JPH04132934U - 吸水シート構造 - Google Patents
吸水シート構造Info
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 降雨により発生した屋外運動施設における水
溜り、または火災時の放水により成される室内浸水、或
いは、冬季等において発生する水道管破裂に伴う床面浸
水等に際し、該浸水箇所における水除去の容易化、迅速
化を図る。 【構成】 透水性を有するポリプロピレン配合のビスコ
ースレーヨン等から成る乾式不織布を、縦長約50c
m、横長約50cmの薄膜のシート状に形成することに
より、透水シート部材10を構成する。また、非透水性
を有するポリエチレンフィルム等から成るものを、縦長
約50cm、横長約50cmの薄膜のシート状に形成す
ることにより、非透水シート部材20を構成する。更
に、前記透水シート部材10と非透水シート部材20と
により、ポリアクリル酸塩素樹脂等の高吸水性樹脂から
成る薄膜のシート状に形成された高分子部材30を挟装
し、更に透水シート部材10と非透水シート部材20の
周縁である当接部40を熱溶着することにより構成され
た吸水布Aで、浸水箇所における水を容易且つ迅速に吸
収する。
溜り、または火災時の放水により成される室内浸水、或
いは、冬季等において発生する水道管破裂に伴う床面浸
水等に際し、該浸水箇所における水除去の容易化、迅速
化を図る。 【構成】 透水性を有するポリプロピレン配合のビスコ
ースレーヨン等から成る乾式不織布を、縦長約50c
m、横長約50cmの薄膜のシート状に形成することに
より、透水シート部材10を構成する。また、非透水性
を有するポリエチレンフィルム等から成るものを、縦長
約50cm、横長約50cmの薄膜のシート状に形成す
ることにより、非透水シート部材20を構成する。更
に、前記透水シート部材10と非透水シート部材20と
により、ポリアクリル酸塩素樹脂等の高吸水性樹脂から
成る薄膜のシート状に形成された高分子部材30を挟装
し、更に透水シート部材10と非透水シート部材20の
周縁である当接部40を熱溶着することにより構成され
た吸水布Aで、浸水箇所における水を容易且つ迅速に吸
収する。
Description
【0001】
本考案は、野球場や陸上競技場等の屋外運動施設、或いは建物内床面における
浸水箇所の水除去を行う吸水用品に関し、さらに詳細には、降雨により屋外運動
施設に発生する水溜り、火災時の放水により成される室内浸水、或いは、冬季等
において発生する水道管破裂に伴う床面浸水等に際し、該浸水箇所の吸水を行う
とともに、該吸水作業における作業効率向上を図り、更に一度に多量の水を吸収
可能とすることにより、作業の労力低下が図れるように構成された吸水シート構
造に関するものである。
【0002】
ビル火災等が発生した場合には、消防車等で炎上箇所に放水を行うことにより
、該災を鎮火させていたが、鎮火後においては前記放水により、火災外の室内も
浸水状態となってしまっていた。
【0003】
また、野球場や陸上競技場等の屋外運動施設においては、降雨が発生すると、
該降雨により地面が泥沼化し、特に低地や陥没箇所においては、該降雨が流入す
ることにより、所謂「水溜り」が発生することにより、競技進行の妨げとなって
いた。
【0004】
更に、屋内における水道配管工事等を行った場合、配管工事完了後に試験的に
通水を行っているが、配管接続不良箇所があると、該箇所から噴水が発生し、床
面を浸水してしまうこと等あった。
【0005】
従来、前記の如く競技場や建物内床面が浸水された場合には、スポンジやタオ
ル等により該水を吸水し、浸水箇所の水除去を行っていた。
【0006】
則ち、前記スポンジやタオル等の毛細管現象を利用することにより、該スポン
ジやタオル内に水を吸収させ、更に吸収させた水をバケツ等の容器内に排出させ
るという作業を繰り返すことにより、浸水箇所の水除去を行っていた。
【0007】
しかしながら、上記従来のようにスポンジやタオル等を利用することにより、
浸水箇所の水除去を行うものにおいては、以下に記すような様々な問題点を有し
ていた。
【0008】
則ち、前記スポンジやタオルを利用して浸水箇所の吸水を行うものは、繊維の
毛細管現象により水を吸収するため、単位体積当の吸水量が極めて少ないととも
に、僅かな外圧が加わっても吸収された水がすぐに排出されてしまうという問題
点を有していた。
【0009】
また、スポンジやタオル等を利用して吸水作業を行うものにおいては、前記の
如く一度に吸収し得る水量が非常に少ないため、吸水及び吸収した水の外部排出
という吸水作業を繰り返さなければならず、非常に労力を要するとともに、極め
て作業性に劣るという問題点を有していた。
【0010】
また、スポンジやタオル等に浸水箇所の水を吸収させた場合には、前記の如く
僅かな外圧、特に手により吸水済スポンジ、タオルを強握すると、吸収された水
が排出してしまうため、作業に慎重性を有し、延いては作業効率の低下を招くと
いう問題点を有していた。
【0011】
更に、スポンジやタオルにより吸水するものにおいては、前記の如く一度に吸
水し得る水量が極僅かなことから、多量の水による浸水が発生した場合において
は、前記の如くバケツ等を準備し、該バケツ内に吸収した水の排出を行う作業を
繰り返すため、迅速性を有する場合、特に、水の床面浸入を防止させたい場合等
においては既に手遅れ状態となってしまうという問題点を有していた。
【0012】
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、降雨により発生した屋外運動
施設における水溜り、火災時の放水により成される室内浸水、或いは、冬季等に
おいて発生する水道管破裂に伴う床面浸水等に際し、該浸水箇所の吸水を行うと
ともに、該吸水作業における作業効率向上を図り、更に一度に多量の水を吸収可
能とすることにより、作業の労力低下が図れるように構成された吸水シート構造
を提供するものである。
【0013】
上記課題を達成するため、本考案は、透水性を有する透水シート部材と、非透
水性を有する非透水シート部材と、前記透水シート部材と非透水シート部材とに
より挟装された吸水性を有する高分子部材と、により構成されたシート状吸水布
により、吸水を行うようにしたことを特徴とする吸水シート構造を提供すること
により上記課題を達成するものである。
【0014】
本考案における吸水シート構造は、屋外運動施設に発生した水溜りや、屋内に
おける水道管破裂等により発生する浸水箇所等に、該吸水シート構造の敷設を行
うと、浸水箇所の水が多量に吸水されるように働く。
【0015】
則ち、本考案の吸水シート構造は、ポリエチレンフィルム等の非透水性を有し
た非透水部材と、ポリプロピレン配合のビスコースレーヨン等の乾式不織布から
成る透水性を有した透水シート部材と、により高吸水性樹脂、例えばポリアクリ
ル酸塩素樹脂から成る高分子部材を挟装するように構成されているため、前記透
水シート部材側を浸水箇所に当接させると、該透水シート部材を水が通過し、内
部の高分子部材に吸収されるようになる。
【0016】
なお、前記高分子部材は、脱脂綿等のように繊維の毛細管現象により水を吸収
するのではなく、材料自体が水の吸収を行うものであるため、吸収される水量も
前記脱脂綿等に比し極めて多量であるとともに、吸収された水はゼリー状化する
ため、多少の外圧が加わっても再度外部流出する危険性は少ない。
【0017】
また、前記高分子部材は前記の如く、多量の水(該材料自重に対して300乃
至1000倍)を吸収可能であるため、室内等に多量の水が浸水された状態でも
配置するだけで急速、且つ多量に水吸収が成されるようになる。
【0018】
以下本考案に係わる吸水シート構造の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0019】
図1は本考案に係わる吸水シート構造の実施例を示す斜視図、図2は同実施例
を示すX−X断面図である。
【0020】
本考案の吸水シート構造は、透水性を有する透水シート部材10と、非透水性
を有する非透水シート部材20と、前記透水シート部材10と非透水シート部材
20とにより挟装された吸水性を有する高分子部材30と、によりシート状の吸
水布Aを構成し、該吸水布Aにより野球場や陸上競技場等の屋外競技施設に発生
した水溜りの水や、室内等が浸水された場合の該浸水箇所における水を、吸水で
きるようにしたものである。
【0021】
前記透水シート部材10は、ビスコースレーヨンにポリプロピレン、ポリエス
テル等の熱可塑性樹脂を樹脂溶媒を用いて配合した乾式不織布から成り、表面に
無数の透水孔を有しているとともに、横長約50cm、縦長約50cmを有した
薄膜のシート状に形成されている。
【0022】
また、前記非透水シート部材20は、非透水性を有したポリエチレンフィルム
や塩化ビニルから成り、横長約50cm、縦長約50cmを有した薄膜のシート
状に形成されている。
【0023】
一方、前記透水シート部材10と非透水シート部材20とにより挟装されるよ
うに構成された前記高分子部材30は、紙面上にポリアクリル酸塩素樹脂等の高
吸水性樹脂を塗布することにより構成されるとともに、横長約45cm、縦長約
45cmを有した薄膜のシート状に形成されている。
【0024】
該高分子部材30は、自重に対して300乃至1000倍の水を吸収するため
、前記の如く大きさのもので、3.0乃至3.5リットルの水を吸収可能である
。
【0025】
なお、該高分子部材30は、図2に示すように上方部に前記非透水シート部材
20が配せられるとともに、下方部に前記透水シート部材10が配せられること
により挟装されており、更に、前記透水シート部材10と非透水シート部材20
との当接部40が熱溶着されることにより、脱落しないように構成されている。
【0026】
次に、本考案に係わる吸水シート構造の使用方法、及び使用状況について詳細
に説明する。
【0027】
先ず、野球場や陸上競技場等の屋外競技施設において、降雨によるグランドの
泥沼化や水溜りの発生が生じた場合には、該浸水箇所に前記透水シート部材10
側が接地される状態で吸水布Aの配置を行う。
【0028】
前記の如くして吸水布Aの配置を行うと、前記透水シート部材10の透水孔よ
り浸水箇所水が内部流入し、更に流入された水は前記高分子部材30により急速
に吸水され、該高分子部材30内部に浸透するようになる。
【0029】
また、ビル火災時等において、該炎上部鎮火のために行われる放水により、該
炎上部近傍の部屋や廊下が浸水状態となった場合には、前記のように該浸水箇所
に透水シート部材10側が床面当接される状態で吸水布Aの配置を行い、高分子
部材30による水吸収を行う。
【0030】
また、浸水する危険性があることが事前に予期できる場合、例えば、室内等に
おける水道等の配管工事完了後に通水試験を行う場合には、配管接続不良箇所が
あれば該箇所から噴水が発生し、室内が浸水状態となってしまうため、予め吸水
布Aを非透水シート部材20が床面に当接する状態で配置しておけば、万一、噴
水が発生しても、放出された水は該吸水布Aにより吸水されるため床面が浸水状
態となることはない。
【0031】
なお、本考案の吸水シート構造は、上記構成に限定されるものではなく、それ
ぞれ以下に記すように構成するものでもよい。
【0032】
前記高分子部材30は、紙面上にポリアクリル酸塩素樹脂を塗布するように構
成されているが、本考案においてはこれに限定されることはなく、高分子部材3
0は、デンプンやセルロースにアクリロニトリルをグラフト共重合させたもの、
またはアクリル酸とビニルアルコールのブロック共重合物等の粉末材を脱脂綿等
で挟装することにより構成してもよいし、デンプンやセルロースにアクリロニト
リルをグラフト共重合させたもの、またはアクリル酸とビニルアルコールのブロ
ック共重合物等から成るものを繊維状とすることにより構成してもよい。
【0033】
また、前記吸水布Aは、縦長約50cm、横長約50cmの大きさを有してお
り、またこの程度の大きさのものが使用上、取扱い容易で好ましいが、特に該大
きさに制限されるものではない。
【0034】
また、前記透水シート部材10または非透水シート部材20の取扱いに際して
の注意事項、使用方法等を記載しておくことも可能である。
【0035】
更に、前記高分子部材30は、透水シート部材10と非透水シート部材20と
により挟装され、且つ該透水シート部材10と非透水シート部材20の周縁であ
る当接部40を熱溶着することにより、脱落しないように構成されているが、透
水シート部材10、非透水シート部材20、及び高分子部材30の周縁を綿糸等
で縫合させるように構成することも可能である。
【0036】
本考案に係わる吸水シート構造は上記のように構成されているため、以下に記
載するような効果を有する。
【0037】
(1)本考案に係わる吸水シート構造は、ポリアクリル酸塩素樹脂等の高吸水
性樹脂を薄膜のシート状とすることにより構成された高分子部材を有しているた
め、水溜りや室内の浸水箇所に該吸水布を配するだけで容易且つ迅速に吸水を行
い、延いては浸水箇所の水を除去可能であるという優れた効果を有する。
【0038】
(2)また、前記高分子部材は、透水性を有した透水シート部材、及び非透水
性を有した非透水シート部材とにより挟装されるように構成しているため、水を
吸収した前記高分子部材により手等が汚損されたり、さらには、吸収された水が
再度外部流出する等の危険性はないという優れた効果を有する。
【0039】
(3)また、前記高分子部材は、自重の300乃至1000倍の水を吸収可能
であるため、本考案の吸水シート構造一枚で相当量の水を吸収可能であり、延い
ては床面等に多量の水を有していても、効率的にこれを除去できるという優れた
効果を有する。
【0040】
(4)更に、本考案の吸水シート構造は、使用後に生ゴミとして処理できると
いう優れた効果を有する。
【図1】本考案に係わる吸水シート構造の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】同実施例を示すX−X断面図。
A 吸水布
10 透水シート部材
20 非透水シート部材
30 高分子部材
40 当接部
Claims (1)
- 【請求項1】 透水性を有する透水シート部材と、非透
水性を有する非透水シート部材と、前記透水シート部材
と非透水シート部材とにより挟装された吸水性を有する
高分子部材と、により構成されたシート状吸水布によ
り、吸水を行うようにしたことを特徴とする吸水シート
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3844791U JPH04132934U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 吸水シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3844791U JPH04132934U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 吸水シート構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132934U true JPH04132934U (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=31919952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3844791U Pending JPH04132934U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 吸水シート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04132934U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60240446A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | クニミネ工業株式会社 | 防水材 |
| JPH03197128A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-08-28 | Hoechst Celanese Corp | 超吸収性重合体複合構造物 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP3844791U patent/JPH04132934U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60240446A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-29 | クニミネ工業株式会社 | 防水材 |
| JPH03197128A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-08-28 | Hoechst Celanese Corp | 超吸収性重合体複合構造物 |
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