JPH0379350B2 - - Google Patents
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- JPH0379350B2 JPH0379350B2 JP6940982A JP6940982A JPH0379350B2 JP H0379350 B2 JPH0379350 B2 JP H0379350B2 JP 6940982 A JP6940982 A JP 6940982A JP 6940982 A JP6940982 A JP 6940982A JP H0379350 B2 JPH0379350 B2 JP H0379350B2
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- hydrogen chloride
- chlorlactone
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- butyrolactone
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Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は医薬品の中間原料として有名なα−ア
セチル−α−クロル−γ−ブチロラクトン(以下
クロルラクトンと略す)の安定化方法に関する。 クロルラクトンは一般的にはα−アセチル−γ
−ブチロラクトンを溶媒の存在下又は不存在下、
塩素で塩素化して製造され、得られる反応液は純
度約95%程度でやや粘調な微黄色の液体である。
用途によつてはこのものを直接供することができ
る。 しかし、この反応においては塩化水素が不可避
的に副生し、その大部分は反応中に未反応塩素と
随伴して系外に逃散するが、通常、反応液中に1
〜4%の塩化水素が含まれている。この反応液は
非常に不安定であり、この状態で常温下放置する
と参考例−1に示す通り反応液の純度及び色相が
著しく低下する。 他方、該反応液を高真空で蒸溜することにより
クロルラクトンを精製することは可能であるが、
常圧におけるクロルラクトンの沸点が225℃と高
いため、例えば圧力5Torr、塔頂温度105℃の如
き高真空で蒸溜してもクロルラクトンの約10%が
分解する等、蒸溜精製することは熱経時変化を受
け、大巾な収率低下をきたすので、経済上大きな
不利を伴い、必ずしも適当でない。 そのため当業界では、経済的に有利な該反応液
の直接使用において以前から反応液の安定化が望
まれていた。 先ず本発明者らは、クロルラクトンが塩化水素
共存系で品質低下をきたす原因について検討し、
次の事実を見い出した。即ち、原料α−アセチル
−γ−ブチロラクトン及びクロルラクトンは常温
下塩化水素と容易に開環反応を起し、そして脱炭
酸してハロゲン化ケトンに変化する。例えばクロ
ルラクトンについて開環反応を反応式で表わすと
次の通りである。 次いでこのハロゲン化ケトンは触媒量程度の微
量の塩化水素の存在でケトン類特有の縮合反応を
起し着色物質に変化するものである。塩化水素は
クロルラクトンに比較して分子量が約1/5と小さ
いため、微量の塩化水素が存在してもクロルラク
トンの品質低下に著しく影響することが判る。 クロルラクトン中の塩化水素濃度と品質の関係
については実施例−1に示す通りである。即ち、
常温下2ケ月間放置では塩化水素濃度の増加に伴
つて純度はほぼ定量的に低下するが、色相は塩化
水素濃度が0.15%以上になるとガードナーNo.で10
以上と悪くなる。このことから反応液中の塩化水
素濃度を0.1%以下にすることにより、該反応液
を安定に保存できることをつきとめた。 次に、本発明者らは塩化水素の除去法について
具体的手段、例えば水洗、不活性ガスによる曝気
などの物理的方法、中和等の化学的方法を検討し
た。しかし、クロルラクトンは水と接触すると加
水分解し、酸性溶液中ではケトン分解を、アルカ
リ性溶液中では酸分解を起すため、水洗及び水を
伴う処理は純度低下の原因となり、不適当であつ
た。又、陰イオン交換樹脂処理及びトリエチルア
ミン、ピリジン等の3級アミンによる中和は処理
液が着色する点で好ましくなかつた。 物理的方法の一例として参考例−2に示す通り
反応液に常温下長時間窒素を曝気することにより
塩化水素を0.14%まで除去できるが、不充分であ
つた。しかし、これは塩化水素を除去するための
前処理としては利用できる。 そこで真空曝気について検討したところ、実施
例−2に示す通り反応液を常温下100Torr以下の
圧力で真空曝気することにより、最高0.04%まで
塩化水素を低減できた。 この場合、圧力200Torrでは約30℃で真空曝気
しても塩化水素を0.1%以下にすることは困難で
あつた。又、温度を高くすることにより塩化水素
を0.1%以下にすることは可能と考えられるが、
温度約50℃で真空曝気すると熱経時変化のためで
あろう純度の低下が認められた。 なお、実際の操作条件の選定には対象とするク
ロルラクトンの塩化水素濃度、容量及び処理装
置、時間等から実験によつて適宜決められる。 斯様にして、クロルラクトンの反応液中の塩化
水素濃度を0.1%以下にすることにより、3ケ月
以上は工業的原料として供し得る品質を保持で
き、そのため工業的に極めて簡単な操作、常温下
100Torr以下の圧力で真空曝気することで、該反
応液中の塩化水素を除去できることを見い出し、
本発明を完成するに至つた。 以下、参考例及び実施例を挙げて本発明を具体
的に説明する。 参考例−1 攪拌器、温度計、塩素導入管及び排ガス吸収塔
に接続する冷却器を備えた2四ツ口丸底フラス
コに、α−アセチル−γ−ブチロラクトン1920g
(15モル)を仕込み、反応温度8〜12℃で塩素を
37.3N/Hrの速度で9時間(15モル)吹込み、
反応させ、反応液2455gを得た。反応液のガスク
ロマトグラフ分析値(面積パーセント)はクロル
ラクトン95.1%、α−アセチル−γ−ブチロラク
トン0.3%、高沸物3.7%であつた。又、硝酸銀滴
定による塩化水素は2.54%であつた。 次に、18〜25℃での反応液の純度及び色相の経
時変化を表−1に示す。
セチル−α−クロル−γ−ブチロラクトン(以下
クロルラクトンと略す)の安定化方法に関する。 クロルラクトンは一般的にはα−アセチル−γ
−ブチロラクトンを溶媒の存在下又は不存在下、
塩素で塩素化して製造され、得られる反応液は純
度約95%程度でやや粘調な微黄色の液体である。
用途によつてはこのものを直接供することができ
る。 しかし、この反応においては塩化水素が不可避
的に副生し、その大部分は反応中に未反応塩素と
随伴して系外に逃散するが、通常、反応液中に1
〜4%の塩化水素が含まれている。この反応液は
非常に不安定であり、この状態で常温下放置する
と参考例−1に示す通り反応液の純度及び色相が
著しく低下する。 他方、該反応液を高真空で蒸溜することにより
クロルラクトンを精製することは可能であるが、
常圧におけるクロルラクトンの沸点が225℃と高
いため、例えば圧力5Torr、塔頂温度105℃の如
き高真空で蒸溜してもクロルラクトンの約10%が
分解する等、蒸溜精製することは熱経時変化を受
け、大巾な収率低下をきたすので、経済上大きな
不利を伴い、必ずしも適当でない。 そのため当業界では、経済的に有利な該反応液
の直接使用において以前から反応液の安定化が望
まれていた。 先ず本発明者らは、クロルラクトンが塩化水素
共存系で品質低下をきたす原因について検討し、
次の事実を見い出した。即ち、原料α−アセチル
−γ−ブチロラクトン及びクロルラクトンは常温
下塩化水素と容易に開環反応を起し、そして脱炭
酸してハロゲン化ケトンに変化する。例えばクロ
ルラクトンについて開環反応を反応式で表わすと
次の通りである。 次いでこのハロゲン化ケトンは触媒量程度の微
量の塩化水素の存在でケトン類特有の縮合反応を
起し着色物質に変化するものである。塩化水素は
クロルラクトンに比較して分子量が約1/5と小さ
いため、微量の塩化水素が存在してもクロルラク
トンの品質低下に著しく影響することが判る。 クロルラクトン中の塩化水素濃度と品質の関係
については実施例−1に示す通りである。即ち、
常温下2ケ月間放置では塩化水素濃度の増加に伴
つて純度はほぼ定量的に低下するが、色相は塩化
水素濃度が0.15%以上になるとガードナーNo.で10
以上と悪くなる。このことから反応液中の塩化水
素濃度を0.1%以下にすることにより、該反応液
を安定に保存できることをつきとめた。 次に、本発明者らは塩化水素の除去法について
具体的手段、例えば水洗、不活性ガスによる曝気
などの物理的方法、中和等の化学的方法を検討し
た。しかし、クロルラクトンは水と接触すると加
水分解し、酸性溶液中ではケトン分解を、アルカ
リ性溶液中では酸分解を起すため、水洗及び水を
伴う処理は純度低下の原因となり、不適当であつ
た。又、陰イオン交換樹脂処理及びトリエチルア
ミン、ピリジン等の3級アミンによる中和は処理
液が着色する点で好ましくなかつた。 物理的方法の一例として参考例−2に示す通り
反応液に常温下長時間窒素を曝気することにより
塩化水素を0.14%まで除去できるが、不充分であ
つた。しかし、これは塩化水素を除去するための
前処理としては利用できる。 そこで真空曝気について検討したところ、実施
例−2に示す通り反応液を常温下100Torr以下の
圧力で真空曝気することにより、最高0.04%まで
塩化水素を低減できた。 この場合、圧力200Torrでは約30℃で真空曝気
しても塩化水素を0.1%以下にすることは困難で
あつた。又、温度を高くすることにより塩化水素
を0.1%以下にすることは可能と考えられるが、
温度約50℃で真空曝気すると熱経時変化のためで
あろう純度の低下が認められた。 なお、実際の操作条件の選定には対象とするク
ロルラクトンの塩化水素濃度、容量及び処理装
置、時間等から実験によつて適宜決められる。 斯様にして、クロルラクトンの反応液中の塩化
水素濃度を0.1%以下にすることにより、3ケ月
以上は工業的原料として供し得る品質を保持で
き、そのため工業的に極めて簡単な操作、常温下
100Torr以下の圧力で真空曝気することで、該反
応液中の塩化水素を除去できることを見い出し、
本発明を完成するに至つた。 以下、参考例及び実施例を挙げて本発明を具体
的に説明する。 参考例−1 攪拌器、温度計、塩素導入管及び排ガス吸収塔
に接続する冷却器を備えた2四ツ口丸底フラス
コに、α−アセチル−γ−ブチロラクトン1920g
(15モル)を仕込み、反応温度8〜12℃で塩素を
37.3N/Hrの速度で9時間(15モル)吹込み、
反応させ、反応液2455gを得た。反応液のガスク
ロマトグラフ分析値(面積パーセント)はクロル
ラクトン95.1%、α−アセチル−γ−ブチロラク
トン0.3%、高沸物3.7%であつた。又、硝酸銀滴
定による塩化水素は2.54%であつた。 次に、18〜25℃での反応液の純度及び色相の経
時変化を表−1に示す。
【表】
実施例 1
表−2に示す塩化水素を含む精製クロルラクト
ンの18〜25℃における色相及び純度の2ケ月間の
経時変化を表−2に示す。
ンの18〜25℃における色相及び純度の2ケ月間の
経時変化を表−2に示す。
【表】
参考例 2
参考例−1で得られた反応液500gに15〜19℃
で、窒素を40N/Hrの速度で4時間曝気する
ことにより塩化水素は2.54%から0.15%まで低下
した。同条件で更に3時間曝気を行つたが、塩化
水素は0.14%しか低下しなかつた。 実施例 2 参考例−2で得られた反応液500gを表−3に
示す温度、圧力を変えて真空曝気を行つた。結果
を表−3に示す。
で、窒素を40N/Hrの速度で4時間曝気する
ことにより塩化水素は2.54%から0.15%まで低下
した。同条件で更に3時間曝気を行つたが、塩化
水素は0.14%しか低下しなかつた。 実施例 2 参考例−2で得られた反応液500gを表−3に
示す温度、圧力を変えて真空曝気を行つた。結果
を表−3に示す。
【表】
次に3−4処理液について18〜25℃における色
相及び純度の経時変化を表−4に示す。
相及び純度の経時変化を表−4に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 α−アセチル−γ−ブチロラクトンの塩素化
から得られたα−アセチル−α−クロル−γ−ブ
チロラクトンにおいて、実質上塩化水素を含まな
い状態で保存することを特徴とするα−アセチル
−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6940982A JPS58185577A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6940982A JPS58185577A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58185577A JPS58185577A (ja) | 1983-10-29 |
| JPH0379350B2 true JPH0379350B2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=13401773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6940982A Granted JPS58185577A (ja) | 1982-04-23 | 1982-04-23 | α−アセチル−α−クロル−γ−ブチロラクトンの安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58185577A (ja) |
-
1982
- 1982-04-23 JP JP6940982A patent/JPS58185577A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58185577A (ja) | 1983-10-29 |
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