JPH0378389B2 - - Google Patents
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- JPH0378389B2 JPH0378389B2 JP58083438A JP8343883A JPH0378389B2 JP H0378389 B2 JPH0378389 B2 JP H0378389B2 JP 58083438 A JP58083438 A JP 58083438A JP 8343883 A JP8343883 A JP 8343883A JP H0378389 B2 JPH0378389 B2 JP H0378389B2
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Description
本発明は、トロンボキサンA2(以後これを
TXA2と称す)の1種以上の作用に拮抗し、有用
な治療剤である新規1,3−ジオキサン−5−イ
ルアルケノイツク酸及びその誘導体に関する。
TXA2は、血小板の有効な凝集剤であり、強力な
血管収縮剤である。TXA2は、気管支及び気管平
滑筋の有効な収縮剤でもある。従つて、TXA2は
広範な種々の疾病状態、例えば局所貧血性心臓疾
患例えば心筋梗塞及びアンギーナ、脳血管疾患例
えば一時的脳貧血症、偏頭痛及び発作、未梢血管
疾患例えばアテローム性動脈硬化症、毛細血管
病、高血圧及び脂質アンバランスによる血液凝固
障害及び肺疾患例えば肺栓塞、気管支喘息、気管
支カタル肺炎、呼吸困難及び気腫に作用すること
ができる。従つて、TXA2の作用に拮抗する化合
物は、前記疾病の1種以上又はTXA2の作用に拮
抗することの望ましい他の疾病の予防及び治療に
治療上の価値を有することが予期できる。 式A: の化合物で代表されるある種の4−置換−1,3
−ジオキサン−トランス−5−イルアルケノイツ
ク酸は、TXA2の合成に関与する酵素の阻害剤と
して公知である(英国特許第8004647号)。 同様に、B式: の化合物として代表されるある種の6−アルキニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−4−イルアルケ
ノイツク酸は、アラキドン酸系の種々の酵素を阻
害することが公知である、(Fried等による、
Adv.Prostaglandin and Thromboxane
Research1980、6、427〜436頁)。しかしなが
ら、1,3−ジオキサニルアルケノイツク酸のこ
れらのいずれの群も、TXA2の作用に対しての、
拮抗作用を有しないことが記載されている。 ところで、後記の式の化学的に明確な、4−
置換−1,3−ジオキサン−5−イルアルケノイ
ツク酸及びその誘導体は、予想外にTXA2の作用
の1種以上に拮抗する特性を有することが判明
し、これが本発明の基礎である。 本発明によれば、式: 〔式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルキレンジオキシ、トリ
フルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとが共にアルキル又はアルケニルの場合に
は、Ra及びRb中の炭素原子の合計は8以下であ
るか又は、RaとRbとは一緒になつて1個又は2
個のC1〜4−アルキル置換分を有していてよい炭素
原子数2〜7のポリメチレンを形成し、Rcはヒ
ドロキシ、C1〜6−アルコキシ又はC1〜6−アルカン
スルホンアミドを表わし、nは1又は2の整数で
あり、Aはエチレン又はビニレンであり、Yは置
換分としてC1〜4−アルキルを有していてよい炭素
原子数2〜5のポリメチレンであり、ベンゼン環
Bは、1個又は2個のハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロから選択した置換分
を有していてよく、ジオキサン環の4位及び5位
の置換分はシス−関係の立体化学を有する〕の4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ルアルケノイツク酸誘導体又は式中のRcがヒド
ロキシの化合物に関しては、生理学的に認容性の
陽イオンを与える塩基とのその塩が得られる。 式の化合物は少なくとも2個の不斉炭素原子
(即ちジオキサン環のC4及びC5位に)を有し、ラ
セミ性で光学的活性形で単離されることが判明す
る。式中のAがビニレンである式のこれら化合
物に加えて、この基に関して、別個の立体異性体
(E及びZ)がで存在し、かつ単離しうる。本発
明には、TXA2の作用の1種以上に拮抗すること
のできる任意のセラミツク性光学活性又は立体異
性形(又はその混合物)も包含することは理解で
き、文献には、個々の光学異性体の製法(例え
ば、光学活性出発物質からの合成又はラセミ形の
分割により)及び個々の「E」及び「Z」立体異
性体の製法(例えばその混合物のクロマトグラフ
イ分離)及び後に記載の標準試験法を用いる
TXA2拮抗剤特性の測定法は公知である。 本明細書中で、用語Ra,Rb及びRc等は、一般
の基を示すために用いられており、他の意味はな
い。 Ra又はRbがC1〜8−アルキルである場合の特に
有用なものの例は、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル又はオクチルであり、これがハロゲン原子
3個までを有するC1〜8−アルキルである場合の例
は、クロルメチル、2−クロルエチル、トリフル
オルメチル又は2,2,2−トリフルオルエチル
である。 Ra又はRbがアリールである特に有用なものの
例は、フエニル、1−ナフチル又は2−ナフチル
であり、これがアリール−C1〜4−アルキルである
場合の例は、ベンジル、1−フエニルエチル又は
2−フエニルエチルであり、これがC2〜6−アルケ
ニルである場合の例は、ビニル、アリル又は2−
メチルアリルである。 ベンゼン環又は芳香成分上に存在しうる、前記
のようなRa又はRbを形成するか又はその1部分
である存在しうる置換分の特に有用なものの例は
次のとおりである; ハロゲンとしては、弗素、塩素、臭素又は沃
素;C1〜6−アルキルとしては、メチル、エチル、
プロピル又はイソプロピル;C1〜6−アルコキシと
しては、メトキシ、エトキシ又はプロポキシ;
C1〜4−アルキレンジオキシとしては、メチレンジ
オキシ、エチレンジオキシ又はイソプロピリデン
ジオキシ;C1〜6−アルキルチオとしては、メチル
チオ又はエチルチオ;C1〜6−アルカンスルホニル
としてはメタンスルホニル又はエタンスルホニ
ル;C1〜6−アルカノイルアミノとしては、ホルム
アミド、アセタミド又はプロピオンアミド;C2〜6
−アルカノイルオキシとしては、アセトキシ又は
プロピオニルオキシ;炭素原子2〜4のオキサポ
リメチレンとしては、式:−CH2OCH2−又は−
CH2CH2OCH2−。 一般に、RaとRbの一方が水素である場合に
は、RaとRbの他方はジオキサン環の4位及び5
位での置換分に関してシス−関係の立体化学を有
するように配置されているのが有利である。 RaとRbが一緒になつて炭素原子数2〜7のポ
リメチレンを形成する場合の特に有用なものの例
は、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、
ペンタメチレン又はヘキサメチレンであり、その
上に場合により存在しうるC1〜4−アルキル置換分
の特に有用なものの例は、メチルである。 RcがC1〜6−アルカンスルホンアミドである場
合の特に有用なものの例は、メタンスルホンアミ
ド、エタンスルホンアミド、プロパンスルホンア
ミド又は1−メチルエタンスルホンアミドであ
る。 RcがC1〜6−アルコキシである場合の特に有用
なものの例は、メトキシ又はエトキシである。 Yの特に有用なものの例は、エチレン、トリメ
チレン又はテトラメチレンであり、その上に場合
により存在しうる置換分の特に有用なものの例は
メチルである。 Ra及びRbの特別な例は、次のものである:水
素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ビニ
ル、アリル、2−メチルアリル、トリフルオルメ
チル、クロルメチル、2−クロルエチル、場合に
よりフルオル、クロル、ブロム、メチル、メトキ
シ、トリフルオルメチル、メチルチオ、メタンス
ルホニル、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アセタ
ミド、メチレンジオキシ又はメチレンオキシメチ
レン(−CH2OCH2−)置換分1個を有していて
よいフエニル、ジクロルフエニル、ジメチルフエ
ニル、ペンタフルオルフエニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、又はベンジル又はこれらが一緒に
なつてポリメチレンを形成する場合の例は1個の
メチレン置換分を有していてよいトリメチレン、
ペンタメチレン又はヘキサメチレンである。 ベンゼン環Bの特別有用なものの例は、フエニ
ル、2−メチルフエニル、2−エチルフエニル、
2−イソプロピルフエニル、2−メトキシフエニ
ル、2−フルオルフエニル、2−クロルフエニ
ル、2−ブロムフエニル、2−ヒドロキシフエニ
ル、2−トリフルオルメチルフエニル、3−トリ
フルオルメチルフエニル、3−フルオルフエニ
ル、3−クロルフエニル、4−フルオルフエニ
ル、4−メチルフエニル又は2,6−ジフルオル
フエニルである。 Rcの有利なものの例は、ヒドロキシ、メトキ
シ、エトキシ、メタンスルホンアミド又はエタン
スルホンアミドであり、そのうち殊にヒドロキシ
が有利である。 Aがビニレンである有利なもの及びYの例はト
リメチレンである。nの有利なものは整数1であ
る。 一般に、Aがビニレンである場合に、隣りの炭
素原子は、シス−関係の立体化学を有し、即ちZ
−配置を有するのが有利である。 ベンゼン環Bの有利なものの例は、非置換のも
の、弗素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキ
シ、エチル又はイソプロピルでオルト置換された
もの又は弗素又は塩素でメタ置換されたものであ
る。 本発明の酸誘導体の有利な群は、式a: 〔式中Ra及びRbは、 (i) 独立して、水素又は1〜3個のハロゲン置換
分を有していてよいC1〜4−アルキル、 (ii) 2個の一方は水素又はC1〜4−アルキルであ
り、他方は、場合によりハロゲン、C1〜4−アル
キル、C1〜4−アルコキシ、C1〜4−アルキレンジ
オキシ、トリフルオルメチル、シアノ、ニト
ロ、ヒドロキシ、C2〜4−アルカノイルオキシ、
C1〜4−アルキルチオ、C1〜4−アルカンスルホニ
ル、C1〜4−アルカノイルアミノ及び炭素原子数
2〜4のオキサポリメチレンから選択した1個
又は2個の置換分を有していてよいフエニル、
ナフチル又はフエニル−C1〜4−アルキルである
か又はペンタフルオルフエニル (iii) 2個の一方は水素であり、他方はC5〜8−アル
キル又はC2〜6−アルケニルもしくは (iv) 双方が一緒になつて、場合によりC1〜4−アル
キル置換分を有していてよい炭素原子数2〜7
のポリメチレンを形成している; Rcはヒドロキシ、C1〜4−アルコキシ又はC1〜4
−アルカンスルホンアミドであり、; ベンゼン環Bは、場合により2位に、ハロゲ
ン、C1〜4−アルキル、C1〜4−アルコキシ、ヒドロ
キシ、C2〜4−アルカノイルオキシ、C1〜4−アルカ
ノイルアミノ及びトリフルオルメチルから選択し
た1個の置換分を有していてよいか又は、3−ハ
ロゲン置換分1個を有していてよく、ジオキサン
環の4位及び5位の置換分は、シス−関係の立体
化学を有する〕の化合物又は式中のRcがヒドロ
キシである場合には、生理学的に認容性の陽イオ
ンを与える塩基とのその塩よりなる。 前記の有利な群の中の種々の置換分の例は、
C1〜4−アルキルに対しては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル又はブチルであり、C5〜8−
アルキルに対しては、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル又はオクチルであり、C1〜4−アルコキシに対
しては、メトキシ又はエトキシであり、ハロゲノ
置換分1〜3個を有するC1〜4−アルキルに対して
は、クロルメチル、2−クロルエチル、2,2,
2−トリフルオルエチル又はトリフルオルメチル
であり、フエニル−C1〜4−アルキルに対しては、
ベンジル、2−フエニルエチル又は1−フエニル
エチルであり、ハロゲンに対しては、弗素、塩素
又は臭素であり、C1〜4−アルキレンジオキシに対
しては、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ又
はイソプロピリデンジオキシであり、C2〜4−アル
カノイルオキシに対しては、アセトキシ又はプロ
ピオニルオキシであり、C1〜4−アルキルチオに対
してはメチルチオ又はエチルチオであり、C1〜4−
アルカンスルホニルに対してはメタンスルホニル
又はエタンスルホニルであり、C1〜4−アルカノイ
ルアミノに対しては、アセタミド又はプロピオン
アミドであり、炭素原子2〜4のオキサポリメチ
レンに関してはメチレンオキシメチレン(−
CH2OCH2−)又はエチレンオキシ(−
CH2CH2O−)である。 RaとRbの特に有利な組合せの例は次のとおり
である; (i) RaとRbが共に水素、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) RaとRbの一方が水素で他方がトリフルオル
メチル、クロルメチル、ベンジル、イソプロピ
ル、ヘキシル、オクチル、フエニル(場合によ
り、弗素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、ト
リフルオルメチル、ヒドロキシ、シアノ、メチ
ルチオ又はアセタミドを有していてよい)、メ
チレンジオキシ又はメチレンオキシメチレン
(−CH2OCH2−)を有するフエニル、ペンタ
フルオルフエニル、1−ナフチル又は2−ナフ
チル;及び (iii) RaとRbとが一緒になつて、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチ
レン又は式:−CH2CH2・CHCH3・CH2CH2
−の基を形成している。 Ra及びRbがモノ又はジ置換フエニルである場
合の特に有利なものの例は、2−フルオル−、3
−フルオル−、4−フルオル−、2−クロル−、
3−クロル−、4−クロル−、2−ブロム−、3
−ブロム−、4−ブロム−、2−メチル−、3−
メチル−、4−メチル−、2−メトキシ−、3−
メトキシ−、4−メトキシ−、2−トリフルオル
メチル−、3−トリフルオルメチル−、4−トリ
フルオルメチル−、3−ヒドロキシ−、4−シア
ノ−、4−メチルチオ−、4−アセタミド−、
3,4−ジクロル−、2,4−ジメチル−、3,
4−メチレンジオキシ及び3,4−(メチレンオ
キシメチレン)−フエニルである。 ベンゼン環Bの特に有用なものの例は、フエニ
ル又は2−フルオル−、2−クロル−、2−ブロ
ム−、2−メチル−、2−エチル−、2−イソプ
ロピル−、2−メトキシ−、2−ヒドロキシ−、
3−フルオル−又は3−クロル−フエニルであ
る。 本発明の酸の更に有利な群は、 式b: 〔式中、 (i) RaとRbは、共に水素、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) 一緒になつて、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は式:
−CH2CH2・CHCH3・CH2CH2−の基を形成
するか又は (iii) RaはC3〜8−アルキル、トリフルオルメチル、
クロルメチル、2−クロルエチル、ペンタフル
オルフエニル、又はフエニル又はベンジル又は
ナフチルであり、最後の3種は場合によりハロ
ゲン、C1〜4−アルキル、C1〜4−アルコキシ、ト
リフルオルメチル、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4
−アルキルチオ又はC1〜4−アルカノイルアミノ
置換分1個又は2個を又はメチレンジオキシ又
はメチレンオキシメチレン1個を有していても
よく、Rbは水素であり、 ベンゼン環Bは非置換であるか又は、2−ハロ
ゲノ−、2−C1〜4−アルキル−、2−C1〜4−アル
コキシ−、2−ヒドロキシ−又は3−ハロゲノ−
フエニルであり、 Ra及びジオキサン環の4位及び5位の置換分
はシス−関係の立体化学を有し、ビニレン基に隣
接している炭素原子は指示されたシス−関係の立
体化学を有する〕化合物又は生理学的に認容性の
陽イオンを与える塩基とのその塩又はメチル又は
そのエチルエステル又はそのメタンスルホンアミ
ド、エタンスルホンアミド又は1−メチルエタン
スルホンアミド誘導体よりなる。RaがC3〜8−ア
ルキルである場合の有利なものの例は、イソプロ
ピル、ブチル、ヘキシル又はオクチルである。 Raがフエニル、ベンジル又はナフチルである
場合のその上の置換分の有利なものの例は、ハロ
ゲンとしては、弗素、塩素又は臭素;C1〜4−アル
キルとしては、メチル;C1〜4−アルコキシとして
は、メトキシ;C1〜4−アルキルチオとしては、メ
チルチオ;C1〜4−アルカノイルアミノとしては、
アセタミドである。 ベンゼン環B上の置換分の有利なものの例は、
2−ハロゲンとしては、2−フルオル、2−クロ
ル又は2−ブロム;3−ハロゲノとしては、3−
フルオル又は3−クロル;2−C1〜4−アルキルと
しては2−メチル、2−エチル又は2−イソプロ
ピル;2−C1〜4−アルコキシとしては2−メトキ
シである。 式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
特別な塩の例は、アルカリ金属及びアルカリ土類
金属の塩例えばリチウム、ナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム及びカルシウム塩、アルミニウ
ム及びアンモニウム塩及び有機アミン又は生理学
的に認容性の陽イオンを形成する4級塩基との
塩、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、エチレンジアミン、ピペリジン、
モルホリン、ピロリジン、ピペラジン、エタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルグ
ルカミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド及びベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキ
シドとの塩である。 本発明の詳細な化合物は、実施例に記載されて
おり、そのうち特に重要な化合物は、5(Z)−7
−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテノイツク酸
又はその薬物学的に認容性の塩である。 式の化合物は、類縁化合物製造のために文献
に公知の有機化学の慣用方法で製造できる。この
ような方法は、本発明のもう1つの態様であり、
次の有利な方法で説明されるが、ここでRa、
Rb、Rc、ベンゼン環B、n、A及びYは前記の
ものを意味する: (a) RcがヒドロキシでAがビニレンである化合
物を得るため、式: のアルデヒドと式: (Rd)3P=CH.Y.CO- 2M+ () 〔式中RdはC1〜6−アルキル(殊にメチル又
はエチル)又はアリール(殊にフエニル)であ
り、M+は例えばアルカリ金属陽イオン例えば
リチウム、ナトリウム又はカリウム陽イオンで
ある〕のウイツテイヒ試薬とを反応させる。 一般式にこの方法では、ビニレン基の隣りの
炭素原子が主としてシス−関係の立体化学を有
し、即ちZ−異性体である式の化合物を生じ
る。しかしながら、この方法でトランス−関係
の立体化学を有する式の化合物(即ちE異性
体)も形成され、最初に得られるZ−及びE−
異性体の混合物の慣用の分離により得ることが
できる。 この方法は、好適な溶剤又は稀釈剤例えば芳
香族溶剤例えばベンゼン、トルエン、又はクロ
ルベンゼン、エーテル例えば1,2−ジメトキ
シエタン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルスルホキシド又はテトラメチレ
ンスルホン又はこの種の溶剤又は稀釈剤1種以
上の混合物中で実施するのが有利である。この
方法は、一般に、例えば−80℃〜40℃の範囲の
温度で実施されるが、室温近くで即ち15〜35℃
の範囲内の温度で実施するのが有利である。 所望の場合には、二重結合のまわりでトラン
ス−関係の立体化学を有するこの方法の生成物
の割合は、屡々、適当な溶剤例えばテトラメチ
レンスルホンの選択により、かつ1又はアルカ
リハロゲン化合物例えば臭化リチウムを反応混
合物に添加することにより、増加させることが
できる。 式の出発ウイツテイヒ試薬は、一般に文献
に公知であるか又は、類似方法で得ることがで
きる。これらは、一般に、相応するホスホニウ
ムハライドを強塩基例えば水素化ナトリウム、
リチウムジイソプロピルアミド、カリウムt−
ブトキシド又はブチルリチウムを用いて、この
方法自体に用いられるような適当な溶剤中で処
理することにより得ることができ、一般に、(a)
法を実施する直前にその場で形成される。 式の出発物質は、次の又はの反応系に
示した系で得ることができる(これらの多くは
後の実施例で説明されている)。 試薬: (i) NaOEt,EtOH,臭化アリル (ii) LiAlH4 or LiBH4,THF (iii) p−TsOH,RaRb.CO又はRaRb.C
(OMe)2 (iv) ZnBH4,Et2O (v) O3,CH2CH2,次いでPh3P;又はOsO4,
NaIO4,t−BuOH,H2O (vi) NaH,DMSO,BrCH2CH(OMe)2 (vii) H+,H2O 注:R=C1〜4アルキル、例えばメチル又はエチ
ル 試薬: (i) B2H6;次いでH2O2 (ii) ピリジウムクロルクロメート,CH2Cl2;
又はDCCI,DMSO,ピリジン,TFA (iii) NaBH4,EtOH (iv) p−TsCl,ピリジン;次いでNaI,アセ
トン,△H (v) 1,3−ジチアン,リチウムジイソプロピ
ルアミド,THF,−78℃。 (vi) 硝酸アンモニウムセリウム,0℃ この反応系には、構造類似の化合物例えばプ
ロスタグランジン及びその類縁体の合成に公知
の官能基の選択的変換が包含され、かつ一般
に、文献に公知の同様な反応条件が使用され
る。例えばアルキルチオ置換分が存在すべき場
合には、非特異的酸化工程(即ち反応系の(v)
工程及び反応系の(vi)工程)をさける適当な反
応系が使用される。同様に、ヒドロキシ置換分
がベンゼン環B上に存在すべき場合には、式中
のヒドロキシ置換分が例えばそのトリメチルシ
リルエーテルとして保護されている式: の出発物質を使用することができる。次いで、
例えば方法(a)の実施に先だつ最終工程として慣
用の方法でテトラブチルアンモニウムフルオリ
ドと反応させることによりこの保護基を除く。
同様に、ベンゼン環B上にアシロキシ基置換分
が存在すべき場合には、これは、式の相応す
るヒドロキシ誘導体を、最終工程としての慣用
法を用いてアシル化することにより製造でき
る。 一般に反応系からジオキサン環の4,5位
における立体異性体の混合物が得られ、通例、
5−アリル−1,3−ジオキサン(): の閉環後に、慣用の方法、例えばクロマトグラ
フイを用いて所望のシス−立体異性体を分離す
る必要があることは明らかである。 5−アリル−1,3−ジオキサン()は、
b法の記載と類似のアセタール交換反応によつ
ても、例えば〔4,5−シス〕−5−アリル−
2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサンと過剰の適当な式: RaRb・COのケトン又はアセトン(又はそ
のジメチルアセタール又はケタール)とを、p
−トルエンスルホン酸の存在で反応させること
によつても得られる。この方法及び相応する変
法は実施例に記載されている。 このケトエステル(): は、実施例に記載のような慣用の有機合成によ
つて得ることができる。 (b) 式: 〔式中Qa及びQbの一方は水素であり、他方
は水素、アルカンスルホニル、アレンスルホニ
ル又は式:−CRR1・OHの基であり、ここで
R及びR1は同一又は異なるアルキル基である〕
のエリスロージオール誘導体を、式:RaRb.
COのカルボニル化合物又はそのアセタール、
半アセタール又は水和物と反応させる。 Qa又はQbがアルカンスルホニルである場合
の好適なものの例は、メタンスルホニル又はエ
タンスルホニルであり、これがアレンスルホニ
ルである場合の例は、ベンゼンスルホニル又は
p−トルエンスルホニルである。R及びR1の
好適なものの例は、メチル又はエチルである。 式:RaRb.COのカルボニル化合物(又はそ
の水和物又はC1〜4−アルカノールとのアセター
ル又は半アセタール)を過剰で使用するのが有
利である。 Qa及びQbの特性に応じて、異なる反応条件
が必要である。従つて、QaとQbが共に水素で
あるか又は一方が式:−CRR1・OHの基で他
方が水素である場合には、反応を、酸触媒例え
ば塩化水素、臭化水素、硫酸、燐酸、p−トル
エンスルホン酸又はアニオン形のスルホン化さ
れたポリスチレン触媒の存在で、有利に、適当
な溶剤又は稀釈剤例えばエーテル例えばジエチ
ルエーテル、ジブチルエーテル、1,2−ジメ
トキシエタン又はテトラヒドロフラン中で、か
つ、例えば10〜120℃の範囲の温度で、実施す
る。この酸触媒は、後の実施例8に示されてい
るように、式: 〔式中Rcはヒドロキシである〕の出発物質
の固有の酸性によつても供給されうる。 同様に、QaとQbの一方がアルカンスルホニ
ル又はアレンスルホニルであり、他方が水素で
ある場合には、反応をまず酸触媒の存在で、例
えば、式(式中Qa及びQbはアルカンスル
ホニル又はアレンスルホニルであり、他方は式
−CRaRb・OHの基である)の中間体を形成す
る前記条件下で実施する。次に後者中間体をそ
の場で、強塩基例えば水素化ナトリウム又はブ
チルリチウムの添加により、適当な溶剤又は稀
釈剤中、例えば前記工程の酸触媒を得るために
用いたエーテル溶剤中で、かつ例えば30〜100
℃の範囲の温度で、閉環して所望の式の化合
物にすることができる。 前記中間体を単離し、同定し、別個に、強塩
基の作用下に閉環して、式の化合物を生じる
ことが認められる。このような方法は本発明に
包含される。 これら式の出発物質(式中のQa及びQb
の双方は水素である;これは式のエリスロ
−ジオールである)は、例えば式中のRa及び
Rbが共にメチル又はエチルである式の化合
物(ここに記載の他の方法で得た)のジオキサ
ン環の温和な加水分解又はアルコール分解によ
つて得ることができる。この反応は、通例、例
えば25〜100℃の範囲、有利に30〜60℃の範囲
の温度度で、鉱酸水例えばアルコール性溶剤例
えばエタノール又は2−プロパノール中の塩酸
を用いて、実施される。 これら式の出発物質(式中QaとQbとの
一方は式−CRR1・OHであり、他方は水素で
ある)は、一般に、前記の式(Qa=Qb=
H)のエリスロ−ジオールの形成における中間
体として得られ、通例、単離又は同定されな
い。従つて、本発明により、式の化合物(式
中Ra及びRbはメチル又はエチルである)と、
過剰の式:RaRb・COの化合物とを、酸触媒
(例えば前記のもの)の存在で、有利に適当な
溶剤又は稀釈剤(例えば前記のエーテル)中
で、かつ、例えば10〜120℃の範囲の温度で、
反応させることよりなる方法も得られる。 これらの式の出発物質(ここでQa及び
Qbの一方はアルカンスルホニル又はアレンス
ルホニルであり、他方は水素である)は、相応
する式のエリスロジオール(Qa=Qb=
H)と1モル量の適当なアルカンスルホニル又
はアレンスルホニルハライド例えばメタンスル
ホニルクロリド又はp−トルエンスルホニルク
ロリドとの適当な溶剤又は稀釈剤(例えばエー
テル又はジクロルメタン)中、かつ塩基例えば
ピリジン又はトリエチルアミンの存在での反応
により得ることができる。 この式(Qa=Qb=H、A=ビニレン、
Rc=OH)のエリスロ−ジオールは、前記の(a)
法で、式: のトリメチルシリル化されたアルデヒド(これ
自体は例えば、反応系の(iii)工程を慣用のシリ
ル化工程に代えて製造)を用いてウイツテイヒ
反応を実施し、次いで、慣用方法で、例えばテ
トラブチルアンモニウムフルオリドを用いて、
式: のウイツテイヒ反応生成物から、トリメチルシ
リル保護基を除去することによつても、得られ
る。式の出発物質(Rcはヒドロキシ以外)
が所望である場合には、ウイツテイヒ反応生成
物()のカルボン酸基は後記の方法で、ト
リメチルシリル保護基の除去に先立ち誘導体に
されていてよい。 式中のAがエチレンである式の出発物質
は、式中のAがビニレンである相応する化合物
の慣用の水素添加により得ることができる。 (b)法は、通例、式中のRaとRbとの双方がト
リフルオルメチルである化合物の製法には好適
ではない。 このような状況下で、式の出発物質中の
Rcがヒドロキシである場合には、ある程度の
付随するエステル化は(b)法の間(例83参照)に
起こり、従つて、Rcがヒドロキシである所望
の式の化合物を得るためには、反応生成物の
加水分解((d)法による)が必要である。 必要な式:RaRb・COの出発ケトン及びそ
の誘導体は、一般に公知であるか又は、有機化
学の標準法で容易に得ることができる。 (c) 式中のRcがヒドロキシである式の化合物
を得るために、式: のアルコールを酸化する。 ある範囲の酸化剤、例えば硫酸又はアセトン
中の三酸化クロム、含水アセトン又はテトラヒ
ドロフラン中の白金及び酸素、又は三塩化ルテ
ニウムの存在における過硫酸アルカリがこの方
法で使用するのに好適である。酸化剤と相容性
の適当な溶剤又は稀釈剤を使用するのが有利で
ある。 この方法は、例えば10〜50℃の範囲の温度で
実施できるが、この分子内の他の敏感な置換分
の酸化の危険を最小にするために、室温又は室
温付近の温度で実施するのが有利である。同様
に、このような置換分が存在する場合に、この
方法は2工程で2種の酸化剤を用いて実施する
のが有利であり、酸化剤例えばピリジニウムク
ロルクロメート(有利にジクロルメタンのよう
な溶剤中)又はプフイツナー・モフアツト
(Pfitzner−Moffat)試薬(酸触媒例えば、ピ
リジントリフルオルアセテートの存在における
ジシクロヘキシルカルボジイミド及びジメチル
スルホキシド)を用いて、双方の場合に室温又
は室温付近の温度で、相応する式: のアルデヒドの中間的形成により有利に実施す
ることができる。次に、式のアルデヒド
は、別個に、アルカリ金属水素化合物例えば水
酸化ナトリウムの存在で、有利に溶剤又は稀釈
剤例えばC1〜4−アルカノール例えばエタノール
の存在で、かつ室温又は室温付近の温度で、温
和な酸化剤例えば酸化銀との反応により酸化し
て、所望の式(Rc=OH)のカルボン酸にす
ることができる。この後者の方法も本発明の態
様である。 式の出発物質(式中Aはビニレン基であ
る)は、(a)法と同様な方法であるが、式: (Rd)3P=CH・Y・CH2O・Si(CH3)3 〔式中Rdは前記のものを表わす〕のウイツ
テイヒ試薬及び式のアルデヒドを用い、次い
でトリメチルシリル保護基を生成物から常法で
除いて、所望の式のアルコールを生じるこ
とによつて得られる。同様にこれら式(式
中Aはエチレンである)の出発物質は、式
(式中Aはビニレンである)の相応する化合物
の慣用の水素化によつて得ることができる。 (d) 式中のRcがヒドロキシである式の化合物
を得るために、式: 〔式中Wはアルコキシカルボニル、フエノキ
シカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、シ
アノ又はカルバモイルである〕の化合物を加水
分解する。 Wがアルコキシカルボニルである特に有用な
ものは、メトキシカルボニル又はエトキシカル
ボニルである。 加水分解は、有利に塩基例えばアルカリ金属
水酸化物(例えば水酸化ナトリウム又は−カリ
ウム)の作用下に、適当な水性溶媒例えばC1〜4
−アルカノール(例えばメタノール又はエタノ
ール)又はグリコール(例えばエチレングリコ
ール)中、例えば15〜150℃の範囲の温度で実
施するのが有利である。一般に、Wがシアノ又
はカルバモイルである場合には、より高い反応
温度例えば80〜150℃の範囲の温度が要求され
る。 Wがシアノである式の出発物質は、塩
基例えばトリエチルアミンの存在下における式
: のアルコールと適当な溶剤例えばジクロルメタ
ン中のメタンスルホニルクロリドとの反応によ
り、式: のメシレートを形成し、次いで、これを50〜
100℃でジメチルスルホキシド中のシアン化カ
リウムと反応させることによつて得ることがで
きる。式の出発アルコールそのものは、
式のものと同様に(c)法で式: (Rd)3P=CH.Y.O.Si(CH3) 〔式中Rdは前記のものを表わす〕のウイツ
テイヒ試薬を用いて得ることができる。Aがエ
チレンである場合、式のアルコールはメタ
ンスルホニルクロリドとの反応の前に水素添加
することができる。 必要な式の出発物質は、同様にここに記
載の他の方法で得ることができる。 (e) 式中のRa,Rb又はベンゼン環Bは、ヒドロ
キシ置換分を有する式の化合物を得るため
に、式中のヒドロキシ基がトリメチルシリル、
C1〜6−アルキル(例えばメチル又はエチル)又
はアシル(例えばアセトキシ又はベンゾイルオ
キシ)保護基で保護されている該化合物の相応
する誘導体を脱保護する。 必要な脱保護条件は、関連保護基に依り決ま
る。従つて、例えばそれがメチル又はエチルで
ある場合(即ち、出発物質は式の相応するメ
トキシ又はエトキシ化合物である)、脱保護は、
例えば、適当な溶剤(例えばN,N−ジメチル
ホルムアミド)中のナトリウムチオエトキシド
と共に高めた温度例えば90〜160℃で加熱する
ことにより実施することができる。同様に、保
護基がアシロキシである場合には、適当な水性
溶剤(例えばC1〜4−アルカノール又はグリコー
ル)中の塩基(例えば水酸化ナトリウム又は同
カリウム)の存在で、例えば10〜60℃の範囲の
温度で加水分解することによつて除去すること
ができる。同様に、トリメチルシリル保護基の
場合には、これは、常法での水性テトラブチル
アンモニウムフルオリド又は弗化ナトリウムと
の反応により除去することができる。 必要な式の保護された誘導体は、同様に、
ここに記載の他の方法で製造することができ
る。 (f) 式中のRa及びRbの双方が水素である式の
化合物を得るために、式(式中Ra及びRb
は双方共に水素である)のエリスロ−ジオール
を塩基の存在下に、臭化メチレンと反応させ
る。 特に好適な塩基の例は、水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウム又は水素化ナトリウムであ
る。この方法は、適当な溶剤又は稀釈剤例えば
ジメチルスルホキシド中、例えば10〜40℃の範
囲の温度、特に室温又は室温付近で実施するの
が有利である。 RcがC1〜6−アルコキシである式の化合物
又はその反応性誘導体が所望である場合には、
慣用方法を用いてエステル化する。 従つて、Rcがヒドロキシである式の酸又
はその反応性誘導体は、適当なC1〜6−アルカノ
ールとの反応によりエステル化することができ
る。 この方法で式の遊離酸を使用する際に、反
応の間に、水が生じることは明らかである。結
果として、このような場合には、反応を、適当
な脱水剤例えば、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドの存在で、適当な溶剤又は稀釈剤例えばテ
トラヒドロフラン、アセトン、塩化メチレン又
は1,2−ジメトキシエタンの存在で、例えば
10〜50℃の範囲の温度で特に室温又は室温付近
で実施するのが特に有利である。 式の好適な反応性誘導体の例は、酸クロリ
ド−ブロミド、無水物、ギ酸との混合無水物又
はアジドであり、これらは、遊離酸から慣用方
法で製造できる。この方法でこの種の誘導体を
使用する際には、付加的な脱水剤は不必要であ
り、C1〜6−アルカノールは、大過剰で使用する
のが有利であり、場合によつては、適当な稀釈
剤又は溶剤例えばエーテル例えばテトラヒドロ
フラン又は1,2−ジメトキシエタンで稀釈し
てよい。 一般に、式の酸の反応性誘導体を用いる場
合には、反応の外部加熱は必要でない。 式中のRcがC1〜6−アルカンスルホンアミド
である式の化合物が所望である場合には、
Rcがヒドロキシである相応する式の酸又は
その反応性誘導体を適当なC1〜6−アルカンスル
ホンアミドと反応させる。 従つて、例えばRcがヒドロキシである式
の遊離酸と適当な脱水剤例えばジシクロヘキシ
ルカルボジイミドとを、場合によつては有機塩
基例えば4−ジメチルアミノピリジンと共に、
適当な溶剤又は稀釈剤例えば塩化メチレンの存
在で、10〜50℃の範囲の温度特に室温又は室温
付近で反応させることができる。式中のRcが
ヒドロキシである式の酸の反応性誘導体例え
ば酸ハライド(例えば酸クロリド)と、適当な
C1〜6−アルカンスルホンアミドのアルカリ金属
塩(例えばナトリウム塩)とを、有利に室温又
は室温付近で、かつ適当な溶剤又は稀釈剤例え
ばエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド又
は塩化メチレン中で反応させることもできる。 式中のAがエチレンである式の化合物が所
望の場合には、Aがビニレンである式の該化
合物に触媒の存在で水素添加する。 この水素添加は、適当な溶剤又は稀釈剤例え
ばC1〜4−アルカノール(例えばエタノール又は
2−プロパノール)中で、場合によつては水の
存在で、かつ、例えば15〜35℃の範囲の温度
で、例えば1〜2気圧の圧力での水素を用いて
実施することができる。 好適な触媒は例えば高価な金属触媒例えば、
不活性担体例えば炭素、硫酸バリウム又は炭酸
バリウム上のパラジウム金属である。 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩が
所望である場合には、これは、生理学的に認容
性の陽イオンを与える適当な塩基との反応によ
り、又は他の任意の慣用法で得られる。 更に、式の光学活性形の化合物が所望であ
る場合には、前記方法の1つを光学活性の出発
物質を用いて実施する。Rcがヒドロキシであ
る場合に、該化合物のラセミ形を光学活性形の
適当な有機塩基例えばエフエドリン、N,N,
N−トリメチル(1−フエニルエチル)アンモ
ニウムヒドロキシド又は1−フエニルエチルア
ミンと反応させ、引続きこうして得た塩のジア
ステレオイソマー混合物を例えば適当な溶剤例
えばC1〜4−アルカノールから分別結晶させる、
その後この光学活性形の式の該化合物を例え
ば鉱酸水例えば稀塩酸を用いる常法を用いる酸
での処理により遊離させることにより得ること
ができる。 式中のRcがヒドロキシ以外のものである
式の光学活性形の化合物が所望である場合に
は、これは、適当な光学活性形の前記酸を用い
る前記エステル化又はアミド化法を用いて得る
ことができる。 前記定義のような式及び式の中間体は新規
であり、本発明のもう1つの態様である。 前記のように、式の化合物は、TXA2の作用
の1種以上例えば血小板、血管系及び/又は肺に
対するある種の作用の拮抗剤である。この拮抗作
用は、次の試験で証明することができる。 (a) アゴニストとして、新しく調製されたTXA2
を用い、クエン酸塩添加された血小板の多い血
漿(25μ)にアラキドン酸(25μg)を添加
し、混合物を使用前に90秒間にわたり完全に凝
固させることにより生じさせたパイパー
(Piper)及びバン(Vane)により(Nature,
1969年、233、29〜35頁)考案された標準ウサ
ギ大動脈片モデル; (b) ボーン(Born)の記載(Nature,1962年、
194、927〜929頁)に基づき、かつクエン酸塩
添加され血小板の多いヒト血漿のアラキドン酸
の亜最大濃度(25〜100μg/ml)で誘起され
た凝固の、試験化合物による抑制の測定を包含
する標準血小板凝固試験及び (c) コンツエツト−ロスラ−モルモツトモデル
(Konzett−Rossler guinea−pig model)で
TXA2類似剤U46619 1〜1.5μg/Kgの静脈内
適用により誘起された気管支収縮の試験化合物
による抑制の測定を包含する標準気管支収縮試
験(Collier及びJamesのBrit.J.
Pharmacol.1967年30、283〜307頁記載の変
形)。 説明において、式の化合物5(Z)−7−(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)ヘプタノイツク酸は前記試
験で次の特性を有した: (a) pA2 6.28; (b) IC50約6.7×10-5M及び (c) 5mg/Kg(静注)で気管支収縮の90%が低
減。一般に、式の他の化合物は、試験(a)類似
の又は良好な作用レベル〔pA25.0〕を示し、
かつ、試験(b)及び(c)の少なくとも1方で、同様
な又はより良好な作用水準を示し、試験(c)で有
効適用量での明白な毒性を示さない。 同様に、b式の酸の次の代表的な群は試験(a)
で顕著な作用を示し〔pA2〓5.9〕、試験(c)で、明
白な毒性を示すことなく、50mg/Kg(又はより少
ない)で経口活性を示している。
TXA2と称す)の1種以上の作用に拮抗し、有用
な治療剤である新規1,3−ジオキサン−5−イ
ルアルケノイツク酸及びその誘導体に関する。
TXA2は、血小板の有効な凝集剤であり、強力な
血管収縮剤である。TXA2は、気管支及び気管平
滑筋の有効な収縮剤でもある。従つて、TXA2は
広範な種々の疾病状態、例えば局所貧血性心臓疾
患例えば心筋梗塞及びアンギーナ、脳血管疾患例
えば一時的脳貧血症、偏頭痛及び発作、未梢血管
疾患例えばアテローム性動脈硬化症、毛細血管
病、高血圧及び脂質アンバランスによる血液凝固
障害及び肺疾患例えば肺栓塞、気管支喘息、気管
支カタル肺炎、呼吸困難及び気腫に作用すること
ができる。従つて、TXA2の作用に拮抗する化合
物は、前記疾病の1種以上又はTXA2の作用に拮
抗することの望ましい他の疾病の予防及び治療に
治療上の価値を有することが予期できる。 式A: の化合物で代表されるある種の4−置換−1,3
−ジオキサン−トランス−5−イルアルケノイツ
ク酸は、TXA2の合成に関与する酵素の阻害剤と
して公知である(英国特許第8004647号)。 同様に、B式: の化合物として代表されるある種の6−アルキニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−4−イルアルケ
ノイツク酸は、アラキドン酸系の種々の酵素を阻
害することが公知である、(Fried等による、
Adv.Prostaglandin and Thromboxane
Research1980、6、427〜436頁)。しかしなが
ら、1,3−ジオキサニルアルケノイツク酸のこ
れらのいずれの群も、TXA2の作用に対しての、
拮抗作用を有しないことが記載されている。 ところで、後記の式の化学的に明確な、4−
置換−1,3−ジオキサン−5−イルアルケノイ
ツク酸及びその誘導体は、予想外にTXA2の作用
の1種以上に拮抗する特性を有することが判明
し、これが本発明の基礎である。 本発明によれば、式: 〔式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルキレンジオキシ、トリ
フルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとが共にアルキル又はアルケニルの場合に
は、Ra及びRb中の炭素原子の合計は8以下であ
るか又は、RaとRbとは一緒になつて1個又は2
個のC1〜4−アルキル置換分を有していてよい炭素
原子数2〜7のポリメチレンを形成し、Rcはヒ
ドロキシ、C1〜6−アルコキシ又はC1〜6−アルカン
スルホンアミドを表わし、nは1又は2の整数で
あり、Aはエチレン又はビニレンであり、Yは置
換分としてC1〜4−アルキルを有していてよい炭素
原子数2〜5のポリメチレンであり、ベンゼン環
Bは、1個又は2個のハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロから選択した置換分
を有していてよく、ジオキサン環の4位及び5位
の置換分はシス−関係の立体化学を有する〕の4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ルアルケノイツク酸誘導体又は式中のRcがヒド
ロキシの化合物に関しては、生理学的に認容性の
陽イオンを与える塩基とのその塩が得られる。 式の化合物は少なくとも2個の不斉炭素原子
(即ちジオキサン環のC4及びC5位に)を有し、ラ
セミ性で光学的活性形で単離されることが判明す
る。式中のAがビニレンである式のこれら化合
物に加えて、この基に関して、別個の立体異性体
(E及びZ)がで存在し、かつ単離しうる。本発
明には、TXA2の作用の1種以上に拮抗すること
のできる任意のセラミツク性光学活性又は立体異
性形(又はその混合物)も包含することは理解で
き、文献には、個々の光学異性体の製法(例え
ば、光学活性出発物質からの合成又はラセミ形の
分割により)及び個々の「E」及び「Z」立体異
性体の製法(例えばその混合物のクロマトグラフ
イ分離)及び後に記載の標準試験法を用いる
TXA2拮抗剤特性の測定法は公知である。 本明細書中で、用語Ra,Rb及びRc等は、一般
の基を示すために用いられており、他の意味はな
い。 Ra又はRbがC1〜8−アルキルである場合の特に
有用なものの例は、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル又はオクチルであり、これがハロゲン原子
3個までを有するC1〜8−アルキルである場合の例
は、クロルメチル、2−クロルエチル、トリフル
オルメチル又は2,2,2−トリフルオルエチル
である。 Ra又はRbがアリールである特に有用なものの
例は、フエニル、1−ナフチル又は2−ナフチル
であり、これがアリール−C1〜4−アルキルである
場合の例は、ベンジル、1−フエニルエチル又は
2−フエニルエチルであり、これがC2〜6−アルケ
ニルである場合の例は、ビニル、アリル又は2−
メチルアリルである。 ベンゼン環又は芳香成分上に存在しうる、前記
のようなRa又はRbを形成するか又はその1部分
である存在しうる置換分の特に有用なものの例は
次のとおりである; ハロゲンとしては、弗素、塩素、臭素又は沃
素;C1〜6−アルキルとしては、メチル、エチル、
プロピル又はイソプロピル;C1〜6−アルコキシと
しては、メトキシ、エトキシ又はプロポキシ;
C1〜4−アルキレンジオキシとしては、メチレンジ
オキシ、エチレンジオキシ又はイソプロピリデン
ジオキシ;C1〜6−アルキルチオとしては、メチル
チオ又はエチルチオ;C1〜6−アルカンスルホニル
としてはメタンスルホニル又はエタンスルホニ
ル;C1〜6−アルカノイルアミノとしては、ホルム
アミド、アセタミド又はプロピオンアミド;C2〜6
−アルカノイルオキシとしては、アセトキシ又は
プロピオニルオキシ;炭素原子2〜4のオキサポ
リメチレンとしては、式:−CH2OCH2−又は−
CH2CH2OCH2−。 一般に、RaとRbの一方が水素である場合に
は、RaとRbの他方はジオキサン環の4位及び5
位での置換分に関してシス−関係の立体化学を有
するように配置されているのが有利である。 RaとRbが一緒になつて炭素原子数2〜7のポ
リメチレンを形成する場合の特に有用なものの例
は、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、
ペンタメチレン又はヘキサメチレンであり、その
上に場合により存在しうるC1〜4−アルキル置換分
の特に有用なものの例は、メチルである。 RcがC1〜6−アルカンスルホンアミドである場
合の特に有用なものの例は、メタンスルホンアミ
ド、エタンスルホンアミド、プロパンスルホンア
ミド又は1−メチルエタンスルホンアミドであ
る。 RcがC1〜6−アルコキシである場合の特に有用
なものの例は、メトキシ又はエトキシである。 Yの特に有用なものの例は、エチレン、トリメ
チレン又はテトラメチレンであり、その上に場合
により存在しうる置換分の特に有用なものの例は
メチルである。 Ra及びRbの特別な例は、次のものである:水
素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ビニ
ル、アリル、2−メチルアリル、トリフルオルメ
チル、クロルメチル、2−クロルエチル、場合に
よりフルオル、クロル、ブロム、メチル、メトキ
シ、トリフルオルメチル、メチルチオ、メタンス
ルホニル、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、アセタ
ミド、メチレンジオキシ又はメチレンオキシメチ
レン(−CH2OCH2−)置換分1個を有していて
よいフエニル、ジクロルフエニル、ジメチルフエ
ニル、ペンタフルオルフエニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、又はベンジル又はこれらが一緒に
なつてポリメチレンを形成する場合の例は1個の
メチレン置換分を有していてよいトリメチレン、
ペンタメチレン又はヘキサメチレンである。 ベンゼン環Bの特別有用なものの例は、フエニ
ル、2−メチルフエニル、2−エチルフエニル、
2−イソプロピルフエニル、2−メトキシフエニ
ル、2−フルオルフエニル、2−クロルフエニ
ル、2−ブロムフエニル、2−ヒドロキシフエニ
ル、2−トリフルオルメチルフエニル、3−トリ
フルオルメチルフエニル、3−フルオルフエニ
ル、3−クロルフエニル、4−フルオルフエニ
ル、4−メチルフエニル又は2,6−ジフルオル
フエニルである。 Rcの有利なものの例は、ヒドロキシ、メトキ
シ、エトキシ、メタンスルホンアミド又はエタン
スルホンアミドであり、そのうち殊にヒドロキシ
が有利である。 Aがビニレンである有利なもの及びYの例はト
リメチレンである。nの有利なものは整数1であ
る。 一般に、Aがビニレンである場合に、隣りの炭
素原子は、シス−関係の立体化学を有し、即ちZ
−配置を有するのが有利である。 ベンゼン環Bの有利なものの例は、非置換のも
の、弗素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキ
シ、エチル又はイソプロピルでオルト置換された
もの又は弗素又は塩素でメタ置換されたものであ
る。 本発明の酸誘導体の有利な群は、式a: 〔式中Ra及びRbは、 (i) 独立して、水素又は1〜3個のハロゲン置換
分を有していてよいC1〜4−アルキル、 (ii) 2個の一方は水素又はC1〜4−アルキルであ
り、他方は、場合によりハロゲン、C1〜4−アル
キル、C1〜4−アルコキシ、C1〜4−アルキレンジ
オキシ、トリフルオルメチル、シアノ、ニト
ロ、ヒドロキシ、C2〜4−アルカノイルオキシ、
C1〜4−アルキルチオ、C1〜4−アルカンスルホニ
ル、C1〜4−アルカノイルアミノ及び炭素原子数
2〜4のオキサポリメチレンから選択した1個
又は2個の置換分を有していてよいフエニル、
ナフチル又はフエニル−C1〜4−アルキルである
か又はペンタフルオルフエニル (iii) 2個の一方は水素であり、他方はC5〜8−アル
キル又はC2〜6−アルケニルもしくは (iv) 双方が一緒になつて、場合によりC1〜4−アル
キル置換分を有していてよい炭素原子数2〜7
のポリメチレンを形成している; Rcはヒドロキシ、C1〜4−アルコキシ又はC1〜4
−アルカンスルホンアミドであり、; ベンゼン環Bは、場合により2位に、ハロゲ
ン、C1〜4−アルキル、C1〜4−アルコキシ、ヒドロ
キシ、C2〜4−アルカノイルオキシ、C1〜4−アルカ
ノイルアミノ及びトリフルオルメチルから選択し
た1個の置換分を有していてよいか又は、3−ハ
ロゲン置換分1個を有していてよく、ジオキサン
環の4位及び5位の置換分は、シス−関係の立体
化学を有する〕の化合物又は式中のRcがヒドロ
キシである場合には、生理学的に認容性の陽イオ
ンを与える塩基とのその塩よりなる。 前記の有利な群の中の種々の置換分の例は、
C1〜4−アルキルに対しては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル又はブチルであり、C5〜8−
アルキルに対しては、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル又はオクチルであり、C1〜4−アルコキシに対
しては、メトキシ又はエトキシであり、ハロゲノ
置換分1〜3個を有するC1〜4−アルキルに対して
は、クロルメチル、2−クロルエチル、2,2,
2−トリフルオルエチル又はトリフルオルメチル
であり、フエニル−C1〜4−アルキルに対しては、
ベンジル、2−フエニルエチル又は1−フエニル
エチルであり、ハロゲンに対しては、弗素、塩素
又は臭素であり、C1〜4−アルキレンジオキシに対
しては、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ又
はイソプロピリデンジオキシであり、C2〜4−アル
カノイルオキシに対しては、アセトキシ又はプロ
ピオニルオキシであり、C1〜4−アルキルチオに対
してはメチルチオ又はエチルチオであり、C1〜4−
アルカンスルホニルに対してはメタンスルホニル
又はエタンスルホニルであり、C1〜4−アルカノイ
ルアミノに対しては、アセタミド又はプロピオン
アミドであり、炭素原子2〜4のオキサポリメチ
レンに関してはメチレンオキシメチレン(−
CH2OCH2−)又はエチレンオキシ(−
CH2CH2O−)である。 RaとRbの特に有利な組合せの例は次のとおり
である; (i) RaとRbが共に水素、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) RaとRbの一方が水素で他方がトリフルオル
メチル、クロルメチル、ベンジル、イソプロピ
ル、ヘキシル、オクチル、フエニル(場合によ
り、弗素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、ト
リフルオルメチル、ヒドロキシ、シアノ、メチ
ルチオ又はアセタミドを有していてよい)、メ
チレンジオキシ又はメチレンオキシメチレン
(−CH2OCH2−)を有するフエニル、ペンタ
フルオルフエニル、1−ナフチル又は2−ナフ
チル;及び (iii) RaとRbとが一緒になつて、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチ
レン又は式:−CH2CH2・CHCH3・CH2CH2
−の基を形成している。 Ra及びRbがモノ又はジ置換フエニルである場
合の特に有利なものの例は、2−フルオル−、3
−フルオル−、4−フルオル−、2−クロル−、
3−クロル−、4−クロル−、2−ブロム−、3
−ブロム−、4−ブロム−、2−メチル−、3−
メチル−、4−メチル−、2−メトキシ−、3−
メトキシ−、4−メトキシ−、2−トリフルオル
メチル−、3−トリフルオルメチル−、4−トリ
フルオルメチル−、3−ヒドロキシ−、4−シア
ノ−、4−メチルチオ−、4−アセタミド−、
3,4−ジクロル−、2,4−ジメチル−、3,
4−メチレンジオキシ及び3,4−(メチレンオ
キシメチレン)−フエニルである。 ベンゼン環Bの特に有用なものの例は、フエニ
ル又は2−フルオル−、2−クロル−、2−ブロ
ム−、2−メチル−、2−エチル−、2−イソプ
ロピル−、2−メトキシ−、2−ヒドロキシ−、
3−フルオル−又は3−クロル−フエニルであ
る。 本発明の酸の更に有利な群は、 式b: 〔式中、 (i) RaとRbは、共に水素、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) 一緒になつて、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は式:
−CH2CH2・CHCH3・CH2CH2−の基を形成
するか又は (iii) RaはC3〜8−アルキル、トリフルオルメチル、
クロルメチル、2−クロルエチル、ペンタフル
オルフエニル、又はフエニル又はベンジル又は
ナフチルであり、最後の3種は場合によりハロ
ゲン、C1〜4−アルキル、C1〜4−アルコキシ、ト
リフルオルメチル、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4
−アルキルチオ又はC1〜4−アルカノイルアミノ
置換分1個又は2個を又はメチレンジオキシ又
はメチレンオキシメチレン1個を有していても
よく、Rbは水素であり、 ベンゼン環Bは非置換であるか又は、2−ハロ
ゲノ−、2−C1〜4−アルキル−、2−C1〜4−アル
コキシ−、2−ヒドロキシ−又は3−ハロゲノ−
フエニルであり、 Ra及びジオキサン環の4位及び5位の置換分
はシス−関係の立体化学を有し、ビニレン基に隣
接している炭素原子は指示されたシス−関係の立
体化学を有する〕化合物又は生理学的に認容性の
陽イオンを与える塩基とのその塩又はメチル又は
そのエチルエステル又はそのメタンスルホンアミ
ド、エタンスルホンアミド又は1−メチルエタン
スルホンアミド誘導体よりなる。RaがC3〜8−ア
ルキルである場合の有利なものの例は、イソプロ
ピル、ブチル、ヘキシル又はオクチルである。 Raがフエニル、ベンジル又はナフチルである
場合のその上の置換分の有利なものの例は、ハロ
ゲンとしては、弗素、塩素又は臭素;C1〜4−アル
キルとしては、メチル;C1〜4−アルコキシとして
は、メトキシ;C1〜4−アルキルチオとしては、メ
チルチオ;C1〜4−アルカノイルアミノとしては、
アセタミドである。 ベンゼン環B上の置換分の有利なものの例は、
2−ハロゲンとしては、2−フルオル、2−クロ
ル又は2−ブロム;3−ハロゲノとしては、3−
フルオル又は3−クロル;2−C1〜4−アルキルと
しては2−メチル、2−エチル又は2−イソプロ
ピル;2−C1〜4−アルコキシとしては2−メトキ
シである。 式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
特別な塩の例は、アルカリ金属及びアルカリ土類
金属の塩例えばリチウム、ナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム及びカルシウム塩、アルミニウ
ム及びアンモニウム塩及び有機アミン又は生理学
的に認容性の陽イオンを形成する4級塩基との
塩、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、エチレンジアミン、ピペリジン、
モルホリン、ピロリジン、ピペラジン、エタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルグ
ルカミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド及びベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキ
シドとの塩である。 本発明の詳細な化合物は、実施例に記載されて
おり、そのうち特に重要な化合物は、5(Z)−7
−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテノイツク酸
又はその薬物学的に認容性の塩である。 式の化合物は、類縁化合物製造のために文献
に公知の有機化学の慣用方法で製造できる。この
ような方法は、本発明のもう1つの態様であり、
次の有利な方法で説明されるが、ここでRa、
Rb、Rc、ベンゼン環B、n、A及びYは前記の
ものを意味する: (a) RcがヒドロキシでAがビニレンである化合
物を得るため、式: のアルデヒドと式: (Rd)3P=CH.Y.CO- 2M+ () 〔式中RdはC1〜6−アルキル(殊にメチル又
はエチル)又はアリール(殊にフエニル)であ
り、M+は例えばアルカリ金属陽イオン例えば
リチウム、ナトリウム又はカリウム陽イオンで
ある〕のウイツテイヒ試薬とを反応させる。 一般式にこの方法では、ビニレン基の隣りの
炭素原子が主としてシス−関係の立体化学を有
し、即ちZ−異性体である式の化合物を生じ
る。しかしながら、この方法でトランス−関係
の立体化学を有する式の化合物(即ちE異性
体)も形成され、最初に得られるZ−及びE−
異性体の混合物の慣用の分離により得ることが
できる。 この方法は、好適な溶剤又は稀釈剤例えば芳
香族溶剤例えばベンゼン、トルエン、又はクロ
ルベンゼン、エーテル例えば1,2−ジメトキ
シエタン、ジブチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルスルホキシド又はテトラメチレ
ンスルホン又はこの種の溶剤又は稀釈剤1種以
上の混合物中で実施するのが有利である。この
方法は、一般に、例えば−80℃〜40℃の範囲の
温度で実施されるが、室温近くで即ち15〜35℃
の範囲内の温度で実施するのが有利である。 所望の場合には、二重結合のまわりでトラン
ス−関係の立体化学を有するこの方法の生成物
の割合は、屡々、適当な溶剤例えばテトラメチ
レンスルホンの選択により、かつ1又はアルカ
リハロゲン化合物例えば臭化リチウムを反応混
合物に添加することにより、増加させることが
できる。 式の出発ウイツテイヒ試薬は、一般に文献
に公知であるか又は、類似方法で得ることがで
きる。これらは、一般に、相応するホスホニウ
ムハライドを強塩基例えば水素化ナトリウム、
リチウムジイソプロピルアミド、カリウムt−
ブトキシド又はブチルリチウムを用いて、この
方法自体に用いられるような適当な溶剤中で処
理することにより得ることができ、一般に、(a)
法を実施する直前にその場で形成される。 式の出発物質は、次の又はの反応系に
示した系で得ることができる(これらの多くは
後の実施例で説明されている)。 試薬: (i) NaOEt,EtOH,臭化アリル (ii) LiAlH4 or LiBH4,THF (iii) p−TsOH,RaRb.CO又はRaRb.C
(OMe)2 (iv) ZnBH4,Et2O (v) O3,CH2CH2,次いでPh3P;又はOsO4,
NaIO4,t−BuOH,H2O (vi) NaH,DMSO,BrCH2CH(OMe)2 (vii) H+,H2O 注:R=C1〜4アルキル、例えばメチル又はエチ
ル 試薬: (i) B2H6;次いでH2O2 (ii) ピリジウムクロルクロメート,CH2Cl2;
又はDCCI,DMSO,ピリジン,TFA (iii) NaBH4,EtOH (iv) p−TsCl,ピリジン;次いでNaI,アセ
トン,△H (v) 1,3−ジチアン,リチウムジイソプロピ
ルアミド,THF,−78℃。 (vi) 硝酸アンモニウムセリウム,0℃ この反応系には、構造類似の化合物例えばプ
ロスタグランジン及びその類縁体の合成に公知
の官能基の選択的変換が包含され、かつ一般
に、文献に公知の同様な反応条件が使用され
る。例えばアルキルチオ置換分が存在すべき場
合には、非特異的酸化工程(即ち反応系の(v)
工程及び反応系の(vi)工程)をさける適当な反
応系が使用される。同様に、ヒドロキシ置換分
がベンゼン環B上に存在すべき場合には、式中
のヒドロキシ置換分が例えばそのトリメチルシ
リルエーテルとして保護されている式: の出発物質を使用することができる。次いで、
例えば方法(a)の実施に先だつ最終工程として慣
用の方法でテトラブチルアンモニウムフルオリ
ドと反応させることによりこの保護基を除く。
同様に、ベンゼン環B上にアシロキシ基置換分
が存在すべき場合には、これは、式の相応す
るヒドロキシ誘導体を、最終工程としての慣用
法を用いてアシル化することにより製造でき
る。 一般に反応系からジオキサン環の4,5位
における立体異性体の混合物が得られ、通例、
5−アリル−1,3−ジオキサン(): の閉環後に、慣用の方法、例えばクロマトグラ
フイを用いて所望のシス−立体異性体を分離す
る必要があることは明らかである。 5−アリル−1,3−ジオキサン()は、
b法の記載と類似のアセタール交換反応によつ
ても、例えば〔4,5−シス〕−5−アリル−
2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサンと過剰の適当な式: RaRb・COのケトン又はアセトン(又はそ
のジメチルアセタール又はケタール)とを、p
−トルエンスルホン酸の存在で反応させること
によつても得られる。この方法及び相応する変
法は実施例に記載されている。 このケトエステル(): は、実施例に記載のような慣用の有機合成によ
つて得ることができる。 (b) 式: 〔式中Qa及びQbの一方は水素であり、他方
は水素、アルカンスルホニル、アレンスルホニ
ル又は式:−CRR1・OHの基であり、ここで
R及びR1は同一又は異なるアルキル基である〕
のエリスロージオール誘導体を、式:RaRb.
COのカルボニル化合物又はそのアセタール、
半アセタール又は水和物と反応させる。 Qa又はQbがアルカンスルホニルである場合
の好適なものの例は、メタンスルホニル又はエ
タンスルホニルであり、これがアレンスルホニ
ルである場合の例は、ベンゼンスルホニル又は
p−トルエンスルホニルである。R及びR1の
好適なものの例は、メチル又はエチルである。 式:RaRb.COのカルボニル化合物(又はそ
の水和物又はC1〜4−アルカノールとのアセター
ル又は半アセタール)を過剰で使用するのが有
利である。 Qa及びQbの特性に応じて、異なる反応条件
が必要である。従つて、QaとQbが共に水素で
あるか又は一方が式:−CRR1・OHの基で他
方が水素である場合には、反応を、酸触媒例え
ば塩化水素、臭化水素、硫酸、燐酸、p−トル
エンスルホン酸又はアニオン形のスルホン化さ
れたポリスチレン触媒の存在で、有利に、適当
な溶剤又は稀釈剤例えばエーテル例えばジエチ
ルエーテル、ジブチルエーテル、1,2−ジメ
トキシエタン又はテトラヒドロフラン中で、か
つ、例えば10〜120℃の範囲の温度で、実施す
る。この酸触媒は、後の実施例8に示されてい
るように、式: 〔式中Rcはヒドロキシである〕の出発物質
の固有の酸性によつても供給されうる。 同様に、QaとQbの一方がアルカンスルホニ
ル又はアレンスルホニルであり、他方が水素で
ある場合には、反応をまず酸触媒の存在で、例
えば、式(式中Qa及びQbはアルカンスル
ホニル又はアレンスルホニルであり、他方は式
−CRaRb・OHの基である)の中間体を形成す
る前記条件下で実施する。次に後者中間体をそ
の場で、強塩基例えば水素化ナトリウム又はブ
チルリチウムの添加により、適当な溶剤又は稀
釈剤中、例えば前記工程の酸触媒を得るために
用いたエーテル溶剤中で、かつ例えば30〜100
℃の範囲の温度で、閉環して所望の式の化合
物にすることができる。 前記中間体を単離し、同定し、別個に、強塩
基の作用下に閉環して、式の化合物を生じる
ことが認められる。このような方法は本発明に
包含される。 これら式の出発物質(式中のQa及びQb
の双方は水素である;これは式のエリスロ
−ジオールである)は、例えば式中のRa及び
Rbが共にメチル又はエチルである式の化合
物(ここに記載の他の方法で得た)のジオキサ
ン環の温和な加水分解又はアルコール分解によ
つて得ることができる。この反応は、通例、例
えば25〜100℃の範囲、有利に30〜60℃の範囲
の温度度で、鉱酸水例えばアルコール性溶剤例
えばエタノール又は2−プロパノール中の塩酸
を用いて、実施される。 これら式の出発物質(式中QaとQbとの
一方は式−CRR1・OHであり、他方は水素で
ある)は、一般に、前記の式(Qa=Qb=
H)のエリスロ−ジオールの形成における中間
体として得られ、通例、単離又は同定されな
い。従つて、本発明により、式の化合物(式
中Ra及びRbはメチル又はエチルである)と、
過剰の式:RaRb・COの化合物とを、酸触媒
(例えば前記のもの)の存在で、有利に適当な
溶剤又は稀釈剤(例えば前記のエーテル)中
で、かつ、例えば10〜120℃の範囲の温度で、
反応させることよりなる方法も得られる。 これらの式の出発物質(ここでQa及び
Qbの一方はアルカンスルホニル又はアレンス
ルホニルであり、他方は水素である)は、相応
する式のエリスロジオール(Qa=Qb=
H)と1モル量の適当なアルカンスルホニル又
はアレンスルホニルハライド例えばメタンスル
ホニルクロリド又はp−トルエンスルホニルク
ロリドとの適当な溶剤又は稀釈剤(例えばエー
テル又はジクロルメタン)中、かつ塩基例えば
ピリジン又はトリエチルアミンの存在での反応
により得ることができる。 この式(Qa=Qb=H、A=ビニレン、
Rc=OH)のエリスロ−ジオールは、前記の(a)
法で、式: のトリメチルシリル化されたアルデヒド(これ
自体は例えば、反応系の(iii)工程を慣用のシリ
ル化工程に代えて製造)を用いてウイツテイヒ
反応を実施し、次いで、慣用方法で、例えばテ
トラブチルアンモニウムフルオリドを用いて、
式: のウイツテイヒ反応生成物から、トリメチルシ
リル保護基を除去することによつても、得られ
る。式の出発物質(Rcはヒドロキシ以外)
が所望である場合には、ウイツテイヒ反応生成
物()のカルボン酸基は後記の方法で、ト
リメチルシリル保護基の除去に先立ち誘導体に
されていてよい。 式中のAがエチレンである式の出発物質
は、式中のAがビニレンである相応する化合物
の慣用の水素添加により得ることができる。 (b)法は、通例、式中のRaとRbとの双方がト
リフルオルメチルである化合物の製法には好適
ではない。 このような状況下で、式の出発物質中の
Rcがヒドロキシである場合には、ある程度の
付随するエステル化は(b)法の間(例83参照)に
起こり、従つて、Rcがヒドロキシである所望
の式の化合物を得るためには、反応生成物の
加水分解((d)法による)が必要である。 必要な式:RaRb・COの出発ケトン及びそ
の誘導体は、一般に公知であるか又は、有機化
学の標準法で容易に得ることができる。 (c) 式中のRcがヒドロキシである式の化合物
を得るために、式: のアルコールを酸化する。 ある範囲の酸化剤、例えば硫酸又はアセトン
中の三酸化クロム、含水アセトン又はテトラヒ
ドロフラン中の白金及び酸素、又は三塩化ルテ
ニウムの存在における過硫酸アルカリがこの方
法で使用するのに好適である。酸化剤と相容性
の適当な溶剤又は稀釈剤を使用するのが有利で
ある。 この方法は、例えば10〜50℃の範囲の温度で
実施できるが、この分子内の他の敏感な置換分
の酸化の危険を最小にするために、室温又は室
温付近の温度で実施するのが有利である。同様
に、このような置換分が存在する場合に、この
方法は2工程で2種の酸化剤を用いて実施する
のが有利であり、酸化剤例えばピリジニウムク
ロルクロメート(有利にジクロルメタンのよう
な溶剤中)又はプフイツナー・モフアツト
(Pfitzner−Moffat)試薬(酸触媒例えば、ピ
リジントリフルオルアセテートの存在における
ジシクロヘキシルカルボジイミド及びジメチル
スルホキシド)を用いて、双方の場合に室温又
は室温付近の温度で、相応する式: のアルデヒドの中間的形成により有利に実施す
ることができる。次に、式のアルデヒド
は、別個に、アルカリ金属水素化合物例えば水
酸化ナトリウムの存在で、有利に溶剤又は稀釈
剤例えばC1〜4−アルカノール例えばエタノール
の存在で、かつ室温又は室温付近の温度で、温
和な酸化剤例えば酸化銀との反応により酸化し
て、所望の式(Rc=OH)のカルボン酸にす
ることができる。この後者の方法も本発明の態
様である。 式の出発物質(式中Aはビニレン基であ
る)は、(a)法と同様な方法であるが、式: (Rd)3P=CH・Y・CH2O・Si(CH3)3 〔式中Rdは前記のものを表わす〕のウイツ
テイヒ試薬及び式のアルデヒドを用い、次い
でトリメチルシリル保護基を生成物から常法で
除いて、所望の式のアルコールを生じるこ
とによつて得られる。同様にこれら式(式
中Aはエチレンである)の出発物質は、式
(式中Aはビニレンである)の相応する化合物
の慣用の水素化によつて得ることができる。 (d) 式中のRcがヒドロキシである式の化合物
を得るために、式: 〔式中Wはアルコキシカルボニル、フエノキ
シカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、シ
アノ又はカルバモイルである〕の化合物を加水
分解する。 Wがアルコキシカルボニルである特に有用な
ものは、メトキシカルボニル又はエトキシカル
ボニルである。 加水分解は、有利に塩基例えばアルカリ金属
水酸化物(例えば水酸化ナトリウム又は−カリ
ウム)の作用下に、適当な水性溶媒例えばC1〜4
−アルカノール(例えばメタノール又はエタノ
ール)又はグリコール(例えばエチレングリコ
ール)中、例えば15〜150℃の範囲の温度で実
施するのが有利である。一般に、Wがシアノ又
はカルバモイルである場合には、より高い反応
温度例えば80〜150℃の範囲の温度が要求され
る。 Wがシアノである式の出発物質は、塩
基例えばトリエチルアミンの存在下における式
: のアルコールと適当な溶剤例えばジクロルメタ
ン中のメタンスルホニルクロリドとの反応によ
り、式: のメシレートを形成し、次いで、これを50〜
100℃でジメチルスルホキシド中のシアン化カ
リウムと反応させることによつて得ることがで
きる。式の出発アルコールそのものは、
式のものと同様に(c)法で式: (Rd)3P=CH.Y.O.Si(CH3) 〔式中Rdは前記のものを表わす〕のウイツ
テイヒ試薬を用いて得ることができる。Aがエ
チレンである場合、式のアルコールはメタ
ンスルホニルクロリドとの反応の前に水素添加
することができる。 必要な式の出発物質は、同様にここに記
載の他の方法で得ることができる。 (e) 式中のRa,Rb又はベンゼン環Bは、ヒドロ
キシ置換分を有する式の化合物を得るため
に、式中のヒドロキシ基がトリメチルシリル、
C1〜6−アルキル(例えばメチル又はエチル)又
はアシル(例えばアセトキシ又はベンゾイルオ
キシ)保護基で保護されている該化合物の相応
する誘導体を脱保護する。 必要な脱保護条件は、関連保護基に依り決ま
る。従つて、例えばそれがメチル又はエチルで
ある場合(即ち、出発物質は式の相応するメ
トキシ又はエトキシ化合物である)、脱保護は、
例えば、適当な溶剤(例えばN,N−ジメチル
ホルムアミド)中のナトリウムチオエトキシド
と共に高めた温度例えば90〜160℃で加熱する
ことにより実施することができる。同様に、保
護基がアシロキシである場合には、適当な水性
溶剤(例えばC1〜4−アルカノール又はグリコー
ル)中の塩基(例えば水酸化ナトリウム又は同
カリウム)の存在で、例えば10〜60℃の範囲の
温度で加水分解することによつて除去すること
ができる。同様に、トリメチルシリル保護基の
場合には、これは、常法での水性テトラブチル
アンモニウムフルオリド又は弗化ナトリウムと
の反応により除去することができる。 必要な式の保護された誘導体は、同様に、
ここに記載の他の方法で製造することができ
る。 (f) 式中のRa及びRbの双方が水素である式の
化合物を得るために、式(式中Ra及びRb
は双方共に水素である)のエリスロ−ジオール
を塩基の存在下に、臭化メチレンと反応させ
る。 特に好適な塩基の例は、水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウム又は水素化ナトリウムであ
る。この方法は、適当な溶剤又は稀釈剤例えば
ジメチルスルホキシド中、例えば10〜40℃の範
囲の温度、特に室温又は室温付近で実施するの
が有利である。 RcがC1〜6−アルコキシである式の化合物
又はその反応性誘導体が所望である場合には、
慣用方法を用いてエステル化する。 従つて、Rcがヒドロキシである式の酸又
はその反応性誘導体は、適当なC1〜6−アルカノ
ールとの反応によりエステル化することができ
る。 この方法で式の遊離酸を使用する際に、反
応の間に、水が生じることは明らかである。結
果として、このような場合には、反応を、適当
な脱水剤例えば、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドの存在で、適当な溶剤又は稀釈剤例えばテ
トラヒドロフラン、アセトン、塩化メチレン又
は1,2−ジメトキシエタンの存在で、例えば
10〜50℃の範囲の温度で特に室温又は室温付近
で実施するのが特に有利である。 式の好適な反応性誘導体の例は、酸クロリ
ド−ブロミド、無水物、ギ酸との混合無水物又
はアジドであり、これらは、遊離酸から慣用方
法で製造できる。この方法でこの種の誘導体を
使用する際には、付加的な脱水剤は不必要であ
り、C1〜6−アルカノールは、大過剰で使用する
のが有利であり、場合によつては、適当な稀釈
剤又は溶剤例えばエーテル例えばテトラヒドロ
フラン又は1,2−ジメトキシエタンで稀釈し
てよい。 一般に、式の酸の反応性誘導体を用いる場
合には、反応の外部加熱は必要でない。 式中のRcがC1〜6−アルカンスルホンアミド
である式の化合物が所望である場合には、
Rcがヒドロキシである相応する式の酸又は
その反応性誘導体を適当なC1〜6−アルカンスル
ホンアミドと反応させる。 従つて、例えばRcがヒドロキシである式
の遊離酸と適当な脱水剤例えばジシクロヘキシ
ルカルボジイミドとを、場合によつては有機塩
基例えば4−ジメチルアミノピリジンと共に、
適当な溶剤又は稀釈剤例えば塩化メチレンの存
在で、10〜50℃の範囲の温度特に室温又は室温
付近で反応させることができる。式中のRcが
ヒドロキシである式の酸の反応性誘導体例え
ば酸ハライド(例えば酸クロリド)と、適当な
C1〜6−アルカンスルホンアミドのアルカリ金属
塩(例えばナトリウム塩)とを、有利に室温又
は室温付近で、かつ適当な溶剤又は稀釈剤例え
ばエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド又
は塩化メチレン中で反応させることもできる。 式中のAがエチレンである式の化合物が所
望の場合には、Aがビニレンである式の該化
合物に触媒の存在で水素添加する。 この水素添加は、適当な溶剤又は稀釈剤例え
ばC1〜4−アルカノール(例えばエタノール又は
2−プロパノール)中で、場合によつては水の
存在で、かつ、例えば15〜35℃の範囲の温度
で、例えば1〜2気圧の圧力での水素を用いて
実施することができる。 好適な触媒は例えば高価な金属触媒例えば、
不活性担体例えば炭素、硫酸バリウム又は炭酸
バリウム上のパラジウム金属である。 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩が
所望である場合には、これは、生理学的に認容
性の陽イオンを与える適当な塩基との反応によ
り、又は他の任意の慣用法で得られる。 更に、式の光学活性形の化合物が所望であ
る場合には、前記方法の1つを光学活性の出発
物質を用いて実施する。Rcがヒドロキシであ
る場合に、該化合物のラセミ形を光学活性形の
適当な有機塩基例えばエフエドリン、N,N,
N−トリメチル(1−フエニルエチル)アンモ
ニウムヒドロキシド又は1−フエニルエチルア
ミンと反応させ、引続きこうして得た塩のジア
ステレオイソマー混合物を例えば適当な溶剤例
えばC1〜4−アルカノールから分別結晶させる、
その後この光学活性形の式の該化合物を例え
ば鉱酸水例えば稀塩酸を用いる常法を用いる酸
での処理により遊離させることにより得ること
ができる。 式中のRcがヒドロキシ以外のものである
式の光学活性形の化合物が所望である場合に
は、これは、適当な光学活性形の前記酸を用い
る前記エステル化又はアミド化法を用いて得る
ことができる。 前記定義のような式及び式の中間体は新規
であり、本発明のもう1つの態様である。 前記のように、式の化合物は、TXA2の作用
の1種以上例えば血小板、血管系及び/又は肺に
対するある種の作用の拮抗剤である。この拮抗作
用は、次の試験で証明することができる。 (a) アゴニストとして、新しく調製されたTXA2
を用い、クエン酸塩添加された血小板の多い血
漿(25μ)にアラキドン酸(25μg)を添加
し、混合物を使用前に90秒間にわたり完全に凝
固させることにより生じさせたパイパー
(Piper)及びバン(Vane)により(Nature,
1969年、233、29〜35頁)考案された標準ウサ
ギ大動脈片モデル; (b) ボーン(Born)の記載(Nature,1962年、
194、927〜929頁)に基づき、かつクエン酸塩
添加され血小板の多いヒト血漿のアラキドン酸
の亜最大濃度(25〜100μg/ml)で誘起され
た凝固の、試験化合物による抑制の測定を包含
する標準血小板凝固試験及び (c) コンツエツト−ロスラ−モルモツトモデル
(Konzett−Rossler guinea−pig model)で
TXA2類似剤U46619 1〜1.5μg/Kgの静脈内
適用により誘起された気管支収縮の試験化合物
による抑制の測定を包含する標準気管支収縮試
験(Collier及びJamesのBrit.J.
Pharmacol.1967年30、283〜307頁記載の変
形)。 説明において、式の化合物5(Z)−7−(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)ヘプタノイツク酸は前記試
験で次の特性を有した: (a) pA2 6.28; (b) IC50約6.7×10-5M及び (c) 5mg/Kg(静注)で気管支収縮の90%が低
減。一般に、式の他の化合物は、試験(a)類似
の又は良好な作用レベル〔pA25.0〕を示し、
かつ、試験(b)及び(c)の少なくとも1方で、同様
な又はより良好な作用水準を示し、試験(c)で有
効適用量での明白な毒性を示さない。 同様に、b式の酸の次の代表的な群は試験(a)
で顕著な作用を示し〔pA2〓5.9〕、試験(c)で、明
白な毒性を示すことなく、50mg/Kg(又はより少
ない)で経口活性を示している。
【表】
【表】
* メタンスルホンアミド誘導体
血管系に対するTXA2の作用の拮抗作用は、次
の方法で説明できる: 雄ラツテ(Alderley Park strain)をナトリ
ウムペンタバルビタールで摩酔し、血圧を頚動脈
で監視した。U46619として公知のTXA2類似剤
(例えばR.L.Jones等によるChemistry,
Biochemistry and Pharmacological Activity
of Prostanoids,発行者:S.M.Roberts及びF.
Scheinmann;Pergamon Press1979年211頁)
を、頚部静脈から適用し、ED50(最大血圧上昇作
用の50%を得るのに必要な量)を確認した(n=
3)。U46619のED50は約5μg/Kgである。次に
試験化合物を頚動脈から又はカニユーレにより直
接、胃内に経口適用し、次に動物に、試験化合物
適用後5分後に、かつ引続きU46619の血圧上昇
作用がもはや遮断されなくなるまで、10分毎に
U46619のED50量を適用した。 説明において、この試験で、左旋性5(Z)−
(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプタノイツク酸
は、50mg/Kgの経口適用後120分間にわたり、
TXA2類似U46619の高血圧作用の顕著な低下
(>30%)を示した。しかしながら、式の一般
に好適な化合物は、10mg/Kg又はより以下での静
適用後少なくとも60分間にわたり、有効適用量で
の明白な毒性を示すことなしに、U46619の高血
圧作用の顕著な低下を示す。前記試験で経口適用
後少なくとも60分間にわたるU46619の高血圧作
用の顕著な低下を示す本発明の他の化合物は、例
えば前記リストに記載の化合物1,2,3,5,
11,13,20,21,23及び24である。 前記のように、式の化合物はTXA2の作用の
1種以上に拮抗することの望ましい混血動物の疾
病又は不利な症状の治療又は予防に使用すること
ができる。一般に、式の化合物は、この目的の
ために経口、非経口、静脈内、皮下、筋肉内又は
吸入により適用され、その適用量は、例えば0.5
〜20mg/体重(Kg)の範囲であり、1日4回まで
与えられ、症状の重症度及び治療患者の体の大き
さ及び年令により適用経路は変更される。 式の化合物は、一般に式の化合物又は適当
な場合には、前記定義のようなその塩を薬剤学的
に認容性の稀釈剤又は担持剤を共に含有する医薬
組成物の形で使用できる。 このような組成物は、種々の適用形であつてよ
い。例えば、これらは、錠剤、カプセル、経口適
用の溶液又は懸濁液の形、直腸適用のための坐剤
の形、静脈又は筋肉内注射のための無菌溶液又は
懸濁液の形、吸入適用のためのエーロゾル又は噴
霧溶液又は懸濁液の形及び薬剤学的に認容性の不
活性固体稀釈剤例えば乳糖と一緒にした吸入適用
のための粉末の形であつてよい。 この医薬組成物は、慣用法で、文献に公知の薬
剤学的に認容性の稀釈剤及び担持剤を用いて得る
ことができる。経口適用のための錠剤及びカプセ
ルは、有利に例えば酢酸セルロースフタレートよ
りなる腸溶コーテインクを用いて形成されてい
て、式の有効成分が胃酸と接触するのを最小に
することができる。 この医薬組成物は、治療の目的の1種以上の疾
病又は症状に有用であることの公知である薬剤、
例えば公知の血小板凝固抑制剤、脂質低下剤、血
圧降下剤、β−アドレナリン遮断剤を含有してい
てもよいか又は血管拡張剤も、心臓又は血管系疾
病又は症状の治療に使用するための本発明の医薬
組成物中に存在しているのも有利である。同様
に、実施例で、抗ヒスタミン、ステロイド(例え
ばベクロメタゾンジプロピオネート)、ナトリウ
ムクロムグリケート、ホスホジエステラーゼ阻害
剤又はβ−アドレナリン刺激剤が、肺疾患又は症
状の治療に使用するための本発明の医薬組成物中
に存在するのも有用でありうる。 治療薬中でのその使用に加えて、式の化合物
は、実験動物例えばネコ、イヌ、ウサギ、サル、
ラツテ及びマウスでのTXA2の作用の評価のため
の試験系の開発及び標準化における薬物学的試薬
として、新規薬剤の研究用成分としても有用であ
る。式の化合物は、そのTXA2拮抗作用に基づ
き、混血動物(又はその1部)における例えば肢
又は組織移植の間の人工体外循環における血液及
び血管の生活力を保持するのを助けるために使用
することもできる。この目的のために使用する際
に、式の化合物又はその生理学的に認容性その
塩は、一般に、血液中で1当り例えば0.5〜50
mgの範囲の濃度が絶えず達成されるように適用さ
れる。 次に本明細書中の化合物の式を示す: (Rd)3P=CH.Y.CO2 -M+ ところで、本発明を次の実施例につき詳説する
が、本発明はそれによつて限定されるものではな
いが、しかし特に次のことが記載される: (i) 蒸発は、真空中で回転蒸発によつて実施さ
れ; (ii) 操作は、室温で、すわち18℃〜26℃で実施さ
れ; (iii) カラムクロマトグラフイーは、メルク・キー
ゼルゲル(Merck Kieselgel)60(形式7734)
で試料1g当りSiO2約50〜70gを使用しかつ
方法を薄層クロマトグラフイーでメルク
(Merck)0.25mmキーゼルゲル(Kieselgel)
60F254板(形式5715)で監視することによつ
て実施され、フラツシユクロマトグラフイー
は、メルク・キーゼルゲル(Merck
Kieselgel)(形式9385)で実施され;これらの
材料は、E.メルク社(Darmstadt在、W.
Germany)から入手され; (iv) 収率は、説明のためにのみ記載されており、
必ずしも得られる最大値でなく; (v) NMRスペクトルは、テトラメチルシラン
(TMS)を内部標準として使用してCDCl3で
90MHzで普通に測定され、かつ次の略符号を主
ピークを示すために使用してTMSに対する化
学シフト(△値)として表わされた:s、一重
項;m、多重項;t、三重項;br、広幅;d、
二重項。 一重の化学シフト値が多重項(m)に対して
与えられている場合には、これは、多重項を作
る信号の中心点に相当し; (vi) 全部の最終生成物は、ラセミ化合物として単
離され;かつ (vii) Aがビニレン基であるような式の化合物
は、E−立体異性体形3〜5重量%を含有する
ことができる。 例 1 (2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)アセアルデヒド
(2.0g)をアルゴン雰囲気下で撹拌しかつ氷冷却
しながら無水ジメチルスルホキシド(150ml)中
の(4−カルボキシブチル)トリフエニルホスホ
ニウムブロミド(11.25g)及びジメシルナトリ
ウム(5.4g)から製造されたイリドの溶液に添
加し、この混合物を一晩中撹拌した。水(200ml)
を注意深く添加し、次いでエーテル(3×150ml)
で抽出し、中性物質の気泡を除去し;水相を修酸
水溶液でPH5〜6の酸性にし、次いでエーテルで
抽出し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、粗生成
物を黄色の油として生じた。カラムクロマトグラ
フイーでトルエン/酢酸エチル/酢酸(80:20:
2V/V)で溶離することにより、5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸を油
(1.8g)として生じ、この油を放置して固化し、
融点76℃〜78℃の物質を生じた;NMR:1.55
(6H,s)、1.3〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.3(5H,brs)及び9.59
(1H,s)ppm。 出発物質は、次のようにして得られた: 無水テトラヒドロフラン(20ml)中のエチル2
−アリル−3−オキソ−3−フエニルプロピオネ
ート*(10g)の溶液をアルゴン雰囲気下で−78
℃で撹拌しながら5分間にわたつてテトラヒドロ
フラン(130ml)中の水素化アルミニウムリチウ
ム(2g)の懸濁液に添加した。この混合物を室
温に昇温させ、6時間撹拌し、次に酢酸エチル
(25ml)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(100
ml)で処理した。この混合物を濾過し、水相をエ
ーテル(3×150ml)で抽出し、エーテル層を乾
燥し(Na2SO4)、蒸発させ、淡褐色の油(10g)
を生じた。カラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(9:1V/V)で溶離するこ
とにより、2−アリル−1−フエニル−1,3−
プロパンジオールを無色の油(5.4g)として生
じた;NMR:1.6〜2.2(3H,m)、3.0(1H,s)
及び7.3(5H,brs)。 2,2−ジメトキシプロパン(250ml)中の2
−アリル−1−フエニル−1,3−プロパンジオ
ール(5.4g)の溶液をp−トルエンスルホン酸
(25mg)で処理し、室温で一晩中放置した。トリ
エチルアミン(5滴)を添加し、次いで蒸発さ
せ、褐色の油を生じ、この油をフラツシユカラム
クロマトグラフイー(試料の重量1g当りシリカ
30:1)でトルエン/ヘキサン(1:1V/V)
で溶離することにより、(4,5−シス)−5−ア
リル−2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3
−ジオキサンを無色の油(2.1g)として生じ、
この油を放置して固化し、融点41℃〜43℃の物質
を生じ;NMR:1.55(6H,s)、1.2〜1.6(3H,
m)、3.8〜4.2(2H,m)、4.8〜5.9(3H,m)、5.2
(1H,d,J=2.7Hz)及び7.3(5H,brs)ppmな
らびに(4,5−トランス)−5−アリル−2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ンを無色の油(1.8g)として生じ、この油を放
置して固化し、融点31℃〜34℃の物質を生じた;
NMR:1.4(3H,s)、1.5(3H,s)、1.3〜2.2
(3H,m)、3.5〜4.0(2H,m)、4.5(1H,d,J
=10Hz)、4.7〜5.8(3H,m)及び7.3(5H,brs)
ppm。オゾンを−78℃で不変の青色に呈色するま
で塩化メチレン(200ml)中の(4,5−シス)−
5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン(2.1g)の溶液に通過させ
た。この溶液をアルゴンで無色になるまでフラツ
シングした。ジクロルメタン(40ml)中のトリフ
エニルホスフイン)(2.1g)の溶液を添加し、こ
の混合物を室温に昇温させた。この混合物を蒸発
させ、次いでカラムクロマトグラフイーでクロロ
ホルム/酢酸エチル(19:1V/V)で溶離する
ことにより、(2,2−ジメチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセト
アルデヒドを白色の固体(2.0g)(融点67℃〜69
℃)として生じた;NMR:1.55(6H,s)、2.0
〜3.4(3H,m)、3.7〜4.4(2H,m)、5.2(11H,
d,J=2.0Hz)及び7.3(5H,brs)ppm。〔*C.S.
Marvel及びF.D.Hager著、“Organic
Syntheses、Coll”第巻、第248頁、に記載の方
法と同じ方法によつて油として得られた〕。 例 2 ジアゾメタンを氷冷却しながら黄緑色の色が混
合物中に維持されるまで無水エーテル(10ml)中
の5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)−ヘ
プテン酸(320mg)の溶液中に蒸留した。エーテ
ル(10V/V%)中の酢酸の溶液を沸騰が終るま
で添加した。この混合物を濃縮し、テトラクロル
メタン(20ml)で稀釈し、室温で活性炭で脱色
し、蒸発させ、メチル5(Z)−7−(2,2−ジ
メチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)ヘプテノエートを無色の油(300
mg)として生じた;NMR:1.5(6H,s)、1.4〜
2.4(9H,m)、3.65(3H,s)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.2(3H,m)及び7.3(5H,s)ppm;m/
e:332(M+)。 例 3 例1と同様の方法で実施するが、(4−カルボ
キシペンチル)トリフエニルホスホニウムブロミ
ドを(4−カルボキシブチル)トリフエニルホス
ホニウムブロミドの代りに使用し、6(Z)−8−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)オクテン酸を無色の
油(2.2g)として得た;NMR:1.5(6H,s)
1.2〜3.5(11H,m)、3.7〜4.3(2H,m)及び7.3
(5H,m)ppm;m/e:404〔M+(CH3)3Si〕。 例 4 例1と同様の方法で実施するが、(2,2−ジ
エチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)アセトアルデヒドから出発し、5
(Z)−7−(2,2−ジエチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン
酸を無色の油として収率45%で得た;NMR:0.7
〜1.2(6H,m)、1.3〜2.6(13H,m)、3.7〜4.3
(2H,m)、5.1〜5.5(3H,m)及び7.3(5H,brs)
ppm;m/e347(M++M)及び317(M+−C2H5)。 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(400ml)中の(4,5−
シス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン(20g)の溶液を水
(100ml)中の塩酸(2モル、10ml)の溶液で処理
し、得られる溶液を還流下で3時間加熱した。こ
の混合物を蒸発させた。得られた褐色の油を酢酸
エチル(200ml)に溶解した。この溶液を水(3
×100ml)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発さ
せ、粗エリトロ−2−アリル−1−フエニル−
1,3−プロパンジオール(17g)を無色の油と
して生じ、この油を後精製することなしに使用し
た。 3−ペンタノン(10g)及びp−トルエンスル
ホン酸(50mg)を含有するトルエン(200ml)中
の粗エリトロ−2−アリル−1−フエニル−1,
3−プロパンジオール(17g)の溶液を水の除去
のためにデイーン(Dean)及びスターク
(Stark)による装置を使用して還流下で4時間
加熱した。この反応混合物をトルエン(100ml)
で稀釈し、水酸化ナトリウム水溶液(2モル、50
ml)で洗浄し、次いで水(100ml)で洗浄し、乾
燥し(Na2SO4)、蒸発させ、褐色の油を生じ、
この油をカラムクロマトグラフイーでトルエンで
溶離することにより、(4,5−シス)−5−アリ
ル−2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン(5.8g)を無色の油として生じた;
NMR:0.7〜1.2(6H,m)、1.4〜2.6(7H,m)、
3.7〜4.3(2H,m)、4.7〜5.9(3H,m)、5.2(1H,
d,J=3Hz)及び7.3(5H,m)ppm。 オゾンを−78℃で不変の青色の色に呈色するま
でジクロルメタン(600ml)中の(4,5−シス)
−5−アリル−2,2−ジエチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン(5.8g)の溶液に通過さ
せた。この溶液をアルゴンで無色になるまでフラ
ツシングした。次に、ジクロルメタン(150ml)
中のトリフエニルホスフイン(7.5g)の溶液を
添加し、この混合物を−20℃で一晩中撹拌し、か
つ室温で3時間撹拌した。この混合物を蒸発さ
せ、残滓をカラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(19:1V/V)で溶離するこ
とによつて精製し、(2,2−ジエチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
アセトアルデヒドを無色の油(4.3g)として生
じた;NMR:0.7〜1.2(6H,m)、1.6〜3.0(7H,
m)、3.6〜4.4(2H,m)、5.2(1H,d,J=2.4
Hz)、7.3(5H,brs)及び9.5(1H,s)ppm。 例 5 例1と同様の方法で実施するが、〔2,2−ジ
メチル−4−(2−メチルフエニル)−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル〕アセトアルデヒドか
ら出発し、5(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4
−(2−メチルフエニル)−1,3−ジオキサン−
シス−5−イル〕ヘプテン酸を白色の固体(0.69
g)(融点72℃〜75℃)として得た;NMR:1.55
(6H,s)、2.3(3H,s)、1.3〜2.7(9H,m)、
3.7〜4.3(2H,m)、5.0〜5.6(3H,m)及び7.1〜
7.6(4H,m)ppm;m/e:333〔M++H〕。 出発物質は、例1に記載の方法と同じ方法を用
いて油として得られた;NMR1.5(3H,s)、1.6
(3H,s)、1.8〜2.9(3H,m)、2.4(3H,s)、
3.6〜4.2(2H,m)、4.9(1H,d,J=9Hz)、7.1
〜7.6(4H,m)及び9.45(1H,s)ppm;これ
は、C.S.マーベル(Marvel)及びF.D.ハーガー
(Hager)著、“Organic Syntheses Coll”第
巻、第248頁、に記載の方法と同じ方法を用いて
油として得られたエチル2−アリル−3−(2−
メチルフエニル)−3−オキソプロピオネートか
ら出発した。 例1の中間体と同じ次の中間体が単離された: (a) 無色の油としての2−アリル−1−(2−メ
チルフエニル)−1,3−プロパンジオール;
NMR:1.6〜2.6(3H,m)、2.3(3H,s)、3.7
(2H,d)、4.8〜6.0(4H,m)及び7.0〜7.7
(4H,m)ppm; (b) 油としての(4,5−シス)−5−アリル−
2,2−ジメチル−4−(2−メチルフエニル)
−1,3−ジオキサン;NMR:1.3〜2.6(3H,
m)、1.55(6H,s)、2.3(3H,s)、3.7〜4.3
(2H,m)、4.8〜5.8(3H,m)、5.3(1H,d,
J=2.7Hz)及び7.0〜7.7(4H,m)ppm。 例 6 例1と同様の方法で実施するが、(4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセ
トアルデヒドから出発し、5(Z)−7−(4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
ヘプテン酸を無色の油として収率61%で得、この
油を固化し、融点42℃〜46℃の物質を生じた;
NMR:1.5〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、
4.8〜5.6(5H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/
e:290〔M+〕。 出発物質は、次のようにして得られた: ジメトキシメタン(5ml)及びp−トルエンス
ルホン酸(25mg)を含有するトルエン(100ml)
中の粗エリトロ−2−アリル−3−フエニル−
1,3−プロパンジオール(50g)の溶液を還流
下で2時間加熱した。更に、ジメトキシメタン
(2ml)を添加し、加熱を1時間連続させた。こ
の反応混合物を冷却し、水(2×50ml)で洗浄し
た。この有機相を乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発
させた。得られた褐色の油をカラムクロマトグラ
フイーでトルエンで溶離することによつて精製
し、(4,5−シス)−5−アリル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン(A)(520mg)を無色の油と
して生じた;NMR:1.5〜2.6(3H,m)、3.7〜
4.3(2H,m)、4.8〜5.9(5H,m)、5.3(1H,d,
J=6Hz)及び7.3(5H,brs)ppm。 t−ブチルアルコール(5ml)中のA(500mg)
の溶液を過沃素酸ナトリウム(1.2g)、水(5
ml)、t−ブチルアルコール(35ml)及び四酸化
オスミウム(5mg)を含有する溶液に添加した。
この混合物を3時間撹拌した。水(100ml)を添
加し、沈殿物を溶解し、この水溶液をトルエン
(3×50ml)で抽出した。この抽出液を乾燥し
(Na2SO4)、蒸発させ、カラムクロマトグラフイ
ーでクロロホルム/酢酸エチル(19:1V/V)
での溶離後に(4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)アセトアルデヒドを無色の
油(200mg)として生じた;NMR:2.1〜3.2
(3H,m)、4.1(2H,m)、4.9〜5.4(3H,m)、
7.3(5H,brs)及び9.6(1H,brs)ppm。 例 7 無水ジメチルスルホキシド(5ml)中の3−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)プロピオン)アルデ
ヒド(500mg)の溶液をアルゴン雰囲気下で氷冷
却しながら無水ジメチルスルホキシド(20ml)中
の(4−カルボキシプロピル)トリフエニルホス
ホニウムブロミド(2.4g)及びジメシルナトリ
ウム(1.2g)から製造されたイリドの撹拌した
溶液に添加した。この混合物を18時間撹拌した。
水(50ml)を添加し、この水性混合物をエーテル
(3×50ml)で抽出し、中性物質の気泡を除去し
た。この水相をPH5〜6の酸性にし(2モルの塩
酸)、エーテル(4×50ml)で抽出した。合した
抽出液を乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。
残留する黄色の油をカラムクロマトグラフイーで
トルエン/酢酸エチル/酢酸(80/20/2V/V)
で溶離することによつて精製し、4(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)−ヘプテン酸を油
(300mg)として生じた;NMR:1.5(6H,s)、
1.3〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.9〜5.4
(3H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/e:
191、107及び91。 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(1モル、11ml)中の硼素
の溶液をアルゴン雰囲気下で10分間にわたつて無
水テトラヒドロフラン(50ml)中の(4,5−シ
ス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン(2.32g)の氷冷却し
た撹拌溶液に添加した。撹拌を30分間連続させ、
この混合物を連続的に水酸化ナトリウム水溶液
(1モル、20ml)で処理し、かつ過酸化水素
(30W/V%;5ml)で処理した。更に、30分後、
飽和食塩水(100ml)を添加し、この混合物を酢
酸エチル(3×70ml)で抽出した。この抽出液を
乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、3−(2,2−ジ
メチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)−1−プロパノール(B)(2.6g)を
無色の油として生じ、この油を後精製することな
しに使用した。ジクロルメタン(25ml)中のクロ
ルクロム酸ピリジニウム(1.62g)の懸濁液をジ
クロルメタン(10ml)中のB(1.25g)の溶液で
処理した。この混合物を40分間撹拌した。次に、
エーテル(100ml)を添加し、この溶液を活性珪
酸マグネシウム(25g、60〜100メツシユ)を含
む短いカラムに通過させた。このカラムをエーテ
ルで十分に溶離し、この溶出液を蒸発させた。残
留する油をカラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(9:1V/V)で溶離するこ
とによつて精製し、3−(2,2−ジメチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)プロピオンアルデヒドを無色の油(550mg)
として生じた;NMR:1.55(6H,s)、1.2〜2.3
(5H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、5.2(1H,brs)、
7.3(5H,brs)及び9.55(1H,s)ppm。 例 8 無水テトラヒドロフラン(5ml)中のエリトロ
−5(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチ
ル−9−フエニルノネン酸(140mg)、p−トルエ
ンスルホン酸(5mg)及びフエニルアセトアルデ
ヒドジメチルアセタール(125μ)を含有する
溶液を60℃〜65℃で24時間加熱した。冷却した反
応混合物を蒸発させ、残滓をエーテル(10ml)で
稀釈した。得られた溶液を水(5ml)で洗浄し、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5ml)で洗浄し、
水(5ml)で洗浄し、かつ飽和食塩水(5ml)で
洗浄し、次に乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、黄色
の油を生じ、この油をカラムクロマトグラフイー
でジクロルメタン/メタノール(19:1V/V)
で溶離することによつて精製し、5(Z)−7−
(2−ベンジル−4−フエニル−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル)ヘプテン酸を淡黄色の油
(100mg)として生じ;NMR:1.3〜2.6(9H,
m)、3.0(2H,d)、3.7〜4.3(2H,m)、4.8〜5.5
(4H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;微量分析、
実測値:C、75.7;H、7.6%;計算値:C、
75.79;H、7.37% 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(180ml)中の5(Z)−7
−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(5.2
g)、水(20ml)及び塩酸水溶液(2モル、3ml)
を含有する溶液を60℃〜70℃で3時間加熱し、次
いで蒸発させた。得られた残滓を酢酸(100ml)
で稀釈し、水(3×100ml)で洗浄し、乾燥し
(Na2SO4)、蒸発させ、粗エリトロ−5(Z)−9
−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエ
ニル−5−ノネン酸を無色の油(4.5g)として
生じ、この油を後精製することなしに使用した。 例 9 例8に記載の方法と同じ方法を使用するが、シ
クロヘキサノンジエチルアセタールから出発し、
5(Z)−7−(4′−フエニル−〔シクロヘキサンス
ピロ−2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イ
ル)ヘプテン酸を無色の油として得、この油を放
置して固化し、融点76℃〜79℃の物質を生じた;
NMR:1.3〜2.7(19H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、
5.2〜5.6(3H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/
e:358(M+)。 例 10〜22 例1に記載の方法と同じ方法を使用するが、式
(n=1)の適当なアルデヒド及び(4−カル
ボキシブチル)トリフエニルホスホニウムブロミ
ドからのイリドから出発し、式b(Ra=Rb=
メチル)の次の化合物を得た:
血管系に対するTXA2の作用の拮抗作用は、次
の方法で説明できる: 雄ラツテ(Alderley Park strain)をナトリ
ウムペンタバルビタールで摩酔し、血圧を頚動脈
で監視した。U46619として公知のTXA2類似剤
(例えばR.L.Jones等によるChemistry,
Biochemistry and Pharmacological Activity
of Prostanoids,発行者:S.M.Roberts及びF.
Scheinmann;Pergamon Press1979年211頁)
を、頚部静脈から適用し、ED50(最大血圧上昇作
用の50%を得るのに必要な量)を確認した(n=
3)。U46619のED50は約5μg/Kgである。次に
試験化合物を頚動脈から又はカニユーレにより直
接、胃内に経口適用し、次に動物に、試験化合物
適用後5分後に、かつ引続きU46619の血圧上昇
作用がもはや遮断されなくなるまで、10分毎に
U46619のED50量を適用した。 説明において、この試験で、左旋性5(Z)−
(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプタノイツク酸
は、50mg/Kgの経口適用後120分間にわたり、
TXA2類似U46619の高血圧作用の顕著な低下
(>30%)を示した。しかしながら、式の一般
に好適な化合物は、10mg/Kg又はより以下での静
適用後少なくとも60分間にわたり、有効適用量で
の明白な毒性を示すことなしに、U46619の高血
圧作用の顕著な低下を示す。前記試験で経口適用
後少なくとも60分間にわたるU46619の高血圧作
用の顕著な低下を示す本発明の他の化合物は、例
えば前記リストに記載の化合物1,2,3,5,
11,13,20,21,23及び24である。 前記のように、式の化合物はTXA2の作用の
1種以上に拮抗することの望ましい混血動物の疾
病又は不利な症状の治療又は予防に使用すること
ができる。一般に、式の化合物は、この目的の
ために経口、非経口、静脈内、皮下、筋肉内又は
吸入により適用され、その適用量は、例えば0.5
〜20mg/体重(Kg)の範囲であり、1日4回まで
与えられ、症状の重症度及び治療患者の体の大き
さ及び年令により適用経路は変更される。 式の化合物は、一般に式の化合物又は適当
な場合には、前記定義のようなその塩を薬剤学的
に認容性の稀釈剤又は担持剤を共に含有する医薬
組成物の形で使用できる。 このような組成物は、種々の適用形であつてよ
い。例えば、これらは、錠剤、カプセル、経口適
用の溶液又は懸濁液の形、直腸適用のための坐剤
の形、静脈又は筋肉内注射のための無菌溶液又は
懸濁液の形、吸入適用のためのエーロゾル又は噴
霧溶液又は懸濁液の形及び薬剤学的に認容性の不
活性固体稀釈剤例えば乳糖と一緒にした吸入適用
のための粉末の形であつてよい。 この医薬組成物は、慣用法で、文献に公知の薬
剤学的に認容性の稀釈剤及び担持剤を用いて得る
ことができる。経口適用のための錠剤及びカプセ
ルは、有利に例えば酢酸セルロースフタレートよ
りなる腸溶コーテインクを用いて形成されてい
て、式の有効成分が胃酸と接触するのを最小に
することができる。 この医薬組成物は、治療の目的の1種以上の疾
病又は症状に有用であることの公知である薬剤、
例えば公知の血小板凝固抑制剤、脂質低下剤、血
圧降下剤、β−アドレナリン遮断剤を含有してい
てもよいか又は血管拡張剤も、心臓又は血管系疾
病又は症状の治療に使用するための本発明の医薬
組成物中に存在しているのも有利である。同様
に、実施例で、抗ヒスタミン、ステロイド(例え
ばベクロメタゾンジプロピオネート)、ナトリウ
ムクロムグリケート、ホスホジエステラーゼ阻害
剤又はβ−アドレナリン刺激剤が、肺疾患又は症
状の治療に使用するための本発明の医薬組成物中
に存在するのも有用でありうる。 治療薬中でのその使用に加えて、式の化合物
は、実験動物例えばネコ、イヌ、ウサギ、サル、
ラツテ及びマウスでのTXA2の作用の評価のため
の試験系の開発及び標準化における薬物学的試薬
として、新規薬剤の研究用成分としても有用であ
る。式の化合物は、そのTXA2拮抗作用に基づ
き、混血動物(又はその1部)における例えば肢
又は組織移植の間の人工体外循環における血液及
び血管の生活力を保持するのを助けるために使用
することもできる。この目的のために使用する際
に、式の化合物又はその生理学的に認容性その
塩は、一般に、血液中で1当り例えば0.5〜50
mgの範囲の濃度が絶えず達成されるように適用さ
れる。 次に本明細書中の化合物の式を示す: (Rd)3P=CH.Y.CO2 -M+ ところで、本発明を次の実施例につき詳説する
が、本発明はそれによつて限定されるものではな
いが、しかし特に次のことが記載される: (i) 蒸発は、真空中で回転蒸発によつて実施さ
れ; (ii) 操作は、室温で、すわち18℃〜26℃で実施さ
れ; (iii) カラムクロマトグラフイーは、メルク・キー
ゼルゲル(Merck Kieselgel)60(形式7734)
で試料1g当りSiO2約50〜70gを使用しかつ
方法を薄層クロマトグラフイーでメルク
(Merck)0.25mmキーゼルゲル(Kieselgel)
60F254板(形式5715)で監視することによつ
て実施され、フラツシユクロマトグラフイー
は、メルク・キーゼルゲル(Merck
Kieselgel)(形式9385)で実施され;これらの
材料は、E.メルク社(Darmstadt在、W.
Germany)から入手され; (iv) 収率は、説明のためにのみ記載されており、
必ずしも得られる最大値でなく; (v) NMRスペクトルは、テトラメチルシラン
(TMS)を内部標準として使用してCDCl3で
90MHzで普通に測定され、かつ次の略符号を主
ピークを示すために使用してTMSに対する化
学シフト(△値)として表わされた:s、一重
項;m、多重項;t、三重項;br、広幅;d、
二重項。 一重の化学シフト値が多重項(m)に対して
与えられている場合には、これは、多重項を作
る信号の中心点に相当し; (vi) 全部の最終生成物は、ラセミ化合物として単
離され;かつ (vii) Aがビニレン基であるような式の化合物
は、E−立体異性体形3〜5重量%を含有する
ことができる。 例 1 (2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)アセアルデヒド
(2.0g)をアルゴン雰囲気下で撹拌しかつ氷冷却
しながら無水ジメチルスルホキシド(150ml)中
の(4−カルボキシブチル)トリフエニルホスホ
ニウムブロミド(11.25g)及びジメシルナトリ
ウム(5.4g)から製造されたイリドの溶液に添
加し、この混合物を一晩中撹拌した。水(200ml)
を注意深く添加し、次いでエーテル(3×150ml)
で抽出し、中性物質の気泡を除去し;水相を修酸
水溶液でPH5〜6の酸性にし、次いでエーテルで
抽出し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、粗生成
物を黄色の油として生じた。カラムクロマトグラ
フイーでトルエン/酢酸エチル/酢酸(80:20:
2V/V)で溶離することにより、5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸を油
(1.8g)として生じ、この油を放置して固化し、
融点76℃〜78℃の物質を生じた;NMR:1.55
(6H,s)、1.3〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.3(5H,brs)及び9.59
(1H,s)ppm。 出発物質は、次のようにして得られた: 無水テトラヒドロフラン(20ml)中のエチル2
−アリル−3−オキソ−3−フエニルプロピオネ
ート*(10g)の溶液をアルゴン雰囲気下で−78
℃で撹拌しながら5分間にわたつてテトラヒドロ
フラン(130ml)中の水素化アルミニウムリチウ
ム(2g)の懸濁液に添加した。この混合物を室
温に昇温させ、6時間撹拌し、次に酢酸エチル
(25ml)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(100
ml)で処理した。この混合物を濾過し、水相をエ
ーテル(3×150ml)で抽出し、エーテル層を乾
燥し(Na2SO4)、蒸発させ、淡褐色の油(10g)
を生じた。カラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(9:1V/V)で溶離するこ
とにより、2−アリル−1−フエニル−1,3−
プロパンジオールを無色の油(5.4g)として生
じた;NMR:1.6〜2.2(3H,m)、3.0(1H,s)
及び7.3(5H,brs)。 2,2−ジメトキシプロパン(250ml)中の2
−アリル−1−フエニル−1,3−プロパンジオ
ール(5.4g)の溶液をp−トルエンスルホン酸
(25mg)で処理し、室温で一晩中放置した。トリ
エチルアミン(5滴)を添加し、次いで蒸発さ
せ、褐色の油を生じ、この油をフラツシユカラム
クロマトグラフイー(試料の重量1g当りシリカ
30:1)でトルエン/ヘキサン(1:1V/V)
で溶離することにより、(4,5−シス)−5−ア
リル−2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3
−ジオキサンを無色の油(2.1g)として生じ、
この油を放置して固化し、融点41℃〜43℃の物質
を生じ;NMR:1.55(6H,s)、1.2〜1.6(3H,
m)、3.8〜4.2(2H,m)、4.8〜5.9(3H,m)、5.2
(1H,d,J=2.7Hz)及び7.3(5H,brs)ppmな
らびに(4,5−トランス)−5−アリル−2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ンを無色の油(1.8g)として生じ、この油を放
置して固化し、融点31℃〜34℃の物質を生じた;
NMR:1.4(3H,s)、1.5(3H,s)、1.3〜2.2
(3H,m)、3.5〜4.0(2H,m)、4.5(1H,d,J
=10Hz)、4.7〜5.8(3H,m)及び7.3(5H,brs)
ppm。オゾンを−78℃で不変の青色に呈色するま
で塩化メチレン(200ml)中の(4,5−シス)−
5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン(2.1g)の溶液に通過させ
た。この溶液をアルゴンで無色になるまでフラツ
シングした。ジクロルメタン(40ml)中のトリフ
エニルホスフイン)(2.1g)の溶液を添加し、こ
の混合物を室温に昇温させた。この混合物を蒸発
させ、次いでカラムクロマトグラフイーでクロロ
ホルム/酢酸エチル(19:1V/V)で溶離する
ことにより、(2,2−ジメチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセト
アルデヒドを白色の固体(2.0g)(融点67℃〜69
℃)として生じた;NMR:1.55(6H,s)、2.0
〜3.4(3H,m)、3.7〜4.4(2H,m)、5.2(11H,
d,J=2.0Hz)及び7.3(5H,brs)ppm。〔*C.S.
Marvel及びF.D.Hager著、“Organic
Syntheses、Coll”第巻、第248頁、に記載の方
法と同じ方法によつて油として得られた〕。 例 2 ジアゾメタンを氷冷却しながら黄緑色の色が混
合物中に維持されるまで無水エーテル(10ml)中
の5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)−ヘ
プテン酸(320mg)の溶液中に蒸留した。エーテ
ル(10V/V%)中の酢酸の溶液を沸騰が終るま
で添加した。この混合物を濃縮し、テトラクロル
メタン(20ml)で稀釈し、室温で活性炭で脱色
し、蒸発させ、メチル5(Z)−7−(2,2−ジ
メチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)ヘプテノエートを無色の油(300
mg)として生じた;NMR:1.5(6H,s)、1.4〜
2.4(9H,m)、3.65(3H,s)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.2(3H,m)及び7.3(5H,s)ppm;m/
e:332(M+)。 例 3 例1と同様の方法で実施するが、(4−カルボ
キシペンチル)トリフエニルホスホニウムブロミ
ドを(4−カルボキシブチル)トリフエニルホス
ホニウムブロミドの代りに使用し、6(Z)−8−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)オクテン酸を無色の
油(2.2g)として得た;NMR:1.5(6H,s)
1.2〜3.5(11H,m)、3.7〜4.3(2H,m)及び7.3
(5H,m)ppm;m/e:404〔M+(CH3)3Si〕。 例 4 例1と同様の方法で実施するが、(2,2−ジ
エチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)アセトアルデヒドから出発し、5
(Z)−7−(2,2−ジエチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン
酸を無色の油として収率45%で得た;NMR:0.7
〜1.2(6H,m)、1.3〜2.6(13H,m)、3.7〜4.3
(2H,m)、5.1〜5.5(3H,m)及び7.3(5H,brs)
ppm;m/e347(M++M)及び317(M+−C2H5)。 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(400ml)中の(4,5−
シス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン(20g)の溶液を水
(100ml)中の塩酸(2モル、10ml)の溶液で処理
し、得られる溶液を還流下で3時間加熱した。こ
の混合物を蒸発させた。得られた褐色の油を酢酸
エチル(200ml)に溶解した。この溶液を水(3
×100ml)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発さ
せ、粗エリトロ−2−アリル−1−フエニル−
1,3−プロパンジオール(17g)を無色の油と
して生じ、この油を後精製することなしに使用し
た。 3−ペンタノン(10g)及びp−トルエンスル
ホン酸(50mg)を含有するトルエン(200ml)中
の粗エリトロ−2−アリル−1−フエニル−1,
3−プロパンジオール(17g)の溶液を水の除去
のためにデイーン(Dean)及びスターク
(Stark)による装置を使用して還流下で4時間
加熱した。この反応混合物をトルエン(100ml)
で稀釈し、水酸化ナトリウム水溶液(2モル、50
ml)で洗浄し、次いで水(100ml)で洗浄し、乾
燥し(Na2SO4)、蒸発させ、褐色の油を生じ、
この油をカラムクロマトグラフイーでトルエンで
溶離することにより、(4,5−シス)−5−アリ
ル−2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン(5.8g)を無色の油として生じた;
NMR:0.7〜1.2(6H,m)、1.4〜2.6(7H,m)、
3.7〜4.3(2H,m)、4.7〜5.9(3H,m)、5.2(1H,
d,J=3Hz)及び7.3(5H,m)ppm。 オゾンを−78℃で不変の青色の色に呈色するま
でジクロルメタン(600ml)中の(4,5−シス)
−5−アリル−2,2−ジエチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン(5.8g)の溶液に通過さ
せた。この溶液をアルゴンで無色になるまでフラ
ツシングした。次に、ジクロルメタン(150ml)
中のトリフエニルホスフイン(7.5g)の溶液を
添加し、この混合物を−20℃で一晩中撹拌し、か
つ室温で3時間撹拌した。この混合物を蒸発さ
せ、残滓をカラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(19:1V/V)で溶離するこ
とによつて精製し、(2,2−ジエチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
アセトアルデヒドを無色の油(4.3g)として生
じた;NMR:0.7〜1.2(6H,m)、1.6〜3.0(7H,
m)、3.6〜4.4(2H,m)、5.2(1H,d,J=2.4
Hz)、7.3(5H,brs)及び9.5(1H,s)ppm。 例 5 例1と同様の方法で実施するが、〔2,2−ジ
メチル−4−(2−メチルフエニル)−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル〕アセトアルデヒドか
ら出発し、5(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4
−(2−メチルフエニル)−1,3−ジオキサン−
シス−5−イル〕ヘプテン酸を白色の固体(0.69
g)(融点72℃〜75℃)として得た;NMR:1.55
(6H,s)、2.3(3H,s)、1.3〜2.7(9H,m)、
3.7〜4.3(2H,m)、5.0〜5.6(3H,m)及び7.1〜
7.6(4H,m)ppm;m/e:333〔M++H〕。 出発物質は、例1に記載の方法と同じ方法を用
いて油として得られた;NMR1.5(3H,s)、1.6
(3H,s)、1.8〜2.9(3H,m)、2.4(3H,s)、
3.6〜4.2(2H,m)、4.9(1H,d,J=9Hz)、7.1
〜7.6(4H,m)及び9.45(1H,s)ppm;これ
は、C.S.マーベル(Marvel)及びF.D.ハーガー
(Hager)著、“Organic Syntheses Coll”第
巻、第248頁、に記載の方法と同じ方法を用いて
油として得られたエチル2−アリル−3−(2−
メチルフエニル)−3−オキソプロピオネートか
ら出発した。 例1の中間体と同じ次の中間体が単離された: (a) 無色の油としての2−アリル−1−(2−メ
チルフエニル)−1,3−プロパンジオール;
NMR:1.6〜2.6(3H,m)、2.3(3H,s)、3.7
(2H,d)、4.8〜6.0(4H,m)及び7.0〜7.7
(4H,m)ppm; (b) 油としての(4,5−シス)−5−アリル−
2,2−ジメチル−4−(2−メチルフエニル)
−1,3−ジオキサン;NMR:1.3〜2.6(3H,
m)、1.55(6H,s)、2.3(3H,s)、3.7〜4.3
(2H,m)、4.8〜5.8(3H,m)、5.3(1H,d,
J=2.7Hz)及び7.0〜7.7(4H,m)ppm。 例 6 例1と同様の方法で実施するが、(4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセ
トアルデヒドから出発し、5(Z)−7−(4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
ヘプテン酸を無色の油として収率61%で得、この
油を固化し、融点42℃〜46℃の物質を生じた;
NMR:1.5〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、
4.8〜5.6(5H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/
e:290〔M+〕。 出発物質は、次のようにして得られた: ジメトキシメタン(5ml)及びp−トルエンス
ルホン酸(25mg)を含有するトルエン(100ml)
中の粗エリトロ−2−アリル−3−フエニル−
1,3−プロパンジオール(50g)の溶液を還流
下で2時間加熱した。更に、ジメトキシメタン
(2ml)を添加し、加熱を1時間連続させた。こ
の反応混合物を冷却し、水(2×50ml)で洗浄し
た。この有機相を乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発
させた。得られた褐色の油をカラムクロマトグラ
フイーでトルエンで溶離することによつて精製
し、(4,5−シス)−5−アリル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン(A)(520mg)を無色の油と
して生じた;NMR:1.5〜2.6(3H,m)、3.7〜
4.3(2H,m)、4.8〜5.9(5H,m)、5.3(1H,d,
J=6Hz)及び7.3(5H,brs)ppm。 t−ブチルアルコール(5ml)中のA(500mg)
の溶液を過沃素酸ナトリウム(1.2g)、水(5
ml)、t−ブチルアルコール(35ml)及び四酸化
オスミウム(5mg)を含有する溶液に添加した。
この混合物を3時間撹拌した。水(100ml)を添
加し、沈殿物を溶解し、この水溶液をトルエン
(3×50ml)で抽出した。この抽出液を乾燥し
(Na2SO4)、蒸発させ、カラムクロマトグラフイ
ーでクロロホルム/酢酸エチル(19:1V/V)
での溶離後に(4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)アセトアルデヒドを無色の
油(200mg)として生じた;NMR:2.1〜3.2
(3H,m)、4.1(2H,m)、4.9〜5.4(3H,m)、
7.3(5H,brs)及び9.6(1H,brs)ppm。 例 7 無水ジメチルスルホキシド(5ml)中の3−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)プロピオン)アルデ
ヒド(500mg)の溶液をアルゴン雰囲気下で氷冷
却しながら無水ジメチルスルホキシド(20ml)中
の(4−カルボキシプロピル)トリフエニルホス
ホニウムブロミド(2.4g)及びジメシルナトリ
ウム(1.2g)から製造されたイリドの撹拌した
溶液に添加した。この混合物を18時間撹拌した。
水(50ml)を添加し、この水性混合物をエーテル
(3×50ml)で抽出し、中性物質の気泡を除去し
た。この水相をPH5〜6の酸性にし(2モルの塩
酸)、エーテル(4×50ml)で抽出した。合した
抽出液を乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。
残留する黄色の油をカラムクロマトグラフイーで
トルエン/酢酸エチル/酢酸(80/20/2V/V)
で溶離することによつて精製し、4(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)−ヘプテン酸を油
(300mg)として生じた;NMR:1.5(6H,s)、
1.3〜2.6(9H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.9〜5.4
(3H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/e:
191、107及び91。 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(1モル、11ml)中の硼素
の溶液をアルゴン雰囲気下で10分間にわたつて無
水テトラヒドロフラン(50ml)中の(4,5−シ
ス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン(2.32g)の氷冷却し
た撹拌溶液に添加した。撹拌を30分間連続させ、
この混合物を連続的に水酸化ナトリウム水溶液
(1モル、20ml)で処理し、かつ過酸化水素
(30W/V%;5ml)で処理した。更に、30分後、
飽和食塩水(100ml)を添加し、この混合物を酢
酸エチル(3×70ml)で抽出した。この抽出液を
乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、3−(2,2−ジ
メチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)−1−プロパノール(B)(2.6g)を
無色の油として生じ、この油を後精製することな
しに使用した。ジクロルメタン(25ml)中のクロ
ルクロム酸ピリジニウム(1.62g)の懸濁液をジ
クロルメタン(10ml)中のB(1.25g)の溶液で
処理した。この混合物を40分間撹拌した。次に、
エーテル(100ml)を添加し、この溶液を活性珪
酸マグネシウム(25g、60〜100メツシユ)を含
む短いカラムに通過させた。このカラムをエーテ
ルで十分に溶離し、この溶出液を蒸発させた。残
留する油をカラムクロマトグラフイーでクロロホ
ルム/酢酸エチル(9:1V/V)で溶離するこ
とによつて精製し、3−(2,2−ジメチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)プロピオンアルデヒドを無色の油(550mg)
として生じた;NMR:1.55(6H,s)、1.2〜2.3
(5H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、5.2(1H,brs)、
7.3(5H,brs)及び9.55(1H,s)ppm。 例 8 無水テトラヒドロフラン(5ml)中のエリトロ
−5(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチ
ル−9−フエニルノネン酸(140mg)、p−トルエ
ンスルホン酸(5mg)及びフエニルアセトアルデ
ヒドジメチルアセタール(125μ)を含有する
溶液を60℃〜65℃で24時間加熱した。冷却した反
応混合物を蒸発させ、残滓をエーテル(10ml)で
稀釈した。得られた溶液を水(5ml)で洗浄し、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5ml)で洗浄し、
水(5ml)で洗浄し、かつ飽和食塩水(5ml)で
洗浄し、次に乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、黄色
の油を生じ、この油をカラムクロマトグラフイー
でジクロルメタン/メタノール(19:1V/V)
で溶離することによつて精製し、5(Z)−7−
(2−ベンジル−4−フエニル−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル)ヘプテン酸を淡黄色の油
(100mg)として生じ;NMR:1.3〜2.6(9H,
m)、3.0(2H,d)、3.7〜4.3(2H,m)、4.8〜5.5
(4H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;微量分析、
実測値:C、75.7;H、7.6%;計算値:C、
75.79;H、7.37% 出発物質は、次のようにして得られた: テトラヒドロフラン(180ml)中の5(Z)−7
−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(5.2
g)、水(20ml)及び塩酸水溶液(2モル、3ml)
を含有する溶液を60℃〜70℃で3時間加熱し、次
いで蒸発させた。得られた残滓を酢酸(100ml)
で稀釈し、水(3×100ml)で洗浄し、乾燥し
(Na2SO4)、蒸発させ、粗エリトロ−5(Z)−9
−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエ
ニル−5−ノネン酸を無色の油(4.5g)として
生じ、この油を後精製することなしに使用した。 例 9 例8に記載の方法と同じ方法を使用するが、シ
クロヘキサノンジエチルアセタールから出発し、
5(Z)−7−(4′−フエニル−〔シクロヘキサンス
ピロ−2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イ
ル)ヘプテン酸を無色の油として得、この油を放
置して固化し、融点76℃〜79℃の物質を生じた;
NMR:1.3〜2.7(19H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、
5.2〜5.6(3H,m)及び7.3(5H,brs)ppm;m/
e:358(M+)。 例 10〜22 例1に記載の方法と同じ方法を使用するが、式
(n=1)の適当なアルデヒド及び(4−カル
ボキシブチル)トリフエニルホスホニウムブロミ
ドからのイリドから出発し、式b(Ra=Rb=
メチル)の次の化合物を得た:
【表】
【表】
式(Ra=Rb=CH3、n=1)の必要な出発
物質のアルデヒドは、例1に記載の方法と同じ方
法で式(R=エチル)の適当なエチル2−アリ
ル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオネ
ートから出発し、式(Ra=Rb=メチル)の相
当する誘導体から収率56〜95%で得られた。この
アルデヒドは、次の性質を有する:
物質のアルデヒドは、例1に記載の方法と同じ方
法で式(R=エチル)の適当なエチル2−アリ
ル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオネ
ートから出発し、式(Ra=Rb=メチル)の相
当する誘導体から収率56〜95%で得られた。この
アルデヒドは、次の性質を有する:
【表】
次の中間体式(Ra=Rb=メチル)の(4,
5−シス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサンは、単離された
(この場合、全部の異性体(4,5−トランス)−
5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサンは、クロマトグラフイーによ
つて除去された):
5−シス)−5−アリル−2,2−ジメチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサンは、単離された
(この場合、全部の異性体(4,5−トランス)−
5−アリル−2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサンは、クロマトグラフイーによ
つて除去された):
【表】
式(Ra=Rb=メチル)の5−アリル−1,
3−ジオキサン誘導体それ自体は、例1の方法と
同様にして式aの適当な2−アリル−1−(置
換フエニル)−1,3−プロパンジオールのエリ
トロ形を2,2−ジメトキシプロパンの存在下で
環化することによつて得られた。式aの必要な
エリトロ−ジオールは、一般に式のエチル2−
アリル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピ
オネートの水素化アルミニウムリチウム又は硼水
素化リチウム還元によつて式bの相当するトレ
オ−ジオールと一緒にして油として得られ、かつ
特に精製又は特性決定なしに使用された。 式aのエリトロ−ジオールは、第1に硼水素
化亜鉛を使用し、引続き水素化アルミニウムリチ
ウムを使用する2段階の還元法によつて実質的に
トレオ−異性体bを含まないで得ることもでき
る。この方法は、エリトロ−2−アリル−1−
(2,6−ジフルオルフエニル)−1,3−プロパ
ンジオールの製造によつて詳説される: (a) 無水エーテル(20ml)中の無水塩化亜鉛
(1.7g)の溶液を無水エーテル(40ml)中の硼
水素化ナトリウム(1.1g)の撹拌した懸濁液
に添加し、この混合物を18時間撹拌した。固体
物質を濾過によつて除去した。次に、無水エー
テル(10ml)中のエチル2−アリル−3−(2,
6−ジフルオルフエニル)−3−オキソプロピ
オネート(1.4g)の溶液を0℃に冷却した濾
液に5分間にわたつて添加した。その後の混合
物を0℃で45分間撹拌した。次に、2モルの塩
酸をガスの発生が終るまで添加した。この有機
相を分離し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油(1.3
g)をフラツシユカラムクロマトグラフイーで
シリカ(40g)で溶離剤としての石油エーテル
(沸点60℃〜80℃)中の15V/V%酢酸エチル
を使用して精製し、エチルエリトロ−2−アリ
ル−3−(2,6−ジフルオルフエニル)−3−
ヒドロキシプロピオネート(A)(400mg)を油と
して生じた;NMR:1.02(3H,t)、2.58(3H,
m)、3.12(1H,m)、3.90(2H,q)、5.13(3H,
m)、5.83(1H,m)、6.83(2H,m)及び7.24
(1H,m)ppm。 (b) 無水エーテル(10ml)中のエステル(A)(340
mg)の溶液を0℃で窒素雰囲気下で3分間にわ
たつて無水エーテル(30ml)中の水素化アルミ
ニウムリチウムの撹拌した懸濁液に添加した。
この混合物を還流下で30分間加熱し、氷水によ
つて冷却した。次に、無水エーテル(10ml)中
の酢酸エチル(2ml)を添加し、次いで飽和塩
化アンモニウム溶液(25ml)を添加した。得ら
れた混合物を濾過によつて分離した。この有機
相を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、
蒸発させ、エリトロ−2−アリル−1−(2,
6−ジフルオルフエニル)−1,3−プロパン
ジオールを油(252mg)として生じた;
NMR:2.30(5H,m)、3.60(2H,d)、5.18
(3H,m)、5.9(1H,m)、6.95(2H,m)及び
7.30(1H,m)ppm。 硼水素化リチウムの方法は、2−アリル−1−
(2−エチルフエニル)−1,3−プロパンジオー
ルの製造によつて詳説される: 無水テトラヒドロフラン(THF)(40ml)中の
2−アリル−3−(2−エチルフエニル)−3−オ
キソプロピオネート(7.3g)の溶液を0℃で窒
素雰囲気下で無水THF(40ml)中の硼水素化リチ
ウム(1.32g)の撹拌した懸濁液に10分間で添加
した。次に、この混合物を室温で18時間撹拌し、
0℃〜5℃に冷却し、これに水(40ml)を添加し
た。水性混合物をPH2の酸性にし(濃塩酸)、酢
酸エチル(3×120ml)で抽出した。合した抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、か
つ蒸発させた。残留する油(6.1g)をクロマト
グラフイーでシリカ(180g)で酢酸エチル/石
油エーテル(沸点60℃〜80℃)3:7V/Vを使
用して精製し、2−アリル−1−(2−エチルフ
エニル)プロパン−1,3−ジオール(約4:1
エリトロ形対トレオ形を含有する)を油(4.0g)
として生じた;NMR:1.19(3H,m)、2.04(5H,
m)、2.59(2H,m)、3.76(2H,m)、5.02(3H,
m)、5.67(1H,m)、7.17(3H,m)及び7.47
(1H,m)ppm。 出発物質の式(R=エチル)のエチル2−ア
リル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオ
ネートは、マーベル(Marvel)及びハーガ
(Tager)の一般的方法を使用して適当な3−(置
換フエニル)−3−オキソプロピオネートをアリ
ル化することによつて油として得ることができ
る。この方法で得られた式のエステルの例は、
ベンゼン環Bが2−クロル−フエニル、3−クロ
ル−フエニル、3−フルオル−フエニル、2−メ
トキシ−フエニル、2−イソプロピル−フエニ
ル、2−トリフルオルメチル−フエニル、3−ト
リフルオルメチル−フエニル及び4−メチル−フ
エニルであるようなエステルである。必要な出発
物質の3−オキソプロピオネートは、次のよく知
られた標準法の1つを使用して製造された: (a) 適当な置換塩化ベンゾイルをt−ブチルエチ
ルマロネート及びマグネシウムエトキシドと反
応させ、相当するt−ブチルエチル2−(置換
ベンゾイル)マロネートを生じ、次にこのマロ
ネートを真空中でp−トルエンスルホン酸の存
在下で100℃で熱分解する方法(例えば、ベン
ゼン環Bが2−クロル−フエニル、2−メトキ
シ−フエニル、2−イソプロピル−フエニル及
び2−トリフルオルメチル−フエニルであるよ
うな3−オキソプロピオネート);又は (b) 適当な置換塩化ベンゾイルをモノエチルマロ
ネートのジリウム塩(−70℃でヘキサン中のブ
チルリチウムの2モル当量から得られた)と−
65℃で反応させ、引続き室温で酸性にし、それ
と同時に脱カルボキシル化する方法(例えば、
ベンゼン環Bが3−フルオル−フエニル、3−
クロル−フエニル、3−トリフルオルメチル−
フエニル及び4−メチル−フエニルであるよう
なオキソプロピオネート)。 出発物質の式(R=エチル)の2−アリル−
3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオネート
は、下記に詳説するようにt−ブチルエチルマロ
ネートから得ることもできる: (a) 炭酸カリウム(28.0g)を無水N,N−ジメ
チルホルムアミド(DMF)(100ml)中のt−
ブチルエチルマロネート(37.6g)の撹拌した
溶液に添加した。1時間後、臭化アリル(34
ml)を添加した。この混合物を70℃で66時間加
熱し、室温に冷却し、かつ水(900ml)で稀釈
した。得られた混合物を酢酸エチル(3×200
ml)で抽出した。この抽出液を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油をフ
ラツシユカラムクロマトグラフイーで酢酸エチ
ル/石油エーテル(沸点60℃〜80℃)1:
15V/V溶離することによつて精製し、t−ブ
チルエチル2−アリルマロネートを無色の油
(15.6g)(沸点70℃〜72℃/0.2mmHg)として
生じた;NMR:1.21(3H,t)、1.42(9H,
s)、2.66(2H,m)、3.28(1H,m)、4.16(2H,
q)5.06(2H,m)及び5.76(1H,m)ppm。 (b) 水素化ナトリウム(2.8g、鉱油中の50W/
W%分散液)を窒素雰囲気下で無水DMF(120
ml)中のt−ブチルエチル2−アリルマロネー
ト(13.4g)の氷冷却した溶液に15分間にわた
つて添加した。この混合物を室温で45分間撹拌
し、0℃に冷却した。2−エチルベンゾイルク
ロリド(10.1g)を2分間にわたつて添加し、
この混合物を室温で18時間撹拌した。DMFを
蒸発させ、残滓を水(100ml)及び酢酸エチル
(200ml)と一緒にして撹拌した。酢酸エチル相
を分離し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油
(21.8g)をフラツシユカラムクロマトグラフ
イーでシリカ(650g)で溶離剤としてのトル
エンを使用して精製し、t−ブチルエチル2−
アリル−2−(2−エチルベンゾイル)マロネ
ート(14.3g)を油として生じた;NMR:
1.25(15H,m)、2.7(2H,q)、2.9(2H,d)、
4.12(2H,q)5.31(2H,m)、6.05(1H,m)
及び7.35(4H,m)ppm。 (c) 酢酸(200ml)中のt−ブチルエチル2−ア
リル−2−(2−エチルベンゾイル)マロネー
ト(14.3g)、無水酢酸(4ml)及びp−トル
エンスルホン酸(100mg)の混合物を140℃で窒
素雰囲気下で75分間加熱し、次いで蒸発させ
た。この残滓を飽和重炭酸ナトリウム溶液
(100ml)及び酢酸エチル(100ml)の混合物と
一緒にして振盪した。この有機相を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油(9.3
g)をフラツシユカラムクロマトグラフイーで
溶離剤としてのトルエン(280g)を使用して
精製し、エチル2−アリル−3−(2−エチル
フエニル)−3−オキソプロピオネート(7.4
g)を淡黄色の油として生じた;NMR:1.19
(6H,m)、2.74(4H,m)、4.15(3H,m)、
5.05(2H,m)、5.79(1H,m)、7.30(3H,m)
及び7.61(1H,m)ppm。 前記(a)〜(c)と同様の方法は、付加的に次の化合
物の製造に使用された: (i) 油として得られたエチル2−アリル−3−
(2,6−ジフルオルフエニル)−3−オキソプ
ロピオネート;NMR:1.2(3H,t)、2.70
(2H,m)、4.17(3H,m)、4.92(2H,m)、
5.73(1H,m)、6.95(2H,m)及び7.26(1H,
m)ppm;ならびに (ii) 油として得られたエチル2−アリル−3−
(2−フルオルフエニル)−3−オキソプロピオ
ネート;NMR:1.23(3H,t)、2.67(2H,
m)、4.20(3H,m)、5.04(2H,m)、5.83(1H,
m)、7.09(2H,m)、7.37(1H,m)及び7.73
(1H,m)ppm。 相当するエチル3−(置換フエニル)−3−オキ
ソプロピオネートの直接のナトリウムエトキシド
アリル化によつて油として得られた式(R=エ
チル)の他の代表的2−アリル−3−オキソプロ
ピオネートの特性決定するNMRデータは、次の
とおりである: (i) エチル2−アリル−3−(2−トリフルオル
メチルフエニル)−3−オキソプロピオネー
ト;NMR:1.21(3H,m)、2.75(2H,m)、
4.14(3H,m)、5.04(2H,m)5.90(1H,m)
及び7.59(4H,m)ppm; (ii) エチル2−アリル−3−(2−クロルフエニ
ル)−3−オキソプロピオネート;NMR:1.20
(3H,m)、2.71(2H,m)、4.18(3H,m)、
4.93(2H,m)、5.73(1H,m)及び7.34(4H,
m)ppm;ならびに (iii) エチル2−アリル−3−(2−メトキシフエ
ニル)−3−オキソプロピオネート;NMR:
1.17(3H,m)、2.69(2H,m)、4.10(5H,m)、
5.00(2H,m)、5.81(1H,m)、6.95(2H,m)、
7.38(1H,m)及び7.51(1H,m)ppm。 例 23〜24 例1に記載の方法と同じ方法を使用し、式の
次の酸を得た: 例 23 固体としての5(Z)−7−(〔2,4,5−シ
ス〕−2−メチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)ヘプテン酸、収率55%、融点
31℃〜32℃;NMR:1.0〜2.4(12H,m)、3.7〜
4.3(2H,m)、4.7〜5.0(2H,m)、5.1〜5.5(2H,
m)及び7.1〜7.5(5H,m)ppm;この場合には、
(〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)アセトアル
デヒドから出発し、カリウムt−ブトキシド及び
テトラヒドロフランをジメチルナトリウム及びジ
メチルスルホキシドの代りに使用した; 例 24 油としての5(Z)−7−(2,2−ジプロピル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)ヘプテン酸、収率60%;NMR:0.8〜
2.8(23H,m)、3.6〜4.3(2H,m)、5.0〜5.6(3H,
m)、7.1〜7.6(5H,m)及び9.3(1H,brs)
ppm;この場合には、(2,2−ジプロピル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)アセトアルデヒドから出発した。 例23の出発物質のアセトアルデヒドは、例1に
記載の方法と同じ方法を使用し、2−アリル−1
−フエニル−1,3−プロパンジオールのエリト
ロ形をアセトアルデヒドで環化することによつて
油〔NMR:1.45(3H,d,J=5.0Hz)、1.5〜2.6
(3H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.8〜5.1(4H,
m)、5.3〜5.8(1H,m)及び7.1〜7.5(5H,m)
ppm〕として収率79%で得られた(2,4,5−
シス)−5−アリル−2−メチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサンそれ自体を酸化することに
よつて油〔NMR:1.45(3H,d,J=5.0Hz)、
2.1〜3.1(3H,m)、4.05(2H,s)、4.7〜5.1(2H,
m)、7.1〜7.5(5H,m)及び9.55(1H,s)
ppm〕として収率89%で得られた。 例24の出発物質のアセトアルデヒドは、例4に
記載の方法と同じ方法を使用し、(4,5−シス)
−5−アリル−2,2−ジプロピル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサンを酸化することによつて
油として収率95%で得られた。この(4,5−シ
ス)−5−アリル−2,2−ジプロピル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサンそれ自体は、例4の
同様の化合物に対して記載された方法と同じ方法
を使用し、エトリロ−2−アリル−1−フエニル
−1,3−プロパンジオールを3−ペンタノンと
反応させることによつて油〔NMR:0.7〜2.7
(17H,m)、3.7〜4.2(2H,m)、4.7〜5.8(4H,
m)及び7.0〜7.4(5H,m)ppm〕として収率42
%で得られた。 例 25〜29 シクロペンタノン(0.165ml)、エリトロ−5
(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−
9−フエニルノネン酸(0.52g)、オルト蟻酸ト
リエチル(0.4ml)及びp−トルエンスルホン酸
(5mg)の混合物を3時間撹拌した。次に、エー
テル(25ml)を添加し、この溶液を水(10ml)中
の水酸化カリウム(0.21g)の溶液で抽出した。
この塩基性抽出液をエーテル(10ml)で洗浄し、
次いでPH4の酸性にした(2モルの塩酸)。得ら
れたエマルジヨンをエーテル(2×30ml)で抽出
した。合した抽出液を水(3×20ml)で洗浄し、
飽和食塩水(20ml)で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた黄色の油
をフラツシユクロマトグラフイーでトルエン/酢
酸エチル/酢酸80:20:2V/Vを使用して精製
し、5(Z)−7−(4′−フエニル−〔シクロペンタ
ンスピロ−2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5
−イル)ヘプテン酸(例25)を無色の油(400mg)
として生じた;NMR:1.4〜2.5(17H,m)、3.7
〜4.2(2H,m)、5.1(1H,d,J=2Hz)、5.2〜
5.5(2H,m)及び7.1〜7.5(5H,m);m/e:
344(M+)。 同様の方法を使用するが、適当なケトンから出
発し、ベンゼン環Bが置換されていない式bの
次の酸を得た: 例 26 Ra+Rb=トリメチレン;収率37%で油とし
て;NMR:1.3〜2.7(15H,m)、3.7〜4.1(2H,
m)、5.0(1H,d,J=2Hz)、5.1〜5.5(2H,
m)、7.1〜7.4(5H,m)及び9.0(1H,brs)
ppm;m/e:330(M+)。 例 27 Ra+Rb=ヘキサメチレン;収率42%で油とし
て;NMR:1.2〜2.6(21H,m)、3.6〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)及び7.1〜7.5(5H,m)
ppm;m/e:372(M+)。 例 28 Ra=Rb=ブチル;収率10%で油として;
NMR:0.7〜2.6(27H,m)、3.7〜4.2(2H,m)、
5.1〜5.4(3H,m)及び7.1〜7.4(5H,m)ppm。 例 29 Ra=フエニル、Rb=メチル;収率40%で油と
して;NMR:1.65(3H,s)、7.0〜7.6(10H,
m)及び7.7〜8.7(1H,brs)ppm;m/e:380
(M+)。 例 30〜32 例8に記載の方法と同じ方法を使用するが、フ
エニルアセトアルデヒドジメチルアセタールを
1,1−ジメトキシヘプタン及び1,1−ジエト
キシプロパンに代えた: (a) 1,1−ジメトキシヘプタンの場合、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−ヘキシル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イ
ル)ヘプテン酸(例30)が固体(融点60℃〜62
℃)として収率74%で得られた;NMR:0.9
(3H,t)、1.1〜2.6(17H,m)、3.7〜4.2(2H,
m)、2.7(1H,t,J=4.0Hz)、4.9(1H,d,
J=3.0Hz)、5.1〜5.5(2H,m)及び7.1〜7.4
(5H,m)ppm;ならびに (b) 1,1−ジエトキシプロパンの場合、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−エチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イル)
ヘプテン酸(例31)が油として収率63%で得ら
れた;NMR:1.0(3H,m)、1.3〜2.6(11H,
m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.7(1H,t,J=5.0
Hz)、4.9(1H,d,J=3.0Hz)、5.1〜5.5(2H,
m)、7.1〜7.4(5H,m)及び8.2(1H,brs)
ppm。 同様に、例8の方法を使用し、エリトロ−5
(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル
−9−(2−メチルフエニル)ノネン酸(A)及び
3,3−ジメトキシペンタンにより、5(Z)−
7−(2,2−ジエチル−4−(2−メチルフエ
ニル)−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
ヘプテン酸(例32)を油として収率65%で得
た;NMR:0.7〜1.3(6H,m)、1.4〜2.6(13H,
m)、2.13(3H,s)、3.6〜4.2(2H,m)、4.9〜
5.4(3H,m)及び7.0〜7.6(4H,m)。 必要な出発物質の酸(A)は、例8に記載の9−
フエニル類縁化合物と同じ方法で、5(Z)−7
−〔2,2−ジメチル−4−(2−メチルフエニ
ル)−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕
ヘプテン酸から出発し、油として得られた;
NMR:1.1〜2.5(9H,m)、2.3(3H,s)、3.8
(2H,d,J=5.0Hz)、4.6〜5.6(3H,m)及
び7.0〜7.7(4H,m)ppm。 例 33 5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプ
テン酸(191mg,0.6ミリモル)を無水トルエン
(10ml)に溶解し、この溶液に新しく蒸留したベ
ンズアルデヒド(212mg,1.2ミリモル)及びp−
トルエンスルホン酸(3mg)を添加した。この混
合物を100℃で撹拌しながら加熱し、この場合に
は、薄層クロマトグラフイー(TLC)が反応の
完結を示すまで1〜2時間雰囲気から保護した
(乾燥管)。冷却した反応混合物をフラツシユカラ
ムクロマトグラフイーでシリカ(20g)で塩化メ
チレン中の5V/V%メタノールで溶離すること
によつて精製した。こうして、5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2,4−ジフエニル−1,
3−ジオキサン−5−イル)ヘプテン酸が粘稠な
油(254mg)として得られた;NMR:1.4〜2.8
(9H,m)、4.1〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、5.75(1H,s)、7.2〜7.7(10H,m)ppm;
m/e:366(M+)、348(M−H2O)、279〔M−
(CH2)3.CO2H〕、260(M−PhCHO)。 例 34〜64 例33に記載の方法と同じ方法を使用するが、ベ
ンズアルデヒドを式:Ra.CHOの適当な置換アル
デヒドに代え、式b(ベンセン環Bは置換され
ていない、Rb=H)の次の酸をフラツシユクロ
マトグラフイーのために塩化メチレン中の10V/
V%メタノール、塩化メチレン中の40V/V%ア
セトン又はトルエン/酢酸エチル/酢酸40:10:
1(容量)を溶離剤として使用して収率37〜92%
で得た。
3−ジオキサン誘導体それ自体は、例1の方法と
同様にして式aの適当な2−アリル−1−(置
換フエニル)−1,3−プロパンジオールのエリ
トロ形を2,2−ジメトキシプロパンの存在下で
環化することによつて得られた。式aの必要な
エリトロ−ジオールは、一般に式のエチル2−
アリル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピ
オネートの水素化アルミニウムリチウム又は硼水
素化リチウム還元によつて式bの相当するトレ
オ−ジオールと一緒にして油として得られ、かつ
特に精製又は特性決定なしに使用された。 式aのエリトロ−ジオールは、第1に硼水素
化亜鉛を使用し、引続き水素化アルミニウムリチ
ウムを使用する2段階の還元法によつて実質的に
トレオ−異性体bを含まないで得ることもでき
る。この方法は、エリトロ−2−アリル−1−
(2,6−ジフルオルフエニル)−1,3−プロパ
ンジオールの製造によつて詳説される: (a) 無水エーテル(20ml)中の無水塩化亜鉛
(1.7g)の溶液を無水エーテル(40ml)中の硼
水素化ナトリウム(1.1g)の撹拌した懸濁液
に添加し、この混合物を18時間撹拌した。固体
物質を濾過によつて除去した。次に、無水エー
テル(10ml)中のエチル2−アリル−3−(2,
6−ジフルオルフエニル)−3−オキソプロピ
オネート(1.4g)の溶液を0℃に冷却した濾
液に5分間にわたつて添加した。その後の混合
物を0℃で45分間撹拌した。次に、2モルの塩
酸をガスの発生が終るまで添加した。この有機
相を分離し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油(1.3
g)をフラツシユカラムクロマトグラフイーで
シリカ(40g)で溶離剤としての石油エーテル
(沸点60℃〜80℃)中の15V/V%酢酸エチル
を使用して精製し、エチルエリトロ−2−アリ
ル−3−(2,6−ジフルオルフエニル)−3−
ヒドロキシプロピオネート(A)(400mg)を油と
して生じた;NMR:1.02(3H,t)、2.58(3H,
m)、3.12(1H,m)、3.90(2H,q)、5.13(3H,
m)、5.83(1H,m)、6.83(2H,m)及び7.24
(1H,m)ppm。 (b) 無水エーテル(10ml)中のエステル(A)(340
mg)の溶液を0℃で窒素雰囲気下で3分間にわ
たつて無水エーテル(30ml)中の水素化アルミ
ニウムリチウムの撹拌した懸濁液に添加した。
この混合物を還流下で30分間加熱し、氷水によ
つて冷却した。次に、無水エーテル(10ml)中
の酢酸エチル(2ml)を添加し、次いで飽和塩
化アンモニウム溶液(25ml)を添加した。得ら
れた混合物を濾過によつて分離した。この有機
相を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、
蒸発させ、エリトロ−2−アリル−1−(2,
6−ジフルオルフエニル)−1,3−プロパン
ジオールを油(252mg)として生じた;
NMR:2.30(5H,m)、3.60(2H,d)、5.18
(3H,m)、5.9(1H,m)、6.95(2H,m)及び
7.30(1H,m)ppm。 硼水素化リチウムの方法は、2−アリル−1−
(2−エチルフエニル)−1,3−プロパンジオー
ルの製造によつて詳説される: 無水テトラヒドロフラン(THF)(40ml)中の
2−アリル−3−(2−エチルフエニル)−3−オ
キソプロピオネート(7.3g)の溶液を0℃で窒
素雰囲気下で無水THF(40ml)中の硼水素化リチ
ウム(1.32g)の撹拌した懸濁液に10分間で添加
した。次に、この混合物を室温で18時間撹拌し、
0℃〜5℃に冷却し、これに水(40ml)を添加し
た。水性混合物をPH2の酸性にし(濃塩酸)、酢
酸エチル(3×120ml)で抽出した。合した抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、か
つ蒸発させた。残留する油(6.1g)をクロマト
グラフイーでシリカ(180g)で酢酸エチル/石
油エーテル(沸点60℃〜80℃)3:7V/Vを使
用して精製し、2−アリル−1−(2−エチルフ
エニル)プロパン−1,3−ジオール(約4:1
エリトロ形対トレオ形を含有する)を油(4.0g)
として生じた;NMR:1.19(3H,m)、2.04(5H,
m)、2.59(2H,m)、3.76(2H,m)、5.02(3H,
m)、5.67(1H,m)、7.17(3H,m)及び7.47
(1H,m)ppm。 出発物質の式(R=エチル)のエチル2−ア
リル−3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオ
ネートは、マーベル(Marvel)及びハーガ
(Tager)の一般的方法を使用して適当な3−(置
換フエニル)−3−オキソプロピオネートをアリ
ル化することによつて油として得ることができ
る。この方法で得られた式のエステルの例は、
ベンゼン環Bが2−クロル−フエニル、3−クロ
ル−フエニル、3−フルオル−フエニル、2−メ
トキシ−フエニル、2−イソプロピル−フエニ
ル、2−トリフルオルメチル−フエニル、3−ト
リフルオルメチル−フエニル及び4−メチル−フ
エニルであるようなエステルである。必要な出発
物質の3−オキソプロピオネートは、次のよく知
られた標準法の1つを使用して製造された: (a) 適当な置換塩化ベンゾイルをt−ブチルエチ
ルマロネート及びマグネシウムエトキシドと反
応させ、相当するt−ブチルエチル2−(置換
ベンゾイル)マロネートを生じ、次にこのマロ
ネートを真空中でp−トルエンスルホン酸の存
在下で100℃で熱分解する方法(例えば、ベン
ゼン環Bが2−クロル−フエニル、2−メトキ
シ−フエニル、2−イソプロピル−フエニル及
び2−トリフルオルメチル−フエニルであるよ
うな3−オキソプロピオネート);又は (b) 適当な置換塩化ベンゾイルをモノエチルマロ
ネートのジリウム塩(−70℃でヘキサン中のブ
チルリチウムの2モル当量から得られた)と−
65℃で反応させ、引続き室温で酸性にし、それ
と同時に脱カルボキシル化する方法(例えば、
ベンゼン環Bが3−フルオル−フエニル、3−
クロル−フエニル、3−トリフルオルメチル−
フエニル及び4−メチル−フエニルであるよう
なオキソプロピオネート)。 出発物質の式(R=エチル)の2−アリル−
3−(置換フエニル)−3−オキソプロピオネート
は、下記に詳説するようにt−ブチルエチルマロ
ネートから得ることもできる: (a) 炭酸カリウム(28.0g)を無水N,N−ジメ
チルホルムアミド(DMF)(100ml)中のt−
ブチルエチルマロネート(37.6g)の撹拌した
溶液に添加した。1時間後、臭化アリル(34
ml)を添加した。この混合物を70℃で66時間加
熱し、室温に冷却し、かつ水(900ml)で稀釈
した。得られた混合物を酢酸エチル(3×200
ml)で抽出した。この抽出液を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油をフ
ラツシユカラムクロマトグラフイーで酢酸エチ
ル/石油エーテル(沸点60℃〜80℃)1:
15V/V溶離することによつて精製し、t−ブ
チルエチル2−アリルマロネートを無色の油
(15.6g)(沸点70℃〜72℃/0.2mmHg)として
生じた;NMR:1.21(3H,t)、1.42(9H,
s)、2.66(2H,m)、3.28(1H,m)、4.16(2H,
q)5.06(2H,m)及び5.76(1H,m)ppm。 (b) 水素化ナトリウム(2.8g、鉱油中の50W/
W%分散液)を窒素雰囲気下で無水DMF(120
ml)中のt−ブチルエチル2−アリルマロネー
ト(13.4g)の氷冷却した溶液に15分間にわた
つて添加した。この混合物を室温で45分間撹拌
し、0℃に冷却した。2−エチルベンゾイルク
ロリド(10.1g)を2分間にわたつて添加し、
この混合物を室温で18時間撹拌した。DMFを
蒸発させ、残滓を水(100ml)及び酢酸エチル
(200ml)と一緒にして撹拌した。酢酸エチル相
を分離し、飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油
(21.8g)をフラツシユカラムクロマトグラフ
イーでシリカ(650g)で溶離剤としてのトル
エンを使用して精製し、t−ブチルエチル2−
アリル−2−(2−エチルベンゾイル)マロネ
ート(14.3g)を油として生じた;NMR:
1.25(15H,m)、2.7(2H,q)、2.9(2H,d)、
4.12(2H,q)5.31(2H,m)、6.05(1H,m)
及び7.35(4H,m)ppm。 (c) 酢酸(200ml)中のt−ブチルエチル2−ア
リル−2−(2−エチルベンゾイル)マロネー
ト(14.3g)、無水酢酸(4ml)及びp−トル
エンスルホン酸(100mg)の混合物を140℃で窒
素雰囲気下で75分間加熱し、次いで蒸発させ
た。この残滓を飽和重炭酸ナトリウム溶液
(100ml)及び酢酸エチル(100ml)の混合物と
一緒にして振盪した。この有機相を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた油(9.3
g)をフラツシユカラムクロマトグラフイーで
溶離剤としてのトルエン(280g)を使用して
精製し、エチル2−アリル−3−(2−エチル
フエニル)−3−オキソプロピオネート(7.4
g)を淡黄色の油として生じた;NMR:1.19
(6H,m)、2.74(4H,m)、4.15(3H,m)、
5.05(2H,m)、5.79(1H,m)、7.30(3H,m)
及び7.61(1H,m)ppm。 前記(a)〜(c)と同様の方法は、付加的に次の化合
物の製造に使用された: (i) 油として得られたエチル2−アリル−3−
(2,6−ジフルオルフエニル)−3−オキソプ
ロピオネート;NMR:1.2(3H,t)、2.70
(2H,m)、4.17(3H,m)、4.92(2H,m)、
5.73(1H,m)、6.95(2H,m)及び7.26(1H,
m)ppm;ならびに (ii) 油として得られたエチル2−アリル−3−
(2−フルオルフエニル)−3−オキソプロピオ
ネート;NMR:1.23(3H,t)、2.67(2H,
m)、4.20(3H,m)、5.04(2H,m)、5.83(1H,
m)、7.09(2H,m)、7.37(1H,m)及び7.73
(1H,m)ppm。 相当するエチル3−(置換フエニル)−3−オキ
ソプロピオネートの直接のナトリウムエトキシド
アリル化によつて油として得られた式(R=エ
チル)の他の代表的2−アリル−3−オキソプロ
ピオネートの特性決定するNMRデータは、次の
とおりである: (i) エチル2−アリル−3−(2−トリフルオル
メチルフエニル)−3−オキソプロピオネー
ト;NMR:1.21(3H,m)、2.75(2H,m)、
4.14(3H,m)、5.04(2H,m)5.90(1H,m)
及び7.59(4H,m)ppm; (ii) エチル2−アリル−3−(2−クロルフエニ
ル)−3−オキソプロピオネート;NMR:1.20
(3H,m)、2.71(2H,m)、4.18(3H,m)、
4.93(2H,m)、5.73(1H,m)及び7.34(4H,
m)ppm;ならびに (iii) エチル2−アリル−3−(2−メトキシフエ
ニル)−3−オキソプロピオネート;NMR:
1.17(3H,m)、2.69(2H,m)、4.10(5H,m)、
5.00(2H,m)、5.81(1H,m)、6.95(2H,m)、
7.38(1H,m)及び7.51(1H,m)ppm。 例 23〜24 例1に記載の方法と同じ方法を使用し、式の
次の酸を得た: 例 23 固体としての5(Z)−7−(〔2,4,5−シ
ス〕−2−メチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)ヘプテン酸、収率55%、融点
31℃〜32℃;NMR:1.0〜2.4(12H,m)、3.7〜
4.3(2H,m)、4.7〜5.0(2H,m)、5.1〜5.5(2H,
m)及び7.1〜7.5(5H,m)ppm;この場合には、
(〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)アセトアル
デヒドから出発し、カリウムt−ブトキシド及び
テトラヒドロフランをジメチルナトリウム及びジ
メチルスルホキシドの代りに使用した; 例 24 油としての5(Z)−7−(2,2−ジプロピル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)ヘプテン酸、収率60%;NMR:0.8〜
2.8(23H,m)、3.6〜4.3(2H,m)、5.0〜5.6(3H,
m)、7.1〜7.6(5H,m)及び9.3(1H,brs)
ppm;この場合には、(2,2−ジプロピル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)アセトアルデヒドから出発した。 例23の出発物質のアセトアルデヒドは、例1に
記載の方法と同じ方法を使用し、2−アリル−1
−フエニル−1,3−プロパンジオールのエリト
ロ形をアセトアルデヒドで環化することによつて
油〔NMR:1.45(3H,d,J=5.0Hz)、1.5〜2.6
(3H,m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.8〜5.1(4H,
m)、5.3〜5.8(1H,m)及び7.1〜7.5(5H,m)
ppm〕として収率79%で得られた(2,4,5−
シス)−5−アリル−2−メチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサンそれ自体を酸化することに
よつて油〔NMR:1.45(3H,d,J=5.0Hz)、
2.1〜3.1(3H,m)、4.05(2H,s)、4.7〜5.1(2H,
m)、7.1〜7.5(5H,m)及び9.55(1H,s)
ppm〕として収率89%で得られた。 例24の出発物質のアセトアルデヒドは、例4に
記載の方法と同じ方法を使用し、(4,5−シス)
−5−アリル−2,2−ジプロピル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサンを酸化することによつて
油として収率95%で得られた。この(4,5−シ
ス)−5−アリル−2,2−ジプロピル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサンそれ自体は、例4の
同様の化合物に対して記載された方法と同じ方法
を使用し、エトリロ−2−アリル−1−フエニル
−1,3−プロパンジオールを3−ペンタノンと
反応させることによつて油〔NMR:0.7〜2.7
(17H,m)、3.7〜4.2(2H,m)、4.7〜5.8(4H,
m)及び7.0〜7.4(5H,m)ppm〕として収率42
%で得られた。 例 25〜29 シクロペンタノン(0.165ml)、エリトロ−5
(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−
9−フエニルノネン酸(0.52g)、オルト蟻酸ト
リエチル(0.4ml)及びp−トルエンスルホン酸
(5mg)の混合物を3時間撹拌した。次に、エー
テル(25ml)を添加し、この溶液を水(10ml)中
の水酸化カリウム(0.21g)の溶液で抽出した。
この塩基性抽出液をエーテル(10ml)で洗浄し、
次いでPH4の酸性にした(2モルの塩酸)。得ら
れたエマルジヨンをエーテル(2×30ml)で抽出
した。合した抽出液を水(3×20ml)で洗浄し、
飽和食塩水(20ml)で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。得られた黄色の油
をフラツシユクロマトグラフイーでトルエン/酢
酸エチル/酢酸80:20:2V/Vを使用して精製
し、5(Z)−7−(4′−フエニル−〔シクロペンタ
ンスピロ−2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5
−イル)ヘプテン酸(例25)を無色の油(400mg)
として生じた;NMR:1.4〜2.5(17H,m)、3.7
〜4.2(2H,m)、5.1(1H,d,J=2Hz)、5.2〜
5.5(2H,m)及び7.1〜7.5(5H,m);m/e:
344(M+)。 同様の方法を使用するが、適当なケトンから出
発し、ベンゼン環Bが置換されていない式bの
次の酸を得た: 例 26 Ra+Rb=トリメチレン;収率37%で油とし
て;NMR:1.3〜2.7(15H,m)、3.7〜4.1(2H,
m)、5.0(1H,d,J=2Hz)、5.1〜5.5(2H,
m)、7.1〜7.4(5H,m)及び9.0(1H,brs)
ppm;m/e:330(M+)。 例 27 Ra+Rb=ヘキサメチレン;収率42%で油とし
て;NMR:1.2〜2.6(21H,m)、3.6〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)及び7.1〜7.5(5H,m)
ppm;m/e:372(M+)。 例 28 Ra=Rb=ブチル;収率10%で油として;
NMR:0.7〜2.6(27H,m)、3.7〜4.2(2H,m)、
5.1〜5.4(3H,m)及び7.1〜7.4(5H,m)ppm。 例 29 Ra=フエニル、Rb=メチル;収率40%で油と
して;NMR:1.65(3H,s)、7.0〜7.6(10H,
m)及び7.7〜8.7(1H,brs)ppm;m/e:380
(M+)。 例 30〜32 例8に記載の方法と同じ方法を使用するが、フ
エニルアセトアルデヒドジメチルアセタールを
1,1−ジメトキシヘプタン及び1,1−ジエト
キシプロパンに代えた: (a) 1,1−ジメトキシヘプタンの場合、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−ヘキシル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イ
ル)ヘプテン酸(例30)が固体(融点60℃〜62
℃)として収率74%で得られた;NMR:0.9
(3H,t)、1.1〜2.6(17H,m)、3.7〜4.2(2H,
m)、2.7(1H,t,J=4.0Hz)、4.9(1H,d,
J=3.0Hz)、5.1〜5.5(2H,m)及び7.1〜7.4
(5H,m)ppm;ならびに (b) 1,1−ジエトキシプロパンの場合、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−エチル−4
−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イル)
ヘプテン酸(例31)が油として収率63%で得ら
れた;NMR:1.0(3H,m)、1.3〜2.6(11H,
m)、3.7〜4.3(2H,m)、4.7(1H,t,J=5.0
Hz)、4.9(1H,d,J=3.0Hz)、5.1〜5.5(2H,
m)、7.1〜7.4(5H,m)及び8.2(1H,brs)
ppm。 同様に、例8の方法を使用し、エリトロ−5
(Z)−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル
−9−(2−メチルフエニル)ノネン酸(A)及び
3,3−ジメトキシペンタンにより、5(Z)−
7−(2,2−ジエチル−4−(2−メチルフエ
ニル)−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)
ヘプテン酸(例32)を油として収率65%で得
た;NMR:0.7〜1.3(6H,m)、1.4〜2.6(13H,
m)、2.13(3H,s)、3.6〜4.2(2H,m)、4.9〜
5.4(3H,m)及び7.0〜7.6(4H,m)。 必要な出発物質の酸(A)は、例8に記載の9−
フエニル類縁化合物と同じ方法で、5(Z)−7
−〔2,2−ジメチル−4−(2−メチルフエニ
ル)−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕
ヘプテン酸から出発し、油として得られた;
NMR:1.1〜2.5(9H,m)、2.3(3H,s)、3.8
(2H,d,J=5.0Hz)、4.6〜5.6(3H,m)及
び7.0〜7.7(4H,m)ppm。 例 33 5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプ
テン酸(191mg,0.6ミリモル)を無水トルエン
(10ml)に溶解し、この溶液に新しく蒸留したベ
ンズアルデヒド(212mg,1.2ミリモル)及びp−
トルエンスルホン酸(3mg)を添加した。この混
合物を100℃で撹拌しながら加熱し、この場合に
は、薄層クロマトグラフイー(TLC)が反応の
完結を示すまで1〜2時間雰囲気から保護した
(乾燥管)。冷却した反応混合物をフラツシユカラ
ムクロマトグラフイーでシリカ(20g)で塩化メ
チレン中の5V/V%メタノールで溶離すること
によつて精製した。こうして、5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2,4−ジフエニル−1,
3−ジオキサン−5−イル)ヘプテン酸が粘稠な
油(254mg)として得られた;NMR:1.4〜2.8
(9H,m)、4.1〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、5.75(1H,s)、7.2〜7.7(10H,m)ppm;
m/e:366(M+)、348(M−H2O)、279〔M−
(CH2)3.CO2H〕、260(M−PhCHO)。 例 34〜64 例33に記載の方法と同じ方法を使用するが、ベ
ンズアルデヒドを式:Ra.CHOの適当な置換アル
デヒドに代え、式b(ベンセン環Bは置換され
ていない、Rb=H)の次の酸をフラツシユクロ
マトグラフイーのために塩化メチレン中の10V/
V%メタノール、塩化メチレン中の40V/V%ア
セトン又はトルエン/酢酸エチル/酢酸40:10:
1(容量)を溶離剤として使用して収率37〜92%
で得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
例64のアルデヒド出発物質は、次のようにして
得られた: 無水塩化メチレン(10ml)中の1,3−ジヒド
ロ(5−ベンゾ〔C〕フリル)−メタノール
(1.265g)の溶液に二クロム酸ピリジウム(3.23
g)を1回で添加した。暗色の混合物を90分間撹
拌し、エーテル(100ml)で稀釈した。得られた
懸濁液を珪藻土を通しての濾過によつて分離し
た。この残滓をエーテル(50ml)で洗浄し、合し
た濾液及び洗浄液を蒸発させた。残留する油をフ
ラツシユカラムクロマトグラフイーで40V/V%
酢酸エチル/ヘキサンで稀釈することによつて精
製し、1,3−ジヒドロ−(5−ベンゾ〔C〕フ
リル)−カルボキシアルデヒドを半固体物質
(0.66g)として生じた;NMR:9.95(1H,s)、
7.7〜7.8(2H,m)、7.3(1H,d,J−8H)及び
5.1(4H,s)ppm。 例 65〜69 例33に記載の方法と同じ方法を使用するが、
式:Ra.CHOの適当なアルデヒドから出発し、式
bの次の酸を収率30〜80%で得た; 例 65 Ra=イソプロピル、Rb=H、ベンゼン環Bは
置換されていない;油として;NMR:10.0(1H,
brs)、7.1〜7.5(5H,m)、5.0〜5.6(2H,m)、4.9
(1H,d,J=1Hz)、4.5(1H,d,J=3Hz)、
3.8〜4.2(2H,m)、1.3〜2.7(10H,m)及び1.05
(6H,d,J=8Hz)ppm;m/e:331(M++
H);この場合には、ベンズアルデヒドの代りに
イソブチルアルデヒドを室温で3日間使用した; 例 66 Ra=ペンチル、Rb=H、ベンゼン環Bは置換
されてない;油として;NMR:7.2〜7.4(5H,
m)、5.2〜5.5(2H,m)、4.9(1H,d,J=2
Hz)、4.7(1H,t,J=3Hz)、3.7〜4.2(2H,
m)及び0.7〜2.6(20H,m)ppm;m/e:359
(M++H);この場合には、ベンズアルデヒドの
代りにヘキサナールを使用した; 例 67 Ra=オクチル、Rb=H、ベンゼン環Bは置換
されてない;油として;NMR:7.1〜7.4(5H,
m)、5.1〜5.5(2H,m)、4.9(1H,d,J=1
Hz)、4.75(1H,t,J=3Hz)、3.7〜4.2(2H,
m)、1.05〜2.6(23H,m)及び0.85(3H,brt)
ppm;m/e:403(M++H);この場合には、ベ
ンズアルデヒドの代りに1−ノナナールから出発
した; 例 68 Ra=2−クロルフエニル、Rb=H、ベンゼン
還Bは2−フルオルフエニルである;油として;
NMR:1.4〜2.8(9H,m)、4.1〜4.3(2H,m)、
5.1〜5.5(3H,m)、6.05(1H,s)、7.22(7H,
m)及び7.82(1H,m)ppm;この場合には、2
−クロルベンズアルデヒド及び5(Z)−7−〔2,
2−ジメチル−4−(2−フルオルフエニル)−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘプテン
酸から出発した; 例 69 Ra=2−メチルフエニル、Rb=H、ベンゼン
環Bは2−メトキシフエニルである;油として;
NMR:1.4〜2.8(9H,m)、2.44(3H,s)、3.85
(3H,s)、4.0〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、5.87(1H,s)及び7.28(8H,m)ppm;こ
の場合には、2−メチルベンズアルデヒド及び5
(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4−(2−メトキ
シフエニル)−1,3−ジオキサン−シス−5−
イル〕ヘプテン酸から出発した。 例 70 例4に記載の方法と同じ方法を使用し、(4,
5−シス)−5−アリル−2,2−ジエチル−4
−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキサン
を酸化することによつて1720cm-1でのIR吸収で
収率64%で油として得られた〔2,2−ジエチル
−4−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル〕アセトアルデヒドそれ自
体から出発し、5(Z)−7−〔2,2−ジエチル
−4−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル〕ヘプテン酸(NMR:0.7
〜1.2(6H,m)、1.3〜2.6(13H,m)、3.7〜4.3
(2H,m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.11(3H,m)及
び7.52(1H,m)ppm〕を油として収率54%で得
た。この(4,5−シス)−5−アリル−2,2
−ジエチル−4−(2−フルオルフエニル)−1,
3−ジオキサンは、7.15(3H,m)及び7.58(1H,
m)ppmで重要なNMR芳香族プロトン信号を示
し、例4の相当する出発物質に対して記載された
方法と同じ方法を使用するが、(4,5−シス)−
5−アリル−2,2−ジエチル−4−(2−フル
オルフエニル)−1,3−ジオキサンから出発し、
エリトロ−2−アリル−1−(2−フルオルフエ
ニル)−1,3−プロパンジオールから収率23%
で得られた。 例 71 例1と同じ方法ではあるが、〔2,2−ビス
(トリフルオルメチル)−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル〕アセトアルデヒド
から出発し、5(Z)−7−〔2,2−ビス(トリ
フルオルメチル)−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−シス−5−イル〕ヘプテン酸を無色の油
として収率63%で得た;NMR:1.3〜2.6(9H,
m)、4.0〜4.5(2H,m)、4.9〜5.6(3H,m)及び
7.1〜7.5(5H,m)、ppm;m/e:426(M+)。 出発物質は、次のようにして得られた: (a) 塩化メチレン(50ml)中のp−トルエンスル
ホニルクロリド(15.8g)の溶液をトリエチレ
ンアミン(12.0ml)を含有する塩化メチレン
(150ml)中の粗製エリトロ−2−アリル−−1
−フエニル−1,3−プロパンジオール(15.4
g)の撹拌した溶液に1時間にわたつて添加
し、4℃で維持した。この混合物を4℃でさら
に1時間撹拌し、次いでエーテル(500ml)で
稀釈する前に室温で64時間撹拌した。その後の
混合物を連続的に水(100ml)で洗浄し、5W/
V%炭酸水素ナトリウム溶液(100ml)で洗浄
し、水(2×100ml)で洗浄し、かつ飽和食塩
水溶液(100ml)で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、濃縮し、油を生じ、この油をカラ
ムクロマトグラフイーで10V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶離し、3−(エリトロ−2−
アリル−1−フエニル−1,3−プロパンジオ
ール)p−トルエンスルホネートエステル
(X)を無色の油として収率69%で生じた;
NMR:1.8〜2.3(4H,m)、2.4(3H,s)、3.7
〜4.2(2H,m)、4.7〜5.0(3H,m)、5.35〜5.8
(1H,m)、7.2〜7.4(7H,m)及び7.75(2H,
d,J=8Hz)ppm。 (b) 無水p−トルエンスルホン酸(5mg)を含有
する無水エーテル(10ml)中のエステル(X)
(3.46g)の溶液を−70℃でヘキサフルオルア
セトン(セスキ水和物3.0mlから製造した)の
撹拌した溶液に10分間にわたつて添加した。こ
の混合物を−70℃で2 1/2時間撹拌し、次に16
時間撹拌しながら室温に昇温させた。この溶剤
を蒸発させ、無水エーテル(50ml)に溶解した
残留油及び水素化ナトリウム(0.36g)を少量
ずつ添加した。撹拌した混合物を還流下で1時
間加熱し、冷却し、エタノール(2ml)及びエ
ーテル(50ml)で処理した。この混合物を水
(4×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、か
つ蒸発させた。残留する油をカラムクロマトグ
ラフイーで1.5V/V%酢酸エチル/ヘキサン
で溶離し、(4,5−シス)−5−アリル−2,
2−ビス(トリフルオルメチル)−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン(Y)を結晶性固体
(収率61%)として生じた;融点34℃〜35℃。
NMR:1.6〜2.5(3H,m)、4.1〜4.5(2H,m)、
4.8〜5.7(4H,m)、及び7.1〜7.4(5H,m)
ppm;m/e:340(M+)。 (c) オゾンを不変の青色に呈色するまで−78℃で
酢酸エチル(100ml)中のジオキサン(Y)
(1.70g)の溶液に通過させた。次に、この溶
液を無色になるまでアルゴンでフラツシングし
た。次に、酢酸エチル(20ml)中のトリフエニ
ルホスフイン(1.97g)の溶液を添加し、この
混合物を78℃で1時間撹拌し、次に4℃で一晩
中撹拌た。この混合物を蒸発させ、残滓をカラ
ムクロマトグラフイーで15V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶離することによつて精製し、
〔2,2−ビス(トリフルオルメチル)−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル〕アセトアルデヒドを結晶性固体(融点52.5
℃〜53.5℃)として収率93%で生じた;
NMR:2.15〜3.1(3H,m)、4.0〜4.7(2H,
m)、5.55(1H,brs)、7.15〜7.55(5H,m)及
び9.55(1H,s)ppm;m/e:342(M+)。 例 72〜73 例71に記載の方法と同じ方法で、次のものが製
造された: 結晶性固体(融点87.5℃〜88.5℃)としての5
(Z)−7−(〔2,4,5−シス〕−2−トリフル
オルメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−5−イル)ヘプテン酸(例72)、収率76%;
NMR:1.2〜2.7(9H,m)、3.8〜4.3(2H,m)、
4.95〜5.6(4H,m)、7.1〜7.4(5H,m)及び9.25
(1H,brs)ppm;m/e:357(M+−H);及び 結晶性固体(融点62℃〜64℃)としての5(Z)
−7−(〔2,4−トランス,4,5−シス〕−2
−トリフルオルメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−5−イル)ヘプテン酸(例73)、収
率96%;NMR:1.5〜2.6(9H,m)、3.85〜4.5
(2H,m)、5.05〜5.6(4H,m)、7.1〜7.5(5H,
m)及び9.85(1H,brs)ppm;m/e:358
(M+)。 次の中間体を得た: (i) 油としての〔2,4,5−シス〕−2−トリ
フルオルメチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)アセトアルデヒド、収率96
%;NMR:2.15〜3.2(3H,m)、4.0〜4.2(2H,
m)、5.0〜5.2(2H,m)、7.15〜7.5(5H,m)
及び9.6(1H,s)ppm;m/e:274(M+);
及び (ii) 結晶性固体(融点62℃〜63℃)としての
(〔2,4−トランス、4,5−シス〕−2−ト
リフルオルメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−5−イル)アセトアルデヒド、収率
92%;NMR:2.2〜3.05(3H,m)、3.8〜4.65
(2H,m)、5.1〜5.55(2H,m)、7.15〜7.5
(5H,m)及び9.6(1H,s)ppm。 これらのアルデヒドは、例71の記載と同様に
して相当する5−アリル−1,3−ジオキサン
を酸化することによつて得られた。これらのジ
オキサンは、例71の方法(b)のヘキサフルオルア
セトンに対してトリフルオルアセトアルデヒド
を置き換えることによつて一緒に得られ、引続
きシリカで溶離剤としての2V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンを用いてクロマトグラフイーによ
り分離することによつて次のものが単離され
た: (iii) 結晶性固体(融点60℃〜61℃)としての収率
49%の〔2,4,5−シス〕−5−アリル−2
−トリフルオルメチル−4−フエニル−1,3
−ジオキサン;NMR:1.6〜1.95(2H,m)、
2.1〜2.6(1H,m)、3.9〜4.4(2H,m)、4.8〜
5.15(4H,m)、5.3〜5.8(1H,m)及び7.2〜
7.4(5H,m)ppm;m/e:272(M+)。;及び (iv) 結晶性固体(融点78℃〜79℃)としての収率
15%の〔2,4−トランス,4,5−シス〕−
5−アリル−2−トリフルオルメチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン;NMR:1.65〜
2.45(3H,m)、3.9〜4.5(2H,m)、4.8〜5.8
(5H,m)及び7.25〜7.45(5H,m)ppm;
m/e:272(M+)。 例 74 メタノール(10ml)中のメチル5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2−クロルメチル−4−
フエニル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプ
テノエート(300mg)の溶液に水酸化カリウム水
溶液(2モル、2.6ml)を添加した。この混合物
を4 1/2時間滓撹し、水(50ml)で稀釈し、次に
エーテル(2×20ml)で抽出し、抽出液を廃棄し
た。この水相をPH5の酸性にし(2モルの塩酸)、
エーテル(3×20ml)で抽出した。この抽出液を
乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じ、この油
をカラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸エ
チル/酢酸85:12:2(容量)で溶離し、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−クロルメチル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イ
ル)ヘプテン酸を収率92%で結晶性固体(融点58
℃〜61℃)として生じた;NMR:1.4〜2.7(9H,
m)、3.65(2H,d,J=4Hz)、3.85〜4.3(2H,
m)、4.85〜5.55(4H,m)、7.2〜7.4(5H,m)及
び8.4(1H、brs)ppm。 例 75 メチル5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8
−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネノエート
(584mg)、p−トルエンスルホン酸(10mg)及び
2−クロル−1,1−ジメトキシエタン(2ml)
を含有する溶液を100℃で18時間加熱した。冷却
した反応混合物をエーテル(80ml)で稀釈し、連
続的に5W/W%炭酸水素ナトリウム溶液(2×
10ml)で洗浄し、水(3×10ml)を洗浄し、かつ
飽和塩化ナトリウム溶液(1×10ml)で洗浄し、
次に乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じ、こ
の油を溶離剤としての2V/V%酢酸エチル/ト
ルエンを用いてカラムクロマトグラフイー処理
し、メチル5(Z)−7−(〔2,4,5−シス〕−
2−クロルメチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)ヘプテノエートを無色の油と
して収率52%で生じた;NMR:1.4〜2.65(9H,
m)、3.6〜3.8(5H,m)、3.8〜4.25(2H,m)、
4.85〜5.55(4H,m)、及び7.2〜7.45(5H,m)
ppm;m/e:351(M+−H)。 出発物質は、次のようにして得られた:ジアゾ
メタンのエーテル性溶液を黄色の色が混合物中に
維持されるまで4℃で無水エーテル(50ml)中の
5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロ
キシメチル−9−フエニルノネン酸(3.99g)の
溶液に添加した。次に、酢酸2、3滴を沸騰が終
るまで添加した。この混合物を蒸発させ、油を生
じ、この油を溶離剤としてのトルエン/酢酸エチ
ル/酢酸70:30:2(容量)を用いてカラムクロ
マトグラフイー処理し、メチル5(Z)−エリトロ
−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−
フエニルノネノエートを無色の油として収率81%
で生じた;NMR:1.4〜2.4(9H,m)、2.6〜3.1
(2H,brs)、3.55〜3.8(5H,m)、4.9〜5.55(3H,
m)及び7.15〜7.45(5H,m)ppm。 例 76〜79 例74に記載の方法と同じ方法を用いて、次の化
合物を相当するメチルエステルを加水分解するこ
とによつて得た: 例 76 結晶性固体としての5(Z)−7−(〔2,4,5
−シス〕−2−クロルエチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−5−イル)ベプテン酸、収率92
%;NMR:1.4〜2.6(11H,m)、3.75(2H,t,
J=7Hz)、3.8〜4.2(2H,m)、4.9〜5.55(4H,
m)、7.2〜7.4(5H,m)及び9.8(1H,brs)
ppm; 例 77 無色の油としての5(Z)−7−(4′−フエニル
−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−2′−1,
3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘプテン酸
(異性体A*)、収率81%;NMR:0.7〜2.9(21H,
m)、3.6〜4.2(2H,m)、4.9〜5.6(3H,m)及び
7.1〜7.5(5H,m)ppm;m/e:372(M+);及
び 例 78 無色の油としての5(Z)−7−(4′−フエニル
−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−2′−1,
3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘプテン酸
(異性体B*)、収率53%;NMR:0.7〜2.9(21H,
m)、3.6〜4.4(2H,m)、5.0〜5.5(3H,m)及び
7.1〜7.5〔5H,m)ppm;m/e:372(M+);〔*
異性体A及びBは、10V/V%酢酸エチル/ヘキ
サンでのTLC分析で明らかなように、それぞれ
メチル5(Z)−7−(4′−フエニル−〔4−メチル
シクロヘキサンスピロ−2′−1,3−ジオキサ
ン〕−シス−5′−イル)ヘペタノエートの極性が
小さい異性体及び極性が大きい異性体を加水分解
することによつて得られた。〕 例 79 固体(融点40℃〜43℃)としての5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2−ビニル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプテン
酸、収率80%;NMR:1.4〜2.7(9H,m)、3.8〜
4.3(2H,m)、5.05(1H,J=3Hz)、5.1〜5.55
(4H,m)、5.6〜5.7(1H,m)、5.8〜6.3(1H,
m)、7.2〜7.4(5H,m)及び7.7(1H,brs)
ppm;m/e:316(M+)。 例 80〜82 例75に記載の方法と同じ方法を用いて、次のエ
ステルをメチル5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキ
シ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネノ
エートから得た: 例 80 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(〔2,
4,5−シス〕−2−クロルエチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプテノエ
ート、収率63%;NMR:1.4〜2.6(11H,m)、
3.55〜4.3(7H,m)、4.85〜5.5(4H,m)及び
7.15〜7.45(5H,m)ppm;2−クロル−1,1
−ジメトキシエタンを3−クロル−1,1−ジメ
トキシプロパンと置き換え、反応を室温で16時間
実施し、かつカラムクロマトグラフイーでシリカ
で溶離剤としての10V/V%酢酸エチル/ヘキサ
ンを用いて精製することによる; 例 81 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(4′−フ
エニル−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−
2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘ
プテノエート(TLCでの極性が小さい異性体:
SiO2、10V/V%酢酸エチル/ヘキサン)、収率
38%;NMR:0.9(3H,d)、1.0〜2.7(18H,
m)、3.6(3H,s)、3.8(1H,m)、4.05(1H,
m)、5.1〜5.4(3H,m)及び7.1〜7.4(5H,m)
ppm; 例 82 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(4′−フ
エニル−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−
2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘ
プテノエート(TLCでの極性が大きい異性体:
SiO2、10V/V%酢酸エチル/ヘキサン)、収率
28%;NMR:0.9(3H,d)、1.0〜2.7(18H,
m)、3.6(3H,s)、3.7(1H,d)、4.2(1H,d)
、
5.15(1H,d)、5.2(1H,m)、5.3(1H,m)及び
7.2〜7.4(5H,m)ppm; 〔2つの例81及び82は、同じ反応で2−クロル
−1,1−ジメトキシエタンを4−メチルシクロ
ヘキサノン(0.27ml)及びトリメチルオルトホル
メート(0.29ml)と置き換え、反応を室温で2時
間実施し、かつ粗製生成物をカラムクロマトグラ
フイーで溶離剤としての10V/V%酢酸エチル/
ヘキサンを用いて精製することによつて得られ
た。〕 例 83 トリエン(1ml)中の5(Z)−エリトロ−9−
ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニ
ルノネノエート(222mg)、p−トルエンスルホン
酸(5mg)及び3,3−ジメトキシ−1−プロペ
ン(0.2ml)を含有する溶液を3時間撹拌した。
水(20ml)を添加し、この混合物をエーテル(3
×10ml)で抽出した。合した有機抽出液を連続的
に水(2×10ml)で洗浄し、かつ飽和食塩水溶液
(1×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発
させ、油を生じ、この油を溶離剤としての20V/
V%酢酸エチル/ヘキサンを用いてカラムクロマ
トグラフイー処理し、メチル5(Z)−7−(〔2,
4,5−シス〕−2−ビニルフエニル−1,3−
ジオキサン−5−イル)ヘプテノエートを無色の
油として収率48%で生じた(TLC分析によつて
実質的に純粋)。 例 84 ジメチルスルホキシド(23ml)中の5(Z)−エ
リトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル
−9−(2−メチルフエニル)ノネン酸(2.75g)
及び粉末状水酸化カリウム(4.19g)を含有する
溶液をアルゴン雰囲気下で撹拌しながらジブロム
メタン(3.26g)で処理した。撹拌を一晩中連続
させた。次に、この混合物を氷水(70ml)中に注
入し、PH5の酸性にし(2モルの塩酸)、かつ酢
酸エチル(3×50ml)で抽出した。合した抽出液
を水で洗浄し、かつ飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、蒸発させ、油(2.8g)に生じ、この
油をカラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸
エチル/酢酸80:20:2(容量)を用いて精製し、
5(Z)−(4−〔2−メチルフエニル〕−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(1.0
g)を油として生じ、この油を放置して固化し、
結晶性固体(融点83℃〜86℃)を生じた;
NMR:7.1〜7.5(4H,m)、4.9〜5.4(5H,m)、
3.8〜4.1(2H,m)、1.5〜2.65(9H,m)及び2.25
(3H,s)ppm。 例 85 エタノール(20ml)中のナトリウムエトキシド
(金属ナトリウムから、0.095g)を含有する溶液
をエタノール(20ml)中の5(Z)−7−(2,2
−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)ヘプテン酸(0.12g)の溶液
で処理し、この混合物を2時間撹拌した。この溶
剤を蒸発させて、白色の粉末を留め、この粉末を
ジクロルメタン/ヘキサンから結晶させ、ナトリ
ウム5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プテノエートを白色の結晶(融点160℃〜169℃
(分解))として生じた;微量分析、実測値:C、
66.1;H、7.5%;計算値(C19H25O4Na+1/4
H2O):C、66.2;H、7.4%。 例 86〜92 無水ジクロルメタン(20ml)中の5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(318
mg)、4−ジメチルアミノピリジン(122mg)及び
メタンスルホンアミド(95mg)を含有する溶液を
ジクロルメタン(2ml)中のジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(206mg)の溶液で処理した。この
混合物を一晩中撹拌し、濾過し、濾液を蒸発させ
た。残留する油を飽和炭酸ナトリウム水溶液(50
ml)とエーテル(50ml)との間に分配し、水相を
さらにエーテル(2×25ml)で洗浄した。この水
相を塩酸(2モル)で酸性にし、酢酸エチル(3
×25ml)で抽出した。合した抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生
じ、この油をカラムクロマトグラフイーでトルエ
ン/酢酸エチル/酢酸(80:20:2V/V)で溶
離することにより、N−メタンスルホニル−5
(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン
アミドを無色の油(100mg)として生じた;
NMR:1.2〜2.5(9H,m)、1.55(6H,s)、3,
25(3H,s)、3.7〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、7.1〜7.4(5H,brs)及び8.4(1H,brs)
ppm。 同様の方法を使用し、次のN−アルカンスルホ
ニルヘプテンアミドは、式Ibの適当なヘプテン酸
から出発して得ることができる: 例 87 固体(融点85℃〜87℃)としてのN−メタンス
ルホニル−(5(Z)−7−(4−フエニル−1,3
−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテンアミ
ド、収率71%;NMR:1.2〜2.5(9H,m)、3,
25(3H,s)、3.7〜4.3(2H、m)、4.8〜5.5(5H,
m)、7.1〜7.4(5H,brs)及び8.4(1H,brs)
ppm;m/e:368(M++H); 例 88 油としてのN−メタンスルホニル−5(Z)−7
−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテンアミド、
収率70%;NMR:0.7〜1,3(6H,m)、1.2〜
2.5(13H,m)、3.25(3H,s)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.1〜7.4(5H,brs)及
び8.5(1H,brs)ppm;m/e:424(M++H); 例 89 油としてのN−エタンスルホニル−5(Z)−7
−〔4−(2−フルオルフエニル)−2,3−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘ
プテンアミド、収率77%;NMR:1.35(3H,
t)、2.15(15H,m)、3.45(2H,q)、4.03(2H,
m)、5.34(3H,m)、7.12(4H,m)及び7.50
(1H,m)ppm;m/e:428(M++H); 例 90 油としてのN−エタンスルホニル−5−(Z)−
7−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘ
プテンアミド、収率74%;NMR:1.32(6H,
m)、1.64(8H,m)、2.33(9H,m)、3.46(2H,
q)、4.07(2H,m)、5.30(3H,m)、7.23(4H,
m)及び7.50(1H,m)ppm;m/e:438(M+
+H); 例 91 油としてのN−メタンスルホニル−5(Z)−7
−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘプ
テンアミド、収率81%;NMR:1.13(3H,t)、
2.05(17H,m)、3.16(1H,s)、3.83(2H,m)、
5.15(3H,m)、7.1(4H,m)及び7.37(1H,m)
ppm;m/e:424(M++H); 例 92 油としてのN−(1−メチルエタンスルホニル)
−5(Z)−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル〕ヘプテンアミド、収率73%;NMR:1.4
(15H,m)、2.27(11H,m)、3.83(3H,m)、
5.18(3H,m)、7.10(4H,m)及び7.46(1H,m)
ppm;m/e:425(M++H)。 例 93 無水THF(10ml)中のエリトロ−9−ヒドロキ
シ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノナン
酸(250mg)、2,2−ジメトキシプロパン(93
mg)及びp−トルエンスルホン酸(3mg)を含有
する溶液を30分間撹拌し、次いで一晩中放置し
た。トリエチルアミン(2滴)を添加し、この混
合物をエーテル(50ml)と水(50ml)との間に分
配した。この有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄
し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じた。
カラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸エチ
ル/酢酸80:20:2(容量)で溶離することによ
り、7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(180mg)を無色の油として生じた;NMR:1.55
(6H,d)、0.9〜2.4(13H,m)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.15(1H,brs)及び7.3(5H,brs)ppm。 出発物質は、次のようにして得られた: 酢酸エチル(20ml)中の5(Z)−エリトロ−9
−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエ
ニルノネン酸(320mg)の溶液をアダム(Adam)
の触媒(30mg)を用いて大気圧で2時間水素添加
し、次いで濾過し、蒸発させ、エリトロ−9−ヒ
ドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニル
ノナン酸(317mg)を油として生じ、この油は
TLC分析によつて実質的に純粋であり、それを
特性決定することなしに使用した。 例 94 N,N−ジメチルホルムアミド中のナトリウム
チオエトキシドの0.5モルの溶液の一部(2.1ml)
を窒素雰囲気下で5(Z)−7−〔2,2−ジメチ
ル−4−(2−メトキシフエニル)−1,3−ジオ
キサン−シス−5−イル〕ヘプテン酸(104mg)
に添加した。この混合物を還流下で1.1時間加熱
し、次に氷水で稀釈し、全容量を25mlにした。こ
の水性混合物を酢酸でPH4の酸性にし、酢酸エチ
ル(2×15ml)で抽出した。この抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、かつ蒸発させ
た。得られた油をカラムクロマトグラフイーでシ
リカ(12g)でトルエン/酢酸エチル/酢酸80:
20:2(容量)で溶離することによつて精製し、
5(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4−(2−ヒド
ロキシフエニル)−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル〕ヘプテン酸を油(25mg)として生じ
た;NMR:1.50(6H,s)、2.22(9H,m)、3.97
(2H,m)、5.31(3H,m)、6.98(4H,m)及び
8.38(2H,s)ppm。 例 95 カリウムt−ブトキシド(7.4g)を0℃〜5
℃で窒素雰囲気下で(4−カルボキシブチル)ト
リフエニルホスホニウムブロミド(14.7g)及び
THF(170ml)の撹拌した混合物に添加した。こ
の混合物を0℃〜5℃でTEF(50ml)中の(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)アセトアルデヒド(3.1g)
の撹拌した溶液に10分間で滴加した。この混合物
を18時間撹拌し、氷(400g)に注入し、溶剤を
蒸発させた。水性残滓を酢酸エチルで洗浄し、不
溶性物質を珪藻土を通して濾過することによつて
除去した。この濾液を0℃に冷却し、酒石酸水素
ナトリウム(160ml)の飽和溶液を添加すること
によつてPH4の酸性にした。得られたエマルジヨ
ンをエーテル及びペンタンの1:1V/V混合物
で抽出した。 合した抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、
蒸発させ、油を生じ、この油をクロマトグラフイ
ーで溶離剤としてのヘキサン及びエーテルの3:
1V/V混合物を使用して精製し、5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸を油状固
体(2.6g)(融点79℃〜85℃)として生じた。こ
の油状固体(2.6g)をヘキサンから結晶させ
(3回)、融点86℃〜86.5℃の物質を生じた: 1H
−NMR:1.55(6H,s)、1.4〜2.7(9H,m)、
3.80(1H,dd)、4.15(1H,brd)、5.0〜5.5(3H,
m)、7.30(5H,s)及び11.0(1H,brs)ppm;
ならびに 13C−NMR(CDCl3,22.5Hz):19.02(ア
キシヤルCH3)、21.67(C7*,シス)、24.49(C3*)、
26.28(C4*,シス)、29.64(エカトリアルCH3)、
33.37(C2*)、39.66(ジオキサン−C5)、62.52(ジ
オキサン−C6)、73.08(ジオキサン−C4)、76.93
(CDCl3)、98.98(ジオキサン−C2)、125.31(フエ
ニル−C2)、126.72(フエニル−C4)、127.96(フエ
ニル−C3)、128.99(C6*)、130.18(C5*)、140.80
(フエニル−C1)及び179.05(C1*,CO2H)ppm
(TMSに対する)。〔*ヘプテン酸炭素原子に帰す
る〕;すなわち、実質的に5(E)異性体を含まない。 出発物質のアルデヒドは、次のようにして得ら
れた: 水(6.0ml)中の四酸化オスミウム(47mg)の
溶液をTHF(160ml)中の(4,5−シス)−5−
アリル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
(3.6g)の撹拌した溶液に添加した。この溶液が
褐色になつた場合(5分間)、この溶液を水(90
ml)中の過沃素酸ナトリウム(13.7g)の溶液で
30分間滴下法で処理した。この混合物をさらに2
時間撹拌し、固体を濾過によつて除去した。この
フイルターケーキをまずTHF(15ml)で洗浄し、
次にヘキサン(200ml)で洗浄した。濾液の水相
をヘキサンで洗浄し、ヘキサン洗浄液を濾液の有
機相と合した。得られた溶液を真空中で濃縮して
低い容量にし、残留する物質をさらにヘキサンで
稀釈した。得られた溶液を10W/V%硫化ナトリ
ウム溶液で洗浄し、次いで飽和食塩水で洗浄し、
さらに乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。残
留する油をカラムクロマトグラフイーで溶離剤と
しての1:1V/Vヘキサン及びエーテルを使用
した精製した。こうして、(2,2−ジメチル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−
イル)アセトアルデヒドを固体(融点69℃〜70
℃)(ヘキサンからの再結晶後)として得た;
NMR:1.56(6H,s)、2.09〜2.45(2H,m)、
2.87(1H,m)、3.80(1H,dd)、4.33(1H,dt)、
5.24(1H,d)、7.33(5H,s)及び9.59(1H,s)
ppm。 例 96〜97 例95に記載の方法と同じ方法を使用するが、
(+)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトアルデ
ヒドから出発し、(+)−5(Z)−7−(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−
シス−5−イル)ヘプテン酸(例96)をシロツプ
状物として収率62%で得(〔α〕20 D+99.5゜(C,
4.00,MeOH))、この場合には、例95のラセミ形
に対して記載されたNMRスペクトルと同一の
NMRスペクトルを有し、かつ 13C−NMR分光
分析法によつて確認されたように(E)異性体約4%
を含有した。 同様に、(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメチ
ル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル)ヘプテン酸(例97)をシロツプ状物と
して収率65%で得(〔α〕20 D−101゜(c,4.24,
MeOH))、この場合には、例95のラセミ形に対
し記載されたNMRスペクトルと同一のNMRス
ペクトルを有し、かつ 13C−NMR分光分析法に
よつて確認されたように5(E)異性体約5%を含有
し(−)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトア
ルデヒドから出発した。 出発物質のエナンチオマーのアルデヒドは、次
のようにして得られた: (i) ベンゼン(200ml)中の結晶化(±)−(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル)アセトアルデヒド
(14.0g、融点69℃〜70℃)及び(−)−エフエ
ドリン(9.9g)の溶液を水を共沸蒸留により
除去するためにデイーン(Dean)及びスター
ク(Stark)による装置を使用して還流下で2.5
時間加熱した。次に、この溶液を蒸発させ、残
留する油をヘキサンで磨砕し、固体を生じ、こ
の固体をヘキサン及び石油エーテル(沸点30℃
〜40℃)から再結晶させ、(−)−〔2,4,5
−シス〕−3,4−ジメチル−2−〔(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)メチル〕−5−フエニルオ
キサゾリジン(A)を結晶性固体(5.9g)(融点
104℃〜105℃、〔α〕20 D−46゜(c,4.23,アセト
ン))として生じた;微量分析、実測値:C,
75.5;H,8.3;N,3.7%;C24H31NO3計算
値:C,75.5;H,8.2;N,3.7%;m/e:
382(M++H)。 (ii) 水1V/V%を含有するアセトン(299ml)中
の無水(+)−酒石酸(2.98g)の溶液をアセ
トン(50ml)中の(−)−エナンチオマー(前
記A)(7.6g)の溶液に添加した。この混合物
を18時間撹拌し、酒石酸エフエドリンの沈殿物
を濾過によつて分離した。この残滓をアセトン
で洗浄し、合した洗浄液及び濾液を蒸発させ
た。この残滓をエーテルと水との間に分酸し
た。このエーテル相を乾燥し(Na2SO4)、か
つ蒸発させた。残留する油をカラムクロマトグ
ラフイーで溶離剤としてのヘキサン及びエーテ
ル3:1V/Vを使用して精製した。こうして、
(−)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトアル
デヒドをシロツプ状物(4.3g)(〔α〕20 D−58゜
(c,4.20,MeOH))として得、この場合に
は、例95のラセミ形アルデヒドに対して記載さ
れたNMRスペクトルを同一のNMRスペクト
ルを有した。 (iii) 前記(i)と同じ方法を使用するが、(+)−エフ
エドリンを使用しかつラセミ形アルデヒド12.9
gから出発し、(+)−〔2,4,5−シス〕−
3,4−ジメチル−2−〔(2,2−ジメチル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)メチル〕−5−フエニルオキサゾリジ
ン(B)を結晶性固体(4.5g)(融点104℃〜105
℃、〔α〕20 D+46゜(c,4.02,アセトン))として
得た;微量分析、実測値:C,75.9;H,
8.0;N,3.8%;C24H31NO3計算値:C,
75.5;H,8.2;N,3.7%;m/e:382(M++
H)。 (iv) 前記(ii)と同じ方法を使用するが、(+)−酒石
酸及び(+)−エナンチオマー(前記B)を使
用し、(+)−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ア
セトアルデヒドをシロツプ状物(4.4g)(〔α)
20 D+57゜(c,4.20,MeOH))として得、この場
合には、例95のラセミ形アルデヒドに対して記
載されたNMRスペクトルと同一のNMRスペ
クトルを有した。 例 98〜99 エーテル(100ml)中の(±)−5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(6.0g、
融点84℃〜84.5℃)及び(−)−α−メチルベン
ジルアミン(1.14g)の溶液に塩Xの種結晶をま
いた(下記参照)。分離した結晶を濾過によつて
捕集し、母液(A)を留めた。 結晶(〔α〕20 D+45℃(c,3.08,MeOH))を
沸騰メタノールの最小量に溶解しかつエーテル
(結晶1g当り30ml)を添加することによつて再
結晶させた。4回の再結晶後、純粋な塩Xを一定
の比回転〔α〕20 D+68.8゜(c,3.14,MeOH)及び
融点123℃〜128℃の針状結晶(B)(1.6g)として
得た。更に、再結晶母液は、変動する純度(〔α〕
20 D+44〜+68゜)の塩Xの収量及び母液(C)を生じ
た。 合した母液(A)及び(C)を蒸発させた。この残滓を
冷たいメタノールの最小量に溶解した。得られた
溶液をエーテルで稀釈し、3回PH4.0のマクイル
ベイン(McIlvaine)緩衝液で洗浄し、5回水で
洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。
残留する油状固体〔4.0g、〔α〕20 D−29.9゜、(c,
3.60,MeOH)〕を(+)− −メチルベンジルア
ミン(1.0g)を含有するエーテル(100ml)に溶
解した。この溶液に塩Yの種結晶を入れた(下記
参照)。分離した結晶〔3.2g、〔α〕20 D−55.3゜(c
,
3.05,MeOH)〕を前記の塩Xの記載と同様に4
回再結晶させ、純粋な塩Yを一定の比回転〔α〕
20 D−68.7゜(c,3.10,MeOH)及び融点123℃〜
128℃の針状結晶(D)(1.72g)として生じた。 針状結晶D(1.7g、塩Y)をメタノールの最小
量に溶解し、この溶液をエーテルで稀釈した。次
に、この溶液を3回PH4.0のマクイルベイン
(McIlvain)緩衝液で洗浄し、5回水で洗浄し、
乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。次に、ペ
ンタン(15ml)中の残滓の溶液をシリカ(0.6g)
を通して濾過した。この濾液及び洗浄液を合し、
蒸発させ、(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメチ
ル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル)ヘプテン酸(例98)をシロツプ状物
(1.02g)(〔α〕20 D−105゜(c,3.99,MaOH))と
して生じ、この場合には、例95に記載されたラセ
ミ形の酸のNMRスペクトルを有した。 同様に、針状結晶B(1.6g、塩X)を処理する
ことにより、(+)−5(Z)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス
−5−イル)ヘプテン酸(例99)をシロツプ状物
(0.95g)(〔α〕20 D+106゜(c,4.1,MeOH))と
し
て生じ、この場合には、例95に記載されたラセミ
形の酸のNMRスペクトルと同一のNMRスペク
トルを有した。 出発物質の種結晶は、次のようにして得られ
た: エーテル(2ml)中の(+)−酸(例96)(163
mg)及び(−)−α−メチルベンジルアミン(62
mg)の溶液は、相当する塩Xをプリズム(201mg)
(融点123℃〜128℃(不定)〔α〕20 D+67.8゜(c,
3.17,MeOH))として析出した。 同様に、エーテル(2ml)中の(−)−酸(例
97)(187mg)及び(+)−α−メチルベンジルア
ミン(71mg)の溶液は、相当する塩Yをプリズム
(221mg)(融点123℃〜128℃(不定)、〔α〕20 D−
67.9゜(c,2.78,MeOH))として析出した。 例 100〜101 (−)−5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−
8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネン酸
(1.2g)、3,3−ジエトキシペンタン(5ml)
及びp−トルエンスルホン酸一水和物(1個の結
晶)の混合物を18時間撹拌した。この混合物をエ
ーテルで稀釈し、トリエチルアミン(2滴)で処
理し、かつ真空中で蒸発させた。この残滓のエー
テル性溶液を3回水で洗浄し、乾燥し
(Ne2SO4)、蒸発させ、油(1.4g)を生じた。こ
の油をシリカでクロマトグラフイー処理した。こ
のカラムをヘキサン及びエーテル(10:1〜3:
1)の混合物で溶離し、(−)−5(Z)−(2,2
−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)ヘプテン酸(例100)を油
(0.68g)(〔α〕20 D−82.5゜(c,4.22,MeOH))
(
13C−NMR分光分析法によつて相当する5(E)異
性体2.8%を含有する)として生じ; 1H−
NMR:0.86,3H,s)、1.08(3H,s)、1.45〜
1.95(10H,m)、2.23(2H,t)、2.45(1H,m)、
3.80(1H,dd)、4.13(1H,brd)、5.10(1H,d)、
5.02〜5.52(2H,m)、7.32(5H,s)及び10.05
(1H,brs)ppm。 同様の方法を使用し、(+)−5(Z)−エリトロ
−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−
フエニルノネン酸(0.6g)から出発し、(+)−
5(Z)−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(例101)を油(0.4g)(〔α〕20 D+82.7゜(c,4.2
6,
MeOH))( 13C−NMR分光分析法によつて相当
する5(E)異性体3%未満を含有する)として得、
この場合には、前記の例100の 1H−NMRスペク
トルと実質的に同一の 1H−NMRスペクトルを
有した。 必要な出発物質は、次のようにして得られた: (i) THF(45ml)及び1モルの塩酸(1.1ml)の
混合物中の(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)ヘプテン酸(1.45g)の溶液を
環境温度で18時間放置し、次いで蒸発させた。
この残滓のエーテル性溶液をイオン性塩化物が
洗浄液中に存在しなくなるまで水で繰り返し洗
浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、(−)−
5−(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒ
ドロキシメチル−9−フエニルノネン酸をシロ
ツプ状物(1.23g)(〔α〕20 D−32゜(c,2.14,メ
タノール))として生じた。 1H−NMR:1.4
〜2.2(7H,m)、2.86(2H、t、J=7Hz)、
3.68(2H,d)、4.8(3H,br)、4.99(1H,d,
J=3.6Hz)、5.2〜5.6(2H,m)、及び7.33(5H,
s)ppm。 (ii) 同様の方法であるが、(+)−5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(1.26g)から出発し、(+)−5(Z)−エリト
ロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−
9−フエニルノネン酸をシロツプ状物(1.1g)
(〔α〕20 D+32゜(c,2.16,MeOH))として得、
この場合には、前記(i)の(−)−異性体の 1H
−NMRスペクトルと実質的に同一の 1H−
NMRスペクトルを有した。 前記方法は、(−)−又は(+)−エナンチオマ
ー(例100、101)の 1H−NMRスペクトルと同
一の 1H−NMRスペクトルを有する5(Z)−
(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸のラセミ
(±)形を得るためにも使用され、この場合に
は、、ラセミ形の5(Z)−エリトロ−9−ヒドロ
キシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネ
ン酸から出発した。 例 102 木炭触媒(100mg)上の5W/W%パラジウムを
含有する無水エタノール(10ml)中の5(Z)−7
−〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプ
テン酸(500mg)の溶液を水素の水気圧下で3時
間撹拌した。この触媒を多孔質珪藻土を通しての
濾過によつて分離し、濾液を蒸発させ、5(Z)−
7−〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プタン酸を無色の油として収率99%で生じた;
NMR:0.8〜1.8(14H,m)、2.2(2H,t,J=
8Hz)、3.8〜4.25(2H,m)、4.75〜5.0(2H,m)、
7.14〜7.4(5H,m)及び8.5〜9.3(1H,br)
ppm;m/e:307(M++H)。 例 103 水酸化カリウム水溶液(40W/V%溶液34ml)
を新しく蒸発したエチレングリコール(34ml)中
の5(E)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテ
ノニトリル(831mg)の撹拌した溶液にアルゴン
雰囲気下で添加し、この混合物を還流下で3.5時
間加熱した。冷却した混合物を水(100ml)で稀
釈し、塩化メチレン(100ml)で稀釈し、次いで
撹拌し、PH5の酸性にした(2モルの塩酸)。こ
の有機相を分離し、乾燥し(MgSO4)、かつ蒸発
させた。この残滓をフラツシユクロマトグラフイ
ーで酢酸及び酢酸エチル1:99V/Vで溶離する
ことによつて精製し、5(E)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス
−5−イル)ヘプテン酸を油(454mg)として生
じた: 1H−NMR:8.7〜9.6(1H,br,CO2H)、
7.0〜7.5(5H,m)、4.85〜5.5(3H,m)、4.0(2H,
q,J=12Hz)及び1.35〜2.55(15H,m;1.52及
び1.54でsを含む)ppm; 13C−NMR:
(CDCl3;MHz)178.94(Cl*)、140.80(Ph,Cl)、
130.78(C5*)、129.70(C6*)、128.02(C6*)、
128.02(Ph,C3)、126.77(Ph,C4)、125.42(Ph,
C2)、99.03(ジオキサン,C2)、78.39+76.93+
75.52(CDCl3)、73.08(ジオキサン,C4)、62.63
(ジオキサン,C6)、39.55(ジオキサン,C5)、
33.21(C2*)、31.70(C4*)、29.58(エカトリアル
CH3)、27.09(C7*)、24.38(C3*)及び19.13(アキ
シヤルCH3)ppm〔注:*印の値はヘプテン酸の部
分に帰する〕;m/e:318(M+)、303(M−CH3)
及び260〔M−(CH3)2CO〕。 出発物質は、次のようにして得られた: 無水THF(10ml)中の2−(2,2−ジメチル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)アセトアルデヒド(518mg)の溶液を0
℃でアルゴン雰囲気下でテトラヒドロフラン(5
ml)中のビニルマグネシウムブロミド(テトラヒ
ドロフラン中の1.3モルの溶液3.4ml)の撹拌した
溶液に30分間にわたつて添加した。0℃で1時間
の後撹拌後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加
し、反応を和らげた。得られた混合物を分離し、
水相をエーテルで抽出した。合した有機相を乾燥
し(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラ
ツシユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサ
ン1:1V/Vで溶離することによつて精製し、
3−ヒドロキシ−4−(2,2−ジメチル−4−
フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)−ブト−1−エン(A)のエピマー混合物を油
(564mg)として生じた;NMR:7.3(5H,s);
5.35〜5.9(1H,m);4.8〜5.3(3H,m);及び0.8
〜2.2(10H,m)、(1.15での2sを含む;m+OH)
ppm。 プロピオン酸(7.4マイクロモル)をオルト酢
酸トリエチル(2.2ml)中のA(433mg)の溶液に
添加した。この混合物を140℃〜145℃で1時間蒸
留によつてエタノールを除去しながら撹拌した。
冷却した反応混合物を蒸発させ、残滓をフラツシ
ユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン
15:85V/Vで溶離することによつて精製し、エ
チル4(E)−6−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサンシス−5−イル)ヘキセ
ノエート(B)を油(329mg)として生じた;
NMR:7.3(5H,s)、5.1〜5.5(3H,m)、3.75〜
4.2(4H,m;4.1でのqを含む、J=7Hz)、2.0
〜2.6(6H,m)、1.4〜1.8(7H,m;1.55でのsを
含む)及び1.25(3H、t,J=7Hz)ppm。 無水エーテル(15ml)中のB(2.593g)の溶液
を5℃に冷却した無水エーテル(60ml)中の水素
化アルミニウムリチウム(297mg)の撹拌した懸
濁液に滴加した。この混合物を5℃でさらに1時
間撹拌した。次に、水(40ml)を注意深く添加し
た。この混合物を分離し、水相をエーテル(4×
60ml)で抽出した。合したエーテル相を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラツ
シユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン
3:2V/Vで溶離することによつて精製し、4
(E)−6−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘキセノール
(C)を油(2.22g)として生じた;NMR:7.1〜
7.45(5H,m)、5.0〜5.6(3H,m)、3.95(2H,
q,J=12Hz)、3.05(2H,t,J=9Hz)、1.8〜
2.6(4H,m)、及び1.4〜1.8(10H,m)ppm。 メタンスルホニルクロリド(0.57ml)を5℃に
冷却した塩化メチレン(25ml、塩基性アルミナの
短いカラムを通して新しく濾過した)中のトリエ
チルアミン(1.0ml)及びC(2.083g)の撹拌し
た溶液に滴加した。次に、この撹拌した混合物を
2時間で室温に昇温させた。次に、エーテル
(100ml)を添加した。この混合物を連続的に水で
洗浄し、かつ飽和食塩水で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、蒸発させた。この残滓をフラツシユ
クロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン3:
2V/Vを使用して精製し、4(E)−6−(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−
シス−5−イルヘキセノールO−メタンスルホネ
ートを油(D)(2.176g)として生じた;NMR:
7.3(5H,s)、5.0〜5.55(3H,m)、4.15(2H,
t,J=6Hz)、3.85(2H,q,J=12Hz)、2.95
(3H,s)及び1.4〜2.65(13H,m;1.55での2sを
含む)ppm。 シアン化カリウム(405mg)をアルゴン雰囲気
下で無水ジメチルスルホキシド(20ml)中のD
(1.115g)の溶液に少量ずつ添加した。この混合
物を75℃で2時間撹拌し、次に水(15ml)で稀釈
した。得られた混合物をエーテルで抽出した。こ
の抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラツ
シユクロマトグラフイーで溶離剤としての酢酸エ
チル/ヘキサン3:7V/Vを使用して精製し、
5(E)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテノ
ニトリルを油(687mg)として生じた;NMR:
7.3(5H,s)、5.0〜5.5(3H,m)、4.0(2H,q,
J=11Hz)、1.9〜2.5(5H,m)及び1.3〜1.9
(10H,m,1.50で2sを含む)ppm。 例 104 経口投与形の製造は、標準湿式造粒法及び標準
圧縮法を使用して得た(全部が重量部である)次
の錠剤処方: 5(Z)−7−(2,2−ジエチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プテン酸 (300部); 乳 糖 (56部); トウモロコシ澱粉 (30部); ポリビニルピロリドン (10部);及び ステアリン酸マグネシウム (4部) によつて詳説される。必要に応じて、乳糖は、燐
酸カルシウムのような選択的充填剤によつて代え
ることができ、トウモロコシ澱粉は、カルシウム
カルボキシメチルセルロースのような選択的崩解
剤によつて代えることができ、かつポリビニルピ
ロリドンは、ゼラチンのような選択的結合剤によ
つて代えることができる。 同様に、作用成分は、前記の式の別の化合物
に代えることができる。錠剤は、常法で、例えば
フタル酸酢酸セルロースの皮膜を取込むことによ
り腸のために被覆することができる。
得られた: 無水塩化メチレン(10ml)中の1,3−ジヒド
ロ(5−ベンゾ〔C〕フリル)−メタノール
(1.265g)の溶液に二クロム酸ピリジウム(3.23
g)を1回で添加した。暗色の混合物を90分間撹
拌し、エーテル(100ml)で稀釈した。得られた
懸濁液を珪藻土を通しての濾過によつて分離し
た。この残滓をエーテル(50ml)で洗浄し、合し
た濾液及び洗浄液を蒸発させた。残留する油をフ
ラツシユカラムクロマトグラフイーで40V/V%
酢酸エチル/ヘキサンで稀釈することによつて精
製し、1,3−ジヒドロ−(5−ベンゾ〔C〕フ
リル)−カルボキシアルデヒドを半固体物質
(0.66g)として生じた;NMR:9.95(1H,s)、
7.7〜7.8(2H,m)、7.3(1H,d,J−8H)及び
5.1(4H,s)ppm。 例 65〜69 例33に記載の方法と同じ方法を使用するが、
式:Ra.CHOの適当なアルデヒドから出発し、式
bの次の酸を収率30〜80%で得た; 例 65 Ra=イソプロピル、Rb=H、ベンゼン環Bは
置換されていない;油として;NMR:10.0(1H,
brs)、7.1〜7.5(5H,m)、5.0〜5.6(2H,m)、4.9
(1H,d,J=1Hz)、4.5(1H,d,J=3Hz)、
3.8〜4.2(2H,m)、1.3〜2.7(10H,m)及び1.05
(6H,d,J=8Hz)ppm;m/e:331(M++
H);この場合には、ベンズアルデヒドの代りに
イソブチルアルデヒドを室温で3日間使用した; 例 66 Ra=ペンチル、Rb=H、ベンゼン環Bは置換
されてない;油として;NMR:7.2〜7.4(5H,
m)、5.2〜5.5(2H,m)、4.9(1H,d,J=2
Hz)、4.7(1H,t,J=3Hz)、3.7〜4.2(2H,
m)及び0.7〜2.6(20H,m)ppm;m/e:359
(M++H);この場合には、ベンズアルデヒドの
代りにヘキサナールを使用した; 例 67 Ra=オクチル、Rb=H、ベンゼン環Bは置換
されてない;油として;NMR:7.1〜7.4(5H,
m)、5.1〜5.5(2H,m)、4.9(1H,d,J=1
Hz)、4.75(1H,t,J=3Hz)、3.7〜4.2(2H,
m)、1.05〜2.6(23H,m)及び0.85(3H,brt)
ppm;m/e:403(M++H);この場合には、ベ
ンズアルデヒドの代りに1−ノナナールから出発
した; 例 68 Ra=2−クロルフエニル、Rb=H、ベンゼン
還Bは2−フルオルフエニルである;油として;
NMR:1.4〜2.8(9H,m)、4.1〜4.3(2H,m)、
5.1〜5.5(3H,m)、6.05(1H,s)、7.22(7H,
m)及び7.82(1H,m)ppm;この場合には、2
−クロルベンズアルデヒド及び5(Z)−7−〔2,
2−ジメチル−4−(2−フルオルフエニル)−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘプテン
酸から出発した; 例 69 Ra=2−メチルフエニル、Rb=H、ベンゼン
環Bは2−メトキシフエニルである;油として;
NMR:1.4〜2.8(9H,m)、2.44(3H,s)、3.85
(3H,s)、4.0〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、5.87(1H,s)及び7.28(8H,m)ppm;こ
の場合には、2−メチルベンズアルデヒド及び5
(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4−(2−メトキ
シフエニル)−1,3−ジオキサン−シス−5−
イル〕ヘプテン酸から出発した。 例 70 例4に記載の方法と同じ方法を使用し、(4,
5−シス)−5−アリル−2,2−ジエチル−4
−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキサン
を酸化することによつて1720cm-1でのIR吸収で
収率64%で油として得られた〔2,2−ジエチル
−4−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル〕アセトアルデヒドそれ自
体から出発し、5(Z)−7−〔2,2−ジエチル
−4−(2−フルオルフエニル)−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル〕ヘプテン酸(NMR:0.7
〜1.2(6H,m)、1.3〜2.6(13H,m)、3.7〜4.3
(2H,m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.11(3H,m)及
び7.52(1H,m)ppm〕を油として収率54%で得
た。この(4,5−シス)−5−アリル−2,2
−ジエチル−4−(2−フルオルフエニル)−1,
3−ジオキサンは、7.15(3H,m)及び7.58(1H,
m)ppmで重要なNMR芳香族プロトン信号を示
し、例4の相当する出発物質に対して記載された
方法と同じ方法を使用するが、(4,5−シス)−
5−アリル−2,2−ジエチル−4−(2−フル
オルフエニル)−1,3−ジオキサンから出発し、
エリトロ−2−アリル−1−(2−フルオルフエ
ニル)−1,3−プロパンジオールから収率23%
で得られた。 例 71 例1と同じ方法ではあるが、〔2,2−ビス
(トリフルオルメチル)−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル〕アセトアルデヒド
から出発し、5(Z)−7−〔2,2−ビス(トリ
フルオルメチル)−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−シス−5−イル〕ヘプテン酸を無色の油
として収率63%で得た;NMR:1.3〜2.6(9H,
m)、4.0〜4.5(2H,m)、4.9〜5.6(3H,m)及び
7.1〜7.5(5H,m)、ppm;m/e:426(M+)。 出発物質は、次のようにして得られた: (a) 塩化メチレン(50ml)中のp−トルエンスル
ホニルクロリド(15.8g)の溶液をトリエチレ
ンアミン(12.0ml)を含有する塩化メチレン
(150ml)中の粗製エリトロ−2−アリル−−1
−フエニル−1,3−プロパンジオール(15.4
g)の撹拌した溶液に1時間にわたつて添加
し、4℃で維持した。この混合物を4℃でさら
に1時間撹拌し、次いでエーテル(500ml)で
稀釈する前に室温で64時間撹拌した。その後の
混合物を連続的に水(100ml)で洗浄し、5W/
V%炭酸水素ナトリウム溶液(100ml)で洗浄
し、水(2×100ml)で洗浄し、かつ飽和食塩
水溶液(100ml)で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、濃縮し、油を生じ、この油をカラ
ムクロマトグラフイーで10V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶離し、3−(エリトロ−2−
アリル−1−フエニル−1,3−プロパンジオ
ール)p−トルエンスルホネートエステル
(X)を無色の油として収率69%で生じた;
NMR:1.8〜2.3(4H,m)、2.4(3H,s)、3.7
〜4.2(2H,m)、4.7〜5.0(3H,m)、5.35〜5.8
(1H,m)、7.2〜7.4(7H,m)及び7.75(2H,
d,J=8Hz)ppm。 (b) 無水p−トルエンスルホン酸(5mg)を含有
する無水エーテル(10ml)中のエステル(X)
(3.46g)の溶液を−70℃でヘキサフルオルア
セトン(セスキ水和物3.0mlから製造した)の
撹拌した溶液に10分間にわたつて添加した。こ
の混合物を−70℃で2 1/2時間撹拌し、次に16
時間撹拌しながら室温に昇温させた。この溶剤
を蒸発させ、無水エーテル(50ml)に溶解した
残留油及び水素化ナトリウム(0.36g)を少量
ずつ添加した。撹拌した混合物を還流下で1時
間加熱し、冷却し、エタノール(2ml)及びエ
ーテル(50ml)で処理した。この混合物を水
(4×15ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、か
つ蒸発させた。残留する油をカラムクロマトグ
ラフイーで1.5V/V%酢酸エチル/ヘキサン
で溶離し、(4,5−シス)−5−アリル−2,
2−ビス(トリフルオルメチル)−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン(Y)を結晶性固体
(収率61%)として生じた;融点34℃〜35℃。
NMR:1.6〜2.5(3H,m)、4.1〜4.5(2H,m)、
4.8〜5.7(4H,m)、及び7.1〜7.4(5H,m)
ppm;m/e:340(M+)。 (c) オゾンを不変の青色に呈色するまで−78℃で
酢酸エチル(100ml)中のジオキサン(Y)
(1.70g)の溶液に通過させた。次に、この溶
液を無色になるまでアルゴンでフラツシングし
た。次に、酢酸エチル(20ml)中のトリフエニ
ルホスフイン(1.97g)の溶液を添加し、この
混合物を78℃で1時間撹拌し、次に4℃で一晩
中撹拌た。この混合物を蒸発させ、残滓をカラ
ムクロマトグラフイーで15V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶離することによつて精製し、
〔2,2−ビス(トリフルオルメチル)−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル〕アセトアルデヒドを結晶性固体(融点52.5
℃〜53.5℃)として収率93%で生じた;
NMR:2.15〜3.1(3H,m)、4.0〜4.7(2H,
m)、5.55(1H,brs)、7.15〜7.55(5H,m)及
び9.55(1H,s)ppm;m/e:342(M+)。 例 72〜73 例71に記載の方法と同じ方法で、次のものが製
造された: 結晶性固体(融点87.5℃〜88.5℃)としての5
(Z)−7−(〔2,4,5−シス〕−2−トリフル
オルメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−5−イル)ヘプテン酸(例72)、収率76%;
NMR:1.2〜2.7(9H,m)、3.8〜4.3(2H,m)、
4.95〜5.6(4H,m)、7.1〜7.4(5H,m)及び9.25
(1H,brs)ppm;m/e:357(M+−H);及び 結晶性固体(融点62℃〜64℃)としての5(Z)
−7−(〔2,4−トランス,4,5−シス〕−2
−トリフルオルメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−5−イル)ヘプテン酸(例73)、収
率96%;NMR:1.5〜2.6(9H,m)、3.85〜4.5
(2H,m)、5.05〜5.6(4H,m)、7.1〜7.5(5H,
m)及び9.85(1H,brs)ppm;m/e:358
(M+)。 次の中間体を得た: (i) 油としての〔2,4,5−シス〕−2−トリ
フルオルメチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)アセトアルデヒド、収率96
%;NMR:2.15〜3.2(3H,m)、4.0〜4.2(2H,
m)、5.0〜5.2(2H,m)、7.15〜7.5(5H,m)
及び9.6(1H,s)ppm;m/e:274(M+);
及び (ii) 結晶性固体(融点62℃〜63℃)としての
(〔2,4−トランス、4,5−シス〕−2−ト
リフルオルメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−5−イル)アセトアルデヒド、収率
92%;NMR:2.2〜3.05(3H,m)、3.8〜4.65
(2H,m)、5.1〜5.55(2H,m)、7.15〜7.5
(5H,m)及び9.6(1H,s)ppm。 これらのアルデヒドは、例71の記載と同様に
して相当する5−アリル−1,3−ジオキサン
を酸化することによつて得られた。これらのジ
オキサンは、例71の方法(b)のヘキサフルオルア
セトンに対してトリフルオルアセトアルデヒド
を置き換えることによつて一緒に得られ、引続
きシリカで溶離剤としての2V/V%酢酸エチ
ル/ヘキサンを用いてクロマトグラフイーによ
り分離することによつて次のものが単離され
た: (iii) 結晶性固体(融点60℃〜61℃)としての収率
49%の〔2,4,5−シス〕−5−アリル−2
−トリフルオルメチル−4−フエニル−1,3
−ジオキサン;NMR:1.6〜1.95(2H,m)、
2.1〜2.6(1H,m)、3.9〜4.4(2H,m)、4.8〜
5.15(4H,m)、5.3〜5.8(1H,m)及び7.2〜
7.4(5H,m)ppm;m/e:272(M+)。;及び (iv) 結晶性固体(融点78℃〜79℃)としての収率
15%の〔2,4−トランス,4,5−シス〕−
5−アリル−2−トリフルオルメチル−4−フ
エニル−1,3−ジオキサン;NMR:1.65〜
2.45(3H,m)、3.9〜4.5(2H,m)、4.8〜5.8
(5H,m)及び7.25〜7.45(5H,m)ppm;
m/e:272(M+)。 例 74 メタノール(10ml)中のメチル5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2−クロルメチル−4−
フエニル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプ
テノエート(300mg)の溶液に水酸化カリウム水
溶液(2モル、2.6ml)を添加した。この混合物
を4 1/2時間滓撹し、水(50ml)で稀釈し、次に
エーテル(2×20ml)で抽出し、抽出液を廃棄し
た。この水相をPH5の酸性にし(2モルの塩酸)、
エーテル(3×20ml)で抽出した。この抽出液を
乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じ、この油
をカラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸エ
チル/酢酸85:12:2(容量)で溶離し、5(Z)
−7−(〔2,4,5−シス〕−2−クロルメチル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−5−イ
ル)ヘプテン酸を収率92%で結晶性固体(融点58
℃〜61℃)として生じた;NMR:1.4〜2.7(9H,
m)、3.65(2H,d,J=4Hz)、3.85〜4.3(2H,
m)、4.85〜5.55(4H,m)、7.2〜7.4(5H,m)及
び8.4(1H、brs)ppm。 例 75 メチル5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8
−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネノエート
(584mg)、p−トルエンスルホン酸(10mg)及び
2−クロル−1,1−ジメトキシエタン(2ml)
を含有する溶液を100℃で18時間加熱した。冷却
した反応混合物をエーテル(80ml)で稀釈し、連
続的に5W/W%炭酸水素ナトリウム溶液(2×
10ml)で洗浄し、水(3×10ml)を洗浄し、かつ
飽和塩化ナトリウム溶液(1×10ml)で洗浄し、
次に乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じ、こ
の油を溶離剤としての2V/V%酢酸エチル/ト
ルエンを用いてカラムクロマトグラフイー処理
し、メチル5(Z)−7−(〔2,4,5−シス〕−
2−クロルメチル−4−フエニル−1,3−ジオ
キサン−5−イル)ヘプテノエートを無色の油と
して収率52%で生じた;NMR:1.4〜2.65(9H,
m)、3.6〜3.8(5H,m)、3.8〜4.25(2H,m)、
4.85〜5.55(4H,m)、及び7.2〜7.45(5H,m)
ppm;m/e:351(M+−H)。 出発物質は、次のようにして得られた:ジアゾ
メタンのエーテル性溶液を黄色の色が混合物中に
維持されるまで4℃で無水エーテル(50ml)中の
5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロ
キシメチル−9−フエニルノネン酸(3.99g)の
溶液に添加した。次に、酢酸2、3滴を沸騰が終
るまで添加した。この混合物を蒸発させ、油を生
じ、この油を溶離剤としてのトルエン/酢酸エチ
ル/酢酸70:30:2(容量)を用いてカラムクロ
マトグラフイー処理し、メチル5(Z)−エリトロ
−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−
フエニルノネノエートを無色の油として収率81%
で生じた;NMR:1.4〜2.4(9H,m)、2.6〜3.1
(2H,brs)、3.55〜3.8(5H,m)、4.9〜5.55(3H,
m)及び7.15〜7.45(5H,m)ppm。 例 76〜79 例74に記載の方法と同じ方法を用いて、次の化
合物を相当するメチルエステルを加水分解するこ
とによつて得た: 例 76 結晶性固体としての5(Z)−7−(〔2,4,5
−シス〕−2−クロルエチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−5−イル)ベプテン酸、収率92
%;NMR:1.4〜2.6(11H,m)、3.75(2H,t,
J=7Hz)、3.8〜4.2(2H,m)、4.9〜5.55(4H,
m)、7.2〜7.4(5H,m)及び9.8(1H,brs)
ppm; 例 77 無色の油としての5(Z)−7−(4′−フエニル
−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−2′−1,
3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘプテン酸
(異性体A*)、収率81%;NMR:0.7〜2.9(21H,
m)、3.6〜4.2(2H,m)、4.9〜5.6(3H,m)及び
7.1〜7.5(5H,m)ppm;m/e:372(M+);及
び 例 78 無色の油としての5(Z)−7−(4′−フエニル
−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−2′−1,
3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘプテン酸
(異性体B*)、収率53%;NMR:0.7〜2.9(21H,
m)、3.6〜4.4(2H,m)、5.0〜5.5(3H,m)及び
7.1〜7.5〔5H,m)ppm;m/e:372(M+);〔*
異性体A及びBは、10V/V%酢酸エチル/ヘキ
サンでのTLC分析で明らかなように、それぞれ
メチル5(Z)−7−(4′−フエニル−〔4−メチル
シクロヘキサンスピロ−2′−1,3−ジオキサ
ン〕−シス−5′−イル)ヘペタノエートの極性が
小さい異性体及び極性が大きい異性体を加水分解
することによつて得られた。〕 例 79 固体(融点40℃〜43℃)としての5(Z)−7−
(〔2,4,5−シス〕−2−ビニル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプテン
酸、収率80%;NMR:1.4〜2.7(9H,m)、3.8〜
4.3(2H,m)、5.05(1H,J=3Hz)、5.1〜5.55
(4H,m)、5.6〜5.7(1H,m)、5.8〜6.3(1H,
m)、7.2〜7.4(5H,m)及び7.7(1H,brs)
ppm;m/e:316(M+)。 例 80〜82 例75に記載の方法と同じ方法を用いて、次のエ
ステルをメチル5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキ
シ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネノ
エートから得た: 例 80 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(〔2,
4,5−シス〕−2−クロルエチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)ヘプテノエ
ート、収率63%;NMR:1.4〜2.6(11H,m)、
3.55〜4.3(7H,m)、4.85〜5.5(4H,m)及び
7.15〜7.45(5H,m)ppm;2−クロル−1,1
−ジメトキシエタンを3−クロル−1,1−ジメ
トキシプロパンと置き換え、反応を室温で16時間
実施し、かつカラムクロマトグラフイーでシリカ
で溶離剤としての10V/V%酢酸エチル/ヘキサ
ンを用いて精製することによる; 例 81 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(4′−フ
エニル−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−
2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘ
プテノエート(TLCでの極性が小さい異性体:
SiO2、10V/V%酢酸エチル/ヘキサン)、収率
38%;NMR:0.9(3H,d)、1.0〜2.7(18H,
m)、3.6(3H,s)、3.8(1H,m)、4.05(1H,
m)、5.1〜5.4(3H,m)及び7.1〜7.4(5H,m)
ppm; 例 82 無色の油としてのメチル5(Z)−7−(4′−フ
エニル−〔4−メチルシクロヘキサンスピロ−
2′−1,3−ジオキサン〕−シス−5′−イル)ヘ
プテノエート(TLCでの極性が大きい異性体:
SiO2、10V/V%酢酸エチル/ヘキサン)、収率
28%;NMR:0.9(3H,d)、1.0〜2.7(18H,
m)、3.6(3H,s)、3.7(1H,d)、4.2(1H,d)
、
5.15(1H,d)、5.2(1H,m)、5.3(1H,m)及び
7.2〜7.4(5H,m)ppm; 〔2つの例81及び82は、同じ反応で2−クロル
−1,1−ジメトキシエタンを4−メチルシクロ
ヘキサノン(0.27ml)及びトリメチルオルトホル
メート(0.29ml)と置き換え、反応を室温で2時
間実施し、かつ粗製生成物をカラムクロマトグラ
フイーで溶離剤としての10V/V%酢酸エチル/
ヘキサンを用いて精製することによつて得られ
た。〕 例 83 トリエン(1ml)中の5(Z)−エリトロ−9−
ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニ
ルノネノエート(222mg)、p−トルエンスルホン
酸(5mg)及び3,3−ジメトキシ−1−プロペ
ン(0.2ml)を含有する溶液を3時間撹拌した。
水(20ml)を添加し、この混合物をエーテル(3
×10ml)で抽出した。合した有機抽出液を連続的
に水(2×10ml)で洗浄し、かつ飽和食塩水溶液
(1×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発
させ、油を生じ、この油を溶離剤としての20V/
V%酢酸エチル/ヘキサンを用いてカラムクロマ
トグラフイー処理し、メチル5(Z)−7−(〔2,
4,5−シス〕−2−ビニルフエニル−1,3−
ジオキサン−5−イル)ヘプテノエートを無色の
油として収率48%で生じた(TLC分析によつて
実質的に純粋)。 例 84 ジメチルスルホキシド(23ml)中の5(Z)−エ
リトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル
−9−(2−メチルフエニル)ノネン酸(2.75g)
及び粉末状水酸化カリウム(4.19g)を含有する
溶液をアルゴン雰囲気下で撹拌しながらジブロム
メタン(3.26g)で処理した。撹拌を一晩中連続
させた。次に、この混合物を氷水(70ml)中に注
入し、PH5の酸性にし(2モルの塩酸)、かつ酢
酸エチル(3×50ml)で抽出した。合した抽出液
を水で洗浄し、かつ飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、蒸発させ、油(2.8g)に生じ、この
油をカラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸
エチル/酢酸80:20:2(容量)を用いて精製し、
5(Z)−(4−〔2−メチルフエニル〕−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(1.0
g)を油として生じ、この油を放置して固化し、
結晶性固体(融点83℃〜86℃)を生じた;
NMR:7.1〜7.5(4H,m)、4.9〜5.4(5H,m)、
3.8〜4.1(2H,m)、1.5〜2.65(9H,m)及び2.25
(3H,s)ppm。 例 85 エタノール(20ml)中のナトリウムエトキシド
(金属ナトリウムから、0.095g)を含有する溶液
をエタノール(20ml)中の5(Z)−7−(2,2
−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)ヘプテン酸(0.12g)の溶液
で処理し、この混合物を2時間撹拌した。この溶
剤を蒸発させて、白色の粉末を留め、この粉末を
ジクロルメタン/ヘキサンから結晶させ、ナトリ
ウム5(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プテノエートを白色の結晶(融点160℃〜169℃
(分解))として生じた;微量分析、実測値:C、
66.1;H、7.5%;計算値(C19H25O4Na+1/4
H2O):C、66.2;H、7.4%。 例 86〜92 無水ジクロルメタン(20ml)中の5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(318
mg)、4−ジメチルアミノピリジン(122mg)及び
メタンスルホンアミド(95mg)を含有する溶液を
ジクロルメタン(2ml)中のジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(206mg)の溶液で処理した。この
混合物を一晩中撹拌し、濾過し、濾液を蒸発させ
た。残留する油を飽和炭酸ナトリウム水溶液(50
ml)とエーテル(50ml)との間に分配し、水相を
さらにエーテル(2×25ml)で洗浄した。この水
相を塩酸(2モル)で酸性にし、酢酸エチル(3
×25ml)で抽出した。合した抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生
じ、この油をカラムクロマトグラフイーでトルエ
ン/酢酸エチル/酢酸(80:20:2V/V)で溶
離することにより、N−メタンスルホニル−5
(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン
アミドを無色の油(100mg)として生じた;
NMR:1.2〜2.5(9H,m)、1.55(6H,s)、3,
25(3H,s)、3.7〜4.3(2H,m)、5.1〜5.5(3H,
m)、7.1〜7.4(5H,brs)及び8.4(1H,brs)
ppm。 同様の方法を使用し、次のN−アルカンスルホ
ニルヘプテンアミドは、式Ibの適当なヘプテン酸
から出発して得ることができる: 例 87 固体(融点85℃〜87℃)としてのN−メタンス
ルホニル−(5(Z)−7−(4−フエニル−1,3
−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテンアミ
ド、収率71%;NMR:1.2〜2.5(9H,m)、3,
25(3H,s)、3.7〜4.3(2H、m)、4.8〜5.5(5H,
m)、7.1〜7.4(5H,brs)及び8.4(1H,brs)
ppm;m/e:368(M++H); 例 88 油としてのN−メタンスルホニル−5(Z)−7
−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテンアミド、
収率70%;NMR:0.7〜1,3(6H,m)、1.2〜
2.5(13H,m)、3.25(3H,s)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.1〜5.5(3H,m)、7.1〜7.4(5H,brs)及
び8.5(1H,brs)ppm;m/e:424(M++H); 例 89 油としてのN−エタンスルホニル−5(Z)−7
−〔4−(2−フルオルフエニル)−2,3−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘ
プテンアミド、収率77%;NMR:1.35(3H,
t)、2.15(15H,m)、3.45(2H,q)、4.03(2H,
m)、5.34(3H,m)、7.12(4H,m)及び7.50
(1H,m)ppm;m/e:428(M++H); 例 90 油としてのN−エタンスルホニル−5−(Z)−
7−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘ
プテンアミド、収率74%;NMR:1.32(6H,
m)、1.64(8H,m)、2.33(9H,m)、3.46(2H,
q)、4.07(2H,m)、5.30(3H,m)、7.23(4H,
m)及び7.50(1H,m)ppm;m/e:438(M+
+H); 例 91 油としてのN−メタンスルホニル−5(Z)−7
−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル〕ヘプ
テンアミド、収率81%;NMR:1.13(3H,t)、
2.05(17H,m)、3.16(1H,s)、3.83(2H,m)、
5.15(3H,m)、7.1(4H,m)及び7.37(1H,m)
ppm;m/e:424(M++H); 例 92 油としてのN−(1−メチルエタンスルホニル)
−5(Z)−〔4−(2−エチルフエニル)−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル〕ヘプテンアミド、収率73%;NMR:1.4
(15H,m)、2.27(11H,m)、3.83(3H,m)、
5.18(3H,m)、7.10(4H,m)及び7.46(1H,m)
ppm;m/e:425(M++H)。 例 93 無水THF(10ml)中のエリトロ−9−ヒドロキ
シ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノナン
酸(250mg)、2,2−ジメトキシプロパン(93
mg)及びp−トルエンスルホン酸(3mg)を含有
する溶液を30分間撹拌し、次いで一晩中放置し
た。トリエチルアミン(2滴)を添加し、この混
合物をエーテル(50ml)と水(50ml)との間に分
配した。この有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄
し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、油を生じた。
カラムクロマトグラフイーでトルエン/酢酸エチ
ル/酢酸80:20:2(容量)で溶離することによ
り、7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(180mg)を無色の油として生じた;NMR:1.55
(6H,d)、0.9〜2.4(13H,m)、3.7〜4.3(2H,
m)、5.15(1H,brs)及び7.3(5H,brs)ppm。 出発物質は、次のようにして得られた: 酢酸エチル(20ml)中の5(Z)−エリトロ−9
−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエ
ニルノネン酸(320mg)の溶液をアダム(Adam)
の触媒(30mg)を用いて大気圧で2時間水素添加
し、次いで濾過し、蒸発させ、エリトロ−9−ヒ
ドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニル
ノナン酸(317mg)を油として生じ、この油は
TLC分析によつて実質的に純粋であり、それを
特性決定することなしに使用した。 例 94 N,N−ジメチルホルムアミド中のナトリウム
チオエトキシドの0.5モルの溶液の一部(2.1ml)
を窒素雰囲気下で5(Z)−7−〔2,2−ジメチ
ル−4−(2−メトキシフエニル)−1,3−ジオ
キサン−シス−5−イル〕ヘプテン酸(104mg)
に添加した。この混合物を還流下で1.1時間加熱
し、次に氷水で稀釈し、全容量を25mlにした。こ
の水性混合物を酢酸でPH4の酸性にし、酢酸エチ
ル(2×15ml)で抽出した。この抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、かつ蒸発させ
た。得られた油をカラムクロマトグラフイーでシ
リカ(12g)でトルエン/酢酸エチル/酢酸80:
20:2(容量)で溶離することによつて精製し、
5(Z)−7−〔2,2−ジメチル−4−(2−ヒド
ロキシフエニル)−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル〕ヘプテン酸を油(25mg)として生じ
た;NMR:1.50(6H,s)、2.22(9H,m)、3.97
(2H,m)、5.31(3H,m)、6.98(4H,m)及び
8.38(2H,s)ppm。 例 95 カリウムt−ブトキシド(7.4g)を0℃〜5
℃で窒素雰囲気下で(4−カルボキシブチル)ト
リフエニルホスホニウムブロミド(14.7g)及び
THF(170ml)の撹拌した混合物に添加した。こ
の混合物を0℃〜5℃でTEF(50ml)中の(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)アセトアルデヒド(3.1g)
の撹拌した溶液に10分間で滴加した。この混合物
を18時間撹拌し、氷(400g)に注入し、溶剤を
蒸発させた。水性残滓を酢酸エチルで洗浄し、不
溶性物質を珪藻土を通して濾過することによつて
除去した。この濾液を0℃に冷却し、酒石酸水素
ナトリウム(160ml)の飽和溶液を添加すること
によつてPH4の酸性にした。得られたエマルジヨ
ンをエーテル及びペンタンの1:1V/V混合物
で抽出した。 合した抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し、
蒸発させ、油を生じ、この油をクロマトグラフイ
ーで溶離剤としてのヘキサン及びエーテルの3:
1V/V混合物を使用して精製し、5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸を油状固
体(2.6g)(融点79℃〜85℃)として生じた。こ
の油状固体(2.6g)をヘキサンから結晶させ
(3回)、融点86℃〜86.5℃の物質を生じた: 1H
−NMR:1.55(6H,s)、1.4〜2.7(9H,m)、
3.80(1H,dd)、4.15(1H,brd)、5.0〜5.5(3H,
m)、7.30(5H,s)及び11.0(1H,brs)ppm;
ならびに 13C−NMR(CDCl3,22.5Hz):19.02(ア
キシヤルCH3)、21.67(C7*,シス)、24.49(C3*)、
26.28(C4*,シス)、29.64(エカトリアルCH3)、
33.37(C2*)、39.66(ジオキサン−C5)、62.52(ジ
オキサン−C6)、73.08(ジオキサン−C4)、76.93
(CDCl3)、98.98(ジオキサン−C2)、125.31(フエ
ニル−C2)、126.72(フエニル−C4)、127.96(フエ
ニル−C3)、128.99(C6*)、130.18(C5*)、140.80
(フエニル−C1)及び179.05(C1*,CO2H)ppm
(TMSに対する)。〔*ヘプテン酸炭素原子に帰す
る〕;すなわち、実質的に5(E)異性体を含まない。 出発物質のアルデヒドは、次のようにして得ら
れた: 水(6.0ml)中の四酸化オスミウム(47mg)の
溶液をTHF(160ml)中の(4,5−シス)−5−
アリル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
(3.6g)の撹拌した溶液に添加した。この溶液が
褐色になつた場合(5分間)、この溶液を水(90
ml)中の過沃素酸ナトリウム(13.7g)の溶液で
30分間滴下法で処理した。この混合物をさらに2
時間撹拌し、固体を濾過によつて除去した。この
フイルターケーキをまずTHF(15ml)で洗浄し、
次にヘキサン(200ml)で洗浄した。濾液の水相
をヘキサンで洗浄し、ヘキサン洗浄液を濾液の有
機相と合した。得られた溶液を真空中で濃縮して
低い容量にし、残留する物質をさらにヘキサンで
稀釈した。得られた溶液を10W/V%硫化ナトリ
ウム溶液で洗浄し、次いで飽和食塩水で洗浄し、
さらに乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。残
留する油をカラムクロマトグラフイーで溶離剤と
しての1:1V/Vヘキサン及びエーテルを使用
した精製した。こうして、(2,2−ジメチル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−
イル)アセトアルデヒドを固体(融点69℃〜70
℃)(ヘキサンからの再結晶後)として得た;
NMR:1.56(6H,s)、2.09〜2.45(2H,m)、
2.87(1H,m)、3.80(1H,dd)、4.33(1H,dt)、
5.24(1H,d)、7.33(5H,s)及び9.59(1H,s)
ppm。 例 96〜97 例95に記載の方法と同じ方法を使用するが、
(+)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトアルデ
ヒドから出発し、(+)−5(Z)−7−(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−
シス−5−イル)ヘプテン酸(例96)をシロツプ
状物として収率62%で得(〔α〕20 D+99.5゜(C,
4.00,MeOH))、この場合には、例95のラセミ形
に対して記載されたNMRスペクトルと同一の
NMRスペクトルを有し、かつ 13C−NMR分光
分析法によつて確認されたように(E)異性体約4%
を含有した。 同様に、(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメチ
ル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル)ヘプテン酸(例97)をシロツプ状物と
して収率65%で得(〔α〕20 D−101゜(c,4.24,
MeOH))、この場合には、例95のラセミ形に対
し記載されたNMRスペクトルと同一のNMRス
ペクトルを有し、かつ 13C−NMR分光分析法に
よつて確認されたように5(E)異性体約5%を含有
し(−)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトア
ルデヒドから出発した。 出発物質のエナンチオマーのアルデヒドは、次
のようにして得られた: (i) ベンゼン(200ml)中の結晶化(±)−(2,
2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキ
サン−シス−5−イル)アセトアルデヒド
(14.0g、融点69℃〜70℃)及び(−)−エフエ
ドリン(9.9g)の溶液を水を共沸蒸留により
除去するためにデイーン(Dean)及びスター
ク(Stark)による装置を使用して還流下で2.5
時間加熱した。次に、この溶液を蒸発させ、残
留する油をヘキサンで磨砕し、固体を生じ、こ
の固体をヘキサン及び石油エーテル(沸点30℃
〜40℃)から再結晶させ、(−)−〔2,4,5
−シス〕−3,4−ジメチル−2−〔(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)メチル〕−5−フエニルオ
キサゾリジン(A)を結晶性固体(5.9g)(融点
104℃〜105℃、〔α〕20 D−46゜(c,4.23,アセト
ン))として生じた;微量分析、実測値:C,
75.5;H,8.3;N,3.7%;C24H31NO3計算
値:C,75.5;H,8.2;N,3.7%;m/e:
382(M++H)。 (ii) 水1V/V%を含有するアセトン(299ml)中
の無水(+)−酒石酸(2.98g)の溶液をアセ
トン(50ml)中の(−)−エナンチオマー(前
記A)(7.6g)の溶液に添加した。この混合物
を18時間撹拌し、酒石酸エフエドリンの沈殿物
を濾過によつて分離した。この残滓をアセトン
で洗浄し、合した洗浄液及び濾液を蒸発させ
た。この残滓をエーテルと水との間に分酸し
た。このエーテル相を乾燥し(Na2SO4)、か
つ蒸発させた。残留する油をカラムクロマトグ
ラフイーで溶離剤としてのヘキサン及びエーテ
ル3:1V/Vを使用して精製した。こうして、
(−)−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)アセトアル
デヒドをシロツプ状物(4.3g)(〔α〕20 D−58゜
(c,4.20,MeOH))として得、この場合に
は、例95のラセミ形アルデヒドに対して記載さ
れたNMRスペクトルを同一のNMRスペクト
ルを有した。 (iii) 前記(i)と同じ方法を使用するが、(+)−エフ
エドリンを使用しかつラセミ形アルデヒド12.9
gから出発し、(+)−〔2,4,5−シス〕−
3,4−ジメチル−2−〔(2,2−ジメチル−
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)メチル〕−5−フエニルオキサゾリジ
ン(B)を結晶性固体(4.5g)(融点104℃〜105
℃、〔α〕20 D+46゜(c,4.02,アセトン))として
得た;微量分析、実測値:C,75.9;H,
8.0;N,3.8%;C24H31NO3計算値:C,
75.5;H,8.2;N,3.7%;m/e:382(M++
H)。 (iv) 前記(ii)と同じ方法を使用するが、(+)−酒石
酸及び(+)−エナンチオマー(前記B)を使
用し、(+)−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ア
セトアルデヒドをシロツプ状物(4.4g)(〔α)
20 D+57゜(c,4.20,MeOH))として得、この場
合には、例95のラセミ形アルデヒドに対して記
載されたNMRスペクトルと同一のNMRスペ
クトルを有した。 例 98〜99 エーテル(100ml)中の(±)−5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸(6.0g、
融点84℃〜84.5℃)及び(−)−α−メチルベン
ジルアミン(1.14g)の溶液に塩Xの種結晶をま
いた(下記参照)。分離した結晶を濾過によつて
捕集し、母液(A)を留めた。 結晶(〔α〕20 D+45℃(c,3.08,MeOH))を
沸騰メタノールの最小量に溶解しかつエーテル
(結晶1g当り30ml)を添加することによつて再
結晶させた。4回の再結晶後、純粋な塩Xを一定
の比回転〔α〕20 D+68.8゜(c,3.14,MeOH)及び
融点123℃〜128℃の針状結晶(B)(1.6g)として
得た。更に、再結晶母液は、変動する純度(〔α〕
20 D+44〜+68゜)の塩Xの収量及び母液(C)を生じ
た。 合した母液(A)及び(C)を蒸発させた。この残滓を
冷たいメタノールの最小量に溶解した。得られた
溶液をエーテルで稀釈し、3回PH4.0のマクイル
ベイン(McIlvaine)緩衝液で洗浄し、5回水で
洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。
残留する油状固体〔4.0g、〔α〕20 D−29.9゜、(c,
3.60,MeOH)〕を(+)− −メチルベンジルア
ミン(1.0g)を含有するエーテル(100ml)に溶
解した。この溶液に塩Yの種結晶を入れた(下記
参照)。分離した結晶〔3.2g、〔α〕20 D−55.3゜(c
,
3.05,MeOH)〕を前記の塩Xの記載と同様に4
回再結晶させ、純粋な塩Yを一定の比回転〔α〕
20 D−68.7゜(c,3.10,MeOH)及び融点123℃〜
128℃の針状結晶(D)(1.72g)として生じた。 針状結晶D(1.7g、塩Y)をメタノールの最小
量に溶解し、この溶液をエーテルで稀釈した。次
に、この溶液を3回PH4.0のマクイルベイン
(McIlvain)緩衝液で洗浄し、5回水で洗浄し、
乾燥し(Na2SO4)、かつ蒸発させた。次に、ペ
ンタン(15ml)中の残滓の溶液をシリカ(0.6g)
を通して濾過した。この濾液及び洗浄液を合し、
蒸発させ、(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメチ
ル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル)ヘプテン酸(例98)をシロツプ状物
(1.02g)(〔α〕20 D−105゜(c,3.99,MaOH))と
して生じ、この場合には、例95に記載されたラセ
ミ形の酸のNMRスペクトルを有した。 同様に、針状結晶B(1.6g、塩X)を処理する
ことにより、(+)−5(Z)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス
−5−イル)ヘプテン酸(例99)をシロツプ状物
(0.95g)(〔α〕20 D+106゜(c,4.1,MeOH))と
し
て生じ、この場合には、例95に記載されたラセミ
形の酸のNMRスペクトルと同一のNMRスペク
トルを有した。 出発物質の種結晶は、次のようにして得られ
た: エーテル(2ml)中の(+)−酸(例96)(163
mg)及び(−)−α−メチルベンジルアミン(62
mg)の溶液は、相当する塩Xをプリズム(201mg)
(融点123℃〜128℃(不定)〔α〕20 D+67.8゜(c,
3.17,MeOH))として析出した。 同様に、エーテル(2ml)中の(−)−酸(例
97)(187mg)及び(+)−α−メチルベンジルア
ミン(71mg)の溶液は、相当する塩Yをプリズム
(221mg)(融点123℃〜128℃(不定)、〔α〕20 D−
67.9゜(c,2.78,MeOH))として析出した。 例 100〜101 (−)−5(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−
8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネン酸
(1.2g)、3,3−ジエトキシペンタン(5ml)
及びp−トルエンスルホン酸一水和物(1個の結
晶)の混合物を18時間撹拌した。この混合物をエ
ーテルで稀釈し、トリエチルアミン(2滴)で処
理し、かつ真空中で蒸発させた。この残滓のエー
テル性溶液を3回水で洗浄し、乾燥し
(Ne2SO4)、蒸発させ、油(1.4g)を生じた。こ
の油をシリカでクロマトグラフイー処理した。こ
のカラムをヘキサン及びエーテル(10:1〜3:
1)の混合物で溶離し、(−)−5(Z)−(2,2
−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イル)ヘプテン酸(例100)を油
(0.68g)(〔α〕20 D−82.5゜(c,4.22,MeOH))
(
13C−NMR分光分析法によつて相当する5(E)異
性体2.8%を含有する)として生じ; 1H−
NMR:0.86,3H,s)、1.08(3H,s)、1.45〜
1.95(10H,m)、2.23(2H,t)、2.45(1H,m)、
3.80(1H,dd)、4.13(1H,brd)、5.10(1H,d)、
5.02〜5.52(2H,m)、7.32(5H,s)及び10.05
(1H,brs)ppm。 同様の方法を使用し、(+)−5(Z)−エリトロ
−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−9−
フエニルノネン酸(0.6g)から出発し、(+)−
5(Z)−(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(例101)を油(0.4g)(〔α〕20 D+82.7゜(c,4.2
6,
MeOH))( 13C−NMR分光分析法によつて相当
する5(E)異性体3%未満を含有する)として得、
この場合には、前記の例100の 1H−NMRスペク
トルと実質的に同一の 1H−NMRスペクトルを
有した。 必要な出発物質は、次のようにして得られた: (i) THF(45ml)及び1モルの塩酸(1.1ml)の
混合物中の(−)−5(Z)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シ
ス−5−イル)ヘプテン酸(1.45g)の溶液を
環境温度で18時間放置し、次いで蒸発させた。
この残滓のエーテル性溶液をイオン性塩化物が
洗浄液中に存在しなくなるまで水で繰り返し洗
浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、(−)−
5−(Z)−エリトロ−9−ヒドロキシ−8−ヒ
ドロキシメチル−9−フエニルノネン酸をシロ
ツプ状物(1.23g)(〔α〕20 D−32゜(c,2.14,メ
タノール))として生じた。 1H−NMR:1.4
〜2.2(7H,m)、2.86(2H、t、J=7Hz)、
3.68(2H,d)、4.8(3H,br)、4.99(1H,d,
J=3.6Hz)、5.2〜5.6(2H,m)、及び7.33(5H,
s)ppm。 (ii) 同様の方法であるが、(+)−5(Z)−7−
(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸
(1.26g)から出発し、(+)−5(Z)−エリト
ロ−9−ヒドロキシ−8−ヒドロキシメチル−
9−フエニルノネン酸をシロツプ状物(1.1g)
(〔α〕20 D+32゜(c,2.16,MeOH))として得、
この場合には、前記(i)の(−)−異性体の 1H
−NMRスペクトルと実質的に同一の 1H−
NMRスペクトルを有した。 前記方法は、(−)−又は(+)−エナンチオマ
ー(例100、101)の 1H−NMRスペクトルと同
一の 1H−NMRスペクトルを有する5(Z)−
(2,2−ジエチル−4−フエニル−1,3−ジ
オキサン−シス−5−イル)ヘプテン酸のラセミ
(±)形を得るためにも使用され、この場合に
は、、ラセミ形の5(Z)−エリトロ−9−ヒドロ
キシ−8−ヒドロキシメチル−9−フエニルノネ
ン酸から出発した。 例 102 木炭触媒(100mg)上の5W/W%パラジウムを
含有する無水エタノール(10ml)中の5(Z)−7
−〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプ
テン酸(500mg)の溶液を水素の水気圧下で3時
間撹拌した。この触媒を多孔質珪藻土を通しての
濾過によつて分離し、濾液を蒸発させ、5(Z)−
7−〔2,4,5−シス〕−2−メチル−4−フエ
ニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プタン酸を無色の油として収率99%で生じた;
NMR:0.8〜1.8(14H,m)、2.2(2H,t,J=
8Hz)、3.8〜4.25(2H,m)、4.75〜5.0(2H,m)、
7.14〜7.4(5H,m)及び8.5〜9.3(1H,br)
ppm;m/e:307(M++H)。 例 103 水酸化カリウム水溶液(40W/V%溶液34ml)
を新しく蒸発したエチレングリコール(34ml)中
の5(E)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル
−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテ
ノニトリル(831mg)の撹拌した溶液にアルゴン
雰囲気下で添加し、この混合物を還流下で3.5時
間加熱した。冷却した混合物を水(100ml)で稀
釈し、塩化メチレン(100ml)で稀釈し、次いで
撹拌し、PH5の酸性にした(2モルの塩酸)。こ
の有機相を分離し、乾燥し(MgSO4)、かつ蒸発
させた。この残滓をフラツシユクロマトグラフイ
ーで酢酸及び酢酸エチル1:99V/Vで溶離する
ことによつて精製し、5(E)−7−(2,2−ジメ
チル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス
−5−イル)ヘプテン酸を油(454mg)として生
じた: 1H−NMR:8.7〜9.6(1H,br,CO2H)、
7.0〜7.5(5H,m)、4.85〜5.5(3H,m)、4.0(2H,
q,J=12Hz)及び1.35〜2.55(15H,m;1.52及
び1.54でsを含む)ppm; 13C−NMR:
(CDCl3;MHz)178.94(Cl*)、140.80(Ph,Cl)、
130.78(C5*)、129.70(C6*)、128.02(C6*)、
128.02(Ph,C3)、126.77(Ph,C4)、125.42(Ph,
C2)、99.03(ジオキサン,C2)、78.39+76.93+
75.52(CDCl3)、73.08(ジオキサン,C4)、62.63
(ジオキサン,C6)、39.55(ジオキサン,C5)、
33.21(C2*)、31.70(C4*)、29.58(エカトリアル
CH3)、27.09(C7*)、24.38(C3*)及び19.13(アキ
シヤルCH3)ppm〔注:*印の値はヘプテン酸の部
分に帰する〕;m/e:318(M+)、303(M−CH3)
及び260〔M−(CH3)2CO〕。 出発物質は、次のようにして得られた: 無水THF(10ml)中の2−(2,2−ジメチル
−4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5
−イル)アセトアルデヒド(518mg)の溶液を0
℃でアルゴン雰囲気下でテトラヒドロフラン(5
ml)中のビニルマグネシウムブロミド(テトラヒ
ドロフラン中の1.3モルの溶液3.4ml)の撹拌した
溶液に30分間にわたつて添加した。0℃で1時間
の後撹拌後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加
し、反応を和らげた。得られた混合物を分離し、
水相をエーテルで抽出した。合した有機相を乾燥
し(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラ
ツシユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサ
ン1:1V/Vで溶離することによつて精製し、
3−ヒドロキシ−4−(2,2−ジメチル−4−
フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)−ブト−1−エン(A)のエピマー混合物を油
(564mg)として生じた;NMR:7.3(5H,s);
5.35〜5.9(1H,m);4.8〜5.3(3H,m);及び0.8
〜2.2(10H,m)、(1.15での2sを含む;m+OH)
ppm。 プロピオン酸(7.4マイクロモル)をオルト酢
酸トリエチル(2.2ml)中のA(433mg)の溶液に
添加した。この混合物を140℃〜145℃で1時間蒸
留によつてエタノールを除去しながら撹拌した。
冷却した反応混合物を蒸発させ、残滓をフラツシ
ユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン
15:85V/Vで溶離することによつて精製し、エ
チル4(E)−6−(2,2−ジメチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサンシス−5−イル)ヘキセ
ノエート(B)を油(329mg)として生じた;
NMR:7.3(5H,s)、5.1〜5.5(3H,m)、3.75〜
4.2(4H,m;4.1でのqを含む、J=7Hz)、2.0
〜2.6(6H,m)、1.4〜1.8(7H,m;1.55でのsを
含む)及び1.25(3H、t,J=7Hz)ppm。 無水エーテル(15ml)中のB(2.593g)の溶液
を5℃に冷却した無水エーテル(60ml)中の水素
化アルミニウムリチウム(297mg)の撹拌した懸
濁液に滴加した。この混合物を5℃でさらに1時
間撹拌した。次に、水(40ml)を注意深く添加し
た。この混合物を分離し、水相をエーテル(4×
60ml)で抽出した。合したエーテル相を乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラツ
シユクロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン
3:2V/Vで溶離することによつて精製し、4
(E)−6−(2,2−ジメチル−4−フエニル−1,
3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘキセノール
(C)を油(2.22g)として生じた;NMR:7.1〜
7.45(5H,m)、5.0〜5.6(3H,m)、3.95(2H,
q,J=12Hz)、3.05(2H,t,J=9Hz)、1.8〜
2.6(4H,m)、及び1.4〜1.8(10H,m)ppm。 メタンスルホニルクロリド(0.57ml)を5℃に
冷却した塩化メチレン(25ml、塩基性アルミナの
短いカラムを通して新しく濾過した)中のトリエ
チルアミン(1.0ml)及びC(2.083g)の撹拌し
た溶液に滴加した。次に、この撹拌した混合物を
2時間で室温に昇温させた。次に、エーテル
(100ml)を添加した。この混合物を連続的に水で
洗浄し、かつ飽和食塩水で洗浄し、次に乾燥し
(MgSO4)、蒸発させた。この残滓をフラツシユ
クロマトグラフイーで酢酸エチル/ヘキサン3:
2V/Vを使用して精製し、4(E)−6−(2,2−
ジメチル−4−フエニル−1,3−ジオキサン−
シス−5−イルヘキセノールO−メタンスルホネ
ートを油(D)(2.176g)として生じた;NMR:
7.3(5H,s)、5.0〜5.55(3H,m)、4.15(2H,
t,J=6Hz)、3.85(2H,q,J=12Hz)、2.95
(3H,s)及び1.4〜2.65(13H,m;1.55での2sを
含む)ppm。 シアン化カリウム(405mg)をアルゴン雰囲気
下で無水ジメチルスルホキシド(20ml)中のD
(1.115g)の溶液に少量ずつ添加した。この混合
物を75℃で2時間撹拌し、次に水(15ml)で稀釈
した。得られた混合物をエーテルで抽出した。こ
の抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、かつ蒸発させた。この残滓をフラツ
シユクロマトグラフイーで溶離剤としての酢酸エ
チル/ヘキサン3:7V/Vを使用して精製し、
5(E)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテノ
ニトリルを油(687mg)として生じた;NMR:
7.3(5H,s)、5.0〜5.5(3H,m)、4.0(2H,q,
J=11Hz)、1.9〜2.5(5H,m)及び1.3〜1.9
(10H,m,1.50で2sを含む)ppm。 例 104 経口投与形の製造は、標準湿式造粒法及び標準
圧縮法を使用して得た(全部が重量部である)次
の錠剤処方: 5(Z)−7−(2,2−ジエチル−4−フエニ
ル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘ
プテン酸 (300部); 乳 糖 (56部); トウモロコシ澱粉 (30部); ポリビニルピロリドン (10部);及び ステアリン酸マグネシウム (4部) によつて詳説される。必要に応じて、乳糖は、燐
酸カルシウムのような選択的充填剤によつて代え
ることができ、トウモロコシ澱粉は、カルシウム
カルボキシメチルセルロースのような選択的崩解
剤によつて代えることができ、かつポリビニルピ
ロリドンは、ゼラチンのような選択的結合剤によ
つて代えることができる。 同様に、作用成分は、前記の式の別の化合物
に代えることができる。錠剤は、常法で、例えば
フタル酸酢酸セルロースの皮膜を取込むことによ
り腸のために被覆することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシ、C1〜6−アルコキシ又
はC1〜6−アルカンスルホンアミドであり、nは1
又は2の整数であり、Aはエチレン又はビニレン
であり、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有
していてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンで
あり、ベンゼン環Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロより選択した置換分
1個又は2個を有していてよく、ジオキサン環の
4位又は5位の置換分は、シス−関係の立体化学
を有する]の4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体又は
Rcがヒドロキシである化合物の場合には、生理
学的に認容性の陽イオンを与える塩基とのその
塩。 2 式中のRa及びRbは独立して、水素、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ビニ
ル、アリル、2−メチルアリル、クロル、メチ
ル、トリフルオルメチル又は2,2,2−トリフ
ルオルエチル、ペンタフルオルフエニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、ベンジル、1−フエニル
エチル、2−フエニルエチル又はフエニルであ
り、この後者6個の基は、3個までの弗素、塩
素、臭素、沃素、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、イソプロ
ピリデンジオキシ、トリフルオルメチル、シア
ノ、ニトロ、メチルチオ、エチルチオ、メタンス
ルホニル、エタンスルホニル、ホルムアミド、ア
セタミド、プロピオンアミド、ヒドロキシ、アセ
トキシ、プロピオニルオキシ、メチレンオキシメ
チレン及びエチレンオキシメチレンから選択した
置換分を有していてよく、RaとRbの双方がアル
キル又はアルケニルである場合には、RaとRb中
の炭素原子数の合計は8以下であるか、又はRa
とRbとは一緒になつてエチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、ペンタメチレン又はヘキサメチ
レンを形成し、これらは、メチル置換分を有して
いてよく、Rcは、ヒドロキシ、メトキシ、エト
キシ、メタンスルホンアミド、エタンスルホンア
ミド又は1−メチルエタンスルホンアミドであ
り、nは1又は2の整数であり、Aはエチレン又
はビニレンであり、Yはエチレン、トリメチレン
又はテトラメチレンであり、これらはメチル置換
分1個を有していてよく、ベンゼン環Bは1個又
は2個の弗素、塩素、臭素、沃素、メチル、エチ
ル、イソプロピル、プロピル、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ヒドロキシ、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、ホルムアミド、アセタミド、プ
ロピオンアミド、トリフルオルメチル及びニトロ
より選択した置換分を有していてよい、特許請求
の範囲第1項記載の化合物。 3 式中のRa及びRbは独立して、水素、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、オクチル、ビニル、アリ
ル、2−メチルアリル、トリフルオルメチル、ク
ロルメチル、2−クロルエチル、場合により弗
素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオ
ルメチル、メチルチオ、メタンスルホニル、ニト
ロ、ヒドロキシ、シアノ、アセタミド、メチレン
ジオキシ又はメチレンオキシメチレン(−
CH2OCH2)置換分1個を有していてよいフエニ
ル、ジクロルフエニル、ジメチルフエニル、ペン
タフルオルフエニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ル又はベンジルであるか又は一緒になつて、メチ
ル置換分1個を有していてよいトリメチレン、ペ
ンタメチレン又はヘキサメチレンであり、Raと
Rbの双方がアルキル又はアルケニルである場合
には、RaとRb中の炭素原子数の合計は8以下で
あり、ベンゼン環Bはフエニル、2−メチルフエ
ニル、2−エチルフエニル、2−イソプロピルフ
エニル、2−メトキシフエニル、2−フルオルフ
エニル、2−クロルフエニル、2−ブロムフエニ
ル、2−ヒドロキシフエニル、2−トリフルオル
メチルフエニル、3−トリフルオルメチルフエニ
ル、3−フルオルフエニル、3−クロルフエニ
ル、4−フルオルフエニル、4−メチルフエニル
又は2,6−ジフルオルフエニルである、特許請
求の範囲第1項又は第2項に記載の化合物。 4 式中のベンゼン環Bは非置換であるか、弗
素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、エチ
ル又はイソプロピルによりオルト置換されたか又
は弗素又は塩素によりメタ置換されている、特許
請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項
に記載の化合物。 5 式中のRcはヒドロキシ、メトキシ、エトキ
シ、メタンスルホンアミド又はエタンスルホンア
ミドである、特許請求の範囲第1項から第4項ま
でのいずれか1項に記載の化合物。 6 式a: [式中Ra及びRbは、 (i) 独立して、水素又は1個〜3個のハロゲン置
換分を有していてよいC1〜4−アルキル; (ii) 双方の一方は水素又はC1〜4−アルキルであ
り、他方は1個又は2個のハロゲン、C1〜4−ア
ルキル、C1〜4−アルコキシ、C1〜4−アルキレン
ジオキシ、トリフルオルメチル、シアノ、ニト
ロ、ヒドロキシ、C2〜4−アルカノイルオキシ、
C1〜4−アルキルチオ、C1〜4−アルカンスルホニ
ル、C1〜4−アルカノイルアミノ及び炭素原子数
2〜4のオキサポリメチレンより選択した置換
分を有していてよいフエニル、ナフチル又はフ
エニル−C1〜4−アルキルであるか又はペンタフ
ルオルフエニル; (iii) 双方の一方は水素であり、他方はC5〜8−アル
キル又はC2〜6−アルケニルであるか又は (iv) 双方が一緒になつて、C1〜4−アルキル置換分
を有していてよい炭素原子数2〜7のポリメチ
レンを形成しており、 Rcはヒドロキシ、C1〜4−アルコキシ又は
C1〜4−アルカンスルホンアミドであり、ベンゼ
ン環Bは2位にハロゲン、C1〜4−アルキル、
C1〜4−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜4−アルカ
ノイルオキシ、C1〜4−アルカノイルアミノ及び
トリフルオルメチルから選択した置換分1個を
有していてよいか又は、3−ハロゲン置換分1
個を有していてよく、ジオキサン環の4位及び
5位の置換分はシス−関係の立体化学を有す
る]の7−(4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イル)ヘプタノイツク酸誘導体
又は式中のRcがヒドロキシである化合物に関
しては生理学的に認容性の陽イオンを与える塩
基とのその塩である、特許請求の範囲第1項記
載の化合物。 7 式中の (i) RaとRbは共に水素、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) RaとRbの一方は水素であり、他方はトリフ
ルオルメチル、クロルメチル、ベンジル、イソ
プロピル、ヘキシル、オクチル、フエニル(1
個又は2個の弗素、塩素、臭素、メチル、メト
キシ、トリフルオルメチル、ヒドロキシ、シア
ノ、メチルチオ又はアセタミドを有していてよ
い)、メチレンジオキシ又はメチレンオキシメ
チレン(−CH2OCH2)を有するフエニル、ペ
ンタフルオルフエニル、1−ナフチル又は2−
ナフチルであるか又は (iii) RaとRbとは一緒になつてトリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレ
ン又は式: −CH2CH2・CHCH3・CH2CH2−の基を形
成し、ベンゼン環B又はフエニル、2−フルオ
ルフエニル、2−クロルフエニル、2−ブロム
フエニル、2−メチルフエニル、2−エチルフ
エニル、2−イソプロピルフエニル、2−メト
キシフエニル、2−ヒドロキシフエニル、3−
フルオルフエニル又は3−クロルフエニルであ
り、Rcはヒドロキシ、メタンスルホンアミド
又はエタンスルホンアミドである、特許請求の
範囲第6項記載の化合物。 8 式b: [式中 (i) RaとRbは共に水素、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はトリフルオルメチル; (ii) RaとRbは一緒になつて、トリメチレン、テ
トラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレ
ン又は式: −CH2CH2・CHCH3・CH2CH2−の基を形
成するか、又は (iii) RaはC3〜8−アルキル、トリフルオルメチル、
クロルメチル、2−クロルエチル、ペンタフル
オルフエニル又は1個又は2個のハロゲン、
C1〜4−アルキル、C1〜4−アルコキシ、トリフル
オルメチル、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4−アル
キルチオ又はC1〜4−アルカノイルアミノ置換分
又は1個のメチレンジオキシ又はメチレンオキ
シメチレン置換分を有していてよいフエニル、
ベンジル又はナフチルであり、Rbは水素であ
り、 ベンゼン環Bは非置換の又は2−ハロゲノ
−、2−C1〜4−アルキル−、2−C1〜4−アルコ
キシ−、2−ヒドロキシ−又は3−ハロゲノ−
フエニルであり、Ra及びジオキサン環の4位
及び5位の置換分は、シス−関係の立体化学を
有し、ビニレン基の隣の炭素原子は、指定のシ
ス−関係の立体化学を有する]の5(Z)−7−
(4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−
5−イル)ヘプタノイツク酸、生理学的に認容
性の陽イオンを与える塩基とのその塩、そのメ
チル又はエチルエステル又はそのメタンスルホ
ンアミド、エタンスルホンアミド又は1−メチ
ルエタンスルホンアミド誘導体である、特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 9 式中のRa及びRbは、特許請求の範囲第8項
の(i)及び(ii)に記載の定義を有するか又はRaはイ
ソプロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、トリ
フルオルメチル、クロルメチル、2−クロルエチ
ル、ペンタフルオルフエニル、ベンジル、ナフチ
ル又はフエニル(弗素、塩素、臭素、メチル、メ
トキシ、トリフルオルメチル、ヒドロキシ、シア
ノ、メチルチオ又はアセタミド置換分1個又は2
個を有していてよいか又はメチレンジオキシ又は
メチレンオキシメチレン置換分1個を有していて
よい)であり、Rbは水素であり、ベンゼン環B
は非置換であるか又は2−フルオル、2−クロ
ル、2−ブロム、3−フルオル、3−クロル、2
−メチル、2−エチル、2−イソプロピル、2−
メトキシ又は2−ヒドロキシ置換分1個を有して
いる、特許請求の範囲第8項記載の化合物。 10 b式中のRa,Rb及びベンゼン環Bは次
の組合せ: 【表】 【表】 及び次の組合せ; 【表】 から選択したものを表わす、5(Z)−7−(4−
フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ル)ヘプテノイツク酸又は生理学的に認容性の陽
イオンを与える塩基とのその塩である、特許請求
の範囲第8項記載の化合物。 11 アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミ
ニウム又はアンモニウム塩又は生理学的に認容性
の陽イオンを形成する有機アミン又は第4級塩基
との塩である、特許請求の範囲第1項から第10
項までのいずれか1項に記載の塩。 12 特許請求の範囲第10項記載の酸又は5
(Z)−7−(2,2−ジメチル−4−フエニル−
1,3−ジオキサン−シス−5−イル)ヘプテノ
イツク酸のメタンスルホンアミド誘導体。 13 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシ、であり、nは1又は
2の整数であり、Aはビニレンであり、Yは置換
分としてのC1〜4−アルキルを有していてよい炭素
原子数2〜5のポリメチレンであり、ベンゼン環
Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6−アルコ
キシ、ヒドロキシ、C2〜6−アルカノイルオキシ、
C1〜6−アルカノイルアミノ、トリフルオルメチル
及びニトロより選択した置換分1個又は2個を有
していてよく、ジオキサン環の4位又は5位の置
換分は、シス−関係の立体化学を有する]の4−
フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イル
アルケノイツク酸誘導体又はRcがヒドロキシで
ある化合物の場合には、生理学的に認容性の陽イ
オンを与える塩基とのその塩を製造するために、
式: [式中Ra、Rb及びベンゼン環Bは前記のもの
を表わす]のアルデヒドを式: (Rd)3P=CH.Y.CO2 -M+ () [式中Yは前記のものを表わし、RdはC1〜6−
アルキル又はアリールであり、M+はアルカリ金
属陽イオンである]のウイツテイヒ試薬と反応さ
せ、 その後、Rcがヒドロキシである式の化合物
の塩を得たい場合には、該化合物を生理学的に認
容性の陽イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には、
前記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか
又は、式中のRcがヒドロキシである式の化合
物のラセミ形を、適当な有機塩基の光学活性形と
反応させ、引続き、こうして得た塩のジアステレ
オマー混合物を分離させ、引続き酸での処理によ
り、式の前記化合物の所望光学活性形を生じさ
せることを特徴とする、4−フエニル−1,3−
ジオキサン−シス−5−イルアルケノイツク酸誘
導体の製法。 14 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシ、C1〜6−アルコキシ又
はC1〜6−アルカンスルホンアミドであり、nは1
又は2の整数であり、Aはエチレン又はビニレン
であり、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有
していてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンで
あり、ベンゼン環Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロより選択した置換分
1個又は2個を有していてよく、ジオキサン環の
4位又は5位の置換分は、シス−関係の立体化学
を有する]の4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体又は
Rcがヒドロキシである化合物の場合には、生理
学的に認容性の陽イオンを与える塩基とのその塩
を製造するために、式: [式中A,Y,Rc及びベンゼン環Bは前記の
ものを表わし、Qa及びQbの一方は水素であり、
他方は水素、アルカンスルホニル、アレンスルホ
ニル又は式:−CRR1・OHの基であり、ここで
R及びR1は同一又は異なるアルキルである]の
エリスロージオール誘導体を、式: RaRb・CO [式中Ra及びRbは前記のものを表わす]のカ
ルボニル化合物又はそのアセタール、半アセター
ル又は水和物と反応させ、 その後、RcがC1〜6−アルコキシである式の
化合物を得たい場合には、式中のRcがヒドロキ
シである式の相応する酸又はその反応性誘導体
を慣用方法でエステル化し、RcがC1〜6−アルカ
ンスルホンアミドである式の化合物を得たい場
合には、Rcがヒドロキシである式の相応する
酸を脱水剤の存在で適当なC1〜6−アルカンスルホ
ンアミドと反応させるか又は式の酸の反応性誘
導体を適当なC1〜6−アルカンスルホンアミド又は
そのアルカリ金属塩と反応させ、 Aがエチレンである式の化合物を得たい場合
にはAがビニレンである式の化合物に触媒の存
在で水素添加し、 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩を得
たい場合には、該化合物を生理学的に認容性の陽
イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には前
記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか又
は式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
ラセミ形を適当な有機塩基の光学活性形と反応さ
せ、引続きこうして得た塩のジアステレオマー混
合物を分離させ、引続き酸での処理により、Rc
がヒドロキシ以外の場合には前記のようにエステ
ル化又はアミド化により、式の前記化合物の所
望光学活性形を生じさせることを特徴とする、4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ルアルケノイツク酸誘導体の製法。 15 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシであり、nは1又は2
の整数であり、Aはエチレン又はビニレンであ
り、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有して
いてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンであ
り、ベンゼン環Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロより選択した置換分
1個又は2個を有していてよく、ジオキサン環の
4位又は5位の置換分は、シス−関係の立体化学
を有する]の4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体又は
Rcがヒドロキシである化合物の場合には、生理
学的に認容性の陽イオンを与える塩基とのその塩
を製造するために、式: [式中A,Y,Ra、Rb及びベンゼン環は前記
のものを表わす]のアルコールを酸化し、その後
Aがエチレンである式の化合物を得たい場合に
はAがビニレンである式の化合物に触媒の存在
で水素添加し、 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩を得
たい場合には、該化合物を生理学的に認容性の陽
イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には前
記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか又
は式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
ラセミ形を適当な有機塩基の光学活性形と反応さ
せ、引続きこうして得た塩のジアステレオマー混
合物を分離させ、引続き酸での処理により、式
の前記化合物の所望光学活性形を生じさせること
を特徴とする、4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体の製
法。 16 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシであり、nは1又は2
の整数であり、Aはエチレン又はビニレンであ
り、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有して
いてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンであ
り、ベンゼン環Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキ
ル、C1〜6−アルコキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アル
カノイルオキシ、C1〜6−アルカノイルアミノ、ト
リフルオルメチル及びニトロより選択した置換分
1個又は2個を有していてよく、ジオキサン環の
4位又は5位の置換分は、シス−関係の立体化学
を有する]の4−フエニル−1,3−ジオキサン
−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体又は
Rcがヒドロキシである化合物の場合には、生理
学的に認容性の陽イオンを与える塩基とのその塩
を製造するために、式: [式中A,Y,Ra、Rb及びベンゼン環Bは前
記のものを表わし、Wはアルコキシカルボニル、
フエノキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、シアノ又はカルバモイルである]の化合物を
加水分解し、 その後、Aがエチレンである式の化合物を得
たい場合にはAがビニレンである式の化合物に
触媒の存在で水素添加し、 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩を得
たい場合には、該化合物を生理学的に認容性の陽
イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には前
記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか又
は式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
ラセミ形を適当な有機塩基の光学活性形と反応さ
せ、引続きこうして得た塩のジアステレオマー混
合物を分離させ、引続き酸での処理により、式
の前記化合物の所望光学活性形を生じさせること
を特徴とする、4−フエニル−1,3−ジオキサ
ン−シス−5−イルアルケノイツク酸誘導体の製
法。 17 式: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシ、C1〜6−アルコキシ又
はC1〜6−アルカンスルホンアミドであり、nは1
又は2の整数であり、Aはエチレン又はビニレン
であり、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有
していてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンで
あり、ベンゼン環Bは、ヒドロキシ1個を有して
いて、ジオキサン環の4位又は5位の置換分は、
シス−関係の立体化学を有する]の4−フエニル
−1,3−ジオキサン−シス−5−イルアルケノ
イツク酸誘導体又はRcがヒドロキシである化合
物の場合には、生理学的に認容性の陽イオンを与
える塩基とのその塩を製造するために、式′: [式中Ra及びRbは独立して、水素、C2〜6−ア
ルケニル、3個までのハロゲン置換分を有してい
てよいC1〜8−アルキル、ペンタフルオルフエニ
ル、3個までのハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6
−アルコキシ、C1〜4−アルケンジオキシ、トリフ
ルオルメチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、
C2〜6−アルカノイルオキシ、C1〜6−アルキルチ
オ、C1〜6−アルカンスルホニル、C1〜6−アルカノ
イルアミノ及び炭素原子数2〜4のオキサポリメ
チレンより選択した置換分を有していてよいアリ
ール又はアリール−C1〜4−アルキルであり、Ra
とRbとの双方がアルキル又はアルケニルである
場合にはRaとRb中の炭素原子数の合計数は8以
下であるか、又はRaとRbとは一緒になつて、
C1〜4−アルキル置換分1個又は2個を有していて
よい炭素原子数2〜7のポリメチレン基を形成し
ており、Rcはヒドロキシ、C1〜6−アルコキシ又
はC1〜6−アルカンスルホンアミドであり、nは1
又は2の整数であり、Aはエチレン又はビニレン
であり、Yは置換分としてのC1〜4−アルキルを有
していてよい炭素原子数2〜5のポリメチレンで
あり、ベンゼン環B′は、トリメチルシリル、C1〜6
−アルキル又はアシル保護基で保護されたヒドロ
キシ置換分を有しており、ジオキサン環の4位又
は5位の置換分は、シス−関係の立体化学を有す
る]の化合物から保護基を離脱させ、その後、
RcがC1〜6−アルコキシである式の化合物を得
たい場合には、式中のRcがヒドロキシである
式の相応する酸又はその反応性誘導体を慣用方法
でエステル化し、 RcがC1〜6−アルカンスルホンアミドである
式の化合物を得たい場合には、Rcがヒドロキシ
である式の相応する酸を脱水剤の存在で適当な
C1〜6−アルカンスルホンアミドと反応させるか又
は式の酸の反応性誘導体を適当なC1〜6−アルカ
ンスルホンアミド又はそのアルカリ金属塩と反応
させ、 Aがエチレンである式の化合物を得たい場合
にはAがビニレンである式の化合物に触媒の存
在で水素添加し、 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩を得
たい場合には、該化合物を生理学的に認容性の陽
イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には前
記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか又
は式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
ラセミ形を適当な有機塩基の光学活性形と反応さ
せ、引続きこうして得た塩のジアステレオマー混
合物を分離させ、引続き酸での処理により、Rc
がヒドロキシ以外の場合には前記のようにエステ
ル化又はアミド化により、式の前記化合物の所
望光学活性形を生じさせることを特徴とする、4
−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−イ
ルアルケノイツク酸誘導体の製法。 18 式: [式中Ra及びRbの双方は、水素であり、Rcは
ヒドロキシ、C1〜6−アルコキシ又はC1〜6−アルカ
ンスルホンアミドであり、nは1又は2の整数で
あり、Aはエチレン又はビニレンであり、Yは置
換分としてのC1〜4−アルキルを有していてよい炭
素原子数2〜5のポリメチレンであり、ベンゼン
環Bは、ハロゲン、C1〜6−アルキル、C1〜6−アル
コキシ、ヒドロキシ、C2〜6−アルカノイルオキ
シ、C1〜6−アルカノイルアミノ、トリフルオルメ
チル及びニトロより選択した置換分1個又は2個
を有していてよく、ジオキサン環の4位又は5位
の置換分は、シス−関係の立体化学を有する]の
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−
イルアルケノイツク酸誘導体又はRcがヒドロキ
シである化合物の場合には、生理学的に認容性の
陽イオンを与える塩基とのその塩を製造するため
に、式: [式中Qa及びQbは双方は、水素であり、A,
Y,Rc及びベンゼン環Bは前記のものを表わす]
のエリスロージオールを、塩基の存在で、臭化メ
チレンと反応させ、 その後、RcがC1〜6−アルコキシである式の
化合物を得たい場合には、式中のRcがヒドロキ
シである式の相応する酸又はその反応性誘導体
を慣用方法でエステル化し、RcがC1〜6−アルカ
ンスルホンアミドである式の化合物を得たい場
合には、Rcがヒドロキシである式の相応する
酸を脱水剤の存在で適当なC1〜6−アルカンスルホ
ンアミドと反応させるか又は式の酸の反応性誘
導体を適当なC1〜6−アルカンスルホンアミド又は
そのアルカリ金属塩と反応させ、 Aがエチレンである式の化合物を得たい場合
にはAがビニレンである式の化合物に触媒の存
在で水素添加し、 Rcがヒドロキシである式の化合物の塩を得
たい場合には、該化合物を生理学的に認容性の陽
イオンを与える適当な塩基と反応させ、 式の化合物の光学活性形を得たい場合には前
記工程を光学活性出発物質を用いて実施するか又
は式中のRcがヒドロキシである式の化合物の
ラセミ形を適当な有機塩基の光学活性形と反応さ
せ、引続きこうして得た塩のジアステレオマー混
合物を分離させ、引続き酸での処理により、Rc
がヒドロキシ以外の場合には、前記のようにエス
テル化又はアミド化により、式の前記化合物の
所望光学活性形を生じさせることを特徴とする、
4−フエニル−1,3−ジオキサン−シス−5−
イルアルケノイツク酸誘導体の製法。
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