JPH04139720A - 薄膜導電体の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

薄膜導電体の製造方法およびその製造装置

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JPH04139720A
JPH04139720A JP2262626A JP26262690A JPH04139720A JP H04139720 A JPH04139720 A JP H04139720A JP 2262626 A JP2262626 A JP 2262626A JP 26262690 A JP26262690 A JP 26262690A JP H04139720 A JPH04139720 A JP H04139720A
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JP
Japan
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temperature
thin film
resistivity
sample
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JP2262626A
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Yoshinobu Naitou
悦伸 内藤
Setsuo Kotado
古田土 節夫
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子回路に使用するためのI[#導電体の
製造方法および製造装置に係る。プラズマCV D (
Ches+1cal Vapour Depositi
on)等で比較的低温で堆積した半導体薄膜であって、
本発明による製造方法および製造装置を用いて作製され
た薄膜導電体は、半導体薄膜で成るにも拘らず、比較的
大きな導電率をもち、しかもその温度係数が金属差みに
小さく、しかも熱電能(ゼーベック係数の大きさ)が半
導体のように大きいという特徴を備えている。そのため
、微細な熱電効果素子を構成し、電力測定用のパワーセ
ンサの構成素材とすることができる。
また、この薄膜導電体は機械的ひずみ(あるいは応力)
によってその抵抗が変化するエラスト抵抗効果(あるい
はピエゾ抵抗効果)を備えているから、ひずみ(あるい
は応力)のセンサの構成素材とすることができる。すな
わち本発明は、各種のセンサ、エレクトロニクス用素材
の製造方法および製造装置に関する。
〔従来の技術〕
センサ、エレクトロニクス用素材として、各種の金属、
合金、単元素半導体、化合物半導体、半金属、アモルフ
ァス材料などが数多く知られている。従来のこの種の素
材の特性を見ると、いずれも一方で利点があると、他方
で欠点があるという具合であった0例えば、単元素半導
体であるp形シリコンでは、合金のニッケルクロムに比
べ、エラスト抵抗効果あるいはピエゾ抵抗効果の大きさ
を表すゲージ率(抵抗変化率/ひすみ)(以下、単にゲ
ージ率という)は10!倍も大きいが、抵抗の温度係数
が103倍も大きいという具合であった、ゼーベック係
数と導電率あるいはその温度係数についても同様であっ
たが、同一出願人により開示された「シリコン・ゲルマ
ニウム混晶薄膜導電体J (特開昭62−047177
号公報)において、以下の一部の特性が改善されている
0例えば、プラズマCVD法を用いて作製された微結晶
化シリコン・ゲルマニウム(μc−Si : Ge) 
薄膜においては、導電率とゼーベック係数との関係を示
す第8図に示されているように、導電率が100(S 
−Cm−’ )以上で、かつ、ゼーベック係数として1
00(μν/K)以上が得られている。しかもその導電
率の温度係数としては1(χ/K)以下となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、プラズマCVD法を用いて作製された上
記の微結晶化シリコン・ゲルマニウム薄膜においても以
下の問題点があった。
■ケージ率が10以下と小さい。
■シリコン・ゲルマニウム以外の半導体材料を用いた薄
膜導電体については実現されていない。
■熱処理による抵抗率の変化、例えば、抵抗率が最小と
なる条件を探す場合には、各熱処理温度毎に熱処理を行
い、その都度抵抗率の変化量を調べなければならない、
そのため、実験回数や試料数が多く必要となる。もしこ
こで、熱処理条件が600±50(”C)の間にあるだ
ろう予想がついた場合を想定する。550(”C)から
650(”C)(7)間011点(10°C間隔で調べ
る場合)において測定実験が必要となり、その分時間が
かかり、また、それに応じて試料数も必要となる。この
ようにして求めた条件が不十分な場合には、さらに詳細
に条件を分割して実験回数を重ねることが必要となり、
煩雑な作業を必要とした。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
半導体の特徴であるセンサ、エレクトロニクスに利用で
きる優れた特性と、低抵抗(高導電率)およびその温度
係数が小さいという金属的性質をともに備え、ガラス基
板をはじめあらゆる絶縁性基板上に作製でき、しかも加
工がし易いという生産技術上の要請をすべて備えたマイ
クロエレクトロニクス用薄膜導電体の製造方法および製
造装置を実現すること、特にゲージ率の大きな導電体を
作製できる製造方法および製造装置を提供することを課
題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明の薄膜導電体の製造方
法およびその製造装置においては、薄膜導電体として、
プラズマCVD法を用いて低温堆積した)1111を、
以下■から■の構成で作製することにより、微結晶化ゲ
ルマニウム薄膜が、従来技術の所産に比較して、特に高
い導電率をもち、その温度係数が小さく、しかも、大き
なゼーベック効果とゲージ率を示すというという発明者
により発見された事実に基づく。
■基板上に形成された薄膜の温度を上昇させる段階また
は手段(赤外線加熱炉16)と、■薄膜の抵抗率を測定
する段階または手段(リード線lO1抵抗計11)と、 ■薄膜の温度を測定する段階または手段(熱電対12、
電圧計13)と、 ■薄膜の温度におけるfliMの抵抗率により予め記憶
した前記薄膜固有の温度に対する抵抗率を参照し、所望
の抵抗率となるように制御する段階または手段(制御部
14、メモリ17)とからなる製造方法または製造装置
特に、製造された膜の温度を高めたときの抵抗率の変化
特性は、つぶさに観察するとキンク(折れ曲がり)特性
があるから、そのキンク点での温度−抵抗率特性(履歴
特性)を利用して、製造条件である温度を制御すること
により所望の使用温度で、所望の抵抗率をもつ薄膜が製
造できるようにした。
〔作用〕
このように構成された薄膜導電体の製造方法およびその
製造装置によれば、ボロン(B)やリン(P)など第■
族及び第V族元素を含むゲルマニウム(Ge)のアモル
ファス相の薄膜を本発明による熱処理(熱アニール)を
施したときに薄膜固有の抵抗率の変化特性を生じる。す
なわち、絶縁性をもつ基板上に、ゲルマニウム薄膜をマ
イクロエレクトロニクスの技法(たとえばプラズマCV
D法など)で作製した後、上記の熱処理時における薄膜
固有の抵抗率変化特性に着目し、変化特性を瞬時に検出
しながら従来の熱処理時の昇温温度を最適に制御するこ
とができる。
キンク点を利用した温度−抵抗率履歴特性を記憶するこ
とにより、各キンク点との間の温度−抵抗率履歴特性も
補間処理により求めることができる。そのため、温度−
抵抗率履歴特性の測定実験の時間およびメモリ容量が節
約できる。
こうして作られたゲルマニウム薄膜導電体の導電率は、
少なくとも10 (S  −cIl−’ )以上であり
、導電率の温度係数は0.5χ/に以下である。しかも
、熱電能(ゼーベック係数)の大きさは少なくとも絶対
値100(μV/K) (n形では、熱電能の極性は負
となる)を有し、ゲージ率は少なくとも絶対値10(両
ずみの極性は負となる)を備えている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明による一実施例のフローチャートである
。本実施例は大きく分けて[1]基準温度−抵抗率履歴
曲線作成段階と、[II]薄膜導電体作製段階とからな
る。
[+]基準温度−抵抗率履歴曲線作成段階は(1)プラ
ズマCVD法等を用いて半導体薄膜を作製する準備段階
と、(2)半導体薄膜の温度を上昇させる段階と、(3
a)半導体薄膜の抵抗率を測定する段階と、(3b)半
導体薄膜の温度を測定する段階と、(4)温度−抵抗率
履歴曲線を記憶する段階とから構成される。ここで(3
a)半導体薄膜の抵抗率を測定する段階と(3b)半導
体薄膜の温度を測定する段階とは同時に行われるので薄
膜の温度が瞬時変化しても、横軸に薄膜温度を、また縦
軸に薄膜の抵抗率を表示させることにより薄膜固有の温
度−抵抗率履歴特性が得られる。この薄膜固有の温度−
抵抗率履歴特性を記憶しておく。
[11]fi膜導電体作製段階は(5)半導体薄膜を作
製する準備段階と、(6)半導体薄膜の温度を上昇させ
る段階と、(7a)半導体薄膜の抵抗率を測定する段階
と、(7b)半導体薄膜の温度を測定する段階と、(8
)温度−抵抗率履歴曲線を参照する段階と、(9)所定
温度まで昇温、停止する段階と、(10)I膜温度降下
する段階とからなる。
次に、本発明の製造方法と製造装置をn形、p形ゲルマ
ニウム薄膜導電体の製造に用いたのでその例について具
体的に述べる。
まず、n形ゲルマニウム薄膜(以下n −Geと省略す
る)の場合について述べる。n−Geは、市販のプラズ
マCVD炉を用いたCVD法により形成し、導入する原
料ガスとしては水素希釈のゲルマン(Ge)la)を用
いる。n形ドーパントとして水素希釈のフォスフイン(
Pus)を添加する。堆積条件の一例を第1表に示す、
基板には少なくとも表面が絶縁性をもつ基板、例えば、
ガラス基板、マイカボリミイドフィルムはじめ各種半導
体基板もしくは表面が絶縁台で覆われた金属板が用いら
れる。
第  1  表 第2図に示すように、熱処理手段には市販の赤外線加熱
炉16(以下、単にIR炉16という)を用いた、CV
D法を用いて堆積したn−Geが堆積しである試料はI
R炉16内のサンプルホルダー(図示せず)内に配列さ
れる。このとき、試料の両端部には、抵抗率がモニター
できるよう薄膜電極、例えばクロム/白金多層膜を真空
蒸着法等を用いて設ける。この試料は、制御部14で制
御されたIR炉16の昇温レートで加熱・昇温される。
このときの試料の抵抗率は、抵抗率測定手段としてのリ
ード線lOと抵抗計11で随時測定される。さらに、温
度は温度測定手段としての熱電対12と電圧計13とを
通して随時計測される。各々計測されたデータは逐時、
制御部14に転送され、CRT15に第3図、第4図の
ように観測できるという特徴をもっている。記憶手段と
してのメモリ17に記憶された温度−抵抗率履歴曲線を
CRT15に表示し、その上に作成中のn−Ge薄膜の
n −Geの温度−抵抗率履歴曲線を観測しながら所望
の抵抗率になった時点で昇温を中断し急冷することによ
り所定の抵抗率のn−Geを得ることができる。なお、
この中断する動作は、手動、自動ともに可能とすること
ができる。
次に、第3図、第4図による制御方法を具体的に説明す
る。
第3図は熱処理時における試料温度と試料の抵抗率との
関係の一例を示す図で、横軸は試料温度(”C)を、ま
た、縦軸は抵抗率(Ω・cm)を示す。
この第3図は現象を袴張して模式的に示すものであるが
、試料の温度変化に対する抵抗率の変化する割合、すな
わち活性化エネルギーの値は各キンク点(温度に対する
抵抗率の変化率が変化する曲がり点)a−eを境にして
異なる。第4図は各キンク点まで昇温し、すぐに降温さ
せた場合の、抵抗率の変化する模様を示す図である。キ
ンク点aまで昇温し降温させた場合を矢印A、A’(図
中では○の中に記載しであるが、説明文では○を省略す
る。以下B等についても同様)で示す。このとき、熱処
理前後での室温における抵抗率の変化は見られなかった
。また、同様に各キンク点b〜eまでそれぞれ昇温し降
温させた場合の各抵抗率の変化する模様を矢印  B、
B’  C,C’D、D’   E、E’で示す。第4
図に示されているように、室温での抵抗率は、キンク点
が高くなる程小さくなる結果が得られた。第3図および
第4図から判断すると、キンク点aまでは常温における
抵抗率かもとの状態に戻る再帰領域であり、キンク点a
〜e間はもとの状態に再帰せず所望の抵抗率となる領域
といえる。また、e点を鰯えた温度では膜に異なる変質
(破壊)が生じていることが知れる。8〜0間の61 
Mではb % C−dの範囲でアモルファス相に変化が
住し、安定した良特性のn形厚電体が形成されていると
認められる。
つまり、この温度−抵抗率履歴曲線は、薄膜の材質によ
り固有のものである。この曲線を予め記憶することによ
り、加熱温度による抵抗率を測定中にそれを参照するこ
とにより、所望の温度における抵抗率が推定出来できる
。また、加熱をフィトパックループにより制御すること
により、精度よく加熱時における求める抵抗率にするこ
とができる。その推定した抵抗率が求める値になったと
きに、加熱を中断し急冷する0例えば、20(”C)で
抵抗率10−’ (Ω・cm)を得るには、キンク点d
(加熱温度約550(”C)、抵抗率3.2 X 1O
−3(Ω・cm) )で加熱を中断し急冷すればよい、
なお、中断、急冷の制御に遅れがある場合、その遅れを
予め設定できる。また、図中に示していないが、例えば
、温度−抵抗率履歴曲線上のキンク点b、0間で加熱を
中断し急冷した場合、冷却中の温度−抵抗率履歴曲線は
、B’   C“との間に位置しB’   C’ とほ
ぼ平行となる。同様にキンク点cd間ではC’  D’
間で、キンク点d、e間ではD’  E’間で、キンク
点す、c間の場合と同じ傾向になる。したがって、中間
の値を求めるためには記憶した温度−抵抗率履歴特性の
値から補間するアルゴリズムを用いて、制御部14より
中間値を得ている。
第5図は、前記第1表の条件でガラス基板上に堆積した
ゲルマニウム薄膜と、続けて熱処理を施した微結晶化ゲ
ルマニウム膜とのレーザラマンスペクトルの一例を示す
図である。測定法としては直角散乱法を用いた。
第6図は、第1表の条件でガラス基板上に堆積した微結
晶化ゲルマニウム薄膜および熱処理を施したゲルマニウ
ム薄膜の、導電率およびゼーベック係数の測定に用いた
サンプル形状を示す図で、1はガラス基板、2は微結晶
化ゲルマニウム薄膜、3は白金薄膜、4はゼーベック係
数測定用サンプルである。測定に用いた微結晶化ゲルマ
ニウム薄膜の膜厚は約1 (μ■)である。また、T+
ΔTは温接点の温度を、Tは冷接点の温度を示す、パタ
ーン形成は通常のホトリソグラフィ技術を用い、また、
白金薄膜形成は真空蒸着法を用いた。
第7図は、第6図に示したゼーベック係数測定用サンプ
ル4を用いて得られた熱処理をキンク点eまで施したゲ
ルマニウム薄膜の導電率の温度特性の一例を示す図であ
る。第7図中、横軸は、温度を、縦軸は、導電率をそれ
ぞれ示している。図に示すように、温度による変化が0
.5(X/k)以下と非常に小さい結果が得られた。こ
のように導電率が温度変化による影響を受けにくいこと
は、ICチップ上等に微小な抵抗体等を形成する上で極
めて有利である。
第8図は、第6図に示したゼーベック係数測定用サンプ
ル4を用いて測定した微結晶化ゲルマニウム薄膜(μc
−Ge)および熱処理を施したゲルマニウム薄膜の導電
率−ゼーベック係数特性を示す図で、横軸に導電率 (
S −cm−’ )の大きさを、縦軸にゼーベック係数
 (μV/K)の大きさを示す、第8図中、三角印は、
本発明による微結晶化ゲルマニウム薄膜および熱処理を
施したゲルマニウム薄膜の導電率およびゼーベック係数
の大きさを表わすものである。熱処理を施すことにより
、導電率を1桁向上できた。また、ゼーベック係数の大
きさとしては絶対値で300(μV/K)以上のものが
得られている。このゼーベック係数の大きさは、従来の
p形層の2倍近い値であり、熱電効果型センサを構成す
る上で極めて有利である。なお、参考のため、従来のp
形アモルファスシリコン・ゲルマニウム薄膜(pc−3
i:Ge )のゼーベック係数の大きさを白丸印で、ま
た、p形アモルファスシリコン薄膜(μc−St)のゼ
ーベック係数を黒丸印でそれぞれ示した(特公昭02−
027827号公報で開示したデータである)。
次に、第9図に示すひずみゲージ率測定用サンプル9を
形成し、ゲージ率を測定した結果、絶対値10以上のも
の(n形の場合、ゲージ率の極性は負となる)が得られ
ている。なお、第9図中、5はガラス基板、6は熱処理
を施したゲルマニウム薄膜、7.7°はオーミック電極
、8.8°は^Uリボン線をそれぞれ示す、オーミック
電極材料としてはクロム・白金多層薄膜を用いている。
また、矢印はひずみゲージ測定のため、外部より加えた
応力の方向を示している。
以上で述べた微結晶化ゲルマニウム薄膜のプラズマCV
D法による堆積条件は、放電圧力、放電パワー、基板温
度に依存することが確認されており、第1表に示した以
外でも形成でき、次に示すような範囲内、例えば放電圧
力0.5〜10(Torr)、放電パワー密度0.1〜
10(W/cm”) 、基板温度300〜500(’C
)で形成できる。また、光CVD法においては、低温形
成、例えば基板温度が200(“C)前後でも形成でき
る。
次に、p形Ge1l膜の製造方法について述べる。
第10図、第11図、第12図はそれぞれn形Ge薄膜
の第4図、第5図、第7図に相当し、n形GefI膜と
同様のことがいえる。また、第8図の上側は、第6図に
示したゼーベック係数測定用サンプル4を用いて測定し
た微結晶化ゲルマニウム薄膜 (μCGe)および熱処
理を施したゲルマニウム薄膜の導電率−ゼーベック係数
特性を先に示した第8図に三角印(Δ)を用いてプロッ
トした。熱処理を施すことにより、導電率を1桁向上で
きた。また、ゼーベック係数の大きさとしては絶対値で
最大250(μV/K)のものが得られている。このゼ
ーベック係数の大きさは、従来のp形シリコン・ゲルマ
ニウム膜の2倍近い値であり、熱電効果型センサを構成
する上で極めて有利である。
なお、温度−抵抗率履歴曲線の抵抗率に、微結晶化ゲル
マニウム薄膜(n形、n形を問わず)の微結晶化度に対
応させることができる。それにより、抵抗率を計測し、
温度−徹結晶化度履歴曲線を求め、その対比により抵抗
率の場合と同様に微結晶化度を熱処理により制御できる
また、微結晶化度を、ケージ率、ゼーベック係数に置き
換えた場合も、同様にMマnできることはいうまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上、詳説したように、本発明による薄膜導電体の製造
方法および製造装置は、熱処理時における薄膜固有の温
度−抵抗率履歴曲線に着目し、その曲線を予め記憶し、
抵抗率変化を瞬時に検出しながら熱処理時の昇温温度を
計測し、冷却を制御する構成である。つまり、所望の温
度においての最適の抵抗率を持った薄膜を製造すること
ができる。そのため、ゲージ率が絶対値10以上と大き
くすることができ、高性能なひずみセンサ、圧力センサ
、ロードセル、タッチセンサを製作する製造装置が実現
できる。
また、本発明をシリコン、ゲルマニウム以外の半導体材
料に用いることもできる。
さらに、本発明を利用することにより、測定実験回数は
1回で、なおかつ試料も1つのみで温度−抵抗率履歴曲
線が求まる。これにより熱処理の最適条件を求めること
ができる。つまり、このように、ある熱処理条件を求め
る場合には、効率よく合理的にその条件を求めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例のフローチャート、 第2図は本発明による一実施例のシステム構成図、 第3図、第4図はn形ゲルマニウム薄膜の熱処理時にお
ける温度と抵抗率の関係を示す図、第5図はn形ゲルマ
ニウム薄膜のレーザラマンスペクトルの一例を示す図、 第6図はゼーベック係数測定に用いたサンプルの形状を
示す図、 第7図はn形ゲルマニウム薄膜の導電率の温度特性の一
例を示す図、 第8図はゲルマニウム薄膜の導電率−ゼーベック係数特
性を示す図、 第9図はゲージ率測定に用いたサンプルの形状を示す図
、 第10図はp形ゲルマニウム薄膜の熱処理時における温
度と抵抗率の関係を示す図、 第11図はp形ゲルマニウム薄膜のレーザラマンスペク
トルの一例を示す図、 第12図はn形ゲルマニウム薄膜の導電率の温度特性の
一例を示す図である。 10・・・リード線(抵抗率測定手段)、11・・・抵
抗針(抵抗率測定手段)、12・・・熱電対(温度測定
手段)、 13・・・電圧計(温度測定手段)、 14・・・制御部(制御手段)、 15・・・CRT。 16・・・IR炉(熱処理手段)、 17・・・メモリ(記憶手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基板上に形成された薄膜の温度を上昇させる段階と
    、前記薄膜の抵抗率を測定する段階と、前記薄膜の温度
    を測定する段階と、前記薄膜の温度における前記薄膜の
    抵抗率により予め記憶した前記薄膜固有の温度に対する
    抵抗率を参照し、所望温度における所望の抵抗率となる
    ように制御する段階とを含む薄膜導電体の製造方法。 2)基板上に形成された薄膜の温度を上昇させる熱処理
    手段と、前記薄膜の抵抗率を測定する抵抗率測定手段と
    、前記薄膜の温度を測定する温度測定手段と、前記薄膜
    の温度における前記薄膜の抵抗率により予め薄膜固有の
    温度−抵抗率履歴曲線を記憶する記憶手段と、該記憶手
    段に記憶された薄膜固有の温度−抵抗率履歴曲線に基づ
    いて所定の温度まで上昇させることにより所望の抵抗率
    となるように制御する制御手段とを備えた薄膜導電体の
    製造装置。
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