JPH0411036A - 交絡弾性糸および弾性編織物 - Google Patents

交絡弾性糸および弾性編織物

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JPH0411036A
JPH0411036A JP11239090A JP11239090A JPH0411036A JP H0411036 A JPH0411036 A JP H0411036A JP 11239090 A JP11239090 A JP 11239090A JP 11239090 A JP11239090 A JP 11239090A JP H0411036 A JPH0411036 A JP H0411036A
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elastic yarn
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茂樹 森本
Shigeyoshi Fujitani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、弾性糸を芯糸とする交絡弾性糸に関し、さ
らに、同文絡弾性糸を用いた弾性1m物に関する。
〔従来の技術〕
従来、弾性糸を芯糸とする芯鞘構造弾性糸としては、次
のものが知られている。
■ 弾性糸を芯糸として、その周りにナイロン糸または
ウーリーナイロン糸などの非弾性フィラメント糸を横巻
きにしたり、あるいは、引き揃えて合撚したりしたカバ
ードヤーンがある。このカバードヤーンは、鞘糸として
非弾性フィラメント糸を用いているので表面光沢を有し
、芯糸として弾性糸を用いているので伸縮性に冨む。こ
のため、インナーウェア、レッグニット、水着・レオタ
ード等のアウターウェア等で多用されている。なお、非
弾性フィラメント糸を二重にコイル状に巻き付けたダブ
ルカバードヤーンは、レッグニット、ガードルおよびブ
ラジャー等のファンデーション等に用いられている。
■ 弾性糸を非弾性短繊維束とともにリング紡績または
結束紡績により紡出したコアヤーン(コア・スパン・ヤ
ーンとも言う)がある。このコアヤーンは、紡績糸の風
合を有するストレッチャーンとしてデニムおよびコーデ
ユロイ等のパンツ、口ゴムおよび裾ゴム等の付属編地等
に利用されている。
■ 弾性糸とフィラメント糸とを引き揃え、空気ノズル
により撹乱して混繊、交絡してなる交絡弾性糸がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記■のカバードヤーンは、表面光沢は有するものの、
シングル編地では旋回力(トルク)を有するため、片l
然り単糸でなく左右撚り糸の使用が必須であり、ランし
易かったり、スリップし易いのでハイストレッチ織物が
得にくいという問題等がある。また、ダブルカバードヤ
ーンは、スリップおよびランの面では幾分向上するが、
その改善が不十分であるという問題がある。
上記■のコアヤーンは、紡績糸の風合を有するが、伸縮
性が悪く、耐久性も悪く、「伸び切る」という欠点等が
ある。従来のコアヤーン使い織物では、2ウエイの場合
で、せいぜい30%の伸長がスリップなしで達成できる
上限であった。このため、前記織物の用途が極めて制限
されていた。
また、上記■の交絡弾性糸は、文献ではみられるものの
、未だ実用化されていない。これは、弾性糸とフィラメ
ント糸との混繊交絡性が不良で、芯糸が露出したり、交
絡強度が弱い点等が未解決であるからである。
そこで、この発明は、上記■、■および■の糸の問題点
を解消し、伸長してもスリップが生じにくく伸縮性に冨
む弾性編織物を得させる交絡弾性糸を提供することを第
1の課題とする。さらに、この発明は、スリップなしあ
るいはランなしで達成できる伸縮性が従来よりも一層大
きくなり、これにより用途展開が拡大しうる弾性i織物
を提供することを第2の課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の課題を解決するために、この発明にかかる交
絡弾性糸は、弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸(
以下「フィラメント糸A」と言う)を鞘糸とする芯鞘構
造弾性糸に非弾性繊維糸(以下[非弾性繊維糸BJと言
う)を流体交絡してなるものである。
上記第2の課題を解決するために、この発明にかかる弾
性編織物は、弾性糸を芯糸としフィラメント糸Aを鞘糸
とする芯鞘構造弾性糸に非弾性繊維糸Bを流体交絡して
なる交絡弾性糸を用いたものである。ここで、弾性Ia
織物は、編物または織物、あるいは、編組織と織組織の
両方を有する布帛であって、少なくとも1方向に伸縮性
を有するものを言う。
この発明にがかる交絡弾性糸に用いられる芯鞘構造弾性
糸は、弾性糸を芯糸としフィラメント糸Aを鞘糸とする
糸である。このような芯鞘構造弾性糸としては、たとえ
ば、下記の■および■が挙げられる。
■ 弾性糸にフィラメント糸Aをコイル状に巻き付けて
なるカバードヤーン。
■ 弾性糸にフィラメント糸Aを流体交絡により交絡、
混繊してなる交絡糸。
前記芯鞘構造弾性糸に用いられる弾性糸としては、ポリ
ウレタン弾性糸、ポリエステル弾性糸、ポリアミド弾性
糸などが広く用いられる。前記フィラメント糸Aとして
は、たとえば、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリア
クリロニトリル系、ポリプロピレン系、塩化ビニル系等
の合成繊維のマルチフィラメント糸あるいはモノフィラ
メント糸であったり、特殊性能を有する制電性、導電性
フィラメント糸等、および、これらの捲縮加工糸からな
る群の中から選ばれた非弾性糸が用いられる。また、前
記フィラメント糸Aとしては、モノフィラメント糸であ
るよりもマルチフィラメント糸である方が良い。フィラ
メント糸Aのデニール数およびフィラメント数と、弾性
糸のデニール数との好ましい設定の仕方は、たとえば、
次のとおりである。10〜140デニールの弾性糸に対
して7〜300デニールで2〜144のフィラメント数
を有するフィラメント糸Aを用いるのが好ましい。これ
らの範囲を外れると、カバードヤーンであっても、灰抜
の流体交絡で交絡性能の低下のおそれがある。
前記■のカバードヤーンは、たとえば、次のようにして
製造されたものが使用される。従来のカバーリング撚糸
機法や引き揃えて合撚する方法に準用されるが、交絡性
能の向上を狙って弾性糸のドラフト倍率をやや高目に設
定し、フィラメント糸Aを積極的にオーバーフィードさ
せることが重要である。より具体的には、撚り数200
〜1800T/m、弾性糸のドラフト倍率200〜40
0%でシングルおよびダブルのいずれのカバーリングで
もよい。
また、前記■の交絡糸は、たとえば、次のようにして製
造されたものが使用される。弾性糸は1対のドラフトゾ
ーンで定倍率のドラフトに伸張され、交絡ゾーンへ送り
出される。一方、フィラメント糸Aは任意の倍率延伸フ
ィード率で引き伸ばした後、弾性糸と交絡処理ノズル(
交絡ノズル)に供給される。交絡処理ノズルは、整流よ
りも乱流または渦流を生じるいかなるものでも使用する
ことができるが、代表的なノズルは、ヘパーライン社か
らrHEMAJの商標で市販されている交絡処理ノズル
である。交絡処理の条件は、たとえば、次のように設定
される。
・交絡処理の流体圧1.0〜4.0 kg/cut・交
絡時のフィラメント糸へのオーバーフィード率O〜5% ・交絡ゾーン直前の弾性糸のドラフト倍率100〜30
0% ・鞘糸となるフィラメント糸Aの本数 1〜2本 ・芯鞘構造弾性糸全体のデニール数 15〜150デニール この発明において非弾性繊維糸Bとしては、ステープル
繊維束およびフィラメント糸(以下、非弾性繊維糸Bと
して用いるフィラメント糸を「フィラメント糸C」と言
う)のいずれを用いてもよい。このようなステーブル繊
維束としては、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリアクリロニトリル系、芳香族ポリアミド系等の
非弾性合繊繊維のステープル;レーヨン、キュプラ、ア
セテート等の非弾性化学繊維のステープル;綿、羊毛、
麻等の非弾性天然繊維のステーブル;更には、金属、鉱
物等の非弾性無機繊維のステーブル;あるいは、それら
の2以上の混合ステープルなどからなる繊維束が用いら
れる。前記フィラメント糸Cとしては、たとえば、捲縮
加工糸としてのウーリーナイロン糸、ポリエステル加工
糸等の合成繊維フィラメント糸などが用いられる。前記
ステーブル繊維束は、600〜100ゲレン/30ヤー
ドが好ましい。この範囲を外れると、ノズルの目詰まり
や弱糸部からの素抜けのおそれがある。また、前記フィ
ラメント糸Cは、10〜300デニール、フィラメント
数2〜144が好ましい。これらの範囲を外れると、交
絡性不良のおそれがある。
なお、フィラメント糸Aと非弾性繊維糸Bとの組み合わ
せ方は、たとえば、次のように設定される。両者の好ま
しい割合は、フィラメント糸Aが15〜150デニール
の範囲に対し、非弾性繊維糸Bが30〜300デニール
の範囲が好ましく、A/B=1/2 (デニール比)と
なるように設定するのがより好ましい。素材の組み合わ
せは、AおよびBともに捲縮加工糸同士、または、A:
B=フィラメント糸:捲縮加工糸などの組み合わせが採
用される。フィラメント糸同士を組み合わせる場合、た
とえば、フィラメント糸Aのフィラメント数/フィラメ
ント糸Cのフィラメント数=215〜144/144の
範囲に、Aのデニール数/Cのデニール数=7/10〜
300/300の範囲にそれぞれ設定するのが連光であ
る。非弾性繊維糸Bとしてフィラメント糸Cを用いるよ
うにすると、ステーブル繊維束を用いた場合に比べて、
得られる編織物の表面光沢が優れている。
この発明にかかる交絡弾性糸を得るための、前記芯鞘構
造弾性糸と非弾性繊維糸Bとの流体交絡は、たとえば、
次のようにして行われる。前記芯鞘構造弾性糸の第1次
フィードはアンダーフィード率高目にして供給し、かつ
、流体交1、名ノズルにて合体させる非弾性繊維糸Bは
オーバーフィード率高目にして供給する。別の例は、交
絡装置を用いたコアヤーンの製造方法であって、芯鞘構
造弾性糸を伸長状態で非弾性繊維糸Bであるステーブル
繊維束と合わせてフロントローラから前記交絡装置に供
給し、芯鞘構造弾性糸を包み込んだステーブル繊維束の
外周に該ステーブル繊維束の一部が巻回結束している交
絡弾性糸を得る。交絡ノズルは整流よりも乱流または渦
流を生じるいかなるものでも使用することができるが、
代表的なノズルとしては、米国のデュポン社から「タス
ランノズル」の商標で市販されている交絡処理ノズルが
ある。交絡処理の条件はたとえば次のように設定される
・交絡処理の流体圧2.0〜5.Okg/cj・交絡時
の非弾性繊維糸Bのアンダーフィード率5〜50%(芯
鞘構造弾性糸に対するフィード率差) ・交絡ゾーン直前の芯鞘構造弾性糸の ドラフト倍率100〜250% ・鞘糸となる非弾性繊維糸Bの本数1本・交絡弾性糸全
体のデニール数 を用いる場合・・・8〜1203 (綿番手)このよう
にして得られた交絡弾性糸を用いて弾性織物および弾性
編物を作ることができる。同弾性織物は、たとえば、次
のようにして製織される。先染した縦糸および横糸に同
一交絡弾性糸を用い、織機はスルザーもしくはレピアタ
イプで、縦糸および横糸の張力を充分管理しながら、平
織、斜文織(フィル)、もしくは朱子織(サテン)など
を適宜の織密度で製織した後、整理仕上げ加工をする。
また、前記弾性編物は、たとえば、次のようにして編成
される。シングルニットでは、広径(30インチφ以上
)の釜を有する18〜28ゲージのシンカー丸編機に、
上記のようにして得られた交絡弾性糸をそのまま(生成
糸)もしくは先染してから仕掛け、用途に応じて250
〜400g/m(持掛目付)に設定した、タテ方向およ
びヨコ方向にそれぞれ80〜120%のストレンチを存
するシングル編地を編成したり、ラン発生の心配のない
各種両面丸編機を用いてダブルニットを編成する。
これらの弾性織物および弾性編物は、たとえば海水パン
ツ(水着)、レオタード、およびサイクルパンツ等、主
としてスポーツ用途の外に、繊維資材などに用いられる
この発明では、フィラメント糸A、非弾性繊維糸Bおよ
び弾性糸を別々の糸のままで同時に交絡処理ゾーンへ供
給して交絡処理する、ということはしないで、フィラメ
ント糸Aと弾性糸とを予め芯鞘構造弾性糸にしておき、
同芯鞘構造弾性糸と非弾性繊維糸Bとを同時に交絡処理
ゾーンへ供給して交絡処理するようにしている。これに
より、途中の糸切れに伴う停台回数が少なくなって稼動
率が向上したり、加工速度が高い空気交絡加工機などで
あり2本ともラージパッケージが要求されたり、あるい
は、3本給糸に比べてクリール仕掛けを少なくしたりす
ることができる。
〔作   用〕
弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸を鞘糸とする芯
鞘構造弾性糸は、伸縮性に冨む。このような芯鞘構造弾
性糸に対して、非弾性繊維糸を流体交絡してなる交絡弾
性糸は、さらに伸縮性に富み、しかも、非弾性繊維糸が
芯鞘構造弾性糸に強固に交絡している。
このような交絡弾性糸を用いた弾性taII物は、スリ
ップ(目寄れを含む)が起こりにくく、しかも、伸縮性
の良いものとなる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の交絡弾性糸の1実施例を表す図面を参
照しながら説明するが、この発明は図示したものに限定
されない。
第1図(alは、この発明の交絡弾性糸の1実施例を側
面から見た模式図である。この図にみるように、この交
絡弾性糸1は、弾性糸2からなる芯部、ならびに、非弾
性フィラメント糸Aおよび非弾性繊維糸Bたるステープ
ル繊維束3からなる鞘部を有する。ステープル繊維束3
は、弾性糸2および非弾性フィラメント糸Aに旋回ヨリ
している結束部31と、それらの少なくとも片側に浮遊
しているせヨリ部32とを有している。第2図(8)に
もみるように、交絡弾性糸1に用いた芯鞘構造弾性糸4
は、非弾性フィラメント糸Aを弾性糸2にコイル状に巻
き付けてなるものである。
第一1図(b)は、この発明の交絡弾性糸の別の1実施
例を側面から見た模式図である。この実施例の交絡弾性
糸10は、第1図1a)に示すものにおいて芯鞘構造弾
性糸4の代わりに、非弾性フィラメント糸Aを弾性糸2
に交絡、混繊してなる芯鞘構造弾性糸5 (第2図(b
)参照)を用いたこと以外は、第1図(a)に示すもの
と同じである。
第1図(C)は、この発明の交絡弾性糸のさらに別の1
実施例を側面から見た模式図である。この実施例の交絡
弾性糸11は、第1図(alに示すものにおいて非弾性
繊維糸Bとして非弾性フィラメント糸Cを用いたこと以
外は、第1図(alに示すものと同じである。同様に、
第1図(blに示すものにおいて非弾性繊維糸Bとして
非弾性フィラメント糸Cを用いてもよい。
第1図では、糸の構造をわかりやすくするために、図の
中央部分の非弾性繊維糸を破断した状態で示した。また
、第1図および第2図では、芯鞘構造弾性糸の構造をわ
かりやすくするために、フィラメント糸Aを太い一本の
線で表現しているが、マルチフィラメント糸であっても
よい。
第3図は、上記第1図(alに示す交絡弾性糸を製造す
る場合の1例を表す模式図である。第3図にみるように
、非弾性繊維糸Bたるステーブル繊維束3、たとえばス
ライバをローラ15および17の間でエプロン16を用
いてドラフトし、クサビ状に先端部が開口したコンベア
ベルト31および31′の間に送り込む。ドラフトされ
た繊維束3は交絡処理ノズル20により芯鞘構造弾性糸
4と、コンベアベルト31および31’内で交絡処理さ
れ、ノズル20通過後はガイド35によりノズル出口方
向と角度θを持った方向に曲げられて引き取られ、デリ
ベリローラ18を通ってワインダ19によって巻き取ら
れる。ここで、角度θを持った方向に曲げるのは、結束
部の強固さおよび糸条表面の凹凸感を強め、ファンシー
調を作る作用があるという理由からであり、たとえば、
θ−0〜45度が適当である。交絡処理ゾーン(ローラ
17から交絡処理ノズル20の出口までの間)では、芯
鞘構造弾性糸4をステーブル繊維束3に対して5〜50
%のアンダーフィードで供給しながら2゜0〜5.0k
g/−の流体圧で流体(たとえば、空気)を噴射し、両
糸を交絡、混繊する。鞘部(ステーブル繊維束やフィラ
メント糸C)が完全被覆するようになるためには、鞘部
を構成するものがオーバーフィードするように設定する
のである。
第4図は、上記第1図(C)に示す交絡弾性糸を製造す
る場合の1例を表す模式図である。第4図にみるように
、芯鞘構造弾性糸4とフィラメント糸Cとを引き揃えて
交絡処理ノズル20を通過させる。交絡処理ゾーン(第
1フイードローラ21からデリベリローラ22までの間
)直前に芯鞘構造弾性糸4には一定のドラフト倍率を与
える。交絡処理ゾーンでは、たとえば、芯鞘構造弾性糸
4のドラフト倍率を100〜250%に、フィラメント
糸Cを5〜50%のオーバーフィードで供給しながら、
ノズル20により2.0〜5.0kg/csaの流体圧
で流体(たとえば、空気)を噴射し、両糸を交絡、混繊
する。交絡処理ゾーンから出てきた糸を巻き取る。これ
により、第1図(C1に示す交絡弾性糸11が得られる
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。
一実施例1− 芯鞘構造弾性糸は通常のシングルカバーリング撚糸機で
丸編肌着用の糸5270−E C東し・デュポン■製の
ポリウレタン弾性糸(登録商標「オペロンJT−127
,20デニール)を芯糸に、ウーリーナイロン糸(70
デニール、34フイラメント、タイプ5000.ナイロ
ン6製)を鞘部に配したもの。ドラフト比3.5倍、撚
り数400T/m(Zlfiす)〕を、フィラメント糸
Cは束し■製のウーリーナイロン糸(登録商標「ナイロ
ンヨックス」、70デニール、48フイラメント、タイ
プY198、ナイロン6製)を用い、第4図に示す構成
を持つ交絡処理装置を使用し、次の条件でこの発明の交
絡弾性糸(以下、rFTYJと言うことがある)を製造
した。
交絡処理装置 ・交絡処理ゾーン直前の芯鞘構造弾性糸のドラフト倍率
;200% ・第1フイードローラ(第4図中、 21で示す)速度(VFl)  ; 300m/分・デ
リベリローラ(第4図中、 22で示す)速度(VD) ;  250m/分・オー
バーフィード率 (VPI/VD−1)xlOO;20%・流体圧(圧空
圧力)  ; 3.5 kg/c11・交絡ノズル:ヘ
パ−ライン社製(HEMA)得られた交絡弾性糸をチー
ズ染色した後、タテ・ヨコ使いの2/1ツイルを製織し
たところ、超ハイストレンチなツーウェイ織物が得られ
た。同織物は、ストレッチ性が84%(タテ)×92%
(ヨコ)で、スリップは全く発生しなかった。
他方、染色後の同じ交絡弾性糸を用い、24ゲージのシ
ンカー丸編機で天竺を編成した。やや地厚感があり、ハ
イストレッチでラン発生強力が高かった。
これらの織物および編物の両製品ともに水着に好適であ
った。
一実施例2− 空気交絡加工機(愛機製作所■製)を使用し、芯部の弾
性糸として東し・デュポン■製のポリウレタン弾性糸(
T−127C(クリヤタイプ)、30デニール、登録商
標「オペロン」〕を用い、鞘部のフィラメント糸Aとし
て東し■製のウーリーナイロン糸(15デニール、10
フイラメント、タイプ127、ナイロン66製、登録商
標「ナイロン“PTY”」)を用い、次の条件で交絡処
理し、芯鞘構造弾性糸を製造した。
・交絡処理ゾーン直前のポリウレタン弾性糸のドラフト
比;3.5倍 ・ウーリーナイロン糸の第1次フィード率;3%のアン
ダーフィード率 ・ウーリーナイロン糸の交絡処理ゾーンにおけるフィー
ド率;4%のオーバーフィード率・交絡ノズルi AW
A製作所■製#MK−13・流体圧(圧空圧力)  ;
 2.5 kg/ ct・加工糸速;600m/分 得られた芯鞘構造弾性糸と、エジプト原綿粗糸(超長原
綿、太さ200ゲレン/30ヤード)とを用いて、第3
図に示す空気交絡ノズルを有する結束紡績機により次の
条件で高級な綿コアスパンヤーン(綿csy>たる交絡
弾性糸を紡出した。
・紡出番手;細番手70S (ヨリ係数K = 4.2 ) ・フロントローラ(第3図中、17で示す)速度(VF
) ;        105m/分・デリベリローラ
(第3図中、18で示す)速度(VD);      
   84m/分・オーバーフィード率 (VP/VD−1)X100;25% ・流体圧(圧空圧力)  ; 3. Okg/cJ得ら
れた交絡弾性糸を用いて緯糸打ち込みの平織(ブロード
)を製織した。織物のヨコストレッチ性は47%(1k
g定荷重下)であった。同じ交絡弾性糸を用いて28ゲ
ージのシンカー丸編機で編成した編地は、ストレッチ8
5%(タテ)X102%(ヨコ)でラン発生は全くなか
った。さらにストッキング編機(400本×3zインチ
φ)でパンティストッキング(パンティ部)を650m
/分で問題なく編成でき、ソフトな保温性のある製品を
得た。
一実施例3− 通常のシングルカバーリングl然糸機で、東し・デュポ
ン@製のポリウレタン弾性糸(登録商標「オペロンJT
−127,20デニール)を芯糸に、東し■製の特殊捲
縮加工されたウーリーナイロン糸(15デニール、5フ
イラメント、タイプ27、ナイロン6製、登録商標「ナ
イロン“PTY”」)を鞘部に配して、弾性糸のドラフ
ト比3.5倍、撚り数800 T/m (ZIIIJす
)で横巻きにして芯鞘構造弾性糸を得た。
次工程で、この芯鞘構造弾性糸と、粗糸(長線主体の原
綿使用。220ゲレン/30ヤード)とを用いて、実施
例2と同様、空気交絡ノズルを有する結束紡績機により
次の条件で高級な綿コアスパンヤーンたる交絡弾性糸を
紡出した。
・紡出番手;細番手55S (ヨリ係数K = 4.2 ) ・フロントローラ速度(VF)i 120m/分 ・デリベリローラ速度(VD) ; 92.5 m/分
・オーバーフィード率 (VF/VD−1)X100;30% ・流体圧(圧空圧力)  ; 3.2 kg/a(得ら
れた交絡弾性糸(綿C3Y)は充分なる糸形態で、かつ
、弾性糸の露出は全くなく完全なものであった。この糸
をチーズ染色した後、タテ・ヨコ使いの平織を製織し、
また、24ゲージのシンカー丸III機で天竺を編成し
た。織物の伸縮性はツーウェイで約65%(タテ)×5
8%(ヨコ)のストレンチ(1kg定荷重下)であり、
しかもスリップは全くなかった。同様に、天竺もストレ
ッチ104%(タテ)X121%(ヨコ)のストレンチ
(1kg定荷重下)で、20 kg f以下ではラン発
生は全くないソフトな風合でボディシャツ地に好適であ
った。
一比較例1一 実施例1で用いた芯鞘構造弾性糸をチーズ築後に実施例
1と同様にタテ・ヨコ使いで製織し、また、24ゲージ
のシンカー丸編機で編成して第1表に示す弾性織物およ
び弾性編物を得た。
−比較例2− 空気交絡加工機(愛機製作所■製)を使用し、芯部の弾
性糸として東し・デュポン■製のポリウレタン弾性糸(
T−127,20デニール、登録商標「オペロン」〕を
用い、鞘部のフィラメント先入として神戸生糾■製のウ
ーリーナイロン系(70デニール、34フイラメント、
タイプ5000、ナイロン6製、登録商標「コベス」)
を用い、次の条件で芯鞘構造弾性糸を製造した。
・交絡処理ゾーン直前のポリウレタン弾性糸のドラフト
比;3.5倍 ・ウーリーナイロン糸の第1次フィーF率:2%のアン
ダーフィード率 ・ウーリーナイロン糸の交絡処理ゾーンにおけるフィー
ド率; 5%のオーバーフィード率 ・交絡ノズル、AWA製作所■製#MK−13・流体圧
; 1.8 kg / crA・加工糸速;520m/
分 ・交絡数;124個/m 得られた芯鞘構造弾性糸をそのまま用いて実施例1と同
様にタテ・ヨコ使いで製織し、また、24ゲージのシン
カー丸編機で編成して第1表に示す弾性織物および弾性
編物を得た。
比較例3一 実施例1で用いた弾性糸に実施例2で用いたステーブル
繊維束を第1表に示す条件でリング絹紡機に掛け、従来
の綿C3Yを得た。この綿C3Yをチーズ築後、タテ・
ヨコ使いで製織し、また、24ゲージのシンカー丸編機
で編成して第2表に示す弾性織物および弾性編物を得た
。なお、この弾性編物は、編成不良で部分的にキズが発
生した一実施例4〜6− 実施例1〜3において、原料糸および交絡処理条件を第
1表および第2表に示すように変えたこと以外は、実施
例1〜3と同様にして交絡弾性糸を得た。
使用した原料糸は、弾性糸が、東し・デュポン■製のポ
リウレタン弾性糸(タイプ127.70デニールおよび
40デニール、ならびに、T−127C120デニール
:いずれも登録商標「オペロン」)であった。フィラメ
ント糸Aは、東し■製のウーリーナイロン糸(21Oデ
ニール、68フイラメント、タイプ5000、ナイロン
6製;登録商標「スパークナイロン」)、同社製のウー
リーナイロン糸(7デニール、5フイラメント、タイプ
200、ナイロン6製:登録商標「ナイロン“PTY”
」)、同社製のナイロン糸(20デニール、モノフィラ
メント、タイプ5800:超制電性繊維、登録商標「ル
アナ」)であった。非弾性繊維糸Bとして、350ゲレ
ン/30ヤードの粗糸(米綿の原綿使用)を用いた。フ
ィラメント糸Cは、東し■製のウーリーナイロン糸(5
0デニール、40フイラメント、タイプ5000、ナイ
ロン6製:登録商標「ロイヤルソフィ」)ヲ用いた。
得られた交絡弾性糸を用いて実施例1と同様にして弾性
織物および弾性編物を製造した。
第1表に交絡弾性糸の原料糸を、第2表に交絡弾性糸の
仕様と流体交絡条件を示した。
また、実施例1〜6および比較例1〜3の交絡弾性糸に
ついて露出度および糸形態を、得られた弾性織物の表面
光沢、伸縮性およびスリップを、得られた弾性編物の表
面光沢、伸縮性および天竺ラン発生強力を、それぞれ、
関べ、結果を第2表に示した。また、織組織および編組
織も第2表に示した。
(11交絡弾性糸の露出度 被測定糸を一定の張力(荷重0.1g/デニール)のも
とで移動させながら、万能投影機(倍率80倍)で視覚
判定し、次のように評価した。
■・・・全く弾性糸露出のないもの △・・・先染とか、後工程を経たことによる露出が若干
認められるもの ×・・・交絡弾性糸の測定時散見されるもの××・・・
露出個所が5個所/m以上存在するもの(2)交絡弾性
糸の糸形態 判定基準としては、交絡弾性糸の表面糸筋が均斉でスト
レートかつトルクバランスのとれた安定な糸条であるこ
とが望まれているため、コアヤーンタイプ(実施例2〜
4.6および比較例3)では、 ○・・・結束性の強固で比較的凹凸感の少ないもの△・
・・ファンシーヤーンライクなイレギュラーなもの ×・・・トルクバランスが不安定で、付加張力によって
簡単にスナールを発生し、結束部が引掛ってスナールが
元に戻りにくいもの とに区分し、フィラメント交絡加工糸タイプ(実施例1
.5および比較例1.2)では、◎・・・被覆性が良好
で、嵩高性に富み、かつ、糸条表面が均整でストレート
なもの ○・・・トルクバランス、特にスナールの発生の少ない
もの △・・・トルクバランスが、付加張力によって不安定に
なりやす(、スナールの発生しやすいもの×・・・多く
ビリつくもの に区分してランク付けした。
(3)弾性織編物の表面光沢 いずれも、織編物は表面スムースな平m<天竺)、サテ
ン、フィルおよび丸編物で評価したので、約30〜50
cm離れてタテ、ヨコおよび斜め方向からの視覚で反射
光線を受ける程度で比較例1のものを基準(○)にして
それよりも光沢の良いものを◎、やや劣るものを△、非
常に劣るものを×で判定した。
(4)弾性織編物の伸縮性 ストレッチ性を有する織物は、綿コアスパンヤーン使い
で上限30%までが得られている。大きさ25cmX2
5cmの試料を切り出し、つかみ間隔20cmでヨコ方
向またはタテ方向の定伸長引張試験機の引張速度100
%/分で定荷重1. Okg fまでの伸度で次のラン
ク付けを行った。この発明では20%より大きく40%
以下の範囲を基準(O)とした。
◎・・・ストレンチ40%より大で100910以下○
・・・ストレンチ20%より大で40%以下△・・・ス
トレンチ5%より大で20%以下×・・・ストレッチO
%以上5気以下 一方、丸編物のうち天竺はタテ方向でのストレッチを評
価することにし、大きさ20cmX20cmの試料を切
り出し、つかみ間隔10cmでタテ方向の定伸長引張試
験機の引張速度100%/分で定荷重1 kg fまで
の伸度で次のランク付けを行った■・・・ストレンチ7
0%以上 ○・・・ストレッチ50%以上70%未満△・・・スト
レッチ30%以上50%未満×・・・ストレッチ10%
以上30%未満(5)弾性織物のスリップ JIS  L1062(7)A法により、荷重0.45
4 kg rのときのタテ・ヨコ糸の滑脱量〔龍〕で表
した。
(6)  弾性編物のラン発生強力 大きさl0CIIIXIOCII+の試料編地を切り出
して、自動引張試験機(テンシロン型引張)のっがみ幅
5cm、つかみ間隔3ca+とし、引張速度50cm/
分で伸張したときにラン発生の開始強力(kg)で表し
た。天竺ラン発生強力の数値が大きいほど好ましい。さ
らに、ラン発生強力の実用的(縫製時)な目安として2
 kg前後の引張が発生するので、ランク付けとして1
0kg以上を◎、2 kg以上を012kg未満を×と
判定した。
第2表にみるように、この発明の交絡弾性糸である実施
例の糸は、比較例の糸に比べると、露出度の全くない、
しかも糸形態が安定したスナール欠点のないものである
また、実施例の糸を用いた弾性編織物は、比較例の糸を
用いたものに比べると、極めて優れた伸縮性を有する。
〔発明の効果〕
この発明にがかる交絡弾性糸は、以上に述べたようなも
のであるので、これを用いると、伸長してもスリップが
生じにくく伸縮性に冨む弾性編織物を得ることができる
この発明にかかる弾性編織物は、以上に述べたような交
絡弾性糸を用いているので、2ウエイの場合であっても
スリップなしで達成できる伸縮性が従来よりも一層大き
くなり、これにより用途展開が拡大しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(′b)および(C)は、それぞれ、こ
の発明にがかる交絡弾性糸の1実施例を表す模式側面図
、第2図(a)および(b)は、それぞれ、この発明に
用いられる芯鞘構造弾性糸の1例を表す模式側面図、第
3図および第4図は、それぞれ、この発明にかかる交絡
弾性糸の別々の1製造例を表す模式図である。 1.10.11・・・交絡弾性糸 2・・・弾性糸 3
・・・非弾性繊維糸Bたるステープル繊維束 4.5・
・・芯鞘構造弾性糸 A・・・非弾性フィラメント糸C
・・・非弾性繊維糸Bたる非弾性フィラメント糸代理人
 弁理士  松 本 武 彦 5\ 31′ 第 図 Aノ 第 あ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸を鞘糸とす
    る芯鞘構造弾性糸に非弾性繊維糸を流体交絡してなる交
    絡弾性糸。 2 請求項1記載の交絡弾性糸を用いた弾性編織物。
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