JPH04123261U - アノードバスケツト - Google Patents

アノードバスケツト

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JPH04123261U
JPH04123261U JP3654891U JP3654891U JPH04123261U JP H04123261 U JPH04123261 U JP H04123261U JP 3654891 U JP3654891 U JP 3654891U JP 3654891 U JP3654891 U JP 3654891U JP H04123261 U JPH04123261 U JP H04123261U
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JP
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plating
basket
plated
anode basket
anode
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JP3654891U
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English (en)
Inventor
邦夫 棚岡
Original Assignee
株式会社アスカエンジニアリング
株式会社昭和鉛鉄
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 めっき地金の塊材を保持した状態で、めっき
浴の浴上または浴中に差し渡した給電ブスバーに掛止し
て使用に供されるアノードバスケットにおいて、該バス
ケットのめっき浴浸漬部分の少なくとも一部を、その使
用状態で縦方向に湾曲した凸型形状とする。 【効果】 被めっき材が広大または長大なものであって
も、コストの上昇や処理時間の増加を招く不利なしに、
従来に比べてめっきむらを格段に軽減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、アノードバスケットに関し、とくに電気めっき処理におけるめっ きむらの発生を効果的に防止しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
電気めっきは、めっき浴中に浸漬させた被めっき材に対し、適当な距離を隔て てアノードを配置し、両者間に電流を流すことによって被めっき材の表面に金属 皮膜を被成する技術であり、従来から種々の用途に利用されている。
【0003】 しかしながらかような電気めっきにおいて、プリント配線基板等をめっき処理 する場合のように、被めっき材の面積が比較的広い場合にはめっきむらの発生が 避けられない。 このめっきむらの原因としては、第1に極間距離の不均一が考えられる。すな わち従来の吊り下げ式の垂直電極とくに浴中浸漬式の場合には、電極面を被処理 材に平行すなわち鉛直に保持することが難しく、下方に行くほど極間距離が拡が る傾向にある。また第2に、陰極側で、被めっき材の治具等を含め上下の長さが 大きい場合における電流ドロップが考えられる。たとえば給電ブスバーと電極と の通電を、空気中で行い、かつ電極としてチタン等の高耐食性金属を用いた場合 には、空気中での電気抵抗値が大きいことから一層の電流ドロップが生じる。
【0004】 上記のようなめっきむらは、作業性および製品の品質に及ぼす悪影響が殊の外 大きい。たとえばプリント配線基板の電気めっきにおいて、要求される銅めっき の厚みは 20 μm 以上であるが、電着の均一性が悪いと基板表面の膜厚がより厚 くなる結果、ファイナルエッチングにおいてエッチング残りやサイドエッチング の増加を招く。
【0005】 ここに通常のエッジ効果に基づく、被めっき材のエッジ部における厚めっきに ついては、マスクやダミーバーを配置することによって解決することができるけ れども、上述したような中央域の薄めっきや電極の電圧降下に起因しためっき付 着量の減少については、適切な解決策がないのが現状である。 もっとも被めっき材と電極との間の極間距離を大きくとれば電流分布の不均一 に起因した上記のような問題は解決できるけれども、その場合には多大の電気量 ならびに設備スペースを必要とする不利が生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記の問題を有利に解決するもので、被めっき材と電極との間の 極間距離を従来以上に拡げることなく、また処理面積が広い場合や縦長の場合で あってもめっきむらを招くことなく、均一めっきを実現できるアノードバスケッ トを提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの考案の要旨構成は次のとおりである。 1)めっき地金の塊材を保持した状態で、めっき浴の浴上または浴中に差し渡し た給電ブスバーに掛止して使用に供されるアノードバスケットであって、該バ スケットのめっき浴浸漬部分の少なくとも一部が、その使用状態で縦方向に湾 曲した凸型形状になるアノードバスケット(第1考案)。 2)第1考案において、掛止通電部を含むバスケット全体が高耐食性金属単体か らなるアノードバスケット(第2考案)。 3)第1考案において、少なくとも掛止通電部が高耐食性金属板のクラッド材か らなるアノードバスケット(第3考案)。 4)第1,第2または第3考案において、バスケットの下部に、該バスケットの 使用状態における傾斜量調整治具をそなえてなるアノードバスケット(第4考 案)。
【0008】 以下、この考案を図面に従って具体的に説明する。 図1に、この考案に従うアノードバスケットの好適例を示す。なおこの例は、 掛止通電部がめっき液中浸漬式になるものである。 図中、番号1が水中バーへの掛止部、2がバスケット構造になるめっき地金の 保持部であり、この例では保持部の下方約2/3が円弧状に湾曲した凸型形状に なっている。また3はめっき用地金の投入ホッパー、4は傾斜防止用の金具であ り、5がバスケットの傾斜量調整用の治具、そして6がスラッジ受けボックスで ある。この例で保持部の湾曲部は、被めっき材の相対する前面がラス構造2-1、 一方背面は強度維持の面から板材2-2で構成されている。なお2-3は、ラス2-1 と板材2-2とを接合するリブである。
【0009】 さて従来の直線型のバスケットを用いた場合には、図2に示すように、エッジ 部でのめっき付着量が多く、他方被めっき面の中央部におけるめっき付着量は少 なくなる傾向にあった。 そこでこの考案では、かかる薄めっき部のめっき付着量を補償すべく、保持部 の中央域を湾曲させ、被めっき板との極間距離を短くすることによって電流密度 の増大を図ったのであり、めっき地金の保持部形状をこのような凸型形状とする ことにより、図3に示すように、被めっき面中央部においても均一なめっき厚み が得られるのである。
【0010】 ここにバスケット前面の突出長さlは、実際の地金電極面の長さLに対して、 1/30×L≦l≦ 1/6×L、好ましくは1/25×L≦l≦1/10×Lの範囲とするのが 望ましい。というのは突出長さlが1/30×Lに満たないと、この考案で所期した ほどのめっき均一性が得難く、一方 1/6×Lを超えると突出部の対向面が必要以 上に厚めっきとなるからである。 ちなみに実際の地金電極面の長さLが 600 mm の場合におけるバスケット前面 の適正突出長さlは、18〜100 mm(好適範囲:24〜60mm)である。
【0011】 またバスケット前面の湾曲形状は、被めっき板の寸法、形状に応じて、適切な 形状に形成するわけであるが、めっき処理条件や被めっき板の寸法、形状が変更 した場合に、この湾曲形状が最適状態からずれる場合がある。 この点を解決するためには、バスケットの下部に、バスケットの傾斜量調整治 具5を取り付けることが好ましく、必要に応じ、この治具5を矢印方向に進退移 動させることにより、とくに中央部および下部についてめっき量分布を微調整す ることができる。
【0012】 さらにめっき処理の進行に伴って、陽極側にはスラッジが生成し、このスラッ ジはめっき処理に悪影響を及ぼす。 従ってかかるスラッジの悪影響を回避するために、電極の底部にスラッジ受け ボックス6を設置することが好ましい。
【0013】 なお実際のめっき処理に際しては、図4に示すように、被めっき材7に対向さ せて、複数の電極を適当な間隔をおいて通電ブスバーに掛止させた状態で実施す る。 かくして、従来、広大または縦長の被めっき板をめっき処理する場合にめっき 不足が懸念された、被めっき板の中央域ならびに下部についても、所望の電流密 度が得られ、めっきむらが効果的に解消されるのである。
【0014】 次に図5、図6および図7に、他の好適例を示す。 図5は、主に被めっき材の中央域のめっき不足を補償するもので、湾曲形状が 円弧状ではなく、台形になっている。また図6は湾曲面の曲率を下方に行くほど 大きくして、とくに被めっき面下方におけるめっき付着量を補償しようとするも のである。さらに図7に示したバスケットは、保持部の形状は前傾図1に示した 同じ円弧状であるが、接触構造が空中式になるものである。
【0015】
【作用】
この考案において、高耐食性金属としては、チタン、タンタル、ニオブ、ジル コニウム、さらにはハステロイなどが有利に適合する。 そしてバスケット全体を、かかる高耐食性金属単味で構成しても、また高耐食 性金属薄板を被覆材とするクラッド材で構成しても良い。 ここにクラッド材を利用する場合には、必ずしもバスケット全体をクラッド材 で構成する必要はないけれども、少なくとも掛止通電部についてはクラッド材と する必要がある。なおかような高耐食性金属薄板の被覆法としては、シームクラ ッド溶接法がとりわけ有利に適合する。 その他この考案には、通電手段をそなえる樹脂製のバスケットも含まれる。
【0016】 またバスケットの素材としては、網目(ラス)、角材、丸棒、パンチング板( 孔空き板)などが有利に適合するが、とくにめっき金属イオンの流動性確保の観 点からはメッシュとするのが好ましい。なおバスケットの裏面側については、強 度確保の観点から通常の板材を用いることが有利である。
【0017】
【実施例】
(実施例1) アノードバスケットとして図1に示したバスケットを用い、まためっき装置と して図4に示した装置を用い、下記の条件下に、縦:600 mm, 横:1600mmの被処 理板に対して銅めっきを施した。 1)バスケット ・材質:チタン(前面ラス) ・寸法:60mmφ×600 H 2)めっき地金…Cu 3)めっき浴組成 ・硫酸銅:45〜100 g/l ・硫酸 :160 〜210 g/l ・塩素イオン:20〜80 mg/l 4)浴温:50〜60℃ 5)電流密度:1〜4 A/dm2 6)撹拌処理:空気撹拌( 0.3〜0.6 m3/m2 ) 7)目標めっき厚:30μm
【0018】 処理後のめっき面のめっき付着状況について調べた結果を図8(a) に示す。 また同図(b) には従来の直線型アノードバスケットを用いてめっき処理を行っ た場合のめっき付着状況についての調査結果を比較して示す。 図8(b) から明らかなように、従来バスケットを用いた場合には、めっき面の 上部と中央部および下部とではめっき付着量が大きく異なり、とくにめっき面の 上部と中央部とではめっき厚に10μm 以上の差が生じていた。 これに対し、この考案に従うアノードバスケットを用いた場合には、めっきむ らが格段に軽減され、めっき面の上部と中央部とのめっき厚差は約3μm に軽減 された。
【0019】 (実施例2) アノードバスケットとして図5に示したバスケットを用い、まためっき装置と して同じく図4に示した装置を用い、下記の条件下に、縦:600 mm, 横:1600mm の被処理板に対して半田めっきを施した。 1)バスケット ・材質:ハステロイ(前面ラス) ・寸法:60mmφ×600 H 2)めっき地金…Sn:65%, Pb:35% 3)めっき浴組成 ・金属錫(45%):18 g/l ・金属鉛(45%):9 g/l ・ほうふっ化水素酸:200 mg/l ・光沢剤 プルティンLAコンダクティビティソルト:20 g/l プルティンLAスターター:40 ml/l 4)浴温:15〜28℃ 5)電流密度:0.5 〜5 A/dm2 6)目標めっき厚:7μm
【0020】 処理後のめっき面のめっき付着状況について調べた結果を図9(a) に、また従 来の直線型アノードバスケットを用いてめっき処理を行った場合のめっき付着状 況についての調査結果を同図(b) に示す。 図9(b) から明らかなように、従来バスケットを用いた場合には、めっき面の 上部と中央部および下部とではめっき付着量が大きく異なり、とくにめっき面の 上部と中央部とではめっき厚に2μm 以上の差が生じていた。 これに対し、この考案に従うアノードバスケットを用いた場合には、めっきむ らが格段に軽減され、めっき面の上部と中央部とのめっき厚差は約 0.3μm に軽 減された。
【0021】
【考案の効果】
かくしてこの考案よれば、被めっき材が広大または長大なものであっても、コ ストの上昇や処理時間の増加を招く不利なしに、従来に比べてめっきむらを格段 に軽減でき、均一めっきを安定して実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に従う好適アノードバスケットを示し
た図である。
【図2】従来の直線型の電極を用いた場合のめっき状況
を示した図である。
【図3】この考案に従うアノードバスケットを用いた場
合のめっき状況を示した図である。
【図4】この考案に従うアノードバスケットを組込んだ
電気めっき装置の模式図である。
【図5】この考案に従うアノードバスケットの他の好適
例を示した図である。
【図6】この考案に従うアノードバスケットの他の好適
例を示した図である。
【図7】この考案に従うアノードバスケットの他の好適
例を示した図である。
【図8】(a)は、この考案に従うアノードバスケット
を用いて銅めっき処理を行った場合のめっき付着状況を
示した図である。 (b)は、従来の直線型アノードバスケットを用いて銅
めっき処理を行った場合のめっき付着状況を示した図で
ある。
【図9】(a)は、この考案に従うアノードバスケット
を用いて半田めっき処理を行った場合のめっき付着状況
を示した図である。 (b)は、従来の直線型アノードバスケットを用いて半
田めっき処理を行った場合のめっき付着状況を示した図
である。
【符号の説明】
1 掛止部 2 めっき地金の保持部 2-1 ラス構造 2-2 板材 2-3 リブ 3 投入ホッパー 4 傾斜防止用の金具 5 傾斜量調整用の治具 6 スラッジ受けボックス 7 被めっき材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき地金の塊材を保持した状態で、め
    っき浴の浴上または浴中に差し渡した給電ブスバーに掛
    止して使用に供されるアノードバスケットであって、該
    バスケットのめっき浴浸漬部分の少なくとも一部が、そ
    の使用状態で縦方向に湾曲した凸型形状になることを特
    徴とするアノードバスケット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、掛止通電部を含むバ
    スケット全体が高耐食性金属単体からなるアノードバス
    ケット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、少なくとも掛止通電
    部が高耐食性金属板のクラッド材からなるアノードバス
    ケット。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、バスケ
    ットの下部に、該バスケットの使用状態における傾斜量
    調整治具をそなえてなるアノードバスケット。
JP3654891U 1991-04-23 1991-04-23 アノードバスケツト Pending JPH04123261U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687691A (en) * 1979-12-17 1981-07-16 Nec Corp Method and apparatus for plating printed wiring board
JPS62188799A (ja) * 1986-02-14 1987-08-18 Nippon Kokan Kk <Nkk> 電気鍍金用電極
JPS6350880B2 (ja) * 1979-10-24 1988-10-12 Shinto Paint Co Ltd

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