混合物を湿気から遮断するのが好まし
い。 適当な溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロペン
タン、ベンゼン、トルエン、o−、m−もしくは
p−キシレン、メシチレンなどの脂肪族および芳
香族炭化水素類;ジエチルエーテル、ブチルエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンのような環状および非
環状エーテル類;酢酸エチル、ギ酸メチル、酢酸
メチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、酢酸(sec−
ブチル)、プロピオン酸メチル、酪酸メチルのよ
うなカルボン酸エステル類;アセトニトリル、プ
ロピオンニトリル、ブチロニトリルなどのニトリ
ル類;クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭
素、1,2−ジクロロエタン(エチレンジクロリ
ド)、1,1,2−トリクロロエタン、1,1−
ジブロモ−2−クロロエタン、2−クロロプロパ
ン、1−クロロブタン、クロロベンゼン、フルオ
ロベンゼン、o−、m−もしくはp−クロロトル
エン、o−、m−もしくはp−ブロモトルエン、
ジクロロベンゼンなどの芳香族および脂肪族ハロ
ゲン化炭化水素類;およびニトロメタン、ニトロ
エタン、1−もしくは2−ニトロプロパン、ニト
ロベンゼンなどのニトロ化合物が適する。 動力学的にコントロールされた亜リン酸トリア
リール・ハロゲン化合物の製造またはそのハロゲ
ン化工程の媒質として特定の不活性有機溶媒を用
いることは必須要件ではないが、至適溶媒の選択
に際しては極性、融点もしくは沸点、およびハロ
ゲン化生成物の単離の容易さを考慮するとよい。 動力学的にコントロールされた生成物の製造に
おいて好ましい溶媒は、炭化水素類、特に芳香族
炭化水素類およびハロゲン化炭化水素類である。
クロロホルム以外のハロゲン化炭化水素が好まし
く、最も好ましのが塩化メチレンである。 亜リン酸トリアリールおよび塩素もしくは臭素
の動力学的にコントロールされた反応によつて得
られたハロゲン化剤化合物を溶液中で放置する
と、主として亜リン酸トリアリールの性質、溶
媒、ハロゲンおよび溶液の温度に依存して、様々
な割合で対応する熱力学的化合物に変換もしくは
異性化される。実験データによれば、酸(HX)
もしくは過剰の亜リン酸トリアリールが存在する
と、動力学的生成物から熱力学的生成物への変換
率が高くなる。 亜リン酸トリフエニルと塩素を塩化メチレン
中、室温において反応させて得られた動力学的に
コントロールされた生成物の半減期は、31P核磁
気共鳴スペクトルによれば約8時間である。同一
条件下における亜リン酸トリフエニル−臭素動力
学的コンプレツクスの半減期は約39時間であつ
た。すでに指摘したように、動力学的コンプレツ
クスの半減期(変換速度)は、溶媒およびハロゲ
ン化水素酸(HX)もしくは過剰の亜リン酸トリ
アリールの存在によつて影響され得る。従つて、
例えば、動力学的コンプレツクスの製造に用いる
溶媒を十分に乾燥させなかつた場合には半減期が
短くなり、また、動力学的コンプレツクスと溶媒
中の水分との反応で生成したハロゲン化水素酸は
安定型への変換率を増加させる。表Iは、亜リン
酸トリフエニルと塩素との反応で得られた動力学
的にコントロールされた生成物およびその対応す
る熱力学的にコントロールされた生成物の諸性質
をまとめたものである。 【表】 動力学的にコントロールされた生成物とは、2
つ以上の生成物が得られる反応においては、より
早く形成された生成物を意味し、その熱力学的安
定性は考慮しない。生成物が熱力学的平衡に達す
る前にこのような反応を中止すると、より早く形
成される生成物の方がより多く存在するので、こ
の反応は動力学的にコントロールされているとい
う。不活性有機溶媒中の亜リン酸トリアリールと
塩素もしくは臭素との反応を含めて、いくつかの
例では、動力学的にコントロールされた生成物の
形成率と熱力学的平衡化率は、動力学的にコント
ロールされた生成物の相当量が熱力学的に安定な
生成物に異性化または平衡化される前に、動力学
的にコントロールされた生成物が形成され、使用
されるような比率(反応速度)になつている。動
力学的にコントロールされた生成物の生成と安定
性を最大にするために、初期生成物の熱力学的平
衡化のポテンシヤルが最少となるように反応条件
が選択される。動力学的コントロールを最も簡単
に行うには、反応温度および動力学的生成物が形
成された後のその生成物の温度を低くすることで
あり、さらに、得られた動力学的生成物を直ちに
次の反応に用いることなどによつて熱力学的平衡
化が起るべき時間を最小限にすることである。 具体的には、反応体である亜リン酸トリアリー
ルと塩素もしくは臭素を、実質的に無水の不活性
有機溶媒中、約30℃以下で反応させる。動力学的
にコントロールされた生成物はもつと高温でも形
成されるが、このような条件は、熱力学的に安定
な生成物への異性化を助ける。ハロゲン化剤化合
物は約30℃以下で製造するのが好ましい。最低反
応温度は、反応溶媒の凝固点によつて定まる。最
も好ましい反応温度は約−70℃乃至約0℃であ
る。 亜リン酸トリアリールそのものも、塩素もしく
は臭素との動力学的反応生成物と幾分反応して、
対応する熱力学的生成物への変換率を実質的に増
加させる。従つて、必須要件ではないが、動力学
的化合物が形成される間、混液中に過剰のハロゲ
ンが存在することが好ましい。これは、亜リン酸
トリアリールを当量のハロゲン溶液に加えること
によつて、あるいはハロゲンと亜リン酸トリアリ
ールを所望の温度において同時に一定量の不活性
有機溶媒に加えることによつて実施される。両反
応体の同時添加は、反応混液に常にハロゲンの色
が残つているような割合で行い、亜リン酸トリア
リールの最後の1滴でこの色を消すようにして実
施する。また、過剰のハロゲンは、アセチレン類
またはアルケン、ジエン、シクロアルケンもしく
はビシクロアルケンを含むオレフイン類のような
公知ハロゲン捕集剤を用いて脱色することも出来
る。好ましい捕集剤はC2〜C6アルケン(例えば、
エチレン、プロピレン、ブチレンもしくはアミレ
ン)である。 本発明に用いる動力学的にコントロールされた
亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツクス
は、その溶液にpKb値が約6乃至約10の第三アミ
ン塩基約10乃至約100モル%を添加することによ
つて安定化される。例えば、塩化メチレン中で亜
リン酸トリフエニルと塩素との反応で得られる動
力学的にコントロールされた生成物の溶液に約50
モル%のピリジンを加えると、室温で長時間放置
しても、31P NMRによつて検定される熱力学的
平衡生成物は微量である。第三アミン塩基は、新
しく調整した亜リン酸トリアリール−ハロゲンコ
ンプレツクスの溶液に加えるか、または、必要に
応じて亜リン酸トリアリールとハロゲンとの反応
混合物に加えて、動力学的にコントロールされた
生成物の安定した溶液を得ることも出来る。 ハロゲン捕集剤 本発明の還元工程が進むにつれて、塩素もしく
は臭素(使用した亜リン酸トリアリール−ハロゲ
ンコンプレツクスによる)が副生成物として得ら
れる。このハロゲン副生成物とセフアロスポリン
生成物との望ましくない反応を避けるには、形成
された塩素もしくは臭素と反応させるか、あるい
はこのハロゲンを不活性化させるためにハロゲン
捕集剤を用いる。本明細書に言う“ハロゲン捕集
剤”とは、塩素もしくは臭素と容易に反応し、本
発明の製法において還元剤として用いている亜リ
ン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツクスとは
反応しない有機物質のことである。本発明に用い
得るハロゲン捕集剤の具体例には、アルケン、シ
クロアルケン、ビシクロアルケン、ジエン、シク
ロジエン、ビシクロジエン、アルキンまたは塩素
もしくは臭素と容易に電子置換し得る置換芳香族
炭化水素類(例えば、一価フエノールとエーテル
および一価と多価フエノールのエステル類)があ
げられる。このようなハロゲン捕集剤の具体例に
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブ
テン、イソブチレン、1−ペンテン、2−ペンテ
ン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−
ブテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オク
テン、異性体ノネンなどのC2〜C10アルケン類;
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテ
ンおよびシクロオクテンのような5〜8個の環炭
素を有するシクロアルケン類;ペンタジエン、ヘ
キサジエン、ヘプタジエン、シクロペンタジエ
ン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、
2,3−ジメチルブタジエン−1,3−イソプレ
ンなどのC4〜C8ジエン類および5〜8個の環炭
素を有するシクロジエン類;アセチレン、メチル
アセチレン、エチルアセチレン、ジメチルアセチ
レン、1−ペンチン、2−ペンチン、異性化ヘキ
シン、3−メチル−1−ブチン、3,3−ジメチ
ル−1−ブチンおよび塩素もしくは臭素が容易に
付加し得るアセチレン結合を有するアセチレン類
(フエニレンアセチレンは塩素捕集剤としては不
充分である)のようなC2〜C6アルキン類;カム
フエンおよびピネンのような二環の不飽和炭化水
素類;フエノールエーテル類、置換フエノ−ルエ
−テル類、および下記式(X)で表わされる低
級アルカノイルフエノールエステル類がある。 〔式中、R′4はC1〜C4アルキルもしくはC2〜C5
アルカノイル;R′5およびR′6は独立して水素、C1
〜C4アルコキシ、C2〜C5アルカノイルもしくは
C1〜C4アルキルをそれぞれ表わす。〕 このような誘導体の具体例には、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、ハイドロキノンジメチル
エーテル、アニソール、フエネトール、m−ジメ
トキシベンゼン、ペラトロール、プロピオン酸フ
エニル、酢酸フエニル、二酢酸レゾルシノール、
および塩素もしくは臭素と容易に反応する同様な
フエノールエーテル類およびエステル類が含まれ
る。 好ましいハロゲン捕集剤はC2〜C6アルケン、
例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、アミレ
ン、シクロペンテンもしくはシクロヘキセンであ
る。 理論的には、本発明法で還元されるスルホキシ
ド1当量に対して少なくとも1モル当量のハロゲ
ンが生成されるので、このセフアロスポリンスル
ホキシドの還元においては、セフアロスポリンス
ルホキシド出発物質1当量に対して少なくとも1
モル当量のハロゲン捕集剤を用いる。通常は、出
発物質1当量に対して約1乃至約3モル当量のハ
ロゲン捕集剤を用いるが、さらに過剰量のハロゲ
ン捕集剤を用いても還元工程に影響を及ぼすこと
はない。 本発明のハロゲン化に用いられる出発物質の7
−アシルアミノセフアロスポリンおよび6−アシ
ルアミノペニシリンはすべて公知物質であるか、
常法によつて公知物質から製造し得るものであ
る。本発明に用いられるペニシリンおよびセフア
ロスポリン化合物の製法は、特許および化学文献
に十分に記載されている。例えば、3−エキソメ
チレンセフアム化合物は米国特許第3932393号、
同第4052387号、および同第4060688号に記載され
ており、2−メチル−3−セフエム類は、
Journal of the American Chemical Society,
97,5020(1975)および98,2342(1976)に記載さ
れている。また、Penicillins and
Cephalosporins(E.H.Flynn,ed.,Academic
Press,New York,1972)には広範囲のペニシ
リン類およびセフアロスポリン類ならびにこれら
の製造法が記載されている。 本発明の出発物質は下記一般式で示される。 〔式中、R、R1、R7およびYは前記と同意義
である。〕 この出発物質については、保護されていないア
ミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは他のプロト
ン性置換基が存在しない限り、それぞれのR、
R1、YおよびR7の性質は、本発明の重要々件で
はない。本発明法の条件下においては修飾される
のは6位あるいは7位のアミド基である(−
CONH−から【式】へ。但し、Xは塩素 もしくは臭素である。)。R、R1、R7およびYは
影響を受けない。他の殆んどの化学的製法と同様
に、生成物として得られるイミノハライドもしく
は核エステルの収率が、反応に用いる基質毎に異
なることは言うまでもない。 本発明の7−アシルアミノセフアロスポリン出
発物質は、下記式(V)で表わされる1−オキサ
デチアセフエム化合物であつてもよい。 [式中、R、R1、およびR7は前記と同意義で
あり、Mは前記−Aもしくは−CH2Bである。] これらも公知化合物であるか、あるいは常法に
よつて公知化合物から得られる化合物である。こ
の化合物は、本発明に用い得る対応する1−カル
バーデチアセフエムおよび1−アザ−デチアセフ
エムと同様に、米国特許第4123528号に開示され
ている。 前記各製法は、それぞれ第三アミン塩基の存在
下に実施する。具体的には、ハロゲン化剤1当量
あたり約1.0乃至1.2当量、好ましくは約1.0当量の
第三アミン塩基を用いる。本発明の製法および後
述するエノール−ハロゲン化/イミノ−ハロゲン
化の組合せに好ましい第三アミン塩基のpKb値は
約1乃至約10、さらに好ましくは約6乃至約10で
ある。本発明に用いられる適切な第三アミン塩基
の具体例には、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、エチルジメチルアミ
ン、ベンジルジエチルアミンなどのトリアルキル
アミン類;ジメチルアニリン、ジエチルアニリ
ン、N,N−ジエチル−4−メチルアニリン、N
−メチル−N−エチルアニリン、N,N−ジメチ
ルトルイデンなどのジアルキルアリールアミン
類;ピリジン、コリジン、キノリン、イソキノリ
ン、2,6−ルチジン、2,4−ルチジン、トリ
エチレンジアミン、1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]−5−ノネン(DBN)、1,5−ジアゾビ
シクロ[5.4.0]−5−ウンデセン(DBU)、トリ
エチレンジアミンなどの単環および二環の第三ア
ミン類;およびジビニルベンゼンとビニルピリジ
ンから得られた共重合体のような重合性第三アミ
ン塩基[Halensleben and Wurm,Angew.
Chem.Intl.Ed.Engl.,15,163(1976)]がある。
最も好ましい第三アミン塩基はピリジンである。 セフアロスポリンスルホキシド 本発明の製法は、一般に広範囲の公知セフアロ
スポリンスルホキシド類の還元に適用出来る。対
応するセフアロスポリン化合物に還元し得るセフ
アロスポリンスルホキシド類は下記式(X)で
表わされる。 [式中、R1、R2、R3、R′およびYは前記と同
意義である。] これらの出発物質は、保護されていないアミノ
基もしくは非エノール性ヒドロキシ基を有しない
限り、R1、R2、R3およびYの性質は重要要件で
はない。R1、R2、R3およびYは本発明の製法に
よつて影響を受けない。他の殆んどの化学的製法
と同様に、本製法によるセフアロスポリン生成物
の収率は、セフアロスポリン毎に異なる。 本発明の製法に用いられるスルホキシド類につ
いては米国特許に記載されている。前記式(X
)においてAが(C1〜C4アルコキシ)カルボ
ニルもしくは(C2〜C6ハロアルコキシ)カルボ
ニルである化合物については米国特許第3953436
号に開示されている(Spry)。また、3−ヒドロ
キシ−3−セフエムスルホキシド類および3−エ
キソメチレンセフエムスルホキシド類については
米国特許第3917587号(Chauvette)および同第
4052387号(Kukolja)に記載されている。さら
に、AがC1〜C4アルカンスルホニルオキシ、フ
エニルもしくは置換フエニルスルホニルオキシで
あるスルホキシド類は、米国特許第3985737号に
記載の製法に従つて製造される。2−メチル−3
−セフエム類は、Journal of the American
Chemical Society,97,5020(1975)および98
2342(1976)に記載されており、さらに、米国特
許第3647786号にはセフアロスポリンスルホキシ
ド類の一般的な合成法が開示されている
(Cooper)。 本発明の製法において好ましいセフアロスポリ
ンスルホキシド類は、前記式において、R′がカ
ルボン酸保護基、R1が水素、R2が水素、R3が式
R7CO−で表わされるアシル基(但し、式中R7
R0−(Q)m−CQ1Q2で表わされるアリールアル
キル基を表わし、R0は2−チエニル、フエニル
もしくは置換フエニル、Qは酸素原子、mは0も
しくは1、Q1およびQ2は水素である。)、そして
Yが 【式】もしくは【式】 で表わされる二価のラジカル(式中、Aは前記と
同意義である。)をそれぞれ表わす場合である。 セフアロスポリンカルボン酸を用いて本発明を
実施すると、動力学的コンプレツクスはスルホキ
シドと反応するだけではなく、カルボキシとも反
応して、通常の単離工程では酸に加水分解される
酸ハライドを形成するので、収率は低下する。セ
フアロスポリンスルホキシドの4−カルボキシ基
は、本発明によつて還元する前に保護しておくの
が好ましい。セフアロスポリンスルホキシド酸を
用いた場合に、還元生成物の収率を増加させるに
は、さらに1当量の動力学的コンプレツクスを用
いることが出来る。混液を水溶液で処理すると、
対応するセフアロスポリン酸が単離される。 前記定義中の“保護されたアミノ”とは、通常
用いられるアミノ保護基、例えば、t−ブトキシ
カルボニル(t−BOC)、ベンジルオキシカルボ
ニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、
4−ニトロベンジルオキシカルボニル、2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニル、またはアセ
ト酢酸メチルで形成された1−カルボメトキシ−
2−プロペニルで置換されたアミノ基を意味す
る。J.W.Barton著“Protective Groups in
Organic Chemistry”(J.F.W.McOmie編,
Plenum Press,New York,N.Y.,1973)第2
章に記載のアミノ保護基も適する。 “保護されたヒドロキシ”とは、ホルミルオキ
シ、クロロアセトキシ、ベンジルオキシ、ベンズ
ヒドリルオキシ、トリチルオキシ、4−ニトロベ
ンズヒドリルオキシ、トリメチルシリルオキシ、
フエナシルオキシ、t−ブトキシ、メトキシメト
キシ、テトラヒドロピラニルオキシなどのヒドロ
キシ基で形成された、容易に開裂し得る基を意味
する。他の保護ヒドロキシ基、例えばC.B.Reese
著、Protective Groups in Organic Chemistry
(同上)第3章に記載の基も、本明細書で言う
“保護ヒドロキシ”に含まれる。 “カルボン酸保護基”とは、化合物の他の官能
基が反応する間、カルボン酸の官能性を阻止ある
いは保護するのに用いられる通常のカルボン酸保
護基を意味する。このようなカルボン酸保護基の
特徴は、加水分解あるいは加水素分解によつて対
応するカルボン酸に容易に開裂し得る点にある。
カルボン酸エステル保護基の具体例には、メチ
ル、t−ブチル、ベンジル、4−メトキシベンジ
ル、C2〜C6アルカノイルオキシメチル、2−ヨ
ードエチル、4−ニトロベンジル、ジフエニルメ
チル(ベンズヒドリル)、フエナシル、4−ハロ
フエナシル、ジメチルアリル、2,2,2−トリ
クロロエチル、トリ(C1〜C3アルキル)シリル、
スクシンイミドメチルおよび同様なエステル形成
基が含まれる。これらの保護基はカルボキシをエ
ステルとして保護するに加えて、第三アミン塩基
の存在下にアセチルクロリド、プロピオニルクロ
リド、イソブチリルクロリドなどの酸クロリド類
と混合無水物を形成して保護することもある。他
の公知カルボキシ保護基、例えば、E.Haslam著
“Pro−tective Groups in Organic Chemistry”
(同上)第5章に記載の基も本明細書で言うカル
ボキシ保護基として適する。このようなエステル
形成基の性質は重要要件ではない。 前記定義において記載したヒドロキシ、アミノ
およびカルボキシ保護基はすべてではない。この
ような保護基の機能は、本発明が実施される間、
反応性の基を保護し、後の段階で、他の分子に影
響を及ぼすことなく除去し得る点にある。この分
野では多くの保護基が知られており、本明細書に
記載しなかつた他の保護基も、本発明に用いる基
質に適用出来る。 亜リン酸トリフエニル−ハロゲンコンプレツク
ス(Z=水素)は、本発明のハロゲン化において
好ましいハロゲン化剤であり、最も好ましいのは
亜リン酸トリフエニル−塩素動力学的コンプレツ
クスである。エノール−ハロゲン化の場合に最も
良い結果が得られるのは、エノール基質1当量に
対して約1.1乃至約1.2当量のハロゲン化剤を用い
た場合である。エノール−ハロゲン化/イミノ−
ハロゲン化の場合には、エノール基質1当量に対
して約2.2乃至約2.4当量、最も好ましくは約2.3当
量のハロゲン化剤化合物を用いる。 反応条件 本発明のハロゲン化工程は約0℃以下で実施す
るのが好ましい。より好ましい反応温度は約−10
℃以下である。本発明は、一般に約−70℃以下で
は実施しない。最も好ましい反応温度は約−10℃
乃至約−70℃である。利点はないが、本発明のク
ロル化を30℃以上または−70℃以下で実施しても
さしつかえない。反応媒質の凝固点および基質の
溶解度が低温における条件限定要因であるが、高
温の選択における主要因子は熱力学的に不安定な
ハロゲン化剤の機能である。ハロゲン化剤を溶液
中で前記第三アミン塩基で安定化させてある場合
には、高温域における本発明の実施は殆んど問題
がなくなり、ハロゲン化剤を著しく消費すること
もハロゲン化工程を阻害することもなく、容易に
高温で実施し得る。 本発明のイミノハライドを形成する反応は、通
常約30℃以下、好ましくは約0℃以下、最も好ま
しくは約−10℃以下で実施する。本発明は一般に
約−70℃以下では実施しない。最も好ましい温度
範囲は約−10℃乃至約−70℃である。 本発明を30℃以上または−70℃以下で実施して
もさしつかえない。反応媒質の凝固点および基質
の溶解度が低温における条件限定要因であるが、
高温の選択における主要因子は熱力学的に不安定
なハロゲン化剤およびイミノハライド生成物の機
能である。前述のように、ハロゲン化剤を溶液
中、第三アミン塩基で安定化させると、温度の上
限はそれほど重要な要因ではなくなり、ハロゲン
化剤の相当量を損失することも、ハロゲン化に影
響を及ぼすこともなく、高温で反応を実施するこ
とが出来る。 本発明の還元は、実質的に不活性な有機溶媒中
で実施される。このような溶媒に関する記載とそ
の具体例については亜リン酸トリアリール−ハロ
ゲンコンプレツクスのところで示した。この製法
に好ましい溶媒は炭化水素類、特に芳香族炭化水
素類およびハロゲン化炭化水素類である。クロロ
ホルム以外のハロゲン化炭化水素類が好ましく、
最も好ましいのは塩化メチレンである。 具体的には一般に約30℃以下、好ましくは約10
℃以下で実施する。この反応は約−50℃以下では
実施しない。最も好ましい温度範囲は約0℃乃至
約−30℃である。 本発明の還元工程を約30℃以上または−50℃以
下で実施してもさしつかえない。反応媒質の凝固
点、基質の溶解度および反応速度が低温における
条件限定要因であるが、高温の選択を回避すべき
原因となる因子は熱力学的に不安定な亜リン酸ト
リアリール−ハロゲンコンプレツクスとセフアロ
スポリン生成物の安定性である。亜リン酸トリア
リール−ハロゲンコンプレツクスを前述のよう
に、溶液中で第三アミン塩基で安定化させると高
温はそれほど重要な因子ではなくなり、還元剤の
相当量を損失することも、還元に影響を及ぼすこ
ともなく、容易に高温で反応を実施し得る。 本発明の還元は、具体的には、固体もしくは溶
液としてのセフアロスポリンスルホキシドを、不
活性有機溶媒中、所望の温度において、亜リン酸
トリアリール−ハロゲンコンプレツクス(スルホ
キシド1当量に対して約1乃至約1.3モル当量)
とハロゲン捕集剤(スルホキシド1当量に対して
約1乃至約3モル当量)とを混液に加えることに
よつて実施される。この反応は、例えば、薄層ク
ロマトグラフイーで追跡することが出来る。還元
は、好ましい反応条件下においては約30分乃至約
2時間で通常完了する。セフアロスポリン生成物
の単離精製は、抽出、結晶化、再結晶、濾過およ
び摩砕を含む通常の実験室手法で実施される。セ
フアロスポリン生成物は公知化合物であつて、保
護基を脱離すると抗生物質として、あるいは他の
セフアロスポリン化合物の中間体として有用であ
る。 本発明において還元剤として用いられている亜
リン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツクスは
強力なハロゲン化剤でもある。このコンプレツク
スは塩基の存在下に、エノール性ヒドロキシ基を
対応するビニルクロリドに、また、アミド基を対
応するイミノハライドに変換し得る。亜リン酸ト
リアリール−ハロゲン動力学的コンプレツクスの
多様反応性は、本発明の各具体例において利用し
ている。従つて、本発明は、セフアロスポリンス
ルホキシドの還元/ハロゲン化にも関するもので
ある。本発明のこのような一面については以下の
反応図〜に示されている。 反応図:還元/エノール−ハロゲン化 反応図:還元/イミノ−ハロゲン化 反応図:還元/エノール−ハロゲン化/イミノ
−ハロゲン化 [式中、Rはカルボキシ保護基を表わし、R1
R2、R3、R7、XおよびYは前記と同意義である。 但し、Yが【式】である場合、Aはヒドロ キシではない。 反応図およびに示されているイミノハライ
ド生成物は単離し得るし、あるいは公知の手法
(イミノエーテルを経たアルコーリシス)によつ
て対応する核エステルに変換し得る。 または 反応図の還元/エノール−ハロゲン化におい
ては、3−ヒドロキシセフアロスポリンスルホキ
シドを、実質的に無水の不活性有機溶媒中、約30
℃以下において、少なくとも1モル当量の捕集剤
の存在下に約2乃至約3当量の亜リン酸トリアリ
ール−ハロゲン動力学的コンプレツクスと反応さ
せて3−ハロセフアロスポリンを製造する。 本発明の一例を示す反応図においては、7−
アシルアミノセフアロスポリンスルホキシドを、
実質的に無水の不活性有機溶媒中、約30℃以下に
おいて、少なくとも1当量のハロゲン捕集剤と約
1.0乃至約2.0当量の第三アミン塩基の存在下に、
約2乃至約3の亜リン酸トリアリール−ハロゲン
動力学的コンプレツクスと反応させてセフアロス
ポリンイミノハライドを製造する。 反応図は本発明の好ましい一例を示すもので
あつて、7−アシルアミノ−3−ヒドロキシセフ
アロスポリン・スルホキシドを、実質的に無水の
不活性有機溶媒中、約30℃以下の温度において、
少なくとも1当量のハロゲン捕集剤と約2乃至約
5当量の第三アミン塩基の存在下に、約3乃至約
5当量の亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプ
レツクスと反応させることによつて3−ハロセフ
アロスポリンイミノハライドを製造している。反
応図に示した製法で最も良い結果が得られるの
は、溶媒として塩化メチレンを用い、また、7−
アシルアミノ−3−ヒドロキシセフアロスポリン
スルホキシド出発物質1当量に対して約4.4当量
の亜リン酸トリフエニル−塩素動力学的コンプレ
ツクスと約3.8当量のピリジンを用いた場合であ
る。 反応図〜に示した本発明の多効果/一段階
工程は、亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプ
レツクスを用いて実施したセフアロスポリンスル
ホキシドの一般的な還元法の場合と同じ反応条件
下に実施する。(1)セフアロスポリンスルホキ
シドの特定の構造的条件、(2)反応図および
に示した製法における第三アミン塩基の存在要
件、および(3)個々の多変換工程に対する独特
な化学量論的条件を除けば、反応図〜に示し
た多変換工程の諸要件はすべて、本発明の基本製
法の要件と同じである。これらの要件には、温度
範囲、溶媒、亜リン酸トリアリール−ハロゲン動
力学的コンプレツクス、ハロゲン捕集剤およびそ
の選択が含まれている。 本発明の製法によつて得られるセフアロスポリ
ン生成物は、例えば、抽出、結晶、再結晶および
摩砕など、通常の実験室手法によつて単離精製さ
れる。イミノハライド生成物は酸触媒によるアル
コーリシスもしくは加水分解に対して感受性を示
し、さらに求核性攻撃にも感受性を示すことか
ら、生成物を単離する際には、このようなイミノ
ハライドの反応が生じる反応条件を避ける注意が
必要である。例えば、プロピレンオキシドのよう
な非求核性酸捕集剤の濃度を一定に保つことによ
つて中性の条件を保持すると、イミノハライドの
溶液を水および食塩水で洗浄して減圧下に蒸発さ
せて、実質的に純粋な生成物を得ることが出来
る。 イミノハライド生成物の用途は主として対応す
る7−アミノセフアロスポリン類への中間体であ
るので、本発明のイミノハライド生成物は還元/
ハロゲン化反応の混液から単離しないで、好まし
くはそのまま過剰のC1〜C15脂肪族アルコールと、
より好ましくはβ−ジ置換第一級脂肪族アルコー
ルまたは1,2−もしくは1,3−ジオールと反
応させて対応する核エステルに変換する。 β−ジ置換脂肪族アルコールおよび1,2−も
しくは1,3−ジオールを用いて、セフエムイミ
ノハライドをイミノエーテル中間体を経てセフエ
ム核エステルに変換する改良アルコーリシスにつ
いては米国特許第3845043号に開示されている。 イミノエーテル化およびそれに続くイミノハラ
イド生成物のアルコーリシスには、C4〜C12β−
ジ置換第一級脂肪族アルコール、C3〜C15脂肪族
1,3−ジオールまたはC2〜C12脂肪族1,2−
ジオールが好ましい。 β−ジ置換第一級脂肪族アルコールとしては、 式【式】 [式中、RxおよびRYはβ−ジ置換第一級脂肪
族アルコールの炭素数が4乃至約12個となるよう
なアルキル基を表わす。また、RxとRYは互いに
隣接する炭素原子と一体となつてC5〜C8シクロ
アルキル基を形成することもある。] で表わされる化合物が適する。このようなアルコ
ール類の具体例としてはイソブタノール、2−メ
チルブタノール、2−エチルブタノール、2−エ
チルヘキサノール、ヒドロキシメチルシクロペン
タン、ヒドロキシメチルシクロヘキサン、2−ブ
チルオクタノール、2−プロピルヘキサノールな
どが挙げられる。1,2−もしくは1,3−ジオ
ール類としては下記式のものが適する。 【式】および [式中、RcおよびRdは水素または1,2−ジ
オールの炭素数が2乃至12個となるようなアルキ
ル;RwおよびRzは各々水素、メチルもしくはエ
チル;ReおよびRfは水素または1,3−ジオー
ルの炭素数が3乃至15個となるような炭化水素基
をそれぞれ表わす。] 1,2−ジオール類の具体例には1,2−プロ
ピレングリコール、2,3−ブタンジオール、
1,2−ブタンジオール、3,4−ペンタンジオ
ールおよび3,4−ヘキサンジオールが、また、
1,3−ジオール類の具体例には、1,3−プロ
パンジオール、1,3−ブタンジオール、1,3
−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3
−プロパンジオール、2,4−ペンタンジオール
および2,2−ジフエニル−1,3−プロパンジ
オールが含まれる。イミノハライド生成物の開裂
に最も好ましいアルコールもしくはジオールはイ
ソブタノール、1,2−プロパンジオールおよび
1,3−プロパンジオールである。 本発明のイミノハライド生成物の開裂には、過
剤のアルコールまたはジオールを用いる。このア
ルコールまたはジオールの過剰量は重要要件では
ないが、前記1,2−もしくは1,3−ジオール
を用いる場合には約2〜3倍過剰で充分である。
また、β−ジ置換第一級脂肪族アルコールを用い
る場合には、約3〜6倍の過剰量が一般に好まし
い。アルコールもしくはジオールはさらに過剰に
用いても反応に影響を及ぼさないので、しばしば
10〜15倍、一般には3〜15倍過剰に用いられる。
イミノハライドの開裂に前記以外の脂肪族アルコ
ールを用いる場合には、さらに過剰、具体的には
10〜100倍過剰に用いる。このアルコールもしく
はジオールは本発明に従つて得られたイミノクロ
リドが含まれるハロゲン化反応混液に加えるだけ
である。 イミノエーテルの形成を経たイミノハライドの
アルコーリシスは酸触媒で実施する。ハロゲン化
反応混液は一般に十分酸性であるので、混液に酸
を加えなくてもアルコールもしくはジオールの添
加によつてアルコーリシスがおこる。しかしなが
ら、アルコーリシス率を高め、それ故に核エステ
ルの形成率を高めるには、混液を、例えば、アル
コールもしくはジオールの添加後に塩化水素を加
えることによつて酸性化するのが好ましい。これ
は塩化水素を混液に短時間導通することによつて
達成される。しかし、他の有機および無機酸を用
いることも出来る。具体的には少なくとも約1当
量の塩化水素を導通して核エステルの形成を促進
させる。 生成物の核エステルは、濾取するだけで結晶性
の塩酸塩として単離することが出来る。前記製法
に従つて製造した非結晶性の核エステルは、通常
の実験室手法によつて混液から単離される。ま
た、この核エステルは単離せずに溶液中に反応
(アシル化)させることが出来る。公知の手法を
用いて核エステルをアシル化すると7−アシルア
ミノセフアロスポリンエステルが得られ、そのま
ま次の化学修飾に用いる中間体として使用しても
よいし、脱エステル化して公知抗生物質としても
よい。 前記還元/エノール・イミノハロゲン化(反応
図)を、亜リン酸トリアリール−塩素コンプレ
ツクスを用いて得られたイミノクロリドのアルコ
ーリシス工程と組合わせると、対応する7−アシ
ルアミノ−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−
カルボン酸スルホキシドから7−アミノ−3−ク
ロロ−3−セフエム−4−カルボン酸エステルを
製造する改良法が得られる。先行技術において
は、この変換は3工程、即ち、還元、クロル化お
よび側鎖の開裂、あるいは2工程、即ち、還元と
クロロ化を組合わせて次に側鎖を開裂させるか
(米国特許第3115643号参照)、もしくはスルホキ
シドを還元した後にクロル化と側鎖の開裂を組合
わせて(米国特許第4044002号参照)実施されて
いる。本発明により、還元、クロル化および開裂
は中間体を単離せずに、一工程で実施することが
出来、生成物が高収率で得られる。 3−ハロセフエム核エステルは公知化合物であ
つて通常のアシル化技術によつてアシル化され、
既知抗生物質に脱エステル化し得る。特に重要で
あるのは、比較的新規で臨床的にも重要な抗生物
質である7−(D−2−フエニル−2−アミノア
セトアミド)−3−クロロ−3−セフエム−4−
カルボン酸の製法におけるこの核エステル中間体
の有用性である。 本発明の好ましい一例を示すと、式: で表わされる7−アミノ−3−クロロ−3−セフ
エム−4−カルボン酸エステル・塩酸塩は、 (a) 亜リン酸トリフエニルと塩素の当量を、実質
的に無水の不活性有機溶媒中で反応させて得ら
れた動力学的にコントロールされた生成物約
4.0乃至約5.0当量を、実質的に無水の不活性有
機溶媒中、約−10℃乃至約−30℃において、約
3.5乃至約4.0当量のピリジンと約1乃至約3当
量のC2〜C6アルケンの存在下に7−アシルア
ミノ−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カ
ルボン酸エステルスルホキシドと反応させ; (b) 3−クロロ−3−セフエムイミノクロリドの
形成が完了したならば約3乃至約15当量のイソ
ブタノール、1,3−プロパンジオールもしく
は1,2−プロパンジオールを加え;そして (c) 混液を塩酸で酸性化して 製造される。 最も好ましい不活性有機溶媒は塩化メチレンで
ある。 3−ヒドロキシ−3−セフエムスルホキシド基
質としては、7位に通常のペニシリンおよびセフ
アロスポリンカルボキシアミド基を有するものが
好ましい。特に好ましい3−ヒドロキシ−3−セ
フエムスルホキシド類は、 式 R0−(Q)m−CQ1Q2CONH− [式中、R0は2−チエニル、フエニルまたは
置換フエニル、Qは酸素原子、mは0もしくは
1、Q1およびQ2は独立して水素をそれぞれ表わ
す。] で表わされるアシルアミノ基を有する化合物であ
る。反応性からは必要ではないが、経済的理由か
O好ましいのは7−置換フエニルアセトアミド、
フエノキシアセトアミドおよび2−チエニルアセ
トアミドである。同様に、生成物の塩酸塩の結晶
性性質、および、それ故に高純度の核エステルを
容易に単離し得ることから、この好ましい製法例
におけるカルボキシ保護基としては4−ニトロベ
ンジル基が好ましい。 以下の実施例は本発明をさらに詳述するもので
あるが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。以下の実施例において、核磁気共鳴
スペクトルはNMRと省略し、その化学シフトは
δ値(ppm単位)で示し、結合定数Jは1秒あた
りの振動数(Hz)で示した。NMRスペクトル
は、テトラメチルシランを標準物質として用い
て、Varian Associates T−60 スペクトロメ
ーターで測定した。 実施例 1 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエニルエチリデン)イミノ−3−メチル−3−
セフエム−4−カルボキシレート −15℃において塩素を塩化メチレン50mlに導通
すると同時に亜リン酸トリフエニル(TPP)3.2
ml(12.3mmol)を滴下した。塩素とTPPの添加
速度は、両者を添加する間、混液に塩素の淡黄色
が認められる割合とした。TPP添加終了間際に
塩素の添加を停止した。次に黄色の混液が脱色さ
れるまでTPPを加えた。さらに塩素を導通、最
後の1滴で混液が脱色されるように残りのTPP
を加えた。得られた亜リン酸トリフエニル−塩素
動力学的コンプレツクス(TPP−C)の溶液に、
15℃において4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミド−3−メチル−3−
セフエム−4−カルボキシレート4.68g
(10mmol)を加え、さらにピリジン1.01ml
(12.5mmol)を含む塩化メチレン4mlを12分間に
わたつて滴下した。混液を−10℃乃至−15℃にお
いてさらに15分間撹拌し、プロピレンオキシド
2.1mlを加えた。冷却浴を取り除き、混液をさら
に15分間撹拌すると温度は約0℃に上昇した。混
液を水25mlで洗浄し、塩化カルシウム・2水和物
で乾燥して減圧下に蒸発に付すと、シロツプ状物
質が得られ、結晶化した。得られた生成物は、プ
ロピレンオキシド6滴を含むジエチルエーテル25
mlの存在下に粉末化して濾取し、エーテルで洗浄
して室温において減圧乾燥すると標記化合物4.58
g(94.2%)が白色の結晶として得られた。融点
132〜133℃ NMR(CDC3、ピリジンd−5) δ2.18(s,3),3.37(ABq,2,J=16Hz),
3.96(s,2),5.05(d,1,J=5Hz),5.37
(s,2),5.5(d,1,J=5Hz),7.3(s,5,
ArH),7.4〜8.4(m,4,ArH)。 元素分析 C23H20N3O5SCl 計算値:C,56.35;H,4.15;N,8.65; S,6.60;Cl,7.30 実験値:C,56.60;H,4.25;N,8.83; S,6.49;Cl,7.07 実施例 2 2′,2′,2′−トリクロロエチル 6−(1−クロ
ロ−2−フエニルエチリデン)イミノペニシラネ
ート 実施例1に記載の製法に従つて、亜リン酸トリ
フエニル−塩素コンプレツクス(約12.3mmol)
および塩化メチレン45mlから成る溶液を調製し、
−30℃において2′,2′,2′−トリクロロエチル
6−フエニルアセトアミドペニシラネート4.66g
(10mmol)を加え、さらに塩化メチレン5mlを
用いてペニシリンエステルを混液に流し入れた。
この溶液に、ピリジン1.01ml(12.5mmol)を含
む塩化メチレン4mlを20分間にわたつて滴下し、
混液を−20℃乃至−30℃で約15分間撹拌した後に
プロピレンオキシド2.1mlを加えて塩化水素およ
び過剰のクロル化剤を分解した。混液を、15分間
を要して約0℃に暖め、氷水25mlで洗浄して塩化
カルシウム・2水和物で乾燥した。この溶液を減
圧下に蒸発に付すと油状物質11gが得られ、ジエ
チルエーテル約1mlを加えると結晶化した。さら
にプロピレンオキシド4滴を含むジエチルエーテ
ル25mlを加えて室温で5分間撹拌し、白色の結晶
性物質に濾取してジエチルエーテル25mlで洗浄
し、室温において減圧乾燥すると標記化合物2.52
gが得られた。融点84〜85.5℃。濾液を減圧下に
12gのスラリーに濃縮し、エーテル/ヘキサン
(1:1)20mlで希釈して標記化合物をさらに
1.06g得た。総収量74% NMR(CC4) δ1.56(s,3),1.68(s,3),3.96(s,2)

4.57(s,1),4.8(s,2),5.3(d,1,J=4
Hz),3.93(d,1,J=4Hz),7.3(s,5)。 元素分析 C18H18N2O3SCl4 計算値:C,44.65;H,3.75;N,5.78; S,6.62;Cl,29.29 実験値:C,44.76;H,3.84;N,5.90; S,6.71;Cl,29.06 実施例 3 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノ−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレート 実施例1に記載の製法に従つて、亜リン酸トリ
フエニル−塩素コンプレツクス(約12.3mmol)
と塩化メチレン45mlから成る溶液を調製し、−15
℃において4′−ニトロベンジル 7−フエノキシ
アセトアミド−3−クロロ−3−セフエム−4−
カルボキシレート5.04g(10mmol)を、塩化メ
チレン5mlを用いて溶液に流し入れた。直ちにピ
リジン1.01ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン
4mlを15分間にわたつて滴下し、−10℃乃至−15
℃でさらに15分間撹拌した後にプロピレンオキシ
ド2.1mlを加えた。冷却浴を取り除き、15分間で
温度を約0℃に昇温し、氷水25mlで洗浄して塩化
カルシウム・2水和物で乾燥し、減圧下に濃縮し
てシロツプ状物質約20gを得た。この残渣にジエ
チルエーテル約50mlを加えても結晶は認められな
かつた。エーテルを残渣からデカンテーシヨン
し、残渣を減圧乾燥して濃厚な油状物質11gを得
た。この残渣は各50mlのエーテル/ヘキサン
(1:1)で3回洗浄した。得られた濃厚油状物
質をジエチルエーテル25mlで摩砕し、結晶化した
生成物を濾取してエーテルで洗浄し、室温で減圧
乾燥すると標記化合物3.58g(68.6%)が淡い着
色した結晶として得られた。融点94〜97℃。 NMR(CDCl3,ピリジンd−5) δ3.56(ABq,2,J=18Hz),4.8(s,2),
5.13(d,1,J=5Hz),5.3(s,2),5.53(bd

1,J=5Hz),6.8〜8.3(m,9)。 元素分析 C22H17N3O6SCl2 計算値:C,50.59;H,3.28;N,8.04; S,6.14;Cl,13.57 実験値:C,50.32;H,3.36;N,8.20; S,5.92;Cl,13.57 実施例 4 4′−ニトロベンジル 6−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノペニシラネート 4′−ニトロベンジル 6−フエノキシアセトア
ミドペニシラネート9.71g(20mmol)および塩
化メチレン75mlから成る溶液を約15分間、塩化カ
ルシウム・2水和物で乾燥した。溶液を濾過して
約40mlに濃縮し、TPP−C溶液への添加用とし
た。実施例1に記載の製法に従つて亜リン酸トリ
フエニル−塩素コンプレツクス(約24.3mmol)
および塩化メチレン約50mlから成る溶液を−15℃
乃至−20℃で調製した。TPP−C溶液を−40℃
に冷却し、上記ペニシリンエステル溶液を加える
と混液の温度は約−22℃に昇温した。ピリジン
2.02ml(25mmol)を含む塩化メチレン8mlを−
20℃乃至−30℃において15分間にわたつて滴下
し、約15分間撹拌した後にプロピレンオキシド
4.2ml(60mmol)を加えた。混液を約15分間で0
℃に暖め、氷水50mlで速やかに洗浄して塩化カル
シウム・2水和物で乾燥した。乾燥した溶液を濾
過し、減圧下に約27gに濃縮した。次にエーテル
50mlおよび四塩化炭素20ml(2回)を順次加え、
得られた溶液はその都度減圧下に留去して油状物
質とした。核磁気共鳴スペクトルによれば、この
粗製生成物は亜リン酸トリフエニルを含む標記化
合物であつた。 NMR(CDCl3) δ1.33(s,3),1.46(s,3),4.46(s,1),4.8(s,2),5.2
(s,2),5.3(d,1,J=4Hz),5.57(d,1,J=4Hz),6.7〜
8.3(m,9)。 実施例 5 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノ−3−アセトキシ
−3−セフエム−4−カルボキシレート 塩化メチレン45mlを−10℃に冷却し、亜リン酸
トリフエニル3.16ml(12mmol)を滴下すると同
時に塩素を導通した。この同時添加は、亜リン酸
エステルの最後の1滴で脱色されるまでは、混液
が常に淡黄色(塩素が過剰)であるように調製し
た。この溶液に、塩化メチレン5mlを用いて4′−
ニトロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−
3−アセトキシ−3−セフエム−4−カルボキシ
レート5.28g(10mmol)を流し込んだ。さらに
ピリジン1.01ml(12.5mmol)を含む塩化メチレ
ン5mlを−10℃において15分間にわたつて滴下し
た。これを−10℃でさらに15分間撹拌した後にプ
ロピレンオキシド2.1ml(30mmol)を加えた。混
液を0℃において10分間撹拌した後に氷水50mlで
洗浄し、塩化カルシウムで乾燥して減圧下に蒸発
に付した。得られた油状物質はエーテルから結晶
化しなかつた。残渣から減圧下に溶媒を完全に留
去し、四塩化炭素25mlを加えて再び蒸発乾固し
た。NMRスペクトルによれば、この末精製生成
物は標記イミノクロリドであつた。 NMR(CDCl3) δ2.06(s,3),3.41(ABq,2,J=18Hz),
4.83(s,2),5.05(d,1,J=5Hz),5.28
(s,2),5.56(bd,1,J=5Hz),6.8〜8.3
(m,ArH)。 実施例 6 4′−ニトロベンジル 7−[1−クロロ−2−
(2−チエニル)エチリデン]イミノ−3−メチ
ル−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例1に記載の製法に従つて亜リン酸トリフ
エニル−塩素コンプレツクス(約12mmol)と塩
化メチレン45mlから成る溶液を調製し、塩化メチ
レン5mlを用いて4′−ニトロベンジル 7−(2
−チエニルアセトアミド)−3−メチル−3−セ
フエム−4−カルボキシレート4.74g(10mmol)
を−10℃において流し込んだ。5分後にピリジン
1.01ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン5mlを
20〜30分間にわたつて滴下し、−10℃で約30分間
撹拌した後に室温まで暖め、約2時間撹拌した。
この混液にプロピレンオキシド2.1ml(30mmol)
を加え、10分後に混液を氷水50mlで洗浄し、塩化
カルシウム・2水和物で乾燥して減圧下に蒸発に
付した。得られた油状物質に塩化メチレン−エー
テル(1:1)を加えて結晶化させ、標記化合物
2.03g(41.3%)を濾取した。融点129〜132℃。
濾液を蒸発に付すと、さらに1.95g(39.6%)の
標記化合物が得られた。総収率80.9%。 NMR(CDCl3) δ2.16(s,3),3.33(ABq,2,J=18Hz),
4.16(s,2),5.03(d,1,J=4Hz),5.33
(s,2),5.5(bd,1,J=4Hz),6.8〜8.4(m

ArH)。 元素分析 C21H18N3O5S2Cl 計算値:C,51.27;H,3.69;N,8.54; S,13.03 実験値:C,51.30;H,3.72;N,8.31; S,12.91 実施例 7 4′−ニトロベンジル 7−(α−クロロベンジ
リデン)イミノ−3−メチル−3−セフエム−4
−カルボキシレート 実施例1に記載の製法に従つて、亜リン酸トリ
フエニル3.16ml(12mmol)を用いて塩化メチレ
ン45ml中で亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレ
ツクスの溶液を調製した。この溶液に、−10℃に
おいて4′−ニトロベンジル 7−ベンズアミド−
3−メチル−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト4.14g(10mmol)およびピリジン1.01ml
(12.5mmol)を加えた。氷浴を取り除いて0℃に
加熱し、約3分間撹拌するとイミノクロリドの結
晶化が始まつた。室温において1時間放置した後
に結晶を濾取してエーテルで洗浄し、乾燥して標
記化合物2.28g(48.3%)を得た。融点175℃。
濾液を塩化メチレンで希釈して希塩酸および食塩
水で順次洗浄し、塩化カルシウム・2水和物で乾
燥した。この溶液を減圧下に留去し、得られた油
状物質をジエチルエーテルで摩砕して濾取し、エ
ーテルで洗浄して乾燥すると標記化合物の二次晶
1.72g(36.4%)が得られた。総収率84.7%。 NMR(CDCl3) δ2.20(s,3),3.43(ABq,2,J=18Hz),
5.15(d,1,J=5Hz),5.37(s,2),5.75
(d,1,J=5Hz),7.2〜8.4(m,ArH)。 元素分析 C22H18N3O5SCl 計算値:C,55.99;H,3.84;N,8.90; S,6.79;Cl,7.51 実験値:C,56.16;H,4.06;N,9.00; S,6.54;Cl,7.67 実施例 8 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノ−3−メチル−3
−セフエム−4−カルボキシレート 実施例1に記載の製法に従つて、塩化メチレン
45ml中で亜リン酸トリフエニル3.95ml(15mmol)
および塩素を用いて亜リン酸トリフエニル−塩素
コンプレツクスの溶液を調製し、塩化メチレン5
mlを用いて4′−ニトロベンジル 7−フエノキシ
アセトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−
カルボキシレート4.84g(10mmol)を加えた。
さらにピリジン1.3ml(15.6mmol)を含む塩化メ
チレン8mlを−10℃において30分間にわたつて滴
下した。氷浴を取り除いて混液を30分間撹拌し、
プロピレンオキシド2.1ml(30mmol)を加えた。
10分後に混液を氷水50mlで洗浄して塩化カルシウ
ム・2水和物で乾燥し、減圧下に蒸発に付し、得
られた油状物質にジエチルエーテル50mlを加えて
結晶化して標記化合物3.44g(68.6%)を濾取し
た。融点110〜111℃ NMR(CDCl3、ピリジンd−5) δ2.16(s,3),3.26(ABq,2,J=18Hz),
4.83(s,2),5.01(d,1,J=5Hz),5.28
(s,2),5.52(bd,1,J=5Hz),6.7〜8.2
(m,ArH)。 実施例 9 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノ−3−メチレンセ
フアム−4−カルボキシレート/4′−ニトロベン
ジル 7−アミノ−3−メチレンセフアム−4−
カルボキシレート・塩酸塩 実施例1に記載の製法に従つて亜リン酸トリフ
エニル−塩素化合物(約12.3mmol)の溶液を調
製し、4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセ
トアミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキ
シレート4.84g(10mmol)を加え、さらにピリ
ジン1.01ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン4
mlを15分間にわたつて滴下した。混液を−10℃乃
至−15℃で約15分間撹拌した後にプロピレンオキ
シド2.1ml(30mmol)を加え、15分後に混液を氷
水25mlで素早く洗浄して塩化カルシウム・2水和
物で約5分間乾燥し、減圧下に蒸発に付し、得ら
れた濃厚油状物質約11gを四塩化炭素25mlに溶解
した。四塩化炭素を留去して得られた生成物の
NMRスペクトルによれば、この生成物は亜リン
酸トリフエニルを含む標記イミノクロリドであつ
た。 NMR(CCl4) δ3.4(ABq,2),4.87(s,2),5.30(m,3)

5.45(s,2),6.7〜8.4(m,ArH)。 粗製のイミノクロリドを塩化メチレン50mlに溶
解してイソブタノール5.1ml(55mmol)および塩
化水素で処理した。混液の温度が約20℃乃至約30
℃に昇温してから冷却浴を使用した。室温で2時
間放置した後に生成物を濾取して洗浄乾燥し、
4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチレン
セフアム−4−カルボキシレート・塩酸塩3.58g
(92.7%)を白色に近い結晶として得た。融点180
〜181℃ NMR(DMSO,d−6) δ3.67(bs,2),5.0(d,1,J=5Hz),5.35
〜5.53(m,6),7.6〜8.4(m,ArH)。 実施例 10 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 イソブタノール4.1ml(44mmol)および塩化メ
チレン40mlから成る溶液に、25℃において、実施
例1で製造した4′−ニトロベンジル 7−(1−
クロロ−2−フエニルエチリデン)イミノ−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート
2.89g(8mmol)を加えた。得られた溶液を緩和
な速度で約1分15秒間塩化水素で処理すると標記
該エステルの塩酸塩がゼラチン状固体として沈澱
し、直ちに結晶化して溶液をペースト状にした。
撹拌効果は無かつたので混液を塩化メチレン40ml
で希釈し、得られた希アルコリシス混液を室温で
2時間撹拌し、標記化合物2.52g(81.6%)を濾
取した。融点183.5℃。濾液を塩化水素で処理す
るとさらに0.47gの標記化合物が得られた(融点
183.5℃)。このアルコリシスの合計収率は96.8
%。 NMR(DMSO d−6) δ2.21(s,3),3.65(ABq,2,J=16Hz),
5.18(q,2,J=4Hz,β−ラクタムH),5.41
(s,2),7.6〜8.4(m,ArH)。 実施例 11 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 (A) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから 亜リン酸トリフエニル2.89ml(11mmol)およ
び塩化メチレン50mlから成る溶液に、−15℃にお
いて塩素を導通して亜リン酸トリフエニル−塩素
コンプレツクスの溶液を調製した。この溶液に
4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトアミ
ド−3−メチル−3−セフエム−4−カルボキシ
レート5.02g(10mmol)およびピリジン0.85ml
(11.5mmol)を加えて−15℃乃至−10℃において
1時間撹拌し、イソブタノール6.0ml
(64.8mmol)を加えた。冷却浴を取り除き、混液
を2時間にわたつて室温に暖めると、約15分後に
標記核エステル・塩酸塩が結晶化し、これを濾取
して塩化メチレンで洗浄し、乾燥すると標記化合
物3.55g(92%)が白色の結晶として得られた。。
融点は189℃(分解)。 (B) 4′−ニトロベンジル 7−ヘプタノイル
アミド−3−メチル−3−セフエム−4−カルボ
キシレートから 基質として4′−ニトロベンジル 7−ヘプタノ
イルアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレート4.61g(10mmol)を用いて工程
(A)の実験操作を繰り返し、核エステル・塩酸塩
6.32g(93.8%)を白色の結晶として得た。融点
188.5℃(分解)。 (C) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから(テトラヒドロフラン中) 亜リン酸トリフエニル(11mmol)およびテト
ラヒドロフラン(THF)から成る溶液に、−10℃
において塩素を導通して亜リン酸トリフエニル−
塩素コンプレツクスの溶液を調製し、4′−ニトロ
ベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−メ
チル−3−セフエム−4−カルボキシレート4.84
g(10mmol)を加えた。続いてピリジン0.95ml
(11mmol)を加えて−10℃で1時間撹拌し、室
温に暖めてさらに2時間撹拌した。次にイソブタ
ノール6.0ml(65mmol)を加え、2時間後に結晶
性の核エステル・塩酸塩を濾取してTHFで洗浄
し、乾燥した。収量3.03g(78.5%)。融点151〜
153℃(分解) (D) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから(アセトニトリル中) 亜リン酸トリフエニル(11mmol)およびアセ
トニトリル45mlから成る溶液に、−10℃において
塩素を導通して亜リン酸トリフエニル−塩素コン
プレツクスの溶液を調製し、この溶液に4′−ニト
ロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート
4.84g(10mmol)およびピリジン0.95ml
(11mmol)を−10℃において加えた。混液を−
10℃で2時間撹拌した後に氷浴を取り除き、さら
に2時間撹拌した後にイソブタノール6.0ml
(65mmol)を加えた。結晶性を植えて生成物を
結晶化させ、1時間撹拌した後に濾取してアセト
ニトリルで洗浄し、乾燥した。収量2.55g(66.1
%)。融点184℃(分解)。 (E) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから(酢酸エチル中) 亜リン酸トリフエニル−塩素試薬の形成および
その開裂工程の溶媒として酢酸エチルを用いた点
を除いて工程(D)の操作を繰返した。収量2.48g
(64.2%)。融点177〜179℃(分解)。 (F) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから[亜リン酸トリ(o−トリ
ル)−塩素コンプレツクスを使用] 亜リン酸トリ(o−トリル)−塩素コンプレツ
クスは以下のようにして製造した。亜リン酸トリ
(o−トリル)3.91g(11mmol)を塩化メチレン
45mlに加えて、窒素雰囲気中で−10℃に冷却し、
黄色を呈するまで塩素を導通した。次に亜リン酸
トリ(o−トリル)約0.5mmolを加えて溶液を脱
色し、4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセ
トアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カル
ボキシレート4.84g(10mmol)およびピリジン
1.01ml(12.5mmol)を加えた。冷却浴を取り除
いて90分間撹拌し、イソブタノール5.1ml
(55mmol)を加えた。混液に塩化水素を導通し
てからおよそ5分後に結晶化が開始し、90分後に
生成物を濾取して塩化メチレン25mlで洗浄し、減
圧乾燥した。収量3.46g(89.6%)。融点184℃
(分解)。 (G) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから[塩基としてジビニルベンゼ
ン−ビニルピリジン共重合体を使用] 塩化メチレン50mlに、−10℃において塩素を導
通し、次に溶液が常に黄色を呈する割合で亜リン
酸トリフエニルを滴下して亜リン酸トリフエニル
−塩素動力学的コンプレツクスの溶液を調製し
た。亜リン酸トリフエニルの滴下がほぼ完了した
時点で塩素の浸漬を停止した。次に溶液が脱色さ
れるまで亜リン酸トリフエニルを加えた。亜リン
酸トリフエニルは合計3.0ml(11.4mmol)使用し
た。この溶液に4′−ニトロベンジル 7−フエノ
キシアセトアミド−3−メチル−3−セフエム−
4−カルボキシレート5.0g(10.3mmol)を加
え、さらにジビニルベンゼン−ビニルピリジン共
重合体5.0gを加えた。冷却浴を取り除いて混液
を室温で2時間撹拌し、重合体を濾去して約20ml
の塩化メチレンで洗浄した。濾液をイソブタノー
ル6.0ml(64.8mmol)で処理して塩化水素を約2
分間導通すると、およそ3分後に核生成物・塩酸
塩の結晶化が始まり、それを1時間後に濾取して
塩化メチレンで洗浄し、乾燥した。核エステル・
塩酸塩の収量は2.98g(75%)であつた。融点
183℃(分解)。 (H) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから[亜リン酸トリ(p−メトキ
シフエニル)−塩素コンプレツクスを使用] 亜リン酸トリ(p−メトキシフエニル)−塩素
コンプレツクスの溶液は以下のようにして調製し
た。塩化メチレン45mlに、−10℃乃至−20℃にお
いて亜リン酸トリ(p−メトキシフエニル)4.6
g(11.5mmol)および塩化メチレン約5mlから
成る溶液を滴加し、同時に終点が無色となるよう
に塩素を導通した。亜リン酸試薬を全部添加した
後に、さらに塩素を加えて溶液を淡黄色に着色し
た。過剰の塩素による溶液の色は、亜リン酸エス
テルをさらに加えなくても消えた。得られた溶液
に、塩化メチレン5mlを用いて4′−ニトロベンジ
ル 7−フエノキシアセトアミド−3−メチル−
3−セフエム−4−カルボキシレート4.84g
(10mmol)を流し込み、次いでピリジン1.01ml
(12.5mmol)を含む塩化メチレン4mlを15分間に
わたつて加えた。混液を−10℃において15分間撹
拌した後にイソブタノール5.1ml(55mmol)を加
えた。塩化水素を混液導通し、短時間後に冷却浴
を取り除いた。室温において2時間放置した後に
核エステル・塩酸塩0.89g(23%)を濾取した。
融点173〜174℃。 (I) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから[塩基としてトリエチルアミ
ンを使用] 塩化メチレン45mlに、−10℃において亜リン酸
トリフエニル3.16ml(12mmol)と同時に塩素を
導通して亜リン酸トリフエニル−塩素動力学的コ
ンプレツクスの溶液を調製した。この間、溶液を
淡黄色に保つた。さらに亜リン酸トリフエニル
(0.5mmol)を加えて溶液を脱色した。得られた
溶液に、塩化メチレン5mlを用いて4′−ニトロベ
ンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−メチ
ル−3−セフエム−4−カルボキシレート4.84g
(10mmol)を流し込んだ。5分後にトリエチル
アミン1.8ml(13mmol)を含む塩化メチレン8ml
を15分間にわたつて加えた。混液を−10℃におい
て15分間撹拌した後に冷却浴を取り除き、イソブ
タノール5.1ml(55mmol)を加えた。次に塩化水
素を約3分間導通し、結晶種を植えて室温に暖め
た。2時間後に標記エステル・塩酸塩1.28g
(33.2%)を濾取した。融点180.5℃(分解)。 (J) 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシア
セトアミド−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートから[塩基としてDBUを使用] トリエチルアミン塩基の代わりに1,5−ジア
ザビシクロ[5.4.0]−5−ウンデセン(DBU)
1.95ml(13mmol)を用いて工程(i)の操作をくり
返して核エステル・塩酸塩0.59g(15.3%)を得
た。融点181℃(分解) 実施例 12 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メトキ
シ−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸
塩 亜リン酸トリフエニル0.4ml(1.5mmol)およ
び塩化メチレン10mlから成る溶液を撹拌し、溶液
が黄緑色を呈するまで塩素を−10℃において導通
した。亜リン酸トリフエニルを少量滴加すると溶
液は完全に脱色された。得られた溶液に4′−ニト
ロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−
メトキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
0.5g(1mmol)、さらにピリジン0.12ml
(1.5mmol)を加えた。冷却浴を取り除いて混液
を室温で1.5時間撹拌し、イソブタノール0.6ml
(6.4mmol)を加えると、5分以内に標記核・塩
酸塩り結晶化が始まつた。1.5時間後に標記化合
物0.3g(75%)を灰白色の結晶として濾取した。
融点185℃(分解)。 NMR(DMSO d−6) δ 3.92(bs,2),4.0(s,3),5.02(d,1

J=5Hz),5.32(d,1,J=5Hz),5.45(s,
2),7.6〜8.4(m,ArH)。 元素分析 C15H16N3O6SCl 計算値:C,44.84;H,4.01;N,10.46; Cl,8.82;S,7.98 実験値:C,44.69;H,4.17;N,10.34; Cl,9.05;S,7.77 実施例 13 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチレ
ンセフアム−4−カルボキシレート・塩酸塩 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレ
ート・1−オキシド5.02g(10mmol)、アミレン
2.4ml(22.5mmol)および塩化メチレン50mlから
成る溶液に、15℃においてアセチルブロミド1.67
ml(22.5mmol)を10分間にわたつて滴下した。
混液を0℃に冷却して氷水25mlを加え、30分間撹
拌した。塩化メチレン層を分離して各25mlの水お
よび稀食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥して減圧下に25mlに濃縮した。亜リン酸ト
リフエニル2.89ml(11mmol)および塩化メチレ
ン25mlから成る溶液に、溶液が黄色を呈するまで
−10℃において塩素を導通して亜リン酸トリフエ
ニル−塩素動力学的コンプレツクスの溶液を調製
し、さらに亜リン酸トリフエニル0.12ml
(0.46mmol)を加えて溶液を脱色した。得られた
溶液に、−10℃において前記濃縮液を加えた。次
にピリジン0.93ml(11.5mmol)を加えて氷浴を
取り除き、混液を室温に暖めた。1時間後にイソ
ブタノール5.1ml(55mmol)を加えると約10分後
に結晶化が始まつた。混液を室温で90分間撹拌し
た後に標記核エステル・塩酸塩3.17g(82.1%)
を濾取した。融点182℃(分解) NMR(DMSO d−6) δ 3.6(bs,2),4.95(d,2,J=5Hz),
5.33〜5.7(m,6),7.6〜8.4(m,ArH)。 実施例 14 ベンズヒドリル 7−アミノ−3−アセトキシ
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート 2,4−ジクロロベンゾイル セフアロスポリ
ンC ジベンズヒドリルエステル1.39g
(1.5mmol)および塩化メチレン10mlから成る溶
液に、−35℃においてピリジン0.484ml(6mmol)
を加えた。得られた溶液に、塩化メチレン10ml
中、−10℃において亜リン酸トリフエニル1.57ml
(6mmol)と塩素から製造した亜リン酸トリフエ
ニル−塩素試薬の溶液を加えて約18℃で150分間
反応させた後に混液を−5℃に冷却し、イソブタ
ノール3.0mlで処理した。混液を約20℃に暖めて
溶媒を留去し、得られた暗褐色のシロツプ状残渣
を塩化メチレン20mlおよび水10mlに溶解した。塩
酸を加えて水層のPH値を0.9に調整し、塩化メチ
レン層を分離してPH7.5において水で抽出した。
塩化メチレン層を硫酸マグネシウムで乾燥して減
圧下に蒸発に付し、得られた暗褐色のシロツプ状
物質約3.5gを酢酸エチル−トルエン(3:7)
3.5mlを溶解して、9mmカラムを用いてシリカゲ
ル40g上にクロマトグラフした。最初に酢酸エチ
ル−トルエン(3:7)混液で溶出し、次にトル
エン−酢酸エチル(1:1)混液で溶出すると標
記化合物0.24g(36%)が得られた。 実施例 15 7−アミノ−3−アセトキシメチル−3−セフ
エム−4−カルボン酸(7−ACA) 2,4−ジクロロベンゾイル セフアロスポリ
ンC2.94g(5mmol)、キノリン0.16ml
(1.34mmol)、N,N−ジエチルアニリン2.39ml
(15mmol)および塩化メチレン30mlから成るス
ラリーに、室温においてアセチルクロリド2.45ml
(34.5mmol)を加えた。混液を−25℃に冷却して
ジエチルアニリン0.6ml(3.75mmol)を加え、さ
らに亜リン酸トリフエニル3.68ml(14mmol)お
よび塩化メチレン15mlから誘導した亜リン酸トリ
フエニル−塩素試薬の溶液を加えた。冷却浴を取
り除いて混液を2時間にわたつて室温に暖めた。
混液を−15℃に冷却してプロピレングリコール
8.5ml(116mmol)を加え、20℃において約0.5時
間撹拌した後に再び−15℃に冷却し、氷水25mlと
合併した。水層を分離し、水酸化アンモニウム
3.3mlを加えてPHを3.5に調整し、氷浴で1.5時間撹
拌して7−ACA0.4g(29%)を濾取した。 実施例 16 7−アミノ−3−メチル−3−セフエム−4−
カルボン酸(7−ADCA) 7−フエノキシアセトアミド−3−メチル−3
−セフエム−4−カルボン酸3.40g(10mmol)、
キノリン0.158ml(1.34mmol)、N,N−ジエチ
ルアニリン2.38ml(15mmol)および塩化メチレ
ン30mlから成るスラリーに、室温においてアセチ
ルクロリド2.46ml(34.5mmol)を加えた。混液
を18〜22℃において約6時間撹拌して−15℃に冷
却し、N,N−ジエチルアニリン0.6ml
(3.75mmol)および亜リン酸トリフエニル3.68ml
と塩素によつて塩化メチレン15ml中で得られた亜
リン酸トリフエニル−塩素試薬の溶液を加えた。
冷却浴を取り除き、次の7分間で混液をほぼ室温
まで暖めた。混液を−20℃に冷却してイソブタノ
ール10.7ml(116mmol)を加え、再び冷却浴を取
り除いた。アルコールを加えてから約45分後に多
量の固体沈澱がみとめられた。室温でさらに0.5
時間放置した後に混液を0℃に冷却し、7−
ADCA1.95g(73%)を濾取した。NMRスペク
トルによれば、生成物には若干の不純物が含まれ
ていた。 実施例 17 7−アミノ−3−アセトキシメチル−3−セフ
エム−4−カルボン酸(7−ACA) 7−フエノキシアセトアミド−3−アセトキシ
メチル−3−セフエム−4−カルボン酸ナトリウ
ム4.18g(9.76mmol)、キノリン0.154ml
(1.31mmol)、N,N−ジエチルアニリン2.91ml
(18.2mmol)、および塩化メチレン29mlから成る
スラリーに、アセチルクロリド2.40ml
(33.6mmol)を室温において加えた。室温におい
て1時間15分放置した後に混液を−35℃に冷却
し、塩化メチレン15ml中で亜リン酸トリフエニル
3.6ml(13mmol)および塩素から製造した亜リン
酸トリフエニル−塩素動力学的コンプレツクスの
溶液を加えた。混液を−25℃乃至−20℃において
も約60分間撹拌してイソブタノール10.5mlを加
え、0℃に暖めて2時間撹拌した。この混液を氷
水50gに注加し、水層を分離してPH3.5に調整し
た。この水溶液を窒素雰囲気中、氷浴で1時間撹
拌して7−ACA2.7g(78%)を濾取した。 実施例 18 7−アミノ−3−アセトキシメチル−3−セフ
エム−4−カルボン酸(7−ACA) セフアロスポリンCのナトリウム塩4.55gをク
ロロホルム(Amylene−inhibited)142mlに懸濁
し、これを67mlまで蒸留した。このクロロホルム
懸濁液を26℃に冷却してキノリン0.464ml
(3.94mmol)、ジエチルアニリン6.95ml
(43.5mmol)およびアセチルクロリド9.30ml
(131mmol)を加え、7分間にわたつて撹拌しな
がら約35℃に暖め、加熱を中止した。2時間撹拌
した後、ビユフナー濾斗で、ガラス濾紙にハイフ
ロ紙を重ねたものを用いて濾過した。塩素と亜リ
ン酸トリフエニル8.9ml(34mmol)を−20℃にお
いてクロロホルム35mlに同時に添加して調製した
亜リン酸トリフエニル−塩素試薬の溶液を、−30
℃において上記濾液とジエチルアニリン3.2ml
(20mmol)との混液に加えた。混液を−20℃乃
至−15℃で60分間撹拌した後に−35℃に冷却し、
プロピレングリコール15mlを加えた。この混液を
0℃で2時間撹拌して氷51gに注加し、クロロホ
ルム層を分離して氷水5gで再抽出した。水性抽
出液を合し、水酸化アンモニウム約7.5mlを加え
てPH値を3.5に調整し、液面に気流を吹きつけて
残つているクロロホルムを除去しながら氷浴で60
分間撹拌した。スラリーを濾過し、得られた生成
物を水6ml、メタノール15mlおよびアセトン5ml
で順次洗浄し、7−ACA(風乾済み)1.87g(73
%)を得た。 実施例 19 7−アミノ−3−アセトキシメチル−3−セフ
エム−4−カルボン酸(7−ACA) (A) シクロヘキサンで安定化し、4Aモレキ
ユラーシーブスで乾燥させた塩化メチレン80mlに
セフアロスポリンC・ナトリウム塩・2水和物
4.8g(10mmol)を懸濁し、水酸化カリウムで乾
燥させたジエチルアニリン7.4g(8ml,
50mmol)およびアセチルクロリド4.7g(4.3ml,
60mmol)を加えた。混液を氷浴中、30〜40℃で
1時間、さらに室温で2時間撹拌し、不溶性物質
1.65gを濾去した。反応混液を氷−アルコール浴
で冷却し、以下のように調製した亜リン酸トリフ
エニル−塩素動力学的化合物の溶液に加えた。ま
ず、亜リン酸トリフエニル6.8g(5.8ml,
22mmol)を無水塩化メチレン100mlに加えて氷
−アルコール温度に冷却し、溶液が黄色を呈する
まで塩素を導通した。さらに亜リン酸トリフエニ
ルを2〜3滴加えると溶液は脱色された。この上
記2つの溶液を氷−アルコール温度において混合
し、ジエチルアニリン3.3g(3.5ml,22mmol)
および塩化メチレン20mlから成る溶液を10分間に
わたつて加えた。混液を冷却下に2時間撹拌し、
さらに約−35℃に冷却して、3Aモレキユラーシ
ーブスで乾燥したイソブタノール6.0g(7.4ml,
80mmol)で処理した。次に塩化水素を約30秒間
導通して混液を一夜冷却した。この塩化メチレン
溶液に水20mlを加え、得られた2層混液を5分間
強撹拌した。塩化メチレン層を分離して水20mlで
洗浄し、水層と洗浄液を合して酢酸エチルで洗浄
し、飽和炭酸水素アンモニウム溶液を加えてPHを
3.8に調整した。氷浴温度で30分間放置した後に
水性スラリーを濾過して7−ACA1.5g(減圧乾
燥、83%)を得た。 (B) セフアロスポリンC・ナトリウム塩・2
水和物4.8g(10mmol)をテトラヒドロフラン
(5Aモレキユラーシーブスで乾燥済み)80mlに懸
濁し、水酸化カリウムで乾燥したジエチルアニリ
ン7.4g(8.0ml,50mmol)およびアセチルクロ
リド4.7g(4.3ml,60mmol)を加えた。この混
液を水浴中、約30〜40℃で1時間、さらに室温で
約2.5時間撹拌し、不溶物質5.7gを濾去した。混
液を氷−アルコール浴で冷却し、工程(A)と同様に
調製した亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツ
クス溶液(但し、塩化メチレンの代わりにテトラ
ヒドロフランを溶媒として用いた)に加え、ジエ
チルアニリン3.3g(22mmol)およびテトラヒド
ロフラン20mlから成る溶液を10分間にわたつて滴
下した。混液を冷却下に2時間撹拌し、さらに約
−35℃に冷却してプロピレングリコール16mlで処
理した。塩化水素を約15秒間導通して混液を一夜
冷却し、工程(A)と同様な処理をすると7−
ACA1.2g(45%)が得られた。 (C) N−クロロアセチル・セフアロスポリン
Cキノリン塩・1水和物3.3g(5mmol)を塩化
メチレン(シクロヘキサンで安定化し、4Aモレ
キユラーシーブスで乾燥済み)40mlに懸濁し、水
酸化カリウムで乾燥したジエチルアニリン3.0g
(20mmol)およびアセチルクロリド1.9g(1.8
ml,25mmol)を加えて室温で1時間撹拌した。
混液を氷−アルコール浴で冷却し、亜リン酸トリ
フエニル3.4g(11mmol)を用いて前記工程(A)と
同様に調製した亜リン酸トリフエニル−塩素コン
プレツクスの溶液に加えた。この混液にジエチル
アニリン1.6g(11mmol)および塩化メチレン10
mlから成る溶液を10分間にわたつて滴下して冷却
下に2時間撹拌し、さらに約−35℃に冷却してイ
ソブタノール(3Aモレキユラーシーブスで乾燥
済み)3.7mlで処理した。混液に塩化水素を約15
秒間導通して一夜冷却し、工程(A)に記載の操作を
実施して7−ACA 730mg(54%)を得た。 実施例 20 2′,2′,2′−トリクロロエチル 7−アミノ−
3−メチル−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト・塩酸塩(ベンゼン中) (A) ベンゼン45mlに、10〜15℃において塩素
および亜リン酸トリフエニル3.16ml(12mmol)
を同時に加えた。亜リン酸トリフエニルの最後の
1滴で溶液が透明になるまでは、混液はわずかに
黄色を呈していた。この溶液に2′,2′,2′−トリ
クロロエチル 7−フエニルアセトアミド−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート
4.64g(10mmol)を加えて10〜15℃において5
分間撹拌し、ピリジン1.1ml(12.5mmol)を含む
ベンゼン8mlを15分間にわたつて加えた。混液を
合計45分間撹拌した後にイソブタノール5.1ml
(55mmol)を加え、塩化水素を約90秒間導通し
た。混液を室温において2時間撹拌し、この間に
結晶化した標記核エステル・塩酸塩3.5g(91.6
%)を濾取した。融点179℃(分解)。 NMR(DMSO d−6) δ 2.27(s,3),3.6(ABq,2,J=16
Hz),5.00(s,2),5.12(q,2,J=4Hz,β
−ラクタムH)。 (B) 10〜15℃の代わりに室温(20〜25℃)で
実施する点を除いて実施例20工程(A)の操作を
繰り返して標記核エステル・塩酸塩3.26g(85.4
%)を得た。融点179℃(分解)。 実施例 21 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 亜リン酸トリフエニル2.63ml(10mmol)およ
び塩化メチレン50mlから成る溶液に、0〜5℃に
おいて、溶液が黄色を呈するまで塩素を導通し
た。溶液が透明になるまで亜リン酸トリフエニル
を滴加して過剰の塩素を除去した。これには、さ
らに0.47ml(1.8mmol)の亜リン酸トリフエニル
を要し、その結果11.8mmolの亜リン酸トリフエ
ニル−塩素動力学的化合物が得られた。この溶液
に4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート5.04g(10mmol)およびピリジン1.01
ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン2mlを加え
ると混液の温度が5〜12℃に昇温した。混液を室
温で2時間撹拌してイソブタノール5.1ml
(55mmol)を加える10分以内に標記核エステ
ル・塩酸塩の結晶化が始まつた。これを1.5時間
後に濾取して乾燥して乾燥すると標記化合物3.71
g(91.4%)がほぼ白色の結晶して得られた。 融点180〜181℃(分解) NMR(DMSOd−6) δ 3.7(bs,2),5.33(q,2,β−ラクタ
ムH),5.46(s,2),7.5〜8.4(ArH)。 実施例 22 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 亜リン酸トリフエニル2.89ml(11mmol)と塩
化メチレン50mlから成る溶液に、0〜5℃におい
て、溶液が黄色を呈するまで塩素を導通した。次
に亜リン酸トリフエニル0.17ml(0.65mmol)を
加えて透明な溶液とし、0〜5℃において塩化メ
チレン5mlを用いて4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−メチル−3−セフエ
ム−4−カルボキシレート4.84g(10mmol)を
流し込んだ。次にピリジン1.01ml(12.5mmol)
を加えると混液は5〜10℃に昇温した。混液を室
温に暖めて2時間撹拌し、イソブタノール5.1ml
(55mmol)を加え、約20分後に塩化水素を微量
導通すると生成物が直ちに結晶化した。2.5時間
後に生成物を濾取して乾燥し、標記核エステル・
塩酸塩3.29g(85.3%)を得た。融点177℃(分
解)。濾液を塩化水素で処理するとさらに0.32g
の標記化合物が得られた。総収率93%。 実施例 23 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 亜リン酸トリフエニル2.89ml(11mmol)と塩
化メチレン50mlから成る溶液に、5〜10℃におい
て、溶液が淡黄色を呈するまで塩素を導通した。
次に亜リン酸トリフエニルを2滴加えて透明な溶
液とし、5〜10℃において4′−ニトロベンジル
7−フエニルアセトアミド−3−メチル−3−セ
フエム−4−カルボキシレート4.67g
(10mmol)、さらにピリジン0.85ml(10.5mmol)
を加えた。この溶液を室温に暖め、2時間後に15
℃に冷却してイソブタノール5.1ml(55mmol)を
加えた。混液を室温において2時間撹拌し、この
間に結晶化した生成物を3回に分けて濾取した。
総収量3.5g(90.6%)。融点188℃(分解)。 実施例 24 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−2−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 基質として4′−ニトロベンジル 7−フエノキ
シアセトアミド−3−メチル−2−セフエム−4
−カルボキシレート4.84g(10mmol)を用いた
点を除いて、実施例23に記載の操作を繰り返し、
標記核エステル・塩酸塩3.27g(84.7%)を得
た。融点184℃(分解)。 NMR(DMSO d−6) δ 1.96(s, ),5.12(bs,2),5.4(m)

6.34(bs,1),7.6〜8.4(ArH)。 実施例 25 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチレ
ンセフアム−4−カルボキシレート・塩酸塩 基質として4′−ニトロベンジル 7−フエノキ
シアセトアミド−3−メチル−2−セフエム−4
−カルボキシレート4.83g(10mmol)を用いた
点を除いて、実施例23に記載の操作を繰り返して
標記核エステル・塩酸塩3.58g(92.8%)を得
た。融点176.5〜177℃(分解)。NMRスペクトル
によれば、この生成物は実施例9で得られた生成
物と同一であつた。 実施例 26 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−アセト
キシ−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩
酸塩 亜リン酸トリフエニル2.89ml(11mmol)と塩
化メチレン50mlから成る溶液に、5〜10℃におい
て、溶液が黄色を呈するまで塩素を導通した。次
に亜リン酸トリフエニルを3滴加えて透明な溶液
とし、冷却浴を取り除いて4′−ニトロベンジル
7−フエノキシアセトアミド−3−アセトキシ−
3−セフエム−4−カルボキシレート5.28g
(10mmol)およびピリジン0.85ml(10.5mmol)
を加え、室温で2時間撹拌した後にイソブタノー
ル6.0ml(64.8mmol)を加えると8分以内に生成
物の結晶化が始まつた。これを2時間後に濾取し
て標記核エステル・塩酸塩2.57g(59.9%)を白
色の結晶として得た。融点160℃(分解)。濾液中
にも生成物がみとめられたが単離しなかつた。 NMR(DMSOd−6) δ 2.2(s,3),3.93(bs,2),5.45(m)

7.6〜8.4(ArH)。 実施例 27 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩
[亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)−塩素動力
学的コンプレツクスを使用] 亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)5.17g
(12.5mmol)、ピリジン0.27ml(3.28mmol)およ
び塩化メチレン25mlから成る溶液に、−70℃にお
いて塩素を導通した。アミレン0.40mlを加えて過
剰の塩素を除去し、4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−メチル−3−セフエ
ム−4−カルボキシレート2.42g(5mmol)およ
びピリジン0.79ml(9.22mmol)を含む塩化メチ
レン4mlを11分間にわたつて滴下した。3時間後
に冷却浴を取り除いてイソブタノール6.94mlを加
え、混液を約−10℃に暖めた後に塩化水素を約1
分間導通した。15分後に混液を濾取し、標記化合
物1.86g(96%)を白色の固体として得た。融点
184〜185℃(分解)。 実施例 28 ベンジル 7−(1−クロロ−2−フエニルエ
チリデン)−7−メトキシ−3−アセトキシメチ
ル−3−セフエム−4−カルボキシレート ピリジン0.1mlを含む塩化メチレン45ml中で、−
15℃において塩素と亜リン酸トリフエニル
(12.3mmol)から製造した亜リン酸トリフエニル
−塩素コンプレツクスの溶液に、ベンジル 7−
フエニルアセトアミド−7−メトキシ−3−アセ
トキシメチル−3−セフエム−4−カルボキシレ
ート5.11g(10mmol)を加え、さらにピリジン
1.01ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン4mlを
10分間にわたつて滴下した。−15℃乃至−10℃に
おいて50分間撹拌した後にプロピレンオキシド
2.1ml(30mmol)を加え、0℃においてさらに10
分間撹拌した後に氷水25mlで洗浄して塩化カルシ
ウムで乾燥し、減圧下に蒸発に付してシロツプ状
物質11gを得た。生成物を四塩化炭素中で3回摩
砕し、エーテル50mlに溶かし、沈澱0.5gを、デ
カンテーシヨンして除去し、減圧下に約25mlに濃
縮した。得られた油状物質をヘキサン25mlで稀釈
し、ヘキサン−エーテル(1:1)で2回洗浄
し、減圧下に四塩化炭素から2回蒸発に付し、標
記化合物2.5gを泡状物質として得た。 IR (CHCl3) 1780,1730cm-1 NMR(CDCl3,ピリジン d−5) δ 1.96(s,3),3.3(ABq),3.43(s,
2),3.93(s,2),4.86(ABq),4.93(s,1)

5.25(s,1),7.3(ArH)。 実施例 29 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボキシレート・臭化水
素酸塩 ピリジン2.10ml(26mmol)を含む塩化メチレ
ン100ml中で、−10℃乃至−15℃において亜リン酸
トリフエニル6.67ml(25.4mmol)と臭素1.30ml
(25.4mmol)から製造した亜リン酸トリフエニル
−臭素コンプレツクスの溶液25.4mlに、4′−ニト
ロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート
9.67g(20mmol)を加えた。−10℃乃至−15℃に
おいて1時間放置した後に冷却浴を取り除き、イ
ソブタノール13.88ml(150mmol)を加えた。混
液を室温で2時間撹拌し、標記化合物4.76g
(55.3%)を濾取した。融点179〜181℃(分解) 元素分析 C15H16N3O5SBr 計算値:C,41.87;H,3.75;N,9.77; S,7.45;Br,18.57 実験値:C,42.04;H,3.57;N,9.54; S,7.54;Br,18.37 NMR(DMSO d−6) δ 2.2(s,3),3.65(bs,2),5.27(m,2

β−ラクタムH),5.42(s,2),7.6〜8.4(m,
4,ArH)。 実施例 30 ベンズヒドリル 7−(α−クロロ−4−メチ
ルベンジリデンイミノ−7−メトキシ−3−(1
−メチル−1,2,3,4−テトラゾール−5−
イルチオ)メチル−1−デチア−1−オキサ−3
−セフエム−4−カルボキシレート ベンズヒドリル 7−(4−メチルベンズアミ
ド−7−メトキシ−3−(1−メチル−1,2,
3,4−テトラゾール−5−イルチオ)メチル−
1−デチア−1−オキサ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレート200mgおよび重クロロホルム10ml
から成る溶液に、−15℃乃至0℃において、数時
間にわたつて亜リン酸トリフエニル−塩素コンプ
レツクス(常法により製造)4当量およびピリジ
ン4当量を加えた。過剰量のコンプレツクスとピ
リジンを要したのは、オキサセフエム出発物質中
に不純物が含まれていたためである。四塩化炭素
およびエーテルを順次加えて塩および不純物を沈
澱させ、溶媒を留去して油状物質を得た。この油
状物質のエーテル抽出液のNMRスペクトルによ
れば、この物質には標記化合物と亜リン酸トリフ
エニルが含まれていた。 NMR(CDCl3) δ 2.25(s,3),3.53(s,3),3.65(s,
3),4.16(s,2),4.53(bs,2),5.16(s,1

C6−H)。 実施例 31 4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミ
ド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシ
レート 亜リン酸トリフエニル2.89ml(11mmol)を塩
化メチレン50mlに溶かした溶液に、−15℃におい
て溶液が黄変するまで塩素を導通した。この溶液
に亜リン酸トリフエニル2滴を加えて脱色し、得
られた亜リン酸トリフエニル−塩素試薬溶液に
4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミド
−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート4.5g(10mmol)を加え、さらにピリジ
ン0.89ml(11mmol)を塩化メチレン8mlに溶か
した溶液を40分間にわたつて滴下した。ピリジン
溶液を加える間、反応温度を−15℃乃至−10℃に
保つた。次いで混液を−15℃乃至−10℃において
さらに60分間撹拌し、冷却浴を取り除いた。濃塩
酸1mlを加えて、上記反応で得られた少量のイミ
ノクロリドを加水分解した。混液を室温で30分間
撹拌した後に3Aエタノール100mlで稀釈し、15分
間撹拌して標記化合物2.67g(54.7%)を白色の
結晶として濾取した。融点214℃(分解)。濾液を
約50mlに減圧濃縮し、標記化合物の2次晶1.52g
(31.1%)を単離した。総収率85.8%。 NMR(DMSO d−6): δ 3.62(s,2),3.94(ABq,2,J=18
Hz),5.3(d,1,J=5Hz),5.52(s,2),
5.82(q,1,J=5.8Hz),7.2〜8.4(ArH)。 元素分析 C22H18N3O6SCl 計算値:C,54.16;H,3.72;N,8.61; Cl,7.27;S,6.57 実験値:C,53.91;H,3.92;N,8.44; Cl,7.27;S,6.55 実施例 32 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート 実施例1に記載の方法に従つて、亜リン酸トリ
フエニル6.31ml、塩化メチレン45mlおよび塩素か
ら、−15℃において亜リン酸トリフエニル−塩素
動力学的生成物を製造した。この溶液に、−15℃
乃至−10℃において4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレート5.24g(10mmol)
を加え、最後に塩化メチレン5mlで洗い込んだ。
ピリジン1.01ml(12.5mmol)を塩化メチレン8
mlに溶かした溶液を30分間にわたつて滴下し、−
10℃で2時間撹拌して濃塩酸1mlを加えた。混液
をさらに30分間撹拌した後に、各100mlの水で3
回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に
溶媒を留去した。得られた油状物質を2Bエタノ
ール100mlから結晶化させて標記化合物4.19g
(83.2%)を得た。融点142.5〜146℃。 NMR(CDCl3) δ 3.7(ABq,2,J=18Hz),4.60(s,2),
5.12(d,1,J=5Hz),5.4(s,2)、5.93(q

1,J=5.9Hz)6.8〜8.4(ArH)。 元素分析 C22H14N3O7SCl 計算値:C,52.44;H,3.60;N,8.34; S,6.36;Cl,7.04 実験値:C,52.67;H,3.73;N,8.12; S,6.15;Cl,6.95 実施例 33 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート[亜リン酸トリ(o−トリル)−塩素コ
ンプレツクス使用] 亜リン酸トリ(o−トリル)3.91g(10mmol)
を塩化メチレン45mlに溶かした溶液に、溶液が黄
変するまで塩素を−10℃において導通した。亜リ
ン酸エステル約0.5mmolを加えて溶液を脱色し、
−10℃において塩化メチレン5mlを用いて4′−ニ
トロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3
−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレ
ート5.4g(10mmol)を流し込んだ。次いでピリ
ジン1.01ml(12.5mmol)を加えて混液を−10℃
で90分間撹拌し、濃塩酸1mlを加えた。混液をさ
らに30分間撹拌し、各25mlの水(2回)および稀
食塩水25mlで順次洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下に溶媒を留去した。得られた油状残渣
を2Bエタノール50mlから結晶化させて標記化合
物3.35g(66.5%)得た。NMRスペクトルによ
れば、この生成物は実施例32の生成物と同一であ
つた。 実施例 34 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート (A) 塩基を用いないクロロ化 実施例31に記載の方法に従つて、−10℃におい
て亜リン酸トリフエニル2.89mlの塩化メチレン溶
液から亜リン酸トリフエニル−塩素試薬の溶液を
調製した。この溶液に4′−ニトロベンジル 7−
フエノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−
セフエム−4−カルボキシレート4.86g
(10mmol)を加えて−10℃で2時間撹拌した。
薄層クロマトグラフイー(TLC)によれば、約
2時間後にはクロル化がおよそ50%完了し、イミ
ノクロリドが多少みとめられた。 (B) 2,6−ルチジン 上記工程(A)の混液に2,6−ルチジン1.2ml
(10.5mmol)を加えて−10℃で60分間撹拌し、濃
塩酸1mlを加えた。冷却浴を取り除いて混液をさ
らに30分間撹拌し、各100mlの水(2回)および
稀食塩水100mlで順次洗浄した。混液を硫酸マグ
ネシウムで乾燥して減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた油状残渣を2Bエタノール75mlから結晶化さ
せて標記化合物3.83g(76%)を得た。融点124
〜126℃。 実施例 35 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 (A) 塩化メチレン;ピリジン 亜リン酸トリフエニル6.31ml(25mmol)およ
び塩化メチレン45mlから成る溶液に、溶液が黄変
するまで、−10℃において塩素を導通した。亜リ
ン酸トリフエニル数滴を加えて溶液を脱色し、−
15℃において4′−ニトロベンジル 7−アセトア
ミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレート4.86g(10mmol)を加え、さらに
ピリジン2.02ml(12.5mmol)および塩化メチレ
ン8mlから成る溶液を40分間にわたつて滴下し
た。混液を−10℃において30分間撹拌し、イソブ
タノール9.25ml(100mmol)を加えた。氷浴を取
り除いて塩化水素で約30秒間処理した。5分以内
に生成物の結晶化が始まつたが、混液は約20℃に
おいて2時間撹拌し、標記核エステルの塩酸塩
3.33g(82%)を濾取した。融点181℃(分解)。
NMR(DMSO d−6) δ 4.06(bs,2),5.33(q,2,J=45Hz,
β−ラクタムH),5.5(s,2),7.8〜8.3(ArH),
〜8.6(brs,NH3 +)。 (B) 1,2−ジクロロエタン:ピリジン 塩化メチレンの代わりに1,2−ジクロロエタ
ンを溶媒として用いた点を除いて、前記実施例35
(A)に記載の方法を繰返し、標記化合物3.10g
(76.4%)を得た。 (C) 塩化メチレン;キノリン ピリジン塩基の代わりにキノリンを用いた点を
除いて上記工程(A)を繰返し、標記化合物3.20g
(79.8%)を単離した。融点181℃(分解)。 (D) 塩化メチレン;イソキノリン ピリジン塩基の代わりにイソキノリンを用いた
点を除いて上記工程(A)を繰返した。混液は前記混
液よりも幾分暗色であり、標記化合物の収量は
2.29g(56.4%)であつた。融点181℃(分解)。 (E) 塩化メチレン;N,N−ジメチルアニリン ピリジン塩基の代わりにN,N−ジメチルアニ
リンを用いた点を除いて上記工程(A)を繰返し、標
記化合物0.91g(22.4%)を単離した。融点182
℃(分解)。 (F) アセトニトリル;ピリジン 亜リン酸トリフエニル7.9ml(30mmol)および
アセトニトリル45mlから成る混液に、−10℃にお
いて塩素を導通した。混液が固化したので10℃に
暖め、再び液化させた。塩素は混液が黄色を呈す
るまで導通し、次いで亜リン酸トリフエニル0.1
mlを加えて溶液を脱色した(約30.4mmolの亜リ
ン酸トリフエニル−塩素動力学的化合物が形成さ
れた)。この溶液に4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレート5.4g(10mmol)
を加え、さらにピリジン2.42ml(30mmol)を含
むアセトニトリル8mlを0℃乃至10℃において30
分間にわたつて滴下した。混液を1時間撹拌した
後に冷却浴を取り除き、室温で90分間撹拌した。
さらにイソブタノール9.25ml(100mmol)を加え
て室温で90分間放置し、標記化合物0.95g(23.4
%)を得た。融点186℃(分解)。 (G) 4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセ
トアミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−
カルボキシレートから 実施例35工程(A)に従つて、塩素、亜リン酸トリ
フエニル2.89ml(11mmol)および塩化メチレン
45mlから、亜リン酸トリフエニル−塩素動力学的
化合物の溶液を調製した。この溶液に4′−ニトロ
ベンジル 7−フエニルアセトアミド−3−ヒド
ロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
2.3g(5mmol)を加え、さらにピリジン0.89ml
(11mmol)および塩化メチレン5mlから成る溶
液を、−15℃乃至−10℃において、撹拌下に15分
間隔で滴下した。混液を−15℃乃至−10℃におい
て1.5時間撹拌した後に冷却浴を取り除き、イソ
ブタノール6ml(64.8mmol)を加えた。混液を
1時間撹拌しながら23℃に暖め、結晶化した生成
物を濾取すると標記化合物1.59g(78.3%)が白
色の結晶として得られた。融点188℃(分解)。 (H) 亜リン酸トリ(o−トリル)−塩素動力
学的コンプレツクスを使用 亜リン酸トリ(o−トリル)9.24g(26mmol)
および塩化メチレン45mlから成る溶液に、溶液が
黄変するまで塩素を−10℃において導通した。亜
リン酸エステル約0.5mmolを加えて過剰の塩素を
除去し、塩化メチレン5mlを用いて4′−ニトロベ
ンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒド
ロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
5.44g(10mmol)を流し込んだ。ピリジン2.58
ml(32mmol)を含む塩化メチレン8mlを−10℃
において30分間にわたつて滴下し、同温において
30分間撹拌した後にイソブタノール9.25ml
(100mmol)を加えた。氷浴を取り除いて塩化水
素を約60秒間導通し、室温で90分間撹拌し、標記
化合物3.31g(81.5%)を濾取した。融点183℃
(分解)。 実施例 36 4′−ニトロベンジル 7−(1−クロロ−2−
フエノキシエチリデン)イミノ−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレート イソブタノールの代わりにプロピレンオキシド
4.2mlを加えた点を除いて実施例35(A)の操作を繰
返した。混液を0℃で15分間撹拌して氷水50mlで
洗浄し、塩化カルシウム・2水和物で乾燥して減
圧下に蒸発に付すと暗色のシロツプ状物質21gが
得られた。プロピレンオキシド数滴を含むジエチ
ルエーテルを残渣に加えると少量のタールが沈澱
した。次に塩化メチレン5mlを加え、得られた溶
液を約1gの暗色タールからデカンテーシヨンし
た。減圧下に溶媒を留去し、得られたシロツプ状
物質をエーテル−ヘキサン(1:1)50mlで摩砕
して3回デカンテーシヨンし、得られた半固体を
数日間冷蔵庫で保管した後にエーテルで摩砕して
固体1.08gを得た。この固体はNMRによつて
4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトアミ
ド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシ
レートと同定された。濾液を減圧下に蒸発に付
し、得られた泡状物質を塩化メチレン数mlに溶解
してエーテルで稀釈し、さらにプロピレンオキシ
ド数滴を含む2Bアルコール約50mlで稀釈すると
標記イミノクロリド0.24gが結晶化した。融点97
〜98℃。生成物の構造はNMRスペクトルで確認
した。 NMR(CDCl3,ピリジン d−5) δ 3.56(ABq,2,J=18Hz),4.8(s,2),
5.53(d,1,J=5Hz),5.3(s,2),5.53(d

1,J=5Hz),6.9〜8.3(ArH)。 実施例 37 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 (A) 亜リン酸トリフエニル6.31ml(24mmol)お
よび塩化メチレン45mlから成る溶液に、−10℃に
おいて過剰の塩素を導通して亜リン酸トリフエニ
ル−塩素化合物(約25.5mmol)の溶液を調製し
た。さらに亜リン酸トリフエニル(約1.5mmol)
を加えて黄色の溶液を脱色した。この溶液に、塩
化メチレン5mlを用いて4′−ニトロベンジル 7
−フエノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3
−セフエム−4−カルボキシレート5.24g
(10mmol)を流し込んだ。さらにピリジン2.02ml
を含む塩化メチレン8mlを40分間にわたつて滴下
し、温度は−10℃乃至−15℃に維持した。混液を
−10℃乃至−15℃において25分間撹拌した後にイ
ソブタノール9.25ml(100mmol)を加えた。氷浴
を取り除き、塩化水素を約30秒間導通した。次に
結晶種を植えて20℃で約2時間撹拌し、標記化合
物3.49g(86%)を白色の結晶として得た。融点
179〜180℃(分解)。 (B) イソブタノールの代わりに1,3−プロパン
ジオール3.61mlを用いた点を除いて前記工程(A)を
繰返し、標記化合物3.25g(80%)を単離した。
融点182℃(分解)。 実施例 38〜50 各々記載の亜リン酸トリアリールおよびハロゲ
ンから誘導したハロゲン化剤を用い、実施例31に
記載の一般法に従つて以下の変換反応を実施し
た。 実施例 38 亜リン酸トリフエニル−塩素を用いて2′,2′,
2′−トリクロロエチル 7−フエニルアセトアミ
ド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボ
キシレートを2′,2′,2′−トリクロロエチル 7
−フエニルアセトアミド−3−クロロ−3−セフ
エム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 39 亜リン酸トリフエニル−臭素を用いてベンズヒ
ドリル 7−ホルムアミド−3−ヒドロキシ−3
−セフエム−4−カルボキシレートをベンズヒド
リル 7−ホルムアミド−3−ブロモ−3−セフ
エム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 40 亜リン酸トリ(4−メトキシフエニル)−塩素
を用いてt−ブチル 7−アセトアミド−3−ヒ
ドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
をt−ブチル 7−アセトアミド−3−クロロ−
3−セフエム−4−カルボキシレートに変換し
た。 実施例 41 亜リン酸トリ(o−トリル)−塩素を用いて
4′−メトキシベンジル 7−ベンズアミド−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トを4′−メトキシベンジル 7−ベンズアミド−
3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トに変換した。 実施例 42 亜リン酸トリフエニル−塩素を用いて2−ヨー
ドエチル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒ
ドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
を2−ヨードエチル 7−フエノキシアセトアミ
ド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシ
レートに変換した。 実施例 43 亜リン酸トリフエニル−臭素を用いて4′−ニト
ロベンジル 7−メトキシ−7−フエニルアセト
アミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートを4′−ニトロベンジル 7−メト
キシ−7−フエニルアセトアミド−3−ブロモ−
3−セフエム−4−カルボキシレートに変換し
た。 実施例 44 亜リン酸トリ(4−エチルフエニル)−塩素を
用いて4′−クロロフエナシル 7−(2−フエニ
ルプロピオンアミド)−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレートを4′−クロロフエ
ナシル 7−(2−フエニルプロピオンアミド)−
3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トに変換した。 実施例 45 亜リン酸トリフエニル−塩素を用いてベンジル
7−メトキシ−7−(2−チエニル)アセトア
ミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレートをベンジル 7−メトキシ−7−
(2−チエニル)アセトアミド−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 46 亜リン酸トリ(2−エトキシフエニル)−塩素
を用いて4′−ニトロベンジル 7−(5−テトラ
ゾリル)アセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレートを4′−ニトロベン
ジル 7−(5−テトラゾリル)アセトアミド−
3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トに変換した。 実施例 47 亜リン酸トリ(p−プロピルフエニル)−臭素
を用いてピバロイルオキシメチル 7−[2−t
−ブトキシカルボニルアミノ−2−フエニルアセ
トアミド]−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4
−カルボキシレートをピバロイルオキシメチル
7−[2−t−ブトキシカルボニルアミノ−2−
フエニルアセトアミド]−3−ブロモ−3−セフ
エム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 48 亜リン酸トリフエニル−塩素を用いて4′−ニト
ロベンジル 7−[2−(4−ニトロベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−2−フエニルアセトアミ
ド]−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレートを4′−ニトロベンジル 7−[2−
(4−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−
2−フエニルアセトアミド]−3−クロロ−3−
セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 49 亜リン酸トリ(o−トリル)−塩素を用いて
4′−ニトロベンジル 7−[2−クロロアセトア
ミドチアゾール−5−イルアセトアミド]−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トを4′−ニトロベンジル 7−[2−クロロアセ
トアミドチアゾール−5−イルアセトアミド]−
3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トに変換した。 実施例 50 亜リン酸トリフエニル−臭素を用いて2′,
2,′2′−トリクロロエチル 7−クロロアセト
アミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートを2′,2,′2′−トリクロロエチ
ル 7−クロロアセトアミド−3−ブロモ−3−
セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 51〜59 下記亜リン酸トリアリールおよび塩素から誘導
したクロル化剤と下記3−ヒドロキシセフエム類
を用いて、前記実施例35(A)に記載の方法に従つて
4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ−
3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩を
製造した。 実施例 51 4′−ニトロベンジル 7−ホルムアミド−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト;亜リン酸トリフエニル 実施例 52 4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミ
ド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボ
キシレート;亜リン酸トリ(o−トリル) 実施例 53 4′−ニトロベンジル 7−(2−チエニルアセ
トアミド)−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4
−カルボキシレート;亜リン酸トリフエニル 実施例 54 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレート;亜リン酸トリフエニル 実施例 55 4′−ニトロベンジル 7−ベンズアミド−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト;亜リン酸トリフエニル 実施例 56 4′−ニトロベンジル 7−フエニルチオアセト
アミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレート;亜リン酸トリ(o−トリル) 実施例 57 4′−ニトロベンジル 7−[2−(t−ブトキシ
カルボニルアミノ)−2−フエニルアセトアミド]
−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート;亜リン酸トリフエニル 実施例 58 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレート;亜リン酸トリ(p−メトキシフエ
ニル) 実施例 59 4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミ
ド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボ
キシレート;亜リン酸トリ(p−トリル) 実施例 60〜67 塩素もしくは臭素および下記亜リン酸トリアリ
ールから誘導したハロゲン化剤を用いて、実施例
35(A)に記載の一般法に従つて下記変換反応を実施
した 実施例 60 亜リン酸トリフエニルを用いてt−ブチル 7
−フエニルアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−
セフエム−4−カルボキシレートをt−ブチル
7−アミノ−3−クロロ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートに変換した 実施例 61 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−メトキシ−7−フエノキシアセトアミ
ド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボ
キシレートを4′−ニトロベンジル 7−メトキシ
−7−アミノ−3−クロロ−3−セフエム−4−
カルボキシレートに変換した 実施例 62 亜リン酸トリ(o−トリル)を用いて2′,2′,
2′−トリクロロエチル 7−アセトアミド−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トを2′,2′,2′−トリクロロエチル 7−アミノ
−3−ブロモ−3−セフエム−4−カルボキシレ
ートに変換した 実施例 63 亜リン酸トリ(p−エトキシフエニル)を用い
てベンジル 7−(4−クロロフエノキシアセト
アミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートをベンジル 7−アミノ−3−ク
ロロ−3−セフエム−4−カルボキシレートに変
換した 実施例 64 亜リン酸トリフエニルを用いてベンズヒドリル
7−メトキシ−7−フエニルアセトアミド−3
−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレ
ートをベンズヒドリル 7−メトキシ−7−アミ
ノ−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシ
レートに変換した。 実施例 65 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−(3−ニトロベンズアミド)−3−ヒド
ロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレートを
4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−ブロモ−
3−セフエム−4−カルボキシレートに変換し
た。 実施例 66 亜リン酸トリ(m−トリル)を用いて4′−メト
キシベンジル 7−(2−ホルミルオキシ−2−
フエニルアセトアミド)−3−ヒドロキシ−3−
セフエム−4−カルボキシレートを4′−メトキシ
ベンジル 7−アミノ−3−クロロ−3−セフエ
ム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 67 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−(2−チエニルアセトアミド)−3−ヒ
ドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
を4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−ブロモ
−3−セフエム−4−カルボキシレートに変換し
た。 実施例 68〜75 塩素もしくは臭素および下記亜リン酸トリアリ
ールから誘導したハロゲン化剤を用いて、実施例
36に記載の一般法に従つて下記変換反応を実施し
た。 実施例 68 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−メトキシ−7−ベンズアミド−3−ヒ
ドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレート
を4′−ニトロベンジル 7−メトキシ−7−(α
−クロロベンジリデン)イミノ−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 69 亜リン酸トリ(o−トリル)を用いてベンジル
7−フエニルアセトアミド−3−ヒドロキシ−
3−セフエム−4−カルボキシレートをベンジル
7−(1−クロロ−2−フエニルエチリデン)
イミノ−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボ
キシレートに変換した。 実施例 70 亜リン酸トリフエニルを用いて2′,2′,2′−ト
リクロロエチル 7−(2−チエニルアセトアミ
ド)−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレートを2′,2′,2′−トリクロロエチル
7−[1−クロロ−2−(2−チエニル)エチリデ
ン]イミノ−3−クロロ−3−セフエム−4−カ
ルボキシレートに変換した。 実施例 71 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−メトキシベ
ンジル 7−アセトアミド−3−ヒドロキシ−3
−セフエム−4−カルボキシレートを4′−メトキ
シベンジル 7−(1−クロロエチリデン)イミ
ノ−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキシ
レートに変換した。 実施例 72 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒドロ
キシ−3−セフエム−4−カルボキシレートを
4′−ニトロベンジル 7−(1−ブロモ−2−フ
エノキシエチリデン)イミノ−3−ブロモ−3−
セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 73 亜リン酸トリ(o−メトキシフエニル)を用い
てt−ブチル 7−(2−クロロアセトキシ−2
−フエニルアセトアミド)−3−ヒドロキシ−3
−セフエム−4−カルボキシレートをt−ブチル
7−(1−クロロ−2−クロロアセトキシ−2
−フエニルエチリデン)イミノ−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 74 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−(4−クロロベンズアミド−2)−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
トを4′−ニトロベンジル 7−(4−クロロ−α
−クロロベンジリデン)イミノ−3−クロロ−3
−セフエム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 75 亜リン酸トリフエニルを用いて4′−ニトロベン
ジル 7−フエニルアセトアミド−3−ヒドロキ
シ−3−セフエム−4−カルボキシレートを4′−
ニトロベンジル 7−(1−ブロモ−2−フエニ
ルエチリデン)イミノ−3−ブロモ−3−セフエ
ム−4−カルボキシレートに変換した。 実施例 76 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−ブロモ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート(亜リン酸トリフエニル−臭素を使用) 臭素2.30ml(45mmol)および塩化メチレン90
mlから成る溶液に、−70℃において亜リン酸トリ
フエニル12.22ml(mmol)を加えて溶液を脱色し
た。この溶液に、塩化メチレン10mlを用いて4′−
ニトロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−
3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシ
レート10.6g(20mmol)を流し込んだ。混液を
−35℃乃至−30℃に暖め、ピリジン3.64ml
(45mmol)を含む塩化メチレン16mlを35分間に
わたつて滴下した。4時間後に氷水50mlを加えて
混液を0.5時間撹拌すると3つの層に分かれた。
中間層の塩化メチレン層を水50mlおよび食塩水で
洗浄して無水硫酸ナトリウムで乾燥し、29.7gに
なるまで減圧下に溶媒を留去した。これにメタノ
ール150mlを加えて結晶化を誘発し、標記化合物
3.78gを得た。融点138〜139℃。 NMR(DMSO d−6) δ 4.0(ABq,C2−H),4.65(s,2,側鎖
CH2),5.28(d,1,J=5Hz),5.47(s,2,
エステルCH2),5.8(q,1,J=5,8Hz),6.9
〜8.4(ArH)。 実施例 77 ベンジル 7−(1−クロロ−2−フエニルエ
チリデン)−7−メトキシ−3−アセトキシメチ
ル−3−セフエム−4−カルボキシレート ピリジン0.1mlを含む塩化メチレン45ml中で、−
15℃において塩素と亜リン酸トリフエニル
(12.3mmol)から製造した亜リン酸トリフエニル
−塩素コンプレツクスの溶液ベンジル 7−フエ
ニルアセトアミド−7−メトキシ−3−アセトキ
シメチル−3−セフエム−4−カルボキシレート
5.11g(10mmol)を加え、さらにピリジン1.01
ml(12.5mmol)を含む塩化メチレン4mlを10分
間にわたつて滴下した。−15℃乃至−10℃におい
て50分間撹拌した後にプロピレンオキシド2.1ml
(30mmol)を加え、0℃においてさらに10分間
撹拌して氷水25mlで洗浄し、塩化カルシウムで乾
燥して減圧下に蒸発に付した。得られたシロツプ
状物質11gを四塩化炭素で3回摩砕し、エーテル
50mlに溶解した。このエーテル性溶液を沈澱物
0.5gからデカンテーシヨンし、減圧下に約25ml
に濃縮した。これをヘキサン25mlで希釈し、得ら
れた油状物質をヘキサン−エーテル(1:1)で
2回洗浄し、さらに減圧下において四塩化炭素溶
液から2回蒸発させて、標記化合物2.5gを泡状
物質として得た。 IR(CHCl3) 1780,1730cm-1 NMR(CDCl3,ピリジン d−5): δ 1.96(s,3),3.3(ABq),3.43(s,
2),3.93(s,2),4.86(ABq),4.93(s,1)

5.25(s,1),7.3(ArH)。 実施例 78 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩
[亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)−塩素動力
学的コンプレツクス使用] 亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)10.34g、
ピリジン0.53ml(6.5mmol)および塩化メチレン
50mlから成る溶液に、−70℃において塩素の塩化
メチレン溶液15mlを加えた。アミレン0.52mlを加
えて過剰の塩素を除去し、得られた亜リン酸トリ
(p−クロロフエニル)−塩素コンプレツクス溶液
に、塩化メチレン10mlを用いて4′−ニトロベンジ
ル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒドロキ
シ−3−セフエム−4−カルボキシレート5.28g
を流し込んだ。次にピリジン1.57ml(19.5mmol)
を含む塩化メチレン9mlを33分間にわたつて滴下
した。2時間後に混液を2℃に暖めた。イソブタ
ノール6.94mlを加え、塩化水素を2分間導通して
混液を減圧下に濃縮し、得られたシロツプ状物質
に酢酸エチル50mlを加えた。得られたゴム状物質
をメタノール約100mlで摩砕し、白色の固体、即
ち、亜リン酸トリ(p−クロロフエニル)を濾去
した。濾液を減圧下に蒸発乾固し、得られた残渣
にトルエン−酢酸エチル(1:1)15mlを加え、
さらにゴム状残渣を溶解するに充分な量のメタノ
ールを加えた。この混液を約5分間放置すると、
標記化合物0.97gが白色の固体として結晶化し
た。融点184〜186℃(分解)。 実施例 79 4′−ニトロベンジル 7−フエニルアセトアミ
ド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレー
ト 塩化メチレン75mlに、−20℃において塩素およ
び亜リン酸トリフエニル10mlを、混液が淡緑色を
示すような割合で加えた。混液の温度は−20℃乃
至−25℃に維持した。添加終了後、アミレン3ml
を加え、得られた亜リン酸トリフエニル−塩素動
力学的コンプレツクス(TPP−C)の溶液を−
30℃において保存した。上記TPP−C溶液5.0ml
とアミレン0.5mlから成る混液を撹拌し、4′−ニ
トロベンジル 7−フエニルアセトアミド−3−
メチレンセフアム−4−カルボキシレート・1−
オキシド500mgを加えた。混液を10℃で45分間撹
拌し、メタノール2mlを加えて減圧下に蒸発乾固
した。残渣をエーテルでスラリーして標記生成物
410mgを濾取した。 本生成物および実施例80〜86の生成物の核磁気
共鳴スペクトル(NMR)は、以下の表に記し
た。 実施例 80 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレ
ート 実施例79に記載の方法に従つて4′−ニトロベン
ジル 7−フエノキシアセトアミド−3−メチレ
ンセフアム−4−カルボキシレート・1−オキシ
ド500mgを還元して標記化合物370mgを得た。 実施例 81 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート 実施例79に記載の方法に従つて4′−ニトロベン
ジル 7−フエノキシアセトアミド−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・1−オ
キシド500mgを還元してた標記化合物310mgを得
た。 実施例 82 4′−ニトロベンジル 7−(2−チエニルアセ
トアミド)−3−メチル−3−セフエム−4−カ
ルボキシレート 実施例79に記載の方法に従つて4′−ニトロベン
ジル 7−(2−チエニルアセトアミド)−3−メ
チル−3−セフエム−4−カルボキシレート・1
−オキシド500mlを還元して標記化合物260mgを得
た。 実施例 83 4′−ニトロベンジル 7−ヘプタノイルアミノ
−3−メチル−3−セフエム−4−カルボキシレ
ート 実施例79に記載の方法に従つて4′−ニトロベン
ジル 7−ヘプタノイルアミノ−3−メチル−3
−セフエム−4−カルボキシレート・1−オキシ
ド500mgを還元して標記化合物270mgを得た。 実施例 84 4′−メトキシベンジル 7−(2−チエニルア
セトアミド)−3−メチル−3−セフエム−4−
カルボキシレート 実施例79に記載の方法に従つて4′−メトキシベ
ンジル 7−(2−チエニルアセトアミド)−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート・
1−オキシド500mgを還元して標記化合物470mgを
得た。 実施例 85 ベンジル 7−(2−チエニルアセトアミド)−
3−メチル−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト 実施例79に記載の方法に従つてベンジル 7−
(2−チエニルアセトアミド)−3−メチル−3−
セフエム−4−カルボキシレート・1−オキシド
300mgを、亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレ
ツクス溶液3mlおよびアミレン0.3mlを用いて還
元し、標記化合物240mgを得た。 実施例 86 2′,2′,2′−トリクロロエチル 7−フエノキ
シアセトアミド−3−メチレンセフアム−4−カ
ルボキシレート 実施例79に記載の方法に従つて2′,2′,2′−ト
リクロロエチル 7−フエノキシアセトアミド−
3−メチレンセフアム−4−カルボキシレート・
1−オキシド300mgを、TPP−C溶液3mlおよび
アミレン0.3mlを用いて還元し、標記化合物80mg
を得た。 【表】 実施例 87 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレ
ート(安定化させたTPP−Cを使用) ピリジン0.8ml(10mmol)を含む塩化メチレン
150mlに、−20℃において塩素および亜リン酸トリ
フエニル20mlを加えた。この添加は溶液が淡緑色
を呈する速度で行ない、この間、反応溶媒を−20
℃に維持した。安定化させた亜リン酸トリフエニ
ル−塩素動力学的コンプレツクスの溶液に、アミ
レン8mlおよび4′−ニトロベンジル 7−フエノ
キシアセトアミド−3−メチレンセフアム−4−
カルボキシレート・1−オキシド19.13gを加え
た。混液を−15℃乃至−20℃において約1時間撹
拌し、室温に暖めて減圧下に濃縮し、得られたシ
ロツプ状残渣にメタノール40mlを加えて30分間撹
拌し、標記化合物11.58gを濾取し、標準物質の
NMRと比較して固定した。 実施例 88 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−ヒドロキシ−3−セフエム−4−カル
ボキシレート 塩化メチレン45mlに−15℃において亜リン酸ト
リフエニル6.1mlおよび塩素を加えてTPP−Cコ
ンプレツクスの溶液を調製した。塩素に対する澱
粉−ヨウ素反応が陰性となるまで亜リン酸トリフ
エニルを加え、得られた溶液に、−15℃において
アミレン3mlおよび4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレート・1−オキシド
10.6gを加えた。40分後に混液を室温に暖め、未
反応の出発物質5.08gを濾去した。濾液を約35ml
に減圧濃縮し、0℃に冷却して酢酸10mlを加える
と、標記化合物の酢酸ソルベート1.81gが2回の
濾過により得られた。 NMR(CDCl3) δ 2.05(s,3,(C 3COOH),3.67(bs,
2),4.53(s,2),5.01(d,1,J=4Hz),
5.31(ABq,2),5.65(q,1,J=4.9Hz),6.8
〜8.4(ArH)。 実施例 89 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−クロロ−3−セフエム−4−カルボキ
シレート 実施例88に記載の方法に従つて、−20℃におい
て塩化メチレン70mlおよび亜リン酸トリフエニル
17.1mlを用いてTPP−Cコンプレツクスの溶液を
調製した。これにアミレン2.2mlおよび4′−ニト
ロベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−
ヒドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト・1−オキシド10.6gを加えると混液は−8℃
に昇温した。45分後に、ピリジン3mlを含む塩化
メチレン15mlを70分間にわたつて添加し、その
後、−10℃乃至−15℃に45分間保持した。混液を
約35mlに減圧濃縮して2Bエタノール10mlを加え、
さらに濃縮して酢酸数mlを加え、結晶化した標記
化合物3.2gを濾取した(二次晶を含む)。この生
成物の構造は、標記化合物の標準物質のNMRデ
ータと比較して同定した。 実施例 90 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩 約−20℃乃至−10℃において塩化メチレン150
mlに塩素と亜リン酸トリフエニル36.8ml[以下に
使用するセフエムスルホキシド(22.3g)に対し
て3.5当量]を、溶液が黄色を呈するように同時
添加して亜リン酸トリフエニル−塩素動力学的コ
ンプレツクス溶液を調製した。亜リン酸トリフエ
ニルの最後の一滴を加えると混液は塩素に対する
ヨウ素−澱粉反応で陰性を示した。混液を−25℃
に冷却してアミレン5.1mlおよび4′−ニトロベン
ジル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒドロ
キシ−3−セフエム−4−カルボキシレート・1
−オキシド22.3gを順次加え、−15℃乃至−10℃
で25分間撹拌した後にピリジン11ml(セフエムス
ルホキシド1当量あたり3.4当量)を含む塩化メ
チレン30mlを53分間にわたつて滴下した。添加が
終了してから15分後にイソブタノール37ml(10当
量)を加え、塩化水素を6分間導通した。結晶化
した標記化合物を濾取して塩化メチレン100mlで
洗浄し、減圧乾燥した。収量6.4g(37%)。 NMR(DMSO d−6) δ 4.06(bs,2),5.33(q,2,J=4.5Hz,
β−ラクタムH),5.5(s,2),7.8〜8.3(ArH),
〜8.6(vbs,−NH3+)。 実施例 91〜134 至適反応条件を見い出すために実施例90に記載
の反応を細かく検討し、その結果を表にまとめ
た。実施例90に記載の方法を実施し、試薬量およ
び反応時間は表に記載のとおりとした。基質とな
るセフエムスルホキシドとその使用料22.3g、ピ
リジンの溶媒としての塩化メチレン30mlおよびイ
ソブタノール37mlは、いずれの実施例においても
一定とした。 【表】 【表】 実施例 135 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート 実施例90に記載の方法に従つて、亜リン酸トリ
フエニル23ml、塩素および塩化メチレン23ml、塩
素および塩化メチレン100mlから亜リン酸トリフ
エニル−塩素(TPP−C)コンプレツクス溶液
を調製した。この溶液に、−10℃乃至−15℃にお
いてシクロペンテン5.28ml(セフエムスルホキシ
ド出発物質に対して3.0当量)および4′−ニトロ
ベンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−ヒ
ドロキシ−3−セフエム−4−カルボキシレー
ト・1−オキシド11.15gを加えた。ピリジン6.3
mlを含む塩化メチレン15mlを60分間にわたつて滴
下し、この間の温度を−10℃乃至−15℃に保つ
た。次にイソブタノール18.5mlを約3分間導通
し、混液を室温に暖めて2時間後に標記化合物を
濾取した。収率80.4%。 実施例 136〜139 ハロゲン捕集剤を変えた点を除いて実施例135
に記載の製法および試薬(当量)を用いた。表
は、実施例135〜139の結果をまとめたものであ
る。 【表】 【表】 実施例 140 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート・塩酸塩
(アセトニトリル使用) (A) 実施例90に記載の方法に従つて、亜リン酸ト
リフエニル23.0ml、塩素およびアセトニトリル
100mlからTPP−Cコンプレツクスを調製し、ア
ミレン3.2mlおよび4′−ニトロベンジル 7−フ
エノキシアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セ
フエム−4−カルボキシレート・1−オキシド
11.15gを加えた。さらにピリジン6.2mlのアセト
ニトリル溶液およびイソブタノール18.5mlを順次
加えた。混液に塩化水素を導通すると40℃に昇温
し、これを氷浴を用いて約25℃に冷却した。標記
化合物は28℃で結晶化し、その収率は46.5%であ
つた。 (B) 反応媒質としてテトラヒドロフラン100mlを
用いた点を除いて上記工程(A)の一般法を実施し、
イソブタノールおよび塩化水素を添加した後に塩
化メチレン約25mlを加えた。収率35.1%。 実施例 141 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−クロロ
−3−セフエム−4−カルボキシレート(室温) ピリジン0.93mlを含む塩化メチレン100mlに、
21〜25℃において、混液が淡緑色を呈する速度で
亜リン酸トリフエニル22.9mlを同時に添加して調
製した亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツク
スの溶液に、アミレン4.2mlおよび4′−ニトロベ
ンジル 7−フエノキシアセトアミド−3−クロ
ロ−3−セフエム−4−カルボキシレート・1−
オキシド11.2gを加えると混液は約30℃に昇温し
た。この混液を22℃に冷却し、ピリジン5.3mlを
含む塩化メチレン15mlを1時間にわたつて滴下し
た。ピリジン溶液が添加の終了してから15分後に
イソブタノール18.5mlを加え、塩化水素を5分間
導通して2時間後に標記化合物5.69gを濾取し
た。 実施例 142 4′−ニトロベンジル 7−アミノ−3−メチレ
ンセフアム−4−カルボキシレート・塩酸塩 実施例90に記載の方法に従つて塩素と亜リン酸
トリフエニル31.6mlから亜リン酸トリフエニル−
塩素コンプレツクスを調製し、アミレン5.1mlお
よび4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセト
アミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシ
レート・1−オキシド19.13gを加えた。30分後
にピリジン6.3mlを含む塩化メチレン16mlの滴下
を開始し、1時間にわたつて実施した。15分後
に、ピリジン3.1mlを含む塩化メチレン8mlをさ
らに0.5時間にわたつて加え、滴下終了15分後に
イソブタノール37mlを加えた。混液に塩化水素を
6分間導通し、2時間後に標記化合物10.5g
(69.5%)を濾取した。 NMR(DMSO d−6) δ 3.67(bs,2),5.0(d,1,J=5Hz),
5.35〜5.53(m,6),7.6〜8.4(m,A rH)。 実施例 143 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレ
ート(亜リン酸トリフエニル−臭素動力学的コン
プレツクスを使用) (A) 塩化メチレン150mlに、−30℃において亜リン
酸トリフエニル19.9mlおよび臭素3.9mlを加えて
亜リン酸トリフエニル−臭素コンプレツクス溶液
を調製した。臭素に対するヨウ素−澱粉反応が陰
性を示した後でも混液はわずかに着色していた。
この溶液に、−45℃においてアミレン8mlおよび
4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトアミ
ド−3−メチレンセフアム−4−カルボキシレー
ト・1−オキシド19.14gを加えた。薄層クロマ
トグラフイー(TLC}によれば、還元は20分後
に完了していた。混液は室温に暖めて約40mlに減
圧濃縮し、メタノール40mlを加えると30秒以内に
結晶化が始まり、標記化合物14.06g(76.8%)
を濾取してNMRで構造を同定した。 (B) 亜リン酸トリフエニル−臭素コンプレツクス
溶液を−60℃に冷却してからアミレンおよび3−
メチレンセフアムスルホキシドを加え点を除いて
工程(A)の方法を実施した。混液を−40℃乃至−45
℃に保つた。TLCによれぱ反応は1時間後に完
了し、標記化合物14.06gを単離した。 実施例 144〜153 実施例79に記載の方法に従つて、以下に記載の
亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツクス
を用いてセフアロスポリンスルホキシドを還元し
た。 実施例 144 ベンズヒドリル 7−ホルムアミド−3−アセ
トキシメチルセフエム−4−カルボキシレート・
1−オキシボ;亜リン酸トリフエニル−塩素コン
プレツクス 実施例 145 4′−メトキシベンジル 7−[2−(2−チエニ
ル)アセトアミド]−3−クロロ−3−セフエム
−4−カルボキシレート・1−オキシド;亜リン
酸トリフエニル−臭素コンプレツクス 実施例 146 2′,2′,2′−トリクロロエチル 7−クロロア
セトアミド−3−ブロモメチル−3−セフエム−
4−カルボキシレート・1−オキシド;亜リン酸
トリ(p−メトキシフエニル)−塩素コンプレツ
クス 実施例 147 ベンジル 7−ベンズアミド−3−メチル−3
−セフエム−4−カルボキシレート・1−オキシ
ド;亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツクス 実施例 148 4′−ニトロベンジル 7−フエノキシアセトア
ミド−3−セフエム−4−カルボキシレート・1
−オキシド;亜リン酸トリフエニル−塩素コンプ
レツクス 実施例 149 t−ブチル 7−[2−(2−フリル)−2−メ
トキシイミノアセトアミド]−3−(1−メチル−
1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)チオ
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート・
1−オキシド;亜リン酸トリフエニル−塩素コン
プレツクス 実施例 150 ベンズヒドリル 7−(2−ホルミルオキシ−
2−フエニルアセトアミド)−3−(1−メチル−
1,2,3,4−テトラゾール−5−イル)チオ
メチル−3−セフエム−4−カルボキシレート・
1−オキシド;亜リン酸トリ(p−クロロフエニ
ル)−塩素コンプレツクス 実施例 151 4′−ニトロベンジル 7−(4−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルアミノ)−3−メトキシメチ
ル−3−セフエム−4−カルボキシレート・1−
オキシド;亜リン酸トリ(トリール)−塩素コン
プレツクスもしくは亜リン酸トリフエニル−臭素
コンプレツクス 実施例 152 4′−メトキシベンジル 7−フエニルアセトア
ミド−3−アセチルチオメチル−3−セフエム−
4−カルボキシレート・1−オキシド;亜リン酸
トリフエニル−塩素コンプレツクス 実施例 153 ベンズヒドリル 7−[2−(2−チエニル)ア
セトアミド]−3−メトキシカルボニル−3−セ
フエム−4−カルボキシレート・1−オキシド;
亜リン酸トリ(p−メトキシフエニル)−臭素コ
ンプレツクス 実施例 154〜163 実施例144〜153の出発物質として用いられてい
る7−アシルアミノセフアロスポリンスルホキシ
ドは亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプレツ
クスとピリジン塩基を用いて前記反応図に従つ
て対応するセフアロスポリンイミノハライドに変
換され、さらにイミノクロリドのアルコーリシス
用にイソブタノール、1,2−プロパンジオール
もしくは1,3−プロパンジオールを用いて対応
する7−アミノセフアロスポリンエステルに変換
した。 実施例 163〜172 実施例90に記載の方法に従つて、以下に示す7
−アシルアミノ−3−ヒドロキシセフアロスポリ
ンスルホキシドエステルを、記載の試薬を用いて
対応する7−アミノ−3−クロロセフアロスポリ
ンエステルに変換した。 【表】 【表】 実施例 173 7−(2−チエニルアセトアミド)−3−メチル
−3−セフエム−4−カルボン酸 過剰の塩素を含む塩化メチレン75mlに−20℃乃
至−35℃において亜リン酸トリフエニル10mlを加
えて亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツクス
溶液を調製した。過剰の塩素を除去するにはアミ
レン3mlを用いた。 亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツクス溶
液30ml(12.9mmol)に、0℃においてアミレン
0.5mlと7−(2−チエニルアセトアミド)−3−
メチル−3−セフエム−4−カルボン酸スルホキ
シド0.90g(2.2mmol)を加えると、スルホキシ
ドは0〜5℃において5分後に溶解した。混液を
0〜5℃において25分間撹拌すると、この間に沈
澱が形成された。水0.1mlを加えて5分間撹拌し、
さらにエーテル50mlを加えて生成物を濾取し、45
℃(120mmHg)で2日間観光して標記スルフイ
ド0.5gを得た。 NMR (DMSO d−6) δ 8.21(d,J=8Hz,NH),7.38(m),
6.96(d,J=4Hz),5.67(d,d,J=5,8
Hz,C7−H),4.81(d,J=5Hz,C6−H),
3.82(s),3.60(AB,C2−H),2.03(s,メチ
ル)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() で表わされる亜リン酸トリアリールと塩素もしく
    は臭素を、実質的に無水の不活性有機溶媒中で当
    モルずつ反応させて得られる動力学的にコントロ
    ールされた生成物であつて、式() で表わされる亜リン酸トリアリール−ハロゲンコ
    ンプレツクス を、実質的に無水の不活性有機溶
    媒中、約30°C以下で、 ハロゲン捕集剤の存在下
    にセフアロポリンスルホキシドと反応させて、対
    応するセフアロスポリンに還元する方法。 [但し、Xは塩素もしくは臭素、Zは水素、ハ
    ロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシを
    それぞれ表す。但し、セフアロスポリンスルホキ
    シドの7位置換基が遊離アミノ、ヒドロキシもし
    くはカルボキシで置換されている場合には、まず
    これらの基を通常のアミノ、ヒドロキシもしくは
    カルボキシ保護基で保護する。] 2 セフアロスポリンスルホキシドを約1.0〜約
    1.3当量の亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレ
    ツクスと反応させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の製造法。 3 式(X) で表わされる化合物を亜リン酸トリアリール−ハ
    ロゲンコンプレツクスと反応させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    製造法。 [式中、R′は水素もしくはカルボン酸保護
    基;R1は水素もしくはメトキシ;【式】は通 常のアミノ保護基で保護されたアミノ基または、
    R2は水素もしくはカルボン酸から誘導されたア
    シル基、かつR3はカルボン酸から誘導されたア
    シル基、または、R2とR3は、それらが結合する
    窒素原子と共同して 式 で表わされる基を形成し、ここで、R4はジカル
    ボン酸から誘導されたアシル残基を表わす。さら
    に、Yは【式】、【式】および 【式】から選んだ二価のラジカルを表わ し、Aは水素、塩素、臭素、ヒドロキシ、保護ヒ
    ドロキシ、C1〜C4アルコキシ、メチル、C1〜C4
    アルカンスルホニルオキシ、C1〜C4アルキルフ
    エニルスルホニルオキシもしくは式−CH2Bで表
    わされる基、Bは 1 C2〜C4アルカノイル、カルバモイルオキシ
    もしくはC1〜C4アルキルカルバモイルオキシ、 2 C1〜C4アルコキシ、 3 塩素もしくは臭素、 4 C1〜C4アルコキシカルボニルもしくは(C2
    〜C6ハロアルコキシ)カルボニル、または 5 式−SR9で表わされる基(但し、R9は (a) C1〜C4アルカノイル、 (b) C1〜C4アルキル、フエニルまたはC1〜C4
    アルキル、C1〜C4アルコキシ、保護ヒドロ
    キシ、塩素、臭素、フツ素、ニトロ、シア
    ノ、メタルスルホンアミドおよびトリフルオ
    ロメチルから選んだ1または2個の置換基で
    置換されたフエニル、または (c) 酸素、硫黄および窒素から選んだ1〜4個
    のヘテロ原子を含む、非置換またはC1〜C4
    アルキル、C1〜C4アルコキシ、塩素、臭素、
    オキソ、ハロ(C1〜C4アルキル)、保護アミ
    ノ、保護アミノ(C1〜C4アルキル)、保護ヒ
    ドロキシ、保護ヒドロキシ(C1〜C4アルキ
    ル)、保護カルボキシもしくは保護カルボキ
    シ(C1〜C4アルキル)で置換された5また
    は6員環のヘテロ環である。) をそれぞれ表わす。] 4 R2が式R7CO−で表わされるアシル基である
    前記セフアロスポリンスルホキシドを亜リン酸ト
    リアリール−ハロゲンコンプレツクスと反応させ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
    項または第3項に記載の製造法。 [但し、R7は (1) 水素、C1〜C4アルキル、ハロ(C1〜C4アル
    キル)、シアノメチル、トリフルオロメチルチ
    オメチルもしくは4−保護アミノ−4−保護カ
    ルボキシブチル; (2) 基Ra(但し、RaはフエニルまたはC1〜C4
    ルキル、C1〜C4アルコキシ、保護ヒドロキシ、
    塩素、臭素、フツ素、ヨウ素、ニトロ、シア
    ノ、カルバミル、メタンスルホンアミドおよび
    トリフルオロメチルから選んだ1または2個の
    置換基で置換されたフエニルである。); (3) 式R0−(Q)m−CQ1Q2−で表わされるアリ
    ールアルキル基(但し、R0は前記Ra、1,4
    −シクロヘキサジエニルまたは酸素、窒素およ
    び硫黄から選んだ1〜4個のヘテロ原子を含む
    5員ヘテロ環である。但し、このヘテロ環は非
    置換、もしくはC1〜C4アルキル、C1〜C4アル
    コキシ、塩素、臭素、オキソ、保護アミノ、保
    護アミノ(C1〜C4アルキル)、保護ヒドロキシ
    もしくは保護カルボキシで置換されている。m
    は0もしくは1;Qは酸素もしくは硫黄原子;
    Q1およびQ2は独立して水素もしくはメチルを
    それぞれ表わす。但し、mが1のとき、R0
    Raに限定される。); (4) 式【式】で表わされる置換アリールア ルキル基(但し、R0は前記と同意義であり、
    Wはウレイド、保護アミノ、保護ヒドロキシも
    しくは保護カルボキシである。);または (5) 式【式】で表わされる置換オキシイミ ノ基(但し、R0は前記と同意義であり、Rbは
    C1〜C4アルコキシである); を表わす。] 5 セフアロスポリンスルホキシドが3−セフエ
    ムスルホキシドまたは3−エキソメチレンセフア
    ムスルホキシドである特許請求の範囲第1項〜第
    4項のいずれかに記載の製造法。 6 ハロゲン捕集剤が、C2〜C10アルケン、5〜
    8個の環炭素を有するシクロアルケン、C4〜C8
    ジエンもしくは5〜8個の環炭素を有するシクロ
    ジエン、C2〜C6アルキンもしくは下記式(X)
    で表わされる容易にハロゲン化され得るフエノー
    ル誘導体である特許請求の範囲第1項〜第5項の
    いずれかに記載の製造法。 [式中、R4′はC1〜C4アルキルもしくはC2〜C5
    アルカノイル、R5′およびR6′は独立して水素、
    C1〜C4アルコキシ、C2〜C5アルカノイルもしく
    はC1〜C4アルキルをそれぞれ表わす。] 7 ハロゲン捕集剤がC2〜C6アルケンである特
    許請求の範囲第6項に記載の製造法。 8 反応温度が約−50℃〜約30℃である特許請求
    の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の製造
    法。 9 式()中、Xが臭素である特許請求の範囲
    第1項に記載の製造法。 10 式()中、Zが水素である特許請求の範
    囲第9項に記載の製造法。 11 式()中、Xが塩素である特許請求の範
    囲第1項に記載の製造法。 12 亜リン酸トリアリール−ハロゲンコンプレ
    ツクスが第三アミン塩基で安定化されている特許
    請求の範囲第1項〜第11項のいずれかに記載の
    製造法。 13 第三アミン塩基がピリジンである特許請求
    の範囲第12項に記載の製造法。 14 不活性有機溶媒が芳香族炭化水素またはハ
    ロゲン化炭化水素である特許請求の範囲第1項〜
    第13項のいずれかに記載の製造法。 15 不活性有機溶媒が塩化メチレンである特許
    請求の範囲第14項に記載の製造法。 16 C6またはC7アシル基が2−チエニルメチ
    ル、フエノキシメチルまたはベンジルである特許
    請求の範囲第1項〜第15項のいずれかに記載の
    製造法。 17 亜リン酸トリフエニル−塩素コンプレツク
    スが、 式() で表わされる化合物であつて、下記(a)〜(d)の諸性
    質を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項〜第16項のいずれかに記載の製造法。 (a) 31P核磁気共鳴(CH22)−3.7ppm(リン
    酸に対して); (b) 赤外線吸収スペクトル(CH22) 1120〜1190(vs),1070(vs),1035(s),1010
    (vs),990(vs),640(m),625(m),580(w)

    510(s),465(w); (c) 水と反応して塩酸とリン酸トリフエニルを与
    える; (d) ブタノールと反応して塩酸、ブチルクロリド
    およびリン酸トリフエニルを与える。
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