JPH04133070U - Xリング - Google Patents
XリングInfo
- Publication number
- JPH04133070U JPH04133070U JP1991048760U JP4876091U JPH04133070U JP H04133070 U JPH04133070 U JP H04133070U JP 1991048760 U JP1991048760 U JP 1991048760U JP 4876091 U JP4876091 U JP 4876091U JP H04133070 U JPH04133070 U JP H04133070U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- circumferential surface
- lip
- ring
- leakage
- Prior art date
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- Granted
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体洩れを減少させる。
【構成】 横断面の全体形状をX字形とする。内周面8
及び外周面9の夫々に直線状面取り10,10を切欠形成す
る。さらに、この内周面8と外周面9の中間に凹溝11を
形成する。面取り10の第1角度αは、32°〜42°とす
る。また、横断面に於て、凹溝11の両端部の夫々が軸心
と成す第2角度βを41°〜51°にする。
及び外周面9の夫々に直線状面取り10,10を切欠形成す
る。さらに、この内周面8と外周面9の中間に凹溝11を
形成する。面取り10の第1角度αは、32°〜42°とす
る。また、横断面に於て、凹溝11の両端部の夫々が軸心
と成す第2角度βを41°〜51°にする。
Description
【0001】
本考案は、流体のシール材として用いられるXリングに関する。
【0002】
従来のXリング───即ち断面が略X字形を呈するシール材───は、そのリ
ップの先端が丸味のある形状であった。
【0003】
従来のこのようなリップ形状のXリングでは、リップと、これが接触するロッ
ドやシリンダチューブ内面等の被接触面との間に極めて薄い流体膜(例えばオイ
ルフィルム)が形成されて、流体洩れが発生しやすいという問題があった。つま
り、いわゆる“油切れ”が良くなかった。
【0004】
本考案はこのような問題点を解決するために、内周面及び外周面の夫々の軸方
向両端部に、直線状面取りを形成すると共に、該内周面及び外周面の夫々の軸方
向中間部に、円弧状の凹溝を形成して、該内周面及び外周面に夫々2本の略三角
山形のリップを形成し、さらに、上記面取りの軸心と成す第1角度を32°〜42°
に設定し、かつ、上記凹溝の両端部の夫々が軸心と成す第2角度を41°〜51°に
設定した。
【0005】
内周面及び外周面に夫々2本づつのリップが形成され───いわゆるダブルリ
ップとなり───密封性が向上する。
【0006】
また、第1角度を32°〜42°、第2角度を41°〜51°とすることにより、略三
角山形のリップは外周面(例えば固定)側においてはシャープに、オイルフィル
ムの流体膜を切って、洩れを防止し、内周面(例えば運動)側においてはオイル
フィルムの流体膜を薄くし、又ピストンロッド表面に付着して外部へ出た流体膜
を内部へ戻す作用があり、洩れを少なくする。
【0007】
以下、図示の実施例に基づき本考案を説明する。
【0008】
図3に於て、Xリング1の使用例を具体的に示し、例えば、矢印のように往復
動するピストンロッド2とこれが挿通されたシリンダヘッド等の部材3の孔部4
との間を、密封するのに用いられる。
【0009】
5はこの孔部4に形成されたシール溝であって、バックアップリング6とXリ
ング1をこのシール溝5に装着する。
【0010】
ところで、このXリング1の自由状態における断面形状の一例を、図1に示し
、図2はその拡大断面図である。
【0011】
この図1と図2に於て明らかなように、本考案に係るXリング1は、内周面8
及び外周面9の夫々の軸方向両端部に、直線状面取り10,10が形成されると共に
、軸方向中間部には、円弧状の凹溝11が形成され、これによって、内周面8及び
外周面9の夫々に、各2本の略三角山形のリップ12,12が形成されている。
【0012】
しかして、上記面取り10の軸心と成す角度───これを第1角度αと呼ぶ──
─を次のように設定する。即ち、32°≦α≦42°とする。
【0013】
かつ、上記凹溝11の両端部の夫々が、軸心と成す角度───これを第2角度β
と呼ぶ───を次のように設定する。即ち、41°≦β≦51°とする。
【0014】
また、図2の左右両端平面部には、三か月形断面の凹周溝14,14が形成されて
いる。
【0015】
そして、図1と図2より明らかなように、リップ12の先端は(従来の丸味のあ
るリップに比較すると)十分にシャープであり、図3のような使用状態では、リ
ップ12…の先端はピストンロッド2等に大きな面圧にて弾発的に圧接されること
となる。
【0016】
なお、Xリング1の材質は、弾力性に富んだ各種のゴムやプラスチックが好適
である。
【0017】
また、軸方向に相対的に往復直線運動する部位に限らず、(図示省略したが)
相対的に回転運動と往復直線運動を兼ねた部位に本考案のXリング1を用いるも
、勿論自由である。
【0018】
また、使用流体としては、シリコンオイルやギヤオイル等の各種作動油を挙げ
ることができる。
【0019】
次に、下記の表1に示す試料No.1〜No.7の供試シール材について、油洩れのテ
ストを実施する。
【0020】
【表1】
【0021】
なお、全ての供試シール材は、軸径44mm用であり、材質はフッ素ゴム、硬度を
ショアーA80のものを使用した。
【0022】
また、試料No.(1)は本考案の実施例である。
【0023】
試料No.(2)は第1角度αが過大なもの、試料No.(3)は第1角度αが過小のもの
である。
【0024】
また、試料No.(4)は第2角度βが過小のもの、試料No.(5)は第2角度βが過大
のものである。
【0025】
さらに、試料No.(6)は図7に示すような幅広のシングルリップ21を有するもの
である。
【0026】
試料No.(7)は図8に示すような幅狭のシングルリップ22を有するものである。
【0027】
そして、試験条件を次の表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
そして、試験装置としては図4に示す装置を使用する。
【0030】
即ち、クランク23を有する回転駆動モータ24により、ピストンロッド2を直線
往復運動させ、加圧したギヤオイルを矢印P方向から内室部25へ送り込み、同一
種類の2本の供試シール材S,Sについて同時にテストする。
【0031】
一方をグランドA、他方をグランドBと呼び、油洩れ量としては平均値を取る
こととする。
【0032】
上述の試験装置及び試験条件により、実際に油洩れ量を測定した結果を、次の
表3、表4、表5に示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
さらに、上記表3、表4、表5に基づいて、Xリングのリップの前記第1角度
αの大小変化によって油洩れ量がどのように変化するかを、図5に示す。
【0037】
また、逆に、Xリングのリップの前記第2角度βの大小変化によって、油洩れ
量がどのように変化するかを図6に示す。
【0038】
上記表3〜表5、及び図5と図6から次の結論が得られる。
第1角度αが約37°、第2角度βが約46°の組合せが、最も洩れが安定して
少なく、シール性能が良好である。
洩れは圧力が高くなると多くなる。
洩れは軸方向の速度が速くなると多くなる。
試料No.(6)とNo.(7)のシングルリップよりもダブルリップの試料No.(1)〜(5
) の洩れ量が少ない。従って、良好なシール性能はダブルリップの方が優れて
いる。
第1角度αが32°〜42°、かつ、第2角度βが41°〜51°の組合せが優れた
シール性能を示している。
【0039】
本考案は上述の構成により、安定した良好なシール性能を発揮することが出来
る。特に、リップ12…が略三角山形として、かつ所定の角度で被圧接面に接して
、外周面(例えば固定)側においてはシャープにオイルフィルムの流体膜を切っ
て、洩れを防止し、内周面(例えば運動)側においてはオイルフィルムの流体膜
を薄くし、又ピストンロッド表面に付着して外部へ出た流体膜を内部へ戻すので
、洩れが少ない。
【0040】
このXリングは断面左右対称の形状なので、密封に対する方向性がなく、どち
らの方向に装着してもよく、装着ミスの心配がない。
【図1】本考案の一実施例の要部断面図である。
【図2】同拡大図である。
【図3】使用状態の一例を示す断面図である。
【図4】試験装置の簡略説明図である。
【図5】リップの第1角度αと洩れ量との関係を示すグ
ラフ図である。
ラフ図である。
【図6】リップの第2角度βと洩れ量との関係を示すグ
ラフ図である。
ラフ図である。
【図7】比較例を示す断面図である。
【図8】他の比較例の断面図である。
8 内周面
9 外周面
10 面取り
11 凹溝
12 リップ
α 第1角度
β 第2角度
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 松井 大明
和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工
業株式会社箕島製作所内
(72)考案者 東 吉夫
和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工
業株式会社箕島製作所内
(72)考案者 相場 智
栃木県栃木市大宮町2388番地 栃木富士産
業株式会社内
(72)考案者 福田 雅彦
東京都港区虎ノ門1丁目16番17号 虎の門
センタービル8階 ビスコドライブジヤパ
ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面及び外周面の夫々の軸方向両端部
に、直線状面取りを形成すると共に、該内周面及び外周
面の夫々の軸方向中間部に、円弧状の凹溝を形成して、
該内周面及び外周面に夫々2本の略三角山形のリップを
形成し、さらに、上記面取りの軸心と成す第1角度を32
°〜42°に設定し、かつ、上記凹溝の両端部の夫々が軸
心と成す第2角度を41°〜51°に設定したことを特徴と
するXリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991048760U JP2547035Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | Xリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991048760U JP2547035Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | Xリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04133070U true JPH04133070U (ja) | 1992-12-10 |
| JP2547035Y2 JP2547035Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=31927049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991048760U Expired - Fee Related JP2547035Y2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | Xリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547035Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011158031A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Jtekt Corp | 針状ころ軸受 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828157U (ja) * | 1981-08-20 | 1983-02-23 | 株式会社阪上製作所 | パツキン |
| JPH0194664U (ja) * | 1987-12-17 | 1989-06-22 | ||
| JPH01174677U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-12 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP1991048760U patent/JP2547035Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828157U (ja) * | 1981-08-20 | 1983-02-23 | 株式会社阪上製作所 | パツキン |
| JPH0194664U (ja) * | 1987-12-17 | 1989-06-22 | ||
| JPH01174677U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-12 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011158031A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Jtekt Corp | 針状ころ軸受 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2547035Y2 (ja) | 1997-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |