JPH0414443A - 制振性樹脂成形品 - Google Patents

制振性樹脂成形品

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JPH0414443A
JPH0414443A JP11693390A JP11693390A JPH0414443A JP H0414443 A JPH0414443 A JP H0414443A JP 11693390 A JP11693390 A JP 11693390A JP 11693390 A JP11693390 A JP 11693390A JP H0414443 A JPH0414443 A JP H0414443A
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JP
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resin
thermoplastic resin
vibration
young
modulus
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JP11693390A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kodera
秀章 小寺
Junzo Fujita
藤田 順三
Noriaki Umeda
梅田 憲章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶、車両、電気製品、機械や構造物の構成
材またはその部品を構成して、振動発生源となる領域で
使用され、これらの振動を減少させ、騒音を低減するこ
とができる振動吸収性能の高い割振性樹脂成形品に関す
る。
〔従来の技術〕
制振性材料には、振動エネルギーを熱エネルギーに変換
して、振動源からの固体伝搬音を制御したり空気伝達音
を遮音する効果がある。
これらの材料は、船舶や自動車のオイルパン、ボディー
廻りのダッシュパネル、フロア−パネルやモーターカバ
ー及びその他の振動発生源となる電子計算機や家電機器
などの固体音や振動を減衰したい分野において広く利用
されている。
さらに、車両、情報機器の構造体の中にも、省エネルギ
ーの観点から軽量化が強く望まれているものがある。
その材料の1つとして、2つの鋼板の中間に粘弾性樹脂
からなる層を挟み込んだ3層構造の複合材料が提案され
制振鋼板として利用されている。
そして、二〇制振鋼板の中間樹脂層としてはポリウレタ
ン(特開昭47−19277号公報)、ポリエステル(
特開昭50−143880号公報、特願昭62−181
60号公報)、ポリアミド(特開昭51−79146号
公報、特開昭56−159160号公報)、ポリオレフ
ィン(特開昭59−152847号公報、特開昭Go−
82349最公報)などが知られている。
また、各種の熱可塑性樹脂やゴム状物質に、例えば、炭
酸カルシウム、カーボンブラックや雲母などの充填剤を
添加した材料がある(特開昭62256849号公報、
特開昭63−90550号公報、特開昭63−9799
8号公報、特開昭63−89553号公報)。
さらに、粘弾性層と弾性層を貼り合せて積層体とした制
振体(特開昭83−107549号公報、特開昭63−
78961号公報)などが提案されている。
しかし、これらの材料は制振性の効果は生じるが、金属
と樹脂または充填剤と樹脂を組合せるために大型の複合
化装置が必要となったり、また樹脂と金属の密着性不良
や充填剤の分散不良により物性の低下や制振性能の悪化
を生じたりすることがある。さらに、割振鋼板や充填剤
を添加する場合には、加工性が悪く且つ密度が大きいた
め、軽量化を必要とする場合には充分満足できるもので
はなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は系の振動の損失係数を増加させ構造体の振動を
低減することができ、且つ軽量化が図られた熱可塑性樹
脂で構成された制振性の優れた材料を用いて通常の樹脂
の成形加工機等によって加工できる制振性成形品を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記問題点について鋭意検討した結果、
室温付近でのヤング率が低く、且つ振動の損失係数の高
い樹脂成形品(P)と室温付近でのヤング率が高く、且
つ振動の損失係数が低い樹脂成形品(Q)とを組合せる
構成の成形品とすることにより、軽量でしかも成形加工
の可能な制振性樹脂成形品が得られることを見い出し、
本発明に至った。
すなわち、本発明は、室温付近でのヤング率が100〜
150 kg/mm2の範囲であり、且つ振動の損失係
数が、0.05以上である熱可塑性樹脂(A)からなる
樹脂成形品(P)と室温付近でのヤング率が、150k
g/mm2を越え、且つ振動の損失係数が、0.05未
満である熱可塑性樹脂(B)からなる樹脂成形品(Q)
とを組合せた構成であることを特徴とする制振性樹脂成
形品に関する。なお、本発明は、下記の実施の態様をも
包含する。
1、熱可塑性樹脂(A)は、ゴム状重合体に重合体とし
てのガラス転移点が、−30〜60℃の範囲である単量
体もしくはそれと共重合可能な不飽和単量体の少なくと
も1種以」二の単量体混合物をグラフト重合させるか、
もしくはさらに引き続き、室温付近でのヤング率が10
0kg/mop2以上であり、且つガラス転移点が60
℃以上であるブレンドすべき相手となる熱可塑性樹脂(
2)と相溶性である重合体となる単量体もしくはそれと
共重合可能な不飽和重合体の少なくとも1種以上の重合
体混合物をグラフト共重合させた共重合体(1)5〜9
5重足%とブレンドすべき相手となる熱可塑性樹脂(2
)5〜95重世%からなる制振性樹脂成形品。
2、熱可塑性樹脂(A)において、ブレンドすべき相手
となる樹脂(2)が、スチレン系樹脂であり、ブレンド
すべき相手となる樹脂と相溶性である重合体となる単量
体もしくはそれと共重合可能な不飽和単量体の少なくと
も1種以上の単ffi体が、芳香族ビニル、シアン化ビ
ニル、アルキルメタクリレート及びアルキルアクリレー
トから選ばれた単量体である制振性樹脂成形品。
3、熱可塑性樹脂(B)が、スチレン系熱可塑性樹脂も
しくはアクリル系熱可塑性樹脂である制振性樹脂成形品
。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の熱可塑性樹脂(A)は、室温付近でのヤング率
が、100〜150 kg/mm2の範囲であり、且つ
振動の損失係数が、0.05以上である熱可塑性樹脂で
ある。
この熱可塑性樹脂(A)を構成する樹脂組成物は、室温
付近で制振性能を発揮するために、ゴム状重合体に、重
合体としてのガラス転移点が=30〜60℃の範囲であ
る重合体をグラフト共重合したグラフト共重合体もしく
はさらにブレンドすべき相手となる樹脂と相溶性である
重合体となる重合体をグラフトしたグラフト共重合体(
1)とヤング率を調整するために、室温付近でのヤング
率が100kg/+++a+2以上であり、且つガラス
転移点が60℃以上であるブレンドすべき相手となる熱
可塑性樹脂(2)からなる熱可塑性樹脂組成物である。
なお、グラフト共重合体(1)で用いられるゴム状重合
体は、本発明の熱可塑性樹脂(A)からなる樹脂成形品
(P)の物性の一つである耐衝撃性を改善するためにエ
ラストマーの性質を持つ必要がある。このエラストマー
の性質を示す指標としてガラス転移点(Tg)があり、
例えば、Tgが一30℃以下の重合体としては、ジエン
重合体、例えば、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェ
ンゴム、ブタジェン−イソプレンゴム、ポリイソプレン
、ポリアルキルアクリレート、ポリC4〜C12のアル
キルメタクリレート、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
、エチレン−プロピレン−ジエンからなるEPDM型ゴ
ム、シリコーンゴムなどが挙げられる。
ポリアルキルアクリレートでは、例えば、ポリエチルア
クリレート、ポリブチルアクリレート、ポリエチルへキ
シルアクリレートなどである。
また、ジエン系と同様にアルキルアクリレートにコモノ
マーとしてブタジェン、スチレン、アクリロニトリル、
アルキルメタクリレートなどやその混合物を含有したゴ
ム状重合体でもよい。
さらに、室温付近での振動減衰能を得るために、上記の
ゴム状重合体に、−30〜60℃の範囲にガラス転移点
を有する重合体となる単量体をグラフト共重合化する必
要がある。
この場合、ガラス転移点が一30〜60℃の範囲からは
ずれると、ガラス転移点が低い場合あるいは高い場合に
おいても制振性能が低下する。このガラス転移点におけ
る振動の損失正接(tanδ)ピークの高さは、制振性
能の観点から少なくとも0.05以上、好ましくは0.
07以上のもの、さらに好ましくは0.1以上である必
要がある。損失正接(tanδ)のピークが、0.05
未満であると樹脂成形品(P)での損失係数が0o05
未満となり、満足できる制振性能が発揮されない。
一30〜60℃の範囲にガラス転移点を有する重合体と
なる単量体は、単一の単量体からなる重合体もしくはそ
れと共重合可能な不飽和単量体の少なくとも1種以上の
重合体の組合せからなる共重合体であっても良い。この
ような重合体を形成する単一の単量体としては、例えば
、n−オクチルメタクリレート、2−エチルへキシルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、n−プロピルメ
タクリレート、n−ステアリルメタクリレート、イソブ
チルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなどのメ
タクリレート類、S−ブチルアクリレート、エチルアク
リレート、イソプロピルアクリレート、メチルアクリレ
ート、シクロへキシルアクリレート等のアクリレート類
が挙げられる。
また、共重合体としてガラス転移点が、上記の一30〜
60℃の範囲に入る2元系の単量体の組合せとしては、
メチルメタクリレートとエチルアクリレート、エチルメ
タクリレートとn−プロピルアクリレート、n−プロピ
ルメタクリレートとn−ブチルアクリレート、シクロへ
キシルメタクリレートとエチルアクリレート、シクロへ
キシルメタクリレートとシクロへキシルアクリレート、
エチルメタクリレートとエチルアクリレート、ブチルメ
タクリレートとメチルアクリレート、ブチルメタクリレ
ートとエチルアクリレート、ブチルメタクリレートとブ
チルアクリレート等の単量体の組合せによって得られる
共重合体が挙げられる。
さらに3元系の共重合体となる単量体の組合せとしては
、スチレンとアクリロニトリルとエチルアクリレート、
スチレンとアクリロニトリルとブチルメタクリレート、
スチレンとメチルメタクリレートとブチルアクリレート
、メチルメタクリレートとブチルメタクリレートとエチ
ルアクリレート等の単量体の組合せによって得られる共
重合体が挙げられる。
これらのグラフト共重合体の分子量としては、5.00
0〜500,000の範囲、好ましくは10.000〜
300.000の範囲である。10.000未満である
と樹脂成形品(P)の制振性能が低く、300,000
以上であると樹脂中でのグラフト共重合体の分散が、悪
くなり物性が低下する。ゴム状重合体へのグラフト共重
合化は、例えば、水溶性エマルジョンでのゴムの存在下
に上記単量体をグラフト共重合する方法等によって行わ
れる。
こうして得られたグラフト共重合体(1)を用いて、ブ
レンドすべき相手となる樹脂(2)とブレンドして樹脂
組成物からなる熱可塑性樹脂(A)とする。
その場合の熱可塑性樹脂(A)は、室温付近でのヤング
率が100〜150 kg/mm2の範囲であり、且つ
振動の損失係数が、少なくとも0.05以上となるよう
に、グラフト共重合体(1)の5〜95重量%とブレン
ドすべき相手となる樹脂(2)を5〜95重量%の割合
でブレンドした樹脂組成物とする。
グラフト共重合体(1)の割合が、95重量%を越える
と、振動の損失係数が、0.05以上となるが、ヤング
率が、100kg/m+a2未満となり、割振性能は高
いが、剛性が劣る。また、グラフト共重合体(1)の割
合が、5重量%未満であると、損失係数が0.05未満
となり、ヤング率が150kg/mm”を越えることと
なり、剛性は高いが、制振性能が劣る。
なお、ブレンドすべき相手となる樹脂(2)としては、
得られた熱可塑性樹脂(A)の室温付近でのヤング率が
、100〜150 kg/mm2の範囲であり、且つ振
動の損失係数が、0.05以上となるようにするために
、室温付近でのヤング率が、100kg/m112以上
であり、且つ60℃以トのガラス転移点をもつ熱可塑性
樹脂が選ばれる。
これらの樹脂の例としては、例えば、PS樹脂、AS樹
脂、HIPS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、M
A樹脂、PPE樹脂、pvc樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂のブレンド樹脂
、PPS樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。
なお、ヤング率と振動の損失係数は、制振性能を発揮さ
せるために、上記のグラフト共重合体(1)とブレンド
すべき相手となる樹脂(2)とのブレンドの割合を、−
に記の範囲とすることができる。
しかし、上記のブレンドした熱可塑性樹脂(A)におい
て、耐衝撃性が低い場合には、さらに耐衝撃性を向上す
る方法として、グラフト共重合体(1)とブレンドすべ
き相手となる樹脂(2)との相溶性の向」二を図るため
に、上記のグラフト共重合体(1)を得た後、引き続き
、相溶性の高い小合体となる単m体をグラフト共重合し
ても良い。
その組合せとしては、例えば、ブレンドすべき相手とな
る樹脂(2)が、スチレン系樹脂の場合、例えば、ps
樹脂、HIPS、AS樹脂、ABS樹脂や、PPE樹脂
やPMMA樹脂となる場合には、単量体は、例えばスチ
レン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニル
、メチルメタクリレート等の組合せからなる単量体を用
い、ポリオキシメチレン樹脂の場合には、単量体は、メ
チルメタクリレート、メチルアクリレート等のメタクリ
レート類やアクリレート類の組合せからなる単量体を用
い、ポリカーボネート樹脂の場合には、フェニルメタク
リレート、シクロへキシルメタクリレート、メチルメタ
クリレート等の組合せからなる単量体を用いることがで
きる。さらにそれらと共重合可能な不飽和生母体の少な
くとも1種以上の単量体の組合せからなる共重合体であ
っても良い。
引き続くゴム状重合体へのグラフト共重合化は、例えば
、同様に水溶性エマルジョンで、上記単量体をグラフト
共重合する方法等によって行われる。
こうして得られたグラフト共重合体(1)は、前記の相
溶性の高い樹脂との組合せによって用いられることによ
り、さらに耐衝撃性が改良される。
本発明のグラフト共重合体(1)とブレンドすべき相手
となる熱可塑性樹脂(2)からなる樹脂組成物(A)を
得る方法は、特に限定されるものではなく、公知の技術
、例えば、ヘンシェルミキサータンブラ−等で粉体、粒
状物を混合し、これを押出機、ニーダ−、ミキサー等で
溶融混合する方法、予め溶融させた樹脂に他の樹脂を逐
次混合していく方法等の各種の方法で利用することがで
きる。
また本発明で用いる樹脂(B)は、室温付近でのヤング
率が、150kg/mm2を越え、且つ振動の損失係数
が、0.05未満である熱可塑性樹脂である。
これらの樹脂の例としては、例えば、Ps樹脂、AS樹
脂、HIPS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、M
A樹脂、PPE樹脂、pps樹脂、PVC樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、ポリエステル樹脂、PMMA樹脂、ポリ
オキシメチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂のブレンド
樹脂等があげられる。
室温付近でのヤング率が、150kg/ms2以下であ
り、且つ振動の損失係数が、0.05以上であると成形
品の剛性が劣り、構造体部品としての強度が不足する。
すなわち、室温付近でのヤング率、100〜150kg
/mm”の範囲であり、且つ振動の損失係数が、0.0
5以上である熱可塑性樹脂(A)からなる樹脂成形品(
P)と室温付近でのヤング率が、150kg/ll1l
12を越え、且つ振動の損失係数が、0.05未満であ
る熱可塑性樹脂(B)からなる樹脂成形品(Q)とを組
合せた構成の成形品とすることによって制振性能の優れ
た樹脂成形品を構成することができる。
また、本発明の樹脂組成物(A)及び(B)から樹脂成
形品(P)及び(Q)を得る場合に、染料、顔料、光安
定剤、可塑剤、発泡剤、有機充填剤、無機充填剤、難燃
剤、帯電防止剤などを制振性を損なわない程度に予め混
合しても良い。
これらの樹脂成形品の組合せ方法は、特に限定されるも
のではないが、樹脂成形品(P)と樹脂成形品(Q)を
2層成形法により貼合せて用いても良い(図1)。
また、箱状の構造体とする場合には、箱状の部品を構成
する際に、樹脂成形品(P)と樹脂成形品(Q)が部分
的に接触して組み立てられる構成としても良い(図2,
3)。
〔発明の効果〕
本発明のヤング率が低く、且つ損失係数の高い成形品と
ヤング率が高く、且つ損失係数の低い成形品とを組合せ
た構成の成形品は従来にはなかった優れた制振性能を発
揮する樹脂成形品である。
〔実 施 例〕
本発明を下記の実施例で具体的に説明するが、これらは
本発明の範囲を限定しない。
参考例1ニゲラフト共重合体の製造(G−1)平均粒子
径が0.3μmのブタジェンゴムラテックス1000部
(ゴム分換算35重量%)、乳化剤 不均化ロジン酸カ
リウム1部を重合槽に仕込み、攪はんしながら窒素気流
中で70 ”Cに昇温し、ブタジェンゴム350部に対
して、ブチルメタクリレート340部、エチルアクリレ
ート10部、クメンハイドロパーオキサイド0.8部、
t−ドデシルメルカプタン0.7部、の混合液とソジウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0部、硫酸第
1鉄(Fe3O3−7H20)0.10部、エチレンシ
アミン4酢酸・2NaO,2部を蒸留水500部で溶解
した液を、4時間に渡って添加して重合した。添加終了
後、さらに1時間位はんを継続し、重合を終えた。重合
率は、94%であった。
さらに引き続き、アクリロニトリル90部、スチレン2
10部、クメンハイドロパーオキサイド0.8部、t−
ドデシルメルカプタン0.7部、の混合液とソジウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレト1.0部、硫酸第1鉄(
FeSo4’ 7H20)0.10部、エチレンジアミ
ン4酢酸・2NaO,2部を蒸留水500部で溶解した
液を、3時間に渡って添加して重合した。添加終了後、
さらに1時間位はんを継続し、重合を終えた。重合率は
、98%であった。
生成したグラフト共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液
で凝固した後、洗浄、脱水、乾燥して白色粉末のグラフ
ト共重合体を得た。
得られたグラフト共重合体は、As樹脂(スタイラック
767)と表1に示したように配合し、射出成形機によ
り各試験片を作製した後、各物性を評価した(以下の実
施例および比較例もこれと同様に行った)。なお、以下
の実施例および比較例でブレンドに用いた樹脂の特性は
表9に示した。
また、各表に示した物性は、次の方法によって測定した
。
ガラス転移点: 試験片 寸法[100XIOX 1 (長さx幅×厚み
(mm))のサンプルを、レオパイブロンRhco −
2000(東洋ボールドウィン社製)を用いて、振動周
波数1011z、  2°C/mfnの昇温速度の条件
で測定した。この時−30〜60℃の範囲で得られた損
失正接(tanδ)のピークを示す温度をガラス転移点
とした。
損失係数: ■ 試験片 寸法〔長さ100×幅10×厚み](mm
))のサンプルは、複素弾性係数測定装置M E −3
930型(ブリュエル・ケアー社製)を用いて、振動吸
収性能を表す損失係数(η)を測定した。なお、測定温
度は、23℃で行った。
■ 箱状成形品の損失係数はFET (高速フーリエ変
換装置:松貿機器社製)を用いて23℃で測定した。ヤ
ング率・試験片寸法〔長さ20×幅4×厚み0.5 (
mm) )のサンプルを、熱応力歪測定装置TMA −
S 5LOO(セイコー電子社製)を用いて振動周波数
0.011[zの条件でヤング率(E)を測定した。
なお、測定温度は、23℃で行った。
加熱変形温度: ASTM D−648に準じて測定した。
アイゾツト衝撃強さ: ASTM D−256(ノツチ付き 厚みl/4”)の
方法に準じて測定した。
機械物性(引張り強度及び伸び): ASTM D−638に準じて測定した。
密度: JIS R7L12に準じて測定した。
参考例2ニゲラフト共重合体の製造(G −2)参考例
1で用いたブタジェンゴムラテックス1000部、乳化
剤の不均化ロジン酸カリウム1部を重合槽に仕込み、攪
はんしながら窒素気流中で40℃に加温した。
次に、ブタジェンゴム350部に対して、ブチルメタク
リレート 340部、エチルアクリレート10部、を添
加して、1時間膨潤させた。その後、t−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサネート(パーブチル−O(日本
油脂社製)を2部添加し、1時間位はんした。温度を8
0°Cに昇温して、重合を開始した。4時間位はんしな
がら反応を行い、重合時の発熱が無くなった後、1時間
温度を維持してから、重合を終えた。重合率は、94%
であった。
さらに引き続き、アクリロニトリル90部、スチレン2
10部、クメンハイドロパーオキサイド0.8部、t−
ドデシルメルカプタン0.7部の混合液とソジウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート1.0部、硫酸第1鉄(
F e S O・7 R20) 0.10部、エチレン
ジアミン4酢酸・2NaO,2部を蒸留水500部で溶
解した液を、3時間に渡って添加して重合した。
添加終了後、さらに1時間位はんを継続し、重合を終え
た。重合率は、97%であった。
生成したグラフト共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液
で凝固した後、洗浄、脱水、乾燥して白色粉末のグラフ
ト共重合体を得た。
得られたグラフト共重合体は、参考例1と同様に表1に
示した配合にて試験片を作製し、物性を測定した。
参考例3ニゲラフト共重合体の製造(G −3)参考例
1で用いたブタジェンゴムラテックス1000部、乳化
剤の不均化ロジン酸カリウム1部を重合槽に仕込み、攪
はんしながら窒素気流中で70℃に昇温し、参考例1と
同様にしてブタジェンゴム350部に対して、ブチルメ
タクリレート320部、ブチルアクリレート30部、ア
クリロニトリル90部、スチレン210部、クメンハイ
ドロパーオキサイド1.6部、t−ドデシルメルカプタ
ン1.4部の混合液とソジウムホルムアルデヒドスルホ
キシレート2.0部、硫酸第1鉄(FeSO・7H20
)0.20部、エチレンジアミン4酢酸・2Na0.4
部を蒸留水500部で溶解した液を7時間に渡って添加
して重合した。
添加終了後、さらに1時間攪はんを継続し、重合を終え
た。重合率は、98%であった。
生成したグラフト共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液
で凝固した後、洗浄、脱水、乾燥して白色粉末のグラフ
ト共重合体を得た。
得られたグラフト共重合体は、参考例1と同様に表1に
示した配合にて試験片を作製し、各物性を測定した。
参考例4ニゲラフト共重合体の製造(G−4)初期の単
量体の割合をブチルメタクリレート300部、ブチルア
クリレート50部とした以外は参考例1と同様な操作を
行い、グラフト共重合体(G −4)を得た。最初の1
段の重合率は、94%であった。引き続く2段の重合率
は、98%であった。得られたグラフト共重合体は、参
考例1と同様に表1に示した配合にて試験片を作製し、
各物性を測定した。
参考例5ニゲラフト共重合体の製造(G−5)単量体の
仕込み割合を、ブチルメタクリレート300部、ブチル
アクリレート50部とした。さらに引き続き、メチルメ
タクリレート290部、メチルアクリレート10部とし
た以外は参考例1と同様な操作を行い、グラフト共重合
体(G −5)を得た。
最初の1段の重合率は、98%であった。引き続く2段
の重合率は、98%であった。得られたグラフト共重合
体は、表1で示した配合で、ポリオキシメチレン樹脂(
テナック3010 (旭化成社製))と配合し、試験片
を作製し、各物性を測定した。
参考例6:ニゲラフト共合体の製造(G −6)単量体
の仕込み割合をブチルメタクリレート300部、ブチル
アクリレート50部とし、さらに弓き続きメチルメタク
リレート90部、フェニルメタクリレート200部、メ
チルアクリレート10部とした以外は参考例1と同様な
操作を行い、グラフト共重合体(G −6)を得た。最
初の1段の重合率は、98%であった。引き続く2段の
重合率は、95%であった。得られたグラフト共重合体
は、表1で示した配合比で、ポリカーボネート樹脂(重
量平均分子ffl 2.5XlO’ )と配合し、試験
片を作製し、各物性を測定した。
参考例7:ニゲラフト共合体(G−3)とABS樹脂と
のブレンド物 グラフト共重合体(G −3)を、表1で示した配合比
で、ABS樹脂(スタイラック200(旭化成社製))
と配合し、試験片を作製し、各物性を測定した。
参考例8ニゲラフト共重合体(G −6)とPMMA樹
脂とのブレンド物 グラフト共重合体(G −3)を、表1で示した配合比
で、PMMA樹脂(デルペット8ON(旭化成社製))
と配合し、試験片を作製し、各物性を測定した。
実施例 1 表3のカラムで示した樹脂(B)を射出成形機にてAS
TM D−638に準じたダンベル状試験成形品(Q)
〔長さ150×幅10X厚み0.5 (am) )を作
製した。この試験片を用いて、次に表1で示した樹脂(
1)と樹脂(2)をあらかじめブレンドした樹脂組成物
(A)を用いて2層成形を行い、合計の厚みが1mmと
なる樹脂成形品(P)と樹脂成形品(Q)との構成から
なる樹脂成形品(図1)とした。
この成形品を用いて各物性の測定を行った。その結果を
表3に示した。
実施例 2〜8 表3のカラムで示した樹脂(A)及び(B)を用いて、
射出成形機にて実施例1と同様な樹脂成形品を作製した
。この成形品を用いて、実施例1と同様にして、各物性
を測定した。その結果を表3に示した。
実施例 9 表5のカラムで示した樹脂(A)及び(B)それぞれを
用いて、箱型の成形品(P)及び(Q)を作製し、それ
ぞれを組合せて図2で示したように箱型の構造体を作製
した。
加振機にて435Hzの振動を箱状の樹脂成形品(P)
の8点に与えた。樹脂成形品(Q)のR点に加速度ピッ
クアップを取り付けて振動の損失係数を測定した。
その結果は、表3に示した。
振動の損失係数は、FET (高速フーリエ変換装置)
(松貿機器社製)を用いて、23°Cにて測定した。
実施例 10〜16 表5のカラムで示した樹脂(A)及び樹脂(B)を用い
た以外は、実施例9と同様に成形し、振動の損失係数を
測定した。
その結果は、表5に示した。
実施例 17〜18 表7のカラムで示した樹脂(A)及び(B)それぞれを
用いて、電気掃除機用の成形品(P)及び(Q)を作製
し、それを組合せて図3で示したような構成の構造体を
作製した。
実施例9と同様にして振動の損失係数を測定した。その
結果は、表7に示した。
比較参考例 1〜4 表2のカラムで示した樹脂(1)と樹脂(2)をブレン
ドした樹脂組成物からなる成形品を参考例1と同様にし
て測定した。その結果は、表2に示した。
比較例 1〜4 表4のカラムで示した樹脂(A)及び樹脂(B)を用い
た以外は、実施例1と同様に測定した。その結果は、表
4に示した。
比較例 5〜8 表6のカラムで示した樹脂(A)及び樹脂(B)を用い
た以外は、実施例9と同様に成形し、振動の損失係数を
測定した。その結果は、表6に示した。
比較例 9〜10 表7のカラムで示した樹脂(A)及び樹脂(B)それぞ
れを用いて、電気掃除機用の成形品(P)及び(Q)を
作製し、それを組合せて図3で示したような構成の構造
体を作製した。
実施例9と同様にして振動の損失係数を測定した。その
結果は、表8に示した。
(以下余白) 表 箱状成形品 ※ FETで測定 (以下余白) 表 箱状成形品 表 掃除機用成形品 ※ FETで測定
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の2層成形品の斜視図であり、第2図
は実施例9の箱状成形品の斜視図であり、第3図は実施
例17.18の掃除機用成形品の斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、室温付近でのヤング率が100〜150kg/mm
    ^2の範囲であり、且つ振動の損失係数が少なくとも0
    .05以上である熱可塑性樹脂(A)からなる樹脂成形
    品(P)と室温付近でのヤング率が150kg/mm^
    2を越え、且つ振動の損失係数が0.05未満である熱
    可塑性樹脂(B)からなる樹脂成形品(Q)とを組合せ
    た構成であることを特徴とする制振性樹脂成形品。 2、熱可塑性樹脂(A)がゴム状重合体に、重合体とし
    てのガラス転移点が−30〜60℃の範囲である単量体
    もしくはそれと共重合可能な不飽和単量体の少なくとも
    1種以上の単量体混合物をグラフト重合させるか、もし
    くはさらに引き続き、室温付近でのヤング率が100k
    g/mm^2以上であり、且つガラス転移点が60℃以
    上であるブレンドすべき相手となる熱可塑性樹脂(2)
    と相溶性である重合体となる単量体もしくはそれと共重
    合可能な不飽和単量体の少なくとも1種以上の単量体混
    合物をグラフト共重合させた共重合体(1)5〜95重
    量%とブレンドすべき相手となる熱可塑性樹脂(2)5
    〜95重量%からなる熱可塑性樹脂組成物である請求項
    1記載の制振性樹脂成形品。 3、請求項2において、熱可塑性樹脂(A)に於けるブ
    レンドすべき相手となる樹脂(2)が、スチレン系樹脂
    であり、ブレンドすべき相手となる樹脂と相溶性である
    重合体となる単量体もしくはそれと共重合可能な不飽和
    単量体の少なくとも1種以上の単量体が、芳香族ビニル
    、シアン化ビニル、アルキルメタクリレート及びアルキ
    ルアクリレートから選ばれた単量体である請求項2記載
    の制振性樹脂成形品。 4、熱可塑性樹脂(B)が、スチレン系熱可塑性樹脂も
    しくはアクリル系熱可塑性樹脂である請求項1記載の制
    振性樹脂成形品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009123871A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Panasonic Corp ケースモールド型コンデンサ

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