JPH041272A - 着色水性樹脂分散体の製造法 - Google Patents

着色水性樹脂分散体の製造法

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JPH041272A
JPH041272A JP10171690A JP10171690A JPH041272A JP H041272 A JPH041272 A JP H041272A JP 10171690 A JP10171690 A JP 10171690A JP 10171690 A JP10171690 A JP 10171690A JP H041272 A JPH041272 A JP H041272A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染着性及び分散安定性の良好な着色水性樹脂分
散体の製造法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
水性樹脂分散体の着色は、主に樹脂分散体に顔料又は染
料を分散又は溶解することにより行なわれていた。しか
しながら、水性樹脂分散体への顔料等の添加は分散体の
不安定化の原因となり、乾燥後においてもその染料被膜
の耐水性、密着性、接着性、耐候性及び機械強度を低下
させる等の影響を及ぼしていた。
これらの問題を解決する方法としては、水性樹脂分散体
の樹脂部を着色する方法か注目されている。この樹脂部
の着色は、主に樹脂に顔料を添加後、着色水性樹脂分散
体とするか、あるいは顔料を分散させた単量体を重合さ
せて着色水性樹脂分散体とすることにより行なわれてお
り、実際にこの方法により着色した着色水性樹脂分散体
を応用した例も見られる(特開昭58−55356号公
報等)。
しかしながら、この様な方法によって得られた着色樹脂
は、その粒子内部に粗大な顔料を分散している構造を持
つため、色の濃度、鮮明性並びに粒子の粒径、形状の均
−性等に問題があった。
これらの問題を解決する方法として、樹脂粒子表面に予
め官能基を導入しておき、これに色素を反応させて染着
させる方法(特開昭62−184072号公報)がある
が、この方法によって得られた着色樹脂はその表面しか
着色されておらす、特に乾燥後あるいは溶着後の色の濃
度が低いという欠点を有していた。
また、重合可能な二重結合を有する色素をホモ重合、あ
るいはこの色素と、これと共重合し得る重合可能な二重
結合を有する単量体とを共重合することによって着色樹
脂を得る方法(特開昭62−36403号公報)も知ら
れているが、この方法は多色の樹脂を製造する場合、原
料である二重結合を有する色素を各色ごとに作成するこ
とが煩雑であり、工業的に生産する上で問題の太きいも
のであった。
更にまた、染料のメタノール溶液をラッテクスに添加し
て染料をラテックス粒子に吸収又は吸着させる方法(特
開昭63−170470号公報)があるが、この方法も
ラテックス粒子に吸着され、分子分散が可能で、かつメ
タノールに可溶な染料は限定されたり、吸収・吸着の工
程に長時間を要し、またその方法上、高濃度の染料をラ
テックス粒子に含有させることは困難である等の問題が
あった。
従って、染着性及び分散安定性が良好であり、色の濃度
及び鮮明性、粒子の粒径及び形状の均一性の全てを満足
し得る着色水性樹脂分散体の製造法の開発が望まれてい
た。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において本発明者は鋭意検討を行なった結果
、共重合体を利用する着色水性樹脂分散体の製造に際し
て、共重合反応の溶媒として親水性有機溶剤を用い、共
重合反応の前あるいは反応後に樹脂粒子に均一に分散が
可能な着色染料を添加し、次いで水を加えて転相させれ
ば、上記課題を解決できることを見出し本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は親水性有機溶剤溶液中で、塩生成基
及び重合可能な二重結合を有する単量体と、これと共重
合し得る重合可能な二重結合を有する単量体とを反応さ
せ、反応液に水を加えて転相するにあたり、重合反応前
又は後に着色染料を添加することを特徴とする着色水性
樹脂分散体の製造法を提供するものである。
本発明製造法において用いられる塩生成基及び重合可能
な二重結合を有する単量体としては、不飽和カルボン酸
モノマー、不飽和スルホン酸モノマー、不飽和リン酸モ
ノマー等のアニオン性単量体;不飽和3級アミン含有モ
ノマー、不飽和アンモニウム塩含有上ツマー等のカチオ
ン性単量体;N−(3−スルホプロピル)−N−メタク
ロリルオキシエチルーN、N−ジメチルアンモニウムベ
タイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクロリ
ルアミドプロピルーN、N−ジメチルアンモニウムベタ
イン、1−(3−スルホプロピル)2−ビニルピリジニ
ウムベタイン等の両性単量体なとが挙げられる。
これらの単量体の具体例としては、アニオン性単量体の
うち不飽和カルボン酸モノマーとしては、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマール酸、シトラコン酸又はこれらの無水物等が挙げ
られる。
不飽和スルホン酸モノマーとしては、スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、3−スルホプロピル(メタ)アクリル酸エステル、
ビス−(3−スルホプロピル)−イタコン酸エステル及
びこれらの塩、更には2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリル酸の硫酸モノエステル及びその塩等が挙げられる
不飽和リン酸モノマーとしては、ビニルホスホン酸、ビ
ニルフホスフェート、アシッドホスホキシエチル(メタ
)アクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホキシ
プロピル(メタ)アクリレート、アシッドホスホキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ビス(メタアクリロキシ
エチル)ホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイ
ルオキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−アクリ
ロイルオキシエチルホスフェート、ジブチル−2−メタ
クリロイルオキシエチルホスフェート、ジブチル−2−
アクリロイルオキシエチルホスフェ−ト、ジオクチル−
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等
が挙げられる。
カチオン性単量体としては、ビニルピリジン、2−メチ
ル−5−ビニルピリジン、2−エチル−5−ビニルピリ
ジン等のモノビニルピリジン類;N、N−ジメチルアミ
ノスチレン、N、N−ジメチルアミノメチルスチレン等
のジアルキルアミノ基を有するスチレン類;N、N−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート、N、 N−ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、N、N−ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエチル
アクリレート、N、N−ジメチルアミノプロピルメタク
リレート、N、N−ジメチルアミノフロビルアクリレー
ト、N、N−ジエチルアミノプロビルメタクリレート、
N、N−ジエチルアミノプロピルアクリレート等のアク
リル酸又はメタクリル酸のジアルキルアミノ基を有する
エステル類;2−ジメチルアミノエチルビニルエーテル
等のジアルキルアミノ基を有するビニルエーテル類;N
−(N’ 、N’−ジメチルアミノエチル)メタクリル
アミド、N−(N’ 、N’ −ジメチルアミノエチル
)アクリルアミド、N−(N’ 、N’ジエチルアミノ
エチル)メタクリルアミド、N−(N’ 、N’−ジエ
チルアミノエチル)アクリルアミド、N−(N’ 、N
’ −ジメチルアミノフロビル)メタクリルアミド、N
−(N’ 、N’ −ジメチルアミノプロピル)アクリ
ルアミド、N(N’ 、N’−ジエチルアミノプロピル
)メタクリルアミド、N−(N’ 、N’ −ジエチル
アミノプロピル)アクリルアミド等のジアルキルアミノ
基を有するアクリルアミド又はメタクリルアミド類、あ
るいはこれらをハロゲン化アルキル(アルキル基の炭素
数1乃至18、ハロゲンとして塩素、臭素、ヨウ素)、
塩化ベンジル又は臭化ヘンシル等のハロゲン化ベンジル
、メタンスルホン酸、ヘンゼンスルホン酸又はトルエン
スルホン酸等のアルキルまたはアリールスルホン酸のア
ルキルエステル(アルキル基の炭素数1乃至18)、及
び硫酸ジアルキル(アルキル基の炭素数1乃至4)の如
き公知の4級化剤で4級化したものなどが挙げられる。
また、本発明製造法において用いられる塩生成基及び重
合可能な二重結合を有する単量体と共重合し得る二重結
合を有する単量体は特に限定されないが、例えばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸nブチル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸nアミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n
−ヘキシル、アクリル酸2−エチルへキシル、アクリル
酸n−オクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシ
ル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸n−アミル、メタクリル酸n
−ヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、メタクリル
酸ドデシル等のメタクリル酸エステル類;スチレン、ビ
ニルトルエン、2−メチルスチレン、1−ブチルスチレ
ン、クロルスチレン等のスチレン系モノマー;アクリル
酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等
のヒドロキシ基含有モノマー;N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリル
アミド等のN−置換(メタ)アクリル系七ツマー;アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等のエポキ
シ基含有モノマー:又は次の式 %式% 等で表されるフッ化アルキル基を含有した(メタ)アク
リル酸エステル、並びにアクリロニトリル等の1種又は
2種以上から選択することができる。
本発明における共重合反応の溶媒としては親水性有機溶
剤を使用し、これは水の沸点よりも低い沸点又は共沸点
を示すものか好ましく、例えば、メタノール、エタノー
ル、n−フロパノール、イソプロパツール、n−ブタノ
ール、第2級ブタノール、第3級ブタノール、イソブタ
ノール、ジアセトンアルコール、2−イミノエタノール
等のアルコール系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン
、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、メチルイソプロピルケトン等のケトン系溶剤
;酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル系溶剤;ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤が挙げ
られるが、特にイソプロパツール、アセトン又はメチル
エチルケトンか好ましい。
これらの親水性有機溶剤は1種又は2種以上を適宜混合
して使用することができ、更に必要によっては高沸点親
水性有機溶剤を併用することもできる。斯かる高沸点親
水性有機溶剤としては、フェノキシエタノール、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール
等が挙げられる。
上述の塩生成基及び重合可能な二重結合を有する単量体
(A)と、これと共重合し得る重合可能な二重結合を有
する単量体(B)とを共重合させるには、重量比で(A
) : (B)= 1 : 49〜1:3の割合で反応
させることが好ましい。塩生成基を有し重合可能な二重
結合を有する単量体の割合がこれよりも少ない場合には
分散が均一で安定である粒径の小さな着色水性樹脂が得
られず、またこれを超えた場合には実用性のある耐久性
を有する着色水性樹脂が得られないので好ましくない。
また、本発明製造法において共重合反応は、公知のラジ
カル開始剤を用い、溶液重合法、バルク重合法、沈殿重
合法等の公知の重合法によって行なえばよいが、後に水
相に転相させることから、溶液重合法を用い、重合後、
直ちに次の工程に移ることが好ましい。また、重合の後
、水相に転相させる前に得られた共重合体を公知の方法
で精製することも可能である。得られた共重合体の重量
平均分子量は10,000〜soo、oooが好適であ
り、so ooo〜200,000がより好ましい。重
量平均分子量か10.000未満では塗膜の物性が劣り
、また500.000を超えると水相への転相か困難と
なり、着色水性樹脂分散体か得られなくなるので好まし
くない。
本発明製造法においては、この共重合反応の前あるいは
反応後に着色染料を反応液中に加えることによって染着
性及び分散安定性に優れた着色水性樹脂分散体とするこ
とができる。ここで用いられる着色染料は共重合反応の
溶媒として使用される親水性有機溶剤に可溶なものであ
れば特に限定されないが、例えばCl−10335、C
l−11000、C111005、Cl−11020、
Cl−11160、Cl−11350、C111360
、Cl−11380、Cl−11385、Cl−113
90、Cl−11800、Cl−11810、Cl−1
1840、Cl−11920、Cl−12000、Cl
−12005、Cl−12055、Cl−12100、
Cl−12150、Cl−12170、Cl−2602
0、Cl−47000、Cl60505、Cl−607
25、Cl−61100、Cl−61105、C161
110、Cl−61565、Cl−61570、Cl−
64500、C152015等の赤、青、黄色、これら
を混合した様々な色又は黒色等の着色染料か用いられる
これらの着色染料は目的とする着色水性樹脂分散体中に
約0.01〜20重量%、特に01〜10重量%含有す
ることとなるような量を添加することが好ましい。
更に、得られた共重合体の塩生成基がイオン化されてい
ない場合は必要に応じて中和剤によりイオン化を行なう
。塩生成基を有し重合可能な二重結合を有する単量体と
して、既に塩となっている単量体を用いる場合は中和剤
によるイオン化は不要であるが、そうでない場合は中和
剤によりイオン化した方が転相容易となり、生成する着
色水性樹脂分散体の爪や皮膚に対する刺激性が少ないた
め好ましい。
中和剤としては塩生成基の種類に応じてそれぞれ公知の
酸又は塩基を用いればよい。酸としては、例えば、塩酸
、硫酸等の無機酸;酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク
酸、グリコール酸等の有機酸が挙げられる。また塩基と
しては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン
等の3級アミン類;アンモニア、水酸化ナトリウム等が
挙げられる。中和度に特に制限はないが、得られた着色
水性樹脂分散体のpHが中性付近になるように中和する
のが好ましい。
反応溶液中に水を加え、転相させれば着色水性樹脂分散
体が得られる。尚、転相された着色水性樹脂分散体から
留去により親水性有機溶剤を除くのが好ましく、更に凍
結乾燥等により水を除けば着色水性樹脂を粉末として得
ることができる。この場合、共重合体としてはTgの比
較的高いもの、例えば室温以上のものであることが好ま
しい。
〔作用及び発明の効果〕
本発明製造法で得られる着色水性樹脂分散体は、染着性
及び分散安定性が良好であり、色の濃度及び鮮明性にも
優れているため、繊維、不織布、紙、木材、皮革、ゴム
、プラスチック、金属、ガラス、コンクリート、石膏、
窯業系サイデイング材、ALC板等に含浸させるか、あ
るいはこれらの表面に塗布することにより、これらを着
色できると同時に表面コーティング、接着、風合い改良
等の性能向上を行なうことかでき、土木建築関係や、イ
ンキ、塗料並びにゴムラッテクスや樹脂エマルションが
一般に応用されている分野で利用することができる。ま
た、粒子の凝集反応を利用した免疫学的測定の他、各種
センサーにも応用可能である。
更に、本発明製造法で得られる着色水性樹脂分散体は構
造的にみても高分子界面活性作用を有するため、バイン
ダーとしても使用でき、一般の界面活性剤としても広範
な用途を有する。例えば、乳化重合用保護コロイド、各
種粒子の分散剤、凝集剤、結着剤、表面改質剤等として
使用できる。
また、本発明製造法で得られる着色水性樹脂分散体は、
他の系に添加した場合の分散性も優れており、各種液状
、ペースト状分散物及び溶液等の着色材として用いるこ
ともできるし、樹脂等に添加後成形して固形の着色物と
することも可能である。また、樹脂粒子自体が分子分散
可能な着色染料成分で着色されているため、乾燥物は透
明性に優れており、カラー複写機、各種端末機器等のカ
ラー画像形成用着色材にも応用可能である。
更に、本発明製造法で得られる着色水性樹脂分散体の表
面には塩生成基及び重合可能な二重結合を有する単量体
由来の各種官能基が存在しているため、種々の機能性物
質を導入することにより他の様々な用途の応用も可能と
なる。
〔実施例〕
次いで実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれによって何ら限定されるものではない。
尚、実施例中の部及び%は特記しない限り、全て重量基
準である。
実施例1 攪拌器、還流冷却器、滴下ロート、温度計及び窒素導入
管を備えた反応器にメチルエチルケトン100部を仕込
み、窒素ガス気流下、80℃に加温した。
続いて、滴下ロートに予め溶存酸素を除去したメタクリ
ル酸メチル47部、アクリル酸n−ブチル49部、アク
リル酸4部及び22′−アゾビスイソブチロニトリル0
2部を仕込み、窒素ガス気流下に2時間を要して滴下す
る。滴下終了後、更に2時間加温し、2,2′−アゾビ
スイソブチロニトリル0.2部をメチルエチルケトン5
部に溶がしたものを加え、更に5時間加温を続けてアク
リル系共重合体溶液を得た。
この共重合体溶液に2−アミノ−2−メチル1−プロパ
ツール4部を加えて中和し、更にC111350(CI
 5olvent Yellow 4)0.5部及びメ
チルエチルケトン200部を加えて攪拌した。ここに、
イオン交換水500部を加えて転相後、減圧下、40°
Cにてメチルエチルケトンを留去して、橙色透明の着色
水性樹脂分散体(固形分:30%2着色染料含有量:0
15%)を得た。
実施例2 実施例1と同様の反応器にインプロパツール80部を仕
込み、窒素ガス気流下、80℃に加温した。
続いて、滴下ロートに予め溶存酸素を除去したメタクリ
ル酸t−ブチル30部、アクリル酸エチル62部、N、
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート4部及び2.
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0
.1部を仕込み、窒素ガス気流下に3時間を要して滴下
する。滴下終了後、更に3時間加温し、2,2′−アゾ
ビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)02部をイン
プロパツール5部に溶かしたものを加え、更に8時間加
温を続けてアクリル系共重合体溶液を得た。
この共重合体溶液に酢酸3部を加えて中和し、更にCl
−12150(CI 5olvent Red 1) 
1部及びイソプロパツール150部を加えて攪拌した。
ここに、イオン交換水400部を加えて転相後、減圧下
、40℃にてイソプロパツールを留去して、赤色半透明
の着色水性樹脂分散体(固形分:32%1着色染料含有
量二035%)を得た。
実施例3 実施例1と同様の反応器にアセトン100部を仕込み、
窒素ガス気流下、70°Cに加温した。
続いて、滴下ロートに予め溶存酸素を除去したスチレン
20部、アクリロニトリル30部、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル100部、ジメチルアクリルアミド50部
及び2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1部を仕込
み、窒素ガス気流下に2時間を要して滴下する。滴下終
了後、更に3時間加温し、2.2’ −アゾビスイソブ
チロニトリル1部をアセトン10部に溶かしたものを加
え、更に5時間加温を続けて共重合体溶液を得た。
この共重合体溶液にCl−11360(CI Solv
entBrown 3) 1部及びアセトン200部を
加えて攪拌した。ここに、イオン交換水800部を加え
て転相後、減圧下、40℃にてアセトンを留去して、褐
色半透明の着色水性樹脂分散体(固形分:28%2着色
染料含有量: 0.30%)を得た。
実施例4 実施例1と同様の反応器にメタクリル酸メチル97部、
アクリル酸n−ブチル80部、アクリル酸23部、過酸
化ベンゾイル2部を加えて攪拌し、窒素ガス気流下、9
0℃に加温した。約1時間重合を続け、粘度が1ポイズ
(90°C)となった時、氷水で室温まで急冷すると、
固形公約25%のシロップか得られる。
このシロップ110gを2枚の強化ガラス板(200X
 200X 5 mm)を軟質塩化ビニル樹脂チューブ
で枠取りしてとめ金で4mm厚となる様に固定した反応
器に注入し、50℃で6時間加温し、更に100°Cで
2時間加熱する。冷却後、塊状重合体を100部取り出
し、メチルエチルケトン150部に溶解して共重合体溶
液を得た。
この共重合体溶液に2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パツール10部を加えて中和し、更にCl−11350
(CI 5olvent Yellow 4)3部及び
メチルエチルケトン200部を加えて攪拌した。ここに
、イオン交換水500部を加えて転相後、減圧下、40
℃にてメチルエチルケトンを留去して、橙色半透明の着
色水性樹脂分散体(固形分:29%1着色染料含有量:
1,0%)を得た。
比較例1 攪拌器、還流冷却器、滴下ロート、温度計及び窒素導入
管を備えた反応器にメチルエチルケトン100部を仕込
み、窒素ガス気流下、80°Cに加温した。
続いて、滴下ロートに予め溶存酸素を除去したメタクリ
ル酸メチル47部、アクリル酸n−ブチル49部、アク
リル酸4部及び2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
0.2部を仕込み、窒素ガス気流下に2時間を要して滴
下する。滴下終了後、更に2時間加温し、2,2′−ア
ゾビスイソブチロニトリル02部をメチルエチルケトン
5部に溶かしたものを加え、更に5時間加温を続けてア
クリル系共重合体溶液を得た。
この共重合体溶液に2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パツール4部を加えて中和し、更にメチルエチルケトン
200部を加えて攪拌した。ここに、イオン交換水50
0部を加えて転相後、減圧下、40℃にてメチルエチル
ケトンを留去して、透明な水性樹脂分散体を得た。これ
にCl−11350(CISolvent Yello
w 4)0.5部を加えて攪拌し、橙色半透明の着色水
性樹脂分散体(固形分:30%1着色染料含有量:01
5%)を得た。
比較例2 比較例1と同様の反応器にトルエン100部を仕込み、
窒素ガス気流下、80°Cに加温した。
続いて、滴下ロートに予め溶存酸素を除去したメタクリ
ル酸メチル47部、アクリル酸n−ブチル49部、アク
リル酸4部及び2,2′−アゾヒスイソブチロニトリル
02部を仕込み、窒素ガス気流下に2時間を要して滴下
する。滴下終了後、更に2時間加温し、2,2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル0.2部をトルエン5部に溶か
したものを加え、更に5時間加温を続けてアクリル系共
重合体溶液を得た。
この共重合体溶液に2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パツール4部を加えて中和し、更にCl−11350(
CI 5olvent Yellow 4)0.5部及
びトルエン200部を加えて攪拌した。ここに、イオン
交換水500部を加えて転相後、減圧下、40℃にてト
ルエンを留去して、黄白色の着色水性樹脂分散体(固形
分:28%1着色染料含有量・015%)を得た。
試験例1 静置安定性試験: 実施例1〜4及び比較例1.2で得られた着色水性樹脂
分散体をそれぞれ室温下に1ケ月間静置した後、外観の
状態を観察したところ、実施例1〜4はまったく変化が
なかったが、比較例1は少量の沈殿物が見られ、比較例
2は分離及び多量の沈殿物が見られた。
試験例2 希釈安定性試験: 実施例1〜4及び比較例1.2で得られた着色水性樹脂
分散体をそれぞれ固形分が1%となるように希釈し、こ
れを内径7mm、長さ30cmのガラス管に入れて密栓
した。室温下に24時間静置した後、外観の状態を観察
したところ、実施例1〜4はまったく変化かなかったが
、比較例1は少量の沈殿物が見られ、比較例2は分離及
び多量の沈殿物が見られた。
試験例3 光沢の判定試験: 実施例1〜4及び比較例1.2て得られた着色水性樹脂
分散体をそれぞれガラス板上に0.254mmのアプリ
ケーターを用いて塗布した。室温下で3時間乾燥後の光
沢を村上色材■製の光沢針を用いて測定したところ、実
施例1〜4は未塗布のガラス板よりも良好な光沢が得ら
れたが、比較例1及び2は未塗布のガラス板よりも光沢
か少なかった。
試験例4 透明性の判定試験: 実施例1〜4及び比較例1.2で得られた着色水性樹脂
分散体をそれぞれガラス板上に0.254mmのアプリ
ケーターを用いて塗布した。室温下で3時間乾燥後の透
明性を観察したところ実施例1〜4は透明性が良好であ
ったが、比較例1及び2は透明性が非常に悪かった。
手続補正書(自発) 1、事件の表示 平成2年特許願第101716号 2、発明の名称 着色水性樹脂分散体の製造法 3、補正をする者 事件との関係  出願人 名称 (091)花王株式会社 4、代理人 住 所  東京都中央区日本橋人形町1丁目3番6号(
〒103)共同ビル 電話(669)0904 (代)
氏名 (6870)弁理士有賀三幸 住 所  同   上               
−一、氏 名  (7756)弁理士 高 野 登志雄
住 所  同   上               
−氏名 (9673)弁理土中嶋俊夫 −15、補正命
令の日付 補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、 補正の内容 (1)明細書中、第2頁第7行 「染料被膜」とあるを 「被膜」と訂正する。
(2)同第4頁第6行 「染着性及び」とあるを削除する。
(3)同第15頁第1〜2行 「少ないため好ましい。」とあるを 「少ないためネイルエナメル、アイシャドウ等のメイク
アップ化粧料に用いるのに好ましい。」と訂正する。
(4)同第16頁第3行 「優れているため、」とある後に 「優れているため、メイクアップ化粧料の他」と訂正す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色染料の親水性有機溶剤溶液中で、塩生成基及び
    重合可能な二重結合を有する単量体と、これと共重合し
    得る重合可能な二重結合を有する単量体とを反応させ、
    反応液に水を加えて転相せしめることを特徴とする着色
    水性樹脂分散体の製造法。 2、親水性有機溶剤溶液中で、塩生成基及び重合可能な
    二重結合を有する単量体と、これと共重合し得る重合可
    能な二重結合を有する単量体とを反応させ、反応液に着
    色染料を溶解させ、次いで水を加えて転相せしめること
    を特徴とする着色水性樹脂分散体の製造法。3、反応液
    に中和剤を添加する請求項1又は2記載の着色水性樹脂
    分散体の製造法。
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