JPH0411869B2 - - Google Patents

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JPH0411869B2
JPH0411869B2 JP63121833A JP12183388A JPH0411869B2 JP H0411869 B2 JPH0411869 B2 JP H0411869B2 JP 63121833 A JP63121833 A JP 63121833A JP 12183388 A JP12183388 A JP 12183388A JP H0411869 B2 JPH0411869 B2 JP H0411869B2
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Ryutaro Yamagata
Nobuhiko Kozuka
Hitoshi Nishihama
Shigeo Koyama
Kazutada Sakai
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、静電複写機等において静電潜像にト
ナー粒子を施してこれを顕像にせしめるのに用い
られる静電潜像現像装置、更に詳しくは、電荷を
保持することができるトナー粒子のみから成る一
成分系現像剤を使用する型の静電潜像現像装置に
関する。
<従来技術及びその問題点> 静電複写機等において静電潜像にトナーを施し
てこれを顕像にせしめるのに用いられる静電潜像
現像装置は、大別して、キヤリア粒子とトナー粒
子から成る所謂二成分系現像剤を使用する型の装
置と、トナー粒子のみから成る所謂一成分系現像
剤を使用する型の装置との2種類に分類される
が、二成分系現像剤を使用する型の装置には、良
好な現像を安定して遂行するにはキヤリア粒子と
トナー粒子との比率を常に所要の値に維持しなけ
ればならない、従つて現像の遂行によるトナー粒
子の消費に応じてトナー粒子を適切に補充しなけ
ればならない等の、解決困難な問題がある。それ
故に、近時においては、一成分系現像剤を使用す
る型の静電潜像現像装置が好都合に用いられる傾
向がある。
而して、一成分系現像剤を使用する静電潜像現
像装置は、使用する一成分系現像剤の特性に応じ
て、(a)比較的導電性のトナー粒子のみから成る一
成分系現像剤を使用する装置と、(b)比較的絶縁性
のトナー粒子のみから成る一成分系現像剤を使用
する装置とに分類される。
上記(a)の現像剤を使用する装置乃至方法は、例
えば特公昭37−491号公報、特公昭37−492号公
報、特公昭38−20695号公報、特開昭49−5035号
公報、米国特許第2976144号明細書及び図面、米
国特許第3909258号明細書及び図面並びに米国特
許第4081571号明細書及び図面等の公知文献に開
示されている。かような公知文献から明らかなよ
うに、上記(a)の現像剤を使用する場合には、現像
剤保持部材の表面に現像剤を保持し、これを現像
域に運んで静電潜像に接触しさえすれば、静電潜
像に現像剤を所要の通りに付着せしめることがで
き、それ故に、静電潜像に接触せしめるに先立つ
て現像剤を帯電する等の特別の処理を必要としな
いという利点がある。しかしながら、現像剤を構
成しているトナー粒子が比較的導電性である故
に、例えばトナー像転写式の静電複写機において
トナー像を転写部材に良好に転写せしめることが
比較的困難である等の問題がある。
一方、上記(b)の現像剤を使用する装置乃至方法
は、例えば特開昭53−3233号公報、特開昭53−
110843号公報、特開昭53−111737号公報及び特開
昭53−135335号公報等の公知文献に開示されてい
る。かような公知文献から明らかなように、上記
(b)の現像剤を使用する装置は、ロール又は無端ベ
ルトの形態であるところの、無端状の移動経路を
通して移動せしめられる表面を有する現像剤保持
部材と、上記移動経路の一部に面した部位に開口
が形成されている現像剤容器と、そして更に摩擦
帯電の如き適宜の方法によつて現像剤を帯電せし
める手段とを具備している。かかる装置において
は、現像剤容器内に収容されている現像剤が適宜
の方法によつて現像剤保持部材の表面に保持され
ると共に、その前、それと同時或いはその後に現
像剤が特定の極性に帯電され、しかる後に現像剤
保持部材の表面の移動によつて現像域に運ばれて
静電潜像に施され、かくして静電潜像に現像剤が
所要の通りに付着せしめられて現像が達成され
る。
上記(b)の現像剤を使用する場合には、現像剤を
構成しているトナー粒子が比較的絶縁性である故
に、上記(a)の現像剤を使用する場合に見られる上
述した通りの欠点がない。しかしながら、上記(b)
の現像剤を使用する従来の静電潜像現像装置に
は、次の通りの解決すべき欠点乃至問題が存在す
る。
即ち、現像剤保持部材の表面に保持した現像剤
を現像域に運んで現像を遂行する際には現像剤保
持部材の表面に保持された現像剤の一部のみが静
電潜像に付着せしめられるだけであり、現像の遂
行の後においても現像剤保持部材の表面には不均
一に現像剤が残留している。而して、上述した公
知文献に開示されている如き上記(b)の現像剤を使
用する従来の静電潜像現像装置においては、上記
残留現像剤を現像剤保持部材の表面から特に除去
することなく、次の現像を遂行するに際して上記
残留現像剤に加えて新たな現像剤を現像剤保持部
材の表面に保持するように構成されている。然る
に、残留現像剤を現像剤保持部材の表面から特に
除去しない従来の静電潜像現像装置においては、
現像を繰返し遂行するうちに、現像が不均一なも
のになり、現像された画像(トナー像)に現像斑
が発生してしまうという問題が発生することが判
明した。かような問題が発生する原因は、以下の
通りであると思われる。現像剤保持部材の表面に
残留する現像剤は、既に遂行された現像に先立つ
て帯電されたものであつて既に電荷を保持してい
る。従つて、次の現像を遂行する前には現像剤保
持部材の表面に新たに保持される又は保持された
現像剤と共に既に電荷を保持している残留現像剤
に対して帯電工程が遂行される。かかる場合、既
に電荷を保持している残留現像剤の存在に起因し
て、帯電工程を経て現像域に運ばれる現像剤の帯
電状態が不均一になる傾向がある。また、現像剤
保持部材の表面に不均一に残留している残留現像
剤に加えて新たな現像剤を現像剤保持部材の表面
に保持する場合には、残留現像剤と新たに保持さ
れた現像剤とから成る現像剤の層の厚さが不均一
になる傾向がある。本発明者等は、上述した現像
剤の帯電状態の不均一と層の厚さの不均一とが現
像を繰返し遂行するうちに蓄積して増大され、か
くして現像が不均一になり、現像された画像(ト
ナー像)に現像斑が発生すると推察している。
更に、上記(b)の現像剤を使用する従来の静電潜
像現像装置においては、現像すべき静電潜像が形
成されている静電潜像形成部材の表面からの電荷
移動、或いは静電潜像形成部材の表面との摩擦帯
電等に起因して、現像域における現像の後に現像
剤保持部材の表面に残留する現像剤又は現像剤保
持部材の表面自体が異常帯電せしめられてしまう
恐れが少なくなかつた。
<発明の目的> 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、上記(b)の現像剤を使用する静
電潜像現像装置であつて、現像を繰返し遂行して
も、現像が不均一になり現像された画像に現像斑
が発生するという望ましくない現像が生じること
がなく、そしてまた、現像の後に現像剤保持部材
の表面に残留する現像剤又は現像剤保持部材の表
面が異常帯電せしめられることが確実に防止され
る、新規且つ優れた静電潜像現像装置を提供する
ことである。
<発明の解決手段> 上記目的を達成するための本発明の解決手段
は、現像剤保持部材の表面を摺擦し現像剤容器内
の所要部位に配設されて、現像剤保持部材の表面
を摺擦し現像剤保持部材の表面から現像剤を剥離
せしめる剥離部材を、現像剤の比抵抗よりも小さ
い比抵抗を有する材料から形成して接地すること
である。
即ち、本発明によれば、無端状の移動経路を通
して移動せしめられる表面を有する現像剤保持部
材と、該移動経路の一部に面した部位に開口が形
成されている現像剤容器とを具備し、該現像剤容
器内に収容されている電荷を保持することができ
るトナー粒子のみから成る一成分系現像剤が該現
像剤保持部材の表面に保持されると共に帯電さ
れ、該現像剤保持部材の表面の移動によつて現像
域に運ばれて現像すべき静電潜像に施され、該現
像剤容器内には、該開口内の領域において該現像
剤保持部材の表面を摺擦し該現像剤保持部材の表
面から該現像剤を剥離せしめる剥離部材が配設さ
れている型の静電潜像現像装置において; 該剥離部材は該現像剤の比抵抗よりも小さい比
抵抗を有する材料から形成され且つ接地されてい
る、ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供さ
れる。
<発明の好適具体例> 以下、本発明に従つて構成された静電潜像現像
装置の好適具体例を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
全体の構成の概略 第1図及び第2図を参照して、全体を番号2で
示す静電潜像現像装置の全体の構成を概説する
と、静電潜像現像装置2は、現像剤保持部材4と
現像剤容器6を具備している。現像剤保持部材4
は、現像剤を保持することができる表面が無端状
の移動経路を通して移動せしめられる形態のもの
である限り、例えば当業者には周知の無端ベルト
の如き任意の形態のものでよいが、図示の具体例
においては、矢印8で示す方向に回転駆動される
ローラ10から構成されている(従つて、その表
面は、矢印8で示す方向へのローラ10の回転に
よつて、ローラ10の全周表面によつて規定され
た円形の移動経路を通して移動せしめられる)。
現像剤容器6は、現像剤保持部材4の表面の移動
経路の一部に面した部位に、従つて図示の具体例
においてはローラ10の周表面の一部に面した部
位に形成された開口12を有する。
かような静電潜像現像装置2においては、現像
剤容器6内に収容されている現像剤14が上記開
口12を通して現像剤保持部材4の表面に接触し
てそこに保持され、そしてまた後に詳述する通り
にして帯電される。現像剤保持部材4の表面に保
持された現像剤14は、現像剤保持部材4の表面
の移動、従つて図示の具体例においはローラ10
の矢印8で示す方向への回転によつて現像域16
に運ばれる。一方、現像域16においては、現像
すべき静電潜像がその表面に形成されている適宜
の静電潜像形成部材18が、例えば矢印20で示
す方向に連続的に移動せしめられる。かくして、
現像域16において、現像剤保持部材4の表面に
保持されている帯電を有する現像剤(トナー粒
子)が静電潜像の電位乃至電荷に応じて静電潜像
形成部材の表面に付着せしめられ、静電潜像が顕
像(トナー像)に現像せしめられる。
以下、静電潜像現像装置2の各構成要素につい
て更に詳細に説明する。
現像剤 本発明に従う静電潜像現像装置2においては、
現像剤14として、後に言及する方法によつて帯
電することができる、換言すれば電荷を保持する
ことができるトナー粒子のみから成る一成分系現
像剤を使用することが重要である。電荷を保持す
ることができるトナー粒子自体は、比較的絶縁性
のトナー粒子として公知のものであるが、本発明
に従う静電潜像現像装置2においては、1012Ω−
cm以上、特に1014Ω−cm以上、の比抵抗を有する
トナー粒子のみから成る一成分系現像剤が好適に
使用される。また、一成分系現像剤を構成するト
ナー粒子は、容易且つ迅速に飽和荷電量まで帯電
することができるように、粒径が小さく、従つて
比表面積が大きいことが望ましく、一般に、平均
粒径が5μ乃至30μ、特に20μ以下、殊に15μ以下、
のものが好適である。
現像剤保持部材 本発明に従う静電潜像現像装置2においては、
上述した通りの比較的絶縁性のトナー粒子のみか
ら成る一成分系現像剤14が使用され、そして現
像剤保持部材4の表面に保持されたかかる現像剤
14が現像域16に運ばれる前に、後に言及する
如く摩擦帯電の如き適宜の方法によつて現像剤1
4が帯電せしめられる。而して、現像剤14を充
分に且つ容易に帯電せしめるために、そしてまた
現像剤14の過帯電を確実に防止するためには、
当業者には周知の如く、現像剤保持部材4の少な
くとも表面の比抵抗は、現像剤14の比抵抗より
も小さいことが望ましい。他方、本発明者等が実
験によつて確認した事実によれば、現像剤保持部
材4の表面の比抵抗を過剰に小さくして103Ω−
cmよりも小さくせしめると、現像された画像(ト
ナー像)の鮮鋭度が低下すると共に所謂カブリが
生ずる傾向があることが判明した。従つて、現像
剤保持部材4の少なくとも表面は、上述た現像剤
14の比抵抗よりも小さいが103Ω−cm以上の比
抵抗を有することが好ましい。
一方、上述した通りのトナー粒子のみから構成
された比較的絶縁性の現像剤14は、当業者には
周知の如く、一般に、磁気的に吸引されない非磁
性のものであることが多い。現像剤14が磁性の
ものである場合には、現像剤保持部材4内に磁石
を配設し、かかる磁石によつて生成される磁界の
作用によつて、現像剤保持部材4の表面に現像剤
14を磁気的に好都合に吸引保持することができ
る。しかしながら、現像剤14が非磁性のもので
ある場合には、磁気的に吸引保持することに代え
て、機械的乃至電気的に現像剤保持部材4の表面
に保持することが必要である。而して、現像剤1
4を現像剤保持部材4の表面に機械的乃至電気的
に充分確実に保持するためには、現像剤保持部材
4の少なくとも厚さ100μm以上の表面層を、柔軟
で且つ復元性に優れた材料から形成することが好
ましい。現像剤保持部材4の表面層の硬度が過剰
に大きい場合、現像剤保持部材4の表面に保持さ
れる現像剤14の量が過度に減少すると共に現像
剤14の保持力が過度に弱くなる傾向がある。他
方、現像剤保持部材4の表面層の硬度が過剰に小
さく復元性に乏しい場合、後に言及する如く現像
剤14を帯電せしめるための帯電部材の自由端が
現像剤保持部材4が圧接される場合においては、
現像剤保持部材4の表面が上記圧接によつて容易
に損傷されてしまうとか、或いは現像剤保持部材
4の表面に保持される現像剤14の層の厚さの制
御が相当困難になるとかの障害が発生する。
現像剤保持部材4の表面における上述た要件を
満足せしめて、所要の形態(例えば第1図及び第
2図に図示する如きロール形態、或いは無端ベル
ト形態)に充分精密に且つ容易に、現像剤保持部
材4を製作するには、まず最初にアルミニウムの
如き適宜の金属材料から所要の形態の金属製支持
基体を形成し、しかる後に、この金属支持基体の
表面に、上述した要件を満足する材料から形成さ
れた表面層を、例えば接着剤によつて接合せしめ
ることが好ましい。表面層としては、重量割合で
10%以上のシリコンゴムを含有する材料が、柔軟
で且つ復元性に優れた材料として好適に使用され
る。シリコンゴムは比抵抗値がかなり大きい材料
であるので、表面層の比抵抗を上述した通りの所
望の値にせしめるには、カーボン粉末又はアルミ
ニウム粉末等の抵抗コントロール剤を所要量混入
せしめることができる。
また、本発明者等が実験によつて確認したとこ
ろによれば、上述した表面層の更に表面上に、表
面層の比抵抗よりも大きい比抵抗を有する高抵抗
部を50メツシユ乃至80メツシユの分布度で点在せ
しめれば、現像された画像(トナー像)の鮮鋭度
を向上せしめ得ることが判明した。かような高抵
抗部は、シリコンゴム又はこれに適宜の抵抗コン
トロール剤を混入したものをそれ自体は公知のス
クリーン法によつて、上述した表面層の表面上に
施すことによつて形成することができる。この際
には、上述た表面層の表面に点在せしめられる高
抵抗部の厚さを500μm以下にせしめることが望ま
しい。高抵抗部の厚さが500μmよりも大きくなる
と、点在する高抵抗部に起因して、現像剤保持部
材4の表面に保持される現像剤14の層の厚さを
均一なものにせしめることが困難になる。
現像剤保持部材4自体の形態は、上述した通
り、現像剤14を保持することができるその表面
が無端状の移動経路を通して移動せしめられる形
態のものである限り任意の形態のものでよいが、
装置の小型化及び製作の容易性等の見地からすれ
ば、ローラ形態のもの、特に重量を低減せしめる
ために中空にせしめられた第1図及び第2図に図
示する如き中空のローラ10から構成されている
のが好適である。そして、現像剤保持部材4がロ
ーラ10から構成されている場合には、第1図及
び第2図に図示する如く、現像域16において矢
印20の方向に移動せしめられる静電潜像形成部
材18の表面の移動方向と同一の方向に現像剤保
持部材4の表面が移動せしめられるように、矢印
8で示す方向にローラ10を回転駆動するのが好
ましい。矢印8で示す方向に対して逆方向にロー
ラ10を回転せしめる場合には、静電潜像形成部
材18の矢印20で示す移動方向に見て現像域1
6の下流側に現像剤14の所謂溜が生成され、現
像域16を通過した後に静電潜像形成部材18の
表面が現像剤14の溜に接触する傾向が生じ、こ
れに起因して現像の後に静電潜像形成部材18の
表面に現像剤14が落下して現像された画像(ト
ナー像)に所謂地汚れが発生する傾向がある。ま
た、ローラ10の表面が静電潜像形成部材18の
表面の移動速度の1.5倍乃至5倍の速度で移動す
るような回転速度でローラ10を回転駆動するの
が好ましい。ローラ10の表面の移動速度を静電
潜像形成部材18の表面の移動速度の1.5倍より
も小さくすると、現像された画像(トナー像)の
鮮鋭度が低下すると共に現像不足現象が発生し、
逆にローラ10の表面の移動速度を静電潜像形成
部材18の表面の移動速度の5倍よりも大きくす
ると、現像された画像(トナー像)の鮮鋭度が低
下すると共に地汚れが発生し、そしてまた現像域
16の近傍にて現像剤14の飛散が発生すること
が実験的に確認された。
現像剤容器 本発明に従う静電潜像現像装置2に用いられて
いる現像剤容器6においては、現像剤保持部材4
の表面の移動経路の一部に面した部位に形成され
ている開口12の、現像剤保持部材4の表面の移
動方向(即ち矢印8で示す方向)に見て上流側に
位置する上流縁近傍と下流側に位置する下流縁近
傍において現像剤14が飛散するのを防止するた
めに、開口12の上流縁と下流縁が次の通りに構
成されていることが望ましい。
まず最初に、開口12の下流縁の構成について
説明すると、第1図及び第2図に図示する現像剤
容器6においては、開口12の下流縁は、少なく
ともその一部(図示の場合は全体)が弾性を有す
る材料から形成され自由端が現像剤保持部材4の
表面に圧接せしめられる帯電部材22によつて規
定されている。この帯電部材22は、現像剤容器
6の本体24と一体に形成することもできるが、
適宜の合成樹脂板又は金属板から形成することが
できる本体24とは別個に形成し、その一端(第
1図において右端)を本体24に固着するのが好
都合である。帯電部材22は、弾性を有する任意
の材料から形成することができるが、次に説明す
る通り現像剤保持部材4の表面に保持された現像
剤14に作用してこれを帯電せしめるという重要
な機能の点からして、上述した現像剤保持部材4
の表面の比抵抗よりも小さい比抵抗を有する材料
から形成することが望まれる。帯電部材22を形
成するのに特に適した材料としては、ばね鋼を挙
げることができる。また、ばね鋼に代えて、モリ
ブデン,タングステン又はアルミニウムの如き金
属材料も好適に使用することができる。ばね鋼或
いはモリブデン,タングステン又はアルミニウム
等の金属材料から帯電部材22を形成する場合に
は、熱処理又は陽極酸化処理を施して表面に酸化
皮膜を生成し、耐腐蝕性及び耐摩耗性等を増大せ
しめることが好ましい。上述した如き金属材料に
代えて比較的低抵抗の合成樹脂材料から帯電部材
22を形成することもできるが、この場合には充
分な弾性と充分な機械的強度を有する合成樹脂材
料を選定することが重要である。
第1図及び第2図に図示する上述した通りの帯
電部材22は、現像剤保持部材4の表面が矢印8
で示す方向に移動する際に、現像剤容器6の開口
12の部位にて現像剤保持部材4の表面に接触し
てこれに保持された現像剤14に作用し、現像剤
14を摩擦帯電せしめる。帯電部材22の摩擦帯
電作用による現像剤14の帯電極性は、当業者に
周知の如く現像剤14の材料と帯電部材22の材
料との摩擦帯電系列における相互関係によつて規
定される。帯電部材22は、現像剤14を摩擦帯
電せしめることに加えて、現像剤保持部材4の表
面に保持されて現像域16に運ばれる現像剤14
の層の厚さを所要の値にせしめる所謂穂長設定作
用も遂行する。現像剤保持部材4の表面に保持さ
れて現像域16に運ばれる現像剤14の層の厚さ
即ち穂長は、現像剤保持部材4の表面に対する帯
電部材22の自由端の圧接力を適宜に調節するこ
とによつて所要の値に調整される。
而して、現像剤保持部材4の表面に現像剤を保
持し、これを現像域に運ぶ前に現像剤を摩擦帯電
せしめる型の従来の静電潜像現像装置において
は、一般に、第1図に2点鎖線で例示する如く、
現像剤保持部材4の表面の移動方向に見て現像域
16よりも上流であるが現像剤容器6の開口12
の下流縁よりも下流の適宜の位置にて自由端が現
像剤保持部材4の表面に圧接せしめられる帯電部
材22′を、現像剤容器6とは別個に配設してい
ることが多い。かような従来の静電潜像現像装置
には、現像剤容器6とは別個の位置、即ち現像剤
容器6外の位置にて、現像剤保持部材4の表面に
保持されている現像剤14に帯電部材22′の自
由端が作用する故に、帯電部材22′の自由端の
上流側において現像剤14が現像剤保持部材4の
表面から剥離浮遊せしめられ、周囲に飛散してし
まう恐れが生ずる。に、現像剤14が非磁性のも
のであり、従つて磁気的にではなく機械的乃至電
気的に現像剤保持部材4の表面に保持される場合
には、現像剤保持部材4の表面に対する現像剤1
4の付着力が比較的弱く、現像剤14は比較的容
易に現像剤保持部材4の表面から剥離浮遊してし
まう故に、上述した現像剤の飛散が大きな問題に
なる。
これに対して、図示の静電潜像現像装置2にお
いては、帯電部材22は、現像剤容器6の開口1
2の下流縁を規定し帯電作用と摩擦作用の双方を
遂行するように構成されている。かかる場合、第
1図から容易に理解されるように、帯電部材22
の自由端の上流側は現像剤容器6内に位置し、従
つて帯電部材22の自由端の上流側において発生
するところの現像剤保持部材4の表面から現像剤
14の剥離は現像剤容器6内で発生し、それ故
に、帯電部材22の自由端の作用によつて現像剤
保持部材4の表面から剥離された現像剤14は現
像剤容器6内に確実に収容され、現像剤容器6外
へ浮遊し飛散することはない。
次に、開口12の上流縁の構成について説明す
ると、従来の静電潜像現像装置においては、上述
した公知文献からも明らかな如く、現像剤容器6
の開口12の、現像剤保持部材4の表面の移動方
向(即ち矢印8で示す方向)に見て上流側に位置
する上流縁26′は、第1図に2点鎖線で例示す
るように、現像剤保持部材4の表面の移動経路の
最上位部、図示の具体例においては番号28で示す
部分よりも、現像剤保持部材4の表面の移動方向
に見て上流側に位置付けられている。そして、そ
れ故に、従来の静電潜像現像装置においては、現
像剤容器6の開口12の上流縁近傍にて現像剤1
4が飛散するという問題が存在する。この点につ
いて更に詳述すると、第1図の2点鎖線で示す如
き位置に配置される上流縁26′は、現像剤保持
部材4の表面に著しく近接乃至接触せしめられて
いることが必要である。さもなくば、容易に理解
されるように、現像剤容器6内の現像剤14がそ
れ自身の重量により上流縁26′と現像剤保持部
材4の表面との間の間隙を通つて下方に落下し周
囲に飛散してしまう。他方、上流縁26′が現像
剤保持部材4の表面に著しく近接乃至接触せしめ
られている場合には、現像域16における現像の
際に静電潜像形成部材18の表面に付着せしめら
れることなく現像剤保持部材4の表面に残留し現
像剤保持部材4の表面と共に移動する現像剤14
に対して、上流縁26′の上流側が干渉し、これ
によつて現像剤14が現像剤保持部材4の表面か
ら剥離される傾向がある。上流縁26′の上流側
において現像剤保持部材4の表面から剥離された
現像剤14は、下方に落下し浮遊飛散してしま
う。かような望ましくない現象は、特に、現像剤
14が非磁性のものであり、従つて現像剤保持部
材4の表面に現像剤14を、磁気的に充分強固に
保持することができず、機械的乃至電気的に保持
しなければならない場合に顕著に発生する。
図示の静電潜像現像装置2においては、現像剤
容器6の開口12の上流縁近傍での現像剤14の
飛散を確実に防止するために、第1図に明確に図
示する如く、現像剤容器6の開口12の、現像剤
保持部材4の表面の移動方向(即ち矢印8で示す
方向)に見て上流側に位置する上流縁26は、現
像剤保持部材4の表面の移動経路の最上位部、図
示の具体例においては番号28で示す部分よりも、
現像剤保持部材4の表面の移動方向に見て下流側
で現像剤保持部材4の表面に近接乃至接触するよ
に位置付けられている。かような要件を満足する
に際し、現像剤容器6の開口12の上流部を規定
する適宜の部材の自由端によつて上記上流縁26
を規定することができるが、第1図に明確に図示
する如く、現像剤保持部材4の表面の移動経路の
最上位部28を通る水平線に対して、0度<α<
90度、特に10度≦α≦50度、の角度αをなして下
方に且つ現像剤保持部材4の表面の移動方向に見
て下流に傾斜して延びる部片30の自由端によつ
て上記上流縁26を規定するのが好ましい。
現像剤容器6の開口12の上流縁26が上述し
た通りに構成されている場合には、上流縁26の
上流側にて現像剤保持部材4の表面から現像剤1
4が剥離されても、かかる剥離現像剤14は、そ
の重量によつて下方へ、従つて現像剤保持部材4
の表面に沿つて矢印8で示すその移動方向に見て
下流側に、現像剤容器6内に向つて移動し現像剤
容器6内に回収される。従つて、上流縁26の上
流側にて現像剤保持部材4の表面から剥離された
現像剤14が周囲に浮遊し飛散することはない。
上流縁26が上記の通りに傾斜して延びる部片3
0の自由端によつて規定されている場合には、上
流縁26の上流側にて現像剤保持部材4の表面か
ら剥離された現像剤14は、上記部片30の下面
によつて案内されて、矢印8で示す方向に移動す
る現像剤保持部材4の表面と共に移動し、一層確
実に現像剤容器6内に回収される。尚、上流縁2
6が現像剤保持部材4の表面に著しく近接又は接
触せしめられている場合には、現像剤保持部材4
の表面と共に移動する現像剤14の存在によつ
て、現像剤保持部材4の表面が弾性的に幾分凹状
になり或いは上記部片30が弾性的に撓み、これ
によつて現像剤14が現像剤容器6内に入り込
む。
自由端が上記上流縁26を規定する部片30
は、現像剤容器6の本体24と一体に形成するこ
ともできるし、或いは図示の具体例の如く本体2
4とは別個の部材から形成しその一端(即ち上
端)を本体24に連結することもできるが、現像
剤14の比抵抗よりも小さい比抵抗を有する比較
的導電性の材料から形成し、直接的に又は適宜の
バイアス電圧源(図示していない)を介して接地
するのが好ましい。かくすると、静電潜像形成部
材18の表面からの電荷移動或いは静電潜像形成
部材18の表面との摩擦による摩擦帯電等に起因
して、現像域16における現像の後に現像剤保持
部材4の表面に残留する現像剤14又は現像剤保
持部材4の表面自体が異常帯電せしめられるとい
う望ましくない現象が発生しても、異常に帯電し
た電荷を部片30を通して接地へリークせしめる
ことができる。
剥離部材 本発明に従つて構成された図示の静電潜像現像
装置2においては、上述した構成要素に加えて、
更に、現像剤容器6の開口12内の領域にて現像
剤保持部材4の表面を摺擦し現像剤保持部材4の
表面からそこに付着乃至保持されている現像剤1
4を剥離せしめるための剥離部材32が配設され
ている。
この剥離部材32は、第1図及び第2図に明確
に図示する如く、現像剤容器6内に配設され、自
由端が開口12内の領域、好ましくは現像剤保持
部材4の表面の移動方向において開口12の中間
部にて現像剤保持部材4の表面に当接せしめられ
る多数の細線を有する所謂ブラシから構成されて
いるのが好適である。或いはこれに代えて、開口
12内の所要の位置にて自由端が現像剤保持部材
4の表面に当接せしめられるブレード片から剥離
部材32を好適に構成することもできる。
上記の通りの剥離部材32が配設されている場
合には、現像域16での現像の際に静電潜像形成
部材18の表面に付着されることなく現像の後に
現像剤保持部材4の表面に残留する現像剤14
は、現像剤容器6内において剥離部材32の剥離
作用により現像剤保持部材4の表面から確実に剥
離され、現像剤容器6内の他の現像剤14に混入
せしめられる。それ故に、次の現像の際には、矢
印8で示す現像剤保持部材4の表面の移動方向に
見て剥離部材32の下流側において、全く新たに
現像剤容器6内の現像剤14が現像剤保持部材4
の表面に付着保持され、そして新たに保持された
現像剤14が帯電部材22の作用によつて摩擦帯
電され、現像域16に運ばれる。かように、現像
を遂行する毎に、現像剤14が全く新たに現像剤
保持部材4の表面に保持され、帯電され、そして
現像域16に運ばれるようにせしめると、既に言
及した如く、現像域16での現像の後に現像剤保
持部材4の表面に残留する現像剤14が剥離され
ることなく残留し続けることに起因して現像を繰
返し遂行するうちに現像が不均一なものになり、
現像された画像(トナー像)に現像斑が生成され
るという望ましくない現像の発生を防止すること
ができる。
尚、現像剤容器6内ではなくて、矢印8で示す
現像剤保持部材4の表面の移動方向に見て現像域
16よりも下流で現像剤容器6の開口12の上流
縁26よりも上流の位置に剥離部材32を配置す
ることも考えられるが、かくすると剥離部材32
の作用によつて現像剤保持部材4の表面から剥離
された現像剤14が周囲に飛散するという問題が
発生する。それ故に、剥離部材32は、現像剤容
器6内に配設して開口12内の領域で現像剤保持
部材4の表面に作用するように構成し、かくるこ
とによつて、剥離部材32の作用によつて現像剤
保持部材4の表面から剥離された現像剤14が周
囲に飛散することなく確実に現像剤容器6内に保
持されるようになすことが重要である。
剥離部材32として好都合に使用されるブラシ
又はブレード片は、適宜の弾性を有することに加
えて、現像剤14の比抵抗よりも小さい比抵抗を
有する比較的導電性の材料から形成し、直接的に
又は適宜のバイアス電圧源(図示していない)を
介して接地することが重要である。かくすると、
現像剤容器6の開口12の上流縁26を規定して
いる上記部片30に関連して既に言及した如き原
因によつて、現像域16における現像の後に現像
剤保持部材4の表面に残留する現像剤14又は現
像剤保持部材4の表面自体に異常帯電が発生して
も、異常に帯電した電荷を剥離部材32を通して
接地へリークせしめることができる。異常に帯電
した電荷を容易且つ充分に接地にリークせしめる
には、剥離部32のみならず上記部片30をも比
較的導電性の材料から形成して接地することが望
ましい。
而して、ブラシ又はブレード片から構成するこ
とができる剥離部材32の自由端が、現像剤保持
部材4の表面に対して軸線方向(即ち第1図にお
いて紙面に垂直な方向)全幅を渡つて均一に接触
し均一な作用を遂行するようにせしめるには、現
像剤保持部材4の表面と共に剥離部材32を著し
く精密に作製し且つ位置付けることが必要である
が、実際上かようにせしめることは不可能ではな
いにしても極めて困難であり、そしてまたかよう
にせしめることができたとしても現像を繰返すう
ちに現像剤保持部材4の表面に対する剥離部材3
2の作用が不均一になつてしまう。かかる点に鑑
み、例えば図示の具体例の如く現像剤保持部材4
がローラ10から構成されている場合にはこのロ
ーラ10を矢印8の方向に回転せしめると共にそ
の回転中心軸線の方向に所定の範囲に渡つて往復
動せしめることが好ましい。かくすると、現像剤
保持部材4の表面に対する剥離部材32の作用を
平均化し充分均一なものにすることができる。現
像剤保持部材4を軸線方向に往復動せしめること
に代えて、剥離部材32の方を軸線方向に往復動
せしめることもできるが、現像剤保持部材4を軸
線方向に往復動せしめると、現像域16における
現像作用も軸線方向に平均化させ著しく均一な現
像を達成することができる故に、特に問題を生ぜ
しめることなく適宜の駆動手段(図示していな
い)によつて現像剤保持部材4を軸線方向に往復
動せしめることができる限り、現像剤保持部材4
の方を軸線方向に往復動せしめるのが好ましい。
勿論、所望ならば、現像剤保持部材4と剥離部材
32の双方を、相互に同期しないように夫々別個
に軸線方向に往復動せしめることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従つて構成された静電潜像
現像装置の好適具体例を示す簡略断面図。第2図
は、第1図に示す静電潜像現像装置の、一部を切
欠いた簡略斜面図。 2……静電潜像現像装置、4……現像剤保持部
材、6……現像剤容器、12……現像剤容器の開
口、14……現像剤、16……現像域、18……
静電潜像形成部材、22……帯電部材、32……
剥離部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無端状の移動経路を通して移動せしめられる
    表面を有する現像剤保持部材と、該移動経路の一
    部に面した部位に開口が形成されている現像剤容
    器とを具備し、該現像剤容器内に収容されている
    電荷を保持することができるトナー粒子のみから
    成る一成分系現像剤が該現像剤保持部材の表面に
    保持されると共に帯電され、該現像剤保持部材の
    表面の移動によつて現像域に運ばれて現像すべき
    静電潜像に施され、該現像剤容器内には、該開口
    内の領域において該現像剤保持部材の表面を摺擦
    し該現像剤保持部材の表面から該現像剤を剥離せ
    しめる剥離部材が配設されている型の静電潜像現
    像装置において; 該剥離部材は該現像剤の比抵抗よりも小さい比
    抵抗を有する材料から形成され且つ接地されてい
    る、ことを特徴とする静電潜像現像装置。 2 該現像剤は1012Ω−cm以上の比抵抗を有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の静電潜像現像装
    置。 3 該剥離部材は自由端が該現像剤保持部材の表
    面に当接する多数の細線を有するブラシから構成
    されている、特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の静電潜像現像装置。 4 該剥離部材は柔軟な材料から形成され且つ自
    由端が該現像剤保持部材の表面に当接するブレー
    ド片から構成されている、特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の静電潜像現像装置。 5 該現像剤保持部材は回転駆動されると共に回
    転軸線の方向に連続的に往復動されるローラから
    構成されている、特許請求の範囲第1項から第4
    項までのいずれかに記載の静電潜像現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323638A (en) * 1976-08-18 1978-03-04 Esukofuotsuto Risaachi As Toner powder spreading device for electrostatic copying machine
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JPS5489740A (en) * 1977-12-27 1979-07-17 Canon Inc Electrostatic image developing device

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