JPH0373101B2 - - Google Patents

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JPH0373101B2
JPH0373101B2 JP61012105A JP1210586A JPH0373101B2 JP H0373101 B2 JPH0373101 B2 JP H0373101B2 JP 61012105 A JP61012105 A JP 61012105A JP 1210586 A JP1210586 A JP 1210586A JP H0373101 B2 JPH0373101 B2 JP H0373101B2
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JP
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ray
electrode
plasma
gas
extraction window
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JP61012105A
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JPS62172648A (ja
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Yasunao Saito
Ikuo Okada
Hideo Yoshihara
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NTT Inc
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Priority to EP86105914A priority patent/EP0201034B1/en
Priority to US06/857,112 priority patent/US4771447A/en
Priority to DE86105914T priority patent/DE3688946T2/de
Publication of JPS62172648A publication Critical patent/JPS62172648A/ja
Publication of JPH0373101B2 publication Critical patent/JPH0373101B2/ja
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は真空中でプラズマを形成し、このプラ
ズマから発生する軟X線を所望の雰囲気中に取り
だすX線発生装置に関するものである。
[従来の技術] 集積回路の高密度化に伴い、微細高精度な転写
技術が必要であり、その一方法としてX線露光法
がある。従来、X線露光装置のX線源としては、
アルミニウム、シリコン、パラジウム等の金属に
電子線を照射してX線を発生させる電子線励起方
式が使用されていたが、X線発生効率が10-4台と
低く、高出力のX線が得られず、生産性が低いと
いう問題があつた。この問題を解決するX線源と
して、電子線励起方式に比べて、X線発生効率が
高く、高出力のX線を得ることが期待できるプラ
ズマX線発生装置がある。プラズマX線発生装置
には、ポリエチレン細管放電、プラズマフオーカ
ス、ガス注入放電等があるが、ポリエチレン細管
放電では、ポリエチレンが蒸発して高密度プラズ
マを形成し、長波長のX線しか発生しないので、
X線露光には適さない。また、プラズマフオーカ
スでは、沿面放電を用いているために沿面が汚染
し、X線出力安定性が悪いという問題がある。こ
れらのプラズマX線源に比べ、ガス注入型放電法
はX線露光に適した波長が得られ、X線出力安定
性が良い。
第13図に従来のガス注入形プラズマX線発生
装置を用いたX線露光装置の一例を示す。図にお
いて、1は真空容器、2は真空室、3は真空ポン
プ、4は上部電極で電極部4Aと電極支持部4B
とからなつている。電極部4Aにはガス通路4C
が設けられている。また電極支持部4Bにはガス
溜め5A、ピストン5Bを備えた高速開閉ガスバ
ルブ5が設けられている。ガス溜め5Aと電極部
4A内のガス通路4Cはガス通路5Cで連結され
ている。ピストン5Bの駆動装置は図示を省略し
てある。6は下部電極で、上部電極の電極部4A
と対向する電極部6A、電極支持部6Bからなつ
ている。電極部6Aはメツシユまたは孔を有して
いる。支持部6Bは導電性材料からなり、排気の
ための孔6Cを有している。7はガス通路4Cか
ら噴出されたガス塊、8はピンチしたプラズマ、
9は発生したX線、10は粒子群、11はX線取
出し窓、12はマスク、13はウエハ、14は2
個の永久磁石からなる荷電粒子除去器、15は上
部電極4、下部電極6、真空容器1を絶縁する絶
縁体である。16はコンデンサで下部電極6はリ
ード線18を介してコンデンサ16に接続されて
いる。17は放電スイツチで、一端はコンデンサ
16に、他端は上部電極4に接続されている。
ガス注入放電を起すには、真空室2を真空ポン
プ3により、10-5〜10-6Torr程度まで排気し、
ガスボンベ19から、ネオンやクリプトン等の放
電ガスを高速開閉ガスバルブ5へ導入する。つぎ
に、充電電源20によりコンデンサ16を充電し
たあと、信号発生装置21の信号により、高速開
閉ガスバルブ5の電源22を動作させ、高速開閉
ガスバルブ5を駆動し、高電圧が印加される上部
電極4の電極部4Aと対向する下部電極6の電極
部6Aの間にガス塊7を形成する。同時に信号発
生装置21の信号は、上部電極部4Aと下部電極
部6Aの間に放電用ガスが注入される時間と放電
開始の時間とが一致するように設定された遅延パ
ルサ23を通つて、高電圧パルス発生装置24に
入力され、高電圧パルスで放電スイツチ17を動
作させ、絶縁体15で絶縁されている上部電極4
と下部電極6の間に高電圧を印加し、ガス塊7を
電離して円柱状のプラズマを生成する。さらに、
円柱状プラズマの中心軸方向(以後、プラズマ軸
方向という)に沿つて流れる電流の作る磁場とプ
ラズマ中のイオン・電子の相互作用によりプラズ
マを収束させ、プラズマを圧縮し、高温高密度プ
ラズマ8を生成する。この高温高密度プラズマ8
中のイオンと電子の相互作用でX線9を発生させ
る。高温高密度プラズマ8からは、X線の他に光
等の電磁波やイオン、電子などの荷電粒子および
高温ガスからなる粒子群10が放出され、とく
に、電極の中心軸方向には高エネルギの粒子群1
0が大量に放射される。
X線源径が小さく微細パタン転写に適するプラ
ズマ軸方向露光では、プラズマ軸方向に飛来する
大きなエネルギを持つた粒子、光等によるX線取
出し窓11の損傷が大きくなる。プラズマ軸方向
露光に際して荷電粒子による損傷をさけるため
に、従来、第13図に示すように、ピンチしたプ
ラズマ8とX線取出し窓11の間に、荷電粒子除
去器14を挿入し、荷電粒子除去器の磁場により
荷電粒子を除去する方法が用いられていた。しか
し、ガス注入路を有する上部電極に反射された荷
電粒子はほとんどX線取出し窓方向に放射される
ため、X線取出し窓方向の荷電粒子が極端に増大
し、荷電粒子除去器のみでは、荷電粒子を完全に
除去できない。そのため、膜厚の厚いベリリウム
等のX線取出し窓を用いることでX線取出し窓1
1の損傷を防止していた。そのため、X線取出し
効率が悪く、X線露光に要する時間が長くなつ
て、スループツトが低下する問題があつた。
1回の露光に際し、露光むらをさけるため、通
常10ないし20シヨツトの繰返し放電を行つてい
る。繰返し放電は排気、ガス注入、放電を繰返す
のであるが、従来の装置では放電の繰返し速度を
速くすると、放電電極部4A,6A付近のガス抜
きが不充分となり、電極部4A,6A以外の部分
で放電する異常放電が起り易く、X線出力が低下
するので、安定なX線出力を得るためには、1Hz
程度の繰返し速度で使用しなければならず、スル
ープツトの向上が望めなかつた。
またプラズマがピンチし崩壊したときに、上部
電極に衝突し反射されたガスがX線取出し窓方向
に放射されるため、高繰返し放電時には、X線取
出し窓方向のガスの排気が不充分となり、それら
のガスによりX線取出し窓方向のX線が減衰す
る。たとえば、第14図に示すように、波長12Å
のX線では、下部電極中心付近に厚さ1〜2cm程
度で70Torrのネオンガスが存在すると、X線出
力は1/2程度に低下する。
さらに、プラズマ軸方向には、高温、高密度の
プラズマが放出されるため、上部電極の中心部
は、消耗が激しくなる等の問題があつた。
また、他の露光装置として、荷重粒子、高温ガ
スなどの粒子群の影響を避けるため、粒子群10
のプラズマ径方向への放射が軸方向の1/100〜1/1
000であるのを利用して、第15図のようにX線
取出し窓11、マスク12、ウエハ13等はピン
チしたプラズマ8の径方向に設置し、X線取出し
窓11からX線を取出して露光させる装置があ
る。なお第15図では放電用ガス供給系、放電の
ための電気系は図示を省略してある。第16図は
X線マスクの設置されているX線源の径方向から
撮影したX線ピンホール写真によるX線源の形状
である。このような径方向露光では、マスク・ウ
エハ間隔を10〜20μmとしてプロキシミテイ露光
を行つた場合には、第17図に示すようにピンチ
したプラズマすなわちX線源の長さdとX線源距
離D、ウエハ・マスク間隔sで決まる半影ぼけδ
=ds/Dが大きくなるため、微細パタン転写は不
可能であつた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、半影ぼけの少ないプラズマ軸方向取
出しのX線発生装置における上述した欠点、すな
わち荷電粒子、高温ガスなどの粒子群によるX
線取出し窓および上部電極の損傷、高速繰返し
放電時のX線出力の不安定性、ガスによるX線
出力の減衰、を改善し、X線取出し窓の薄膜化、
X線露光の高速化、高速繰返し露光の可能なX線
発生装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明のX
線発生装置においては、プラズマ形成のための対
向する1組の電極の一方に放電用ガス注入のため
のガス通路が設けられており、1組の電極のそれ
ぞれには、一端が各電極の対向面に開口した他端
がそれぞれの電極の対向面以外の面に開口して真
空に連なる貫通孔が少なくとも1個設けられてい
る。
[作用] プラズマを形成させるための1組の放電電極
に、一端が両電極の対向面に開口し、他端が対向
面以外の面に開口して真空に連なる貫通孔を設け
ることにより、プラズマから発生するイオンや電
子、高温ガス等によるX線取出し窓の損傷を小さ
くでき、薄膜のX線取出し窓が使用できると同時
にX線源距離を小さくできるため、プラズマから
発生するX線を高効率で利用できる。また高速繰
返し露光が可能になる。
[実施例] 以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
実施例 1 第1図に本発明のX線発生装置の実施例を用い
たX線露光装置の例を示す。図においては第12
図に示した従来例と同一または類似の部分は同一
番号を付して説明を省略する。本実施例が従来例
と最も異なるのは、上部電極4に、一端が電極部
4Aの下部電極6の電極部6Aと対向する面に開
口し、他端が電極支持部4Bの側面に開口する貫
通孔31が設けられている点である。貫通孔31
の全ての端部が真空室内に開口するように、上部
電極4が真空室2内に深く挿入され、下部電極支
持部6Bの形状も上部電極4に合わせてある。上
部電極4と下部電極6との間の空間は孔6Cを通
して真空ポンプ3により排気される。第2図は第
1図の上部電極支持部4BのX−X線に沿つた断
面を示す図である。この図では貫通孔31は電極
部4Aの中心部から上方に延び、支持部4B内で
3方向に分岐して支持部4Bの側面の3個所に開
口している例を示してあるが、分岐は3方向には
限られず、また分岐を有しなくてもよい。5Cは
ガス溜め5Aと電極部4A内のガス通路4Cを結
ぶガス通路である。第2図ではガス通路5C,4
Cを多数の円管状通路で形成した例を示したが、
ガス通路5C,4Cは断面が円弧状の複数通路で
形成してもよく、貫通孔31が分岐を有しない場
合は断面が円環状であつてもよい。
第1図に示した実施例を動作させるには、先に
述べた従来例を動作させるのと同様にして行う。
すなわち、真空室2内を10-5〜10-6Torr程度に
排気し、電極部4A,6A間にガスを注入してガ
ス塊7を形成し、両電極間に高電圧を印加して放
電を起させ、プラズマ8を形成してX線9を発生
させる。電極部4A,6Aには例えば、銅、銅−
タングステン合金などを使用する。1回の放電に
おけるX線の発生時間は1μ秒またはそれ以下で
ある。排気−ガス注入−放電−X線発生のサイク
ルを繰返して露光作業を行う。
電極間でピンチしたプラズマ8からX線9の他
に高密度プラズマの崩壊過程で生ずるイオンや電
子、高温ガス等の粒子群10が放出される。X線
がプラズマの各点から周囲へほぼ等方的に放射さ
れるのに対し、イオン、電子、高温ガス等はプラ
ズマ軸方向を中心に放出させる。本発明では、プ
ラズマ軸方向のガス注入側の上部電極4にも貫通
孔31を有しているため、ピンチしたプラズマ8
から発生する粒子群は、X線取出し窓11方向だ
けでなく、上部電極4側にも吸収される。第3図
A,Bはマスク12の位置にフアラデーカツプを
置いて、X線取出し窓方向に放出されるイオンに
よる起電力を測定した結果を示す。第3図Aは従
来の電極を用いた場合、同図Bは第1図の実施例
に示す貫通孔31を有する本発明の上部電極4を
用いた場合の結果である。明らかに貫通孔31を
有する電極の方が、粒子群の一部であるイオンが
減少していることがわかる。本発明では、第3図
に示すように、X線取出し窓方向への粒子群は減
少し、X線取出し窓11の損傷も少なくなる。し
たがつて、X線取出し窓11の薄膜化が可能にな
り、X線取出し効率がよくなるため、スループツ
トの向上に役立つ。
先に述べたように、X線露光のための繰返し放
電に際して、電極間に注入したガス急速に排気す
る必要がある。排気が不充分だと異常放電が起り
易くなり、X線の出力が低下する。第4図は繰返
し放電の速さとX線出力との関係を調べた結果で
あつて、曲線aは従来の電極を用いた場合、曲線
bは貫通孔31を有する上部電極を用いた本発明
のX線発生装置の場合である。従来のX線発生装
置では繰返し放電を3Hzで行うと、X線出力は1
Hzの時の約80%に低下する。これに対し、本実施
例の装置では、上部電極4に電極部4Aの下部電
極との対向面に開口を有する貫通孔31が設けら
れているので、ピンチしたプラズマが上部電極に
衝突し反射することがなく、そのまま排気される
ため、電極付近のガスの排気が速くなり、3Hz程
度の高速運転でも異常放電を起すことなく1Hzと
同様なX線出力が安定に得られる。
また本発明のX線発生装置では、上部電極の損
傷が少ない。第5図A,Bは1000シヨツト放電後
の銅製の上部電極の断面図で、同図Aが従来の装
置、Bが本発明の実施例である。従来の装置では
電極部4Aの中心部が溶けて、4Dで示すように
消耗している。第5図Bに示す本発明の実施例で
は、電極中心部が開口しているので、高温、高密
度プラズマが電極に集中的に当ることがなく、電
極消耗も電極表面がわずかに減る程度である。
第6図に貫通孔31の他の形態を示す。この例
では貫通孔31の一端は電極部4Aの電極部6A
との対向面に開口し、他端は電極部4Aの側面に
開口している。図示のように電極部4Aを外筒4
Eと内筒4Fを組合せて形成すると作成が容易で
ある。
実施例 2 第7図は本発明の他の実施例を示す図である。
図において、放電用ガスの供給系、放電のための
電気系は図示を省略してある。この実施例は上部
電極4の貫通孔31が他の排気装置に接続された
ものである。ここで、32はターボ分子ポンプ等
の真空ポンプ、33はポンプと上部電極の貫通孔
31を結ぶ配管系である。プラズマがピンチした
ときにプラズマ軸方向に発生する粒子群10は上
部電極4の貫通孔31と配管系を通り真空ポンプ
32で排気される。したがつて、X線取出し窓1
1方向の粒子群10が少なくなり、X線取出し窓
の薄膜化が可能になつてX線取出し効率が向上す
る。
第8図は上部電極4の電極部4Aの他の形態を
示す断面図である。電極部4Aの外筒4Eの先端
部を内側へ湾曲させることによつて、注入ガスを
電極中心部に集中させ、貫通孔31による排気を
一層効率よく行うことができる。
実施例 3 第9図に本発明の他の実施例を示す。この例で
はガスの注入が下部電極6側から行われる。なお
第9図において真空室外部のガス注入系、電気系
は図示を省略してある。放電用ガスは下部電極側
からガス通路6Eを通して注入されるが、放電に
よるプラズマの形成、X線の発生は、第1図およ
び第7図に示した実施例と全く同様に行うことが
できる。この実施例における上部電極4の電極部
4Aは円筒状であり、その中央部は貫通孔31と
なつている。粒子群10は貫通孔31を通つて真
空容器の上部へ排気されるので、X線取出し窓1
1方向への放射が少なくなる。真空容器1の貫通
孔31の直上部に当る部分に耐熱性のブロツク3
4を設けて、粒子群10を横方向に反射させると
真空容器の高さを低くしても損傷を少なくし、か
つ粒子群の排気にも都合がよい。
実施例 4 第10図は本発明の他の実施例を示す図であ
る。本実施例においては、X線取出し窓11が、
第1の膜11A、第2の膜11B、第3の膜11
Cからなつている。その他の構成は第1図に示し
た実施例と同様である。
粒子群10の多くは貫通孔31を通つて排気さ
れるが、X線取出し窓方向に放射される部分もあ
る。その中の荷電粒子は荷電粒子除去器14によ
つて除去されるが、高温ガスや除去し切れなかつ
た荷電粒子の一部はX線取出し窓11に到達す
る。第1の膜11Aは、残存して到達した粒子群
を除去するためのもので、比較的耐熱性が高く、
かつX線の透過のよいベリリウム、アルミニウ
ム、チタン等の金属薄膜、炭素、Si−N、SiN4
SiC、BN等の無機膜、ポリイミド等の有機膜、
あるいは、これらの複合膜であることが望まし
い。第2の膜11Bは真空を保持するための膜で
ベリリウム、アルミニウム、チタン等の金属薄
膜、炭素、Si−N、SiN4、SiC、BN等の無機膜、
ポリプロピレン、マイラー、ポリイミド等の有機
膜、あるいは、これらの複合膜であることが望ま
しく、またこれらの膜を金属メツシユ、炭素メツ
シユ、シリコンメツシユ等で補強したものでもよ
い。第3の膜11CはX線取出し室35と大気と
を隔る膜である。X線取出し室35にはガス入口
35Aからヘリウム等のX線透過率の高いガスが
導入され、ガス出口35Bから排出される。マス
ク、ウエハ等は第3の膜に近接して置かれる。第
1の膜と第2の膜の距離は短く、第2の膜と第3
の膜の間はヘリウムで満されるので、3重膜構造
としてもX線の減衰は少ない。第3の膜はX線の
透過率が高ければよく、ベリリウム、アルミニウ
ム、チタン等の金属薄膜、炭素、Si−N、SiN4
SiC、BN等の無機膜、ポリプロピレン、マイラ
ー、ポリイミド等の有機膜、あるいは、これらの
複合膜を用いることができ、また1μm以下の薄
膜を使用することができる。
このような3重膜構造のX線取出し窓11は、
個々の膜を薄くすることができるので全体として
X線透過率を高めることができる。さらに、第1
0図に示すように、貫通孔31をもつ上部電極に
よればX線取出し窓方向への粒子群の放出が少な
くなるので、第1の膜をより薄くすることがで
き、取出すX線の強度をより高いものとすること
ができる。
実施例 5 第11図に本発明のさらに他の実施例を示す。
図には、放電電極部およびX線取出し窓部のみを
示してある。本実施例の特徴は、上部電極4に貫
通孔31を設け、しかもX線取出し窓11の法線
方向とプラズマ発生のための一組の電極の中心軸
とを傾け、かつX線取出し窓11の中心位置が発
生されるプラズマ8の軸方向延長線からずらして
設けられていることである。貫通孔31の効果に
ついては、これまでの実施例において説明したと
おりである。ピンチしたプラズマ8から発生する
X線9がプラズマの各点から周囲へほぼ等方的に
放射されるのに対し、イオン、電子、高温ガス等
の粒子群は、プラズマ軸方向を中心に放出され
る。第11図に示した構成のX線発生装置では、
X線9はX線取出し窓11を照射するが、貫通孔
31から排気されず、下部電極6側に放射された
粒子群10はほとんどX線取出し窓11には衝突
しない。X線取出し窓の法線と上部電極、下部電
極の中心軸のなす角度は45°をこえると先に述べ
た径方向露光の欠点、すなわち半影ぼけが大きく
なるので好ましくない。有効な傾き角の下限は露
光装置の構成によつて異なるが、通常の装置構成
では2°〜3°で充分である。貫通孔31の効果とあ
わせX線取出し窓の損傷を一層少なくすることが
できる。その結果、薄膜のX線取出し窓が使用で
きると同時にX線源距離を短くできるため、プラ
ズマから発生するX線を高効率で利用できる。
第12図に示すように、上部電極4に貫通孔3
1を設け、電極の中心軸を11A,11B,11
Cの3重膜構造のX線取出し窓11の法線方向と
傾けることも可能である。第12図に示した実施
例の構成によれば、貫通孔31の効果、3重膜構
造のX線取出し窓の効果、放電電極の中心軸とX
線取出し窓の傾きの効果が相乗されるので、プラ
ズマから発生するX線を高効率で利用でき、X線
露光のスループツトを向上させることができる。
なお、貫通孔を備えた放電電極と3重膜構造の
X線取出し窓を組合わせた場合および貫通孔を備
えた放電電極の中心軸がX線取出し窓の法線方向
と傾けて設けられている場合の貫通孔の形態は、
第10図、第11図、第12図に図示した実施例
における形態に限られないことは言うまでもな
い。またガス注入のためのガス溜め5A、ピスト
ン5Bは、放電電極内に設けることがガス注入の
急速化のためには好ましいが、それらを放電電極
の外部に設け、放電電極内にはガス通路のみを設
けることも可能である。
これまでX線露光装置を例として説明してきた
が、本発明による真空に通ずる貫通孔を設けた電
極を持つX線発生装置は、X線分析装置、X線顕
微鏡、X線励起による化学反応装置、X線励起を
利用する膜形成装置ならびにX線励起を利用する
エツチング装置に適用してそれら装置の小形化、
反応の促進等に用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、プラズマを形成させるた
めの1組の放電電極に、一端が両電極の対向面に
開口し、他端が対向面以外の面に開口して真空に
連なる貫通孔を設けることにより、プラズマから
発生するイオンや電子、高温ガス等によるX線取
出し窓の損傷を小さくでき、薄膜のX線取出し窓
が使用できると同時にX線源距離を小さくできる
ため、プラズマから発生するX線を高効率で利用
できる利点があり、また高繰返し速度でX線の発
生を行うことができる。高効率X線取出しにより
スループツトの向上が図れると同時に、X線源径
が径方向取出しに比べ小さいため、プロキシミテ
イ露光でサブミクロン転写が可能である。さら
に、ガス抜き構造の電極では、高密度プラズマが
集中するプラズマ軸方向に金属部がないため、電
極消耗が非常に少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るX線発生装置の一実施例
を適用したX線露光装置を示す構造図、第2図は
第1図における上部電極4のX−X線に沿う断面
図、第3図A,Bは貫通孔の効果を説明するため
のイオンによる起電力を示す特性図、第4図はX
線出力比と放電繰返し数の関係を示す線図、第5
図A,Bは1000シヨツト放電後の電極の状態を示
す断面図、第6図は放電電極に設けた貫通孔の他
の形態を示す断面図、第7図は本発明に係るX線
発生装置の他の実施例を適用したX線露光装置を
示す構造図、第8図は電極部の構造の一例を示す
断面図、第9図ないし第12図は、それぞれ本発
明に係るX線発生装置のさらに他の実施例を適用
したX線露光装置を示す構造図で、第9図はガス
注入を下部電極側から行う実施例、第10図は貫
通孔を設けた放電電極と3重窓構造のX線取出し
窓を組合わせた実施例、第11図および第12図
は放電電極の中心軸をX線取出し窓の法線方向と
傾けて設けた実施例である。第13図は従来のX
線発生装置を用いたX線露光装置の構造図、第1
4図はX線がネオンガス中を透過する長さと波長
12AでのX線透過率の関係をネオンガス圧をパ
ラメータとして示した図、第15図は従来のX線
発生装置を用いた他のX線露光装置の構造図、第
16図は第15図に示した従来装置のX線取出し
方向から見たプラズマの形状を示す図、第17図
は第15図に示した従来装置における半影ぼけを
説明する図である。 1……真空容器、2……真空室、4……上部電
極、4A……電極部、4B……電極支持部、4C
……ガス通路、5……高速開閉ガスバルブ、5A
……ガス溜、5B……ピストン、6……下部電
極、6A……電極部、6B……電極支持部、6C
……孔、6E……ガス通路、7……ガス塊、8…
…プラズマ、9……X線、10……粒子群、11
……X線取出し窓、11A……第1の膜、11B
……第2の膜、11C……第3の膜、31……貫
通孔、32……排気装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空中でプラズマを形成し、このプラズマか
    らX線を発生させ、X線取出し窓から取出すX線
    発生装置において、プラズマ形成のための対向す
    る1組の電極の一方に放電用ガス注入のためのガ
    ス通路が設けられており、前記1組の電極のそれ
    ぞれには一端が各電極の対向面に開口し他端がそ
    れぞれの電極の該対向面以外の面に開口して真空
    に連なる貫通孔が少なくとも1個設けられている
    ことを特徴とするX線発生装置。 2 前記貫通孔の前記他端が前記対向面以外の面
    の複数個所に開口していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のX線発生装置。 3 前記貫通孔の前記他端が排気装置に接続され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のX線発生装置。 4 前記X線取出し窓の法線方向と前記一組の電
    極の中心軸とを傾け、かつ前記X線取出し窓の中
    心位置を形成されるプラズマの軸方向延長線から
    ずらして設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれかに記載のX線発生
    装置。 5 前記X線取出し窓が前記真空室中に設けられ
    た第1の膜と、前記真空室とX線取出し室とを隔
    てるように設けられた第2の膜と、前記X線取出
    し室と使用雰囲気とを隔てるように設けられた第
    3の膜とを有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかに記載のX線発
    生装置。
JP61012105A 1985-04-30 1986-01-24 X線発生装置 Granted JPS62172648A (ja)

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