JPH04116895U - からくりオルゴール装置 - Google Patents

からくりオルゴール装置

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JPH04116895U
JPH04116895U JP2009191U JP2009191U JPH04116895U JP H04116895 U JPH04116895 U JP H04116895U JP 2009191 U JP2009191 U JP 2009191U JP 2009191 U JP2009191 U JP 2009191U JP H04116895 U JPH04116895 U JP H04116895U
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JP
Japan
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disc
music box
rotation
gear
shaft
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JP2009191U
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English (en)
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明彦 伊坂
克紀 宮本
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 からくりオルゴールの動きを複雑にして視覚
的な面白みを増す。 【構成】 オルゴール6と、オルゴール6の駆動力によ
って回転させられる駆動軸14と、軸14に摩擦結合し
て回転自在に支持されていて、第1の係合部19aと第
2の係合部19bを設けられた円板19と、軸14と一
体に回転する駆動歯車17と、歯車17に噛合する従動
歯車23と、歯車23と一体であって、円板19に回転
自在に支持された従動軸21と、第1の係合部に係合し
て円板19の回転とオルゴール6の駆動を停止させ、第
2の係合部に係合して円板19の回転を停止させて従動
軸21の回転を許す停止手段26とを備えたからくりオ
ルゴール装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、オルゴールムーブメントの駆動力を利用して「からくり」を作動 させるからくりオルゴール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オルゴールムーブメントは、全舞の解放力で回転ドラムを回転させることで振 動弁を弾いて曲を鳴奏する。回転ドラムは、調速機構によって低速度で回転させ られており大きいトルクが得られる。からくりオルゴール装置は、回転ドラムの 回転を利用して「からくり」を作動させるようになっている。
【0003】 「からくり」としては、例えば、一方向に回転する回転ステージと、このステ ージに回転自在に設けられた動物等を模した可動体とからなっていて、回転ドラ ムで曲を鳴奏しながら、回転ステージをゆっくりと一方向に回転させながら、可 動体を比較的高速度で連続的或は断続的に回転させる。上記可動体の回転は、低 高速の他に正逆転させるものなどがある。また、可動体としては、上下動や揺動 するものもある。
【0004】 オルゴールムーブメントの駆動源としては、小型モータを用いたものもあるが 「からくり」の構造としては全舞式と同じである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のからくりオルゴールは、例えば回転ステージを単に一定の方向に回転さ せるのみであるから、その動きが単純であって、玩具としての面白みに欠けると いう問題がある。
【0006】 そこで、本考案の目的は、複雑な動きをさせることにより面白みを増したから くりオルゴール装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のからくりオルゴール装置は、オルゴールムーブメントと、このオルゴ ールムーブメントの駆動力によって回転させられる駆動軸と、この駆動軸に回転 自在に支持されていて第1の係合部と第2の係合部を設けられた例えば回転ステ ージとなる円板と、上記駆動軸と一体的に回転する駆動歯車と、この駆動歯車に 噛合する従動歯車と、この従動歯車と実質的に一体であって上記円板に回転自在 に支持されて可動体を結合される従動軸と、上記第1の係合部に係合して上記円 板の回転と上記オルゴールムーブメントの駆動を停止させ、上記第2の係合部に 係合して上記円板の回転を停止させて上記従動軸の回転を許す停止手段とを備え ている。また、上記第2の係合部に係合して円板の回転を停止させた停止手段の 作動を解除する解除手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
第1の係合部に係合して円板の回転とオルゴールムーブメントの駆動を停止さ せている停止手段を解除位置に移動させると、ムーブメントの駆動力によって回 転する駆動歯車により円板(回転ステージ)が一方向に回転すると共にオルゴー ルムーブメントが作動して曲を鳴奏する。円板に支持されて駆動軸の周りを公転 する従動軸(可動体)自体は回転しない。 円板が第2の係合部で拘束される位置まで回転すると、この係合部が停止手段 に係合して該円板の回転が停止される。円板が停止すると、回転を続ける駆動歯 車の回転を受けて従動歯車が回転させられ、これと一体の従動軸(可動体)が回 転する。停止手段を第2の係合部から外すと、円板は回転するが従動軸は停止さ せられる。 解除手段を設けると、第2の係合部を停止手段に係合させて停止し、回転する 可動体を支持している円板は、解除手段が停止手段の停止作用を解除すると再び 回転させられる。
【0009】
【実施例】 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
【0010】 はじめに、図2において、本考案を適用したからくりオルゴール装置の一例の 外観とその動きの概要を説明しておくと、符号1は後述するオルゴールムーブメ ント等の機構を内蔵したケースを示している。ケース1は図示の場合、劇場の舞 台を模したものであって、回転ステージ2が設けられている。この回転ステージ 2は、同図(a)に示すようにステージ上に何もない部分2Aと、同図(b)に 示すように、可動体としての人形A,B,Cが出現する部分2Bとに分かれてい る。回転ステージの部分2Aと部分2Bとは、隔壁2Cで隔離されていて、互い に異なる背景が表示されている。ケース1にはスタート釦3が設けられていて、 同図(a)の状態でスタート釦を押すと、オルゴールムーブメントが鳴奏を開始 すると共にその駆動力で回転ステージ2が示矢方向に回転を始める。
【0011】 図2(b)に示すように、人形A,B,Cがステージ上に位置するまで回転し た回転ステージ2は、この位置で停止する。このとき、オルゴールムーブメント の鳴奏は継続している。ステージが停止すると、これと略同時に人形A,B,C が回転し始める。この状態でスタート釦3を押すと、回転ステージ2は、同図( a)に示す状態に向けて回転する。同図(a)に示す位置まで回転した回転ステ ージ2は、停止させられ、同時にオルゴールの鳴奏も停止させられる。
【0012】 詳細は後述するが、解除手段を設けると、図2(b)に示す状態が一定時間経 過すると、回転ステージ2は、スタート釦3を押さなくても同図(a)に示す状 態に向けて自動的に回転する。
【0013】 図2に示すように、回転ステージ2は、その回転位置に応じて二つの情景を作 り出し、一方の情景ではステージを停止しておいて可動体だけの動作を出現させ る。
【0014】 図1,図3,図4,図5において、内部構造を説明する。ケース1の適所にフ レーム5を固定されたオルゴールムーブメント6は、周知の構造であって、駆動 源としての全舞(図示せず)の解放力を受けて回転駆動される回転ドラム7と、 このドラムのピンで弾かれる振動弁8と、回転ドラム7に固定されたドラム歯車 9に連結されていて、回転ドラム7の回転速度を一定にする調速手段10とから なっている。
【0015】 調速手段10は、ドラム歯車9に連なる増速歯車列の最終段に設けられたウォ ーム10aに固定された風切と称される回転体10bと、高速回転する回転体1 0bが遠心力で軸方向に弾性変形した時に摺擦して制動力を発生させる制動部1 0cを含んでいる。この制動部は、全舞を収納した香箱の一部を成している。ケ ース1(図2参照)の底部から突出させられている全舞巻上軸11(図3にのみ 示す)を回転させると全舞が巻き上げられる。
【0016】 回転ドラム7は、図5に示すように、ドラム歯車9と一体に形成されたかさ歯 車9aを、 図示されない全舞の解放力で回転させられる歯車に噛み合わせてい て、オルゴール鳴奏時には示矢方向に回転駆動される。
【0017】 オルゴールムーブメント6には、固定ねじ12a,12bによって基板13が 固定されている。ねじ12aは、振動弁8を共締めしている。基板13には、軸 受部13aが形成されていて、駆動軸14が回転自在に挿通支持されている。
【0018】 駆動軸14の下端部には、図3と図5に示すように、平歯車15が固着されて いる。平歯車15は、クラウン歯部16aを有する歯車16に常時噛み合ってい る。歯車16は、基板13の下面に固植された軸16bに回転自在に支持されて いて、そのクラウン歯部16aをドラム歯車9に噛み合わせている。
【0019】7 駆動軸13の中間部分には、該軸と一体に回転する駆動歯車17が挿通固定さ れている。駆動軸13には、スペーサ18と、該軸に回転自在の円板19が挿通 されていて、Eリング20で抜け止めされている。
【0020】 円板19の周縁には、約180度の位相をもって、深い切り込みからなる第1 の係合部19aと、これに比べて浅い切り込みからなる第2の係合部19bがそ れぞれ形成されている。円板19は、これを平面的に見た場合、図2に示す回転 ステージ2の部分2Aに対応する部分19Aと、部分2Bに対応する部分19B に二分される。両部の境界線AB上に隔壁C(図2参照)が設けられる。
【0021】 円板19の部分19Bには、円周方向に略等間隔に3つの支持孔19c,19 d,19eが形成されている。これらの支持孔には、それぞれ従動軸21A,2 1B,21Cが回転自在に挿通されていて、軸中間に嵌合されたEリング22で 抜け止めされている。
【0022】 従動軸21A,21B,21Cの下端部には、駆動歯車17に常時噛み合う従 動歯車23A,23B,23Cがそれぞれ固着されている。各従動歯車23と円 板19との間の従動軸には、 伸張性のコイルばねからなるフリクションばね2 4,24,24が挿通されていて、従動軸を図において下方に付勢している。図 1と図2において符号25はばね座を示している。フリクションばね24の機能 については後述する。
【0023】 円板19から突出している従動軸21Aには人形A(図2参照)が、従動軸2 1Bには人形Bが、従動軸21Cには人形Cがそれぞれ一体的に装着される。図 示の実施例は、可動体として人形A,B,Cを挙げたが、他の形象体を取り付け ても良いこと勿論である。
【0024】 図1,図3,図4,図6において、基板13の周縁には、切欠13bが形成さ れていて、該切欠には停止手段26が支持されている。切欠13bには、支軸2 6aを介して停止レバー26bが揺動自在に支持されている。停止レバー26b には、円板19の外周縁19fに衝合し、第1の係合部19aと第2の係合部1 9bに選択的に係合する係止溝16cが形成されている。
【0025】 停止レバー26bの下端には、調速手段10の回転体10bの回転軌跡に対し て進退自在のストッパ26dが設けられている。停止レバー26bに固植された ピン26e(図3参照)と基板との間には、コイルばね26fが掛け渡されてい て、該レバーを円板19の外周縁19fに当接させる向きの揺動習性を与えてい る。そして、図3,図4に示すように、係止溝26cが第1の係合部19aに係 合しているとき、ストッパ26dは回転体10bの回転軌跡内に進入して該回転 体の回転を阻止する。
【0026】 停止レバー26bの係止溝26cが、第2の係合部19bに係合しているとき (図7の鎖線位置と図9参照)及び円板19の外周縁19fに衝合(図7の実線 位置参照)しているときには、ストッパ26dは、回転体10bの回転軌跡から 退避した位置に保持される。
【0027】 停止レバー26bの上位には、スタート釦3(図2参照)が配置されていて、 下端斜面3aを停止レバーの半球状上端に対向させている。スタート釦3を押す と、停止レバー3が軸26aを中心としてばね26fに抗して揺動させられて、 円板19に対する停止作用を解除する。スタート釦3には、図示されないばねに よって上昇習性が与えられていて、係合部19a,19bに係合する向きのレバ ーの揺動軌跡から退避するようになっている。
【0028】 ここで、フリクションばね24の機能を説明する。円板19は駆動軸14に対 して回転自在に支持されていて、 停止レバー26bが第1・第2の係合部19 a,19bに係合しているときには停止させられる。駆動軸14が回転して円板 19が回転するとき、これに支持された従動軸21A,21B,21Cと該円板 との間には、フリクションばね24による摩擦力が作用しているため、各従動軸 は回転することなく駆動軸14の周りを公転させられる。換言すると、従動歯車 23A,23B,23Cは駆動歯車17に噛み合っているのであるが、フリクシ ョンばね24による摩擦力が各従動軸と円板19との間に作用しているので、こ の軸は回転することなく駆動歯車と円板19とを実質的に一体化する。停止作用 が解除されて円板19が回転するときには、停止レバー26bによる摩擦がかか っているが、フリクションばね24は、従動軸に付与するフリクションがレバー のそれより僅かに大きくなるような定数が選択されている。
【0029】 詳細は後述するが、円板19の回転は阻止されても駆動歯車17の回転はこれ を継続される状態がある。円板19が停止されてその回転中心孔(図1の孔19 a参照)の移動を阻止された従動歯車23A,23B,23Cは、噛み合ってい る駆動歯車17によってその場で回転駆動され、これと一体の各従動軸21A, 21B,21Cを回転させることになる。
【0030】 以上のように構成された実施例の作用を説明する。図2(a)に示すように、 回転ステージの部分2Aが表に出ているときをホームポジションとすると、この とき円板19は、図3及び図4に示す位置に置かれている。ホームポジションに おいて、円板19は、停止レバー26bの係止溝26cが、第1の係合部19a に係合することによって停止させられている(図6参照)。また、このとき、停 止レバー26aは、図3に示すように、そのストッパ26dを回転体10bの回 転軌跡上に位置させて、該回転体の回転を阻止している。回転体10bの回転が 阻止されることによって、オルゴールムーブメント6の駆動力は解放されず、停 止した状態に置かれていることになる。
【0031】 図3において、スタート釦3を押し込むと、停止レバー26bが、軸26aを 中心として半時計方向に揺動されて、図6に示すように係合していた係止溝26 cと第1の係合部19aとの係合を外す。また、揺動させられた停止レバー26 bは、図7に示すように、そのストッパ26dを回転体10bの回転軌跡から退 避する。
【0032】 ストッパ26dが退避すると、 回転体10bの回転が解除されたことによっ て、全舞の解放力が回転ドラム7を回転させることを許し、オルゴールムーブメ ント6が鳴奏を開始する。
【0033】 回転ドラム7の回転に連れて回転するドラム歯車9の回転は、歯車16,15 を介して駆動軸14に伝達され、図4において駆動歯車17を半時計方向に回転 させる。駆動軸14に支持されている円板19は、その回転を許されたことによ って、 該軸と同方向(図8の矢印参照)に回転させられる。これを図2で見る と、 いままで何もなかった回転ステージ2が、オルゴールの鳴奏と共に回転し て、それ自体停止している人形を有するステージが正面に向かって移動して来る ことになる。
【0034】 押し込んだスタート釦3への押圧力を解くと、停止レバー26bは、ばね26 fの弾力によって揺動復帰して、図7,図8に示すように、その係止溝26cの エッジを円板19の外周縁19fに衝合させる。円板19に対する停止レバー2 6bの摩擦は、フリクションばね24による従動軸に対するそれよりも小さいか ら、従動軸21A,21B,21Cは、回転することなく円板19と共に移動す る。
【0035】 図9に示すように、第2の係合部19bが停止レバー26bの位置まで回転し て来ると、該レバー26bの係止溝26cがばね26f(図7参照)の弾力で係 止部19bに落ち込み、該円板19を停止させる。この停止した円板19は、図 4に示すホームポジションからちょうど半回転した位置にあって、これに支持し ている従動軸21A,21B,21Cを駆動軸14に関して180度回転させた 位置である。これを、図2で見てみると、同図(b)に示すように、各従動軸に 装着された人形A,B,Cがステージに並んだ状態にある。
【0036】 第2の係合部19bに落ち込んで円板19を停止させるときの、停止レバー2 6bは揺動するが、そのストッパ26dは、係合部19bが浅いことから、図7 に鎖線で示すように、回転体10bの回転軌跡から退避した位置に保持される。 従って、回転ドラム7の回転が継続されてオルゴールは鳴奏を続ける。
【0037】 円板19が停止されると、従動軸21A,21B,21Cの公転が停止される ことになり、フリクションばね24の摩擦が円板に及ぼす摩擦よりも停止レバー の係止によるそれが大きい。一方、回転ドラム7の回転で駆動歯車17は回転を 続けているので、これに噛み合っている従動歯車23A,23B,23Cは、図 9に示すように、回転する駆動歯車17によってそれぞれ示矢方向に回転駆動さ れる。よって、従動歯車21A,21B,21Cは、共に示矢方向に回転させら れることになる。これを図2で見てみると、同図(b)に示すように、停止して いる回転ステージ2上で人形A,B,Cがそれぞれ回転していることになる。
【0038】 図9に示す状態で、スタート釦3を押して停止レバー26bを揺動させ、これ を第2の係合部19bから退避させると、円板13に対する拘束が解除されて、 円板19に対するフリクションばね24の摩擦が、円板19に対する係止作用( 零)のそれを上回ることになり、該円板は、従動歯車23A,23B,23Cを 介して駆動歯車17の回転を伝達されて破線矢印方向に回転させられる。円板1 9が回転すると従動軸21A,21B,21Cの回転が停止させられる。これを 図2で見ると、同図(b)に示す状態の人形がダンス(回転)をやめて回るステ ージ2と共に舞台裏に引っ込む動作として観察される。停止レバー26bへの拘 束を断つと、このレバーは図7に実線で示すように回転する円板の外周縁19f に衝合しこれを摺擦する。
【0039】 第2の係合部19bを停止レバー26bから解放されて図4に示すホームポジ ションに向けて回転する円板19の第1の係合部19aが停止レバー26bに係 合すると、該円板はこの位置で停止させられる。係合部19aに係合する向きに 揺動した停止レバー26bは、図3に示すように、そのストッパ26dを回転体 10bの回転軌跡中に位置させてこれの回転を阻止する。
【0040】 回転体10bの回転を阻止されたオルゴールムーブメント6は、全舞の解放を 阻止されることになり、その回転を停止して、回転ドラム7と振動弁8による鳴 奏と、ドラム歯車9からの駆動力の出力を停止して駆動歯車17への駆動力を断 つ。オルゴールムーブメント6の鳴奏が停止したとき、円板19すなわち回転ス テージ2の回転も停止し、ステージは、図2(a)に示すように元の何もないス テージ部分2Aが外部を向いた状態に置かれる。
【0041】 以下、全舞の蓄勢力が残っている間は、スタート釦3を押す毎に、オルゴール の鳴奏に連れて円板19が回転と停止を繰り返し、回転ステージ2には人形が出 たり引っ込んだりする。
【0042】 なお、第2の係合部19bを停止レバー26bに係合させて停止している円板 19を、スタート釦3を押さないでこの位置に保持すると、全舞の蓄勢力がなく なるまで人形A,B,Cは、オルゴールの鳴奏に合わせるように回転ステージ2 上で踊り続ける。
【0043】 以上説明した実施例は、第2の係合部19bで停止した円板19を再度回転さ せるには、換言すると人形をステージから引っ込ませるには、停止レバー26b すなわちスタート釦3を押動する動作が必要である。
【0044】 ところで、図2において、同図(a)に示すように何もないステージに、同図 (b)に示すように人形が現われて踊ったのち、同図(b)に示すようにステー ジから引っ込むまでの動作を、スタート釦3の1回の操作で行なわせると、玩具 としての面白みが増す。
【0045】 以下、図10乃至図15に基づいて、第2の係合部19bに係合している停止 レバー26bを自動的に解除する機構をもった実施例を説明する。以下の説明に おいて既に説明した部材については同一符号を付すにとどめる。
【0046】 図10乃至図12において、円板19の下面であって、第2の係合部19bの 近傍には、該係合部19bと停止レバー26bとの係合を解除する解除手段28 が配設されている。
【0047】 解除手段28は、 円板19の半径方向に移動自在に設けられた解除部材29 と、円板の下面に設けられて解除部材を移動自在に案内する案内部30と、駆動 軸14に一体的に挿通されたカム31とからなっている。
【0048】 カム31は、スペーサ18(図3参照)を取り除いた部分の駆動軸14に挿通 固定されていて、半径方向に突出した突部31aを有している。カム31は、駆 動歯車17と一体成形されても良い。
【0049】 解除部材29は、円板19の外周縁19fと略同じ曲率半径の押出し縁29a と、円板の回転方向において押出し縁の上流側に位置する前下がりのテーパ部2 9bを外端に形成されている。カムの突部31aと係脱する解除部材29の内端 29cは、先細り形状に形成されている。解除部材29の構造の機能的な詳細は 後述する。
【0050】 図示の解除部材29は、案内部30に案内されて移動自在であるが、図示され ない弱いばねを設けて該部材を求心方向に付勢しても良い。
【0051】 以下、作用を説明するが、オルゴールムーブメント6の鳴奏の制御は前述した 例と同じであるから、その説明は割愛し、円板19とこれに支持された従動軸の 回転制御についてのみ説明する。
【0052】 図10と図11は、円板19のホームポジションであって、第1の係合部19 aに停止レバー26bが係止溝26cを係合して円板19を係止すると共にその ストッパ26dを回転体10bの回転域に位置させてオルゴールムーブメント6 の駆動力解放を阻止している。解除部材29は、カム31で押動された位置にあ って、押出し縁29aを円板の外周縁19fに沿わせている。
【0053】 図11において、停止レバー26bが停止解除位置(図7の実線位置参照)に 揺動されると、円板19は、半時計方向に回転を開始する。このとき従動軸21 A,21B,21C自体の回転は停止されている。図2においては、同図(a) から同図(b)に変わるように回転ステージ2が回転する。
【0054】 回転する円板19が図13に示す位置まで来ると、その外周面19fに摺接し ていた停止レバー26bの係止溝26cは、解除部材29を押動して第2の係合 部19bに落ち込み、円板19を停止させる。第2の係合部19bを塞ぐように 位置している押出し縁29aを有する解除部材29は、先ず、そのテーパ部29 bを停止レバー26bに衝合させることにより、係止溝26cが第2の係合部1 9bを通過してしまうことを回避する。
【0055】 押動された解除部材29は、その内端29cをカム31の回転軌跡上に位置さ せられる。このとき揺動する停止レバー26bのストッパ26dは、図14に示 すように、回転体10bの回転域外にあるから、駆動歯車17の回転は継続され て従動歯車23A,23B,23Cを回転駆動する。駆動歯車17と実質的に一 体のカム31も回転する。図2においては、同図(b)の状態であって、回転ス テージ2が停止していて、従動軸の回転で各人形が回転して踊っている。
【0056】 円板19を置き去りにして回転するカム31が一回転すると、このカムは、図 15に示すように、その突部31aを解除部材29の内端29cに当接させて該 板29を遠心方向に押動する。押動された解除部材29は、その押出し縁29a に当接している停止レバー26bをばね26f(図14参照)の弾力に抗して揺 動させ、その係止溝26cを第2の係合部19bから押し出して、円板19に対 する回転停止作用を解除する。
【0057】 停止作用を解除された円板19は、図15に鎖線矢印で示すように回転し、図 11に示すホームポジションに向かう。円板が回転を再開するとき、いままで破 線矢印方向に回転駆動されていた従動歯車23A,23B,23Cはその回転を 停止している。図2においては、同図(b)から同図(a)に変わる向きに、停 止した人形を乗せた回転ステージ2が回転する。
【0058】 第2の係合部19bから停止レバー26bを押し出して円板19の一時停止を 解除するとき、カムの突部31aは、解除部材の内端29cに衝合してこれを遠 心方向に押し動かす。停止レバー26bが係合部19bから押し出されたのち、 該レバーと押出し縁29aとが当接している間は、 両者間に摩擦が存在してい る。この摩擦がフリクションばね24の摩擦よりも小さくなると、円板19は回 転を開始する。従って、停止レバー26bと解除部材29との接触部位はできる かぎり低摩擦となるように、その形状若しくは相互の材料を選択されることが望 ましい。
【0059】 解除部材29を押動したカム31は、該部材と停止レバー26bとの摩擦によ って円板19の回転開始が押動動作から若干遅れることで、内端29cより僅か に先行する。従って、図11に示すように、第1の係合部19aを停止レバー2 6bに係合させて停止したホームポジションでは、駆動軸14の回転方向におい て、カム31の突部31aが内端29cより先行した位置に置かれる。
【0060】 この実施例によれば、スタート釦3を1回押せば、回転ステージ2が半回転し て一時停止し、この停止時間中に人形を回転させ、カムが一回転する所定時間が 経過すると、再びステージを回転させて元の位置に戻すので、動きがより複雑に なって面白みが増す。
【0061】 図示の各実施例は、全舞を駆動源としたオルゴールムーブメントを用いたが、 小型モータを駆動源とするものであっても良い。この場合、停止レバーを操作し て円板19の停止を解放すると、モータの電源がオンとなり、第2の係合部では 電源をオン状態に保持し、第1の係合部(ホームポジション)では電源がオフに なるように構成する。
【0062】 また、円板(回転ステージ)の回転を制御する停止レバー26bを手動で操作 する例を挙げたが、スイッチで作動するソレノイドで円板の回転停止を制御して も良い。このスイッチをタイマでオンする回路構成にすると、時報装置等に用い ることができる。
【0063】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、「からくり」が複雑になって視覚的な面白み が増したからくりオルゴール装置が得られる。また、一時停止する円板の停止作 用を解除する手段を設けると、面白みが一段と増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案を適用したからくりオルゴール装置の外
観の変化を示す斜視図である。
【図3】図1の組立図であって、ホームポジションを示
す正面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】オルゴールムーブメントと駆動軸の相対位置を
示す分解斜視図である。
【図6】第1の係合部と停止レバーの係合状態を示す拡
大平面図である。
【図7】停止レバーがオルゴールムーブメントの駆動力
を解放している状態を示す図3の作用図である。
【図8】停止レバーが円板の第1の係合部を解放した直
後を示す図5の作用図である。
【図9】停止レバーが円板の第2の係合部に係合し、従
動軸が回転している状態を示す平面図である。
【図10】解除手段を備えた本考案の別に実施例を示す
要部正面図である。
【図11】同上の平面図である。
【図12】解除手段の一例を示す斜視図である。
【図13】停止レバーが第2の係合部に係合した状態を
示す図11の作用図である。
【図14】同上の正面図である。
【図15】カムが解除部材を押動して停止レバーを第2
の係合部から押し出す状態を示す図13の作用図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ケース 2・・・回転ステージ 3・・・スタート釦 6・・・オルゴールムーブメント 7・・・回転ドラム 8・・・振動弁 9・・・ドラム歯車 10・・・調速手段 10b・・・回転体 13・・・基板 14・・・駆動軸 15,16・・・歯車 17・・・駆動歯車 19・・・円板 19a・・・第1の係合部 19b・・・第2の係合部 21A,21B,21C・・・従動軸 23A,23B,23C・・・従動歯車 24・・・フリクションばね 26・・・停止手段 26b・・・停止レバー 26c・・・係止溝 28・・・解除手段 29・・・解除部材 31・・・カム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オルゴールムーブメントと、このオルゴー
    ルムーブメントの駆動力によって回転させられる駆動軸
    と、この駆動軸に回転自在に支持されていて、第1の係
    合部と第2の係合部を設けられた円板と、上記駆動軸と
    一体的に回転する駆動歯車と、この駆動歯車に噛合する
    従動歯車と、この従動歯車と実質的に一体であって、上
    記円板に回転自在に支持された従動軸と、上記第1の係
    合部に係合して上記円板の回転と上記オルゴールムーブ
    メントの駆動を停止させ、上記第2の係合部に係合して
    上記円板の回転を停止させて上記従動軸の回転を許す停
    止手段とを備えたからくりオルゴール装置。
  2. 【請求項2】上記円板の第2の係合部の位置に、停止手
    段と上記第2の係合部との係合を解除する解除手段を設
    けたことを特徴とする請求項1のからくりオルゴール装
    置。
  3. 【請求項3】上記第2の係合部が円板の外周に設けら
    れ、停止手段が円板の外周に摺接する向きに付勢させて
    設けられ、解除手段が、上記円板の半径方向に移動自在
    に設けられた解除部材と、上記駆動軸と一体に回転し、
    上記解除部材に当接して該解除部材を上記停止手段と第
    2の係合部との係合を解除する向きに押動するカムとを
    備えていることを特徴とする請求項2のからくりオルゴ
    ール装置。
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