JPH04106084U - 農用作業車 - Google Patents
農用作業車Info
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- JPH04106084U JPH04106084U JP1581291U JP1581291U JPH04106084U JP H04106084 U JPH04106084 U JP H04106084U JP 1581291 U JP1581291 U JP 1581291U JP 1581291 U JP1581291 U JP 1581291U JP H04106084 U JPH04106084 U JP H04106084U
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- steering
- wheels
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2輪操舵の3輪駆動方式において、側輪側へ
の旋回時には自動的に信地旋回等の小回り旋回を可能に
して旋回性能を向上する。 【構成】 車体フレームの左右の一方に前後輪20F,
20Rを、その他方に側輪20Sを有して3輪走行可能
な高架式車体フレーム装置2と、前後輪20F,20R
と側輪20Sに伝動構成される3輪駆動装置5と、ハン
ドル71の操舵で前後輪20F,20Rを互に逆方向に
方向変換する2輪操舵の操舵装置6とを備える農用作業
車1において、上記側輪20Sへの駆動系に、操舵装置
6の動作に連動する操作機構110により、側輪20S
側への旋回時にのみ動力を自動的に切換える小回り旋回
装置8を装着し、農用作業車1の3輪駆動での走行時に
側輪20S側に操舵すると、自動的に小回り旋回装置8
が側輪20Sへの動力を停止したり逆転し、信地旋回等
で小回り旋回する。
の旋回時には自動的に信地旋回等の小回り旋回を可能に
して旋回性能を向上する。 【構成】 車体フレームの左右の一方に前後輪20F,
20Rを、その他方に側輪20Sを有して3輪走行可能
な高架式車体フレーム装置2と、前後輪20F,20R
と側輪20Sに伝動構成される3輪駆動装置5と、ハン
ドル71の操舵で前後輪20F,20Rを互に逆方向に
方向変換する2輪操舵の操舵装置6とを備える農用作業
車1において、上記側輪20Sへの駆動系に、操舵装置
6の動作に連動する操作機構110により、側輪20S
側への旋回時にのみ動力を自動的に切換える小回り旋回
装置8を装着し、農用作業車1の3輪駆動での走行時に
側輪20S側に操舵すると、自動的に小回り旋回装置8
が側輪20Sへの動力を停止したり逆転し、信地旋回等
で小回り旋回する。
Description
【0001】
本考案は、野菜、畑作物等の農作物を畝立栽培する圃場で高畝を跨いで走行す
るのに適し、高架式荷台を備えた2輪操舵、3輪駆動式の農用作業車に関し、詳
しくは、2輪操舵する場合の小回り旋回に関する。
【0002】
近年、例えば加工用トマトの畝立栽培においては、圃場に幅の広い高畝が狭い
歩行用の溝で仕切って複数条設けられ、この高畝にトマトの農作物が栽培されて
いる。そこで、このように畝立栽培される農作物の栽培管理、防除、収穫及び収
穫物の搬出等の作業は、狭い溝を歩行しながら行われるため、作業者に多大な負
担がかかる。このため、これらの作業を容易且効率良く行うことが可能な作業車
の出現が望まれている。
かかる農用作業車としては、高畝を跨いで走行できる最低地上高の大きい高架
式の荷台を備えた自走式車両であり、畝幅に応じて輪距調節可能である。また、
圃場での軟弱不整地の溝走行を確実化し、且つ旋回性を考慮して3輪駆動方式で
あり、小回り旋回を可能にするため2輪操舵方式である等の条件が要求される。
【0003】
従来、上記作業車に関しては、例えば実公昭61−2092号公報の先行技術
がある。ここで、フレームが背の高い作物に適するように門形に構成され、この
フレームの左右の一方に2輪をその他方に1輪を配置して3輪駆動可能に駆動系
が引回され、ハンドル操作で片側の2輪を互いに逆向きに同じ角度方向変換して
小回り旋回を可能にする。また、1輪側の駆動系の途中にスプライン式の噛合い
クラッチを介在して、駆動、解除、固定の3段階に切換可能にし、1輪側への旋
回時には1輪側を固定して1輪を旋回中心にすることが示されている。
【0004】
ところで、上記先行技術のものにあっては、3輪駆動方式の2輪操舵において
、噛合いクラッチの固定切換により1輪を旋回中心とするように構成されている
ので、旋回中心を更に車体内側に移して信地旋回することは不可能であり、狭い
場所での旋回性能に欠ける。また、噛合いクラッチは専用のクラッチ操作レバー
で切換操作される構成であるから、操作が煩雑になり、旋回時に適切な切換えを
怠ることがある。
【0005】
本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、2輪
操舵の3輪駆動方式において、側輪側への旋回時には自動的に信地旋回等の小回
り旋回を可能にして旋回性能を向上することが可能な農用作業車を提供すること
にある。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案の農用作業車は、車体フレームの左右の一方
に前後輪を、その他方に側輪を有して3輪走行可能な高架式車体フレーム装置と
、前後輪と側輪に伝動構成される3輪駆動装置と、ハンドルの操舵で前後輪を互
に逆方向に方向変換する2輪操舵の操舵装置とを備える農用作業車において、上
記側輪への駆動系に、操舵装置の動作に連動する操作機構により、側輪側への旋
回時にのみ動力を自動的に切換える小回り旋回装置を装着している。
【0007】
上記構成に基づいて、側輪側の駆動系に小回り旋回装置が装着されて、操舵の
際に自動的に動力を切換動作するので、操作が簡素化し、側輪側への旋回時に確
実に小回り旋回装置が動作する。また、中立と正逆転位置に切換えられるので、
最大舵角では信地旋回することが可能になって狭い場所での旋回性が特に向上す
る。そして、電気式に構成されることで、同様の旋回性能を得ることができ、構
造がより簡素化する。更に、ドッグクラッチにより簡単な構造で、確実に小回り
旋回することができる。また更に、小回り旋回装置の操作機構は操舵装置を利用
して構成されるので、動作が確実で構造も簡素化する。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1ないし図4において、
本考案の農用作業車の実施例の全体構成について説明する。農用作業車1は、大
別すると車体フレーム装置2、荷台3、輪距調節装置4、3輪駆動装置5、前後
操舵装置6、操作装置7及び小回り旋回装置8により構成されている。
【0009】
車体フレーム装置2は、前後フレーム10に荷台フレーム11、輪距調節装置
4を介し側輪フレーム12が門形に結合構成される。前後フレーム10はトルク
チューブを兼ねた円筒上の前フレーム13と後フレーム14が、3輪駆動装置5
において剛性の大きいユニットケース50aを介し前後方向一直線上に結合され
、前フレーム13の端部下方に縦フレーム15が固着され、この縦フレーム15
の内側に前輪フレーム16が取付けられる。前輪フレーム16はアッパアーム1
6aとロアアーム16bを有し、これらのアーム16a,16bが縦フレーム1
5の上下両端に荷台荷重を分散して支持しながら回転することが可能に嵌着され
る。また、前輪フレーム16の下部には車軸17が外側に水平に突出して回転可
能に設置され、この車軸17のディスク17aに前輪20Fが、縦フレーム15
の真下に位置決めして取付けられている。後フレーム14においても同様に縦フ
レーム18が固着され、この縦フレーム18に上下2点で支持すると共に回転す
ることが可能な後輪フレーム19、車軸21を介し後輪20Rが取付けられてい
る。こうして、前後フレーム10の前後端部の直下に前後輪20F,20Rが同
軸上に配置される。前後フレーム10の中間には連結ブラケット22a,22b
が固着され、これらの連結ブラケット22a,22bの間の下方にマウントフレ
ーム23が略U字形に取付けられ、このマウントフレーム23に支持台24を介
しエンジン25が搭載され、ブラケット26によりバッテリ27等が装着されて
いる。また、前フレーム13の上には燃料タンク28がブラケット29により装
着されている。
【0010】
荷台フレーム11は、前後フレーム10の連結ブラケット22a,22bに結
合する2本の角フレーム30a,30bが左側方へ水平に延設され、角フレーム
30a,30bの間に山形に屈曲した丸フレーム31a,31bと端部の角フレ
ーム30cが井桁状に連結される。ここで、荷台フレーム11と前後フレーム1
0の高さ中心が一致して設定され、高畝に対して適正な高さを得ると共に、パワ
ーユニット50からの動力の引回しを直線化することが可能になっている。
【0011】
輪距調節装置4は荷台フレーム11の中心部において端部の角フレーム30c
と丸フレーム31bのブラケット32の間に、2本の太い外筒40が平行に固着
され、側輪フレーム12の上端ブラケット33に一体結合される内筒41が外筒4
0に移動可能に挿入される。そして、これらの外筒40と内筒41は荷台荷重を
支えることが可能な強度を有して、伸縮するように構成される。また、側輪フレ
ーム12にはハンドル42を備えたねじ棒43が左右のストッパ44a,44bを
介して回転可能に設置され、このねじ棒43が角フレーム30cの雌ねじ45に螺
合しており、ハンドル42の回転操作で側輪フレーム12を出入りして輪距を調
節することが可能になっている。
【0012】
側輪フレーム12は前後フレーム10の間の中心位置でそれと平行な前後方向
に固定されており、下部に車軸34が内外に突出して回転可能に設けられ、この
車軸34の内側または外側に側輪20Sが、ホイール35aと一体の軸管35b
を介して取付けられる。こうして、前後輪20F,20Rの間の中心に側輪20
Sが固定的に配置され、この中心線上に荷台重心や、前後輪20F,20Rを同
時に方向変換した場合に前後輪20F,20Rを等速走行して旋回中心を設ける
。更に、この側輪20Sの取付け状態によっても輪距を調節することが可能にな
っている。
【0013】
荷台3は荷台フレーム11の角フレーム30a,30b上に、平面視四角辺の
台枠46が固着され、この台枠46の上に方形の底板47が水平に載置される。ま
た、底板47の周囲の四辺には台枠46からL字形に屈曲して所定の高さに立設
する囲い48が配置され、農作物を入れたコンテナD等を走行中の荷台3の傾き
による落下を防止して収容設置することが可能になっている。
【0014】
3輪駆動装置5は変速機51の出力側にデフロック付センタデフ装置52とト
ルク配分装置53が直交して設けられるパワーユニット50を有し、ユニットケ
ース50aにこれらが一体的に収容されている。そして、このユニットケース5
0aが前後フレーム10と荷台3との間において、前方出力側を前後フレーム1
0と同一の高さでその内部に組込み、後方入力側をそれよりも低い位置で角フレ
ーム30bにブラケット54を介し吊下げ固定して斜めに搭載される。また、マ
ウントフレーム23のエンジン25からの出力軸25aは左側に取出され、この
エンジン出力軸25aとユニットケース50a後部の変速機入力軸51aとの間
にテンションクラッチ56が設置される。テンションクラッチ56は2組のベル
トとプーリを有し、2段変速してエンジン動力を接断するものであり、ベルト部
にはカバー57が被せてある。変速機51は前進2段後進1段の主変速機構と高
低2段の副変速機構を有しており、この変速機51とテンションクラッチ56に
より全体として前進8段後進4段に変速する。ここで、前進の1速と後進のギヤ
比は略同一であり、この変速段で前進または後進しながら作業する場合の走行条
件が同じになっている。
【0015】
センタデフ装置52は変速機51からの変速動力を、同一回転する前後輪20
F,20Rと側輪20Sとの回転差を吸収しながら両者に等分に配分して伝達し
、且つ片輪のスリップを防止するようにデフロック作用する。このセンタデフ装
置52から前後輪20F,20R側に取出された駆動系はトルク配分装置53に
より前後に分岐され、前輪駆動軸58は前フレーム13の内部に軸受け支持して
挿通される。そして、前輪駆動軸58はベベルギヤ67を介し縦フレーム15の
内部に挿通された軸59、ベベルギヤ68を介し前輪フレーム16のロアアーム
16bに挿通された軸60、およびそのフレーム16内部のチェーン伝達手段6
1により車軸17に伝動構成される。後輪駆動軸62も同様にして後フレーム1
4、縦フレーム18、後輪フレーム19の内部を引回して車軸21に伝動構成さ
れる。センタデフ装置52から側輪20S側に取出された駆動軸65は、輪距調
節に対応して荷台フレーム11の内部中心に取付け金具63で装着されたスライ
ド継手64の筒体64aに連結し、この継手64からのスライド軸64bが側輪
フレーム12に装着される信地旋回装置8、その内部のチェーン伝達手段66を
介し車軸21に伝動構成される。こうして、前輪20F、後輪20Rおよび側輪
20Sへの駆動系の大部分が、前後フレーム10側の荷台下部に配置されて重心
位置を下げるように構成され、且つ車体フレーム装置2の内部を引回して一体構
成され、この駆動系により3輪駆動走行するようになっている。
【0016】
前後操舵装置6は前後フレーム10の側において、後フレーム14の後部にL
字形に屈曲したバーハンドル70が水平に突設され、且つ舵取りハンドル71が
支持アーム72で回転自在に支持して設置される。また、前フレーム13の前部
にも舵取りハンドル73が支持アーム72で支持して、後部の舵取りハンドル7
1と対称的に設置される。そして、これらの舵取りハンドル71,73は前後フ
レーム10の中間で連結して一系統になり、且つ前後に分岐して前後輪側に連結
構成されている。即ち、前後フレーム10の中間にはユニットケース50aがフ
レームと一体化して配置されることを利用して、このユニットケース50aの上
にラック、ピニオン式のギヤ装置74が水平に固定される。ギヤ装置74はラッ
ク74bとピニオン74aが前後フレーム10の軸線と略直交するように設置さ
れ、舵取りハンドル71のハンドル軸71aが前後フレーム上を前方に真直ぐ伸
び、継手71bを介してギヤ装置74のピニオン74aに連結してある。また、
ギヤ装置74の斜め前方にはユニットケース50aを利用して、ベルクランク7
5が垂直に装着され、ギヤ装置74のラック74bがベルクランク75に連結す
る。ベルクランク75はユニットケース側の金具75fで支持される回転軸75
aに、アーム75bを介し長い固定軸75cが垂直に連結され、この固定軸75
cの上下に2つのレバー75d,75eが上下に離間して一体的に固着されて成
り、前後フレーム10の上下に迂回して設置される。2つのレバー75d,75
eは平面視く字形に配置して固着され、上部レバー75dの端部がラック74b
に連結される。こうして、前後フレーム軸線と略直交したラック74bの移動に
対し、下部レバー75eの端部を斜め前後方向に略直線的に移動するようになっ
ている。
【0017】
前方の舵取りハンドル73は車両を後進走行し、このとき前方から作業者が、
作業しながらついて行く場合に使用するものである。従って、この場合のハンド
ル操作は上述の操舵状態と全く同一になる。このため、ハンドル軸73aが同様
に真直ぐ伸び、継手73bを介しギヤ装置74のピニオン74aに連結して、一
系統に結合構成されている。そして、上記ベルクランク75のフレーム下方に配
置される下部レバー75eが、水平なタイロッド76,77を介し前輪フレーム
16の左側に突設されるナックルアーム78と、後輪フレームの右側に突設され
るナックルアーム79にそれぞれ連結する。こうして、中立位置では前後輪20
F,20Rを前後方向に真直に向けて直進走行し、この状態から舵取りハンドル
71を左に切ると、ギヤ装置74のラック74bが突出してベルクランク75に
より前タイロッド76を引いて前輪20Fを左に方向変換し、後タイロッド77
を押して後輪20Rを等しく右に方向変換する。そして、かかる前後輪20F,
20Rの逆く字形の向きにより、左旋回する。一方、ハンドル71を右に切ると
ラック74bが引っ込みベルクランク75で前タイロッド76を逆に押し、後タ
イロッド77を引くようになり、このため前後輪20F,20Rはく字形の向き
になって右旋回するようになる。次に、作業者が車両前方で逆向きになり、舵取
りハンドル73を右または左に切ると、ギヤ装置74以降が同様に動作して旋回
する。
【0018】
操作装置7は前後フレーム10の後方にまとめて配置されており、バーハンド
ル70の右側に固定されるガイド板80にクラッチレバー81が設けられ、この
クラッチレバー81がケーブル82等を介しテンションクラッチ56に接続して
、エンジン動力の接断とH・Lの切換を行う。また、変速機51の後方にメイン
シフトレバー83とサブシフトレバー84が突出しており、メインシフトレバー
83をH型に操作することで前進2段後進1段に変速する。サブシフトレバー8
4は左右に操作することで変速動力をH・Lに切換えるようになっている。
【0019】
更に、図5(a),(b)、図6(a),(b)により小回り旋回装置8の第
1の実施例について説明する。この小回り旋回装置8は側輪フレーム12におい
て駆動系に装着される正逆転装置90、及び前後操舵装置6と正逆転装置90と
の間に装着されて、旋回時に自動的に操作する操作機構110から構成される。
正逆転装置90は図5(a),(b)に示すように、側輪フレーム12の上部に
固着されるケース91の内部に継手64からのスライド軸64bが挿入され、こ
のスライド軸64bにスプライン式噛合いクラッチ92が設けられ、噛合いクラ
ッチ92の両側に正転ギヤ列100と逆転ギヤ列106が配置される。噛合いク
ラッチ92は両側に爪93a,93bを有するスリーブ93がスライド軸64b
にスプライン嵌合し、このスリーブ93にレール94により案内されるフォーク
95が係合し、操作レバー96を有する回転軸97のフック98がフォーク95
に係合して、操作レバー96の回転によりスリーブ93を中間の中立位置、左右
の正転と逆転の位置に移動するようになっている。正転ギヤ列100は爪101
aを有してスリーブ93の左側に回転自在に隣接されるドライブギヤ101が、
カウンタ軸102のアイドラギヤ103を介して出力軸104のドリブンギヤ1
05に噛合って構成され、逆転ギヤ列106は同様に爪107aを有してスリー
ブ93の右側に隣接されるドライブギヤ107が出力軸104のドリブンギヤ1
08に噛合って構成され、スリーブ93がこれらのドライブギヤ101,107
に選択的に噛合うようになっている。そして、出力軸104以降にチェーン伝達
手段66が設けられる。
【0020】
操作機構110は図6(a),(b)に示すように、前後操舵装置6のギヤ装
置74のラック74b,中心部をピン111cにより枢止されたに天秤式レバー
111が連結され、この天秤式レバー111が操作ワイヤ112、スプリング1
13を介して正逆転装置90の操作レバー96に連結される。天秤式レバー11
1の一端には円弧状の長孔111aが形成され、この長孔111aに係合するピ
ン114が規制ワイヤ115を介して操作レバー96のストッパ116に連結さ
れる。また、操作レバー96、ストッパ116にはそれぞれリターンスプリング
117,118が付勢され、ストッパ116は操作レバー96に対して中立位置
から逆転位置の側に後退することが可能に設置され、これにより前進時に左旋回
側に操舵すると、操作ワイヤ112により操作レバー96を自動的に正転位置か
ら中立位置に動作し、最大舵角付近になると規制ワイヤ115でストッパ116
を後退して更に逆転位置に動作するようになっている。一方、天秤式レバー11
1の他端にも長孔111bが形成され、この長孔111bにラック74bが係合
して連結されており、右旋回側の操舵の場合は天秤式レバー111を不動作して
正逆転装置90を正転位置に保持するようになっている。
【0021】
次いで、この実施例の作用について説明する。先ず、エンジン25を運転し、
メインとサブのシフトレバー83,84により変速機51を変速操作し、この状
態でクラッチレバー81によりテンションクラッチ56をHまたはLに接続操作
する。すると、エンジン動力が3輪駆動装置5のパワーユニット50における変
速機51に入力して変速され、この変速動力がセンタデフ装置52に入力して左
右に等しく配分される。センタデフ装置52からの一方の動力は、トルク配分装
置53で前後に等しく配分され、このため1/4の動力が前輪駆動軸58以降フ
レーム15,16内部の駆動系を介し前輪20Fに伝達し、同様に後輪駆動軸6
2以降フレーム18,19内部の駆動系を介し後輪20Rに伝達する。また、セ
ンタデフ装置52からの他方の1/2の動力は、駆動軸65、スライド継手64
、スライド軸64bを介して側輪フレーム12の正逆転装置90に入力する。こ
こで、前後操舵装置6が例えば操舵されない場合は、操作機構110により噛合
いクラッチ92のスリーブ93が正転ギヤ列100のドライブギヤ101に噛合
って正転位置にあり、スライド軸64bの動力が正転ギヤ列100、チェーン伝
達手段66を介し側輪20Sに伝達する。こうして、右側の前後輪20F,20
Rと左側の側輪20Sとに同時に動力伝達することで、農用作業車1は3輪駆動
で前進または後進走行する。
【0022】
そこで、加工用トマト等の農作物が畝立栽培された圃場での収穫作業では、側
輪20Sの取付け状態や輪距調節装置4により、図4のように前後輪20F,2
0Rと側輪20Sとの輪距が畝Aの幅に応じて調節される。そして、農用作業車
1を前進操作すると、この農用作業車1は溝B,Cに沿い例えば微速で走行し続
け、このとき作業者が車両の直後でコンテナDに農作物を収穫して入れ、且つそ
のコンテナDが一杯になると荷台3に積むことを繰返しながら車両と共に進んで
、作業が容易且つ能率的に継続して行なわれる。また、荷台3に農作物のコンテ
ナDが積載されると、この荷重は車体フレーム装置2の荷台フレーム11から前
後フレーム10の2点支持される前後輪フレーム16,19を介し前後輪20F
,20Rに、更に輪距調節装置4、側輪フレーム12を介し側輪20Sにかかり
、これらの3輪20F,20R,20Sで支持される。そして、農作物の多大な
荷重がかかり、しかも軟弱な不整地の溝B,Cの悪路条件であっても、農用作業
車1は上述の3輪駆動でスリップ等を生じることなく確実に走破して車両走行す
ることになる。
【0023】
また、この作業中や畝Aの端部で舵取りハンドル71を左右に切ると、前後操
舵装置6のギヤ装置74、ベルクランク75及びタイロッド76,77により前
後輪20F,20Rが互いに逆方向に方向変換する。そこで、前進走行で例えば
ハンドル71を左に切ると、前後輪20F,20Rの逆く字形の向きで、センタ
デフ装置52により前後輪20F,20Rは高速回転するが、側輪20S側が路
面抵抗を増大して旋回中心になる。このとき、前後操舵装置6のギヤ装置74の
ラック74bが図6(a)のA方向に移動して操作機構110の天秤式レバー1
11を揺動し、操作ワイヤ112を引く。このため、正逆転装置90の操作レバ
ー96が回転し且つストッパ116で規制されて噛合いクラッチ92は中立位置
に切換わり、これにより側輪20Sへの動力伝達が遮断することになる。そこで
この場合は、農用作業車1が略側輪20Sを旋回中心にした小さい旋回半径で左
旋回する。この状態で最大舵角付近に操舵すると、天秤式レバー111により規
制ワイヤ115も引かれてストッパ116を後退するようになり、これに伴い正
逆転装置90では操作レバー96が逆転位置に回転する。このため、噛合いクラ
ッチ92はスリーブ93が逆転ギヤ列106のドライブギヤ107に噛合い、逆
転した動力を側輪20S側に伝達することになり、こうして前後輪20F,20
Rに対し側輪20Sが逆転駆動することで、農用作業車1は旋回中心が車体中心
に移行し、最小の旋回半径で信地旋回する。従って、畝Aの両端においては、畝
Aの幅と同じ距離のスペースがあるだけで、隣接する畝Aに方向転換して移動す
ることが可能になる。一方、ハンドル71を右に切ると、ギヤ装置74のラック
74bが図のB方向に移動し、操作機構110の天秤式レバー111は長孔11
1bにより不動作の状態になり、正逆転装置90の噛合いクラッチ92は正転位
置に保持される。そこで、前後輪20F,20Rがく字形の向きになるのに伴い
、その前後輪20F,20R側が路面抵抗を増大して側輪20Sを高速回転し、
所定の旋回半径で右旋回する。
【0024】
上述の作業において、同じ畝Aを繰返し作業する場合は、農用作業車1を後進
に切換えて同様に変速すると、微速で後進走行する。そこで、作業者は車両の前
に移り今度は車両前方の舵取りハンドル73を操作すると、前後操舵装置6が上
述と同様に動作して、この走行条件でも安全且つ確実に走行しながら作業するこ
とが可能になる。また、この場合はハンドル73を右に切って旋回する際に、操
作機構110と正逆転装置90が上述と同様に動作して、信地旋回等で小回り旋
回することが可能になる。
【0025】
図7において小回り旋回装置8の第2の実施例について説明すると、この実施
例では操作機構110が電気式に構成される。即ち、正逆転装置90の操作レバ
ー96にはソレノイド120が、通電により正転位置から逆転位置に動作するよ
うに設けられる。また、ギヤ装置74のラック74bの先端には前進で左旋回す
る場合にのみリミットスイッチ121を動作するカム122が取付けられ、この
リミットスイッチ121がバッテリ123を介してソレノイド120に電気接続
する。従って、前進で左旋回すると、リミットスイッチ121がオンしソレノイ
ド120に通電して正逆転装置90が逆転位置に切換わり、農用作業車1を信地
旋回するようになり、これ以外ではソレノイド120が非通電してリターンスプ
リング117により正逆転装置90が正転位置に保持される。
【0026】
図8において小回り旋回装置8の第3の実施例について説明すると、この実施
例ではセンタデフ装置52からの駆動軸65にドッグクラッチ130が設けられ
る。そして、このドッグクラッチのフォーク131が操作機構110のスプリン
グ113、ワイヤ112を介してギヤ装置74のラック74bに連結する天秤式
レバー111に接続され、フォーク131にはクラッチ接続方向にスプリング1
32が付勢される。従って、この実施例の場合は前進で左旋回すると、操作機構
110によりドッグクラッチ130が切断し、側輪20Sを停止して小回り旋回
し、これ以外ではドッグクラッチ130がスプリング132により接続状態に保
持される。
【0027】
以上、本考案の実施例について説明したが、これのみに限定されない。
【0028】
以上説明したように、本考案によれば、高架式荷台を備えた2輪操舵で3輪駆
動方式の農用作業車において、側輪側の駆動系に小回り旋回装置が装着され、操
舵の際に自動的に動力を切換動作するように構成されるので、操作が簡素化し、
側輪側への旋回時に確実に小回り旋回装置が動作して、旋回性能を向上すること
ができる。第1の実施例では中立と正逆転位置に切換えられるので、最大舵角で
は信地旋回することが可能になって狭い場所での旋回性が特に向上し、この場合
に車輪駆動であるからクローラ式に比べて圃場を荒らすことが少ない。第2の実
施例では電気式に構成されることで、同様の旋回性能を得ることができ、更に構
造が簡素化する。第3の実施例ではドッグクラッチにより簡単な構造で、確実に
小回り旋回することができる。更に、小回り旋回装置の操作機構は操舵装置を利
用して構成されるので、動作が確実で構造も簡素化する。
【図1】本考案の農用作業車の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】同平面図である。
【図3】同断面図である。
【図4】同後面図である。
【図5】(a)は小回り旋回装置の第1の実施例におけ
る正逆転装置の縦断面図、(b)はその横断面図であ
る。
る正逆転装置の縦断面図、(b)はその横断面図であ
る。
【図6】(a)は同小回り旋回装置の全体平面図、
(b)はその部分平面図である。
(b)はその部分平面図である。
【図7】小回り旋回装置の第2の実施例の平面図であ
る。
る。
【図8】小回り旋回装置の第3の実施例の平面図であ
る。
る。
1 農用作業車
2 車体フレーム装置
5 3輪駆動装置
6 前後操舵装置
8 小回り旋回装置
20F 前輪
20R 後輪
20S 側輪
64b スライド軸
71,73 舵取りハンドル
90 正逆転装置
110 操作機構
Claims (4)
- 【請求項1】 車体フレームの左右の一方に前後輪を、
その他方に側輪を有して3輪走行可能な高架式車体フレ
ーム装置と、前後輪と側輪に伝動構成される3輪駆動装
置と、ハンドルの操舵で前後輪を互に逆方向に方向変換
する2輪操舵の操舵装置とを備える農用作業車におい
て、上記側輪への駆動系に、操舵装置の動作に連動する
操作機構により、側輪側への旋回時にのみ動力を自動的
に切換える小回り旋回装置を装着することを特徴とする
農用作業車。 - 【請求項2】 上記小回り旋回装置は、側輪への駆動系
に、舵角に応じて操作機構により正転、中立、逆転の各
位置に切換わる正逆転装置を有することを特徴とする請
求項1記載の農用作業車。 - 【請求項3】 上記小回り旋回装置は、側輪への駆動系
に、舵角に応じて電気的に正転、逆転の各位置に切換わ
る正逆転装置を有することを特徴とする請求項1記載の
農用作業車。 - 【請求項4】 上記小回り旋回装置は、側輪への駆動系
に、舵角に応じて操作機構により動力を接断するドッグ
クラッチを有することを特徴とする請求項1記載の農用
作業車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1581291U JPH04106084U (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 農用作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1581291U JPH04106084U (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 農用作業車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106084U true JPH04106084U (ja) | 1992-09-11 |
Family
ID=31902938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1581291U Pending JPH04106084U (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 農用作業車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04106084U (ja) |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP1581291U patent/JPH04106084U/ja active Pending
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