JPH04125679U - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

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JPH04125679U
JPH04125679U JP3144191U JP3144191U JPH04125679U JP H04125679 U JPH04125679 U JP H04125679U JP 3144191 U JP3144191 U JP 3144191U JP 3144191 U JP3144191 U JP 3144191U JP H04125679 U JPH04125679 U JP H04125679U
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
crank chamber
chamber pressure
bleed passage
suction chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3144191U
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English (en)
Inventor
忠一 河村
由裕 藤澤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クランク室圧力と吸入室圧力との差圧の過大化
を防止して圧縮機の信頼性確保を図る。 【構成】クランク室2と吸入室10とを結ぶ抽気通路1
3に設けられて、該抽気通路13の開度を調整する弁手
段12によりクランク室圧力を調節し、これにより回転
斜板6の傾角と共に流体のボア8への取込み容積を可変
すべく構成した可変容量型圧縮機において、上記抽気通
路13にクランク室圧力と吸入室圧力との差圧が設定値
を超えたときのみ、該抽気通路13を別途開放する第2
の弁手段20を設けたことにより、低冷房負荷時にクラ
ンク室圧力と吸入室圧力との差圧の過大化が回避され、
容量可変要素に作用する過酷な集中負荷も未然に防止さ
れるので、圧縮機の信頼性が格段と向上される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として車両空調用に供して好適な可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の圧縮機として、特開昭63ー16177号公報に開示のものが知 られている。同圧縮機は図2に示すように、ハウジング1内に形成されたクラン ク室2と、クランク室2内の駆動軸3に連結されたロータ4と、ロータ4にヒン ジ機構5を介して支持された回転斜板6と、回転斜板6に沿って回転を拘束され た状態で取付られた揺動板7と、揺動板7の揺動によりボア8内で往復動する複 数のピストン9と、ボア8内に流体を供給する吸入室10と、圧縮された流体が 吐出される吐出室11と、クランク室2と吸入室10とを結ぶ抽気通路13に設 けられ、吸入室10の圧力を感知して抽気通路13の開度を調整する弁手段12 とを主要素として構成されている。そしてロータ4と回転斜板6とを結合するヒ ンジ機構5は、ロータ4側に長孔を設け、この長孔に回転斜板6側に装着された ピン部を挿嵌する形態となされており、長孔の長さの範囲内で回転斜板6が傾動 可能となるようロータ4に支持されている。
【0003】 このような構成によれば、以下のような作用を得ることができる。すなわち吸 入室圧力に応じた上記弁手段12の作動により抽気通路の開度を調整して、ボア 8内から漏出するブローバイガスによりクランク室圧力を随時変化させると、ピ ストン9の背面に加わる力と共に回転斜板6に作用するモーメントの均衡点も変 って、回転斜板6及び揺動板7の傾角が変化し、これがピストンストロークの変 動を伴ってボア8に取込まれる流体の容量が制御される。つまりこのような容量 可変機構によって吸入室圧力は予め設定された値となるように制御される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
さて、上述のごとき容量可変機構によれば、吸入室圧力の低下につれて弁手段 12は抽気通路13の開度を縮小するように作動し、クランク室圧力の上昇を促 して圧縮機の吐出容量を縮減すべく制御するが、極端な低熱負荷時にあっては、 上記弁手段12が抽気通路を完全に閉鎖し、これに伴って一層上昇したクランク 室圧力により圧縮機が最小容量状態に移行したにもかかわらず、吸入室圧力がな おも設定値より低下するといった事態が生じる。
【0005】 このようにして惹起されたクランク室圧力と吸入室圧力との差圧の拡大傾向が 、圧縮機の最小容量移行時点の差圧よりも0.5kgf/cm2 程度を超えてさ らに進行することになると、圧縮機の信頼性確保といった観点からきわめて不利 となる。すなわちクランク室圧力と吸入室圧力との差圧によって圧縮機に加わる 負荷は、力の均衡により揺動板7を支持するスラストワッシャ14部分に集中し 、負荷の過大化は場合によって同スラストワッシャ14の破損をもたらす虞れが ある。
【0006】 本考案は、上記クランク室圧力と吸入室圧力との差圧の過大化を防止して、圧 縮機の信頼性確保を図ることを解決すべき技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題解決のため、クランク室と、該クランク室内に延在し回転自 在に支承された駆動軸と、該駆動軸に固着されたロータと、該ロータに該駆動軸 に対する傾角が変化しうるようヒンジ機構を介して支持された回転斜板と、該回 転斜板の傾斜面に沿って回転を拘束された状態で取付られ、上記駆動軸の回転に 応じて揺動のみを許容された揺動板と、該揺動板に連結され該揺動板の揺動によ りそれぞれのボア内で往復動する複数のピストンと、上記ボア内へ流体を供給す る吸入室と、上記ボア内で圧縮された流体が吐出される吐出室と、上記クランク 室と上記吸入室とを結ぶ抽気通路に設けられ、該抽気通路の開度を調整する弁手 段とを含み、上記弁手段により上記クランク室内の圧力を調節し、上記回転斜板 の傾角を変えることにより上記流体のボアへの取込み容積を可変すべく構成した 可変容量型圧縮機において、上記抽気通路にクランク室圧力と吸入室圧力との差 圧が設定値を超えたときのみ、該抽気通路を別途開放する第2の弁手段を設けて なる新規な構成を採用している。
【0008】
【作用】
したがって、熱負荷の低下時には、吸入室圧力の低下に応動する弁手段が抽気 通路の開度を縮小させ、ブローバイガスの増蓄によりクランク室の昇圧を促して 圧縮機の吐出容量を縮減すべく制御する。そして、さらに熱負荷が低下すると抽 気通路は完全に閉鎖され、これに伴って一層上昇したクランク室圧力により、上 記吐出容量は最小状態にまで移行して吸入室圧力の保持に関与するが、吸入室圧 力がなおも設定値より低下する事態となれば、クランク室圧力との差圧はますま す増大して揺動板を支持するスラストワッシャ部分の集中負荷もより過大となる 。このとき予め開弁圧力が設定されている第2の弁手段は差圧が設定値を超える ことによって発動し、該抽気通路を別途開放してクランク室内の蓄留ガスを吸入 室へ逃出させる。つまり、かかるクランク室圧力の減圧調整によって過度的な差 圧の上昇は巧みに回避される。
【0009】
【実施例】
以下、図に基づいて本考案の実施例を具体的に説明する。なお、可変容量型圧 縮機の基本的な構成は従来ととくに変るところはないので、従来と実質的に同一 の構成要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。 図1において、シリンダブロックを兼ねるハウジング1には、クランク室2と 吸入室10とを結ぶ抽気通路13が設けられており、該抽気通路13には従来と 同様吸入室圧力に応動して抽気通路13の開度を調整する弁手段12が配設され ている。該弁手段12はスプリング又は所定圧力のガス体を封入したベローズ1 2aと、該ベローズ12aに結合されたニードル弁体12bとを備え、吸入室圧 力に対抗して該ベローズ12aが伸縮することにより、ニードル弁体12bを介 して抽気通路13の弁座13aを開閉制御しうるようになされている。
【0010】 そして該抽気通路13には本考案のもっとも特徴とする構成、すなわち吸入室 10と連通する迂回通路15が分岐されており、該迂回通路15には逆止弁形式 の第2の弁手段20が介装されている。該第2の弁手段20は弁座に着座して前 後の圧力差により吸入室10側へ向うガスの流れのみを許容する球状弁体21と 、サークリップ22及び座板23により支持されて該球状弁体21を弁座に向け て付勢する調圧ばね24とから構成されている。そしてクランク室圧力と吸入室 圧力との差圧と、該調圧ばね24との付勢力との均衡によって定まる球状弁体2 1の開弁圧力は、圧縮機を最小容量に維持するに十分な範囲内で、クランク室圧 力の上昇を極力抑えるべく、可及的に小さな差圧に対応する例えば2kgf/c m2 程度に設定される。
【0011】 なお、上述の実施例において、抽気通路13から分岐する形態で設けられてい る迂回通路15は、これを既存の抽気通路13と並列する独立した副抽気通路と して直接クランク室2に連通すべく形成してもによく、また、クランク室2の昇 圧手段として従来と同様ブローバイガスの流入に依存する形式のほか、例えば吐 出室11とクランク室2とを連通する絞り付給気通路を設けて、所要量の吐出冷 媒ガスを積極的にクランク室2へ供給する形式を採用することもできる。
【0012】 したがって、熱負荷の低下時には、吸入室圧力の低下に応動する弁手段12の ニードル弁体12bが抽気通路13の開度を縮小させ、ブローバイガスの増蓄又 は積極的な吐出冷媒ガスの供給により、クランク室2の昇圧を促して揺動板7の 傾角つまり圧縮機の吐出容量を縮減すべく制御する。そして、さらに熱負荷が低 下すると抽気通路13は上記ニードル弁体12bによって完全に閉鎖され、これ によって一層上昇したクランク室圧力により、上記吐出容量は最小状態にまで移 行して吸入室圧力の保持に関与する。しかし圧縮機が最小容量状態に移行したに もかかわらず、吸入室圧力がなおも設定値より低下するといった事態が生じると 、抽気通路13の閉鎖が解除されないままクランク室圧力は上昇を続け、クラン ク室圧力と吸入室圧力との差圧は極端な拡大傾向を示すことになる。このとき圧 縮機を最小容量に維持するに十分な範囲内で、極力小さな値の差圧と対応する開 弁圧力に設定された第2の弁手段20は、該差圧が設定値を超えた途端、調圧ば ね24が収縮を開始して球状弁体21を弁座から引離し、開放された迂回通路1 5を経由してクランク室2内の蓄留ガスを吸入室10へ逃出させる。勿論、これ によりクランク室圧力が低下して上記差圧が設定値にまで復元されれば、球状弁 体21は再び弁座に着座して迂回通路15を閉鎖し、容量制御に必要なクランク 室圧力を確保する。すなわち、かかるクランク室圧力の減圧調整によって過度的 な差圧の上昇は巧みに回避される。
【0013】
【考案の効果】
以上、詳述したように本考案は、クランク室と吸入室とを結ぶ抽気通路にクラ ンク室圧力と吐出室圧力との差圧が設定値を超えたときのみ、該抽気通路を別途 開放する第2の弁手段を設けたものであるから、低熱負荷時に、クランク室圧力 と吸入室圧力との差圧の過大化現象が回避され、これに基づいて揺動板を支持す るスラストワッシャ部分の過酷な集中負荷も未然に防止されるので、耐用度の良 化を通じて圧縮機の信頼性を格段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る圧縮機を示す断面図
【図2】従来の可変容量型圧縮機を示す断面図
【符号の説明】
1はハウジング、2はクランク室、3は駆動軸、6は回
転斜板、7は揺動板、9はピストン、10は吸入室、1
1は吐出室、12は弁手段、13は抽気通路、14はサ
ークリップ、15は迂回通路、20は第2の弁手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク室と、該クランク室内に延在し回
    転自在に支承された駆動軸と、該駆動軸に固着されたロ
    ータと、該ロータに該駆動軸に対する傾角が変化しうる
    ようヒンジ機構を介して支持された回転斜板と、該回転
    斜板の傾斜面に沿って回転を拘束された状態で取付ら
    れ、上記駆動軸の回転に応じて揺動のみ許容された揺動
    板と、該揺動板に連結され該揺動板の揺動によりそれぞ
    れのボア内で往復動する複数のピストンと、上記ボア内
    へ流体を供給する吸入室と、上記ボア内で圧縮された流
    体が吐出される吐出室と、上記クランク室と上記吸入室
    とを結ぶ抽気通路に設けられ、該抽気通路の開度を調整
    する弁手段とを含み、上記弁手段により上記クランク室
    内の圧力を調節し、上記回転斜板の傾角を変えることに
    より上記流体のボアへの取込み容積を可変すべく構成し
    た可変容量型圧縮機において、上記抽気通路にクランク
    室圧力と吸入室圧力との差圧が設定値を超えたときの
    み、該抽気通路を別途開放する第2の弁手段を設けてな
    る可変容量型圧縮機。
JP3144191U 1991-05-08 1991-05-08 可変容量型圧縮機 Pending JPH04125679U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6316177A (ja) * 1986-07-08 1988-01-23 Sanden Corp 容量可変型圧縮機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6316177A (ja) * 1986-07-08 1988-01-23 Sanden Corp 容量可変型圧縮機

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