JPH0410736B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0410736B2 JPH0410736B2 JP60276506A JP27650685A JPH0410736B2 JP H0410736 B2 JPH0410736 B2 JP H0410736B2 JP 60276506 A JP60276506 A JP 60276506A JP 27650685 A JP27650685 A JP 27650685A JP H0410736 B2 JPH0410736 B2 JP H0410736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- surface treatment
- silicon wafer
- silicon
- wafers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Weting (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
この発明は、半導体ウエハの表面処理方法に係
り、特にウエハの外周縁に優れた平面度を有する
面取部を形成することのできる半導体ウエハの表
面処理方法に関するものである。 「従来の技術」 一般に、半導体ウエハは、シリコンやゲルマニ
ウムなどの略円柱状の半導体単結晶を結晶軸に直
交する方向に沿つて例えばダイヤモンドカツタに
よつて薄く円盤状に切り出すと同時に、この切り
出されたウエハ両面の外周縁にこのウエハの半径
方向斜め外方に切欠かれた面取部が形成されてな
るものである。この半導体ウエハの面取部表面に
は、ダイヤモンドカツタによる切断歪みが形成さ
れている。 従来、このような切断歪みを除去する方法とし
ては、半導体ウエハ全体をエツチング液に浸漬
し、エツチング液によつて切断歪み部分を溶解除
去するエツチング処理方法が行なわれている。 「発明が解決しようとする問題点」 ところが、従来の半導体ウエハの表面処理方法
にあつては、面取部に対する表面処理が半導体ウ
エハ全体に対するエツチング処理となるため、依
然として切断歪みが残存して面取部表面の平面度
があまり向上しないなどの問題があつた。このよ
うな半導体ウエハでは、面取部の平面度が改善さ
れていないことから、その面取部の表面に残存す
るクラツクなどの凹凸から新たな歪みや亀裂が生
じ易くなるなど面取部の表面強度が低下すると共
に、強いては半導体ウエハ全体の強度が低下する
問題もあつた。 「問題点を解決するための手段」 そこで、この発明の半導体ウエハの表面処理方
法にあつては、エツチング処理前に、ウエハを複
数枚重ね合わせ、これらウエハの面取部だけをエ
ツチング液に接触させるようにして表面処理を施
すことにより、上記の問題点を解消するようにし
た。 「実施例」 以下、この発明の半導体ウエハの表面処理方法
をシリコンウエハの例によつて図面を参照して詳
しく説明する。 第1図a,bは、この発明の半導体ウエハの表
面処理方法の処理対象となるシリコンウエハAの
構成を示すものである。シリコンウエハAは、略
円柱状のシリコン単結晶をこの結晶軸に直交する
方向に沿つて例えばダイヤモンドカツタによつて
円盤状に薄く切断されてなるものであつて、この
シリコンウエハAの円盤状の切断面1,1には、
それぞれ外周縁に切断面1,1の半径方向斜め外
方に切り欠かれた面取部2,2が形成されてい
る。そして、これら面取部2,2の間の上記切断
面1,1の外周部には、切断面1,1に直交する
外周面3が形成され、この外周面3および面取部
2,2の一部には、OF(オリエンテーシヨンフラ
ツト)部4が形成されている。また、面取部2,
2の表面には、ダイヤモンドカツタなどによつて
面取りされた際に生じた切断歪みが深さ5〜20μ
m程度形成されている。 このような切断歪みを有するシリコンウエハA
に表面処理を施すには、第2図および第3図に示
す表面処理装置が公好適に用いられる。 第2図および第3図は、この発明の半導体ウエ
ハの表面処理方法を実施する上で好適に用いられ
る表面処理装置の一例を示す図であつて、第2図
中符号5は、装置本体である。装置本体5は、処
理槽6とウエハ回転駆動装置7とからなるもので
ある。 上記処理槽6は、処理対象となるシリコンウエ
ハAを収容してこのシリコンウエハAの面取部
2,2表面に対してエツチング処理を施すための
有底函状の容器である。この処理槽6の壁部の底
部近傍には、処理槽6内にエツチング液イを供給
し、かつ排出すると共に、エツチング液イの排出
後、エツチング残液ロを洗浄除去するための純水
ハを供給するパイプ8が配設され、側壁部上部に
は、洗浄水をオーバーフローさせることによつて
排出する排水管9が配設されている。 また、処理槽6の底部には、シリコンウエハA
を同軸上に複数枚重ね合わせたものをシリコンウ
エハAの軸線方向に沿つて把持するウエハ把持部
10が設けられている。このウエハ把持部10
は、互いに対向するチャツク11とチヤツク12
とからなるものである。チヤツク11は、処理槽
6の壁部に対向面が垂直になるように固定されて
おり、チヤツク12は、クランプネジ13によつ
て水平方向移動自在に配設されている。このクラ
ンプネジ13は、処理槽6の壁部に回動自在に配
設されている駆動受け軸14に連設されている。
この駆動受け軸14は、第2図に示すように、歯
車15,歯車16、歯車17を介して駆動モータ
18の駆動軸18aに連動されている。 このように処理槽6に配設されたウエハ把持部
10と駆動モータ18とこれらを連動させるため
の上記各部材とは、ウエハ回転駆動装置7を構成
している。 次に、上記の構成からなる表面処理装置を用い
てシリコンウエハAに対する表面処理方法を説明
する。まず、シリコンウエハAをOF部4を互い
にそろえるようにして複数枚重ね合わせる。この
シリコンウエハAの重ね合わせ枚数は、表面処理
装置の処理槽6の大きさ、チヤツク11,12の
対向間寸法、チヤツクの把持力、シリコンウエハ
Aの大きさおよびその強度などにより決められ、
通常20〜100枚程度の範囲とされる。このように
複数枚積層されたシリコンウエハAを表面処理装
置のチヤツク11とチヤツク12との間に把持さ
せる。この際、第3時に示すようにチヤツク11
とチヤツク12に直接当接するシリコンウエハに
は、製品としないダミーのシリコンウエハC,
C′を添えることが望ましい。そして、このチヤツ
ク12,13がシリコンウエハAを把持する力
は、ダミーのシリコンウエハC,C′をそれぞれ介
してシリコンウエハAの切断面1,1表面に傷が
付かず、かつチヤツク12,13が周方向に回転
した際にシリコンウエハAが抜け落ちない程度と
される。 このように複数のシリコンウエハAがシリコン
ウエハの周方向に回転自在に、かつシリコンウエ
ハAの軸線方向が水平となるように把持された処
理槽6内にパイプ8からエツチング液イを供給す
る。ここで、エツチング液イとしては、シリコン
ウエハAの面取部2,2表面の切断歪みを溶解除
去できるものが用いられ、具体的にはフツ酸と硝
酸との混酸が好適に使用される。そして、フツ酸
と硝酸との混合比は、上記面取部2,2の切断歪
みの除去速度および除去する表面の厚さなどによ
り決められ、通常フツ酸1に対して硝酸4〜7程
度とされる。この場合のエツチング液イの供給量
は、シリコンウエハAがそれぞれ直径の1/5程度
エツチング液イに浸漬される程度としたが、これ
に限定されるものではない。 次に、駆動モータ18を駆動させ、ウエハ把持
部10のチヤツク12およびチヤツク11を回転
させる。このチヤツク11,12の回転により、
これらの間に把持されたシリコンウエハAの面取
部2,2を周方向に沿つて均一にエツチング液イ
に接触させる。そして、チヤツクの回転速度は、
20〜60r.p.m程度の範囲で調節される。20r.p.m未
満の回転速度では、遅すぎてシリコンウエハAと
エツチング液イとの接触時間が部分的に長くなつ
て表面処理の程度にバラツキが出る不都合が生じ
る。また60r.p.mを越えると、速過ぎてチヤツク
11,12間からシリコンウエハ液Aが抜け落ち
るなどの不都合が生じる。また、シリコンウエハ
Aとエツチング液イとの接触時間としては、エツ
チング液イの濃度と表面処理する表面の厚さなど
により決められ、通常30〜120秒程度とされる。 このようにしてシリコンウエハAの面取部2,
2に対する表面処理が施された処理槽6におい
て、エツチング液イをパイプ8から外部に排出さ
せ、続いて、処理槽6内のエツチング残液ロを洗
浄除去するために上記パイプ8から処理槽6内に
純水ハを供給する。そして、この純水ハをシリコ
ンウエハA全体が浸漬するまで供給した後、ウエ
ハ把持部10を20r.p.m程度の低回転で回転させ
てシリコンウエハAの面取部2,2表面に付着す
るエツチング残液ロを除去する。さらに、純水ハ
を処理槽6内に供給し続けてエツチング残液ロを
含む純水ハ(洗浄排水)を排水管9からオーバー
フローさせる。そして、純水ハの供給は、排水管
9から排出される洗浄排水のPH(水素イオン濃
度)が5〜7程度に回復するまで続けられる。 次に、シリコンウエハAをウエハ把持部10か
ら取り外し、一定時間水切りし、続いて、スピン
ドライヤなどに入れて乾燥させる。 この方法によつて表面処理されたシリコンウエ
ハAは、面取部2,2の表面がクラツクや歪みな
どの凹凸のない平面度に優れたものとなる。 上記の実施例では、シリコンウエハAを複数枚
重ね合わせ、それらの面取部2に対して表面処理
を施すようにしたが、一枚のシリコンウエハAに
対して表面処理を施す際には、第4図に示すよう
な方法をとることができる。すなわち、上記実施
例で使用したダミーのウエハC,C′を使わず、直
接チヤツク11,12で半導体ウエハを把持する
ようにする。そして、チヤツク11,12のそれ
ぞれ半導体ウエハを把持する側には、一枚のシリ
コンウエハAの面取部2の表面処理を施し易いよ
うに、予め面取部19を形成しておく。この場
合、上記の実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。 また、上記実施例では、処理槽6内に供給する
エツチング液イをシリコンウエハAが1/5程度浸
漬するようにしたが、シリコンウエハAに要求さ
れる表面処理条件に応じて第5図に示すようにシ
リコンウエハA全体が浸漬するようにしても良
い。この場合には、ウエハ把持部10の回転速度
を20〜40r.p.m.程度と若干遅くすることが望まし
い。そして、このようにして表面処理されたシリ
コンウエハAの面取部2,2は、前記実施例と同
様に優れた平面度を有するものとなる。 さらに、前記二つの実施例では、処理槽6内に
エツチング液イを貯留させ、ウエハ把持部10を
回転させることによつてシリコンウエハAの面取
部2,2に対して表面処理を施すようにしたが、
第6図および第7図に示すように処理槽6の上側
に予めエツチング液イを貯留するタンク20を設
けておき、このタンク20の排出口20aよりシ
リコンウエハAの軸線方向に直交する方向からエ
ツチング液イをかけるようにしても良い。そし
て、シリコンウエハAの大きさが直径8インチを
越えるものでは、第6図に示すように予め処理槽
6内に純水ハを貯留し、この純水ハ中にウエハ把
持部10によつて固定されているシリコンウエハ
Aの一部を浸漬させることによつて、純水ハから
受ける浮力を利用しシリコンウエハAをウエハ把
持部10から脱落させないようにする。また、シ
リコンウエハAの大きさが直径8インチ未満のも
のでは、第7図に示すように処理槽6内に純水ハ
を貯留させず、シリコンウエハAの軸線方向に直
交する方向からエツチング液イをかけるようにし
て表面処理を行なう。そして、第6図および第7
図に示すような構成の装置を用いた場合、タンク
20から流出させるエツチング液イの流量は、処
理されるシリコンウエハAの処理条件などにより
決められ、通常800〜1200ml程度の範囲とされ、
好ましくは1000ml程度とされる。このような実施
例においても上記実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。 さらにまた、前記四つの実施例では、半導体ウ
エハとしてシリコンウエハの例によつて表面処理
方法を説明したが、このシリコンの代わりに、ゲ
ルマニウムなど他の半導体を用いたウエハに対し
ても同様に表面処理を施すことができる。 以下、実験例を示してこの発明の半導体ウエハ
の表面処理方法による作用効果を明確にする。 実験例 第1図に示した表面処理装置を用いて面取部の
表面処理を施した後、全体に化学エツチングを施
したシリコンウエハ(BCR+HW)について、
面取部の強度試験を行なつた。 また、全体に化学エツチングを施しただけのシ
リコンウエハA(HW)について、上記と同様の
面取部の強度試験を行なつた。 上記2種類のシリコンウエハの強度試験は、そ
れぞれのシリコンウエハの面取部に対して超硬合
金からなる2gのくさびを10mmの高さから垂直に
落下させた際に、面取部表面にクラツクが発生す
るまでの落下回数により強度を評価するものであ
る。このような強度試験の結果を第1表に示し
た。なお、第1表中に記載した落下回数は、各サ
ンプルを10個実験に供してその平均である。
り、特にウエハの外周縁に優れた平面度を有する
面取部を形成することのできる半導体ウエハの表
面処理方法に関するものである。 「従来の技術」 一般に、半導体ウエハは、シリコンやゲルマニ
ウムなどの略円柱状の半導体単結晶を結晶軸に直
交する方向に沿つて例えばダイヤモンドカツタに
よつて薄く円盤状に切り出すと同時に、この切り
出されたウエハ両面の外周縁にこのウエハの半径
方向斜め外方に切欠かれた面取部が形成されてな
るものである。この半導体ウエハの面取部表面に
は、ダイヤモンドカツタによる切断歪みが形成さ
れている。 従来、このような切断歪みを除去する方法とし
ては、半導体ウエハ全体をエツチング液に浸漬
し、エツチング液によつて切断歪み部分を溶解除
去するエツチング処理方法が行なわれている。 「発明が解決しようとする問題点」 ところが、従来の半導体ウエハの表面処理方法
にあつては、面取部に対する表面処理が半導体ウ
エハ全体に対するエツチング処理となるため、依
然として切断歪みが残存して面取部表面の平面度
があまり向上しないなどの問題があつた。このよ
うな半導体ウエハでは、面取部の平面度が改善さ
れていないことから、その面取部の表面に残存す
るクラツクなどの凹凸から新たな歪みや亀裂が生
じ易くなるなど面取部の表面強度が低下すると共
に、強いては半導体ウエハ全体の強度が低下する
問題もあつた。 「問題点を解決するための手段」 そこで、この発明の半導体ウエハの表面処理方
法にあつては、エツチング処理前に、ウエハを複
数枚重ね合わせ、これらウエハの面取部だけをエ
ツチング液に接触させるようにして表面処理を施
すことにより、上記の問題点を解消するようにし
た。 「実施例」 以下、この発明の半導体ウエハの表面処理方法
をシリコンウエハの例によつて図面を参照して詳
しく説明する。 第1図a,bは、この発明の半導体ウエハの表
面処理方法の処理対象となるシリコンウエハAの
構成を示すものである。シリコンウエハAは、略
円柱状のシリコン単結晶をこの結晶軸に直交する
方向に沿つて例えばダイヤモンドカツタによつて
円盤状に薄く切断されてなるものであつて、この
シリコンウエハAの円盤状の切断面1,1には、
それぞれ外周縁に切断面1,1の半径方向斜め外
方に切り欠かれた面取部2,2が形成されてい
る。そして、これら面取部2,2の間の上記切断
面1,1の外周部には、切断面1,1に直交する
外周面3が形成され、この外周面3および面取部
2,2の一部には、OF(オリエンテーシヨンフラ
ツト)部4が形成されている。また、面取部2,
2の表面には、ダイヤモンドカツタなどによつて
面取りされた際に生じた切断歪みが深さ5〜20μ
m程度形成されている。 このような切断歪みを有するシリコンウエハA
に表面処理を施すには、第2図および第3図に示
す表面処理装置が公好適に用いられる。 第2図および第3図は、この発明の半導体ウエ
ハの表面処理方法を実施する上で好適に用いられ
る表面処理装置の一例を示す図であつて、第2図
中符号5は、装置本体である。装置本体5は、処
理槽6とウエハ回転駆動装置7とからなるもので
ある。 上記処理槽6は、処理対象となるシリコンウエ
ハAを収容してこのシリコンウエハAの面取部
2,2表面に対してエツチング処理を施すための
有底函状の容器である。この処理槽6の壁部の底
部近傍には、処理槽6内にエツチング液イを供給
し、かつ排出すると共に、エツチング液イの排出
後、エツチング残液ロを洗浄除去するための純水
ハを供給するパイプ8が配設され、側壁部上部に
は、洗浄水をオーバーフローさせることによつて
排出する排水管9が配設されている。 また、処理槽6の底部には、シリコンウエハA
を同軸上に複数枚重ね合わせたものをシリコンウ
エハAの軸線方向に沿つて把持するウエハ把持部
10が設けられている。このウエハ把持部10
は、互いに対向するチャツク11とチヤツク12
とからなるものである。チヤツク11は、処理槽
6の壁部に対向面が垂直になるように固定されて
おり、チヤツク12は、クランプネジ13によつ
て水平方向移動自在に配設されている。このクラ
ンプネジ13は、処理槽6の壁部に回動自在に配
設されている駆動受け軸14に連設されている。
この駆動受け軸14は、第2図に示すように、歯
車15,歯車16、歯車17を介して駆動モータ
18の駆動軸18aに連動されている。 このように処理槽6に配設されたウエハ把持部
10と駆動モータ18とこれらを連動させるため
の上記各部材とは、ウエハ回転駆動装置7を構成
している。 次に、上記の構成からなる表面処理装置を用い
てシリコンウエハAに対する表面処理方法を説明
する。まず、シリコンウエハAをOF部4を互い
にそろえるようにして複数枚重ね合わせる。この
シリコンウエハAの重ね合わせ枚数は、表面処理
装置の処理槽6の大きさ、チヤツク11,12の
対向間寸法、チヤツクの把持力、シリコンウエハ
Aの大きさおよびその強度などにより決められ、
通常20〜100枚程度の範囲とされる。このように
複数枚積層されたシリコンウエハAを表面処理装
置のチヤツク11とチヤツク12との間に把持さ
せる。この際、第3時に示すようにチヤツク11
とチヤツク12に直接当接するシリコンウエハに
は、製品としないダミーのシリコンウエハC,
C′を添えることが望ましい。そして、このチヤツ
ク12,13がシリコンウエハAを把持する力
は、ダミーのシリコンウエハC,C′をそれぞれ介
してシリコンウエハAの切断面1,1表面に傷が
付かず、かつチヤツク12,13が周方向に回転
した際にシリコンウエハAが抜け落ちない程度と
される。 このように複数のシリコンウエハAがシリコン
ウエハの周方向に回転自在に、かつシリコンウエ
ハAの軸線方向が水平となるように把持された処
理槽6内にパイプ8からエツチング液イを供給す
る。ここで、エツチング液イとしては、シリコン
ウエハAの面取部2,2表面の切断歪みを溶解除
去できるものが用いられ、具体的にはフツ酸と硝
酸との混酸が好適に使用される。そして、フツ酸
と硝酸との混合比は、上記面取部2,2の切断歪
みの除去速度および除去する表面の厚さなどによ
り決められ、通常フツ酸1に対して硝酸4〜7程
度とされる。この場合のエツチング液イの供給量
は、シリコンウエハAがそれぞれ直径の1/5程度
エツチング液イに浸漬される程度としたが、これ
に限定されるものではない。 次に、駆動モータ18を駆動させ、ウエハ把持
部10のチヤツク12およびチヤツク11を回転
させる。このチヤツク11,12の回転により、
これらの間に把持されたシリコンウエハAの面取
部2,2を周方向に沿つて均一にエツチング液イ
に接触させる。そして、チヤツクの回転速度は、
20〜60r.p.m程度の範囲で調節される。20r.p.m未
満の回転速度では、遅すぎてシリコンウエハAと
エツチング液イとの接触時間が部分的に長くなつ
て表面処理の程度にバラツキが出る不都合が生じ
る。また60r.p.mを越えると、速過ぎてチヤツク
11,12間からシリコンウエハ液Aが抜け落ち
るなどの不都合が生じる。また、シリコンウエハ
Aとエツチング液イとの接触時間としては、エツ
チング液イの濃度と表面処理する表面の厚さなど
により決められ、通常30〜120秒程度とされる。 このようにしてシリコンウエハAの面取部2,
2に対する表面処理が施された処理槽6におい
て、エツチング液イをパイプ8から外部に排出さ
せ、続いて、処理槽6内のエツチング残液ロを洗
浄除去するために上記パイプ8から処理槽6内に
純水ハを供給する。そして、この純水ハをシリコ
ンウエハA全体が浸漬するまで供給した後、ウエ
ハ把持部10を20r.p.m程度の低回転で回転させ
てシリコンウエハAの面取部2,2表面に付着す
るエツチング残液ロを除去する。さらに、純水ハ
を処理槽6内に供給し続けてエツチング残液ロを
含む純水ハ(洗浄排水)を排水管9からオーバー
フローさせる。そして、純水ハの供給は、排水管
9から排出される洗浄排水のPH(水素イオン濃
度)が5〜7程度に回復するまで続けられる。 次に、シリコンウエハAをウエハ把持部10か
ら取り外し、一定時間水切りし、続いて、スピン
ドライヤなどに入れて乾燥させる。 この方法によつて表面処理されたシリコンウエ
ハAは、面取部2,2の表面がクラツクや歪みな
どの凹凸のない平面度に優れたものとなる。 上記の実施例では、シリコンウエハAを複数枚
重ね合わせ、それらの面取部2に対して表面処理
を施すようにしたが、一枚のシリコンウエハAに
対して表面処理を施す際には、第4図に示すよう
な方法をとることができる。すなわち、上記実施
例で使用したダミーのウエハC,C′を使わず、直
接チヤツク11,12で半導体ウエハを把持する
ようにする。そして、チヤツク11,12のそれ
ぞれ半導体ウエハを把持する側には、一枚のシリ
コンウエハAの面取部2の表面処理を施し易いよ
うに、予め面取部19を形成しておく。この場
合、上記の実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。 また、上記実施例では、処理槽6内に供給する
エツチング液イをシリコンウエハAが1/5程度浸
漬するようにしたが、シリコンウエハAに要求さ
れる表面処理条件に応じて第5図に示すようにシ
リコンウエハA全体が浸漬するようにしても良
い。この場合には、ウエハ把持部10の回転速度
を20〜40r.p.m.程度と若干遅くすることが望まし
い。そして、このようにして表面処理されたシリ
コンウエハAの面取部2,2は、前記実施例と同
様に優れた平面度を有するものとなる。 さらに、前記二つの実施例では、処理槽6内に
エツチング液イを貯留させ、ウエハ把持部10を
回転させることによつてシリコンウエハAの面取
部2,2に対して表面処理を施すようにしたが、
第6図および第7図に示すように処理槽6の上側
に予めエツチング液イを貯留するタンク20を設
けておき、このタンク20の排出口20aよりシ
リコンウエハAの軸線方向に直交する方向からエ
ツチング液イをかけるようにしても良い。そし
て、シリコンウエハAの大きさが直径8インチを
越えるものでは、第6図に示すように予め処理槽
6内に純水ハを貯留し、この純水ハ中にウエハ把
持部10によつて固定されているシリコンウエハ
Aの一部を浸漬させることによつて、純水ハから
受ける浮力を利用しシリコンウエハAをウエハ把
持部10から脱落させないようにする。また、シ
リコンウエハAの大きさが直径8インチ未満のも
のでは、第7図に示すように処理槽6内に純水ハ
を貯留させず、シリコンウエハAの軸線方向に直
交する方向からエツチング液イをかけるようにし
て表面処理を行なう。そして、第6図および第7
図に示すような構成の装置を用いた場合、タンク
20から流出させるエツチング液イの流量は、処
理されるシリコンウエハAの処理条件などにより
決められ、通常800〜1200ml程度の範囲とされ、
好ましくは1000ml程度とされる。このような実施
例においても上記実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。 さらにまた、前記四つの実施例では、半導体ウ
エハとしてシリコンウエハの例によつて表面処理
方法を説明したが、このシリコンの代わりに、ゲ
ルマニウムなど他の半導体を用いたウエハに対し
ても同様に表面処理を施すことができる。 以下、実験例を示してこの発明の半導体ウエハ
の表面処理方法による作用効果を明確にする。 実験例 第1図に示した表面処理装置を用いて面取部の
表面処理を施した後、全体に化学エツチングを施
したシリコンウエハ(BCR+HW)について、
面取部の強度試験を行なつた。 また、全体に化学エツチングを施しただけのシ
リコンウエハA(HW)について、上記と同様の
面取部の強度試験を行なつた。 上記2種類のシリコンウエハの強度試験は、そ
れぞれのシリコンウエハの面取部に対して超硬合
金からなる2gのくさびを10mmの高さから垂直に
落下させた際に、面取部表面にクラツクが発生す
るまでの落下回数により強度を評価するものであ
る。このような強度試験の結果を第1表に示し
た。なお、第1表中に記載した落下回数は、各サ
ンプルを10個実験に供してその平均である。
【表】
【表】
この結果から明らかなように、この発明の半導
体の表面処理方法によつて得られたシリコンウエ
ハ(BCR+HW)は、従来の表面処理方法によ
つて得られたシリコンウエハ(HW)に比べて優
れた表面強度を有するものとなることがわかる。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明の半導体ウエハ
の表面処理方法によれば、ウエハの外周に形成さ
れた面取部表面の平面度を向上させることができ
るので、面取部表面にクラツクや歪みなどの傷が
入りにくくなり、その表面強度を著しく増大させ
ることができる。 よつて、この半導体ウエハの表面処理方法によ
つて表面処理された半導体ウエハは、面取部表面
が極めて平滑でかつ加工歪みのないことから、半
導体の電気的特性を生かすことができる共に、例
えばIC素子などに使用すれば、強度安定性に優
れた基板を構成することができる。
体の表面処理方法によつて得られたシリコンウエ
ハ(BCR+HW)は、従来の表面処理方法によ
つて得られたシリコンウエハ(HW)に比べて優
れた表面強度を有するものとなることがわかる。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明の半導体ウエハ
の表面処理方法によれば、ウエハの外周に形成さ
れた面取部表面の平面度を向上させることができ
るので、面取部表面にクラツクや歪みなどの傷が
入りにくくなり、その表面強度を著しく増大させ
ることができる。 よつて、この半導体ウエハの表面処理方法によ
つて表面処理された半導体ウエハは、面取部表面
が極めて平滑でかつ加工歪みのないことから、半
導体の電気的特性を生かすことができる共に、例
えばIC素子などに使用すれば、強度安定性に優
れた基板を構成することができる。
第1図a,bは、この発明の半導体ウエハの表
面処理方法の処理対象となるシリコンウエハの一
例を示すものであつて、aは、シリコンウエハの
平面図、bは、シリコンウエハの一部を省略した
断面図、第2図は、この発明の半導体ウエハの表
面処理方法に好適に用いられる装置の一例を示す
概略構成図、第3図は、半導体ウエハを複数枚処
理した際の第2図の要部拡大構成図、第4図は、
半導体ウエハを一枚処理した際の第2図の要部拡
大構成図、第5図は、この発明の半導体ウエハの
表面処理方法の他の実施例を説明するための構成
図である。また、第6図および第7図は、この発
明の半導体ウエハの表面処理方法に好適に用いら
れる装置の他の例を示す概略構成図であつて、第
6図は、径の大きなウエハを処理する場合の概略
構成図、第7図は、径の小さなウエハを処理する
場合の概略構成である。 A……シリコンウエハ(ウエハ)、2……面取
部、イ……エツチング液。
面処理方法の処理対象となるシリコンウエハの一
例を示すものであつて、aは、シリコンウエハの
平面図、bは、シリコンウエハの一部を省略した
断面図、第2図は、この発明の半導体ウエハの表
面処理方法に好適に用いられる装置の一例を示す
概略構成図、第3図は、半導体ウエハを複数枚処
理した際の第2図の要部拡大構成図、第4図は、
半導体ウエハを一枚処理した際の第2図の要部拡
大構成図、第5図は、この発明の半導体ウエハの
表面処理方法の他の実施例を説明するための構成
図である。また、第6図および第7図は、この発
明の半導体ウエハの表面処理方法に好適に用いら
れる装置の他の例を示す概略構成図であつて、第
6図は、径の大きなウエハを処理する場合の概略
構成図、第7図は、径の小さなウエハを処理する
場合の概略構成である。 A……シリコンウエハ(ウエハ)、2……面取
部、イ……エツチング液。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外周縁両面に面取部が形成された半導体ウエ
ハ全体をエツチング液に浸漬させてエツチング処
理を施す半導体ウエハの表面処理方法において、 上記エツチング処理前に、上記ウエハを単数枚
あるいは複数枚重ね合わせ、ウエハの面取部だけ
をエツチング液に接触させるようにして表面処理
を施すことを特徴とする半導体ウエハの表面処理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27650685A JPS62134935A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 半導体ウエハの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27650685A JPS62134935A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 半導体ウエハの表面処理方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7005330A Division JP2604126B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 半導体ウェハの表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62134935A JPS62134935A (ja) | 1987-06-18 |
| JPH0410736B2 true JPH0410736B2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=17570412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27650685A Granted JPS62134935A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 半導体ウエハの表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62134935A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0215627A (ja) * | 1988-07-02 | 1990-01-19 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 半導体ウェーハの製造方法 |
| CN113725130B (zh) * | 2021-11-01 | 2021-12-28 | 天霖(张家港)电子科技有限公司 | 一种半导体结构的刻蚀装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5338594A (en) * | 1976-09-20 | 1978-04-08 | Rakuton Kagaku Kougiyou Kk | Baits for angling |
| JPS55121643A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | Toshiba Corp | Fabricating method of semiconductor element |
| JPS57141926A (en) * | 1981-02-26 | 1982-09-02 | Toshiba Corp | Bevelling method of hard and brittle wafer |
| JPS62132324A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-15 | Showa Denko Kk | ウエハ−の面取り研削ダメ−ジ層の除去方法および除去用治具 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP27650685A patent/JPS62134935A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62134935A (ja) | 1987-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1043278C (zh) | 腐蚀半导体片的方法和装置 | |
| JP2012134515A (ja) | 基板表面を研磨するための方法 | |
| JPH03196610A (ja) | シリコンウェハの結合法 | |
| US12272542B2 (en) | Apparatus for cleaning semiconductor silicon wafer and method for cleaning semiconductor silicon wafer | |
| US6635500B2 (en) | Treatment of substrates | |
| US5236548A (en) | Magazine for holding disk-type workpieces in particular semiconductor wafers during wet-chemical surface treatment in liquid baths | |
| TW526552B (en) | Post-etching alkaline treatment process | |
| CN101599451A (zh) | 对带有绝缘埋层的半导体衬底进行边缘倒角的方法 | |
| JPS61228629A (ja) | ウエハ等薄板体の表面処理装置 | |
| JPH0410736B2 (ja) | ||
| EP2461359A1 (en) | Method for forming substrate with insulating buried layer | |
| CN101202215A (zh) | 衬底处理方法 | |
| JP2604126B2 (ja) | 半導体ウェハの表面処理方法 | |
| US6514423B1 (en) | Method for wafer processing | |
| CN101599452B (zh) | 腐蚀带有绝缘埋层的衬底边缘的方法 | |
| JPS62132324A (ja) | ウエハ−の面取り研削ダメ−ジ層の除去方法および除去用治具 | |
| JPH0364917A (ja) | 半導体ウェーハの製造方法 | |
| JP3350627B2 (ja) | 半導体素子の異物除去方法及びその装置 | |
| JP2007013012A (ja) | 太陽電池用シリコンウェーハの端面の面取り加工方法 | |
| JPH05243208A (ja) | シリコンウェーハの面取エッチング方法 | |
| JPS6036676A (ja) | 板状物処理装置 | |
| JP3202508B2 (ja) | 半導体ウェハの洗浄方法 | |
| RU2447196C2 (ru) | Способ химико-динамической полировки | |
| JP2719276B2 (ja) | 張り合わせsoiウェーハの製法 | |
| JP3153701B2 (ja) | ウェット処理方法とウェット処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |