JPH04136354U - 油圧駆動式作業車の変速装置 - Google Patents

油圧駆動式作業車の変速装置

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JPH04136354U
JPH04136354U JP5313091U JP5313091U JPH04136354U JP H04136354 U JPH04136354 U JP H04136354U JP 5313091 U JP5313091 U JP 5313091U JP 5313091 U JP5313091 U JP 5313091U JP H04136354 U JPH04136354 U JP H04136354U
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tension spring
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昌男 岩田
周三 鷲見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧駆動式作業車において、作業中の低速走
行での速度微調整を可能とし、かつ、その速度を維持す
る。 【構成】 低速走行させる場合、停止位置Nにある変速
レバー30を低速最高速位置Fへ向けて傾ける。これに
より引張ばね41がたわみ、揺動レバー13は、圧縮ば
ね26bのたわみによるトラニオン軸まわりのトルク
と、トラニオン軸操作トルクの和が、引張ばね41のた
わみによるトラニオン軸まわりのトルクと等しくなるよ
うに傾く。変速レバー13の大きな揺動角は引張ばね4
1のたわみによって揺動レバー30の小さな揺動角とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は油圧ポンプからの圧油で作動する油圧モータによって走行する油圧 駆動式作業車(床面洗浄車、床面清掃車など)の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に前記したような作業車では、油圧ポンプとしてアキシャルプランジャ型 の油圧式無段変速装置(通常HSTと呼ばれる)が用いられ、その斜板角度を変 更するトラニオン軸と一体の揺動レバーを、プッシュプル(押し引き)可能なリ ンク等を介して変速ペダルと直結連繋してあり、変速ペダルによって揺動レバー を揺動させ、トラニオン軸を介して斜板角度を変え、油圧ポンプからの油の吐出 量及び吐出方向が制御され、車速及び進行方向が変更されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記揺動レバーは、作業車内の限られた収納空間内に収めなければならないの で、一般にそのレバー長さが大きくできない。そのため、揺動レバーを変速ペダ ルとリンク等で直結した前記構造によれば、変速ペダルの踏込量の僅かな違いに よって揺動レバーが比較的大きく揺動するので、作業車の速度を微調整できない 。周知のようにこの種の作業車では床面洗浄等の作業を行なう場合には低速(0 .5〜2km/時)で、作業を行なわない回送時には高速(8km/時程度)で走 行される。前記のように速度の微調整が必要なのは低速時である。なぜなら、床 面の汚れの程度によって、低速でもよりゆっくりと、念入りに作業をしたい場合 と、低速でも比較的速く作業可能な場合とがあるからである。そして、この作業 走行中は、均一な作業のためにその速度を安定して保つことが望ましいが、足踏 み式の変速ペダルによる前記構造では、運転者は相当注意しないと一定の低速走 行を維持することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この考案は前記問題点を解決し、低速走行を安定してしかも、微調整ができる ような油圧式無段変速装置による変速装置を得ることを目的とし、油圧式無段変 速装置の斜板角度を変更するトラニオン軸と一体の揺動レバーを、押し引き可能 な連繋機構を介して変速ペダルと接続してある油圧駆動式作業車の変速装置にお いて、前記揺動レバーに、レバー揺動方向に互いに対向して揺動レバーを中立位 置に復帰させる一対のばねを備えた中立位置復帰装置を連結し、また、低速用変 速操作具を車体に揺動可能かつ、揺動位置を保持可能に支持し、この低速用変速 操作具と前記揺動レバーとをレバー揺動方向に伸縮する引張ばねを介して連繋し たことを特徴とする。
【0005】
【作用】
中立位置復帰装置のばね力で揺動レバーが中立になっている状態から、低速用 変速操作具を揺動させる。これによって揺動レバーは引張りばねを介して揺動す るが、揺動レバーはトラニオン軸の操作トルクと中立位置復帰装置のばね力によ るトルクの和と、引張りばねの伸びによるばね力とがつりあう位置で揺動を停止 する。そして低速用変速操作具はその揺動位置が保持されるので、揺動レバーも 前記位置で保持される。
【0006】
【実施例】
ここでは床面洗浄車1に実施した場合について説明する。図5に示すように、 床洗浄車1は、前輪2が転舵され、後輪3が図示しない油圧モータで駆動される ようにしてあり、前輪2の前方に設けた掃上ブラシ4で床面を清掃した後、車体 5上の図示しない洗浄液タンクから洗浄液を床面6上へ供給しつつ、洗浄ブラシ 7で床面6を洗浄し、後輪3の後方のスキュージ8で汚水を吸い上げるようにな っている。前記掃上ブラシ4、洗浄ブラシ7、スキュージ8は非作業時には床面 6から持上げられるようにしてある。
【0007】 車体5上には前記油圧モータへ圧油を供給するアキシャルプランジャ型の油圧 ポンプ(油圧式無段変速装置)10が設けてある。油圧ポンプ10はエンジン1 1で駆動されるようになっている。油圧ポンプ10は内部の斜板(図示せず)の 角度を制御することで油の吐出量及び方向を可変とする周知のもので、斜板角度 を制御するトラニオン軸12には図1に示すように揺動レバー13の一端が一体 連結してある。この揺動レバー13の他端には、プッシュプル(押し引き)可能 なワイヤ14の一端が連結されている。ワイヤ14の他端は車体5上の運転席9 に揺動自在に支持した変速ペダル15のレバー部15aに接続されている。
【0008】 前記揺動レバー13の長手方向中央部には揺動レバー13の中立位置復帰装置 20が連結してある。この中立位置復帰装置20において、図3に示すように車 体5と一体のブロック21と、これに固定したブラケット22の間に、トラニオ ン軸12と平行な軸まわりに揺動するように揺動ブラケット23を支持している 。この揺動ブラケット23には摺動ロッド24の中央部が軸方向摺動自在に挿通 してある。摺動ロッド24の一端は前記揺動レバー13に回動自在に軸支してあ る。この摺動ロッド24の前記揺動ブラケット23をはさんだ両側にはナット2 5が軸方向位置を調整自在に螺合してある。各ナット25と揺動ブロック23と の間にはレバー揺動方向に互いに対向する一対の圧縮ばね26a,26bが介装 してある。2つの圧縮ばね26a,26bは変速ペダル15や後述の変速レバー 30が作用しない限り、互いにつりあって揺動レバー13を中立位置N1に保持 する機能を果す。
【0009】 前記運転席9の側方には、低速用変速操作具として変速レバー30が設けてあ る。変速レバー30は車体5に一体に取付けたプレート31から突設したスタッ ド32に揺動自在に軸支してある。変速レバー30の下端は突設部30aに形成 され、プレート31に設けたストッパ33,34と当接し、停止位置Nと前進低 速時の最高速位置(2km/時)Fとの間で速度変更が可能である。前記スタッド 32先端に螺合したナット35と変速レバー30間には圧縮ばね36が介装され 、変速レバー30をプレート31へ押し付け、その押し付けによる摩擦力で変速 レバー30を所定の揺動位置で保持するようにしてある。
【0010】 変速レバー30にはプル(引張り)のみ可能なワイヤ40の一端が連結してあ る。ワイヤ40の他端は引張ばね41の一端に連結してある。引張りばね41の 他端は揺動レバー13の先端に連結してある。この引張ばね41のばね強さは、 変速レバー30が前記低速時の最高速位置Fまで揺動され、ワイヤ40が一定量 移動したとき、この変位によって引張ばね41に生じるばね力によるトラニオン 軸まわりの反時計方向のトルクが、中立位置復帰装置20の圧縮ばね26bの圧 縮によって生じたばね力によるトラニオン軸まわりの時計方向のトルクと、トラ ニオン軸12自体を回動させるのに要するトルクの和とつり合って揺動レバー1 3が低速最高速位置F1に位置するように設定してある。尚、図1に示す揺動レ バー13のF2位置は、変速ペダル15をいっぱいに踏み込んだ時に実現される 前進最高速位置を示す。
【0011】 床面洗浄車1が洗浄を開始しようとする時、洗浄車1が停止して変速ペダル1 5も変速レバー30も操作していない状態では、中立位置復帰装置20の一対の 圧縮ばね26a,26bのばね力によって揺動レバー13は中立位置N1に保持 されている。この状態で掃上ブラシ4、洗浄ブラシ7、スキュージ8を床面6上 へ降ろす。エンジン11を駆動し、次いで変速レバー30を停止位置Nから前方 へ傾ける。時速2kmで低速走行させたいとすると、ストッパ34に突設部30a が当接するまで揺動させる。するとワイヤ40が一定量引張られて移動し、この ワイヤ40の移動量に対応して引張ばね41により引張力が生じる。この引張力 で揺動レバー13は反時計方向へ揺動される。この揺動レバー13の揺動で摺動 ロッド24が引張られ、圧縮ばね26bがナット25と揺動ブロック23間で圧 縮される。圧縮ばね26bのこのたわみによって生じるばね力によるトラニオン 軸まわりのトルクに、トラニオン軸12自体を回動するのに要するトルクを加え たものが、前記引張ばね41の引張力によるトラニオン軸まわりのトルクとつり あって、揺動レバー13は低速最高速位置F1まで揺動され、床面洗浄車1は低 速最高速で走行する。そして、変速レバー30は圧縮ばね36によってその揺動 位置が車体5との間で摩擦保持されるので、前記速度が一定に保持され、運転者 が車速を維持するのに注意を払わなくてもよい。勿論低速最高速位置F1に至る どの位置でも揺動レバー30を保持でき、その揺動位置に応じた車速となること は言う迄もない。
【0012】 このように引張ばね41のばね力で揺動レバー13を揺動させる場合と、ワイ ヤで変速レバー30の変位を直接揺動レバー13に伝える場合とを比較すると図 4に示すようになる。ここで線Aはワイヤで直接揺動レバー13を揺動させた場 合、線Bは引張ばね41を介在させた場合である。揺動レバー13の揺動角度を 一定、例えば中立位置N1から低速最高速位置F1まで揺動させるとすれば、そ れに要するワイヤの移動量は引張ばね41を介在させた方が大きい。従って、前 記中立位置N1から低速最高速位置F1までの揺動角は、引張ばね41のたわみ 量によって拡大されて変速レバー30の大きな揺動角と対応し、このことによっ て低速時の速度の微調整が極めて容易となる。その結果、床面6の汚れの程度で 低速時の速度を細かく選択できることになる。
【0013】 こうして洗浄作業が完了すると、変速レバー30を停止位置Nへ戻す。すると 揺動レバー13が中立位置復帰装置20によって中立位置N1へ戻る。そして掃 上ブラシ4、洗浄ブラシ7、スキュージ8を床面6から持ち上げて変速ペダル1 5をいっぱいに踏み込めば、揺動レバー13は前進最高速位置F2まで揺動され 、床面洗浄車1は回送運転される。
【0014】 本実施例では低速用変速操作具として変速レバーを用いて説明したが、低速用 の変速ペダルを設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上のようにこの考案の装置によれば、油圧駆動式作業車の変速装置において 、油圧式無段変速装置のトラニオン軸に連結した揺動レバーを一対のばねで中立 へ戻すようにし、この揺動レバーと低速用変速操作具とを引張りばねを介して連 繋したので、低速用変速操作具を操作する場合には、揺動レバーを直接押し引き する変速操作具で操作する場合に比べ、揺動レバーの揺動角度を同一とすると引 張りばねのたわみ量だけ低速用変速操作具の変位を大きくとることができる。従 って低速域での速度微調整ができ、しかも低速用変速操作具の操作位置を保持す るため、その速度を固定できるので、所定の低速走行状態が安定して実現でき、 清掃車の作業が均一となる利点がある。また変速レバーを所定の低速状態の位置 に設定したままでも、変速ペダルを操作すると、速度は変速ペダルの踏み込み量 に応じ変速することができるので、一時的に変速したり、停止したり後退する場 合に変速レバーをその都度操作しなくても良く、操作時における利便性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の変速装置を示す図である。
【図2】変速レバーの支持構造を示す図である。
【図3】図1のIII−III断面拡大図である。
【図4】本考案の効果を説明する図である。
【図5】床面洗浄車の側面図である。
【符号の説明】
1 床面洗浄車、 10 アキシャルプランジャ型の油
圧ポンプ、12 トラニオン軸、 13 揺動レバー、
14 ワイヤ(押し引き可能な連繋機構)、 15 変
速ペダル、20 中立位置復帰装置、 26a ばね、
26b ばね、30 変速レバー、 32 スタッ
ド、 36 圧縮ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式無段変速装置の斜板角度を変更す
    るトラニオン軸と一体の揺動レバーを、押し引き可能な
    連繋機構を介して変速ペダルと接続してある油圧駆動式
    作業車の変速装置において、前記揺動レバーに、レバー
    揺動方向に互いに対向して揺動レバーを中立位置に復帰
    させる一対のばねを備えた中立位置復帰装置を連結し、
    また、低速用変速操作具を車体に揺動可能かつ、揺動位
    置を保持可能に支持し、この低速用変速操作具と前記揺
    動レバーとをレバー揺動方向に伸縮する引張ばねを介し
    て連繋したことを特徴とする油圧駆動式作業車の変速装
    置。
JP1991053130U 1991-06-12 1991-06-12 油圧駆動式作業車の変速装置 Expired - Lifetime JP2562486Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118901A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速操作装置

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