JPH04101367U - ペースト式ニツケル極 - Google Patents
ペースト式ニツケル極Info
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- JPH04101367U JPH04101367U JP1360691U JP1360691U JPH04101367U JP H04101367 U JPH04101367 U JP H04101367U JP 1360691 U JP1360691 U JP 1360691U JP 1360691 U JP1360691 U JP 1360691U JP H04101367 U JPH04101367 U JP H04101367U
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- JP
- Japan
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- nickel electrode
- nickel
- type nickel
- electrode
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- Pending
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-
- Y02E60/12—
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 体積あたり電気容量が大きく、利用率が高
く、かつ量産性に富むペースト式ニッケル極を提供す
る。 【構成】 三次元網状ないし多孔状構造体を基板とする
ペースト式ニッケル極において、該ニッケル極の上端全
面の基板があらかじめ空隙率50%以下に加圧され、か
つ活物質の存在しない無地部を有し、該無地部上に集電
タブが溶接されていることを特徴とするペースト式ニッ
ケル極。
く、かつ量産性に富むペースト式ニッケル極を提供す
る。 【構成】 三次元網状ないし多孔状構造体を基板とする
ペースト式ニッケル極において、該ニッケル極の上端全
面の基板があらかじめ空隙率50%以下に加圧され、か
つ活物質の存在しない無地部を有し、該無地部上に集電
タブが溶接されていることを特徴とするペースト式ニッ
ケル極。
Description
【0001】
本考案は、ペースト式ニッケル極に関し、とくにニッケルカドニウム電池、ニ
ッケル水素電池などのアルカリ蓄電池用のペースト式ニッケル極に関する。
【0002】
従来、アルカリ蓄電池のニッケル正極は、パンチドメタルを芯材とし、これに
カルボニルニッケルを焼結して得られた基板に、ニッケル塩の水溶液を含浸し、
続いてアルカリ水溶液中でニッケル塩を水酸化ニッケルに転化することによって
製造する焼結式ニッケル極が知られている。しかしながら、このようなニッケル
正極の体積あたりの電気用量は、350〜400mAh/mlが限界とされてい
る。その理由は、電極中の基板の体積占有率が20〜25%と大きいこと、なら
びに化学含浸・電気化学含浸いずれの方法においても、多くの空隙を残して、充
填量が飽和してしまうことによる。
【0003】
このような事情から、焼結式ニッケル極に代わるものとして、スポンジ状メタ
ル、フェルト状メタル、又は金属焼結繊維などの三次元網状ないし多孔状構造体
を基板として、これにペースト状に調製した水酸化ニッケルを充填し、乾燥、加
圧して得られるペースト式ニッケル正極が提案され、一部で実用化されている。
このような電極は基板の体積占有率を10%未満に抑え、また加圧工程において
空隙率を自由に調節することができるので、その分だけ活物質の充填密度を増加
させることが可能である。その結果、体積あたりの電気容量が600mAh/m
l以上のニッケル極が得られる。
【0004】
しかし、上記のように体積あたり電気容量の大きいペースト式ニッケル正極を
、渦巻状に巻回して電池を作成する場合、次のような問題を生ずる。すなわち、
スポンジ状・繊維状・フェルト状ニッケルなどの三次元網状ないし多孔状構造体
は、従来のパンチドメタルに比べて耐曲げ柔軟性が劣り、巻回する際にニッケル
極上にクラックが発生し、基板が折断されてしまう。そのため、集電効果が著し
く低下し、電池全体の容量が低下する。
【0005】
この対策として、クラックの発生を防ぐために、電極の充填密度を下げること
により柔軟性を高める方法と、巻回方向と平行にあらかじめ金属補強板を溶接す
る方法がある。しかし、前者は高容量化が図れないので、ペースト式ニッケル極
の本来の長所を生かせない。また後者は電極の長手方向に連続した溶接を必要と
し、量産性が低下する。また多くの作業時間を要し、不良率も高い。このような
ことが、ペースト式ニッケル極の実用化を妨げる大きな障害となっていた。
【0006】
本考案は、このような問題を解決して、体積あたり電気容量が大きく、利用率
が高く、かつ量産性に富むペースト式ニッケル極を提供しようとするものである
。
【0007】
本考案は三次元網状ないし多孔状構造体を基板とするペースト式ニッケル極に
おいて、該ニッケル極の上端全面の基板があらかじめ空隙率50%以下に加圧さ
れ、かつ活物質の存在しない無地部を有し、該無地部上に集電タブが溶接されて
いることを特徴とするペースト式ニッケル極に関する。
【0008】
上記の三次元網状ないし多孔状構造体には、スポンジ状、繊維状及びフェルト
状のニッケルが代表として挙げられる。
【0009】
このような構造体からなる基板の一部を、ローラープレスなどによって加圧し
て、帯状に無地部を形成し、無地部の空隙率を50%以下になるまで下げる。こ
のことによって、無地部は金属板と同等の柔軟性及び導電性を示すようになる。
空隙率が50%を越えると、このような性質は期待できず、巻回の際に折断され
る。
【0010】
ついで、形成した無地部以外の上記基板に、ペースト状活物質を充填する。こ
の活物質は、水酸化ニッケルを主成分とし、酸化コバルトのような補助成分;カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロースのような粘結剤;及び水を混練し
て得られたものである。充填後、乾燥して、無地部上に付着した余分の活物質は
、研磨などの方法で除去する。ついで、無地部がニッケル極の上端に位置するよ
うに、裁断などの方法で成形する。
【0011】
最後に、集電タブを無地部の上に溶接して、ペースト式ニッケル極を完成する
。溶接はスポット溶接が好ましく、抵抗溶接、超音波溶接などの方法が用いられ
る。前述の無地部は、柔軟性や導電性の点で実用上問題はないが、引張強度が補
強板に比べて弱いので、集電タブに過大な引張力がかかると無地部から裂断する
可能性がある。これを防止するために、無地部と集電タブの間の溶接部分の長さ
は、巻回方向に5mm以上あることが好ましい。この長さが5mm未満、たとえ
ば3mmではタブを折り曲げる際にタブの取付部の基板が裂断することがある。
また、集電タブの断面は、図1及び図2に示すように、T字状、L字状などの形
状を示す。
【0012】
巻回の際のクラックは縦方向に生ずる。そのため、横方向の集電性が低下する
。あらかじめ金属補強板を横方向に溶接するのは、金属板が柔軟性と導電性を維
持するからである。無地部の空隙率を50%以下にすることによって、上記の金
属板と同じ効果が期待できる。
【0013】
このような無地部を設け、それに集電タブを溶接するという、比較的容易で量
産性の高い方法により、従来の補強板と比較して、実用上問題のない性能が得ら
れる。
【0014】
【考案の効果】
本考案により、高性能でかつ量産性に優れたペースト式ニッケル極を提供する
ことができた。その工業的価値は大きい。
【0015】
本考案のペースト式ニッケル極は、各種のアルカリ蓄電池のニッケル正極に用
いることができる。
【0016】
以下、本考案を実施例及び比較例によって説明する。これらの例で、部はすべ
て重量部を示す。
【0017】
実施例1、2、比較例1
目付け量500g/m2 、幅100mmのフープ状のフェルト状ニッケルを基
板として用い、その中心に、ローラープレスによって幅4mmの連続無地部を作
成した。その際、プレス圧を変えて、無地部の空隙率をそれぞれ30%(実施例
1)、50%(実施例2)及び70%(比較例1)に調節した。
【0018】
この基板に、水酸化ニッケル90部、酸化コバルト10部、カルボキシメチル
セルロース0.5部、水40部からなるペースト状活物質を充填し、乾燥した後
、無地部上に付着したペーストを研磨によって除去した。ついで、幅75mmに裁
断し、無地部が進行方向と垂直になるようにローラープレスをかけ、電気容量が
600mAh/mlになるように充填密度を調節した。無地部を二分するように裁断し
て、幅40mm(うち2mmが無地部)、長さ70mmに成形した。
【0019】
このように成形したニッケル極本体の無地部に、縦の長さ15mm、横の長さ5
mmの、断面がL字状のニッケル製集電タブをあてがい、超音波によるワンショッ
ト溶接を行って、ペースト式ニッケル極を作製した。外観を図1に示す。
【0020】
比較例2
無地部を静圧プレスによって作製し、その形状が幅4mm、 長さ8mmの非連続で
あり、空隙率が50%であることを除いては実施例と同様にして、ペースト式ニ
ッケル極を作成した。外観を図3に示す。
【0021】
比較例3
無地部を作成する代わりに、幅4mm、厚さ0.1mm のニッケル板をあてがい
、連続的に溶接した以外は実施例と同様にして、ペースト式ニッケル極を作成し
た。外観を図4に示す。
【0022】
試験例及び評価結果
実施例1、2及び比較例1〜3で作製したペースト式ニッケル極の評価を、次
のようにして行った。すなわち、パンチドメタルを基板とするペースト式カドミ
ウム極を対極として、AAサイズのニッケルカドミウム電池を作成した。これら
の電池のそれぞれを、ニッケル極の理論容量に対して1C,3C及び5Cのハイ
レート放電を行い、ニッケル極の利用率を測定した。放電レートと利用率の関係
を図3に示す。無地部の空隙率が30%及び50%の実施例1及び2のニッケル
極を用いた電池は、補強板を有する比較例3のニッケル極を用いた電池とほぼ同
等の特性を示した。このことは、作業性及び不良率を勘案すると、本発明のペー
スト式ニッケル極の優位性を表している。これに対して、無地部の空隙率が70
%である比較例1と、非連続の無地部を有する比較例2のニッケル極を含む電池
は、3C及び5C放電におけるニッケル極の利用率の低下が他に比べて大きい。
【0023】
実施例3
図2のように、集電板が溶接部中央から出ている、すなわちT字状の集電タブ
について、同様の実験を行った。L字状の集電タブを用いた実施例1、2及び比
較例1と同様な結果を得た。
【図1】本考案のペースト式ニッケル極の外観を示す図
である。
である。
【図2】本考案のペースト式ニッケル極の外観を示す図
である。
である。
【図3】比較例2のペースト式ニッケル極の外観を示す
図である。
図である。
【図4】比較例3のペースト式ニッケル極の外観を示す
図である。
図である。
【図5】実施例及び比較例のペースト式ニッケル極から
なるニッケルカドミウム電池の放電レートと利用率の関
係を示すグラフである。
なるニッケルカドミウム電池の放電レートと利用率の関
係を示すグラフである。
1.集電タブ
2.無地部
3.非連続無地部
4.スポット溶接部
5.連続溶接部
6.ニッケル板
7.ペースト充填部
Claims (2)
- 【請求項1】 三次網状ないし多孔状構造体を基板とす
るペースト式ニッケル極において、該ニッケル極の上端
全面の基板があらかじめ空隙率50%以下に加圧され、
かつ活物質の存在しない無地部を有し、該無地部に集電
タブが溶接されていることを特徴とするペースト式ニッ
ケル極。 - 【請求項2】 前記集電タブとニッケル極上の無地部の
溶接部分が少なくともニッケル極の長さ方向に5mm以
上であるペースト式ニッケル極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1360691U JPH04101367U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | ペースト式ニツケル極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1360691U JPH04101367U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | ペースト式ニツケル極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04101367U true JPH04101367U (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=31748084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1360691U Pending JPH04101367U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | ペースト式ニツケル極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04101367U (ja) |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP1360691U patent/JPH04101367U/ja active Pending
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