JPH0377722A - 制振鋼板の90度v曲げ加工方法 - Google Patents

制振鋼板の90度v曲げ加工方法

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JPH0377722A
JPH0377722A JP1290742A JP29074289A JPH0377722A JP H0377722 A JPH0377722 A JP H0377722A JP 1290742 A JP1290742 A JP 1290742A JP 29074289 A JP29074289 A JP 29074289A JP H0377722 A JPH0377722 A JP H0377722A
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punch
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Akira Kobayashi
章 小林
Akiro Tada
多田 昭郎
Seiji Kono
河野 成治
Shiro Toyoshima
豊島 史郎
Haruo Fujiwara
藤原 治生
Hiroaki Sakai
阪井 宏章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二枚の鋼板の間に振動減衰性能を有す粘弾性
合成樹脂層を介在させてなる制振鋼板の90度V曲げ加
工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
二枚の鋼板の間に振動減衰性能を有す粘弾性合成樹脂層
を介在させた制振鋼板は、特に固体伝播音による騒音の
低減に著しい効果を発揮することから、家具、電気部品
、自動車部品等の部材として、近来その適用範囲が拡大
されつつある。また、これら制振鋼板は通常、プレスに
よるVIHIげ加工を施した後に使用に供されることが
多い。
一方、これら制振鋼板を、第6図に示すように、通常の
単層金属板のV曲げ加工に適用されるパンチ(61)と
V型ダイ(62)を用いてV曲げ成形すると、当該制振
鋼板(60)が、本来平坦であるべきフランジ部におい
て、ある角度θをもって曲げ方向の反対側に折れ曲がる
という現象、いわゆる“かもめ”現象が発生することが
知られている。
この“かもめ”現象は、表裏の鋼板に比して、著しく剪
断変形抵抗の低い樹脂層が中間に存在する制振綱板の構
成に起因するもので、単純V曲げにより表裏の鋼板間に
曲げ方向への線長差が生じる一方、この線長差による表
裏の鋼板間のずれを中間の合成樹脂層が拘束せんとして
、これが曲げモーメントとして鋼板に作用するため発生
する。
この“かもめ”現象による制振鋼板の形状不良の発生を
防止するため、従来より、その■曲げ方法および金型に
種々の検討が加えられ、各種の提案がなされている。こ
れら提案としては、例えば、■制振鋼板の表裏二枚の鋼
板の厚さに差をつけると共に、これら鋼板の厚さおよび
降伏強度と中間樹脂の厚さおよび剪断密着強度との相関
をある範囲内に規制し、その薄い方の鋼板を曲げ方向に
対し外側にして曲げるV曲げ加工方法(特開昭6072
724号)、■第7図に示すように、パンチ(71)の
下降に応動してV字状に角度を変更する鋼板受〈72)
を設けたV曲げ金型(特開昭62−127125号)、
■第8図に示すように、V型ダイ(82)と破戒形制振
鋼板(80)との間に、該被成形制振鋼Fi(80)よ
り厚い鋼板(81)を配してV曲げ加工する方法(特開
昭62−127126号)、■第9図に示すように、パ
ンチ(91〉の下降に応動して、対をなしてV字状に回
動する二枚の鋼板受(92)、(93)を設けたV曲げ
金型(特開昭62−127127号)等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
近来、制振鋼板の用途拡大に伴い、その制振効果をより
高めるため、その剪断接着強度をより低めた中間樹脂層
を用いることや、シャープで美麗な外観および高い外郭
寸法梢度を得るため、その■曲げ部の外側R(以下、曲
げRという)をより小さな半径とすることを要請される
場合が、特には家庭用電気製品分野等で、多くなりつつ
ある。
しかし、上記従来のV曲げ加工方法およびV曲げ金型は
、それぞれ“かもめ”現象の発生を抑制する効果が認め
られるものの、その抑制効果には限界があり、上記のよ
うに、中間樹脂層の剪断接着強度をより低めるとか、ま
たは、その曲げRをより小さくすることを要求されたと
きには、これら要請に対応できなくなるという問題があ
る。
本発明は上記の問題点に鑑み、その曲げRの半径を小さ
くしてもなお、′かもめ”現象の発生を確実に抑制し得
、しかも、中間合成樹脂層の剪断接着強度に影響される
ことのない制振鋼板の90度V曲げ加工方法の提供を目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成とし
ている。
すなわち、その第1発明の制振鋼板の90度V曲げ加工
方法は、予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼板を、成
形■溝を有するダイ上に配置すると共に、この制振鋼板
のV字状溝部を、パンチにて、ダイの成形■溝内に向け
て押圧して、この制振鋼板にプレスV曲げ加工を施す制
振鋼板の90度V曲げ加工方法において、前記制振ii
l板の7字状溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの17
2〜3/4の範囲内とし、その内角の角度を95度〜1
30度の範囲内とする断面形状に設けられる一方、前記
パンチの先端部が、その先端部中心を前記制振鋼板のV
字状溝の幅中心に合致させて該先端部を制振鋼板に軽く
当接させるとき、前記制振鋼板のV字状溝の断面の両玉
縁と、該V字状溝の幅中心におけるその深さの174以
内の深さ位置とを通る円弧の半径からなる先端Rを有し
、かつ前記ダイの成形V溝の内角の角度と同角度または
それより小さな角度のV字状の断面形状を備えるもので
ある。
また、その第2発明の制振鋼板の90度V曲げ加工方法
は、予め、上面にV字状溝を設けた制振綱板を、成形V
溝を有するダイ上に配置すると共に、この制振鋼板のV
字状溝部を、パンチにて、ダイの成形V溝内に向けて押
圧して、この制振鋼板にプレス9曲げ加工を施す制振鋼
板の90度V曲げ加工方法において、前記制振鋼板のV
字状溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/
4の範囲内とし、その内角の角度を100度〜130度
の範囲内とする断面形状に設けられる一方、前記パンチ
の先端部が、80度〜88度の範囲内の角度のv字状の
断面形状を備えるものである。
〔作用〕
本発明者等は、制振鋼板を用いて、シャープで美麗な外
観と高い外郭寸法精度をもつ曲げ製品を得んがため、小
さな曲げRで、しかも“かもめ1現象を発生させること
なく、90度■曲げ加工すべく種々の試行・検討を重ね
てきたものである。
しかし、前述したように、その曲げRを小さくすると、
特に、その中間樹脂層の剪断接着強度を低めて制振効果
を高めた制振鋼板を用いる場合、該制振鋼板の表裏の鋼
板間での線長差がより拡大する一方、中間合成樹脂層の
拘束が高まることより、′かもめ”現象がより顕著に発
生して、所期の曲げ製品を得ることができなかった。
ここで、本発明者等は、°゛かもめ”現象の発生主因に
ついて検討を加えた結果、このような90度V曲げ加工
においては、対象とする制振f4板の曲げ方向にあたる
上面部を、その曲げにより生ずる表裏の鋼板間での線長
差に対応する分量だけ、予め除去しておくことが最も効
果的であるとの結論に達し、更に、これを具現化するた
めの技術的手段を加えて、第1発明をなしたものである
すなわち、第1発明の制振鋼板の90度V曲げ加工方法
においては、予め、制振鋼板の上面に、その深さを該制
振鋼板の全厚さの1ノ2〜3/4の範囲内とし、その内
角の角度を95度〜130度の範囲内とする断面形状の
V字状溝を設け、この制振鋼板を、そのV字状溝部の中
心をダイの成形V溝幅の中心と合致させて、ダイ上に配
置してV曲げ加工することにより、そのV曲げ加工に際
し、上面に設けたV字状溝が潰れて閉塞されるまでの間
、曲げ方向に対して内側の鋼板に作用する而げ方向への
圧縮力を軽減させ、この内側の鋼板が■曲げ中心方向と
逆方向に伸びることを卯制し得る。
また、この制振鋼板のv字状溝部を、ダイの成形V溝内
に向けて押圧するパンチの先端部が、その先端に、制振
鋼板のV字状溝の断面の両玉縁と、該7字状溝の幅中心
におけるその深さの1/4以内の深さ位置とを通る円弧
の半径からなるR部を有するので、このパンチの先端部
は、制振鋼板のV字状溝内にその深さの1/4以上侵入
せず、また、侵入部もV曲げ加工によるV字状溝の狭窄
により早期に抜は出すので、その曲げ加工に際し、制振
鋼板の7字状溝の両側壁の間に、パンチの先端部を介す
る干渉が生じることがない、更に、このパンチの先端部
は、例えば、第1閃すに示すように、制振鋼板の曲げ方
向に対して内側の鋼板を、■曲げ中心に向けて引き込む
作用をなし、この内側の鋼板がV曲げ中心方向と逆な方
向に伸びようとする傾向を抑制する。また、このパンチ
の先端部は、ダイの成形V溝の内角の角度と同角度また
はそれより小さな角度のV字状の断面形状を備えるので
、制振綱板をダイの成形V溝面に沿うように押圧し得る
これらにより、第1発明の90度V曲げ加工方法におい
ては、制振鋼板の表裏の鋼板間に曲げ方向の線長差が生
じることを抑制し得て、その中間の合成樹脂に剪断変形
を起こさせず、もって、制振鋼板を小さな曲げRにて9
0度V曲げ加工した場合も、“かもめ”現象の発生を防
止し得る。
また、述上のように進行するV曲げ加工においては、あ
たかも制振鋼板の曲げ方向に対して外側となる鋼板のみ
の単層板のV曲げ加工の如くに行われるので、その曲げ
に要する押圧力も小さくてすみ、また、前述の従来の制
振鋼板のV曲げ加工において問題とされるように、中間
の合成樹脂の剪断密着強度に、その“かもめ”現象の発
生を左右されることがなく、これにより、中間樹脂層の
剪断密着強度を低めて制振効果を高めた制振鋼板につい
ても、その90度■曲げ加工を“かもめ”現象を生しさ
せることなく達成することができる。
次に、制振鋼板のV字状溝の断面形状の限定理由を述べ
る。制振鋼板に設けるV字状溝の断面形状において、そ
の内角の角度が95度未満であると、■曲げ加工の早期
の段階に、このV字状溝が潰れて閉塞されて所期の目的
が達威し得なくなり、結果として“かもめ”現象が生じ
、一方、130度を超えると、■曲げ加工後に残存する
曲げ部内角の空隙が大きく威り過ぎて外観上の問題が生
じるからである。また、その深さが、該制振鋼板の全厚
さの1/2より浅い場合は、内角の角度を95度未満と
したときと同様な現象を惹起して“かもめ”現象が起こ
り、一方、3/4より深い場合には、有効肉厚が減少し
過ぎて強度上の問題が生じる。
なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、■曲げ加工され
る制振鋼板のスプリングバック特性を考慮して、90度
より小さく設定される。
一方、本発明者等は、7字状溝を設けた制振鋼板を、小
さな曲げRで、90度V曲げ加工するに適するパンチの
先端形状を選定するための模索・試行の過程において、
制振鋼板のV字状溝の内角の角度と、パンチの先端部の
角度とがある相関関係にあるとき、パンチによる制振鋼
板の押圧過程で、ダイの成形V溝内に対するパンチ先端
の侵入量より、制振鋼板の曲げ部下端の侵入量が大きく
なるという現象が生じ、また、このような現象が生じた
例においては、′かもめ”現象が起こらないということ
を知見した。
そこで、本発明者らは、ill振*仮に設けるV字状溝
の断面形状と、この制振鋼板を押圧するパンチの先端部
の角度とを種々に変えたシュミレーションと!認試験を
繰り返して、この現象を、詳細に検討した結果、このこ
とは、第5図に例示するように、その90度V曲げ加工
に際して、制振鋼板の曲げ角度は、ダイの型溝内への被
押込量にほぼ比例して増大するが、このff1I振鋼板
に設けたV字状溝は、その内角の角度を早期の段階で急
速に狭窄させられることに、一つの要因があり、これに
対して、パンチの先端部の角度が十分大きいと、このパ
ンチの先端部とV字状溝との接触が、7字状溝の両上縁
角部における線接触となり、曲げの進行に伴うV字状溝
の狭窄により、比較的小さな抵抗で、パンチの先端部が
V字状溝内から相対的に押し出され、しかも、このパン
チの押圧の影響がv字状溝の両上縁角部のみに限定され
ることより、“かもめ”現象の発生が抑制されることが
判明した。これは、例えば、制振鋼板に、該制振鋼板の
厚さ1/2の深さで、断面の内角の角度を110度とす
るv字状の溝を設け、この制振鋼板りを、その曲げ過程
の説明図である第3図に示すように、先端部の断面の角
度を88度としたパンチPを用いて、ダイスの型溝内に
押圧する場合、該制振鋼FiDが160度に曲げられた
初期の段階において、すでにパンチPの先端部が制振鋼
板りのV字状溝内から相対的に浮き上がり、その後、同
図に示すように、制振鋼板りの曲げ角度の増加に伴い、
制振鋼板りのV字状溝内から相対的に抜は出して行く、
このとき、パンチPの先端部と制振鋼板りの7字状溝と
の接触は、同図で明らかなように、該7字状溝の両上縁
角部との線接触である。また、この場合、当初は制振鋼
板りのV字状溝内にあったパンチPの先端部が、聞げの
進行に伴ってV字状溝内から相対的に抜は出すので、制
振jJJffiDのダイの成形V溝内に対する侵入量が
、パンチPの侵入量より大きくなるという現象として現
れる。
また、この場合は、パンチPの先端Rの半径が小さくて
も良く、また、その曲げに要する押圧力が比較的に小さ
くてすむことも判明した。
一方、上記と同断面形状の9字状の溝を設た制振鋼板り
を、その曲げ過程の説明図である第4図に示すように、
先端部の断面の角度を70度としたパンチPを用いて、
ダイスの型溝内に押圧する場合、該制振鋼板りが160
度に曲げられた初期の段階において、パンチPの先端部
の両側面と、制振鋼板りのv字状溝の両側壁面とが面接
触し、この時点において、パンチPの先端部を介して制
振鋼板りのv字状溝の両側壁間に干渉が起こり、該制振
鋼板りに“かもめ”現象が起こる。また、このように、
パンチPの先端部と制振鋼板りの7字状溝の両側壁面と
の間に面接触が生した例ににおいては、曲げに要する押
圧力が異常に上昇するという現象がしばしば認められた
本発明者等は、上に述べた現象を把握した後、前記シュ
ミレーシランと確認試験結果を整理し、その90度V曲
げの進行に伴い、パンチの先端部が、線接触を保ちなか
ら制振鋼板のV字状溝内から確実に抜は出していく相関
関係にある制振鋼板の7字状溝の断面形状、特にはその
7字状溝の内角の角度と、パンチの先端部の角度とを選
定して、第2発明を完成させたものである。
すなわち、第2発明の制g*板の90度V曲げ加工方法
は、予め、その上面に、深さを該制振鋼板の厚さの1/
2〜3/4の範囲内とし、その内角の角度を100度〜
130度の範囲内とする断面形状のv字状溝を設けた制
振鋼板を、成形V溝を有するダイ上に配置すると共に、
この制振鋼板のV字状溝部を、80度〜88度の範囲内
の角度のv字状の断面形状の先端部を備えるパンチにて
、ダイの成形V溝内に向けて押圧して、この制振綱板に
ブレスV曲げ加工を施すことで、上に述べたように、そ
の曲げ過程において、パンチの先端部を、制振綱板のV
字状溝内から線接触を保ちながら相対的に抜は出させて
、該パンチの先端部を介する干渉を防ぎ、該制振鋼板の
表裏のS+抜板間曲げ方向の線長差が生じることを抑制
し得て、その中間の合成樹脂に剪断変形を起こさせず、
もって、制振鋼板を小さな曲げRにて90度■曲げ加工
した場合にも、“かもめ”現象の発生を防止し得る。
また、そのV曲げ加工は、あたかも制振鋼板の油げ方向
に対して外側となる鋼板のみの単層板のV曲げ加工の如
くに行われるので、その曲げに要する押圧力も小さくて
すみ。また、前述の従来の制振鋼板のV曲げ加工におい
て問題とされるように、中間の合成樹脂の剪断密着強度
に、その゛かもめ”現象の発生を左右されることがなく
、これにより、中間樹脂層の剪断密着強度を低めて制振
効果を高めた制振鋼板についても、その90度■曲げ加
工を“かもめ″現象を生じさせることなく達威すること
ができる。
次に、制振鋼板の7字状溝の断面形状およびパンチの先
端部の断面形状の限定理由を述べる。
制振鋼板に設ける7字状溝の断面形状において、その内
角の角度が100度未満であると、■曲げ加工の早期の
段階に、この7字状溝が潰れて閉塞されて所期の目的が
達威し得なくなるに加え、その初期段階において、パン
チの先端部と制振鋼板のv字状溝との間に面接触が起こ
り、結果として“かもめ”現象が生じ、一方、130度
を超えると、■曲げ加工後に残存する曲げ部内角の空隙
が大きく威り遇ぎて外観上の問題が生じるに加え、その
曲げがある程度進行した段階で、パンチの先端部と制振
鋼板の7字状溝との間に面接触が起こって“かもめ”現
象の発生を招くからである。また、その深さが、該制振
鋼板の全厚さの172より浅い場合は、内角の角度を1
00度未満としたときと同様な現象を惹起して“かもめ
”現象が起こり、一方、3/4より深い場合には、有効
肉厚が減少し過ぎて強度上の問題が生じる。
また、パンチの先端部を、80度未満の角度のV字状の
断面形状にすると、制振鋼板に設ける7字状溝の断面形
状を上記の範囲内のものとしても、前述したように、曲
げの初期段階にて、パンチの先端部と制振鋼板の7字状
溝との間に面接触が起こり、結果として“かもめ”現象
が発生し、一方、88度を超えると、“かもめ”現象の
発生防止には有効であるものの、該パンチに対応するダ
イの成形V溝にスプリングバンク化を設けることができ
なくなるからである。
なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、■曲げ加工され
る制振鋼板のスプリングバック特性を考慮して、90度
より小さく設定される。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
」ユju4桝 第1図a乃至第1図Cは、本実施例の90度V曲げ加工
方法の概念説明図である。なお、本実施例は、前述した
第1発明に則るものである。
第1図a乃至第1図Cにおいて、(+1は制振鋼板であ
って、該制振鋼板(1)は、厚さ0.4msの二枚の鋼
板(la) (lc)の間に厚さ約50μ間の粘弾性合
成樹脂層(lb)を介在させた積層板で、予め、そのV
曲げ対象位置の曲げ方向に対する内側面上に、機械加工
にて、7字状溝(2)を設けたものである。’ (3)
はパンチであって、該パンチ(3)は、その断面形状が
V字状の先端部(3a)を有するもので、ここでは図示
を省略したプレスの加圧・降下部に取付けられたもので
ある。(4)はダイであって、該ダイ(4)は、パンチ
(3)下方の定位置に配設され、パンチ(3)と対向す
る上面に成形V溝(4a)を設けたものである。
本実施例においては、その7字状溝(2)の内角の角度
θ8、深さtおよび内底部の内角先端Rの半径r、を種
々に変えて設けた制振鋼板(1)を準備する一方、ダイ
(4)として、その成形V溝(4a)の内角の角度θ。
を、通常の制振鋼板の90度■曲げ加工に適用される8
8度としたものと、スプリングバックの増加を見込んで
85度としたものとを準備すると共に、そのV字状先端
部(3a)の角度θ、を85度および88度とし、かつ
、その先端が、各制振鋼板に設けたv字状溝内に深さの
1/4以上に侵入し得ないように、その先端Rの半径r
、を2.Ommとしたパンチ(3)を準備した。また、
比較のため、その先端が制振鋼板の7字状溝内に侵入し
得るように先端Rの半径r、を0.2問としたパンチを
合わせて準備した。そして、これらダイ(4)とパンチ
(3)とを種々に組合せて用い、それぞれ異なる断面形
状の7字状溝(2)を設けた制振鋼板(1)に90度V
曲げ加工を施して、そのV曲げ加工に要する押圧荷重を
対比検討すると共に、■曲げ加工後の各制振鋼板(3)
について、“かもめ”現象の有無と発生程度のIiI!
認および外観検査を行った。これらの結果の内の代表的
なものを第1表に例示する。
なお、これら■曲げ加工は、第1図aに示すように、制
振IFi(1)の7字状溝(2)幅中心線Sと、ダイ(
4)の成形V溝(4a)幅中心線Sとを合致させた後、
第2図Cに示すように、パンチ(3)を下降ないしはダ
イ(4)を上昇させて、該1IiII振鋼板(1)をダ
イ(4)の成形■溝(4a)内に押圧することで達成さ
れる。
第一1−表 た折れ曲がりの角度で、両側の内の大きい万の姐そボア
第1表に示すように、第1発明の90度V曲げ加工方法
に則るkl−Na4の実施例のものは、その7字状溝の
内角の角度θ、を95度としたkl例に軽微な“かもめ
”現象が認められた以外は、全て”かもめ”現象の発生
が皆無で所期の良好な形状を示し、得られた製品は、そ
の藺げRは所期の小さな半径であり、シャープで美麗な
外観を示すものであった。また、その■曲げ加工に要す
る押圧荷重は、通常の設計レベルのものであった。
これは、第1図すに示すように、そのV曲げ加工に際し
て、制振鋼板(+)の曲げ方向に対し内側となる鋼板(
1a)の相対してv字状溝(2)の両壁を構成している
面部が、曲げが進んできた段階においても、互いに干渉
し合うことがなく、一方、この制振鋼板(1)を、ダイ
(4)の成形■溝(4a)内に向けて押圧するパンチ(
3)の先端部(3a〉が、制振鋼板(])のv字状溝(
2)内にその深さの1/4を超えて侵入し得ない大きさ
である2、0++Ilの半径r、の先端Rを有し、しか
も、この先端部(3a)が、図中の矢印Aで示すように
、制振鋼板(1)の曲げ方向に対して内側となる鋼板(
1a)を、■曲げ中心に向けて引き込む作用をなすので
、結果として、該制振鋼板(+1の曲げ部近傍のフラン
ジ部における表裏二枚の鋼板(1a)(lb)間のずれ
の発生が抑制されるからである。
一方、パンチ(3)の先端部(3a)先端Rの半径r。
が小さく、このパンチ(3)の先端部(3a)が、その
V曲げ加工に際して、制振鋼板(1)のV字状溝(2)
内に侵入する漱5〜恥8の比較例においては、階5とN
α6の比較例では“かもめ”現象の発生が無かったもの
の、その90度V曲げ加工に要する押圧荷重が、通常の
設計レベルを超える異常に高いものとなり、また、阻7
とNα8の比較例では、その押圧荷重は通常の設計レベ
ルであったものの、これらには顕著な“かもめ”現象が
認められた。
これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板(+)の曲
げ方向に対し内側となる鋼板(1a)の相対して9字状
溝(2)の両壁を構成している面部が、このV字状溝(
2)内に侵入したパンチ(3)の先端部(3a)を介し
て互いに早期に干渉し合って、V曲げ中心と反対側に押
しやられ、結果として、当該制振鋼板(1)の曲げ部近
傍のフランジ部における表裏二枚の鋼板(Ia) (l
b)間にずれが生じたり、または、ある程度圧下が進行
した時点で干渉し合って、当該制振鋼板(+)の曲げ方
向の外側面を、ダイ(4)の成形V溝(4a)の内面に
当接させるに、大きな押圧力を必要とする原因となった
りするからである。
また一方、パンチ(3)の先端部(3a)先端Rの半径
r、を、制振鋼板(1)のV字状溝(2)内に侵入しな
い大きさとする一方、制振鋼板(1)のV字状溝(2)
の内角の角度θ、を90度と狭く設けたNα9の比較例
および制振鋼板(1)のV字状溝(2)の深さをこの制
振鋼板(1)の全厚さのI/4と浅く設けたNα10の
比較例では、その押圧荷重は通常の設計レベルであった
ものの、それぞれに顕著な“かもめ”現象が認められた
。これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板(1)の
V字状溝(2)の両内壁が、早期の段階で互いに面接触
して干渉し合い、そのV字状溝(2)を設ける意味を失
するからである。
且り尖胤明 第2図a乃至第2図Cは、本実施例の90度V曲げ加工
方法の概念説明図である。なお、本実施例は、前述した
第2発明に則るものである。
第2図a乃至第2図Cにおいて、(5)は制振鋼板であ
って、該制振鋼板(5)は、前記第1実施例と同様に、
厚さ0.4m−の二枚の鋼板(5a) (5c)の間に
、厚さ約50μ間の粘弾性合成樹脂層(5b)を介在さ
せた積層板で、予め、そのV曲げ対象位置の曲げ方向に
対する内側面上に、機械加工にて、V字状溝(6)を設
けたものである。(7)はパンチであって、よ亥パンチ
(7)は、その断面形状がV字状の先端部(7a)を有
するもので、ここでは図示を省略したプレスの加圧・降
下部に取付けられたものである。(8)はダイであって
、該ダイ(8)は、パンチ(7)下方の定位置に配設さ
れ、パンチ(7)と対向する上面に成形■溝(8a)を
設けたものである。
本実施例においては、そのV字状溝(6)の内角の角度
θ5、深さLおよび内底部の内角先端Rの半径r、を種
々に変えて設けた制振鋼板(5)を準備する一方、ダイ
(8)として、その成形V溝(8a)の内角の角度θ。
を通常の制振鋼板の90度V曲げ加工に適用される88
度としたものと、スプリングバックの増加を見込んで8
5度としたものとを準備すると共に、そのV字状先端部
(7a)の角度θアを85度〜88度の範囲内とし、か
つ、その先端Rの半径r。
を0.2mmとしたパンチ(7)を準備した。また、比
較のため、そのV字状先端部の角度θ、を75度とたパ
ンチも準備した。そして、これらダイ(8)とパンチ(
7)とを種々に組合せて用い、それぞれ異なる断面形状
のV字状溝(6)を設けた制振鋼板(5)に90度V曲
げ加工を施して、そのV曲げ加工に要する押圧荷重を対
比検討すると共に、■曲げ加工後の各制振a板(5)に
ついて、“かもめ”現象の有無と発生程度の確認および
外観検査を行った。これらの結果の内の代表的なものを
第2表に例示する。
なお、これら■曲げ加工は、第2図aに示すように、制
振鋼板(5)のV字状溝(6)とパンチ(7)の先端部
(7a)とを合致させた後、第2図Cに示すように、パ
ンチ(7)を下降ないしはダイ(8)を上昇させて、該
制振鋼板(5)をダイ(8)の底形V:M(8a)内に
押圧することで達成される。
通UIA 第2表に示すように、第2発明の90度V曲げ加工方法
に則るNo、1〜Nα8の実施例のものは、その9字状
溝の内角の角度θ、を100度および104度としたN
al、k2、漱5例に、軽微な″かもめ”現象が認めら
れた以外は、全て“かもめ0現象の発生が皆無で所期の
良好な形状を示し、得られた製品は、その曲げRは所期
の小さな半径であり、シャープで美麗な外観を示すもの
であった。また、そのV曲げ加工に要する押圧荷重は、
通常の設計レベルのものであった。
また、これらNal〜N[18例では、そのV曲げの過
程において、ダイ(8)の成形V溝(8a)内に対する
パンチ(7)の押し込み量より、制振鋼板(5)の曲げ
部下端の侵入量が大きくなるという現象が認められた。
これは、制振鋼板(5)に設ける9字状溝(6)の断面
形状と、この制振鋼板(5)を押圧するパンチ(7)の
V字状先端部(7a)の断面形状とが、本発明の限定条
件を満足する範囲内にあれば、前述の第3図に示すよう
に、その90度V曲げ加工に際し、制振鋼板(5)に設
けた9字状溝(6)は、その内角の角度θ。
を早期の段階で急速に狭窄させられ、パンチ(7)の先
端部(7a)と9字状溝(6)との接触が、該9字状溝
(6)の両玉縁角部における線接触となり、曲げの進行
に伴う9字状溝(6)の狭窄により、比較的小さな抵抗
で、パンチ(7)の先端部(7a)がv字状溝(6)内
から相対的に押し出されるからである。そして、当初は
制振鋼Fi(5)の9字状溝(6)内にあったパンチ(
7)の先端部(7a)が、曲げの進行に伴って9字状溝
(6)内から抜は出すこにより、その曲げ方向に対し内
側となる鋼板(Ia)の相対して9字状溝(2)の両壁
を構成している面部が、パンチ(7)の先端部(7a)
を介して互いに干渉し合うことがなく、しかも、該パン
チ(7)の押圧の影響が9字状溝(6)の両玉縁角部の
みに限定されるので、結果として“かもめ”現象の発生
が抑制されるのである。また、■字状溝(6)の内角の
角度θ3を、本発明の限定条件の下限近くの角度θ、に
設けたkl、Nα2、Nt15例にて、軽微な“かもめ
”現象が認められたのは、その曲げの初期に、パンチ(
7)の先端部(7a)と制振鋼板(5)のv字状溝(6
)との間に短時間の面接触が生じるためである。このこ
とは、9字状溝の断面形状に係わる本発明の限定条件の
下限値が妥当なものであることを示す。
一方、本発明の限定条件を満足するv字状断面形状のパ
ンチを用いる一方、本発明の限定条件外の断面形状の9
字状溝を設けた制振鋼板を90度V曲げ加工した比較例
(磁9〜1t17の例)、および、その先端部の角度を
75度としたパンチを用い、本発明の限定条件を満足す
る断面形状の9字状溝を設けた制振綱板を90度■曲げ
加工した比較例(klBの例)おいては、いずれも“か
もめ”現象が発生した。特に、制振鋼板の9字状溝の内
角の角度θ、を90度と狭く、かつ、その深さを浅く設
けた阻9の比較例では、大きな“かもめ”現象が発生し
、しかも、その押圧は正常値を超える過大なものであっ
た。また、先端部の角度を75度としたパンチを用いた
kl8の比較例においては、その曲げ加工の初期段階で
、当該制振鋼板のフランジ部に大きな“°かもめ”現象
が発生した。これは、そのVdhげ加工に際して、制振
鋼板の曲げ方向に対し内側となる鋼板の相対してV字状
溝の両壁を構成している面部と、このV字状溝内のパン
チの先端部両面との間に面接触が生し、この制振鋼板の
9字状溝の両壁面部がパンチの先端部を介して、互いに
早期に干渉し合って、■曲げ中心と反対側に押しやられ
、結果として、該制振鋼板(5)の曲げ部近傍のフラン
ジ部における表裏二枚の鋼板(la) (lb)間にず
れが生しるからである。
なお、本実施例においては、パンチの先端Rの半径を0
.2m−とした場合について述べたが、これは−例であ
って、このパンチの先端Rは、制振綱板に設けられるV
字状溝の内角の角度およびその先端Rとの関係にて設定
される。また、シャープな曲げRを得たい場合は、この
パンチの先端Rは小さいほうが良い。
なお、第1および第2実施例に用いた制振鋼板の厚さお
よび積層構成は一例であって、本発明は、これに限定さ
れるものではない。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明に係る制振鋼板の90度V
曲げ加工によれば、“かもめ”現象の発生を確実に卯制
してなお、小さな半径の曲げRをもってV曲げ加工し得
て、シャープで美麗な外観の製品を容易に得ることがで
き、しかも、適用される中間合成樹脂層の剪断接着強度
に影響されることがなく、その中間合成樹脂層の剪断接
着強度を低めてより制振性を高めた制振鋼板についても
容易かつ確実に■曲げ加工を施し得、もって、制振鋼板
の適用範囲のより一層の拡大を可能とするという大きな
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至第1図Cは本発明の第1実施例の制振鋼板
の90度■曲げ方法の概念説明図、第2図a乃至第2図
Cは本発明の第2実施例の制振鋼板の90度■曲げ方法
の概念説明図、第3図は本発明に関わる制振綱板の曲げ
過程の説明図、 第4図は本発明に関わる制振鋼F−の曲げ過程の説明図
、 第5図は本発明に関わる制振鋼板の曲げ挙動を説明する
グラフ、 第6図は従来のV曲げ加工における制振鋼板の“かもめ
”現象の説明図、 第7図は従来の■曲げ金型の説明図、 第8図は従来のvrtbげ方法の説明図、第9図は従来
のV曲げ金型の説明図である。 (1)−制振鋼板、  (2)−V字状溝、(3)−パ
ンチ、   (3a)−先端部、(4)−ダイ、   
 (4aL−成形V溝。 (5)−制振鋼板、  (6)−V字状溝、(7)−パ
ンチ、   (7aL−先端部、(8)−ダイ、   
 (8a)−成形V溝。 第1図a

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼板を、成形
    V溝を有するダイ上に配置すると共に、この制振鋼板の
    V字状溝部を、パンチにて、ダイの成形V溝内に向けて
    押圧して、この制振鋼板にプレスV曲げ加工を施す制振
    鋼板の90度V曲げ加工方法において、前記制振鋼板の
    V字状溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3
    /4の範囲内とし、その内角の角度を95度〜130度
    の範囲内とする断面形状に設けられる一方、前記パンチ
    の先端部が、その先端部中心を前記制振鋼板のV字状溝
    の幅中心に合致させて該先端部を制振鋼板に軽く当接さ
    せるとき、前記制振鋼板のV字状溝の断面の両上縁と、
    該V字状溝の幅中心におけるその深さの1/4以内の深
    さ位置とを通る円弧の半径からなる先端Rを有し、かつ
    前記ダイの成形V溝の内角の角度と同角度またはそれよ
    り小さな角度のV字状の断面形状を備えることを特徴と
    する制振鋼板の90度V曲げ加工方法。
  2. (2)予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼板を、成形
    V溝を有するダイ上に配置すると共に、この制振鋼板の
    V字状溝部を、パンチにて、ダイの成形V溝内に向けて
    押圧して、この制振鋼板にプレスV曲げ加工を施す制振
    鋼板の90度V曲げ加工方法において、前記制振鋼板の
    V字状溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3
    /4の範囲内とし、その内角の角度を100度〜130
    度の範囲内とする断面形状に設けられる一方、前記パン
    チの先端部が、80度〜88度の範囲内の角度のV字状
    の断面形状を備えることを特徴とする制振鋼板の90度
    V曲げ加工方法。
JP1290742A 1989-05-12 1989-11-07 制振鋼板の90度v曲げ加工方法 Granted JPH0377722A (ja)

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JP11926589 1989-05-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12162060B2 (en) 2020-12-17 2024-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing product, punch, manufacturing system, device, and product

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12162060B2 (en) 2020-12-17 2024-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing product, punch, manufacturing system, device, and product

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