JPH04136461U - 石油燃料燃焼装置 - Google Patents

石油燃料燃焼装置

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JPH04136461U
JPH04136461U JP3996591U JP3996591U JPH04136461U JP H04136461 U JPH04136461 U JP H04136461U JP 3996591 U JP3996591 U JP 3996591U JP 3996591 U JP3996591 U JP 3996591U JP H04136461 U JPH04136461 U JP H04136461U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】目標温度の設定を容易にし、かつ、その制御
を簡単なものにする。消火後の未燃ガスによる臭気の
発生を防止する。燃料用フィルタの劣化および目詰ま
りを防止して長期間にわたって安定したフィルタ効果を
得る。 【構成】温度設定開始ボタンの操作により目標温度を
仮目標温度として段階的に変化させ、温度設定終了ボタ
ンの操作により前記仮目標温度の段階変化を停止してそ
の時の仮目標温度を目標温度として設定する。消火命
令信号により送油ポンプの送油量を徐々に減少させ、消
火命令信号から一定時間経過後に送油ポンプの送油を停
止し、さらにそののちノズルの噴出動作を停止する。
送油パイプに、水および不純燃料を除去するフィルタを
備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は石油燃料を燃焼させる石油燃料燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の石油ファンヒータの構成を示したブロック図である。燃料タンク 51内には燃焼用の石油燃料である灯油52が貯溜されている。燃料タンク51 の上方には給油タンク53が着脱自在に備えられており、燃料タンク51内の灯 油残量に応じて給油タンク53内の灯油が自動的に補給される。また燃料タンク 51には送油ポンプ54が備えられている。送油ポンプ54は燃料タンク51内 の灯油52を吸い上げ、送油パイプ55を介して気化器56へと送油する。気化 器56では気化素子57によって灯油52を気化させる。この気化ガスはノズル 58によってバーナ59へと噴出され、バーナ59で燃焼される。なお気化ガス をバーナ59へと噴出させるノズル58にはソレノイド60が設けられ、ノズル 口の開閉が行われる。また燃料タンク51内には灯油内に含まれている水分や変 質灯油,不純灯油等を除去するためのフィルタが備えられている。フィルタは給 油タンク53から燃料タンクへの燃料補給口(61)、または、送油ポンプの吸 い上げ口(62)のいずれかに配置されるか、両方に配置されるかであった。
【0003】 このように構成される石油ファンヒータにおいては、石油ファンヒータ本体の 操作部に設けられている電源スイッチが操作されると送油ポンプ54が作動して 燃料タンク51内の灯油52が気化器56へと送油される。これとほぼ同時にソ レノイド60がオンし、気化器56において気化された燃料のガスがノズル58 によってバーナ59へと噴出されて燃焼される。なお消火時には電源スイッチの 操作(消火操作)により送油ポンプ54を停止した後t1 時間後にノズル58に よるガスの噴出を停止させるのは、気化器56内に未燃ガスが残留してしまうの を防止するためである。気化器56内の未燃ガスが残留していると装置の停止後 に外部へと放出され臭気を生じさせる。なお図8は消火時の動作手順を示したタ イムチャートである。
【0004】 ところで送油ポンプ54は必要燃焼量に応じて灯油の吸い上げ量の調整をして いる。必要燃焼量は現在の室温と目標温度との差に基づいて演算される。現在の 室温はセンサによって検知され、目標温度はユーザによって適宜設定される。従 来の目標温度の設定は、操作部に“下げるボタン”および“上げるボタン”を備 えてこれらのボタンの押下回数または押下され続けた時間に応じて目標温度を変 えてゆくものであった。図9は従来の目標温度の設定手順を示したフローチャー トである。目標温度を変える場合、一度めの“下げるボタン”または“上げるボ タン”の押下によって目標温度設定モードに切り換えられる(n11→n12→ n13,n14)。目標温度設定モード時に“上げるボタン”が押下されるとボ タンの押下ごと、または、ボタンが一定時間押下され続けるごとに目標温度が1 レベルづつ上げられてゆく(n15→n18またはn16→n17→n18)。
【0005】 また、目標温度設定モード時に“下げるボタン”が押下されるとボタンの押下ご と、または、ボタンが一定時間押下され続けるごとに目標温度が1レベルづつ下 げられてゆく(n19→n22またはn20→n21→n22)。このようにし て目標温度が順次変更されてゆき、所定の時間“上げるボタン”または“下げる ボタン”が押下されなければ目標温度設定モードが解除される(n23→n24 )。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように構成され、また、動作制御される石油ファンヒータにおいて従 来以下のような問題があった。
【0007】 温度設定処理に関する問題 従来の装置は設定温度が目標温度に達するまで何度も押下するか、または、押 下し続ける必要があり、操作が煩雑になるとともに制御手順も複雑になってしま う。例えば従来の場合、14℃の設定を30℃に変更する場合には“上げるボタ ン”を17回押下するか(1レベル=1℃)、数秒間“上げるボタン”を押下し 続けなければならなかった。
【0008】 気化器内の残留未燃ガスによる臭気の問題 従来、図7に示したように送油ポンプ54をオフしてから一定時間t1 後にノ ズル58を閉じて気化ガスの噴出を停止させていたが、気化器56内の残留する 未燃ガス量は少なくなく、電源オフ後に気化器56から未燃ガスが装置本体外へ 放出されて臭気を放出させてしまう問題があった。
【0009】 燃料用フィルタの問題 従来の装置では燃料内の水,不純燃料を除去するフィルタ61または62が常 時灯油52内に浸されているためフィルタ61または62が劣化しやすく、その 効果が持続しにくい問題があった。また必要以上に目詰まりし易い問題もあった 。
【0010】 この考案は上述したような問題点に鑑みてなされたものであって、目標温度 の設定を容易にし、かつ、その制御を簡単なものにする、消火後の未燃ガスに よる臭気の発生を防止する、燃料用フィルタの劣化および目詰まりを防止して 長期間にわたって安定したフィルタ効果を得る、ことのできる石油燃料燃焼器を 提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この出願の請求項1の考案は温度設定開始ボタンと、温度設定終了ボタンと、 温度設定開始ボタンの操作により目標温度を仮目標温度として段階的に変化させ る手段と、温度設定終了ボタンの操作により前記仮目標温度の段階変化を停止し てその時の仮目標温度を目標温度として設定する手段と、を設けたことを特徴と する。
【0012】 この出願の請求項2の考案は、燃料タンク内の燃料を気化器へ送油する送油ポ ンプおよび送油パイプと、送油された燃料を気化させる気化器と、気化ガスをバ ーナへ噴出させるノズルと、を備える石油燃料燃焼装置において、 消火操作により送油ポンプの送油量を徐々に減少させる手段と、前記消火操作 から一定時間経過後に送油ポンプの送油を停止する手段と、さらにそののち前記 ノズルの噴出動作を停止する手段と、を設けたことを特徴とする。
【0013】 この考案の請求項3の考案は、燃料タンクの燃料を吸い上げる送油ポンプと、 吸い上げた燃料を気化器へと送油する送油パイプと、送油された燃料を気化する 気化器と、を備える石油燃料燃焼装置において、 前記送油パイプに、水および不純燃料を除去するフィルタを備えたことを特徴 とする。
【0014】
【作用】
この出願の請求項1の考案においては、温度設定開始ボタンが操作されると設 定温度が段階的に変えられてゆく。そして設定温度が希望する温度に達したとき に温度設定終了ボタンを操作すると設定温度の段階変化が停止されてそのときの 設定温度が制御目標温度として設定される。すなわち操作としてはまず温度設定 開始ボタンを操作し、そののち設定温度が希望する温度に達したときに温度設定 終了ボタンを操作するだけでよい。
【0015】 次に、この出願の請求項2の考案においては、消火操作により送油ポンプの送 油量が徐々に減少される。したがって気化器により気化されるガス量も徐々に少 なくなってゆき、ノズルによって噴出されるガス中の燃料気化ガス量が少なくな ってゆく。そして送油ポンプが停止されたときには気化器内の気化ガス量はほと んどない状態にある。したがってこののちノズルの噴出を停止しても気化器内に 未燃ガスが残ってしまうことはほとんどなく、装置外へ未燃焼ガスが放出されて しまうことがない。
【0016】 さらにこの出願の請求項3の考案においては送油パイプにフィルタが備えられ ており、燃料中の水および不純燃料がフィルタによって除去される。このフィル タは送油パイプに備えられているためフィルタが常時燃料中に浸されてしまうこ とがなくフィルタの劣化を遅らせて長寿命化することができ、また、フィルタの 目詰まりも防止できる。
【0017】
【実施例】
図1,図2,図3はこの出願の請求項1の考案の実施例を示した図であり、図 1は石油ファンヒータの要部ブロック図、図2は目標温度設定処理の処理手順を 示したフローチャート、図3は仮目標温度の設定段階を示した図である。
【0018】 石油ファンヒータはコントローラ1によって制御されている。コントローラ1 は目標温度を記憶するエリアM1、仮目標温度を記憶するエリアM2、検出され た室温を記憶するエリアM3を備えている。石油ファンヒータ本体の上部には温 度設定開始ボタン2、温度設定終了ボタン3、温度表示部4を有する操作部が備 えられ、前記温度設定開始ボタン2等はコントローラ1に接続されている。また 、石油ファンヒータ本体には室温センサ5が備えられ、石油ファンヒータが設置 されている室内の温度が検出されてコントローラ1に入力される。さらに送油ポ ンプ6はコントローラ1によって灯油の吸い上げ量がコントロールされる。コン トローラ1は室温センサ5によって検出された室温(M3)と目標温度(M1) とを比較し、その差に応じて送油ポンプ6の吸い上げ量を設定する。例えば、目 標温度に比して室温が著しく低い場合には吸い上げ量を多くし、室温が目標温度 に接近した場合や室温が目標温度を越えてしまった場合等には吸い上げ量を少な く設定する。
【0019】 この吸い上げ量制御の基本となる目標温度の設定手順を図2,図3を参照して 説明する。操作部に設けられている温度設定開始ボタン2が押下されると設定モ ードがセットされ、温度設定のモードに入る(n1→n2→n3)。設定モード ではまず、M1に記憶されている現在の目標温度をM2に仮目標温度として設定 する(n4)。そして、温度設定終了ボタン3が押下されるまで仮目標温度を段 階的に変化させてゆく(n5→n6)。例えば、図3に示したように1℃つづ変 化させてゆき、設定上限温度になれば設定下限温度に戻るようにしながら変化さ せてゆく。この仮目標温度は温度表示部4に表示され、ユーザは仮目標温度が希 望する設定温度に達したときに温度設定終了ボタン3を押下すればよい。温度設 定終了ボタン3が押下されるとそのときの仮目標温度記憶エリアn2の温度が目 標温度記憶エリアM1に移されて目標温度として設定される(n7)。このよう にして目標温度が設定された後、設定モードが解除される(n8)。なお、仮目 標温度を段階的に変化させるときの変化の間隔は1秒から数秒程度に設定される 。
【0020】 次にこの出願の請求項2の考案の実施例を説明する。図4は石油ファンヒータ 消火時の送油ポンプおよびノズル用ソレノイドの動作手順を示したタイムチャー トである。石油ファンヒータ燃焼中に、操作部に設けられている電源スイッチが 操作されると消火動作が開始される。電源スイッチがオフされると送油ポンプに よる燃料の送油量が徐々に減少されてゆく。これにしたがって気化器で気化され るガス量が減少してゆく。この間ノズルは開放状態にあって気化器内の気化ガス はバーナへと噴出されて燃焼される。しかし上述したように気化されるガス量が 徐々に減少してゆくため燃焼の炎が弱くなってゆく。そして電源スイッチがオフ されてからt2 時間後に送油ポンプは完全に停止し、この後ソレノイドがオフさ れて気化ガス噴出用ノズルが閉じられる。このとき、気化ガスはほとんど燃焼し きった状態となっていて、燃焼停止後の未燃ガス臭気が格段に低減される。
【0021】 さらにこの出願の請求項3の考案の実施例を説明する。図5はこの実施例の構 成を示すブロック図である。なお図において図7に示した従来例と同一部分につ いては同一番号で示し説明を省略する。
【0022】 送油パイプ12の途中にはフィルタ11が配置されている。フィルタ11は例 えば、ポリビニルアセテートにて撥水処理を促したフィルタ、アルミナ(Al2 3 )の焼結素子フィルタ等が用いられる。により不純灯油(フィルタのメ ッシュよりも粗い成分)および水を除去することができ、により不良灯油を濾 過することができる。フィルタ11としてはこれらのフィルタ,の何れかを 用いてもよいし、両者を組み合わせて用いるようにしてもよい。
【0023】 図6は請求項3の考案の他の実施例を示した図であり、この実施例においては 送油パイプ13の途中にボルト15によってフィルタ14を取り付けている。こ のようにフィルタ14をボルト15によって取りつけたことによってフィルタ交 換を容易に行うことができるようになる。
【0024】
【考案の効果】
この出願の請求項1〜3の考案によれば以下のような効果を奏する。
【0025】 目標温度の設定は温度設定開始ボタンと温度設定終了ボタンを操作するだ けで行うことができるため、ボタンを何度も繰り返して押下したり押下し続けた りする必要がなく、操作が簡単になる利点がある。また制御も簡略化される利点 がある。
【0026】 未燃ガスの残留量を低減させて消火後の未燃ガスよる臭気の発生を抑制す ることができる。
【0027】 フィルタが常時燃料中に浸されていることがないため、フィルタ寿命を長 期化することができ、また、フィルタ詰まりも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案に係る実施例であり、石油ファ
ンヒータの制御部の要部ブロック図
【図2】同実施例において温度設定処理の処理手順を示
したフローチャート
【図3】同実施例において仮目標温度の段階変化例を示
した図
【図4】請求項2の考案に係る実施例であり、消火時の
タイムチャート
【図5】請求項3の考案に係る実施例であり、石油ファ
ンヒータの要部ブロック図
【図6】請求項3の考案に係る他の実施例であり、石油
ファンヒータの要部ブロック図
【図7】従来の石油ファンヒータの要部ブロック図
【図8】従来の消火時のタイムチャート
【図9】従来の温度設定処理の処理手順を示したフロー
チャート
【符号の説明】
1 コントローラ 2 温度設定開始ボタン 3 温度設定終了ボタン 11,14 フィルタ 12,13 送油パイプ 15 ボルト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度設定開始ボタンと、温度設定終了ボタ
    ンと、温度設定開始ボタンの操作により目標温度を仮目
    標温度として段階的に変化させる手段と、温度設定終了
    ボタンの操作により前記仮目標温度の段階変化を停止し
    てその時の仮目標温度を目標温度として設定する手段
    と、を設けたことを特徴とする石油燃料燃焼装置。
  2. 【請求項2】燃料タンク内の燃料を気化器へ送油する送
    油ポンプおよび送油パイプと、送油された燃料を気化さ
    せる気化器と、気化ガスをバーナへ噴出させるノズル
    と、を備える石油燃料燃焼装置において、消火操作によ
    り送油ポンプの送油量を徐々に減少させる手段と、前記
    消火操作から一定時間経過後に送油ポンプの送油を停止
    する手段と、さらにそののち前記ノズルの噴出動作を停
    止する手段と、を設けたことを特徴とする石油燃料燃焼
    装置。
  3. 【請求項3】燃料タンクの燃料を吸い上げる送油ポンプ
    と、吸い上げた燃料を気化器へと送油する送油パイプ
    と、送油された燃料を気化する気化器と、を備える石油
    燃料燃焼装置において、前記送油パイプに、水および不
    純燃料を除去するフィルタを備えたことを特徴とする石
    油燃料燃焼装置。
JP1991039965U 1991-05-30 1991-05-30 石油燃料燃焼装置 Expired - Lifetime JP2542587Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121257U (ja) * 1987-01-28 1988-08-05
JPH0188144U (ja) * 1987-11-26 1989-06-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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