JPH04139152A - 炭酸ジエステルの製造法 - Google Patents

炭酸ジエステルの製造法

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JPH04139152A
JPH04139152A JP2257042A JP25704290A JPH04139152A JP H04139152 A JPH04139152 A JP H04139152A JP 2257042 A JP2257042 A JP 2257042A JP 25704290 A JP25704290 A JP 25704290A JP H04139152 A JPH04139152 A JP H04139152A
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reaction
catalyst
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carbon monoxide
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JP2257042A
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Tokuo Matsuzaki
徳雄 松崎
Tsuneo Shimamura
島村 常夫
Satoru Fujizu
悟 藤津
Yoshinobu Toyahara
鳥屋原 慶信
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、炭酸ジエステルの製造法に関し、より詳し
くは、一酸化炭素と亜硝酸エステルとがら炭酸ジエステ
ルを選択的に、かつ、安定に製造する方法に関する。
炭酸ジエステルは、医薬、農薬等の有機合成原料として
、また、ポリカーボネートやウレタン等の製造のための
中間体として非常に有用な化合物である。
〔従来技術の説明〕
炭酸ジエステルの製造方法としては、ホスゲンとアルコ
ールとを反応させる方法が非常に古くから実施されてい
るが、ホスゲンは毒性が極めて強く、また、ホスゲンと
アルコールとの反応で塩酸が副生ずるため装置材質上に
問題があることなど、ホスゲンを使用しない製造法が望
まれていた。
このことからホスゲンを使用しない製造法として、アル
コールと一酸化炭素より炭酸ジエステルを合成する方法
等が各方面で研究され、提案されている(例えば、特開
昭60−75447号公報、特開昭63−72650号
公報、特開昭63−38010号公報、WO−87/7
601号明細書などを参照)。これらは、ハロゲン化銅
、ハロゲン化ハラジウム等を触媒として用い、アルコー
ルと一酸化炭素との酸素酸化反応により液相中で炭酸ジ
エステルを合成する方法であるが、二酸化炭素が副生ず
るために一酸化炭素基準の炭酸ジェスチルの選択率が低
く、また水の生成により炭酸ジエステルの精製にも手間
がかかるという欠点がある。さらに、これらの特許に開
示されている方法により炭酸ジエステルの製造を行う場
合は、生成物と触媒とを分離する工程が必要であり、必
ずしも産業上有利な方法であるとは言えない。
そこで、その改良法として、例えば、亜硝酸エステルと
一酸化炭素を、白金族金属もしくはその化合物を担体に
担持した固体触媒および一酸化炭素当たり02として1
0モル%以上の酸化剤の存在下、気相で反応させること
からなる炭酸ジエステルの製造法が、特開昭60−18
1051号公報に提案されている。
しかしながら、この方法は、シュウ酸ジエステルの副生
を抑えるために、一酸化炭素に対して上記のような割合
で酸素等の酸化剤を共存させているにもかかわらず、か
なりの量のシュウ酸ジエステルが副生じており、炭酸ジ
エステルの選択率が低いと共に、反応速度も十分ではな
い。また、反応に供されるr亜硝酸エステル、一酸化炭
素、アルコール、酸素等から成る混合ガスj中における
亜硝酸エステルの使用範囲が爆発限界を越えており、安
全上からも問題があるなど、工業的には必ずしも満足で
きる方法ではない。
〔発明が解決しようとする課題] 亜硝酸エステルを使用する従来公知の炭酸ジエステルの
製造方法は、前述したように、一酸化炭素と亜硝酸エス
テルとの反応速度が十分ではなく、また、炭酸ジエステ
ルの選択率も低いため、生成した炭酸ジエステルの精製
処理が煩雑になるという欠点があったのである。さらに
は、反応系における亜硝酸エステルの使用濃度範囲が爆
発限界を越えており、操作上危険を伴うという問題もあ
ったのである。
そこで、この発明の目的は、反応生成物の分離回収が容
易な気相法により、温和な反応条件下に、炭酸ジエステ
ルを高選択率、高収率、かつ、安定に製造し得る工業的
に好適な炭酸ジエステルの製造法を提供することにある
。特に、実用的な固定床気相法プロセスにおいては、触
媒活性が長期にわたって安定していることが重要であり
、この発明は、そのような要望に添った炭酸ジエステル
の製造法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明者らは、従来公知の炭酸ジエステルの製造法に
おける前述したような問題点を克服すべく、一酸化炭素
と亜硝酸エステルとの気相接触反応によって、炭酸ジエ
ステルを製造する際の触媒等、亜硝酸エステル使用によ
る炭酸ジエステルの合成反応について鋭意検討した結果
、温和な反応条件下、前述したような固体触媒を使用す
れば、極めて高収率で目的生成物の炭酸ジエステルが得
られることを見出してこの発明に到達した。
すなわち、この発明は、白金族金属またはその化合物と
、鉄、銅、ビスマス、コバルト、ニッケルおよび錫から
なる群から選ばれた少なくとも1種類の金属の化合物と
、バナジウム、モリブデンおよびタングステンからなる
群から選ばれた少なくとも1種類の金属の化合物とを担
体に担持した固体触媒の存在下、一酸化炭素と亜硝酸エ
ステルとを気相接触反応させることを特徴とする炭酸ジ
エステルの製造法に関する。
(本発明の各要件の詳しい説明〕 以下に、この発明の方法を詳しく説明する。
この発明で使用される亜硝酸エステルとしては、亜硝酸
メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸n−(またはi−)プロ
ピル、亜硝酸n−(またはi−)ブチル、亜硝酸5ec
−ブチル等の炭素数1〜4個の低級脂肪族−価アルコー
ルの亜硝酸エステル、亜硝酸シクロヘキシル等の脂環式
アルコールの亜硝酸エステル、亜硝酸ベンジル、亜硝酸
フェニルエチル等のアルアルキルアルコールの亜硝酸エ
ステルなどが好適に挙げられるが、特に前記の炭素数1
〜4個の低級脂肪族−価アルコールの亜硝酸エステルが
好ましく、中でも亜硝酸メチルおよび亜硝酸エチルが最
も好ましい。
また、この発明で用いられる固体触媒は、パラジウム、
白金、イリジウム、ルテニウム、ロジウム等の白金族金
属または該金属の化合物(第1触媒成分)と、鉄、銅、
ビスマス、コバルト、ニッケルおよび錫からなる群から
選ばれた少なくとも1種類の金属の化合物(第2触媒成
分)と、バナジウム、モリブデンおよびタングステンか
らなる群から選ばれた少なくとも1種類の金属の化合物
(第3触媒成分)とを担体に担持したものであり、より
好ましくは、前記白金族金属の化合物と、鉄、銅、ビス
マス、コバルト、ニッケルおよヒ錫カラなる群から選ば
れた少なくとも1種類の金属の化合物と、バナジウム、
モリブデンおよびタングステンからなる群から選ばれた
少なくとも1種類の金属の化合物とを担体に担持したも
のである。
前記白金族金属の化合物としては、該金属の塩酸塩、臭
素酸塩、沃素酸塩、弗素酸塩等のハロゲン化合物、硝酸
塩、硫酸塩、燐酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、安息香酸塩
などが好適に挙げられる。
より具体的には、塩化パラジウム、臭化パラジウム、沃
化パラジウム、弗化パラジウム、硝酸パラジウム、硫酸
パラジウム、燐酸パラジウム、酢酸パラジウム、シュウ
酸パラジウム、安息香酸パラジウム、塩化白金、塩化イ
リジウム、塩化ルテニウム、沃化ルテニウム、塩化ロジ
ウム、臭化ロジウム、沃化ロジウム、硝酸ロジウム、硫
酸ロジウム、酢酸ロジウムなどが挙げられる。
上記の中でも、パラジウム、ルテニウムまたはロジウム
のハロゲン化合物または硫酸塩が特に好ましく、さらに
は、塩化パラジウムが最も好ましい。
前記鉄、銅、ビスマス、コバルト、ニッケル、錫等の金
属の化合物としては、これら金属の塩化物、臭化物、沃
化物、弗化物等のハロゲン化合物、硝酸塩、硫酸塩、燐
酸塩、酢酸塩などが挙げられるが、中でも前記のハロゲ
ン化合物または硫酸塩が特に好適に挙げられる。
また、前記バナジウム、モリブデン、タングステン等の
金属の化合物としては、これら金属の酸化物、金属酸、
金属酸塩、金属酸アンモニウムなどが挙げられるが、中
でも酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化タングステ
ンのような酸化物、バナジン酸アンモニウム、モリブデ
ン酸アンモニウム、タングステン酸アンモニウム等の金
属酸アンモニウムが好適に挙げられる。
上述したような金属の化合物を担持する担体としては、
珪藻土、活性炭、シリコンカーバイド、チタニア、アル
ミナ、シリカアルミナなどが好適に挙げられるが、活性
炭が最も好ましい。
前記各触媒成分を担体に担持する方法は、特別なもので
ある必要はなく通常実施される方法、すなわち、含浸法
(浸漬吸着法)、混練法、沈着法、蒸発乾固法、共沈法
等でよいが、この発明では、含浸法または蒸発乾固法に
より調製されることが簡便であることからして望ましい
。なお、上記の触媒成分の担体への担持は、同時に行っ
てもまたは逐次に行ってもよい。
そして、担体に担持する前記白金族金属またはその化合
物の担持量は、白金族金属の金属換算で担体に対し、通
常0.1〜10重量%、特には0.5〜2M量%が好ま
しい。
また、鉄、銅、ビスマス、コバルト、ニッケル、錫等の
金属の化合物の担持量は、これら金属の量に換算して白
金族金属に対して0.1〜50グラム原子当量、好まし
くは1〜10グラム原子当量であることが好ましい。
さらに、バナジウム、モリブデン、タングステン等の金
属の化合物の担持量は、これら金属の量に換算して白金
族金属に対して0.1〜20グラム原子当量、好ましく
は0.5〜5グラム原子当量であることが好ましい。
この発明で使用する固体触媒は、前述したように、白金
族金属またはその化合物に加えて、さらに鉄、銅、ビス
マス、コバルト、ニッケルおよび錫からなる群から選ば
れた少なくとも1種類の金属の化合物を担体に担持させ
ているが、この発明において、これら金属の化合物は、
助触媒的な役割を果たすものであり、これら金属の化合
物を上記の量で担体に担持することによって、白金族金
属またはその化合物単独担持の場合に比較して、一酸化
炭素と亜硝酸エステルとの反応速度が大幅に向上するの
である。
そして、この発明で使用する固体触媒は、さらにバナジ
ウム、モリブデンおよびタングステンからなる群から選
ばれた少なくとも1種類の金属の化合物も第3触媒成分
として担体に担持することを特徴としているが、これら
金属の化合物を上記の量で担体に担持することによって
、触媒の失活速度が大幅に小さくなるのである。
また、この発明では、上記の触媒は、粉末、粒状のもの
、もしくは成形体が使用されるが、そのサイズについて
は、特に限定されるものではなく、粉末の場合は、通常
用いられる20〜100μmのもの、そして粒状の場合
は、4〜200メツシュ程度の通常用いられるものが好
適である。また、成形体の場合は、通常数■のものが好
適に用いられる。
さらに、一酸化炭素と亜硝酸エステルの接触反応は、非
常に温和な条件下で行えるのもこの発明の一つの特徴で
ある。例えば、0〜200°C1好ましくは50〜14
0°Cの温度で、常圧で行われ得る。もちろん、加圧系
でも問題なく行うことができ、1〜20kg/dlGの
圧力および50〜140°Cの温度の範囲で実施するこ
とができる。
ところで、前述したような原料の亜硝酸エステルは、例
えば、亜硝酸ソーダ水溶液の硝酸もしくは硫酸分解によ
り、一酸化窒素(NO)および二酸化窒素(No、)の
混合ガスを発生させ、次いで、この混合ガス中のNOの
一部を分子状酸素で酸化してNO2と成して、N O/
N O□−1/1(容量比)のN OXガスを得、これ
にアルコールを接触させることにより、容易に合成され
るものであるが、この亜硝酸エステルの合成までを含め
て考えると、前記一酸化炭素と亜硝酸エステルとの接触
反応は、2〜3kg/dG程度の若干の加圧系の方が特
に望ましい。
前記一酸化炭素と亜硝酸エステルとの反応の形式として
は、気相で、バッチ式、連続式の何れでも行うことがで
きるが、連続式の方が工業的には有利である。また、触
媒の反応系への存在形態としては、固定床または流動床
の何れの反応器を用いても実施することができる。
この発明では、原料ガスの一酸化炭素および亜硝酸エス
テルは、窒素ガス等の不活性ガスで希釈して前記の反応
器にフィードされることが望ましいが、その組成として
は、反応上からは特に限定されるものではない。しかし
、安全上の観点からすれば、前記亜硝酸エステルの濃度
は、20容量%以下、好ましくは5〜20容量%である
ことが望ましい。それに伴い、一酸化炭素の濃度は、5
〜20容量%の範囲にするのが経済的に好ましい。
すなわち、工業的な製造プロセスを考えれば、反応に供
する一酸化炭素、亜硝酸エステル等のガスを循環使用し
、該循環ガスの一部を系外ヘパージすることが好ましく
、また、一酸化炭素のワンパスの転化率が20〜30%
程度であることからして、一酸化炭素の濃度を20容量
%より高くしてもロスが増えるだけであり、また、5容
量%より低くすると生産性が落ちるなどの問題があるの
である。しかし、この経済性を無視すれば、一酸化炭素
の濃度は、実際には80容量%までは可能である。つま
り、亜硝酸エステルを、前記不活性ガスの代わりに一酸
化炭素で希釈した形でフィードすることも可能なのであ
る。
従って、一酸化炭素と亜硝酸エステルの使用割合は、亜
硝酸エステル1モルに対して、一酸化炭素が、0.1−
10モル、好ましくは0.25〜1モルの範囲であるこ
とが望ましい。
また、この発明では、前記反応器にフィードされる、一
酸化炭素および亜硝酸エステルを含有するガスの空間速
度は、500〜20000hr−’の範囲、好ましくは
2000〜15000hrの範囲で行うことが望ましい
。
さらに、この発明の製法では、前記の亜硝酸エステルは
、反応に携わった後、分解して一酸化窒素(NO)を発
生するが、前記反応器から導出される反応ガスから、こ
のNOを回収し、酸素および前記亜硝酸エステルに対応
するアルコールと反応させて、再度亜硝酸エステルに変
換せしめ、循環使用することが好ましい。
以上のようにして、反応器から、目的生成物の炭酸ジエ
ステルの他に、シュウ酸ジエステル等の副生物、未反応
の一酸化炭素および亜硝酸エステル、一酸化窒素、二酸
化炭素、不活性ガスなどを含む反応ガスが導出されるが
、例えば、この反応ガスを冷却後、一酸化炭素、亜硝酸
エステル、酸化窒素、二酸化炭素、不活性ガス等の未凝
縮ガスは、前述した如く、その一部をパージしながら、
再度反応器に循環せしめる一方、凝縮液から例えば蒸留
等の常法により炭酸ジエステルを分離精製するのである
。
なお、原料の亜硝酸エステルは、前述したように、通常
、アルコールと窒素酸化物を必要に応じて分子状酸素の
存在下に反応させて調製され、そのガス中には亜硝酸エ
ステルの他に、未反応のアルコール、窒素酸化物(特に
一酸化窒素)、場合によっては微量の水や酸素が含まれ
ている。この発明では、このような亜硝酸エステル含有
ガスを、亜硝酸エステル源として使用する場合にも好結
果が得られるのである。
〔実施例〕
次に、実施例および比較例を挙げて、この発明の方法を
具体的に説明するが、これらは、この発明の方法を何ら
限定するものではない。
なお、各実施例および比較例における空時収量(STY
) Y (g/ff1−h r)は、一酸化炭素と亜硝
酸エステルの接触反応時間をθ(hr)、その間に生成
した炭酸ジエステルの量をa (g)、そして反応管へ
の触媒の充填量をb(りとして、次式により求めた。
Y=a/(bXθ) また、各実施例および比較例における活性低下係数り、
(hr−’)は、所定反応条件下で、反応初期(反応を
開始してから2時間経過後)の空時収量Yo(g/1−
hr)と反応を開始してからt時間経過後の空時収量Y
t (g/ I!−h r )との間で Yt=Yo・eXp (kt) とおいて、kを求めた後、 D、=100Xk とした値である。
実施例1 〔触媒の製造〕 塩化パラジウム(PdC1z) 0.33 gおよび塩
化第二銅(CuCIz ・2HzO) 0.65 gお
よびモリブデン酸アンモニウム((NH4)6M070
24 ・4HzO) 0.80gを28重量%アンモニ
ア水70 m j2に80〜90°Cで加熱溶解させ、
rPd、CuおよびMO含有溶液」を調製した。他方、
0.5〜0.7 mの径の粒状活性炭(C)を28重置
%アンモニア水に浸漬させ、この中に前記のrpa、C
uおよびMO含有溶液」を加えて1時間静置した。その
後減圧下に80°Cで水分を蒸発除去し、さらに窒素雰
囲気中、200℃で乾燥し、触媒を製造した。
得られた触媒の組成は、PdC1z−CuC1z−(N
H4) 6M070□4/C(活性炭)であり、触媒中
の金属化合物の担持量は、Pdが金属として担体に対し
て1重量%、そして、Pd:Cu:Mo=1 :2:2
.1(原子比)であった。
〔炭酸ジメチルの合成〕
上記の触媒1.5 m lを内径20mmの気相反応管
(外部ジャケット付)に充填した後、この反応管を垂直
に固定し、反応管ジャケットに熱媒を循環させ、触媒層
内温度が120°Cになるように加熱制御した。
この反応管の上部から、一酸化窒素、酸素およびメタノ
ールより合成した亜硝酸メチルを含むガスと一酸化炭素
との混合ガス、すなわち、亜硝酸メチル;8容量%、一
酸化炭素;8容量%、一酸化窒素;3容量%、メタノー
ル;10容量%および窒素;71容量%の組成からなる
混合ガスを、15000hr−’の空間速度(GH3V
)で供給し、常圧下に反応させた。
次いで、この反応管を通過した反応生成物を、水冷され
たメタノール中を通して捕集した。
得られた捕集液をガスクロマトグラフィーによって分析
した結果、反応開始2時間後の炭酸ジメチルのSTYは
402g/j!−hrであり、そして反応開始7時間後
の炭酸ジメチルのSTYは381 g/l・hrであっ
た。その結果、活性低下係数D1が1.1hr−’であ
ることが判った。
比較例1 〔触媒の製造〕 塩化パラジウム(PdC1z) 0.33 gおよび塩
化第二銅(CuC1z ・28zO) 0.64 gを
5N塩酸100m1に溶かし、これに実施例1と同じ粒
状活性炭20gを浸漬した後、濾過し水洗したものを8
0℃で減圧乾燥して、水分を除去した。その後、さらに
窒素雰囲気中、200°Cで乾燥し、触媒を製造した。
得られた触媒の組成は、PdC1z−CuC1z/ C
(活性炭)であり、触媒中の金属化合物の担持量は、P
dが金属として担体に対して1重量%、そして、Pd二
Cuミ1:2(原子比)であった。
〔炭酸ジメチルの合成〕
上記の触媒を用いた以外は、実施例1と同様にして、炭
酸ジメチルの合成を行った。
得られた捕集液をガスクロマトグラフィーによって分析
した結果、炭酸ジメチルのSTYは、反応開始2時間後
で455 g / l −h r、そして反応開始6時
間後で374g/ff1−hrであった。
従って、この場合の活性低下係数り、は5.0hr−’
であることが判った。
実施例2〜10 〔触媒の製造〕 各実施例において、実施例1の方法に準じて第1表に示
す触媒組成および触媒成分の金属の原子比を有するr白
金族金属化合物と、鉄、銅およびビスマスの内から選ば
れた少なくとも1種類の金属の化合物と、バナジウム、
モリブデンおよびタングステンの内から選ばれた少なく
とも1種類の金属の化合物とを担持した触媒」を製造し
た。
〔炭酸ジメチルの合成〕
各実施例において、上記の触媒をそれぞれ用いたことの
ほかは、実施例1と同様の操作で炭酸ジメチルの合成を
行った。結果を第1表に示す。
比較例2および3 〔触媒の製造〕 各比較例において、実施例1の方法に準して第1表に示
す触媒組成および触媒成分の金属の原子比を有するr白
金族金属化合物と、鉄、銅およびビスマスの内から選ば
れた少なくとも1種類の金属の化合物と、バナジウム、
モリブデンおよびタングステンの内から選ばれた少なく
とも1種類の金属の化合物とを担持した触媒」を製造し
た。
〔炭酸ジメチルの合成〕
各比較例において、上記の触媒をそれぞれ用いたことの
ほかは、実施例1と同様の操作で炭酸ジメチルの合成を
行った。結果を第1表に示す。
実施例11(炭酸ジメチルの合成) 触媒層内温度を120°Cに代えて100°Cにしたこ
と以外は実施例1と同様な方法で、炭酸ジメチルの合成
反応を行った。
反応開始2時間後の炭酸ジメチルのSTYは、280 
g、#!・hrであった。また、活性低下係数D1は0
.1hr”であった。
実施例12(炭酸ジメチルの合成) 触媒層内温度を120°Cに代えて140°Cにしたこ
と以外は実施例1と同様な方法で、炭酸ジメチルの合成
反応を行った。
反応開始2時間後の炭酸ジメチルのSTYは、120g
/e・hrであった。また、活性低下係数り、は2.O
hi’であった。
実施例13(炭酸ジエチルの合成) 反応管の上部から供給する混合ガスの成分として亜硝酸
メチルに代えて亜硝酸エチルを、そしてメタノールに代
えてエタノールを用いたこと以外は実施例1と同様な方
法で、炭酸ジエチルの合成反応を行った。
反応開始2時間後の炭酸ジエチルのSTYは、520g
//!・hrであった。また、活性低下係数り、は1.
2hr−’であった。
実施例14(炭酸ジメチルの合成) 実施例1において調製された触媒8.5 m !!を反
応管に充填したこと、および、反応管の上部から、亜硝
酸メチル;9容量%、一酸化炭素;9容量%、一酸化窒
素;4容量%、メタノール;3容量%および窒素;75
容量%の組成からなる混合ガスを2500h=’の空間
速度(GH3V)で供給し、2.0kg/cdの加圧下
に反応させたことのほかは、実施例1と同様な方法で、
炭酸ジメチルの合成反応を行った。
反応開始2時間後の炭酸ジメチルのSTYは、260 
g / 1−h rであり、そして反応開始22時間後
においても260g/42・hrであった。
従って、この反応時間中での触媒活性の低下は認められ
なかった。
〔作用効果の説明] この発明の方法は、前述したように、従来公知の、一酸
化炭素と亜硝酸エステルとの気相接触反応による炭酸ジ
エステルの製法が、その反応速度において十分満足の行
くものではなく、また、炭酸ジエステルの選択率も低く
、反応生成物からの炭酸ジエステルの分離精製操作が煩
雑となるという欠点があり、さらには、反応系における
亜硝酸エステルの使用濃度範囲が爆発限界を越えている
ことによって、操作上危険を伴うという問題もあったの
に対し、一酸化炭素と亜硝酸エステルとを、白金族金属
またはその化合物と、第2触媒成分として、鉄、銅、ビ
スマス、コバルト、ニッケルおよび錫からなる群から選
ばれた少なくとも1種類の金属の化合物と、第3触媒成
分として、バナジウム、モリブデンおよびタングステン
からなる群から選ばれた少なくとも1種類の金属の化合
物とを担体に担持した触媒の存在下、低温・低圧の条件
で気相反応させることによって、操作に危険を伴うこと
なく、温和な条件下に、高選択率、高収率、かつ、安定
に炭酸ジエステルを製造する方法を提供し得る効果を奏
するものである。
また、従来公知の液相法に比べて、この発明の方法は気
相で行えるため、反応液からの触媒の分離の必要もなく
、触媒からの金属成分の溶出もないなど、反応液からの
炭酸ジエステルの分離精製が容易であり、工業的規模の
生産において、高い優位性を有する効果を特徴する 特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 白金族金属またはその化合物と、鉄、銅、ビスマス、コ
    バルト、ニッケルおよび錫からなる群から選ばれた少な
    くとも1種類の金属の化合物と、バナジウム、モリブデ
    ンおよびタングステンからなる群から選ばれた少なくと
    も1種類の金属の化合物とを担体に担持した固体触媒の
    存在下、一酸化炭素と亜硝酸エステルとを気相接触反応
    させることを特徴とする炭酸ジエステルの製造法。
JP2257042A 1990-09-28 1990-09-28 炭酸ジエステルの製造法 Pending JPH04139152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5403949A (en) * 1992-07-31 1995-04-04 Ube Industries, Ltd. Method of producing carbonic acid diester
US5426209A (en) * 1992-11-06 1995-06-20 Ube Industries, Ltd. Process for producing a carbonic acid diester

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