JPH041253A - フッ素樹脂組成物 - Google Patents

フッ素樹脂組成物

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JPH041253A
JPH041253A JP10235790A JP10235790A JPH041253A JP H041253 A JPH041253 A JP H041253A JP 10235790 A JP10235790 A JP 10235790A JP 10235790 A JP10235790 A JP 10235790A JP H041253 A JPH041253 A JP H041253A
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ethylene
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fluoroolefin
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Tetsuaki Funamoto
船本 哲昭
Katsunori Kawamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は溶融成形性ならびに摺動特性の優れたフッ素樹
脂組成物を提供するものであり、摺動性を必要とするシ
ール材、軸受などの射出成形製品に応用できるフッ素樹
脂組成物に関する。
(従来の技術) フッ素樹脂はその優れた特性(耐熱性、耐薬品性、耐候
性など)のために幅広い分野で使用されているが、優れ
たすべり特性を応用した使用例も多い。従来かかる摺動
材の分野ではテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)
が最も優れた材料とされており、広く使われている。し
かしながらPTFEはその融点以上の温度においても溶
融粘度が高いため汎用の熱可塑性樹脂で用いられている
押出成形、射出成形などの溶融成形が適用できず、切削
加工により製品化しなければならないという欠点を有し
ている。
そのため、各種の熱可塑性樹脂にPTFEパウダー、グ
ラファイトなどの摺動性充填材を混合して、その摺動特
性を改良する方法が知られている。 (プラスチフクエ
ーシ 1986年4月号 P、162〜171)。
熱可塑性のフッ素樹脂に関しては、特公昭623432
4に本発明者らが開示している軟質フッ素樹脂にフッ化
ビニリデン樹脂ならびにPTFEを混合する方法で、摩
擦摩耗特性の良好な摺動材を得ることが特開昭62−1
95035に開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 熱可塑性のフッ素樹脂は一般に結晶性の高いものが多く
、非晶質の部分に入りやすいとされている充填材混合に
は不向きのものが多い。そこで、フッ素樹脂の耐薬品性
、耐油性などの特性をいかしなから押出、射出などの溶
融成形性にすぐれかつ摺動性の良好な材料を得るために
は、前記軟質フッ素樹脂のごとく、非晶質のポリマーと
結晶性のポリマーを組合せた樹脂を使う事が望ましい。
その意味では、特開昭62−195035に開示された
方法は有効なものであるが、軟質フッ素樹脂とPTFE
の混合樹脂の硬さと耐摩耗性を調整するためにフッ化ビ
ニリデン樹脂(PVDF)を使用しているため、耐熱性
が低いという問題点、線膨張係数が大きいという問題点
さらには成形時の収縮率が大きいという問題点があった
従来、使用されているPTFEのシール材はその融点が
327℃と高いのに対し、PVDFでは165〜175
℃と低く、融点以下でも一部の結晶の融解は始まるため
、実際にはさらに低温の温度までしか使用できないこと
がしられている。ままた本発明者らの測定では、特開昭
62−195035に開示されている組成物の線膨張係
数は25〜29XIQ−’an/cm H’cとPTF
Eの7〜12 X 110−5a/l・℃に比べて大き
くなっている。この性質は特に使用温度が上下する場合
に使用されるシール材において重要であり、シール材と
してはできるだけ低い数値が望ましい。一方、成形時の
収縮率に関しては射出成形の場合特に重要であるが、P
VDFの場合他の熱可塑性フッ素樹脂に比較して大きい
ことが知られている(1987年版プラスチック材料商
取引便覧)。
本発明はかかる軟質フッ素樹脂、PTFEおよびPVD
Fを混合して成る射出成形可能な摺動材の問題点を解決
するためになされたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは使用する軟質フッ素樹脂の種類と溶融流動
性をコントロールするために混合する結晶性フッ素樹脂
の種類について種々検討した結果本発明を完成させたも
ので、軟質フッ素樹脂としてすくなくとも一種以上の含
フッ素単量体を含む一種以上の単量体と、分子内に炭素
−炭素二重結合とペルオキシ結合を同時に有する単量体
(不飽和ペルオキシド)とを共重合せしめて、そのガラ
ス転移温度が室温以下である含フッ素共重合体(幹ポリ
マー)を製造し、この幹ポリマー100重量部に対して
エチレンとフルオロオレフィンの混合単量体を10〜8
0重量部グラフト共重合せしめた軟質フッ素樹脂(A)
を使用し、このグラフト共重合に用いたものと同じ組合
せのエチレン−フルオロオレフィン共重合体(B)なら
びに摺動性充填材(C)を混合することにより、耐熱性
、線膨張係数ならびに成形収縮率の改良された溶融成形
性に優れたフッ素樹脂摺動性材料が得られることを見出
したものである。
本発明において、使用する軟質フッ素樹脂の幹ポリマー
には、フッ素ゴムの組成を有する弾性共重合体が適して
おり、フッ化ビニリデン(VDF)とへキサフルオロプ
ロペン(HFP)の二元系、VDFとRFPとテトラフ
ルオロエチレン(TFE)の三元系およびVDFとクロ
ロトリフルオロエチレン(CTFE)の二元系などの単
量体組成が例示できる。また幹ポリマー製造時に用いる
不飽和ペルオキシドとしては、t−ブチルペルオキシメ
タクリレート、t−ブチルペルオキシクロトネートなど
の不飽和ペルオキシエステル類およびt−ブチルペルオ
キシアリルカーボネート、p−メンタンペルオキシアリ
ルカーボネートなどの不飽和ペルオキシカーボネート類
が例示できる。
さらにこの幹ポリマーにグラフト重合する結晶性フッ素
樹脂としてはエチレンとフルオロオレフィンの共重合体
が適しており、エチレンと共重合してその融点が200
℃以上の共重合体をあたえるフルオロオレフィンとして
はクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロイソブチン、およびジクロロジフロ
ロエチレン等が例示される。
また本発明におけるエチレン−フルオロオレフィン共重
合体には、第3モノマーを0.1〜10モル%添加した
三元共重合体を含むことができる。かかる第3モノマー
としては、フッ素系モノマー、例えばフン化ビニル、フ
ッ化ビニリデン、三フッ化エチレン、四フッ化エチレン
、六フッ化プロピレン、ヘキサフルオロイソブチン、パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル、フッ化ブタジェン
および炭化水素系上ツマ−1例えばプロピレン、イソブ
チン、イソプレン、ブタジェン、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル、およびビニルエステルなどが例
示される。
本発明においては、軟質フッ素樹脂とエチレン共重合体
ならびに摺動性充填材の組合せで目的とする高融点、低
線膨張係数ならびに低成形収縮率の樹脂が得られるが、
その軟質フッ素樹脂(A)100重量部に対するエチレ
ン共重合体(B)の混合割合は目的とする製品の硬度な
らびに摺動性充填材の種類、添加量によって10〜10
00重量部、好ましくは30〜300重量部の間で選択
される。エチレン共重合体の混合量の多い方が硬度は高
くなり溶融成形時の粘度がより低くなるが、混合樹脂の
結晶性は増加し、充填材を多量混合した際より脆くなる
という現象を呈する。
かかる混合樹脂に対し混合する摺動性充填材としては、
PTFE粉末、カーボンブラック、黒鉛および銅、青銅
、タングステンなどの金属粉、フェノール樹脂など一般
的に摺動性充填材として知られているものが使用できる
軟質フッ素樹脂(A)とエチレン共重合体(B)の混合
樹脂の100重量部に対し、混合する摺動性充填材(C
)の量としては、1〜150重量部、好ましくは10〜
100重量部が適している。この範囲以下の場合には充
填材の効果が発現しないし、この範囲を越えて充填した
場合には最終的に得られる混合樹脂の溶融粘度が増大し
目的とする射出成形等の成形性が損われる。
以下に実施例および比較例を示して本発明を詳述するが
これらによって限定されるものではない。
実施例1〜実施例5 1〜1軟質フッ素樹脂(I)の製造 300iステンレス製オートクレーブに純水120kg
、過硫酸カリウム0.4kg、パーフルオロオクタン酸
アンモニウムo、oskg、リン酸2水素カリウムo、
s kgおよびフロンR113によって5%に希釈した
t−ブチルペルオキシアリルカーボネート0.2kgを
加え排気および窒素置換を繰り返した後、ぶつ化ビニリ
デン15kgおよびクロロトリフルオロエチレン12.
2kgヲ各々6回分割して仕込み、攪拌しながら10〜
131g/cd050℃で10時間重合を行った。
生成物として、固形分濃度16.5重量%のラテックス
147.5kgが得られた。
3001ステンレス製オートクレーブにこのラテックス
136.7kg (固形分22.56kg) 、純水4
5.5kg、パーフルオロオクタン酸アンモニウム0.
05kgを加え、排気および窒素置換を繰り返した後、
5%亜硫酸ソーダ水溶液11を加え、クロロトリフルオ
ロエチレン15.4kgおよびエチレン3.7 kgを
各々3回分割して仕込み、攪拌しながら3〜12kg/
cd G、40℃で16時間重合を行った。
生成物として、スラリーが得られた。このスラリーを遠
心分離機により濾過し、含水重合体を80℃で2日間乾
燥した。重合体〔軟質フッ素樹脂(I)〕の収量は35
.7kg、重合体中のECTFE含量は36.8重量%
であった。
元素分析の結果、重合体のECTFEのクロロトリフル
オロエチレンとエチレンのモル組成比は53 : 47
であった。またDSCによる融点は223℃、X線回折
により2θで18.1゜に明瞭なピークを示した。
1〜2混合 軟質フッ素樹脂(I)パウダーおよびエチレン−クロロ
トリフルオロエチレン共重合体(ECTFE樹脂)(商
品名:ヘイマー、米国アウジモント社製品、グレード3
00番、クロロトリフルオロエチレンとエチレンが1:
1モル比の共重合体、Ml値5 kg/10m1n 2
75℃、2.16kg、融点241℃)のパウダーなら
びに摺動性充填材を第1表の実施例1〜5に示す重量比
率で混合した。混合には用田製作所■製201スーパー
ミキサー(2011容量)を用い11000rpの回転
数で5分間混合した。
1〜3混合樹脂のベレット製造 1〜2で得られた混合樹脂パウダーを使用し田辺プラス
チック■製30w口径の押出機を通すことによりベレッ
ト形状のものを得た。ベレットの製造はストランドカッ
ト法で行ない押出機の運転条件は押出温度230〜25
0℃、回転数30rp−で実施した。
1〜4ペレツトの溶融特性の測定 1〜3で得られたベレットの溶融成形性を評価するため
に高滓製作所■製高化式フローテスタCF T−500
を用い270℃、100kgfの条件でベレットのフロ
ー値(N1/秒)を測定した。
1〜5物性測定用平板の作成ならびに成形収縮率の測定 東芝機械■製射出成形機lS−75Eを用い、1〜3で
得られたベレットを使用して2mm厚、100 X 1
30日平板形状の成形品を製造した。
射出温度は250〜270℃、射出圧力は700〜10
0100O/dの運転条件で行なった。この際、得られ
た成形品の寸法測定から流れ方向及びこれと直角方向の
成形収縮率を測定した。
1〜6摩擦係数の測定 1〜5で得られた平板形状の成形品から40Ilφの円
板を打抜きこの円板と鉄(345C)  との摩擦係数
を■オリエンチック製摩擦試験機EFM−III−EN
を用いて5 kgf/alの圧力、0.2m/秒の速度
で測定した。摩擦係数は測定開始後1時間後の値をとっ
た。
1〜7摩耗量の測定 1〜6の試験において120分経過後の試験片重量を測
定し、試験前の重量との差から摩耗量算出した。
1〜8溶融開始温度の測定 1〜5で得られた平板から約10■の薄片を削りとり、
示差走査熱量針(パーキンエルマー社製DSC−7)を
用いて融解ピークの立上り温度を測定した。
1〜9線膨張係数の測定 1〜5で得られた平板から1nX5nX15nの試験片
を削り出し熱機械分析装置TMA(真空理工■製T M
−7000)を用いて23℃〜100℃における平均線
膨張率を測定した。これら1〜4〜1〜9の測定結果を
第1表に示す。
比較例1 実施例1〜1で得られた軟質フッ素樹脂(1)の100
重量部にP V D F (Solvey社製5ole
f1008)80部ならびにPTFEパウダー(セント
ラル硝子■製セフラルルーブI)90部を実施例1〜2
と同様の方法で混合し、実施例1〜3に記載したと同様
の方法でベレット化を試みたが、溶融樹脂のストランド
の伸びが悪く、連続的なベレット製造は不可能であった
比較例2〜4 2−1軟質フッ素樹脂(II)の製造 (A)幹ポリマーの製造 301容量のステンレス製オートドクレーブに水15k
g、過硫酸カリウム30g1パーフロロオクタン酸アン
モニウム40gおよびtブチルペルオキシアリルカーボ
ネート30gを加え、排気後フッ化ビニリデン単量体3
.8靴、クロロトリフルオロエチレン単量体2.3−を
仕込み、攪拌しながら51℃の温度で19時間重合反応
を行ない、反応終了時に攪拌の回転数を上げることによ
ってポリマーを析出させ、パウダー状のポリマーを得た
水洗、乾燥後の収量は5.0 kgで、共重合体中のt
−プチルヘルオキシアリルカーボネートにもとづく活性
酸素量は、ヨウ素滴定法により、0.041%と測定さ
れた。
(B)グラフト共重合体の製造 上記の共重合反応で得られた幹ポリマー2,16kgと
フロンR11322,5kgを301容量のステンレス
製オートクレーブに仕込み排気後フッ化ビニリデンモノ
マー1.5kgG仕込み98℃で22時間グラフト重合
を行なった。
生成したポリマーを溶媒と分離後、水洗、乾燥し白色粉
末の軟質フッ素樹脂(II)3.36眩を得た。
この樹脂の融点(DSC測定における吸熱ピーク温度)
は167℃と測定された。
2−2ブレンド、成形および物性測定 2−1で得られた軟質フッ素樹脂およびPVD F (
Solvey社I 5olef100B) と摺動性充
填材を表1中の比較例2−4に示す重量比率で混合し、
実施例1〜3に記載したと同様の操作でベレットを製造
し、(成形温度は200〜220’C)、1〜4と同様
にフロー値の測定(測定温度220℃)、1〜5と同様
に平板状成形品の射出成形(成形温度220〜240℃
)ナラヒニl−6〜1〜1oニ記載した物性測定を実施
した。
得られた結果を第1表に示す。
第1表から判るように耐熱性(溶融開始温度)、成形収
縮率は大幅な改善が認められる。また、比較例3は比較
例2の改良を図ったもので摩擦、摩耗特性の向上が認め
られるが、実施例2と比較すると溶融開始温度、収縮率
、線膨張係数の面で劣る。
実施例、比較例とも、摩擦係数は、PVDF、ECTF
E単独より低く摩耗特性はPTFEより優れていること
が判る。
(発明の効果) 本発明で用いている軟質フッ素樹脂と、エチレン−フル
オロオレフィン共重合体ならびに摺動性充填材の混合に
より溶融成形性、摺動特性の優れたフッ素樹脂成形品を
得ることができる。
また本発明の係わるフッ素樹脂組成物は、従来知られて
いる溶融成形性に優れた摺動材料よりも、その耐熱性が
向上し成形時の収縮特性、温度変化による寸法安定性に
優れていることが明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)すくなくとも一種以上の含フッ素単量体を含む一種
    以上の単量体と、分子内に炭素−炭素二重結合とペルオ
    キシ結合を同時に有する単量体とを共重合せしめて、そ
    のガラス転移温度が室温以下である含フッ素共重合体(
    幹ポリマー)を製造し、この幹ポリマー100重量部に
    対してエチレンとフルオロオレフィンの混合単量体を1
    0〜80重量部グラフト共重合せしめた軟質フッ素樹脂
    (A)と、上記のエチレンとフルオロオレフィンの共重
    合体(B)および摺動性充填材(C)を混合してなる溶
    融成形性ならびに摺動性の優れたフッ素樹脂組成物。 2)(A)と(B)の混合比率が(A)の100重量部
    に対して(B)10〜1000重量部であり、かつ(A
    )と(B)の混合樹脂100重量部に対して摺動性充填
    材を1〜150重量部混合することを特徴とする請求項
    1記載のフッ素樹脂組成物。 3)エチレンとフルオロオレフィンの共重合体の融点が
    200℃以上であることを特徴とする請求項1記載のフ
    ッ素樹脂組成物。
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