JPH04137399U - 鍵盤楽器の鍵駆動装置 - Google Patents

鍵盤楽器の鍵駆動装置

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JPH04137399U
JPH04137399U JP5307891U JP5307891U JPH04137399U JP H04137399 U JPH04137399 U JP H04137399U JP 5307891 U JP5307891 U JP 5307891U JP 5307891 U JP5307891 U JP 5307891U JP H04137399 U JPH04137399 U JP H04137399U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍵駆動用アクチュエータの特性を白鍵用のそ
れと黒鍵用のそれとでそれぞれ均一化し、制御を簡単に
する。鍵の駆動力を軽減する。演奏再生の忠実度を高め
る。アクチュエータ取付時の調整を簡単にする。 【構成】 白鍵用の電磁ソレノイド21をフロントレー
ル17に沿って一列に配設し、かつ、黒鍵用の電磁ソレ
ノイド22についても同様にフロントレール19に沿っ
て一列に配設する。なお、これらの電磁ソレノイド2
1、22はホルダケース23によりユニット化して取り
付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鍵盤楽器の鍵駆動装置に関し、白鍵用アクチュエータは白鍵フロント レールの奥側に、黒鍵用アクチュエータは黒鍵フロントレールの奥側にそれぞれ 配列することにより、鍵駆動アクチュエータの特性を2種類としてそれぞれを均 一化するとともに、再生時に必要な鍵駆動力を低減するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動ピアノの鍵駆動装置として、例えば実開昭63−187196号公 報等に開示されたものが提案されている。このものは、鍵駆動アクチュエータを 鍵下方の筬中と筬前との間に配設し、鍵を引き下げて演奏再生する技術であった 。詳しくは、このアクチュエータは、黒鍵用の筬前より奥側で筬中に近い位置に 配設され、揺動レバーを介して鍵下面に垂下したシャッタを引き下げるものであ った。白鍵用および黒鍵用の全てのアクチュエータを鍵配列方向に沿って1列に 配設することは、その空間上の制約から無理であり、したがって、これらのアク チュエータを白鍵用と黒鍵用とにわけてそれぞれが千鳥状に配列されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術においては、白鍵用アクチュエータにつ いて2種類、黒鍵用アクチュエータについて2種類の合計4種類の異なる特性を 有するアクチュエータを準備する必要があり、その駆動制御が困難なものとなっ ていた。また、各アクチュエータから鍵に駆動力を作用させる位置が、ピアニス トが押鍵する位置(鍵先端部)に比べて、バランスピン(支点)に近くなってい た。このため、実際のピアニストの演奏に対して忠実に演奏を再生するためには 未だ改善が必要であった。また、力点が支点に近いことから鍵駆動力としても大 きな力が必要とされ、アクチュエータの負担が大きくなるという課題もあった。 さらに、白鍵と黒鍵とでその下面の高さが異なる場合には取付調整が困難である という課題もあった。
【0004】 そこで、本考案は、その制御が簡単で、演奏再生を忠実に行うことができ、駆 動力を軽減できるとともに、鍵下面高さに対しての調整も容易であって、さらに 、筬前に取り付けてユニット化することができる鍵盤楽器の鍵駆動装置を提供す ることを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、それぞれが棚板上の所定支点回りに揺動自在に配設された白鍵およ び黒鍵と、上記白鍵の所定支点から所定距離離れた位置で、該白鍵の上記棚板上 面に沿う平面内での移動を規制する白鍵用筬前に沿って並設され、該白鍵を揺動 させる白鍵駆動手段と、上記黒鍵の所定支点から所定距離離れた位置で、該黒鍵 の上記棚板上面に沿う平面内での移動を規制する黒鍵用筬前に沿って並設され、 該黒鍵を揺動させる黒鍵駆動手段と、を備えた鍵盤楽器の鍵駆動装置である。
【0006】
【作用】
本考案に係る鍵盤楽器の鍵駆動装置では、白鍵駆動手段は白鍵用筬前に沿って 、黒鍵駆動手段は黒鍵用筬前に沿って、それぞれ並設されているため、これらは 駆動手段として2種類の特性を有し、その制御が簡単になっている。また、これ らの特性は通常演奏時にての演奏特性と近似させることができ、忠実な演奏再生 を行うことができる。鍵駆動力は、筬中に対して離れた鍵先端部で鍵に作用する ため、同一のウイペン突き上げ力を得ようとする場合その鍵駆動力は小さくする ことができる。よって、駆動手段としての発生推力の負担も低減される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実 施例に係るピアノの鍵駆動装置を示す断面図である。図2はその配置を示す平面 図、図3は一実施例に係る鍵駆動装置の鍵下降の状態を示す断面図である。
【0008】 これらの図に示すように、白鍵11および黒鍵12は棚板13上で筬中(バラ ンスレール)14に植設したバランスピン15、16をそれぞれ支点として上下 方向に揺動自在に支持されている。白鍵11は、その先端部がフロントレール( 筬前)17に立設されたフロントピン18により上下方向にガイドされており、 かつ、その水平方向の動きもフロントピン18によって規制されている。黒鍵1 2も同様にフロントレール(筬前)19に立設されたフロントピン20により上 下方向にガイドされ、水平方向にその移動が規制されている。なお、これらのフ ロントレール17、19は所定の間隔を有して鍵配列方向に沿ってほぼ平行に配 設されている。
【0009】 ここで、この棚板13の上で、各鍵11、12の先端部(演奏者による押鍵部 )の下方位置には、それぞれ電磁ソレノイド21、22が配設されている。これ らの電磁ソレノイド21、22は、図2に示すように、それぞれが鍵配列方向( 間口方向)に沿って一列に並設されている。すなわち、白鍵11駆動用の電磁ソ レノイド21は白鍵用のフロントレール17と黒鍵用のフロントレール19との 間に配置されており、黒鍵12駆動用の電磁ソレノイド22は黒鍵用のフロント レール19に隣接して配設されているものである。
【0010】 詳しくは、これらの電磁ソレノイド21、22は、アクチュエータユニットと して、単一のホルダケース23に保持されている。ホルダケース23は断面コの 字形で上側に開口する2列の溝24、25を有しており、これらの溝24、25 の間の平坦部23Aが上記黒鍵用のフロントレール19の上面に固定されること により、取り付けられている。各溝24、25のそれぞれには円筒状のコイル2 6、27が立設、保持されている。これらのコイル26は各白鍵11に対応して 一列に立設されている(図2)。また、コイル27も同様に溝25内に立設され て黒鍵12に対応して一列に配列されている。
【0011】 各コイル26、27の軸心部にはプランジャ遊嵌孔(プランジャが遊嵌する孔 )がそれぞれ形成され、これらのプランジャ遊嵌孔の底部、すなわち溝24、2 5の底面には軟鉄等の磁性体であるコア28、29が固設されている。これらの コア28、29の上面はすりばち状に凹んだ形状に形成され、平坦な底面と、円 錐状の傾斜面と、を有して構成されている。
【0012】 これに対して、これらのプランジャ遊嵌孔の上方の白鍵11および黒鍵12の 各下面(上記鍵先端部の下面)には、プランジャ31、32が垂下されている。 これらのプランジャ31、32は上記プランジャ遊嵌孔のそれぞれに出没自在に 配設されている。これらのプランジャ31、32の各先端部は上記コア28、2 9の凹部に対応した形状、すなわち截頭円錐台形状に形成されている。すなわち 、この先端部は、一定径の平坦面と、円錐斜面と、により構成されている。なお 、33はコイル26、27の上端に配設された上ヨークである。
【0013】 したがって、電磁ソレノイド21(22も同様である)にあっては、コントロ ーラの制御によりコイル26に通電がなされると、発生する磁界によりコア28 は磁化されて、プランジャ31を吸引する。この結果、鍵11(12)は下方に 向かって揺動し、図3に示す位置までその先端は下降する。これにより図示して いないアクションが駆動され、自動演奏(再生演奏)が行われるものである。
【0014】 そして、この自動演奏では鍵11(12)への駆動力(引き下げ力)の作用点 は電磁ソレノイド21(22)による鍵先端部のフロントレール17(18)に 隣接した位置、すなわち通常演奏での演奏者による押鍵部近傍であって、作用す る力の方向も上から下に向かって引き下げるため、実際の通常演奏と同様の動き を白鍵11(黒鍵12)は行うことができ、その再生を忠実に行うことができる 。
【0015】 また、このとき、白鍵用の電磁ソレノイド21は一列に配置され、その特性は 均一化することができ、黒鍵用の電磁ソレノイド22も同じく特性を均一化でき る。したがって、コントローラによる演奏制御が簡単になっている。詳しくは、 電磁ソレノイド21、22を直線状に配列したため、揺動支点であるバランスピ ン15、16と鍵駆動力の作用点(プランジャ31、32の位置)とが全ての白 鍵11、黒鍵12についてそれぞれ同じ間隔だけ離れている。このため、各鍵1 1、12に対応して鍵駆動力を補正する等の必要は生じることなく、全ての鍵1 1、12についてそれぞれ均一に鍵駆動力を作用させることができる。
【0016】 また、白鍵11(黒鍵12も同様)の支点(バランスピン)15から遠い位置 に引き下げ力が作用するため、てこの原理よりその加える力を小さくすることが できる。その結果、ソレノイド21に対する負担は小さくて済む。具体的にはコ イル26への供給電流を小さく抑えることができる。よってコイル26からの発 熱も少なくて済む。
【0017】 また、このとき、図3に示すように、プランジャ31、32はプランジャ遊嵌 孔内に没入し、その先端はコア28、29に近接して対向する。このようにプラ ンジャ31、32がプランジャ遊嵌孔に没入する構成としたため、ソレノイド2 1、22を含む鍵駆動装置全体を薄型に構成することができる。
【0018】 また、以上のようにプランジャ31、32の先端面と、コア28、29の対向 面と、を傾斜した斜面によりそれぞれ形成し、略同一形状としたため、これらの 間の間隔(ギャップ)を小さくすることができ、磁気抵抗を減少させることがで きる。よって白鍵11、黒鍵12の引き下げ動作開始時の応答性を向上させるこ とができる。そして、アクチュエータである電磁ソレノイド21、22の推力( プランジャ吸引力)とプランジャストロークとの間の特性を平滑化することがで きる。また、プランジャ31(32)を鍵11(12)下面に固着する場合先端 を凸状としたため、その重量を軽減することができる。
【0019】 また、電磁ソレノイドのプランジャを鍵に取り付けているため、カウンタバラ ンスが必要になった場合には、白鍵、黒鍵に係わらず、同一の錘りを鍵の長手方 向のバランスピンを挟んで反対側の同一の位置に取り付けるだけでよく、その取 付作業が簡単になっている。
【0020】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案に係る鍵盤楽器の鍵駆動装置によれば、鍵の 駆動に必要な駆動力を低減することができ、鍵駆動装置の負担を低減することが できる。また、白鍵用と黒鍵用との2種類の特性について駆動を制御するだけで よく、その制御が簡単である。また、再生演奏を忠実に行うことができる。また 、鍵下面高さに対しての調整も容易である。さらに、筬前に取り付けてユニット 化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る鍵駆動装置を示す断
面図である。
【図2】 同じくその鍵駆動装置の電磁ソレノイドの配
置を示す平面図である。
【図3】 一実施例に係る鍵駆動装置にあって押鍵状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
11 白鍵、 12 黒鍵、 13 棚板、 14 筬
中、 15 バランスピン(白鍵用支点)、 16 バ
ランスピン(黒鍵用支点)、 17 フロントレール
(白鍵用筬前)、 19 フロントレール(黒鍵用筬
前)、 21 電磁ソレノイド(白鍵駆動手段)、 2
2 電磁ソレノイド(黒鍵駆動手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが棚板上の所定支点回りに揺動
    自在に配設された白鍵および黒鍵と、上記白鍵の所定支
    点から所定距離離れた位置で、該白鍵の上記棚板上面に
    沿う平面内での移動を規制する白鍵用筬前に沿って並設
    され、該白鍵を揺動させる白鍵駆動手段と、上記黒鍵の
    所定支点から所定距離離れた位置で、該黒鍵の上記棚板
    上面に沿う平面内での移動を規制する黒鍵用筬前に沿っ
    て並設され、該黒鍵を揺動させる黒鍵駆動手段と、を備
    えたことを特徴とする鍵盤楽器の鍵駆動装置。
JP5307891U 1991-06-13 1991-06-13 鍵盤楽器の鍵駆動装置 Expired - Lifetime JP2532524Y2 (ja)

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