JPH0377730A - クロス凹凸模様付金属箔とその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

クロス凹凸模様付金属箔とその製造方法並びに製造装置

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JPH0377730A
JPH0377730A JP22966689A JP22966689A JPH0377730A JP H0377730 A JPH0377730 A JP H0377730A JP 22966689 A JP22966689 A JP 22966689A JP 22966689 A JP22966689 A JP 22966689A JP H0377730 A JPH0377730 A JP H0377730A
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JP
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waveform
metal foil
roll
stage
cross
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JP22966689A
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English (en)
Inventor
Kazuo Aoki
和雄 青木
Shinya Ikawa
伊川 信也
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家庭用品、家電製品等の外部ケース等に使用
すれば意匠性、触感性、物理的強度等に優れたクロスし
た凹凸模様が付された金属箔とその製造方法並びに製造
装置に関する。
(従来の技術) 一般に、薄肉の金属製のシート状物は、家庭用品、家電
製品等の外部ケース等に多用されているが、一般的には
、シート状のままで使用されている。特定の場合には、
パンチングやラス加工が施こされ、孔のおいているもの
もあるが、基本的には、シート状のものである。
特に、この金属製のシート状物の内、その厚さが0.1
5mg+以下のものを金属箔といい、0.15m−を超
えたものは、薄板と称されている。
最近では、軽量性、加工の容易性から、薄肉の金属製の
シート状物である金属箔が多用されているが、この金属
箔は、加工に耐える十分な厚さや伸び量の確保は難しい
とされている。
(発明が解決しようとする課題) したがって、この金属箔は、薄肉で剛性がないことから
、シート状のままで外部ケース等のように荷重の加わる
部分に使用する場合には、実用に供する範囲が大巾に限
定されることになり、汎用性の乏しいものとなる。
そこで、本発明者等は、この金属箔にストライブ状の凹
凸模様を形成し、剛性を高めたものを既に提案したが、
このような金属箔は、一方向荷重に対しては剛性がある
ものの、二方向から荷重が加わるものの場合には、強度
不足となり、その使用はやはり限定され汎用性の乏しい
ものとなっている。
このため、縦と横の両方に模様を付した、いわゆるクロ
ス模様とすることも考えられるが、このような模様を付
す場合には、−度に形成することは難しく、金属箔には
、われやしわが生じ易く、成形加工が困難で、未だこの
ように模様を付した金属箔は出現していないというのが
実情である。
因みに、厚さが0.15III*超の薄板は、剛性のあ
る材料であることから、クロスした模様を付す場合にも
、製造コスト、作業性の面で不利となるが、特別強固な
治具や金型を使用すれば、前記模様を付すことも可能で
ある。
かかるクロスした模様は、視覚的にも触覚的にも優れた
ものであり、この模様が金属箔に付されれば、前述した
金属箔の利点も加味されて、−層商品価値を高める材料
が得られることになることから、クロスした模様が付さ
れた金属箔の出現が期待されている。
そこで、本発明者等は、クロスした模様を付した金属箔
を形成するに当り、まず、プレスによる成形を試た。こ
の成形に当り、クロスした模様の一つの形態として、こ
のクロスの角度が直角の場合、つまり、井桁状の凹凸模
様を付すことを試た。
波高1.5■、ピッチ1.0關の井桁状凹凸模様を付し
たした一対のプレス用金型間に、0.01〜0.15m
鵬の種々の厚さの金属箔をセットしてプレス加工を試た
この結果、熱処理を施したもの程、割れは少なかったが
、概して、薄肉のものほど多数の割れが発生し、厚いも
のでも部分的に割れが散見された。
これは、プレス加工時に金属箔が全面にわたり拘束され
た状態となり、縦横の方向に伸縮する自由度がなく、し
かもこの金属箔自体が凹凸を付すために必要な十分な伸
び量の確保が期待で°きないためと考えられる。
次に、1曹−以上の薄板に通常適用される、いわゆるエ
ンボス加工と称される方法を金属箔に対しても適用して
成形を試た。このエンボス加工は、一対のロールにより
板を挟圧する方法であるが、この加工用のロールとして
、波形高さが、1.5m−1波形ピツチが2. 0mm
の凹凸模様を付し、これを一対軸平行に設け、金属箔の
板厚に合せてロール間の間隙を変化させて成形を行なっ
た。
このエンボス加工においては、金属箔は、少なくとも送
り方向においては拘束されず、変形の自由度が残されて
いることになることから、前記プレス加工よりも、金属
箔は自由度が大きく、成形性は向上したが、われに対す
る傾向としては、前記プレス加工のものと同様であった
。このわれの傾向としては、金属箔の幅方向に送り方向
と平行なわれが出る傾向があった。
さらに、薄板の加工において適用されている多段ローラ
法による波形加工を試た。
この加工方法は、金属箔の送り方向に平行な波形を付す
る方法で、突部を有する上ロールと凹部を有する下ロー
ルの凹凸を合致するように配置し、金属箔の幅方向(送
り方向に直角の方向)の拘束を自由にしておき、前記送
り方向下流側程上下ロールの突部と凹部の個数を漸増さ
せ、最終的には、幅方向全体に設けるようにしたもので
、前記波形を次第に増加して形成するようにしたもので
ある。
このようにすれば、多数の波付はローラが必要となり、
装置全体も大型化し、コスト的にも不利となる。
本発明は、上述した従来技術に伴う欠点、問題点に鑑み
てなされたもので、成形加工時に破断したり、簡単にし
わ等が発生せず、成形時の装置も小形化でき、コスト的
にも有利で、しかも取扱いも容易な、意匠性、触感性、
物理的強度等に優れたクロスした模様が付された金属箔
とその製造方法並びに製造装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための第1の発明は、比較的剛性を
有しかつ延性のある金属材料であって、厚さが0. 0
4o+−以上で0.15m5以下の金属箔に、波形高さ
が0.3+am以上1.5a+m以下で、かつ波形ピッ
チが0.5mm以上15mm以下の凹凸波形を縦横に形
成したことを特徴とするクロス凹凸模様付金属箔である
第2の発明は、比較的剛性を有しかつ延性のある金属材
料であって、厚さが0.04mm以上で0.15+u以
下の金属箔に、波形高さが0.3mm以上1.5mm以
下で、かつ波形ピッチが0.5mm以上15−以下の凹
凸波形を形成するに当り、まず第1段目のロールで金属
箔の送り方向に対し直交するように形成し、次に第2段
目のロールで第1段目のロールによって付された波形と
交差する波形を付するようにしたことを特徴とするクロ
ス凹凸模様付金属箔の製造方法である。
第3の発明は、比較的剛性を有しかつ延性のある金属材
料であって、厚さが0.04aue以上で0.15+−
以下の金属箔に、波形高さが0.:3+−以上1.5m
+e以下で、かつ波形ピッチが0.5mm以上15mm
以下の凹凸波形を、前記金属箔の送り方向に対し直交す
るように形成する軸方向凹凸部が周面に形成された第1
段目のロールと、この第1段目のロールの前記送り方向
の下流側に設けられ、前記凹凸波形をクロスして押し潰
すように形成された周方向凹凸部を有する第2段目のロ
ールとを有するクロス凹凸模様付金属箔の製造装置であ
る。
第4の発明は、前記第2段目のロールが、前記第1段目
のロールの周面に付された波形状凹凸部と同二乃至やや
高目の波形高さを有しかつ同一の波形ピッチを有する軸
方向に伸延する第1波形状凹凸部と、この第1波形状凹
凸部とクロスしかつ前記凹凸波形を押し潰す第2波形状
凹凸部とが形成された第2段目のロールとを有するクロ
ス凹凸模様付金属箔の製造装置である。
(作用) 第1発明による金属箔は、所定厚さの金属箔に、所定波
形高さ及び波形ピッチの波形をクロスして形成した凹凸
模様を有するものであるので、上下左右あるいは垂直方
向からの荷重に対して、座屈を起すことなく対抗するこ
とができ、優れた剛性を発揮し、汎用性のある意匠的に
も優れた金属箔とすることができる。
第2の発明によるクロス凹凸模様付金属箔の製造方法は
、所定の厚さの金属箔に、所定の波形高さ及び波形ピッ
チの凹凸波形を形成するに当り、まず第1段目のロール
により縦波を付した後に、第2段目のロールによりこの
波形と交差する波形を付すので、第1段目のロール成形
時に金属箔が送り方向に対し横方向にずれを生じること
なく波彫加工を行なうことができ、次にクロス波形を第
1段目の波形を押し潰しつつ形成するので、クロス模様
の形成が容易になる。
また、第3発明のようにすれば、所定厚さの金属箔に、
所定の波形高さ及び波形ピッチの凹凸波形を、まず第1
段目のロールで金属箔の送り方向に対し直交するように
形成し、次に第2段目のロールで第1段目のロールによ
る波形と交差する波形を形成するようにしたので、送り
方向に対し横方向にずれを生じることなく成形でき、し
かもこの第1段目の波形を押し潰しつつ第2段目の波形
加工を行なうので、金属箔に破れ、しわ等が生じること
なくクロスした凹凸模様を確実に付すことが可能となり
、また、この成形によって金属箔が大巾に縮むこともな
く、材料を浪費することもない。さらに、このようにす
れば、装置自体もコンパクトなものとなり、コスト的に
も有利となる。
第4発明のようにすれば、第1段目のロールの軸方向凹
凸部で金属箔の送り方向に対し直交するように形成した
凹凸波形を利用して、第2段目のロールの軸方向凹凸部
相互間に噛み込むようにして金属箔を挟持し、金属箔の
送りをかけ、次に周方向凹凸部によって前記凹凸波形に
対しクロスした凹凸波形を押し潰しつつ形成するので、
金属箔の送り方向の長さが送り方向において第1段目の
ロールにより形成した状態とほぼ同一の長さで形成でき
、しかも金属箔に破れ、しわ等が生じることなくクロス
した凹凸模様を確実に付すことが可能となる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す金属箔の斜視図、第2
図は第1図の要部を示す拡大断面図、第3図は本発明に
係る製造方法に使用される製造装置の第1実施例を示す
概略斜視図、第4図は各段階の金属箔の状態を示す概略
平面図、第5図は同実施例の実験結果を示す表である。
まず、本発明の一実施例に係る金属箔について説明する
本実施例の金属箔は、例えば、ステンレス、鉄、チタン
、銅、アルミニウムあるいはこれらと他の金属との合金
等のように、比較的剛性を有しかつ延性のある金属材料
を使用しており1.下記の3つの条件を満足するクロス
した模様、本実施例の場合はクロスする角度が直角で、
いわゆる井桁状の模様が付されたものである。
この井桁状凹凸模様が付された金属箔の諸条件を第1,
2図を参照して説明すれば、 1)厚さtが0.04*−以上で0.15mm以下、2
)波形高さhが0.3−一以上で1.5mm以下、3)
波形ピッチpが0.5−一以上で15mm以下、である
まず、第1の条件について、 本考案は、金属箔であるために、厚さtが0.15sn
以下であることが必要となる。なお、0.15s+m超
の薄板を用いると、板としての剛性は強くなり、波形を
交差して施す場合や加工後に筒状や打ち抜き加工を施す
際に、特別強固な治具や金型等を使用しなければならず
製作費に加え作業性が悪くなる。
一方、あまり薄いものにすると、波形加工時に破断した
り、簡単にしわが発生することになり、取扱いが難しく
なるという理由の他に、金属箔自体の剛性も弱いことか
ら実用性を損う恐れがある。
したがって、実用的な好ましい厚さとして前記範囲の金
属箔としたのである。
次に、第2.3の条件について、 波形高さhと波形ピッチpは、金属箔1の剛性の発現と
作業性にきわめて大きな影響を及ぼし、一般的には、波
形高さhが大きく、波形ピッチpが小さい程、剛性は強
くなるとされている。
しかし、これは、金属箔1の使用量が増加し製造コスト
的に不利となり、実用的な面で好ましくない。また、波
形高さhが大きくなることは、見掛は上板厚tが厚くな
ったことに等しく、後述する製造方法における2段目の
ロールで波形加工を施す際、上、下の間隙が大きくなり
、1段目のロールで波形加工が施された金属箔1が挿入
できなくなり、作業性が悪くなる。
他方、波形高さhが0.3+am未満でピッチが15s
n超になると、略平坦状となり、波形加工はし易くなる
が、通常のシート状金属箔と剛性が変らず、実用性の点
で問題が生じる。
また、波形高さhが1.51■超で波形ピッチが0.5
mm未満の加工は極めて難しく、割れの発生が多く、剛
性及び耐久性に問題があり、装飾性の面でも極めて感応
的要素が入るが、好ましいものではない。
そこで、本発明における適性な範囲として、後述する諸
々の評価基準を総合的に判断して波形高さhが0.3I
I11以上、1.5mm以下、そして波形ピッチPが0
.5mmmm以上15m++丁以下ている。
このような範囲で特定される井桁状凹凸模様が付与され
た金属箔は、板面に対し垂直方向から作用する力、つま
り実用に際しての通常の外力とか、板に座屈を起させる
ように作用する外力に対しても剛性を有することになり
、このような金属箔を利用して成形した物は、意匠性、
触感性、物理的強度等に優れたものとなる。
次に、前記井桁状凹凸模様付金属箔の製造方法について
説明する。
この製造方法は、前記所定の金属箔1に、前述した所定
値の波形高さh及び波形ピッチpのクロスした凹凸模様
を形成するために、まず第1段目のロールR1で金属箔
1の送り方向りに対し直交する凹凸波形(いわゆる縦波
)を形成し、次に第2段目のロールR2で第1段目のロ
ールR1によった付された凹凸波形と交差するように凹
凸波形(いわゆる横波)を付し、全体としてクロスした
凹凸波形の模様を形成するようにしたものである。
この製造方法を第3図に示す製造装置の第1実施例を参
照しつつ説明すれば、前記製造方法の縦波を形成するた
めに、この製造装置では、前記金属箔1に軸直角断面が
歯車形状をしたもの、つまり軸方向に伸延する溝部と突
部が周方向に交互に形成された波形状凹凸部(以下軸方
向凹凸部Ogと称す)が周面に形成されたロール2.2
を相互に近接して一対配置し、これを第1段目のロール
R1としている。
なお、この軸方向凹凸部Ogの波形高さはhlであり、
波形ピッチはpIである。
次に、横波を形成するために、円周方向に伸延する溝部
と突部が交互に形成された波形状凹凸部(以下周方向凹
凸部Osと称す)が周面に形成されたロール3,3を相
互に近接して一対配置し、これを第2段目のロールR2
とする。
なお、この軸方向凹凸部Osの波形高さはh2であり、
波形ピッチはp2である。
そして、これら両ロールR,,R2を、それぞれ所定の
駆動装置を用いてそれぞれ矢印方向に回転し、金属箔1
を図上右から左(以下送り方向を白抜き′矢印りで表示
する)に向けて送るようになっている。
特に、この製造方法で重要な点は、まず、第1段目のロ
ールR,において、付された凹凸波形が金属箔1の送、
り方向りに対してその稜線が直交するように波付けるこ
と、つまり縦波を付すことであり、この第1段目のロー
ルR1による波付けが、送り方向りに対しその稜線が平
行となるような波付け、つまり横波付を行なってはなら
ないことである。
このようにすれば、一対のロール2.2で送り方向に対
する横方向にずれを生じることなく第1段目の波形加工
を行なうことができることになる。
次に、この第1工程における第1段目のロールR,によ
って成形された波形の稜線を直角に横切って押し潰すよ
うに第2段目のロールR2により波形加工を行なえば、
第1段目の波形が押し潰されつつ第2段目の波形が形成
されることになる。
これは、第1段目のロールR1による波形により、見掛
は上板厚tが厚くなったことに相当し、2段目のロール
R2での波形加工に十分な変形量が確保されていること
を意味する。
また、本実施例では、第2段目に送り方向に溝部を有す
るロールR2を使用しても、金属箔1が横方向にずれを
生じることなく加工でき、しかも、第1段目の波形が第
2段目の波形を形成する場合の金属箔1の拘束状態を緩
和し、第2段目の波形の形成を容易にすることになる。
さらに好ましいことは、第2段目の波形を形成する場合
に、金属箔1の幅方向長さW2が第1段目の幅方向長さ
wlと殆んど変化しないということである。
実験によれば、 第4図に示すように、当初幅WIが16C1++i、長
さがslが200 amの金属箔1を、波形ピッチp1
が3.0mmで波形高さhlが0.43mmの第1段目
のロールR1を通過した場合に、前記幅w1は160*
mで、長さS2は188關となった。
つまり、第1段目のロールR1を通過し、送り方向りに
対し直交する方向に波状を形成した後の金属箔1の長さ
は、当初の略94%程度となっている。
次に、波形ピッチp2が3.Ommで波形高さh2が0
.43m−の第2段目のロールR2を通過した場合には
、前記金属箔1の幅W1は、160a111から幅W2
が155+a−となった。この縮減は、当初の略97%
程度であり、縮減量は極めて小さなもので、実質的には
殆んど変化のないものということができる。また、長さ
は、S2=188m+aから53=1901011とな
り、返って伸びることが判明した。この長さの伸びは、
第2段目のロールR2が単に周方向凹凸部Osが形成さ
れた一対のロールの場合、金属箔1が第2段目のロール
R2に入るときに、送り方向りの逆方向に押し伸ばされ
るために生じるものである。別の実験によれば、第2段
目のロールR2の径を第1段目のロールR,によって付
される波形ピッチp1の95倍以上にし、十分に金属箔
1を拘束するようにすれば、長さ変化はさらに少なくな
る。
前述したような実験は、前記第1段目のロールR1の軸
方向凹凸部Ogにおける波形ピッチp1と波形高さhl
、第2段目のロールR2の周方向凹凸部Osにおける波
形ピッチp2及び波形高さh2を、いくつか変えて行な
ったが略同様の結果が得られ、割れ、しわのない井桁状
の凹凸波形を付すことができた。
この実験結果によれば、第2段目のロールR2を通過後
の幅の減少量は3〜5%程度の減縮となる程度であり、
実質的に変化のないもので、凹凸模様を付すことによる
幅方向の材料の減少が極めて少ないことが判明した。
前記のように構成すれば、金属箔1の送り方向りを変え
ることなく、第1段目のロールR1では金属箔1の送り
方向りに対して直交する波形を付け、次いで、第2段目
のロールR2では第1段目のロールR,で付けた波形と
交差するように(幅方向に直交する方向に)波形を付け
ることができ、連続した流れの中で井桁状凹凸模様を付
した金属箔1が得られることになる。
なお、波形高さり、h2については、一対のロール2.
2又は3.3間の間隙を変えることで、所望の波形高さ
り、h2が得られるが、波形ピッチpI p2は変えら
れないので、波形ピッチp1p2を変える場合には、例
えば、波形ピッチp1p2が0.2mm〜17.0+a
m間の数種類のロールを準備することが望ましい。
このようにして成形した金属箔についての加工実験結果
について述べる。
実験を行なうに当り、角形状凹凸波形を備えた井桁模様
付金属箔を下記の5つの点について評価した。
■割れ 割れは、概ね、成形すべき金属箔1の波形高さhと波形
ピッチpに影響される。
■ロール通過性 第1段目のロールR1では、板Vtに、また第2段目の
ロールR2に関しては、波形高さh2に影響される。
■円筒加工性 円筒加工性とは、成形後に金属箔全体を円筒状に曲げる
加工を行なう場合ことを言うが、この円筒加工性は、金
属箔1の波形高さh1波形ピッチp1板厚tに影響され
る。
■剛性 剛性は、金属箔1の波形高さh、波形ピッチル1板厚t
l:影響される。
■装飾性 装飾性は、金属箔1の波形高さh1波形ピッチpに影響
される。
これら5つの評価事項の内、■割れは目視観察による有
無で、■ロール通過性は、2段目のロールを通過する状
態を目視観察することにより判断し、■円筒加工性、■
剛性への影響、■装飾性は、感覚的なものであることか
ら多数人が個々にその感性により良否を判断し、その平
均値より評価を下した。
第5図の(A)〜(C)に、前記■〜■の総合評価に基
づく板厚別の適性範囲(表中斜線の付いている@囲)を
示す。この表は、横軸に波形ピッチhを取り、縦軸に波
形高さhを取ったもので、A図は、ステンレス箔の板厚
tが0.02軸。
B図は、ステンレス箔の板厚tが0. 04mmm。
0図は、ステンレス箔の板厚tが0.15mm。
の場合の評価を示している。この斜線の範囲は、完全な
適性範囲を示し、前記評価標準のうちで1つでも好まし
くない場合があるものはこの適性範囲から除いたもので
ある。
これら各図は、ステンレス箔を用いた結果を示したもの
であるが、他の鉄、チタン、銅、アルミニウム等はステ
レス箔と同一乃至ステンレス箔より適性範囲が広いこと
が確認されているが、図示は省略する。
この表による結論の一般的な傾向としては、1)成形す
べき金属箔1の波形高さhが小で波形ピッチpが小のと
きは、板厚tが厚くなる程充分な波形が付けに<<、装
飾性が劣る。
2)成形すべき金属箔1の波形高さhが小で波形ピッチ
pが大のときは、板厚tが厚くなる程剛性もあり実用性
がある。
3)成形すべき金属箔1の波形高さhが大で波形ピッチ
pが小のときは板厚tが厚くなる程、強加工にも耐えて
割れが少い。
4)成形すべき金属箔1の波形高さhが大で波形ピッチ
pが大のときは板厚tが厚くなる程、強加工にも耐え、
ロール通過性は若干悪くはなるものの剛性も円筒加工性
も良いという結果であった。
以上の総合評価に基づき、井桁状凹凸模様を付す金属箔
の適正な値としては、 金属箔1の厚さtは0,04軸以上0.15wm以下、
波形高さhは0.3mm以上、1.5mm以下、波形ピ
ッチpは0.5i+n以上、15■鵬以下と特定するこ
とができる。
この結果得られた井桁状凹凸模様が付された金属箔1は
、剛性もあり容器の外筒等に用いると強くて軽く、更に
意匠性としなやかさも備えた構造部材として用いること
もできる他、打ち抜き加工も容易なので装飾部材として
利用することもできる。また、成形に当り設備も、単に
2対のローラを近接配置するのみでよく、装置全体とし
ては極めてコンパクトなものとなり、設備コストも大巾
に低減することができるという利点がある。
本発明は上述した製造装置のみに限定されるものではな
く、第6図に示す如き製造装置を用いてもよい。
第6図は本発明に係る製造装置の第2実施例を示す概略
斜視図、第7図は各段階の金属箔の状態を示す平面図で
ある。
この製造装置は、前記第1実施例と同様に、前記製造方
法の第1工程の波付けを行なうために、軸方向凹凸部O
gが周面に形成されたロール2゜2を相互に近接して一
対配置し、これを第1段目のロールR1としている。
次に、第2工程の波付けを行なうための第2段目のロー
ルR2が送り方向下部域に設けられているが、この第2
段目のロールR2は、第1実施例のものとは異なり、周
方向凹凸部Osと軸方向凹凸部Ogの両方が周面に形成
されたロール14゜14を相互に近接して一対配置して
いる。
そして、これら両ロールR,R2は、それぞれ所定の駆
動装置を用いてそれぞれ矢印方向に同期回転され、金属
箔1が通常図の上で右から左に向けて送られるようにな
っている。
特に、第2段目のロールR2の軸方向凹凸部Ogの波形
ピッチp3は、TS1段目のロールR。
の波形ピッチp1と同一で、その波形高さh3は同一乃
至やや高目となっている。
このように形成すればミ第1段口のロールR1によって
形成された波形状に、m2段目のロールR2の軸方向凹
凸部Ogが噛合し、この軸方向凹凸部Ogによ・り送り
をかけつつ前記周方向凹凸部Osにより波形を潰し、ク
ロス模様を形成することになる。つまり、第2段目のロ
ールR2の軸方向凹凸部Ogは、第1段目のロールR1
によって付された波形状を保持した状態で、周方向凹凸
部O8によって波形を潰すので、第7図に示すように、
金属箔の長さが、第1段目のロールR,を通過したちの
82と、第2段目のロールR2を通過したものs4がほ
ぼ同じように形成でき、長さ方向の変化をきわめて小さ
くでき、それだけ材料の無駄を防止することができるこ
とになる。
ただし、幅方向の変化は、第1実施例のものと同様にW
1→W2と小さくなる。
次に、前記金属箔1の利用例を示す。
この金属箔1の利用は多岐にわたり、例えば、容器の外
板、スチール家具の化粧板、装身具、車室内用具、筆記
具、包装用素材等があるが、その具体的な利用例を挙げ
ると保温容器がある。
第8図は、前記井桁状凹凸模様が付された金属箔1を用
いて形成した保温用の容器4を示す分解斜視図、第9図
は、同保温容器の半断面図、第10図は、第9図のX−
X線に沿う断面図である。
この保温用の容器4は、有底筒状をした合成樹脂製の内
部容器5を有し、この内部容器5の外側に発泡スチロー
ル製で有底筒状をした鍔付き中間断熱容器6を設け、そ
の外側に前記金属箔1により形成した筒状体7を配した
もので、これらをポリスチレン等の合成樹脂からなる上
部保形部8と下部保形部9とにより挟持したものである
。前記内部容器5の外周には、軸方向に伸延するリブ1
0が複数箇所形成され、前記中間断熱容器6と連結する
ようにするとともに接着剤により固着している。
前記」二部保形部8は、全体的にはリング状をしたもの
で、中央に人口11を持つ半断面がL7状となっており
、下部保形部9は、断面が略U字状のキャップであり、
底部には滑り防止のゴム12が埋設されている。なお、
このゴム12を磁石にして固定部分に付着させるように
すれば、車内等のような振動のある所で用いることも可
能となる。
かかる保温用の容器4は、取扱い時に安全な構造で、内
外からの衝撃にも強く、意匠的にも保温能力にも優れた
ものとなる。特に、金属箔により構成された筒状体7は
、外部から把持した場合の感触が良いのみでなく、中間
断熱容器との間に空気層13を形成することになるので
、断熱効果は一層向上することになる。
また、金属箔1の他の利用例として、第11図Aに示す
ように、円形に打抜いて適当な箇所に貼着して模様の一
種として使用してもよく、また、B図のように足型に打
抜いたものあるいは0図のように星型としたものを適宜
装飾材として使用してもよい。
前記金属箔1は、このように打抜き加工を行なう場合に
も何ら問題なく加工することができる。
前述した金属箔は、単に井桁状の凹凸模様を付したもの
であるが、本発明は、これのみに限定されるものではな
く、縦方向の模様と横方向の模様のクロスする角度を直
角以外の角度としてもよい。
このようにすると、金属箔の意匠性に幅が生じ、この金
属箔の汎用性がさらに拡がることになる。
また、前述した実施例の波形は、いわゆるサインカーブ
をしたもみのであるが、本発明は、これのみに限定され
るものではなく、例えば、矩形状、歯車の歯形状、三角
形状等ロールの歯形を適宜選択することにより種々変更
することができる。
[発明の効果] 以上述べたように、第1発明によれば、所定厘さの金属
箔に、所定高さ及び波ピッチの凹凸波形を縦横に付した
クロスした凹凸模様を有するものであるので、荷重等に
対し座屈を起すことなく対抗することができ、優れた剛
性を発揮し、汎用性のある意匠的にも優れた金属箔とな
る。
第2発明によれば、まず金属箔に縦波を形成し、次にこ
の波形と交差するような波形を付し、全体としてクロス
した凹凸波形の模様を形成するようにしたので、金属箔
が送り方向に対し横方向にずれを生じることなく縦波付
けを行なうことができ、また第2工程においてクロス波
形を第1段目の波形を押し潰しつつ容易に形成すること
ができる。
また、第3発明のようにすれば、まず第1段目のロール
で金属箔の送り方向に対し直交するように波形を形成し
、次に第2段目のロールで第1段目のロールによって付
された波形と交差する波形を付するようにしたので、わ
れ、破断、しわ等が発生することなくクロスした凹凸模
様を簡単に、しかも材料を浪費することなく成形でき、
装置自体がコンパクトなものとなり、コスト的にも有利
となる。
第4発明のようにすれば、第1段目のロールにより形成
した状態とほぼ同一の長さで形成でき、しかも金属箔に
破れ、しわ等が生じることなくクロスした凹凸模様を確
実に付すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1発明の一実施例を示す金属箔の斜視図、
第2図は、第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は、
第2発明の実施に使用される製造装置の要部を示す概略
斜視図、第4図は、第3図における各段階の金属箔の状
態を示す概略平面図、第5図(A)(B)(C)は、同
実施例の実験結果を示す表、第6図は、前記製造装置の
第2実施例を示す概略斜視図、第7図は、第6図におけ
る各段階の金属箔の状態を示す概略平面図、第8図は、
前記金属箔の利用例を示す分解斜視図、第9図は、第8
図の組立て状態を示す半断面図、第10図は、第9図の
X−X線に沿う断面図、第11図(A)(B)(C)は
、金属箔の他の利用例を示す平面図である。 1・・・金属箔、    7・・・筒状体、8.9・・
・保形部材、 h・・・金属箔の波形高さ、h、h2 
h3・・・ロールの波形高さ、Og・・・軸方向凹凸部
、Os・・・周方向凹凸部、p・・・金属箔の波形ピッ
チ、 pI  1)2 p:l・・・ロールの波形ピッチ、L
・・・送り方向、   R,・・・第1段目のロール、
R2・・・第2段目のロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)比較的剛性を有しかつ延性のある金属材料からなり
    、厚さが0.04mm以上で0.15mm以下の金属箔
    (1)に、波形高さ(h)が0.3mm以上1.5mm
    以下で、かつ波形ピッチ(p)が0.5mm以上15m
    m以下の波形をクロスして形成したことを特徴とするク
    ロス凹凸模様付金属箔。 2)比較的剛性を有しかつ延性のある金属材料であって
    、厚さが0.04mm以上で0.15mm以下の金属箔
    (1)に、波形高さ(h)が0.3mm以上1.5mm
    以下で、かつ波形ピッチ(p)が0.5mm以上15m
    m以下の凹凸波形を形成するに当り、まず第1段目のロ
    ール(R_1)で金属箔(1)の送り方向(L)に対し
    直交する縦波を形成し、次に第2段目のロール(R_2
    )で第1段目のロール(R_1)によって付された波形
    と交差する波形を付するようにしたことを特徴とするク
    ロス凹凸模様付金属箔の製造方法。 3)比較的剛性を有しかつ延性のある金属材料であって
    、厚さが0.04mm以上で0.15mm以下の金属箔
    (1)に、波形高さ(h)が0.3mm以上1.5mm
    以下で、かつ波形ピッチ(p)が0.5mm以上15m
    m以下の凹凸波形を、前記金属箔(1)の送り方向(L
    )に対し直交するように形成する軸方向凹凸部(Og)
    が周面に形成された第1段目のロール(R_1)と、こ
    の第1段目のロール(R_1)の前記送り方向(L)の
    下流側に設けられ、前記凹凸波形をクロスして押し潰す
    ように形成された周方向凹凸部(Os)を有する第2段
    目のロール(R_2)とを有するクロス凹凸模様付金属
    箔の製造装置。 4)前記第2段目のロール(R_2)は、前記第1段目
    のロール(R_1)の周面に付された軸方向凹凸部(O
    g)と同一乃至やや高目の波形高さ(h_3)を有しか
    つ同一の波形ピッチ(p_3)を有する軸方向に伸延す
    る軸方向凹凸部(Og)と、この軸方向凹凸部(Og)
    とクロスするように形成された周方向凹凸部(Os)と
    が形成された第2段目のロール(R_2)とを有する請
    求項3に記載のクロス凹凸模様付金属箔の製造装置。
JP22966689A 1989-04-28 1989-09-05 クロス凹凸模様付金属箔とその製造方法並びに製造装置 Pending JPH0377730A (ja)

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