JPH0536129B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0536129B2 JPH0536129B2 JP1290742A JP29074289A JPH0536129B2 JP H0536129 B2 JPH0536129 B2 JP H0536129B2 JP 1290742 A JP1290742 A JP 1290742A JP 29074289 A JP29074289 A JP 29074289A JP H0536129 B2 JPH0536129 B2 JP H0536129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- damping steel
- bending
- punch
- shaped groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 185
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 185
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 160
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 126
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 58
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 15
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 13
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 3
- 241000272168 Laridae Species 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、二枚の鋼板の間に振動減衰性能を有
す粘弾性合成樹脂層を介在させてなる制振鋼板の
90度V曲げ加工方法に関するものである。 〔従来の技術〕 二枚の鋼板の間に振動減衰性能を有す粘弾性合
成樹脂層を介在させた制振鋼板は、特に固体伝播
音による騒音の低減に著しい効果を発揮すること
から、家具、電気部品、自動車部品等の部材とし
て、近来その適用範囲が拡大されつつある。ま
た、これら制振鋼板は通常、プレスによるV曲げ
加工を施した後に使用に供されることが多い。 一方、これら制振鋼板を、第6図に示すよう
に、通常の単層金属板のV曲げ加工に適用される
パンチ61とV型ダイ62を用いてV曲げ成形す
ると、当該制振鋼板60が、本来平坦であるべき
フランジ部において、ある角度θをもつて曲げ方
向の反対側に折れ曲がるという現象、いわゆる
“かもめ”現象が発生することが知られている。 この“かもめ”現象は、表裏の鋼板に比して、
著しく剪断変形抵抗の低い樹脂層が中間に存在す
る制振鋼板の構成に起因するもので、単純V曲げ
により表裏の鋼板間に曲げ方向への線長差が生じ
る一方、この線長差による表裏の鋼板間のずれを
中間の合成樹脂層が拘束せんとして、これが曲げ
モーメントとして鋼板に作用するため発生する。 この“かもめ”現象による制振鋼板の形状不良
の発生を防止するため、従来より、そのV曲げ方
法および金型に種々の検討が加えられ、各種の提
案がなされている。これら提案としては、例え
ば、制振鋼板の表裏二枚の鋼板の厚さに差をつ
けると共に、これら鋼板の厚さおよび降伏強度と
中間樹脂の厚さおよび剪断密着強度との相関をあ
る範囲内に規制し、その薄い方の鋼板を曲げ方向
に対し外側にして曲げるV曲げ加工方法(特開昭
60−72724号)、第7図に示すように、パンチ7
1の下降に応動してV字状に角度を変更する鋼板
受72を設けたV曲げ金型(特開昭62−127125
号)、第8図に示すように、V型ダイ82と被
成形制振鋼板80との間に、該被成形制振鋼板8
0より厚い鋼板81を配してV曲げ加工する方法
(特開昭62−127126号)、第9図に示すように、
パンチ91の下降に応動して、対をなしてV字状
に回動する二枚の鋼板受92,93を設けたV曲
げ金型(特開昭62−127127号)等がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 近年、制振鋼板の用途拡大に伴い、その制振効
果をより高めるため、その剪断接着強度をより低
めた中間樹脂層を用いることや、シヤープで美麗
な外観および高い外郭寸法精度を得るため、その
V曲げ部の外側R(以下、曲げRという)をより
小さな半径とすることを要請される場合が、特に
は家庭用電気製品分野等で、多くなりつつある。 しかし、上記従来のV曲げ加工方法およびV曲
げ金型は、それぞれ“かもめ”現象の発生を抑制
する効果が認められるものの、その抑制効果には
限界があり、上記のように、中間樹脂層の剪断接
着強度をより低めるとか、または、その曲げRを
より小さくすることを要求されたときには、これ
ら要請に対応できなくなるという問題がある。 本発明は上記の問題点に鑑み、その曲げRの半
径を小さくしてもなお、“かもめ”現象の発生を
確実に抑制し得、しかも、中間合成樹脂層の剪断
接着強度に影響されることのない制振鋼板の90度
V曲げ加工方法の提供を目的とするものである。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、本発明は以下の
構成としている。 すなわち、その第1発明の制振鋼板の90度V曲
げ加工方法は、予め、上面にV字状溝を設けた制
振鋼板を、成形V溝を有するダイ上に配置すると
共に、この制振鋼板のV字状溝部を、パンチに
て、ダイの成形V溝内に向けて押圧して、この制
振鋼板にプレスV曲げ加工を施す制振鋼板の90度
V曲げ加工方法において、前記制振鋼板のV字状
溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の
範囲内とし、その内角の角度を95度〜130度の範
囲内とする断面形状に設けられる一方、前記パン
チの先端部が、その先端部中心を前記制振鋼板の
V字状溝の幅中心に合致させて該先端部を制振鋼
板に軽く当接させるとき、前記制振鋼板のV字状
溝の断面の両上縁と、該V字状溝の幅中心におけ
るその深さの1/4以内の深さ位置とを通る円弧の
半径からなる先端Rを有し、かつ前記ダイの成形
V溝の内角の角度と同角度またはそれより小さな
角度のV字状の断面形状を備えるものである。 また、その第2発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工方法は、予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼
板を、成形V溝を有するダイ上に配置すると共
に、この制振鋼板のV字状溝部を、パンチにて、
ダイの成形V溝内に向けて押圧して、この制振鋼
板にプレスV曲げ加工を施す制振鋼板の90度V曲
げ加工方法において、前記制振鋼板のV字状溝
が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の範
囲内とし、その内角の角度を100度〜130度の範囲
内とする断面形状に設られる一方、前記パンチの
先端部が、80度〜88度の範囲内の角度のV字状の
断面形状を備えるものである。 〔作 用〕 本発明者等は、制振鋼板を用いて、シヤープで
美麗な外観と高い外郭寸法精度をもつ曲げ製品を
得んがため、小さな曲げRで、しかも“かもめ”
現象を発生させることなく、90度V曲げ加工すべ
く種々の試行・検討を重ねてきたものである。 しかし、前述したように、その曲げRを小さく
すると、特に、その中間樹脂層の剪断接着強度を
低めて制振効果を高めた制振鋼板を用いる場合、
該制振鋼板の表裏の鋼板間での線長差がより拡大
する一方、中間合成樹脂層の拘束が高まることよ
り、“かもめ”現象がより顕著に発生して、所期
の曲げ製品を得ることができなかつた。 ここで、本発明者等は、“かもめ”現象の発生
主因について検討を加えた結果、このような90度
V曲げ加工においては、対象とする制振鋼板の曲
げ方向にあたる上面部を、その曲げにより生ずる
表裏の鋼板間での線長差に対応する分量だけ、予
め除去しておくことが最も効果的であるとの結論
に達し、更に、これを具現化するための技術的手
段を加えて、第1発明をなしたものである。 すなわち、第1発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工方法においては、予め、制振鋼板の上面に、そ
の深さを該制振鋼板の全厚さの1/2〜3/4の範囲内
とし、その内角の角度を95度〜130度の範囲内と
する断面形状のV字状溝を設け、この制振鋼板
を、そのV字状溝幅の中心をダイの成形V溝幅の
中心と合致させて、ダイ上に配置してV曲げ加工
することにより、そのV曲げ加工に際し、上面に
設けたV字状溝が潰れて閉塞されるまでの間、曲
げ方向に対して内側の鋼板に作用する曲げ方向へ
の圧縮力を軽減させ、この内側の鋼板がV曲げ中
心方向と逆方向に伸びることを抑制し得る。 また、この制振鋼板のV字状溝部を、ダイの成
形V溝内に向けて押圧するパンチの先端部が、そ
の先端に、制振鋼板のV字状溝の断面の両上縁
と、該V字状溝の幅中心における深さの1/4以内
の深さ位置とを通る円弧の半径からなるR部を有
するので、このパンチの先端部は、制振鋼板のV
字状溝内にその深さ1/4以上侵入せず、また、侵
入部もV曲げ加工によるV字状溝の狭窄により早
期に抜け出すので、その曲げ加工に際し、制振鋼
板のV字状溝の両側壁の間に、パンチの先端部を
介する干渉が生じることがない。更に、このパン
チの先端部は、例えば、第1図bに示すように、
制振鋼板の曲げ方向に対して内側の鋼板を、V曲
げ中心に向けて引き込む作用をなし、この内側の
鋼板がV曲げ中心方向と逆な方向に伸びようとす
る傾向を抑制する。また、このパンチの先端部
は、ダイの成形V溝の内角の角度と同角度または
それより小さな角度のV字状の断面形状を備える
ので、制振鋼板をダイの成形V溝面に沿うように
押圧し得る。 これらにより、第1発明の90度V曲げ加工方法
においては、制振鋼板の表裏の鋼板間に曲げ方向
の線長差が生じることを抑制し得て、その中間の
合成樹脂に剪断変形を起こさせず、もつて、制振
鋼板を小さな曲げRにて90度V曲げ加工した場合
も、“かもめ”現象の発生を防止し得る。 また、述上のように進行するV曲げ加工におい
ては、あたかも制振鋼板の曲げ方向に対して外側
となる鋼板のみの単層板のV曲げ加工の如くに行
われるので、その曲げに要する押圧力も小さくて
すみ。また、前述の従来の制振鋼板のV曲げ加工
において問題とされるように、中間の合成樹脂の
剪断密着強度に、その“かもめ”現象の発生を左
右されることがなく、これにより、中間樹脂層の
剪断密着強度を低めて制振効果を高めた制振鋼板
についても、その90度V曲げ加工を“かもめ”現
象を生じさせることなく達成することができる。 次に、制振鋼板のV字状溝の断面形状の限定理
由を述べる。制振鋼板に設けるV字状溝の断面形
状において、その内角の角度が95度未満である
と、V曲げ加工の早期の段階に、このV字状溝が
潰れて閉塞されて所期の目的が達成し得なくな
り、結果として“かもめ”現象が生じ、一方、
130度を超えると、V曲げ加工後に残存する曲げ
部内角の空〓が大きく成り過ぎて外観上の問題が
生じるからである。また、その深さが、該制振鋼
板の全厚さの1/2より浅い場合は、内角の角度を
95度未満としたときと同様な現象を惹起して“か
もめ”現象が起こり、一方、3/4より深い場合に
は、有効肉厚が減少し過ぎて強度上の問題が生じ
る。 なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、V曲げ
加工される制振鋼板のスプリングバツク特性を考
慮して、90度より小さく設定される。 一方、本発明者等は、V字状溝を設けた制振鋼
板を、小さな曲げRで、90度V曲げ加工するに適
するパンチの先端形状を選定するための模索・試
行の過程において、制振鋼板のV字状溝の内角の
角度と、パンチの先端部の角度とがある相関関係
にあるとき、パンチによる制振鋼板の押圧過程
で、ダイの成形V溝内に対するパンチ先端の侵入
量より、制振鋼板の曲げ部下端の侵入量が大きく
なるという現象が生じ、また、このような現象が
生じた例においては、“かもめ”現象が起こらな
いということを知見した。 そこで、本発明者らは、制振鋼板に設けるV字
状溝の断面形状と、この制振鋼板を押圧するパン
チの先端部の角度とを種々に変えたシユミレーシ
ヨンと確認試験を繰り返して、この現象を、詳細
に検討した結果、このことは、第5図に例示する
ように、その90度V曲げ加工に際して、制振鋼板
の曲げ角度は、ダイの型溝内への被押込量にほぼ
比例して増大するが、この制振鋼板に設けたV字
状溝は、その内角の角度を早期の段階で急速に狭
窄させられることに、一つの要因があり、これに
対して、パンチの先端部の角度が十分大きいと、
このパンチの先端部とV字状溝との接触が、V字
状溝の両上縁角部における線接触となり、曲げの
進行に伴うV字状溝の狭窄により、比較的小さな
抵抗で、パンチの先端部がV字状溝内から相対的
に押し出され、しかも、このパンチの押圧の影響
がV字状溝の両上縁角部のみに限定されることよ
り、“かもめ”現象の発生が抑制されることが判
明した。これは、例えば、制振鋼板に、該制振鋼
板の厚さ1/2の深さで、断面の内角の角度を10
0度とするV字状の溝を設け、この制振鋼板D
を、その曲げ過程の説明図である第3図に示すよ
うに、先端部の断面の角度を88度としたパンチP
を用いて、ダイの型溝内に押圧する場合、該制振
鋼板Dが160度に曲げられた初期の段階において、
すでにパンチPの先端部が制振鋼板DのV字状溝
内から相対的に浮き上がり、その後、同図に示す
ように、制振鋼板Dの曲げ角度の増加に伴い、制
振鋼板DのV字状溝内から相対的に抜け出して行
く。このとき、パンチPの先端部と制振鋼板Dの
V字状溝との接触は、同図で明らかなように、該
V字状溝の両上縁角部との線接触である。また、
この場合、当初は制振鋼板DのV字状溝内にあつ
たパンチPの先端部が、曲げの進行に伴つてV字
状溝内から相対的に抜出すので、制振鋼板Dのダ
イの成形V溝内に対する侵入量が、パンチPの侵
入量より大きくなるという現象として現れる。 また、この場合は、パンチPの先端Rの半径が
小さくても良く、また、その曲げに要する押圧力
が比較的に小さくてすむことも判明した。 一方、上記と同断面形状のV字状の溝を設た制
振鋼板Dを、その曲げ過程の説明図である第4図
に示すように、先端部の断面の角度を70度とした
パンチPを用いて、ダイスの型溝内に押圧する場
合、該制振鋼板Dが160度に曲げられた初期の段
階において、パンチPの先端部の両側面と、制振
鋼板DのV字状溝の両側壁面とが面接触し、この
時点において、パンチPの先端部を介して制振鋼
板DのV字状溝の両側壁間に干渉が起こり、該制
振鋼板Dに“かもめ”現象が起こる。また、この
ように、パンチPの先端部と制振鋼板DのV字状
溝の両側壁面との間に面接触が生じた例において
は、曲げに要する押圧力が異常に上昇するという
現象がしばしば認められた。 本発明者等は、上に述べた現象を把握した後、
前記シユミレーシヨンと確認試験結果を整理し、
その90度V曲げの進行に伴い、パンチの先端部
が、線接触を保ちながら制振鋼板のV字状溝内か
ら確実に抜け出していく相関関係にある制振鋼板
のV字状溝の断面形状、特にはそのV字状溝の内
角の角度と、パンチの先端部の角度とを選定し
て、第2発明を完成させたものである。 すなわち、第2発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工法は、予め、その上面に、深さを該制振鋼板の
厚さの1/2〜3/2の範囲内とし、その内角の角度を
100度〜130度の範囲内とする断面形状のV字状溝
を設けた制振鋼板を、成形V溝を有するダイ上に
配置すると共に、この制振鋼板のV字状溝部を、
80度〜88度の範囲内の角度のV字状の断面形状の
先端部を備えるパンチにて、ダイの成形V溝内に
向けて押圧して、この制振鋼板にプレスV曲げ加
工を施すことで、上に述べたように、その曲げ過
程において、パンチの先端部を、制振鋼板のV字
状溝内から線接触を保ちながら相対的に抜け出さ
せて、該パンチの先端部を介する干渉を防ぎ、該
制振鋼板の表裏の鋼板間に曲げ方向の線長差が生
じることを抑制し得て、その中間の合成樹脂に剪
断変形を起こさせず、もつて、制振鋼板を小さな
曲げRにて90度V曲げ加工した場合にも、“かも
め”現象の発生を防止し得る。 また、そのV曲げ加工は、あたかも制振鋼板の
曲げ方法に対して外側となる鋼板のみの単層板の
V曲げ加工の如くに行われるので、その曲げに要
する押圧力も小さくてすみ。また、前述の従来の
制振鋼板のV曲げ加工において問題とされるよう
に、中間の合成樹脂の剪断接着強度に、その“か
もめ”現象の発生を左右されることがなく、これ
により、中間樹脂層の剪断密着強度を低めて制振
効果を高めた制振鋼板についても、その90度V曲
げ加工を“かもめ”現象を生じさせることなく達
成することができる。 次に、制振鋼板のV字状溝の断面形状およびパ
ンチの先端部の断面形状の限定理由を述べる。 制振鋼板に設けるV字状溝の断面形状におい
て、その内角の角度が100度未満であると、V曲
げ加工の早期の段階に、このV字状溝が潰れて閉
塞されて所期の目的が達成し得なくなるに加え、
その初期段階において、パンチの先端部と制振鋼
板のV字状溝との間に面接触が起こり、結果とし
て“かもめ”現象が生じ、一方、130度を超える
と、V曲げ加工後に残存する曲げ部内角の空〓が
大きく成り過ぎて外観上の問題が生じるに加え、
その曲げがある程度進行した段階で、パンチの先
端部と制振鋼板のV字状溝との間に面接触が起こ
つて“かもめ”現象の発生を招くからである。ま
た、その深さが、該制振鋼板の全厚さの1/2より
浅い場合は、内角の角度を100度未満としたとき
と同様な現象を惹起して“かもめ”現象が起こ
り、一方、3/4より深い場合には、有効肉厚が減
少し過ぎて強度上の問題が生じる。 また、パンチの先端部を、80度未満の角度のV
字状の断面形状にすると、制振鋼板に設けるV字
状溝の断面形状を上記の範囲内のものとしても、
前述したように、曲げの初期段階にて、パンチの
先端部と制振鋼板のV字状溝との間に面接触が起
こり、結果として“かもめ”現象が発生し、一
方、88度を超えると、“かもめ”現象の発生防止
には有効であるものの、該パンチに対応するダイ
の成形V溝にスプリングバツク代を設けることが
できなくなるからである。 なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、V曲げ
加工される制振鋼板のスプリングバツク特性を考
慮して、90度より小さく設定される。 〔実施例〕 以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 第1実施例 第1図a乃至第1図cは、本実施例の90度V曲
げ加工方法の概念説明図である。なお、本実施例
は、前述した第1発明に則るものである。 第1図a乃至第1図cにおいて、1は制振鋼板
であつて、該制振鋼板1は、厚さ約0.4mm(実厚
さ0.37mm)の二枚の鋼板1a,1cの間に厚さ約
50μmmの粘弾性合成樹脂層1bを介在させてなる
厚さ0.8mmの積層板で、予め、そのV曲げ対象位
置の曲げ方向に対する内側面上に、機械加工に
て、V字状溝2を設けたものである。3はパンチ
であつて、該パンチ3は、その断面形状がV字状
の先端部3aを有するもので、ここでは図示を省
略したプレスの加圧・降下部に取付けられたもの
である。4はダイであつて、該ダイ4は、パンチ
3下方の定位置に配設され、パンチ3と対向する
上面に成形V溝4aを設けたものである。 本実施例においては、そのV字状溝2の内角の
角度θs、深さtおよび内底部の内角先端Rの半径
rsを種々に変えて設けた制振鋼板1を準備する一
方、ダイ4として、その成形V溝4aの内角の角
度θDを、通常の制振鋼板の90度V曲げ加工に適用
される88度としたものと、スプリングバツクの増
加を見込んで85度としたものとを準備すると共
に、そのV字状先端部3aの角度θPを85度とし、
かつ、その先端が、各制振鋼板に設けたV字状溝
内に深さの1/4以上に侵入し得ないように、その
先端Rの半径rpを2.0mmとしたパンチ3を準備し
た。また、比較のため、その先端が制振鋼板のV
字状溝内に侵入し得るように先端Rの半径rpを
0.2mmとしたパンチを合わせて準備した。そして、
これらダイ4とパンチ3とを種々に組合せて用
い、それぞれ異なる断面形状のV字状溝2を設け
た制振鋼板1に90度V曲げ加工を施して、そのV
曲げ加工に要する押圧荷重を対比検討すると共
に、V曲げ加工後の各制振鋼板3について、“か
もめ”現象の有無と発生程度の確認および外観検
査を行つた。これらの結果の内の代表的なものを
第1表に例示する。 なお、これらV曲げ加工は、第1図aに示すよ
うに、制振鋼板1のV字状溝2幅中心線sと、ダ
イ4の成形V溝4a幅中心線Sとを合致させた
後、第2図cに示すように、パンチ3を下降ない
しはダイ4を上昇させて、該制振鋼板1をダイ4
の成形V溝4a内に押圧することで達成される。
す粘弾性合成樹脂層を介在させてなる制振鋼板の
90度V曲げ加工方法に関するものである。 〔従来の技術〕 二枚の鋼板の間に振動減衰性能を有す粘弾性合
成樹脂層を介在させた制振鋼板は、特に固体伝播
音による騒音の低減に著しい効果を発揮すること
から、家具、電気部品、自動車部品等の部材とし
て、近来その適用範囲が拡大されつつある。ま
た、これら制振鋼板は通常、プレスによるV曲げ
加工を施した後に使用に供されることが多い。 一方、これら制振鋼板を、第6図に示すよう
に、通常の単層金属板のV曲げ加工に適用される
パンチ61とV型ダイ62を用いてV曲げ成形す
ると、当該制振鋼板60が、本来平坦であるべき
フランジ部において、ある角度θをもつて曲げ方
向の反対側に折れ曲がるという現象、いわゆる
“かもめ”現象が発生することが知られている。 この“かもめ”現象は、表裏の鋼板に比して、
著しく剪断変形抵抗の低い樹脂層が中間に存在す
る制振鋼板の構成に起因するもので、単純V曲げ
により表裏の鋼板間に曲げ方向への線長差が生じ
る一方、この線長差による表裏の鋼板間のずれを
中間の合成樹脂層が拘束せんとして、これが曲げ
モーメントとして鋼板に作用するため発生する。 この“かもめ”現象による制振鋼板の形状不良
の発生を防止するため、従来より、そのV曲げ方
法および金型に種々の検討が加えられ、各種の提
案がなされている。これら提案としては、例え
ば、制振鋼板の表裏二枚の鋼板の厚さに差をつ
けると共に、これら鋼板の厚さおよび降伏強度と
中間樹脂の厚さおよび剪断密着強度との相関をあ
る範囲内に規制し、その薄い方の鋼板を曲げ方向
に対し外側にして曲げるV曲げ加工方法(特開昭
60−72724号)、第7図に示すように、パンチ7
1の下降に応動してV字状に角度を変更する鋼板
受72を設けたV曲げ金型(特開昭62−127125
号)、第8図に示すように、V型ダイ82と被
成形制振鋼板80との間に、該被成形制振鋼板8
0より厚い鋼板81を配してV曲げ加工する方法
(特開昭62−127126号)、第9図に示すように、
パンチ91の下降に応動して、対をなしてV字状
に回動する二枚の鋼板受92,93を設けたV曲
げ金型(特開昭62−127127号)等がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 近年、制振鋼板の用途拡大に伴い、その制振効
果をより高めるため、その剪断接着強度をより低
めた中間樹脂層を用いることや、シヤープで美麗
な外観および高い外郭寸法精度を得るため、その
V曲げ部の外側R(以下、曲げRという)をより
小さな半径とすることを要請される場合が、特に
は家庭用電気製品分野等で、多くなりつつある。 しかし、上記従来のV曲げ加工方法およびV曲
げ金型は、それぞれ“かもめ”現象の発生を抑制
する効果が認められるものの、その抑制効果には
限界があり、上記のように、中間樹脂層の剪断接
着強度をより低めるとか、または、その曲げRを
より小さくすることを要求されたときには、これ
ら要請に対応できなくなるという問題がある。 本発明は上記の問題点に鑑み、その曲げRの半
径を小さくしてもなお、“かもめ”現象の発生を
確実に抑制し得、しかも、中間合成樹脂層の剪断
接着強度に影響されることのない制振鋼板の90度
V曲げ加工方法の提供を目的とするものである。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、本発明は以下の
構成としている。 すなわち、その第1発明の制振鋼板の90度V曲
げ加工方法は、予め、上面にV字状溝を設けた制
振鋼板を、成形V溝を有するダイ上に配置すると
共に、この制振鋼板のV字状溝部を、パンチに
て、ダイの成形V溝内に向けて押圧して、この制
振鋼板にプレスV曲げ加工を施す制振鋼板の90度
V曲げ加工方法において、前記制振鋼板のV字状
溝が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の
範囲内とし、その内角の角度を95度〜130度の範
囲内とする断面形状に設けられる一方、前記パン
チの先端部が、その先端部中心を前記制振鋼板の
V字状溝の幅中心に合致させて該先端部を制振鋼
板に軽く当接させるとき、前記制振鋼板のV字状
溝の断面の両上縁と、該V字状溝の幅中心におけ
るその深さの1/4以内の深さ位置とを通る円弧の
半径からなる先端Rを有し、かつ前記ダイの成形
V溝の内角の角度と同角度またはそれより小さな
角度のV字状の断面形状を備えるものである。 また、その第2発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工方法は、予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼
板を、成形V溝を有するダイ上に配置すると共
に、この制振鋼板のV字状溝部を、パンチにて、
ダイの成形V溝内に向けて押圧して、この制振鋼
板にプレスV曲げ加工を施す制振鋼板の90度V曲
げ加工方法において、前記制振鋼板のV字状溝
が、その深さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の範
囲内とし、その内角の角度を100度〜130度の範囲
内とする断面形状に設られる一方、前記パンチの
先端部が、80度〜88度の範囲内の角度のV字状の
断面形状を備えるものである。 〔作 用〕 本発明者等は、制振鋼板を用いて、シヤープで
美麗な外観と高い外郭寸法精度をもつ曲げ製品を
得んがため、小さな曲げRで、しかも“かもめ”
現象を発生させることなく、90度V曲げ加工すべ
く種々の試行・検討を重ねてきたものである。 しかし、前述したように、その曲げRを小さく
すると、特に、その中間樹脂層の剪断接着強度を
低めて制振効果を高めた制振鋼板を用いる場合、
該制振鋼板の表裏の鋼板間での線長差がより拡大
する一方、中間合成樹脂層の拘束が高まることよ
り、“かもめ”現象がより顕著に発生して、所期
の曲げ製品を得ることができなかつた。 ここで、本発明者等は、“かもめ”現象の発生
主因について検討を加えた結果、このような90度
V曲げ加工においては、対象とする制振鋼板の曲
げ方向にあたる上面部を、その曲げにより生ずる
表裏の鋼板間での線長差に対応する分量だけ、予
め除去しておくことが最も効果的であるとの結論
に達し、更に、これを具現化するための技術的手
段を加えて、第1発明をなしたものである。 すなわち、第1発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工方法においては、予め、制振鋼板の上面に、そ
の深さを該制振鋼板の全厚さの1/2〜3/4の範囲内
とし、その内角の角度を95度〜130度の範囲内と
する断面形状のV字状溝を設け、この制振鋼板
を、そのV字状溝幅の中心をダイの成形V溝幅の
中心と合致させて、ダイ上に配置してV曲げ加工
することにより、そのV曲げ加工に際し、上面に
設けたV字状溝が潰れて閉塞されるまでの間、曲
げ方向に対して内側の鋼板に作用する曲げ方向へ
の圧縮力を軽減させ、この内側の鋼板がV曲げ中
心方向と逆方向に伸びることを抑制し得る。 また、この制振鋼板のV字状溝部を、ダイの成
形V溝内に向けて押圧するパンチの先端部が、そ
の先端に、制振鋼板のV字状溝の断面の両上縁
と、該V字状溝の幅中心における深さの1/4以内
の深さ位置とを通る円弧の半径からなるR部を有
するので、このパンチの先端部は、制振鋼板のV
字状溝内にその深さ1/4以上侵入せず、また、侵
入部もV曲げ加工によるV字状溝の狭窄により早
期に抜け出すので、その曲げ加工に際し、制振鋼
板のV字状溝の両側壁の間に、パンチの先端部を
介する干渉が生じることがない。更に、このパン
チの先端部は、例えば、第1図bに示すように、
制振鋼板の曲げ方向に対して内側の鋼板を、V曲
げ中心に向けて引き込む作用をなし、この内側の
鋼板がV曲げ中心方向と逆な方向に伸びようとす
る傾向を抑制する。また、このパンチの先端部
は、ダイの成形V溝の内角の角度と同角度または
それより小さな角度のV字状の断面形状を備える
ので、制振鋼板をダイの成形V溝面に沿うように
押圧し得る。 これらにより、第1発明の90度V曲げ加工方法
においては、制振鋼板の表裏の鋼板間に曲げ方向
の線長差が生じることを抑制し得て、その中間の
合成樹脂に剪断変形を起こさせず、もつて、制振
鋼板を小さな曲げRにて90度V曲げ加工した場合
も、“かもめ”現象の発生を防止し得る。 また、述上のように進行するV曲げ加工におい
ては、あたかも制振鋼板の曲げ方向に対して外側
となる鋼板のみの単層板のV曲げ加工の如くに行
われるので、その曲げに要する押圧力も小さくて
すみ。また、前述の従来の制振鋼板のV曲げ加工
において問題とされるように、中間の合成樹脂の
剪断密着強度に、その“かもめ”現象の発生を左
右されることがなく、これにより、中間樹脂層の
剪断密着強度を低めて制振効果を高めた制振鋼板
についても、その90度V曲げ加工を“かもめ”現
象を生じさせることなく達成することができる。 次に、制振鋼板のV字状溝の断面形状の限定理
由を述べる。制振鋼板に設けるV字状溝の断面形
状において、その内角の角度が95度未満である
と、V曲げ加工の早期の段階に、このV字状溝が
潰れて閉塞されて所期の目的が達成し得なくな
り、結果として“かもめ”現象が生じ、一方、
130度を超えると、V曲げ加工後に残存する曲げ
部内角の空〓が大きく成り過ぎて外観上の問題が
生じるからである。また、その深さが、該制振鋼
板の全厚さの1/2より浅い場合は、内角の角度を
95度未満としたときと同様な現象を惹起して“か
もめ”現象が起こり、一方、3/4より深い場合に
は、有効肉厚が減少し過ぎて強度上の問題が生じ
る。 なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、V曲げ
加工される制振鋼板のスプリングバツク特性を考
慮して、90度より小さく設定される。 一方、本発明者等は、V字状溝を設けた制振鋼
板を、小さな曲げRで、90度V曲げ加工するに適
するパンチの先端形状を選定するための模索・試
行の過程において、制振鋼板のV字状溝の内角の
角度と、パンチの先端部の角度とがある相関関係
にあるとき、パンチによる制振鋼板の押圧過程
で、ダイの成形V溝内に対するパンチ先端の侵入
量より、制振鋼板の曲げ部下端の侵入量が大きく
なるという現象が生じ、また、このような現象が
生じた例においては、“かもめ”現象が起こらな
いということを知見した。 そこで、本発明者らは、制振鋼板に設けるV字
状溝の断面形状と、この制振鋼板を押圧するパン
チの先端部の角度とを種々に変えたシユミレーシ
ヨンと確認試験を繰り返して、この現象を、詳細
に検討した結果、このことは、第5図に例示する
ように、その90度V曲げ加工に際して、制振鋼板
の曲げ角度は、ダイの型溝内への被押込量にほぼ
比例して増大するが、この制振鋼板に設けたV字
状溝は、その内角の角度を早期の段階で急速に狭
窄させられることに、一つの要因があり、これに
対して、パンチの先端部の角度が十分大きいと、
このパンチの先端部とV字状溝との接触が、V字
状溝の両上縁角部における線接触となり、曲げの
進行に伴うV字状溝の狭窄により、比較的小さな
抵抗で、パンチの先端部がV字状溝内から相対的
に押し出され、しかも、このパンチの押圧の影響
がV字状溝の両上縁角部のみに限定されることよ
り、“かもめ”現象の発生が抑制されることが判
明した。これは、例えば、制振鋼板に、該制振鋼
板の厚さ1/2の深さで、断面の内角の角度を10
0度とするV字状の溝を設け、この制振鋼板D
を、その曲げ過程の説明図である第3図に示すよ
うに、先端部の断面の角度を88度としたパンチP
を用いて、ダイの型溝内に押圧する場合、該制振
鋼板Dが160度に曲げられた初期の段階において、
すでにパンチPの先端部が制振鋼板DのV字状溝
内から相対的に浮き上がり、その後、同図に示す
ように、制振鋼板Dの曲げ角度の増加に伴い、制
振鋼板DのV字状溝内から相対的に抜け出して行
く。このとき、パンチPの先端部と制振鋼板Dの
V字状溝との接触は、同図で明らかなように、該
V字状溝の両上縁角部との線接触である。また、
この場合、当初は制振鋼板DのV字状溝内にあつ
たパンチPの先端部が、曲げの進行に伴つてV字
状溝内から相対的に抜出すので、制振鋼板Dのダ
イの成形V溝内に対する侵入量が、パンチPの侵
入量より大きくなるという現象として現れる。 また、この場合は、パンチPの先端Rの半径が
小さくても良く、また、その曲げに要する押圧力
が比較的に小さくてすむことも判明した。 一方、上記と同断面形状のV字状の溝を設た制
振鋼板Dを、その曲げ過程の説明図である第4図
に示すように、先端部の断面の角度を70度とした
パンチPを用いて、ダイスの型溝内に押圧する場
合、該制振鋼板Dが160度に曲げられた初期の段
階において、パンチPの先端部の両側面と、制振
鋼板DのV字状溝の両側壁面とが面接触し、この
時点において、パンチPの先端部を介して制振鋼
板DのV字状溝の両側壁間に干渉が起こり、該制
振鋼板Dに“かもめ”現象が起こる。また、この
ように、パンチPの先端部と制振鋼板DのV字状
溝の両側壁面との間に面接触が生じた例において
は、曲げに要する押圧力が異常に上昇するという
現象がしばしば認められた。 本発明者等は、上に述べた現象を把握した後、
前記シユミレーシヨンと確認試験結果を整理し、
その90度V曲げの進行に伴い、パンチの先端部
が、線接触を保ちながら制振鋼板のV字状溝内か
ら確実に抜け出していく相関関係にある制振鋼板
のV字状溝の断面形状、特にはそのV字状溝の内
角の角度と、パンチの先端部の角度とを選定し
て、第2発明を完成させたものである。 すなわち、第2発明の制振鋼板の90度V曲げ加
工法は、予め、その上面に、深さを該制振鋼板の
厚さの1/2〜3/2の範囲内とし、その内角の角度を
100度〜130度の範囲内とする断面形状のV字状溝
を設けた制振鋼板を、成形V溝を有するダイ上に
配置すると共に、この制振鋼板のV字状溝部を、
80度〜88度の範囲内の角度のV字状の断面形状の
先端部を備えるパンチにて、ダイの成形V溝内に
向けて押圧して、この制振鋼板にプレスV曲げ加
工を施すことで、上に述べたように、その曲げ過
程において、パンチの先端部を、制振鋼板のV字
状溝内から線接触を保ちながら相対的に抜け出さ
せて、該パンチの先端部を介する干渉を防ぎ、該
制振鋼板の表裏の鋼板間に曲げ方向の線長差が生
じることを抑制し得て、その中間の合成樹脂に剪
断変形を起こさせず、もつて、制振鋼板を小さな
曲げRにて90度V曲げ加工した場合にも、“かも
め”現象の発生を防止し得る。 また、そのV曲げ加工は、あたかも制振鋼板の
曲げ方法に対して外側となる鋼板のみの単層板の
V曲げ加工の如くに行われるので、その曲げに要
する押圧力も小さくてすみ。また、前述の従来の
制振鋼板のV曲げ加工において問題とされるよう
に、中間の合成樹脂の剪断接着強度に、その“か
もめ”現象の発生を左右されることがなく、これ
により、中間樹脂層の剪断密着強度を低めて制振
効果を高めた制振鋼板についても、その90度V曲
げ加工を“かもめ”現象を生じさせることなく達
成することができる。 次に、制振鋼板のV字状溝の断面形状およびパ
ンチの先端部の断面形状の限定理由を述べる。 制振鋼板に設けるV字状溝の断面形状におい
て、その内角の角度が100度未満であると、V曲
げ加工の早期の段階に、このV字状溝が潰れて閉
塞されて所期の目的が達成し得なくなるに加え、
その初期段階において、パンチの先端部と制振鋼
板のV字状溝との間に面接触が起こり、結果とし
て“かもめ”現象が生じ、一方、130度を超える
と、V曲げ加工後に残存する曲げ部内角の空〓が
大きく成り過ぎて外観上の問題が生じるに加え、
その曲げがある程度進行した段階で、パンチの先
端部と制振鋼板のV字状溝との間に面接触が起こ
つて“かもめ”現象の発生を招くからである。ま
た、その深さが、該制振鋼板の全厚さの1/2より
浅い場合は、内角の角度を100度未満としたとき
と同様な現象を惹起して“かもめ”現象が起こ
り、一方、3/4より深い場合には、有効肉厚が減
少し過ぎて強度上の問題が生じる。 また、パンチの先端部を、80度未満の角度のV
字状の断面形状にすると、制振鋼板に設けるV字
状溝の断面形状を上記の範囲内のものとしても、
前述したように、曲げの初期段階にて、パンチの
先端部と制振鋼板のV字状溝との間に面接触が起
こり、結果として“かもめ”現象が発生し、一
方、88度を超えると、“かもめ”現象の発生防止
には有効であるものの、該パンチに対応するダイ
の成形V溝にスプリングバツク代を設けることが
できなくなるからである。 なお、ダイの成形V溝の内角の角度は、V曲げ
加工される制振鋼板のスプリングバツク特性を考
慮して、90度より小さく設定される。 〔実施例〕 以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 第1実施例 第1図a乃至第1図cは、本実施例の90度V曲
げ加工方法の概念説明図である。なお、本実施例
は、前述した第1発明に則るものである。 第1図a乃至第1図cにおいて、1は制振鋼板
であつて、該制振鋼板1は、厚さ約0.4mm(実厚
さ0.37mm)の二枚の鋼板1a,1cの間に厚さ約
50μmmの粘弾性合成樹脂層1bを介在させてなる
厚さ0.8mmの積層板で、予め、そのV曲げ対象位
置の曲げ方向に対する内側面上に、機械加工に
て、V字状溝2を設けたものである。3はパンチ
であつて、該パンチ3は、その断面形状がV字状
の先端部3aを有するもので、ここでは図示を省
略したプレスの加圧・降下部に取付けられたもの
である。4はダイであつて、該ダイ4は、パンチ
3下方の定位置に配設され、パンチ3と対向する
上面に成形V溝4aを設けたものである。 本実施例においては、そのV字状溝2の内角の
角度θs、深さtおよび内底部の内角先端Rの半径
rsを種々に変えて設けた制振鋼板1を準備する一
方、ダイ4として、その成形V溝4aの内角の角
度θDを、通常の制振鋼板の90度V曲げ加工に適用
される88度としたものと、スプリングバツクの増
加を見込んで85度としたものとを準備すると共
に、そのV字状先端部3aの角度θPを85度とし、
かつ、その先端が、各制振鋼板に設けたV字状溝
内に深さの1/4以上に侵入し得ないように、その
先端Rの半径rpを2.0mmとしたパンチ3を準備し
た。また、比較のため、その先端が制振鋼板のV
字状溝内に侵入し得るように先端Rの半径rpを
0.2mmとしたパンチを合わせて準備した。そして、
これらダイ4とパンチ3とを種々に組合せて用
い、それぞれ異なる断面形状のV字状溝2を設け
た制振鋼板1に90度V曲げ加工を施して、そのV
曲げ加工に要する押圧荷重を対比検討すると共
に、V曲げ加工後の各制振鋼板3について、“か
もめ”現象の有無と発生程度の確認および外観検
査を行つた。これらの結果の内の代表的なものを
第1表に例示する。 なお、これらV曲げ加工は、第1図aに示すよ
うに、制振鋼板1のV字状溝2幅中心線sと、ダ
イ4の成形V溝4a幅中心線Sとを合致させた
後、第2図cに示すように、パンチ3を下降ない
しはダイ4を上昇させて、該制振鋼板1をダイ4
の成形V溝4a内に押圧することで達成される。
【表】
第1表に示すように、第1発明の90度V曲げ加
工方法に則るNo.1〜No.4の実施例のものは、その
V字状溝の内角の角度θsを95度としたNo.1例に軽
微な“かもめ”現象が認められた以外は、全て
“かもめ”現象の発生が皆無で所期の良好な形状
を示し、得られた製品は、その曲げRは所期の小
さな半径であり、シヤープで美麗な外観を示すも
のであつた。また、そのV曲げ加工に要する押圧
荷重は、通常の設計レベルのものであつた。 これは、第1図bに示すように、そのV曲げ加
工に際して、制振鋼板1の曲げ方向に対し内側と
なる鋼板1aの相対してV字状溝2の両壁を構成
している面部が、曲げが進んできた段階において
も、互いに干渉し合うことがなく、一方、この制
振鋼板1を、ダイ4の成形V溝4a内に向けて押
圧するパンチ3の先端部3aが、制振鋼板1のV
字状溝2内にその深さの1/4を超えて侵入し得な
い大きさである2.0mmの半径rpの先端Rを有し、
しかも、この先端部3aが、図中の矢印Aで示す
ように、制振鋼板1の曲げ方向に対して内側とな
る鋼板1aを、V曲げ中心に向けて引き込む作用
をなすので、結果として、該制振鋼板1の曲げ部
近傍のフランジ部における表裏二枚の鋼板1a,
1b間のずれの発生が抑制されるからである。 一方、パンチ3の先端部3a先端Rの半径rpが
小さく、このパンチ3の先端部3aが、そのV曲
げ加工に際して、制振鋼板1のV字状溝2内に侵
入するNo.5〜No.6の比較例においては、“かもめ”
現象の発生は無かつたものの、その90度V曲げ加
工に要する押圧荷重が、通常の設計レベルを超え
る異常に高いものとなつた。 これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板1
の曲げ方向に対し内側となる鋼板1aの相対して
V字状溝2の両壁を構成している面部が、このV
曲げ加工2内に侵入したパンチ3の先端部3aを
介して互いに早期に干渉し合つて、V曲げ中心と
反対側に押しやられ、結果として、当該制振鋼板
1の曲げ部近傍のフランジ部における表裏二枚の
鋼板1a,1b間にずれが生じたり、または、あ
る程度圧下が進行した時点で干渉し合つて、当該
制振鋼板1の曲げ方向の外側面を、ダイ4の成形
V溝4aの内面に当接させるに、大きな押圧力を
必要とする原因となつたりするからである。 また一方、パンチ3の先端部3a先端Rの半径
rpを、制振鋼板1のV字状溝2内に侵入しない大
きさとする一方、制振鋼板1のV字状溝2の内角
の角度θsを90度と狭く設けたNo.7の比較例および
制振鋼板1のV字状溝2の深さをこの制振鋼板1
の厚さの1/4と浅く設けたNo.8の比較例では、そ
の押圧荷重は通常の設計レベルであつたものの、
それぞれに顕著な“かもめ”現象が認められた。
これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板1の
V字状溝2の両内壁が、早期の段階で互いに面接
触して干渉し合い、そのV字状溝2を設ける意味
を失するからである。 第2実施例 第2図a乃至第2図cは、本実施例の90度V曲
げ加工方法の概念説明図である。なお、本実施例
は、前述した第2発明に則るものである。 第2図a乃至第2図cにおいて、5は制振鋼板
であつて、該制振鋼板5は、前記第1実施例と同
様に、厚さ約0.4mm(実厚さ0.37mm)の二枚の鋼
板5a,5cの間に厚さ約50μmmの粘弾性合成樹
脂層5bを介在させてなる厚さ0.8mmの積層板で、
予め、そのV曲げ対象位置の曲げ方向に対する内
側面上に、機械加工にて、V字状溝6を設けたも
のである。7はパンチであつて、該パンチ7は、
その断面形状がV字状の先端部7aを有するもの
で、ここでは図示を省略したプレスの加圧・降下
部に取付けられたものである。8はダイであつ
て、該ダイ8は、パンチ7下方の定位置に配設さ
れ、パンチ7と対向する上面に成形V溝8aを設
けたものである。 本実施例においては、そのV字状溝6の内角の
角度θs、深さtおよび内底部の内角先端Rの半径
rsを種々に変えて設けた制振鋼板5を準備する一
方、ダイ8として、その成形V溝8aの内角の角
度θDを通常の制振鋼板の90度V曲げ加工に適用さ
れる88度としたものと、スプリングバツクの増加
を見込んで85度としたものとを準備すると共に、
そのV字状先端部7aの角度θPを85度〜88度の範
囲内とし、かつ、その先端Rの半径rpを0.2mmと
したパンチ7を準備した。また、比較のため、そ
のV字状先端部の角度θPを75度とたパンチも準備
した。そして、これらダイ8とパンチ7とを種々
に組合せて用い、それぞれ異なる断面形状のV字
状溝6を設けた制振鋼板5に90度V曲げ加工を施
して、そのV曲げ加工に要する押圧荷重を対比検
討すると共に、V曲げ加工後の各制振鋼板5につ
いて、“かもめ”現象の有無と発生程度の確認お
よび外観検査を行つた。これらの結果の内の代表
的なものを第2表に例示する。 なお、これらV曲げ加工は、第2図aに示すよ
うに、制振鋼板5のV字状溝6とパンチ7の先端
部7aとを合致させた後、第2図cに示すよう
に、パンチ7を下降ないしは8を上昇させて、該
制振鋼板5をダイ8の成形V溝8a内に押圧する
ことで達成される。
工方法に則るNo.1〜No.4の実施例のものは、その
V字状溝の内角の角度θsを95度としたNo.1例に軽
微な“かもめ”現象が認められた以外は、全て
“かもめ”現象の発生が皆無で所期の良好な形状
を示し、得られた製品は、その曲げRは所期の小
さな半径であり、シヤープで美麗な外観を示すも
のであつた。また、そのV曲げ加工に要する押圧
荷重は、通常の設計レベルのものであつた。 これは、第1図bに示すように、そのV曲げ加
工に際して、制振鋼板1の曲げ方向に対し内側と
なる鋼板1aの相対してV字状溝2の両壁を構成
している面部が、曲げが進んできた段階において
も、互いに干渉し合うことがなく、一方、この制
振鋼板1を、ダイ4の成形V溝4a内に向けて押
圧するパンチ3の先端部3aが、制振鋼板1のV
字状溝2内にその深さの1/4を超えて侵入し得な
い大きさである2.0mmの半径rpの先端Rを有し、
しかも、この先端部3aが、図中の矢印Aで示す
ように、制振鋼板1の曲げ方向に対して内側とな
る鋼板1aを、V曲げ中心に向けて引き込む作用
をなすので、結果として、該制振鋼板1の曲げ部
近傍のフランジ部における表裏二枚の鋼板1a,
1b間のずれの発生が抑制されるからである。 一方、パンチ3の先端部3a先端Rの半径rpが
小さく、このパンチ3の先端部3aが、そのV曲
げ加工に際して、制振鋼板1のV字状溝2内に侵
入するNo.5〜No.6の比較例においては、“かもめ”
現象の発生は無かつたものの、その90度V曲げ加
工に要する押圧荷重が、通常の設計レベルを超え
る異常に高いものとなつた。 これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板1
の曲げ方向に対し内側となる鋼板1aの相対して
V字状溝2の両壁を構成している面部が、このV
曲げ加工2内に侵入したパンチ3の先端部3aを
介して互いに早期に干渉し合つて、V曲げ中心と
反対側に押しやられ、結果として、当該制振鋼板
1の曲げ部近傍のフランジ部における表裏二枚の
鋼板1a,1b間にずれが生じたり、または、あ
る程度圧下が進行した時点で干渉し合つて、当該
制振鋼板1の曲げ方向の外側面を、ダイ4の成形
V溝4aの内面に当接させるに、大きな押圧力を
必要とする原因となつたりするからである。 また一方、パンチ3の先端部3a先端Rの半径
rpを、制振鋼板1のV字状溝2内に侵入しない大
きさとする一方、制振鋼板1のV字状溝2の内角
の角度θsを90度と狭く設けたNo.7の比較例および
制振鋼板1のV字状溝2の深さをこの制振鋼板1
の厚さの1/4と浅く設けたNo.8の比較例では、そ
の押圧荷重は通常の設計レベルであつたものの、
それぞれに顕著な“かもめ”現象が認められた。
これは、そのV曲げ加工に際して、制振鋼板1の
V字状溝2の両内壁が、早期の段階で互いに面接
触して干渉し合い、そのV字状溝2を設ける意味
を失するからである。 第2実施例 第2図a乃至第2図cは、本実施例の90度V曲
げ加工方法の概念説明図である。なお、本実施例
は、前述した第2発明に則るものである。 第2図a乃至第2図cにおいて、5は制振鋼板
であつて、該制振鋼板5は、前記第1実施例と同
様に、厚さ約0.4mm(実厚さ0.37mm)の二枚の鋼
板5a,5cの間に厚さ約50μmmの粘弾性合成樹
脂層5bを介在させてなる厚さ0.8mmの積層板で、
予め、そのV曲げ対象位置の曲げ方向に対する内
側面上に、機械加工にて、V字状溝6を設けたも
のである。7はパンチであつて、該パンチ7は、
その断面形状がV字状の先端部7aを有するもの
で、ここでは図示を省略したプレスの加圧・降下
部に取付けられたものである。8はダイであつ
て、該ダイ8は、パンチ7下方の定位置に配設さ
れ、パンチ7と対向する上面に成形V溝8aを設
けたものである。 本実施例においては、そのV字状溝6の内角の
角度θs、深さtおよび内底部の内角先端Rの半径
rsを種々に変えて設けた制振鋼板5を準備する一
方、ダイ8として、その成形V溝8aの内角の角
度θDを通常の制振鋼板の90度V曲げ加工に適用さ
れる88度としたものと、スプリングバツクの増加
を見込んで85度としたものとを準備すると共に、
そのV字状先端部7aの角度θPを85度〜88度の範
囲内とし、かつ、その先端Rの半径rpを0.2mmと
したパンチ7を準備した。また、比較のため、そ
のV字状先端部の角度θPを75度とたパンチも準備
した。そして、これらダイ8とパンチ7とを種々
に組合せて用い、それぞれ異なる断面形状のV字
状溝6を設けた制振鋼板5に90度V曲げ加工を施
して、そのV曲げ加工に要する押圧荷重を対比検
討すると共に、V曲げ加工後の各制振鋼板5につ
いて、“かもめ”現象の有無と発生程度の確認お
よび外観検査を行つた。これらの結果の内の代表
的なものを第2表に例示する。 なお、これらV曲げ加工は、第2図aに示すよ
うに、制振鋼板5のV字状溝6とパンチ7の先端
部7aとを合致させた後、第2図cに示すよう
に、パンチ7を下降ないしは8を上昇させて、該
制振鋼板5をダイ8の成形V溝8a内に押圧する
ことで達成される。
【表】
以上に述べたように、本発明に係る制振鋼板の
90度V曲げ加工によれば、“かもめ”現象の発生
を確実に抑制してなお、小さな半径の曲げRをも
つてV曲げ加工し得て、シヤープで美麗な外観の
製品を容易に得ることができ、しかも、適用され
る中間合成樹脂層の剪断接着強度に影響されるこ
とがなく、その中間合成樹脂層の剪断接着強度を
低めてより制振性を高めた制振鋼板についても容
易かつ確実にV曲げ加工を施し得、もつて、制振
鋼板の適用範囲のより一層の拡大を可能とすると
いう大きな効果を得ることができる。
90度V曲げ加工によれば、“かもめ”現象の発生
を確実に抑制してなお、小さな半径の曲げRをも
つてV曲げ加工し得て、シヤープで美麗な外観の
製品を容易に得ることができ、しかも、適用され
る中間合成樹脂層の剪断接着強度に影響されるこ
とがなく、その中間合成樹脂層の剪断接着強度を
低めてより制振性を高めた制振鋼板についても容
易かつ確実にV曲げ加工を施し得、もつて、制振
鋼板の適用範囲のより一層の拡大を可能とすると
いう大きな効果を得ることができる。
第1図a乃至第1図cは本発明の第1実施例の
制振鋼板の90度V曲げ方法の概念説明図、第2図
a乃至第2図cは本発明の第2実施例の制振鋼板
の90度V曲げ方法の概念説図、第3図は本発明に
関わる制振鋼板の曲げ過程の説明図、第4図は本
発明に関わる制振鋼板の曲げ過程の説明図、第5
図は本発明に関わる制振鋼板の曲げ挙動を説明す
るグラフ、第6図は従来のV曲げ加工における制
振鋼板の“かもめ”現象の説明図、第7図は従来
のV曲げ金型の説明図、第8図は従来のV曲げ方
法の説明図、第9図は従来のV曲げ金型の説明図
である。 1……制振鋼板、2……V字状溝、3……パン
チ、3a……先端部、4……ダイ、4a……成形
V溝、5……制振鋼板、6……V字状溝、7……
パンチ、7a……先端部、8……ダイ、8a……
成形V溝。
制振鋼板の90度V曲げ方法の概念説明図、第2図
a乃至第2図cは本発明の第2実施例の制振鋼板
の90度V曲げ方法の概念説図、第3図は本発明に
関わる制振鋼板の曲げ過程の説明図、第4図は本
発明に関わる制振鋼板の曲げ過程の説明図、第5
図は本発明に関わる制振鋼板の曲げ挙動を説明す
るグラフ、第6図は従来のV曲げ加工における制
振鋼板の“かもめ”現象の説明図、第7図は従来
のV曲げ金型の説明図、第8図は従来のV曲げ方
法の説明図、第9図は従来のV曲げ金型の説明図
である。 1……制振鋼板、2……V字状溝、3……パン
チ、3a……先端部、4……ダイ、4a……成形
V溝、5……制振鋼板、6……V字状溝、7……
パンチ、7a……先端部、8……ダイ、8a……
成形V溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼板を、
成形V溝を有するダイ上に配置すると共に、この
制振鋼板のV字状溝部を、パンチにて、ダイの成
形V溝内に向けて押圧して、この制振鋼板にプレ
スV曲げ加工を施す制振鋼板の90度V曲げ加工方
法において、前記制振鋼板のV字状溝が、その深
さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の範囲内とし、
その内角の角度を95度〜130度の範囲内とする断
面形状に設られる一方、前記パンチの先端部が、
その先端部中心を前記制振鋼板のV字状溝の幅中
心に合致させて該先端部を制振鋼板に軽く当接さ
せるとき、前記制振鋼板のV字状溝の断面の両上
縁と、該V字状溝の幅中心におけるその深さの1/
4以内の深さ位置とを通る円弧の半径からなる先
端Rを有し、かつ前記ダイの成形V溝の内角の角
度と同角度またはそれより小さな角度のV字状の
断面形状を備えることを特徴とする制振鋼板の90
度V曲げ加工方法。 2 予め、上面にV字状溝を設けた制振鋼板を、
成形V溝を有するダイ上に配置すると共に、この
制振鋼板のV字状溝部を、パンチにて、ダイの成
形V溝内に向けて押圧して、この制振鋼板にプレ
スV曲げ加工を施す制振鋼板の90度V曲げ加工方
法において、前記制振鋼板のV字状溝が、その深
さを該制振鋼板の厚さの1/2〜3/4の範囲内とし、
その内角の角度を100度〜130度の範囲内とする断
面形状に設けられる一方、前記パンチの先端部
が、80度〜88度の範囲内の角度のV字状の断面形
状を備えることを特徴とする制振鋼板の90度V曲
げ加工方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1-119265 | 1989-05-12 | ||
| JP11926589 | 1989-05-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0377722A JPH0377722A (ja) | 1991-04-03 |
| JPH0536129B2 true JPH0536129B2 (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=14757064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1290742A Granted JPH0377722A (ja) | 1989-05-12 | 1989-11-07 | 制振鋼板の90度v曲げ加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0377722A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022096191A (ja) | 2020-12-17 | 2022-06-29 | キヤノン株式会社 | 物品の製造方法、パンチ、製造システム、及び物品 |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1290742A patent/JPH0377722A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0377722A (ja) | 1991-04-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE112011102045T5 (de) | Schalldämpfender Flicken | |
| EP3576118B1 (en) | Capacitor and method for manufacturing same | |
| WO1993009890A1 (en) | Improving fatigue life of holes | |
| JPH0155056B2 (ja) | ||
| CN113365752B (zh) | 冲压部件的制造方法以及坯料的制造方法 | |
| DE10060421C2 (de) | Aus einer Aluminiumlegierung hergestellter Festsitz-Niet | |
| KR20240046543A (ko) | 금속판의 지연 파괴 특성 개선 방법, 블랭크재의 제조 방법, 프레스 성형품의 제조 방법 및, 프레스 성형품 | |
| US1925753A (en) | Process of making nuts | |
| JP3228510B2 (ja) | ベベルギア軸部の製造方法 | |
| JPH0536129B2 (ja) | ||
| KR102348564B1 (ko) | 전단 방법 | |
| JPH0368770B2 (ja) | ||
| JP4987362B2 (ja) | ハット型金属製部品とその製造方法 | |
| JP4943393B2 (ja) | 打ち抜き後のコイニング加工方法及びコイニング加工用パンチ | |
| JP2007283404A (ja) | 金属製板状体と柱状体とのカシメ組付品およびその製造方法、並びに製造装置。 | |
| JPH0657325A (ja) | せん断加工部分を有する高強度板材の疲労強度改善方法 | |
| JP2827632B2 (ja) | 傾斜パネル用穴抜き型 | |
| JPH04327322A (ja) | 穴抜き型 | |
| JP5145689B2 (ja) | ハット型金属製部品のプレス成形用ブランク | |
| JP7778023B2 (ja) | スタビライザの製造方法および母材 | |
| JPH0751757A (ja) | プレス成形装置およびプレス成形方法 | |
| WO2025134922A1 (ja) | 金属製部品の製造方法及び金属製部品 | |
| KR20250153239A (ko) | 금속제 가공품의 제조 방법 및 금속제 가공품 | |
| EP0999376A2 (de) | Verfahren zur Herstellung eines Bremsbelagträgers | |
| JPS62155333A (ja) | ユニバ−サルジヨイント用ヨ−ク |