JPH04112728U - スローアウエイ式カツター - Google Patents
スローアウエイ式カツターInfo
- Publication number
- JPH04112728U JPH04112728U JP1760891U JP1760891U JPH04112728U JP H04112728 U JPH04112728 U JP H04112728U JP 1760891 U JP1760891 U JP 1760891U JP 1760891 U JP1760891 U JP 1760891U JP H04112728 U JPH04112728 U JP H04112728U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- recess
- tool body
- tip
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正面切刃の位置調整を容易かつ正確に行うこ
とが可能であり、しかも工具本体の剛性が高いスローア
ウェイ式カッター。 【構成】 工具本体先端面1Aに底面が前記軸線方向先
端を向いて開口し、該底面の一端から他端に沿い漸次前
記軸線方向先端側に突出する傾斜面をなす凹部3内に、
正面切刃6が前記軸線方向先端側に突出するようスロー
アウェイチップ7を装着したカートリッジ4を挿入し、
カートリッジ4に形成された、内周にテーパーを施した
固定穴12及びそれを貫通する弾性材料製の固定ネジ5
により、カートリッジ4を凹部3に固定する。ここで、
固定ネジ5の屈曲により、カートリッジ4は傾斜面上を
移動可能である。更に、凹部3の一端側の側壁とカート
リッジ4の間に、狭端側の端面が凹部3の底面を向くよ
う挿入した楔9を、工具本体1の略軸線方向に移動可能
に装着する。
とが可能であり、しかも工具本体の剛性が高いスローア
ウェイ式カッター。 【構成】 工具本体先端面1Aに底面が前記軸線方向先
端を向いて開口し、該底面の一端から他端に沿い漸次前
記軸線方向先端側に突出する傾斜面をなす凹部3内に、
正面切刃6が前記軸線方向先端側に突出するようスロー
アウェイチップ7を装着したカートリッジ4を挿入し、
カートリッジ4に形成された、内周にテーパーを施した
固定穴12及びそれを貫通する弾性材料製の固定ネジ5
により、カートリッジ4を凹部3に固定する。ここで、
固定ネジ5の屈曲により、カートリッジ4は傾斜面上を
移動可能である。更に、凹部3の一端側の側壁とカート
リッジ4の間に、狭端側の端面が凹部3の底面を向くよ
う挿入した楔9を、工具本体1の略軸線方向に移動可能
に装着する。
Description
【0001】
本考案は、正面切刃を有する仕上げ用スローアウェイ式カッターにおいて、正
面切刃の位置調整を容易かつ高精度に行うことが可能であり、しかも剛性の高い
カッターを提供するものである。
【0002】
一般に、仕上げ用カッターは工具本体の外周部端面に切削幅の広い正面切刃を
有し、同切刃により仕上げ切削加工を行うものである。特に、切刃にスローアウ
ェイチップ(以下、チップと略称する。)を用いたスローアウェイ式カッター(以
下、カッターと略称する。)は、再研削の手間がなく、また、工具本体を半永久
的に使用することができ、工具費が低減されることから多用されているものであ
る。
【0003】
従来、この種のカッターのうち、特に、軸線方向に位置調整可能なカートリッ
ジに切刃を備え、切刃の位置調整を容易にしたものとして、例えば特開昭60−
186311号にみられるものが開示されている。これら従来のカッターの例を
図4および図5に示す。このカッターにおいては、軸線を中心に回転される環状
の工具本体1の外周にその一部分が外周に向け取り除かれてなるチップポケット
2が形成され、チップポケット2の切削回転方向後方には凹部3が形成されてい
る。また、凹部3内にはカートリッジ4がその側面を凹部3の底面に当接させた
状態で固定ネジ5により取り付けられており、更に、カートリッジ4先端には被
削材表面とほぼ平行な正面切刃6を有するチップ7がネジ8等により着脱自在に
装着されている。一方、カートリッジ4の軸線方向基端部には、楔9がクランプ
ネジ10により取り付けられ、クランプネジ10の回動により、工具本体1の軸
線方向に沿ったカートリッジ4の位置調整が可能となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、カッターにおいては、チップの交換後、被削材の仕上げ面粗さを良好
とするため切刃の位置を調整する、いわゆる振れ調整を行う必要がある。このよ
うな場合、上記従来のカッターにおいては、クランプネジ10を回動させ楔9を
凹部3内に押し込み、カートリッジ4を工具本体1軸線方向に押し出すことによ
り振れ調整を行っていた。しかしながら、クランプネジ10の回動により凹部3
内に押し込まれた楔9の前記軸線方向の幅の変化量と、その結果同方向に押し出
されたカートリッジ10の前記軸線方向の幅の移動量とが等しいため、クランプ
ネジ10のわずかな回動の差がカートリッジ4の押し出し幅に大きな変化を与え
、振れ調整がしにくいという問題があった。
【0005】
本考案は、工具本体先端面に底面が前記工具本体の軸線方向先端側を向くよう
開口した凹部に、前記底面が前記凹部の一端から他端に向かうに従い漸次前記軸
線方向先端側に突出する傾斜面が形成され、前記凹部内には、正面切刃が前記軸
線方向先端側に突出するようチップを装着したカートリッジが、前記傾斜面に沿
って移動可能に挿入された上で前記カートリッジを貫く弾性材料製の連結部材に
よって着脱自在に装着され、更に、前記カートリッジの前記傾斜面の傾斜に沿う
方向における一端部と前記凹部の側壁との間隙に楔部材が挿入され、一方、前記
カートリッジの他端部と前記凹部との間には調整隙間が設けられてなる仕上げ用
のスローアウェイ式カッターである。
【0006】
本考案においては、楔部材を押し込むと、この楔部材に接するカートリッジの
側壁が傾斜面に沿って押圧され、その結果、連結部材が上記押圧方向に屈曲し、
カートリッジが、凹部内に固定された状態で傾斜面上を調整隙間を狭める方向に
移動する。
【0007】
ここで、押し込まれた楔部材の幅の変化量に応じてチップが工具本体軸線方向
に移動するが、前記傾斜面の勾配を十分小さくすれば、前記カートリッジの傾斜
面沿いの移動距離に対する前記カートリッジの前記軸線方向における移動距離が
小さくなる。従って、前記楔部材の押し込み量の変化による前記チップの前記軸
線方向における移動距離が小さくなり、前記チップの振れ量の変化が減少する。
そのため、前記チップの振れ調整を容易かつ高精度に行うことが可能である。
【0008】
以下、図面に基づき、本考案の実施例について更に詳しく説明する。
【0009】
図1〜図3は本考案の一実施例を示すものである。工具本体1は図1に示すよ
うに環状をなし、工具本体先端面1Aの軸線を中心とする円弧上には、前記円弧
との接線方向に沿って工具本体先端面1Aを基端方向に切り欠いてなる凹部3が
設けられている。そして、凹部3の底面は、長手方向が工具本体1の回転方向(
図1中矢印X)に沿った凹部3の後端から先端に向かうに従い漸次工具本体軸線
方向先端側に突出する傾斜面11を形成しているとともに、前記長手方向と直交
する方向には、等しい高さに形成されている。
【0010】
凹部3内には、略台形状のカートリッジ4が挿入され、カートリッジ4には、
傾斜面11に対し垂直方向に固定穴12が設けられ、更に、固定穴12の内周に
は、工具本体先端面1A向きのテーパーが施されている。一方、固定穴12には
弾性材料製の固定ネジ5が挿入されているが、その頭部はネジの軸線に沿って球
面をなし、また、前記頭部の最大径は、固定穴12内径の最小径以上かつその最
大径未満とされている。その結果、カートリッジ4は、図3に示すように、固定
穴12の上記テーパー部分と前記頭部の球面部分とを面接触させることにより凹
部3に押圧固定されている。
【0011】
なお、固定ネジ5の屈曲を補助する目的で、固定ネジ5のうち、頭部と工具本
体1にねじ込まれた部分との間には、その直径が縮小されてなる縮径部5Aが形
成されている他、傾斜面11に設けられた固定ネジ5用のネジ穴15の上部には
、座ぐりによりその直径が拡大されてなる座ぐり部15Aが形成されている。
【0012】
また、カートリッジ4の工具本体先端面1A側先端には取付凹部13が形成さ
れ、取付凹部13には、平板略正方形状のチップ7が、その稜辺を工具本体先端
面1Aに対し突出させた状態でネジ8により着脱自在に装着され、前記稜辺には
正面切刃6が形成されている。なお、正面切刃6は、図2に示すように工具本体
ボス面1Bに対し平行ないしは凸状となっている。
【0013】
更に、凹部3の前記回転方向後端側の側壁とカートリッジ4との間には、楔9
が、その狭幅側の端面が凹部3の底面側を向くように挿入されている。ここで、
楔9は、クランプネジ10により工具本体1の略軸線方向に沿って移動可能に取
り付けられている。一方、凹部3の前記回転方向先端側とカートリッジ4との間
は調整隙間14となっている。
【0014】
本考案のカッターにおける振れ調整は、楔9の凹部3内への押し込み量を変化
させて行われる。すなわち、クランプネジ10を回動させ、楔9を凹部3内に押
し込むと、楔9に接するカートリッジ4側壁が傾斜面11に沿って押圧され、固
定ネジ5が前記押圧方向に屈曲し、その結果、カートリッジ4が、傾斜面11上
を調整隙間14を狭める方向に移動するとともに、傾斜面11の勾配に応じ、工
具本体1軸線方向に突出する。本実施例においては、楔9を押し込む方向にクラ
ンプネジ10を回動させると、カートリッジ4が図3において右方向に移動する
結果、正面切刃6が工具本体先端面1A方向に突出し、カッターの高さが高くな
る。
【0015】
この場合、クランプネジ10の回動により凹部3内に押し込まれた楔9の前記
軸線方向の幅の変化量に対し、その結果同方向に押し出されたカートリッジ4の
同方向の幅の移動量が小さいため、クランプネジ10の回動によるカートリッジ
4の押し出し量の微調整が可能となっている。
【0016】
一方、前述の通り、固定穴12の内周にはテーパーが施され、また、固定ネジ
5が弾性材料製であり、かつ固定ネジ5の頭部が球面とされているため、カート
リッジ4の移動に伴い、固定穴12の軸線と固定ネジ5の軸線の位置にずれが生
じた場合にも、ずれた方向に固定ネジ5が屈曲し、その結果、固定ネジ5頭部と
固定穴12とが引続き前記テーパー部分で面接触するので、カートリッジ4は、
工具本体1に常に確実に固定される。
【0017】
ここで、傾斜面11の工具本体先端面1Aに対する傾斜角θは、工具径等に応
じて適宜定めて良いが、なるべくは、5°〜30°が望ましい。5°に満たない
と、振れ調整の際、凹部3内に押し込まれた楔9の前記軸線方向の幅の変化量に
対するカートリッジ10の前記軸線方向の幅の移動量が極めて小さくなり、振れ
調整ができなくなる恐れがあり、他方、30°を越えると、振れ調整の際、凹部
3内に押し込まれた楔9の前記軸線方向の幅の変化量に対するカートリッジ10
の前記軸線方向の幅の移動量が大きくなり、振れの微調整が困難となる恐れが生
じるからである。一方、本実施例においては、正面切刃6に連なる正面逃げ面の
逃げ角αは前記傾斜角θと同一とした。
【0018】
なお、本考案のカッターにおいては、凹部3が工具本体先端面1A側にのみ開
口しているため、従来のカッターよりも凹部3の開口による工具本体1の剛性の
低下が少ない。また、切削荷重を比較的面積の広い傾斜面11全体で受けるため
、従来のカッターよりも取付剛性が高く、従って切削時の安定性も高い。
【0019】
以上説明したように、本考案においては、楔部材を押し込むとこの楔部材に接
するカートリッジの側壁が傾斜面に沿って押圧され、それに伴い連結部材が前記
押圧方向に屈曲した。その結果、カートリッジの傾斜面上の位置の移動に係わら
ず、前記カートリッジを常に凹部内に確実に固定することができた。一方、チッ
プは、押し込まれた楔部材の幅の変化量に応じて工具本体軸線方向に移動するが
、ここで、前記傾斜面の勾配を十分小さくしたので、前記カートリッジの前記長
手方向への移動に対する前記カートリッジの前記軸線方向における移動距離およ
び前記楔部材の押し込み量の変化による前記チップの前記軸線方向における移動
距離がともに小さくなり、前記チップの振れ量の変化を減少させることができた
。そのため、前記チップの振れ調整を容易かつ高精度に行うことが可能となった
。
【図1】本考案の第一実施例を示すカッターの平面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の第一実施例における正面切刃の工具本
体ボス面に対する向きを示すカッターのII−II線に
沿った断面図である。
体ボス面に対する向きを示すカッターのII−II線に
沿った断面図である。
【図3】本考案の第一実施例の構造を示すカッターのI
II〜III線に沿った断面図である。
II〜III線に沿った断面図である。
【図4】従来のカッターの構造を示すカッターの一部側
面図である。
面図である。
【図5】従来のカッターの構造を示すカッターの一部断
面図である。
面図である。
1 工具本体
1A 工具本体先端面
1B 工具本体ボス面
2 チップポケット
3 凹部
4 カートリッジ
5 固定ネジ
5A 縮径部
6 正面切刃
7 スローアウェイチップ(チップ)
8 ネジ
9 楔
10 クランプネジ
11 傾斜面
12 固定穴
13 取付凹部
14 調整隙間
15 ネジ穴
15A 座ぐり部
α 正面切刃に連なる正面逃げ面の逃げ角
θ 工具本体先端面に対する傾斜面の傾斜角
Claims (2)
- 【請求項1】 環状をなす工具本体の軸線方向先端部
に、当該工具本体の先端面に開口する凹部が形成され、
この凹部に、平板状のスローアウェイチップを保持する
カートリッジが、その側面を前記凹部の底面に当接させ
た状態で取り付けられ、このカートリッジと前記凹部の
側壁との間に楔部材が挿入され、前記カートリッジに、
前記スローアウェイチップが、その稜辺に形成された正
面切刃を前記工具本体の先端側に突出させた状態で装着
されてなり、前記楔部材の前記凹部に対する押し込み量
を変化させて前記切刃の振れ量を調整する仕上げ用のス
ローアウェイ式カッターにおいて、前記凹部の前記底面
が前記工具本体の軸線方向先端側を向く面に形成され、
この底面に、前記凹部の一端から他端に向かうに従い漸
次前記工具本体軸線方向先端側に突出する傾斜面が形成
され、前記凹部内には、前記カートリッジが、前記傾斜
面に沿って移動可能に挿入された上で当該カートリッジ
を貫く弾性材料製の連結部材によって着脱自在に装着さ
れ、前記カートリッジの前記傾斜面に沿う方向における
一端部と前記凹部の側壁との間隙に前記楔部材が挿入さ
れる一方で、当該カートリッジの他端部と前記凹部の側
壁との間には調整隙間が設けられていることを特徴とす
る仕上げ用のスローアウェイ式カッター。 - 【請求項2】 前記連結部材のうち、前記カートリッジ
との接触部位が球面をなしていることを特徴とする請求
項1記載の仕上げ用のスローアウェイ式カッター。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1760891U JP2516135Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | スローアウェイ式カッター |
| US07/834,195 US5209610A (en) | 1991-02-14 | 1992-02-12 | Throwaway milling cutter |
| EP92102527A EP0499280B1 (en) | 1991-02-14 | 1992-02-14 | Throwaway milling cutter |
| DE69202263T DE69202263T2 (de) | 1991-02-14 | 1992-02-14 | Fräswerkzeug mit Schneideinsatz. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1760891U JP2516135Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | スローアウェイ式カッター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04112728U true JPH04112728U (ja) | 1992-09-30 |
| JP2516135Y2 JP2516135Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31904347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1760891U Expired - Lifetime JP2516135Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-03-22 | スローアウェイ式カッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516135Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015174506A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 株式会社タンガロイ | インサート取付機構、回転切削工具、工具ボデー、くさび部材および調整部材 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1760891U patent/JP2516135Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015174506A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 株式会社タンガロイ | インサート取付機構、回転切削工具、工具ボデー、くさび部材および調整部材 |
| JP5958785B2 (ja) * | 2014-05-15 | 2016-08-02 | 株式会社タンガロイ | インサート取付機構、回転切削工具、工具ボデー、くさび部材および調整部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2516135Y2 (ja) | 1996-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960625 |