JPH0375071B2 - - Google Patents

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JPH0375071B2
JPH0375071B2 JP13133685A JP13133685A JPH0375071B2 JP H0375071 B2 JPH0375071 B2 JP H0375071B2 JP 13133685 A JP13133685 A JP 13133685A JP 13133685 A JP13133685 A JP 13133685A JP H0375071 B2 JPH0375071 B2 JP H0375071B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はブツシングの例えば電気絶縁強度検
証試験を効率的に実施する試験方法及びその装置
に関するものである。
(従来の技術) 高圧用変圧器には三相交流の各相を引き込むた
めの三本の大型ブツシングが装着されている。
従来、これらのブツシングの電気試験にはブツ
シングを一本ごとに運搬する運搬車と、ブツシン
グのみを吊下して試験位置へ搬送する試験電圧印
加部兼用吊り具と、ブツシングの油中側碍管部を
浸す絶縁油槽と、油中側碍管部に付着した絶縁油
を除去する有機溶剤槽とからなる試験装置が使用
されている。そして、上記の試験装置を用い、ブ
ツシングを一本ごとに運搬車に載せて移動した
後、試験電圧印加部兼用吊り具によりブツシング
のみを吊下搬送し、ブツシングの油中側碍管部を
絶縁油中に浸して電気試験を行ない、次に油中側
碍管部を有機溶剤中に浸して付着した絶縁油を除
去した後、再び、ブツシングを吊下搬送し、運搬
車に載せて移動するという方法でブツシングの電
気試験が行なわれていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の電気試験装置はブツシン
グを一本ずつしか取り扱えず、ブツシングの運搬
車への積み降ろし時に試験電圧印加部兼用吊り具
をブツシング上部に引つ掛ける作業にも手間を要
し、作業能率が低いという問題点があつた。
また、有機溶剤槽は単に容器に有機溶剤を貯え
ただけの構成であるため、ブツシングの油中側碍
管部を浸すだけでは付着した絶縁油を完全に除去
できず、同ブツシングを有機溶剤から引き上げた
後、布等で拭き取らなければならないという問題
点があつた。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 第一発明は前記問題点のうち前者を解決するた
め、支持板2に直列状に設けた複数の孔19にそ
れぞれブツシング20を起立支承し、同支持板2
を移動台車1により移動し、ブツシング20を載
せた支持板2を試験電圧印加部兼用吊り具3によ
り吊下搬送し、支持板2にブツシング20を支持
したまま、同ブツシング20の油中側碍管部23
を一括して絶縁油43中に浸して高圧電気試験を
行なつた後、絶縁油43中から引き上げ、絶縁油
43の付着した油中側碍管部23を有機溶剤57
中に浸して洗浄し、洗浄後、複数本のブツシング
20を支持板2とともに試験電圧印加部兼用吊り
具3により吊下搬送して移動台車1に載せるとい
う構成を採用している。
第二発明は両問題点を解決するため、ブツシン
グ20の油中側碍管部23を挿通してブツシング
20を起立状態に支持する複数の孔19を直列に
設けた支持板2と、同支持板2を支持移動する移
動台車1と、前記支持板2を吊下搬送するととも
にブツシング20の電気試験を行なうための試験
電圧印加部兼用吊り具3と、ブツシング20の油
中側碍管部23を浸すための絶縁油槽4と、有機
溶剤57を循環させてブツシング20に付着した
絶縁油43を洗浄する付着油洗浄装置5とにより
構成している。
(作用) 第一発明は前記手段を採用したことにより、ブ
ツシングのみの積み降ろしをすることなく、ブツ
シングの移動、搬送、電気試験及び付着油の洗浄
が複数本一括して行なわれ、作業能率が向上され
る。
第二発明は前記手段を採用したことにより、第
一発明の作用に加えて、付着油洗浄装置によりブ
ツシングの油中側碍管部に付着した絶縁油が完全
に洗浄、除去される。
(実施例) 以下、本発明の試験装置を具体化した一実施例
を図面に従つて説明する。
ブツシングの試験装置は概略して3本のブツシ
ング20を起立状態に載置する支持板2と、支持
板2を支持移動する移動台車1と、支持板2を吊
下搬送するとともにブツシング20に電圧を印加
するための試験電圧印加部兼用吊り具3と、電気
試験時においてブツシング20の油中側碍管部2
3を浸すための絶縁油槽4と、ブツシング20を
洗浄する付着油洗浄装置5とにより構成されてい
る。
まず、移動台車1を第1〜4図について説明す
ると、第1,2図に示すように断面L状をなす鋼
材により四角枠状の枠体11が形成されている。
同枠体11の下面4箇所には取付板12を介して
一対の固定キヤスター13及び可動キヤスター1
4が取着され、この可動キヤスター14により同
台車1を操舵可能にしている。
第2図に示すように、前記枠体11の4箇所に
は直径方向に複数の挿通孔15a(第3図参照)
を等間隔に形成した円筒状の支柱15が設けられ
ている。各支柱15には、下端部に直径方向の貫
通孔16a(第3図参照)を備えた円柱状の支持
ロツド16がそれぞれ挿入され、前記挿通孔15
aから挿通されたボルト17により高さ調節可能
に係止されている。これらの支持ロツド16の上
端部は第4図に示すように、円錐台形状に形成さ
れ、後記する支持板2の収容部18に挿入し易く
している。
次に、支持板2を第1,2図及び第4図につい
て説明すると、同支持板2は平面長四角形状に形
成され、その下面4箇所には前記支持ロツド16
と対応する位置に円筒状の収容部18が設けられ
ている。支持板2の長手方向には3つの孔19が
一列に等間隔に貫設され、3本のブツシング20
を起立状態に載置し得るようになつている。
前記ブツシング20は上部電極22を有する気
中側碍管部21と、下部電極24を有する油中側
碍管部23と、両碍管部21,23の中間部に位
置し、フランジ26及び測定用端子27を有する
支持金属25とからなつている。
また、支持板2の4つの隅角部には環状の吊り
金具28が設けられている。
次に、試験電圧印加部兼用吊り具3を第5,6
図について説明すると、適宜の搬送機構により一
定の軌跡を往復動する長幹碍子等の絶縁物29及
びワイヤ30を介して細長角柱状の吊り具本体3
1が吊下され、同吊り具本体31の下面にはブツ
シング20の上部電極22に電圧を印加するため
の3本の導通用リード線32が設けられている。
ワイヤ30には一端を図示しない試験用トランス
に接続された高圧リード線33が接続され、絶縁
物29の下端部にはコロナ防止シールド34が設
けられている。吊り具本体31の側方及び下部側
方には、連結板36により4本のコロナ防止パイ
プ35が井桁状に配設され、また、上側及び下側
の一対のコロナ防止パイプ35は連結パイプ37
により連結されている。
吊り具本体31の両端下面には環状の吊り金具
38が設けられ、前記吊り金具28との間にワヤ
39が掛けられるようになつている。
次に、絶縁油槽4を第7〜9図について説明す
ると、第7,8図に示すように下面に一対の固定
キヤスター4及び可動キヤスター42を備えた台
車40の上面には、絶縁油43を貯えた3本の円
筒状の絶縁油槽4が取付金具44に固定されてい
る。台車40下方には3本の絶縁油槽4を連通す
る連通管45が配設され、絶縁油43の油面が等
しくなるようにしている。なお、この連通管45
には排油用のバルブ46が設けられている。
前記台車40の上面4箇所には、第9図に示す
ように上端内周面に雌ねじ部47aを有する円筒
状の支柱47が設けられている。同支柱47に
は、雄ねじ部48aを有する前記支持板2支持用
の円柱状の支持ロツド48が螺合挿入され、高さ
調節可能になつている。この支持ロツド48の上
端部は円錐台形状に形成され、前記収容部18に
挿入し易くしている。
なお、台車40の上面外周には、ブツシング2
0引き上げ時の絶縁油43の滴を同台車40の上
面で受けるための側板49が設けられている。ま
た、台車40下面にはバルブ51を備えた排油管
50が設けられている。
次に、付着油洗浄装置5を第10〜12図につ
いて説明すると、下面に一対の固定キヤスター5
3及び可動キヤスター54を備えて台車52の上
面には、断面L状の鋼材により四角枠55が形成
されている。同枠55により有機溶剤57(この
実施例では灯油)を貯えた直方体の溶剤槽56が
固定されている。
溶剤槽56の長手方向両側壁56a,56bに
は有機溶剤57の流出及び流入管58,59が取
付けられ、両管58,59は互いに連結されてい
る。流出管58には循環ポンプ60が設けられ、
同ポンプ60により第11図に矢印で示すように
有機溶剤57に流れを生じさせ、溶剤57中に浸
されたブツシング20の油中側碍管部23に付着
した絶縁油43を完全に洗浄除去するようにして
いる。
また、溶剤槽56の天板62にはブツシング2
0の油中側碍管部23を挿通する3つの孔63が
形成されている。同孔63の直下には、溶剤槽5
6の上部両側に配設したエア配管64から、4つ
の吐出ノズル65が孔63の中心方向に向かつて
等間隔に配設され、油中側碍管部23に付着した
有機溶剤57をエアにより霧化飛散させるように
している。
天板62の上部には前記孔63を覆うように、
耐油ゴムよりなる蛇腹状のミスト飛散防止筒66
が装着され、前記吐出ノズル65から吐出された
エアによる有機溶剤57の飛散を防止するように
している。ミスト飛散防止筒66の外周には同防
止筒66を適正高さに付勢保持するためのコイル
ばね67が装着されている。さらに、溶剤槽56
の天板62にはミスト飛散防止筒66間に位置す
るようにエア抜き筒68が設けられている。
第12図に示すように台車52の長手方向一側
には、溢れ出た有機溶剤57を受けるための溶剤
受け69が設けられ、台車52の上面端部外周に
は側板70が設けられており、溶剤受け69下面
にはバルブ72を備えた排液管71が設けられて
いる。
なお、第10図に示すように溶剤槽56の側壁
には有機溶剤57の液面を示すレベルゲージ61
が設けられている。
次に、ブツシングの試験装置を用いたブツシン
グの試験方法について説明する。
まず、第1図に示すように、移動台車1上に支
持した支持板2上に3本のブツシング20を起立
支承し、このまま、3本のブツシング20を高電
圧試験室まで移動する。
次に、高電圧試験室で第5図に示す試験電圧印
加部兼用吊り具3及び支持板2のそれぞれ対応す
る吊り金具38,28間にワイヤ39を引つ掛け
て、ブツシング20を支持板2とともに吊下搬送
する。この時、4本のワイヤ39により支持板2
を吊下しているため、バランスがよい。
ブツシング20を絶縁油槽4の上方まで搬送し
たら、第7図に示すように収容部18内に支持ロ
ツド48を収めて支持板2を支持し、油中側碍管
部23を絶縁油43中に浸す。このとき、支持金
具25まで絶縁油43が付着しないように、支持
ロツド48の高さを調節しておくことが必要であ
る。次に、第13図に示すように吊り金具38に
引つ掛けたワイヤ39を外すとともに、測定用端
子27に検査装置のテスト用リード線73を接続
する。なお、この電気試験ではコロナ試験、耐電
圧試験、静電容量試験及び誘電正接試験が行なわ
れる。
高電圧試験を終了した後、前記ワイヤ39を再
び吊り金具38に引つ掛け、ブツシング20を支
持板2とともに第10図に示す付着油洗浄装置5
まで吊下搬送する。
ここで、ブツシング20の油中側碍管部23
が、ミスト飛散防止筒66内に収まるように支持
板2を下降させ、油中側碍管部23を有機溶剤5
7中に完全に浸す。このとき、同碍管部23に付
着した絶縁油43は、循環ポンプ60による有機
溶剤57の流れによつて完全に除去される。絶縁
油43が除去された後、再び、支持板2を吊り上
げて搬送する。なお、油中側碍管部23の表面に
付着した有機溶剤57は吐出ノズル65から吐出
されるエアにより、霧化あるいは飛散されるた
め、布等を用いた拭き取りが省略される。また、
ミスト飛散防止筒66により飛沫の外気への飛散
が防止される。
ブツシング20を支持板2とともに、第1図に
示す移動台車1上まで吊下搬送したら、収容部1
8内に支持ロツド16を収めて支持板2を移動台
車1上に支持し、移動する。
さて、この実施例では複数本(3本)のブツシ
ング20を支持板2上に直列に起立支承したの
で、作業を容易に行なうことができるとともに、
ブツシング20の移動、搬送、電気試験及び付着
油の洗浄を複数本(3本)一括して行なうことが
でき、作業能率を向上できる。
さらに、付着油洗浄装置5は循環ポンプ60に
より有機溶剤57に流を生じさせて、ブツシング
20の油中側碍管部23に付着した絶縁油43を
完全に洗浄、除去でき、布等での拭き取りを必要
としない。
発明の効果 以上詳述したように、第一発明は複数のブツシ
ングを支持板上に直列に起立支承したので、ブツ
シングのみの積み降ろしをすることなく、ブツシ
ングの移動、搬送、電気試験及び付着油の洗浄を
複数本一括して行なうことができ、作業能率を向
上できる優れた効果がある。
また、第二発明は第一発明の効果に加えて、付
着油洗浄装置によりブツシングの油中側碍管部に
付着した絶縁油を完全に洗浄、除去でき、布等で
の拭き取りを省略できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は移動台車及び支持板を示す正面図、第
2図は同じく平面図、第3,4図は同じく部分拡
大断面図、第5図は試験電圧印加部兼用吊り具を
示す正断面図、第6図は同じく側断面図、第7図
は絶縁油槽を示す正面図、第8図は同じく平面
図、第9図は支柱付近の部分拡大断面図、第10
図は付着油洗浄装置を示す一部破断正面図、第1
1図は同じく一部破断平面図、第12図は同じく
部分拡大断面図、第13図は電気試験方法を示す
説明図である。 1…移動台車、2…支持板、3…試験電圧印加
部兼用吊り具、4…絶縁油槽、5…付着油洗浄装
置、19…孔、20…ブツシング、23…油中側
碍管部、43…絶縁油、57…有機溶剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持板2に直列状に設けた複数の孔19にそ
    れぞれブツシング20を起立支承し、同支持板2
    を移動台車1により移動し、ブツシング20を載
    せた支持板2を試験電圧印加部兼用吊り具3によ
    り吊下搬送し、支持板2にブツシング20を支持
    したまま、同ブツシング20の油中側碍管部23
    を一括して絶縁油43中に浸して高圧電気試験を
    行なつた後、絶縁油43中から引き上げ、絶縁油
    43の付着した油中側碍管部23を有機溶剤57
    中に浸して洗浄し、洗浄後、複数本のブツシング
    20を支持板2とともに試験電圧印加部兼用吊り
    具3により吊下搬送して移動台車1に載せること
    を特徴とするブツシングの試験方法。 2 ブツシング20の油中側碍管部23を挿通し
    てブツシング20を起立状態に支持する複数の孔
    19を直列に設けた支持板2と、同支持板2を支
    持移動する移動台車1と、前記支持板2を吊下搬
    送するとともにブツシング20に試験電圧を印加
    するための試験電圧印加部兼用吊り具3と、ブツ
    シング20の油中側碍管部23を浸すための絶縁
    油槽4と、有機溶剤57を循環させてブツシング
    20に付着した絶縁油43を洗浄する付着油洗浄
    装置5とからなることを特徴とするブツシングの
    試験装置。 3 移動台車1は枠体11と、枠体11下面に取
    着されたキヤスター13,14と、枠体11の4
    箇所に設けられた支柱15とからなり、同支柱1
    5には高さ調節可能な支持ロツド16が設けられ
    ている特許請求の範囲第2項に記載のブツシング
    の試験装置。 4 支持板2に設けられた孔19は3つであり、
    また、同支持板2は下面4箇所に前記移動台車1
    の支持ロツド16と対応する位置に円筒状の収容
    部18を備えている特許請求の範囲第3項に記載
    のブツシングの試験装置。 5 試験電圧印加部兼用吊り具3は絶縁物29を
    介して吊下された吊り具本体31と、同吊り具本
    体31を囲繞するように配設されたコロナ防止パ
    イプ35と、ブツシング20に電圧を印加するた
    めの導通用リード線32とからなる特許請求の範
    囲第2項に記載のブツシングの試験装置。 6 絶縁油槽4は3本あり、それぞれの絶縁油槽
    4は連通管45により連通されている特許請求の
    範囲第2項に記載のブツシングの試験装置。 7 付着油洗浄装置5は直方体の溶剤槽56の長
    手方向両側壁56a,56bに有機溶剤57の流
    出及び流入管58,59を備え、何れか一方に有
    機溶剤57の循環ポンプ60が設けられている特
    許請求の範囲第2項に記載のブツシングの試験装
    置。
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