JPH041019B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH041019B2 JPH041019B2 JP58107839A JP10783983A JPH041019B2 JP H041019 B2 JPH041019 B2 JP H041019B2 JP 58107839 A JP58107839 A JP 58107839A JP 10783983 A JP10783983 A JP 10783983A JP H041019 B2 JPH041019 B2 JP H041019B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- rubber
- monomer
- mvc
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、成形性に優れた樹脂組成物に関する
ものである。 ゴム状弾性体特にこれを加硫したものは、耐寒
性、クリープ性、機械的特性、耐熱性等に優れた
物性を有し、各種工業部品、被覆材、電気部品、
車輛用部品、日用品等に用いられている優れた成
形材料であるが、加硫されたゴム状弾性体はその
加硫構造により成形のリサイクルができないとい
う問題があり、また、一般に成形性、柔軟性を改
良するため軟化剤が添加されているがこれは加硫
されたゴム状弾性体の耐油性を不良にし、又軟化
剤が内部から浸出してその製品価値を著しく低下
させている。一方末加硫のゴム状弾性体は加硫し
たものに比べ機械的特性がかなり劣る。 かかる問題を解決するため鋭意研究を行ない、
本発明に到達した。 すなわち本発明は、後記塩化ビニル単量体又は
単量体混合物に可溶性の熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーの共存下に、塩化ビニル単量体又は塩
化ビニル単量体及びこれと共重合可能でガラス転
移温度が30℃より低い単独重合体を与える単量体
との単量体混合物を、水性媒体中で重合して得ら
れるウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂及び加硫
されたゴム状弾性体からなり、1分子中に2個以
上の二重結合を有する重合性不飽和化合物を含ま
ない樹脂組成物。 本発明におけるウレタン−塩化ビニル系共重合
樹脂は以下の方法にて製造されたものである。 即ち、塩化ビニル単量体(以下MVCと称する)
又はMVC及びこれと共重合可能でその単独重合
体のガラス転移温度が30℃よりも低い単量体との
単量体混合物(以下これらをMVC系単量体と総
称する)を、MVC又はMVC系単量体に可溶性の
熱可塑性ポリウレタンエラストマー(以下、
MVC可溶型TPUと称する)の存在下で水性媒体
中にて重合する事により製造される。 本発明で使用するMVC可溶型TPUは前記ウレ
タン−塩化ビニル系共重合樹脂を製造する重合条
件下において実質的にMVC又はMVC系単量体に
溶解するものであり、軟化点が20〜100℃のもの
が好ましく、30〜60℃のものがさらに好ましい。
軟化点100℃を越えるものはMVC系単量体に溶解
しずらくなり、又20℃未満のものでは得られた共
重合樹脂の機械的な特性が悪くなりやすい。 本発明でいう軟化点とは、次のような条件下で
島津高化式フローテスタによる温度てい増法にお
いて求められる軟化温度をいう。 島津高化フローテスタの測定条件 ノズルの寸法:1mmφ×2mmL 荷重:30Kg 昇温:3℃/分 本発明におけるMVC可溶型TPUはMVC又は
MVC系単量体に溶解することが必要であり、従
つてゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイーで
測定した重量平均分子量が180000以下でビスメト
ロン型回転粘度計(No.3ローター、60r.p.m.、60
秒、25℃)で測定された樹脂の20%メチルエチル
ケトン溶液の粘度(以下20%MEK粘度と略す)
が2000cps以下のものである。高粘度のMVC可溶
型TPUはMVC系単量体に溶解するに長時間必要
とし、また低粘度のMVC可溶型TPUは得られた
共重合樹脂の性能が劣る。従つて、20%MEK粘
度は30〜1000cpsの範囲が好ましく、50〜400cps
の範囲がさらに好ましい。 本発明に有効なMVC可溶型TPUとして適切な
種類の1つとしては、大日本インキ化学工業(株)製
の商品名パンデツクスT−5265(主としてアジピ
ン酸系ポリエステルジオールと脂肪族ジイソシア
ネートよりなるポリウレタン:軟化点53℃、20%
MEK粘度300cps、分子量120000)、パンデツクス
T−525(軟化点47℃)等がある。 本発明におけるMVC可溶型TPUの使用割合は
仕込時MVC又はMVC系単量体100重量部に対し
て10〜200重量部が好ましく、20〜150重量部がさ
らに好ましい。MVC又はMVC系単量体100重量
部に対してMVC可溶型TPU10重量部未満では得
られる共重合樹脂はゴム状弾性体との相溶性が悪
くなり、200重量部を越えると重合速度が遅くな
り好ましくない。 本発明では生成共重合樹脂中のMVC可溶型
TPU含量が好ましくは10〜80重量%、さらに好
ましくは17〜65重量%が良い。これは10重量%未
満では得られる共重合樹脂のゴム状弾性体との相
溶性が悪くなり、一方80重量%を越えると得られ
る共重合樹脂の機械的特性が悪くなりやすく、又
コストも高くなり、経済的にも好ましくないから
である。 本発明においてMVCと共重合可能でその単独
重合体のガラス転移温度が30℃よりも低い単量体
としては、エチレン、プロピレンなどのオレフイ
ン類、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、イソ
ブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテ
ル、セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル
類、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチル
ヘキシルなどのアクリル酸エステル類、メタクリ
ル酸−2−エチルヘキシルなどのメタクリル酸エ
ステル類などが挙げられる。本発明において採用
されるウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂の重合
方法は懸濁重合法、乳化重合法のいずれでも良い
が、懸濁重合法において使用される懸濁剤は公知
の懸濁剤であればよい。例えば部分ケン化ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ポリアクリル酸、ビニルエーテル無水マ
レイン酸共重合体、ゼラチン、リン酸カルシウム
などが使用され、これらは単独又は併用してもよ
い。これらの使用量は水媒体に対し0.01〜2重量
%程度である。 本発明において使用される油溶性重合開始剤は
公知の重合開始剤であればよい。例えば、アゾビ
スイソブチルバレロニトリルなどのアゾ化合物、
ラウリルパーオキサイド、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオ
キシビバレートなどの有機過酸化物がある。その
使用量は仕込時のMVC系単量体に対し0.01〜2
重量%程度である。 重合温度は30〜70℃が好ましく、40〜60℃がさ
らに好ましい。これは30℃未満では重合速度が遅
くなる傾向があり、工業的に有利でない。また70
℃を越えると得られる共重合樹脂の耐熱性などが
悪くなりがちで好ましくない。 本発明の樹脂組成物は、上記ウレタン−塩化ビ
ニル系共重合樹脂および加硫されたゴム状弾性体
を構成成分とするものであり、その製造方法とし
ては、ウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂と加硫
されたゴム状弾性体を混合する方法、または未加
硫のゴム状弾性体を使用し、これをウレタン−塩
化ビニル系共重合樹脂との混合中もしくは混合後
に加硫する方法などがある。 本発明において使用し得るゴム状弾性体として
は、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、塩素化ブチルゴム、クロロプレンゴム、ア
クリルゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、エチレン−酢酸ビニル
ゴム、塩素化ポリエチレン等が挙げられ、これら
は加硫されていても未加硫であつても良いが、未
加硫のゴム状弾性体を使用する場合には、ウレタ
ン−塩化ビニル系共重合樹脂との混合の際または
その後に、加硫させる必要がある。 上記ゴム状弾性体のなかで、ウレタン−塩化ビ
ニル系共重合樹脂との相溶性に優れる点で、スチ
レン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム、塩素化ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、エチレン−酢酸ビニルゴム、塩素化ポリエチ
レンゴムが好ましい。 上記ウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂とゴム
状弾性体との混合比は、得られる樹脂組成物の用
途に応じて自由に選択することができるが、例え
ば加硫されたゴム状弾性体とウレタン−塩化ビニ
ル系共重合樹脂の混合比は一般には、 加硫されたゴム状弾性体/ウレタン−塩化ビニル系共重
合樹脂=5/95〜75/25 (重量比)の範囲が好ましく、同重量比が20/80〜 60/40の範囲がさらに好ましい。 同重量比が75/25を越えると成形性が悪くなりや すくなり、一方5/95未満ではゴム弾性、引張強度 の性能が低下しやすい。その混合においては、例
えば両者を適当な溶媒に溶解させた後、溶媒を蒸
発させて得られるブロツク状の混合物を冷凍粉砕
する方法あるいは粉末状のゴム状弾性体とウレタ
ン−塩化ビニル系共重合樹脂をミキシングロー
ル、ヘンシエルミキサー、バンバリーミキサー、
押出機等の混合機を用いて混合する方法等が採用
される。 本発明の樹脂組成物にはさらに熱安定剤、滑
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、発泡剤、帯電防止
剤、難燃剤、顔料、可塑剤等の配合剤を用途に応
じて配合しても差しつかえない。 本発明における樹脂組成物は一般の成形法例え
ばカレンダー加工、押出成形、射出成形、プレス
成形等の方法により成形することができる。 本発明の樹脂組成物は、加硫されたゴム状弾性
体、および熱可塑性で柔軟なウレタン−塩化ビニ
ル系共重合樹脂からなり、1分子中に2個以上の
二重結合を有する重合性不飽和化合物を含まない
樹脂組成物であり、柔軟性、耐油性、ゴム弾性、
機械的特性に優れ、軟化剤の浸出もないため、こ
れを成形したものは各種工業部品、被覆材、電気
部品、車輛用部品、日用品などとして好適であ
り、さらに本発明の樹脂組成物は成形のリサイク
ルが可能である。 以下実施例をあげて本発明をさらに具体的に説
明する。 尚、実施例及び比較例中の「部」はすべて「重
量部」であり、物性の測定法は下記の方法によつ
た。(測定温度20℃) 硬度:JIS K6301 スプリング式硬さ試験機A形 引張強度:JIS K6301 伸 び :JIS K6301 反発弾性:JIS K6301試験片:ダンベ ル3号試験 片厚さ1mm 抽出減量:電気絶縁油中70℃×24H浸漬後の重量
変化率 軟化剤の浸出:テストシートを樹脂板間にはさ
み、0.5Kg荷重を20℃×72Hr.かけたのち、樹
脂板表面における軟化剤浸出の跡を目視す
る。 実施例 1 内容積10のステンレス製オートクレーブに
MVC可溶型TPU(大日本インキ化学工業(株)製パ
ンデツクスT−5265)45部と純水200部と部分ケ
ン化ポリビニルアルコール(日本合成(株)製ゴーセ
ノールKH−17)0.8部、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート0.05部を仕込み、内部
の空気を窒素で置換したのち、MVC55部を仕込
んだ。58℃で15時間反応させた後、未反応単量体
を除去し、これを脱水乾燥し、粉末状のウレタン
−塩化ビニル系共重合樹脂90部を得た。 以下の成分からなる混合物を温度150℃で加硫
させて得たアクリロニトリル−ブタジエンゴム、
および上記共重合樹脂を、後記した第1表に記載
の割合で配合し、それをテトラヒドロフランで溶
解させた後溶媒を除去し、さらに冷凍粉砕して粉
末状の樹脂組成物を得た。これを180℃でプレス
して物性試験に供するシートを作成した。このシ
ートの測定結果を第1表に示す。 アクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオ
ン(株)製ハイカー1042) 100部 亜鉛華 5 カーボンブラツク 75 イオウ 1.5 実施例 2 実施例1で得られたウレタン−塩化ビニル系共
重合樹脂50部を、以下の成分からなる混合物を温
度160℃で加硫させて得たエチレン−酢酸ビニル
ゴム50部と混合し、それをテトラヒドロフランで
溶解させた後溶媒を除去し、さらに冷凍粉砕して
粉末状の樹脂組成物を得た。これを180℃でプレ
スして物性試験に供するシートを作成した。この
シートの測定結果を第1表に示す。 エチレン−酢酸ビニルゴム(大日本インキ化
学工業(株)商品名エバスレン410P) 50部 カーボンブラツク 30部 2,2−ビス−(t−ブチルパーオキシ)ブ
タン 1部 ステアリン酸カルシウム 0.5部 参考例 1 実施例1で得られたプレスシートを一度ペレタ
イザーで造粒した。これを180℃で押出機でシー
ト化した。得られたシートの表面肌は良好であつ
た。 比較例 1 アクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオ
ン(株)製ハイカー1042)100部と亜鉛華5部、カー
ボンブラツク75部、イオウ1.5部、ジブチルフタ
レート30部を混合し、カレンダーロールでシート
化し、150℃でプレス加硫して、得られたシート
の測定結果を第1表に示す。
ものである。 ゴム状弾性体特にこれを加硫したものは、耐寒
性、クリープ性、機械的特性、耐熱性等に優れた
物性を有し、各種工業部品、被覆材、電気部品、
車輛用部品、日用品等に用いられている優れた成
形材料であるが、加硫されたゴム状弾性体はその
加硫構造により成形のリサイクルができないとい
う問題があり、また、一般に成形性、柔軟性を改
良するため軟化剤が添加されているがこれは加硫
されたゴム状弾性体の耐油性を不良にし、又軟化
剤が内部から浸出してその製品価値を著しく低下
させている。一方末加硫のゴム状弾性体は加硫し
たものに比べ機械的特性がかなり劣る。 かかる問題を解決するため鋭意研究を行ない、
本発明に到達した。 すなわち本発明は、後記塩化ビニル単量体又は
単量体混合物に可溶性の熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーの共存下に、塩化ビニル単量体又は塩
化ビニル単量体及びこれと共重合可能でガラス転
移温度が30℃より低い単独重合体を与える単量体
との単量体混合物を、水性媒体中で重合して得ら
れるウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂及び加硫
されたゴム状弾性体からなり、1分子中に2個以
上の二重結合を有する重合性不飽和化合物を含ま
ない樹脂組成物。 本発明におけるウレタン−塩化ビニル系共重合
樹脂は以下の方法にて製造されたものである。 即ち、塩化ビニル単量体(以下MVCと称する)
又はMVC及びこれと共重合可能でその単独重合
体のガラス転移温度が30℃よりも低い単量体との
単量体混合物(以下これらをMVC系単量体と総
称する)を、MVC又はMVC系単量体に可溶性の
熱可塑性ポリウレタンエラストマー(以下、
MVC可溶型TPUと称する)の存在下で水性媒体
中にて重合する事により製造される。 本発明で使用するMVC可溶型TPUは前記ウレ
タン−塩化ビニル系共重合樹脂を製造する重合条
件下において実質的にMVC又はMVC系単量体に
溶解するものであり、軟化点が20〜100℃のもの
が好ましく、30〜60℃のものがさらに好ましい。
軟化点100℃を越えるものはMVC系単量体に溶解
しずらくなり、又20℃未満のものでは得られた共
重合樹脂の機械的な特性が悪くなりやすい。 本発明でいう軟化点とは、次のような条件下で
島津高化式フローテスタによる温度てい増法にお
いて求められる軟化温度をいう。 島津高化フローテスタの測定条件 ノズルの寸法:1mmφ×2mmL 荷重:30Kg 昇温:3℃/分 本発明におけるMVC可溶型TPUはMVC又は
MVC系単量体に溶解することが必要であり、従
つてゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイーで
測定した重量平均分子量が180000以下でビスメト
ロン型回転粘度計(No.3ローター、60r.p.m.、60
秒、25℃)で測定された樹脂の20%メチルエチル
ケトン溶液の粘度(以下20%MEK粘度と略す)
が2000cps以下のものである。高粘度のMVC可溶
型TPUはMVC系単量体に溶解するに長時間必要
とし、また低粘度のMVC可溶型TPUは得られた
共重合樹脂の性能が劣る。従つて、20%MEK粘
度は30〜1000cpsの範囲が好ましく、50〜400cps
の範囲がさらに好ましい。 本発明に有効なMVC可溶型TPUとして適切な
種類の1つとしては、大日本インキ化学工業(株)製
の商品名パンデツクスT−5265(主としてアジピ
ン酸系ポリエステルジオールと脂肪族ジイソシア
ネートよりなるポリウレタン:軟化点53℃、20%
MEK粘度300cps、分子量120000)、パンデツクス
T−525(軟化点47℃)等がある。 本発明におけるMVC可溶型TPUの使用割合は
仕込時MVC又はMVC系単量体100重量部に対し
て10〜200重量部が好ましく、20〜150重量部がさ
らに好ましい。MVC又はMVC系単量体100重量
部に対してMVC可溶型TPU10重量部未満では得
られる共重合樹脂はゴム状弾性体との相溶性が悪
くなり、200重量部を越えると重合速度が遅くな
り好ましくない。 本発明では生成共重合樹脂中のMVC可溶型
TPU含量が好ましくは10〜80重量%、さらに好
ましくは17〜65重量%が良い。これは10重量%未
満では得られる共重合樹脂のゴム状弾性体との相
溶性が悪くなり、一方80重量%を越えると得られ
る共重合樹脂の機械的特性が悪くなりやすく、又
コストも高くなり、経済的にも好ましくないから
である。 本発明においてMVCと共重合可能でその単独
重合体のガラス転移温度が30℃よりも低い単量体
としては、エチレン、プロピレンなどのオレフイ
ン類、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、イソ
ブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテ
ル、セチルビニルエーテルなどのビニルエーテル
類、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチル
ヘキシルなどのアクリル酸エステル類、メタクリ
ル酸−2−エチルヘキシルなどのメタクリル酸エ
ステル類などが挙げられる。本発明において採用
されるウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂の重合
方法は懸濁重合法、乳化重合法のいずれでも良い
が、懸濁重合法において使用される懸濁剤は公知
の懸濁剤であればよい。例えば部分ケン化ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ポリアクリル酸、ビニルエーテル無水マ
レイン酸共重合体、ゼラチン、リン酸カルシウム
などが使用され、これらは単独又は併用してもよ
い。これらの使用量は水媒体に対し0.01〜2重量
%程度である。 本発明において使用される油溶性重合開始剤は
公知の重合開始剤であればよい。例えば、アゾビ
スイソブチルバレロニトリルなどのアゾ化合物、
ラウリルパーオキサイド、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオ
キシビバレートなどの有機過酸化物がある。その
使用量は仕込時のMVC系単量体に対し0.01〜2
重量%程度である。 重合温度は30〜70℃が好ましく、40〜60℃がさ
らに好ましい。これは30℃未満では重合速度が遅
くなる傾向があり、工業的に有利でない。また70
℃を越えると得られる共重合樹脂の耐熱性などが
悪くなりがちで好ましくない。 本発明の樹脂組成物は、上記ウレタン−塩化ビ
ニル系共重合樹脂および加硫されたゴム状弾性体
を構成成分とするものであり、その製造方法とし
ては、ウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂と加硫
されたゴム状弾性体を混合する方法、または未加
硫のゴム状弾性体を使用し、これをウレタン−塩
化ビニル系共重合樹脂との混合中もしくは混合後
に加硫する方法などがある。 本発明において使用し得るゴム状弾性体として
は、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリルニトリル−ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、塩素化ブチルゴム、クロロプレンゴム、ア
クリルゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、エチレン−酢酸ビニル
ゴム、塩素化ポリエチレン等が挙げられ、これら
は加硫されていても未加硫であつても良いが、未
加硫のゴム状弾性体を使用する場合には、ウレタ
ン−塩化ビニル系共重合樹脂との混合の際または
その後に、加硫させる必要がある。 上記ゴム状弾性体のなかで、ウレタン−塩化ビ
ニル系共重合樹脂との相溶性に優れる点で、スチ
レン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム、塩素化ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、エチレン−酢酸ビニルゴム、塩素化ポリエチ
レンゴムが好ましい。 上記ウレタン−塩化ビニル系共重合樹脂とゴム
状弾性体との混合比は、得られる樹脂組成物の用
途に応じて自由に選択することができるが、例え
ば加硫されたゴム状弾性体とウレタン−塩化ビニ
ル系共重合樹脂の混合比は一般には、 加硫されたゴム状弾性体/ウレタン−塩化ビニル系共重
合樹脂=5/95〜75/25 (重量比)の範囲が好ましく、同重量比が20/80〜 60/40の範囲がさらに好ましい。 同重量比が75/25を越えると成形性が悪くなりや すくなり、一方5/95未満ではゴム弾性、引張強度 の性能が低下しやすい。その混合においては、例
えば両者を適当な溶媒に溶解させた後、溶媒を蒸
発させて得られるブロツク状の混合物を冷凍粉砕
する方法あるいは粉末状のゴム状弾性体とウレタ
ン−塩化ビニル系共重合樹脂をミキシングロー
ル、ヘンシエルミキサー、バンバリーミキサー、
押出機等の混合機を用いて混合する方法等が採用
される。 本発明の樹脂組成物にはさらに熱安定剤、滑
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、発泡剤、帯電防止
剤、難燃剤、顔料、可塑剤等の配合剤を用途に応
じて配合しても差しつかえない。 本発明における樹脂組成物は一般の成形法例え
ばカレンダー加工、押出成形、射出成形、プレス
成形等の方法により成形することができる。 本発明の樹脂組成物は、加硫されたゴム状弾性
体、および熱可塑性で柔軟なウレタン−塩化ビニ
ル系共重合樹脂からなり、1分子中に2個以上の
二重結合を有する重合性不飽和化合物を含まない
樹脂組成物であり、柔軟性、耐油性、ゴム弾性、
機械的特性に優れ、軟化剤の浸出もないため、こ
れを成形したものは各種工業部品、被覆材、電気
部品、車輛用部品、日用品などとして好適であ
り、さらに本発明の樹脂組成物は成形のリサイク
ルが可能である。 以下実施例をあげて本発明をさらに具体的に説
明する。 尚、実施例及び比較例中の「部」はすべて「重
量部」であり、物性の測定法は下記の方法によつ
た。(測定温度20℃) 硬度:JIS K6301 スプリング式硬さ試験機A形 引張強度:JIS K6301 伸 び :JIS K6301 反発弾性:JIS K6301試験片:ダンベ ル3号試験 片厚さ1mm 抽出減量:電気絶縁油中70℃×24H浸漬後の重量
変化率 軟化剤の浸出:テストシートを樹脂板間にはさ
み、0.5Kg荷重を20℃×72Hr.かけたのち、樹
脂板表面における軟化剤浸出の跡を目視す
る。 実施例 1 内容積10のステンレス製オートクレーブに
MVC可溶型TPU(大日本インキ化学工業(株)製パ
ンデツクスT−5265)45部と純水200部と部分ケ
ン化ポリビニルアルコール(日本合成(株)製ゴーセ
ノールKH−17)0.8部、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート0.05部を仕込み、内部
の空気を窒素で置換したのち、MVC55部を仕込
んだ。58℃で15時間反応させた後、未反応単量体
を除去し、これを脱水乾燥し、粉末状のウレタン
−塩化ビニル系共重合樹脂90部を得た。 以下の成分からなる混合物を温度150℃で加硫
させて得たアクリロニトリル−ブタジエンゴム、
および上記共重合樹脂を、後記した第1表に記載
の割合で配合し、それをテトラヒドロフランで溶
解させた後溶媒を除去し、さらに冷凍粉砕して粉
末状の樹脂組成物を得た。これを180℃でプレス
して物性試験に供するシートを作成した。このシ
ートの測定結果を第1表に示す。 アクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオ
ン(株)製ハイカー1042) 100部 亜鉛華 5 カーボンブラツク 75 イオウ 1.5 実施例 2 実施例1で得られたウレタン−塩化ビニル系共
重合樹脂50部を、以下の成分からなる混合物を温
度160℃で加硫させて得たエチレン−酢酸ビニル
ゴム50部と混合し、それをテトラヒドロフランで
溶解させた後溶媒を除去し、さらに冷凍粉砕して
粉末状の樹脂組成物を得た。これを180℃でプレ
スして物性試験に供するシートを作成した。この
シートの測定結果を第1表に示す。 エチレン−酢酸ビニルゴム(大日本インキ化
学工業(株)商品名エバスレン410P) 50部 カーボンブラツク 30部 2,2−ビス−(t−ブチルパーオキシ)ブ
タン 1部 ステアリン酸カルシウム 0.5部 参考例 1 実施例1で得られたプレスシートを一度ペレタ
イザーで造粒した。これを180℃で押出機でシー
ト化した。得られたシートの表面肌は良好であつ
た。 比較例 1 アクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオ
ン(株)製ハイカー1042)100部と亜鉛華5部、カー
ボンブラツク75部、イオウ1.5部、ジブチルフタ
レート30部を混合し、カレンダーロールでシート
化し、150℃でプレス加硫して、得られたシート
の測定結果を第1表に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 後記塩化ビニル単量体又は単量体混合物に可
溶性の熱可塑性ポリウレタンエラストマーの共存
下に、塩化ビニル単量体又は塩化ビニル単量体及
びこれと共重合可能でガラス転移温度が30℃より
低い単独重合体を与える単量体との単量体混合物
を、水性媒体中で重合して得られるウレタン−塩
化ビニル系共重合樹脂及び加硫されたゴム状弾性
体からなり、1分子中に2個以上の二重結合を有
する重合性不飽和化合物を含まない樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10783983A JPS601242A (ja) | 1983-06-17 | 1983-06-17 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10783983A JPS601242A (ja) | 1983-06-17 | 1983-06-17 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS601242A JPS601242A (ja) | 1985-01-07 |
| JPH041019B2 true JPH041019B2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=14469351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10783983A Granted JPS601242A (ja) | 1983-06-17 | 1983-06-17 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601242A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5922954A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-06 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 軟質熱可塑性樹脂組成物 |
| JPS5922951A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 軟質熱可塑性樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-06-17 JP JP10783983A patent/JPS601242A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS601242A (ja) | 1985-01-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5157076A (en) | Thermoplastic elastomers with improved abrasion resistance | |
| US2414803A (en) | Vulcanizable compositions | |
| US2833752A (en) | Cross-linking of fluorinated elastomers | |
| JPS5833255B2 (ja) | 熱可塑性弾性体組成物 | |
| US3111500A (en) | Process comprising heating a mixture of an ethylene-vinyl acetate copolymer, catalyst and a cross-linking monomer | |
| JP3981845B2 (ja) | アクリルゴム組成物および加硫物 | |
| GB2127417A (en) | Foamed articles from ethylene terpolymer and vinyl or vinylidene halide blends | |
| JPS58213013A (ja) | エピハロヒドリンポリマ−硬化系 | |
| US4764552A (en) | Grafted nitrile rubber--plasticized PVC blends as thermoplastic elastomers | |
| JPH041019B2 (ja) | ||
| US3642948A (en) | High impact strength molding mixtures based on chlorinated polyvinylchloride | |
| JPH0312579B2 (ja) | ||
| US2614092A (en) | Infusible copolymeric vinylidene chloride composition | |
| US5153269A (en) | Thermoplastic elastomer blends of a polyvinyl chloride-acrylate copolymer and a cured acrylate elastomer | |
| JPH0477005B2 (ja) | ||
| JPH09124882A (ja) | 圧縮永久ひずみの小さい重合体組成物及びその製造方法 | |
| JPS59182834A (ja) | 自動車用の部品 | |
| US4935468A (en) | Thermoplastic elastomer blends of a polyvinyl chloride-acrylate copolymer and a cured acrylate elastomer | |
| JP2860829B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH0252673B2 (ja) | ||
| JPS60195138A (ja) | 可撓性ホ−ス | |
| KR910007594B1 (ko) | 염화비닐계 수지조성물 | |
| JPS6244782B2 (ja) | ||
| JPS59189157A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP2748866B2 (ja) | アクリル系エラストマー組成物 |