JPH0414290Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414290Y2 JPH0414290Y2 JP1985046852U JP4685285U JPH0414290Y2 JP H0414290 Y2 JPH0414290 Y2 JP H0414290Y2 JP 1985046852 U JP1985046852 U JP 1985046852U JP 4685285 U JP4685285 U JP 4685285U JP H0414290 Y2 JPH0414290 Y2 JP H0414290Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- energy
- belt
- energy absorbing
- seat belt
- absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は車輌衝突等により乗員に作用する衝撃
荷重を吸収する機能を備えたエネルギー吸収ベル
トに関するものである。
荷重を吸収する機能を備えたエネルギー吸収ベル
トに関するものである。
(従来の技術)
第6図に示す如く乗員拘束用のシートベルト1
の中間部を部分的に弛ませて折り重ね部2を形成
し、該折り重ね部2に縫合糸3による縫着を施し
てエネルギー吸収舌片4を形成し、該吸収舌片4
の前記縫合糸3の切断により車輌衝突時における
衝撃エネルギーを吸収し、シートベルトによる乗
員の保護を図るようにしたエネルギー吸収ベルト
は従来より公知であり、前記衝撃エネルギーの吸
収により、乗員の腰部の水平移動を許容し、頭部
や胸部の傷害値を下げる上に極めて有効であるこ
とが知られている。(例えば特開昭55−118764号、
実開昭59−182352号各公報参照) (考案が解決しようとする問題点) ところが、上述の如き従来のエネルギー吸収ベ
ルトは、一般に前記縫合糸3による縫着を施す場
合、工業用本縫いミシンを用いて本縫い(ロツク
ステツチともいう)を行つているが、本縫いミシ
ンは通常上糸に関しては連続的に供給することが
出来る反面、下糸の連続供給量が下糸用ボビンの
大きさによつて限定されるため、頻繁に下糸の補
給を行う必要があり、作業能率が著しく低下する
問題があつた。
の中間部を部分的に弛ませて折り重ね部2を形成
し、該折り重ね部2に縫合糸3による縫着を施し
てエネルギー吸収舌片4を形成し、該吸収舌片4
の前記縫合糸3の切断により車輌衝突時における
衝撃エネルギーを吸収し、シートベルトによる乗
員の保護を図るようにしたエネルギー吸収ベルト
は従来より公知であり、前記衝撃エネルギーの吸
収により、乗員の腰部の水平移動を許容し、頭部
や胸部の傷害値を下げる上に極めて有効であるこ
とが知られている。(例えば特開昭55−118764号、
実開昭59−182352号各公報参照) (考案が解決しようとする問題点) ところが、上述の如き従来のエネルギー吸収ベ
ルトは、一般に前記縫合糸3による縫着を施す場
合、工業用本縫いミシンを用いて本縫い(ロツク
ステツチともいう)を行つているが、本縫いミシ
ンは通常上糸に関しては連続的に供給することが
出来る反面、下糸の連続供給量が下糸用ボビンの
大きさによつて限定されるため、頻繁に下糸の補
給を行う必要があり、作業能率が著しく低下する
問題があつた。
また、従来のエネルギー吸収ベルトは、前記エ
ネルギー吸収舌片に施された複数列の縫合糸を段
階的に切断することにより衝撃エネルギーを吸収
するようになつているが、一般に本縫いされた縫
合糸は伸びの余裕長さがなく、各列毎の切断荷重
が大きく変動し、効率良くエネルギーの分散を行
えない問題があり、この点について更に改善すべ
き余地を残していた。
ネルギー吸収舌片に施された複数列の縫合糸を段
階的に切断することにより衝撃エネルギーを吸収
するようになつているが、一般に本縫いされた縫
合糸は伸びの余裕長さがなく、各列毎の切断荷重
が大きく変動し、効率良くエネルギーの分散を行
えない問題があり、この点について更に改善すべ
き余地を残していた。
本考案はかかる従来のエネルギー吸収ベルトが
有していた問題点に着目し、シートベルトの折り
重ね部に環縫いミシンを用いて複数列の環縫いを
施すことにより縫製作業の高能率化を図ると共に
環縫いされた鎖状縫い目の伸びを利用することに
より縫い糸の切断荷重を分散させて荷重変動を滑
らかにし、もつて前記問題点を解消せんとするも
のである。
有していた問題点に着目し、シートベルトの折り
重ね部に環縫いミシンを用いて複数列の環縫いを
施すことにより縫製作業の高能率化を図ると共に
環縫いされた鎖状縫い目の伸びを利用することに
より縫い糸の切断荷重を分散させて荷重変動を滑
らかにし、もつて前記問題点を解消せんとするも
のである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するための構成を第1図および
第2図にもとづいて説明する。
第2図にもとづいて説明する。
車体に対し強度部材15,17を介して一端が
止着されたシートベルト11,11′は、その中
間部を部分的に弛ませて環状に折り重ね該折り重
ね部18に環縫いミシンを使用し、縫合糸19に
よる複数列の環縫いを施すことにより形成したエ
ネルギー吸収舌片20,20′を有している。
止着されたシートベルト11,11′は、その中
間部を部分的に弛ませて環状に折り重ね該折り重
ね部18に環縫いミシンを使用し、縫合糸19に
よる複数列の環縫いを施すことにより形成したエ
ネルギー吸収舌片20,20′を有している。
また、上記エネルギー吸収舌片20,20′は、
その外表面のうち、少くとも前記縫合糸19の鎖
状縫い目が表出している面に、その縫い目を覆つ
て該縫合糸19のほつれを防止する手段が施され
ている。このほつれ防止手段としては、通常熱融
着可能な合成樹脂を塗布した布地テープ又は熱融
着可能な繊維からなる不織布テープなどのホツト
メルトテープを貼着したり、縫い目に直接接着剤
を被着させて糸同志を結着する方法がこれに該当
する。
その外表面のうち、少くとも前記縫合糸19の鎖
状縫い目が表出している面に、その縫い目を覆つ
て該縫合糸19のほつれを防止する手段が施され
ている。このほつれ防止手段としては、通常熱融
着可能な合成樹脂を塗布した布地テープ又は熱融
着可能な繊維からなる不織布テープなどのホツト
メルトテープを貼着したり、縫い目に直接接着剤
を被着させて糸同志を結着する方法がこれに該当
する。
(作用)
上記構成からなるエネルギー吸収ベルトは、前
記エネルギー吸収舌片20,20′に施されほつ
れ防止手段22により縫合糸19の摩擦等に起因
する部分的な切断やほつれが防止され、鎖状縫い
目が保護されると共に、車輌衝突時等において前
記エネルギー吸収舌片20,20′に過大な引張
荷重が作用したときは、環縫いされた縫合糸19
が鎖状縫い目の僅かな伸びによつて衝撃荷重を分
散させ、切断時の荷重変化を滑らかにし、エネル
ギー吸収効果を増進する。
記エネルギー吸収舌片20,20′に施されほつ
れ防止手段22により縫合糸19の摩擦等に起因
する部分的な切断やほつれが防止され、鎖状縫い
目が保護されると共に、車輌衝突時等において前
記エネルギー吸収舌片20,20′に過大な引張
荷重が作用したときは、環縫いされた縫合糸19
が鎖状縫い目の僅かな伸びによつて衝撃荷重を分
散させ、切断時の荷重変化を滑らかにし、エネル
ギー吸収効果を増進する。
(実施例)
以上本考案の実施例を添付図面にもとづいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本考案に係るエネルギー吸収ベルトの
一例を示す部分斜視図、第2図は同エネルギー吸
収ベルトを使用したシートベルト装置の概要図で
ある。
一例を示す部分斜視図、第2図は同エネルギー吸
収ベルトを使用したシートベルト装置の概要図で
ある。
これらの図において11は、車体の下部に設置
した公知の緊急ロツク式巻取装置12の巻取リー
ルに一端が係着され、引き出し・巻込み可能に収
納された肩腰連続のシートベルト、13は該シー
トベルト11を車体上部において摺動自在に挿通
案内するスルーアンカー、14はシートベルト1
1の肩部11aおよび腰部11bの中間に挿通さ
れたトング、15はシートベルト11の先端を車
体下部に連結するアンカー金具である。また、前
記トング14に係合連結されるバツクル16は、
下端をアンカー金具17を介して車体に連結した
補助シートベルト11′の上端に係着されている。
した公知の緊急ロツク式巻取装置12の巻取リー
ルに一端が係着され、引き出し・巻込み可能に収
納された肩腰連続のシートベルト、13は該シー
トベルト11を車体上部において摺動自在に挿通
案内するスルーアンカー、14はシートベルト1
1の肩部11aおよび腰部11bの中間に挿通さ
れたトング、15はシートベルト11の先端を車
体下部に連結するアンカー金具である。また、前
記トング14に係合連結されるバツクル16は、
下端をアンカー金具17を介して車体に連結した
補助シートベルト11′の上端に係着されている。
前記肩腰連続のシートベルト11および補助シ
ートベルト11′は、夫々前記アンカー部材15,
17の近傍において、ウエビングを部分的に弛ま
せて環状に折り重ね、該折り重ね部18に複数列
の縫合糸19による環縫いを施して形成した重合
縫着状態のエネルギー吸収舌片20,20′を具
備していると共に、該エネルギー吸収舌片20,
20′の外周には、チユーブ状のカバー部材21,
21′が嵌装されている。
ートベルト11′は、夫々前記アンカー部材15,
17の近傍において、ウエビングを部分的に弛ま
せて環状に折り重ね、該折り重ね部18に複数列
の縫合糸19による環縫いを施して形成した重合
縫着状態のエネルギー吸収舌片20,20′を具
備していると共に、該エネルギー吸収舌片20,
20′の外周には、チユーブ状のカバー部材21,
21′が嵌装されている。
なお、上記縫合糸19による縫い目は、通常複
数本のベルトウエビングを並列状態に整列配置
し、工業用環縫いミシンを用いてベルトの長手方
向と直交する方向に連続縫合を行い、その後隣接
するウエビング間の縫合糸19を切断し、ウエビ
ングを個々に分離して形成される。
数本のベルトウエビングを並列状態に整列配置
し、工業用環縫いミシンを用いてベルトの長手方
向と直交する方向に連続縫合を行い、その後隣接
するウエビング間の縫合糸19を切断し、ウエビ
ングを個々に分離して形成される。
前記エネルギー吸収舌片20,20′は、その
外表面のうち、少くとも前記環縫いされた縫合糸
19の鎖状縫い目(チエーンステツチともいう)
が表出している側に布に熱融着性を有する合成樹
脂接着剤を塗布したホツトメルトテープ22が貼
布されており、該ホツトメルトテープ22の両端
部により前記縫合糸19の切断端部が被覆されて
いる。
外表面のうち、少くとも前記環縫いされた縫合糸
19の鎖状縫い目(チエーンステツチともいう)
が表出している側に布に熱融着性を有する合成樹
脂接着剤を塗布したホツトメルトテープ22が貼
布されており、該ホツトメルトテープ22の両端
部により前記縫合糸19の切断端部が被覆されて
いる。
一方、前記エネルギー吸収舌片20,20′の
外周に嵌挿されたカバー部材21,21′のうち、
前記肩腰連続ベルト11側のものは、第3図イに
示す如くエネルギー吸収舌片20を覆装してシー
トベルト11の中間部に挿通され、両端21a,
21bが夫々前記エネルギー吸収舌片20の前後
に連続するウエビングと一体に縫着又は接着され
ていると共に、中間部において、多数の小孔23
を連続に穿設することにより形成した切断容易な
破断部24を有している。
外周に嵌挿されたカバー部材21,21′のうち、
前記肩腰連続ベルト11側のものは、第3図イに
示す如くエネルギー吸収舌片20を覆装してシー
トベルト11の中間部に挿通され、両端21a,
21bが夫々前記エネルギー吸収舌片20の前後
に連続するウエビングと一体に縫着又は接着され
ていると共に、中間部において、多数の小孔23
を連続に穿設することにより形成した切断容易な
破断部24を有している。
また、上記カバー部材21によつて隠蔽された
前記エネルギー吸収舌片20を含むシートベルト
11のうち、第3図ロの如く前記カバー部材21
の破断および前記エネルギー吸収舌片20の伸長
により露出する部分には、前記縫合糸19の切断
によりエネルギー吸収能が消滅したことを警告す
る表示を付したラベル25が貼付されており、ま
た、図示していながカバー部材21の外面にもカ
バー部材21が破断したときは、シートベルトを
新しいものと取替える必要があることを促す表示
が付されている。
前記エネルギー吸収舌片20を含むシートベルト
11のうち、第3図ロの如く前記カバー部材21
の破断および前記エネルギー吸収舌片20の伸長
により露出する部分には、前記縫合糸19の切断
によりエネルギー吸収能が消滅したことを警告す
る表示を付したラベル25が貼付されており、ま
た、図示していながカバー部材21の外面にもカ
バー部材21が破断したときは、シートベルトを
新しいものと取替える必要があることを促す表示
が付されている。
第4図は、前記補助シートベルト11′側に設
けられたカバー部材21′を拡大して示したもの
で、該カバー部材21′は前記エネルギー吸収舌
片20′を含むシートベルト11′の端部およびア
ンカー金具17を被覆可能なブーツ形状をなし、
一端21′aが前記アンカー金具17と共に車体
に固着され、他端21′bがシートベルト11′に
縫着又は接着等の手段により止着されており、中
間部に多数の小孔23からなる破断部24を有し
ている。
けられたカバー部材21′を拡大して示したもの
で、該カバー部材21′は前記エネルギー吸収舌
片20′を含むシートベルト11′の端部およびア
ンカー金具17を被覆可能なブーツ形状をなし、
一端21′aが前記アンカー金具17と共に車体
に固着され、他端21′bがシートベルト11′に
縫着又は接着等の手段により止着されており、中
間部に多数の小孔23からなる破断部24を有し
ている。
また、上記カバー部材21′の表面および該カ
バー部材21′によつて覆装されるシートベルト
11′には前述と同様な警告を表示したラベルが
貼付されている。
バー部材21′によつて覆装されるシートベルト
11′には前述と同様な警告を表示したラベルが
貼付されている。
なお、上記実施例においては、エネルギー吸収
舌片20,20′に施された環縫いの鎖状縫い目
を保護する手段として、該鎖状縫い目の表出して
いる面にホツトメルトテープ22を貼布した場合
について例示したが、本考案の縫い目ほつれ防止
手段は別段これに限定されるものでなく前記鎖状
縫い目に合成樹脂接着剤又はゴム系接着剤など比
較的柔軟性をもつ接着剤を直接塗布し、縫い糸1
9を互いに結着することも可能であるが、その結
着の程度は、前記エネルギー吸収舌片20,2
0′に衝撃荷重が作用した場合、縫い糸19にエ
ネルギーを分散させるに足る伸びの余裕を与える
程度とするのが効果的である。
舌片20,20′に施された環縫いの鎖状縫い目
を保護する手段として、該鎖状縫い目の表出して
いる面にホツトメルトテープ22を貼布した場合
について例示したが、本考案の縫い目ほつれ防止
手段は別段これに限定されるものでなく前記鎖状
縫い目に合成樹脂接着剤又はゴム系接着剤など比
較的柔軟性をもつ接着剤を直接塗布し、縫い糸1
9を互いに結着することも可能であるが、その結
着の程度は、前記エネルギー吸収舌片20,2
0′に衝撃荷重が作用した場合、縫い糸19にエ
ネルギーを分散させるに足る伸びの余裕を与える
程度とするのが効果的である。
また、縫合糸19による縫い目は、別段ベルト
の長手方向と直交して平行に設ける場合に限ら
ず、縦、斜めの平行線あるいは各種パターンの縫
い目形状とすることが可能である。
の長手方向と直交して平行に設ける場合に限ら
ず、縦、斜めの平行線あるいは各種パターンの縫
い目形状とすることが可能である。
次に、上記構成からなる本考案のエネルギー吸
収ベルトの作用について説明する。
収ベルトの作用について説明する。
先ず、通常のシートベルト着装状態において
は、エネルギー吸収舌片20,20′は、その縫
合糸19の鎖状縫い目がホツトメルトテープ22
により保護されると共に、カバー部材21,2
1′により被覆され、周辺の部材との摩擦による
縫合糸19の切断やほつれが防止される。
は、エネルギー吸収舌片20,20′は、その縫
合糸19の鎖状縫い目がホツトメルトテープ22
により保護されると共に、カバー部材21,2
1′により被覆され、周辺の部材との摩擦による
縫合糸19の切断やほつれが防止される。
そして、いま、車輌衝突時においてシートベル
ト11,11′に高衝撃荷重が作用したときは、
各シートベルト11,11′に設けられたエネル
ギー吸収舌片20,20′が、縫合糸19の切断
により展開伸長し、エネルギー吸収により衝撃の
緩和を図るが、環縫いされた縫合糸19は、鎖状
縫い目側において引張荷重により僅かに伸び、こ
こで荷重の分散を行いながら切断し、エネルギー
吸収を行う。
ト11,11′に高衝撃荷重が作用したときは、
各シートベルト11,11′に設けられたエネル
ギー吸収舌片20,20′が、縫合糸19の切断
により展開伸長し、エネルギー吸収により衝撃の
緩和を図るが、環縫いされた縫合糸19は、鎖状
縫い目側において引張荷重により僅かに伸び、こ
こで荷重の分散を行いながら切断し、エネルギー
吸収を行う。
第5図はシートベルトに作用する引張荷重と伸
びとの関係を示すグラフである。
びとの関係を示すグラフである。
このグラフからも判るように従来の本縫いミシ
ンにより縫着されたエネルギー吸収ベルトAでは
各列の縫い目切断毎に荷重が大きく変動し、値が
鋸刃状に変化しているのに対し、本考案のエネル
ギー吸収ベルトBでは各列の縫い目切断時毎の荷
重を示すグラフが滑らかに変化しており、縫合糸
19の伸びによつて荷重の分散が図られているこ
とが判かる。
ンにより縫着されたエネルギー吸収ベルトAでは
各列の縫い目切断毎に荷重が大きく変動し、値が
鋸刃状に変化しているのに対し、本考案のエネル
ギー吸収ベルトBでは各列の縫い目切断時毎の荷
重を示すグラフが滑らかに変化しており、縫合糸
19の伸びによつて荷重の分散が図られているこ
とが判かる。
かくして本考案のエネルギー吸収ベルトは、環
縫いされた縫合糸19の僅かな伸びによつて、荷
重を隣接する縫合糸19に分散させ、衝撃エネル
ギーを切断によつて吸収しながらエネルギー吸収
舌片20,20′を展開伸長させ、乗員の腰部の
水平移動を許容して乗員の頭部、胸部の慣性力に
よる前傾を緩和し、傷害指数を全体として減少さ
せることが出来る。
縫いされた縫合糸19の僅かな伸びによつて、荷
重を隣接する縫合糸19に分散させ、衝撃エネル
ギーを切断によつて吸収しながらエネルギー吸収
舌片20,20′を展開伸長させ、乗員の腰部の
水平移動を許容して乗員の頭部、胸部の慣性力に
よる前傾を緩和し、傷害指数を全体として減少さ
せることが出来る。
(考案の効果)
以上述べた如く、本考案のエネルギー吸収ベル
トは、シートベルトの中間部に設けられるエネル
ギー吸収舌片に環縫いミシンによる縫合糸の縫い
目を施し、該縫合糸の鎖状縫い目が表出している
面に縫合糸のほつれ防止手段を施したものである
から、従来の如く本縫いミシンによりエネルギー
吸収舌片の縫合を行つていた場合に比較し、連続
縫製作業を可能となして作業能率の向上を達成
し、同時に縫合糸のほつれも防止し得ると共に、
環縫いによる鎖状縫い目の伸びの余裕により衝撃
荷重を分散させてエネルギー吸収効果を増進し、
シートベルトによる乗員保護をより確実ならしめ
るというすぐれた効果を発揮する。
トは、シートベルトの中間部に設けられるエネル
ギー吸収舌片に環縫いミシンによる縫合糸の縫い
目を施し、該縫合糸の鎖状縫い目が表出している
面に縫合糸のほつれ防止手段を施したものである
から、従来の如く本縫いミシンによりエネルギー
吸収舌片の縫合を行つていた場合に比較し、連続
縫製作業を可能となして作業能率の向上を達成
し、同時に縫合糸のほつれも防止し得ると共に、
環縫いによる鎖状縫い目の伸びの余裕により衝撃
荷重を分散させてエネルギー吸収効果を増進し、
シートベルトによる乗員保護をより確実ならしめ
るというすぐれた効果を発揮する。
第1図は本考案に係るエネルギー吸収ベルトの
一例を示す部分斜視図、第2図は同エネルギー吸
収ベルトを適用したシートベルト装置の一例を示
す概要図、第3図イおよびロは本考案エネルギー
吸収ベルトの外観図で、イは衝撃荷重作用前の状
態、ロは作用後の状態である。また、第4図は、
本考案エネルギー吸収ベルトの他の実施例を示す
外観図、第5図は本考案のエネルギー吸収ベルト
および従来のエネルギー吸収ベルトの荷重と伸び
との関係を示すグラフ、第6図は従来のエネルギ
ー吸収ベルトの一例を示す部分斜視図である。 11,11′……シートベルト、15,17…
…強度部材、18……折り重ね部、19……縫合
糸、20,20′……エネルギー吸収舌片、21,
21′……カバー部材、22……縫合糸ほつれ防
止手段、24……破断部、25……エネルギー吸
収能消滅警告表示。
一例を示す部分斜視図、第2図は同エネルギー吸
収ベルトを適用したシートベルト装置の一例を示
す概要図、第3図イおよびロは本考案エネルギー
吸収ベルトの外観図で、イは衝撃荷重作用前の状
態、ロは作用後の状態である。また、第4図は、
本考案エネルギー吸収ベルトの他の実施例を示す
外観図、第5図は本考案のエネルギー吸収ベルト
および従来のエネルギー吸収ベルトの荷重と伸び
との関係を示すグラフ、第6図は従来のエネルギ
ー吸収ベルトの一例を示す部分斜視図である。 11,11′……シートベルト、15,17…
…強度部材、18……折り重ね部、19……縫合
糸、20,20′……エネルギー吸収舌片、21,
21′……カバー部材、22……縫合糸ほつれ防
止手段、24……破断部、25……エネルギー吸
収能消滅警告表示。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に強度部材を介して連結されるシートベ
ルトの中間部に該ベルトの部分的弛みによる折
り重ね部を形成し、該折り重ね部に縫合糸によ
る複数列の縫着をしてエネルギー吸収舌片を形
成したシートベルトにおいて、前記、複数列の
縫着が環縫ミシンによつて施されると共に、前
記エネルギー吸収舌片の外表面において少くと
も前記縫合糸の鎖状縫い目の表出側に、その縫
目を覆つてホツトメルトテープ又は接着剤を付
着せしめ、かつ、中間部が切断容易なチユーブ
状カバー部材で覆装したことを特徴とするエネ
ルギー吸収ベルト。 (2) 前記チユーブ状カバー部材の切断により露出
する部分のシートベルトに前記エネルギー吸収
舌片のエネルギー吸収能が消滅したことを警告
する表示が付されている実用新案登録請求の範
囲第1項記載のエネルギー吸収ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985046852U JPH0414290Y2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985046852U JPH0414290Y2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61163765U JPS61163765U (ja) | 1986-10-11 |
| JPH0414290Y2 true JPH0414290Y2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=30561637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985046852U Expired JPH0414290Y2 (ja) | 1985-04-01 | 1985-04-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0414290Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10434980B2 (en) | 2017-09-05 | 2019-10-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat belt system |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0228506B2 (ja) * | 1987-02-05 | 1990-06-25 | Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan | Kuroora |
| JP2523928Y2 (ja) * | 1987-02-19 | 1997-01-29 | 日産自動車株式会社 | シ−トベルト装置 |
| JPH0740447Y2 (ja) * | 1988-04-27 | 1995-09-20 | 三菱自動車工業株式会社 | エネルギー吸収式シートベルト装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS59182352U (ja) * | 1983-05-11 | 1984-12-05 | トヨタ自動車株式会社 | 安全ベルト |
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1985
- 1985-04-01 JP JP1985046852U patent/JPH0414290Y2/ja not_active Expired
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|---|---|---|---|---|
| US10434980B2 (en) | 2017-09-05 | 2019-10-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat belt system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61163765U (ja) | 1986-10-11 |
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