JPS6235097Y2 - - Google Patents

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JPS6235097Y2
JPS6235097Y2 JP7799880U JP7799880U JPS6235097Y2 JP S6235097 Y2 JPS6235097 Y2 JP S6235097Y2 JP 7799880 U JP7799880 U JP 7799880U JP 7799880 U JP7799880 U JP 7799880U JP S6235097 Y2 JPS6235097 Y2 JP S6235097Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、静電潜像現像装置、更に詳しくは、
電荷を保持することができるトナー粒子のみから
成る一成分系現像剤を使用する型の静電潜像現像
装置に関する。
静電複写機等において静電潜像にトナー粒子を
施してこれを顕像にせしめるのに用いられる静電
潜像現像装置は、使用する現像剤から見て、(1)キ
ヤリア粒子とトナー粒子から成る所謂二成分系現
像剤を使用する型の装置と、(2)トナー粒子のみか
ら成る所謂一成分系現像剤を使用する型の装置と
に大別され、そして上記(2)の型の装置は、更に、
(2−1)比較的導電性のトナー粒子のみから成
る一成分系現像剤を使用する型の装置と、(2−
2)比較的絶縁性で電荷を保持することができる
トナー粒子のみから成る一成分系現像剤を使用す
る型の装置とに分類される。
而して、上記(1)の型の装置には、良好な現像を
安定して遂行するにはキヤリア粒子とトナー粒子
との比率を常に所要の値に維持しなければなら
ず、従つて現像の遂行によるトナー粒子の消費に
応じてトナー粒子を適切に補充しなければならな
い等の、解決が比較的困難な問題がある。また、
上記(2−1)の型の装置には、現像剤保持部材
の表面に現像剤を保持しこれを現像域に運んで静
電潜像に接触しさえすれば静電潜像に現像剤即ち
トナー粒子を所要の通りに付着せしめることがで
き、それ故に静電潜像に接触せしめるのに先立つ
てトナー粒子を帯電する等の特別の処理を必要と
しないという利点があるが、トナー粒子が比較的
導電性である故に、例えばトナー像転写式の静電
複写機においてトナー像を転写部材に良好に転写
せしめることが比較的困難であるという問題があ
る。
そこで、近時においては、上記(2−2)の
型、即ち比較的絶縁性で電荷を保持することがで
きるトナー粒子のみから成る一成分系現像剤を使
用する型の静電潜像現像装置が好都合に用いられ
る傾向がある。
上記(2−2)の型の静電潜像現像装置として
は、本出願人の出願に係る特願昭55−29629号
(出願日:昭和55年3月8日、発明の名称:静電
潜像現像装置)の明細書及び図面に開示されてい
る静電潜像現像装置の如く、一般にはロール又は
無端ベルトの形態であるところの、無端状の移動
径路を通して移動せしめられる表面を有する現像
剤保持部材と、電荷を保持することができるトナ
ー粒子のみから成る一成分系現像剤を収容し、か
かる現像剤を該移動径路の一部に面した部位に形
成されている開口を通して該現像剤保持部材の表
面に供給する現像剤容器とを具備し、該現像剤容
器の該開口の、該現像剤保持部材の表面の移動方
向に見て下流縁には、少なくとも一部が弾性を有
する材料から形成され且つ自由縁が該現像剤保持
部材の表面に圧接せしめられる帯電部材が配設さ
れている型の静電潜像現像装置が好適に用いられ
る。かような静電潜像現像装置においては、現像
剤容器からその開口を通して現像剤保持部材の表
面に供給されそこに保持される現像剤は、帯電部
材の自由縁の作用によつて、所要の量(即ち所要
の層厚さ)に規制されると共に摩擦帯電され、し
かる後に現像剤保持部材の表面の移動に付随して
現像域に運ばれて現像すべき静電潜像に施され
る。
而して、上記の通りの静電潜像現像装置におい
て、良好な現像を遂行するためには、現像剤保持
部材の表面に保持された現像剤の層を介して接触
せしめられるところの、現像剤保持部材の表面と
現像すべき静電潜像が形成されている表面との相
互接触領域(即ち現像領域)の幅を充分な大きさ
にせしめると共に、上記両表面の相互接触をでき
るだけ均一なものにすることが重要である。そし
て、かような要件を満足するには、特に現像剤保
持部材がロール形態のものである場合、現像剤保
持部材の少なくとも表面層の硬度を充分に低くす
る(JIS規格K−2808による測定法での硬度を15
度乃至60度程度にする)ことが重要である。
他方、上記特願昭55−29629号の明細書にも記
載されている通り、現像剤保持部材の表面は、現
像剤を確実に保持することができることが必要で
あると共に、比抵抗値が所定の値(一般に103Ω
−cm)以上であることが必要であり、そしてかよ
うな条件を満足せしめるためには、重量割合で10
%以上のシリコンゴムを含有する材料の如き柔軟
で且つ復元性に優れた材料で現像剤保持部材の表
面層を形成するのが好都合である。
然るに、現像剤保持部材の表面層を形成するの
に適した上記の如き材料の硬度を充分に低くする
と、硬度を低下せしめるのに必要な調合物質の割
合等に起因して、一般に材料の比抵抗が相当高く
なる(例えば1013Ω−cm以上になる)。そして、
上記材料の比抵抗、従つて現像剤保持部材の表面
層の比抵抗が例えば1013Ω−cm以上のかなり高い
値になると、(イ)上記帯電部材の自由縁の作用によ
つてトナー粒子を充分に摩擦帯電せしめることが
比較的困難になる(何故ならば、現像剤保持部材
の表面層の比抵抗が比較的低い場合には、摩擦帯
電の際に、現像剤保持部材の表面に存在するトナ
ー粒子層の表面領域のトナー粒子が帯電される
と、かかる帯電トナー粒子から上記トナー粒子層
を介して現像剤保持部材の表面に延びる比較的強
い電気力線が生成され、この電気力線によつて上
記トナー粒子層全体のトナー粒子の帯電が促進さ
れるが、現像剤保持部材の表面層の比抵抗が高く
なると、一般に、上記電気力線が弱いものになる
故である)、(ロ)現像された画像に望ましくないエ
ツジ効果が発生する(何故ならば、現像剤保持部
材の表面層の比抵抗が高くなると、現像すべき静
電潜像の電荷乃至電位に起因して現像域にて静電
潜像と現像剤保持部材の表面との間に生成される
電気力線が弱いものになる故である)、という問
題乃至欠点が発生する傾向がある。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、現像剤保持部材の表面層の比
抵抗がかなり高い場合でも上記(イ)及び(ロ)の通りの
問題乃至欠点の発生を確実且つ容易に回避するこ
とができる、改良された静電潜像現像装置を提供
することである。
本考案者は、鋭意研究及び実験の結果、まず第
1に、現像剤保持部材の表面に保持される現像剤
の層の厚さを、10乃至50μという著しく薄いもの
にせしめれば、上記(イ)及び(ロ)の通りの問題乃至欠
点の発生を確実に回避することができることを見
出した。そして第2に、現像剤保持部材の少なく
とも表面層の硬度が充分に低い(JIS規格K−
2808による測定法での硬度を15度乃至60度程度)
場合、現像剤保持部材の表面に保持される現像剤
の層の厚さを所要通りの著しく薄いものにせしめ
ることは従来不可能乃至著しく困難であつたが、
帯電部材の少なくとも先端部が現像剤保持部材の
表面の法線に対して現像剤保持部材の表面の移動
方向に見て下流側に0度乃至90度の角度をなして
延びるように帯電部材を配設し且つ帯電部材の自
由縁を80乃至500g/cmの押圧力で現像剤保持部
材の表面に圧接せしめれば、容易に且つ安定し
て、現像剤保持部材の表面に保持される現像剤の
層の厚さを所要通りの著しく薄いものにせしめる
ことができることを見出した。
本考案者等が見出した上記認識に基いて、本考
案によれば、無端状の移動径路を通して移動せし
められる表面を有する現像剤保持部材と、電荷を
保持することができるトナー粒子のみから成る一
成分系現像剤を収容し、かかる現像剤を該移動径
路の一部に面した部位に形成されている開口を通
して該現像剤保持部材の表面に供給する現像剤容
器とを具備し、該現像剤容器の該開口の、該現像
剤保持部材の表面の移動方向に見て下流縁には、
少なくとも一部が弾性を有する材料から形成され
且つ自由縁が該現像剤保持部材の表面に圧接せし
められる帯電部材が配設されている型の静電潜像
現像装置において; 該現像剤保持部材の少なくとも100μの厚さの
表面層は、JIS規格K−2808による測定法で15度
乃至60度の硬度を有し、 該帯電部材の少なくとも先端部は、該現像剤保
持部材の表面の法線に対して該現像剤保持部材の
表面の移動方向に見て下流側に0度乃至90度の角
度αをなして延びており、且つ該帯電部材の自由
縁は、80乃至500g/cmの押圧力で該現像剤保持
部材の表面に圧接せしめられており、かくして該
現像剤保持部材の表面に保持される現像剤の層厚
さは、該帯電部材の自由縁の作用によつて10乃至
50μに制限される、 ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供され
る。
以下、本考案に従つて構成された静電潜像現像
装置の好適具体例を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
第1図を参照して図示の静電潜像現像装置の全
体の構成を概説すると、全体を番号2で示す静電
潜像現像装置は、現像剤保持部材4と現像剤容器
6を具備している。
現像剤保持部材4は、現像剤を保持することが
できるその表面が無端状の移動径路を通して移動
せしめられる形態のものである限り、例えば当業
者には周知の無端ベルトの如き任意の形態のもの
でよいが、図示の具体例においては、矢印8で示
す方向に回転駆動されるローラ10から構成され
ている(従つて、その表面は、矢印8で示す方向
へのローラ10の回転によつて、ローラ10の全
周表面によつて規定された円形の移動径路を通し
て移動せしめられる)。
現像剤14を収容する現像剤容器6は、現像剤
保持部材4の表面の移動径路の一部に面した部位
に、従つて図示の具体例においてはローラ10の
周表面の一部に面した部位に形成された開口12
を有する。この開口12の、現像剤保持部材4の
表面の矢印8で示す方向に見て下流縁には、帯電
部材22が配設されている。また、現像剤容器6
の開口12内の領域には、現像剤保持部材4の表
面を摺擦し現像剤保持部材4の表面からそこに付
着乃至保持している現像剤14を剥離せしめるた
めの剥離部材32が配設されているのが好まし
い。
上述した通りの静電潜像現像装置2において
は、現像剤容器6内に収容されている現像剤14
が上記開口12を通して現像剤保持部材4の表面
に接触し保持される。そして、現像剤保持部材4
の表面に保持される現像剤14は、後に詳細に説
明する如く、帯電部材22の作用によつて、その
厚さが所要の通りに規制されると共に摩擦帯電せ
しめられる。現像剤保持部材4の表面に保持さ
れ、厚さが所要の通りに規制されると共に摩擦帯
電せしめられた現像剤14は、現像剤保持部材4
の表面の移動、従つて図示の具体例においてはロ
ーラ10の矢印8で示す方向への回転によつて現
像域16に運ばれる。一方、現像域16において
は、現像すべき静電潜像がその表面に形成されて
いる適宜の静電潜像形成部材18が、例えば矢印
20で示す方向に連続的に移動せしめられる。か
くして、現像域16において、現像剤保持部材4
の表面に保持されている現像剤(トナー粒子)が
静電潜像の電位乃至電荷に応じて静電潜像形成部
材18の表面に付着せしめられ、静電潜像が顕像
(トナー像)に現像せしめられる。現像域16に
て静電潜像形成部材18の表面に付着せしめられ
ることなく、現像剤保持部材4の表面に残留せし
められた現像剤14は、現像剤保持部材4の表面
の移動に付随して再び現像剤容器6の開口12の
領域に運ばれ、そこで剥離部材32の作用によつ
て現像剤保持部材4の表面から一旦剥離される。
以下、静電潜像現像装置2の各構成要素につい
て更に詳細に説明する。
まず最初に、使用される現像剤14、即ち現像
剤容器6に収容される現像剤14について説明す
ると、現像剤14としては、帯電部材22の作用
によつて帯電せしめることができる、換言すれば
電荷を保持することができるトナー粒子のみから
成る一成分系現像剤を使用することが重要であ
る。電荷を保持することができるトナー粒子自体
は、比較的絶縁性のトナー粒子として公知のもの
であるが、本考案に従う静電潜像現像装置2にお
いては、1012Ω−cm以上、特に1014Ω−cm以上
の、比抵抗を有するトナー粒子のみから成る一成
分系現像剤が好適に使用される。また、一成分系
現像剤を構成するトナー粒子は、容易且つ迅速に
飽和荷電量まで帯電することができるように、粒
径が小さく、従つて比表面積が大きいことが望ま
しく、一般に、平均粒径5μ乃至30μ、特に20μ
以下、殊に15μ以下、のものが好適である。
次に、現像剤保持部材4について説明すると、
既に言及した如く、静電潜像現像装置2において
良好な現像を遂行するためには、現像域16にお
いて現像剤保持部材4の表面に保持された現像剤
14の層を介して接触せしめられるところの、現
像剤保持部材4の表面と現像すべき静電潜像が形
成されている静電潜像形成部材18との相互接触
領域(即ち現像領域)の幅を充分な大きさにせし
めると共に、上記両表面の相互接触をできるだけ
均一なものにすることが重要である。そしてその
ためには、現像剤保持部材4の少なくとも表面層
の硬度を充分に低くすることが重要である。他
方、現像剤保持部材4の表面層の硬度を過度に低
下せしめると、後に言及する如く現像剤保持部材
4の表面に圧接せしめられる帯電部材22の自由
縁によつて、現像剤保持部材4の表面が短期間の
うちに著しく損傷されてしまう等の問題が発生す
る。それ故に、現像剤保持部材4は、厚さ100μ
以上の表面層の、JIS規格K−2808による測定法
での硬度が15度乃至60度になるように構成されて
いるのが重要である。
表面層の硬度を所要の範囲にせしめて、所要の
形態(例えば第1図に図示する如きロール形態、
或いはベルト形態)に充分精密に且つ容易に、現
像剤保持部材4を製作するには、まず最初にアル
ミニウムの如き適宜の金属材料から所要の形態の
金属製支持基体を形成し、しかる後に、この金属
製支持基体の表面に、硬度が所要の範囲である材
料から形成された表面層を、例えば接着剤によつ
て接合せしめることが好ましい。表面層として
は、重量割合で10%以上のシリコンゴムを含有す
る材料が、柔軟で且つ復元性に優れた材料として
好適に使用される。シリコンゴムは比抵抗がかな
り大きい材料であるので、これにカーボン粉末又
はアルミニウム粉末の如き抵抗コントロール剤を
混入せしめて表面層の比抵抗を低下せしめること
ができるが、一般に、抵抗コントロール剤の混入
量を増大せしめると、これに応じて表面層の硬度
が増大することに留意する必要がある。
現像剤保持部材4自体の形態は、上述した通
り、現像剤14を保持するその表面が無端状の移
動径路を通して移動せしめられる形態のものであ
る限り任意の形態のものでよいが、装置の小型化
及び製作の容易性等の見地からすれば、ローラ形
態のもの、特に重量を低減せしめるために中空に
せしめられた第1図に図示する如き中空のローラ
10から構成されているのが好適である。そし
て、現像剤保持部材4がローラ10から構成され
ている場合には、第1図に図示する如く、現像域
16において矢印20の方向に移動せしめられる
静電潜像形成部材18の表面の移動方向と同一の
方向に現像剤保持部材4の表面が移動せしめられ
るように、矢印8で示す方向にローラ10を回転
駆動するのが好ましい。矢印8で示す方向に対し
て逆方向にローラ10を回転せしめる場合には、
静電潜像形成部材18の矢印20で示す移動方向
に見て現像域16の下流側に現像剤14の所謂溜
が生成され、現像域16を通過した後に静電潜像
形成部材18の表面が現像剤14の溜に接触する
傾向が生じ、これに起因して現像の後に静電潜像
形成部材18の表面に現像剤14が落下して現像
された画像(トナー像)に所謂地汚れが発生する
傾向がある。また、ローラ10の表面が静電潜像
形成部材18の表面の移動速度の0.8乃至15倍、
特に1乃至10倍の速度で移動するような回転速度
でローラ10を回転駆動するのが好ましい。ロー
ラ10の表面の移動速度を静電潜像形成部材18
の表面の移動速度の0.8倍よりも小さくすると、
現像された画像(トナー像)の鮮鋭度が低下する
と共に現像不足現象が発生し、逆にローラ10の
表面の移動速度を静電潜像形成部材18の表面の
移動速度の15倍よりも大きくすると、現像された
画像(トナー像)の鮮鋭度が低下すると共に地汚
れが発生する。
次に、帯電部材22について説明すると、現像
剤容器6の上記開口12の下流縁に配設される帯
電部材22は、少なくともその一部(図示の場合
は全体)が弾性を有する材料から形成され、その
自由縁22aが現像剤保持部材4の表面に圧接せ
しめられる。かような帯電部材22は、現像剤容
器6の本体24と一体に形成することもできる
が、適宜の合成樹脂板又は金属板から形成するこ
とができる本体24とは別個に形成し、その基部
22bを本体24に固着するのが好都合である。
帯電部材22は、弾性を有する任意の材料から形
成することができるが、現像剤保持部材4の表面
に保持された現像剤14に作用してこれを帯電せ
しめるという機能の点からして、上述した現像剤
保持部材4の表面の比抵抗よりも小さい比抵抗を
有する材料から形成することが望まれる。帯電部
材22を形成するのに適した材料としては、燐青
銅、ばね鋼、モリブデン、タングステン又はアル
ミニウムの如き金属材料を挙げることができる。
金属材料から帯電部材22を形成する場合には、
熱処理又は陽極酸化処理を施して表面に酸化皮膜
を生成し、耐腐蝕性及び耐摩耗性等を増大せしめ
ることが好ましい。上述した如き金属材料に代え
て比較的低抵抗の合成樹脂材料から帯電部材22
を形成することもできるが、この場合には充分な
弾性と充分な機械的強度を有する合成樹脂材料を
選定することが重要である。
上述した通りの帯電部材22は、現像剤保持部
材4の表面が矢印8で示す方向に移動する際に、
現像剤容器6の開口12の部位にて現像剤保持部
材4の表面に接触してこれに保持された現像剤1
4に作用し、現像剤14を摩擦帯電せしめる。帯
電部材22の摩擦帯電作用による現像剤14の帯
電極性は、当業者に周知の如く現像剤14の材料
と帯電部材22の材料との摩擦帯電系列における
相互関係によつて規定される。帯電部材22は、
現像剤14を摩擦帯電せしめることに加えて、現
像剤保持部材4の表面に保持されて現像域16に
運ばれる現像剤14の層の厚さを所要の値に規制
する所謂穂長設定作用も遂行する。
而して、上述した如く、重量割合で10%以上の
シリコンゴムを含有する材料の如き柔軟で且つ復
元性に優れた材料によつて現像剤保持部材4の表
面層を形成する場合、この表面層の硬度を上述し
た通りの充分に低い範囲、即ちJIS規格K−2808
による測定法で15度乃至60度の硬度にすると、一
般に、表面層の比抵抗が1013Ω−cm以上の相当高
い値になる。そして、現像剤保持部材4の表面層
の比抵抗が1013Ω−cm以上の相当高い値の場合に
は、既に上述した如く、(イ)帯電部材22の自由縁
22aの作用によつて現像剤(トナー粒子)14
を充分に摩擦帯電せしめることが比較的困難にな
る、(ロ)現像域16で現像された画像に望ましくな
いエツジ効果が発生する、等の問題乃至欠点が発
生する傾向がある。しかしながら、本考案者等が
遂行した実験及びその分析によれば、現像剤保持
部材4の表面に保持される現像剤14の層の厚さ
を、帯電部材22の自由縁22aによる所謂穂長
設定作用によつて、10乃至50μ、特に25乃至35
μ、程度の充分に薄いものにせしめれば、上記(イ)
及び(ロ)の通りの問題乃至欠点の発生を確実に回避
せしめることができることが判明した。
而して、現像剤保持部材4の表面に保持される
現像剤14の層の厚さを上述した通りの著しく薄
いものにするためには、帯電部材22を、第1図
に実線する如く、少なくともその先端部が現像剤
保持部材4の表面の法線(更に詳しくは、帯電部
材22の自由縁22aが圧接する位置における現
像剤保持部材4の表面の法線)に対して現像剤保
持部材4の表面の矢印8で示す移動方向に見て下
流側に0度乃至90度、好ましくは10度乃至60度の
角度αをなして延びるように配設することが重要
である。加えて、帯電部材22の自由縁22aを
80乃至500g/cm、特に100乃至300g/cm、の押圧
力で現像剤保持部材4の表面に圧接せしめること
が重要である。帯電部材22の自由縁22aによ
る所謂穂長設定作用を充分に強化するために、自
由縁22aは、第1図に明確に図示する如く、鋭
いナイフエツジ状に形成されているのが好まし
い。
次に、現像剤容器6の開口12の、現像剤保持
部材4の表面の矢印8で示す移動方向に見て上流
側に位置する上流縁26の構成について説明する
と、上記特願昭55−29629号の明細書及び図面に
開示されている静電潜像現像装置のそれと同様
に、上流縁26は、現像剤保持部材4の表面の移
動径路の最上位部、図示の具体例においては番号
28で示す部分よりも、現像剤保持部材4の表面
の移動方向に見て下流側で現像剤保持部材4の表
面に近接乃至接触するように位置付けられている
ことが好ましい。かような上流縁26は、現像剤
容器6の開口12の上流部を規定する適宜の部材
の自由端によつて規定することができるが、第1
図に明確に図示する如く、現像剤保持部材4の表
面の移動径路の最上位部28を通る水平線に対し
て、0度<β<90度、特に10度≦β≦50度、の角
度βをなして下方に且つ現像剤保持部材4の表面
の移動方向に見て下流に傾斜して延びる部片30
の自由端によつて上記上流縁26を規定するのが
好都合である。
現像剤容器6の開口12の上流縁26が上述し
た通りに構成されている場合には、上流縁26の
上流側にて現像剤保持部材4の表面から現像剤1
4が剥離されても、かかる剥離現像剤14は、そ
の重量によつて下方へ、従つて現像剤保持部材4
の表面に沿つて矢印8で示すその移動方向に見て
下流側に、現像剤容器6内に向つて移動し現像剤
容器6内に回収される。従つて、上流縁26の上
流側にて現像剤保持部材4の表面から剥離された
現像剤14が周囲に浮遊し飛散することはない。
上流縁26が上記の通りに傾斜して延びる部片3
0の自由端によつて規定されている場合には、上
流縁26の上流側にて現像剤保持部材4の表面か
ら剥離された現像剤14は、上記部片30の下面
によつて案内されて、矢印8で示す方向に移動す
る現像剤保持部材4の表面と共に移動し、一層確
実に現像剤容器6内に回収される。尚、上流縁2
6が現像剤保持部材4の表面に著しく近接又は接
触せしめられている場合には、現像剤保持部材4
の表面と共に移動する現像剤14の存在によつ
て、現像剤保持部材4の表面が弾性的に幾分凹状
になり或いは上記部片30が弾性的に撓み、これ
によつて現像剤14が現像剤容器6内に入り込
む。
自由端が上記上流縁26を規定する部片30
は、現像剤容器6の本体24と一体に形成するこ
ともできるし、或いは図示の具体例の如く本体2
4とは別個の部材から形成しその一端(即ち上
端)を本体24に連結することもできるが、現像
剤14の比抵抗よりも小さい比抵抗を有する比較
的導電性の材料から形成し、直接的に又は適宜の
バイアス電圧源(図示していない)を介して接地
するのが好ましい。かくすると、静電潜像形成部
材18の表面からの電荷移動或いは静電潜像形成
部材18の表面との摩擦による摩擦帯電等に起因
して、現像域16における現像の後に現像剤保持
部材4の表面に残留する現像剤14又は現像剤保
持部材4の表面自体が異常帯電せしめられるとい
う望ましくない現象が発生しても、異常に帯電し
た電荷を部片30を通して接地へリークせしめる
ことができる。
次に、上記特願昭55−29629号の明細書及び図
面に開示されている静電潜像現像装置に用いられ
ている剥離部材と実質的に同一の構成でよい剥離
部材32について説明すると、剥離部材32は、
第1図に明確に図示する如く、現像剤容器6内に
配設され、自由端が開口12内の領域、好ましく
は現像剤保持部材4の表面の移動方向において開
口12の中間部にて現像剤保持部材4の表面に当
接せしめられる多数の細線を有する所謂ブラシか
ら構成されているのが好適である。或いはこれに
代えて、開口12内の所要の位置にて自由端が現
像剤保持部材4の表面に当接せしめられるブレー
ド片から剥離部材32を好適に構成することもで
きる。
上記の通りの剥離部材32が配設されている場
合には、現像域16での現像の際に静電潜像形成
部材18の表面に付着されることなく現像の後に
現像剤保持部材4の表面に残留する現像剤14
は、現像剤容器6内において剥離部材32の剥離
作用により現像剤保持部材4の表面から確実に剥
離され、現像剤容器6内の他の現像剤14に混入
せしめられる。それ故に、次の現像の際には、矢
印8で示す現像剤保持部材4の表面の移動方向に
見て剥離部材32の下流側において、全く新たに
現像剤容器6内の現像剤14が現像剤保持部材4
の表面に付着保持され、そして新たに保持された
現像剤14が帯電部材22の作用によつて摩擦帯
電され、現像域16に運ばれる。かように、現像
を遂行する毎に、現像剤14が全く新たに現像剤
保持部材4の表面に保持され、帯電され、そして
現像域16に運ばれるようにせしめると、現像域
16での現像の後に現像剤保持部材4の表面に残
留する現像剤14が剥離されることなく残留し続
けることに起因して現像を繰返し遂行するうちに
現像が不均一なものになり、現像された画像(ト
ナー像)に現像斑が生成されるという望ましくな
い現象の発生を防止することができる。
尚、現像剤容器6内ではなくて、矢印8で示す
現像剤保持部材4の表面の移動方向に見て現像域
16よりも下流で現像剤容器6の開口12の上流
縁26よりも上流の位置に剥離部材32を配置す
ることも考えられるが、かくすると剥離部材32
の作用によつて現像剤保持部材4の表面から剥離
された現像剤14が周囲に飛散するという問題が
発生する。それ故に、剥離部材32は、現像剤容
器6内に配設して開口12内の領域で現像剤保持
部材4の表面に作用するように構成し、かくする
ことによつて、剥離部材32の作用によつて現像
剤保持部材4の表面から剥離された現像剤14が
周囲に飛散することなく確実に現像剤容器6内に
保持されるようになすことが好ましい。
剥離部材32として好都合に用いることができ
るブラシ又はブレード片は、好ましくは弾性を有
する適宜の材料から形成することができるが、現
像剤14の比抵抗よりも小さい比抵抗を有する比
較的導電性の材料から形成し、直接的に又は適宜
のバイアス電圧源(図示していない)を介して接
地するのが望ましい。かくすると、現像剤容器6
の開口12の上流縁26を規定している上記部片
30に関連して既に言及した如き原因によつて、
現像域16における現像の後に現像剤保持部材4
の表面に残留する現像剤14又は現像剤保持部材
4の表面自体に異常帯電が発生しても、異常に帯
電した電荷を剥離部材32を通して接地へリーク
せしめることができる。異常に帯電した電荷を容
易且つ充分に接地にリークせしめるためには、上
記部片30と剥離部材32といずれか一方ではな
くて双方を比較的導電性の材料から形成して接地
することが望ましい。
而して、ブラシ又はブレード片から構成するこ
とができる剥離部材32の自由端が、現像剤保持
部材4の表面に対して軸線方向(即ち第1図にお
いて紙面に垂直な方向)全幅に渡つて均一に接触
し均一な作用を遂行するようにせしめるには、現
像剤保持部材4の表面と共に剥離部材32を著し
く精密に作製し且つ位置付けることが必要である
が、実際上かようにせしめることは不可能ではな
いにしても極めて困難であり、そしてまたかよう
にせしめることができたとしても現像を繰返すう
ちに現像剤保持部材4の表面に対する剥離部材3
2の作用が不均一になつてしまう。かかる点に鑑
み、例えば図示の具体例の如く現像剤保持部材4
がローラ10から構成されている場合にはこのロ
ーラ10を矢印8の方向に回転せしめると共にそ
の回転中心軸線の方向に所定の範囲に渡つて往復
動せしめることが好ましい。かくすると、現像剤
保持部材4の表面に対する剥離部材32の作用を
平均化し充分均一なものにすることができる。現
像剤保持部材4を軸線方向に往復動せしめること
に代えて、剥離部材32の方を軸線方向に往復動
せしめることもできるが、現像剤保持部材4を軸
線方向に往復動せしめると、現像域16における
現像作用も軸線方向に平均化させ著しく均一な現
像を達成することができる故に、特に問題を生じ
せしめることなく適宜の駆動手段(図示していな
い)によつて現像剤保持部材4を軸線方向に往復
動せしめることができる限り、現像剤保持部材4
の方を軸線方向に往復動せしめるのが好ましい。
勿論、所望ならば、現像剤保持部材4と剥離部材
32の双方を、相互に同期しないように夫々別個
に軸線方向に往復動せしめることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された静電潜像
現像装置の一具体例を示す簡略断面図。 2……静電潜像現像装置、4……現像剤保持部
材、6……現像剤容器、12……現像剤容器の開
口、14……現像剤、22……帯電部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 無端状の移動径路を通して移動せしめられる
    表面を有する現像剤保持部材と、電荷を保持す
    ることができるトナー粒子のみから成る一成分
    系現像剤を収容し、かかる現像剤を該移動径路
    の一部に面した部位に形成されている開口を通
    して該現像剤保持部材の表面に供給する現像剤
    容器とを具備し、該現像剤容器の該開口の、該
    現像剤保持部材の表面の移動方向に見て下流縁
    には、少なくとも一部が弾性を有する材料から
    形成され且つ自由縁が該現像剤保持部材の表面
    に圧接せしめられる帯電部材が配設されている
    型の静電潜像現像装置において; 該現像剤保持部材の少なくとも100μの厚さ
    の表面層は、JIS規格K−2808による測定法で
    15度乃至60度の硬度を有し、 該帯電部材の少なくとも先端部は、該現像剤
    保持部材の表面の法線に対して該現像剤保持部
    材の表面の移動方向に見て下流側に0度乃至90
    度の角度αをなして延びており、且つ該帯電部
    材の自由縁は、80乃至500g/cmの押圧力で該
    現像剤保持部材の表面に圧接せしめられてお
    り、かくして該現像剤保持部材の表面に保持さ
    れる現像剤の層厚さは、該帯電部材の自由縁の
    作用によつて10乃至50μに制限される、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。 2 該角度αは10度乃至60度である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の静電潜像現像装置。 3 該帯電部材の自由縁は鋭いナイフ状にせしめ
    られている実用新案登録請求の範囲第1項又は
    第2項記載の静電潜像現像装置。 4 該押圧力は100乃至300g/cmである実用新案
    登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の静電潜像現像装置。 5 現像剤の該層厚さは25乃至35μである実用新
    案登録請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
    に記載の静電潜像現像装置。 6 該現像剤保持部材の少なくとも100μの厚さ
    の表面層は、1013Ω−cm以上の比抵抗を有する
    実用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれかに記載の静電潜像現像装置。
JP7799880U 1980-03-08 1980-06-06 Expired JPS6235097Y2 (ja)

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JP7799880U JPS6235097Y2 (ja) 1980-06-06 1980-06-06
US06/239,950 US4410259A (en) 1980-03-08 1981-03-03 Apparatus for developing latent electrostatic image
NLAANVRAGE8101098,A NL186982C (nl) 1980-03-08 1981-03-06 Inrichting voor het ontwikkelen van latente elektrostatische beelden.
GB8107037A GB2070982B (en) 1980-03-08 1981-03-06 Apparatus for developing latent electrostatic images
IT8120202A IT1138990B (it) 1980-03-08 1981-03-06 Apparecchiatura per sviluppare immagini elettrostatiche latenti
FR8104520A FR2477734B1 (fr) 1980-03-08 1981-03-06 Appareil pour developper une image electrostatique latente
DE3109214A DE3109214C2 (de) 1980-03-08 1981-03-07 Gerät zur Entwicklung eines latenten elekrostatischen Bildes
NL8902012A NL8902012A (nl) 1980-03-08 1989-08-04 Inrichting voor het ontwikkelen van latente elektrostatische beelden.
NL8902014A NL8902014A (nl) 1980-03-08 1989-08-04 Inrichting voor het ontwikkelen van latente elektrostatische beelden.
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