JPH0375857B2 - - Google Patents
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- JPH0375857B2 JPH0375857B2 JP56112116A JP11211681A JPH0375857B2 JP H0375857 B2 JPH0375857 B2 JP H0375857B2 JP 56112116 A JP56112116 A JP 56112116A JP 11211681 A JP11211681 A JP 11211681A JP H0375857 B2 JPH0375857 B2 JP H0375857B2
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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Description
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷
法などにおける静電荷像を現像するための現像剤
に関する。 電子写真法においては光導電性要素よりなる感
光体に暗所にて均一な表面電荷を与えた後、露光
を行つて静電荷像を形成し、しかる後に現像して
可視像を形成する。 一般に斯かる静電荷像を現像する方法は、液体
現像法と軟式現像法とに大別される。液体現像法
は絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細粒
子として分散して成る液体現像剤を用いて現像す
る方法であり、又乾式現像法は天然又は合成の樹
脂中にカーボンブラツク等の着色剤を分散含有し
てなるトナーと、鉄、ガラスビーズ等のキヤリア
とからなる混合体を使用する現像法である。又一
般にキヤリアは絶縁性キヤリアと導電性キヤリア
に分ける事ができる。導電性キヤリアとしては酸
化された又は未酸化の鉄粉が用いられる。又絶縁
性キヤリアとしては鉄、ニツケル、コバルト、フ
エライト等の磁性体よりなるキヤリア用核体粒子
の表面が絶縁性樹脂により被覆されたキヤリアが
代表的なものである。 又乾式現像法には前記トナーのみを主成分とし
た現像剤を用いる所謂毛ブラシ法、インプレツシ
ヨン法、パウダークラウド法のほか、鉄粉或いは
ガラスビーズ等よりなるキヤリアとトナーとの混
合体を現像剤として用いる所謂磁気ブラシ法、カ
スケード法がある。 これらの現像法により、現像剤中に含有される
電荷を有するトナー粒子等の検電粒子が静電荷像
に付着して可視像が形成される。この可視像は
熱、圧力、溶媒蒸気等によりそのまま感光体上に
或いは紙等の他の像支持体に転写され、その後に
定着される。 本発明は、上記現像方法のうち磁気ブラシ法及
びカスケード法に用いる現像剤、即ちトナー及び
キヤリアによつて構成される静電荷像現像剤に関
するものである。 従来定着は、静電荷像を支持している光導電性
感光体、もしくは静電記録体上に、現像によつて
得られたトナー像を直接融着させるか、或いは現
像によつて得られたトナー像を光導電性感光体も
しくは静電記録体上から紙などの転写シート上に
一旦転写した後これを融着させる事によつて行わ
れる。その際トナー像の融着は溶媒蒸気との接触
又は加熱方式の何れかによつて行なわれている。
加熱方式としては電気炉による非接触加熱方式及
び加熱ローラによる圧着加熱方式が一般に採用さ
れている。 加熱ローラによる圧着加熱方式は、トナーに対
して離型性を有する材料で表面を形成した加熱ロ
ーラの表面に被定着シートのトナー像面を圧接触
させながら通過させる事により定着を行なうもの
であり、一般に加熱ローラ定着法と呼ばれてい
る。この方法は加熱ローラの表面と被定着シート
のトナー像面とが圧接触するため、トナー像を被
定着シート上に融着する際の熱効率が極めて良好
であり、迅速に定着を行なう事ができるので特に
高速複写を目的とする転写方式の電子写真複写機
には極めて有効である。 しかしながらこの方法においては加熱ローラの
表面とトナー像とが加熱溶融状態で圧接触するた
め、トナー像の一部が加熱ローラの表面に付着し
て移転し、次の被定着シート上に汚れを発生せし
める事がある。所謂オフセツト現像である。その
ため加熱ローラの表面にトナーが付着しないよう
にする事が加熱定着法における必須要件の一つと
されている。 従来加熱ローラの表面にトナーを付着させない
ために、例えば加熱ローラの表面をフツ素系樹脂
などの離型性の優れた材料で構成するとともにそ
の表面にさらにシリコンオイルなどのオフセツト
防止用液体を供給して液体の薄膜により加熱ロー
ラの表面を被覆する事が行なわれている。 この方法はオフセツト現像を防止する点では極
めて有効なものであるが、オフセツト防止用液体
が加熱される事により臭気を発生し、又オフセツ
ト防止用液体を供給するための装置を必要とする
ので、複写装置の機構が複雑になると共に、安定
性の良い結果を得るためには高い精度が要求され
るので、複写装置が高価なものになるという欠点
がある。しかしながらオフセツト防止用液体を供
給しない場合には定着ローラの表面にトナーが付
着してオフセツト現像が発生するので、これらの
欠点を有するにも拘らずオフセツト防止用液体の
供給を行なわざるを得ないのが現状である。 特公昭52−3304号公報にこれらの欠点を補うた
めに開発されたオフセツト防止剤を含むトナーに
関する事項が詳細に記載されている。オフセツト
防止剤を含有するトナーを使用する事により、定
着ローラの表面にシリコンオイルを供給しない場
合にも、オフセツト現象を発生する事なく効率良
く良好な加熱ローラ定着を行なう事ができる。従
つて定着装置の機構を簡素化する事ができると共
に、例えばこのような定着装置を組込んだ高速複
写機の精度、安定度及び信頼度を向上する事がで
き、しかも価格の面でも低減化可能という利点を
有する。 しかしながらオフセツト防止剤を含んだトナー
はそれ自体の流動性が悪く自由流動を示さない。
オフセツト防止剤を含んだトナーと未被覆の鉄粉
キヤリアを混合して現像剤を作成した場合、トナ
ー粒子の表面に存在していたオフセツト防止剤が
長期間の使用の間に未被覆キヤリアの表面に移動
してキヤリアの表面を汚染又はその表面に付着し
てしまい、現像剤を劣化させてしまう。しかも一
般にはオフセツト防止剤であるポリプロピレンを
含有するだけでは完全な非オフセツト性が得られ
ていないのが現状である。従つて非オフセツト性
を向上させるためには、樹脂自体において、ある
程度の非オフセツト性を有する樹脂を含有させる
ことが必要となる。 即ち高分子量成分を有する樹脂とポリプロピレ
ンとからなるバインダーによるトナーである。 一方分子量が100000以上の高分子量成分を含有
するスチレン系樹脂をバインダーとしたトナー
は、非オフセツト性に関しては非常に良好なもの
であるが、高分子量成分が含有されているために
軟化点が高く、逆に定着性が悪い。従つてこの場
合は低分子量成分を含有させて軟化点を下げ、オ
フセツト発生温度と軟化点のバランスを考慮して
バインダー用の樹脂を決定する事が必要である。 しかしこの場合は低分子量成分が相応に含有さ
れるため現像剤としての耐久性が悪くなる。即ち
バインダー樹脂の低分子量成分が、オフセツト防
止剤であるポリプロピレンと共に、キヤリアの表
面を汚染する事になる。この結果、ポリプロピレ
ン及び低分子量成分を含んだ樹脂からなるトナー
により構成される現像剤は、長期の使用において
トナーに対する摩擦帯電特性が不安定となり、画
像濃度変化及びカブリを発生する。 具体的には現像剤の使用に伴い、鉄粉キヤリア
の粒子表面にオフセツト防止剤であるポリプロピ
レン及び低分子量成分の樹脂が付着するため、キ
ヤリア粒子の電気抵抗が増大してバイアス電流が
低下し、しかも摩擦帯電特性が不安定となり、こ
の結果形成される画像濃度が低下してカブリが増
大する事となる。従つて、トナーがそれ自体とし
ては良好な耐オフセツト性と良好な定着性とを有
するものであつても、それらの特性の耐久性が低
く、そのために早期に現像剤を交換する事が必要
となり結局コストが高いものとなつてしまう。 本発明の目的は、その表面にオフセツト防止用
液体を供給しない定着ローラを使用した場合に
も、オフセツト現像を発生することなしに良好な
加熱ローラ定着を行なう事ができるトナーよりな
り、しかも特性の耐久性が高い静電荷像現像剤を
提供する事にある。 本発明者等は、キヤリア及びトナーによつて構
成される静電荷像現像剤において、 該キヤリアは、スチレン−アクリル系樹脂、エ
ポキシ樹脂及びブチラ−ル樹脂から選ばれた樹脂
によつて核体粒子が被覆されてなる、体積固有抵
抗が6.8×1013Ω・cm以上の絶縁性被覆キヤリア
であり、 該トナーは、 分子量が100000以上の高分子量成分を10〜38
重量%含有するスチレン−アクリル系樹脂、 着色剤、及び 軟化点が100〜160℃のポリプロピレン を含有し、かつ該ポリプロピレンは該トナー中の
該スチレン−アクリル系樹脂100重量部に対して
1〜20重量部含有されてなる 加熱ローラ定着用トナーであることを特徴とする
静電荷像現像剤が前記目的を達成するものである
事を見出した。 即ち本発明の現像剤は、その構成において、ト
ナーには、特定の高分子量成分を特定の割合で含
有するバインダーとオフセツト防止剤であるポリ
プロピレンとが含有されているために、良好な流
動性と優れた耐オフセツト性が確実に得られると
共に、バインダーには低分子量成分が含有されて
いるために定着に要する温度が低くて良好な定着
性が得られる。しかもこのようにポリプロピレン
と低分子量成分とが含有されているにもかかわら
ず、当該バインダーが10万以上の分子量の高分子
量成分を特定の割合で含有することにより、低分
子量成分とポリプロピレンが保持されてトナーか
ら遊離しにくくなつていること、並びにキヤリア
が特定の種類の樹脂によつて被覆されると共に一
定以上の体積固有抵抗を有していることにより、
バインダーに含まれる低分子量成分とポリプロピ
レンとがキヤリアに付着することが防止され、そ
の結果、前述のオフセツトの防止と同時に、長期
間に亘る現像においても、カブリを生ずることな
く良好な現像を達成することができ、耐久性の優
れた現像剤が得られる。従つて本発明の現像剤は
特に高速の電子写真複写機に好適なものである。 本発明において、キヤリアの被覆を形成するた
めの樹脂としては、例えばスチレン−メチルメタ
アクリレート、スチレン−ブチルメタアクリレー
トなどのスチレン−アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂及びブチラール樹脂から選んだものが用いられ
る。 本発明において用いるキヤリアを製造するため
には、前述した樹脂を溶剤に溶解して塗布液を作
り、この塗布液をキヤリア用核体粒子の表面に塗
布する。この塗布のためには、浸積法、スプレー
法等を用いることができるが、特に流動化ベツド
法によるのが好適である。この流動化ベツド法
は、流動化ベツド装置内において上昇する加圧ガ
ス流により、核体粒子を平衡高さに迄上昇浮遊さ
せ、当該核体粒子が再び落下する迄の間に前記塗
布液を上方からスプレーして各粒子に塗布し、こ
れを繰返して所望の厚さの塗膜を形成する方法で
あり、この方法により各粒子に均一な塗布を行な
うことができる。前記塗布液には相溶性の良い他
の樹脂を混合し溶解しても良い。 以上において用いられる溶剤としては、前記樹
脂を溶解するものであればよく、例えばメタノー
ル、エタノール、ブタノール、イソプロパノール
等のアルコール類;メチレンクロライド、ジクロ
ルエタン、トリクロルエチレン等のハロゲン化炭
化水素類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類;その他テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
有機溶剤又はこれらの混合溶剤が用いられる。 以上において、核体粒子は、粒径が10〜1000ミ
クロン、特に20〜300ミクロンのものが好ましく、
又樹脂被覆層の厚さは0.1〜10ミクロン、特に0.2
〜5ミクロンであることが好ましい。 本発明におけるキヤリアは体積固有抵抗が6.8
×1013Ω・cm以上の絶縁性のものである。ここで
「体積固有抵抗」とは、面積1cm2、深さ1cmの凹
所を有し内円底面が真鍮の電極板とされた容器内
に試料1gを入れ、上方から重さ1Kgの真鍮電極
を試料層上に載せた条件下で測定された値であ
る。体積固有抵抗が6.8×1013Ω・cm未満のキヤ
リアを用いた場合には、得られる現像剤は耐久性
が劣つたものとなる。このキヤリアは球形である
ことが好ましいが、非球形であつても本発明の効
果が失われるものではない。 本発明に係る現像剤のトナーにおいて、バイン
ダーとして用いる樹脂は、スチレン−アクリル共
重合体である。この共重合体のスチレン成分のた
めの単量体としては、例えばスチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチル
スチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−
ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、
p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレ
ン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−フエニルスチレン、p−クロルスチ
レン、3,4−ジクロルスチレン等を挙げること
ができる。また、アクリル成分のための単量体と
しては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オク
チル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フエニル、α−クロルアクリル酸メチル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、
メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸n−ブ
チル、メタアクリル酸イソブチル、メタアクリル
酸n−オクチル、メタアクリル酸ドデシル、メタ
アクリル酸ラウリル、メタアクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタアクリル酸ステアリル、メタアク
リル酸フエニル、メタアクリル酸ジメチルアミノ
エチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル等
のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類
を挙げることができる。これらの単量体は単独で
或いは複数のものを組合せて用いることができ
る。そして、特にスチレン−メチルメタアクリレ
ート−ブチルメタアクリレートの三成分より成る
ターポリマーがバインダーとして好ましい。 以上のスチレン−アクリル系樹脂は、低分子量
成分と高分子量成分とよりなるものであるが、分
子量が100000以上の高分子成分を10〜38重量%含
有するものである。このような高分子量成分の割
合が10重量%未満のものを用いたときは、高いオ
フセツト発生温度が得られず、優れた耐オフセツ
ト性を得ることができない。斯かる高分子量成分
を含有するスチレン−アクリル系樹脂は、その重
合条件を適当に選択することにより、或いは架橋
剤等を利用して架橋重合体とすることによつて容
易に得ることができる。 本明細書における分子量は、下記の条件下にお
けるゲル・パーミエーシヨン・クロマトグラフイ
(Gel Permeation Chromatography)法により
求められるものである。温度25℃においてテトラ
ヒドロフランを1ml/分の流速で流し、濃度0.4
g/dlのテトラヒドロフラン溶液を試料重量とし
て8mg注入し測定を行なう。試料の分子量測定に
当つては、該試料の有する分子量分布が、数種の
単分散ポリスチレン標準試料により作成された検
量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範
囲内に包含される測定条件を選択する。上記測定
は東洋曹達株式会社製HLC−802UR装置を用い、
カラムはTSK−GEL/CMH6を使用した。 分子量が100000以上の高分子量成分を10重量%
以上含有するようなスチレン−アクリル系樹脂
は、例えば次のようにして製造することができ
る。 合成例 容量1のセパラブルフラスコにポリビニルア
ルコール部分ケン化物「ゴーセノールGH−17」
(日本合成社製)0.1gを入れ、蒸留水100mlに溶
解し、その中に下記第1表のモノマー混合物Aを
添加し、懸濁分散させ、気相を窒素ガスにて置換
した後80℃に昇温し、15時間この温度に保つて重
合せしめる。その後温度40℃まで冷却し、その中
に第1表のモノマー混合物Bを添加し、温度40℃
において2時間攪拌を続ける。次いでポリビニル
アルコール部分ケン化物「ゴーセノールGH−
17」0.4gを含む蒸留水100mlを別に調製し、その
水溶液を懸濁系に追加する。その後80℃に再度昇
温し、8時間この温度に保つて重合を行ない、さ
らに95℃に昇温度して2時間保ち、重合を完結す
る。その後冷却し、脱水、洗浄を繰り返し、乾燥
して樹脂を得る。この樹脂は数平均分子量Mnが
1.1×104、数平均分子量Mnに対する重量平均分
子量Mwの比Mw/Mnが4.5、JISK2531−1960に
規定される環球法により測定したときの軟化点が
140±2℃のものであつた。
法などにおける静電荷像を現像するための現像剤
に関する。 電子写真法においては光導電性要素よりなる感
光体に暗所にて均一な表面電荷を与えた後、露光
を行つて静電荷像を形成し、しかる後に現像して
可視像を形成する。 一般に斯かる静電荷像を現像する方法は、液体
現像法と軟式現像法とに大別される。液体現像法
は絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細粒
子として分散して成る液体現像剤を用いて現像す
る方法であり、又乾式現像法は天然又は合成の樹
脂中にカーボンブラツク等の着色剤を分散含有し
てなるトナーと、鉄、ガラスビーズ等のキヤリア
とからなる混合体を使用する現像法である。又一
般にキヤリアは絶縁性キヤリアと導電性キヤリア
に分ける事ができる。導電性キヤリアとしては酸
化された又は未酸化の鉄粉が用いられる。又絶縁
性キヤリアとしては鉄、ニツケル、コバルト、フ
エライト等の磁性体よりなるキヤリア用核体粒子
の表面が絶縁性樹脂により被覆されたキヤリアが
代表的なものである。 又乾式現像法には前記トナーのみを主成分とし
た現像剤を用いる所謂毛ブラシ法、インプレツシ
ヨン法、パウダークラウド法のほか、鉄粉或いは
ガラスビーズ等よりなるキヤリアとトナーとの混
合体を現像剤として用いる所謂磁気ブラシ法、カ
スケード法がある。 これらの現像法により、現像剤中に含有される
電荷を有するトナー粒子等の検電粒子が静電荷像
に付着して可視像が形成される。この可視像は
熱、圧力、溶媒蒸気等によりそのまま感光体上に
或いは紙等の他の像支持体に転写され、その後に
定着される。 本発明は、上記現像方法のうち磁気ブラシ法及
びカスケード法に用いる現像剤、即ちトナー及び
キヤリアによつて構成される静電荷像現像剤に関
するものである。 従来定着は、静電荷像を支持している光導電性
感光体、もしくは静電記録体上に、現像によつて
得られたトナー像を直接融着させるか、或いは現
像によつて得られたトナー像を光導電性感光体も
しくは静電記録体上から紙などの転写シート上に
一旦転写した後これを融着させる事によつて行わ
れる。その際トナー像の融着は溶媒蒸気との接触
又は加熱方式の何れかによつて行なわれている。
加熱方式としては電気炉による非接触加熱方式及
び加熱ローラによる圧着加熱方式が一般に採用さ
れている。 加熱ローラによる圧着加熱方式は、トナーに対
して離型性を有する材料で表面を形成した加熱ロ
ーラの表面に被定着シートのトナー像面を圧接触
させながら通過させる事により定着を行なうもの
であり、一般に加熱ローラ定着法と呼ばれてい
る。この方法は加熱ローラの表面と被定着シート
のトナー像面とが圧接触するため、トナー像を被
定着シート上に融着する際の熱効率が極めて良好
であり、迅速に定着を行なう事ができるので特に
高速複写を目的とする転写方式の電子写真複写機
には極めて有効である。 しかしながらこの方法においては加熱ローラの
表面とトナー像とが加熱溶融状態で圧接触するた
め、トナー像の一部が加熱ローラの表面に付着し
て移転し、次の被定着シート上に汚れを発生せし
める事がある。所謂オフセツト現像である。その
ため加熱ローラの表面にトナーが付着しないよう
にする事が加熱定着法における必須要件の一つと
されている。 従来加熱ローラの表面にトナーを付着させない
ために、例えば加熱ローラの表面をフツ素系樹脂
などの離型性の優れた材料で構成するとともにそ
の表面にさらにシリコンオイルなどのオフセツト
防止用液体を供給して液体の薄膜により加熱ロー
ラの表面を被覆する事が行なわれている。 この方法はオフセツト現像を防止する点では極
めて有効なものであるが、オフセツト防止用液体
が加熱される事により臭気を発生し、又オフセツ
ト防止用液体を供給するための装置を必要とする
ので、複写装置の機構が複雑になると共に、安定
性の良い結果を得るためには高い精度が要求され
るので、複写装置が高価なものになるという欠点
がある。しかしながらオフセツト防止用液体を供
給しない場合には定着ローラの表面にトナーが付
着してオフセツト現像が発生するので、これらの
欠点を有するにも拘らずオフセツト防止用液体の
供給を行なわざるを得ないのが現状である。 特公昭52−3304号公報にこれらの欠点を補うた
めに開発されたオフセツト防止剤を含むトナーに
関する事項が詳細に記載されている。オフセツト
防止剤を含有するトナーを使用する事により、定
着ローラの表面にシリコンオイルを供給しない場
合にも、オフセツト現象を発生する事なく効率良
く良好な加熱ローラ定着を行なう事ができる。従
つて定着装置の機構を簡素化する事ができると共
に、例えばこのような定着装置を組込んだ高速複
写機の精度、安定度及び信頼度を向上する事がで
き、しかも価格の面でも低減化可能という利点を
有する。 しかしながらオフセツト防止剤を含んだトナー
はそれ自体の流動性が悪く自由流動を示さない。
オフセツト防止剤を含んだトナーと未被覆の鉄粉
キヤリアを混合して現像剤を作成した場合、トナ
ー粒子の表面に存在していたオフセツト防止剤が
長期間の使用の間に未被覆キヤリアの表面に移動
してキヤリアの表面を汚染又はその表面に付着し
てしまい、現像剤を劣化させてしまう。しかも一
般にはオフセツト防止剤であるポリプロピレンを
含有するだけでは完全な非オフセツト性が得られ
ていないのが現状である。従つて非オフセツト性
を向上させるためには、樹脂自体において、ある
程度の非オフセツト性を有する樹脂を含有させる
ことが必要となる。 即ち高分子量成分を有する樹脂とポリプロピレ
ンとからなるバインダーによるトナーである。 一方分子量が100000以上の高分子量成分を含有
するスチレン系樹脂をバインダーとしたトナー
は、非オフセツト性に関しては非常に良好なもの
であるが、高分子量成分が含有されているために
軟化点が高く、逆に定着性が悪い。従つてこの場
合は低分子量成分を含有させて軟化点を下げ、オ
フセツト発生温度と軟化点のバランスを考慮して
バインダー用の樹脂を決定する事が必要である。 しかしこの場合は低分子量成分が相応に含有さ
れるため現像剤としての耐久性が悪くなる。即ち
バインダー樹脂の低分子量成分が、オフセツト防
止剤であるポリプロピレンと共に、キヤリアの表
面を汚染する事になる。この結果、ポリプロピレ
ン及び低分子量成分を含んだ樹脂からなるトナー
により構成される現像剤は、長期の使用において
トナーに対する摩擦帯電特性が不安定となり、画
像濃度変化及びカブリを発生する。 具体的には現像剤の使用に伴い、鉄粉キヤリア
の粒子表面にオフセツト防止剤であるポリプロピ
レン及び低分子量成分の樹脂が付着するため、キ
ヤリア粒子の電気抵抗が増大してバイアス電流が
低下し、しかも摩擦帯電特性が不安定となり、こ
の結果形成される画像濃度が低下してカブリが増
大する事となる。従つて、トナーがそれ自体とし
ては良好な耐オフセツト性と良好な定着性とを有
するものであつても、それらの特性の耐久性が低
く、そのために早期に現像剤を交換する事が必要
となり結局コストが高いものとなつてしまう。 本発明の目的は、その表面にオフセツト防止用
液体を供給しない定着ローラを使用した場合に
も、オフセツト現像を発生することなしに良好な
加熱ローラ定着を行なう事ができるトナーよりな
り、しかも特性の耐久性が高い静電荷像現像剤を
提供する事にある。 本発明者等は、キヤリア及びトナーによつて構
成される静電荷像現像剤において、 該キヤリアは、スチレン−アクリル系樹脂、エ
ポキシ樹脂及びブチラ−ル樹脂から選ばれた樹脂
によつて核体粒子が被覆されてなる、体積固有抵
抗が6.8×1013Ω・cm以上の絶縁性被覆キヤリア
であり、 該トナーは、 分子量が100000以上の高分子量成分を10〜38
重量%含有するスチレン−アクリル系樹脂、 着色剤、及び 軟化点が100〜160℃のポリプロピレン を含有し、かつ該ポリプロピレンは該トナー中の
該スチレン−アクリル系樹脂100重量部に対して
1〜20重量部含有されてなる 加熱ローラ定着用トナーであることを特徴とする
静電荷像現像剤が前記目的を達成するものである
事を見出した。 即ち本発明の現像剤は、その構成において、ト
ナーには、特定の高分子量成分を特定の割合で含
有するバインダーとオフセツト防止剤であるポリ
プロピレンとが含有されているために、良好な流
動性と優れた耐オフセツト性が確実に得られると
共に、バインダーには低分子量成分が含有されて
いるために定着に要する温度が低くて良好な定着
性が得られる。しかもこのようにポリプロピレン
と低分子量成分とが含有されているにもかかわら
ず、当該バインダーが10万以上の分子量の高分子
量成分を特定の割合で含有することにより、低分
子量成分とポリプロピレンが保持されてトナーか
ら遊離しにくくなつていること、並びにキヤリア
が特定の種類の樹脂によつて被覆されると共に一
定以上の体積固有抵抗を有していることにより、
バインダーに含まれる低分子量成分とポリプロピ
レンとがキヤリアに付着することが防止され、そ
の結果、前述のオフセツトの防止と同時に、長期
間に亘る現像においても、カブリを生ずることな
く良好な現像を達成することができ、耐久性の優
れた現像剤が得られる。従つて本発明の現像剤は
特に高速の電子写真複写機に好適なものである。 本発明において、キヤリアの被覆を形成するた
めの樹脂としては、例えばスチレン−メチルメタ
アクリレート、スチレン−ブチルメタアクリレー
トなどのスチレン−アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂及びブチラール樹脂から選んだものが用いられ
る。 本発明において用いるキヤリアを製造するため
には、前述した樹脂を溶剤に溶解して塗布液を作
り、この塗布液をキヤリア用核体粒子の表面に塗
布する。この塗布のためには、浸積法、スプレー
法等を用いることができるが、特に流動化ベツド
法によるのが好適である。この流動化ベツド法
は、流動化ベツド装置内において上昇する加圧ガ
ス流により、核体粒子を平衡高さに迄上昇浮遊さ
せ、当該核体粒子が再び落下する迄の間に前記塗
布液を上方からスプレーして各粒子に塗布し、こ
れを繰返して所望の厚さの塗膜を形成する方法で
あり、この方法により各粒子に均一な塗布を行な
うことができる。前記塗布液には相溶性の良い他
の樹脂を混合し溶解しても良い。 以上において用いられる溶剤としては、前記樹
脂を溶解するものであればよく、例えばメタノー
ル、エタノール、ブタノール、イソプロパノール
等のアルコール類;メチレンクロライド、ジクロ
ルエタン、トリクロルエチレン等のハロゲン化炭
化水素類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類;その他テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
有機溶剤又はこれらの混合溶剤が用いられる。 以上において、核体粒子は、粒径が10〜1000ミ
クロン、特に20〜300ミクロンのものが好ましく、
又樹脂被覆層の厚さは0.1〜10ミクロン、特に0.2
〜5ミクロンであることが好ましい。 本発明におけるキヤリアは体積固有抵抗が6.8
×1013Ω・cm以上の絶縁性のものである。ここで
「体積固有抵抗」とは、面積1cm2、深さ1cmの凹
所を有し内円底面が真鍮の電極板とされた容器内
に試料1gを入れ、上方から重さ1Kgの真鍮電極
を試料層上に載せた条件下で測定された値であ
る。体積固有抵抗が6.8×1013Ω・cm未満のキヤ
リアを用いた場合には、得られる現像剤は耐久性
が劣つたものとなる。このキヤリアは球形である
ことが好ましいが、非球形であつても本発明の効
果が失われるものではない。 本発明に係る現像剤のトナーにおいて、バイン
ダーとして用いる樹脂は、スチレン−アクリル共
重合体である。この共重合体のスチレン成分のた
めの単量体としては、例えばスチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチル
スチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−
ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、
p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレ
ン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−フエニルスチレン、p−クロルスチ
レン、3,4−ジクロルスチレン等を挙げること
ができる。また、アクリル成分のための単量体と
しては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オク
チル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フエニル、α−クロルアクリル酸メチル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、
メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸n−ブ
チル、メタアクリル酸イソブチル、メタアクリル
酸n−オクチル、メタアクリル酸ドデシル、メタ
アクリル酸ラウリル、メタアクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタアクリル酸ステアリル、メタアク
リル酸フエニル、メタアクリル酸ジメチルアミノ
エチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチル等
のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類
を挙げることができる。これらの単量体は単独で
或いは複数のものを組合せて用いることができ
る。そして、特にスチレン−メチルメタアクリレ
ート−ブチルメタアクリレートの三成分より成る
ターポリマーがバインダーとして好ましい。 以上のスチレン−アクリル系樹脂は、低分子量
成分と高分子量成分とよりなるものであるが、分
子量が100000以上の高分子成分を10〜38重量%含
有するものである。このような高分子量成分の割
合が10重量%未満のものを用いたときは、高いオ
フセツト発生温度が得られず、優れた耐オフセツ
ト性を得ることができない。斯かる高分子量成分
を含有するスチレン−アクリル系樹脂は、その重
合条件を適当に選択することにより、或いは架橋
剤等を利用して架橋重合体とすることによつて容
易に得ることができる。 本明細書における分子量は、下記の条件下にお
けるゲル・パーミエーシヨン・クロマトグラフイ
(Gel Permeation Chromatography)法により
求められるものである。温度25℃においてテトラ
ヒドロフランを1ml/分の流速で流し、濃度0.4
g/dlのテトラヒドロフラン溶液を試料重量とし
て8mg注入し測定を行なう。試料の分子量測定に
当つては、該試料の有する分子量分布が、数種の
単分散ポリスチレン標準試料により作成された検
量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範
囲内に包含される測定条件を選択する。上記測定
は東洋曹達株式会社製HLC−802UR装置を用い、
カラムはTSK−GEL/CMH6を使用した。 分子量が100000以上の高分子量成分を10重量%
以上含有するようなスチレン−アクリル系樹脂
は、例えば次のようにして製造することができ
る。 合成例 容量1のセパラブルフラスコにポリビニルア
ルコール部分ケン化物「ゴーセノールGH−17」
(日本合成社製)0.1gを入れ、蒸留水100mlに溶
解し、その中に下記第1表のモノマー混合物Aを
添加し、懸濁分散させ、気相を窒素ガスにて置換
した後80℃に昇温し、15時間この温度に保つて重
合せしめる。その後温度40℃まで冷却し、その中
に第1表のモノマー混合物Bを添加し、温度40℃
において2時間攪拌を続ける。次いでポリビニル
アルコール部分ケン化物「ゴーセノールGH−
17」0.4gを含む蒸留水100mlを別に調製し、その
水溶液を懸濁系に追加する。その後80℃に再度昇
温し、8時間この温度に保つて重合を行ない、さ
らに95℃に昇温度して2時間保ち、重合を完結す
る。その後冷却し、脱水、洗浄を繰り返し、乾燥
して樹脂を得る。この樹脂は数平均分子量Mnが
1.1×104、数平均分子量Mnに対する重量平均分
子量Mwの比Mw/Mnが4.5、JISK2531−1960に
規定される環球法により測定したときの軟化点が
140±2℃のものであつた。
1 キヤリア1
平均分子量15万のスチレン−メチルメタアクリ
レート樹脂5gをメチルエチルケトン300ml中に
溶解して塗布液を調製し、200〜300メツシユの焼
結鉄粉「EFVS」(日本鉄粉社製)1Kgを前記塗
布液中に入れ、上澄液を除去した後写真用バツト
中で攪拌しながら熱風を吹き付けて乾燥し、次に
粉体を温度100℃のオーブン中で2時間熱処理し、
以つて樹脂被膜を有するキヤリア1を得た。この
キヤリア1の体積固有抵抗は2.3×109Ω・cmであ
つた。 2 キヤリア2 エポキシ樹脂20gをメチルエチルケトン300ml
中に溶解して塗布液を調製し、流動化ベツド装置
を用いて平均粒径100ミクロンの球形鋼シヨツト
1Kgに、流動乾燥温度を60℃とした条件下でスプ
レーし、次に粉体を温度100℃のオーブン中で2
時間熱処理し、以つて樹脂被膜を有するキヤリア
2を得た。このキヤリア2の体積固有抵抗は1014
Ω・cm以上であつた。 3 キヤリア3 エポキシ樹脂の代りにポリビニルブチラール樹
脂「エスレツクB」(積水化学社製)を用いたほ
かは、キヤリア2の製造と同様にして、樹脂被膜
を有するキヤリア3を得た。このキヤリア3の体
積固有抵抗は6.8×1013Ω・cmであつた。 4 キヤリア4 平均分子量13万のスチレン−ブチルメタアクリ
レート樹脂を被覆用樹脂として用い、鉄粉
「DSP−135C」(同和鉄粉社製)を用いたほかは、
キヤリア2の製造と同様にして、樹脂被膜を有す
るキヤリア4を得た。このキヤリア4の体積固有
抵抗は1014Ω・cm以上であつた。 〔トナーの製造〕 1 トナー1 分子量が100000以上の高分子量成分を25重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂「エスレツク」
(積水化学社製)100重量部と低軟化点ポリプロピ
レン「ビスコール660P」(三洋化成工業社製、軟
化点145℃)3.5重量部と、カーボンブラツク10重
量部とをボールミルで混合し、練肉、粉砕、分級
の各工程による通常のトナーの製造方法に従い、
平均粒径11.6ミクロンのトナー1を得た。 2 トナー2 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−2−エチルヘキシルアクリレ
ート(軟化点138℃)100重量部と、低軟化点ポリ
プロピレン「ビスコール660P」(軟化点145℃)
5重量部と、カーボンブラツク10重量部とを用
い、トナー1の製造と同様にして、平均粒径12.9
ミクロンのトナー2を得た。 3 トナー3 分子量が100000以上の高分子量成分を38重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂(積水化学社製
サンプル)100重量部と、低軟化点ポリプロピレ
ン「ビスコール550P」(三洋化成工業社製、軟化
点150℃)4重量部と、カーボンブラツク10重量
部とを用い、トナー1の製造と同様にして、平均
粒径12.9ミクロンのトナー3を得た。 実施例 以上のキヤリア2〜4のうちの一種と、トナー
1〜3のうちの一種とを第2表に示す組合せによ
り、同表に示すトナー濃度(重量%)となる割合
で混合して合計3種の本発明静電荷像現像剤を作
り、加熱ローラ定着器を搭載した電子写真複写機
「U−BixW(改造型)」(小西六写真工業社製)を
用いて各現像剤について連続複写による耐久性試
験を行なつた。結果は第2表に示すとおりであ
る。尚第2表中「高分子量成分」とは、トナーの
バインダーの分子量が100000以上の成分を表わ
す。
レート樹脂5gをメチルエチルケトン300ml中に
溶解して塗布液を調製し、200〜300メツシユの焼
結鉄粉「EFVS」(日本鉄粉社製)1Kgを前記塗
布液中に入れ、上澄液を除去した後写真用バツト
中で攪拌しながら熱風を吹き付けて乾燥し、次に
粉体を温度100℃のオーブン中で2時間熱処理し、
以つて樹脂被膜を有するキヤリア1を得た。この
キヤリア1の体積固有抵抗は2.3×109Ω・cmであ
つた。 2 キヤリア2 エポキシ樹脂20gをメチルエチルケトン300ml
中に溶解して塗布液を調製し、流動化ベツド装置
を用いて平均粒径100ミクロンの球形鋼シヨツト
1Kgに、流動乾燥温度を60℃とした条件下でスプ
レーし、次に粉体を温度100℃のオーブン中で2
時間熱処理し、以つて樹脂被膜を有するキヤリア
2を得た。このキヤリア2の体積固有抵抗は1014
Ω・cm以上であつた。 3 キヤリア3 エポキシ樹脂の代りにポリビニルブチラール樹
脂「エスレツクB」(積水化学社製)を用いたほ
かは、キヤリア2の製造と同様にして、樹脂被膜
を有するキヤリア3を得た。このキヤリア3の体
積固有抵抗は6.8×1013Ω・cmであつた。 4 キヤリア4 平均分子量13万のスチレン−ブチルメタアクリ
レート樹脂を被覆用樹脂として用い、鉄粉
「DSP−135C」(同和鉄粉社製)を用いたほかは、
キヤリア2の製造と同様にして、樹脂被膜を有す
るキヤリア4を得た。このキヤリア4の体積固有
抵抗は1014Ω・cm以上であつた。 〔トナーの製造〕 1 トナー1 分子量が100000以上の高分子量成分を25重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂「エスレツク」
(積水化学社製)100重量部と低軟化点ポリプロピ
レン「ビスコール660P」(三洋化成工業社製、軟
化点145℃)3.5重量部と、カーボンブラツク10重
量部とをボールミルで混合し、練肉、粉砕、分級
の各工程による通常のトナーの製造方法に従い、
平均粒径11.6ミクロンのトナー1を得た。 2 トナー2 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−2−エチルヘキシルアクリレ
ート(軟化点138℃)100重量部と、低軟化点ポリ
プロピレン「ビスコール660P」(軟化点145℃)
5重量部と、カーボンブラツク10重量部とを用
い、トナー1の製造と同様にして、平均粒径12.9
ミクロンのトナー2を得た。 3 トナー3 分子量が100000以上の高分子量成分を38重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂(積水化学社製
サンプル)100重量部と、低軟化点ポリプロピレ
ン「ビスコール550P」(三洋化成工業社製、軟化
点150℃)4重量部と、カーボンブラツク10重量
部とを用い、トナー1の製造と同様にして、平均
粒径12.9ミクロンのトナー3を得た。 実施例 以上のキヤリア2〜4のうちの一種と、トナー
1〜3のうちの一種とを第2表に示す組合せによ
り、同表に示すトナー濃度(重量%)となる割合
で混合して合計3種の本発明静電荷像現像剤を作
り、加熱ローラ定着器を搭載した電子写真複写機
「U−BixW(改造型)」(小西六写真工業社製)を
用いて各現像剤について連続複写による耐久性試
験を行なつた。結果は第2表に示すとおりであ
る。尚第2表中「高分子量成分」とは、トナーの
バインダーの分子量が100000以上の成分を表わ
す。
【表】
以上の結果からも理解されるように、本発明静
電荷像現像剤は、多数に亘る現像に供されてもカ
ブリが生ずることがなく、良好な現像を達成する
ことができて大きな耐久性を有し、しかもオフセ
ツト現像による画像汚れもなく、優れた複写画像
が得られる。 比較例 1 分子量が100000以上の高分子量成分を8重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂をバインダーと
して用いたほかはトナー1の製造と同様にして得
た比較トナー1と、既述のキヤリア1とによりト
ナー濃度が5重量%の比較現像剤を作り、実施例
と同様の耐久性試験を行なつたところ、複写回数
が1万回に達する前に、オフセツト現象による汚
れが甚だしくなり、又カブリも発生したので実験
を中止した。 比較例 2 200〜300メツシユの鉄粉「EFV−」(日本鉄
粉社製)と、既述のトナー1とによりトナー濃度
が5重量%の比較現像剤を作り、実施例と同様の
耐久性試験を行なつたところ、定着性は十分であ
つたが、複写回数が1万回に達する前にカブリが
発生したので実験を中止した。 比較例 3 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン「ビスコール660P」0.05重量部
と、カーボンブラツク10重量部とを用い、トナー
1と同様にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較
トナー2の5重量部と、キヤリア1の95重量部と
を混合して比較現像剤3を作り、実施例1と同様
の耐久性試験を行なつたところ、複写回数が1万
回に達する前にオフセツト現象による汚れが甚だ
しくなり、実施を中止した。 比較例 4 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン「ビスコール660P」30重量部と、
カーボンブラツク10重量部とを用い、トナー1と
同様にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナ
ー3の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混
合して比較現像剤4を作り、実施例1と同様の耐
久性試験を行なつたところ、複写回数が1万回に
達する前にオフセツト現象による汚れが甚だしく
なり、またカブリが発生したので実験を中止し
た。 比較例 5 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン(軟化点96℃)5重量部と、カー
ボンブラツク10重量部とを用い、トナー1と同様
にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナー4
の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混合し
て比較現像剤5を作り、実施例1と同様の耐久性
試験を行つたところ、複写回数が1万回に達する
前にオフセツト現象による汚れが甚だしくなり、
またカブリが発生したので実験を中止した。 比較例 6 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン(軟化点170℃)5重量部と、カ
ーボンブラツク10重量部とを用い、トナーと同様
にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナー5
の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混合し
て比較現像剤6を作り、実施例1と同様の耐久性
試験を行なつたところ、複写回数が1万回に達す
る前に定着不良にもとづくオフセツト現象による
汚れが甚だしくなり、実験を中止した。
電荷像現像剤は、多数に亘る現像に供されてもカ
ブリが生ずることがなく、良好な現像を達成する
ことができて大きな耐久性を有し、しかもオフセ
ツト現像による画像汚れもなく、優れた複写画像
が得られる。 比較例 1 分子量が100000以上の高分子量成分を8重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂をバインダーと
して用いたほかはトナー1の製造と同様にして得
た比較トナー1と、既述のキヤリア1とによりト
ナー濃度が5重量%の比較現像剤を作り、実施例
と同様の耐久性試験を行なつたところ、複写回数
が1万回に達する前に、オフセツト現象による汚
れが甚だしくなり、又カブリも発生したので実験
を中止した。 比較例 2 200〜300メツシユの鉄粉「EFV−」(日本鉄
粉社製)と、既述のトナー1とによりトナー濃度
が5重量%の比較現像剤を作り、実施例と同様の
耐久性試験を行なつたところ、定着性は十分であ
つたが、複写回数が1万回に達する前にカブリが
発生したので実験を中止した。 比較例 3 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン「ビスコール660P」0.05重量部
と、カーボンブラツク10重量部とを用い、トナー
1と同様にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較
トナー2の5重量部と、キヤリア1の95重量部と
を混合して比較現像剤3を作り、実施例1と同様
の耐久性試験を行なつたところ、複写回数が1万
回に達する前にオフセツト現象による汚れが甚だ
しくなり、実施を中止した。 比較例 4 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン「ビスコール660P」30重量部と、
カーボンブラツク10重量部とを用い、トナー1と
同様にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナ
ー3の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混
合して比較現像剤4を作り、実施例1と同様の耐
久性試験を行なつたところ、複写回数が1万回に
達する前にオフセツト現象による汚れが甚だしく
なり、またカブリが発生したので実験を中止し
た。 比較例 5 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン(軟化点96℃)5重量部と、カー
ボンブラツク10重量部とを用い、トナー1と同様
にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナー4
の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混合し
て比較現像剤5を作り、実施例1と同様の耐久性
試験を行つたところ、複写回数が1万回に達する
前にオフセツト現象による汚れが甚だしくなり、
またカブリが発生したので実験を中止した。 比較例 6 分子量が100000以上の高分子量成分を15重量%
含有するスチレン−アクリル樹脂100重量部と、
ポリプロピレン(軟化点170℃)5重量部と、カ
ーボンブラツク10重量部とを用い、トナーと同様
にして得た平均粒径12.0ミクロンの比較トナー5
の5重量部と、キヤリア1の95重量部とを混合し
て比較現像剤6を作り、実施例1と同様の耐久性
試験を行なつたところ、複写回数が1万回に達す
る前に定着不良にもとづくオフセツト現象による
汚れが甚だしくなり、実験を中止した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 キヤリア及びトナーによつて構成される静電
荷像現像剤において、 該キヤリアは、スチレン−アクリル系樹脂、エ
ポキシ樹脂及びブチラ−ル樹脂から選ばれた樹脂
によつて核体粒子が被覆されてなる、体積固有抵
抗が6.8×1013Ω・cm以上の絶縁性被覆キヤリア
であり、 該トナーは、 分子量が100000以上の高分子量成分を10〜38
重量%含有するスチレン−アクリル系樹脂、 着色剤、及び 軟化点が100〜160℃のポリプロピレン を含有し、かつ該ポリプロピレンは該トナー中の
該スチレン−アクリル系樹脂100重量部に対して
1〜20重量部含有されてなる 加熱ローラ定着用トナーであることを特徴とする
静電荷像現像剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56112116A JPS5814148A (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 静電荷像現像剤 |
| GB08219496A GB2105051B (en) | 1981-07-13 | 1982-07-06 | Electrostatic image developer |
| US06/395,965 US4572885A (en) | 1981-07-13 | 1982-07-07 | Developer composition for developing an electrostatic image |
| DE3226010A DE3226010C2 (de) | 1981-07-13 | 1982-07-12 | Elektrostatographischer Entwickler |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56112116A JPS5814148A (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 静電荷像現像剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5814148A JPS5814148A (ja) | 1983-01-26 |
| JPH0375857B2 true JPH0375857B2 (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=14578567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56112116A Granted JPS5814148A (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-20 | 静電荷像現像剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5814148A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0772810B2 (ja) * | 1984-09-10 | 1995-08-02 | キヤノン株式会社 | 電子写真用二成分系現像剤 |
| US5418102A (en) * | 1990-11-29 | 1995-05-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer for developing electrostatic image, image forming method, toner imager fixing method and image forming apparatus |
| EP0493097B1 (en) * | 1990-12-25 | 1997-06-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner for developing electrostatic image, image fixing method, image forming apparatus, and resin composition |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS523304B2 (ja) * | 1972-10-21 | 1977-01-27 | ||
| JPS49109041A (ja) * | 1973-02-19 | 1974-10-17 | ||
| US4264697A (en) * | 1979-07-02 | 1981-04-28 | Xerox Corporation | Imaging system |
-
1981
- 1981-07-20 JP JP56112116A patent/JPS5814148A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5814148A (ja) | 1983-01-26 |
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